JP4482849B2 - 垂直磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の磁気記録装置に搭載される垂直磁気記録媒体及びその製造方法に関し、より詳細には、希土類−遷移金属合金非晶質膜において、高記録密度においても書込まれた信号のシフトや消滅がなく、かつ生産性に優れた垂直磁気記録媒体及びその製造方法の関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、磁気ディスク記録装置の大容量化に伴って、磁気記録媒体の高記録密度化の要求が急速に高まっている。従来の磁気記録方式では、長手磁気記録方式が主流であるが、最近、磁気記録の高記録密度化を実現する技術として、垂直磁気記録方式が注目されつつある。
【0003】
垂直磁気記録媒体は、硬質磁性材料の磁気記録層と、この記録層への記録に用いられる磁気ヘッドが発生する磁束を集中させる役割を担う軟磁性材料で形成される裏打ち層を構成要素に含んでいる。垂直磁気記録媒体用の磁気記録層用材料としては、現在、主にCoCr系合金結晶質膜が使用されている。この膜では、現状4000Oe程度の保磁力(Hc)が最大値であり、更なる高記録密度化のためにはHcを更に高める必要がある。しかしながら、この要求を満たすためには技術的な困難が伴うという問題がある。
【0004】
一方、光磁気記録用材料として使用されている希土類−遷移金属合金非晶質膜は、大きな垂直磁気異方性定数Kuを有し、垂直磁気記録媒体の磁気記録層材料として非常に有望である。例えば、特開昭62−268114号公報に記載のものは、組成の成分が均一で、かつ組成比が精度よく制御された非晶質磁性薄膜の製造方法に関するもので、スパッタ法により希土類−遷移金属合金非晶質膜を製造するようにしたものである。ところが、光磁気記録では補償点近傍の組成が使用されており、この組成域のHcは、垂直磁気記録用の材料として要求されるHcよりもかなり大きく、そのままでは垂直磁気記録媒体としては使用することは難しいという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
現在、主に使用されているCo系合金結晶質磁気記録材料の場合、膜厚方向に結晶粒が成長して構成される柱状構造を有しており、これが記録再生の際に、媒体に起因したノイズの主原因の1つとなっている。今後の記録の高密度化に伴い、この結晶粒界が記録信号に及ぼす影響が益々大きな割合を占めるようになってくる。これに対して、結晶粒径を微細化する等により影響を低減しようとする試みも行なわれてはいるが、結晶粒径が小さくなり過ぎると記録された信号の熱安定性が急激に劣化し、場合によっては記録された信号が消えてしまうという、いわゆる熱揺らぎの問題が急浮上してくる。
【0006】
一方、希土類−遷移金属合金非晶質膜を使用した場合、非晶質であるために結晶粒界というものは存在せず、上述した問題は発生しない。しかしながら、逆に、結晶粒界が存在しないために書き込まれた信号をその場所にとどめておくための核となるものが存在せず、信号がシフトしたり、あるいは消えたりしてしまうという問題がある。特に、この現象は高い周波数での記録時に発生し易く、高記録密度化を目指す垂直磁気記録用材料としてはそのまま用いることはできないという問題がある。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、希土類−遷移金属合金非晶質膜において、高記録密度においても書込まれた信号のシフトや消滅がなく、かつ生産性に優れた垂直磁気記録媒体及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、非磁性基体上に、少なくとも軟磁性裏打ち層と中間層と磁気記録層と保護層及び液体潤滑剤層が順次積層されてなる垂直磁気記録媒体において、前記磁気記録層が、希土類−遷移金属合金非晶質膜により構成されており、該希土類−遷移金属合金非晶質膜を、成膜時に使用するガス圧を20mTorr以上で100mTorr以下(ただし、20mTorrの場合を除く)の条件下にて形成したことを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記非磁性基体と前記軟磁性裏打ち層との間に、配向制御層と磁区制御層を順次積層されたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、非磁性基体上に、少なくとも軟磁性裏打ち層と中間層と磁気記録層と保護層及び液体潤滑剤層が順次積層されてなる垂直磁気記録媒体の製造方法において、前記磁気記録層が、希土類−遷移金属合金非晶質膜により構成されており、該希土類−遷移金属合金非晶質膜を、成膜時に使用するガス圧を20mTorr以上で100mTorr以下(ただし、20mTorrの場合を除く)の条件下にて形成したことを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記非磁性基体と前記軟磁性裏打ち層との間に、配向制御層と磁区制御層を順次積層されたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明における垂直磁気記録媒体の一実施形態を示す断面模式図で、図中符号1は非磁性基板、2は軟磁性裏打ち層、3は中間層、4は磁気記録層、5は保護層、6は液体潤滑剤層である。磁気記録媒体は、非磁性基体1上に少なくとも軟磁性裏打ち層2と中間層3と磁気記録層4及び保護層5が順に形成された構造を有しており、さらにその上に液体潤滑剤層6が形成されている。
【0015】
非磁性基体1としては、通常の磁気記録媒体用に用いられる、NiPメッキを施したAl合金や強化ガラス、結晶化ガラス等を用いることができる。軟磁性裏打ち層2としては、NiFe合金、センダスト(FeSiAl)合金等を用いることが出来るが、非晶質のCo合金、例えばCoNbZr,CoTaZrなどを用いることにより良好な電磁変換特性を得ることが出来る。軟磁性裏打ち層2の膜厚は、記録に使用する磁気ヘッドの構造や特性によって最適値が変化するが、10nm以上300nm以下であることが、生産性との兼ね合いから望ましい。
【0016】
中間層3は、軟磁性裏打ち層2と磁気記録層4を磁気的に分離するため、並びに磁気記録層4の特性を制御するために用いられ、非磁性元素あるいは非磁性合金が適宜用いられる。膜厚は、好ましくは5から30nmである。
【0017】
磁気記録層4は、希土類−遷移金属合金非晶質膜からなる。その希土類−遷移金属合金非晶質膜として使用される材料には、例えばTbCo,TbFeCoなどの合金系が挙げられる。本発明の磁気記録層4を成膜する際には、成膜時に使用するガスの圧力を10mTorr以上200mTorr以下、好ましくは20mTorr以上100mTorr以下に調整して行なう。磁気記録層4の膜厚は、5nmから100nm、好ましくは10nmから50nmである。
【0018】
保護層5は、従来から使用されている保護膜を用いることができる。例えば、カーボンを主体とする保護膜を用いることができる。保護膜5の膜厚等の条件は、通常の磁気記録媒体で用いられる諸条件をそのまま用いることができる。また、液体潤滑剤層6も、従来から使用されている材料を用いることができる。例えば、パーフルオロポリエーテル系の潤滑剤を用いることができる。液体潤滑剤層6の膜厚等の条件は、通常の磁気記録媒体で用いられる諸条件をそのまま用いることができる。
【0019】
図2は、本発明における垂直磁気記録媒体の他の実施形態を示す断面模式図で、図中符号11は配向制御層、12は磁区制御層で、その他、図1と同じ機能を有する部分は図1と同一の符号を付してある。磁気記録媒体は、非磁性基体1上に少なくとも配向制御層11と磁区制御層12と軟磁性裏打ち層2と中間層3と磁気記録層4および保護層5が順に形成された構造を有しており、更にその上に液体潤滑剤層6が形成されている。
【0020】
非磁性基体1としては、通常の磁気記録媒体用に用いられる、NiPメッキを施したAl合金や強化ガラス、結晶化ガラス等を用いることができる。磁区制御層12としては、Mnを含む合金系からなる反強磁性膜、あるいは非磁性基体1の半径方向に磁化を配向させた硬質磁性膜を用いることが出来る。
【0021】
磁区制御層12の膜厚としては5〜300nm程度であることが好ましい。配向制御層11としては、磁区制御層12としてMn合金系の反強磁性膜を用いる場合には、面心立方構造を有する非磁性単金属あるいは非磁性合金等を用いることが望ましい。その場合、非磁性基体1と配向制御層11との間に、配向制御層11の微細構造を制御するために下地層を設けてもよい。
【0022】
また、磁区制御層12として硬質磁性膜を用いた場合には、配向制御層11としては、Cr合金等を用いることが出来る。この場合にも、非磁性基体1と配向制御層11との間に、配向制御層11の微細構造を制御するために下地層を設けてもよい。
【0023】
軟磁性裏打ち層2としては、NiFe合金、センダスト(FeSiAl)合金等を用いることが出来るが、非晶質のCo合金、例えばCoNbZr,CoTaZrなどを用いることにより良好な電磁変換特性を得ることが出来る。軟磁性裏打ち層2の膜厚は、記録に使用する磁気ヘッドの構造や特性によって最適値が変化するが、10nm以上300nm以下であることが、生産性との兼ね合いから望ましい。
【0024】
中間層3は、軟磁性裏打ち層2と磁気記録層4を磁気的に分離するため、並びに磁気記録層4の特性を制御するために用いられ、非磁性元素あるいは非磁性合金が適宜用いられる。膜厚は、好ましくは5から30nmである。
【0025】
磁気記録層4は、希土類−遷移金属合金非晶質膜からなる。その希土類−遷移金属合金非晶質膜として使用される材料には、例えばTbCo,TbFeCoなどの合金系が挙げられる。本発明の磁気記録層4を成膜する際には、成膜時に使用するガスの圧力を10mTorr以上200mTorr以下、好ましくは20mTorr以上100mTorr以下に調整して行なう。磁気記録層4の膜厚は、5nmから100nm、好ましくは10nmから50nmである。
【0026】
保護層5は、従来から使用されている保護膜を用いることができる。例えば、カーボンを主体とする保護膜を用いることができる。保護膜5の膜厚等の条件は、通常の磁気記録媒体で用いられる諸条件をそのまま用いることができる。また、液体潤滑剤層6も、従来から使用されている材料を用いることができる。例えば、パーフルオロポリエーテル系の潤滑剤を用いることができる。液体潤滑剤層6の膜厚等の条件は、通常の磁気記録媒体で用いられる諸条件をそのまま用いることができる。
【0027】
以下に本発明の実施例について説明するが、以下の実施例は、本発明の好適に説明する代表例に過ぎず、本発明の技術的範囲をなんら限定するものではない。
【0028】
[実施例1]
非磁性基体1として表面が平滑な化学強化ガラス基板(例えば、HOYA社製N−5ガラス基板)を用い、これを洗浄後スパッタ装置内に導入し、CoZrNb非晶質軟磁性裏打ち層2を200nm、TiCr中間層3を15nm、TbCo磁気記録層4を30nm成膜し、最後にカーボンからなる保護層5を5nm成膜後、真空装置から取り出した。
【0029】
磁気記録層4以外の成膜は、すべてガス圧5mTorr下でDCマグネトロンスパッタリング法により行なった。磁気記録層4の形成には、成膜時に使用する成膜ガスの全流量、並びに真空装置と真空ポンプの間に設けられたバルブの開度を調整することにより、真空装置内のガス圧を所望の値に調整した。その後、パーフルオロポリエーテルからなる液体潤滑剤層6を2nmディップ法により形成し、垂直磁気記録媒体とした。
【0030】
[実施例2]
非磁性基体1として表面が平滑な化学強化ガラス基板(例えば、HOYA社製N−5ガラス基板)を用い、これを洗浄後スパッタ装置内に導入し、Ta下地層を5nm、NiFeCr配向制御層11を5nm、IrMn磁区制御層12を10nm、CoZrNb非晶質軟磁性裏打ち層2を200nm、TiCr中間層3を15nm、TbCo磁気記録層4を30nm成膜し、最後にカーボンからなる保護層5を5nm成膜後、真空装置から取り出した。
【0031】
磁気記録層4以外の成膜は、すべてガス圧5mTorr下でDCマグネトロンスパッタリング法により行なった。磁気記録層4の形成には、成膜時に使用する成膜ガスの全流量、並びに真空装置と真空ポンプの間に設けられたバルブの開度を調整することにより、真空装置内のガス圧を所望の値に調整した。その後、パーフルオロポリエーテルからなる液体潤滑剤層6を2nmディップ法により形成し、垂直磁気記録媒体とした。
【0032】
上述した方法で、磁気記録層4の成膜時のガス圧は種々変化させて、垂直磁気記録媒体を製造した。薄膜の磁気特性は、上述した実施例において磁区制御層12並びに軟磁性裏打ち層2を成膜せずに作製した試料に対して、磁化曲線を振動試料型磁力計にて測定して算出した。垂直磁気異方性定数(Ku)は、基板面の法線方向を含む面内で測定した磁気トルク曲線から算出した。上述した実施例に示した方法にて全層成膜した垂直磁気記録媒体の電磁変換特性は、スピンスタンドテスターを用いMRヘッドにより測定を行なった。
【0033】
実施例1の方法にて作製した垂直磁気記録媒体と実施例2の方法にて作製した垂直磁気記録媒体において、後述する諸特性に関しては、差異は認められなかったため、その結果は、実施例1に示した垂直磁気記録媒体の特性にて代表される。ただし、実施例2に示した層構成にすることにより、軟磁性裏打ち層に形成された磁壁に起因するスパイクノイズを完全に抑制することが出来る。
【0034】
図3には、磁気特性のガス圧依存性を示す図で、10mTorr以下のガス圧で成膜した場合、磁化曲線の傾きの程度を表わすS*(保磁力角型比)はほぼ1を示し、この媒体の磁化反転機構が磁壁移動型で行われていることが分かる。成膜時のガス圧を上げることにより保磁力角型比S*は単調に低下する。保磁力は、20mTorr程度のガス圧で極大値を示す。さらにガス圧を上げることにより保磁力も徐々に低下し、200mTorr以上のガス圧にすることにより、面内磁化膜となってしまった。したがって、希土類−遷移金属合金非晶質膜を形成する際のガス圧は、200mTorr以下にする必要があることが分かる。
【0035】
図4は、同じ媒体の垂直磁気異方性定数Kuのガス圧依存性を示す図で、ガス圧が低い場合には、Kuは4×106erg/cc程度の大きな値を示している。ガス圧を上げることにより、Kuは徐々に低下し、200mTorr以上のガス圧では、異方性の向きが垂直方向から面内方向に変わっており、面内磁化膜となる。
【0036】
図5は、本発明の垂直磁気記録媒体の300kFClにおけるSNR(電磁変換特性の信号とノイズの比)のガス圧依存性を示す図で、10mTorr以下のガス圧では、膜中の交換結合が非常に強いために、特に高周波領域において信号が位相シフトあるいは消滅してしまうことにより、SNRは5dB程度の小さな値となってしまう。10mTorr以上のガス圧では、S*が低下するのに伴い、SNRは急激に増加し15dB程度の良好な特性を示す。ただし、200mTorr以上のガス圧になると面内磁化膜となってしまうため、特性は急激に劣化する。
【0037】
このように、成膜時のガス圧は、10mTorr以上で200mTorr以下として成膜することにより、高記録密度においても良好な特性を示すことが分かる。20dB以上の良好な特性を得ようとした場合、好ましいガス圧は20mTorr以上で100mTorr以下である。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、垂直磁気記録媒体の磁気記録層として希土類−遷移金属合金非晶質膜を用い、該希土類−遷移金属合金非晶質膜を、成膜時に使用するガス圧を20mTorr以上で100mTorr以下(ただし、20mTorrの場合を除く)の条件下にて形成することにより、高記録密度においても良好な特性を示す垂直磁気記録媒体を作製することができる。さらに、本発明の垂直磁気記録媒体の製造方法は、既存の製造装置を用いて、簡単な操作にて行なうことが出来るため、大容量磁気記録媒体の大量生産にも適する方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における磁気記録媒体の一実施形態を示す断面模式図である。
【図2】本発明における磁気記録媒体の他の実施形態を示す断面模式図である。
【図3】本発明の実施例を説明するためのもので、実施例において作製した垂直磁気記録媒体の磁気特性のガス圧依存性を示すグラフである。
【図4】本発明の実施例を説明するためのもので、実施例において作製した垂直磁気記録媒体の垂直磁気異方性定数のガス圧依存性を示すグラフである。
【図5】本発明の実施例を説明するためのもので、実施例において作製した垂直磁気記録媒体のSNRのガス圧依存性を示したグラフである。
【符号の説明】
1 非磁性基板
2 軟磁性裏打ち層
3 中間層
4 磁気記録層
5 保護層
6 液体潤滑剤層
11 配向制御層
12 磁区制御層
Claims (4)
- 非磁性基体上に、少なくとも軟磁性裏打ち層と中間層と磁気記録層と保護層及び液体潤滑剤層が順次積層されてなる垂直磁気記録媒体において、前記磁気記録層が、希土類−遷移金属合金非晶質膜により構成されており、該希土類−遷移金属合金非晶質膜を、成膜時に使用するガス圧を20mTorr以上で100mTorr以下(ただし、20mTorrの場合を除く)の条件下にて形成したことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
- 前記非磁性基体と前記軟磁性裏打ち層との間に、配向制御層と磁区制御層を順次積層されたことを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録媒体。
- 非磁性基体上に、少なくとも軟磁性裏打ち層と中間層と磁気記録層と保護層及び液体潤滑剤層が順次積層されてなる垂直磁気記録媒体の製造方法において、前記磁気記録層が、希土類−遷移金属合金非晶質膜により構成されており、該希土類−遷移金属合金非晶質膜を、成膜時に使用するガス圧を20mTorr以上で100mTorr以下(ただし、20mTorrの場合を除く)の条件下にて形成したことを特徴とする垂直磁気記録媒体の製造方法。
- 前記非磁性基体と前記軟磁性裏打ち層との間に、配向制御層と磁区制御層を順次積層されたことを特徴とする請求項3に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
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