JP4492718B2 - 情報出力装置および情報出力処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばサーバ装置からクライアント装置に取得されたWebページをブラウザによって出力し閲覧するための情報出力装置および情報出力処理プログラムに関する。
近年、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)などに代表されるサーバ・クライアント・システムにおいて、サーバ装置からクライアント装置に取得されたWebページをブラウザによって出力し閲覧することが日常的に行われている。
前記サーバ装置が提供するWebページは、当該ページの領域を分けて扱う異なる情報毎に、例えばその注目度合いに応じてページ全体のバランスを考慮しつつ文字のサイズ(フォントサイズ)や色・形を変えて制作されるのが一般的である。
一方でクライアント装置には、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話など、表示画面サイズが大小様々に異なる端末装置が利用される。
このため、あるWebページを、PCなど、端末装置として比較的大きな表示画面にて閲覧した場合には、小さなフォントサイズで記述された情報も十分に読み取ることができるものの、携帯電話など、小さな表示画面にて閲覧した場合には、同小さなフォントサイズで記述された情報は十分に読み取ることができないことがある。また逆に大きなフォントサイズで記述された情報は、前記小さな表示画面に広く表示されてしまい、情報の全体が把握し辛いことがある。
そこで、表示装置上でテキストを表示させる際に、当該テキストのフォントサイズを、判読可能なフォントサイズの限界値以上になるように変更制御して表示させるようにした「テキストの可読性向上のためのシステムと方法」が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−122708号公報
前記従来の「テキストの可読性向上のためのシステムと方法」では、判読可能なフォントサイズの限界値未満の文字は、一様に判読可能なフォントサイズの限界値以上になるまでそのサイズを増加させている。このため、各種のフォントサイズのテキストが混在したWebページの表示においては、それぞれのテキストのフォントサイズやレイアウトの相関関係が失われ、当該ページ制作時に考慮したページ全体のバランスが損なわれてしまう問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、ページ全体のフォントサイズのバランスが損なわれることなく、異なるフォントサイズの文字を十分読み取ることが可能になる情報出力装置および情報出力処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の情報出力装置は、表示データに含まれるテキストのフォントサイズについて、所定のフォントサイズ及び最小フォントサイズ、最大フォントサイズを予め設定するサイズ設定手段と、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズ毎の使用頻度を抽出するサイズ分布抽出手段と、このサイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズを判定するサイズ判定手段と、前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズから前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズを減算してフォントサイズの差分を求めるサイズ差分計算手段と、このサイズ差分計算手段により求められた前記所定のフォントサイズと前記使用頻度の高いフォントサイズとの差分に対応させて、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズを、前記最小フォントサイズと前記最大フォントサイズの範囲に収めて変更するサイズ変更手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の情報出力装置は、表示データに含まれるテキストのフォントサイズについて、所定のフォントサイズ、最小設定フォントサイズ、最大設定フォントサイズを予め設定するサイズ設定手段と、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズ毎の使用頻度を抽出するサイズ分布抽出手段と、このサイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズを判定するサイズ判定手段と、このサイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて均等に纏めるための条件を設定する第1の条件設定手段と、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズから最大設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて均等に纏めるための条件を設定する第2の条件設定手段と、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズのテキストを前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズに変更する第1のサイズ変更手段と、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記第1の条件設定手段により設定された条件に従って変更する第2のサイズ変更手段と、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記第2の条件設定手段により設定された条件に従って変更する第3のサイズ変更手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の情報出力装置は、前記請求項2に記載の情報出力装置において、前記サイズ判定手段は、前記サイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズ、および最大のフォントサイズ、最小のフォントサイズを判定する最大最小サイズ判定手段を有し、前記第1の条件設定手段は、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズから最小のフォントサイズを減算した値を、前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズを減算した値で除算する除算手段を有し、この除算手段による除算結果を、前記使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて纏める数の条件として設定し、前記第2の条件設定手段は、前記サイズ判定手段により判定された最大のフォントサイズから使用頻度の高いフォントサイズを減算した値を、前記サイズ設定手段により予め設定された最大設定フォントサイズから所定のフォントサイズを減算した値で除算する除算手段を有し、この除算手段による除算結果を、前記使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズから最大設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて纏める数の条件として設定し、前記第2のサイズ変更手段は、前記第1の条件設定手段により設定された纏める数の条件に従って、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて変更し、前記第3のサイズ変更手段は、前記第2の条件設定手段により設定された纏める数の条件に従って、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズから最大設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて変更する、ことを特徴としている。
請求項4に記載の情報出力装置は、前記請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の情報出力装置において、前記サイズ設定手段は、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズについて、当該表示データを出力すべき画面サイズに応じて所定のフォントサイズを設定する画面サイズ対応設定手段を有することを特徴としている。
請求項5に記載のコンピュータ読み込み可能な情報出力処理プログラムは、情報出力装置のコンピュータを制御して表示データを出力するための情報出力処理プログラムであって、前記コンピュータを、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズ毎の使用頻度を抽出するサイズ分布抽出手段、このサイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズを判定するサイズ判定手段、予め設定された所定のフォントサイズから前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズを減算してフォントサイズの差分を求めるサイズ差分計算手段、このサイズ差分計算手段により求められた前記所定のフォントサイズと前記使用頻度の高いフォントサイズとの差分に対応させて、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズを、予め設定された最小フォントサイズと最大フォントサイズの範囲に収めて変更するサイズ変更手段、として機能させることを特徴としている。
請求項6に記載のコンピュータ読み込み可能な情報出力処理プログラムは、情報出力装置のコンピュータを制御して表示データを出力するための情報出力処理プログラムであって、前記コンピュータを、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズ毎の使用頻度を抽出するサイズ分布抽出手段、このサイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズを判定するサイズ判定手段、このサイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて均等に纏めるための条件を設定する第1の条件設定手段、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、予め設定された所定のフォントサイズから最大設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて均等に纏めるための条件を設定する第2の条件設定手段、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズのテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズに変更する第1のサイズ変更手段、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記第1の条件設定手段により設定された条件に従って変更する第2のサイズ変更手段、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記第2の条件設定手段により設定された条件に従って変更する第3のサイズ変更手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、ページ全体のフォントサイズのバランスが損なわれることなく、異なるフォントサイズの文字を十分読み取ることが可能になる情報出力装置および情報出力処理プログラムを提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の情報出力装置の実施形態に係るサーバ・クライアント・システムの構成を示すブロック図である。
このサーバ・クライアント・システムは、インターネット、WAN、LANなどからなるネットワークN上に接続されたサーバ装置10および複数のクライアント装置20,…を備える。
サーバ装置10は、Webページ生成処理プログラム,登録ユーザ管理処理プログラム,Webページ配信処理プログラム,メール処理プログラム,文書作成処理プログラムなど、当該サーバ装置10の本体操作により機能する複数のアプリケーションプログラムを有し、例えば本サーバ装置10にユーザ登録されたクライアント装置20,…からのアクセス要求に応じて当該要求されたWebページを各クライアント装置20,…へ配信する。
クライアント装置20,…は、携帯電話,PDA,PCなどからなり、インターネット接続処理プログラム、Web表示プログラム,Web印刷プログラム,メール処理プログラム,文書作成処理プログラム,画像処理プログラムなど、当該端末装置20の本体操作により機能する複数のアプリケーションプログラムを有し、例えば所望のWebサイトのサーバ装置10にアクセスしてそのWebページを取得し表示したり印刷したりする。
図2は、前記サーバ・クライアント・システムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図である。
サーバ装置10は、コンピュータとしてのCPU11を備え、このCPU11には、バス12を介してROM13、RAM14、フレームバッファRAM15、表示装置16が接続される。
また、CPU11には、バス12を介してキーボード,マウスなどの入力装置17、外部記憶装置18a、補助記憶装置18b、クライアント装置20,…との通信I/F(インターフェイス)19が接続される。
CPU11は、ROM13に予め記憶されているシステムプログラムや種々のアプリケーションプログラムに従ってRAM14を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置17からのキー入力信号や通信I/F19を介して受信されるクライアント装置20からのユーザ操作に応じたWebページ取得要求信号などに応じて前記種々のプログラムが起動・実行される。
図3は、前記サーバ・クライアント・システムにおけるクライアント装置20の回路構成を示すブロック図である。
クライアント装置20は、コンピュータとしてのCPU21を備え、このCPU21には、バス22を介してROM23、RAM24、フレームバッファRAM25が接続される。そして、このフレームバッファRAM25に書き込まれた描画データが表示装置26に出力されて表示される。
また、CPU21には、バス22を介してキーボード,マウスなどの入力装置27、外部記憶装置28a、補助記憶装置28b、前記サーバ装置10との通信I/F(インターフェイス)29が接続される。
CPU21は、ROM23に予め記憶されているシステムプログラムおよび種々のアプリケーションプログラムに従ってRAM24を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置27からの入力信号に応じて前記種々のアプリケーションプログラムが起動され実行される。
前記サーバ装置10をインターネット(N)上のWebサイト、前記クライアント装置20,…を前記Webサイトにアクセス可能なユーザ端末とした場合、ユーザ端末(20)からWebサイト(10)へのアクセス要求に応じて、当該Webサイト(10)においてHTML(Hyper Text Mark-up Language)により記述生成されたWebページがアクセス要求元のユーザ端末(20)へ配信され、そのWeb表示プログラム(Webブラウザ)により展開されて表示装置26に表示される。
この情報出力装置の第1実施形態に係るクライアント装置20は、前記サーバ装置10からWebページを受信取得して表示部26に表示させる場合に、当該Webページに記述されている全てのテキストのフォントサイズを抽出してそのフォントサイズの分布を生成する処理(図7,図9(a)参照)、およびこのフォントサイズの分布から判断される最高使用頻度のフォントサイズ(Sdominant)のテキストを、表示装置26の画面サイズに応じて予め設定された最適なフォントサイズ(Sopt)に変更すると共に、その他のテキストのフォントサイズも前記最適フォントサイズ(Sopt)と最高使用頻度フォントサイズ(Sdominant)とのサイズ差分(Sdiff)に応じて変更する処理(図8,図9(b)参照)を実行する。
これにより、Webページに様々なフォントサイズで記述されたテキストを、そのサイズのバランスを保ちつつ前記最適フォントサイズ(Sopt)を基準としてサイズ変更し、ユーザの見易いWebページを表示させることができる。
図4は、前記クライアント装置20のRAM24に確保されたデータメモリの内容を示す図である。
この第1実施形態のクライアント装置20では、フォントサイズ分布メモリ24a、最適フォントサイズ設定メモリ24b、最高頻度フォントサイズメモリ24c、サイズ差分メモリ24d、変更対象フォントサイズメモリ24eなどを用意する。
フォントサイズ分布メモリ24aには、サーバ装置10から取得されたWebページに記述されている全てのテキストのフォントサイズの分布データが、各フォントサイズ(ピクセル)毎の文字数をカウントした分布データ(cnt[fs]:fs=1〜max)として記憶される。
最適フォントサイズ設定メモリ24bには、表示装置26の画面サイズに応じて予め設定されたあるいはユーザ任意に設定された最適なフォントサイズ(Sopt)が記憶される。
最高頻度フォントサイズメモリ24cには、前記フォントサイズ分布メモリ24aに記憶されたフォントサイズの分布データに基づき判断された使用頻度の最も高いフォントサイズ(Sdominant)が記憶される。
サイズ差分メモリ24dには、前記最適フォントサイズ設定メモリ24bに記憶された最適フォントサイズ(Sopt)から前記最高頻度フォントサイズメモリ24cに記憶された最高使用頻度フォントサイズ(Sdominant)を差し引いたサイズ差分(Sdiff)が記憶される。
変更対象フォントサイズメモリ24eには、Webページに記述された様々なフォントサイズからなるテキストのフォントサイズの変更処理に際して、そのサイズ変更処理の対象とするフォントサイズが記憶される。
なお、前記図4における最小フォントサイズ設定メモリ24f〜変更サイズ設定メモリ24nについては、後述の第2実施形態において説明する。
このクライアント装置20において、前記サーバ装置10から取得されたWebページを表示装置26に表示する際に、当該Webページのフォントサイズの分布を抽出する処理(図7,図9(a)参照)やフォントサイズを変更する処理(図8,図9(b)参照)は、何れも当該クライアント装置20のWeb表示プログラム(Webブラウザ)にプラグインあるいはアドオンするプログラムにより実現される。
前記フォントサイズ分布抽出処理では、例えばJava(登録商標) scriptで記述されたプログラムによってDOM(Document Object Model)ツリーの全てのノードについてフォントサイズの抽出を行うもので、具体的には図5に示すようなプログラムになる。
図5は、Webページに記述されたテキストのフォントサイズを抽出するためのJava(登録商標) scriptプログラムの一例を示す図である。
図6は、Webページに記述されたテキストのフォントサイズを変更するためのJava(登録商標) scriptプログラムの一例を示す図である。
次に、前記構成のクライアント装置20におけるWebページの第1実施形態のフォントサイズ最適化変更機能について説明する。
図7は、前記クライアント装置20によるWebページのフォントサイズ分布抽出処理を示すフローチャートである。
図8は、前記クライアント装置20によるWebページの第1実施形態のフォントサイズ変更処理(1)を示すフローチャートである。
図9は、前記クライアント装置20によるWebページの第1実施形態のフォントサイズ変更処理(1)に伴う変更前のフォントサイズ分布データ(a)と変更後のフォントサイズ分布データ(b)とを対比して示す図である。
まず、フォントサイズ分布メモリ24aにて記憶される全てのフォントサイズに対応するカウンタ変数の値をクリアして初期化する(cnt[fs]=0:fs=1〜max(px):pxはピクセル)(ステップA1)。
次に、Webページを記述したHTMLデータのDOMツリーを解析して各ノードをチェックし(ステップA2)、当該ノードがテキストデータを記述したノードであるか否かを判断する(ステップA3)。
ここで、前記チェックしたDOMツリーのノードがテキストデータを記述したノードでないと判断された場合には(ステップA3(No))、次のノードが存在するか否を判断する(ステップA4)。
そして、次のノードが存在すると判断された場合には(ステップA4(Yes))、当該次のノードについてもテキストデータを記述したノードであるか否かを繰り返し判断する(ステップA2,A3)。
ここで、前記チェックしたDOMツリーのノードがテキストデータを記述したノードであると判断された場合には(ステップA3(Yes))、当該ノードの記述から例えば前記図5でその一例を示したプログラムに従いテキストデータのフォントサイズfsを取得すると共に(ステップA5)、その文字数tlを取得する(ステップA6)。
そして、前記取得したフォントサイズfsに対応するところのカウンタ変数cnt[fs]の値を前記取得した文字数tlだけ増加させる(ステップA7)。
この後、前記同様にステップA2〜A7の処理を繰り返し行うことで、Webページに記述された全てのテキストデータについて、例えば図9(a)に示すように、そのフォントサイズの分布が抽出されフォントサイズ分布メモリ24aに記憶される。
なお、前記図9において、フォントサイズ[S]は最適フォントサイズ設定メモリ24bに予め記憶設定された最適フォントサイズ(Sopt)に対応するところのフォントサイズを示し、[S-1][S-2]…はそれぞれ最適フォントサイズ(Sopt)より1(px:ピクセル)ずつ小さいフォントサイズ、また[S+1][S+2]…はそれぞれ最適フォントサイズ(Sopt)より1(px)ずつ大きいフォントサイズについて示している。
こうして、サーバ装置10からクライアント装置20に取得されたWebページについて、図9(a)で示したように、フォントサイズの分布データが抽出されフォントサイズ分布メモリ24aに記憶されると、図8におけるフォントサイズ変更処理が起動される。
このフォントサイズ変更処理では、まず、最適フォントサイズ設定メモリ24bに予め記憶設定された最適フォントサイズ(Sopt)から、前記フォントサイズの分布データに基づき取得され最高頻度フォントサイズメモリ24cに記憶された最高使用頻度のフォントサイズ(Sdominant)が減算され、その差分(Sdiff)が算出されると共にサイズ差分メモリ24dに記憶される(ステップB1)。
そして、変更対象フォントサイズ(i)が“1”にセットされ初期化される(ステップB2)。
すると、前記変更対象フォントサイズ(i=1)のテキストを記述した前記DOMツリーのノードが存在するか否か判断され(ステップB3)、存在しないと判断された場合には(ステップB3(No))、前記変更対象フォントサイズ(i)が“2”にインクリメントされて(ステップB7)、再び当該変更対象フォントサイズ(i=2)のテキストを記述した前記DOMツリーのノードが存在するか否か判断される(ステップB3)。
この後、前記ステップB3において、前記変更対象フォントサイズ(i)のテキストを記述した前記DOMツリーのノードが存在すると判断された場合には(ステップB3(Yes))、当該変更対象フォントサイズ(i)に前記サイズ差分(Sdiff)を加算したフォントサイズ(i+Sdiff)が“0”以下になるか否か判断される(ステップB4)。
ここで、前記変更対象フォントサイズ(i)に前記サイズ差分(Sdiff)を加算したフォントサイズ(i+Sdiff)が“0”以下にならないと判断された場合には(ステップB4(No))、当該変更対象フォントサイズ(i)にて記述されている全ノードにおけるテキストデータのフォントサイズが、例えば前記図6でその一例を示したプログラムに従って、前記サイズ差分(Sdiff)に応じて変更される(ステップB5)。
一方、前記変更対象フォントサイズ(i)に前記サイズ差分(Sdiff)を加算したフォントサイズ(i+Sdiff)が“0”以下になってしまうと判断された場合には(ステップB4(Yes))、当該変更対象フォントサイズ(i)のテキストデータについては、前記ステップB5におけるフォントサイズの変更処理は行われない。
すなわち、前記ステップB4では、前記最適フォントサイズ(Sopt)が最高頻度フォントサイズ(Sdominant)よりも小さく、そのサイズ差分(Sdiff)がマイナス“−”の値となった場合に、前記変更対象フォントサイズ(i)に対しそのサイズ差分(Sdiff)の変更処理(ステップB5)を行うと、変更後のフォントサイズが“0”または“−”の値となり、当該変更対象フォントサイズ(i)のテキストデータが消滅するのを防止する。
この後、ステップB6において、前記変更対象フォントサイズ(i)が当該Webページにおける前記フォントサイズ分布メモリ24aに記憶された最大のフォントサイズになっているか否か判断され(ステップB6)、最大のフォントサイズになっていると判断された場合には(ステップB6(Yes))、前記Webページに存在する全てのテキストデータについて、そのフォントサイズを前記サイズ差分(Sdiff=Sopt-Sdominant)だけシフトして変更する処理が終了したとして、前記一連のフォントサイズ変更処理が終了される(End)。
例えば図9(a)で示したように、Webページの最大使用頻度のフォントサイズ(Sdominant)が予め設定された最適フォントサイズ(Sopt)よりも1(px)小さいサイズの場合には、当該Webページに存在する全てのフォントサイズFa,Fb,Fc,…のテキストデータについて、図9(b)で示したように、1(px)ずつそのフォントサイズをシフトして変更処理される。よって、Webページ全体に渡る各テキスト間のサイズのバランスが損なわれることなしに、ユーザが見易い大きさの文字に一括して変更できる。
したがって、前記構成のクライアント装置20におけるWebページの第1実施形態のフォントサイズ最適化変更機能によれば、サーバ装置10から取得されたWebページについて、使用頻度が最も高いフォントサイズを判定し、この最高使用頻度フォントサイズ(Sdominant)のフォントを予め設定された最適フォントサイズ(Sopt)となるように、そのフォントサイズを変更処理すると共に、他のフォントサイズのフォントに対しても、前記フォントサイズの変更処理と同等分(Sdiff=Sopt-Sdominant)のフォントサイズの変更処理を行うようにした。
これにより、複数の異なるサイズのフォントが使用されているWebページにおいて、そのそれぞれのフォントサイズの相関関係が失われ当該ページ制作時に考慮したページ全体のバランスが損なわれることなしに、当該Webページ内で最も重要と思われるテキストの情報をユーザが最も見易いフォントサイズのテキストとして表示できるようになる。
なお、前記第1実施形態のフォントサイズ最適化変更機能では、Webページ内に存在する全てのテキストについて、そのそれぞれのフォントサイズ(i)毎に最適フォントサイズ(Sopt)と最高使用頻度フォントサイズ(Sdominant)とのサイズ差分(Sdiff)に応じた一律のサイズ変更処理を行う構成とした。これに対し、次の第2実施形態のフォントサイズ最適化変更機能において説明するように、前記最適フォントサイズ(Sopt)に加えて最小フォントサイズ(Smin)と最大フォントサイズ(Smax)をも予め設定し、当該最小〜最大フォントサイズ(Smin〜Smax)の範囲内に収めて、前記最適フォントサイズ(Sopt)を基準としたバランスを損なわないサイズ変更処理を行う構成としてもよい。
(第2実施形態)
図10は、前記クライアント装置20によるWebページの第2実施形態のフォントサイズ変更処理(2)を示すフローチャートである。
図11は、前記クライアント装置20によるWebページの第2実施形態のフォントサイズ変更処理(2)に伴う変更前のフォントサイズ分布データ(a)と変更後のフォントサイズ分布データ(b)とを対比して示す図である。
この第2実施形態のクライアント装置20のRAM24には、前記図4で示したように、フォントサイズ分布(cnt[fs]:fs=1〜max)メモリ24a、最適フォントサイズ設定(Sopt)メモリ24b、最高頻度フォントサイズ(Sdominant)メモリ24c、変更対象フォントサイズ(i)メモリ24eに加えて、最小フォントサイズ設定(Smin)メモリ24f、最大フォントサイズ設定(Smax)メモリ24g、最小フォントサイズ(Ssmallest)メモリ24h、最大フォントサイズ(Slargest)メモリ24i、小サイズ側フォント纏め数(Smerges)メモリ24j、大サイズ側フォント纏め数(Smergel)メモリ24k、フォント纏め数判定(j)メモリ24m、変更サイズ設定(k)メモリ24nなどを用意する。
最小フォントサイズ設定メモリ24fには、表示装置26の画面サイズに応じて予め設定されたあるいはユーザ任意に設定されたユーザが十分判読可能な最小のフォントサイズ(Smin)が記憶される。
最大フォントサイズ設定メモリ24gには、表示装置26の画面サイズに応じて予め設定されたあるいはユーザ任意に設定されたユーザが判読し易い最大のフォントサイズ(Smax)が記憶される。
最小フォントサイズメモリ24hには、前記フォントサイズ分布メモリ24aに記憶されたフォントサイズの分布データに基づき判断された最も小さいフォントサイズ(Ssmallest)が記憶される。
最大フォントサイズメモリ24iには、前記フォントサイズ分布メモリ24aに記憶されたフォントサイズの分布データに基づき判断された最も大きいフォントサイズ(Slargest)が記憶される。
小サイズ側フォント纏め数メモリ24jには、次式(a)の如く、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から前記最小フォントサイズ(Ssmallest)を引いた値を、前記最適フォントサイズ(Sopt)から前記最小設定フォントサイズ(Smin)を引いた値で割った結果が、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から小さい方向に分布する各フォントサイズのテキストデータ(文字群Fa,Fb,…)を、前記最小設定フォントサイズ(Smin)までの各フォントサイズに対応させて幾つずつ纏めるかを示す纏め数(Smerges)として記憶される。
Smerges=ceil[(Sdominant-Ssmallest)/(Sopt-Smin)] …式(a)
前記図11(a)で示すフォントサイズ分布のテキストデータにより生成されたWebページの場合、前記小サイズ側フォント纏め数(Smerges)は、前記式(a)に従い“3”になる。
大サイズ側フォント纏め数メモリ24kには、次式(b)の如く、前記最大フォントサイズ(Slargest)から前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)を引いた値を、前記最大設定フォントサイズ(Smax)から前記最適フォントサイズ(Sopt)を引いた値で割った結果が、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から大きい方向に分布する各フォントサイズのテキストデータ(文字群Ff,Fg,…)を、前記最大設定フォントサイズ(Smax)までの各フォントサイズに対応させて幾つずつ纏めるかを示す纏め数(Smergel)として記憶される。
Smergel=ceil[(Slargest-Sdominant)/(Smax-Sopt)] …式(b)
前記図11(a)で示すフォントサイズ分布のテキストデータにより生成されたWebページの場合、前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel)は、前記式(b)に従い“3”になる。
フォント纏め数判定メモリ24mには、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から小さい方向に分布する各フォントサイズのテキストデータ(文字群Fa,Fb,…)を、前記小サイズ側フォント纏め数(Smerges)に従い纏める際、および前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から大きい方向に分布する各フォントサイズのテキストデータ(文字群Ff,Fg,…)を、前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel)に従い纏める際、それぞれの当該纏め数の判定データ(j)が記憶される。
変更サイズ設定メモリ24nには、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から小さい方向に分布する各フォントサイズのテキストデータ(文字群Fa,Fb,…)を、前記小サイズ側フォント纏め数(Smerges)に従い纏める際、および前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から大きい方向に分布する各フォントサイズのテキストデータ(文字群Ff,Fg,…)を、前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel)に従い纏める際、その纏め先のフォントサイズを設定するデータとして、前記最適フォントサイズ(Sopt)との差分データ(k)が設定記憶される。
サーバ装置10から取得されたWebページを表示装置26により表示させる場合に、図10における第2実施形態のフォントサイズ変更処理(2)が起動されると、図11(a)→(b)に示すように、まず、最高頻度フォントサイズ(Sdominant)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(F)のフォントサイズが、前記最適フォントサイズ(Sopt)に変更される(ステップT1)。
そして、前記変更対象フォントサイズ(i)、フォント纏め数判定データ(j)、変更サイズ設定データ(k)がそれぞれ“1”にセットされて初期化される(ステップT2)。
ここで、ステップT2〜T8は、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から小さい方向に分布する各フォントサイズのテキストデータ(文字群Fa,Fb,…)を、前記小サイズ側フォント纏め数(Smerges)に従い纏める処理であり、ステップT9〜T15は、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から大きい方向に分布する各フォントサイズのテキストデータ(文字群Ff,Fg,…)を、前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel)に従い纏める処理である。
すると、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から前記変更対象フォントサイズ(i)を引いた値が前記最小フォントサイズ(Ssmallest)未満になるか否か、つまり、変更の対象となるフォントサイズのテキストが前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から小さい方向に存在しなくなったか否か判断される(ステップT3)。
例えば図11(a)で示したフォントサイズ分布のWebページにおいて、前記変更対象フォントサイズ(i=1)である場合に、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から当該変更対象フォントサイズ(i=1)を引いた値が前記最小フォントサイズ(Ssmallest)未満にはならないと判断されると(ステップT3(No))、同最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から変更対象フォントサイズ(i=1)を引いたフォントサイズ(Sdominant-i)のテキストデータ(文字群Fa)を記述したノードが存在するか否か判断される(ステップT4)。
ここで、前記フォントサイズ(Sdominant-i)のテキストデータ(文字群Fa)を記述したノードが存在すると判断されると(ステップT4(Yes))、前記フォント纏め数判定データ(j)が前記小サイズ側フォント纏め数(Smerges)を超えたか否か判断される(ステップT5)。
ここで、前記フォント纏め数判定データ(j=1)が前記小サイズ側フォント纏め数(Smerges=3)を超えてないと判断されると(ステップT5(No))、図11(a)→(b)に示すように、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から変更対象フォントサイズ(i=1)を引いたフォントサイズ(Sdominant-i)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(Fa)のフォントサイズ(図11(a)のS-2)が、前記最適フォントサイズ(Sopt)から変更サイズ設定データ(k=1)を引いたフォントサイズ(Sopt-k:図11(b)のS-1)に変更される(ステップT7)。
すると、前記変更対象フォントサイズ(i=2)、フォント纏め数判定データ(j=2)にインクリメントされ(ステップT8)、前記ステップT3以降の処理が繰り返される。
この場合、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から前記変更対象フォントサイズ(i=2)を引いた値(S-3)は前記最小フォントサイズ(Ssmallest(S-6))未満にはならないと判断され(ステップT3(No))、また、前記フォントサイズ(Sdominant-i=(S-3))のテキストデータ(文字群Fb)を記述したノードが存在すると判断され(ステップT4(Yes))、さらに、前記フォント纏め数判定データ(j=2)は前記小サイズ側フォント纏め数(Smerges=3)を超えてないと判断されるので(ステップT5(No))、図11(a)→(b)に示すように、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から変更対象フォントサイズ(i=2)を引いたフォントサイズ(Sdominant-i)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(Fb)のフォントサイズ(図11(a)のS-3)が、前記最適フォントサイズ(Sopt)から前回と同じ変更サイズ設定データ(k=1)を引いたフォントサイズ(Sopt-k:図11(b)のS-1)に変更される(ステップT7)。
すると、前記同様に、前記変更対象フォントサイズ(i=3)、フォント纏め数判定データ(j=3)にインクリメントされ(ステップT8)、前記ステップT3以降の処理が再び繰り返される。
この場合、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から前記変更対象フォントサイズ(i=3)を引いた値(S-4)は前記最小フォントサイズ(Ssmallest(S-6))未満にはならないと判断され(ステップT3(No))、また、前記フォントサイズ(Sdominant-i=(S-4))のテキストデータ(文字群Fc)を記述したノードが存在すると判断され(ステップT4(Yes))、さらに、前記フォント纏め数判定データ(j=3)は前記小サイズ側フォント纏め数(Smerges=3)を未だ超えてないと判断されるので(ステップT5(No))、図11(a)→(b)に示すように、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から変更対象フォントサイズ(i=3)を引いたフォントサイズ(Sdominant-i)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(Fc)のフォントサイズ(図11(a)のS-4)が、前記最適フォントサイズ(Sopt)から前回と同じ変更サイズ設定データ(k=1)を引いたフォントサイズ(Sopt-k:図11(b)のS-1)に変更される(ステップT7)。
この時点で、図11(a)で示した3種のフォントサイズ(S-2)(S-3)(S-4)のテキストデータ(Fa)(Fb)(Fc)が、図11(b)で示すように、最適フォントサイズ(Sopt)から変更サイズ設定データ(k=1)を引いた同一のフォントサイズ(S-1)に変更されて纏められた状態になる。
そして、前記同様に、前記変更対象フォントサイズ(i=4)、フォント纏め数判定データ(j=4)にインクリメントされて(ステップT8)、前記ステップT3以降の処理が繰り返されると、前記フォント纏め数判定データ(j=4)が前記小サイズ側フォント纏め数(Smerges=3)を超えたと判断されるので(ステップT5(Yes))、前記変更サイズ設定データ(k=2)にインクリメントされると共に、前記フォント纏め数判定データ(j=1)にリセットされる(ステップT6)。
すると続いて、図11(a)→(b)に示すように、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から変更対象フォントサイズ(i=4)を引いたフォントサイズ(Sdominant-i)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(Fd)のフォントサイズ(図11(a)のS-5)が、前記最適フォントサイズ(Sopt)から前記インクリメントされた変更サイズ設定データ(k=2)を引いたフォントサイズ(Sopt-k:図11(b)のS-2)に変更される(ステップT7)。
そして、前記同様にステップT8→T3〜T5→T7を経て、変更対象フォントサイズ(i=5)を引いたフォントサイズ(Sdominant-i)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(Fe)のフォントサイズ(図11(a)のS-6)が、前記最適フォントサイズ(Sopt)から前回と同じ変更サイズ設定データ(k=2)を引いたフォントサイズ(Sopt-k:図11(b)のS-2)に変更される。
この時点で、図11(a)で示した最小フォントサイズ(Ssmallest)まで2種のフォントサイズ(S-5)(S-6)のテキストデータ(Fd)(Fe)が、図11(b)で示すように、最適フォントサイズ(Sopt)から変更サイズ設定データ(k=2)を引いた同一のフォントサイズ(S-2)に変更されて纏められた状態になる。
この後、前記同様に、前記変更対象フォントサイズ(i=6)、フォント纏め数判定データ(j=3)にインクリメントされて(ステップT8)、前記ステップT3以降の処理に復帰すると、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から前記変更対象フォントサイズ(i=6)を引いた値が前記最小フォントサイズ(Ssmallest(S-6))未満になり、変更の対象となるフォントサイズのテキストが前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から小さい方向に存在しなくなったと判断されるので(ステップT3(Yes))、ステップT9〜T15において、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から大きい方向に分布する各フォントサイズのテキストデータ(文字群Ff,Fg,…)を、前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel)に従い纏める処理に移行される。
すなわち、前記変更対象フォントサイズ(i)、フォント纏め数判定データ(j)、変更サイズ設定データ(k)がそれぞれ“1”にリセットされて初期化されると(ステップT9)、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に前記変更対象フォントサイズ(i)を加えた値が前記最大フォントサイズ(Slargest)を超えるか否か、つまり、変更の対象となるフォントサイズのテキストが前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から大きい方向にも存在しなくなったか否か判断される(ステップT10)。
例えば図11(a)で示したフォントサイズ分布のWebページにおいて、前記変更対象フォントサイズ(i=1)である場合に、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に当該変更対象フォントサイズ(i=1)を加えた値が前記最大フォントサイズ(Slargest)を超えないと判断されると(ステップT10(No))、同最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に変更対象フォントサイズ(i=1)を加えたフォントサイズ(Sdominant+i)のテキストデータ(文字群Ff)を記述したノードが存在するか否か判断される(ステップT11)。
ここで、前記フォントサイズ(Sdominant+i)のテキストデータ(文字群Ff)を記述したノードが存在すると判断されると(ステップT11(Yes))、前記フォント纏め数判定データ(j)が前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel)を超えたか否か判断される(ステップT12)。
ここで、前記フォント纏め数判定データ(j=1)が前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel=3)を超えてないと判断されると(ステップT12(No))、図11(a)→(b)に示すように、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に変更対象フォントサイズ(i=1)を加えたフォントサイズ(Sdominant+i)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(Ff)のフォントサイズ(図11(a)のS)が、前記最適フォントサイズ(Sopt)に変更サイズ設定データ(k=1)を加えたフォントサイズ(Sopt+k:図11(b)のS+1)に変更される(ステップT14)。
すると、前記変更対象フォントサイズ(i=2)、フォント纏め数判定データ(j=2)にインクリメントされ(ステップT15)、前記ステップT10以降の処理が繰り返される。
この場合、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に前記変更対象フォントサイズ(i=2)を加えた値(S+1)は前記最大フォントサイズ(Slargest(S+4))を超えないと判断され(ステップT10(No))、また、前記フォントサイズ(Sdominant+i=(S+1))のテキストデータ(文字群Fg)を記述したノードが存在すると判断され(ステップT11(Yes))、さらに、前記フォント纏め数判定データ(j=2)は前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel=3)を超えてないと判断されるので(ステップT12(No))、図11(a)→(b)に示すように、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に変更対象フォントサイズ(i=2)を加えたフォントサイズ(Sdominant+i)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(Fg)のフォントサイズ(図11(a)のS+1)が、前記最適フォントサイズ(Sopt)に前回と同じ変更サイズ設定データ(k=1)を加えたフォントサイズ(Sopt+k:図11(b)のS+1)に変更される(ステップT14)。
すると、前記同様に、前記変更対象フォントサイズ(i=3)、フォント纏め数判定データ(j=3)にインクリメントされ(ステップT15)、前記ステップT10以降の処理が再び繰り返される。
この場合、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に前記変更対象フォントサイズ(i=3)を加えた値(S+2)は前記最大フォントサイズ(Slargest(S+4))を超えないと判断され(ステップT10(No))、また、前記フォントサイズ(Sdominant+i=(S+2))のテキストデータ(文字群Fh)を記述したノードが存在すると判断され(ステップT11(Yes))、さらに、前記フォント纏め数判定データ(j=3)は前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel=3)を未だ超えてないと判断されるので(ステップT12(No))、図11(a)→(b)に示すように、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に変更対象フォントサイズ(i=3)を加えたフォントサイズ(Sdominant+i)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(Fh)のフォントサイズ(図11(a)のS+2)が、前記最適フォントサイズ(Sopt)に前回と同じ変更サイズ設定データ(k=1)を加えたフォントサイズ(Sopt+k:図11(b)のS+1)に変更される(ステップT14)。
この時点で、図11(a)で示した3種のフォントサイズ(S)(S+1)(S+2)のテキストデータ(Ff)(Fg)(Fh)が、図11(b)で示すように、最適フォントサイズ(Sopt)に変更サイズ設定データ(k=1)を加えた同一のフォントサイズ(S+1)に変更されて纏められた状態になる。
そして、前記同様に、前記変更対象フォントサイズ(i=4)、フォント纏め数判定データ(j=4)にインクリメントされて(ステップT15)、前記ステップT10以降の処理が繰り返されると、フォントサイズ(Sdominant+i=(S+3))のテキストデータを記述したノードは存在しないと判断されるので(ステップT11(No))、さらに、前記変更対象フォントサイズ(i=5)、フォント纏め数判定データ(j=5)にインクリメントされて(ステップT15)、前記ステップT10以降の処理が繰り返される。
この場合、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に変更対象フォントサイズ(i=5)を加えたフォントサイズ(Sdominant+i=(S+4))のテキストデータ(Fi)を記述したノードが存在すると判断され(ステップT11(Yes))、前記フォント纏め数判定データ(j=5)が前記大サイズ側フォント纏め数(Smergel=3)を超えたと判断されるので(ステップT12(Yes))、前記変更サイズ設定データ(k=2)にインクリメントされると共に、前記フォント纏め数判定データ(j=1)にリセットされる(ステップT13)。
すると続いて、図11(a)→(b)に示すように、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に変更対象フォントサイズ(i=5)を加えたフォントサイズ(Sdominant+i)で記述されている全てのノードにおけるテキストデータ(Fi)のフォントサイズ(図11(a)のS+4)が、前記最適フォントサイズ(Sopt)に前記インクリメントされた変更サイズ設定データ(k=2)を加えたフォントサイズ(Sopt+k:図11(b)のS+2)に変更される(ステップT14)。
この後、前記同様に、前記変更対象フォントサイズ(i=6)、フォント纏め数判定データ(j=2)にインクリメントされて(ステップT15)、前記ステップT10以降の処理に復帰すると、前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)に前記変更対象フォントサイズ(i=6)を加えた値が前記最大フォントサイズ(Slargest(S+4))を超え、変更の対象となるフォントサイズのテキストが前記最高頻度フォントサイズ(Sdominant)から大きい方向にも存在しなくなったと判断されるので(ステップT10(Yes))、前記一連のフォントサイズ変更処理が終了される(End)。
したがって、前記構成のクライアント装置20におけるWebページの第2実施形態のフォントサイズ最適化変更機能によれば、最適フォントサイズ(Sopt)に加えて、ユーザが十分判読可能な最小フォントサイズ(Smin)および最大フォントサイズ(Smax)も予め設定し、Webページ内で使用頻度が最も高いサイズ(Sdominant)のフォントを最適フォントサイズ(Sopt)に変更する。そして、前記使用頻度が最も高いサイズ(Sdominant)よりも小さな方向の各サイズのフォントに対して、前記設定された最小フォントサイズ(Smin)から前記最適フォントサイズ(Sopt)の範囲内に均等に分布するように、そのフォントサイズの変更をそれぞれ行い、さらに、前記使用頻度が最も高いサイズ(Sdominant)よりも大きな方向の各サイズのフォントに対して、前記設定された最大フォントサイズ(Smax)から前記最適フォントサイズ(Sopt)の範囲内に均等に分布するように、そのフォントサイズの変換をそれぞれ行うようにした。
これにより、使用しているフォントサイズの範囲が広く分布しているようなWebページを、例えば携帯電話のような小さな画面に表示する場合でも、そのそれぞれのフォントサイズの相関関係が大きく失われ当該ページ制作時に考慮したページ全体のバランスが大きく損なわれることなしに、小さすぎて判読困難なテキストや逆に大きすぎて一覧性を損なうテキストなどを無くすことができ、当該Webページの全体を見易く表示できるようになる。
なお、前記各実施形態のフォントサイズ最適化変更機能では、フォントサイズとしてピクセル値(px)を使用した場合について説明した。これに対し、デフォルト設定されたフォントサイズを基準にその割合(%)を指定して表示用のフォントサイズを決定制御する場合でも、前記同様のフォントサイズ最適化変更機能を適用可能であるのは勿論である。
また、前記各実施形態において、最適フォントサイズ(Sopt)は、表示装置26の表示画面サイズに応じて予め設定、またはユーザ任意に設定される構成としたが、表示画面サイズに応じた最適フォントサイズ(Sopt)を設定するためのテーブルデータをフォントサイズの変更処理プログラムと共に予め記憶しておき、その表示画面サイズに応じて最適フォントサイズ(Sopt)が自動的に選択設定される構成としてもよい。
また、前記各実施形態では、Webページのフォントサイズ分布データに基づき設定される最高使用頻度のフォントサイズ(Sdominant)については、そのフォントサイズ分布の中の必ずしも最も使用頻度の高いフォントサイズではなく、相対的に使用頻度の高いフォントサイズ(Sdominant)として設定してもよい。
また、前記各実施形態の情報出力装置として構成したクライアント装置20は、当該クライアント装置20自体に種々のアプリケーションプログラムを搭載し単独動作可能なPC,PDA,携帯電話などを実施例として説明した。これに対し、シン・クライアント・システムに代表されるSBCシステム(Server Based Computing system)のクライアント装置において、前記各実施形態同様にサーバ装置から受信取得したWebページを見易いフォントサイズにバランス良く変更して表示させる場合には、サーバ装置の側に前記図7で示したフォントサイズ分布抽出処理や前記図8,図10で示したフォントサイズ変更処理(1)(2)の各プログラムを搭載する。そしてサーバ装置は、クライアント装置からのWebページの要求アクセスに応じて、当該クライアント装置の表示画面サイズに基づいたWebページのフォントサイズ変更処理を実行し、このフォントサイズ変更処理後のWebページを前記クライアント装置へ配信する構成とすればよい。
さらに、前記各実施形態では、クライアント装置でWebページを表示出力する場合のフォントサイズ最適化変更機能として説明したが、このWebページのフォントサイズ最適化変更機能は、印刷装置により印刷出力する場合にそのまま適用できることは云うまでもなく、その印刷サイズに応じて最適フォントサイズ(Sopt)を設定すればよい。
また、前記各実施形態で説明したフォントサイズ最適化変更機能は、Webページのみを対象とする機能ではなく、複数種類のフォントサイズのテキストを混在して制作した表示用または印刷用のページを対象にすれば、何れも同様の作用・効果が得られるのは勿論である。
なお、前記各実施形態において記載した情報出力装置による各処理の手法、すなわち、図7のフローチャートに示すフォントサイズ分布抽出処理、図8のフローチャートに示す第1実施形態のフォントサイズ変更処理(1)、図10のフローチャートに示す第2実施形態のフォントサイズ変更処理(2)などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶装置28a(18a)の媒体に格納して配布することができる。そして、情報出力装置のコンピュータ(CPU21(11))は、この外部記憶装置28a(18a)の媒体に記憶されたプログラムを記憶装置(フラッシュROM23(13)やRAM24(14))に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明したフォントサイズ最適化変更機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータを取り込んで記憶装置(フラッシュROM23(13)やRAM24(14))に記憶させ、前述したフォントサイズ最適化変更機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の情報出力装置の実施形態に係るサーバ・クライアント・システムの構成を示すブロック図。 前記サーバ・クライアント・システムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図。 前記サーバ・クライアント・システムにおけるクライアント装置20の回路構成を示すブロック図。 前記クライアント装置20のRAM24に確保されたデータメモリの内容を示す図。 Webページに記述されたテキストのフォントサイズを抽出するためのJava(登録商標) scriptプログラムの一例を示す図。 Webページに記述されたテキストのフォントサイズを変更するためのJava(登録商標) scriptプログラムの一例を示す図。 前記クライアント装置20によるWebページのフォントサイズ分布抽出処理を示すフローチャート。 前記クライアント装置20によるWebページの第1実施形態のフォントサイズ変更処理(1)を示すフローチャート。 前記クライアント装置20によるWebページの第1実施形態のフォントサイズ変更処理(1)に伴う変更前のフォントサイズ分布データ(a)と変更後のフォントサイズ分布データ(b)とを対比して示す図。 前記クライアント装置20によるWebページの第2実施形態のフォントサイズ変更処理(2)を示すフローチャート。 前記クライアント装置20によるWebページの第2実施形態のフォントサイズ変更処理(2)に伴う変更前のフォントサイズ分布データ(a)と変更後のフォントサイズ分布データ(b)とを対比して示す図。
符号の説明
10 …サーバ装置
20 …クライアント装置
11,21…CPU
12,22…バス
13,23…ROM
14,24…RAM
24a…フォントサイズ分布(cnt[fs]:fs=1〜max)メモリ
24b…最適フォントサイズ設定(Sopt)メモリ
24c…最高頻度フォントサイズ(Sdominant)メモリ
24d…サイズ差分(Sdiff)メモリ
24e…変更対象フォントサイズ(i)メモリ
24f…最小フォントサイズ設定(Smin)メモリ
24g…最大フォントサイズ設定(Smax)メモリ
24h…最小フォントサイズ(Ssmallest)メモリ
24i…最大フォントサイズ(Slargest)メモリ
24j…小サイズ側フォント纏め数(Smerges)メモリ
24k…大サイズ側フォント纏め数(Smergel)メモリ
24m…フォント纏め数判定(j)メモリ
24n…変更サイズ設定(k)メモリ
15,25…フレームバッファRAM
16,26…表示装置
17,27…入力装置
18a,28a…外部記憶装置
18b,28b…補助記憶装置
19,29…通信I/F
N …通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 表示データに含まれるテキストのフォントサイズについて、所定のフォントサイズ及び最小フォントサイズ、最大フォントサイズを予め設定するサイズ設定手段と、
    前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズ毎の使用頻度を抽出するサイズ分布抽出手段と、
    このサイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズを判定するサイズ判定手段と、
    前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズから前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズを減算してフォントサイズの差分を求めるサイズ差分計算手段と、
    このサイズ差分計算手段により求められた前記所定のフォントサイズと前記使用頻度の高いフォントサイズとの差分に対応させて、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズを、前記最小フォントサイズと前記最大フォントサイズの範囲に収めて変更するサイズ変更手段と、
    を備えたことを特徴とする情報出力装置。
  2. 表示データに含まれるテキストのフォントサイズについて、所定のフォントサイズ、最小設定フォントサイズ、最大設定フォントサイズを予め設定するサイズ設定手段と、
    前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズ毎の使用頻度を抽出するサイズ分布抽出手段と、
    このサイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズを判定するサイズ判定手段と、
    このサイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて均等に纏めるための条件を設定する第1の条件設定手段と、
    前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズから最大設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて均等に纏めるための条件を設定する第2の条件設定手段と、
    前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズのテキストを前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズに変更する第1のサイズ変更手段と、
    前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記第1の条件設定手段により設定された条件に従って変更する第2のサイズ変更手段と、
    前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記第2の条件設定手段により設定された条件に従って変更する第3のサイズ変更手段と、
    を備えたことを特徴とする情報出力装置。
  3. 前記サイズ判定手段は、前記サイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズ、および最大のフォントサイズ、最小のフォントサイズを判定する最大最小サイズ判定手段を有し、
    前記第1の条件設定手段は、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズから最小のフォントサイズを減算した値を、前記サイズ設定手段により予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズを減算した値で除算する除算手段を有し、この除算手段による除算結果を、前記使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて纏める数の条件として設定し、
    前記第2の条件設定手段は、前記サイズ判定手段により判定された最大のフォントサイズから使用頻度の高いフォントサイズを減算した値を、前記サイズ設定手段により予め設定された最大設定フォントサイズから所定のフォントサイズを減算した値で除算する除算手段を有し、この除算手段による除算結果を、前記使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズから最大設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて纏める数の条件として設定し、
    前記第2のサイズ変更手段は、前記第1の条件設定手段により設定された纏める数の条件に従って、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて変更し、
    前記第3のサイズ変更手段は、前記第2の条件設定手段により設定された纏める数の条件に従って、前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズから最大設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて変更する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報出力装置。
  4. 前記サイズ設定手段は、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズについて、当該表示データを出力すべき画面サイズに応じて所定のフォントサイズを設定する画面サイズ対応設定手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の情報出力装置。
  5. 情報出力装置のコンピュータを制御して表示データを出力するための情報出力処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズ毎の使用頻度を抽出するサイズ分布抽出手段、
    このサイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズを判定するサイズ判定手段、
    予め設定された所定のフォントサイズから前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズを減算してフォントサイズの差分を求めるサイズ差分計算手段、
    このサイズ差分計算手段により求められた前記所定のフォントサイズと前記使用頻度の高いフォントサイズとの差分に対応させて、前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズを、予め設定された最小フォントサイズと最大フォントサイズの範囲に収めて変更するサイズ変更手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な情報出力処理プログラム。
  6. 情報出力装置のコンピュータを制御して表示データを出力するための情報出力処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記表示データに含まれるテキストのフォントサイズ毎の使用頻度を抽出するサイズ分布抽出手段、
    このサイズ分布抽出手段により抽出されたフォントサイズ毎の使用頻度の中の当該使用頻度の高いフォントサイズを判定するサイズ判定手段、
    このサイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、予め設定された所定のフォントサイズから最小設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて均等に纏めるための条件を設定する第1の条件設定手段、
    前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、予め設定された所定のフォントサイズから最大設定フォントサイズまでの各フォントサイズに合わせて均等に纏めるための条件を設定する第2の条件設定手段、
    前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズのテキストを前記予め設定された所定のフォントサイズに変更する第1のサイズ変更手段、
    前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも小さい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記第1の条件設定手段により設定された条件に従って変更する第2のサイズ変更手段、
    前記サイズ判定手段により判定された使用頻度の高いフォントサイズよりも大きい各フォントサイズ毎のテキストのフォントサイズを、前記第2の条件設定手段により設定された条件に従って変更する第3のサイズ変更手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な情報出力処理プログラム。
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