JP4494263B2 - サービスシステムの冗長化方式 - Google Patents

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Description

本発明はサービスシステムの冗長化方式に関し、更に詳しくは、コンピュータのプログラム実行により所定のサービス機能を提供するサービスシステムの冗長化方式に関する。今日、各種通信制御装置等の様々なサービス機能がコンピュータのプログラム実行により実現されており、このようなサービスシステムの性能及び信頼性の向上が望まれる。
従来、この種のサービスシステムの中断時間を短くする方法としては、コンピュータシステムのCPUのみならずメモリその他のハードウェア全てを物理的に二重化(冗長化)し、両系の同期を常に実施することで、運用系のコンピュータシステムが故障した場合でも、待機側のコンピュータシステムがメモリの運用情報等を速やかに引き継ぎ、待機系を新しい運用系として、故障が発生するまでのサービス状態を維持したままサービスを再開させる方法がある。これにより、短いサービス中断時間で故障情報を収集しながらサービスを速やかに復旧できる。
しかし、ハードウェアの二重化は、導入コストや消費電力が多くかかる欠点がある。しかも、実際に発生する障害(故障)のほとんどが、ソフトウェアの誤り(バグ)や過負荷による障害であり、実際にハードウェアが故障して系が切り替わることは少なく、ハードウェアを二重化することは、投資として過剰であるケースが多かった。
また、従来のコンピュータシステムには、処理を継続出来ない様な致命的なエラーが発生した際に、プログラムを強制終了し、直前のメモリやレジスタの内容を故障情報ファイルに出力する機能が設けられており、障害発生要因の究明に不可欠な機能である。
しかし、その際の故障ファイル出力処理時間は、該当プログラムのロードモジュール(LM)サイズや、プログラム処理内にて捕捉するメモリ領域サイズにより左右されるが、大規模プログラムになると故障ファイルのダンプに十数分間を要することもあり、サービス中断時間に少なからぬ影響を与えていた。
特に、音声を扱うようなリアルタイム性を要求されるサーバシステムでは、プログラム故障時に、プログラムを早急に再起動する必要があるが、故障ファイル情報の収集完了前にプログラムを再起動させるとレジスタやスタック、メモリなどの上書き等が行われるため、有効な情報が採れない恐れがある。
この点、従来は、コンピュータシステムに通常アクセスに使用するシステムバス6とデータをシリアルに転送する保守・診断専用の診断バス7とを設け、ある障害ユニット3からのローカル・メモリ情報を、システムバス6を介して主メモリ1にダンプできない場合は、診断バス7を経由して採取することにより、システムバス6に関連した障害でも、ローカル・メモリ情報を採取可能にしたものが知られている(特許文献1)。
特開平6−342387(要約,図)
しかし、上記構成は別途シリアル診断バスを設ける比較的簡単なものであるが、システムバス6を使用できないときに、シリアル診断バス7を使用する場合には、必ずしも短い時間に十分な障害情報を収集できない問題がある。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とする所は、簡単な構成により、故障によるサービス中断を最低限に抑え、かつその際の障害情報を確実に収集可能なサービスシステムの冗長化方式を提供することにある。
上記の課題は例えば図1の構成により解決される。即ち、本発明(1)のサービスシステムの冗長化方式は、コンピュータのプログラム実行により所定のサービス機能を提供するサービスシステムの冗長化方式であって、プログラム実行により同一のサービス機能を実現する第1,第2のサービス処理部21A,21Bと、前記第1,第2のサービス処理部にそれぞれ対応して設けられ、サービス運用に係る処理情報を記憶する第1,第2のメモリエリア41A,41Bと、前記第1又は第2のメモリエリアの記憶情報を退避するための退避メモリ60と、前記第1,第2のサービス処理部と前記第1,第2のメモリエリアとからなる対を現用系と待機系として運用するサービス管理部30とを備え、
現用系のサービス処理部21Aは、自己の処理情報を現用系及び待機系のメモリ41A,41Bに書き込むと共に、前記サービス管理部30は、現用系の障害発生により速やかに系を切り替え、かつ旧現用系のメモリエリア41Aに記憶されたログ情報を退避メモリ60に退避し、該旧現用系のサービス処理部21Aが障害中又は該旧現用系のメモリエリア41Aのデータが退避中である期間に、データ書込のあった新現用系メモリ41Bのエリア情報を保持すると共に、前記旧現用系のサービス処理部21Aの復旧により、前記新現用系メモリのエリア情報に対応する記憶データを前記旧現用系のメモリエリア41Aにコピーするものである。
本発明(1)によれば、プログラム実行により実現されるサービス処理部21A,21Bと、二重化されたメモリエリア41A,41Bとを備え、両エリアの記憶情報を同期(一致)させつつ現用系、待機系として運用する簡単な構成により、現用系の障害発生時には、速やかに系を切り替えることが可能であると共に、旧現用系のメモリエリア41Aから従前のサービス処理に係るログ情報を確実に収集できる。更に、データ書込のあった新現用系メモリ41Bのエリア情報を保持するだけの簡単な構成により、旧現用系のサービス処理部21Aの復旧時には、新現用系メモリ41Bの当該エリアのデータで旧現用系(待機系)メモリ41Aの内容を容易に同期(一致)化できる。
本発明(2)では、上記本発明(1)において、第1,第2のサービス処理部にそれぞれバインドされて第1,第2のメモリエリアへのメモリアクセスを代行する第1,第2のアダプタ部を備え、現用系のアダプタ部は、通常は該現用系のサービス処理部からのデータ書込命令に従って現用系及び待機系のメモリエリアに同一のデータを書き込むと共に、前記旧現用系(待機系のサービス処理部が障害中又は該旧現用系(待機系のメモリエリアのデータが退避中であることにより現用系のメモリエリアにのみデータを書き込むものである。従って、引き続き運用データの更新が可能であると共に、系切替後の旧現用系のメモリ情報を確実に保護できる。
本発明()では、上記本発明(1)において、例えば図9に示す如く、第1,第2のサービス処理部21A,21Bが、それぞれ独自のCPU11A,11Bによって動作するように構成されているものである。従って、比較的簡単な二重化構成により、所要のサービス機能を高性能かつ安全に提供できる。
以上述べた如く本発明によれば、故障によるサービス中断を最低限に抑え、かつその際
の障害情報を確実に収集可能であるため、コンピュータを使用したこの種のサービスシステムを安価かつ安全に提供できる。
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図1は実施の形態によるコンピュータシステムのブロック図で、マルチプログラミング方式(一つのCPUで複数のサービス処理を並列実行)による構成例を示している。
図において、100はマルチプログラミング方式によるコンピュータシステム、11はCPU、10A,10Bはサービスプログラムの実行により同一のサービス機能(音声通信機能等)を実現可能なサービスプロセッサA,B、20A,20Bはサービスプログラムを格納する主メモリ(RAM,キャッシュメモリ等)、21A,21Bはサービスプログラムの実行により実現されるサービス処理部A,B、22A,22Bはサービス処理部A,Bによる仮想メモリA,Bのアクセスをそれぞれにインタフェースするアダプタ部A,B、30はサービスプロセッサ10A,10Bの障害の監視、運用系と待機系のサービス運用状態の管理、障害発生時の運用系と待機系の切替制御等を行うサービス管理部、40はサービスシステムの運用に係る各種処理情報を記憶するメモリ(主メモリの一部で良い)、41A,41Bは運用系と待機系とに二重化された仮想メモリA,B、50はオペレーティングシステム(OS)に係るプログラムを記憶しているオペレーティングシステム部、60は仮想メモリA/Bの情報を退避格納するディスク装置(DISK)である。
なお、以下の説明では、サービス処理部21A,21B等を説明の簡単の為に単にサービス処理部A,B等と呼ぶ。また、このサービス処理部A,Bは機能が二重(冗長)化されており、図はAが現用系で、Bが待機系(予備系)の場合を示している。
サービス処理部A,B及びサービス管理部30はOS50をプラットフォームとしたCPU11のプログラム実行により実現される。
仮想メモリAは運用系のサービス処理部Aがサービス運用に係る処理情報の読み書きに使用する運用メモリであり、また、仮想メモリBは運用系のサービス処理部Aが、障害時の系切替に備えて仮想メモリAと同一の情報をコピーしておく待機メモリであると共に、障害発生時に系が切り替わった場合には、新運用系となったサービス処理部Bが引き続きサービス運用に係る処理情報の読み書きに使用する運用メモリとなる。一方、障害に係るログ情報の収集を完了した仮想メモリAは、運用系のサービス処理部Bが、障害時の切り替えに備えて仮想メモリBと同一の情報をコピーしておく待機メモリとなる。
このように、サービス処理部Aにとっての現用メモリは仮想メモリA、待機メモリは仮想メモリBであり、またサービス処理部Bにとっての現用メモリは仮想メモリB、待機メモリは仮想メモリAであるが、サービス処理部A,Bは同一のソースファイルから生成(コンパイル)されるため、各サービス処理部a,Bでは運用メモリと待機メモリに対するメモリアクセスの行き先(アドレス)の翻訳(変換)を行う必要がある。
そこで、アダプタ部Aはサービス処理部Aからの現用,待機メモリに対するアクセスを仮想メモリA,Bに対するアクセスに翻訳し、一方、アダプタ部Bはサービス処理部Bからの現用,待機メモリに対するアクセスを仮想メモリB,Aに対するアクセスに翻訳する。
係る構成により、予め仮想メモリA,Bの記憶情報は一致している。今、サービス処理部Aが現用系であるとすると、アダプタ部Aはサービス処理部Aからのデータ読出命令に
従って仮想メモリAのみからデータ読出Rを行う。また、アダプタ部Aはサービス処理部Aからのデータ書込命令に従って仮想メモリA,Bの同一(対応)エリア)にデータ書込W1,W2を行う。この処理は、あくまでもアダプタ部Aが実行するため、サービスプログラムを記述するプログラマーは、このようなメモリアクセスの仕組みを意識する必要はない。一方、この期間のサービス処理部Bは仮想メモリA,Bに対するメモリアクセスを行っておらず、よって、仮想メモリA,Bの記憶内容はシステムの運用開始後も常に一致している。これにより、サービス管理部30はいつでも速やかに系を切替可能である。
図2は実施の形態によるサービスプロセッサの構築手順を説明する図で、サービスプロセッサのソースプログラムからアダプタ部経由で仮想メモリA,Bにアクセスするようなオブジェクトプログラムを生成する手順を示している。サービス処理部A,Bが現用系/待機系に関わらず仮想メモリA,Bを適正にアクセス可能とするためには、サービス処理部A,Bのメモリアクセス部分をアダプタ部A,B経由に変更する必要がある。
これを実現するため、まずサービスプログラムのソースファイルをプリコンパイラに入力してプリコンパイルすると、メモリアクセス部分がアダプタ経由に変換された中間ファイルが生成される。更に、この中間ファイルと、アダプタ部品及びOS依存部品とをリンクさせ、コンパイラでコンパイルすると、最終的な出力として仮想メモリA,Bへのアダプタ部経由のアクセスを考慮したアダプタ対応サービスプログラム(オブジェクトファイル)が生成される。
図3に実施の形態によるプリコンパイラの動作を具体的に示す。ここでは、メモリアクセスに関連するインストラクションがアダプタ部経由のものに変換される。例えば、ソースファイル1における変数定義「static int X」は、内部参照であるので、メモリアクセスには関係しない。一方、「shmget(aa,bb)」は仮想メモリ上にエリアを確保するインストラクションであり、アダプタ部経由の中間ファイル「adp_shmget(aa,bb)」にプリコンパイルされる。他も同様に理解できる。また、ソースファイル2の変数Xは、外部参照「extern int X」であるので、アダプタ部対応に変換される。
次に、係る構成による現用系障害発生時のリカバリ動作を説明する。図4,図5は実施の形態によるコンピュータシステムの動作を説明する図(1),(2)で、図4は現用系のサービス処理部Aで障害が発生し、運用系を切り替えた際の状態を示している。
サービス管理部30及びOS50は、サービス処理部Aの運用状態を監視しており、この状態で、サービス処理部Aで何らかの障害が発生すると、この障害はOS50とサービス管理部30のいずれかで検出される。OS50がシステム運用上の障害を検出した場合は、サービス管理部30に障害発生を通知し、またサービス管理部30がサービス(アプリケーション)運用上の障害を検出した場合は、OS50に対してサービス処理部Aの故障発生を通知する。
サービス管理部30は、OS管理下で動作するサービス処理部Aの実行情報(レジスタ情報,スタック情報等)を故障情報として収集し、DISK60上のログファイルに退避する。また、サービス処理部Bにサービスの引き継ぎ要求を通知し、同時に故障したサービス処理部Aが使用していた仮想メモリ領域Aの情報もDISK60に退避する。これらの退避処理は、旧運用系(サービス処理部A、仮想メモリA、サービス管理部30)により行われるため、新運用系のサービス処理部Bから見ると、バックグラウンドで実施されており、ログ収集によるシステム中断時間を最短にし、かつログ収集に伴う負荷によるサービス性能低下を起こさずして、サービスが再開される。
一方、新運用系となったサービス処理部(アダプタ部)Bでは、仮想メモリBからデ
ータを読み込み、かつ仮想メモリ、B及びAに同一データを書き込もうとするが、仮想メモリAは障害情報を保護又は収集中のためにデータを書き込めない。そこで、この場合のアダプタ部Bは、少なくとも、仮想メモリBのどのエリアにデータを書き込もうとしたかのエリア情報をサービス管理部30に通知し、サービス管理部30はこれを保持する。
図5は仮想メモリAのログ収集退避作業が完了した際の動作を示している。サービス処理部Aがログ収集完了により復旧通知を出力すると、これを受けたサービス管理部30は、現用系のアダプタ部22にコピー要求を行うと共に、上記保存したエリア情報を通知する。これを受けた、アダプタ部Bは、仮想メモリBの当該エリアの情報を読み出して仮想メモリAの対応(同一)エリアに書き込む。上記サービス管理部30に保存したエリアが複数ある場合は、上記同様のコピー処理を繰り返し、こうして、全ての保存エリアのデータコピーを完了すると、仮想メモリB,Aのデータ同期(一致)する。この方法によれば、仮想メモリA,B間で全てのデータをコピーする必要が無いので、効率が良い。
更に、サービス管理部30は、全コピーの終了後に、サービス処理部Aを待機系として再起動させると共に、その旨をアダプタ部Bに通知し、これにより、アダプタ部Bによる仮想メモリAへのデータ書込W2が始まる。こうして、運用系と待機系とが完全に入れ替わる。
図6〜図8は実施の形態によるアダプタ部の動作シーケンス図(1)〜(3)で、アダプタ部の上記動作を実現する幾つかの典型的な動作シーケンスを示している。図6の上半部に現用のサービス処理部Aがアダプタ部Aからメモリエリアを取得する処理を示す。この処理はサービス処理部Aが仮想メモリA,Bのあるエリアをアクセスしたい場合にエリアを確保する前処理として行われる。
サービス処理部Aがアダプタ部Aにメモリエリア取得要求を行うと、アダプタ部AはステップS11でサービス処理部Bの運用状態をチェックすると共に、サービス処理部Bが待機系として運用中(即ち、通常の運用状態)の場合は、ステップS12,S13で仮想メモリA,Bのメモリエリアを取得し、サービス処理部Aにエリア取得応答を行う。また、上記ステップS11の判別でサービス処理部Bが故障又はログ情報を退避中の場合も、ステップS14,S15で仮想メモリA,Bのメモリエリアを取得し、サービス処理部Aにエリア取得応答を行う。 そして、上記何れの場合も、サービス管理部30にメモリエリア取得情報を通知し、これを受けたサービス管理部30はステップS16で取得情報を保持する。これにより、サービス管理部30は、仮想メモリA及び又はBのどのメモリエリアがアクセスされるのかを管理可能となる。なお、この例では、上記ステップS11で処理を分岐させる必要が無いが、説明の明瞭の為に処理を分岐させた。
図6の下半部に現用系のサービス処理部Aがアダプタ部Aからデータを読み出す処理を示す。サービス処理部Aがアダプタ部Aにメモリ読出要求を行うと、アダプタ部AはステップS17で仮想メモリAの前記取得エリアからデータを読み出し、サービス処理部Aにメモリ読出応答を行う。
図7の上半部は現用のサービス処理部Aが仮想メモリA及び可能なら仮想メモリBに同一データを書き込む処理を示している。サービス処理部Aがアダプタ部Aにメモリ書込要求を行うと、アダプタ部AはステップS21でサービス処理部Bの運用状態をチェックすると共に、サービス処理部Bが待機系として運用中の場合は、ステップS22,S23で仮想メモリA,Bへのデータ書込を行い、サービス処理部Aにメモリ書込応答を行う。また、上記ステップS21の判別でサービス処理部Bが故障中又は退避中の場合は、ステップS24で仮想メモリAにのみデータを書き込み、サービス処理部Aにメモリ書込応答を行う。従って、仮想メモリBの内容破壊を有効に防止できる。
図7の下半部に現用系のサービス処理部Aが仮想メモリA.Bのメモリエリアを開放する場合を示す。サービス処理部Aがアダプタ部Aにメモリ開放要求を行うと、アダプタ部AはステップS25でサービス処理部Bの運用状態をチェックすると共に、サービス処理部Bが待機系として運用中の場合は、ステップS26,S27で仮想メモリA,Bのメモリエリア開放を行い、サービス処理部Aにメモリ開放応答を行う。また、上記ステップS25の判別でサービス処理部Bが故障中又は退避中の場合は、ステップS28、S9で仮想メモリA,Bのメモリ解放を行い、サービス処理部Aにメモリ開放応答を行う。
そして、上記何れの場合も、サービス管理部30にメモリ開放情報を通知し、これを受けたサービス管理部30はステップS30で取得情報を保持する。これにより、サービス管理部30は、仮想メモリA,Bへのメッモリアクセスが開放されたことを管理可能となる。
図8にサービス処理部Aの障害復帰(即ち、仮想メモリAのログ情報収集完了)に伴う仮想メモリA,B間のデータを一致させる処理を示す。サービス管理部30はサービス処理部Aからの復旧通知を受けたことにより、ステップS41で仮想メモリBのアクセスに関して保存したメモリエリアがあるか否かを判別する。ある場合は、現用系のアダプタ部Bに仮想メモリB,A間のコピー要求を行い、当該エリア情報を通知する。
これを受けたアダプタ部Bは、ステップS50で仮想メモリBの当該エリアのデータを仮想メモリAの対応エリアにコピーし、サービス管理部30にコピー完了応答を行う。
これを受けたサービス管理部30は、ステップS42で当該取得エリアの情報をリセットし、ステップS41に戻る。こうして、やがて、1又は2以上の保存エリアのコピー処理を全て完了すると、サービス処理部Aに待機系再開の通知を行う。
図9は他の実施の形態によるコンピュータシステムのブロック図で、二つのCPUにより二つのサービス処理を並列に実行可能なマルチCPU方式による構成例を示している。この例のサービス処理部AはCPU11Aのサービスプログラム実行により実現され、またサービス処理部BはCPU11Bのサービスプログラム実行により実現される。また、CPU−AはOS−Aの下で動作し、CPU−BはOS−Bの下で動作する。こうして、サービス処理部A,Bの処理性能が格段に向上している。
一方、この例のシステム管理部30については、基本的には待機系のCPU11Bのプログラム実行により実現され、この場合の現用系CPU11Aは専ら本来のサービス機能の提供に専念できる。
なお、上記実施の形態では、事前にメモリエリアを取得するアクセス方法を示したが、これに限らない。他の様々なメモリアクセス方法を採用できる。
また、上記本発明に好適なる複数の実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、制御、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
実施の形態によるコンピュータシステムのブロック図である。 実施の形態によるサービスプロセッサの構築手順を説明する図である。 実施の形態によるプリコンパイラの動作を説明する図である。 実施の形態によるコンピュータシステムの動作を説明する図(1)である。 実施の形態によるコンピュータシステムの動作を説明する図(2)である。 実施の形態によるアダプタ部の動作シーケンス図(1)である。 実施の形態によるアダプタ部の動作シーケンス図(2)である。 実施の形態によるアダプタ部の動作シーケンス図(3)である。 他の実施の形態によるコンピュータシステムのブロック図である。
符号の説明
11 CPU
10A,10B サービスプロセッサA,B
20A,20B 主メモリA,B
21A,21B サービス処理部A,B
22A,22B アダプタ部A,B
30 サービス管理部
41A,41B 仮想メモリA,B
60 ディスク装置(DISK)
100 コンピュータシステム

Claims (3)

  1. コンピュータのプログラム実行により所定のサービス機能を提供するサービスシステムの冗長化方式であって、
    プログラム実行により同一のサービス機能を実現する第1,第2のサービス処理部と、
    前記第1,第2のサービス処理部にそれぞれ対応して設けられ、サービス運用に係る処理情報を記憶する第1,第2のメモリエリアと、
    前記第1又は第2のメモリエリアの記憶情報を退避するための退避メモリと、
    前記第1,第2のサービス処理部と前記第1,第2のメモリエリアとからなる対を現用系と待機系として運用するサービス管理部とを備え、
    現用系のサービス処理部は、自己の処理情報を現用系及び待機系のメモリに書き込むと共に、前記サービス管理部は、現用系の障害発生により速やかに系を切り替え、かつ旧現用系のメモリエリアに記憶されたログ情報を前記退避メモリに退避し、該旧現用系のサービス処理部が障害中又は該旧現用系のメモリエリアのデータが退避中である期間に、データ書込のあった新現用系メモリのエリア情報を保持すると共に、前記旧現用系のサービス処理部の復旧により、前記新現用系メモリのエリア情報に対応する記憶データを前記旧現用系のメモリエリアにコピーすることを特徴とするサービスシステムの冗長化方式。
  2. 前記第1,第2のサービス処理部にそれぞれバインドされて前記第1,第2のメモリエリアへのメモリアクセスを代行する第1,第2のアダプタ部を備え、
    現用系のアダプタ部は、通常は該現用系のサービス処理部からのデータ書込命令に従って現用系及び待機系のメモリエリアに同一のデータを書き込むと共に、前記旧現用系のサービス処理部が障害中又は該旧現用系のメモリエリアのデータが退避中であることにより現用系のメモリエリアにのみデータを書き込むことを特徴とする請求項1記載のサービスシステムの冗長化方式。
  3. 前記第1,第2のサービス処理部が、それぞれ独自のCPUによって動作するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のサービスシステムの冗長化方式。
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