JP4481293B2 - 発光表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の発光体を使用した発光表示装置に関し、特に複数の薄膜からなる発光素子を基板上に配列させた発光表示装置に関する。
LED(発光ダイオード)などの輝度の高い発光素子を基板上に並べて表示装置を構成する場合、基板へのLEDチップの固着方法として、銀ペーストや接着剤を用いることが行なわれており、例えば、銀ペーストを用いる場合では先ず基板上のチップ取り付け位置に銀ペーストが配され、銀ペーストをチップに外側に押出し沈み込むようにチップの底面が圧着される。この状態で銀ペーストを加熱乾燥することで、LEDチップは基板に強固に固着される。また、このようなLEDチップの固着方法として、銀ペーストの量を定量化させる技術(例えば、特許文献1参照。)も知られている。
特開2000−244019号
ところが、上述のようなLEDチップを銀ペーストや接着剤で基板に固定した場合、銀ペーストや接着剤が凝固するとき熱処理などに起因してLEDチップに変形によるストレスが発生する。LEDチップにこの変形によるストレスがある場合、LEDチップを発光させると発光時間によって発光効率の変動が発生し、均一な安定した表示が得られないという問題が発生していた。
そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑み、発光体である素子を安定して発光させるように基板に固定できる発光表示装置の提供を目的とする。
上述の技術的な課題を解決するため、本発明の発光表示装置は、可視域において光透過性の材料からなる基板と、前記基板の表面に接して設けられ、可視域における光透過性と絶縁性を有する平坦化膜と、前記平坦化膜の表面に固着され、前記平坦化膜及び前記基板をそれぞれ透過する可視域の光を発する発光積層薄膜と、前記発光積層薄膜の前記平坦化膜に固着される面と反対側の面側に形成された電極と結線される前記基板上に形成された配線部と、前記配線部と接続される駆動素子とを有し、前記駆動素子は複数の前記発光積層薄膜を発光するように駆動することを特徴とする。


本発明の発光表示装置においては、その基板が平坦化処理された表面を有することから、分子間力などによって発光積層薄膜を固着することができ、発光積層薄膜の底面側が基板の平坦化処理された表面に固着されることから、電極は前記発光積層薄膜の一方の面側に形成され、複数の発光積層薄膜で共通に結線される。
また、本発明の他の発光表示装置は、基板と、分子間力により前記基板表面に固着されて行列状に配置されたLED積層薄膜と、前記LED積層薄膜のそれぞれの発光ダイオードに形成されたアノード電極及びカソード電極と、同一の行または列の一方のLED積層薄膜の各アノード電極を共通に結線するアノード配線と、前記アノード配線が結線されるアノード駆動部と、同一の行または列の他方のLED積層薄膜の各カソード電極を共通に結線するカソード配線と、前記カソード配線が結線されるカソード駆動部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、平坦化処理された表面を有する基板を用いることで、銀ペーストの加熱乾燥などの処理を施さずに固着できることになり、前記発光積層薄膜に対するストレスを未然に防ぐことが可能となる。従って、発光表示装置を安定して表示させることができ、さらに発光時間が増加した場合でも均一な表示を保つことができる。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態である発光表示装置100を示すブロック図である。画像入力部4はコンピュータ、その他の映像装置などの外部装置から画像信号を受ける部分である。制御部5は画像入力部4から入力された画像信号をLEDアレイパネル10で表示可能な形式に変換し、画像処理用のプロセッサを搭載した制御信号と共に出力する画像制御部6と、主にハードディスクや半導体メモリーの如き記憶素子からなり画像制御部6からの画像信号を記憶すると共に記憶した画像信号を画像制御部6に出力できる記憶部7とからなる。なお、画像信号は静止画用だけではなく動画用も含むようにすることもできる。LEDアレイパネル10は画像制御部6で変換された画像信号を用いて駆動される素子であるLEDをそれぞれ駆動するアノード駆動部12及びカソード駆動部13と、薄膜状に形成されたLED(発光ダイオード)を多数マトリクス状に配列させた薄膜LEDアレイ11を含む。
アノード駆動部12は画像制御部6から入力された画像信号に応じて接続された薄膜LEDアレイ11に備えられた各LEDに電流を供給する機能を備え、例えばシフトレジスタ回路、ラッチ回路、定電流回路、光量補正回路などで構成される。カソード駆動部13は画像制御部6から入力された制御信号に応じて、接続された薄膜LEDアレイ11に備えられた各LEDの電流を受ける機能を有し、スイッチング素子アレイ、走査回路などで構成される。
図2はLEDアレイパネル10の概略構造を示す平面図である。なお、図2は簡単のため、6x6のマトリクス状に素子を配列しているが、実際には多くの素子を配列して構成されることは勿論である。基板20の上には、列方向(図2の垂直方向)に同じ色に発光する薄膜LEDアレイ11(11−R、11−G、11−B)が配置されている。また、行方向(図2の水平方向)には、異なる色に発光する薄膜LEDアレイ11(11−R、11−G、11−B)が繰り返し配置されている。従って、赤色発光波長のLED素子11−R、緑色発光波長のLED素子11−G、及び青色発光波長のLED素子11−Bからなる3つのLED素子の組が1つの画素を構成し、それぞれ独立して駆動することでカラー表示が実現される。
アノード配線14の群(14−R1、...、14−B2)はアノード駆動部12と、薄膜LEDアレイ11上の各LED素子のP側電極27と各列で共通に接続されている。カソード配線15の群(15−1、...、15−6)はカソード駆動部13と薄膜LEDアレイ11上の各LED素子のn側電極28と接続されている。アノード配線14とカソード配線15は、蒸着/ホトリソエッチング法、もしくはリフトオフ法により、Au、Al、もしくはこれらの金属とNi、Ti、などの金属材料が薄膜積層されたものであり、所定のパターニングがなされている。図2に示す各LED素子のレイアウトは、一例であり、垂直方向にRGBが繰り返すものであったり、単色や2色の発光色の表示装置も可能である。
図3はLEDパネル10の構造を説明する断面図であり、簡単のため、LED素子を2列分だけ示している。略平板状の基板20の一面である部品実装面20aにはアノード駆動部12、カソード駆動部13、薄膜LEDアレイ11が実装されている。基板20は、可視域でほぼ透明な基材であって、ガラス、樹脂等を材料とする。基板20の部品実装面20aはポリイミド膜などの有機材料、もしくは無機材料を用いた平坦化膜21が形成され、平坦化された表面粗さは数十ナノメートル以下になっている。平坦化膜21も基板20と同様に可視域でほぼ透明である。薄膜LEDアレイ11の各LED素子11−R、11−Gは平坦化膜21の表面に固着され、反射膜8は金などの薄層であって薄膜LEDアレイ11の各LED素子16からの光を反射する。保護膜9は薄膜LEDアレイ11や配線群を覆う膜であってシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などが使用され、薄膜LEDアレイ11や配線群を保護する。後述するようにアノード駆動部12とカソード駆動部13によって所定の電位差が与えられたLED素子は、選択的に発光するように駆動され、薄膜LEDアレイ11の各LED素子11−R、11−Gで発生した光は、反射膜8の作用とあわせて平坦化膜21と基板20を通過して矢印A方向、すなわち基板裏面方向に射出される。
図4は薄膜LEDアレイ11の各LED素子の構造を説明する断面図である。薄膜LEDアレイ11のLED素子は、これに含まれるLEDの発光波長により、赤色(波長620〜720nm)に発光するもの(11−R)、緑色(波長500〜580nm)に発光するもの(11−G)、青色(波長450〜500nm)に発光するもの(11−R)の3種類があるが、ここでは赤色に発光するもの(11−R)を例にとって説明する。
半絶縁性、あるいはノンドープのGaAsから成る半導体層23上にはn型不純物をドープしたGaAsからなるn型半導体層24が形成されている。半導体層23は例えば結晶整合性がある成長用基板からエピタキシャル成長した層である。n型半導体層24の表面側からp型不純物(例えばZn)を拡散してp型半導体領域25が形成されている。ここでn型半導体層24とp型半導体領域25の界面にpn接合が形成され、この接合部分がLEDとして機能して光を発生させる。
隣り合うn型半導体領域24を電気的に分離するために素子分離領域26が半導体層23に達する分離溝を形成して構成されており、この素子分離領域26はエッチングにより分離溝をしたものであり、図示の例では分離溝を埋めて表面を平坦化するため、絶縁材料を充填したものとなっている。
p型半導体領域25の表面には、p側の電極取り出しのための金属薄膜からなるp側電極27が複数のp型半導体層領域25の各々に対応して設けられており、対応するp型半導体層領域25と電気的に接続されている。p型半導体領域25が設けられていないn型半導体層24の表面には金属薄膜からなるn側電極28が素子分離領域26により分離された複数のn型半導体層24の領域の各々に対応して設けられており、対応するn型半導体層24の領域と電気的に接続されている。
以上の説明で赤色に発光する薄膜LEDアレイ(11−R)の構造を説明したが、同様に緑色に発光する薄膜LEDアレイのLED素子(11−G)にはAlGaInPもしくはGaPを用い、青色に発光する薄膜LEDアレイのLED素子(11−B)にはGaNもしくはInGaNを用いる。また、LEDを形成する半導体層には、ヘテロ構造もしくはダブルヘテ口構造を持たせることが好ましく、多重量子井戸構造などを採用することも可能である。
次に、図5(a)〜図5(f)を参照しながら、薄膜LEDアレイ11及びLEDアレイパネル10の製造工程を説明する。以下、図5の(a)から順次説明する。ここでは赤色に発光する薄膜LEDアレイ(11−R)を例にとって説明する。
先ず、図5(a)に示すように、GaAsを材料とする母材30の上に、AlAsを材料とする犠牲層31を薄膜で形成する。ここで母材30は、エピタキシャル成長用の基板であり、前述の基板20とは異なるものである。
次に、図5(b)に示すように、AlGaAs等を材料とし、MOCVD法などの気相成長法によりエピタキシャル成長させて積層された半導体薄膜32を犠牲層31上に形成する。この半導体薄膜32は、半絶縁性あるいはノンドープのGaAsから成る半導体層とn型不純物をドープしたGaAsからなるn型半導体層に該当する。続いて、図5(c)に示すように、犠牲層31上に積層された半導体薄膜32に、p型領域34を形成することでpn接合を形成して複数のLED素子を形成する。
複数のLED素子となるp型領域34の形成後、エッチング液に燐酸過水などを用い、半導体薄膜32を所定数の発光領域が含まれる幅と長さの短冊状に形成するため、所要のホトリソグラフィー及びエッチングを行なう。その後、弗化水素液もしくは塩酸液などの剥離エッチング液に母材30ごと浸潰させることにより、犠牲層31がエッチング除去され、図5(d)に示すように、複数のLEDが形成された半導体薄膜32と母材30とが分離される。
母材30から分離された半導体薄膜32は、図5(e)に示すように、透明性を有した基板20表面に形成された平坦化膜21に押圧されることにより固着される。ここで平坦化膜21は有機材料による絶縁薄膜、若しくは無機絶縁膜などが適しており、その表面粗さが、100ナノメートル以下とされる。平坦化膜21をこのように粗さの抑えられた表面を有する構造とすることで、水素結合を代表とする分子間力によって半導体薄膜32が確実に固着される。
次に、図5(f)に示すように、基板20に固着された半導体薄膜32は例えばエッチング液に燐酸過水などを用いて、フォトリグラフィー及びエッチング法により、薄膜LEDアレイ(11−R)を形成する。すなわち、隣り合うp型半導体領域を電気的に分離する分離溝35をエッチングにより形成し、分離溝35を平坦化するため絶縁材料を充填して素子分離領域を形成する。その後、先の図4で説明した如く、p側電極27とn側電極28を蒸着、ホトリソグラフィー及びエッチング法、もしくはリフト法によって形成する。これによって基板20に固着した薄膜LEDアレイ11(11−R)が完成する。
以上の製造工程では、個々のLED素子をp型領域の選択拡散により形成するものとしたが、図6(a)〜図6(f)に示すように、P型半導体層を積層することで形成しても良い。すなわち、先ず、図6(a)に示すように、GaAsを材料とする母材30の上に、AlAsを材料とする犠牲層31を薄膜で形成する。ここで母材30は、エピタキシャル成長用の基板であり、前述の基板20とは異なるものである。
次に、図6(b)に示すように、AlGaAs等を材料とし、MOCVD法などの気相成長法によりエピタキシャル成長させて積層された半導体薄膜32を犠牲層31上に形成する。この半導体薄膜32は、半絶縁性あるいはノンドープのGaAsから成る半導体層とn型不純物をドープしたGaAsからなるn型半導体層に該当する。この工程までは、先の図5の工程と同じである。
続いて、図6(c)に示すように、犠牲層31上に積層された半導体薄膜32の表面に重ねてp型半導体膜132を全面に形成する。このp型半導体膜132を積層することで、当該p型半導体膜132と半導体薄膜32の間の界面にpn接合を形成してLED素子を形成する。
p型半導体膜132を一様に形成した後、エッチング液に燐酸過水などを用い、半導体薄膜32及びp型半導体膜132を所定数の発光領域が含まれる幅と長さの短冊状に形成するため、所要のホトリソグラフィー及びエッチングを行なう。その後、弗化水素液もしくは塩酸液などの剥離エッチング液に母材30ごと浸潰させることにより、犠牲層31がエッチング除去され、図6(d)に示すように、界面にpn接合を有する半導体薄膜32及びp型半導体膜132が母材30と分離される。
母材30から分離された半導体薄膜32及びp型半導体膜132は、図6(e)に示すように、図5に示した製造工程と同様に、透明性を有した基板20表面に形成された平坦化膜21に押圧されることにより固着される。ここで平坦化膜21は有機材料による絶縁薄膜、若しくは無機絶縁膜などが適しており、その表面粗さが、100ナノメートル以下とされる。平坦化膜21をこのように粗さの抑えられた表面を有する構造とすることで、水素結合を代表とする分子間力によって半導体薄膜32及びp型半導体膜132が確実に固着される。
次に、図6(f)に示すように、基板20に固着された半導体薄膜32及びp型半導体膜132は例えばエッチング液に燐酸過水などを用いて、フォトリグラフィー及びエッチング法により、薄膜LEDアレイ(11−R)を形成する。すなわち、隣り合うp型半導体領域を電気的に分離する分離部をエッチングにより形成し、素子分離領域を形成する。その後、先の図4で説明した如く、p側電極27とn側電極28を蒸着、ホトリソグラフィー及びエッチング法、もしくはリフト法によって形成する。これによって基板20に固着した薄膜LEDアレイ11(11−R)が完成する。
次に図1及び図2を参照しながら、本実施形態の発光表示装置100の表示時の動作を説明する。
まず、画像入力部4から入力された画像信号は、画像制御部6を介して画像データとし
て一旦記憶部7に蓄積される。なお、ここでは、画像蓄積型として説明するが、入力され
た画像信号を直接画像データ、制御信号に変換して出力してもよい。画像制御部6は、記憶部7に蓄積された画像データを読出し、所定の制御信号とともに、アノード駆動部12およびカソード駆動部13に出力する。
次にアノード駆動部12は、画像制御部6から入力された画像データを1走査線分、順次シフトレジスタに格納する。1つの走査線は図2は水平方向に配列された1行分であり、例えばカソード配線15―1が共通に接続されているLED素子に対応する。ここで、画像データは、対応するLED素子を発光させるか否かを示すデータである。
アノード駆動部12のシフトレジスタに1走査線分の画像データが格納されると、その1走査線分の画像データは、ラッチ回路に移される。次にカソード駆動部13は、画像制御部6から受け入れた制御信号により、第1番目のカソードライン15−1を選択(導通)させる。ここでアノード駆動部12のラッチ回路の中で対応するLEDを発光させるデータが格納されているものは、駆動部12の定電流回路、増幅回路から対応するLED素子のP側電極(アノード)、N側電極(カソード)を介して、カソード配線15−1に電流が流れ、対応するLED素子が発光する。
以下、1本のカソード配線15に共通接続されているLED素子に対応する1走査線分の画像データの格納と、対応する1本のカソード配線15の選択を順次繰り返し、全ての走査線の選択が成されると1画面分のLED素子による発光が終了する。選択方法は、順次選択する方式でも良く、インターレース方式でも良い。
以上の説明では、説明の簡略化のためLEDアレイパネル10に配列させるLED素子
の数を6×6(36個)としたが、任意の数に変えることができる。また、各発光部の形状、縦横比、配置も、薄膜LEDアレイ11を形成する際に任意の形状にすることができる。例えば、本実施例のように3色(R、G、B)のLED素子を用いる場合は、R、G、Bの3つの画素を合わせた領域の形状が例えば正方形になるようにすることが好ましい。或いは、固着される部分の形状もダイヤ状、円形、楕円形状など任意の形状をとることができる。
さらに、上述の説明では、基板20上に薄膜LEDアレイ11を平面状に配列させたが、これに限らず、異なる薄膜LEDアレイ11を互いのLED素子の発光領域が隠れないよう積層して接合させてもよい。また、RGBの各発光色のLED素子の3つを1チップ化することも可能である。
従来の技術においては、LEDチップを銀ペーストや接着剤で基板に固定すると、銀ペーストや接着剤が凝固するときLEDチップに変形によるストレスが発生した。このため、LEDチップを発光させると初期の百時間は発光効率が数%上昇し、その後は発光時間の増加に伴って発光効率が不均一に低下していくという現象があった。本実施形態では薄膜LEDアレイ11の各LED素子を分子間力によって基板に固着しているので、LED素子に固着によるストレスが発生しない。本実施形態において薄膜LEDアレイ11を発光させても、初期の百時間における発光効率は1%以内の変動であり、その後、発光時間が増加しても発光効率は安定し、均一な安定した表示が得られた。
本発明は薄膜LEDアレイ11の厚さは数マイクロメートルであるため、アノード配線14は段差を乗り越えて直接に薄膜LEDアレイ11上の各LED素子のp側電極27と接続されている。同様に、カソード配線15も段差を乗り越えて直接に薄膜LEDアレイ11上の各LED素子のn側電極28と接続されている。アノード配線14とカソード配線15を、蒸着、ホトリソグラフィー、及びエッチング法、もしくはリフトオフ法により実現できるので、製造が容易であり、かつ、配線の位置精度が高くできる。
以上のように、本実施形態の発光表示装置によれば、複数の発光棄子を形成した複数の半導体薄膜を基板上に固着させて、マトリクス状の如き2次元状に配列した複数の発光素子を選択的に駆動する駆動部を有する表示部により画像等の表示を行う構成したので、半導体薄膜の発光素子に基板上に固着することによる変形ストレスが発生することを防ぎ、発光素子は発光時間によって発光効率の変動が発生せず、均一な安定した表示が得られる。
[第2の実施形態]
図7は第2の実施形態の発光表示装置のLEDパネル51の構造を説明する断面図であり、図3と同様に、簡単のため、LED素子を2列分だけ示している。基板50の表面には図示しないアノード駆動部12、カソード駆動部13、薄膜LEDアレイ11の各LED素子11−R、11−Bが実装されている。
基板50は熱伝導特性の高い基材であってセラミック、金属等を材料とされ、この高熱伝導性の基板50を用いることで、各LED素子11−R、11−Bの周囲における温度上昇を抑えることができる。高熱伝導性の基板50の部品実装面50aはAu、Al等の金属薄膜を蒸着等で形成された反射膜8を有し、その後、さらにポリイミド膜などの有機材料、もしくは無機材料を用いた平坦化膜21が形成され、平坦化された表面粗さは数十ナノメートル以下に形成されている。
薄膜LEDアレイの各LED素子11―R、11−Gは平坦化膜21の表面に固着され、先の実施形態と同様にアノード配線はアノード駆動部12と、薄膜LEDアレイ11上の各LED素子のP側電極と接続して形成される。カソード配線はカソード駆動部13と薄膜LEDアレイ11上の各LED素子のN側電極と接続して形成される。保護膜9は薄膜LEDアレイ11や配線群を覆う膜であってシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などが使用され、薄膜LEDアレイ11や配線群を保護する。薄膜LEDアレイ11の各LED素子で発生した光は、反射膜8の作用とあわせて保護膜9を通過して矢印B方向に射出する。ここで、基板50の背面にはヒートシンクを設置することも可能である。また、反射膜8の一部を配線部として利用することも可能である。
第2の実施形態の動作は第1の実施形態の動作と同様である。放熱効果の高い基板50は、熱伝導性が高い反射膜8と絶縁性ながら熱抵抗が小さい極薄の平坦化膜21を通じて、薄膜LEDアレイ11の発熱を効率良く熱伝導し、基板50外に放熱できる。
以上のように第2の実施形態の発光表示装置によれば、複数の発光素子を形成した複数の半導体薄膜を放熱性の高い基板上に固着させて、2次元状に配列した複数の発光素子を選択的に駆動する駆動部を有する表示部により画像等の表示を行う構成したので、半導体薄膜の発光素子に基板上に固着することによる変形ストレスが発生することを防ぐとともに、発光素子からの発熱を有効に放熱板に熱伝導できるので、発光素子が高温になることを防ぐことができ、発光時間によって発半効率の変動が発生せず、均一な安定した表示が得られることになる。
本発明の第1の実施形態の発光表示装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の発光表示装置のLEDアレイパネルの概略構造を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態の発光表示装置のLEDアレイパネルの断面構造を示す概略断面図である。 本発明の第1の実施形態の発光表示装置の薄膜LEDアレイの各LED素子の構造を示す概略断面図である。 本発明の第1の実施形態の発光表示装置のLEDアレイパネルの製造工程を示す工程断面図である。 本発明の第1の実施形態の発光表示装置のLEDアレイパネルの他の製造工程を示す工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の発光表示装置のLEDアレイパネルの断面構造を示す概略断面図である。
符号の説明
4 画像入力部
5 制御部
6 画像制御部
7 記憶部
8 反射膜
9 保護膜
10 LEDアレイパネル
11 薄膜LEDアレイ
11−R、11−B、11−B LED素子
12 アノード駆動部
13 カソード駆動部
14−R1〜14−B2 アノード配線
15―1〜15−6 カソード配線
20 基板
20a 部品実装面
21 平坦化膜
23 半導体層
24 n型半導体層
25 p型半導体層領域
26 素子分離領域
29 p側電極
28 n側電極
30 母材
31 犠牲層
32 半導体薄膜
35 分離溝
50 基板
50a 部品実装面
51 LEDパネル
132 p型半導体膜

Claims (8)

  1. 可視域において光透過性の材料からなる基板と、
    前記基板の表面に接して設けられ、可視域における光透過性と絶縁性を有する平坦化膜と、
    前記平坦化膜の表面に固着され、前記平坦化膜及び前記基板をそれぞれ透過する可視域の光を発する発光積層薄膜と、
    前記発光積層薄膜の前記平坦化膜に固着される面と反対側の面側に形成された電極と結線される前記基板上に形成された配線部と、
    前記配線部と接続される駆動素子とを有し、
    前記駆動素子は複数の前記発光積層薄膜を発光するように駆動することを特徴とする発光表示装置。
  2. 複数の前記発光積層薄膜は発光波長が620から710ナノメートルであるLEDが形成された第1の発光積層薄膜と、発光波長が500から580ナノメートルであるLEDが形成された第2の発光積層薄膜と、発光波長が450から500ナノメートルであるLEDが形成された第3の発光積層薄膜とを含むことを特徴とする請求項1記載の発光表示装置。
  3. 前記発光積層薄膜は、母材に犠牲層が積層され、その犠牲層の上に複数層を積層し、剥離エッチング液により前記犠牲層を除去することで、形成されたことを特徴とする請求項1記載の発光表示装置。
  4. 前記平坦化膜の表面に固着された発光積層薄膜は、素子分離用のエッチング液で複数個に分離されることを特徴とする請求項1記載の発光表示装置。
  5. 前記平坦化膜の表面には有機絶縁膜もしくは無機絶縁膜が形成され、100ナノメートル以下の粗さを有することを特徴とする請求項1記載の発光表示装置。
  6. 前記発光積層薄膜は、前記平坦化膜の表面に水素結合分子間力により固着されることを特徴とする請求項1記載の発光表示装置。
  7. 前記発光積層薄膜の一方の面側に形成された前記電極と結線される前記配線部は、蒸着した層をフォトリソグラフィー法により形成したもの、或いはリフトオフ法により形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の発光表示装置。
  8. 可視域において光透過性の材料からなる基板と、
    前記基板の表面に接して設けられ、可視域における光透過性と絶縁性を有する平坦化膜と、
    分子間力により前記平坦化膜表面に固着されて行列状に配置され、前記平坦化膜及び前記基板をそれぞれ透過する可視域の光を発するLED積層薄膜と、
    前記LED積層薄膜のそれぞれの発光ダイオードに形成されたアノード電極及びカソード電極と、
    同一の行または列の一方のLED積層薄膜の各アノード電極を共通に結線するアノード配線と、
    前記アノード配線が結線されるアノード駆動部と、
    同一の行または列の他方のLED積層薄膜の各カソード電極を共通に結線するカソード配線と、
    前記カソード配線が結線されるカソード駆動部とを有することを特徴とする発光表示装置。
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