JP4484246B2 - スーパー・トランスポーター航空機 - Google Patents

スーパー・トランスポーター航空機 Download PDF

Info

Publication number
JP4484246B2
JP4484246B2 JP2007544953A JP2007544953A JP4484246B2 JP 4484246 B2 JP4484246 B2 JP 4484246B2 JP 2007544953 A JP2007544953 A JP 2007544953A JP 2007544953 A JP2007544953 A JP 2007544953A JP 4484246 B2 JP4484246 B2 JP 4484246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
super
aircraft
fuselage
transporter
transporter aircraft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007544953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008522895A (ja
Inventor
ゲラン,ベルナール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Airbus Operations SAS
Original Assignee
Airbus Operations SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Airbus Operations SAS filed Critical Airbus Operations SAS
Publication of JP2008522895A publication Critical patent/JP2008522895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4484246B2 publication Critical patent/JP4484246B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C39/00Aircraft not otherwise provided for
    • B64C39/02Aircraft not otherwise provided for characterised by special use

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、スーパー・トランスポーター航空機に関するものであり、特に、二次航空機の構成要素の輸送、あるいは一般的に貨物室内での容積の大きい貨物の輸送に使用される、スーパー・トランスポーター航空機に関するものである。二次航空機とは、スーパー・トランスポーター航空機よりも翼幅の小さい航空機を意味するものとする。
本発明に係るスーパー・トランスポーター航空機は、航空機製造分野などに適応され、地理的に離れた場所で製造された二次航空機の様々な構成部材の同一の製造拠点での組み立てが可能となる。二次航空機の構成部材とは、コックピット、胴体の部分体、翼、エンジンなどの航空機の様々な部分を意味するものとする。
航空機製造は、製造された構成部材により、製造能力、特に技術的な多岐にわたる手段を必要とする。このように航空機製造は、地理的に互いに数千キロメートルほど離れている様々な製造拠点で、一般的に連携方式によって製造されている。翼体は、ある一つの製造拠点の場所で製造できるが、一方、他の製造拠点では胴体の各部分体などしか製造することができない。航空機のこれらのすべての構成部材の組み立ての最終的なステップでは、一つの組み立て拠点に一機の航空機に必要なあらゆる構成部材を集約する必要がある。そのために、航空機の様々な構成部材を、それらの製造後に組み立て拠点まで輸送する必要がある。
数十年前から、航空機のこれらの海上、陸送、鉄道などの経路による構成部材の輸送は、航空経路による輸送の便宜のために取って代わられた。そのために、スーパー・トランスポーター航空機が開発された。エアバスのA300−600R機から製造されたスーパー・トランスポーター航空機が特に知られている。このようなスーパー・トランスポーター航空機の貨物室は、45トン以上の荷重の輸送を可能とする、約7.4メートルの直径、およそ37.7メートルの長さを持っている。貨物室とは、スーパー・トランスポーター航空機内の、輸送される二次航空機の構成部材が収納される積荷ゾーンを意味するものとする。
このようなスーパー・トランスポーター航空機の不都合は、空荷の場合のその重量である。空荷のときの重量とは、貨物室に貨物がない場合のスーパー・トランスポーター航空機の重量を示すものであり、空荷のときの重量は、つまり、スーパー・トランスポーター航空機の固有の重量を表すものである。その製造に必要な材料の重量により、空荷の場合のスーパー・トランスポーター航空機の重量が大きくなる。輸送される構成部材の重量は、数十トンまで達することもある。輸送される構成部材の重量がスーパー・トランスポーター航空機の貨物室が空の場合の重量に追加され、スーパー・トランスポーター航空機と貨物の合計重量は、数百トンまで達することができる。スーパー・トランスポーター航空機は、二次航空機の構成部材の輸送時には大量の燃料を消費する。
このように、航空経路による二次航空機の構成部材の輸送コストは上昇する。
その上、スーパー・トランスポーター航空機は無給油滞空時間が限られている。長距離の飛行が必要となる場合は、スーパー・トランスポーター航空機はしばしば給油ために、少なくとも一度の寄港を必要とする。
本発明の目的は、貨物室が空のときの機体の重量があまり大きくならないスーパー・トランスポーター航空機を製造することにある。重量があまり大きくならないとは、貨物室が空のときのスーパー・トランスポーター航空機の重量が例えば輸送される貨物重量より低いことを意味するものとする。さらにはまた、重量があまり大きくならないとは、例えば、同じ大きさで同じ使用目的の航空機の重量より低いことを意味するものとする。本発明の他の目的は、容積の大きい貨物の輸送を可能とするために、輸送する貨物の容積が、部位によっては、スーパー・トランスポーター航空機の機体胴体の容積よりも大きいこともあるスーパー・トランスポーター航空機を製造することにある。
本発明では、この目的を達成するために、スーパー・トランスポーター航空機によって輸送される二次航空機の構成部材の機械的特性および物理的特性を考慮に入れる。二次航空機とは、地上の空気反応以外の空気反応によって大気中において自身を支持することができるあらゆる機体を意味するものとする。二次航空機は、航空機、ロケット、ミサイルなどとなりえる。一旦組み立てられると、航空機となる二次航空機の構成部材は、それぞれ航空機が飛行時に受ける圧力や圧縮力に耐えうるような個々に空気力学的特性を持っている。
このように、本発明に係るスーパー・トランスポーター航空機は、貨物室が空の場合には少なくとも部分的に構造上の剛性が欠如し、それゆえ飛行時に不可欠な空気力学的特性を欠如し得るが、一旦貨物が積載されると、被輸送部材によってそれらの特性が得られる。少なくとも部分的とは、貨物室の補強材が取り外され、新たな荷重を待ち受けている少なくとも取り外しと呼ばれる状態、すなわち貨物室が空の状態において、前記スーパー・トランスポーター航空機の機体胴体が、少なくとも貨物室の部位が前記空気力学的特性を持っていないことを意味するものとする。補強材は、剛性を与える荷重に固定することができる。貨物は、スーパー・トランスポーター航空機の構造上の耐性に貢献する。このことによりスーパー・トランスポーター航空機の製造、特に機体胴体を構成する枠体の厚さに必要とする材料量を減少することができる。飛行を可能にするために、貨物室が空のときのスーパー・トランスポーター航空機に十分な剛性を与えるべく、貨物室が空のときの輸送構造によってこれらの補強材を互いに固定させることもできる。
スーパー・トランスポーター航空機と貨物との間の対応協働関係を最適化するために、輸送する二次航空機の構成部材に特別にスーパー・トランスポーター航空機を最適化させることができる。二次航空機の構成部材により、容積、重量、耐性などがスーパー・トランスポーター航空機の特殊適応化を可能とさせるために変化する。対応協働関係とは、荷重あるいは貨物がスーパー・トランスポーター航空機の構造上の耐性、特に飛行中の十分な剛性を付与することに貢献することを意味するものとする。
ゆえに、本発明は二次航空機の少なくとも一つの構成部材を輸送するためのスーパー・トランスポーター航空機を目的としており、該トランスポーターが、輸送される構成部材によって航空機の機体胴体の構造上の剛性を少なくとも部分的に付与するための剛性付与手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るスーパー・トランスポーター航空機は、また、以下の補足の特徴点のすべてあるいは一部を備えることができる。
‐前記剛性付与手段が、スーパー・トランスポーター航空機の機体胴体に輸送される構成部材を連結一体化させるための連結一体化装置を具備しており、該連結一体化装置が、スーパー・トランスポーター航空機が受けている応力を転換支持するようになること。
‐前記連結一体化装置が、スーパー・トランスポーター航空機の機体胴体の内壁と連結する梯子体を少なくとも二つと、複数の係留手段とを備えており、係留手段の第一の端部が梯子体と連結しており、係留手段の第二の端部が輸送される構成部材に固定されること。
‐前記梯子体の少なくとも一つが、安定した位置を二つ有するように適合しており、該位置は、梯子体が機体胴体の内壁の周囲を沿う積載位置と、梯子体がスーパー・トランスポーター航空機の機体胴体の内部方向に内壁に突起した使用位置のことであること。
‐前記係留手段が、テレスコピック伸縮手段であること。
‐前記被輸送部材が二次航空機の胴体の部分体であり、前記係留手段の第二の端部は二次航空機の胴体の部分体の円窓に対しての設置場所を形成するような切欠部と対応協働すること。
‐前記被輸送部材が、半翼体であること。
本発明のよりよい理解のために図面と後述の説明が添付される。これらは本発明を限定するものではなく、参考のために提供されている。図面は、以下を表すものである:
‐図1は、本発明に係る実施例のスーパー・トランスポーター航空機および二次航空機の胴体の部分体によって形成されている貨物の斜視図である。
‐図2は、スーパー・トランスポーター航空機の貨物室の部位での図1の断面図である。
‐図3から図5は、本発明に係る実施例のスーパー・トランスポーター航空機の貨物室に輸送される二次航空機の構成部材の連結一体化装置の斜視図である。
‐図6は、図1のスーパー・トランスポーター航空機の側面図である。
‐図7は、本発明に係る実施例のスーパー・トランスポーター航空機および二次航空機の翼体のセグメントによって形成されている貨物の斜視図である。
‐図8は、スーパー・トランスポーター航空機の貨物室の部位での図7の断面図である。
‐図9は、スーパー・トランスポーター航空機の空の貨物室の部位での図1の断面図である。
図1には、スーパー・トランスポーター航空機1が示されている。機体胴体3の内部にある貨物室2は、二次航空機の胴体の部分体4を輸送する。胴体の部分体4の長さLは、貨物室2の長さL’よりも短い。長さLあるいはL’とは、貨物室2の中心線Aに平行である、胴体の部分体4あるいは貨物室2の寸法を意味するものとする。このように胴体の部分体4は、完全に貨物室2の内部容積に含まれるものである。同様に二次航空機の構成部材を輸送することが可能であり、下記(図6)で説明されるように、その長さLは貨物室2の長さL’よりも長い。
図2には、スーパー・トランスポーター航空機1の貨物室2の部位での断面図が示されている。貨物室2の部位の機体胴体3の内壁5は、少なくとも部分的に構造上の剛性が欠如する。貨物室が空のスーパー・トランスポーター航空機1は、飛行中の機体胴体3の内壁5に対する圧縮圧力および圧力に対して耐えることができない。スーパー・トランスポーター航空機1の飛行を許可するための構造上の剛性は、スーパー・トランスポーター航空機1が輸送する二次航空機の胴体の部分体4によって与えられている。
図2に示されているように、壁5の強化材6が貨物室2の基台7の部位に置かれる。基台7とは、輸送される構成部材が置かれる機体胴体3の床を構成する貨物室2の部分を示す。基台7は、数十トンに達する重量の荷重を支えなくてはならない。基台7に位置する壁5が貨物室2に貨物が積載されたときに、ずれたり、沈下することがないよう、この基台7の部位に位置する貨物室2に適切な構造上の剛性を付与する必要がある。しかし、側壁9、10および天井面8の部位には、骨組みを構成するために使用される材料および/または前記骨組みの厚さは、少なくとも飛行中に、機体胴体3に胴体の構造上の剛性を確保するには不十分である。骨組みとは、スーパー・トランスポーター航空機1のフレームを、すなわち、スーパー・トランスポーター航空機1を構成する様々なプレートのことを意味するものとする。この実施例において胴体の部分体4を構築する貨物は、スーパー・トランスポーター航空機1の飛行に必要な剛性を付与するのに十分な構造上の剛性を有している。
胴体の部分体4は、スーパー・トランスポーター航空機1および胴体の部分体4が飛行中に受ける応力に耐えうる連結一体化装置11によって貨物室2にきっちり固定されている。連結一体化装置11は、また、貨物室2内での胴体の部分体4の移動を一切防ぐことができる。
以下に詳細に示すように、貨物室が空のスーパー・トランスポーター航空機1を使用したい場合、例えば胴体の部分体4の輸送後に基地へ帰還する場合は、連結一体化装置11に連結する空荷のときの輸送用の構造物29(図9)を介して、前記スーパー・トランスポーター航空機1の飛行に十分な剛性を付与することが可能である。
図2に示された実施例では、連結一体化装置11は、四つの梯子体12と係留手段13によって形成されている。梯子体12は、側壁9と10の内面14と連結しており、前記側壁9と10のそれぞれに二つずつ配置されている。同じ側壁9または10に位置する二つの梯子体12は上下に配置されており、各梯子体12のそれぞれの中心線は、貨物室2の中心線Aと平行に延びている。梯子体12は機体胴体3の内壁14から突出して延びており、二次航空機の胴体の部分体4の方向に、係留手段13が胴体の部分体4に固定できるようになっている。
図3にはスーパー・トランスポーター航空機1の機体胴体3の側壁9または10の内面14に連結されている梯子体12が示されている。梯子体12の縦の棒の縦杆15、16は、スーパー・トランスポーター航空機1の中心線Aと平行に延びており、そして連結の横桟17は、二つの縦杆15と16の間に耐久性のある機械的連結を形成する。
本発明の特定の実施例において連結一体化装置11の梯子体12の一部あるいはすべての部分は、二つの安定した位置をとるようになっている。第一の安定位置、すなわち、積載位置(図示せず)において、梯子体12は、側壁9または10から突出して延びていないが、反対に貨物室2の梯子体12のかさばりの大きさを減らすように、前記側壁9または10の周囲に沿っている。積載位置は、このように、より容易に胴体の部分体4あるいはスーパー・トランスポーター航空機1によって輸送される他のあらゆる構成部材を貨物室2に導入することを可能にする。事実、胴体の部分体4は、積載過程で梯子体12とぶつかるおそれもなく、また梯子体12を破損するおそれもない。一旦積載が終了すると梯子体12は第二の安定位置、すなわち、使用位置に仕向けられ、該梯子体は、側壁9または10から突出して延びている(図2および図3)。積載位置において係留手段13は、胴体の部分体4に固定することができる。側壁9または10の内面14と連結している縦杆15または16の周囲に単なる折倒しか、あるいは回転などによって二つの安定位置の間を行き来させることが可能である。
側壁9または10のいずれかの側壁に位置する梯子体12だけが、二つの安定した位置をとり、一方、その反対側の側壁9あるいは10に位置する梯子体12は、使用位置に常に維持されるようにすることができる。同様に、梯子体12の全体が二つの安定位置をとることができるようにすることもできる。
図4は、係留手段13の一実施例を示す。係留手段13の第一の端部18は、梯子体12と連結されている。係留手段13の第二の端部19、すなわち自由端は、被輸送部材の方向で梯子体12から突出して延びている。係留手段13の第二の端部19は、貨物室2に被輸送部材を固定させるために前記被輸送部材を可逆的に固定することができる。
図4の実施例では、係留手段13は、テレスコピック伸縮式である。係留手段13は、このように梯子体12の連結用の横桟17のうちの一つの中空パイプ内にスライドさせるように適合している。テレスコピック伸縮係留手段13の使用は、連結一体化装置が使用されない場合の連結一体化装置11のかさばりを減らすことを特に可能にする。実際、この場合、係留手段13は、完全に梯子体12の連結用の横桟17に包含させることが可能である。また、このようなテレスコピック伸縮係留手段13は、連結一体化装置11が荷重の様々な容積や様々な形状に適用させることを可能にするものであり、それにより、テレスコピック伸縮係留手段13が、固定される被輸送部材と接触するように、多少被輸送部材の固定のために連結用の横桟17から出し入れすることができる。
係留手段13は、被輸送部材に様々な方法で固定することができる。特に、係留手段13の固定方法は、二次航空機の被輸送部材の種類に応じて変化させることができる。
図5Aは、二次航空機の胴体の部分体4への係留手段13の固定の第一の実施例を示している。係留手段13は胴体の部分体4の壁21の厚みE内に設けられている切欠部20を貫通している。切欠部20は後に、胴体の部分体4に円窓を形成することができる。係留手段13の自由端19は、胴体の部分体4の壁21の厚みE内に位置するものであり、すなわち係留手段13は部分的にしか厚みEを貫通しない。自由端19は、ロッド22によって貫通されている孔23(図4)を具備している。ロッド22は、貨物室2の中心線Aに平行に延びている。ロッド22の両端24、25は、ロッド22の両端24、25が切欠部20の両端に位置するように胴体の部分体4の壁21の厚みEを貫通している。ロッド22は、壁21の厚み内のその位置であらゆる方法によって維持される。
図5Bは、二次航空機の胴体の部分体4への係留手段13の固定の他の実施例を示している。係留手段13の自由端19は円窓を形成する切欠部20内に入り込む。ロッド22は梯子体12(図示せず)とほぼ平行に延びており、それは、切欠部20に沿う、二次航空機の胴体の部分体4の壁21の内面26に対してぶつかるようになされている。
胴体の部分体4の円窓を形成する切欠部20を使用することにより、スーパー・トランスポーター航空機1の貨物室2の内壁14上の胴体の部分体4に様々の係留の点、すなわち、きっちり積む点を確保する。このように、二次航空機の胴体の部分体4へは、例えば、円窓を十個形成するための十個の切欠部20によって、十個の係留の点を有することにもなる。
もちろん、係留手段13を固定するには胴体の部分体4の他の部分を使用することも同様に可能である。また、係留手段13を係留するために胴体の部分体4上に固定用の要素を設けることも同様に可能であり、その固定用の手段は、輸送後に取り除くこともできる。
図6は、胴体の部分体4を被輸送部材として積載された本発明のスーパー・トランスポーター航空機1を示している。胴体の部分体4の長さLは、スーパー・トランスポーター航空機1の貨物室2の長さL’よりも完全に長くなっている。また胴体の部分体4の後方端27は、貨物室2の外に位置している。後方端とは、スーパー・トランスポーター航空機1のコックピットと反対側の先端を意味するものとする。スーパー・トランスポーター航空機1の後方端28は、胴体の部分体4が外部にまで延長することができるように貨物室2の部位で開いている。このような解決策により、容積の大きい二次航空機の構成部材を輸送することが可能となる。
一つの胴体の製造のために胴体の部分体の数が多くなるほど、組み立て後の胴体の構造上の剛性を得ることが困難になる。実際、二次航空機の胴体を形成するための互いが連結一体化された小さな部分体の数が多いことは、前記胴体は連結一体化した部位にある種の脆弱性をもたらしかねないこととなり、この脆弱性は使用の安全性に有害となりうる。図6に示された解決策では、二次航空機の胴体を小さいサイズの多くの部分体に分離する必要はなく、このことは前述の剛性の問題を解決するものである。
図9は、二次航空機の被輸送部材が存在しないときの、空の貨物室2の部位でのスーパー・トランスポーター航空機1の断面図を示している。この場合、剛性は梯子体12に連結一体化された多くのクロスバー29によって付与されている(図9にはクロスバー30ひとつだけが図示されている)。クロスバー29は、例えば、焼き入れ鋼で製作される。各クロスバー29は、機体胴体3の同じ側面9または10に位置する二つの梯子体12の距離に応じて、約100°±50°に配置された、二つの軸体31と32によって形成されている。軸体31および32の各先端30は、梯子体12の係留手段13に連結されている。使用されているクロスバー29の数は、貨物室2の長さL’に応じて、各クロスバーそれぞれの応力転換の容量などに応じて可変させることができる。
ある特定の一実施例では、クロスバー29については、前記クロスバーは異なる二つの安定位置をとることができるよう、関節状に連結されている。最初の安定位置では、軸体31と32は約100度の角度で交差されている。その反対に、第二の安定位置では、軸体31と32は二つの軸しか形成しないように互いに平行に延びている。このように、第二の安定位置でのクロスバー29のかさばりは小さく、このことは胴体の部分体4を輸送する際にスーパー・トランスポーター航空機1での輸送を容易にする。
図7は、貨物室101に被輸送部材として半翼体102を備えるスーパー・トランスポーター航空機100を示している。半翼体102は、貨物室101の全長に渡って延びている。この実施例においては、コックピット103は、機体胴体104の上方に位置づけられており、一般航空機のように機体胴体104の延長線上には位置づけられないのであり、これは、貨物室101の長さを最適化することを目的としている。このようにして、貨物室101が収容することができる積載可能な長さを増加させることができるのである。
図8は、図7の断面図を示している。翼体102は、貨物室101内で連結一体化装置105によって維持されている。
連結一体化装置105は、梯子体106四つと係留手段107とを具備している。係留手段107は、一方では梯子体106と連結され、他方では半翼体102と連結されている。半翼体102に固定されるための係留手段107の自由端108は、例えば前記半翼体102の外面109に設けられた荷扱い点112を介して半翼体102に固定される。
連結一体化装置105を補強するために、補強具110によることが可能である。補強具110は、積荷をきっちり積むように延長できるのであり、連結一体化装置105と半翼体102との間であって、基台111すなわちスーパー・トランスポーター航空機100の貨物室101の床まで延長することができる。また、前述の実施例のように、貨物室101の床111は、翼体102の重量に耐えうるために補強することができる。
半翼体102の翼幅によっては、前縁のない前記半翼体102(図8)を貨物室101内に入れて輸送することができる。前縁は、二次航空機の容積の小さい他の被輸送部材と共に、または別に、輸送することができる。それぞれの半翼体102は、二次航空機の組み立て時に対応する前縁と組み立てられる。
本発明に係る実施例のスーパー・トランスポーター航空機および二次航空機の胴体部分によって形成されている貨物の斜視図 図1のスーパー・トランスポーター航空機の貨物室の部位での断面図 貨物室の被輸送部材の連結一体化装置の斜視図 貨物室の被輸送部材の連結一体化装置の斜視図 貨物室の被輸送部材の連結一体化装置の斜視図 貨物室の被輸送部材の連結一体化装置の斜視図 図1のスーパー・トランスポーター航空機の側面図 本発明に係る実施例のスーパー・トランスポーター航空機および二次航空機の翼体のセグメントによって形成されている貨物の斜視図 図7のスーパー・トランスポーター航空機の貨物室の部位での断面図 図1のスーパー・トランスポーター航空機の貨物室が空のときの断面図
符号の説明
1 スーパー・トランスポーター航空機
2 貨物室
3 機体胴体
4 胴体の部分体
7 基台
11 連結一体化装置
12 梯子体
13 係留手段
14 内壁
15、16 縦杆
17 横桟
18、19 端部
20 切欠部
31、32 軸体
100 スーパー・トランスポーター航空機
101 貨物室
102 半翼体
104 機体胴体
105 連結一体化装置
106 梯子体
107 係留手段
111 基台
A 貨物室の中心線

Claims (5)

  1. 二次航空機の少なくとも一つの構成部材(4、102)である被輸送部材を輸送するためのスーパー・トランスポーター航空機(1、100)であって、該被輸送部材によってスーパー・トランスポーター航空機の機体胴体(3、104)の構造上の剛性を少なくとも部分的に付与するようにするための剛性付与手段を備えている、スーパー・トランスポーター航空機であって、
    前記剛性付与手段が、スーパー・トランスポーター航空機の機体胴体に輸送される構成部材である被輸送部材を連結一体化させるための連結一体化装置(11、105)を具備しており、該連結一体化装置が、スーパー・トランスポーター航空機が受けている応力を転換支持するようになることを特徴とするとともに、
    前記連結一体化装置が、スーパー・トランスポーター航空機の機体胴体の内壁(14)と連結する梯子体(12、106)を少なくとも二つと、複数の係留手段(13、107)とを備えており、係留手段の第一の端部(18)が梯子体と連結しており、係留手段の第二の端部(19、108)が前記被輸送部材に固定されることを特徴とする、スーパー・トランスポーター航空機。
  2. 前記梯子体の少なくとも一つが、安定した位置を二つ有するように適合しており、該位置は、梯子体が機体胴体の内壁の周囲を沿う積載位置と、梯子体がスーパー・トランスポーター航空機の機体胴体の内部方向に内壁に突起した使用位置のことであることを特徴とする、請求項に記載のスーパー・トランスポーター航空機。
  3. 前記係留手段が、テレスコピック伸縮手段であることを特徴とする、請求項または請求項に記載のスーパー・トランスポーター航空機。
  4. 前記被輸送部材が、二次航空機の胴体の部分体(4)であることを特徴とする、請求項のいずれか1つに記載のスーパー・トランスポーター航空機。
  5. 前記係留手段の第二の端部が、二次航空機の胴体の部分体の円窓に対しての設置場所を形成するような切欠部(20)と対応協働することを特徴とする、請求項に記載のスーパー・トランスポーター航空機。
JP2007544953A 2004-12-09 2005-11-24 スーパー・トランスポーター航空機 Expired - Fee Related JP4484246B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0452911A FR2879164B1 (fr) 2004-12-09 2004-12-09 Aeronef super-transporteur
PCT/FR2005/050990 WO2006061531A1 (fr) 2004-12-09 2005-11-24 Aeronef super-transporteur

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008522895A JP2008522895A (ja) 2008-07-03
JP4484246B2 true JP4484246B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=34951068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007544953A Expired - Fee Related JP4484246B2 (ja) 2004-12-09 2005-11-24 スーパー・トランスポーター航空機

Country Status (11)

Country Link
US (1) US7909287B2 (ja)
EP (1) EP1824733B1 (ja)
JP (1) JP4484246B2 (ja)
CN (1) CN100548800C (ja)
AT (1) ATE438563T1 (ja)
BR (1) BRPI0518709A2 (ja)
CA (1) CA2585916C (ja)
DE (1) DE602005015887D1 (ja)
FR (1) FR2879164B1 (ja)
RU (1) RU2346853C1 (ja)
WO (1) WO2006061531A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8366049B2 (en) * 2008-10-09 2013-02-05 Abe Karem Hover delivery of cabin payload in tilt-rotor and tilt-wing aircraft
FR2975372B1 (fr) * 2011-05-19 2013-07-05 Airbus Operations Sas Aeronef comprenant des moyens ameliores de support d'une structure de plancher
WO2013153549A1 (en) * 2012-04-10 2013-10-17 Israel Aerospace Industries Ltd. A refueling airplane
FR3000020B1 (fr) * 2012-12-26 2015-01-30 Airbus Operations Sas Avion a fuselage pourvu d'excroissances laterales delimitant des espaces de stockage
CN107200117A (zh) * 2017-04-12 2017-09-26 杭州迅蚁网络科技有限公司 一种带有后撤式装卸货装置的飞行器
CN107871057B (zh) * 2017-11-17 2021-04-13 中国空气动力研究与发展中心计算空气动力研究所 一种两级入轨可重复使用飞行器规模估算方法
CN113602499B (zh) * 2021-09-15 2023-09-19 尚之灏 多用途攻击运输一体化飞行器
CN113753218B (zh) * 2021-09-19 2023-11-17 中国航空工业集团公司西安飞机设计研究所 一种无人机多功能任务舱及具有其的无人机

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2294003A (en) * 1941-05-24 1942-08-25 Benjamin C Scheufele Tractor trailer airplane
US2388380A (en) * 1943-03-11 1945-11-06 Cecil H Bathurst Airplane construction
US2387527A (en) * 1943-05-19 1945-10-23 Curtiss Wright Corp Cargo airplane
US2448862A (en) * 1944-03-13 1948-09-07 Ray B Conklin Cargo-carrying airplane
US2689696A (en) * 1951-10-03 1954-09-21 Blackburn & Gen Aircraft Ltd Freight carrying aircraft
US2780422A (en) * 1955-07-05 1957-02-05 Jr Melvin R Maglio Flying aircraft carrier
US3972492A (en) * 1975-01-29 1976-08-03 Milne William G Airship for transporting gas
US4379533A (en) * 1979-07-02 1983-04-12 Lockheed Corporation Transport airplane
JPH06255587A (ja) * 1993-03-09 1994-09-13 Honda Motor Co Ltd 航空機
US5356097A (en) * 1993-05-10 1994-10-18 Stefan Chalupa Segmented safety aircraft
FR2783495B1 (fr) * 1998-09-17 2000-12-08 Aerospatiale Porte d'aeronef pressurise
US6948681B2 (en) * 2003-01-13 2005-09-27 Boxair Engineering Llc Automated cargo transportation system
US7261257B2 (en) * 2004-11-23 2007-08-28 Helou Jr Elie Cargo aircraft

Also Published As

Publication number Publication date
CA2585916A1 (fr) 2006-06-15
ATE438563T1 (de) 2009-08-15
FR2879164A1 (fr) 2006-06-16
BRPI0518709A2 (pt) 2008-12-02
EP1824733B1 (fr) 2009-08-05
CN100548800C (zh) 2009-10-14
JP2008522895A (ja) 2008-07-03
US7909287B2 (en) 2011-03-22
CA2585916C (fr) 2009-07-14
EP1824733A1 (fr) 2007-08-29
FR2879164B1 (fr) 2007-02-23
CN101068714A (zh) 2007-11-07
WO2006061531A1 (fr) 2006-06-15
RU2346853C1 (ru) 2009-02-20
DE602005015887D1 (de) 2009-09-17
US20070262196A1 (en) 2007-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4484246B2 (ja) スーパー・トランスポーター航空機
US7597287B2 (en) Device for reinforcement of a hollow structure, especially a box structure for an aircraft and a hollow structure equipped with such a device
US9493227B2 (en) Method and system for loading and unloading cargo assembly onto and from an aircraft
CN102803067B (zh) 飞行器的机身的加强框架
US9688382B2 (en) Method of constructing a fixed-wing aircraft
CN101772408B (zh) 组合外形的复合梁及制造方法
CA2763113C (en) Structural component and production method for a structural component
US8905352B2 (en) Aircraft nose structure with landing gear compartment
US11414173B2 (en) Aircraft wing unit comprising two wings attached to one another
US8702038B2 (en) Pressure fuselage of an aircraft or spacecraft with pressure calotte
US8613408B2 (en) Aircraft with a reinforced floor structure
CN106043667A (zh) 加固结构、机翼结构以及用于制造加固结构的方法
EP2942269B1 (en) Method for manufacturing a load bearing structure and such a load bearing structure
US20200223529A1 (en) Aircraft cargo floor architecture and method of modifying the aircraft cargo floor architecture
EP3604119A1 (en) Frame for fuselage shells of an aircraft and fuselage shell
US20180186463A1 (en) Primary structure of a pylon for an aircraft engine assembly comprising a pyramidal part with converging upright members
US20220315200A1 (en) Landing gear bay comprising a bottom wall having a vaulted form, and aircraft comprising said landing gear bay
US20190185144A1 (en) Wheel-Strut Stabilization System for Suspended Payload Aircraft
US10562650B2 (en) Corrugated payload adaptor structure
CN103534168B (zh) 多模式高机动性飞行器的机体
US20140370256A1 (en) Structural member and associated method
RU2693362C1 (ru) Летательный аппарат горизонтального полёта с вертикальным взлётом и посадкой и несущая платформа для летательного аппарата горизонтального полёта с вертикальным взлётом и посадкой
FR2981055A1 (fr) Procede et systeme de transport de conteneurs par aeronef modulaire
RU2391251C2 (ru) Несущий фюзеляж самолета
JP2021041912A (ja) 航空機の機首構造体及び航空機の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees