JP4491290B2 - パケットエラー監視型mpegデコーダ、mpeg映像伝送システム及びmpeg映像伝送方法 - Google Patents

パケットエラー監視型mpegデコーダ、mpeg映像伝送システム及びmpeg映像伝送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4491290B2
JP4491290B2 JP2004191158A JP2004191158A JP4491290B2 JP 4491290 B2 JP4491290 B2 JP 4491290B2 JP 2004191158 A JP2004191158 A JP 2004191158A JP 2004191158 A JP2004191158 A JP 2004191158A JP 4491290 B2 JP4491290 B2 JP 4491290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mpeg
packet
data
rtp
packet data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004191158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006014153A (ja
Inventor
哲男 小湊
徹 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Communication Systems Ltd
Priority to JP2004191158A priority Critical patent/JP4491290B2/ja
Publication of JP2006014153A publication Critical patent/JP2006014153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4491290B2 publication Critical patent/JP4491290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、IPネットワーク網でMPEG−2映像圧縮技術をリアルタイム伝送するMPEG−2 over IPシステムに関し、詳しくはパケットエラー監視型MPEGデコーダ、MPEG映像伝送システム及びMPEG映像伝送方法に関する。
放送市場、監視市場において、MPEG−2(ISO/IEC13818)は高画質な映像圧縮技術の規格として広く認知されている。さらに最近ではMPEG−2映像圧縮技術をIPネットワーク網でリアルタイム伝送するMPEG−2 over IPシステムが盛んに行われるようになってきた。しかし、IPネットワーク網はかならずしも高品質なネットワークとは限らず、ネットワーク構成機器の性能やネットワークのトラフィックの負荷により品質が低下したネットワークが存在するのが実状である。
IPネットワークの品質低下の主な要因として、ネットワークを構成しているルータやスイッチ、ブリッジのルーティング処理負荷やバッファリング処理負荷などがあげられるが、これらの処理負荷やネットワークが保証できる範囲を超えたトラフィックを処理しようとした場合に処理できなくなったパケットが欠落することがあり、これがパケットロスとなる。
上述のようなことから、IPネットワーク上で使用するMPEGデコーダにはパケットロスに対するリカバリ方法を考慮する必要があった。
従来技術例として、再送機能を有していないプロトコルを用いるパケットデータ通信中のパケット損失発生時に、当該パケット損失に係るデータを完全に補完する「パケットデータ通信における損失データ補填方式」がある(例えば、特許文献1参照)。また、復号する際の定期的に更新されている暗号鍵とその暗号鍵で復号すべきパケットの対応を一致させ、暗号通信の成立を可能とする「通信ネットワーク、端末インターフェース装置、ノード装置、伝送制御方法、記憶媒体、及びプログラム」がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−163714号公報 特開2003−283539号公報
上述したように、上記従来技術においては、IPネットワーク網を構成するルータやスイッチなどの様々なネットワーク機器の性能やネットワーク帯域不足などの要因により少なからずIPパケットが欠落し、パケットロスとなる場合がある。
また、MPEG over IPシステムによるリアルタイム映像配信においては、リアルタイム性が重要視されるため、通信相手とコネクションを確立して再送によるデータの補償を行うTCP(Transport Control Protocol)/IP(Internet Protocol)ではなく、データ転送が高速なUDP(User Datagram Protocol)/IPを使用するのが一般的であるが、TCPのようにパケットの再送を行うことをしないため、パケットロスしたデータは消失する。これにより、パケットロスが発生した場合、MPEG特有のブロックノイズが画像に現れるのは避けられない。
さらに、MPEG over IPシステムにおいては、パケットロスが発生することにより、図2のMPEGエンコーダのMPEGエンコード処理部1から送信されるデータ量と、MPEGデコーダのMPEGデコード処理部7が受信するデータ量とが不一致となるため、MPEGデータの送受信間でのMPEG符号化及び復号化のレートが不一致となり、画像の色抜けが発生したり、MPEGデコード処理部7のデータ受信バッファがアンダーフローとなってバッファ破綻したりするといったように、パケットロス発生時には安定したMPEGデコード処理ができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、RTPヘッダ監視処理部がIPパケット受信処理部からRTPパケットを受信し、パケット毎にインクリメントされるRTPヘッダのシーケンス番号を監視し、もしパケット抜けを検知した場合はRTPパケットデータ保持部で保持しているダミーパケットデータを、抜けたパケットの数分MPEGデコード処理部に渡すことでMPEGエンコード処理部から送出されるデータ量とMPEGデコード処理部で受信するデータ量を一致させることにより、色抜けなどの画像の乱れを解消することができるパケットエラー監視型MPEGデコーダ、MPEG映像伝送システム及びMPEG映像伝送方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、RTPパケットを使用したMPEG映像伝送システムにおいて用いられるパケットエラー監視型MPEGデコーダであって、IPネットワーク網を介してMPEGエンコーダから送信されたパケットデータを受信するIPパケット受信処理部と、受信したパケットデータのRTPヘッダのシーケンス番号を監視するRTPヘッダ監視処理部と、予め受信したパケットデータに含まれるパケット識別子をNULLデータで書き換えることで、予めダミーパケットデータを生成し、保持しておくRTPパケットデータ保持部と、RTPヘッダ監視処理部がRTPヘッダのシーケンス番号に基づいてパケットデータのロスを検知した場合、ロスしたパケットデータの数分のダミーパケットデータをRTPパケットデータ保持部から取得し、取得したダミーパケットデータを挿入するMPEGデコード処理部と、を有し、パケットロス発生時に、MPEGエンコーダから送信されるMPEG2 TSデータ量と、MPEGデコード処理部で受信するMPEG2 TSデータ量とを一致させることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、IPパケット受信処理部は、IPネットワーク網を介してMPEGエンコーダより受信したパケットデータからETHER、IP、UDPの各ヘッダを処理し、RTPパケットデータをRTPヘッダ監視処理部へ出力することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、RTPヘッダ監視処理部は、IPパケット受信処理部から受け取った、RTPパケットデータからRTPヘッダとMPEG2 TSデータを分離し、RTPヘッダのシーケンス番号からパケットロスが発生したかどうかを判断することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、RTPヘッダ監視処理部は、パケットロス有りと判断した場合は、シーケンス番号が飛んでいる分のダミーパケットデータをRTPパケットデータ保持部から取得し、MPEGデコード処理部へ出力した後、受信したMPEG2 TSデータをMPEGデコード処理部へ出力することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明において、RTPヘッダ監視処理部は、パケットロスが無いと判断した場合は、受信したMPEG2 TSデータをMPEGデコード処理部へ出力することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、RTPヘッダ監視処理部は、RTPパケットデータを受信する毎にRTPヘッダのシーケンス番号を保持することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、RTPヘッダ監視処理部は、今回受信したシーケンス番号mが以前受信したシーケンス番号nより1大きい値の場合、パケットロスが無いと判断し、mがnより2以上大きい値の場合はパケットロスが有ったと判断し、パケットロスが有った場合、RTPパケットデータ保持部で保持するダミーパケットデータをm−(n+1)回分、MPEGデコード処理部へ出力することで、パケットロスした分のデータをダミーパケットデータとして挿入することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の発明において、RTPヘッダ監視処理部は、パケットの逆順受信及び同パケットの重複受信を監視することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1記載の発明において、RTPパケットデータ保持部は、MPEGデコーダが起動してMPEGエンコーダから最初に受信した1RTPパケット分のMPEG2 TSデータをIPパケット受信処理部から受信し、MPEG2 TSデータを保持することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1又は9記載の発明において、RTPパケットデータ保持部は、MPEG2 TSデータのヘッダの中にあるパケット識別子をNULLデータで書き換えて生成したパケットをダミーパケットデータとして保存することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1記載の発明において、MPEGデコード処理部は、RTPヘッダ監視処理部から受け取ったMPEG2 TSデータを元にMPEG復号化してアナログ映像信号を出力することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、MPEGエンコーダと、MPEGデコーダとがIPネットワーク網を介して接続され、RTPパケットを使用するMPEG映像伝送システムであって、MPEGエンコーダは、アナログ映像ソースから映像を入力し、映像のMPEG符号化を行うMPEGエンコード処理部と、MPEGエンコード処理部でMPEG符号化されたMPEG2 TSデータにRTP、UDP、IP、ETHERの各ヘッダを付加し、IPネットワーク網を介してMPEGデコーダへパケットデータを送信するIPパケット送信処理部と、を有し、MPEGデコーダは、IPネットワーク網を介してMPEGエンコーダから送信されたパケットデータを受信するIPパケット受信処理部と、受信したパケットデータのRTPヘッダのシーケンス番号を監視するRTPヘッダ監視処理部と、予め受信したパケットデータに含まれるパケット識別子をNULLデータで書き換えることで、予めダミーパケットデータを生成し、保持しておくRTPパケットデータ保持部と、RTPヘッダ監視処理部がRTPヘッダのシーケンス番号に基づいてパケットデータのロスを検知した場合、ロスしたパケットデータの数分のダミーパケットデータをRTPパケットデータ保持部から取得し、取得したダミーパケットデータを挿入するMPEGデコード処理部と、を有し、パケットロス発生時に、MPEGエンコーダから送信されるMPEG2 TSデータ量と、MPEGデコード処理部で受信するMPEG2 TSデータ量とを一致させることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、MPEGエンコーダと、MPEGデコーダとがIPネットワーク網を介して接続されたMPEG映像伝送システムで用いられ、RTPパケットを使用するMPEG映像伝送方法であって、MPEGエンコーダがアナログ映像ソースから映像を入力し、映像のMPEG符号化を行うMPEGエンコード処理ステップと、MPEGエンコーダがMPEGエンコード処理部でMPEG符号化されたMPEG2 TSデータにRTP、UDP、IP、ETHERの各ヘッダを付加し、IPネットワーク網を介してMPEGデコーダへパケットデータを送信するIPパケット送信処理ステップと、MPEGデコーダがIPネットワーク網を介してMPEGエンコーダから送信されたパケットデータを受信するIPパケット受信処理ステップと、MPEGデコーダが受信したパケットデータのRTPヘッダのシーケンス番号を監視するRTPヘッダ監視処理ステップと、MPEGデコーダが予め受信したパケットデータに含まれるパケット識別子をNULLデータで書き換えることで、予めダミーパケットデータを生成し、保持しておくRTPパケットデータ保持ステップと、MPEGデコーダがRTPヘッダ監視処理ステップにおいてRTPヘッダのシーケンス番号に基づいてパケットデータのロスを検知した場合、ロスしたパケットデータの数分のダミーパケットデータを取得し、取得したダミーパケットデータを挿入するMPEGデコード処理ステップと、を有し、パケットロス発生時に、MPEGエンコーダから送信されるMPEG2 TSデータ量と、MPEGデコード処理部で受信するMPEG2 TSデータ量とを一致させることを特徴とする。
本発明によれば、第1の効果は、パケットロス発生時にMPEG−2エンコーダから送信されるMPEG−2 TSデータ量と、MPEG−2デコーダで受信するMPEG−2 TSデータ量を一致させることができるので、MPEG符号化と復号化のレートを一致させることができ、色抜けなどの画像の乱れを解消することができることである。
第2の効果は、パケットロス発生時にMPEGデコーダで受信するデータ量が安定するため、MPEGデコーダの受信バッファ滞留量が一定となり、バッファアンダーフローの発生を抑制することでバッファ破綻による強制リセットなどを防ぐことができることである。
第3の効果は、RTPヘッダのシーケンス番号を監視しているので、RTPパケットがロスしたかどうかを判断することができることである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(発明の特徴)
本発明は、RTP(Real-time Transport Protocol:RFC1889)パケットを用いたMPEG(Moving Picture Experts Group)映像伝送システム(MPEG over IP)において、IPネットワークの品質低下によるIPパケットの欠落(パケットロス)をRTPヘッダのシーケンス番号を監視することで検知し、パケットロスが発生した場合にロスしたパケット数分のダミーパケットデータを挿入することで映像の乱れを最小限に抑えて安定した映像伝送ができることを特徴としている。
図1において、MPEGエンコーダのIPパケット送信処理部2から送信されたRTP/UDP(User Datagram Protocol)/IPパケットはIPネットワーク網3を介してMPEGデコーダのIPパケット受信処理部4に到達し、RTPヘッダ監視処理部5でRTPヘッダのシーケンス番号を監視して、もしRTPパケットのロスを検知した場合はRTPパケット保持部6であらかじめ保持しておいたダミーパケットデータをMPEGデコード処理部7に渡すことでパケットロスによるデータ量を補い安定したMPEGデコードを実現できる。
まず、本発明の実施例の構成について以下に説明する。
図1を参照すると、本発明の一実施例としてのMPEG over IPシステムが示されている。本実施例では、MPEG−2(Moving Picture Experts Group phase 2)のTS(Transport Stream)方式を使用した場合について示す。
MPEGエンコード処理部1はNTSC(National Television Standards Committee)やPAL(Phase Alternation by Line)などのアナログ映像ソースから映像を入力し、映像のMPEG符号化(ディジタル圧縮)を行う。
IPパケット送信処理部2は、MPEGエンコード処理部1でMPEG符号化されたMPEG−2 TSデータにRTP、UDP、IP、ETHERの各ヘッダを付加して(図4参照)IPネットワーク網3を介したMPEGデコーダへパケットデータを送信する。
IPパケット受信処理部4は受信したパケットデータからETHER、IP、UDPの各ヘッダを処理し、RTPパケットデータをRTPヘッダ監視処理部5へ渡す。
RTPヘッダ監視処理部5はまずIPパケット受信処理部4から受け取ったRTPパケットデータからRTPヘッダとMPEG−2 TSデータを分離する。次にRTPヘッダ(図3参照)のシーケンス番号(Sequence number)を見てパケットロスが発生したかどうかを判断する。パケットロスが無いと判断した場合は、受信したMPEG−2 TSデータをMPEGデコード処理部7に渡す。パケットロス有りと判断した場合は、シーケンス番号が飛んでいる分(パケットロスした分)のダミーパケットデータをRTPパケットデータ保持部6から取得しMPEGデコード処理部7に渡した後、今回受信したMPEG−2 TSデータをMPEGデコード処理部7に渡す。
RTPパケットデータ保持部6は、MPEGデコーダが起動してMPEGエンコーダから最初に受信した1RTPパケット分のMPEG−2 TSデータをIPパケット受信処理部4から受信しそれを保持する。
MPEGデコード処理部7はRTPヘッダ監視処理部5から受け取ったMPEG−2 TSデータを元にMPEG復号化してNTSCやPALのアナログ映像信号を出力する。
次に、本発明の実施例の動作について以下に説明する。
図1のMPEGデコーダの動作について図5のフローチャートに示す。図1のMPEGデコーダが起動してMPEGエンコーダから最初に受信したRTPパケットのMPEG−2 TSデータを図1のRTPパケット保持部6に保持する(S1)。
ここで保持するMPEG−2 TSデータについて説明する。図4に示すようにRTPパケットのRTPヘッダを取り除いたペイロード部がMPEG−2 TSデータである。1つのMPEG−2 TSデータは4バイトのヘッダを含む188バイトになっており、ヘッダの中でそのMPEG−2 TSデータがビデオのデータパケットかオーディオのデータパケットかまたはPCR(Program Clock Reference:時刻基準情報)なのかを示すPID(パケット識別子)があるが、ダミーパケットデータとして使用するため、誤動作を与えないためにこのPIDをNULLデータ(FFh)で書き換えて生成したパケットをダミーパケットデータとして保存する。
次にRTPパケットを受信する度にRTPヘッダのシーケンス番号を図1のRTPヘッダ監視処理部5内に保持する(S2)。RTPヘッダは図3に示すように12バイトならなり、ここではシーケンス番号(Sequence Number)を監視する。このシーケンス番号は2バイトのデータで、RTPパケット毎に0000h〜FFFFhまでの値をインクリメントするサイクリックな値となっている。ここで、前回受信したシーケンス番号を"n"とし、今回受信したシーケンス番号を"m"とする。
次にシーケンス番号mが受信したシーケンス番号nより1大きい値ならパケットロスは無かったこととなり(S3/NO)、mがnより2以上大きい値の場合はパケットロスが有ったと判断する(S3/YES)。つまり、パケットロスが有った場合は"m−(n+1)"回のパケットロスが有ったことになるため、図1のRTPパケット保持部6で保持していたダミーパケットデータをm−(n+1)回分、図1のMPEGデコード処理部7に渡すことで(S4)、パケットロスした分のデータをダミーパケットデータとして挿入することになり(S5)、従来の課題であったMPEG−2エンコーダからのMPEG−2 TSデータの送信データ量とMPEG−2デコーダでの受信データ量の不一致を無くすことができる。
以上説明したように、実施例1によれば、パケットロス発生時にMPEG−2デコーダから送信されるMPEG−2 TSデータ量と、MPEG−2デコーダで受信するMPEG−2 TSデータ量を一致させることができるので、MPEG符号化と復号化のレートを一致させることができ、色抜けなどの画像の乱れを解消することができる。
また、上記実施例1によれば、パケットロス発生時にMPEGデコーダで受信するデータ量が安定するため、MPEGデコーダの受信バッファ滞留量が一定となり、バッファアンダーフローの発生を抑制することでバッファ破綻による強制リセットなどを防ぐことができる。
さらに、上記実施例1によれば、RTPヘッダのシーケンス番号を監視しているので、RTPパケットがロスしたかどうかを判断することができる。
本発明は上記の実施例1に限定されるものではなく、例えばMPEG−4やその他RTPパケットを使用する全てのIP伝送システムに有効である。また、本発明ではパケットロス発生時の処理について実施例を述べたが、パケットのリオーダー(パケット順入れ替わり)や同パケットの重複受信の場合も図1のRTPヘッダ監視処理部5の処理を工夫することで対応できる。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本発明は、MPEG over IPシステムを使用した映像・音声配信、道路・鉄道・河川・駐車場などのカメラ監視、遠隔講義に利用できる。
本発明の実施例に係るMPEGデコーダの構成を示すブロック図である。 従来技術に係るMPEGデコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係るRTPヘッダフォーマットを示す図である。 本発明の実施例に係るMPEG符号化されたMPEG−2 TSデータを示す図である。 本発明の実施例に係るMPEGデコーダの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 MPEGエンコード処理部
2 IPパケット送信処理部
3 IPネットワーク網
4 IPパケット受信処理部
5 RTPヘッダ監視処理部
6 RTPパケットデータ保持部
7 MPEGデコード処理部

Claims (13)

  1. RTPパケットを使用したMPEG映像伝送システムにおいて用いられるパケットエラー監視型MPEGデコーダであって、
    IPネットワーク網を介してMPEGエンコーダから送信されたパケットデータを受信するIPパケット受信処理部と、
    前記受信したパケットデータのRTPヘッダのシーケンス番号を監視するRTPヘッダ監視処理部と、
    予め受信したパケットデータに含まれるパケット識別子をNULLデータで書き換えることで、予めダミーパケットデータを生成し、保持しておくRTPパケットデータ保持部と、
    前記RTPヘッダ監視処理部が前記RTPヘッダのシーケンス番号に基づいてパケットデータのロスを検知した場合、ロスしたパケットデータの数分のダミーパケットデータを前記RTPパケットデータ保持部から取得し、該取得したダミーパケットデータを挿入するMPEGデコード処理部と、を有し、
    パケットロス発生時に、前記MPEGエンコーダから送信されるMPEG2 TSデータ量と、前記MPEGデコード処理部で受信するMPEG2 TSデータ量とを一致させることを特徴とするパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  2. 前記IPパケット受信処理部は、前記IPネットワーク網を介して前記MPEGエンコーダより受信したパケットデータからETHER、IP、UDPの各ヘッダを処理し、RTPパケットデータを前記RTPヘッダ監視処理部へ出力することを特徴とする請求項1記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  3. 前記RTPヘッダ監視処理部は、前記IPパケット受信処理部から受け取った、前記RTPパケットデータからRTPヘッダとMPEG2 TSデータを分離し、RTPヘッダのシーケンス番号からパケットロスが発生したかどうかを判断することを特徴とする請求項1記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  4. 前記RTPヘッダ監視処理部は、パケットロス有りと判断した場合は、シーケンス番号が飛んでいる分のダミーパケットデータを前記RTPパケットデータ保持部から取得し、前記MPEGデコード処理部へ出力した後、前記受信したMPEG2 TSデータを前記MPEGデコード処理部へ出力することを特徴とする請求項3記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  5. 前記RTPヘッダ監視処理部は、パケットロスが無いと判断した場合は、前記受信したMPEG2 TSデータを前記MPEGデコード処理部へ出力することを特徴とする請求項3記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  6. 前記RTPヘッダ監視処理部は、前記RTPパケットデータを受信する毎にRTPヘッダのシーケンス番号を保持することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  7. 前記RTPヘッダ監視処理部は、今回受信したシーケンス番号mが以前受信したシーケンス番号nより1大きい値の場合、パケットロスが無いと判断し、前記mが前記nより2以上大きい値の場合はパケットロスが有ったと判断し、
    前記パケットロスが有った場合、前記RTPパケットデータ保持部で保持するダミーパケットデータをm−(n+1)回分、前記MPEGデコード処理部へ出力することで、パケットロスした分のデータをダミーパケットデータとして挿入することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  8. 前記RTPヘッダ監視処理部は、パケットの逆順受信及び同パケットの重複受信を監視することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  9. 前記RTPパケットデータ保持部は、前記MPEGデコーダが起動して前記MPEGエンコーダから最初に受信した1RTPパケット分のMPEG2 TSデータを前記IPパケット受信処理部から受信し、該MPEG2 TSデータを保持することを特徴とする請求項1記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  10. 前記RTPパケットデータ保持部は、前記MPEG2 TSデータのヘッダの中にあるパケット識別子をNULLデータで書き換えて生成したパケットを前記ダミーパケットデータとして保存することを特徴とする請求項1又は9記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  11. 前記MPEGデコード処理部は、前記RTPヘッダ監視処理部から受け取ったMPEG2 TSデータを元にMPEG復号化してアナログ映像信号を出力することを特徴とする請求項1記載のパケットエラー監視型MPEGデコーダ。
  12. MPEGエンコーダと、MPEGデコーダとがIPネットワーク網を介して接続され、RTPパケットを使用するMPEG映像伝送システムであって、
    前記MPEGエンコーダは、
    アナログ映像ソースから映像を入力し、該映像のMPEG符号化を行うMPEGエンコード処理部と、
    前記MPEGエンコード処理部でMPEG符号化されたMPEG2 TSデータにRTP、UDP、IP、ETHERの各ヘッダを付加し、前記IPネットワーク網を介してMPEGデコーダへパケットデータを送信するIPパケット送信処理部と、を有し、
    前記MPEGデコーダは、
    前記IPネットワーク網を介して前記MPEGエンコーダから送信されたパケットデータを受信するIPパケット受信処理部と、
    前記受信したパケットデータのRTPヘッダのシーケンス番号を監視するRTPヘッダ監視処理部と、
    予め受信したパケットデータに含まれるパケット識別子をNULLデータで書き換えることで、予めダミーパケットデータを生成し、保持しておくRTPパケットデータ保持部と、
    前記RTPヘッダ監視処理部が前記RTPヘッダのシーケンス番号に基づいてパケットデータのロスを検知した場合、ロスしたパケットデータの数分のダミーパケットデータを前記RTPパケットデータ保持部から取得し、該取得したダミーパケットデータを挿入するMPEGデコード処理部と、を有し、
    パケットロス発生時に、前記MPEGエンコーダから送信されるMPEG2 TSデータ量と、前記MPEGデコード処理部で受信するMPEG2 TSデータ量とを一致させることを特徴とするMPEG映像伝送システム。
  13. MPEGエンコーダと、MPEGデコーダとがIPネットワーク網を介して接続されたMPEG映像伝送システムで用いられ、RTPパケットを使用するMPEG映像伝送方法であって、
    前記MPEGエンコーダがアナログ映像ソースから映像を入力し、該映像のMPEG符号化を行うMPEGエンコード処理ステップと、
    前記MPEGエンコーダが前記MPEGエンコード処理部でMPEG符号化されたMPEG2 TSデータにRTP、UDP、IP、ETHERの各ヘッダを付加し、前記IPネットワーク網を介してMPEGデコーダへパケットデータを送信するIPパケット送信処理ステップと、
    前記MPEGデコーダが前記IPネットワーク網を介して前記MPEGエンコーダから送信されたパケットデータを受信するIPパケット受信処理ステップと、
    前記MPEGデコーダが前記受信したパケットデータのRTPヘッダのシーケンス番号を監視するRTPヘッダ監視処理ステップと、
    前記MPEGデコーダが予め受信したパケットデータに含まれるパケット識別子をNULLデータで書き換えることで、予めダミーパケットデータを生成し、保持しておくRTPパケットデータ保持ステップと、
    前記MPEGデコーダが前記RTPヘッダ監視処理ステップにおいて前記RTPヘッダのシーケンス番号に基づいてパケットデータのロスを検知した場合、ロスしたパケットデータの数分のダミーパケットデータを取得し、該取得したダミーパケットデータを挿入するMPEGデコード処理ステップと、を有し、
    パケットロス発生時に、前記MPEGエンコーダから送信されるMPEG2 TSデータ量と、前記MPEGデコード処理部で受信するMPEG2 TSデータ量とを一致させることを特徴とするMPEG映像伝送方法。
JP2004191158A 2004-06-29 2004-06-29 パケットエラー監視型mpegデコーダ、mpeg映像伝送システム及びmpeg映像伝送方法 Expired - Fee Related JP4491290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004191158A JP4491290B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 パケットエラー監視型mpegデコーダ、mpeg映像伝送システム及びmpeg映像伝送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004191158A JP4491290B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 パケットエラー監視型mpegデコーダ、mpeg映像伝送システム及びmpeg映像伝送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006014153A JP2006014153A (ja) 2006-01-12
JP4491290B2 true JP4491290B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=35780803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004191158A Expired - Fee Related JP4491290B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 パケットエラー監視型mpegデコーダ、mpeg映像伝送システム及びmpeg映像伝送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4491290B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007096987A1 (ja) 2006-02-24 2007-08-30 Fujitsu Limited エラー制御装置
CN101087212B (zh) * 2006-06-07 2010-05-12 中兴通讯股份有限公司 一种在无线网络测试中补全空中接口消息序列的方法
JP4791443B2 (ja) * 2007-12-27 2011-10-12 日本電信電話株式会社 客観品質評価方法、客観品質評価装置およびプログラム
JP4956849B2 (ja) * 2009-02-20 2012-06-20 Necエンジニアリング株式会社 画像復号装置およびパケット損失補償方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0435135A (ja) * 1990-05-25 1992-02-05 Oki Electric Ind Co Ltd 画像パケット多重受信装置
JPH1023015A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Nec Corp 動画像受信装置及びその廃棄パケット補償方法
JP2003023462A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Hitachi Ltd 多地点同報通信網用再送方法
WO2003090401A1 (en) * 2002-04-16 2003-10-30 Sony Electronics Inc. Content replacement by pid mapping
WO2004008760A1 (ja) * 2002-07-16 2004-01-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. コンテンツ受信器およびコンテンツ送信器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0435135A (ja) * 1990-05-25 1992-02-05 Oki Electric Ind Co Ltd 画像パケット多重受信装置
JPH1023015A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Nec Corp 動画像受信装置及びその廃棄パケット補償方法
JP2003023462A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Hitachi Ltd 多地点同報通信網用再送方法
WO2003090401A1 (en) * 2002-04-16 2003-10-30 Sony Electronics Inc. Content replacement by pid mapping
WO2004008760A1 (ja) * 2002-07-16 2004-01-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. コンテンツ受信器およびコンテンツ送信器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006014153A (ja) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3931595B2 (ja) データ修正装置及びデータ修正方法
JP6419235B2 (ja) デジタル放送システムにおけるデータを受信する装置
US9641588B2 (en) Packets recovery system and method
US8819714B2 (en) Ratings and quality measurements for digital broadcast viewers
US9781488B2 (en) Controlled adaptive rate switching system and method for media streaming over IP networks
US20020164024A1 (en) Data transmission method and data relay method
US9577682B2 (en) Adaptive forward error correction (FEC) system and method
WO2009093292A1 (ja) 動画像送受信システム
WO2003104922A2 (en) Method and apparatus for controlling the distribution of digitally encoded data in a network
JP2009164880A (ja) トランスコーダ及び受信機
US7818772B2 (en) System and method for improving the quality of video communication over a packet-based network
JP2010187097A (ja) 映像品質推定装置、映像品質推定方法およびプログラム
JP4564782B2 (ja) データ受信装置およびデータ受信プログラム
JP4491290B2 (ja) パケットエラー監視型mpegデコーダ、mpeg映像伝送システム及びmpeg映像伝送方法
US8565083B2 (en) Thinning of packet-switched video data
JP2002152301A (ja) データ通信システム、データ受信装置、データ通信方法、並びにプログラム記憶媒体
JP4947049B2 (ja) 符号化ストリーム送信装置
JP4252017B2 (ja) 符号化ストリーム中継装置、その方法及びプログラム
JP4956849B2 (ja) 画像復号装置およびパケット損失補償方法
Fernando MMT: the next-generation media transport standard
JP4525697B2 (ja) 伝送ヘッダ圧縮装置、動画像符号化装置及び動画像伝送システム
Fritscher et al. A fault tolerant proxy protocol preserving both data and timing and its usage in industrial tele maintenance
JP2006211227A (ja) データ送信装置およびデータ送信方法
JP2005064574A (ja) ストリームパケット送出装置及びストリームパケット送出方法
WO2011043706A1 (en) Stream switch using udp checksum

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4491290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees