JP4493578B2 - 信号伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル信号とアナログ信号を切り替えて送信側機器から受信側機器へ伝送する信号伝送システムに関するものである。
デジタル信号とアナログ信号を切り替えて送信側機器から受信側機器へ伝送する従来の信号伝送システムの一構成例を図6及び図7に示す。なお、図6及び図7に示す従来の信号伝送システムは、特許文献1で開示されているデジタル信号とアナログ信号の切り替え制御技術を採用している。
図6においては、各スイッチがアナログ信号伝送時の状態であり、図7においては、各スイッチがデジタル信号伝送時の状態である。
図6及び図7に示す従来の信号伝送システムは、送信側機器300と、受信側機器400と、一端が送信側機器300のUSB(Universal Serial Bus)コネクタ39に接続され他端が受信側機器400のUSBコネクタ51に接続されるUSBケーブル52とによって構成されている。
送信側機器300は、USBコントローラ31と、MPU(Micro Processing Unit)32と、音声信号再生器33と、アンプ34及び35と、スイッチ36〜38と、USBコネクタ39と、エンコーダ40とを備えている。音声信号再生器33は、アナログ信号出力ソースであって、Lch及びRchの2chの音声信号(アナログ信号)を再生出力する。MPU32は、送信側機器300の動作モードに応じて、音声信号再生器33、USBコントローラ31、及びスイッチ36〜38の制御を行う。
受信側機器400は、USBコントローラ41と、MPU42と、検出器43と、スイッチ44及び45と、デコーダ46と、スイッチ47及び48と、スピーカ49及び50と、USBコネクタ51とを備えている。検出器43はUSBコネクタ51のVbus端子の電位を検出する。MPU42は、検出器43の検出結果に応じて、USBコントローラ41、スイッチ44及び45、デコーダ46、並びにスイッチ47及び48の制御を行う。
まず、送信側機器300の動作モードがアナログ信号伝送モードである場合の動作について説明する。送信側機器300の動作モードがアナログ信号伝送モードである場合、MPU32の制御によりスイッチ36〜38が図6に示す状態となり、音声信号再生器33から出力されたLchの音声信号が、アンプ34及びスイッチ36を通って、USBコネクタ39のUSB D+端子から出力され、音声信号再生器33から出力されたRchの音声信号が、アンプ35及びスイッチ37を通って、USBコネクタ39のUSB D−端子から出力される。また同時に、スイッチ38ではGND電位が選択されるので、USBコネクタ39のVbus端子がGND電位になる。
送信側機器300の動作モードがアナログ信号伝送モードである場合、上述した通りUSBコネクタ39のVbus端子がGND電位になる。そして、USBコネクタ39のVbus端子とUSBコネクタ51のVbus端子はUSBケーブル52を介して接続されているので、USBコネクタ51のVbus端子もGND電位になる。また、検出器43がGND電位を検出すると、MPU42の制御により、スイッチ44、45、47、及び48が図6に示す状態となる。これにより、Lchの音声信号はUSBケーブル52を通って、USBコネクタ51のUSB D+端子に到達し、さらにスイッチ44及び47を通してスピーカ49に達し、スピーカ49で音に変換される。また同様に、Rchの音声信号はUSBケーブル52を通って、USBコネクタ51のUSB D−端子に到達し、さらにスイッチ45及び48を通してスピーカ50に達し、スピーカ50で音に変換される。
送信側機器300の動作モードがアナログ信号伝送モードである場合、送信側機器300のUSBコントローラ31及びエンコーダ40は信号伝送処理に関与しないためMPU32の制御により停止状態にすることが可能であり、また、受信側機器400のUSBコントローラ41及びデコーダ46は信号伝送処理に関与しないためMPU42の制御により停止状態にすることが可能である。
続いて、送信側機器300の動作モードがデジタル信号伝送モードである場合の動作について説明する。送信側機器300の動作モードがデジタル信号伝送モードである場合、MPU32の制御によりスイッチ36〜38が図7に示す状態となる。音声信号再生器33から出力されたLchの音声信号が、エンコーダ40によりLchのデジタル信号に変換された後、USBコントローラ31に入力される。USBコントローラ31は、Lchのデジタル信号をUSBのプロトコルに従ってパケッタイズする。USBのプロトコルに従ってパケッタイズされたLchのデジタル信号はスイッチ36を通して、USBコネクタ39のUSB D+端子から出力される。また同様に、音声信号再生器33から出力されたRchの音声信号が、エンコーダ40によりRchのデジタル信号に変換された後、USBコントローラ31に入力される。USBコントローラ31は、Rchのデジタル信号をUSBのプロトコルに従ってパケッタイズする。USBのプロトコルに従ってパケッタイズされたRchのデジタル信号はスイッチ37を通して、USBコネクタ39のUSB D−端子から出力される。また同時に、スイッチ38では5Vの電位が選択されるので、USBコネクタ39のVbus端子の電位は5Vになる。
送信側機器300の動作モードがデジタル信号伝送モードである場合、上述した通りUSBコネクタ39のVbus端子の電位が5Vになる。そして、USBコネクタ39のVbus端子とUSBコネクタ51のVbus端子はUSBケーブル52を介して接続されているので、USBコネクタ51のVbus端子の電位も5Vになる。また、検出器43が5V電位を検出すると、MPU42の制御により、スイッチ44、45、47、及び48が図7に示す状態となる。これにより、USBのプロトコルに従ってパケッタイズされたLchのデジタル信号はUSBケーブル52を通って、USBコネクタ51のUSB D+端子に到達し、さらにスイッチ44を通してUSBコントローラ41に達する。USBコントローラ41は、入力した信号のUSBパケッタイズを解き、Lchのデジタル信号を得て、そのLchのデジタル信号をデコーダ46に出力する。デコーダ46は、Lchのデジタル信号をLchのアナログ音声信号に変換してスイッチ47を通してスピーカ49に出力する。スピーカ49は、Lchのアナログ音声信号を音に変換する。また同様に、USBのプロトコルに従ってパケッタイズされたRchのデジタル信号はUSBケーブル52を通って、USBコネクタ51のUSB D−端子に到達し、さらにスイッチ45を通してUSBコントローラ41に達する。USBコントローラ41は、入力した信号のUSBパケッタイズを解き、Rchのデジタル信号を得て、そのRchのデジタル信号をデコーダ46に出力する。デコーダ46は、Rchのデジタル信号をRchのアナログ音声信号に変換してスイッチ48を通してスピーカ50に出力する。スピーカ50は、Rchのアナログ音声信号を音に変換する。
MPU32がアンプ34及び35の動作状態を制御する態様を採用すれば、送信側機器300の動作モードがデジタル信号伝送モードである場合、送信側機器300のアンプ34及び35は信号伝送処理に関与しないためMPU32の制御により停止状態にすることが可能である。
特開2004−153614号公報
しかしながら、図6及び図7に示す信号伝送システムでは、デジタル信号を伝送する場合に信号ラインに挿入されているスイッチ36、37、44、及び45がデジタル信号に悪影響を与え、デジタル信号の劣化を招くという問題がある。このようなデジタル信号の劣化は、後述するHS(High Speed)モードにおいて特に深刻である。
USBのプロトコルに従ったデジタル信号の伝送においては、従来は1.5MHz動作のLS(Low Speed)モードや12MHz動作のFS(Full Speed)モードが多く見られたが、近年は480MHz動作であるHSモードが普及している。このHSモード普及の背景には、デジタル信号の伝送における媒体容量が増大し、情報の転送を短時間に処理するためにHSモードが必要とされるとともに、パーソナルコンピュータやデバイス機器に採用されるUSBコントローラが標準的にHSモードを備えてきているという事情がある。
HSモードでは480MHzという非常に高い周波数をベースクロックとしてデジタル信号の伝送を行っているが、この周波数帯域での半導体スイッチのインピーダンスは、USB信号ラインに要求される45Ωと比較して無視できない大きさになる。そのため、スイッチ36、37、44、及び45に半導体スイッチを用いた場合には、USB D+信号ライン及びUSB D−信号ラインのインピーダンスの不整合によりデジタル信号の波形に劣化が生じ、結果としてエラーが増大して正常な転送レートの確保が難しくなり、最悪の場合はHSモードでの転送そのものができなくなるという問題があった。
スイッチ36、37、44、及び45にリレーのようなメカニカルなスイッチを用いた場合でも、スイッチ形状の影響によりUSB D+信号ライン及びUSB D−信号ラインのインピーダンスの不整合が起こるという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、デジタル信号とアナログ信号を切り替えて送信側機器から受信側機器へ伝送する信号伝送システムであってデジタル信号伝送時の信号劣化が少ない信号伝送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る信号伝送システムは、互いにデジタル信号ライン、第1のアナログ信号ライン、第2のアナログ信号ライン、電源ライン、及びグランドラインを有する送信側機器及び受信側機器を備え、前記送信側機器と前記受信側機器が接続されると、前記送信側機器と前記受信側機器のデジタル信号ライン同士、前記送信側機器と前記受信側機器の電源ライン同士、及び前記送信側機器と前記受信側機器のグランドライン同士がそれぞれ接続される信号伝送システムであって、前記送信側機器が、前記送信側機器の電源ラインと前記送信側機器の第1のアナログ信号ラインとを接続するか前記送信側機器の電源ラインに所定のDC電圧が印加されるかを切り替える第1のスイッチと、前記送信側機器のグランドラインと前記送信側機器の第2のアナログ信号ラインとを接続するか前記送信側機器のグランドラインにグランド電圧が印加されるかを切り替える第2のスイッチと、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを制御する第1の制御部とを有し、前記受信側機器が、前記受信側機器の電源ラインと前記受信側機器の第1のアナログ信号ラインとを接続するか否かを切り替える第3のスイッチと、前記受信側機器のグランドラインと前記受信側機器の第2のアナログ信号ラインとを接続するか否かを切り替える第4のスイッチと、前記受信側機器の電源ラインのDC電位が前記所定のDC電圧と同じ値ではない場合に前記受信側機器の電源ラインと前記受信側機器の第1のアナログ信号ラインとが接続され、前記受信側機器のグランドラインと前記受信側機器の第2のアナログ信号ラインとが接続されるように、前記受信側機器の電源ラインのDC電位に応じて前記第3のスイッチ及び前記第4のスイッチを制御する第2の制御部とを有する構成としている。
このような構成によると、前記第1のスイッチ〜前記第4のスイッチの切り替えによって、デジタル信号とアナログ信号を切り替えて前記送信側機器から前記受信側機器へ伝送することができる。また、デジタル信号ラインにスイッチを設ける必要がないので、デジタル信号伝送時の信号劣化を少なくすることができる。
また、前記送信側機器と前記受信側機器との接続のためのインターフェースをUSBインターフェースにしてもよい。
また、前記送信側機器が、前記送信側機器のグランドラインに接続される第1のコンデンサを有し、前記受信側機器が、前記受信側機器のグランドラインに接続される第2のコンデンサを有するようにしてもよい。このような構成によると、前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサに小容量のコンデンサを用いることによって、アナログ信号の伝送時に前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサがアナログ信号(kHz帯域)に影響を与えず、デジタル信号(MHz帯域)の伝送時にグランドインピーダンスを充分に下げて安定動作させることができる。
また、上記各構成の信号伝送システムにおいて、前記グランドラインに代えて、前記送信側機器と前記受信側機器との接続のためのインターフェースが有するシールド端子を備えるようにしてもよい。
本発明に係る信号伝送システムによると、デジタル信号とアナログ信号を切り替えて送信側機器から受信側機器へ伝送でき、尚かつデジタル信号伝送時の信号劣化を少なくすることができる。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。まず、本発明の第一実施形態について説明する。本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムの構成を図1及び図2に示す。図1においては、各スイッチがアナログ信号伝送時の状態であり、図2においては、各スイッチがデジタル信号伝送時の状態である。
図1及び図2に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムは、送信側機器100と、受信側機器200と、一端が送信側機器100のUSBコネクタ8に接続され他端が受信側機器200のUSBコネクタ21に接続されるUSBケーブル22とによって構成されており、デジタル信号とアナログ信号を切り替えて送信側機器100から受信側機器200へ伝送することができる。
送信側機器100は、USBコントローラ1と、MPU2と、音声信号再生器3と、アンプ4及び5と、スイッチ6及び7と、USBコネクタ8と、エンコーダ9と、コンデンサC1及びC2と、抵抗R1及びR2とを備えている。音声信号再生器3は、アナログ信号出力ソースであって、Lch及びRchの2chの音声信号(アナログ信号)を再生出力する。MPU2は、送信側機器100の動作モードに応じて、音声信号再生器3、USBコントローラ1、並びにスイッチ6及び7の制御を行う。
受信側機器200は、USBコントローラ11と、MPU12と、検出器13と、スイッチ14及び15と、デコーダ16と、スイッチ17及び18と、スピーカ19及び20と、USBコネクタ21とを備えている。検出器13はUSBコネクタ21のVbus端子のDC電位を検出する。MPU12は、検出器13の検出結果に応じて、USBコントローラ11、スイッチ14及び15、デコーダ16、並びにスイッチ17及び18の制御を行う。
まず、送信側機器100の動作モードがアナログ信号伝送モードである場合の動作について説明する。送信側機器100の動作モードがアナログ信号伝送モードである場合、MPU2の制御によりスイッチ6及び7が図1に示す状態となり、音声信号再生器3から出力されたLchの音声信号がアンプ4を通り、コンデンサC1でカップリングされたLchの音声信号のAC成分がスイッチ6を経由してUSBコネクタ8のVbus端子から出力され、音声信号再生器3から出力されたRchの音声信号がアンプ5を通り、コンデンサC2でカップリングされたRchの音声信号のAC成分がスイッチ7を経由してUSBコネクタ8のGND端子から出力される。各コンデンサC1及びC2の後段には各コンデンサC1及びC2の後段の信号ラインのDC電位を定めるために各抵抗R1及びR2が設けられている。本実施形態では各コンデンサC1及びC2の後段の信号ラインのDC電位は0Vとなる。したがって、USBコネクタ8のVbus端子のDC電位は0Vになる。
送信側機器100の動作モードがアナログ信号伝送モードである場合、上述した通りUSBコネクタ8のVbus端子のDC電位は0Vになる。そして、USBコネクタ8のVbus端子とUSBコネクタ21のVbus端子はUSBケーブル22を介して接続されているので、USBコネクタ21のVbus端子のDC電位も0Vになる。また、検出器13が0VのDC電位を検出すると、MPU12の制御により、スイッチ14、15、17、及び18が図1に示す状態となる。これにより、Lchの音声信号はUSBケーブル22を通って、USBコネクタ21のVbus端子に到達し、さらにスイッチ14及び17を通してスピーカ19に達し、スピーカ19で音に変換される。また同様に、Rchの音声信号はUSBケーブル22を通って、USBコネクタ21のGND端子に到達し、さらにスイッチ15及び18を通してスピーカ20に達し、スピーカ20で音に変換される。
送信側機器100の動作モードがアナログ信号伝送モードである場合、送信側機器100のUSBコントローラ1及びエンコーダ9は信号伝送処理に関与しないためMPU2の制御により停止状態にすることが可能であり、また、受信側機器200のUSBコントローラ11及びデコーダ16は信号伝送処理に関与しないためMPU12の制御により停止状態にすることが可能である。
続いて、送信側機器100の動作モードがデジタル信号伝送モードである場合の動作について説明する。送信側機器100の動作モードがデジタル信号伝送モードである場合、MPU2の制御によりスイッチ6及び7が図2に示す状態となる。音声信号再生器3から出力されたLchの音声信号が、エンコーダ9によりLchのデジタル信号に変換された後、USBコントローラ1に入力される。USBコントローラ1は、Lchのデジタル信号をUSBのプロトコルに従ってパケッタイズする。USBのプロトコルに従ってパケッタイズされたLchのデジタル信号はUSBコネクタ8のUSB D+端子から出力される。また同様に、音声信号再生器3から出力されたRchの音声信号が、エンコーダ9によりRchのデジタル信号に変換された後、USBコントローラ1に入力される。USBコントローラ1は、Rchのデジタル信号をUSBのプロトコルに従ってパケッタイズする。USBのプロトコルに従ってパケッタイズされたRchのデジタル信号はUSBコネクタ8のUSB D−端子から出力される。また同時に、スイッチ6では5VのDC電位が選択されるので、USBコネクタ8のVbus端子のDC電位は5Vになり、スイッチ7ではGND電位が選択されるので、USBコネクタ8のGND端子はGND電位になる。
送信側機器100の動作モードがデジタル信号伝送モードである場合、上述した通りUSBコネクタ8のVbus端子のDC電位が5Vになる。そして、USBコネクタ8のVbus端子とUSBコネクタ21のVbus端子はUSBケーブル22を介して接続されているので、USBコネクタ21のVbus端子のDC電位も5Vになる。また、検出器13が5VのDC電位を検出すると、MPU12の制御により、スイッチ14、15、17、及び18が図2に示す状態となる。また、USBのプロトコルに従ってパケッタイズされたLchのデジタル信号はUSBケーブル22を通って、USBコネクタ21のUSB D+端子に到達し、USBコントローラ11に達する。USBコントローラ11は、入力した信号のUSBパケッタイズを解き、Lchのデジタル信号を得て、そのLchのデジタル信号をデコーダ16に出力する。デコーダ16は、Lchのデジタル信号をLchのアナログ音声信号に変換してスイッチ17を通してスピーカ19に出力する。スピーカ19は、Lchのアナログ音声信号を音に変換する。また同様に、USBのプロトコルに従ってパケッタイズされたRchのデジタル信号はUSBケーブル22を通って、USBコネクタ21のUSB D−端子に到達し、さらにUSBコントローラ11に達する。USBコントローラ11は、入力した信号のUSBパケッタイズを解き、Rchのデジタル信号を得て、そのRchのデジタル信号をデコーダ16に出力する。デコーダ16は、Rchのデジタル信号をRchのアナログ音声信号に変換してスイッチ18を通してスピーカ20に出力する。スピーカ20は、Rchのアナログ音声信号を音に変換する。また同時に、スイッチ15ではGND電位が選択されるので、USBコネクタ21のGND端子はGND電位になる。上述した通り、スイッチ7とスイッチ15がともにGND電位を選択するので、送信側機器100のデバイスの電位と受信側機器200のデバイスの電位を共通にすることができる。
MPU2がアンプ4及び5の動作状態を制御する態様を採用すれば、送信側機器100の動作モードがデジタル信号伝送モードである場合、送信側機器100のアンプ4及び5は信号伝送処理に関与しないためMPU2の制御により停止状態にすることが可能である。
図1及び図2に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムは、デジタル信号の伝送ラインにスイッチが設けられていない構成であるので、デジタル信号伝送時の信号劣化が少ない。
また、図1及び図2に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムにおいては、スイッチ7とUSBコネクタ8のGND端子との間の信号ラインにコンデンサC3が接続され、スイッチ15とUSBコネクタ21のGND端子との間の信号ラインにコンデンサC4が接続されている。デジタル信号の伝送時にスイッチ7及び15は図2に示すようにGND電位を選択するが、このようにコンデンサC3及びC4を設けることにより、スイッチ7のインピーダンスの影響でUSBコネクタ8のGND端子の電位と送信側機器100のGND電位との差異が生じる問題及びスイッチ15のインピーダンスの影響でUSBコネクタ21のGND端子の電位と受信側機器200のGND電位との差異が生じる問題を改善することができる。
USBのプロトコルに従ったデジタル信号の伝送では、伝送信号の周波数がMHzの帯域であるで、小容量のコンデンサが等価的に低インピーダンスになる。従って、コンデンサC3及びC4に小容量のコンデンサを用いると、USBコネクタ8のGND端子の電位と送信側機器100のGND電位との電位差及びUSBコネクタ21のGND端子の電位と受信側機器200のGND電位との電位差を小さくすることができる。
これに対して、音声信号(アナログ信号)の伝送では、音声信号の帯域が20kHz以下と低いために、等価的に小容量のコンデンサは高インピーダンスとなり音声信号に影響を与えない。従って、コンデンサC3及びC4に小容量のコンデンサを用いると、コンデンサC3及びC4を無視できる。
なお、USBの実用回路においては、USBコネクタのGND端子とShield_GND端子とを共通にする場合が多く、その場合はコンデンサC3及びC4の設置は不要である。
上記本発明の第一実施形態では、USB規格に適合するコネクタを用いたが、本発明はこれに限定されることはないので、コネクタに使用する信号本数やデジタル信号端子の割り当てに制約はない。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。本発明の第二実施形態に係る信号伝送システムの構成を図3に示す。図3においては、各スイッチがアナログ信号伝送時の状態である。なお、図3において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図3に示す本発明の第二実施形態に係る信号伝送システムと図1に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムとの相違点は、図1に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムにおいてはスイッチ7がUSBコネクタ8のGND端子に接続され、スイッチ15がUSBコネクタ21のGND端子に接続されているのに対して、図3に示す本発明の第二実施形態に係る信号伝送システムにおいてはスイッチ7がUSBコネクタ8のShield_GND端子に接続され、スイッチ15がUSBコネクタ21のShield_GND端子に接続されている点である。即ち、図3に示す本発明の第二実施形態に係る信号伝送システムでは、アナログ信号の伝送時にRchの音声信号がUSBケーブル21のShield_GNDラインを通して伝送される。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。本発明の第三実施形態に係る信号伝送システムの構成を図4に示す。図4においては、各スイッチがアナログ信号伝送時の状態である。なお、図4において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図4に示す本発明の第三実施形態に係る信号伝送システムと図1に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムとの相違点は、図1に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムにおいては送信側機器と受信側機器との接続にUSBケーブルを用いているのに対して、図4に示す本発明の第三実施形態に係る信号伝送システムにおいては送信側機器と受信側機器との接続にケーブルを用いていない点である。即ち、図4に示す本発明の第三実施形態に係る信号伝送システムは、図1に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムのUSBコネクタ21をUSBプラグ23に置き換え、USBコネクタ8をソケットとして機能するような形状とし、USBコネクタ8とUSBプラグ23を嵌合することによって送信側機器と受信側機器とが直接接続される構成である。
次に、本発明の第四実施形態について説明する。本発明の第四実施形態に係る信号伝送システムの構成を図5に示す。図5においては、各スイッチがアナログ信号伝送時の状態である。なお、図5において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図5に示す本発明の第四実施形態に係る信号伝送システムと図1に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムとの相違点は、図1に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムにおいてはデジタル信号のインターフェースコントローラとしてUSBコントローラを用い、それに伴って信号線2本、電源線2本の4極であるUSBコネクタ及びUSBケーブルを用いているのに対して、図5に示す本発明の第四実施形態に係る信号伝送システムにおいてはデジタル信号のインターフェースコントローラとしてIEEE1394.aコントローラを用い、それに伴って信号線4本、電源線2本の6極であるIEEE1394.aコネクタ及びIEEE1394.aケーブルを用いている点である。即ち、図5に示す本発明の第四実施形態に係る信号伝送システムは、図1に示す本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムのUSBコントローラ1及び11をそれぞれIEEE1394.aコントローラ24及び26に置き換え、USBコネクタ8及び21をそれぞれIEEE1394.aコネクタ25及び27に置き換え、USBケーブル22をIEEE1394.aケーブル28に置き換えた構成である。
デジタルの信号の扱いがUSBとIEEE1394.aとでは異なるが、本発明によるアナログ信号伝送とデジタル信号伝送との切換においては、デジタル信号のインターフェースとしてUSBインターフェースもIEEE1394.aインターフェースも同様と考えて差し支えない。
は、アナログ信号伝送状態である本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムの構成を示す図である。 は、デジタル信号伝送状態である本発明の第一実施形態に係る信号伝送システムの構成を示す図である。 は、本発明の第二実施形態に係る信号伝送システムの構成を示す図である。 は、本発明の第三実施形態に係る信号伝送システムの構成を示す図である。 は、本発明の第四実施形態に係る信号伝送システムの構成を示す図である。 は、アナログ信号伝送状態である従来の信号伝送システムの一構成例を示す図である。 は、デジタル信号伝送状態である従来の信号伝送システムの一構成例を示す図である。
符号の説明
1、11 USBコントローラ
2、12 MPU
3 音声信号再生器
4、5 アンプ
6、7、14、15、17、18 スイッチ
8、21 USBコネクタ
9 エンコーダ
13 検出器
16 デコーダ
19、20 スピーカ
22 USBケーブル
23 USBプラグ
24、26 IEEE1394.aコントローラ
25、27 IEEE1394.aコネクタ
28 IEEE1394.aケーブル
100 送信側機器
200 受信側機器

Claims (4)

  1. 互いにデジタル信号ライン、第1のアナログ信号ライン、第2のアナログ信号ライン、電源ライン、及びグランドラインを有する送信側機器及び受信側機器を備え、前記送信側機器と前記受信側機器が接続されると、前記送信側機器と前記受信側機器のデジタル信号ライン同士、前記送信側機器と前記受信側機器の電源ライン同士、及び前記送信側機器と前記受信側機器のグランドライン同士がそれぞれ接続される信号伝送システムであって、
    前記送信側機器が、
    前記送信側機器の電源ラインと前記送信側機器の第1のアナログ信号ラインとを接続するか前記送信側機器の電源ラインに所定のDC電圧が印加されるかを切り替える第1のスイッチと、
    前記送信側機器のグランドラインと前記送信側機器の第2のアナログ信号ラインとを接続するか前記送信側機器のグランドラインにグランド電圧が印加されるかを切り替える第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを制御する第1の制御部とを有し、
    前記受信側機器が、
    前記受信側機器の電源ラインと前記受信側機器の第1のアナログ信号ラインとを接続するか否かを切り替える第3のスイッチと、
    前記受信側機器のグランドラインと前記受信側機器の第2のアナログ信号ラインとを接続するか否かを切り替える第4のスイッチと、
    前記受信側機器の電源ラインのDC電位が前記所定のDC電圧と同じ値ではない場合に前記受信側機器の電源ラインと前記受信側機器の第1のアナログ信号ラインとが接続され、前記受信側機器のグランドラインと前記受信側機器の第2のアナログ信号ラインとが接続されるように、前記受信側機器の電源ラインのDC電位に応じて前記第3のスイッチ及び前記第4のスイッチを制御する第2の制御部とを有することを特徴とする信号伝送システム。
  2. 前記送信側機器と前記受信側機器との接続のためのインターフェースがUSBインターフェースである請求項1に記載の信号伝送システム。
  3. 前記送信側機器が、前記送信側機器のグランドラインに接続される第1のコンデンサを有し、前記受信側機器が、前記受信側機器のグランドラインに接続される第2のコンデンサを有する請求項1または請求項2に記載の信号伝送システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の信号伝送システムにおいて、前記グランドラインに代えて、前記送信側機器と前記受信側機器との接続のためのインターフェースが有するシールド端子を備えた信号伝送システム。
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