JP4484610B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタの前部にフロントローダを、後部にバックホーを装着したTLBと呼称される作業車に関するものである。
従来、トラクタの前部にフロントローダを、後部にバックホーを装着したTLBと称される作業車がある(特許文献1参照)。
前記トラクタには、車体の後部に三点リンクが取付可能とされていて該三点リンクを介して後部作業機が昇降自在に取付可能とされていると共に、車体の後部に前記後部作業機を昇降する油圧昇降装置が設けられている。
前記TLBの油圧回路は図11に示す構造とされている。
図11において、油圧昇降装置116は油圧シリンダ117と、該油圧シリンダ117を制御して後部作業機のポジションコントロール(位置制御)を行うポジションコントロールバルブ118とを備えている。
トラクタは、フロントローダ,バックホー及び油圧シリンダ117に作動油を供給するメインポンプP1と、バックホーのスイングブラケットを揺動させるスイングシリンダに作動油を供給するスイング用ポンプP2と、パワーステアリング装置119に作動油を供給するパワステ用ポンプP3とを備えており、これら油圧ポンプP1,P2,P3はトラクタの車体を構成するクラッチハウジングの右側面に取り付けられている。
また、このTLBにあっては、メインポンプP1からの作動油をフロントローダを制御するローダコントロールバルブ120に流した後にバックホーを制御するバックホーコントロールバルブ121又はポジションコントロールバルブ118に流すように構成されている。
また、TLBは、フロントローダ非装着時にメインポンプP1からの作動油をポジションコントロールバルブ118側に流す状態(開通状態)と、フロントローダ装着時にメインポンプP1からの作動油をローダコントロールバルブ120を経た後にバックホーコントロールバルブ121又はポジションコントロールバルブ120に流す状態(遮断状態)とに切り換える第1切換弁122を備えていると共に、バックホー非装着時にローダコントロールバルブ120を経た後の作動油をポジションコントロールバルブ118側に流す状態(開通状態)と、バックホー装着時にローダコントロールバルブ120を経た後の作動油のポジションコントロールバルブ118側への流れを遮断する状態(遮断状態)とに切り換える第2切換弁123を備え、且つバックホー装着時にスイング用ポンプP2からの作動油をバックホーコントロールバルブ121に供給する状態(遮断状態)と、バックホー非装着時にスイング用ポンプP2からの作動油を油タンクTにドレンする状態(開通状態)とに切り換える第3切換弁124を備えている。
このTLBにあっては、出荷時等において、トラクタからフロントローダとバックホーとを取り外した状態で油圧昇降装置の動作確認の検査が行われるが、このときにポジションコントロールバルブ118に作動油を流すために第1切換弁122,第2切換弁123及び第3切換弁124を共に開通状態とする。
前記第1切換弁122はクラッチハウジングの右側面のメインポンプP1近傍に取付固定され、第2切換弁123は油圧シリンダ117のハウジング125の前面側に取付固定され、第3切換弁124はトラクタの車体を構成するミッションケースの右側面に取付固定されている。
特開2001−49700号公報
前記従来のものにあっては、第1切換弁122、第2切換弁123及び第3切換弁124が油圧シリンダ117とは別個に形成されているので、コスト高となっている。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、油圧系統の構造の簡素化を図ることによりコストダウンを図ることを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、車体の前部にフロントローダを、後部にバックホーをそれぞれ装着可能で、且つ車体の後部に装着される後部作業機を昇降する油圧シリンダを備え、油圧ポンプからの作動油を、フロントローダを制御するローダコントロールバルブに流した後にバックホーを制御するバックホーコントロールバルブ又は油圧シリンダを制御するシリンダコントロールバルブに流すように構成した作業車であって、
ローダコントロールバルブからバックホーコントロールバルブに至る管路から分岐した分岐管路を接続する入口ポートを前記油圧シリンダのハウジングに形成すると共に、この入口ポートから入る作動油をシリンダコントロールバルブに流すメイン供給路を前記ハウジングに形成し、且つこのメイン供給路に、該供給路を遮断する状態と開通する状態とに切り換えるメイン切換弁を介装したことを特徴とする。
また、前記油圧シリンダのハウジングに、前記油圧ポンプからの作動油を流す管路が接続されるポンプポートと、ローダコントロールバルブに作動油を供給する管路が接続される出口ポートとを形成し、これらポンプポートと出口ポートとを連通する連通路に連通してシリンダコントロールバルブに作動油を流すサブ供給路を前記ハウジングに形成し、このサブ供給路に、該供給路を遮断する状態と開通する状態とに切り換えるサブ切換弁を介装するのがよい
また、前記サブ供給路と、前記メイン供給路とは、前記サブ切換弁及び前記メイン切換弁の下流側で連通されて共通の油路によってシリンダコントロールバルブに接続されているのがよい。
また、油圧シリンダのハウジングに、その外面から直線状に形成された油路形成孔を設けると共に、ハウジングの外面から前記油路形成孔に交差するように形成された油出力油路,第1装着孔,第2装着孔,油入力油路を前記油路形成孔の開口端から奥側に向けて順に設け、前記油路形成孔の開口端を前記ポンプポートとし、油出力油路の開口端を前記出口ポートとし、第1装着孔に回転スプール形切換弁からなる前記サブ切換弁を挿通し、第2装着孔に回転スプール形切換弁からなる前記メイン切換弁を挿通し、油入力油路の開口端を前記入口ポートとするのがよい。
また、具体的には、前記サブ切換弁は、フロントローダ非装着時に前記油圧ポンプからの作動油をシリンダコントロールバルブ側に流す状態と、フロントローダ装着時に前記油圧ポンプからの作動油をローダコントロールバルブを経た後にバックホーコントロールバルブ又はシリンダコントロールバルブに流す状態とに切り換えるものであり、前記メイン切換弁は、バックホー非装着時にローダコントロールバルブを経た後の作動油をシリンダコントロールバルブ側に流す状態と、バックホー装着時にローダコントロールバルブを経た後の作動油のシリンダコントロールバルブ側への流れを遮断する状態とに切り換えるものである。
また、前記油圧シリンダのハウジングに、他の油圧ポンプからの作動油をハウジング側へと流す管路が接続される他のポンプポートと、前記バックホーコントロールバルブに前記他の油圧ポンプからの作動油を供給するための管路が接続される他の出口ポートとを形成し、これら他のポンプポートと他の出口ポートとを連通する他の連通路に連通して作動油を油タンクに戻すドレン油路を前記ハウジングに形成し、このドレン油路に、該ドレン油路を遮断する状態と開通する状態とに切り換えるドレン用の切換弁を介装してもよい。
また、油圧シリンダのハウジングに、直線状に形成された他の油路形成孔を設けると共に、ハウジングの外面から前記他の油路形成孔に交差するように形成された他の油入力油路を形成し、この油入力油路の開口端を前記他のポンプポートとし、一端側が前記他の油路形成孔に連通し他端側が油タンクに連通するタンク油路をハウジングに形成し、前記他の油路形成孔のタンク油路と前記他の油入力油路との間の油路及び前記タンク油路で前記ドレン油路を構成し、ハウジングにその外面から、前記他の油路形成孔のタンク油路と前記他の油入力油路との間の油路に交差するように形成された装着孔を設け、この装着孔に回転スプール形切換弁からなる前記ドレン用の切換弁を挿通するのがよい。
本発明によれば、車体の前部にフロントローダを、後部にバックホーをそれぞれ装着可能で、且つ車体の後部に装着される後部作業機を昇降する油圧シリンダを備えた作業車の油圧系統の切り換えをする切換弁を前記油圧シリンダのハウジングに組み込むことにより、油圧系統の構造の簡素化が図れコストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図2及び図3において、1はTLBと呼称される作業車であり、該作業車1はトラクタ2の前部にフロントローダ3を、後部にバックホー4を装着可能として構成されている。
トラクタ2の車体2Aは、前部のエンジン5と、このエンジン5の後部に直結された伝動ケース6とを備えており、左右一対の前後輪7,8によって走行可能に支持されている。
伝動ケース6はエンジン5の後部にフライホイールハウジング等を介して連結されるクラッチハウジング9と、このクラッチハウジング9の後部に一体又は別体で形成されて連結されるミッションケース10等とを備えている。
エンジン5の左右側面下部には、該エンジン5から前方に延びる前車軸フレーム11がボルトによって取付固定されており、この前車軸フレーム11にバッテリー,ラジエータ,燃料タンク等が支持され、これらエンジン5,バッテリー,ラジエータ,燃料タンク等はボンネット12によって覆われている。
車体2Aの後部左右両側には、後輪8を覆うフェンダ13が設けられ、左右フェンダ13間には運転席14が設けられ、該運転席14は、トラクタ2やフロントローダ3を操作する前向き姿勢と、バックホー4を操作する後向き姿勢とに姿勢変更自在に車体2A上に支持されている。
運転席14の前方にはステアリングハンドル15が設けられている。
車体2Aの左右両側には、トラクタ2にフロントローダ3とバックホー4を装着する作業機装着フレーム16が配置され、この左右の各作業機装着フレーム16は相互に連結されていると共に、前部がエンジン5の下部に固定され、後部がミッションケース10後部の後車軸ケース17に固定されている。
あた、左右各作業機装着フレーム16の前部にはローダ取付部材18が上方に突出状に固定されている。
フロントローダ3は、左右の各ローダ取付部材18に着脱自在に取り付けられるサイドフレーム19と、後端側が左右各サイドフレーム19の上部に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されたブーム20と、左右ブーム20の前端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されたバケット21とを有する。
ブーム20は、サイドフレーム19とブーム20との間に介装されたブームシリンダ22の伸縮によって上下揺動され、バケット21はブーム20とバケット21との間に介装されたバケットシリンダ23の伸縮によってスクイ・ダンプ動作される。
バックホー4は、左右の作業機装着フレーム16の後部に着脱自在に取り付けられる基台24と、この基台24の後部に上下軸回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラケット25と、このスイングブラケット25の下部側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されたブーム26と、このブーム26の先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されたアーム27と、このアーム27の先端側に回動自在に枢支連結されたバケット28と、基台24の左右両側に備えられたアウトリガー(図示省略)とを有する。
スイングブラケット25は、基台とスイングブラケット25との間に介装された左右一対のスイングシリンダ30の伸縮によって左右揺動され、ブーム26は、スイングブラケット25とブーム26との間に介装されたブームシリンダ31の伸縮によって上下揺動され、アーム27は、ブーム26とアーム27との間に介装されたアームシリンダ32の伸縮によって上下揺動され、バケット28は、バケット28とアーム27との間に介装されたバケットシリンダ33の伸縮によってスクイ・ダンプ動作され、アウトリガーは、アウトリガーと基台24との間に介装されたアウトリガーシリンダによって上下揺動される。
車体2Aの後部には、左右方向中央部に配置された上側の1本のトップリンク34と下側の左右一対のロワーリンク35とからなる三点リンク36が装着可能とされていて、バックホー4を取り外した状態で、車体2Aの後部に該三点リンク36を介してボックススクレーパ(整地作業機),ロータリ耕耘機等の後部作業機が昇降自在に装着可能とされている。
また、該作業車1は、フロントローダ3を制御するローダコントロールバルブ37、バックホー4を制御するバックホーコントロールバルブ38を備えており、ローダコントロールバルブ37は、フロントローダ3のブームシリンダ22を制御する制御弁及びバケットシリンダ23を制御する制御弁等を備えており、バックホーコントロールバルブ38は、バックホー4のスイングシリンダ30を制御する制御弁、ブームシリンダ31を制御する制御弁、アームシリンダ32を制御する制御弁、バケットシリンダ33を制御する制御弁及びアウトリガーシリンダを制御する制御弁等を備えている。
車体2Aの後部には、三点リンク36のロワーリンク35を上下に揺動して後部作業機を昇降する油圧昇降装置39が設けられており、この油圧昇降装置39は、作業機昇降用油圧シリンダ40と、この油圧シリンダ40を制御するポジションコントロールバルブ(シリンダコントロールバルブ)41とを備えている。
なお、トラクタ2にあっては、ミッションケース10内に貯留されたギヤ等の潤滑油が油圧機器の作動油とされ、ミッションケース10が作動油の油タンクTとされている。
前記油圧シリンダ40は、図1,図4〜図10に示すように、ハウジング42と、該ハウジング42内に形成されたシリンダ室45に収容されたピストン46と、該ピストン46に押圧されるピストンロッド47と、ピストンロッド47によって回動される左右一対のリフトアーム48とを有する。
この油圧シリンダ40は、シリンダ室45の一端側が開放状とされた単動形シリンダによって構成され、ハウジング42は、その下面側がミッションケース10の後部上面に取付固定されている。
ハウジング42の後部には、該ハウジング42を左右方向で貫通する回動軸49が左右方向の軸心廻りに回動自在に設けられ、この回動軸49の左右一端側及び他端側にそれぞれリフトアーム48の基部側(前部)が取り付けられており、各リフトアーム48の先端側(後部)は、左右方向で同じ側にあるロワーリンク35にリフトロッドを介して連結される。
ピストンロッド47の一端側はピストン46に接当し、他端側は、前記回動軸49に一体回動自在に取り付けられたレバー50の先端側に枢支連結されている。
したがって、シリンダ室45のピストン46の背面側(図8において前方側)に作動油が供給されることにより、ピストン46が進行してピストンロッド47が押圧され、該ピストンロッド47によってレバー50を介して回動軸49が回動されて左右のリフトアーム48が上方に揺動され、該リフトアーム48が上方に揺動すると、左右リフトロッドが引き上げられて左右ロワーリンク35が上方に揺動し、これによって三点リンク36に取り付けられた後部作業機が上昇する。
また、シリンダ室45に接続された油圧の回路が油タンクTに連通状とされると、ピストン46の背面側の作動油がドレンされて三点リンク36に取り付けられた後部作業機が自重で下降する。
ポジションコントロールバルブ41は、油圧シリンダ40のハウジング42の前部下面側に取り付けられ、メイン切換弁51と、シャットオフ弁52とを有する。
メイン切換弁51は下降位置51aと中立位置51bと上昇位置51cとに切換自在な直動スプール形の4ポート3位置切換弁から構成され、シャットオフ弁52は開通位置52aと遮断位置52bとに切換自在な直動スプール形の2ポート2位置切換弁から構成されている。
また、ポジションコントロールバルブ41のバルブボディには、作動油が入力される油入力ポート53と、作動油が出力される油出力ポート54と、油タンクTに連通する第1、第2、第3のタンクポートT1,T2,T3とが形成されている。
このポジションコントロールバルブ41にあっては、メイン切換弁51が中立位置51bに切り換られているときには、油入力ポート53から入った作動油は第1タンクポートT1から油タンクTにドレンされる一方、シャットオフ弁52は遮断位置52bにあってシリンダ室45からの圧抜けはなく、後部作業機は下降しない。
この中立位置51bからメイン切換弁51を上昇位置51cにすると、シャットオフ弁52は遮断位置52bのままとされると共に、作動油によるパイロット圧によってパイロットチェック弁55が閉じられて、油入力ポート53から入った作動油の第1タンクポートT1からの油タンクTへのドレンが阻止され、該作動油がシリンダ室45へと流れ、後部作業機が上昇する。
また、中立位置51bからメイン切換弁51を下降位置51aにすると、油入力ポート53から入った作動油は第1タンクポートT1から油タンクTにドレンされる一方、シャットオフ弁52が開通位置52aに切り換えられ、シリンダ室45内の作動油が第2タンクポートT2から油タンクTにドレンされて後部作業機が下降する。
メイン切換弁51のスプールには、ポジションコントロールバルブ41のバルブボディから前方に突出する操作部56が設けられ、この操作部56は、その前方側に配置された左右方向のスプール作動レバー57の中途部に連結され、このスプール作動レバー57の一端側(右側端部)には、ポジションレバーが取り付けられる支軸58がアーム59を介して連動連結され、メイン切換弁51のスプールは、ポジションレバーの揺動操作によってスプール作動レバー57を動かすことにより該スプール作動レバー57によって押し引きされて、中立位置51bから上昇位置51c又は下降位置51aに切り換えられる。
また、前記スプール作動レバー57の他端側(左側端部)には、フィードバックレバー60が取り付けられるフィードバックレバー軸61がアーム62を介して連動連結され、このフィードバックレバー60はフィードバックリンク63を介してリフトアーム48に連動連結されている。
そして、ポジションレバーの揺動操作によってスプール作動レバー57等を介してメイン切換弁51のスプールが引き又は押されて該メイン切換弁51が上昇位置51c又は下降位置51aに切り換えられ、リフトアーム48が上下に回動すると、フィードバックリンク63、フィードバックレバー60、フィードバックレバー軸61、アーム62、スプール作動レバー57等を介してメイン切換弁51のスプールが押し又は引かれて該メイン切換弁51が中立位置51bに戻されるように構成されていて、ポジションレバーを動かした量に比例して後部作業機が上下動する(ポジションレバーの揺動位置に対応した位置に後部作業機を昇降できる)。
したがって、後部作業機の適切な高さのレバー位置を、レバーストッパ等によって停めておくことにより、後部作業機を必要な位置に停めておくことができる。
なお、油圧シリンダ40を制御するシリンダコントロールバルブとして、バネにかかる牽引荷重によって油圧シリンダ40が作動し、牽引抵抗が大きくなると後部作業機が自動的に上昇し、牽引荷重が小さくなると下降するように油圧シリンダ40を制御するドラフトコントロールバルブが採用されてもよい。
また、トラクタ2には、ローダコントロールバルブ37,バックホーコントロールバルブ38及びポジションコントロールバルブ41に作動油を供給するメインポンプP1、バックホーコントロールバルブ38のスイングシリンダ用制御弁に作動油を供給するスイング用ポンプP2及びパワーステアリング装置PSに作動油を供給するパワステポンプP3等の油圧ポンプが設けられ、これら油圧ポンプP1,P2,P3は、例えばクラッチハウジング42の左側の外側面に設けられ、エンジン5からの回転動力によって駆動される。
前記油圧シリンダ40のハウジング42には、メインポンプP1からの作動油を流す管路(これを第1管路という)65が接続されるポンプポート(これを第1ポンプポートという)66と、油圧シリンダ40からローダコントロールバルブ37に作動油を流す管路(これを第2管路という)67が接続される出口ポート(これを第1出口ポートという)68と、ローダコントロールバルブ37からバックホーコントロールバルブ38に至る管路(これを第3管路という)69から分岐された分岐管路70が接続される入口ポート71と、スイング用ポンプP2からの作動油を流す管路(これを第4管路という)72が接続されるポンプポート(これを第2ポンプポートという)73と、油圧シリンダ40からバックホーコントロールバルブ38のスイングシリンダ用制御弁に作動油を流す管路(これを第5管路という)74を接続する出口ポート(これを第2出口ポートという)75とが形成されている。
管路とは、作動油を導く役目をするチューブ,パイプ,ホース又は系統をいう。
ハウジング42の前部の右側上部には、該ハウジング42の前面側から後方に向けて直線状に形成されていて前端側が開口され後端側が閉塞された第1油路形成孔76が形成されている。
この第1油路形成孔76の開口端側(前端側)は、中途部から後端に亘る部分に対してやや径大に形成され、この径大部分が第1油入力油路76aとされている。
また、ハウジング42の前部の右側上部には、右側面から左方に向けて且つ前記第1油路形成孔76に交差(直交)するように形成されて該第1油路形成孔76に連通された、油出力油路(これを第1油出力油路という)77,第1装着孔78,第2装着孔79及び油入力油路(これを第2油入力油路という)80が第1油路形成孔76の開口端側(前端側)から奥側(後方)に向けて順に設けられている。
第1油路形成孔76の開口端が前記第1ポンプポート66とされ、第1油出力油路77の開口端が前記第1出口ポート68とされ、第1装着孔78及び第2装着孔79にはそれぞれ切換弁81,82が装着され(第1装着孔78に装着された切換弁を第1切換弁81(サブ切換弁)といい、第2装着孔79に装着された切換弁を第2切換弁82(メイン切換弁)という)、第2油入力油路80の開口端が前記入口ポート71とされている。
前記第1油入力油路76aと第1油出力油路77とで、第1ポンプポート66と第1出口ポート68とを連通する連通路83が構成されている。
なお、第1ポンプポート66,第1出口ポート68及び入口ポート71はそれぞれプラグによって閉塞可能とされている。
第1切換弁81及び第2切換弁82はそれぞれ回転スプール形切換弁からなり、それぞれ第1,第2装着孔78,79に左右方向の軸心廻りに回動自在に挿入されていると共に、それぞれ左右方向の回動軸心に直交する方向に形成された作動油流通孔84,85が貫通状に形成されており、該第1切換弁81及び第2切換弁82は回動軸心回りに回動させることにより、作動油流通孔84,85が第1油路形成孔76と連通する開通状態(第1油路形成孔76を開通する状態)と、作動油流通孔84,85が第1油路形成孔76と連通しない遮断状態(第1油路形成孔76を遮断する状態)とに切替自在とされており、第1切換弁81の作動油流通孔84は第1油路形成孔76の中途部から後端に亘る部分よりも小径に形成され、第2切換弁82の作動油流通孔85は第1油路形成孔76の中途部から後端に亘る部分と同じ径に形成されている。
第1切換弁81は、ハウジング42の右側面にネジ止めされた抜止めプレート86によって第1装着孔78からの抜け止めがなされ、この第1切換弁81の外端側に設けられた操作部81aは、抜止めプレート86に形成された貫通孔87内に没入状とされており、例えば、マイナスドライバー等によってハウジング42の右側面から第1切換弁81が回動操作(切換操作)される。
また、第2切換弁82は、第2装着孔79にねじ込まれた抜止め部材88によって抜け止めされ、この第2切換弁82の操作部82aは抜止め部材88から右方に突出されていて、該操作部82aには、操作レバー等の操作部材が直接又は連結部材を介して連結されており、該操作レバー等の揺動操作等によって第2切換弁82が回動操作(切換操作)される。
また、ハウジング42には、一端側が第1油路形成孔76の第1装着孔78と第2装着孔79との間に接続(連通)され他端側がポジションコントロールバルブ41の油入力ポート53に接続(連通)されていてポジションコントロールバルブ41に作動油を入力する油入力油路(これを第3油入力油路という)89が形成されており、この第3油入力油路89、第1油路形成孔76の第1装着孔78と第3油入力油路89との間の油路76b及び第1油出力油路77と第1装着孔78との間の油路76cによって、第1ポンプポート66と第1出口ポート68とを連通する連通路83に連通してポジションコントロールバルブ41に作動油を流す供給路(これを第1の供給路(サブ供給路)という)90が構成され、この第1の供給路90に、該供給路90を遮断する状態と開通する状態とに切り換える第1切換弁81が介装されている。
前記第3油入力油路89は、上下方向に形成されていて上端が第1油路形成孔76の第1装着孔78と第2装着孔79との間に連通する第1の油路89aと、上下方向に形成されていて下端側がポジションコントロールバルブ41の油入力ポート53に連通する第2の油路89bと、これら第1,2の油路89a,89bを連通するように左右方向に形成された第3の油路89cとから構成されている。
また、ハウジング42には、一端側が第1油出力油路77に接続(連通)され他端側がミッションケース10(油タンクT)内に連通されたメインリリーフ油路91が形成されており、このリリーフ油路91には、メインリリーフ弁92が介装されている。
また、前記第3油入力油路89、第1油路形成孔76の第2装着孔79と第3油入力油路89との間の油路76d及び第2油入力油路80と第2装着孔79との間の油路76e、第2油入力油路80によって、入口ポート71から入る作動油をポジションコントロールバルブ41に流す供給路(これを第2の供給路(メイン供給路)という)93が構成され、この第2の供給路93に、該供給路93を遮断する状態と開通する状態とに切り換える第2切換弁82が介装されている。
第3油入力油路89は第1の供給路90と第2の供給路93との共通の油路とされていて、第1の供給路90と第2の供給路93とは、第1切換弁81及び第2切換弁82の下流側で連通されて共通の油路(第3油入力油路89)によってポジションコントロールバルブ41に接続されている。
また、ハウジング42の前後中途部の左側上部には、後方から前方に向けて直線状に形成されていて前後端部が閉塞状とされた第2油路形成孔95が形成されている。
また、ハウジング42の前後中途部の左側上部には、左側面から左方に向けて且つ前記第2油路形成孔95に交差(直交)するように形成されていて該第2油路形成孔95に連通された、第3装着孔96,第4油入力油路97,第4装着孔98が前から後方に向けて順に形成されている。
第4油入力油路97の開口端が前記第2ポンプポート73とされている。
また、第3装着孔96には、回転スプール形切換弁からなる切換弁(これを第3切換弁という)99が左右方向の軸心廻りに回動自在に挿入されており、この第3切換弁99には左右方向の回動軸心に直交する作動油流通孔100が貫通状に形成されており、この第3切換弁99を回動軸回りに回動させることにより、作動油流通孔100が第2油路形成孔95と連通する開通状態(第2油路形成孔95を開通する状態)と、作動油流通孔100が第2油路形成孔95と連通しない遮断状態(第2油路形成孔95を遮断する状態)とに切替自在とされている。
この第3切換弁99は、第3装着孔96にねじ込まれた抜止め部材101によって抜け止めされ、この第3切換弁99の操作部99aは抜止め部材101から右方に突出されていて、該操作部99aには、操作レバー等の操作部材が直接又は連結部材を介して連結されており、該操作レバー等の揺動操作等によって第3切換弁99が回動操作(切換操作)される。
また、ハウジング42には、該ハウジング42の右側面から左方に直線状に形成されていて、第2油路形成孔95の後端側に連通する油出力油路(これを第2油出力油路という)102が形成されており、この第2油出力油路102の開口端が前記第2出口ポート75とされており、この第2油出力油路102,第4油入力油路97及び第2油路形成孔95の第4油入力油路97と第2油出力油路102との間の油路95aによって第2ポンプポート73と第2出口ポート75とを連通する連通路103が構成されている。
また、ハウジング42には、一端側(上端側)が、第2油路形成孔95の前端側の第3装着孔96の前方側に連通し、他端側(下端側)がミッションケース10(油タンクT)内に連通するタンク油路104が(上下方向に)形成されている。
このタンク油路104、及び、第2油路形成孔95の第4油入力油路97よりも前方側の油路95bによって、第2ポンプポート73と第2出口ポート75とを連通する連通路103に連通して作動油をタンクに戻すドレン油路105が構成され、このドレン油路105に、該ドレン油路105を遮断する状態と開通する状態とに切り換える第3切換弁99が介装されている。
この第3切換弁99を遮断状態とすることにより、バックホー4を取り外したときに、スイング用ポンプP2からの作動油を油タンクTにドレンさせることができる。
前記第4装着孔98にはリリーフ弁106が装着されると共に、ハウジング42には、該第4装着孔98から下方に向けて形成されて油タンクTに連通するリリーフ油路107が形成されている。
前記構成のTLB1にあっては、出荷時等において、フロントローダ3及びバックホー4を取り外した状態で、油圧昇降装置39の動作確認の検査が行われるが、このときには、第1切換弁81を開通状態とし、第2切換弁82を遮断状態とし、第3切換弁99を開通状態とすることによって、油圧昇降装置39の動作確認を行うことができる。
また、フロントローダ3及びバックホー4を取り付けた状態では、図1に示すように、第1,第2,第3切換弁81,82,99は、共に遮断状態とされる。
なお、ポジションコントロールバルブ41のメイン切換弁51が中立位置51bにあるときには、作動油がドレンされるので、第1切換弁81を開通状態としていると、ローダコントロールバルブ37及びバックホーコントロールバルブ38に作動油が供給されないし、第2切換弁82を開通状態としていると、バックホーコントロールバルブ38に作動油が供給されない。
また、フロントローダ3を作動させているときでもバックホーコントロールバルブ38には作動油が流れるように構成されている。
また、フロントローダ3を装着した状態でバックホー4を取り外すときには、第3切換弁99を開通状態として、スイング用ポンプからの作動油をドレン油路から油タンクTにドレンさせると共に、第1切換弁81を遮断状態としたままで、第2切換弁82を開通状態とする。
また、このバックホー4を取り外した状態で、第1切換弁81を遮断状態としたままで、第2切換弁82を開通状態とすることにより、車体2Aの後部に三点リンクを介して昇降自在に装着された後部作業機が昇降可能とされる。
本願発明によれば、第1切換弁81、第2切換弁82及び第3切換弁99を油圧シリンダ40のハウジング42に組み込んだので、油圧回路の簡素化が図れ、コストダウンを図ることができる。
また、油圧シリンダ40のハウジング42に、第1油路形成孔76をハウジング42外面から直線状に形成し、ハウジング42の外面から第1油路形成孔76に直交するように形成された第1油出力油路77,第1装着孔78,第2装着孔79,第2油入力油路80を第1油路形成孔76の開口端から奥側に向けて順に設け、第1油路形成孔76の開口端を第1ポンプポート66とし、第1油出力油路77の開口端を第1出口ポート68とし、第1装着孔78に第1切換弁81を挿通し、第2装着孔79に第2切換弁82を挿通し、第2油入力油路80の開口端を入口ポート71としたことにより、油圧回路の簡素化が図れ、油路形成が容易となる。
また、油圧シリンダ40のハウジング42に、第2油路形成孔95を直線状に形成し、ハウジング42の外面から第2油路形成孔95に交差するように形成された第4油入力油路97を形成し、この第4油入力油路97の開口端を第2ポンプポート73とし、一端側が第2油路形成孔95に連通し他端側が油タンクTに連通するタンク油路104をハウジング42に形成し、第2油路形成孔95のタンク油路104と第4油入力油路97との間の油路95a及び前記タンク油路104でドレン油路103を構成し、ハウジング42にその外面から、第2油路形成孔95のタンク油路104と第4油入力油路97との間の油路95bに交差するように形成された第4装着孔98を設け、この第4装着孔98に第3切換弁99を挿通したことにより、油圧回路の簡素化が図れ、油路形成が容易となる。
本発明の油圧回路図である。 TLBの側面図である。 バックホーを外した状態のTLBの平面図である。 油圧シリンダの平面図である。 油圧シリンダの右側面図である。 油圧シリンダの左側面図である。 油圧シリンダの正面図である。 油圧シリンダ及びポジションコントロールバルブの側面図である。 図6のB−B線矢示断面図である。 図5のA−A線矢示断面図である。 従来の油圧回路図である。
2A 車体
3 フロントローダ
4 バックホー
37 ローダコントロールバルブ
38 バックホーコントロールバルブ
40 油圧シリンダ
41 ポジションコントロールバルブ(シリンダコントロールバルブ)
42 ハウジング
65 第1管路
66 第1ポンプポート
67 第2管路
68 第1出口ポート
69 第3管路
70 分岐管路
71 入口ポート
72 第4管路
73 第2ポンプポート
74 第5管路
75 第2出口ポート
76 第1油路形成孔
77 第1油出力油路
78 第1装着孔
79 第2装着孔
80 第2油入力油路
81 第1切換弁
82 第2切換弁
83 連通路
89 第3油入力油路
90 第1供給路
93 第2供給路
95 第2油路形成孔
95b 油路
96 第3装着孔
97 第4油入力油路
99 第3切換弁
103 連通路
105 ドレン油路
P1 メインポンプ
P2 スイング用ポンプ
T 油タンク(ミッションケース)

Claims (7)

  1. 車体(2A)の前部にフロントローダ(3)を、後部にバックホー(4)をそれぞれ装着可能で、且つ車体(2A)の後部に装着される後部作業機を昇降する油圧シリンダ(40)を備え、油圧ポンプ(P1)からの作動油を、フロントローダ(3)を制御するローダコントロールバルブ(37)に流した後にバックホー(4)を制御するバックホーコントロールバルブ(38)又は油圧シリンダ(40)を制御するシリンダコントロールバルブ(41)に流すように構成した作業車であって、
    ローダコントロールバルブ(37)からバックホーコントロールバルブ(38)に至る管路(69)から分岐した分岐管路(70)を接続する入口ポート(71)を前記油圧シリンダ(40)のハウジング(42)に形成すると共に、この入口ポート(71)から入る作動油をシリンダコントロールバルブ(41)に流すメイン供給路(93)を前記ハウジング(42)に形成し、且つこのメイン供給路(93)に、該供給路(93)を遮断する状態と開通する状態とに切り換えるメイン切換弁(82)を介装したことを特徴とする作業車。
  2. 記油圧シリンダ(40)のハウジング(42)に、前記油圧ポンプ(P1)からの作動油を流す管路(65)が接続されるポンプポート(66)と、ローダコントロールバルブ(37)に作動油を供給する管路(67)が接続される出口ポート(68)とを形成し、これらポンプポート(66)と出口ポート(68)とを連通する連通路(83)に連通してシリンダコントロールバルブ(41)に作動油を流すサブ供給路(90)を前記ハウジング(42)に形成し、このサブ供給路(90)に、該供給路(90)を遮断する状態と開通する状態とに切り換えるサブ切換弁(81)を介装したことを特徴とする請求項1に記載の作業車。
  3. 前記サブ供給路(90)と、前記メイン供給路(93)とは、前記サブ切換弁(81)及び前記メイン切換弁(82)の下流側で連通されて共通の油路(89)によってシリンダコントロールバルブ(41)に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の作業車。
  4. 油圧シリンダ(40)のハウジング(42)に、その外面から直線状に形成された油路形成孔(76)を設けると共に、ハウジング(42)の外面から前記油路形成孔(76)に交差するように形成された油出力油路(77),第1装着孔(78),第2装着孔(79),油入力油路(80)を前記油路形成孔(76)の開口端から奥側に向けて順に設け、前記油路形成孔(76)の開口端を前記ポンプポート(66)とし、油出力油路(77)の開口端を前記出口ポート(68)とし、第1装着孔(78)に回転スプール形切換弁からなる前記サブ切換弁(81)を挿通し、第2装着孔(79)に回転スプール形切換弁からなる前記メイン切換弁(82)を挿通し、油入力油路(80)の開口端を前記入口ポート(71)としたことを特徴とする請求項2又は3に記載の作業車。
  5. 前記サブ切換弁(81)は、フロントローダ(3)非装着時に前記油圧ポンプ(P1)からの作動油をシリンダコントロールバルブ(41)側に流す状態と、フロントローダ(3)装着時に前記油圧ポンプ(P1)からの作動油をローダコントロールバルブ(37)を経た後にバックホーコントロールバルブ(38)又はシリンダコントロールバルブ(41)に流す状態とに切り換えるものであり、前記メイン切換弁(82)は、バックホー(4)非装着時にローダコントロールバルブ(37)を経た後の作動油をシリンダコントロールバルブ(41)側に流す状態と、バックホー(4)装着時にローダコントロールバルブ(37)を経た後の作動油のシリンダコントロールバルブ(41)側への流れを遮断する状態とに切り換えるものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の作業車。
  6. 記油圧シリンダ(40)のハウジング(42)に、他の油圧ポンプ(P2)からの作動油をハウジング(42)側へと流す管路(72)が接続される他のポンプポート(73)と、前記バックホーコントロールバルブ(38)に前記他の油圧ポンプ(P2)からの作動油を供給するための管路(74)が接続される他の出口ポート(75)とを形成し、これら他のポンプポート(73)と他の出口ポート(75)とを連通する他の連通路(103)に連通して作動油を油タンク(T)に戻すドレン油路(105)を前記ハウジング(42)に形成し、このドレン油路(105)に、該ドレン油路(105)を遮断する状態と開通する状態とに切り換えるドレン用の切換弁(99)を介装したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業車。
  7. 油圧シリンダ(40)のハウジング(42)に、直線状に形成された他の油路形成孔(95)を設けると共に、ハウジング(42)の外面から前記他の油路形成孔(95)に交差するように形成された他の油入力油路(97)を形成し、この油入力油路(97)の開口端を前記他のポンプポート(73)とし、一端側が前記他の油路形成孔(95)に連通し他端側が油タンク(T)に連通するタンク油路(104)をハウジング(42)に形成し、前記他の油路形成孔(95)のタンク油路(104)と前記他の油入力油路(97)との間の油路(95b)及び前記タンク油路(104)で前記ドレン油路(105)を構成し、ハウジング(42)にその外面から、前記他の油路形成孔(95)のタンク油路(104)と前記他の油入力油路(97)との間の油路(95b)に交差するように形成された装着孔(96)を設け、この装着孔(96)に回転スプール形切換弁からなる前記ドレン用の切換弁(99)を挿通したことを特徴とする請求項6に記載の作業車。
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