JP4490166B2 - 局側装置 - Google Patents

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Description

この発明は、Ethernet(登録商標)技術を用いたPON(Passive Optical Network)システムに関し、IEEE802.ahにおけるGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標) PON)システムのMPCP(Multipoint Control Protocol)制御に関するものである。
図7は、従来のGE−PON方式を示した図である。従来のGE−PON方式は、加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)から局側装置(OLT:Optical Line Terminal)に向けての上りトラヒックは、各ONU2が時分割方式で転送を行うバーストトラヒックとなっている。この上りバーストトラヒックをOLT1で収容するためには、バーストトラヒック対応のCDR(Clock Data Recovery)がOLT1に必要となる。バーストトラヒック対応のCDRは一般的に高価で、制御が複雑であるため、転送速度を上げて加入者収容数を増加させるための開発コストが増加し、それに付随して、高速対応のデバイスを装置に取り込む必要が生じ、機器の単価が高くなる。
また、波長分割多重方式(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を用いて転送速度を容易に向上できる方式として、上下複数波長を用いたPON方式がある(例えば、特許文献1、特許文献2)。図8は上下複数波長PON方式を示した図である。上下複数波長PON方式を用いると上りトラヒックはバーストトラヒックではなくなり、バーストトラヒック対応のCDRと高速対応デバイスは不要である。しかし、個々のONU5に上り下りともに1波長割り当てるため、各波長に対応した光モジュールを搭載したONUが必要となる。すなわち、1システムにONU5を32台を接続する場合、各々に異なる光モジュールを実装した32種類のONU5が必要となり、生産性が悪くコストが増大する。また、ONU5が複数種類あるために、システム敷設の際にどの波長に対応する光モジュールを実装したONU5をどこに設置するかを決める作業が必要となる。
特開平10−247896号公報 特開平8−8878号公報 IEEE Draft P802.3ah D3.0
上記従来の方式において、転送速度を上げるために、従来のGE−PON方式を高速化するためには高速対応のデバイスが必要となり、機器の単価が高価となる。また、上下複数波長を用いたPON方式では複数種類のONUが必要となり生産性が悪く、コストが増大する。
本発明は、このような従来の方式における問題点を解決することを主な目的としており、特別なデバイスを付加することなく、また、複数種類のONUを用意することなく、GE−PONの高速化を図る。
本発明に係る局側装置は、
局側装置、複数の加入者側装置を有する通信システムで用いられる局側装置において、
第1波長の信号を受信する第1加入者側装置に、第1時刻を示す第1返信時刻信号を送信する第1送信手段、
第2波長の信号を受信する第2加入者側装置に、第2時刻を示す第2返信時刻信号を送信する第2送信手段、
前記第1加入者側装置及び前記第2加入者側装置から返信信号を受信する受信手段、
この受信手段の受信時刻に基づいて、返信を行った加入者側装置がいずれの波長で返信を行ったかを判定する判定手段を備え、
この判定手段の判定結果が、上記第1波長で返信が行われたことを示す場合は、上記第1送信手段で信号を送信し、上記第2波長で返信が行われたことを示す場合は、上記第2送信手段で信号を送信することを特徴とする。
本発明では、特別なデバイスを付加することなく、上下1波長用に開発された加入者装置を利用して、下り伝送路に複数の波長を用いて転送速度を上げることにより通信の高速化を図ることができる。また、この結果、加入者収容数を増加させることができる。
実施の形態1.
本実施の形態は、Ethernet(登録商標)技術を用いたPON(Passive Optical Network)システムに関し、IEEE802.ahにおけるGE−PONシステムのMPCP制御に関するものである。
図1は、本実施の形態のシステム全体を示す構成図である。Ethernet(登録商標)等により構成されたLAN(Local Area Network)11、12は、互いに遠く離れて配置され、これらの2つのLAN11、12同士はWAN(Wide Area Network)13に相互接続される。WAN13は様々な通信方式が用いられ、接続されているLAN間の通信を行っている。LAN11には、複数の通信端末14が接続され、LAN12には、複数の通信端末15が接続されている。WAN13とLAN11との間には、LAN11の終端装置であるONU(加入者側装置)16と、WAN13の終端装置であるOLT(局側装置)17が設けられている。WAN13とLAN12との間には、LAN12の終端装置であるONU(加入者側装置)18と、WAN13の終端装置であるOLT(局側装置)19が設けられている。ONU16、18、OLT17、19は本実施の形態のPONシステムとして機能する。
図2は、図1の一部である本実施の形態に係る下り複数波長を用いたGE−PONシステムの構成図である。下り複数波長を用いたGE−PONシステムはWAN13を構成する一員である加入者系の交換機OLT20、このOLT20からの出力光を波長分離するWDMカプラ(信号分離装置)21、 伝送路を複数に分岐させる分光カプラ22、これらの光学カプラ21、22に分岐路を介して接続された複数のONU23とで構成される。OLT20は、図1のOLT17、19と同じものである。また、ONU23は、図1のONU16、18と同じものである。
下り複数波長を用いたGE−PON方式は、従来技術の問題を解決し下り転送速度を上げることによって加入者収容数を増やす方式である。下り複数波長を用いたGE−PON方式は、ONU23の受信光モジュールに実装されているPD(Photo Diode)の受光可能波長に幅をもたせ、複数の波長を受信することを可能とする。よって、下り複数波長、上り1波長のPONシステムである下り複数波長を用いたGE−PONシステムを実現することができる。また、下り複数波長を用いたGE−PONシステムでは、ONUは一種類となり、従来のGE−PON方式のONUと同じ機器を用いることができる。図2において、各ONU23はOLT20が出力する波長λd_1〜3が受信可能であり、λuの波長を送信することができる。OLT20から出力される下り波長λd_1〜3は、WDMカプラ21によって波長分離され、ONU23に入力されるときには単一の波長のみ入力される。つまり、ONUが実際に受信するのはWDMカプラ21によって分離された後のいずれかの単一の波長であるが、各ONUは、WDMカプラ21によって分離された後のいずれの波長の光信号も受信可能である。
本実施の形態に係る下り複数波長を用いたGE−PONシステムでは、OLT20から出力される下り転送速度は、波長多重を行うため、1Gbps×波長数となり、波長数倍に転送速度を上げることができ、より多くの加入者を1システムで収容することができる。さらに個々のONU23における上下転送速度は従来のGE−PON方式と同等になるため、従来のGE−PON方式のONUを利用することができる。
本実施の形態に係る下り複数波長を用いたGE−PONシステムでは、光学カプラ21、22を用いることによって、1台のOLT20が提供する信号帯域を複数のONU23で共用することができる。OLT20からONU23に向かう方向の下り信号に対しては、OLT20が送信する波長毎に、その波長に属する全ONU23に同報され、各ONU23は各自に該当する情報のみを抽出する。逆にONU23からOLT20に向かう方向の上り信号は、OLT20から与えられる送信許可信号に従って各ONU23が順次信号を送信する時分割方式となる。
図3は、OLT20およびONU23の接続及び構成例を示すブロック図である。OLT20はPONシステムの制御を行うMPCP部30を備えている。MPCP部30は、MPCP処理を決定するMPCP制御部31とOLT20からONU23に向けて送出するMPCPフレームを生成するMPCP処理部32から構成される。なお、MPCP制御部31は、Discovery Window生成計算処理部33と波長グループ判定部(判定手段)300を備えている。Discovery Window生成計算処理部33は、Discovery Windowの生成周期やウインドウ幅を決定する。また、波長グループ判定部300は、ONUの波長グループを判定する。後述するように各ONUは受信対象の光信号の波長により複数の波長グループに分類されるが、波長グループ判定部300は、ONUごとに属する波長グループを判定する。さらに、OLT20は、ONU23との通信インタフェースとして、PON終端部34を備えている。なお、PON終端部34は、ONU23に向けてユーザフレームとMPCP処理部32で生成されるMPCPフレームを送信するフレーム送信部35と、送信光モジュール(第1送信手段又は第2送信手段)37を下り波長毎に備えており、送信光モジュール37は各波長に対応したフレーム送信部35からのフレームを電気信号から光信号へ変換を行う。さらに、PON終端部34は、ONU23から受信したフレームをMPCPフレームとユーザフレームに分離するフレーム識別部36と、接続されているONU23からのバーストデータを受信できるようにバースト対応のCDRが実装され入力光信号を電気信号に変換する受信光モジュール(受信手段)38を備えている。また、下り複数波長、上り波長を多重、分離するWDMカプラ39を備える。ONU23は、PONシステムの制御を行うMPCP部40を備えている。MPCP部40は、MPCP処理を決定するMPCP制御部41と、ONU23からOLT20に向けて送出するMPCPフレームを生成するMPCP処理部42から構成される。ONU23は、OLT20との通信インタフェースとして、PON終端部43を備えている。PON終端部43は、OLT20に向けてユーザフレームとMPCP処理部42で生成されるMPCPフレームを送信するフレーム送信部44、OLT20から受信したフレームをMPCPフレームとユーザフレームに分離するフレーム識別部45を備えている。また、PON終端部43は、フレーム送信部44から出力されたフレームを電気信号から光信号に変換する送信光モジュール46、受光波長に幅を持たせてシステムの下り波長を全て(図中では、λd1〜3)受信することが可能な受信光モジュール47を備える。さらに、下り波長、上り波長を多重、分離するWDMカプラ48を備える。
本実施の形態に係る下り複数波長を用いたGE−PONシステムでは、下り伝送路に複数の波長を用いており、ONUは入力する下り波長によって波長数分の波長グループに分けられる。OLTから出力される下り光信号は、伝送路上で波長分離を行うため、各ONUグループは自身が属する波長グループに入力される下り波長の光信号以外の波長の光信号を受信しない。図2においてλd_1の波長グループに所属するONUは、WDMカプラ21による波長分離のためλd_2およびλd_3の光信号は受信しない。また、光信号を用いて送信されたフレームについても、λd_1の波長グループに所属するONUは、λd_2またはλd_3を用いて送信されたフレームは受信しない。一方、従来のGE−PON方式では、下り伝送路は1波長であるため、OLTから送信される全ての下りトラヒックが全てのONUに同報伝送されることになる。
従来のGE−PON方式におけるMPCP等の制御は、下り制御フレームが全てのONUに対して同報されることが前提となっている。しかし、本方式では、前述のとおり、OLTから転送される下り制御フレームはその波長の属するONUグループのみに対して同報され、他のONUグループには同報されないため、従来のGE−PON方式のMPCP制御等の制御方式を利用する場合に問題となる。
従来のGE−PON方式では、上位装置よりOLTに入力される下りユーザフレームを該当のONUに転送する場合、下りトラヒックは全てのONUに同報伝送されるため、OLTが受信した全てのユーザフレームを、ONUに向けて送信すればよいことになる。しかし、本実施の形態に係る下り複数波長を用いたGE−PONシステムでは、ある波長を用いて送信されたフレームは、その波長の属するONUグループのみに同報伝送され、他のグループでは受信することができないため、下りユーザフレームをどの波長を用いて送信するかを判断しなければならない。
上記の問題を解決するため、本実施の形態に係る下り複数波長を用いたGE−PONシステムでは、OLTは個々のONUがどの波長に属しているかを認識する必要がある。OLTは認識した波長を用いて個々のONU宛の制御フレームを送信することにより従来のGE−PON方式のMPCP制御等の制御方式を利用できる。さらに、OLTは、下りユーザフレームをどの波長を用いて個々のONUに送信するかを判断することができる。本実施の形態では、このONUがどの波長グループに属しているかを認識するために、GE−PON方式のMPCP制御のDiscovery Window、Discovery Gateフレームを利用する。
先ず、図9を参照して、従来のGE−PON方式におけるONU23の登録作業シーケンスを説明する。MPCP制御を用いたGE−PON方式においてONUの登録作業はOLTと接続されているONUの内で、未登録のONUをOLTが自動的に認識し、登録を行う作業である。そのため、OLTによるONU登録作業は周期的に行われることになる。ある周期でOLT20はMPCP制御フレームであるDiscovery Gateフレーム51を接続している全てのONU23に対して送信を行う。このDiscovery Gateフレーム51にはONU23がOLT20に返信するRegister Requestフレーム52の送信開始時刻であるGST(Grant Start Time)が含まれている。新規にシステムに接続されたONU23はDiscovery Gateフレーム51を受信すると、GST にRandam Delayを加えた時刻からMPCP制御フレームであるRegister Requestフレーム52をOLT20に送信する。この登録シーケンスにおいて、Discovery Window56は、OLT20にとっては、ONU23から送信されるRegister Requestフレームの受信待ち時間であり、ONU23にとってはRegister Requestフレームの送信時間である。このため、ONU23は、Discovery Window56の範囲内でRegister RequestフレームがOLT20に届くようにRegister Requestフレームを送信しなければならない。
Register Requestフレーム52を受信したOLT20は、Register Requestフレーム52を送信したONU23に対して接続許可を表すMPCP制御フレームであるRegisterフレーム53とフレーム送信許可情報を含んだGateフレーム54を送信する。Registerフレーム53とGateフレーム54を受信したONU23は、Gateフレーム54に含まれるフレーム送信許可情報をもとに、登録作業の完了を表すRegister ACKフレーム55の送信を行う。OLT20がRegister ACKフレーム55を受信した時点で新たに接続されたONU23の登録作業が完了する。また、本実施の形態に係る下り複数波長を用いたGE−PONシステムでは、OLT20から送信されるDiscovery Gateフレーム51は、接続されている全てのONU23に送信する必要があるため、下り波長毎にDiscovery Gateフレーム51を送信することになる。
次に、従来のGE−PON方式におけるONU23の登録作業シーケンスを利用し、本実施の形態に係るOLT20がONU23がどの下り波長の波長グループに属しているかを認識する方法を説明する。図4は、図9の従来のGE−PON方式におけるONU23の登録作業シーケンスの一部であり、OLT20がONU23の所属する波長グループを認識する方法を表す。本実施の形態において、OLT20が上り帯域に設定するDiscovery Windowは、下り波長毎に独立した時間(図中Discovery Window_λd_1、 Discovery Window_λd_2、 Discovery Window_λd_3)が設けられる。OLT20は波長毎に設定されたDiscovery WindowからGST(Grant Start Time)(第1時刻又は第2時刻)(図中GST1、GST2、GST3)を算出し、下り波長毎にそのGSTを含んだDiscovery Gateフレーム(第1返信時刻信号又は第2返信時刻信号)を送信する。なお、各波長のDiscovery Windowは、Discovery Window生成計算処理部33にて設定される。
OLT20は、ある波長のために設定したDiscovery Window内にRegister Requestフレーム(返信信号)を受信した場合、そのRegister Requestフレームを送信したONUはその波長に属するONUと認識する。図4では「Discovery Window_λd_1」に対応するDiscovery Gateフレームは「Discovery Gate_λd1」となり、そのフレームには「Discovery Window_λd_1」から計算された「GST1」を含むことになる。下り波長λd_1に所属するONU_Xは、OLTから送信されたDiscovery Gateフレームである「Discovery Gate_λd1」を受信し、フレームに含まれている「GST1」の時刻にRandom Delay(最大遅延時間)を加えた時刻からRegister Requestフレームを送信する。OLT20では、「Discovery Window_λd_1」時にONU_XからのRegister Requestフレームを受信することになり、ONU_Xを下り波長λd_1の波長グループに所属するONUであることを認識する。同様にOLT20はそれぞれの波長毎に設定されたDiscovery Window 時にONU_Y、ONU_Zから送信されたRegister Requestフレームを受信し、ONU_Yを下り波長λd_2の波長グループ、ONU_Zを下り波長λd_3の波長グループに所属するONUと認識する。
上記の方式において、波長毎に設定されるDiscovery Windowは、新規に接続されるONUを自動的に認識するために周期的に設定される。よって、Discovery Windowに対応するDiscovery Gateフレームは、OLT20からONU23に向けて周期的に送信されることになる。OLT20はDiscovery Window時にRegister Requestフレームを受信した場合、未登録ONU23がシステムに接続されたことを認識し、上記の方式でONU23の登録作業を行い、さらにそのONU23の所属する波長グループを認識する。また、OLT20がDiscovery Window時にRegister Requestフレームを受信しなかった場合、そのDiscovery Windowに対応する下り波長には、新規に接続されたONU23がないと判断する。
図5及び図6は、図4を用いて説明した処理をフローチャートとして示す図である。図5は、OLT20側の処理を示すフローチャートであり、図6はONU23側の処理を示すフローチャートである。
図5において、OLT20は、先ず、λd_1〜λd_3のそれぞれについて、GSTが設定されたDiscovery Gateフレームを生成し(S501)、各波長のDiscovery Gateフレームを多重してONU23に送信する(S502)。その後、ONUからRegister Requestフレームを受信したか否かを確認し(S503)、受信していない場合は処理を終了し、受信した場合はS504に進む。次に、受信したRegister Requestフレームの受信タイミングがいずれの波長グループのDiscovery Windowに合致するかを判断し(S504)、Register Requestフレームの送信元のONUがλd_1〜λd_3のいずれの波長グループに属するかを判定する(S505〜S507)。その後、当該ONUにRegisterフレーム、Gateフレームを送信し(S508)、また、ONUより返答としてRegister ACKフレームを受信して(S509)、登録処理を終了する。
図6において、ONU23は、OLT20からDiscover Gateフレームを受信したか否かを判断し(S601)、受信していた場合は、当該Discover Gateフレームの受信が初めての受信かどうかを判断する(S602)。初めての受信である場合、つまり、新規にシステムに接続されたONUである場合は、Discover Gateフレームに設定されているGST及びRandom DelayよりDiscovery Windowを算出し(S603)、Discovery Window内にRegister RequestフレームをOLTに送信する(S604)。その後、OLTからRegisterフレーム、Gateフレームを受信し(S605)、返答としてRegister ACKフレームを送信して(S606)、処理を終了する。
このように、OLT20は上記の方式で、ONU23が、どの下り波長の波長グループに所属しているかを認識することができる。OLT20はこの認識に従い、MPCPフレームやユーザフレームをどの波長を用いて送信を行うべきかを決定することができる。
以上のように、本実施の形態に係る通信システムでは、特別なデバイスを付加することなく、上下1波長用に開発された加入者装置を利用して、下り伝送路に複数の波長を用いて転送速度を上げることによりGE−PONの高速化を図ることができる。また、この結果、加入者収容数を増加させることができる。更に、各加入者側装置を、他の端末に届けられる波長についても受信することができる構成にしたので、加入者側装置を画一的に大量生産することができ、製造コストを削減することができる。
また、本実施の形態に係る通信システムでは、波長グループごとに異なるDiscovery Windowを設け、Discovery Gateフレームに対する応答であるRegister Requestフレームが、いずれの波長グループのDiscovery Window内に受信されたかを判断することにより、新規に接続されたONUがいずれの波長グループに属するかを判定することができる。
なお、以上では、GE−PONシステムにおいて、下り通信に複数波長の光信号を用いることとしたが、適用する通信システムはGE−PONシステムに限定されず、複数波長の信号を用いる通信システムであればどのようなシステムでも適用可能である。
本実施の形態に係るシステム全体の構成例を示す構成図である。 本実施の形態に係る下り複数波長を用いたGE−PONシステムの構成例を示した図である。 本実施の形態に係るOLTおよびONUの構成例を表すブロック図である。 本実施の形態に係るONU登録シーケンス例を示す図である。 本実施の形態に係るOLTの動作例を示すフローチャート図である。 本実施の形態に係るONUの動作例を示すフローチャート図である。 従来のGE−PON方式を示した図である。 従来の上下複数波長PON方式を示した図である。 従来のONUの登録作業のシーケンスを示す図である。
符号の説明
11 LAN、12 LAN、13 WAN、14 端末、15 端末、16 ONU、18 ONU、17 OLT、19 OLT、20 OLT、21 WDMカプラ、22 分光カプラ、23 ONU、30 MPCP部、31 MPCP制御部、32 MPCP処理部、33 Discovery Window生成計算処理部、34 PON終端部、35 フレーム送信部、36 フレーム識別部、37 送信光モジュール、38 受信光モジュール、39 WDMカプラ、40 MPCP部、41 MPCP制御部、42 MPCP処理部、43 PON終端部、44 フレーム送信部、45 フレーム識別部、46 送信光モジュール、47 受信光モジュール、48 WDMカプラ、51 Discovery Gateフレーム、52 Register Requestフレーム、53 Registerフレーム、54 Gateフレーム、55 Register ACKフレーム、56 Discovery Window、300 波長グループ判定部。

Claims (3)

  1. 局側装置、複数の加入者側装置を有する通信システムで用いられる局側装置において、
    第1波長グループに属し第1波長の信号を受信する第1加入者側装置に、第1時刻を示す第1返信時刻信号を送信する第1送信手段、
    第2波長グループに属し第2波長の信号を受信する第2加入者側装置に、第2時刻を示す第2返信時刻信号を送信する第2送信手段、
    いずれかの加入者側装置から第1返信時刻信号及び第2返信時刻信号のいずれかに対する返信信号を受信する受信手段、
    この受信手段の受信時刻に基づいて、返信を行った加入者側装置が第1波長グループ及び第2波長グループのいずれに属するかを判定する判定手段を備えることを特徴とする局側装置。
  2. 判定手段は、
    上記受信手段の受信時刻が、第1時刻に予め定められた第1加入者側装置で生じ得る最大遅延時間を加えた時刻よりも早いか否かで、返信を行った加入者側装置が、第1波長グループに属するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の局側装置。
  3. 上記局側装置は、
    上記判定手段の判定結果が、返信を行った加入者側装置が第1波長グループに属することを示す場合は、返信を行った加入者側装置に上記第1送信手段で信号を送信し、返信を行った加入者側装置が第2波長グループに属することを示す場合は、返信を行った送信元の加入者側装置に上記第2送信手段で信号を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の局側装置。
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