JP4487535B2 - 健康度測定システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像された体の部位の画像に基づき健康度を測定する健康度測定技術に関する。
東洋医学においては、体の部位である舌の状態を観察することにより健康状態や病状を診断する診断手法(舌診)がある。
この舌診については、例えば特許文献1に開示されており、患者の舌像と過去の標準的な舌像(標準舌像)とを対比し舌の色などを比較することによって、経験等に頼らずに診断できる診断支援技術が記載されている。
特許第2763989号公報
上記の特許文献1の技術では、医師の経験やノウハウに基づき判定し、その判定基準も定量的でないため、個人差が生じるとともに客観的な判断が困難である。また、舌診においては診断するための項目が多く、それぞれの判定基準や重み付けが複雑で分かりづらいため、総合的な健康度の判定を行うのは容易でない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、体の部位の情報に基づく総合的な健康度の判定を容易で客観的に行える健康度測定技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、健康度測定システムであって、(a)を撮像し、前記に係る撮影画像を取得する撮像手段と、(b)前記撮影画像に基づき、前記に関するn種類(nは2以上の整数)の特徴量を計測する計測手段と、(c)前記n種類の特徴量を入力情報として所定の処理を行い、1類の出力情報を生成する処理手段とを備え、前記種類の出力情報は、健康状態の舌に関する特徴量を基準としたマハラノビス距離の情報であり、前記を持つ人についての健康度の判定に用いられる。
また、請求項の発明は、請求項の発明に係る健康度測定システムにおいて、前記n種類の特徴量は、舌の色、舌の形状、歯痕、裂紋、苔の色、苔の湿り気、苔の滑らかさ、苔の厚さ、および苔の模様からなる群から選択される少なくとも1の特徴量を含む。
また、請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る健康度測定システムにおいて、前記撮像手段は、(a-1)互いに異なる3以上の波長帯域の光をそれぞれ透過させるフィルタを有する。
また、請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかの発明に係る健康度測定システムにおいて、(d)前記撮像手段で撮像されるの照度を一定とする発光量の制御が可能な照明手段をさらに備える。
また、請求項の発明は、健康度測定システムが有するコンピュータにおいて実行されることにより、当該健康度測定システムを請求項1の発明に係る健康度測定システムとして機能させるプログラムである。
請求項1ないし請求項の発明によれば、を撮像した撮影画像に基づき測定されたn種類の特徴量を入力情報として所定の演算を行い、1種類の出力情報を生成するため、の情報に基づく総合的な健康度の判定を容易で客観的に行える。
特に、請求項の発明においては、n種類の特徴量が、舌の色、舌の形状、歯痕、裂紋、苔の色、苔の湿り気、苔の滑らかさ、苔の厚さ、および苔の模様からなる群から選択される少なくとも1の特徴量を含むため、出力情報を適切に生成できる。
また、請求項の発明においては、互いに異なる3以上の波長帯域の光をそれぞれ透過させるフィルタを有するため、に関する特徴量の計測精度を向上できる。
また、請求項の発明においては、撮像手段で撮像されるの照度を一定とする発光量の制御が可能な照明手段を備えるため、に関する特徴量の計測精度を向上できる。
<健康度測定システムの要部構成>
健康度測定システムの構成を説明する前に、まず健康度の測定方法について以下で説明する。
健康度を測る方法としては、検温、血圧、脈拍など家庭で手軽に実施できる診断から、血液検査、検尿、心電図、X線撮影など職場や自治体で実施される診断、さらにはCT、MRIなど医療機関で実施される高度な検査などがある。しかし、これらは体の状態の一側面を評価したり、特定の疾病の有無を検査するものであり、健康度を総合的に診断するものではない。
一方、東洋医学には舌診という診断方法があり、舌および苔の色や形状から体質や体調の偏りを判断できる。舌は全身状態の変化が表れやすく全身を写す鏡と言われている。すなわち、舌組織には血管が豊富で、表面には角質層がなく粘膜で覆われているため、その色は血液や体液の色を反映しており、日焼けや人種などによる影響を受けないという利点がある。
以上のような舌診を利用して健康度を測定する健康度測定システム具体的な構成を、以下で説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る健康度測定システム1の要部構成を示す概略図である。
健康度測定システム1は、受診者の舌TNを撮影するカメラ2と、カメラ2とケーブルCBを介して通信可能に接続する処理装置3とを備えている。
カメラ2は、例えばデジタルカメラとして構成されており、背面に例えば液晶ディスプレイなどの表示部20が設けられるとともに、鏡胴から伸びるアームの先端に固定された2灯式のフラッシュ21(21a、21b)が設けられている。
フラッシュ21は、舌TNに対して特定の色温度(分光特性)で照明光を照射する。また、フラッシュ21は、撮像される舌TNの照度が一定となるように、舌TNまでの距離情報を基づき発光量の制御が可能となっている。これにより、撮影対象である舌TNの輝度情報を正確に取得できる。
処理装置3は、例えばパーソナルコンピュータとして構成されており、画像データの処理が可能である。この処理装置3は、箱状の形状を有する処理部30と、操作部31と、例えばCRTで構成される表示部32とを有している。
処理部30の前面には、光ディスク9を挿入するドライブ301が設けられている。
操作部31は、マウス311とキーボード312とを有しており、処理装置3に対する操作入力を受付ける。
図2は、健康度測定システム1の機能ブロックを示す図である。
カメラ2は、光学ユニット21を介して舌TNを撮像する撮像部22と、これら各部と伝送可能に接続する制御部23とを備えている。また、カメラ2は、制御部23と伝送可能に接続する通信部I/F24を備えている。
光学ユニット21は、レンズ群とこの配置を変更する駆動部とを有し、フォーカスやズームを行って舌TNの光学像を撮像部22に結像させる。
撮像部22は、例えば3バンド(RGB)のフィルタがベイヤー配列されたCCDなどの撮像素子を有しており、RGBの画像信号を生成する。すなわち、撮像部22は、互いに異なる3の波長帯域(RGB)の光をそれぞれ透過させるフィルタを有するとともに、舌TNを撮像して舌画像を取得する撮像手段として機能する。そして、撮像部22で受診者の舌TNのアナログ画像信号を取得した後には、A/D変換を行ってデジタル信号の画像データを生成する。
通信I/F24は、ケーブルCBを介して処理装置3とデータ伝送するためのインターフェースである。
制御部23は、CPUを有しており、カメラ2の動作を統括制御する部位である。また、制御部23は、撮像部22で取得した画像データを通信I/F24を介して処理装置3に送信するための制御を行う。
処理装置3は、上記の操作部31および表示部32に伝送可能に接続する制御部33を備えている。また、処理装置3は、制御部33に伝送可能に接続する記憶部34と、画像処理部35と、入出力I/F36と、通信I/F37とを備えている。
記憶部34は、例えばハードディスクとして構成されており、後述の健康度測定プログラムDPを格納する。
画像処理部35は、カメラ2で撮影された画像データに対して画像処理を行う部位である。
入出力I/F36は、ドライブ301を介し、記録媒体である光ディスク9に対してデータの入出力を行うためのインターフェースである。
通信I/F37は、ケーブルCBを介してカメラ2とデータ伝送するためのインターフェースである。
制御部33は、コンピュータとして働くCPU331およびメモリ332を有しており、処理装置3の動作を統括制御する部位である。この制御部33において健康度測定プログラムDPが実行されることにより、舌TNが撮影された受診者の健康度を測定するための動作が処理装置3で行われる(後で詳述)。
制御部33のメモリ332には、光ディスク9に記録されている健康度支援プログラムDPなどのプログラムデータを入出力I/F36を介して格納することができる。これにより、この格納したプログラムを処理装置3の動作に反映できることとなる。
<健康度測定システム1の動作について>
図3は、健康度測定システム1の基本的な動作を示すフローチャートである。この動作は、処理装置2内の健康度測定プログラムDPを制御部33で実行することにより、実施される。
まず、カメラ2によって取得された舌TNの画像データから、処理装置3において舌領域を抽出する(ステップS1)。
ステップS2では、舌TNに関する色(特徴量)を計測する。
ステップS3では、ステップS2で計測された色に対して色座標の変換を行う。
ステップS4では、他の特徴量の計測を行う。
ステップS5では、ステップS2およびステップS4で測定された特徴量に基づき、マハラノビス距離を算出する。
以上のような動作が健康度測定システム1にて行われるが、以下ではステップS1〜S5の動作を分説する。
<1.舌領域の抽出>
処理装置3の画像処理部35では、カメラ2で撮影された舌TNの画像データから、舌領域の抽出が行われる。この抽出処理について、以下で説明する。
まず、カメラ2によって、舌TNを中心として顔の下半分が撮影されるように撮影画像F1(図4)を取得する。この場合、撮影画像F1には、舌TNの他に顔の表面や唇、歯などが写っている。
そこで、撮影画像F1の輝度エッジに基づき、舌TNの領域を抽出する。具体的には、各画素のGデータにおいて4近傍(上下左右)の差分をとり、その差分値(輝度差)が所定の閾値αを超える画素を抽出して舌領域のエッジを決定する。この場合、舌TNの周囲には、口腔や歯、舌の影などによる輝度差が存在するため、これらと区別して舌TNの検出が可能となる輝度差の閾値αを設定する。これにより、撮影画像F1から舌TNの領域のみを抽出できることとなる。
<2.色の計測>
撮影画像F1から抽出された舌領域に基づき、舌TNに関する色を計測する。この色の計測について、以下で説明する。
図4の画像F2は、舌TNの表面を拡大した画像である。舌TNは、粘膜で覆われており、多くの糸状乳頭(以下では単に「乳頭」ともいう)NTが舌表面のほぼ全面に分布している。この乳頭NTには、血管がないため、通常は半透明から白色に見える。一方、乳頭NT以外の下地SJ(平行斜線部)には毛細血管が豊富であるため、血液の色が現れて赤く見える。
このような乳頭NTおよび下地SJは、その色の特徴を利用して画像処理部35で領域判別が行われる。つまり、乳頭NTは白色のため、RGBの数値はほぼ等しいが、下地SJは紅色のため、Gと比較して特にRの数値が大きくなる。そこで、撮影した舌画像のデータにおいて各画素のRとGとの比、例えばR/Gを演算する。そして、所定の閾値βを超える紅い領域を下地SJの部分、それ以外の白い領域を乳頭NTの部分と判断する。この閾値βは、フラッシュ21の色温度やカメラ2のフィルタ特性などを考慮して設定する。
以上のように領域判別された乳頭NTおよび下地SJに関する色を、処理装置3で計測する。ここで、舌TNにおける苔は、舌粘膜の乳頭NTが角化し、剥離した細胞や粘液、食べかす、細菌が付着したものであるため、計測された乳頭NTの色が苔の色となる。一方、乳頭NT以外の舌TNの部分、つまり測定された下地SJの色が舌の地色となる。
以上により、舌診で使用される計測項目(特徴量)である舌および苔の色が計測されることとなる。
<3.色座標の変換>
測定された舌および苔の色に対して色座標の変換が行われるが、この色座標の変換について、以下で説明する。
カメラ2で取得された撮影画像は、照明(フラッシュ21)やカメラ2の分光特性が反映された固有のRGBデータとして形成されている。そこで、このRGBデータを例えば国際照明委員会で規格化されたXYZ(Yxy)の色度座標に回帰式を用いて変換する。
具体的には、まずフラッシュ21を発光させた状態で、XYZ色度値が既知である複数
の色票(カラーチャート)を撮影し、撮影画像のRGBデータを記録する。そして、撮影画像のRGBデータと色票との関係から、次の式(1)の3×3行列(変換行列)の要素a11〜a33を求める。
Figure 0004487535
ここでは、色票のXYZ値とカメラのRGB値との組合せが複数得られるため、前者を
目的変量とし、後者を説明変量とした回帰分析により撮影画像のRGBデータから色票のXYZ色度値への変換行列が求められる。
次に、実際に舌TNを撮影して得られた舌および苔のRGBデータを式(1)の右辺に代入し、既に求められた変換行列と乗算することにより、XYZ色度値を算出する。このような色座標の変換により、舌および苔の色に関して照明光等の分光特性を排除した絶対的な指標が得られることとなる。そして、ステップS5におけるマハラノビス距離の算出では、このXYZ値が入力情報として利用される。
<4.他の特徴量の計測>
以上では、舌に関する2種類の特徴量である舌および苔の色を計測したが、他の特徴量(計測項目)として、(1)舌の形状、(2)歯痕、(3)裂紋、(4)苔の湿り気、(5)苔の滑らかさ、(6)苔の厚さ、(7)苔の模様を計測する。これらの7種類の特徴量について、以下で順に説明する。
<4−1.舌の形状>
舌TNの形状は、血液や体液の過不足により変化し、肥大したり痩薄したりする。舌が肥大する場合には、図5(a)の舌TNaのように舌の輪郭が丸く膨らむ一方、舌が痩薄する場合には、図5(b)の舌TNbのように舌の輪郭が三角形に近くなる。そこで、図3のステップS1で抽出した舌TNの輪郭線に基づき、舌の形状を計測する。
具体的には、まず舌領域を構成する全画素の座標の平均値に基づき舌TNの重心GDの座標を求める(図6)。次に、舌TNの重心GDから鉛直方向に伸びた直線を始点として時計回りに、等角度ごとに重心GDから輪郭までの距離L1、L2、・・、Lnを求める。そして、得られた距離L1〜Lnを使用し、次の式(2)に基づいて距離の分散を算出する。
Figure 0004487535
このように分散を算出することにより、分散値が小さい場合には、舌TNが肥大して円形に近いと判断でき、分散値が大きい場合には、舌TNが痩薄して三角形に近いと判断できる。そして、図3のステップS5におけるマハラノビス距離の算出では、この分散値が入力情報として利用されることとなる。
<4−2.歯痕>
舌の歯痕は、水分過多の場合に生じ、図7の舌TNcのようにその辺縁部(輪郭)に凹凸ができる。そこで、図3のステップS1で抽出した舌の輪郭線の凹凸を判断することにより、歯痕の有無や歯痕の程度を計測する。
具体的には、図6のように舌の重心GDから輪郭までの距離L1〜Lnを利用し、次の式(3)に基づき、隣接する2つの距離の差分を求めて、その総和を算出する。
Figure 0004487535
このように差分の総和を算出することにより、差分の総和が大きい場合には、歯痕があってその程度が大きいと判断でき、差分の総和が小さい場合には、歯痕がほとんどなくその程度が小さいと判断できる。そして、図3のステップS5におけるマハラノビス距離の算出では、この差分の総和が入力情報として利用される。
<4−3.裂紋>
舌の裂紋は、栄養不良などによって粘膜の再生が低下した場合に生じ、図8(a)の舌TNdのように主に舌の中央部に溝状の裂紋RMができる。この裂紋RMには、乳頭NTがないため、この部分の色は下地SJの色となる。そこで、乳頭NTと下地SJとの識別に用いた閾値βを利用して、中央部の下地領域として形成される裂紋RMを検出する。
具体的には地図状(即ち塊状)の苔等と区別するため、図8(b)に示すように、下地SJの色を有する画素を上下左右に探索して連結する画素をカウントし、一方の画素の連結数が所定値以上であり、他方の画素連結数が所定値以下となる部分を溝、つまり裂紋RMと判断する。
このような画素探索を行うことにより、連結画素数が多くなる場合には、大きな裂紋RMが形成されていると判断でき、連結画素数が少ない場合には、裂紋RMがない、または裂紋RMが小さいと判断できる。そして、図3のステップS5におけるマハラノビス距離の算出では、この連結画素数が入力情報として利用される。
<4−4.苔の湿り気>
苔の湿り気は、舌TNの水分状態により変化し、主に中央部表面の苔の部分が濡れたり、乾燥したりする。苔の表面が濡れている場合には、図9の舌TNeのようにフラッシュ21からの照明光が正反射して白く飛ぶ画像の部分WTが生じる。そして、舌の表面は湾曲するとともに、乳頭によって凹凸が表面に形成されているため、白く飛ぶ画素は限定される。そこで、白色で、かつ一定の明るさを有する白飛び画素を検出し、その画素数をカウントすることで、舌の湿り気を計測することとする。
具体的には、xy色度値において例えば0.3≦x、y≦0.35となる画素を白色と推定し、またY値において例えば90≦Y(最大輝度値=100)となる画素を明るいと推定する。
このように白飛び画素を検出することにより、白飛び画素が多い場合には、苔が濡れていると判断でき、白飛び画素が少ない場合には、苔が乾燥していると判断できる。そして、図3のステップS5におけるマハラノビス距離の算出では、この白飛び画素の数が入力情報として利用される。
<4−5.苔の滑らかさ、厚さ>
苔の滑らかさ及び厚さは、乳頭NTに対する付着物の量によって変化する。すなわち、付着物が少ない場合には、苔が薄く、乳頭NTが独立して見えるためにざらついた感じとなる。一方、付着物が多い場合には、苔が厚く、乳頭NTが舌の表面を覆うためにべったりとした感じとなる。そこで、図3のステップ2で判別された乳頭NTと下地SJとに関する画素数の比率によって、苔の滑らかさ及び厚さを測定する。
具体的には、苔が付着する舌の中央付近の領域を抽出し、乳頭NTの画素と下地SJの画素とを色の閾値βによって判別する。そして、乳頭NTと下地SJとの画素数の比率を算出する。
このように画素数の比率を算出することにより、下地SJの比率が高い場合には、苔が薄くてざらついていると判断でき、乳頭NTの比率が高い場合には、苔が厚くてべったりとしていると判断できる。そして、図3のステップS5におけるマハラノビス距離の算出では、この乳頭NTと下地SJとの画素数の比率が入力情報として利用される。
<4−6.苔の模様>
苔の一部が栄養不良などによって剥離すると、図10(a)の舌TNfのように、まだら模様となる。この模様においては、剥離した領域HKは下地SJの色になっており、剥離領域HK以外の領域は乳頭NTの色となっている。
そこで、図10(b)に示すように、舌TNfの中央部をやや大きな複数の矩形ブロックBKに分割し、各矩形ブロックBKにおける色の平均値を用いて剥離領域HKを判別する。ここでは、乳頭NTと下地SJとを識別した閾値βを用いて、剥離領域HKに対応する矩形ブロックBKが検出される。
このような矩形ブロックBKが検出されることにより、剥離に相当する矩形ブロックBKが多い場合には、まだら模様が顕著であると判断でき、剥離に相当する矩形ブロックBKがない、または少ない場合には、まだら模様がない、または模様の程度が低いと判断できる。そして、図3のステップS5におけるマハラノビス距離の算出では、剥離に該当する矩形ブロックBKが入力情報として利用される。
<5.マハラノビス距離の算出>
以上では、舌の特徴量(計測項目)として舌および苔の色や、舌の形状、歯痕、裂紋、苔の湿り気、苔の滑らかさ、苔の厚さ、苔の模様を計測したが、これら9種類の特徴量を入力情報として所定の処理を行い、健康体の舌に関する特徴量を基準としたマハラノビス距離という1種類の出力情報を生成する。ここで、マハラノビス距離とは、多くの計測項目ごとのばらつきや相関関係を考慮して算出される距離の尺度で、次の式(4)のように表される。
Figure 0004487535
上の式(4)において、kは舌や苔の色などの計測項目の数を示しており、mは各計測項目ごとの計測データの平均値を示している。また、σは標準偏差を示しており、aijは計測項目相互の相関を表す相関行列に対する逆行列の要素を示している。
ここで、式(4)に示す距離関数を求める際には、健康な人の舌TNを撮影した画像から測定された各項目の計測データを基準データ群として使用する。そして、健康な人をサンプリングして得られた計測データに基づくマハラノビス距離の平均が1となるようにする。
これにより、受診者の舌TNを撮影した画像から得られる各計測データ(特徴量)を上の式(4)に代入することで算出されるマハラノビス距離Dに基づき、受診者の健康度を判定できる。すなわち、マハラノビス距離Dが小さい場合には、基準空間に近く受診者は健康であると判断でき、マハラノビス距離Dが大きい場合には、基準空間から遠く受診者は疾病など健康上何らかの問題があると判断される。具体例としては、マハラノビス距離Dが2〜5となる場合には、やや体調が悪く、マハラノビス距離Dが5を超える場合には、通院が必要と診断される。
以上のような健康度測定システム1の動作により、舌画像から得られる多くの特徴量から1のマハラノビス距離Dを算出するため、撮影された舌を持つ人についての総合的な健康度の判定を容易で客観的に行えることとなる。
<変形例>
◎上記の実施形態においては、舌診で用いられる診断項目の計測データ(特徴量)を健康度測定に利用するのは必須でなく、舌画像における各色の輝度レベルの度数分布や舌画像の周波数成分、舌画像における一定の領域ごとの分布状況、時間経過による舌の状態変化などの特徴量を利用しても良い。
画像から抽出される特徴量を用いて画像の識別を行う技術は、インターネット上などで画像を検索する分野で広く知られている(例えば、特開平5−242160号公報)。この技術では、色や形などの特徴を用いて画像間の類似度を数値で表現するが、これを舌画像に適用する。この具体例を、以下で説明する。
図11(a)に示すように、舌TNに内接する正方形領域RCから画像を切り出し、この画像の特徴量を抽出する。ここで、抽出される特徴量としては、輝度と色との分布、ヒストグラムの形状、輪郭およびテクスチャである。
具体的には、図11(b)に示すように、切り出された正方形領域RCを縦横に各々4分割し、16のブロックBRを生成する。次に、図12に示すように、輝度と色とのヒストグラムを作成する。ここでは、ブロックBRごとのRGBの画素値をYxy値に色座標変換し、輝度Yおよび色度x、yに関するヒストグラムをそれぞれ図12(a)〜(c)のように作成する。そして、各ヒストグラムの横軸についての平均値、最大値、最小値およびピーク値を検出するとともに、図12(a)に示す領域P1〜P4のようにヒストグラムを横軸方向に4等分して、各領域P1〜P4ごとにレベル値の総和を算出する。これにより、画像の特徴量として、輝度と色との分布、およびヒストグラムの形状を取得できる。
また、切り出された正方形領域RCに対して、図13に示す微分フィルタをかけて、その総和を算出する。これにより、画像の特徴量としての輪郭が取得できる。
さらに、切り出された正方形領域RCをフーリエ変換し、変換結果を周波数に関して4等分する(図14)。そして、4等分された各レベルQ1〜Q4に関する強度の総和を算出する。これにより、画像の特徴量としてのテクスチャーが取得できる。
なお、舌が肥大化すると周辺に影が生じるために中心領域と周辺領域とに輝度差が生じるなど、上述した舌診の診断項目の数値は、上述した画像の特徴量に間接的に含まれている。一方、医療現場では、診断項目として認識されていない特徴についても診断項目として利用可能である。
以上のように舌画像から特徴量を抽出して、これらの特徴量を健康度の測定に活用することによっても、健康度の測定を適切に行えることとなる。
また、上述した健康度の測定については、舌画像から抽出される特徴量に限らず、顔や眼などの体の部位を撮影した撮影画像から抽出される特徴量を利用するようにしても良い。
すなわち、顔色が健康状態を表していることは日常でも経験することであり、東洋医学においても望診の一つとして診断に用いられている。具体的には、顔色が白い場合には、冷え性や血液量の減少を、青紫色の場合には、冷え性や血液循環の低下が考えられる。顔色が赤い場合には、発熱や水分不足が、黄色の場合は消化器系の不調が、黒色の場合は肝臓や腎臓の不調がそれぞれ考えられる。また、顔の皮膚においては毛細血管網が発達しているため、血管の収縮や拡張、血液循環の多少、血液中の成分などが色の変化として表れやすい。特に、両頬や目の周りなどは皮膚が薄く色の変化が表れやすくなっている。
そこで、カメラで顔を撮影し、顔の撮影画像において額、頬、目・鼻・口の周り、顎などの領域に分割する。そして、分割された領域それぞれで輝度と色との分布、ヒストグラムの形状、輪郭およびテクスチャなどの特徴量を計測し、これらの特徴量からマハラノビス距離を求める。これにより、舌画像の場合と同様に顔の画像から健康度を測定することができることとなる。
また、臓器の不調が視神経を通じて虹彩に表れるという虹彩診断学が欧米などで古くから研究されている。そして、胃、肝臓、胆嚢、十二指腸、心臓など種々の臓器の疾患と、これらに対応する虹彩の位置とがチャートとして提供されている(例えば特開2001−128958号公報参照)。
そこで、カメラで眼を撮影し、眼の撮影画像において瞳孔や虹彩を半径方向および円周方向に複数の領域に分割する。そして、分割された領域それぞれで輝度と色との分布、ヒストグラムの形状、輪郭およびテクスチャなどの特徴量を計測し、これらの特徴量からマハラノビス距離を求める。これにより、舌画像の場合と同様に眼の画像から健康度を測定することができることとなる。
◎上記の実施形態においては、固定された計測項目で健康度を測るのは必須でなく、受診したい疾病などの種類に応じて計測項目を変更するようにしても良い。
東洋医学によれば、消化器系の疾患は苔の色や形に現れやすく、循環器系の疾患は舌の色や形に現れやすいとされている。よって、消化器系の疾患を対象とした診断では苔を中心とした計測項目を選択し、循環器系の疾患を対象とした診断では舌を中心とした計測項目を選択してマハラノビス距離を算出することにより、健康度の測定精度を向上できることとなる。
同様に、受診したい疾患ごとにマハラノビス距離に関する基準空間を生成するためのサンプルを変更しても良い。すなわち、消化器系の疾患では胃腸の健康な人をサンプルするようにし、循環器系の疾患では心臓の健康な人をサンプルするようにして基準空間を生成することで、健康度の測定精度を向上できることとなる。
なお、上記の計測項目やサンプルを変更する際には、健康な人と病気の人とのマハラノビス距離の差が最大となるように留意する。
◎上記の実施形態においては、マハラノビス距離に関する基準空間を生成するための健康な人の計測データや、測定項目について新たな知見が増えるごとに更新するようにしても良い。
東洋医学の舌診は経験に基づいたものであるため、健康度を測定するための項目が新たに発見される可能性がある。また、新たな疾患が発生した場合には、その患者のマハラノビス距離を最大にするような計測項目やサンプルを設定することにより、診断できる疾患の種類を増やすことができる。そして、計測項目や基準空間を変更したり追加するごとに、処理装置3の記憶部34内の健康度測定プログラムDPやサンプルに関するデータベースを更新することで、健康度判定精度を向上できることとなる。なお、健康度測定システム1の販売等を行う事業者は、販売だけでなく健康度測定プログラムDPやデータベースの更新サービスを提供することで利益を得ることもできる。
◎上記の実施形態における撮像部22においては、RGB3バンドのフィルタを有するのは必須でなく、4バンド以上のフィルタを有しても良い。
図15は、本発明の変形例に係る撮像素子4を示す図である。
撮像素子4は、撮像センサ41の前面にレンズアレイ42とフィルタアレイ43とが設けられている。このフィルタアレイ43は、9つの領域に分割され、それぞれの領域では互いに異なる透過波長の特性を有している。すなわち、フィルタアレイ43は、互いに異なる9の波長帯域の光をそれぞれ透過させるフィルタとして機能する。このような構成の撮像素子4により9バンドの分光画像が取得できる。
そして、回帰によってXYZ値を推定する場合には、上記の撮像素子4のように多くのバンド数で撮影すれば説明変量が多くなるため、精度が向上することとなる。
◎上記の実施形態においては、例えば9種類などのn種類の計測情報をマハラノビス距離という1種類の指標に縮減させるのは必須でなく、健康度を表すm種類(m<n)の指標に減じても良い。例えば、消化器系と循環器系との2の出力情報を生成することにより、多面的で総合的な健康度を把握できることとなる。
◎上記の実施形態においては、式(1)に示すようにRGBの3入力と3×3の変換行列とを乗算してXYZ値を算出するのは必須でなく、次の式(5)にしめすように二次の項(R×B、R×G、G×B)を追加した6入力と3×6の変換行列とを乗算してXYZ値を算出するようにしても良い。
Figure 0004487535
これにより、算出されるXYZ値の精度が向上することとなる。
また、上述した色票(カラーチャート)の代わりに実際の舌を撮影して計測データを求めることにより、XYZ値の算出精度を向上することができる。
◎上記の実施形態においては、カメラと処理装置とに分けて健康度測定システムを構成するのは必須でなく、処理装置の機能をカメラ側で有するようにしても良い。これにより、カメラ単体で舌を撮影して測定された健康度をカメラの表示部20(図1)に表示することができ、受診者の利便性が向上する。
本発明の実施形態に係る健康度測定システム1の要部構成を示す概略図である。 健康度計測システム1の機能ブロックを示す図である。 健康度測定システム1の基本的な動作を示すフローチャートである。 舌画像を説明するための図である。 舌の形状を説明するための図である。 舌の形状の測定を説明するための図である。 歯痕を説明するための図である。 裂紋を説明するための図である。 苔の湿り気の測定を説明するための図である。 苔の模様を説明するための図である。 本発明の変形例に係る特徴量の抽出を説明するための図である。 特徴量の抽出を説明するための図である。 特徴量の抽出を説明するための図である。 特徴量の抽出を説明するための図である。 本発明の他の変形例に係る撮像素子4を示す図である。
符号の説明
1 健康度測定システム
2 カメラ
3 処理装置
21、21a、21b フラッシュ
22 撮像部
33 制御部
35 画像処理部
DP 健康度測定プログラム
NT 乳頭
SJ 下地
TN、TNa〜TNf 舌

Claims (5)

  1. 健康度測定システムであって、
    (a)を撮像し、前記に係る撮影画像を取得する撮像手段と、
    (b)前記撮影画像に基づき、前記に関するn種類(nは2以上の整数)の特徴量を計測する計測手段と、
    (c)前記n種類の特徴量を入力情報として所定の処理を行い、1類の出力情報を生成する処理手段と、
    を備え、
    前記種類の出力情報は、健康状態の舌に関する特徴量を基準としたマハラノビス距離の情報であり、前記を持つ人についての健康度の判定に用いられることを特徴とする健康度測定システム。
  2. 請求項に記載の健康度測定システムにおいて、
    前記n種類の特徴量は、舌の色、舌の形状、歯痕、裂紋、苔の色、苔の湿り気、苔の滑らかさ、苔の厚さ、および苔の模様からなる群から選択される少なくとも1の特徴量を含むことを特徴とする健康度測定システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の健康度測定システムにおいて、
    前記撮像手段は、
    (a-1)互いに異なる3以上の波長帯域の光をそれぞれ透過させるフィルタ、
    を有することを特徴とする健康度測定システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の健康度測定システムにおいて、
    (d)前記撮像手段で撮像される舌の照度を一定とする発光量の制御が可能な照明手段、
    をさらに備えることを特徴とする健康度測定システム。
  5. 健康度測定システムが有するコンピュータにおいて実行されることにより、当該健康度測定システムを請求項1に記載の健康度測定システムとして機能させることを特徴とするプログラム。
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