JP4477911B2 - 記憶素子実装方法、および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙に記憶素子を実装する記憶素子実装方法、および用紙上に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、商品コードなどを表わすバーコードを商品に付加しておき、そのバーコードをバーコードリーダ(スキャナ)で読み取って、商品を識別することが広範に行われている。商品と、その商品に関する情報とを対応付けておくことによって、商品の流通、在庫、販売管理などを容易に行うことができる。
しかし、バーコードは、表現することができる情報量に限度があるうえ、その形状が読み取られることによって情報が取得されるため、汚れなどに弱く、付加する位置にも制限がある。これらの不都合から、近年では、バーコードに代えて、微小な無線チップ(ICタグ)を商品に付与することが行われてきている。ICタグは、用途に応じて必要なデータ容量のものを選ぶことができるうえ、電波を使って情報が取得されるため、商品パッケージの内側などにも付与することができるという利点がある。また、安価で様々な形状のICタグや、アンテナ側から電力を得ることによって、電池を必要とせずに半永久的に再利用できるICタグなども開発されており、将来的には全ての商品にICタグが付与されて、商品管理以外の用途にも幅広く利用されることが予測されている。
印刷の分野においても、ICタグを用紙に付与して、商品管理や印刷処理の制御などに利用する技術が提案されている。
特許文献1には、写真の裏面に画像IDや画像補正処理に必要な補正情報などが記録されたICラベルを貼り付けておき、写真プリントの再注文時にそれらの情報を利用する技術について記載されている。この技術によると、写真店にそれらの写真を持っていくだけで容易に再注文を行うことができるが、鑑賞時にICラベルが手に引っかかったり、写真同士の擦れなどによってICラベルが剥がれてしまう恐れがある。
また、特許文献2には、印刷処理の手順などといった情報が記録されたIC素子を予め用紙に埋め込んでおき、それらの情報に従って印刷を行う技術について記載されている。近年では、縦0.4mm,横0.4mm,厚さ0.06mmのマイクロチップ(日立製)なども開発されており、このように微小なIC素子を用紙に埋め込むことによって、印刷画像を鑑賞する際に邪魔にならず、IC素子が剥がれてしまう不具合も解消することができる。
特開2002−287170号公報 特開2003−286683号公報
ここで、特許文献2の技術によると、予めIC素子が埋め込まれた用紙を用いて印刷が行われるため、印刷画像の大きさに合わせて用紙を裁断する際に、IC素子が切り落とされてしまったり、IC素子が不必要な印刷物が混在している場合には、IC素子が無駄になってしまうなどといった問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、必要に応じて用紙に記憶素子を実装することができる記憶素子実装方法、および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の記憶素子実装方法は、土台となる第1層と、表面となる、熱可塑性を有する第2層とを含む複数層からなる用紙に記憶素子を配置する配置過程と、
配置過程で記憶素子が配置された用紙の少なくとも表面部分を溶融し、その用紙の表面が所定の表面形状となるように加工する表面加工過程とを有することを特徴とする。
典型的には、本発明の記憶素子実装方法は、第2層上にトナー像を形成するトナー像形成過程を有し、
表面加工過程が、第2層上のトナー像を第2層と一体化させて、トナー像が用紙の表面の一部を構成するように加工する定着過程を兼ねた過程であることが好ましい。
近年、用紙上にトナー像を形成して固着させた後、トナーと用紙の表面とを溶融して用紙の表面を平滑化させ、トナー像を用紙上に定着させる電子写真方式の画像形成装置が提案されている。このような電子写真方式の画像形成装置を用いると、従来の湿式の画像形成装置で出力した写真の画質に迫る高画質な画像を形成することができる。
本発明の記憶素子実装方法によると、記憶素子が配置された用紙の表面が溶融され、用紙の表面加工がなされることによって記憶素子が実装される。したがって、用紙自体を生成する過程で記憶素子を実装するのみでなく、生成された用紙に必要に応じて記憶素子を実装することができる。
特に、本発明の典型的な記憶素子実装方法によると、トナー像を定着させる定着過程と、記憶素子が実装される表面加工過程とが兼ねられているため、上述した電子写真方式の画像形成装置において、新たに煩雑な工程を追加せずに記憶素子を用紙に実装することができる。また、用紙上に形成される画像の大きさに合わせて、記憶素子を配置する位置を決めることができるため、用紙を裁断する際に記憶素子が切り落とされてしまう不具合を未然に防ぐことができる。
また、本発明の記憶素子実装方法において、上記配置過程が、第2層上に記憶素子を載せる過程であり、
表面加工過程が、第2層上の記憶素子を該第2層と一体化させて、記憶素子が用紙の表面の一部を構成するように加工する過程であることが好ましい。
記憶素子が載せられた第2層を溶融し、記憶素子と第2層とを一体化させることによって、容易に記憶素子を実装することができる。
また、本発明の記憶素子実装方法において、上記配置過程が、第2層内に記憶素子を埋め込む過程であることも好適である。
この好適な記憶素子実装方法によると、記憶素子を用紙内に深く埋め込むことによって、用紙の表面に記憶素子が透けてしまう不具合を防止することができ、用紙上に形成される画像への影響を抑えることができる。
また、本発明の記憶素子実装方法において、上記配置過程が、第1層内に記憶素子を埋め込む過程であることも好ましい。
用紙の第1層内に記憶素子を埋め込むことによって、第2層の厚さを薄くすることができ、用紙全体の厚さを薄くすることができる。また、記憶素子が実装された後に、その部分にも画像を形成することができるため、記憶素子を実装する際の画像への影響を抑えるとともに、用紙を効率的に使用することができる。
また、上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、土台となる第1層と、表面となる、熱可塑性を有する第2層とを含む複数層からなる用紙の表面にトナー像を形成するトナー像形成部と、
用紙に記憶素子を配置する配置部と、
配置部によって記憶素子が配置された用紙の少なくとも表面部分を溶融し、用紙の表面が所定の表面形状となるように加工する表面加工部とを有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によると、必要に応じて記憶素子を用紙に実装して、用紙上に画像を形成することができる。
なお、本発明にいう画像形成装置については、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいう画像形成装置には、上記の基本形態のみではなく、前述した記憶素子実装方法の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
本発明によれば、記憶素子を必要に応じて用紙に埋め込むことができる記憶素子実装方法、および画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用されたプリントシステムを示す図である。
図1には、プリンタ100と受付装置200とからなるプリントシステム10が示されている。
受付装置200は、ユーザからのプリント出力の注文を受け付ける装置であり、写真フィルム上に記録された撮影画像を光学的に読み取って画像データを得るスキャナ201と、デジタルカメラ等で撮影が行なわれて小型記録媒体に記録された画像データを小型記録媒体から読み込む小型記録媒体ドライブ202と、スキャナ201や小型記録媒体ドライブ202から画像データを得て、その画像データに色調補正やホワイトバランスの補正等といった補正処理を施す画像処理部203とを備えている。補正処理が施された画像データはプリンタ100に送られる。
プリンタ100は、静電潜像を形成しトナーで現像してトナー像を形成し、そのトナー像を最終的に用紙上に転写および定着することによりその用紙上に定着トナー像からなる画像を形成する、電子写真方式が採用されたプリンタである。具体的には、このプリンタ100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(B)各色の現像装置を備えており、単色の画像をプリントすることができるほか、かかる4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントすることができる。また、プリンタ100は、表面に熱可塑性を有する樹脂層が形成された用紙が装填され、その樹脂層を溶融して表面加工処理を行うことによって、写真画質に迫る高画質な画像を形成することができる。さらに、メンテナンス用のテスト画像などを除く画像をプリント出力する際には、用紙にICタグを実装して、そのICタグに画像に関する情報等を書き込む。以下では、まず、プリンタ100を構成する各種要素における処理の概要について説明する。
プリンタ100は、レーザから出射されるレーザ光を受付装置200から送られてきた画像データに基づいて変調するレーザ光変調部111を含む制御部110と、所定の搬送経路を搬送されて来る用紙に対してトナー像を転写する作像部120などを備えている。
この作像部120は、露光部121と、像担持体ロール122と、帯電ロール123と、現像ユニット124と、クリーナ125と、中間転写部126と、二次転写ロール127とを備えている。
矢印A方向に回転する像担持体ロール122は、帯電ロール123によって表面が帯電され、その帯電された像担持体ロール122の表面を、後述の露光部121が、受付装置200から送られてきた画像データに基づいて変調されたレーザ光で走査露光する。これにより、像担持体ロール122の表面に所定の表面電位からなる静電潜像が形成される。
露光部121は、内部に図示しない半導体レーザ等の光源や、受付装置200からの画像データに基づいてその光源から発せられるレーザ光を像担持体ロール122上に導いて走査露光するための、ポリゴンミラー、反射鏡、各種レンズ等からなる光学系等が適宜配置されている。このような露光部121によって、像担持体ロール122に静電潜像が書き込まれる。
現像ユニット124には、内部に90°間隔で配置されたYMCB各色毎の現像装置124Y,124M,124C,124Bが備えられている。各現像装置124Y,124M,124C,124Bは、いずれも、いわゆる磁気ブラシ現像方式を採用するものであり、その装置内部にはトナーとキャリアを含む二成分現像剤が収容されている。現像ユニット124は矢印B方向に90°間隔で回動し、内蔵する各現像装置124Y,124M,124C,124Bのうちのいずれかを、像担持体ロール122に所定の微小間隔を保って近接対向させる。そして、像担持体ロール122に近接対向した現像装置から、像担持体ロール122の表面に形成された静電潜像に磁気ブラシ効果によってトナーが静電的に付着されて、像担持体ロール122の表面にその現像装置に対応する色のトナー像が形成される。
中間転写部126は、中間転写ベルト126aが、内側に配置された張架ロール126bによって矢印C方向に移動自在に張架されて構成されている。さらに、中間転写ベルト126aと像担持体ロール122とが最も近接する一次転写位置には一次転写ロール126cが配置されており、この一次転写ロール126cによって転写電圧が中間転写ベルト126aに印加されている。現像ユニット124が内蔵する各現像装置124Y,124M,124C,124Bによって像担持体ロール122の表面に形成されたトナー像は、一次転写位置における転写電圧によって中間転写ベルト126aに転写される。
これから形成しようとする画像がカラー画像である場合には、まず、露光部121によって像担持体ロール122の表面にイエロー(Y)用の静電潜像が形成され、その静電潜像に、現像ユニット124の回動によって像担持体ロール122に近接対向したイエローの現像装置124Yからトナーが吸着されて、像担持体ロール122の表面にイエローのトナー像が形成され、そのイエローのトナー像が、中間転写ベルト126aに転写される。その後、クリーナ125によって表面の残留トナーが除去された像担持体ロール122の表面に、露光部121によって像担持体ロール122の表面にマゼンタ(M)用の静電潜像が形成される。このときには、その静電潜像に、現像ユニット124の90°回動によって像担持体ロール122に近接対向したマゼンタの現像装置124Mからトナーが吸着されて、像担持体ロール122の表面にマゼンタのトナー像が形成され、そのマゼンタのトナー像は、中間転写ベルト126a上に、既に転写されているイエローのトナー像に重ねられて転写される。そして、以下、同様の動作を経て、残るシアン(C)とブラック(B)のトナー像が中間転写ベルト126a上に順次転写される。ここで、中間転写ベルト126aを移動させる張架ロール126bは、順次転写される各色のトナー像が互いに正確に重なり合うように制御部110によって制御される。
また、これから形成しようとする画像がモノクロ画像である場合には、上記と同様の動作を経て、ブラック(B)のトナー像のみが中間転写ベルト126aに転写される。
以上説明した動作を経て中間転写ベルト126aに転写されたトナー像が、上記の張架ロール126bのうちの一つと、中間転写ベルト126aを挟んで対向して配置されている二次転写ロール127によって、後述の媒体供給部130から搬送されて来るシート状の用紙にさらに転写される。その結果、この用紙の表面にカラーあるいはモノクロのトナー像が形成される。
続いて、プリンタ100が備えている、上記の作像部120に用紙を供給する媒体供給部130について説明する。
媒体供給部130は、巻回された長尺のロール紙310が用紙として装填されるロール紙収納部131を備えている。
ロール紙310は、ロール紙収納部131のロール紙取出し口近傍に設けられた位置決めロール101によって引き出され、媒体の搬送経路における、その位置決めロール101の下流側に配されたロール紙カッタ134に搬送される。そして、ロール紙310は、上記の位置決めロール101によって位置決めされた後、ロール紙カッタ134によって長手方向に所定の寸法に裁断される。ここで、上記の位置決めロール101は、裁断される寸法に応じてロール紙310の位置決めをするように、制御部110によって制御されている。
ロール紙収納部131から切り出され、シート状となった記録紙は、プリンタ100内の各所に配置された複数の搬送ロール102によって形成された搬送経路上を、これら搬送ロール102によって搬送される。
また、媒体供給部130は、用紙としてシート状の記録シート300が収納されたシートカセット132も備えている。記録シート300は、シートカセット132の記録紙取出し口近傍に配置された搬送ロール102によって取り出され、搬送経路における下流側に搬送される。
上記のロール紙カッタ134からの搬送経路およびシートカセット132からの搬送経路は、下流側で1つの経路に合流し、その1つの経路上に、搬送されてきた記録紙の余白に印字する印字ヘッド135が配置されている。この例では、この印字ヘッドによって、画像が撮影された日付などが印字される。
印字ヘッド135による余白への印字が終了した記録紙は、印字ヘッド135の下流側に配置されたレジストロール103によって、搬送経路のさらに下流側である、前述した作像部120の二次転写ロール127まで、後述するようにタイミングを合わせて搬送され、搬送されてきた記録紙に、既に中間転写ベルト126aに形成されているカラーあるいはモノクロのトナー像が、この二次転写ロール127によって転写される。
前述したように、中間転写ベルト126aにカラーのトナー像が形成される場合には、中間転写ベルト126aは矢印C方向に4回回転移動され、YMCB4色のトナー像が、中間転写ベルト126aが一回回転移動する度に1色ずつ中間転写ベルト126aに転写される。本実施形態では、中間転写ベルト126aにカラーのトナー像が形成される場合には、レジストロール103による二次転写ロール127への用紙の搬送は、4色全てのトナー像が転写されて中間転写ベルト126aに形成されたカラーのトナー像が、最初に二次転写ロール127と対向するタイミングに、上記の用紙が二次転写ロール127に搬送されるように実行される。レジストロール103は、このようなタイミングで用紙の搬送を行なうように、制御部110に制御される。
以上説明したような手順を経て、トナー像が転写された用紙は、二次転写ロール127の下流側に配置された搬送ベルト104にのせられて、搬送経路のさらに下流側に配置された一次定着部140に搬送される。トナー像が転写された用紙は、この一次定着部140で、加熱および加圧処理を施され、これらの処理により、トナー像が用紙に固着される。作像部120と一次定着部140とを合わせたものは、本発明の画像形成装置におけるトナー像形成部の一例にあたる。ここで、この一次定着部140で実施されるトナー像の定着によって得られる画像は、写真画像等に求められる高画質には及ばないものの、カラー複写機等で得られる画像が有する画質と同等の画質を有している。
一次定着部140で処理を施された用紙は、ICタグ実装部411に搬送される。
ICタグ実装部411は、本発明の画像形成装置における配置部の一例に相当するものであり、制御部110からの指示を受けて、搬送されてきた用紙に微小なICタグを配置する。このICタグの配置方法については、後で詳しく説明する。ICタグが配置された用紙は、二次定着部170に搬送される。また、メンテナンス用のテスト画像をプリント出力する場合などには、制御部110によってICタグを配置しないことが指示され、用紙がICタグ実装部411をそのまま通過して、二次定着部170に搬送される。
二次定着部170は、用紙の表面加工処理を行うものであり、搬送されて来た用紙に加熱および加圧処理を施す加熱加圧ロール171と、循環移動する二次定着ベルト172と、加熱加圧ロール171によって加熱された用紙を冷却する冷却器173とで構成されている。二次定着部170は、本発明の画像形成装置における表面加工部の一例に相当する。
ここで、この例では、二次定着部170は、トナー像の表面を平滑化し光沢を持たせるという表面加工処理を実行するものとし、二次定着ベルト172は平滑な光沢面を有するものとして説明する。しかし、二次定着部170は、画像を観る者に対する視覚効果をねらいトナー像の表面を意図的に曇らせるマット処理を実行するものであってもよい。このような二次定着部における二次定着ベルトは、トナー像の表面を意図的に曇らせるためのざらついた面を有したものとなる。また、例えば、二次定着部が、トナー像の表面を所定の凹凸からなるレリーフ状に加工するものであってもよい。このような二次定着部における二次定着ベルトは、トナー像の表面を意図するレリーフ状に加工するための凹凸面を有したものとなる。
二次定着部170では、まず、加熱加圧ロール171によって、一次定着部140で用紙に固着されたトナー像が加熱され溶融されるとともに、溶融されたトナー像の表面が、二次定着ベルト172の平滑な光沢面に押圧される。そして、用紙は二次定着ベルト172の光沢面に張り付いた状態で下流側へと搬送され、さらに、この光沢面に張り付いた状態の用紙が、加熱加圧ロール171の下流側に配置された冷却器173によって冷却される。これにより、用紙の溶融されたトナー像が凝固される。その後、用紙はさらに下流側に搬送され、二次定着ベルト172が曲がって戻るのに伴い、用紙自身の剛性によって二次定着ベルト172の光沢面から剥離する。
ここで、上述したように、用紙の表面には予め熱可塑性を有する樹脂層が形成されており、上記の一次定着部140による処理を経た後は、用紙の表面は、この樹脂層の上にトナー像が固着された状態となっている。この状態の用紙が上記の二次定着部170による処理を受けると、この樹脂層とトナー像とが一緒に溶融され、両者が一体化されるとともに表面が二次定着ベルト172の光沢面に押圧されて均一に均された状態で凝固する。この際、用紙にICタグが配置されている場合には、このICタグによってできた用紙上の***部分が平らになるように、用紙の表面が均される。二次定着部170によるこのような処理を経ることにより、写真画像に迫る光沢を有する高画質の画像が得られる。
二次定着部170を経た用紙は、情報記録部420に搬送される。
情報記録部420では、用紙に実装されたICタグに情報が書き込まれる。この例では、情報記録部420によって、用紙上に形成された画像の画像IDや、プリントサイズ、その画像が撮影された日付等の他に、オペレータによって設定された画像形成における各種設定パラメータ等といった情報が書き込まれる。尚、ICタグが実装されていない用紙は、情報記録部170をそのまま通過する。
情報記録部420を経た用紙は、XYカッタ180に搬送される。
このXYカッタ180は、用紙を搬送方向に対して垂直に裁断する第1カッタ181と、搬送方向に沿って裁断する第2カッタ182とからなり、これら第1カッタ181および第2カッタ182は搬送経路上に直列に配置されている。また、第1カッタ181と第2カッタ182との間、および第2カッタ182の下流側には位置決めロール101が配置され、これらの位置決めロール101が、XYカッタ180に対する用紙の位置決めを行なう。これらの位置決めロール101による、用紙の位置決めが、制御部110によるこれらの位置決めロール101に対する制御によって実行される。
また、このXYカッタ180による用紙の裁断は、顧客の要望に応じたオペレータの設定によって実施される。例えば、XYカッタ180に搬送されて来た用紙が、長尺のロール紙131_1a,131_2aから切り出されたものであって、ロール紙131_1a,131_2aから切り出された用紙のサイズが指定されたプリントサイズよりも大き目のものである場合、指定されたプリントサイズに応じた裁断がXYカッタ180によって実施される。また、例えば、XYカッタ180に搬送されて来た用紙が、シートカセット132から取り出されたカット紙である場合には、XYカッタ180による裁断は行なわれずに、用紙は後述のソータ190に搬送される。また、例えば、はがき等といった規定サイズの用紙に画像をプリント出力するような場合にも、用紙は後述のソータ190にそのまま搬送される。
以上説明した、定着および裁断等といった処理を経た用紙が、搬送経路の最下流に配置されたソータ190に搬送されスタックされる。このソータ190への用紙のスタックは次のように実行される。例えば、1本のフィルムから得られた一件分の用紙が、ソータ190の、所定の格納位置にある格納部に格納されると、ソータ190が回動し、空の格納部が上記の格納位置に移動する。そしてこの空の格納部に、次の一件分の用紙が格納される。これにより、全件分の用紙が、一件毎に仕分けされて各格納部に格納される。ここで、このソータ190の動作は、制御部110の制御によって実行される。
以上のような一連の画像形成処理によって、用紙上に高画質な画像を形成することができる。
ここで、図1に示すプリントシステム10における、本発明の一実施形態としての特徴は、ICタグが用紙に埋め込まれる一連の処理にある。
図2は、本発明の記憶素子実装方法の第1実施形態に従って用紙にICタグを実装する一連の処理を示す図である。以下では、図1および図2を使って、本発明における記憶素子実装方法の第1実施形態について説明する。
用紙300は、土台301と、土台301の表面を覆う、熱可塑性を有する樹脂層302とで構成されている。土台301は、本発明にいう第1層の一例にあたり、樹脂層302は、本発明にいう第2層の一例に相当する。まず、図1に示す作像部120において、用紙300上にトナー像500が形成される(図2のパートS11)。
続いて、図1の一次定着部140において、トナー像500が用紙300上に固着される(図2のパートS12)。パートS11およびパートS12とを合わせた処置は、本発明の記憶素子実装方法におけるトナー像形成過程の一例に相当する。
一次定着が施された用紙300は、ICタグ実装部411に搬送される。ICタグ実装部411では、ICタグ搬送部4111によって、用紙300にICタグ600が搬送される(図2のパートS13)。このICタグ600は、本発明にいう記憶素子の一例に相当する。
ICタグ搬送部4111は、用紙300の樹脂層302上にICタグ600を載せる(図2のパートS14)。この図2のパートS14に示す処理は、本発明の記憶素子実装方法における配置過程の一例に相当する。
ICタグ600が配置された用紙300は、二次定着部170に送られる。二次定着部170では、まず、加熱加圧ロール171によって用紙300の樹脂層302とトナー像500とが溶融される。続いて、用紙300が二次定着ベルト172に押し付けられることにより、用紙300の表面に光沢加工がなされる(図2のパートS15)。このとき、ICタグ600が用紙300の表面から***しないように、用紙300の表面が平らに均される。この用紙300の表面を加工する処理は、本発明の記憶素子実装方法における表面加工過程の一例に相当するするとともに、本発明の記憶素子実装方法における定着過程の一例に相当する。
表面加工処理が施された用紙300は、冷却器173によって冷却され、情報記録部420を経て、ソータ190まで搬送される。
このように、本実施形態の記憶素子実装方法によると、ICタグ600が必要な用紙300にのみICタグ600を実装することができ、ICタグ600の無駄を省くことができる。また、二次定着部170での表面加工処理とICタグの実装とをいっしょに行うことによって、従来から用いられているプリンタをそのまま使い、新たな工程を追加せずにICタグ600を実装することができる。
以上で、本発明における第1実施形態の説明を終了し、続いて、本発明における第2実施形態の説明を行う。以下では、第1実施形態との相違点に注目し、共通の部分については説明を省略する。
図3は、第2実施形態におけるプリンタを示す図である。
図3に示す本実施形態のプリンタは、図1に示す第1実施形態のプリンタとほぼ同様の構成を有しているが、図1のICタグ実装部411に替えて、ICタグ実装部412が備えられている。
図4は、本発明の記憶素子実装方法の第2実施形態に従って用紙にICタグを実装する一連の処理を示す図である。
まず、第1実施形態と同様に、図3に示す作像部120において、用紙300上にトナー像500が形成され(図4のパートS21)、一次定着部140において、トナー像500が用紙300上に固着される(図4のパートS22)。
用紙300はICタグ実装部412に搬送される。ICタグ実装部412では、ヒーター4121によって、用紙300の樹脂層302の一部分302Aが加熱されて溶融される(図4のパートS23)。
続いて、ICタグ搬送部4122によってICタグ600が搬送され(図4のパートS14)、用紙300の溶融された部分302AにICタグ600が載せられる(図4のパートS25)。このとき、ICタグ600は、樹脂層302の溶融された部分302Aにおける、土台301との境界付近にまで埋め込まれる。
ICタグ600が配置された用紙300は二次定着部170に送られ、表面加工処理が施される(図4のパートS26)。
このように、本実施形態の記憶素子実装方法によると、ICタグ600を土台301と樹脂層302との境界付近にまで深く埋め込むことができるため、用紙300の表面にICタグ600が透けてしまう不具合を解消することができる。
以上で、本発明における第2実施形態の説明を終了し、続いて、本発明における第3実施形態の説明を行う。以下では、第1、および第2実施形態との相違点に注目し、共通の部分については説明を省略する。
図5は、第3実施形態におけるプリンタを示す図である。
図5に示す本実施形態のプリンタも、図1に示す第1実施形態のプリンタとほぼ同様の構成を有しているが、図1のICタグ実装部411に替えて、ICタグ実装部413が備えられている。
図6は、本発明の記憶素子実装方法の第3実施形態に従って用紙にICタグを実装する一連の処理を示す図である。
まず、第1、および第2実施形態と同様に、用紙300上にトナー像500が形成され(図6のパートS31)、そのトナー像500が用紙300上に固着される(図6のパートS32)。
続いて、用紙300にICタグ600が配置される。第1、および第2実施形態においては、用紙300の樹脂層302上にICタグ600が載せられたが、本実施形態においては、樹脂層302ではなく、土台301にICタグ600が埋め込まれる。
ここで、一旦図6の説明を中断し、本実施形態におけるICタグ実装部413の構成について説明する。
図7は、ICタグ実装部の構成を示す図である。
本実施形態におけるICタグ実装部413には、用紙300の土台301にICタグ600を挿入するICタグ挿入部4131と、用紙300を押える押さえ板4136が備えられている。
図7のパート(A)は、ICタグ挿入部4131を横からみた図である。ICタグ600は、テープ601上に並べて貼り付けられており、テープ供給部4134によってICタグ挿入針4132Aに供給される。ICタグ600が供給された後のテープ601は、テープ巻取り部4133によって巻き取られて回収される。
図7のパート(B)は、ICタグ挿入部4131を上からみた図である。ICタグ挿入部4131には、パート(A)にも示すICタグ挿入針4132Aと、ICタグ挿入ピストン4132Bと、ICタグセット爪4132Cとで構成されたICタグ挿入ブロック4132と、接着剤挿入針4135Aと、接着剤挿入ピストン4135Bと、接着剤補給ピストン4135Cと、接着剤リザーバ4135Dとで構成された接着剤挿入ブロック4135が設けられている。
ICタグ実装部413に用紙300が搬送されてくると、まず、押さえ板4136が用紙300を押える。続いて、ICタグセット爪4132Cによって、テープ601に貼り付けられたICタグ600がICタグ挿入針4132Aにセットされる。
ICタグ600がセットされると、ICタグ挿入ブロック4132が移動されて、ICタグ挿入針4132Aが用紙300の土台300に差し込まれる。さらに、ICタグ挿入ピストン4132BによってICタグ600が土台300に挿入される。
続いて、接着剤挿入ブロック4132が移動されて、接着剤挿入針4135Aが土台300に差し込まれ、接着剤挿入ピストン4135Bによって接着剤が土台300に挿入される。
図6に戻って説明する。
図6のパートS33に示すように、ICタグ実装部413によって、用紙300の土台301にICタグ600と接着剤610とが挿入される。この接着剤610は、ICタグ600の脱落を防止する封止剤の役割を担い、例えば、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、セルロース系接着剤などといった1液硬化性の接着剤を用いることが好ましい。
ICタグ600が配置された用紙300は二次定着部170に送られ、表面加工処理が施される(図6のパートS34)。
このように、本実施形態の記憶素子実装方法によると、ICタグ600が樹脂層302ではなく土台301に埋め込まれるため、樹脂層302の厚さをICタグ600の厚さよりも薄くすることができ、用紙300全体の厚さを薄くすることができる。
以上で、本発明における第3実施形態の説明を終了し、続いて、本発明における第4実施形態の説明を行う。以下では、第1〜第3実施形態との相違点に注目し、共通の部分については説明を省略する。
図8は、第4実施形態におけるプリンタを示す図である。
図8に示す本実施形態のプリンタは、図1に示す第1実施形態のプリンタとほぼ同様の構成を有するが、ICタグ実装部が配置されている位置が異なる。本実施形態のプリンタでは、ICタグ実装部414が作像部120よりも上流側に配置されており、用紙上にトナー像が形成される前に、ICタグが用紙に配置される。
図9は、本発明の記憶素子実装方法の第4実施形態に従って用紙にICタグを実装する一連の処理を示す図である。
本実施形態の記憶素子実装方法においては、トナー像が形成される前の用紙300にICタグが埋め込まれる。まず、媒体供給部130からICタグ実装部414に用紙300が搬送され、ICタグ実装部414のヒーター4141によって、用紙300の樹脂層302の一部分302Bが加熱されて溶融される(図9のパートS41)。
続いて、ICタグ搬送部4142によってICタグ600が搬送され(図9のパートS42)、溶融された部分302Bにおける、土台301との境界付近にICタグ600が埋め込まれる(図9のパートS43)。
ICタグ600が埋め込まれた用紙300は、作像部120に搬送されて、樹脂層302上にトナー像500が形成される(図9のパートS44)。
さらに、用紙300は一次定着部140に搬送され、一次定着部140において、トナー像500が用紙300上に固着される(図9のパートS45)。
トナー像500が固着された用紙300は二次定着部170に送られ、表面加工処理が施される(図9のパートS46)。
このように、本実施形態の記憶素子実装方法によると、ICタグ600を埋め込んだ上にトナー像500が形成されるため、ICタグ600を実装する際にトナー像500が乱れず、高画質な画像を形成することができる。
以上で、本発明における第4実施形態の説明を終了する。
以下、ICタグ600に記録された情報の利用例について説明する。
図10は、ユーザからの注文を受けて画像をプリント出力し、そのプリント料金を算出する注文システムを示すブロック図である。
注文システム1は、図1,図3,図5,図8にも示す、ユーザからの注文を受け付ける受付装置200、および画像をプリント出力するプリンタ100、注文内容を表わすオーダデータを保存するオーダDB30、ICタグ600(600A,600B,600C)に記録された情報を読み取って、プリント料金を算出するプライシング装置20とで構成されている。
受付装置200にフィルムや小型記録媒体を装填し、撮影画像をプリント出力する注文を行うと、その注文内容を表わすオーダデータがオーダDB30に送られて保存される。また、受付装置200で撮影画像を表わす画像データが生成され、その画像データがプリンタ100に送られる。
プリンタ100では、受付装置200から送られてきた画像データに基づく画像がプリント出力される。この例では、プリンタ100によって、通常プリント画像300B、大伸ばしプリント画像300C、および、全プリント画像のインデックスが印刷されたインデックス画像300Aがプリント出力されたものとして説明する。通常プリント画像300B、および大伸ばしプリント画像300Cには、画像IDや、プリントサイズ、撮影日時、画像形成における各種設定パラメータ等が記録されたICタグ600B,600Cが実装されており、インデックス画像300Aには、全プリント画像の画像ID等が記録されたICタグ600Aが実装されている。
オペレータは、プリント出力されたインデックス画像300A、通常プリント画像300B、大伸ばしプリント画像300Cをプライシング装置20に装填する。
プライシング装置20は、ICタグ600に記録された情報を読み取るICタグ読取部21と、プリント料金を算出するプライシング処理部22と、伝票を出力する伝票印刷部23と、画像やエラー通知を表示する表示部24と、プリントサイズや表面加工の種類とそのサービス価格とが対応付けられて保存された価格DB25とで構成されている。
プライシング装置20にプリント画像が装填されると、まず、ICタグ読取部21によって、ICタグ600に記録された情報が読み取られる。プライシング処理部22は、インデックス画像300AのICタグ600Aに記録された「全プリント画像の画像ID」と、その他のプリント画像300B,300CのICタグ600B,600Cに記録された「画像ID」とを比較し、全てのプリント画像が揃っているか、他の注文のプリント画像が混在していないかを確認する。それらの項目が確認できなかった場合には、表示部24にエラー通知を表示する。また、それらの項目が確認できた場合、プライシング処理部22は、ICタグ600B,600Cに記録された「プリントサイズ」や「表面加工種」と、価格DB25に保存されたサービス価格とに基づき、プリント料金を算出する。算出されたプリント料金と注文内容は、伝票印刷部23において印刷される。
このように、ICタグに記録された情報を使用することによって、容易に、かつ正確にプリント料金を算出することができる。また、ICタグに記録された情報を使って、注文内容の確認を行うことによって、煩雑な確認作業を省き、プリント画像の不足や異なる注文のプリント画像の混入を確実に防止することができる。
ここで、上記では、ICタグに画像IDや撮影日時などといった情報を記録する例について説明したが、本発明にいう記憶素子には、以下のような情報を記録してもよい。
1、撮影情報(ストロボの有無、Ev値、シャッタ速度、絞り値、撮影モード、カメラ機種、レンズ情報、被写体距離、撮影日時、Exif情報など)
2、被写体情報(被写体氏名、撮影場所)
3、画像処理情報(処理内容、補正情報)
4、注文情報(注文番号、顧客名、注文内容、価格)
例えば、撮影情報や被写体情報などは、画像鑑賞時に利用することができ、画像処理情報は、再び同じ注文を行う際に利用することができ、注文情報は、値付けの際に利用することができる。
また、上記では、ICタグに記録された情報をプライシング装置で利用する例について説明したが、本発明にいう記憶素子に記録された情報は、プライシング装置での利用の他にも、再注文の際に利用したり、画像形成処理の制御用などに利用してもよい。
また、上記では、土台と樹脂層とを有する用紙を用いる例について説明したが、本発明にいう用紙は、土台となる第1層と、表面となる、熱可塑性を有する第2層とを含んでいれば、3層以上で構成されるものであってもよい。
また、二次定着部の後段にインクジェットプリンタを配置し、用紙にアンテナを記録してICタグに接続させてもよい。ICタグにアンテナを接続することによって、ICタグの感度を向上させることができる。
本発明の一実施形態が適用されたプリントシステムを示す図である。 本発明の記憶素子実装方法の第1実施形態に従って用紙にICタグを実装する一連の処理を示す図である。 第2実施形態におけるプリンタを示す図である。 本発明の記憶素子実装方法の第2実施形態に従って用紙にICタグを実装する一連の処理を示す図である。 第3実施形態におけるプリンタを示す図である。 本発明の記憶素子実装方法の第3実施形態に従って用紙にICタグを実装する一連の処理を示す図である。 ICタグ実装部の構成を示す図である。 第4実施形態におけるプリンタを示す図である。 本発明の記憶素子実装方法の第4実施形態に従って用紙にICタグを実装する一連の処理を示す図である。 ユーザからの注文を受けて画像をプリント出力し、そのプリント料金を算出する注文システムを示すブロック図である。
符号の説明
10 プリントシステム
100 プリンタ
110 制御部
111 レーザ光変調部
120 作像部
121 露光部
122 像担持体ロール
123 帯電ロール
124 現像ユニット
124Y,124M,124C,124B 現像装置
125 クリーナ
126 一次転写部
126a 一次転写ベルト
126b 張架ロール
126c 一次転写ロール
127 二次転写ロール
130 媒体供給部
131 ロール紙収納部
134 ロール紙カッタ
132 シートカセット
135 印字ヘッド
140 一次定着部
170 二次定着部
171 加熱加圧ロール
172 二次定着ベルト
173 冷却器
180 XYカッタ
181 第1カッタ
182 第2カッタ
190 ソータ
200 受付装置
300 用紙
301 土台
302 樹脂層
411,412,413,414 ICタグ実装部
420 情報記録部

Claims (2)

  1. 土台となる第1層と、表面となる、熱可塑性を有する第2層とを含む複数層からなる用紙の表面にトナー像を形成するトナー像形成過程と、
    前記用紙の表面に記憶素子を載せる配置過程と、
    前記配置過程で記憶素子が配置された用紙の少なくとも表面部分を溶融し、
    前記用紙の表面のトナー像および記憶素子を該第2層と一体化させて、該トナー像および該記憶素子が前記用紙の表面の一部を構成するように加工する表面加工過程とを有することを特徴とする記憶素子実装方法。
  2. 土台となる第1層と、表面となる、熱可塑性を有する第2層とを含む複数層からなる用紙の表面にトナー像を形成するトナー像形成部と、
    前記用紙の表面に記憶素子を載せる配置部と、
    前記配置部によって記憶素子が配置された用紙の少なくとも表面部分を溶融し、前記用紙の表面のトナー像および記憶素子を該第2層と一体化させて、該トナー像および該記憶素子が前記用紙の表面の一部を構成するように加工する表面加工部とを有することを特徴とする画像形成装置。
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