JP4492997B2

JP4492997B2 - Switching valve and water purifier using the same

Info

Publication number: JP4492997B2
Application number: JP2003032281A
Authority: JP
Inventors: 正昭岡野
Original assignee: Mitsubishi Chemical Corp; Mitsubishi Rayon Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Chemical Corp; Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date: 2003-02-10
Filing date: 2003-02-10
Publication date: 2010-06-30
Anticipated expiration: 2023-02-10
Also published as: JP2004239422A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は一般家庭などで使用される、吐水状態を複数種類から選択して切換可能な浄水器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より水資源の汚染が指摘されており、また、おいしい水への要求も高まっていることから、一般家庭などにおいて水道水を浄化する浄水器が用いられている。浄水器としては活性炭等の吸着剤により、水道水のカルキ臭、カビ臭、トリハロメタン等を除去するものや、多孔質中空糸膜により細菌類、濁質成分等を除去するものなどが知られている。
【０００３】
このような浄水器としては、例えば、図６に示されるような蛇口直結型浄水器５０などが市販され、一般家庭で使用されている。
【０００４】
蛇口直結型浄水器は、レバー操作で切換を行うものが一般的であり、例えば回転軸の軸方向の異なる位置に、位相差を付けて穴を開口させ、軸の回転に合わせて水通路と連通するようなローター弁が用いられている（例えば特許文献１参照）。
【０００５】
ところが、このような構造の切換弁は、一つの回転軸によって切換操作を行うため、摺動部が多くなり、回転の抵抗が大きくなると共に、全ての切換操作を同じ回転軸で行うことになるため、摺動部の磨耗が大きくなり、寿命が短くなりがちであった。
【０００６】
【特許文献１】
特開平１０−１１３６５４号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、摺動抵抗が小さく、そのため消耗が少なく、安定して操作が可能な切換弁及びこれを用いた浄水器を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第一の要旨は、切換弁本体（５）に、弁体（９）と、回転軸(２１)と、アーム（２５）と、ボタン（７）とがそれぞれ同数個配され、複数流路の開閉の切換えを、前記回転軸（２１）の回転により駆動される前記弁体（９）によって行う切換弁であって、前記ボタン（７）は回動支点部を有し、前記アームの一端には前記ボタンが、他端には前記回転軸がそれぞれ係合されていると共に、前記ボタンの押し込み操作によるボタンの回転運動をアームを介して前記回転軸の回転運動に変換することで弁体を駆動させることを特徴とする切換弁、である。
【０００９】
また、前記ボタン（７）の押し込み方向が概略鉛直方向であると、ボタン（７）が邪魔にならず、前記ボタン（７）は、回動支点部（７１）を有し、該回動支点部（７１）を中心にして移動すると、動きが安定するため好ましい。
【００１０】
また、前記ボタン（７）のうち、一つのボタン（７）が押し込まれた際に、その前に押し込まれていたボタン（７）の位置を元に戻す復元機構が配されていると、使い勝手が向上するため好ましい。
【００１１】
また、前記アーム（２５）の一端にはＵ字状突起（２３）が設けられ、他端には棒状突起（２４）が設けられており、
該Ｕ字状突起（２３）は、前記回転軸（２１）に設けられた回転カム（２２）に係合し、
該棒状突起（２４）は、前記ボタン（７）に設けられたＵ字状突起（７１）に係合するように構成されていると、ボタン（７）の押し込み操作を、回転軸（２１）の動きに効率的に変換できる。
【００１２】
また、前記復元機構は、弾性体（３０）によって付勢された係止枠（３２）からなり、
該係止枠（３２）は、前記棒状突起（２４）の移動によって往復し、前記棒状突起（２４）を係止又は開放するものであると、ボタン（７）の復元を簡便に行うことができる。
【００１３】
前記弁体（９）及び前記回転軸（２１）の数が３個であり、鉛直方向から見た際に、蛇口接続口（２ａ）の中心部を含む三角形の頂点にそれぞれ配されていると、コンパクトな構成となるため好ましい。
【００１４】
前記浄水器本体（５）の、前記ボタン（７）の突出側とは反対側で、かつ前記ボタン（７）と相対する位置に、平面部（４５）を設けると、ボタンを押す際により安定するため好ましい。
【００１５】
前記ボタン（７）又はその近傍に、吐水状態を表す表示部（４７）が配されていると、吐水状態を把握しやすく、さらに前記表示部（４７）が、手で触ることにより識別可能な突起（８）を有するとより好ましい。
【００１６】
本発明の第二の要旨は、前述の切換弁によって流路の切換を行う浄水器、である。
本発明の浄水器は形態が蛇口直結型であるものに適している。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。
図１は本発明の一実施形態例である蛇口直結型の浄水器（１）の平面図であって、アダプタ（３）と固定リング（４）により、図示略の水道の蛇口に接続される蛇口接続口（２ａ）が形成された切換弁本体（５）と、その内部に活性炭、中空糸膜等の図示略の濾過材が収納され、蛇口から供給された水を濾過し浄水化するための浄水カートリッジ（６）とを具備して概略構成されている。
【００１８】
図２は、図１の浄水器（１）の正面図である。この例の浄水器（１）は、吐水状態を、蛇口からの水を濾過して浄水出口（１１）から吐水する「浄水」と、濾過せずシャワー出口（４３）からシャワー状に吐水する「シャワー」と、濾過せずにストレート出口（４２）から吐水する「ストレート」の３種類から選択して切り換え可能なものである。
尚、図１及び図２の浄水器では、吐水状態は「ストレート」が選択されている。
【００１９】
切換弁本体（５）の内部には、弁機構部（１８）が配されており、弁機構部（１８）には、回転軸（２１）と、ボール形状の弁体（９）が配置されており、回転軸（２１）の回転によって、弁体（９）を移動させて流路の開閉を行う。弁体（９）は、通水穴が配された盤上に配されており、通水穴から弁体（９）が外れた時に水が流れる。
弁機構部（１８）の内外の水密性は、回転軸（２１）の摺動部に、Ｏ−リング等の弾性体からなる水封材を配すことによって保たれている。
【００２０】
このとき、回転軸（２１）と弁体（９）とを２個以上かつ同数配置し、各々の弁体（９）の移動を別々の回転軸（２１）を用いて行うようにすると、弁体を横一列に配置し、一本の回転軸で駆動する従来のものに比べ、横幅を縮小することができるため、コンパクト化が達成可能である。
【００２１】
また、各々の弁体（９）をそれ専用の回転軸（２１）によって動かすため、どれか一つが固着や磨耗等で動きずらくなっても、他の弁体（９）の操作がその影響を受けることが無いので、全体としての使用寿命が長くなり、また、回転軸（２１）の水封材が各々一つでよいため、各操作の摩擦抵抗を低減でき、操作が軽く耐久性も良いという優れた利点を有する。
【００２２】
切換弁本体（５）の前上面には、概略鉛直方向への押し込み操作が可能で、横にほぼ一列に配列された三つのボタン（７）が配されている。三つのボタン（７）は、それぞれ、浄水選択ボタン（７ａ）、ストレ−ト選択ボタン（７ｂ）、シャワー選択ボタン（７ｃ）である。
【００２３】
なお、ボタン（７）の数は三つに限るものではなく、浄水選択ボタンと原水選択ボタンの二つでも構わないし、前述の三つのボタンに加えて、節水シャワー選択ボタン等を設けても構わない。
【００２４】
かかる構造は、従来のレバー式操作のように、右端部のみに操作部を配していないので、左利きの使用者にも操作しやすいという利点を有する。また、操作力が下方向にかかるため、蛇口が安易に動かず、ねじ部が蛇口から緩むことも無く、安定して操作が可能であるという利点を有する。
【００２５】
次に、ボタン（７）の下方向への押し操作によって、ボタン（７）が定位置に固定されるとともに、選択した水路が開かれる機構を図３〜図５を用いて以下に詳細に説明する。
【００２６】
図３は、本発明の切換弁本体（５）を上面から見た横断面図であり、図４は、図３の切換弁本体（５）の右側面から見たストレ−ト部の機構を示す一部縦断面図であり、図５は、図３の切換弁本体（５）の背面から見た縦断面図である。尚、図３及び図５は浄水選択時の機構図であり、図中の矢印は、その時の水の流れを示すものである。
【００２７】
ボタン（７）は、切換弁本体（５）の上部に、回動支点部（７１）で回動可能に接続すると、移動をスムーズにすることができ、好ましい。このようにすると、ボタン（７）を押し込むと、ボタン（７）は、回動支点部（７１）を中心として円弧を描くように、斜め下方向に移動する。
【００２８】
切換弁本体（５）の内部には、ボタン（７）の押し込み操作を、回転軸（２１）の回転運動に変換するためのアーム（２５）が配されている。
ボタン（７）、弁体（９）、回転軸（２１）、アーム（２５）は、それぞれ同数個配置されている。
【００２９】
ボタン（７）の下部には、その先端部が、斜め下方向を向き、かつ回動支点部（７１）の反対側に開いたＵ字状突起（７２）が配されている。
また、アーム（２５）の一端にはＵ字状突起（２３）が設けられ、他端には棒状突起（２４）が設けられている。
さらに、回転軸（２１）の端部には、弁機構部（１８）の外部に突き出た位置に、回転カム（２２）が設けられている。
【００３０】
アーム（２５）のＵ字状突起（２３）は、Ｕ字の内側部分に、回転カム（２２）の先端に設けられた棒が係合するように配されているので、アーム（２５）を横方向に移動させることにより、回転軸（２１）が回転する。
【００３１】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
弁体（９）は、回転軸（２１）に設けられた弁体移動突起（２０）が、回転に伴ってボール状の弁体（９）の下方からこれを押し上げることによって、上方向に移動され、通水路が開かれて（図５では右側の弁体（９）の状態）、通水を可能とする。このとき、回転カム（２２）が４５〜６０°程度回転すると、弁体（９）を上方向に２〜３ｍｍ程度ずらすようにすることが好ましい。
【００３２】
ボタン（７）の下方向への押し操作の動きを、回転カム（２２）の回転方向の動きに変換伝達するために、アーム（２５）の、Ｕ字状突起（２３）とは反対側の一端には、アーム（２５）の長手方向に交差する方向に、棒状突起（２４）が設けられている。
【００３３】
そして、ボタン（７）のＵ字状突起（７２）のＵ字の内側部分に、アーム（２５）の棒状突起（２４）が係合するように配されているので、ボタン（７）が押し込まれて斜め下方向に移動した際に、棒状突起（２４）が押されてアーム（２５）が横方向に移動する。
【００３４】
このように構成することにより、ボタン（７）の押し込み操作が、回転軸（２１）の回転運動に変換される。
【００３５】
各部材の運動は、ボタン（７）を斜め下方に６〜７ｍｍ程度押し込むと、ア−ム（２５）が水平方向（図４では右方向）に６〜７ｍｍ程度スライドして、回転軸（２１）が時計回り方向に４５〜６０°程度回転するようにすることが好ましい。
【００３６】
ボタン（７）は、一つを押し込んだときに、別のものが押し込まれた状態のままだと、どの水流の切換状態となっているかが把握しにくい為、一つのボタン（７）が押し込まれた際に、その前に押し込まれていたボタン（７）の位置を元に戻す復元機構を設けることが好ましい。復元機構としては、ア−ム（２５）よりも下方に、上方向に弾性体（３０）によって付勢された係止枠（３２）を設けることが好ましい。
【００３７】
まず、ボタン（７）を押し込んだ際に、ボタン（７）が押し込まれた状態で固定される機構について説明する。
【００３８】
係止枠（３２）は、弁機構部（１８）側の一端側を支点として回動可能なように、切換弁本体（５）に固定されており、支点と反対側の片端には、上方向に突き出たフック（３３）が設けられている。
【００３９】
また、係止枠（３２）の下面と、切換弁本体（５）とにそれぞれ固定された弾性体（３０）が、係止枠（３２）の下部に配されている。
従って、係止枠（３２）を下側に押し込んでも、係止枠（３２）は弾性体（３０）の反発力によって押し戻され、元の位置に復帰する。
【００４０】
このとき、アーム（２５）を横方向に、回転軸（２１）の方向に向かって移動させると、棒状突起（２４）が、係止枠（３２）のフック（３３）を押すため、係止枠（３２）は下に向かって押し込まれる。
【００４１】
そして、棒状突起（２４）がフック（３３）の上端部を越えて回転軸（２１）方向に移動すると、係止枠（３２）が弾性体（３０）に押し戻されて元の位置に復帰し、その結果棒状突起（２４）がフック（３３）に係合する。
【００４２】
また、このとき、アーム（２５）にも、回転軸（２１）の側とは反対方向に押し戻す付勢力を与える弾性体（３１）を設けておくと、棒状突起（２４）がフック（３３）に固定された位置で、アーム（２５）の移動を止めることができる。
【００４３】
そして、ボタン（７）のＵ字状突起（７２）のＵ字の内側部分に、アーム（２５）の棒状突起（２４）が係合していることから、アーム（２５）の位置が固定されると、ボタン（７）の位置も固定される。
【００４４】
アーム（２５）に設ける弾性体（３１）は、アーム（２５）の棒状突起（２４）を有する側の端部と、切換弁本体（５）とにそれぞれ固定して、アーム（２５）が回転軸（２１）側に押された際に、弾性体（３１）が引き延ばされるようにしても良いし、図３に示すように、弾性体（３１）の一端側が、アーム（２５）の中程に相当する位置に切換弁本体（５）に設けた壁にあたるようにし、他端側が、アーム（２５）の棒状突起（２４）を有する側の端部に設けた壁にあたるようにしてやっても良い。
【００４５】
図３に示すような構造の場合、アーム（２５）が回転軸（２１）側に押された際、弾性体（３１）は圧縮されるので、弾性体（３１）は、切換弁本体（５）やアーム（２５）に固定する必要がない。
【００４６】
弾性体（３０）及び弾性体（３１）は、係止枠（３２）、アーム（２５）を移動させた際に、反対側に押し戻す作用を果たすものであれば使用でき、巻きバネ、板バネ、ゴム等を用いることができ、中でも巻きバネが最も簡便で好ましい。
【００４７】
次に、ボタン（７）が押し込まれた際に、その前に押し込まれていたボタン（７）を元に戻す機構について説明する。
【００４８】
ボタン（７）が下方に押されると、棒状突起（２４）が回転軸（２１）方向に移動し、フック（３３）の傾斜面を乗り越えようとする。その際、係止枠（３２）が片端を支点として下方向に傾き、棒状突起（２４）の幅まで下がる（図４真ん中図の状態）。すると、図４最下図の状態にあった、その前に押し込まれていたボタン（７）に対応した棒状突起（２４）が、フック（３３）の垂直面を乗り越え、弾性体（３１）の付勢力でア−ム（２５）が回転軸（２１）と反対方向に押されて動き、図４真ん中図の状態を通り、図４最上図の状態となる。
【００４９】
そして、棒状突起（２４）がボタン（７）のＵ字状部（７２）を押し上げるため、ボタン（７）は押し込まれた状態から元の位置に復帰する。
【００５０】
このとき、横方向に配置した３個のボタン（７）のうち、真ん中に位置するボタン（７）に対応するアーム（２５）には、図３に示すように、棒状突起（２４）を両側に突き出させて配置すると、係止枠（３２）が水平方向に若干傾いていても、係止或いは解除を確実に行うことができるようになるため、好ましい。
【００５１】
また、係止枠（３２）の下部に配置する弾性体（３０）も、係止枠（３２）の水平方向の傾きを極力無くすため、係止枠（３２）を均等に支えることのできる位置に複数個配置することが好ましい。
【００５２】
ボタン（７）による切換及び復元機構は、ボタン（７）の押し込み操作を水平方向に設けるほうが、設計上は容易であるが、その場合、水平方向に大きくなるため、使用者側に出っ張ることになり、その部分が邪魔して浄水器真下が見えずらくなり、また、食器等が当たりやすくなってしまい、実用上好ましくない。上述したように、係止枠（３２）、弾性体（３０）、フック（３３）、棒状突起（２４）等をうまく複合的に組み合わせて、ボタン（７）の略下部に設けるとその問題が見事に解決され好ましい。
【００５３】
本発明に用いるボタン（７）の大きさは、あまり大きいと切換弁本体（５）が大きくなり、あまり小さいと指先で押しにくくなるため、１〜２ｃｍ^２程度に設定するのが好ましい。ボタン（７）同士の間隔は、あまり離すと切換弁本体（５）が大きくなり、あまり近づけると指先が選択しないボタン（７）に接触して押しにくくなるため、ボタン（７）の中心線間の距離を１．５〜２．５ｃｍ程度に設定するのが好ましい。
【００５４】
また、ボタンの押し込み操作の距離は、あまり大きいと迅速な切換ができず、また本体が大きくなり、あまり小さいと明確な切換感が得られず、また弁体の移動量不足が生じるため、３〜９ｍｍ程度に設定するのが好ましい。
【００５５】
本発明に用いる弾性体は巻きバネが好ましいが、その固さ、バネ定数については、あまり大きいとボタン（７）の押し込み力が大きくなってボタン操作が重くなり、あまり小さいとボタン（７）の復元動作が鈍く、また完全に元に戻しきれなくなるため、０．４９〜２．４５Ｎ／ｍｍ程度のものを用いるのが好ましい。バネの材質としては、使用環境から水がかかりやすく、また頻繁に圧縮荷重を受けるため、錆びにくく高耐久性のあるステンレス３０４鋼が好ましい。
【００５６】
弁体（９）は、上述のように３個設けることが好ましいが、その配置は、鉛直方向から見た際に、蛇口接続口（２ａ）の中心部を含む三角形の頂点にそれぞれ配置されていると、蛇口接続口真下から３個の弁体（９）がほぼ等距離にあるため、各弁体（９）に蛇口接続口（２ａ）から流入する原水が均等に上から当たることとなり、各弁体（９）に均等で充分な押圧力が作用して良好なシ−ル性が備わるとともに、各弁体（９）を稼動させるのに要するボタン（７）の操作力も均等になるという優れた利点を有する。
【００５７】
図２、図４に示すように、切換弁本体（５）の、ボタン（７）の突出側とは反対側で、かつボタン（７）と相対する位置に、平面部（４５）を設けると、例えば平面部（４５）に人差し指を支えとして当て、ボタン（７）の上から親指で挟み込むようにして操作を行うことが可能となる。そのため、指先が機敏に動かせない人でも軽い力で大雑把にボタン（７）の押し操作ができ、操作性において著しく優れている。
【００５８】
平面部（４５）は、より良い操作性を考え、全てのボタン（７）に、その真下あたりで、同一平面として設けるのが好ましい。平面部（４５）の奥行きとしては、あまり少ないと指が引っかかりにくく、あまり多いと内部機構が構成しづらくなるため、５〜２０ｍｍに設けることが好ましい。
【００５９】
また、図１に示すとおり、次にどのボタン（７）を押せばどの吐水状態が選択できるかが予め認識可能となるように、各ボタン（７）又はその近傍に対して表示部（４７）が設けられていることが好ましい。例えば、浄水選択ボタン（７ａ）であれば、「浄水」という文字がボタン上面の下側に記されている。そのため、切換表示が分かりやすく、一回の連続操作で迅速に所望の吐出状態に切換が可能である。
【００６０】
表示部（４７）について、色はなるべく目立つように下地の色と変えることが好ましく、大きさは、小さすぎると目視認識しずらくなるため、２５ｍｍ^２以上が好ましい。また、表示に用いる文字や記号、絵等については、本実施例では識別しやすいように文字を用いたが、その他、標識や模様、色をボタン（７）ごとに変えたりして、デザイン的に工夫するなどして適宜構成することが好ましい。配置位置はボタン（７）の上面又はその近傍で、ボタンとの相関が視覚的にとれれば特に限定されない。
【００６１】
また、ボタン（７）の上面に吐水状態を識別する突起（８）を設けると、弱視、色弱、色盲のようなハンディキャップを有する人が、「浄水」といった切換表示がなかなか判別できなくても、指先でボタンを軽く触った感触のみでそれらを判別できるため、操作性において著しく優れている。
【００６２】
突起（８）は、より良い識別性を考え、全てのボタンに、その上面で、同じ高さあたりに設けるのが好ましい。大きさは指先に収まる程度で良いが、あまり小さいと判別が難しくなるため、１６ｍｍ^２以上で設けることが好ましく、突起の高さとしては、あまり低いと判別が難しくなるため、０．５ｍｍ以上が好ましい。また、表示に用いられる文字や記号、絵等については、本実施例では識別しやすいように、水流の形を真似たものを用いたが、その他の標識や模様をデザイン的に工夫するなどして適宜構成することが好ましい。特に、公共性のある点字を用いるとより識別性が増して好ましい。
【００６３】
なお、ボタン（７）や表示部（４７）は、使用者が最も目視、認識しやすい場所、すなわち図示例のように、切換弁本体（５）を蛇口に接続した際、切換弁本体（５）の上壁となる部分であって、使用者側となる位置に設けられていることが最も好ましい。
【００６４】
以上説明したように、このような切換弁によれば、ボタン（７）の動作に連動し、選択された吐水状態と選択された以外の吐水状態とを同時に表示可能としていて、吐水状態の切り換わり先を予め目視して認識可能であるので、一回の連続操作で迅速に所望の吐出状態に切換操作が可能であり、特に切換段数が多い浄水器や、蛇口の先端に接続されて、ビンの中を洗浄したり野菜全体を洗ったりするような様々な使用状況に応じて適宜かつ迅速な吐水状態の切換が必要とされる蛇口直結型浄水器において特に有効である。
【００６５】
尚、ここでは弁機構として、軽い操作力と少ない操作距離を特徴とする、ボール状の弁体（９）と弁体移動突起（２０）を用いる方式を設けたが、水圧の著しく高い場所ではボ−ル状の弁体（９）が弁体移動突起（２０）に押し付けられて痛んでしまう可能性があるため、そのような場合は、その恐れの無い、従来ある筒状ロ−タ−弁とパッキンを用いる方式を設けることが好ましく、より具体的には、回転軸（２１）に、周上に通水入口と通水出口の開いた筒状ロ−タ−弁を連結して設け、その真下部に、通水出口に合致する通水孔の開いた弾性水封性のあるゴム製のパッキンを設けることが好ましい。
【００６６】
なお、ここでは切換弁として３段切換としたが、特にこれに限定されることはなく、本発明の主旨に準じて、同様の部材や機構等を用いれば、２段切換や４段切換のものでも適宜構成可能である。また、切換弁として蛇口直結型浄水器に備えたものとしたが、もちろん、据置型浄水器、アルカリイオン整水器、ミネラル水生成器等の水回り機器にも同様の効果を有して備えることが可能である。
【００６７】
本発明の切換弁及びこれを備えた浄水器の主要材質は、成形性と強度を考慮すると、ＡＢＳ、ＡＳ、ＰＰ等のプラスチックが好ましい。また、浄水カートリッジ（６）の内部に収められる濾過材としては、従来使用されている粒状活性炭、亜硫酸カルシウム、繊維状活性炭等の吸着剤、多孔質中空糸膜、多孔質平膜、セラミックフィルター等の濾過膜を仕様、目的などに応じて適宜選択し、適量充填すればよい。濾過膜については、細菌の除去まで可能で濾過性能に優れる多孔質中空糸膜を用いるのが好ましい。
【００６８】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の切換弁及びそれを備えた浄水器は、本体の真下が見えやすくて作業がしやすく、左利きの人や、指先が機敏に動かせない人、弱視や色盲の人でも操作しやすく、高段数かつ切換表示が分かりやすく、安定して操作が可能で、一回の連続操作で迅速に所望の吐出状態に切換が可能で水の無駄使いがなく、環境面から好ましいとともに経済性、利便性、操作性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の切換弁及びそれを備えた浄水器の一実施例である蛇口直結型浄水器を示す平面図である。
【図２】図１の浄水器の正面図である。
【図３】図１の切換弁を上面から見た横断面図である
【図４】図１の切換弁の右側面から見た一部縦断面図である。
【図５】図１の切換弁の背面から見た縦断面図である。
【図６】従来の浄水器を示す平面図である。
【図７】図６の浄水器の正面図である。
【符号の説明】
１浄水器
２ａ蛇口接続口
３アダプタ
４固定リング
５切換弁本体
６浄水カートリッジ
７ボタン
７ａ浄水選択ボタン
７ｂ（原水）ストレ−ト選択ボタン
７ｃ（原水）シャワー選択ボタン
８突起
９弁体
１１浄水出口
１８弁機構部
２０ボール移動突起
２１回転軸
２２回転カム
２３Ｕ字状突起
２４棒状突起
２５アーム
３０弾性体
３１弾性体
３２係止枠
３３フック
４２（原水）ストレ−ト出口
４３（原水）シャワ−出口
４５平面部
４７表示部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a water purifier that is used in a general home or the like and can be switched by selecting a water discharge state from a plurality of types.
[0002]
[Prior art]
Water pollution has been pointed out in the past, and demand for delicious water is increasing, so water purifiers that purify tap water are used in general households. Known as water purifiers are those that remove the odor, mold odor, trihalomethane, etc. of tap water with an adsorbent such as activated carbon, and those that remove bacteria, turbidity components, etc. with a porous hollow fiber membrane. Yes.
[0003]
As such a water purifier, for example, a faucet direct-coupled water purifier 50 as shown in FIG. 6 is commercially available and used in general households.
[0004]
The faucet direct-coupled water purifier is generally one that is switched by lever operation.For example, a hole is opened with a phase difference at different positions in the axial direction of the rotation shaft, and the water passage and the water passage are synchronized with the rotation of the shaft. A rotor valve that communicates is used (see, for example, Patent Document 1).
[0005]
However, since the switching valve having such a structure performs the switching operation by one rotating shaft, the number of sliding portions increases, the rotational resistance increases, and all the switching operations are performed by the same rotating shaft. For this reason, the wear of the sliding part is increased, and the life tends to be shortened.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-113654
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a switching valve that has a low sliding resistance and is therefore less consumed and can be stably operated, and a water purifier using the same. .
[0008]
[Means for Solving the Problems]
That is, the first gist of the present invention is that the switching valve body (5) is provided with the same number of valve bodies (9), rotating shafts ( 21 ) , arms (25), and buttons (7). , A switching valve for switching the opening and closing of the plurality of flow paths by the valve body (9) driven by the rotation of the rotating shaft (21), wherein the button (7) has a rotation fulcrum portion, The button is engaged with one end of the arm and the rotary shaft is engaged with the other end, and the rotary motion of the button by the push operation of the button is converted into the rotary motion of the rotary shaft via the arm. This is a switching valve characterized by driving the valve body .
[0009]
When the push-in direction of the button (7) is a substantially vertical direction, the button (7) does not get in the way, and the button (7) has a pivot fulcrum part (71), and the pivot fulcrum Moving around the part (71) is preferable because the movement is stable.
[0010]
Further , when one of the buttons (7) is pushed in, a restoring mechanism for returning the position of the button (7) pushed in front of the button (7) is arranged. Is preferable.
[0011]
In addition, a U-shaped protrusion (23) is provided at one end of the arm (25), and a rod-shaped protrusion (24) is provided at the other end.
The U-shaped protrusion (23) engages with a rotating cam (22) provided on the rotating shaft (21),
When the rod-shaped protrusion (24) is configured to engage with a U-shaped protrusion (71) provided on the button (7), the push-in operation of the button (7) is performed on the rotary shaft (21). Can be efficiently converted into motion.
[0012]
In addition, the restoration mechanism includes a locking frame (32) biased by the elastic body (30),
When the locking frame (32) is reciprocated by the movement of the bar-shaped protrusion (24) to lock or release the bar-shaped protrusion (24), the button (7) can be easily restored. it can.
[0013]
When the number of the valve bodies (9) and the rotation shafts (21) is three and viewed from the vertical direction, the valve bodies (9) and the rotation shafts (21) are respectively arranged at the apexes of the triangle including the central portion of the faucet connection port (2a). It is preferable because of its compact configuration.
[0014]
When the flat surface portion (45) is provided on the side of the water purifier body (5) opposite to the projecting side of the button (7) and facing the button (7), it is more stable when the button is pressed. Therefore, it is preferable.
[0015]
If the button (7) or a display portion (47) indicating the water discharge state is disposed near the button (7), it is easy to grasp the water discharge state, and the display portion (47) can be identified by touching with a hand. More preferably, it has a protrusion (8).
[0016]
The second gist of the present invention is a water purifier that switches the flow path by the aforementioned switching valve.
The water purifier of the present invention is suitable for a faucet that is directly connected to the faucet.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a plan view of a faucet directly connected water purifier (1) according to an embodiment of the present invention, which is connected to a faucet (not shown) by an adapter (3) and a fixing ring (4). A switching valve body (5) in which a faucet connection port (2a) is formed, and a filtering material (not shown) such as activated carbon and a hollow fiber membrane are housed in the switching valve body (5a), for filtering and purifying water supplied from the faucet. And a water purification cartridge (6).
[0018]
FIG. 2 is a front view of the water purifier (1) of FIG. In the water purifier (1) of this example, the water discharge state is “purified water” that filters water from the faucet and discharges water from the purified water outlet (11), and discharges water from the shower outlet (43) in a shower shape without filtering. It is possible to select and switch between “shower” and “straight” which discharges water from the straight outlet (42) without filtering.
In addition, in the water purifier of FIG.1 and FIG.2, "straight" is selected as the water discharge state.
[0019]
A valve mechanism section (18) is arranged inside the switching valve main body (5), and a rotating shaft (21) and a ball-shaped valve body (9) are disposed in the valve mechanism section (18). The valve body (9) is moved by the rotation of the rotating shaft (21) to open and close the flow path. The valve body (9) is arranged on a panel provided with a water passage hole, and water flows when the valve body (9) is removed from the water passage hole.
The water tightness inside and outside of the valve mechanism (18) is maintained by arranging a water sealing material made of an elastic body such as an O-ring on the sliding portion of the rotating shaft (21).
[0020]
At this time, if two or more rotary shafts (21) and the same number of valve bodies (9) are arranged and the respective valve bodies (9) are moved using separate rotary shafts (21), Compared to the conventional arrangement in which the bodies are arranged in a horizontal row and driven by a single rotating shaft, the horizontal width can be reduced, so that compactness can be achieved.
[0021]
In addition, since each valve element (9) is moved by its own rotating shaft (21), even if one of them becomes difficult to move due to sticking or wear, the operation of the other valve element (9) is affected. The service life as a whole is prolonged, and since only one water sealing material is required for the rotating shaft (21), the frictional resistance of each operation can be reduced, and the operation is light and durable. It has the advantage of being good.
[0022]
On the front upper surface of the switching valve main body (5), a push operation in a substantially vertical direction is possible, and three buttons (7) arranged in a horizontal row are arranged. The three buttons (7) are a water purification selection button (7a), a straight selection button (7b), and a shower selection button (7c), respectively.
[0023]
The number of buttons (7) is not limited to three, but may be two of the purified water selection button and the raw water selection button, and in addition to the above three buttons, a water-saving shower selection button may be provided. Absent.
[0024]
Such a structure has an advantage that it is easy to operate even for a left-handed user because the operation part is not arranged only at the right end part unlike the conventional lever type operation. Further, since the operating force is applied in the downward direction, the faucet does not move easily, and there is an advantage that the screw portion does not loosen from the faucet and can be operated stably.
[0025]
Next, a mechanism in which the button (7) is fixed at a fixed position and the selected water channel is opened by pressing the button (7) downward will be described in detail with reference to FIGS. To do.
[0026]
3 is a cross-sectional view of the switching valve body (5) of the present invention as viewed from above, and FIG. 4 shows the mechanism of the straight portion as viewed from the right side of the switching valve body (5) of FIG. FIG. 5 is a longitudinal sectional view seen from the back of the switching valve body (5) of FIG. In addition, FIG.3 and FIG.5 is a mechanism figure at the time of water purification selection, and the arrow in a figure shows the flow of the water at that time.
[0027]
The button (7) is preferably connected to the upper part of the switching valve main body (5) so as to be pivotable by the pivot fulcrum (71), so that the movement can be made smooth. In this way, when the button (7) is pushed in, the button (7) moves obliquely downward so as to draw an arc around the rotation fulcrum part (71).
[0028]
An arm (25) for converting the pushing operation of the button (7) into the rotational motion of the rotating shaft (21) is arranged inside the switching valve body (5).
The same number of buttons (7), valve bodies (9), rotating shafts (21), and arms (25) are arranged.
[0029]
At the lower part of the button (7), a U-shaped projection (72) whose tip end is directed obliquely downward and opened on the opposite side of the rotation fulcrum (71) is arranged.
Further, a U-shaped projection (23) is provided at one end of the arm (25), and a rod-shaped projection (24) is provided at the other end.
Further, a rotary cam (22) is provided at the end of the rotary shaft (21) at a position protruding outside the valve mechanism (18).
[0030]
The U-shaped protrusion (23) of the arm (25) is arranged so that the rod provided at the tip of the rotating cam (22) is engaged with the inner portion of the U-shape. By moving in the lateral direction, the rotating shaft (21) rotates.
[0031]
[Means for solving the problems and effects]
The valve body (9) is moved upward by the valve body moving projection (20) provided on the rotating shaft (21) pushing it up from below the ball-shaped valve body (9) as it rotates. Then, the water passage is opened (the state of the right valve element (9) in FIG. 5) to allow water to pass. At this time, when the rotating cam (22) rotates about 45 to 60 °, the valve body (9) is preferably shifted upward by about 2 to 3 mm.
[0032]
In order to convert and transmit the downward movement of the button (7) into the rotational movement of the rotary cam (22), the arm (25) is opposite the U-shaped projection (23). At one end, a rod-like protrusion (24) is provided in a direction intersecting the longitudinal direction of the arm (25).
[0033]
And since it arrange | positions so that the rod-shaped protrusion (24) of an arm (25) may engage with the U-shaped inner side part of the U-shaped protrusion (72) of a button (7), a button (7) is pushed in Thus, when it moves obliquely downward, the rod-like protrusion (24) is pushed and the arm (25) moves in the lateral direction.
[0034]
By configuring in this way, the pressing operation of the button (7) is converted into the rotational motion of the rotating shaft (21).
[0035]
The movement of each member is as follows. When the button (7) is pushed diagonally downward by about 6 to 7 mm, the arm (25) slides about 6 to 7 mm in the horizontal direction (rightward in FIG. 4), and the rotation shaft (21 ) Is preferably rotated about 45-60 ° clockwise.
[0036]
One button (7) is pushed in because it is difficult to grasp which water flow is switched if one of the buttons (7) is pushed in when another is pushed in. It is preferable to provide a restoring mechanism for returning the position of the button (7) that has been pushed in front of the button (7). As the restoring mechanism, it is preferable to provide a locking frame (32) biased upward by the elastic body (30) below the arm (25).
[0037]
First, a mechanism that is fixed in a state where the button (7) is pushed when the button (7) is pushed will be described.
[0038]
The locking frame (32) is fixed to the switching valve body (5) so as to be rotatable about one end side on the valve mechanism (18) side, and on one end opposite to the fulcrum, A hook (33) protruding in the direction is provided.
[0039]
Moreover, the elastic body (30) each fixed to the lower surface of the latching frame (32) and the switching valve main body (5) is distribute | arranged to the lower part of the latching frame (32).
Therefore, even if the locking frame (32) is pushed downward, the locking frame (32) is pushed back by the repulsive force of the elastic body (30) and returns to the original position.
[0040]
At this time, when the arm (25) is moved in the lateral direction toward the rotation axis (21), the rod-shaped protrusion (24) pushes the hook (33) of the locking frame (32). The frame (32) is pushed downward.
[0041]
When the rod-shaped protrusion (24) moves in the direction of the rotation axis (21) beyond the upper end of the hook (33), the locking frame (32) is pushed back by the elastic body (30) and returns to the original position. As a result, the rod-shaped protrusion (24) engages with the hook (33).
[0042]
At this time, if the arm (25) is also provided with an elastic body (31) that applies an urging force to push back in the direction opposite to the rotation shaft (21), the rod-shaped protrusion (24) is hooked to the hook (33). The movement of the arm (25) can be stopped at the position fixed to.
[0043]
And since the rod-shaped protrusion (24) of the arm (25) is engaged with the U-shaped inner portion of the U-shaped protrusion (72) of the button (7), the position of the arm (25) is fixed. Then, the position of the button (7) is also fixed.
[0044]
The elastic body (31) provided on the arm (25) is fixed to the end of the arm (25) on the side having the rod-like protrusion (24) and the switching valve body (5), and the arm (25) rotates. When pushed toward the shaft (21), the elastic body (31) may be stretched, and as shown in FIG. 3, one end of the elastic body (31) is placed in the arm (25). It is possible to make it correspond to the wall provided in the switching valve main body (5) at a position corresponding to about the same, and make the other end hit the wall provided at the end of the arm (25) on the side having the rod-like protrusion (24). good.
[0045]
In the case of the structure as shown in FIG. 3, the elastic body (31) is compressed when the arm (25) is pushed toward the rotating shaft (21), so that the elastic body (31) is the switching valve main body (5). ) And the arm (25).
[0046]
The elastic body (30) and the elastic body (31) can be used as long as they can push back to the opposite side when the locking frame (32) and the arm (25) are moved. Rubber or the like can be used, and among these, a wound spring is the simplest and preferred.
[0047]
Next, a mechanism for returning the button (7) that has been pressed before when the button (7) is pressed will be described.
[0048]
When the button (7) is pushed downward, the rod-like protrusion (24) moves in the direction of the rotation axis (21) and tries to get over the inclined surface of the hook (33). At that time, the locking frame (32) tilts downward with one end as a fulcrum, and falls to the width of the rod-shaped protrusion (24) (the state shown in the middle of FIG. 4). Then, the rod-like protrusion (24) corresponding to the button (7) pushed in before in the state shown in the lowermost figure of FIG. 4 gets over the vertical surface of the hook (33) and attaches the elastic body (31). The arm (25) is pushed and moved in the direction opposite to the rotation shaft (21) by the force, and the state shown in the middle of FIG.
[0049]
And since a rod-shaped protrusion (24) pushes up the U-shaped part (72) of a button (7), a button (7) will return to the original position from the pushed state.
[0050]
At this time, among the three buttons (7) arranged in the horizontal direction, the arm (25) corresponding to the button (7) located in the middle is provided with a rod-shaped protrusion (24) on both sides as shown in FIG. If the locking frame (32) is slightly inclined in the horizontal direction, the locking or release can be performed reliably, which is preferable.
[0051]
In addition, the elastic body (30) disposed below the locking frame (32) can also support the locking frame (32) evenly in order to eliminate the horizontal tilt of the locking frame (32) as much as possible. It is preferable to arrange a plurality of the
[0052]
The switching and restoring mechanism by the button (7) is easier in design if the push-in operation of the button (7) is provided in the horizontal direction, but in that case, it becomes larger in the horizontal direction, so that it protrudes to the user side. Therefore, it becomes difficult to see the part immediately below the water purifier because it interferes, and it becomes easy to hit tableware and the like, which is not preferable in practice. As described above, if the locking frame (32), the elastic body (30), the hook (33), the rod-like protrusion (24), etc. are combined well together and provided at the substantially lower part of the button (7), the problem arises. It is excellently solved.
[0053]
The size of the button (7) used in the present invention is too large and the switching valve body (5) is increased, it becomes difficult to press a fingertip too small, preferably set to about 1 to 2 cm ^2. If the distance between the buttons (7) is too far, the switching valve body (5) will become large, and if it is too close, the fingertip will not touch the button (7) that is not selected and will be difficult to press. Is preferably set to about 1.5 to 2.5 cm.
[0054]
In addition, if the distance of the button pressing operation is too large, quick switching cannot be performed, and the main body becomes large. If the distance is too small, a clear switching feeling cannot be obtained and the amount of movement of the valve body is insufficient. It is preferable to set to about 9 mm.
[0055]
The elastic body used in the present invention is preferably a wound spring, but if its hardness and spring constant are too large, the pushing force of the button (7) increases and the button operation becomes heavy, and if it is too small, the button (7) Since the restoring operation is dull and cannot be completely restored, it is preferable to use one having a value of about 0.49 to 2.45 N / mm. As the material of the spring, stainless steel 304 which is not easily rusted and has high durability is preferable because it easily receives water from the usage environment and frequently receives a compressive load.
[0056]
It is preferable to provide three valve bodies (9) as described above, but the arrangement is arranged at the apexes of a triangle including the central portion of the faucet connection port (2a) when viewed from the vertical direction. Since the three valve bodies (9) are almost equidistant from the faucet connection port directly below, the raw water flowing from the faucet connection port (2a) will equally hit each valve body (9) from above, An equal and sufficient pressing force acts on each valve body (9) to provide a good sealing property, and the operation force of the button (7) required to operate each valve body (9) is also equalized. Has excellent advantages.
[0057]
As shown in FIG. 2 and FIG. 4, when the flat surface portion (45) is provided on the opposite side of the switching valve body (5) from the protruding side of the button (7) and facing the button (7). For example, it is possible to perform an operation by placing the index finger as a support on the flat surface portion (45) and sandwiching it with the thumb from above the button (7). Therefore, even a person whose fingertips cannot move quickly can roughly push the button (7) with a light force, and the operability is remarkably excellent.
[0058]
In consideration of better operability, the flat surface portion (45) is preferably provided on all the buttons (7) as the same flat surface immediately below. If the depth of the flat surface portion (45) is too small, it is difficult for fingers to be caught, and if it is too large, it is difficult to construct the internal mechanism.
[0059]
Further, as shown in FIG. 1, the display unit (47) is displayed for each button (7) or its vicinity so that it can be recognized in advance which button (7) is pressed to select which water discharge state can be selected. Is preferably provided. For example, in the case of the water purification selection button (7a), the word “purified water” is written below the button upper surface. Therefore, the switching display is easy to understand, and it is possible to quickly switch to a desired discharge state by one continuous operation.
[0060]
The display unit (47), the color is preferably varied with the color of the underlying as possible prominently, magnitude, it becomes pleasure not to excessively small visual recognition, 25 mm ² or more. In addition, characters, symbols, pictures, and the like used for display are used for easy identification in the present embodiment, but in addition, signs, patterns, and colors are changed for each button (7), so that it can be designed. It is preferable to configure appropriately by devising. The arrangement position is not particularly limited as long as it is visually correlated with the button on or near the upper surface of the button (7).
[0061]
Further, if a protrusion (8) for identifying the water discharge state is provided on the upper surface of the button (7), even if a person with a handicap such as amblyopia, color weakness, or color blindness cannot easily determine the switching display such as “clean water”. Since these can be distinguished only by touching the button lightly with a fingertip, the operability is remarkably excellent.
[0062]
In consideration of better discrimination, the protrusions (8) are preferably provided at the same height on the upper surface of all buttons. The size can be adjusted to fit on the fingertip, but it is difficult to discriminate if it is too small, so it is preferable to provide it at 16 mm ² or more. The height of the projection is difficult to discriminate if it is too low. preferable. In addition, the characters, symbols, pictures, etc. used for the display have been designed to imitate the shape of the water flow so that they can be easily identified in this embodiment. It is preferable to configure appropriately. In particular, it is preferable to use Braille with publicity because the distinguishability is further increased.
[0063]
It should be noted that the button (7) and the display unit (47) are located at a place where the user can most easily see and recognize, that is, when the switching valve body (5) is connected to the faucet as in the illustrated example, the switching valve body (5 It is most preferable that the upper wall is provided at a position on the user side.
[0064]
As described above, according to such a switching valve, the selected water discharge state and the water discharge state other than the selected water discharge state can be displayed simultaneously in conjunction with the operation of the button (7). Since it is possible to recognize the replacement destination by visual observation in advance, it is possible to quickly switch to the desired discharge state in one continuous operation, especially connected to the water purifier with a large number of switching stages and the tip of the faucet, This is particularly effective in a faucet-directly connected water purifier that requires appropriate and quick switching of the water discharge state according to various usage situations such as washing the inside of a bottle or washing the whole vegetable.
[0065]
Here, as the valve mechanism, a system using a ball-shaped valve body (9) and a valve body moving projection (20) characterized by a light operating force and a small operating distance is provided, but in a place where the water pressure is extremely high. Since the ball-shaped valve element (9) may be pressed against the valve element moving projection (20) and become painful, in such a case, there is no fear of the conventional cylindrical rotor. It is preferable to provide a system using a valve and packing. More specifically, a cylindrical rotor valve having a water inlet and a water outlet opened on the circumference is connected to the rotating shaft (21). Further, it is preferable to provide an elastic water-sealing rubber packing having a water passage hole that matches the water passage outlet immediately below it.
[0066]
Although the three-stage switching is used here as the switching valve, the present invention is not particularly limited to this, and in accordance with the gist of the present invention, if a similar member or mechanism is used, two-stage switching or four-stage switching is possible. Even a thing can be comprised suitably. In addition, the faucet directly connected water purifier was provided as a switching valve, but of course, it has the same effect on water-circulating devices such as stationary water purifiers, alkaline ion water conditioners, and mineral water generators. It is possible.
[0067]
The main material of the switching valve of the present invention and the water purifier equipped with the same is preferably a plastic such as ABS, AS, PP, etc. in view of moldability and strength. Moreover, as a filtering material stored in the inside of the water purification cartridge (6), conventionally used adsorbents such as granular activated carbon, calcium sulfite, and fibrous activated carbon, porous hollow fiber membranes, porous flat membranes, ceramic filters, etc. The filtration membrane may be appropriately selected according to the specification, purpose, etc., and filled in an appropriate amount. As the filtration membrane, it is preferable to use a porous hollow fiber membrane that can remove bacteria and is excellent in filtration performance.
[0068]
【The invention's effect】
As described above, the switching valve of the present invention and the water purifier provided with the same are easy to work under the main body, easy to work, even for left-handed people, people who can not move fingertips quickly, people with low vision or color blindness. Easy to operate, high number of steps, easy-to-understand switching indication, stable operation, quick switching to the desired discharge state with a single continuous operation, no waste of water, environmentally favorable Excellent economy, convenience and operability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a faucet-directly connected water purifier as an embodiment of the switching valve of the present invention and a water purifier equipped with the same.
FIG. 2 is a front view of the water purifier of FIG.
3 is a transverse cross-sectional view of the switching valve of FIG. 1 as viewed from above. FIG. 4 is a partial longitudinal sectional view of the switching valve of FIG.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of the switching valve of FIG. 1 as viewed from the back.
FIG. 6 is a plan view showing a conventional water purifier.
7 is a front view of the water purifier of FIG. 6. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Water purifier 2a Faucet connection port 3 Adapter 4 Fixing ring 5 Switching valve body 6 Water purification cartridge 7 Button 7a Water purification selection button 7b (Raw water) Straight selection button 7c (Raw water) Shower selection button 8 Protrusion 9 Valve body 11 Purified water outlet 18 Valve mechanism 20 Ball moving projection 21 Rotating shaft 22 Rotating cam 23 U-shaped projection 24 Bar-shaped projection 25 Arm 30 Elastic body 31 Elastic body 32 Locking frame 33 Hook 42 (Raw water) Straight outlet 43 (Raw water) Shower outlet 45 Flat part 47 Display part

Claims

切換弁本体（５）に、弁体（９）と、回転軸（２１）と、アーム（２５）と、ボタン（７）とがそれぞれ同数個配され、複数流路の開閉の切換えを、前記回転軸（２１）の回転により駆動される前記弁体（９）によって行う切換弁であって、
前記アームの一端には前記ボタンが、他端には前記回転軸がそれぞれ係合されていると共に、
前記ボタン（７）は回動支点部を有し、
前記ボタンの押し込み操作によるボタンの回転運動をアームを介して前記回転軸の回転運動に変換することで弁体を駆動させることを特徴とする切換弁。The switching valve main body (5) is provided with the same number of valve bodies (9), rotating shafts (21), arms (25), and buttons (7), respectively, and switching between opening and closing of a plurality of flow paths is performed. A switching valve that is operated by the valve element (9) driven by the rotation of the rotating shaft (21),
The button is engaged with one end of the arm, and the rotating shaft is engaged with the other end.
The button (7) has a pivot point;
A switching valve characterized in that the valve body is driven by converting the rotary motion of the button by the push-in operation of the button into the rotary motion of the rotary shaft via an arm.

前記アーム（２５）は前記ボタンの回転運動と連動して前後に移動するように配置されている請求項１に記載の切換弁。The switching valve according to claim 1 , wherein the arm (25) is arranged to move back and forth in conjunction with the rotational movement of the button.

前記切換弁本体（５）の、前記ボタン（７）の突出側とは反対側で、かつ前記ボタン（７）と相対する位置に、平面部（４５）を設けた請求項１又は２のいずれか一項に記載の切換弁。 3. The flat surface portion (45) is provided at a position opposite to the protruding side of the button (7) and facing the button (7) of the switching valve body (5). The switching valve according to claim 1.

前記弁体（９）及び前記回転軸（２１）の数が３個であり、鉛直方向から見た際に、蛇口接続口（２ａ）の中心部を含む三角形の頂点にそれぞれ配されている請求項１〜３のいずれか一項に記載の切換弁。The number of the valve body (9) and said rotary shaft (21) is three, when viewed from the vertical direction, claims are arranged respectively at the vertices of a triangle including the central portion of the faucet connection port (2a) Item 4. The switching valve according to any one of Items 1 to 3 .

前記アーム（２５）の一端にはＵ字状突起（２３）が設けられ、他端には棒状突起（２４）が設けられており、
該Ｕ字状突起（２３）は、前記回転軸（２１）に設けられた回転カム（２２）に係合し、該棒状突起（２４）は、前記ボタン（７）に設けられたＵ字状突起に係合する請求項１〜４いずれか一項に記載の切換弁。One end of the arm (25) is provided with a U-shaped protrusion (23), and the other end is provided with a rod-shaped protrusion (24).
The U-shaped protrusion (23) engages with a rotating cam (22) provided on the rotating shaft (21), and the rod-shaped protrusion (24) is U-shaped provided on the button (7). The switching valve according to claim 1, wherein the switching valve is engaged with the protrusion.

請求項１〜５に記載の切換弁によって流路の切換を行う浄水器。 The water purifier which switches a flow path with the switching valve of Claims 1-5 .