JP4495903B2 - フレキシブルコンテナバッグ・スタンド - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレキシブルコンテナバッグを自立状態にできるフレキシブルコンテナバッグ・スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2002-145390
特許文献1は、不使用時においては折り畳むことができると共に、使用時には自立状態とすることができるフレキシブルコンテナーバッグの提供を課題とする。また内部に収容された物の様子を外部から観察することができるフレキシブルコンテナーバッグの提供を課題とし、不使用時には折り畳むことができると共に、使用時には方形の容器10に広げることができるフレキシブルコンテナーバッグ1であって、容器10の4つの垂直方向稜線11a、11b、11c、11dに沿って支持棒を着脱自在に立設配置させるための支持棒取り付け手段12(12a、12b)を設けてある。
【特許文献2】
特開2000-309392
特許文献2は、搬送がしやすく、保管・運搬時の安定性に優れ、耐久性に優れ、内容物の飛散も防止できるフレキシブルコンテナを提供することを目的とし、貯留袋部の外周囲に、該貯留袋部を固定支持するフレームを設けて、貯留部をフレーム内に収容し、該貯留部の上部に設けられる注入筒部および貯留部の下部に設けられる排出筒部を、前記フレームから所定長さ突出して開口させて、フレーム内に位置する貯留袋部における排出筒部の根元部近くで、該貯留袋部の外周面に、ひだ部を一体的に形成すると共に、該ひだ部に、ひだ部を挟持して固定されるリング状の一対の固定部と、一方の固定部の内周縁部から突出される筒状部とを備えるフランジを取り付けて、前記ひだ部とフランジ部とにより、フレーム内において、排出筒部を囲み、折り畳まれた排出筒部を収納する収納部を形成すると共に、前記筒状部の突出側開口部に、蓋体を取外し可能に設ける構成したものである。
【特許文献3】
特開平08-143095
特許文献3は、充填に際し底部排出筒の閉塞が簡単で、排出時の排出筒の開口が外部より容易に操作できるコンテナラック付きフレキシブルコンテナの提供を目的とし、支持ネット4の中央円形開口部をロープ6の牽引または弛緩により縮小又は拡開できるようにしたコンテナラックと、下底排出部を排出筒リング20を設けた排出筒19,スカートリング22を取り付けた排出筒スカート21で構成したフレキシブルコンテナの組み合わせであって、排出筒リングを捻り回転させてスカートリング内に納め、これらを縮小した支持ネット中央部上に載置してコンテナ内に粉粒体を充填する。排出に際してロープ6を緩めるとネット中央口から排出筒及び排出筒スカートが垂下し、排出筒の捻りは自動的に解け、内容物が流出するものである。
【特許文献4】
特開平11-180488
特許文献4は、複数段積みが可能であり、かつ、ワンタッチで展開作業および折畳み作業を行うことができ、これによって粉粒物の装填作業効率および収納作業効率の向上を図るため、粉粒物の移送用または貯蔵用に使用されるコンテナバッグ1であって、袋状のバッグ本体2は、外周面および内周面の内のいずれか一方または双方に周方向に等ピッチで取り付けられた直立姿勢保持用の複数本の姿勢保持部材を有し、この姿勢保持部材は、上下寸法がバッグ本体2の展開時の上下寸法と略同一に設定された上に凸の円弧状ロッド4によって形成されている。
【特許文献5】
特開平10-218284
特許文献5は、フォークの挿入部に配設する補強層の構造特定することにより、耐久性とともに形状の安定性に優れ、内容物の排出性の優れたフレキシブルコンテナ袋を提供するため、実質上直方体状をなし、両側面の下端にリフティング用のフォークを挿入するためのほぼL字型の切欠部1を有するフレキシブルコンテナ袋Fにおいて、(1)該L字型の切欠部1に、並列した複数本の有機繊維コードを被覆ゴム中に埋設してなるコード補強層3を配置し、(2)コード補強層3のコード方向が、側面の奥行き方向に対して直交して配列されており、(3)可撓性材料よりなる強化層6を、L字型の切欠部1の角部2を除いたコード補強層3の表面に配置するものである。
【特許文献6】
特開平10-236579
特許文献6は、直方体形状に構成したフレキシブルコンテナに関し、コンテナ本体の長辺側側壁を延長した場合においても、コンテナ本体の外形を直方体形状に保ち得る保形機能を備るため、コンテナ本体a内にて対向する長辺側の側壁面の略中央部間にわたって略垂直面状に展張する隔膜材10を架設して成り、上記隔膜材10によりコンテナ本体a長辺側側壁中央部の膨出を防止するものである。
【0003】
しかしながら、従来の特許文献1〜6のものでは、廃棄物、材料等の内容物を充填したフレキシブルコンテナを容器で保持して輸送するとき、或いは、フレキシブルコンテナの容器、収容体等だけを輸送するとき、段積みができないという問題があり、多量の輸送が効率的に実行できないおそれがある。また、輸送時の取り扱いに不便であるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、フレキシブルコンテナの容器の段積みを可能とし、効率的な輸送を実現するとともに、多様な処理方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】
上記課題に鑑み、請求項1のフレキシブルコンテナバッグ・スタンドは、
一対のリフトガイドと、
該一対のリフトガイドと直交して連結してその上部側に固定され、所定間隔を設けた一対のU字形状のメインフレームと、
該メインフレームの側面を連結する複数の連結パイプと、
前記メインフレーム又は連結パイプに固定され前記メインフレームの中間部の内側に配置された支持部材と、
前記メインフレームの各々の上端部に回動可能に連結し、閉じた状態と、開いた状態を取る一対のサブフレームと、
該サブフレームを前記開いた状態でロックするロック・アッセンブリと、
該サブフレームを前記閉じた状態で係止する係止部と、
前記連結パイプ又はメインフレームに固定される吊金具と、
を備えたことを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ・スタンドである。
軽量化のため、少なくともメインフレーム、サブフレーム、支持部材はパイプであることが好ましい。
【0006】
請求項1の効果は次の通りである。
(1)スタンドを積み重ねて輸送できるので、輸送効率が高くなり、大量に輸送できる効果がある。
(2)スタンド同士の干渉が防止でき、損傷が少なくなる。
(3)フレコンバッグが満杯になったとき、処理方法を複数通りに選択でき、処理の自由度が高くなり、ユーザーフレンドリとなる。例えば、前述した通り、スタンドだけを事業所へ多数配り、スタンドをフレコンバッグと一緒に回収してきてもよいし、フレコンバッグ又は内容物だけを回収してもよい。
(4)スタンドがコンパクトな構造であるので、多数品目の分別収集に好適であり、作業性がよい。
(5)フレコンバッグの使用時に、サブフレームが開くので、人がフレコンバッグに接触することを防止できる。
【0007】
請求項2記載の発明は
一対のリフトガイドと、
該一対のリフトガイドと直交して連結してその上部側に固定され、所定間隔を設けた一対のU字形状のメインフレームと、
該メインフレームを連結する複数の連結パイプと、
前記メインフレーム又は連結パイプ部材に固定され前記メインフレームの中間部の内側に配置された支持部材と、
該連結パイプのうち一対の連結パイプに収容可能に連結され、該連結パイプの長手方向に移動可能であり、格納状態と、伸張状態を取る一対のサブフレームと、
該サブフレームを格納状態で係止する係止部と、
前記連結パイプ又はメインフレームに固定される吊金具と、
を備えたことを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ・スタンドである。
軽量化のため、少なくともメインフレーム、サブフレーム、支持部材はパイプであることが好ましい。
請求項2の発明により、スタンドの構造がより簡素になり、横幅の調整が自在となる効果がある
【0008】
請求項3の発明は、前記吊金具がU字形状であり、フレキシブルコンテナバッグのベルトに差込んで係止可能な構造であることを特徴とする請求項1又は2のフレキシブルコンテナバッグ・スタンドである。
請求項3の発明により、フレキシブルコンテナバッグを簡単な構造で自立させることができる。
【0009】
請求項4の発明は、前記フレキシブルコンテナバッグが面ファスナーを備え、該面ファスナーが前記メインフレームの下部に脱着自在であることを特徴とする請求項3のフレキシブルコンテナバッグ・スタンドである。
請求項4の発明により、フォークをリフトガイドに差し込んでスタンドとフレコンバッグとを一緒に回転させて内容物を排出させることができるので、作業性がよい
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な一実施形態であるフレキシブルコンテナバッグ・スタンド1について図面を参照して説明する。
なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改変等を加えることができるものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれ、該技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0011】
図1〜図1に示す鉄鋼製のフレキシブルコンテナバッグ・スタンド1(以下、スタンド1と略す)は、一対のリフトガイド3a,3bと、一対のリフトガイド3a,3bと直交して連結してその上部側に固定され、所定間隔を設けた一対のU字形状のメインフレーム5a,5bと、メインフレーム5a,5bを連結する複数の連結パイプ7a,7b,7c,7dと、メインフレーム5a,5bに固定され(又は連結パイプ7c,7dに固定されてもよい)メインフレーム5a,5bの中間部の内側に配置された支持部材9a,9bと、メインフレーム5a,5bの各々の上端部に回動可能に連結し、閉じた状態と、開いた状態を取る一対のサブフレーム11a,11bと、サブフレーム11a,11bを前記開いた状態でロックするロック・アッセンブリ13a,13bと、サブフレーム11a,11bを前記閉じた状態で係止するブラケット15a,15b,15c,15dと、連結パイプ7a(メインフレームに固定されてもよい)に固定される吊金具17a,17b,17c,17dと、を備えている。このスタンド1は、図2に示す通り、複数段(図では2段)に積み重ね可能な構造であり、フレキシブルコンテナバッグB(以下フレコンバッグBと略す)の装着時は、図1に示す通り、サブフレーム11a,11bを回動させて開き、内部にフレコンバッグBが収容できるものである。スタンド1に、赤、青、黄、緑等で着色したり、フレコンバッグBに着色する等、分別性を向上させることもできる。以下、各部を詳細に説明する。
【0012】
リフトガイド3a,3bは、所定形状のパイプであり両端が開口し、底面の両端部に二対の足4a,4b及び4c,4dと、二対の足の内側領域にそれぞれに二対のストッパ4e,4f及び4g,4hとを備えている。図1等に示す通り、リフトガイド3a,3bは、フォークリフトのフォーク(図示略)を差込可能な構造である。足4a,4b及び4c,4dは、リフトガイド3a,3bの底面を地上より少し上げ地上との隙間を形成し、その隙間にフォークが侵入できるようにしてある。少し高さを設けてある。つまり、縦横にフォークを差せるようにしてある。また、足4a,4b及び4c,4dが設けてあるので、泥等の付着を防止し、さびの発生を防止できる。図2に示す通り、これらのストッパ4e,4f及び4g,4hは、段積み状態とするとき、上段の他のスタンド1の支持部材9a,9bの両端部を規制することで、輸送中に上方のスタンド1がズレないようにするためである。
【0013】
メインフレーム5a,5bは、リフトガイド3a,3bの上面に間隙を置いて溶接されている。メインフレームの開端部はそれぞれ蓋6a,6b,6c,6dで閉鎖されている。
【0014】
左右一対の連結パイプ7a,7bは、メインフレーム5a及び5bの起立部の上部同士を連結するものである。左右一対の連結パイプ7c,7dは、メインフレーム5a及び5bの起立部の中間部同士を連結するものである。連結パイプ7a〜7dは、リフトガイド3a,3bと平行に配置されている。
【0015】
支持部材9a,9bは、メインフレーム5a及び5bの起立部の中間部同士を連結するものであり、メインフレーム5a及び5bの内側領域にカーブし、水平に配置されている。内側領域への突出の程度は、図1の通り、フレコンバッグBへの物品の投入を妨げないように抑えてある。支持部材9a,9bは丸い鋼材、例えば鋼管が例示できる。
【0016】
サブフレーム11a,11bは、それぞれ、メインフレーム5a及び5bに前後方向に回動可能にシャフト12a12によって連結されている。図7(c)に示す通り、サブフレーム11a,11bの基部は、両側からプレスで潰してもよい。スタンド1を積み重ねるときに、この間隔を広げることによって、どちら側からでも積み込みが可能になる。サブフレーム11a,11bは、ロックアセンブリー13a及び13bをロックするとき、下方に拡開した状態となり、人がフレコンバッグBの下側に触れないように、ガードになっている。フレコンバッグBが膨張しても、その内容積を保ったり抑えることもできる。
【0017】
ロック・アッセンブリ13a,13bは、それぞれ、サブフレーム11a,11bを開いた状態でロックするものである。
ロック・アッセンブリ13aは、図4の通り、L字形のフック14aと、フック14aを貫通させて保持する保持部材14bと、フック14a及び保持部材14bに装着され、フック14aに戻り弾性を与えるスプリング14cと、フックの先端を係止するパイプ14dと、を備えている。保持部材14bはメインフレーム5aに固定され、一方、パイプ14dはサブフレーム11aに固定されている。
ロック・アッセンブリ13bは、図7(a)の通り、L字形のフック14eと、フック14eを貫通させて保持する保持部材14fと、フック14e及び保持部材14fに装着され、フック14eに戻り弾性を与えるスプリング14gと、フックの先端を係止する穴開き板14hと、を備えている。保持部材14fはメインフレーム5bに固定され、一方、穴開き板14hはサブフレーム11bに固定されている。
なお、図2及び図3では便宜上スプリング14c及びスプリング14gの図示は省略してある。
【0018】
サブフレーム11aが閉じたとき、ブラケット15a,15bは、それぞれ、蓋6b及び6dに当接する。サブフレーム11bが閉じたとき、ブラケット15c,15dは、それぞれ、蓋6a及び6cに当接する。サブフレーム11aはメインフレーム5aの内側にあり、サブフレーム11bはメインフレーム5bの外側にあり、互い違いにされているので、閉じたときに、干渉することがない。
【0019】
吊金具17a,17b及び17c,17dがU字形状であり、フレコンバッグBのベルトDに差込んで係止可能な構造である。吊金具17a,17b及び17c,17dは、サブフレーム11a及び11bが閉じたときでも、そこから上部に突出する長さに設定されている(図3等参照)。
【0020】
図1に示す通り、フレコンバッグBは吊ベルトTを備えている。吊ベルトTはフレコンバッグBを補強するために、下方まで(特に好ましくは、外面全周囲)帯状に連続していることが好ましい。これは袋の強度をだすためであり、フレコンバッグBを吊り上げた場合に袋だけであると破れるおそれがあるからである。吊ベルトTはフレコンバッグBの上端面から上方に突出するループRを備えている。このループRの下部に横方向にベルトDが縫い付けてある。フレコンバッグBが面ファスナーFを備え、この面ファスナーFがメインフレーム5a,5b(好ましくはその下部)に脱着自在である。フレコンバッグBは上面開口を覆うカバーCを備えている。フレコンバッグBの容積は概ね1m3である。
【0021】
メインフレーム5a及び5bの起立部に固定されたゴム部19a,19b及び19c,19dと、該ゴム部19a,19b及び19c,19dと当接して係止する係止板21a,21b,21,21が設けてある。サブフレーム11a,11bを開いた状態でロックしないとき、サブフレーム11a,11bのロックアセンブリ13a及び13bのロック時の角度(図2参照)よりも狭い角度(例えば約17度)で係止するためである。この係止状態(図2においてロックアセンブリ13a及び13bを解除した状態)でスタンド1を段重ねでフレコンバッグBを装着しないで輸送するのである。
【0022】
本実施形態であるスタンド1の使用方法の例を説明する。
【0023】
〔搬送時〕
図2ではロックアッセンブリ13a及び13bがロックされているが、ロックアッセンブリ13a及び13bを解除した状態で、輸送車の荷台にスタンド1を段積みし、該ゴム部19a,19b及び19c,19dと、係止板21a,21b,21,21とを当接させる(図2よりサブフレーム11a及び11bの傾斜角度が小さくなる)。したがって、その分高さを低くでき、また、横幅をせまくできる。スタンド1を二段又は三段積みで輸送すれば多数を一度に輸送できる。図2の状態では、フレコンバッグBはスタンド1に装着していないが、複数枚を同時に輸送することもある。
【0024】
〔フレコンバッグBの装着時〕
スタンド1を荷台から積み卸し、図1に示す通り、フレコンバッグBをスタンド1の内部に格納し、吊金具17a,17b及び17c,17dをベルトDに通し、面ファスナーFをメインフレーム5a及び5bの下部に巻く。これによりフレコンバッグBがスタンド1に装着される。フォークをリフトガイド3a,3bに差し込んでスタンド1を移動できる。フレコンバッグBに内容物が投入されるとそれなりに重いので、フォークでのスタンド1の上げ下ろしは、省力化となる。
【0025】
〔フレコンバッグBの満杯時〕
フレコンバッグBに入れるのはゴミだけに限らず、他に内容物も考えられる。例えばプラスチックのペレット等の原材料、建築廃材(石膏、木材等)であったりする。
フレコンバッグBがごみ等で満載になったときには(図3、図5、図8、図でフレコンバッグBがあるものとする)、サブフレーム11a及び11bを閉じて(畳んで)から(格納状態)、スタンド1を積み重ねた状態で荷台に載せて輸送する。つまり、フレコンバッグBがごみで満載になってスタンドに格納している状態で、この上にまたフレコンバッグBがごみで満載になってスタンドに格納している状態のものを積み重ねることができるのである。そのとき、カバーCで上部開口を覆うことが好ましい。このときリフトガイド3a及び3bの底面がサブフレーム11a及び11bによって支持され、下方のフレコンバッグBが上からの重みで潰れないようにする。当然、図2よりも高さが高くなる。下のスタンド1は、上のスタンド1の載せ台となるのである。スタンド1の横幅も短縮できる。またスタンド1はフレコンバッグ1を輸送中に保持することができる。
【0026】
満杯になったフレコンバッグBとともにスタンド1を輸送することもあるが、他の方法も選択できる。即ち、満杯になったフレコンバッグBは、吊り上げ機のフック(図示略)をループRに引っ掛けて、フレコンバッグBだけを吊り上げて回収し新規なフレコンバッグBに交換し、スタンド1は現場に置きっぱなしにするという使用方法も可能である。
【0027】
更に他の使用方法は、面ファスナーFをメインフレーム5a及び5bに緊巻して、フォークをリフトガイド3a及び3bに差し込んでスタンド1及びフレコンバッグBを回転させ、直接、フレコンバッグBから内容物を排出し、もとに戻すということもできる。つまりフレコンバッグBをスタンド1に取り付けたまま内容物の排出が簡単にできる。排出時はロックアセンブリ13a及び13bのロックをかけた状態で(フレコンバッグBを設置するときの状態)回転させる。サブフレーム11a及び11bがロックされてないと、邪魔になるからである。
【0028】
本実施形態の効果は次の通りである。
(1)スタンド1を積み重ねて輸送できるので、輸送効率が高くなり、大量に輸送できる効果がある。
(2)スタンド1同士の干渉が防止でき、損傷が少なくなる。
(3)フレコンバッグBが満杯になったとき、処理方法を複数通りに選択でき、処理の自由度が高くなり、ユーザーフレンドリとなる。例えば、前述した通り、スタンド1だけを事業所へ多数配り、スタンド1をフレコンバッグBと一緒に回収してきてもよいし、フレコンバッグB又は内容物だけを回収してもよい。フォークをリフトガイド3a及び3bに差し込んでスタンド1とフレコンバッグBとを一緒に回転させて内容物を排出させることもできるので、作業性がよい。
(4)コンパクトな構造であるので、多数品目の分別収集に好適であり、作業性がよい。
(5)フレコンバッグBの使用時に、サブフレーム11a及び11bが拡開するので、人がフレコンバッグBに接触することを防止できる(コーナーガードの役目等)。
【0029】
〔変更形態〕
図1及び図1を参照して変更形態のスタンド100を説明する。
このスタンド100は、サブフレーム11a及び11bの構造と動きが異なり、また、ロックアセンブリ13a及び13bと、ブラケット15a,15b,15c,15dと、ゴム部19a,19b及び19c,19dと、係止板21a,21b,21d,21cと、を削除したものである。他の構造は前記実施形態と同様であるので、それらの構造の図示及び説明は援用する。
サブフレーム111a及び111bは、連結パイプ107a及び107bを鞘にして、その内部に部分的(半分程度)に格納され、水平方向にスライドする構造である。フレコンバッグBの大きさまでサブフレーム111a及び111b(パイプである)が伸張すればよい。これにより、一対のサブフレーム111a及び111bは、連結パイプに収容可能に連結され、格納状態と、伸張状態を取ることができる。なお、サブフレーム111a及び111bを格納状態と伸張状態でそれぞれロックするロック装置113a,113b,113c,113dを連結パイプ107a及び107bの出口付近に4箇所設けることが好ましい。4箇所に代えて2箇所でも良い。
この変更形態は構造がより簡素になり、横幅の調整が自在となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のスタンド1のサブフレームが開いた状態を示す斜視図である。
【図2】スタンド1のサブフレームが開いた状態で段積みされた状態を示す斜視図である。
【図3】本実施形態のスタンド1のサブフレームが閉じた状態を示す斜視図である。
【図4】スタンド1のサブフレームが開いた状態を示す右側面図である。
【図5】スタンド1のサブフレームが閉じた状態を示す右側面図である。
【図6】スタンド1のサブフレームが開いた状態を示す正面図である。
【図7】(a)は図1の円Aの拡大斜視図、(b)は図6の円Bの拡大正面図、(c)は変更例の拡大正面図である。
【図8】スタンド1のサブフレームが閉じた状態を示す正面図である。
【図9】スタンド1のサブフレームが開いた状態を示す平面図である。
【図10】スタンド1のサブフレームが閉じた状態を示す平面図である。
【図11】(a)は正面側サブフレームの平面図、(b)は正面側サブフレームを示す側面図である。
【図12】(a)は裏側サブフレームの平面図、(b)は裏側サブフレームを示す側面図である。
【図13】フレコンバッグを自立状態とさせるスタンド1の使用状態を示す斜視図である。
【図14】(a)は変更形態のスタンド100のサブフレームの格納時を示す平面図、(b)は同スタンド100のサブフレームの格納時を示す側面図である。
【図15】(a)は変更形態のスタンド100のサブフレームの伸張時を示す平面図、(b)は同スタンド100のサブフレームの伸張時を示す側面図である。

Claims (4)

  1. 一対のリフトガイドと、
    該一対のリフトガイドと直交して連結してその上部側に固定され、所定間隔を設けた一対のU字形状のメインフレームと、
    該メインフレームの側面を連結する複数の連結パイプと、
    前記メインフレーム又は連結パイプに固定され前記メインフレームの中間部の内側に配置された支持部材と、
    前記メインフレームの各々の上端部に回動可能に連結し、閉じた状態と、開いた状態を取る一対のサブフレームと、
    該サブフレームを前記開いた状態でロックするロック・アッセンブリと、
    該サブフレームを前記閉じた状態で係止する係止部と、
    前記連結パイプ又はメインフレームに固定される吊金具と、
    を備えたことを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ・スタンド。
  2. 一対のリフトガイドと、
    該一対のリフトガイドと直交して連結してその上部側に固定され、所定間隔を設けた一対のU字形状のメインフレームと、
    該メインフレームを連結する複数の連結パイプと、
    前記メインフレーム又は連結パイプに固定され前記メインフレームの中間部の内側に配置された支持部材と、
    該連結パイプのうち一対の連結パイプに収容可能に連結され、該連結パイプの長手方向に移動可能であり、格納状態と、伸張状態を取る一対のサブフレームと、
    該サブフレームを格納状態で係止する係止部と、
    前記連結パイプ又はメインフレームに固定される吊金具と、
    を備えたことを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ・スタンド。
  3. 前記吊金具がU字形状であり、フレキシブルコンテナバッグのベルトに差込んで係止可能な構造であることを特徴とする請求項1又は2のフレキシブルコンテナバッグ・スタンド。
  4. 前記フレキシブルコンテナバッグが面ファスナーを備え、該面ファスナーが前記メインフレームの下部に脱着自在であることを特徴とする請求項3のフレキシブルコンテナバッグ・スタンド。
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