JP4495667B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射ポンプの技術に関する。より詳細には、燃料供給圧力を調整する調圧弁のピストン機構において、逃がし機構を設けた燃料噴射装置の技術に関する。
従来からディーゼルエンジンには、燃焼室内に燃料を噴射するための、燃料噴射装置が付設されており、該燃料噴射装置においては、高圧側の燃料ギャラリと低圧側の燃料タンクとの間に、調圧弁100が介装されている。該調圧弁100は、例えば図12に示すように、嵌通孔101aが形成される調圧弁本体(ホルダー)101と、該調圧弁本体101の嵌通孔101a内に摺動自在に嵌挿されるピストン102と、該ピストン102を摺動方向の一側に付勢するバネ103とで構成されている。
調圧弁本体101には、嵌通孔101a内部と外部を連通する本体孔101bが形成され、該本体孔101bはピストン102の摺動により開閉される。嵌通孔101aの一端側101cは、燃料噴射ポンプの高圧側回路である燃料ギャラリに接続されており、本体孔101bは、低圧側回路である燃料タンクに接続されている。そして、本体孔101bがピストン102により閉じられている場合には、嵌通孔101aの一端側101cと該本体孔101bとが分断され、開いている場合には、嵌通孔101aの一端側101cと該本体孔101bとが連通するように構成されている。
この本体孔101bのピストン102による開閉は、ピストン102の摺動動作により行われ、燃料ギャラリ内の圧力が所定圧力以上となるまでは、ピストン102は、バネ103により本体孔101bが閉じる方向に付勢されている。逆に、燃料ギャラリ内の圧力が所定圧力以上となると、該圧力によりバネ103の付勢力に抗してピストン102が摺動し、本体孔101bが開いて燃料ギャラリ内の圧力を開放し、該燃料ギャラリ内の内圧を調整するように構成されている。
また、調圧弁本体101の嵌通孔101aにおける、バネ103が収納される空間は、バネ収納室101dに構成されており、ピストン102には、該バネ収納室101dと嵌通孔101aの一端側101cとを連通するエア抜き孔102aが形成されている。エア抜き孔102aは小径に形成されており、燃料ギャラリ内に発生する気泡を該エア抜き孔102aから低圧側へ排出するように構成されている。また、エア抜き孔102aからは、常時、燃料ギャラリ内の燃料油が除々に低圧側へ漏出している。尚、調圧弁本体101には、バネ収納室101d内と低圧側とを連通する連通孔101eが形成される。
ところで前述した調圧弁を有する、燃料噴射ポンプにおいては、従来からポンプ内に発生するキャビテーション・エロージョン(高速で流れる流体中に発生する気泡が、崩壊するときに発生する衝撃力による材料表面の損傷)を低減させ、ポンプの長寿命化を図ると同時に、ポンプ低回転時の、ハンチングやエンストを防止する対策が検討されてきた。ここで、キャビテーション・エロージョンの発生を低減する為には、調圧弁100が開く設定圧力をできるだけ高圧に設定し、燃料ギャラリ圧を高圧に保持することが望ましい一方、ハンチングやエンストを防止する為には、逆に燃料ギャラリ圧を低圧に保持することが望ましい為、両者対峙する要望を同時に満足させることが必要となる。
上記対策として、ピストンに圧力逃がし用嵌通孔を設けて、ポンプ高回転時の燃料ギャラリ圧の高圧保持と、ポンプ低回転時の燃料ギャラリ圧の低圧保持と、を同時に満足させる技術が公知となっている。即ち、ポンプ低回転時においては、ピストンは閉じているが、前記圧力逃がし用嵌通孔を介して、燃料ギャラリ側(高圧側)と燃料タンク側(低圧側)を連通させ、該燃料ギャラリ内の燃料を低圧側へと漏出させる結果、該燃料ギャラリ圧を低圧に保持することができる。また、ポンプ高回転時においては、ピストンが開くと同時に、圧力逃がし用嵌通孔は閉じるので、圧力損失は発生せず、設定圧力を高圧に設定し、燃料ギャラリ圧を高圧に保持することができる(特許文献1を参照)。
特開2003−65186号公報
このように、従来の調圧弁を改善し、キャビテーション・エロージョンの減少と、ハンチングやエンストの防止を同時に満足させる技術が提供されているが、実現化に伴う課題は依然に残る。即ち、特許文献1に示す発明においては、ピストンが閉じている状態では、圧力逃がし用嵌通孔は全開状態とし、ピストンがバネ収納室101d側へ摺動するに従い、該圧力逃がし用嵌通孔を徐々に閉塞させ、ピストンが本体孔101bを開くと同時に、該圧力逃がし用嵌通孔を完全に閉塞させる要件を満足する必要があり、加工および組付けに関する精度の確保が容易でなく、またコストの増加も誘発する。
よって、本発明においては、従来の調圧弁を改善する新技術として、ポンプ高回転時の燃料ギャラリ圧の高圧保持と、ポンプ低回転時の燃料ギャラリ圧の低圧保持と、を同時に満足させ、キャビテーション・エロージョンの減少と、ハンチングやエンストの防止を図る技術の提供を課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
ポンプ本体(1)の内部に複数の燃料噴射ポンプ(11)を併設し、該複数の燃料噴射ポンプ(11)が連通する燃料ギャラリ(8)を設け、該燃料噴射ポンプ(11)を構成するプランジャバレル(2)には、プランジャ(6)の摺動方向と直角方向にバレルポート(7)が穿設し、該バレルポート(7)がポンプ本体(1)に形成された燃料ギャラリ(8)と連通し、該ポンプ本体(1)に、該燃料ギャラリ(8)と外部とを連通させる燃料吸入通路及び燃料排出通路を設け、燃料は、燃料吸入通路より燃料ギャラリ(8)、バレルポート(7)を介してポンプ室(3)内に供給され、逃がし油は、バレルポート(7)、燃料ギャラリ(8)を介して燃料排出通路より燃料タンク側へ排出すべく構成し、高圧側の燃料ギャラリ(8)と低圧側の燃料タンクとの間に、調圧弁(20)を介装し、該調圧弁(20)を、調圧弁本体(21)と、該調圧弁本体(21)に形成した嵌通孔(21a)に嵌装するピストン(22)と、該ピストン(22)を閉じる側に付勢するバネ(23)より構成し、該調圧弁本体(21)とピストン(22)の間における、該ピストンストローク初期部分に逃がし機構を設け、前記逃がし機構はピストン(22)の端部に、前記嵌通孔(21a)の径を嵌通孔(21a)よりも小径とした段付部(24)を設け、該段付部(24)の軸心方向における長さの寸法(イ)は、嵌通孔(21a)に挿入したピストン(22)が、調圧弁本体(21)の長手方向中途部に前記嵌通孔(21a)に対して直角方向に開口され、燃料ギャラリ(8)と連通する本体孔(21b)を閉塞し、該燃料ギャラリ(8)側から圧力を受けない状態の挿入深さの寸法(ロ)より、僅かに短い寸法とし、該ピストン(22)と嵌通孔(21a)との間に寸法(ハ)の微小掛止部を構成し、該微小掛止部は、該ピストン(22)の位置規制部としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、ポンプ本体(1)の内部に複数の燃料噴射ポンプ(11)を併設し、該複数の燃料噴射ポンプ(11)が連通する燃料ギャラリ(8)を設け、該燃料噴射ポンプ(11)を構成するプランジャバレル(2)には、プランジャ(6)の摺動方向と直角方向にバレルポート(7)が穿設し、該バレルポート(7)がポンプ本体(1)に形成された燃料ギャラリ(8)と連通し、該ポンプ本体(1)に、該燃料ギャラリ(8)と外部とを連通させる燃料吸入通路及び燃料排出通路を設け、燃料は、燃料吸入通路より燃料ギャラリ(8)、バレルポート(7)を介してポンプ室(3)内に供給され、逃がし油は、バレルポート(7)、燃料ギャラリ(8)を介して燃料排出通路より燃料タンク側へ排出すべく構成し、高圧側の燃料ギャラリ(8)と低圧側の燃料タンクとの間に、調圧弁(20)を介装し、該調圧弁(20)を、調圧弁本体(21)と、該調圧弁本体(21)に形成した嵌通孔(21a)に嵌装するピストン(22)と、該ピストン(22)を閉じる側に付勢するバネ(23)より構成し、該調圧弁本体(21)とピストン(22)の間における、該ピストンストローク初期部分に逃がし機構を設けたので、ピストンの摺動初期領域における、燃料ギャラリ内の燃料が、該逃がし機構を介して低圧側へ漏出し、燃料供給圧力(フィード圧力)を低減させる為、プランジャーの追従性が向上し、燃料噴射ポンプの回転数が低回転となるローアイドル運転時の、ハンチングやエンストを防止することができる。
また、燃料噴射ポンプの回転数が高回転となる定格運転時においては、燃料ギャラリ内の圧力は増加し、燃料供給圧力も上昇する為、キャビテーション・エロージョンの発生が抑止され、ポンプ自体の長寿命化に繋がる。
また、前記逃がし機構はピストン(22)の端部に、前記嵌通孔(21a)の径を嵌通孔(21a)よりも小径とした段付部(24)を設け、該段付部(24)の軸心方向における長さの寸法(イ)は、嵌通孔(21a)に挿入したピストン(22)が、調圧弁本体(21)の長手方向中途部に前記嵌通孔(21a)に対して直角方向に開口され、燃料ギャラリ(8)と連通する本体孔(21b)を閉塞し、該燃料ギャラリ(8)側から圧力を受けない状態の挿入深さの寸法(ロ)より、僅かに短い寸法とし、該ピストン(22)と嵌通孔(21a)との間に寸法(ハ)の微小掛止部を構成し、該微小掛止部は、該ピストン(22)の位置規制部としたので、簡単な構成で逃がし機構が構成でき、安価なコストで燃料噴射ポンプ低回転時の燃料供給圧力を低減することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る、ポンプ本体の調圧弁の配設部を示す正面図、図2は同じく、調圧弁の配設部を示す平面図、図3は本発明の調圧弁と配設される燃料噴射ポンプを示す側面断面図である。図4は本発明の第一実施例に係る調圧弁の、ピストンが閉じた状態を示す側面断面図である。
図5は本発明の第一実施例に係る調圧弁の、ピストンが開いた状態を示す側面断面図、図6は本発明の一実施例に係る、調圧弁のピストンを斜上方から見た斜視図である。図7は本発明の第一構成例に係る調圧弁の、ピストンが閉じた状態を示す側面断面図、図8は本発明の第一構成例に係る調圧弁の、ピストンが開いた状態を示す側面断面図である。
図9は本発明の第一構成例に係る調圧弁の、ホルダーを示した側面断面図である。図10は従来の調圧弁を用いた場合と、本発明に係る調圧弁を用いた場合の、燃料噴射ポンプ回転数の低速領域における、燃料供給圧力の差異を示す図である。図11は調圧弁の開口面積と、ピストンの摺動量との関係を示す図、図12は従来の調圧弁に係る、ピストンが閉じた状態を示す側面断面図である。
本発明の実施例1を、以下に説明する。
[全体構成]
図1及び図2に示すように、本発明の調圧弁20は、ポンプ本体1の上面部に、複数の燃料噴射ポンプ11と並設され、該ポンプ本体1内部において、その一端を燃料ギャラリ8と連通する。燃料噴射ポンプ11は、図3に示すように、ポンプ本体1に内嵌されたプランジャバレル2内にポンプ室3が形成され、プランジャバレル2の上部に取り付けられたデリベリホルダー4内にポンプ室3に連通するデリベリ油路5が穿設されていて、ポンプ室3内において、プランジャ6が往復摺動することによって、デリベリ油路5を介して、燃料噴射バルブに燃料を圧送するものである。
プランジャバレル2には、プランジャ6の摺動方向と直角方向にバレルポート7・7が穿設され、このバレルポート7・7がポンプ本体1に形成された燃料ギャラリ8に連通している。ポンプ本体1には、燃料ギャラリ8と外部とを連通させる燃料吸入通路(図示せず)及び燃料排出通路(図示せず)が設けられており燃料は、燃料吸入通路より燃料ギャラリ8、バレルポート7を介してポンプ室3内に供給され、また逃がし油をバレルポート7、燃料ギャラリ8を介して燃料排出通路より燃料タンク(図示せず)側へ排出するようになっている。燃料ギャラリ8に連通する燃料排出通路と燃料タンクとの間には、調圧弁(図示せず)が介装されており、ポンプ本体1に装着されている。
また、燃料ギャラリ8への燃料の供給は、燃料噴射ポンプに付設される燃料供給ポンプ(図示せず。)により行われ、該燃料供給ポンプは、エンジン回転数により燃料吐出量が変化するように構成されている。即ち、エンジン回転数が低いときには吐出量が少なく、エンジン回転数が高いときには吐出量が多くなるように構成されている。
[調圧弁]
次に、調圧弁20の構成について説明する(尚、本発明の実施例1に係る調圧弁20は、ピストンの一部形状に関して、従来の調圧弁100と相違する)。図4及び図5に示すように、調圧弁20は、嵌通孔21aが軸心部に形成される調圧弁本体21と、該調圧弁本体21の嵌通孔21a内に摺動自在に嵌装されるピストン22と、該ピストン22を摺動方向の一側に付勢するバネ23とで構成される。
調圧弁本体(ホルダー)21には、嵌通孔21a内と外部とを連通する本体孔21bが嵌通孔21aと直角方向に調圧弁本体21の長手方向中途部に開口され、該本体孔21bはピストン22の摺動により開閉される。調圧弁本体21の嵌通孔21aの一端は調整ネジ25または栓により閉じられ、ピストン22とこの閉じられた空間内にバネ23が収納されてバネ収納室21dとしている。嵌通孔21aの一端側21cは、燃料噴射ポンプの高圧側回路である燃料ギャラリ8と連通する、燃料排出通路に接続されており、本体孔21bは、低圧側(余剰戻し側)回路である燃料タンクに接続されている。
そして、図4に示すように、ピストン22がバネ23により付勢されて一端側21cに摺動している場合には、本体孔21bがピストン22により閉じられ、逆に、図5に示すように、ピストン22がバネ23の付勢力に抗してバネ収納室21d側に摺動すると、本体孔21bがピストン22により開いて、嵌通孔21aの一端側21cと該本体孔21bとが直接連通するように構成されている。
また、本体孔21bのピストン22による開閉は、ピストン22の摺動動作により行われ、燃料ギャラリ内の圧力が所定圧力以上となるまでは、ピストン22は、バネ23により本体孔21bが閉じる方向に付勢された状態を保持する。逆に、燃料ギャラリ内の圧力が所定圧力以上になると、該圧力によりバネ23の付勢力に抗してピストン22が摺動し、本体孔21bが開いて燃料ギャラリ内の圧力が開放される。これにより、燃料ギャラリ内の圧力がバネ23により設定される圧力以上とならないように調整される。尚、ピストン22を押圧するバネ23の付勢力は、該ピストン22と対峙して配設する調整ネジ25を出入することにより、自在に調整可能な機構を有する。そして、本発明では前記調圧弁本体(ホルダー)21とピストン22の間における、ピストンストローク初期部分に逃がし機構を設けている。まず、ピストンに逃がし機構を設けた実施例について説明する。
[ピストン]
ピストン22は、従来型ピストン102の燃料ギャラリ側に、外径を設定長さ小径とした段付部24を設けた形状を有し、その形成範囲(軸心方向における小径部の長さ、つまり、図4に示す、寸法イ)は、嵌通孔21aに挿入したピストン22が燃料ギャラリ側から圧力を受けない状態(非作用時)での挿入深さ(図4に示す、寸法ロ)より、僅かに浅い領域となっている。そして、ピストン22と嵌通孔21aとの微小掛止部(図4に示す、寸法ハ)は、該ピストン22挿入時の位置規制に利用される。但し、ピストン22の燃料ギャラリ側外周に、寸法イの範囲で溝を設けたり、すり割を設けたりして段付部を構成することも可能である。
ピストン22がバネ23により一端側21c(ストーク始端側)に摺動している状態においては(図4に示す状態)、ピストン22により本体孔21bが閉じられているが、エア抜き孔22aは連通しており、燃料ギャラリ内に発生する気泡及び燃料油が徐々に低圧側へ漏出する。
この状態から、燃料ギャラリ内の圧力が上昇して、ピストン22がバネ収納室21d側(ストロークエンド側)へ摺動する場合、該ピストン22が前記微小掛止部から脱離した直後から、燃料ギャラリ内の燃料油はピストン22の段付部24からも、低圧側へ漏出し始める。そして、ピストン22の摺動距離が伸長するにつれて、段付部24における間隙部21fも緩やかに拡大する。
燃料ギャラリ内の圧力が更に上昇し、ピストン22の一側端が嵌通孔21aとの挿入部を完全に脱すると、本体孔21bの開口断面積が広がり始め、燃料ギャラリと低圧側との連通部面積は急激に増加する。そして、更にピストン22は摺動し、図5に示す状態において、本体孔21bは、完全に開口される。
以上ように、ピストン22の摺動領域内において、燃料ギャラリ内の圧力が低圧時の領域と、高圧時の領域とで、燃料ギャラリと低圧部との連通部面積の増加量を変化させる機構を設けることで、低圧領域での燃料供給圧力を、従来調圧弁と比較して、減少させ、且つ、高圧領域での燃料供給圧力を、従来調圧弁と同等に、所定の設定圧力に保持することを可能とする。尚、調圧弁20における調圧弁本体21には、バネ収納室21d内部と外部の低圧側とを連通する連通穴21eが形成されており、ピストン22がバネ収納室21d側へ摺動する場合に、該バネ収納室21d内の燃料が低圧側へ逃げることができるように構成している。これにより、バネ収納室21d内の燃料がピストン22の摺動に対する抵抗となることを防止するようにしている。
次に、燃料供給ポンプ運転時における、調圧弁20の具体的動作を説明する。上述のように構成される調圧弁20は、エンジン停止時には、ピストン22は、一端側21cに摺動しており、本体孔21bは該ピストン22によって完全に閉口された状態にある(図4に示す状態。)。この状態においては、該ピストンに嵌通されたエア抜き孔22aのみを通じて、高圧側と低圧側とが連通されている(図11に示すS1)。
この状態からエンジンが始動して、エンジンの燃料供給ポンプは、エンジン回転数の上昇に伴って吐出量が増加していくので、エンジン回転数が上昇していくと、燃料噴射ポンプの燃料ギャラリ内の圧力も上昇していき、ピストン22は該圧力によりバネ収納室21d側へ摺動していく。そして、ピストン22が嵌通孔21aとの挿入部を完全に脱するまでの間、該ピストン22の段付部24により形成される間隙部21fが徐々に増加し、燃料ギャラリと低圧側とを連通する開口部面積は、エア抜き孔22aと、間隙部21fとの合計となる為、全体として、緩やかに増加する(図11に示すS2)。
その後更にエンジン回転数が上昇し、吐出量が増加すると、本体孔21bが開口し始め、ピストン22の摺動距離に伴ってその開口面積が大きくなる為、燃料ギャラリと低圧側とを連通する開口部面積は、エア抜き孔22aと、間隙部21fと、本体孔21bとの合計となる為、全体として急激に増加し、該本体孔21bが完全に開口した状態(図5に示す状態。)で、燃料ギャラリと低圧側とを連通する開口部面積は最大値となる(図11に示すS3)。
これに対し、図12に示した従来の調圧弁100は、ピストン102が一定の摺動量に達するまで(即ち燃料ギャラリ内圧力が所定の圧力に達するまで)は、開口面積Sは極僅かなエア抜き孔102a分の面積のみであり、その摺動量を超えると、本体孔101bが開口し始めて、ピストン102の摺動量に応じて開口面積が急激に増加する。
このように、従来の調圧弁100においては、エンジン回転数が低いときには開口面積Sが殆どゼロに近い状態であるので、燃料供給ポンプからの燃料圧が殆ど全て燃料ギャラリ内に蓄積され、図10に示すように、エンジン回転数がローアイドル時の低い回転数N1であるときから燃料ギャラリ内の圧力は、ほぼ定格運転時に近い圧力P2となっている。
一方、本発明の調圧弁20においては、エンジン回転数が低い時でも、間隙部21fの開口によって、全体としてある程度の開口面積を確保できる為、燃料供給ポンプからの燃料圧の一部が、本体孔21bと連通穴21eを介して、低圧側へ逃げていくこととなり、ローアイドル時の低い回転数N1には、燃料ギャラリ内の圧力は、前記圧力P2よりもかなり低い圧力P3となっている。そして、エンジン回転数が増加していくと、それに伴って燃料ギャラリ内の圧力も増加し、定格運転時の回転数N2となると、本体孔21bは全開となり、燃料ギャラリ内の圧力は、前記調圧弁100と同様にP2となる。
ここで、燃料噴射ポンプ内でのキャビテーション・エロージョンの発生を低減する為には、燃料ギャラリ圧を高くすることが望ましく、ハンチングやエンストを防ぐ為には、燃料ギャラリ圧を低くすることが望ましいが、本発明の調圧弁20では、燃料供給ポンプの吐出量が少ない低回転時には、燃料ギャラリの圧力を低くするとともに、燃料供給ポンプの吐出量が多い高回転時には、燃料ギャラリの圧力を高くすることができる。従って、調圧弁20が設けられる燃料噴射ポンプにおいては、高負荷高回転時に燃料ギャラリ内の圧力を高く設定して、キャビテーション・エロージョンの発生を抑えることができるとともに、停回転時には燃料ギャラリ圧を低く設定して、ハンチングやエンストを防止することが可能となり、キャビテーション・エロージョンの低減と、ハンチングやエンストの防止との両方を実現することが可能となる。
また、高圧側の燃料ギャラリ内の燃料を低圧側の燃料タンクへ流出させる為の間隙部21fは、低圧側に対しては本体孔21bとのみ連通し、バネ収納室21dへは設けていない為、燃料ギャラリからの燃料圧が、バネ収納室21d内に侵入してピストン22の摺動動作の妨げとなることがないようにして、低回転時に燃料ギャラリの圧力を低くできるようにしている。
次に、本発明の構成例1を、以下に説明する。本発明に係る構成例1は、実施例1と比較し、ピストン32の形状は、従来のピストン102と同形状とし、調圧弁本体(ホルダー)31の一部に嵌通孔31fを加えたことにより内容を異にする。
[調圧弁]
即ち、図7及び図8に示すように、調圧弁30は、嵌通孔31aが形成される調圧弁本体31と、該調圧弁本体31の嵌通孔31a内に摺動自在に嵌装されるピストン32と、該ピストン32を摺動方向の一側に付勢するバネ33とで構成され、且つ、該バネ33により一端側31cに付勢されて、該ピストン32が、燃料ギャラリ内の圧力の上昇により、該バネ33の付勢力に抗して、該ピストン32が、バネ収納室31d側へ摺動し、本体穴31bを開口する機能を有する。そして、調圧弁本体31の嵌通孔31aにおいて、燃料ギャラリ内の圧力がかかっていない状態でのピストン32先端から設定長さ摺動側に嵌通孔31fを設けることにより、燃料供給ポンプの低回転時における、燃料ギャラリの圧力を低くできるようにしている。以下、調圧弁本体31を中心に詳細を説明する。
[調圧弁本体]
調圧弁本体(ホルダー)31は、従来型調圧弁本体101の一部に嵌通孔31fを設けた構造を有する。即ち、図8において、該調圧弁本体31を軸方向に貫く嵌通孔31aと、該嵌通穴と直角に嵌通する本体孔31bと、該本体孔31bに並列し、且つ、該調圧弁本体31内部と外部を連通する連通孔31eと、を有する従来型調圧弁本体101の構造において、該嵌通孔31aのピストン32挿入部に、該調圧弁本体31内部と外部を連通する嵌通孔31fをピストンストローク初期部分に設けている。即ち、該嵌通孔31fはピストン32がバネ33に抗して摺動していない状態における本体孔31bとピストン32先端との間に、本体孔31bよりも小径の孔が開口して配置されている。この嵌通孔31fにより、ピストン22の摺動初期時における、燃料ギャラリ内の燃料油を徐々に低圧側へ漏出させ、該燃料ギャラリ内の圧力を急激に高くなるのを防止する構造を有する。
次に、調圧弁30の動作について説明する。ピストン32がバネ33により一端側(ストローク始端側)に摺動している状態においては(図7に示す状態)、ピストン32により本体孔31bが閉じられているが、エア抜き孔32aは連通しており、燃料ギャラリ内に発生する気泡及び燃料油が徐々に低圧側へ漏出する。
この状態から、燃料ギャラリ内の圧力が上昇して、該圧力によりバネ33の付勢力に抗してピストン32が他端側(ストロークエンド側)へ摺動し始めると、燃料ギャラリ内の燃料油は、嵌通孔31aとピストン32先端部に生じた間隙部を介して嵌通孔31fを通り、低圧側へと漏出し始める。そして、ピストン32の摺動距離が伸長するにつれて、嵌通孔31aとピストン32先端部に生じる間隙部も徐々に増加し、燃料油の低圧側への漏出量を増加するが、嵌通孔31fの開口断面積は一定である為、燃料油の漏出量も一定量を超えると、増加は停止する。
燃料ギャラリ内の圧力が更に上昇し、ピストン32の一側端が嵌通孔31aとの挿入部を完全に脱すると、本体孔31bの開口断面積が広がり始め、燃料ギャラリと低圧側との連通部面積は急激に増加する。そして、更にピストン32は摺動し、図8に示す状態において、本体孔31bは、完全に開口される。
以上ように、ピストン32の摺動領域内において、実施例1と同様、燃料ギャラリ内の圧力が低圧及び高圧時の領域で、燃料ギャラリと低圧部との連通部面積の増加量を変化させる機構を設けることで、低圧領域での燃料供給圧力を、従来調圧弁と比較して、減少させ、且つ、高圧領域での燃料供給圧力を、従来調圧弁と同等に、所定の設定圧力に保持することを可能とする。その結果、燃料供給ポンプの吐出量が少ない低回転時には、燃料ギャラリ圧を低く設定して、ハンチングやエンストを防止することが可能となり、同時に、吐出量が多い高回転時には、燃料ギャラリ内の圧力を高く設定して、キャビテーション・エロージョンの発生を抑えることができる。
本発明の一実施例に係る、ポンプ本体の調圧弁の配設部を示す正面図。 同じく、調圧弁の配設部を示す平面図。 本発明の調圧弁と配設される燃料噴射ポンプを示す側面断面図。 本発明の第一実施例に係る調圧弁の、ピストンが閉じた状態を示す側面断面図。 本発明の第一実施例に係る調圧弁の、ピストンが開いた状態を示す側面断面図。 本発明の一実施例に係る、調圧弁のピストンを斜上方から見た斜視図。 本発明の第一構成例に係る調圧弁の、ピストンが閉じた状態を示す側面断面図。 本発明の第一構成例に係る調圧弁の、ピストンが開いた状態を示す側面断面図。 本発明の第一構成例に係る調圧弁の、ホルダーを示した側面断面図。 従来の調圧弁を用いた場合と、本発明に係る調圧弁を用いた場合の、燃料噴射ポンプ回転数の低速領域における、燃料供給圧力の差異を示す図。 調圧弁の開口面積と、ピストンの摺動量との関係を示す図。 従来の調圧弁に係る、ピストンが閉じた状態を示す側面断面図。
20 調圧弁
21 調圧弁本体
22 ピストン
23 バネ
24 段付部
25 調整ネジ
21a 嵌通孔
21b 本体孔
21c 嵌通孔21aの一端側
21d バネ収納室
21e 連通孔
21f 間隙部

Claims (1)

  1. ポンプ本体(1)の内部に複数の燃料噴射ポンプ(11)を併設し、該複数の燃料噴射ポンプ(11)が連通する燃料ギャラリ(8)を設け、該燃料噴射ポンプ(11)を構成するプランジャバレル(2)には、プランジャ(6)の摺動方向と直角方向にバレルポート(7)が穿設し、該バレルポート(7)がポンプ本体(1)に形成された燃料ギャラリ(8)と連通し、該ポンプ本体(1)に、該燃料ギャラリ(8)と外部とを連通させる燃料吸入通路及び燃料排出通路を設け、燃料は、燃料吸入通路より燃料ギャラリ(8)、バレルポート(7)を介してポンプ室(3)内に供給され、逃がし油は、バレルポート(7)、燃料ギャラリ(8)を介して燃料排出通路より燃料タンク側へ排出すべく構成し、高圧側の燃料ギャラリ(8)と低圧側の燃料タンクとの間に、調圧弁(20)を介装し、該調圧弁(20)を、調圧弁本体(21)と、該調圧弁本体(21)に形成した嵌通孔(21a)に嵌装するピストン(22)と、該ピストン(22)を閉じる側に付勢するバネ(23)より構成し、該調圧弁本体(21)とピストン(22)の間における、該ピストンストローク初期部分に逃がし機構を設け、前記逃がし機構はピストン(22)の端部に、前記嵌通孔(21a)の径を嵌通孔(21a)よりも小径とした段付部(24)を設け、該段付部(24)の軸心方向における長さの寸法(イ)は、嵌通孔(21a)に挿入したピストン(22)が、調圧弁本体(21)の長手方向中途部に前記嵌通孔(21a)に対して直角方向に開口され、燃料ギャラリ(8)と連通する本体孔(21b)を閉塞し、該燃料ギャラリ(8)側から圧力を受けない状態の挿入深さの寸法(ロ)より、僅かに短い寸法とし、該ピストン(22)と嵌通孔(21a)との間に寸法(ハ)の微小掛止部を構成し、該微小掛止部は、該ピストン(22)の位置規制部としたことを特徴とする燃料噴射装置。
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