JP4482465B2 - 中継装置、端末装置、通信システムおよび通信制御方法 - Google Patents

中継装置、端末装置、通信システムおよび通信制御方法 Download PDF

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Description

名前解決システムに問い合わせ可能とされた中継装置、端末装置、中継装置と端末装置とを含んで構成された通信システム、および通信制御方法に関する。
なお、本明細書では、プライベートIPアドレスを「プライベートアドレス」、グローバルIPアドレスを「グローバルアドレス」と称する。
まず、中継装置(以下「ルータ」ともいう)を利用した通信システムとアドレス変換方式について説明する。ルータを介することでグローバルアドレス空間とプライベートアドレス空間の橋渡しを行う。また、ルータではNAT方式、NAPT方式、IPマスカレード方式によるアドレス変換(即ち、グローバルアドレスとプライベートアドレス間の変換)が行われており、通信を可能としている。
なお、インターネットにおけるパケットは送信元、送信先アドレスがグローバルアドレスでなければ利用できず、プライベートアドレスは、ルータによるプライベートネットワーク内に利用範囲を限定されてしまう。
ルータでは、パケットの送信先に応じて次に転送するルータを決定するための情報をテーブルに保持しており、プライベートネットワークにある端末装置からグローバルネットワークにある端末装置へ通信するときはルータに送られてきたパケットの送信元アドレスをルータが持つグローバルアドレスに変換し、テーブルを参照して経路選択を行う転送するルータを決定する。
なお、アドレスの変換には以下のアドレス変換方式がある。
NAT方式は、送信元のプライベートアドレスをそのルータが持つグローバルアドレスに変換しグローバルネットワークに送り出すものである。また、プライベートアドレスとルータが持つグローバルアドレスを対応付けた情報をテーブルに保持し、グローバルネットワークの端末装置からプライベートネットワーク内の端末装置に送られてきたパケットに対し送信先ヘッダのグローバルアドレスをプライベートアドレスに置き換え端末装置に送信している。この方式の場合、グローバルネットワークに同時接続する端末合計数と同じ数のグローバルアドレスをルータが保持しなければならない。
NAPT方式は、上記のNAT方式にポート番号も動的に変換する機能を付加したものである。変換にポート番号を利用するため、プライベートネットワーク内に複数の端末が存在してもルータが持つ一つのグローバルアドレスで利用が可能になる。プライベートネットワーク内の端末とポート番号を対応付けたテーブルを保持する。ただし、特定のポート番号を利用するアプリケーションなどでは利用できない可能性がある。
IPマスカレード方式は、Linuxで用いられた用語でありNAPTと機能的に同じである。
なお、これらの方式を区別せず広義的にNATと呼ぶこともある。
ところで、ラベルを利用した通信システムとしてMPLS(Multi-Protocol Label Switching)がある(下記の特許文献1参照)。以下に簡単に説明する。
通常のルータは経路選択にパケットの送信先アドレスを用いるが、MPLSではアドレスの代わりにラベルを用いる。MPLS機能を持ったルータ(LSR:Label Switching Router)によって構成されたネットワークの端点にあるルータ(LER:Label Edge Router)にパケットが届くとそのパケットにラベルを付加して次のLSRに転送する。さらに、パケットを受け取ったLSRはパケットのラベルから経路選択を行い転送する。LSRで構成されたネットワーク外のネットワークにパケットを転送するときはLERがパケットを取り除き転送する。
特開2005−12352号公報
上述した従来の方式においては、グローバルアドレスのような共有アドレスではないプライベートアドレスは同空間内に固有のものであるため、共有アドレス空間内の端末装置はプライベートアドレスを利用した通信に制限があり、また、共有アドレス空間を介したプライベートアドレス空間の端末間における通信が利用できない、という課題があった。
そこで、本発明は、異なるアドレス空間をまたぐパケット通信を円滑に行うことのできる中継装置、端末装置、通信システムおよび通信制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る中継装置は、名前解決システムに問い合わせ可能とされた中継装置であって、あるアドレス空間に属する送信元端末からの、前記アドレス空間と異なるアドレス空間に属する送信先端末のアドレスに関する取得要求を前記名前解決システムに転送し、前記送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとを前記名前解決システムから取得する問合せ部と、一意な中継用ラベルを生成するラベル生成部と、前記ラベル生成部により生成された中継用ラベルを、前記問合せ部により取得された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶するラベル記憶部と、前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを前記送信元端末に送信するラベル送信部と、前記ラベル送信部により送信された中継用ラベルを含むパケットを前記送信元端末から受信した場合、前記ラベル記憶部により当該中継用ラベルに対応付けて記憶された前記送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する決定部とを備えたことを特徴とする。
また、上記中継装置は、決定部により決定された送信先又は中継先のアドレスおよびラベルを送信先の情報として、前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを送信元の情報として用いることで、前記受信したパケットを送信先又は中継先へ転送するパケット転送部をさらに備えた構成とすることが望ましい。
上記の目的を達成するために、本発明に係る通信システムは、端末装置と、名前解決システムに問い合わせ可能とされた中継装置とを含んで構成された通信システムであって、前記端末装置は、あるアドレス空間に属する送信元端末として、前記アドレス空間と異なるアドレス空間に属する送信先端末のアドレスに関する取得要求を前記名前解決システム宛に送信する取得要求送信部と、前記取得要求送信部により送信された取得要求への回答として、前記中継装置から中継用ラベルおよび当該中継装置のアドレスを受信した場合、当該中継用ラベルを含むパケットを、当該中継装置のアドレス宛に送信するパケット送信部とを備え、前記中継装置は、前記端末装置からの前記取得要求を前記名前解決システムに転送し、前記送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとを前記名前解決システムから取得する問合せ部と、一意な中継用ラベルを生成するラベル生成部と、前記ラベル生成部により生成された中継用ラベルを、前記問合せ部により取得された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶するラベル記憶部と、前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを前記端末装置に送信するラベル送信部と、前記ラベル送信部により送信された中継用ラベルを含むパケットを前記端末装置から受信した場合、前記ラベル記憶部により当該中継用ラベルに対応付けて記憶された前記送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する決定部とを備えたことを特徴とする。
上記の発明において、中継装置は、あるアドレス空間に属する送信元端末から、上記アドレス空間と異なるアドレス空間に属する送信先端末のアドレスに関する取得要求を受けると、問合せ部は、当該取得要求を名前解決システムに転送し、前記送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとを前記名前解決システムから取得する。そして、ラベル生成部は一意な中継用ラベルを生成し、ラベル記憶部は生成された中継用ラベルを、問合せ部により取得された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶する。それとともに、ラベル送信部は、中継用ラベルおよび自装置のアドレスを送信元端末に送信する。この応答として、上記中継用ラベルを含むパケットを送信元端末から受信した場合、決定部は、当該中継用ラベルに対応付けて記憶された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する。
このように、異なるアドレス空間をまたぐ通信を行う場合でも、ラベルを用いることでアドレス変換の負荷を回避し、異なるアドレス空間をまたぐパケット通信を円滑に行うことができる。また、本発明は、NAT方式、NAPT方式、IPマスカレード方式等によるアドレス変換を行う通信だけでなく、1つのラベルを複数のアドレスに関連付けることによってマルチキャスト通信に適用可能であり、また、本発明は、IPv4−IPv6ネットワーク間通信や、端末装置が移動することを前提としたモビリティー通信にも適用可能である。
なお、本発明は、中継装置における通信制御方法および通信システムにおける通信制御方法に関する発明として捉えることも可能であり、図2の流れ図のように記述することも可能である。これらを以下に説明する。
本発明に係る中継装置における通信制御方法は、名前解決システムに問い合わせ可能とされた中継装置における通信制御方法であって、あるアドレス空間に属する送信元端末からの、前記アドレス空間と異なるアドレス空間に属する送信先端末のアドレスに関する取得要求を前記名前解決システムに転送し、前記送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとを前記名前解決システムから取得する問合せステップ(図2のS1)と、一意な中継用ラベルを生成するラベル生成ステップ(S2)と、前記ラベル生成ステップにて生成された中継用ラベルを、前記問合せステップにて取得された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶するラベル記憶ステップ(S3)と、前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを前記送信元端末に送信するラベル送信ステップ(S4)と、前記ラベル送信ステップにて送信された中継用ラベルを含むパケットを前記送信元端末から受信した場合、前記ラベル記憶ステップにて当該中継用ラベルに対応付けて記憶した前記送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する決定ステップ(S5)とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る通信システムにおける通信制御方法は、端末装置と、名前解決システムに問い合わせ可能とされた中継装置とを含んで構成された通信システムにおける通信制御方法であって、前記端末装置が、あるアドレス空間に属する送信元端末として、前記アドレス空間と異なるアドレス空間に属する送信先端末のアドレスに関する取得要求を前記名前解決システム宛に送信する取得要求送信ステップ(図2のT1)と、前記中継装置が、前記取得要求を受信して前記名前解決システムに転送し、前記送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとを前記名前解決システムから取得する問合せステップ(S1)と、前記中継装置が、一意な中継用ラベルを生成するラベル生成ステップ(S2)と、前記中継装置が、前記ラベル生成ステップにて生成した中継用ラベルを、前記問合せステップにて取得した送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶するラベル記憶ステップ(S3)と、前記中継装置が、前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを前記端末装置に送信するラベル送信ステップ(S4)と、前記端末装置が、前記中継用ラベルおよび当該中継装置のアドレスを前記中継装置から受信し、当該中継用ラベルを含むパケットを、当該中継装置のアドレス宛に送信するパケット送信ステップ(T2)と、前記中継装置が、前記中継用ラベルを含むパケットを前記端末装置から受信し、前記ラベル記憶ステップにて当該中継用ラベルに対応付けて記憶した前記送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する決定ステップ(S5)とを有することを特徴とする。
ところで、本発明は、送信先端末での応答パケットの生成や応答パケットの転送についても優れた特徴を有する
発明に係る中継装置は、送信先のアドレス、送信先ラベル、送信元のアドレスおよび送信元ラベルをパケットヘッダに含んだ応答パケットを受信した場合、前記ラベル記憶部に記憶された中継用ラベルのうち前記送信先ラベルに一致する中継用ラベル、に対応づけられたアドレスおよびラベルを取得し、取得したアドレスおよびラベルを送信先のアドレスおよび送信先ラベルとして設定し、自装置のアドレスおよび前記応答パケットの前記送信先ラベルを送信元のアドレスおよび送信元ラベルとして設定することで、前記応答パケットのパケットヘッダを書き換えるヘッダ書換部をさらに備えた構成とされている。
上記のような構成によって、送信先端末において応答パケットが生成され、中継装置において応答パケットのヘッダ書換が行われることで、応答パケットは、送信元端末から送信先端末へ送信されてきたルートを逆方向に通って、送信元端末へ返されることとなる。即ち、本発明は、応答パケットを生成して送信元端末まで転送する動作を容易に行うことができ、TCP通信を実現できるという特徴を有する。
また、送信元端末のアドレス空間と送信先端末のアドレス空間の間に1つ以上の別のアドレス空間が介在する場合、パケットを中継する中継装置において、パケットヘッダの書換えを行う必要が生じる。そこで、本発明の中継装置は、以下の構成とすることが望ましい。即ち、本発明に係る中継装置では、送信先のアドレス、送信先ラベル、送信元のアドレスおよび送信元ラベルをパケットヘッダに含んだパケットを他の中継装置から受信した場合、前記ラベル生成部は、動的に一意の中継用ラベルを生成し、前記ラベル記憶部は、生成された中継用ラベルを、受信したパケットの送信元のアドレスおよび送信元ラベルに対応付けて記憶し、前記ヘッダ書換部は、前記ラベル記憶部に記憶された中継用ラベルのうち前記受信したパケットの送信先ラベルに一致する中継用ラベル、に対応付けられたアドレスおよびラベルを取得し、取得したアドレスおよびラベルを送信先のアドレスおよび送信先ラベルとして設定し、自装置のアドレスおよび前記生成した中継用ラベルを送信元のアドレスおよび送信元ラベルとして設定することで、前記受信したパケットのパケットヘッダを書き換える構成とすることが望ましい。
以上説明したように、本発明によれば、異なるアドレス空間をまたぐ通信を行う場合でも、ラベルを用いることでアドレス変換の負荷を回避し、異なるアドレス空間をまたぐパケット通信を円滑に行うことができる。
[通信システムの構成]
図1には本発明の一実施形態に係る通信システム100の基本構成を示す。同図に示すように、通信システム100は、プライベートアドレス空間101とグローバルアドレス空間102とが中継装置103により接続され、プライベートアドレス空間101には端末装置104が存在し、グローバルアドレス空間102には名前解決システムとしてDNSサーバ105が設けられた構成とされている。ここで、端末装置104を送信元端末としたとき、送信先端末は、図5に示す送信先端末305のように中継装置302と同じグローバルアドレス空間内に存在していてもよいし、図6に示す送信先端末404のように中継装置405と異なるアドレス空間内に存在し、さらに1つ以上の中継装置を経由するルートを経て通信するものであってもよい。
端末装置104は、通常の通信端末としての機能を備えており、特に、本発明に関わる構成として、送信先端末のアドレスに関する取得要求をDNSサーバ105宛に送信する取得要求送信部104Aと、取得要求への回答として中継装置103から中継用ラベルおよび中継装置103のプライベートアドレスを受信した場合、当該中継用ラベルを含むパケットを中継装置103のプライベートアドレス宛に送信するパケット送信部104Bとを備えている。
中継装置103は、通常の中継端末としての機能を備えており、特に、本発明に関わる構成として、問合せ部103A、ラベル生成部103B、ラベル記憶部103C、ラベル送信部103D、決定部103Eおよびパケット転送部103Fを備えている。
このうち、問合せ部103Aは、端末装置104からの取得要求をDNSサーバ105に転送し、送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとをDNSサーバ105から取得する機能を持つ。ラベル生成部103Bは、一意な中継用ラベルを生成する機能を持ち、ラベル記憶部103Cは、ラベル生成部103Bにより生成された中継用ラベルを、問合せ部103Aにより取得された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶する機能を持つ。
また、ラベル送信部103Dは、中継用ラベルおよび自装置(中継装置103)のプライベートアドレスを端末装置104に送信する機能を持ち、決定部103Eは、ラベル送信部103Dにより送信された中継用ラベルを含むパケットを端末装置104から受信した場合、ラベル記憶部103Cにより当該中継用ラベルに対応付けて記憶された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する機能を持つ。さらに、パケット転送部103Fは、決定部103Eにより決定された送信先又は中継先のアドレスおよびラベルを送信先の情報として、中継用ラベルおよび自装置のグローバルアドレスを送信元の情報として用いることで、受信したパケットを送信先又は中継先へ転送する機能を持つ。
次に、送信元端末のアドレス空間と送信先端末のアドレス空間の間に1つ以上の別のアドレス空間が介在するような通信システム100の構成を図7に示す。同図に示すように、通信システム100は、送信元の端末装置104Xが属するプライベートアドレス空間101と送信先の端末装置104Yが属するプライベートアドレス空間106との間に、グローバルアドレス空間102が介在している。ここで端末装置104X、104Yは、図1の構成に加え、応答パケット生成部104Cを備えている。応答パケット生成部104Cは、自端末あてのパケット(即ち、送信先のアドレスとして自装置のアドレスが設定され、当該送信先のアドレス、送信先ラベル、送信元のアドレスおよび送信元ラベルをパケットヘッダに含んだパケット)を中継装置から受信した場合、送信先のアドレスと送信元のアドレスとを入れ替え、送信先ラベルと送信元ラベルとを入れ替えることで、応答パケットを生成する。そして、パケット送信部104Bは、生成された応答パケットを上記中継装置へ返送する。
また、中継装置103X、103Yは、図1の構成に加え、ヘッダ書換部103Gを備えている。ヘッダ書換部103Gは、ラベル記憶部103Cに記憶された中継用ラベルのうち、受信した応答パケットの送信先ラベルに一致する中継用ラベルに対応づけられたアドレスおよびラベルを取得し、取得したアドレスおよびラベルを送信先のアドレスおよび送信先ラベルとして設定し、自装置のアドレスおよび応答パケットの送信先ラベルを送信元のアドレスおよび送信元ラベルとして設定することで、応答パケットのパケットヘッダを書き換える。
上記のような構成によって、送信先端末において応答パケットが生成され、中継装置において応答パケットのヘッダ書換が行われることで、応答パケットは、送信元端末から送信先端末へ送信されてきたルートを逆方向に通って、送信元端末へ返されることとなる。つまり、応答パケットを生成して送信元端末まで転送する動作を容易に行うことができ、TCP通信を実現することができる。
ところで、図7のような構成でパケットを端末装置104Xから端末装置104Yへ転送する場合、中継装置103X、103Yが介在するが、中継装置103Yは、中継装置103Xから転送されてきたパケットのパケットヘッダを書き換える必要が生じる。そこで、各中継装置103のラベル生成部103B、ラベル記憶部103Cおよびヘッダ書換部103Gは、以下のような機能を備えている。即ち、他の中継装置からパケットが転送されてきた場合、ラベル生成部103Bは、動的に一意の中継用ラベルを生成し、ラベル記憶部103Cは、生成された中継用ラベルを、受信したパケットの送信元のアドレスおよび送信元ラベルに対応付けて記憶し、ヘッダ書換部103Gは、ラベル記憶部103Cに既に記憶された中継用ラベルのうち受信パケットの送信先ラベルに一致する中継用ラベルに対応付けられたアドレスおよびラベルを取得し、取得したアドレスおよびラベルを送信先のアドレスおよび送信先ラベルとして設定し、自装置のアドレスおよび生成された中継用ラベルを送信元のアドレスおよび送信元ラベルとして設定することで、受信パケットのパケットヘッダを書き換える。
[各種の通信態様の説明]
次に、本実施形態に係る通信態様として、(1)ラベルの登録処理、(2)ラベルの取得処理、(3)隣接する2つのアドレス空間同士の通信を中継装置が中継する第1の中継態様、(4)複数のグローバルアドレス空間が間に設けられた2つのプライベートアドレス空間同士の通信を複数の中継装置が中継する第2の中継態様の4つについて、順に説明する。
[(1)ラベルの登録処理]
図3はラベルの登録処理を説明するための図である。通信システムの構成は図1と同様であり、端末装置104のプライベートアドレスをN1とし、中継装置103のグローバルアドレスをN2とする。
端末装置104は、プライベートアドレスN1、ドメインおよび後述する0番ラベルを含んだ登録要求を中継装置103に送信する。なお、「0番ラベル」とは、以後の中継ルート上で中継装置を通過しないことを示すラベルを意味する。
中継装置103は、端末装置104からの登録要求を受け付けると、ラベル(本例ではラベル10)を動的に生成し、図3に示すように、生成したラベル10を、登録要求から得られたプライベートアドレスN1および0番ラベルと対応付けてテーブルに保持する。また、中継装置103は、DNS105に対し、グローバルアドレスN2、ドメインおよび生成したラベル10を含んだ登録要求を送信することで、登録要求を行う。
[(2)ラベルの取得処理]
図4はラベルの取得処理を説明するための図である。通信システムの構成は、図3に示す上記(1)ラベルの登録処理と同様の構成とする。
中継装置103は、端末装置104からの“通信目標端末のドメインを含んだ取得要求”を受信すると、当該取得要求をDNS105に転送し、DNS105からグローバルアドレスとラベル(本例ではラベル10)とを取得する。
次に、中継装置103は、新たなラベル(本例ではラベル20)を生成し、図4に示すように、生成したラベル20を、取得したグローバルアドレスおよびラベル10と対応付けてテーブルに保持する。
そして、中継装置103は、中継装置103のプライベートアドレスと生成したラベル20とを端末装置104に送信する。
[(3)第1の中継態様]
次に、隣接する2つのアドレス空間同士の通信を中継装置が中継する第1の中継態様について図5に基づき説明する。
図5には、2つのアドレス空間が中継装置を用いて通信する状態でパケットの送信元、送信先のアドレス、ラベルがどのように遷移するかを示しており、301、305は端末装置、302は中継装置、303はプライベートアドレス空間、304はグローバルアドレス空間を、それぞれ表している。端末装置301は、第1の中継態様における送信元端末装置であり、プライベート空間に属し、プライベートアドレスN1−2を持つ。端末装置305は、第1の中継態様における送信先端末装置であり、グローバル空間に属し、グローバルアドレスN2−2を持つ。また、中継装置302は、プライベート空間側のアドレスとしてN1−1を持ち、グローバル空間側のアドレスとしてN2−1を持つ。
まず、中継装置302は、DNSからアドレスN2−2と0番ラベル(ラベル0)とを取得した後、動的に一意のラベル(本例ではラベル10)を生成し、生成したラベル10をアドレスN2−2およびラベル0に関連付けて図5の変換テーブルTB1に保持する(図5の処理51)。そして、中継装置302は、生成したラベル10と中継装置302の”送信元端末装置側のアドレス”であるN1−1を送信元端末装置301に送信する(処理52)。
次に、送信元端末装置301は、送信元アドレスを自装置のプライベートアドレスN1−2に、送信元ラベルを0番ラベル(ラベル0)に、送信先アドレスを中継装置302のプライベートアドレスN1−1に、送信先ラベルを、中継装置302から受信したラベル10に、それぞれ設定して、送信対象のパケットを中継装置302に送信する(処理53)。
次に中継装置302は、パケットを受信すると、変換テーブルTB1において、送信元端末装置301から受信したパケットの送信先ラベル(ラベル10)に対応するアドレスN2−2およびラベル0を取得し、パケットヘッダにおける送信先アドレスをアドレスN2−2に、送信先ラベルをラベル0に、送信元アドレスを中継装置302の”送信するアドレス空間側のアドレス”であるN2−1に、送信元ラベルを上記受信したパケットの送信先ラベル(ラベル10)に、それぞれ設定する(即ち、パケットヘッダの書換えを行う)(処理54)。そして、中継装置302は、パケットヘッダ書換え後のパケットをグローバルアドレス空間304に送信する(処理55)。送信されたパケットでは、送信先アドレスがアドレスN2−2に設定されているため、当該パケットは送信先端末装置305に届くことになる。
送信先端末装置305は、上記パケットを受信すると、パケットヘッダにおける送信先アドレス「N2−2」と送信元アドレス「N2−1」とを入れ替え、送信先ラベル「ラベル0」と送信元ラベル「ラベル10」とを入れ替えることで応答パケットを生成し、生成した応答パケットを中継装置302に送信する(処理56)。
中継装置302は、応答パケットを受信すると、変換テーブルTB1において、応答パケットの送信先ラベル(ラベル10)に対応するアドレスN1−2およびラベル0を取得し、パケットヘッダにおける送信先アドレスをアドレスN1−2に、送信先ラベルをラベル0に、送信元アドレスを中継装置302の”送信するアドレス空間側のアドレス”であるN1−1に、送信元ラベルを上記受信したパケットの送信先ラベル(ラベル10)に、それぞれ設定する(即ち、パケットヘッダの書換えを行う)(処理57)。そして、中継装置302は、パケットヘッダ書換え後の応答パケットをプライベートアドレス空間303に送信する(処理58)。送信された応答パケットでは、送信先アドレスがアドレスN1−2に設定されているため、応答パケットは送信元端末装置301に届くことになる。
[(4)第2の中継態様]
次に、複数のグローバルアドレス空間が間に設けられた2つのプライベートアドレス空間同士の通信を複数の中継装置が中継する第2の中継態様について図6に基づき説明する。
図6には、2つのプライベートアドレス空間の間に複数のグローバルアドレス空間が設けられている状態でパケットの送信元、送信先のアドレス、ラベルがどのように遷移するかを示している。送信元端末装置401はプライベートアドレス空間402に、送信先端末装置404はプライベートアドレス空間403に、それぞれ属し、2つのプライベートアドレス空間402、403は、本発明が適用された中継装置405、406、グローバルアドレス空間407、408および従来方式の中継装置409によって接続される。端末装置401はプライベートアドレスN1−2、端末装置404はプライベートアドレスN4−2、中継装置405はプライベートアドレスN1−1とグローバルアドレスN2−1、中継装置406はプライベートアドレスN4−1とグローバルアドレスN3−1を、それぞれ持つ。
まず、中継装置405は、DNSからアドレスN3−1とラベル10とを取得した後、動的に一意のラベル(本例ではラベル20)を生成し、生成したラベル20をアドレスN3−1およびラベル10に関連付けて図6の変換テーブルTB2に保持する(図6の処理61)。そして、中継装置405は、生成したラベル20と中継装置405の”送信元端末装置側のアドレス”であるN1−1を送信元端末装置401に送信する(処理62)。
次に、送信元端末装置401は、送信元アドレスを自装置のプライベートアドレスN1−2に、送信元ラベルを0番ラベル(ラベル0)に、送信先アドレスを中継装置405のプライベートアドレスN1−1に、送信先ラベルを、中継装置405から受信したラベル20に、それぞれ設定して、送信対象のパケットを中継装置405に送信する(処理63)。
次に中継装置405は、パケットを受信すると、変換テーブルTB2において、送信元端末装置401から受信したパケットの送信先ラベル(ラベル20)に対応するアドレスN3−1およびラベル10を取得し、パケットヘッダにおける送信先アドレスをアドレスN3−1に、送信先ラベルをラベル10に、送信元アドレスを中継装置405の”送信するアドレス空間側のアドレス”であるN2−1に、送信元ラベルを上記受信したパケットの送信先ラベル(ラベル20)に、それぞれ設定する(即ち、パケットヘッダの書換えを行う)(処理64)。そして、中継装置405は、パケットヘッダ書換え後のパケットをグローバルアドレス空間407に送信する(処理65)。送信されたパケットは、通常の中継装置409により受信され、通常の中継装置409は従来の方法でパケットをグローバルアドレス空間408に転送する。転送されたパケットでは、送信先アドレスがアドレスN3−1に設定されているため、当該パケットは中継装置406に届くことになる。
中継装置406は、パケットを受信すると、動的に一意のラベル(本例ではラベル30)を生成し、生成したラベル30を受信パケットの送信元アドレス(N2−1)および送信元ラベル(ラベル20)に関連付けて図6の変換テーブルTB3に保持する(処理66の前段)。また、中継装置406は、送信先端末装置404をDNSへ登録した際に作成したテーブルから、登録時のラベル10に対応するアドレス(即ち、送信先端末装置404のアドレス)であるアドレスN4−2を取得し、パケットヘッダにおける送信先アドレスをアドレスN4−2に、送信先ラベルをラベル0に、送信元アドレスを中継装置406の”送信するアドレス空間側のアドレス”であるN4−1に、送信元ラベルを上記生成したラベル(ラベル30)に、それぞれ設定する(即ち、パケットヘッダの書換えを行う)(処理66の後段)。そして、中継装置406は、パケットヘッダ書換え後のパケットをプライベートアドレス空間403に送信する(処理67)。
送信先端末装置404は、上記パケットを受信すると、パケットヘッダにおける送信先アドレス「N4−2」と送信元アドレス「N4−1」とを入れ替え、送信先ラベル「ラベル0」と送信元ラベル「ラベル30」とを入れ替えることで応答パケットを生成し、生成した応答パケットを中継装置406に送信する(処理68)。
中継装置406は、応答パケットを受信すると、変換テーブルTB3において、応答パケットの送信先ラベル(ラベル30)に対応するアドレスN2−1およびラベル20を取得し、パケットヘッダにおける送信先アドレスをアドレスN2−1に、送信先ラベルをラベル20に、送信元アドレスを中継装置406の”送信するアドレス空間側のアドレス”であるN3−1に、送信元ラベルを送信先端末装置404に関するDNS登録時のラベル10に、それぞれ設定する(即ち、パケットヘッダの書換えを行う)(処理69)。そして、中継装置406は、パケットヘッダ書換え後の応答パケットをグローバルアドレス空間408に送信する(処理70)。送信された応答パケットは、通常の中継装置409により受信され、通常の中継装置409は従来の方法で応答パケットをグローバルアドレス空間407に転送する。転送された応答パケットでは、送信先アドレスがアドレスN2−1に設定されているため、当該応答パケットは中継装置405に届くことになる。
中継装置405は、応答パケットを受信すると、変換テーブルTB2において、応答パケットの送信先ラベル(ラベル20)に対応するアドレスN1−2を取得し、パケットヘッダにおける送信先アドレスをアドレスN1−2に、送信先ラベルを0番ラベル(ラベル0)に、送信元アドレスを中継装置405の”送信するアドレス空間側のアドレス”であるN1−1に、送信元ラベルを上記受信したパケットの送信先ラベル(ラベル20)に、それぞれ設定する(即ち、パケットヘッダの書換えを行う)(処理71)。そして、中継装置405は、パケットヘッダ書換え後の応答パケットをプライベートアドレス空間402に送信する(処理72)。送信された応答パケットでは、送信先アドレスがアドレスN1−2に設定されているため、応答パケットは送信元端末装置401に届くことになる。
以上説明したように、隣接する2つのアドレス空間同士の通信を中継装置が中継する第1の中継態様や、複数のグローバルアドレス空間が間に設けられた2つのプライベートアドレス空間同士の通信を複数の中継装置が中継する第2の中継態様のような異なるアドレス空間をまたぐ通信を行う場合でも、ラベルを用いることでアドレス変換の負荷を回避し、異なるアドレス空間をまたぐパケット通信を円滑に行うことができる。
また、隣接する2つのアドレス空間同士の通信としては、プライベートアドレス空間同士の通信、グローバルアドレス空間同士の通信、プライベートアドレス空間とグローバルアドレス空間間の通信についても、本発明を適用することができ、同様の効果を得ることができる。また、複数のアドレス空間を介した2つのアドレス空間同士の通信についても、送信元側のアドレス空間、送信先側のアドレス空間、および、仲介する複数のアドレス空間のいずれも、プライベートアドレス空間であっても、グローバルアドレス空間であってもよく、本発明を適用することで、同様の効果を得ることができる。
通信システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 通信制御方法の基本部分を示す流れ図である。 一実施形態に係るラベルの登録方法を説明するための図である。 一実施形態に係るラベルの取得方法を説明するための図である。 第1の中継態様を説明するための図である。 第2の中継態様を説明するための図である。 通信システムの別の構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
100…通信システム、101、303、402、403…プライベートアドレス空間、102、304、407、408…グローバルアドレス空間、103、302、405、406…中継装置、103A…問合せ部、103B…ラベル生成部、103C…ラベル記憶部、103D…ラベル送信部、103E…決定部、103F…パケット転送部、103G…ヘッダ書換部、104…端末装置、104A…取得要求送信部、104B…パケット送信部、104C…応答パケット生成部、105…DNSサーバ、301、401…送信元端末装置、305、404…送信先端末装置。

Claims (7)

  1. 名前解決システムに問い合わせ可能とされた中継装置であって、
    あるアドレス空間に属する送信元端末からの、前記アドレス空間と異なるアドレス空間に属する送信先端末のアドレスに関する取得要求を前記名前解決システムに転送し、前記送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとを前記名前解決システムから取得する問合せ部と、
    一意な中継用ラベルを生成するラベル生成部と、
    前記ラベル生成部により生成された中継用ラベルを、前記問合せ部により取得された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶するラベル記憶部と、
    前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを前記送信元端末に送信するラベル送信部と、
    前記ラベル送信部により送信された中継用ラベルを含むパケットを前記送信元端末から受信した場合、前記ラベル記憶部により当該中継用ラベルに対応付けて記憶された前記送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する決定部と、
    を備えた中継装置。
  2. 前記決定部により決定された送信先又は中継先のアドレスおよびラベルを送信先の情報として、前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを送信元の情報として用いることで、前記受信したパケットを送信先又は中継先へ転送するパケット転送部をさらに備えた請求項1記載の中継装置。
  3. 送信先のアドレス、送信先ラベル、送信元のアドレスおよび送信元ラベルをパケットヘッダに含んだ応答パケットを受信した場合、前記ラベル記憶部に記憶された中継用ラベルのうち前記送信先ラベルに一致する中継用ラベル、に対応づけられたアドレスおよびラベルを取得し、取得したアドレスおよびラベルを送信先のアドレスおよび送信先ラベルとして設定し、自装置のアドレスおよび前記応答パケットの前記送信先ラベルを送信元のアドレスおよび送信元ラベルとして設定することで、前記応答パケットのパケットヘッダを書き換えるヘッダ書換部をさらに備えた請求項2記載の中継装置。
  4. 送信先のアドレス、送信先ラベル、送信元のアドレスおよび送信元ラベルをパケットヘッダに含んだパケットを他の中継装置から受信した場合、
    前記ラベル生成部は、動的に一意の中継用ラベルを生成し、
    前記ラベル記憶部は、生成された中継用ラベルを、受信したパケットの送信元のアドレスおよび送信元ラベルに対応付けて記憶し、
    前記ヘッダ書換部は、前記ラベル記憶部に記憶された中継用ラベルのうち前記受信したパケットの送信先ラベルに一致する中継用ラベル、に対応付けられたアドレスおよびラベルを取得し、取得したアドレスおよびラベルを送信先のアドレスおよび送信先ラベルとして設定し、自装置のアドレスおよび前記生成した中継用ラベルを送信元のアドレスおよび送信元ラベルとして設定することで、前記受信したパケットのパケットヘッダを書き換える、
    ことを特徴とする請求項3記載の中継装置。
  5. 端末装置と、名前解決システムに問い合わせ可能とされた中継装置とを含んで構成された通信システムであって、
    前記端末装置は、
    あるアドレス空間に属する送信元端末として、前記アドレス空間と異なるアドレス空間に属する送信先端末のアドレスに関する取得要求を前記名前解決システム宛に送信する取得要求送信部と、
    前記取得要求送信部により送信された取得要求への回答として、前記中継装置から中継用ラベルおよび当該中継装置のアドレスを受信した場合、当該中継用ラベルを含むパケットを、当該中継装置のアドレス宛に送信するパケット送信部とを備え、
    前記中継装置は、
    前記端末装置からの前記取得要求を前記名前解決システムに転送し、前記送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとを前記名前解決システムから取得する問合せ部と、
    一意な中継用ラベルを生成するラベル生成部と、
    前記ラベル生成部により生成された中継用ラベルを、前記問合せ部により取得された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶するラベル記憶部と、
    前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを前記端末装置に送信するラベル送信部と、
    前記ラベル送信部により送信された中継用ラベルを含むパケットを前記端末装置から受信した場合、前記ラベル記憶部により当該中継用ラベルに対応付けて記憶された前記送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する決定部とを備えた
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 名前解決システムに問い合わせ可能とされた中継装置における通信制御方法であって、
    あるアドレス空間に属する送信元端末からの、前記アドレス空間と異なるアドレス空間に属する送信先端末のアドレスに関する取得要求を前記名前解決システムに転送し、前記送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとを前記名前解決システムから取得する問合せステップと、
    一意な中継用ラベルを生成するラベル生成ステップと、
    前記ラベル生成ステップにて生成された中継用ラベルを、前記問合せステップにて取得された送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶するラベル記憶ステップと、
    前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを前記送信元端末に送信するラベル送信ステップと、
    前記ラベル送信ステップにて送信された中継用ラベルを含むパケットを前記送信元端末から受信した場合、前記ラベル記憶ステップにて当該中継用ラベルに対応付けて記憶した前記送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する決定ステップと、
    を有する通信制御方法。
  7. 端末装置と、名前解決システムに問い合わせ可能とされた中継装置とを含んで構成された通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記端末装置が、あるアドレス空間に属する送信元端末として、前記アドレス空間と異なるアドレス空間に属する送信先端末のアドレスに関する取得要求を前記名前解決システム宛に送信する取得要求送信ステップと、
    前記中継装置が、前記取得要求を受信して前記名前解決システムに転送し、前記送信先端末のアドレスと当該送信先端末に対応する送信先ラベルとを前記名前解決システムから取得する問合せステップと、
    前記中継装置が、一意な中継用ラベルを生成するラベル生成ステップと、
    前記中継装置が、前記ラベル生成ステップにて生成した中継用ラベルを、前記問合せステップにて取得した送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルに対応付けて記憶するラベル記憶ステップと、
    前記中継装置が、前記中継用ラベルおよび自装置のアドレスを前記端末装置に送信するラベル送信ステップと、
    前記端末装置が、前記中継用ラベルおよび当該中継装置のアドレスを前記中継装置から受信し、当該中継用ラベルを含むパケットを、当該中継装置のアドレス宛に送信するパケット送信ステップと、
    前記中継装置が、前記中継用ラベルを含むパケットを前記端末装置から受信し、前記ラベル記憶ステップにて当該中継用ラベルに対応付けて記憶した前記送信先端末のアドレスおよび送信先ラベルを、当該パケットの送信先又は中継先に関するアドレスおよびラベルとして決定する決定ステップと、
    を有する通信制御方法。
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