JP4488288B2 - 超音波画像診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2次元的に配置された超音波振動子アレイを駆動して、診断用の超音波画像を得る超音波画像診断装置に関する。
近年、生体内に挿入される超音波内視鏡によって、その光学像から体内の病変部を発見して、また超音波の照射における反射波から病変部の超音波断層像を診断する方法が広く普及している。また、術者は、穿刺針を用いて光学像・超音波断層像ガイド下で視認しながら穿刺して細胞を吸引して、吸引細胞により確定診断を行う方法も実施されている。 また、超音波内視鏡の観察下で病変部の治療を行う方法も採用されている。更に、光学像・超音波診断像を用いて治療後の経過観察を行う方法も実施されている。
このような超音波内視鏡を用いた診断においては、超音波内視鏡の挿入方向に垂直面に超音波走査を行うラジアル走査式と、超音波内視鏡の挿入方向に沿って超音波を走査するリニア走査またはコンベックス走査の2つの走査方式がある。
前者は、超音波内視鏡の挿入位置の管腔から、周囲の臓器を円周状に観察できる(輪切り観察)ために、臓器の位置関係の理解や病変部の発見に有効である。これに対して後者のリニア走査方式は、超音波内視鏡の処置具挿通用チャンネルの先端開口から出される穿刺針と同方向に走査できるために、穿刺ルートの確定に主に利用される。
第1の従来例として特開2000−139926号公報には、複数の超音波振動子を2次元的に配置した超音波振動子アレイを配置しているものを開示している。
この第1の従来例では、複数の超音波振動子を2次元的に配置したものであるが、基本的には挿入部の軸方向に配列された超音波振動子を順次走査して2次元断層像を得るものである。
そして、偏向切替スイッチを操作することにより、挿入部と直交する方向に配列された複数の超音波振動子に対して遅延素子を介して駆動することにより、超音波ビームの出射方向を偏向できるようにして、先端開口から突出される穿刺針が湾曲した場合にも視認できるようにしたものである。
また、第2の従来例としての特開平8−173432号公報には、上記第1の従来例に類似した超音波断層像を得られるようにしたものが開示されている。
この第2の従来例には、超音波プローブの挿入部の先端部に、挿入部の軸方向に沿って3列の振動子アレイを、その超音波の放射面の方向が異なるように配置している。そして、各列に沿った超音波アレイを順次駆動することにより、挿入部の軸方向を含む断層像となるが、断層像の方向が異なる3つの断層像が得られるようにしている。
特開2000−139926号公報 特開平8−173432号公報
上記第1の従来例では、偏向切替スイッチの走査により、超音波ビームの出射方向を偏向させるものであり、また挿入部の軸方向に走査することを前提にしており、挿入部の軸と直交する方向の断層像を得るのに時間がかかってしまう。
また、穿刺ルートの確認のためには、周囲の臓器との関係を3次元的に表示することが望まれるが、上記第1の従来例ではそれができない。
また、上述した従来例よりもさらに配列される超音波振動子の数を増大した超音波振動子アレイを形成したような場合には、所望とする断層像を得るのに時間がかかってしまう欠点がある。
また、第2の従来例においても、挿入部の軸方向に配列された超音波振動子を駆動するため、挿入部の軸方向と直交する方向の断層像を得るのに時間がかかってしまう。
また、従来の超音波プローブでは、第2の従来例においても記載されているように、超音波振動子アレイを駆動走査する駆動パルス(送信パルス)を超音波プローブが装着される超音波観測装置に設けている場合が一般的であるが、その場合には超音波振動子アレイと接続しなければならない信号線の本数が増大し、挿入部が太くなってしまう欠点があった。
(発明の目的)
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、挿入部を細径化できると共に、所望とする走査領域に対応する2次元或いは3次元超音波画像を得るのに適した超音波画像診断装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の超音波画像診断装置は、少なくとも、可撓性を有する挿入部、前記挿入部の先端部に設けられ、超音波信号の送受信を行う超音波振動子が2次元的に配置された超音波振動子アレイ、及び前記挿入部の先端部に設けられ、前記超音波振動子アレイにおける駆動する超音波振動子を切り替える駆動切替手段を有する超音波プローブと、前記超音波振動子アレイの少なくとも1部をラジアル走査を含む2次元走査する領域を設定する走査領域設定手段と、前記走査領域設定手段により設定された領域内の超音波振動子アレイにより受信された超音波信号から超音波画像を構築する画像構築手段と、を具備し、前記超音波振動子アレイをなす個々の超音波振動子は、前記挿入部の長手方向に複数個配置されると共に、前記先端部の周方向に複数個配置されることを特徴とする。
本発明の第2の超音波画像診断装置は、少なくとも、可撓性を有する挿入部、前記挿入部の先端部に設けられ、超音波信号の送受信を行う超音波振動子が2次元的に配置された超音波振動子アレイ、及び前記挿入部の先端部に設けられ、前記超音波振動子アレイにおける駆動する超音波振動子を切り替える駆動切替手段を有する超音波プローブと、前記超音波振動子アレイの少なくとも1部をリニア走査あるいはラジアル走査すると共に、残余の部分を2次元走査する領域を設定する走査領域設定手段と、前記走査領域設定手段により設定された領域内の前記超音波振動子アレイにより受信された超音波信号から超音波画像を構築する画像構築手段と、を具備し、前記超音波振動子アレイをなす個々の超音波振動子は、前記挿入部の長手方向に複数個配置されると共に、前記先端部の周方向に複数個配置されることを特徴とする。
本発明の第3の超音波画像診断装置は、少なくとも、可撓性を有する挿入部、前記挿入部の先端部に設けられ、超音波信号の送受信を行う超音波振動子が2次元的に配置された超音波振動子アレイ、及び前記挿入部の先端部に設けられ、前記超音波振動子アレイにおける駆動する超音波振動子を切り替える駆動切替手段を有する超音波プローブと、前記超音波振動子アレイの少なくとも1部をリニア走査すると共に、残余の部分をラジアル走査する領域を設定する走査領域設定手段と、前記走査領域設定手段により設定された領域内の前記超音波振動子アレイにより受信された超音波信号から超音波画像を構築する画像構築手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、挿入部を細径化できると共に、前記走査領域設定手段により設定された領域の超音波振動子アレイによる走査により、対応する2次元或いは3次元画像を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図8は、本発明の実施例1に係り、図1は、本発明の実施例1の超音波画像診断装置の構成を示し、図2は、挿入部の先端部に配置される超音波振動子アレイ(振動子アレイと略記)及び振動子エレメントの構成を示し、図3は、超音波内視鏡及び超音波観測装置における電気系の概略の構成を示し、図4は、振動子アレイの駆動走査及び信号処理系の構成を示し、図5は、振動子アレイにおける直交する2方向に駆動走査する場合の詳細を示し、図6は、振動子アレイを2次元的に配置した先端部及び各種の走査モードを示し、図7は、超音波内視鏡の先端部に設けた振動子アレイの他の実装例を示し、図8は、振動子アレイの一部の領域の走査により得られる3次元超音波画像等を示す。
本実施例は、挿入部を細径化できると共に、所望とする走査領域に対応する超音波画像を得るのに適した超音波画像診断装置を提供すると共に、1本の超音波内視鏡にて、超音波内視鏡のガイト下での穿刺ルートの確認を3次元表示や、その後の3次元表示により穿刺を補助することで、1回の超音波内視鏡検査で穿刺の処置等ができる超音波画像診断装置を提供することを目的とする。
図1に示すように超音波画像診断装置1は、体腔内に挿入される超音波内視鏡2と、この超音波内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、超音波内視鏡2に内蔵された撮像素子に対する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、超音波内視鏡2に設けられた振動子アレイ28に対する駆動及び信号処理を行う超音波観測装置5と、ビデオプロセッサ4及び超音波観測装置5による映像信号を混合したり切替が可能なミキサ6と、このミキサ6を介して撮像素子で撮像した内視鏡画像と超音波画像を同時に或いは一方を表示するモニタ7とを有する。
超音波内視鏡2は、可撓性を有する細長の挿入部11と、この挿入部11の後端に設けられた操作部12と、この操作部12から延出されたユニバーサルケーブル13及び超音波ケーブル14とを有する。
超音波内視鏡2のユニバーサルケーブル13及び超音波ケーブル14の端部には、それぞれ内視鏡用コネクタ15及び超音波コネクタ16が設けてあり、それぞれ光源装置3及び超音波観測装置5に着脱自在に接続される。また、内視鏡用コネクタ15は、さらに信号ケーブル17を介してその端部の信号コネクタがビデオプロセッサ4に着脱自在に接続される。
また、超音波内視鏡2の挿入部11は、先端側から硬質の先端部21と、湾曲自在の湾曲部22と、可撓性を有する細長の可撓部23とからなり、ユーザは、操作部12に設けられた湾曲ノブ24を回動する操作を行うことにより、湾曲部22を上下、左右等、所望の方向に湾曲することができる。
超音波内視鏡2の挿入部11の先端部21には、光学的な観察を行うための照明窓25と、観察窓26と、挿通された処置具を突出する処置具用チャンネル先端開口(先端開口と略記)27の他に、振動子アレイ28が設けてあり、光学的な観察機能の他に、超音波による音響的画像情報を得ることができるようにしている。
また、挿入部11の後端付近には、挿入部11内に設けられた処置具用チャンネル29と連通する挿入口30が設けてある。
光源装置3は、照明用のランプを内蔵し、このランプの照明光は、内視鏡用コネクタ15から超音波内視鏡2内に挿通されたライトガイド31(図3参照)によりその先端面に伝送(導光)される。このライトガイド31の先端面は、先端部21に設けられた照明窓25に固定され、この先端面から照明窓25の前方側に照明光が出射され、この照明光により挿入部11が挿入された体腔内の患部等の被写体を照明する。
先端部21には、照明窓25に隣接して観察窓26が設けてあり、この観察窓26には対物レンズ32(図3参照)が取り付けてあり、照明された被写体の光学像を結像位置に結ぶ。この結像位置には、CCD等の固体撮像素子33の受光面が配置され、対物レンズ32による光学像を光電変換する。
この固体撮像素子33は、挿入部11内等に挿通された信号線を介してビデオプロセッサ4と接続され、ビデオプロセッサ4の内部の映像信号処理回路により信号処理されて、映像信号に変換される。このビデオプロセッサ4により生成された映像信号は、ミキサ6を介してモニタ7に入力され、モニタ7は、固体撮像素子33により撮像した被写体の画像が内視鏡画像として表示される。
上記挿入部11の先端部21には、照明窓25及び観察窓26の前方側に2次元的に配置された振動子アレイ28が設けてある。なお、ここでの振動子アレイ28は、2次元的に振動子エレメント(振動子と略記)が配列されたものを意味し、1次元的に振動子を配列したものを振動子アレイと呼ぶとすると、その1次元の配列方向とは異なる方向にも配列した振動子アレイ群となる。
本実施例では、この振動子アレイ28を設けることにより、以下に説明するように超音波診断がし易い、超音波画像診断装置1を実現できるようにしている。
図2(A)は、2次元的に配置された振動子アレイ28を平面状に展開した状態で示したものである。
この振動子アレイ28は、例えば横及び縦方向に、m×n個の振動子Eを配列して構成される。各振動子Eは、図2(B)に示すように、振動子本体37と、この振動子本体37の超音波放射面側に積層した音響レンズ38と、この振動子本体37の超音波放射面と反対側に積層した音波を吸収ないしは減衰させるバッキング層39とから構成される。 なお、振動子本体37の両面には、それぞれ電極が設けてあり、両電極間に超音波を励振させるための高周波の送信パルスが印加される。この場合、超音波放射面側は、例えばグランド側の電極となり、全ての振動子Eで共通となり、他方の背面側の電極に高周波の送信パルスが印加される。
図3は、図1における超音波内視鏡2における超音波に関する電気系と、その振動子アレイ28に対する駆動及び信号処理を行う超音波観測装置5との概略の構成を示す。
先端部21には2次元的に配置された振動子アレイ28と共に、振動子アレイ28における駆動すべき振動子を略直交する2方向において選択する2組のマルチプレクサ群41、42と、これらのマルチプレクサ群41、42の切替を制御する切替制御回路43とが設けてある。
また、先端部21における振動子アレイ28の後端付近に照明窓25,観察窓26とが設けてある。
このように本実施例では、可撓性を有する挿入部11の先端部21に、2次元的に配列される振動子アレイ28と、その近傍にマルチプレクサ群41、42及び切替制御回路43とを設けることにより、挿入部11内等を挿通するのに必要となる信号線44の本数を削減して、挿入部11等が太くなってしまうようなことを解消できるようにしていることが特徴の1つとなっている。
振動子アレイ28は、これに接続されたマルチプレクサ群41、42を介して超音波観測装置5内の送信パルスを発生する送信ブロック45及び振動子アレイ28により受信したエコー信号に対する受信処理を行う受信ブロック46に接続される。
また、マルチプレクサ群41、42の切替を制御する切替制御回路43は、制御信号線47を介して超音波観測装置5内の制御処理を行う制御ブロック48に接続される。
また、受信ブロック46は、さらに信号処理ブロック49と接続され、この信号処理ブロック49を介して超音波断層像等に対応する映像信号が生成され、この超音波観測装置5からミキサ6或いはミキサ6を介することなくモニタ7に出力され、モニタ7の表示面に超音波断層像や超音波3次元画像を表示できるようにしている。
また、超音波内視鏡2における例えば操作部12には、超音波の走査方向の指示や走査モードの選択等を行う走査指示スイッチ部50が設けてある。この走査指示スイッチ部50は、走査方向の指示を行う走査指示スイッチ50a、50bと、走査モードの選択指示を操作する走査モード選択スイッチ50cとが設けてあり、その指示信号は、制御ブロック48に入力され、制御ブロック48は対応する制御を行う。
例えば、走査指示スイッチ50aが操作された場合には、制御ブロック48は、送信ブロック45及び受信ブロック46を制御すると共に、切替制御回路43を介してマルチプレクサ群41、42を制御し、振動子アレイ28における振動子Eを挿入部11の軸方向に配列されたものが順次駆動されるように制御する。
また、走査指示スイッチ50bが操作された場合には、振動子アレイ28における振動子Eが挿入部11の軸と直交する方向に配列されたものが順次駆動されるように制御する。この説明は図5において後述する。
また、走査モード選択スイチ50cにより、図6において説明するように、ユーザは、走査モードを選択設定等しておくことにより、ユーザが望む走査モードにより超音波の走査を行うことができるようにしている。
図4は、振動子アレイ28を駆動すると共に、振動子アレイ28により得られた超音波エコー信号に対する信号処理系の構成を示す。
本実施例では、2次元的に配列された振動子Eij(ここで、i=1〜m、j=1〜n)に対して、ユーザによる選択指示により、2つの方向に沿って配列された振動子を順次駆動して、挿入部11の軸方向(図4に示すA方向と略記)と、挿入部11の軸と直交する方向(図4に示すB方向と略記)に対する超音波エコー情報とを簡単に得られるようにしている。
このため、本実施例では、A方向の走査用のマルチプレクサ群41(その構成要素を41a、41b、…、41m)とB方向の走査用のマルチプレクサ群42(その構成要素を42a、42b、…、41n)とを設けている。
マルチプレクサ群41における第1番目の構成要素となる第1のマルチプレクサ41aの端子a、b、…、nは、第1列目に沿った振動子E11、E12,…E1nとそれぞれ接続され、端子n+1は無接続となっている。
つまり、マルチプレクサ群41における第i番目の構成要素となる第iのマルチプレクサ41iの端子a、b、…、nは、第i列目に沿った振動子Ei1、Ei2,…Einとそれぞれ接続され、端子n+1は無接続となっている。
一方、マルチプレクサ群42における第1番目の構成要素となる第1のマルチプレクサ42aの端子a、b、…、mは、第1行目に沿った振動子E11、E21,…Em1とそれぞれ接続され、端子m+1は無接続となっている。
つまり、マルチプレクサ群42における第j番目の構成要素となる第jのマルチプレクサ42jの端子a、b、…、mは、第j行目に沿った振動子E1j、E2j,…Emjとそれぞれ接続され、端子m+1は無接続となっている。
また、マルチプレクサ41a、41b、…、41mの各共通端子c′とマルチプレクサ42a、42b、…、42mの各共通端子c′とはそれぞれ接続されている。図4では、n=m+1として共通端子の接続状態を示している。
そして、n本の信号線が超音波観測装置5内に設けた超音波ビームを収束するためのビームフォーマ51を介して送信ブロック45と受信ブロック46とに接続される。このビームフォーマ51は複数の振動子をその位相をずらして駆動することにより、超音波ビームを電子的に収束させて出射させることができると共に、走査方向の制御もできる。
また、マルチプレクサ群41及び42は、切替制御回路43により、共通端子c′と接続される端子が設定される。この切替制御回路43による切替設定は、超音波観測装置5内の制御ブロック48による制御信号により決定される。
そして、共通端子c′を介して送信ブロック45と接続される振動子Eには、送信ブロック45からの送信パルスが印加され、その振動子Eは、超音波をパルス状に発生し、生体側に送信される。その超音波(信号)は、生体組織の音響インピーダンスが変化している部分で反射され、その反射超音波は送信に用いられた振動子Eにより受信され、電気信号としての超音波エコー信号に変換される。そして、受信ブロック46にて処理される。 超音波観測装置5内では、受信ブロック46は、信号処理ブロック49を構成するA/D変換回路53と接続され、受信ブロック46で受信され、増幅された後、包絡線検波されたエコー信号は、A/D変換回路53によりA/D変換される。
A/D変換されたエコー信号データは、メモリ54に一時格納される。メモリ54に格納されたエコー信号データは、デジタルスキャンコンバータ(DSCと略記)55により、直交座標系の信号データに変換された後、ビデオ生成回路56に入力される。このビデオ生成回路56は、入力された信号をビデオ信号に変換して、その出力端から出力する。この出力信号はミキサ6を介して或いはミキサ6を介することなくモニタ7に出力され、モニタ7の表示面には超音波断層像が表示される。
また、メモリ54に格納されたエコー信号データは、画像処理回路57によって、3次元画像の生成処理が行われ、この画像処理回路57内部のメモリに格納される。そして、ユーザが超音波観測装置5のフロントパネル等に設けた表示設定部58からその表示指示を行うことにより、DSC55を介してビデオ生成回路56に出力され、モニタ7には3次元の超音波断層像が表示される。なお、3次元画像の生成処理は、例えば特開平10−262963号公報その他の公知の処理を用いる。
なお、表示設定部58は、図示しないマウスなどにより、3次元画像表示されている状態において所望とする断面を指示し、その断面の断層像を表示させることもできる。
また、この超音波観測装置5のフロントパネルには、振動子アレイ28における実際に2次元走査に使用する走査領域(振動子領域)及びその走査領域が2次元の走査領域の場合、走査順(具体的には、リニア走査を繰り返して2次元走査するか、ラジアル走査を繰り返して2次元走査するか)を設定するための走査モード設定部59が設けてある。
そして、この走査モード設定部59により図6で説明するように各種の走査モードにより振動子アレイ28の走査を行うことができるようにしている。また、この走査モード設定部59においても、図示しないマウスなどにより、振動子アレイ28により走査モードの設定や、走査領域を設定することができるようにしている。
図6により説明するように振動子アレイ28は、先端部21における曲面上等に2次元的に実装されるが、その前に図5を参照して振動子アレイ28を駆動走査する方法を説明する。
図5(A)は、走査指示スイッチ50aが操作された場合におけるA方向の駆動走査の様子を示し、図5(B)は、走査指示スイッチ50bが操作された場合におけるB方向の駆動走査の様子を示す。
走査指示スイッチ50aが操作された場合には、制御ブロック48は、切替制御回路43に制御信号を送り、マルチプレクサ群41をイネーブルにし、かつマルチプレクサ群42をアンネーブルにする。この場合、マルチプレクサ群42は図4に示しているいるように無接続の端子m+1が選択され、マルチプレクサ群41の動作に影響しない。
また、この場合、図5(A)に示すようにマルチプレクサ群41におけるマルチプレクサ41a、41b、41c、…の端子aが(共通端子c′と接続されるように)選択される。
そして、送信ブロック45からの送信駆動パルスがマルチプレクサ群41のマルチプレクサ41a、41b、41c、…に順次印加され、従って、図5(A)における振動子アレイ28における第1行目の振動子E11,E21,E31、…が順次駆動されることになり、A方向の走査が行われる。
第1行目の振動子E11,E21,E31、…が順次駆動されると、マルチプレクサ群41のマルチプレクサ41a、41b、41c、…の端子bが選択されるように切り替えられる。その後、送信ブロック45からの送信駆動パルスがマルチプレクサ群41のマルチプレクサ41a、41b、41c、…に順次印加され、従って、図5(A)における振動子アレイ28における第2行目の振動子E12,E22,E32、…が順次駆動されることになり、A方向の走査が繰り返される。
振動子アレイ28における第3行目以降の振動子も同様に駆動走査される。
このようにA方向の走査が、B方向に順次繰り返されることにより、2次元的に駆動走査される。
一方、走査指示スイッチ50bが操作された場合には、制御ブロック48は、切替制御回路43に制御信号を送り、マルチプレクサ群41をアンネーブルにし、かつマルチプレクサ群42をイネーブルにする。この場合、マルチプレクサ群41は図4に示している無接続の端子n+1が選択され、マルチプレクサ群42の動作に影響しない。
また、この場合、図5(B)に示すようにマルチプレクサ群42におけるマルチプレクサ42a、42b、42c、…の端子aが(共通端子c′と接続されるように)選択される。
そして、送信ブロック45からの送信駆動パルスがマルチプレクサ群41のマルチプレクサ41a、41b、41c、…に順次印加され、従って、図5(B)における振動子アレイ28における第1列目の振動子E11,E12,E13、…が順次駆動されることになり、B方向の走査が行われる。
第1列目の振動子E11,E12,E13、…が順次駆動されると、マルチプレクサ群42のマルチプレクサ42a、42b、42c、…の端子bが選択されるように切り替えられる。その後、送信ブロック45からの送信駆動パルスがマルチプレクサ群42のマルチプレクサ42a、42b、42c、…に順次印加され、従って、図5(B)における振動子アレイ28における第2列目の振動子E21,E22,E32、…が順次駆動されることになり、B方向の走査が繰り返される。
振動子アレイ28における第3列目以降の振動子も同様に駆動走査される。
このようにB方向の走査が、A方向に順次繰り返されることにより、2次元的に駆動走査される。
なお、図6を参照して説明するように本実施例においては、振動子アレイ28における一部の領域のみの振動子Eのみを走査することもできるようにして、よりフレキシビリティのある使い方やユーザの選択或いは技術進展の状況等に対応できるようにしている。 そして、例えば上記第2列目の振動子E21,E22,E23、…を順次駆動する状態において、その途中、例えば振動子E23以降を駆動しない場合には、切替制御回路43は、その振動子E23以降の切替制御を行うマルチプレクサ42c以降をエネーブルにしないようにする。このようにして、ユーザ等により、振動子アレイ28における一部の走査領域の設定がされた場合においても、簡単に対応できるようにしている。
このように本実施例では、ユーザは、走査指示スイッチ50a、50bを操作することにより、簡単に超音波の走査方向を変更して、対応する超音波エコー情報を得ることができるようにしている。
また、本実施例では、図3を参照して上述したように先端部21内には、振動子アレイ28の近傍にマルチプレクサ群41、42及び切替制御回路43を配置しているので、2次元的に振動子を配列した振動子アレイ28の場合においても、配列数の多い方の配列数(具体的にはn)の本数の信号線44と、切替制御回路43を制御する制御信号線47を超音波内視鏡5内に挿通することで振動子アレイ28の駆動及び受信との処理が行えるようにしている。このため、特に挿入部11が太くなることを回避できると共に、多数の信号線44を挿通するために断線等が起こり易くなる等の信頼性の低下を防止できる。また、超音波内視鏡2を低コスト化することもできる。
図6(A)〜図6(E)は、本実施例に挿入部11の先端部21に搭載或いは実装される振動子アレイ28と、その一部或いは全部を駆動走査する説明図を示す。
図6(A)は、挿入部11の先端部21に実装する振動子アレイ28を平面的に展開して示し、この振動子アレイ28は、図6(B)に示すように挿入部11の先端部21の円筒状の外周面に搭載される。この場合、外周面の全周に実装しても良いし、その一部に実装しても良い。
また、図6(B)のように振動子アレイ28を円筒状外周面に実装した場合、その走査方向を挿入部11の軸方向(長手方向)の走査をリニア走査と呼び、挿入部11の軸と直交する周方向への走査をラジアル走査と呼ぶ。
そして、ユーザは、走査モード設定部59により、走査領域を含む走査モードを選択したり、必要に応じて走査領域を含む走査モードを設定することにより、超音波内視鏡2の操作部12に設けた走査モード選択スイッチ50cを操作することにより、選択或いは設定された走査モードにより振動子アレイ28を走査できるようにしている。
図6(C)〜図6(F)はこのようにして設定或いは登録された代表的な(走査領域を含む)走査モードの例を示す。
図6(C)に示す走査モードでは、まず振動子アレイ28における最先端部分において周方向にラジアル走査(ラジアル走査されるライン状の領域部分Rを右下がりの斜線で示している)し、その後は、例えば中央付近の一部において2次元走査する走査モードである。
なお、振動子アレイ28における2次元走査される領域部分Tを梨地模様で示している。また、振動子アレイ28における無地の部分は走査されない部分を示す。また、2次元走査する領域部分Tに対しては、さらにラジアル走査を順次繰り返して2次元走査を行うことを指定することもできるし、リニア走査を順次繰り返して2次元走査をすることもできる。
この走査モード場合には、ラジアル走査により周方向の断層像が得られ、例えば観察窓26や先端開口17が設けられた部分を含むその周辺部に対する2次元走査による3次元ボリュームデータが得られる。そして、観察窓26や先端開口17が設けられた部分付近の3次元領域に対応する3次元画像を得ることができる。
また、図6(D)に示す走査モードでは、例えば中央付近においてラジアル走査とリニア走査(リニア走査される走査領域をLにより示す)とをまず行い、その付近の周辺部分を2次元走査を行う走査モードである。
また、図6(E)に示す走査モードでは、例えば中央付近においてリニア走査を行いその部分の残余部分を全てラジアル走査する走査モードである。
このように本実施例では、先端部21に実装されえた振動子アレイ28において、ユーザは、実際に超音波の走査に使用する走査領域と共に、その走査領域における走査順序等も設定できるので、ユーザが望む走査領域に対応した超音波断層画像(超音波2次元画像)や超音波3次元画像を得ることができるようにしている。
図6(C)〜図6(E)においては、2次元走査する領域が設定された場合を示しているが、図6(F)に示すようにラジアル走査とリニア走査を行うように走査モードを設定しても良い。
図6(F)に示す走査モードでは、振動子アレイ28における最先端部分では周方向にラジアル走査し、その後に例えば中央部分をリニア走査する走査モードである。
この走査モードによって走査した場合には、ラジアル方向の断面像と、リニア方向の断面像とを殆どリアルタイムに得ることができる。この走査モードは、短時間に両方向の断層像の概略を得たい場合及びフレームレートを維持したい場合に適する。
なお、図6(C)〜図6(F)に示した走査領域を含む走査モード以外に走査モードを設定できるし、振動子アレイ28全てを例えば先端側からラジアル走査を、挿入部11の軸方向に繰り返すようにする走査モードを選択設定することもできる。
このように本実施例によれば、走査モードを選択して、選択した走査モードに対応した超音波画像を速やかに得ることができる。
図6の場合には、円筒面に振動子アレイ28を設けた場合で説明したが、図7に示すように挿入部11の軸方向に凸曲面になると共に、挿入部11の軸と直交する周方向にも凸曲面となる場合に対しても同様に適用できる。なお、図7においては、先端部21の観察窓26や先端開口27に対向する領域の前方側の部分に振動子アレイ28を設けた場合にて示している。
なお、先端開口27は、先端部21における斜面部に形成されており、この先端開口27から突出(導出)される穿刺針61の先端側は、振動子アレイ28における周方向及び挿入部11の長手方向(軸方向)の走査領域内の例えば中央付近に存在するように設定されている。
そして、先端開口27から突出される穿刺針61の先端側を、振動子アレイ28を2次元走査を行うことにより、2次元走査により得られる超音波3次元ボリュームデータ内に捕らえることができ、画像処理回路57により画像処理することにより、穿刺針61を3次元画像としてその3次元位置を把握し易いように表示することができる。
例えば、図7に示すような振動子アレイ28の場合において、先端開口27に近い側の一部を2次元走査した場合には、ラジアル画像の一部に相当する扇形状の2次元エコーデタと、これを挿入部11の略軸方向に繰り返した走査により3次元ボリュームデータを得ることができ、画像処理回路57により3次元構築する処理を行うことにより、図8に示すような3次元超音波画像Vを得ることができる。
図8(A)においては、血管部分Kや腫瘍部分S等も模式的に示す。また、穿刺針61の像61aも示している。
また、この図8(A)において、例えば直交する断面Da、Dbを指定することにより、図8(B)や図8(C)に示すように表示させることもできる。
このように本実施例によれば、1つの超音波内視鏡2により、図8(A)に示すようにラジアル走査の一部に対応する扇形状に走査した断面と、挿入部11の軸方向にリニア走査したのに近い場合との両方に走査したような複合的な3次元ボリュームデータが得られるので、図8(A)に模式的に示すように関心領域等の形状等を把握し易い3次元画像が得られる。従って、血管部分Kや腫瘍部分Sが存在した場合、それらの関係を把握し易い。
また、腫瘍部分S等の関心領域と共に、穿刺針61の先端側の像61aも同時に表示でき、それらの位置関係の立体的な把握が行い易い。従って、穿刺ルートの確認等を容易に行うことができると共に、処置も行い易い。
なお、図7においては、振動子アレイ28を先端部21の全周に形成していないが、全周に設けても良い。
また、本実施例の変形例として、上述した各種の走査モードを全て選択できるようにすることが望ましいが、振動子アレイ28の実装技術、信号処理能力の進展状況等に応じて一部の走査モードのみで使用できるようにしても良い。
次に本発明の実施例2を図9ないし図11を参照して説明する。本実施例は、実施例1の目的と共に、さらに穿刺針等の処置具を複数の(処置具用チャンネルの)先端開口から処置具を同時に使用する場合に、これら処置具の位置関係を超音波走査により明確に表示することができる超音波画像診断装置を提供することも目的とする。
図9は、実施例2の超音波画像診断装置1Bを示す。この超音波画像診断装置1Bは、図1の超音波画像診断装置1において、超音波内視鏡2の一部の構成を変更した超音波内視鏡2Bとしている。
本超音波内視鏡2Bは、図1の超音波内視鏡2において、2つの処置具用チャンネル29a、29bを備えたものにしており、チャンネル29a、29bの手元側は、それぞれ挿入口30a、30bと連通し、先端側は先端部21においてそれぞれ先端開口27a、27bと連通している。
図10(A)は先端部21に実装される振動子アレイ28を示している。また、図10(B)は、超音波内視鏡2Bの先端側の構成を示し、チャンネル29a、29b内に挿通された2本の穿刺針61、62を先端開口27a、27bから突出した状態にて示している。 本実施例では先端部21に、例えば十字となる骨格部分に沿って2次元的に振動子を配列した振動子アレイ28にしている。
この場合において、例えばラジアル走査を行った場合の断層像は、図11(A)のようになる。
そして、このラジアル画像中に腫瘍部分等の関心領域Raが存在した場合において、例えばその関心領域Raの端付近と中央付近を通るカット面Ca、Cbを指定することにより、それぞれ図11(B)及び図11(C)に示す断層像を得ることができる。
なお、図11(B)及び図11(C)の断層像において、穿刺針61、62の先端側の像61a、61bも同時に示している。カット面Ca、Cbにより穿刺針61、62の先端側の像61a、61bを別々に分離して表示させることもできる。
このように本実施例によれば、複数の(処置具用チャンネル29a、29bの)先端開口27a、27bから処置具としての例えば穿刺針61a、61bを同時に使用する場合に、これら穿刺針61a、61bの位置関係を超音波走査により分離可能に明確に表示することができる超音波画像診断装置を提供することができる。
図12は変形例における超音波内視鏡の先端部及びその先端部に実装される振動子アレイ28を示す。図12(A)に示す先端部21においては、例えば図12(B)に示すように例えば最先端の振動子アレイ28Rにおける各振動子の面積サイズを、その後方側に2次元的に実装される振動子アレイ28Tにおける振動子の面積サイズよりも大きくしている。
このような構成にすることにより、図12(A)における周方向に実装された例えば1列の振動子アレイ28Rによりラジアル走査を行った場合においてもS/Nの良い2次元エコーデータを得ることができ、従って質の良い超音波画像を表示することができる。 また、図12(C)に示す先端部21においては、図12(D)に示すようにリニア走査を行うための挿入部の軸方向に沿って実装される振動子アレイ28Lにおける各振動子の面積サイズを他の2次元的に実装される振動子アレイ28Tにおける各振動子の面積サイズよりも大きくしている。
このような構成にすることにより、図12(C)における挿入部の軸方向に実装された例えば1列の振動子アレイ28Lによりリニア走査を行った場合においてもS/Nの良い2次元エコーデータを得ることができ、従って質の良い超音波画像を表示することができる。
可撓性を有する挿入部の先端部に振動子を2次元的に配置した振動子アレイを設けた超音波内視鏡を体腔内に挿入し、走査モードを選択することにより、選択された走査モードにより、挿入部方向や挿入部と直交する周方向等に超音波を走査して簡単に診断に適した2次元断層像や3次元画像情報を得られるようにした。
[付記]
1.請求項2において、前記超音波振動子アレイは、リニア走査するように動作される部分よりも挿入部の長手方向に多数個配置されることを特徴とする。
2.請求項2において、前記リニア走査するよう動作される超音波振動子アレイは、ラジアル走査するように動作される部分よりも挿入部の長手方向に多数個配置されることを特徴とする。
3.請求項1において、さらに前記走査領域設定手段により走査される領域中における走査順序を設定する走査モードの設定手段を有する。
本発明の実施例1の超音波画像診断装置の構成を示す図。 挿入部の先端部に配置される振動子アレイ及び振動子の構成を示す図。 超音波内視鏡及び超音波観測装置における電気系の概略の構成を示すブロック図。 振動子アレイの駆動走査及び信号処理系の構成を示すブロック図。 振動子アレイにおける直交する2方向に駆動走査する場合の詳細を示す説明図。 図6は、振動子アレイを2次元的に配置した先端部及び各種の走査モードを示す図。 挿入部の軸方向と周方向とに振動子をコンベックス状に配列した振動子アレイを実装した先端部を示す図。 図7における一部を2次元走査した場合に得られる3次元画像等を示す図。 本発明の実施例2の超音波画像診断装置の構成を示す図。 超音波内視鏡の先端部に実装される振動子アレイ及び先端部を示す図。 ラジアル走査による断層像とカット面によりカットした断層像を示す作用説明図。 変形例における振動子アレイ及び先端部の構成を示す図。
符号の説明
1…超音波画像診断装置
2…超音波内視鏡
3…光源装置
4…ビデオプロセッサ
5…超音波観測装置
7…モニタ
11…挿入部
12…操作部
13…ユニバーサルケーブル
14…超音波ケーブル
16…超音波コネクタ
21…先端部
22…湾曲部
25…照明窓
26…観察窓
27…先端開口
28…振動子アレイ
33…CCD
41、42…マルチプレクサ群
43…切替制御回路
45…送信ブロック
46…受信ブロック
48…制御ブロック
49…信号処理ブロック
50…走査指示スイッチ部
50c…走査モード選択スイッチ
57…画像処理回路
58…表示設定部
59…走査モード設定部
61、62…穿刺針
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (8)

  1. 少なくとも、可撓性を有する挿入部、前記挿入部の先端部に設けられ、超音波信号の送受信を行う超音波振動子が2次元的に配置された超音波振動子アレイ、及び前記挿入部の先端部に設けられ、前記超音波振動子アレイにおける駆動する超音波振動子を切り替える駆動切替手段を有する超音波プローブと、
    前記超音波振動子アレイの少なくとも1部をラジアル走査を含む2次元走査する領域を設定する走査領域設定手段と、
    前記走査領域設定手段により設定された領域内の超音波振動子アレイにより受信された超音波信号から超音波画像を構築する画像構築手段と、
    を具備し、
    前記超音波振動子アレイをなす個々の超音波振動子は、前記挿入部の長手方向に複数個配置されると共に、前記先端部の周方向に複数個配置されることを特徴とする超音波画像診断装置。
  2. 少なくとも、可撓性を有する挿入部、前記挿入部の先端部に設けられ、超音波信号の送受信を行う超音波振動子が2次元的に配置された超音波振動子アレイ、及び前記挿入部の先端部に設けられ、前記超音波振動子アレイにおける駆動する超音波振動子を切り替える駆動切替手段を有する超音波プローブと、
    前記超音波振動子アレイの少なくとも1部をリニア走査あるいはラジアル走査すると共に、残余の部分を2次元走査する領域を設定する走査領域設定手段と、
    前記走査領域設定手段により設定された領域内の前記超音波振動子アレイにより受信された超音波信号から超音波画像を構築する画像構築手段と、
    を具備し、
    前記超音波振動子アレイをなす個々の超音波振動子は、前記挿入部の長手方向に複数個配置されると共に、前記先端部の周方向に複数個配置されることを特徴とする超音波画像診断装置。
  3. 少なくとも、可撓性を有する挿入部、前記挿入部の先端部に設けられ、超音波信号の送受信を行う超音波振動子が2次元的に配置された超音波振動子アレイ、及び前記挿入部の先端部に設けられ、前記超音波振動子アレイにおける駆動する超音波振動子を切り替える駆動切替手段を有する超音波プローブと、
    前記超音波振動子アレイの少なくとも1部をリニア走査すると共に、残余の部分をラジアル走査する領域を設定する走査領域設定手段と、
    前記走査領域設定手段により設定された領域内の前記超音波振動子アレイにより受信された超音波信号から超音波画像を構築する画像構築手段と、
    を具備したことを特徴とする超音波画像診断装置。
  4. 前記超音波振動子アレイをなす個々の超音波振動子は、前記挿入部の長手方向に複数個配置されると共に、前記先端部の周方向に複数個配置されることを特徴とする請求項3に記載の超音波画像診断装置。
  5. 前記挿入部の長手方向に複数個配置される超音波振動子は、コンベックス状に配置されることを特徴とする請求項1,2または4に記載の超音波画像診断装置。
  6. 前記超音波プローブは、前記挿入部の先端部に、処置具用チャンネルに連通する先端開口を少なくとも1つ有し、前記先端開口から突出される処置具は、前記超音波振動子アレイの走査領域内に設定され、超音波画像として表示可能にしたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の超音波画像診断装置。
  7. 前記駆動切替手段は、少なくともマルチプレクサを有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の超音波画像診断装置。
  8. 前記周方向に配置される超音波振動子は、前記挿入部の長手方向における一部において、残余の部分と比べて多く配置されていることを特徴とする請求項3に記載の超音波画像診断装置。
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