JP4476517B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像処理装置に関し、特に、移動体を目的物体へ誘導させ、接近させるために、その移動体に搭載された画像処理装置に関する。
【従来の技術】
【0002】
このような画像処理装置の第1の従来技術として、特開平8−14798号公報に記載された「飛翔体の誘導装置」がある。この従来技術によれば、飛行体に一定間隔で設けられた2つの撮像装置(第1パッシブセンサ及び第2パッシブセンサ)によって、飛翔体と目標物(目的物)までの距離(L)と方向(α)の測定を可能にすることにより、目的物までの距離に応じて適切な誘導制御を行っている。また、第2の従来技術として、特開昭63−235810号公報に記載された「パッシブ測距方式」がある。この従来技術によれば、相手に探索されることなく、目標(目的)までの距離を測定するパッシブ測距方式により、1台の撮像装置を移動体に搭載し、移動体が移動する2点における移動体の進行方向と撮像装置が目標を見るときの光軸の角度および撮像装置からの目標視野とを計測し、2点で計測した両角度と、移動体が2点間を移動する速度および所要時間とを演算して目標までの距離を計測している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平8−14798号公報に記載された従来技術では、1つの移動体に2つの撮像装置を設置して、その撮像装置間の間隔を利用して距離計測しているので、高い距離計測精度を得るためには2つの撮像装置間の間隔を大きくする必要があるが、撮像装置を設置するためのスペースが限られているため、必要な距離計測精度を得るための視差が取れないという課題があった。また、撮像装置が2台必要であるため、画像処理装置のコストが高くなるという課題もあった。
【0004】
また、特開平63−235810号公報に記載された従来技術では、1つの移動体に1つの撮像装置を設置し、移動体が移動することを利用して距離計測を行っているが、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出しないために、どの程度の視差を取ればよいのかわからないという課題があった。
【0005】
さらに、上記第1および第2の従来技術では、目的物体に良く似た形状の偽の物体に誤って誘導してしまうという課題があった。
【0006】
また、上記第1および第2の従来技術では、目的物体までの距離計測は可能であるが、目的物体の海上高度又は地上高度は計測できないという課題があった。
【0007】
また、上記第1および第2の従来技術では、目的物体に設置された撮像装置であるカメラは、カメラ視野およびカメラの解像度が固定されたものであるため、広角レンズを使用したカメラは、カメラと目的物体の距離が遠い場合は目的物体が画像に小さくしか映らないか、あるいはほとんど画像に映らない等のように目的物体の漏れが生じるという課題があった。一方、望遠レンズを使用したカメラは視野が狭いため、カメラの角度が正確でないとカメラ視野内に目的物体が映らない等のように画像の解像度が実質的に低下するという課題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出して高い距離計測精度を可能にするとともに、目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することのない画像処理装置を得ることを目的とする。
また、この発明は目的物体の海上高度も地上高度も計測できる画像処理装置を得ることを目的とする。
さらに、この発明は目的物体の漏れ防止と画像の解像度を上げることを同時に満たすことができる画像処理装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る画像処理装置は、少なくとも1種類の目的物体のモデルを含む事前情報が格納された事前情報格納手段と、認識対象の画像を撮像して画像データを取得する画像取得手段と、この画像取得手段によって取得された画像データから目的物体候補を抽出する目的物体候補抽出手段と、この目的物体候補抽出手段によって抽出された目的物体候補までの距離を計測する距離計測手段と、この距離計測手段で計測された距離に基づいて目的物体候補の海上高度又は地上高度を算出する海上/地上高度演算手段と、目的物体候補の海上高度又は地上高度及び事前情報格納手段に格納された事前情報に基づいて目的物体候補と目的物体のモデルとの類似性を演算するモデル類似性演算手段と、このモデル類似性演算手段による算出結果に基づいて目的物体候補の中から目的物体を選択する目的物体選択手段と、選択された目的物体に対する移動体の最適な経路を演算する最適経路演算手段とを有するものである。
【0011】
この発明に係る画像処理装置は、画像上の任意の点を用いて平面あてはめを行うことにより海上面又は地上面を算出する海上/地上平面演算手段をさらに備え、距離計測手段は海上/地上平面演算手段によって算出された海上面又は地上面に基づいて目的物体候補抽出手段によって抽出された目的物体候補までの距離を計測するものである。
【0012】
この発明に係る画像処理装置は、3次元情報を格納する3次元情報格納手段及びこの3次元情報格納手段に格納された3次元情報と距離計測手段で計測された距離とに基づいて位置あわせを行う位置あわせ手段をさらに備え、海上/地上高度演算手段は位置あわせ手段による位置あわせ情報に基づいて目的物体候補の海上高度又は地上高度を算出するものである。
【0013】
この発明に係る画像処理装置は、3次元情報を格納する3次元情報格納手段、この3次元情報格納手段に格納された3次元情報に基づいて指示計画情報を作成する指示計画手段、及びこの指示計画手段によって作成された指示計画情報に基づいて移動体の経路を演算する経路演算手段をさらに備え、画像取得手段はこの経路演算手段によって算出された経路における認識対象の画像を撮像して画像データを取得するものである。
【0014】
この発明に係る画像処理装置は、画像取得手段は複数の画像を同時に撮像して複数の画像データを取得するように構成され、目的物体候補抽出手段は画像取得手段によって取得された複数の画像データのそれぞれに基づいて複数系統の目的物体候補を抽出するように構成され、距離計測手段は目的物体候補抽出手段によって抽出された複数系統の目的物体候補に基づいてすべての目的物体候補までの距離を計測するものである。
【0015】
この発明に係る画像処理装置は、画像取得手段は光学系の条件が異なるとともに画像データの取得順序が設定された複数の画像取得手段で構成され、目的物体候補抽出手段は複数の画像取得手段にそれぞれ対応する複数の目的物体候補抽出手段で構成され、任意の取得順序に設定された画像取得手段によって取得された画像データに基づいて対応する目的物体候補抽出手段は抽出した目的物体候補が次の取得順序に設定された画像取得手段における認識対象の画像になるように設定し、距離計測手段は最終の取得順序に設定された画像取得手段によって取得された画像データに基づいて対応する目的物体候補抽出手段によって抽出された目的物体候補までの距離を計測するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、飛行機等の移動体(図示せず)に設けられたこの発明の実施の形態1における画像処理装置(以下、本装置と呼ぶ)の構成を示すブロック図であり、図において、101は移動体がある位置から他の位置に移動した際の2つの位置において入力画像を取得する画像取得手段、102は画像取得手段101から出力される入力画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段、103は画像データ記憶手段102に記憶された画像データから目的物体の候補を抽出する目的物体候補抽出手段、104は目的物体までの距離を計測する距離計測手段、105は目的物体のモデル類似性を演算するモデル類似性演算手段、106は目的物体を選択する目的物体選択手段、107は目的物体への最適経路を演算する最適経路演算手段、108は事前情報を前もって記憶している事前情報格納手段である。
【0017】
次に動作について説明する。
この場合の動作は、移動体に取りつけられた画像取得手段101(例えば、カメラ)から得られる画像を用いて、移動体を海上又は地上に存在する目的物体まで接近させる動作である。図2は本装置の動作の流れを示すフローチャートである。以下このフローチャートに沿って本装置の動作を説明する。
【0018】
まず最初に、本装置が起動されると(ステップST101)、初期設定を行う。すなわち、複数種類の目的物体のモデルデータからなる事前情報、移動体の経路を制約する条件、移動体の自己位置や属性、移動体を移動させるために有している動力や移動体自身を制御する能力や他の事前情報をあらかじめ事前情報格納手段108に格納する(ステップST102)。事前情報格納手段108に格納されているモデルデータ及び画像取得手段101であるカメラの性能の具体的な例を図3及び図4に示す。
【0019】
図3においては、モデルデータとして船、雲、滑走路、ビルがある。そして、各モデルデータごとに、3次元形状モデル、輪郭のシャープさの度合、直線性の度合、移動速度、海上又は地上の高度からなる固有のデータが格納されている。また、図4においては、画像取得手段としてのカメラの自己位置、傾き角、視野角、解像度、制御能力からなるカメラの性能についてのデータが格納されている。この場合において、カメラは認識対象の物体が画像内に取得できるように予め設置されている。なお、図3及び図4に示す事前情報は他の実施の形態においても用いられる。
【0020】
次に、移動体のある位置において、画像取得手段101によって認識対象の画像が入力されて画像データ記憶手段102に記憶される(ステップST103)。次に、画像データ記憶手段102に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段103によって目的物体候補の抽出が行われ(ステップST104)、モデル類似性演算手段105によって各目的物体候補におけるモデル類似性が算出される(ステップST105)。
【0021】
次に、移動体が移動した後の他の位置において、再度、画像取得手段101によって認識対象の画像が入力される(ステップST106)。そして、前回の位置における場合と同様に、画像取得手段101によって入力され、画像データ記憶手段102に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段103によって目的物体候補の抽出が行われる(ステップST107)。次に、ステップST104で抽出された各目的物体候補とステップST107で抽出された各目的物体候補との対応付けを行い、距離計測手段104によって各目的物体候補までの距離を計測する(ステップST108)。すなわち、移動体の異なる2つの位置における2枚の入力画像の対応付けによって各目的物体候補までの距離計測に必要な視差を算出して、各目的物体候補までの距離を正確に計測する。
【0022】
次に、モデル類似性演算手段105によって事前情報と距離計測結果から各目的物体候補におけるモデル類似性を算出し(ステップST109)、目的物体選択手段106によって目的物体を選択する。例えば、ある1つの目的物体候補における輪郭のシャープさが0.8、直線性が0.7、移動速度が5m/secである場合には、図3に示したモデルデータから船が目的物体として選択される。
【0023】
次に、最適経路演算手段107によって、事前に格納されている経路制約条件や移動体の移動可能範囲において、選択された目的物体の距離計測精度を十分に確保するための最適な経路を算出し(ステップST111)、算出結果に従って移動体を制御させ(ステップST112)、飛行機等の移動体を目的物体である船に接近させて(ステップST113)、処理を終了する(ステップST114)。
【0024】
以上のように、この実施の形態1によれば、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出して高い距離計測精度を可能にするとともに、目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することがないという効果がある。
【0025】
なお、この実施の形態1においては、2枚の入力画像によって距離を計測しているが、距離計測が可能であれば1枚でもよいし、3枚以上の入力画像を用いてもよい。また。ステップST106からステップST112を繰り返して、移動体を目的物体に接近させることもできる。また、この実施の形態1によれば、入力画像のみから距離計測地の精度を十分に確保するための最適な移動経路を算出することによって、自立的に移動体を目的物体に接近できるという効果がある。
【0026】
また、この実施の形態1においては、事前情報として移動可能範囲を事前情報格納手段108に格納しているが、移動可能範囲を演算する手段を設けて、他の事前情報より移動可能範囲を演算してもよい。
また、この実施の形態1においては、事前情報格納手段108に格納されている具体的なモデルデータ及びカメラの性能のデータ例を図3及び図4に示したが、事前情報格納手段108に格納されるものはこれに限定するものではない。目的物体候補に対応するモデルデータの種類及びデータ項目をもっと多数にしてもよい。また、カメラの性能についても、例えば目的物体候補に応じて複数の光学系を切り替える構成とし、各構成の性能のデータを格納するようにしてもよい。
【0027】
実施の形態2.
図5は、飛行機等の移動体(図示せず)に設けられたこの発明の実施の形態2における画像処理装置(以下、本装置と呼ぶ)の構成を示すブロック図であり、図において、201は移動体がある位置から他の位置に移動した際の2つの位置において入力画像を取得する画像取得手段、202は画像取得手段201から出力される入力画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段、203は画像データ記憶手段202に記憶された画像データから目的物体の候補を抽出する目的物体候補抽出手段、204は目的物体までの距離を計測する距離計測手段、205は海上高度及び地上高度を演算する海上/地上高度演算手段、206は目的物体のモデル類似性を演算するモデル類似性演算手段、207は目的物体を選択する目的物体選択手段、208は目的物体への最適経路を演算する最適経路演算手段、209は事前情報を前もって記憶している事前情報格納手段である。
【0028】
次に動作について説明する。
この場合の動作は、移動体に取りつけられた画像取得手段201(例えば、カメラ)から得られる画像を用いて、移動体を地上に存在する目的物体まで接近させる動作である。図6は本装置の動作の流れを示すフローチャートである。以下このフローチャートに沿って本装置の動作を説明する。なお、目的物体が海上に存在する場合も同じ動作である。
【0029】
まず最初に、本装置が起動されると(ステップST201)、初期設定を行う。すなわち、複数種類の目的物体のモデルデータからなる事前情報、移動体の経路を制約する条件、移動体の自己位置や属性、移動体を移動させるために有している動力や移動体自身を制御する能力や他の事前情報を事前情報格納手段209に格納しておく(ステップST202)。また、予めわかっている情報より地上点を設定しておく(ステップST203)。
【0030】
次に、移動体のある位置において、画像取得手段201によって認識対象の画像が入力されて画像データ記憶手段202に記憶される(ステップST204)。画像データ記憶手段202に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段203によって目的物体候補の抽出が行われ(ステップST205)、モデル類似性演算手段206によって各目的物体候補におけるモデル類似性が算出される(ステップST206)。
【0031】
次に、移動体が移動した後の他の位置において、再度、画像取得手段201によって認識対象の画像が入力されて画像データ記憶手段202に記憶される(ステップST207)。画像データ記憶手段202に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段203によって目的物体候補の抽出が行われ(ステップST208)、ステップST205で抽出された目的物体候補とステップST208で抽出された各目的物体候補との対応付けを行い、距離計測手段204によって各目的物体候補及び地上点までの距離を計測する(ステップST209)。すなわち、移動体の異なる2つの位置における2枚の入力画像の対応付けによって、目的物体候補までの距離及び地上点までの距離を計測する。
【0032】
次に、各目的物体候補までの距離と地上点までの距離が計測できているので、海上/地上高度演算手段205によって各目的物体候補の地上高度を算出する(ステップST210)。次に、モデル類似性演算手段206によって事前情報と地上高度から各目的物体候補におけるモデル類似性を算出し(ステップST211)、目的物体選択手段207によって目的物体を選択する(ステップST212)。例えば、ある1つの目的物体候補における輪郭のシャープさが0.9、直線性が0.9、移動速度が固定、地上高度が0mである場合には、図3に示したモデルデータから滑走路が目的物体として選択される。
【0033】
次に、最適経路演算手段208によって事前に格納されている経路制約条件や移動体の移動可能範囲において、選択された目的物体の距離計測精度を十分に確保するための最適な経路を演算し(ステップST213)、その演算結果に従って移動体を制御させ(ステップST214)、移動体を目的物体に接近させて(ステップST215)、処理を終了する(ステップST216)。
【0034】
以上のように、この実施の形態2によれば、実施の形態1の場合と同様の効果があるとともに、入力画像のみによって目的物体の海上高度あるいは地上高度を計測できるという効果がある。
【0035】
なお、この実施の形態2においては、地上点又は海上点は予めわかっているとして設定しているが、入力画像に基づいて演算指令により又は自動的に演算によって求めてもよいし、他の情報から地上点又は海上点を設定してもよい。あるいは、手動操作で設定してもよい。
また、この実施の形態2においても、実施の形態1の場合と同様に、移動可能範囲は移動可能範囲を演算する手段によって、又は他の事前情報より移動可能範囲を演算してもよい。
【0036】
実施の形態3.
図7は、飛行機等の移動体(図示せず)に設けられたこの発明の実施の形態3における画像処理装置(以下、本装置と呼ぶ)の構成を示すブロック図であり、図において、301は移動体がある位置から他の位置に移動した際の2つの位置において入力画像を取得する画像取得手段、302は画像取得手段301から出力される入力画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段、303は画像データ記憶手段302に記憶された画像データから目的物体の候補を抽出する目的物体候補抽出手段、304は目的物体までの距離を計測する距離計測手段、305は海上平面及び地上平面の平面あてはめを行う海上/地上平面演算手段、306は海上高度及び地上高度を演算する海上/地上高度演算手段、307は目的物体のモデル類似性を演算するモデル類似性演算手段、308は目的物体を選択する目的物体選択手段、309は目的物体への最適経路を演算する最適経路演算手段、310は事前情報を前もって記憶している事前情報格納手段である。
【0037】
次に動作について説明する。
この場合の動作は、移動体に取りつけられた画像取得手段301(例えば、カメラ)から得られる画像を用いて、移動体を地上に存在する目的物体まで接近させる動作である。図8は本装置の動作の流れを示すフローチャートである。以下このフローチャートに沿って本装置の動作を説明する。なお、目的物体が海上に存在する場合も同じ動作である。
【0038】
まず最初に、本装置が起動されると(ステップST301)、初期設定を行う。すなわち、複数種類の目的物体のモデルデータからなる事前情報、移動体の経路を制約する条件、移動体の自己位置や属性、移動体を移動させるために有している動力や移動体自身を制御する能力や他の事前情報を事前情報格納手段310に格納しておく(ステップST302)。
【0039】
次に、移動体のある位置において、画像取得手段301によって認識対象の画像が入力されて画像データ記憶手段302に記憶される(ステップST303)。画像データ記憶手段302に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段303によって目的物体候補の抽出が行われ(ステップST304)、モデル類似性演算手段307によって各目的物体候補におけるモデル類似性が算出される。(ステップST305)。
【0040】
次に、移動体が移動した後の他の位置において、再度、画像取得手段301によって、認識対象の画像が入力され画像データ記憶手段302に記憶される(ステップST306)。画像データ記憶手段302に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段303によって目的物体候補の抽出が行われる(ステップST307)。
【0041】
次に、海上/地上平面演算手段305によって、画像上の任意な点を用いて平面あてはめを行い、地上平面を算出する(ステップST308)。次に、ステップST304で抽出された各目的物体候補とステップST307で抽出された各目的物体候補との対応付けを行い、距離計測手段304によって、各目的物体候補および地上平面上の任意の点までの距離を計測し(ステップST309)、海上/地上高度演算手段306によって目的物体の地上高度を算出する(ステップST310)。
【0042】
次に、モデル類似性演算手段307によって事前情報と地上高度から各目的物体候補におけるモデル類似性を算出し(ステップST311)、目的物体選択手段308によって目的物体を選択する(ステップST312)。例えば、ある1つの目的物体候補における輪郭のシャープさが0.9、直線性が0.9、移動速度が固定、地上高度が30mである場合には、図3に示したモデルデータからビルが目的物体として選択される。
【0043】
次に、最適経路演算手段309によって事前に格納されている経路制約条件や移動体の移動可能範囲において、選択された目的物体の距離計測精度を十分に確保するための最適な経路を算出し(ステップST313)、算出結果に従って移動体を制御させ(ステップST314)、移動体を目的物体に接近させて(ステップST315)、処理を終了する(ステップST316)。
【0044】
以上のように、この実施の形態3によれば、実施の形態1の場合と同様の効果があるとともに、入力画像のみによって画像上の任意の点から海上平面あるいは地上平面を求めて、目的物体の海上高度あるいは地上高度を計測するので、予め海上点あるいは地上点を設定する必要がないという効果がある。
【0045】
なお、この実施の形態3では、画像上の任意の点から地上平面を求めているが、人間が任意の点を選んでもよいし、画像から自動で選んでもよい。
また、この実施の形態3では、事前情報として移動可能範囲を格納しているとしているが、移動可能範囲は予め格納しておいてもよいし、移動可能範囲を演算する手段によって、他の事前情報より移動可能範囲を演算してもよい。
【0046】
実施の形態4.
図9は、飛行機等の移動体(図示せず)に設けられたこの発明の実施の形態4における画像処理装置(以下、本装置と呼ぶ)の構成を示すブロック図であり、図において、401は移動体がある位置から他の位置に移動した際の2つの位置において入力画像を取得する画像取得手段、402は画像取得手段401から出力される入力画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段、403は画像データ記憶手段402に記憶された画像データから目的物体の候補を抽出する目的物体候補抽出手段、404は目的物体までの距離を計測する距離計測手段、405は3次元情報を格納する3次元情報格納手段、406は距離計測手段404の計測結果と3次元情報格納手段405の3次元情報とから位置あわせを行う位置あわせ手段、407は海上高度及び地上高度を演算する海上/地上高度演算手段、408は目的物体のモデル類似性を演算するモデル類似性演算手段、409は目的物体を選択する目的物体選択手段、410は目的物体への最適経路を演算する最適経路演算手段、411は事前情報を前もって記憶している事前情報格納手段である。
【0047】
次に動作について説明する。
この場合の動作は、移動体に取りつけられた画像取得手段401(例えば、カメラ)から得られる画像を用いて、移動体を地上に存在する目的物体まで接近させる動作である。図10は本装置の動作の流れを示すフローチャートである。以下このフローチャートに沿って本装置の動作を説明する。なお、目的物体が海上に存在する場合も同じ動作である。
【0048】
まず最初に、本装置が起動されると(ステップST401)、初期設定を行う。すなわち、3次元情報を3次元情報格納手段405に格納し(ステップST402)、複数種類の目的物体のモデルデータからなる事前情報、移動体の経路を制約する条件、移動体の自己位置や属性、移動体を移動させるために有している動力や移動体自身を制御する能力、及び他の事前情報を事前情報格納手段411に格納しておく(ステップST403)。
【0049】
次に、移動体のある位置において、画像取得手段401によって、認識対象の画像が入力され画像データ記憶手段402に記憶される(ステップST404)。画像データ記憶手段402に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段403によって目的物体候補の抽出が行われ(ステップST405)、モデル類似性演算手段408によって各目的物体候補におけるモデル類似性が算出される(ステップST406)。
【0050】
次に、移動体が移動した後の他の位置において、再度、画像取得手段401によって、認識対象の画像が入力され画像データ記憶手段402に記憶される(ステップST407)。画像データ記憶手段402に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段403によって目的物体候補の抽出が行われ(ステップST408)、ステップST405で抽出された各目的物体候補とステップST408で抽出された各目的物体候補との対応付けを行い、距離計測手段404によって各目的物体候補までの距離を計測する(ステップST409)。
【0051】
次に、位置あわせ手段406によって3次元情報と各目的物体候補ごとの距離データの位置合わせを行い(ステップST410)、海上/地上高度演算手段407によって、各目的物体候補の地上高度を算出する(ステップST411)。次に、モデル類似性演算手段408によって事前情報と距離計測結果から各目的物体候補におけるモデル類似性を算出し(ステップST412)、目的物体選択手段409によって目的物体を選択する(ステップST413)。
【0052】
次に、最適経路演算手段410によって事前に格納されている経路制約条件や移動体の移動可能範囲において、選択された目的物体の距離計測精度を十分に確保するための最適な経路を算出し(ステップST414)、算出結果に従って移動体を制御させ(ステップST415)、移動体を目的物体に接近させて(ステップST416)、処理を終了する(ステップST417)。
【0053】
以上のように、この実施の形態4によれば、実施の形態3の場合と同様の効果があるとともに、3次元情報と計測された距離情報とを位置あわせすることにより、目的物体の海上高度あるいは地上高度をより正確に計測できるという効果がある。
【0054】
なお、この実施の形態4では、位置あわせ手段406において、自動的に位置をあわせることを想定しているが、人間が3次元情報と距離計測結果を見比べて、位置をあわせてもよい。
また、この実施の形態4では、事前情報として移動可能範囲を格納しているとしているが、移動可能範囲は予め格納しておいてもよいし、移動可能範囲を演算する手段によって、他の事前情報より移動可能範囲を演算してもよい。
【0055】
実施の形態5.
図11は、飛行機等の移動体(図示せず)に設けられたこの発明の実施の形態5における画像処理装置(以下、本装置と呼ぶ)の構成を示すブロック図であり、図において、501は移動体がある位置から他の位置に移動した際の2つの位置において入力画像を取得する画像取得手段、502は画像取得手段501から出力される入力画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段、503は画像データ記憶手段502に記憶された画像データから目的物体の候補を抽出する目的物体候補抽出手段、504は目的物体までの距離を計測する距離計測手段、505は目的物体のモデル類似性を演算するモデル類似性演算手段、506は目的物体を選択する目的物体選択手段、507は目的物体への最適経路を演算する最適経路演算手段、508は事前情報を前もって記憶している事前情報格納手段、509は3次元情報を格納する3次元情報格納手段、510は3次元情報格納手段509の3次元情報から指示計画を作成する指示計画手段、511は指示計画手段510の指示計画で経路を演算する経路演算手段である。
【0056】
次に動作について説明する。
この場合の動作は、移動体に取りつけられた画像取得手段301(例えば、カメラ)から得られる画像を用いて、移動体を海上又は地上に存在する目的物体まで接近させる動作である。図12は本装置の動作の流れを示すフローチャートである。以下このフローチャートに沿って本装置の動作を説明する。
【0057】
まず最初に、本装置が起動されると(ステップST501)、初期設定を行う。すなわち、3次元情報を3次元情報格納手段509に格納し(ステップST502)、指示計画手段510によって3次元情報から指示計画を作成し(ステップST503)、経路演算手段511によって指示計画から経路を算出しておく(ステップST504)。次に、複数種類の目的物体のモデルデータからなる事前情報、移動体の経路を制約する条件、移動体の自己位置や属性、移動体を移動させるために有している動力や移動体自身を制御する能力、及び他の事前情報を事前情報格納手段508に格納しておく(ステップST505)。
【0058】
次に、移動体のある位置において、画像取得手段501によって認識対象の画像が入力されて画像データ記憶手段502に記憶される(ステップST506)。画像データ記憶手段502に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段503によって目的物体候補の抽出が行われ(ステップST507)、モデル類似性演算手段505によって各目的物体候補におけるモデル類似性が算出される(ステップST508)。
【0059】
次に、移動体が移動した後の他の位置において、再度、画像取得手段501によって認識対象の画像が入力されて画像データ記憶手段502に記憶される(ステップST509)。画像データ記憶手段502に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段503によって目的物体候補の抽出が行われ(ステップST510)、ステップST507で抽出された各目的物体候補とステップST510で抽出された各目的物体候補との対応付けを行い、距離計測手段504によって各目的物体候補までの距離を計測する(ステップST511)。
【0060】
次に、モデル類似性演算手段505によって事前情報と距離計測結果から各目的物体候補におけるモデル類似性を算出し(ステップST512)、目的物体選択手段506によって目的物体を選択する(ステップST513)。次に、最適経路演算手段507によって事前に格納されている経路制約条件や移動体の移動可能範囲において、選択された目的物体の距離計測精度を十分に確保するための最適な経路を算出し(ステップST514)、算出結果に従って移動体を制御させ(ステップST515)、移動体を目的物体に接近させて(ステップST516)、処理を終了する(ステップST517)。
【0061】
以上のように、この実施の形態5によれば、実施の形態1の場合と同様の効果があるとともに、3次元情報を用いた指示計画によって移動体の経路を自動的に算出して目的物体を正確に認識できるという効果がある。
【0062】
なお、この実施の形態5においても2枚の入力画像によって距離を計測しているが、距離計測が可能であれば1枚でもよいし、3枚以上を用いてもよい。また、ステップST509からステップST515を繰り返して、移動体を目的物体に接近させることもできる。また、この実施の形態5においても、入力画像のみから距離計測地の精度を十分に確保するための最適な移動経路を算出することによって、自立的に移動体を目的物体に接近させることができる。
【0063】
さらに、この実施の形態5においては、予め用意された3次元情報を用いているが、3次元情報は移動体に取りつけられたカメラによって生成してもよいし、また、別の移動体により生成された3次元情報を用いてもよい。
また、この実施の形態5では、事前情報として移動可能範囲を格納しているとしているが、移動可能範囲は予め格納しておいてもよいし、移動可能範囲を演算する手段によって他の事前情報より移動可能範囲を演算してもよい。
【0064】
実施の形態6.
図13は、飛行機等の移動体(図示せず)に設けられたこの発明の実施の形態6における画像処理装置(以下、本装置と呼ぶ)の構成を示すブロック図であり、図において、601,602はそれぞれ入力画像を取得するセンサ1、センサ2を構成する画像取得手段、603,604は画像取得手段601,602からそれぞれ出力される入力画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段、605,606は画像データ記憶手段603,604にそれぞれ記憶された画像データから目的物体の候補を抽出する目的物体候補抽出手段、607は目的物体までの距離を計測する距離計測手段、608は目的物体のモデル類似性を演算するモデル類似性演算手段、609は目的物体を選択する目的物体選択手段、610は目的物体への最適経路を演算する最適経路演算手段、611は事前情報を前もって記憶している事前情報格納手段である。
【0065】
次に動作について説明する。
この場合の動作は、移動体に取りつけられた2つの画像取得手段601,602(例えば、カメラ)から得られる画像を用いて、移動体を海上又は地上に存在する目的物体まで接近させる動作である。図14は本装置の動作の流れを示すフローチャートである。以下このフローチャートに沿って本装置の動作を説明する。
【0066】
まず最初に、本装置が起動されると(ステップST601)、初期設定を行う。すなわち、複数種類の目的物体のモデルデータからなる事前情報、移動体の経路を制約する条件、移動体の自己位置や属性、移動体を移動させるために有している動力や移動体自身を制御する能力、及び他の事前情報をあらかじめ事前情報格納手段611に格納する(ステップST602)。
【0067】
次に、移動体のある位置において、画像取得手段601(センサ1)によって認識対象の画像が入力されて画像データ記憶手段603に記憶される(ステップST603)。次に、画像データ記憶手段603に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段605によって目的物体候補の抽出が行われる(ステップST604)。
【0068】
また、移動体の同じ位置において、画像取得手段602(センサ2)によって認識対象の画像が入力されて画像データ記憶手段604に記憶される(ステップST605)。次に、画像データ記憶手段604に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段606によって目的物体候補の抽出が行われる(ステップST606)。
【0069】
次に、画像取得手段601(センサ1)及び画像取得手段602(センサ2)における各目的物体候補の対応付けを行い(ステップST607)、距離計測手段607によって各目的物体候補までの距離を計測する(ステップST608)。すなわち、移動体のある位置における2枚の入力画像の対応付けによって各目的物体候補までの距離計測に必要な視差を算出して、各目的物体候補までの距離を正確に計測する。
【0070】
次に、モデル類似性演算手段608によって事前情報と距離計測結果から各目的物体候補におけるモデル類似性を算出し(ステップST609)、目的物体選択手段609によって目的物体を選択する(ステップST610)。次に、最適経路演算手段610によって、事前に格納されている経路制約条件や移動体の移動可能範囲において、選択された目的物体の距離計測精度を十分に確保するための最適な経路を算出し(ステップST611)、算出結果に従って移動体を制御させ(ステップST612)、飛行機等の移動体を目的物体に接近させて(ステップST613)、処理を終了する(ステップST614)。
【0071】
以上のように、この実施の形態6によれば、2つのセンサである画像取得手段601,602によって2枚の入力画像を同時に取得することによって、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出して高い距離計測精度を可能にするとともに、目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することがないという効果がある。
【0072】
なお、この実施の形態6においては、2枚の入力画像の取得を1回のみで終了しているが、ステップST603からステップST612を繰り返して2枚の入力画像の取得を複数回にして、移動体を目的物体に接近させることもできる。また、この実施の形態6によれば、実施の形態1の場合と同様に、入力画像のみから距離計測地の精度を十分に確保するための最適な移動経路を算出することによって、自立的に移動体を目的物体に接近できるという効果がある。
【0073】
また、この実施の形態6においては、2つの画像取得手段によって2枚の入力画像を同時に取得するようにしたが、3つ以上の複数の画像取得手段によって複数の入力画像を同時に取得するようにしてもよい。
また、この実施の形態6においては、事前情報として移動可能範囲を事前情報格納手段611に格納しているが、移動可能範囲を演算する手段を設けて、他の事前情報より移動可能範囲を演算してもよい。
【0074】
実施の形態7.
図15は、飛行機等の移動体(図示せず)に設けられたこの発明の実施の形態7における画像処理装置(以下、本装置と呼ぶ)の構成を示すブロック図であり、図において、701は例えば広角レンズ付きカメラのように所定の画角のカメラによって入力画像を取得する画像取得手段、702は画像取得手段701から出力される入力画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段、703は画像データ記憶手段702に記憶された画像データから目的物体の候補を抽出する目的物体候補抽出手段、704は望遠レンズ付きカメラのように画像取得手段701とは異なる画角のカメラによって入力画像を取得する画像取得手段、705は画像取得手段704から出力される入力画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段、706は画像データ記憶手段705に記憶された画像データから目的物体の候補を抽出する目的物体候補抽出手段、707は目的物体までの距離を計測する距離計測手段、708は目的物体のモデル類似性を演算するモデル類似性演算手段、709は目的物体を選択する目的物体選択手段、710は目的物体への最適経路を演算する最適経路演算手段、711は事前情報を前もって記憶している事前情報格納手段である。
【0075】
次に動作について説明する。
この場合の動作は、移動体に取りつけられた画像取得手段701(例えば、広角レンズ付きカメラ)から得られる画像を用いて目的物体候補を絞り込んで、さらに画像取得手段704(例えば、望遠レンズ付きカメラ)から得られる画像を用いて、移動体を海上又は地上に存在する目的物体まで接近させる動作である。図16は本装置の動作の流れを示すフローチャートである。以下このフローチャートに沿って本装置の動作を説明する。
【0076】
まず最初に、本装置が起動されると(ステップST701)、初期設定を行う。すなわち、複数種類の目的物体のモデルデータからなる事前情報、移動体の経路を制約する条件、移動体の自己位置や属性、移動体を移動させるために有している動力や移動体自身を制御する能力、及び他の事前情報を事前情報格納手段711に格納しておく(ステップST702)。なおこの場合には、図4に示したカメラの性能についての事前情報として、例えば広角レンズ付きカメラと望遠レンズ付きカメラのデータを事前情報格納手段711に格納しておく。
【0077】
次に、画像取得手段701によって、認識対象の画像が広角レンズによって入力され画像データ記憶手段702に記憶される(ステップST703)。画像データ記憶手段702に記憶された画像データに対して、目的物体候補抽出手段703によって事前情報格納手段711のデータに基づく目的物体候補の抽出が行われる(ステップST704)。
【0078】
次に、抽出された目的物体候補の情報が画像取得手段704に入力されて、画像取得手段704によって、抽出された目的物体候補に基づく認識対象の画像が望遠レンズによって入力され画像データ記憶手段705に記憶される(ステップST705)。画像データ記憶手段705に記憶された画像に対して、目的物体候補抽出手段706によって事前情報格納手段711のデータに基づく目的物体候補の抽出が行われる(ステップST706)。この場合に、目的物体候補抽出手段703における抽出動作で用いられた事前情報を利用してもよい。
【0079】
距離計測を行うために、再度、画像取得手段704によって認識対象の画像が入力されて画像データ記憶手段705に記憶される(ステップST707)。画像データ記憶手段705に記憶された各目的物体候補の認識対象の画像データに対して、目的物体候補抽出手段706によって目的物体候補の抽出が行われる(ステップST708)。
【0080】
次に、距離計測手段707によって、各目的物体候補までの距離を計測し(ステップST709)、モデル類似性演算手段708によって事前情報及び距離計測結果に基づいて各目的物体候補におけるモデル類似性が算出され(ステップST710)、目的物体選択手段709によって目的物体を選択する(ステップST711)。
【0081】
次に、最適経路演算手段710によって事前に格納されている経路制約条件や移動体の移動可能範囲において、選択された目的物体の距離計測精度を十分に確保するための最適な経路を算出し(ステップST712)、算出結果に従って移動体を制御させ(ステップST713)、移動体を目的物体に接近させて(ステップST714)処理を終了する(ステップST715)。
【0082】
以上のように、この実施の形態7によれば、光学系の条件(この場合は、画角)の異なるカメラ等からなる2つの画像取得手段を用いて、目的物体の漏れと画像の解像度を上げることを同時に満たすことができるので、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出してよりいっそう高い距離計測精度を可能にするとともに、目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することがないという効果がある。また、この実施の形態7によれば、実施の形態1の場合と同様に、入力画像のみから距離計測や他の精度を十分に確保するための最適な移動経路を算出することによって、自立的に移動体を目的物体に接近させることができるという効果がある。
【0083】
なお、この実施の形態7においては、広角レンズ付きカメラ等を有する画像取得手段701による画像取り込み回数が1回、望遠レンズ付きカメラ等を有する画像取得手段704による画像取り込み回数が2回であるが、各々画像取り込みを複数行ってもよい。
また、この実施の形態7においては、事前情報として移動可能範囲を格納しているが、移動可能範囲は予め格納しておいてもよいし、移動可能範囲を演算する手段によって、他の事前情報より移動可能範囲を演算してもよい。
【0084】
また、この実施の形態7においては、光学系の条件の異なるカメラ等からなる2つの画像取得手段を用いるようにしたが、3つ以上のカメラ等でそれぞれ光学系の条件の異なる複数の画像取得手段を用いるようにしてもよい。
【0085】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、画像処理装置を少なくとも1種類の目的物体のモデルを含む事前情報が格納された事前情報格納手段と、認識対象の画像を撮像して画像データを取得する画像取得手段と、この画像取得手段によって取得された画像データから目的物体候補を抽出する目的物体候補抽出手段と、この目的物体候補抽出手段によって抽出された目的物体候補までの距離を計測する距離計測手段と、この距離計測手段で計測された距離に基づいて目的物体候補の海上高度又は地上高度を算出する海上/地上高度演算手段と、目的物体候補の海上高度又は地上高度及び事前情報格納手段に格納された事前情報に基づいて目的物体候補と目的物体のモデルとの類似性を演算するモデル類似性演算手段と、このモデル類似性演算手段による算出結果に基づいて目的物体候補の中から目的物体を選択する目的物体選択手段と、選択された目的物体に対する移動体の最適な経路を演算する最適経路演算手段とを有するように構成したので、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出して高い距離計測精度を可能にするとともに、目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することがなく、さらに目的物体の海上高度も地上高度も計測できるという効果がある。
【0087】
この発明によれば、画像処理装置において、画像上の任意の点を用いて平面あてはめを行うことにより海上面又は地上面を算出する海上/地上平面演算手段をさらに備え、距離計測手段を海上/地上平面演算手段によって算出された海上面又は地上面に基づいて目的物体候補抽出手段によって抽出された目的物体候補までの距離を計測するように構成したので、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出して高い距離計測精度を可能にし、また目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することがなく、さらに目的物体の海上高度も地上高度も計測できるという効果がある。
【0088】
この発明によれば、画像処理装置において、3次元情報を格納する3次元情報格納手段及びこの3次元情報格納手段に格納された3次元情報と距離計測手段で計測された距離とに基づいて位置あわせを行う位置あわせ手段をさらに備え、海上/地上高度演算手段を位置あわせ手段による位置あわせ情報に基づいて目的物体候補の海上高度又は地上高度を算出するように構成したので、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出して高い距離計測精度を可能にし、また目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することがなく、さらに目的物体の海上高度も地上高度も計測できるという効果がある。
【0089】
この発明によれば、画像処理装置において、3次元情報を格納する3次元情報格納手段、この3次元情報格納手段に格納された3次元情報に基づいて指示計画情報を作成する指示計画手段、及びこの指示計画手段によって作成された指示計画情報に基づいて移動体の経路を演算する経路演算手段をさらに備え、画像取得手段をこの経路演算手段によって算出された経路における認識対象の画像を撮像して画像データを取得するように構成したので、3次元情報を用いた指示計画によって移動体の経路を自動的に算出して目的物体を正確に認識でき、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出して高い距離計測精度を可能にし、また目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することがないという効果がある。
【0090】
この発明によれば、画像処理装置において、画像取得手段を複数の画像を同時に撮像して複数の画像データを取得するように構成し、目的物体候補抽出手段を画像取得手段によって取得された複数の画像データのそれぞれに基づいて複数系統の目的物体候補を抽出するように構成し、距離計測手段は目的物体候補抽出手段によって抽出された複数系統の目的物体候補に基づいてすべての目的物体候補までの距離を計測するように構成したので、目的物体までの距離計測に必要な視差を正確に算出して高い距離計測精度を可能にし、また目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することがないという効果がある。
【0091】
この発明によれば、画像処理装置において、画像取得手段を光学系の条件が異なるとともに画像データの取得順序が設定された複数の画像取得手段で構成し、目的物体候補抽出手段を複数の画像取得手段にそれぞれ対応する複数の目的物体候補抽出手段で構成し、任意の取得順序に設定された画像取得手段によって取得された画像データに基づいて対応する目的物体候補抽出手段を抽出した目的物体候補が次の取得順序に設定された画像取得手段における認識対象の画像になるように設定し、距離計測手段を最終の取得順序に設定された画像取得手段によって取得された画像データに基づいて対応する目的物体候補抽出手段によって抽出された目的物体候補までの距離を計測するように構成したので、目的物体までの距離計測に必要な視差を算出して高い距離計測精度を可能にし、また目的物体に良く似た偽の物体に誤って誘導することがなく、さらに目的物体の漏れ防止と画像の解像度を上げることを同時に満たすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1における目的物体のモデルデータを示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における画像取得手段であるカメラの性能を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態2における画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態3における画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態4における画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態5における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態5における画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態6における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態6における画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態7における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図16】 この発明の実施の形態7における画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101,201,301,401,501,601,602,701,704画像取得手段、102,202,302,402,502,603,604,702,705 画像データ記憶手段、103,203,303,403,503,605,606,703,706 目的物体候補抽出手段、104,204,304,404,504,607,707 距離計測手段、105,206,307,408,505,608,708 モデル類似性演算手段、106,207,308,409,506,609,709 目的物体選択手段、107,208,309,410,507,610,710 最適経路演算手段、108,209,310,411,508,611,711 事前情報格納手段、205,306,407 海上/地上高度演算手段、305 海上/地上平面演算手段、405,509 3次元情報格納手段、406 位置あわせ手段、510 指示計画手段、511 経路演算手段。

Claims (6)

  1. 移動体を目的物体に接近させるために当該移動体に搭載された画像処理装置であって、
    少なくとも1種類の目的物体のモデルを含む事前情報が格納された事前情報格納手段と、
    認識対象の画像を撮像して画像データを取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段によって取得された画像データから目的物体候補を抽出する目的物体候補抽出手段と、
    この目的物体候補抽出手段によって抽出された目的物体候補までの距離を計測する距離計測手段と、
    この距離計測手段で計測された距離に基づいて目的物体候補の海上高度又は地上高度を算出する海上/地上高度演算手段と、
    前記目的物体候補の海上高度又は地上高度及び前記事前情報格納手段に格納された前記事前情報に基づいて前記目的物体候補と前記目的物体のモデルとの類似性を演算するモデル類似性演算手段と、
    このモデル類似性演算手段による算出結果に基づいて前記目的物体候補の中から目的物体を選択する目的物体選択手段と、
    選択された目的物体に対する前記移動体の最適な経路を演算する最適経路演算手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像上の任意の点を用いて平面あてはめを行うことにより海上面又は地上面を算出する海上/地上平面演算手段をさらに備え、距離計測手段は前記海上/地上平面演算手段によって算出された前記海上面又は地上面に基づいて目的物体候補抽出手段によって抽出された目的物体候補までの距離を計測することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 3次元情報を格納する3次元情報格納手段及びこの3次元情報格納手段に格納された前記3次元情報と距離計測手段で計測された距離とに基づいて位置あわせを行う位置あわせ手段をさらに備え、海上/地上高度演算手段は前記位置あわせ手段による位置あわせ情報に基づいて目的物体候補の海上高度又は地上高度を算出することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  4. 3次元情報を格納する3次元情報格納手段この3次元情報格納手段に格納された前記3次元情報に基づいて指示計画情報を作成する指示計画手段、及びこの指示計画手段によって作成された指示計画情報に基づいて移動体の経路を演算する経路演算手段をさらに備え、画像取得手段はこの経路演算手段によって算出された経路における認識対象の画像を撮像して画像データを取得することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  5. 移動体を目的物体に接近させるために当該移動体に搭載された画像処理装置であって、
    少なくとも1種類の目的物体のモデルを含む事前情報が格納された事前情報格納手段と、
    認識対象の複数の画像を同時に撮像して複数の画像データを取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段によって取得された複数の画像データのそれぞれに基づいて複数系統の目的物体候補を抽出する目的物体候補抽出手段と、
    この目的物体候補抽出手段によって抽出された複数系統の目的物体候補に基づいてすべての目的物体候補までの距離を計測する距離計測手段と、
    この距離計測手段で計測された距離及び前記事前情報格納手段に格納された前記事前情報に基づいて前記目的物体候補と前記目的物体のモデルとの類似性を演算するモデル類似性演算手段と、
    このモデル類似性演算手段による算出結果に基づいて前記目的物体候補の中から目的物体を選択する目的物体選択手段と、
    選択された目的物体に対する前記移動体の最適な経路を演算する最適経路演算手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 移動体を目的物体に接近させるために当該移動体に搭載された画像処理装置であって、
    少なくとも1種類の目的物体のモデルを含む事前情報が格納された事前情報格納手段と、
    光学系の条件が異なるとともに認識対象の画像を撮像して取得する画像データの取得順序が設定された複数の画像取得手段と、
    これら複数の画像取得手段に対応して複数設けられ、各画像取得手段によって取得された画像データから目的物体候補を抽出するとともに、抽出した目的物体候補が次の取得順序に設定された画像取得手段における認識対象の画像になるように設定する目的物体候補抽出手段と、
    最終の取得順序に設定された画像取得手段によって取得された画像データに基づいて対応する目的物体候補抽出手段によって抽出された目的物体候補までの距離を計測する距離計測手段と、
    この距離計測手段で計測された距離及び前記事前情報格納手段に格納された前記事前情報に基づいて前記目的物体候補と前記目的物体のモデルとの類似性を演算するモデル類似性演算手段と、
    このモデル類似性演算手段による算出結果に基づいて前記目的物体候補の中から目的物体を選択する目的物体選択手段と、
    選択された目的物体に対する前記移動体の最適な経路を演算する最適経路演算手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
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