JP4475838B2 - キーボード装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種情報処理装置へのデータ入力手段として利用されるキーボード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の情報処理装置にデータを入力するための装置として、キーボード装置が広く利用されている。係るキーボード装置の操作面には、情報処理装置が有する多くの情報処理機能に対応できるように、非常に多数のキーが配置されている。
【0003】
近年、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置は、小型化が進んで携帯性や収納性が格段に上昇している。しかし、キーボード装置は、操作キーの操作性を確保する必要から小型化に一定の限界があり、携帯面や収納面での課題が残されていた。
【0004】
そこで、キーボード装置の操作性を損なうことなくキーボード装置を小型化する技術として、特開平3−117723号公報や実開平7−25413号公報には、平板状のキーボード部を左右に2分割し、それらをヒンジ部材で連結して二つ折りできるように構成したキーボード装置が提案されている。また、特開平6−337733号公報には、キーボード部を左右に分割してそれらを二つ折りできるように連結するとともに、分割されたキーボード部の一方にパネル状のディスプレイ装置が連結されて、折り畳んだキーボード部にさらにディスプレイ装置を折り重ねることができるようにした構成が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のような折り畳み式のキーボード装置は、携帯時や収納時における外形寸法を小さくすることを主目的として発明されたものであって、折り畳んだ状態では操作面が閉じ合わされるため、キーボード装置が使用できない構成になっていた。
【0006】
なお、特開平6−337733号公報には、折り畳んだキーボード部の裏面に操作キーを配置することにより、折り畳んだ状態でも入力操作をできるようにした構成が記載されている。しかし、この構成では、通常使用されない操作キーを裏面にも設けているので、この分がコストアップにつながるという不都合があった。
【0007】
本発明は係る事情に鑑みてなされたもので、携帯時や収納時等の不使用状態だけでなく、使用中でも必要に応じて外形寸法を小型化することができ、かつ小型化した状態でも一定の入力操作が可能なキーボード装置を、廉価な構造によって提供することを解決課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明のキーボード装置は、操作面に操作キーが配列されてなるキーボード部が、少なくとも2個以上のキーボードユニットに分割され、その分割位置に面する各キーボードユニットの連結端面を突き合わせることにより各キーボードユニットが電気的に接続可能に形成されるとともに、前記各キーボードユニットが、キーボードユニットの前記連結端面を挟む側端面間に取り付けられた一対のリンク部材を介して互いに連結されるキーボード装置において、前記リンク部材は、その両端近傍に支軸を有し、一方の支軸は一方のキーボードユニットの側端面に回動自在に取り付けられ、他方の支軸は他方のキーボードユニットの側端面に沿って前記連結端面近傍から反対側の端面近傍まで形成された案内溝に回動自在かつ摺動自在に係合され、前記リンク部材を回動させつつ、前記一方のキーボードユニット又は他方のキーボードユニットのいずれかを持ち上げ、前記案内溝に対する前記他方の支軸の係合位置を前記連結端面から遠ざかる向きに移動させることによって、前記一方のキーボードユニットと前記他方のキーボードユニットとを上下に重ね合わせることができるように構成されるとともに、キーボードユニットが上下に重なり合っているか否かを判断して、キーボードユニットが上下に重なり合っているときには、最上段に位置するキーボードユニットの操作キーからの入力操作が有効になることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、キーボード部が複数個のキーボードユニットに分割され、それらを上下に重ね合わせることができるように連結されているので、重ね合わせた状態では外形寸法(載置面積)が小さくなり、携帯性や収納性が向上する。分割された複数個のキーボードユニットは、連結端面を突き合わせて電気的に接続したときに、操作面全体が使用可能な状態となる。キーボード部の分割方向は、左右方向でも前後方向でもよい。分割個数は特に限定されないが、操作性やコスト等を考慮すれば2〜3個が実用的である。
【0010】
この発明において、キーボードユニットを連結するリンク部材は、その両端近傍に支軸を有し、一方の支軸は一方のキーボードユニットの側端面に回動自在に取り付けられ、他方の支軸は他方のキーボードユニットの側端面に沿って前記連結端面近傍から反対側の端面近傍まで形成された案内溝に回動自在かつ摺動自在に係合され、前記リンク部材を回動させつつ、前記一方のキーボードユニット又は他方のキーボードユニットのいずれかを持ち上げ、前記案内溝に対する前記他方の支軸の係合位置を前記連結端面から遠ざかる向きに移動させることによって、前記一方のキーボードユニットと前記他方のキーボードユニットとを上下に重ね合わせることができるものとして特徴づけられる。
【0011】
この構成は、互いに連結されるキーボードユニットを側端面間で二軸連結するとともに、少なくとも一方の支軸をキーボードユニットの側端面に沿って摺動可能とすることにより、一方のキーボードユニットを他方のキーボードユニットの上に平行に重ね合わせることができるようにしたものである。これにより、各キーボードユニットの操作面を同じ向きにした状態で重ね合わせることができる。
【0012】
この構成に係るキーボード装置には、キーボードユニットを上下に重ね合わせた状態で互いに固定するロック手段が設けられているのが好ましい。このロック手段は、上下のキーボードユニットの側端面に係合する爪状、ピン状、クリップ状等の簡素な部材によって形成することができる。これにより、キーボードユニットが上下に重なり合った形態を安定的に保持することができる。
【0013】
さらに、本発明のキーボード装置は、キーボードユニットを上下に重ね合わせたときに最上段に位置するキーボードユニットの側端面には、操作キーからの入力信号をパーソナルコンピュータ、携帯型情報機器等の外部機器に対して送出する入力信号送出端子が設けられて、該入力信号送出端子に接続コードが着脱自在に接続され、キーボードユニットが上下に重なり合っているか否かを判断して、キーボードユニットが上下に重なり合っているときには、最上段に位置するキーボードユニットの操作キーからの入力操作が外部機器に対して有効となるように形成されたことを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、キーボードユニットを重ね合わせたままでも最上段のキーボードユニットから入力操作を行うことができるので、作業スペースが狭いときでも、キーボード装置の載置面積を小さくして使用することができる。もちろん、キーボードユニットを重ね合わせた状態では使用可能な操作キーが最上段のキーボードユニットに配置された分だけに限定されるが、入力に必要な操作キーが限定されるような場合には、キーボード部全面を机上に展開した状態よりもむしろ効率よく作業スペースを活用することができる。入力に必要な操作キーが限定されるような場合とは、例えば数値キー(テンキー)や演算キーのみを使用して数値入力を行ったり、インターネットの閲覧を行ったりする場合である。キーボードユニットを重ね合わせたときに最上段のキーボードユニットからの入力操作を有効とするための構成は、例えば操作キーからの入力信号を外部機器に送信するための入力信号送出手段を、最上段のキーボードユニットに設けることで実現することができる。
【0015】
さらに、キーボードユニットを重ね合わせて最上段のキーボードユニットから入力操作を行う場合には、キーボードユニットが上下に重なり合った状態を検知する検知手段を設けて、この検知手段が前記重なり合った状態を検知したときに、最上段に位置するキーボードユニットにおける操作キーの入力信号を特定の信号に変換するようにしてもよい。この構成によれば、最上段のキーボードユニットに配置される操作キーの数が少なくても、キー変換の設定によって多様な操作性を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0017】
<第1の実施の形態>
図1〜図5は、本発明の第1の実施の形態に係るキーボード装置1Aを示している。このキーボード装置1Aは、略平板状のキーボード部を左右に分割して形成された2個のキーボードユニット2(2a,2b)が、前後一対のリンク部材3を介して連結されたものである。キーボード部は上面が操作面となされ、この操作面に多数の操作キー4が配列されている。キーボード部は左右にほぼ2等分され、操作キー4も左右のキーボードユニット2にそれぞれほぼ同じくらいの個数ずつ配分されている。
【0018】
図示左側のキーボードユニット2aにおける分割位置と反対側の側端面(左側端面)には、操作キー4からの入力信号をパーソナルコンピュータや携帯型情報機器などの外部機器に対して送出する入力信号送出端子5が設けられ、この入力信号送出端子5に接続コード6が着脱自在に接続されている。
【0019】
左側のキーボードユニット2aと右側のキーボードユニット2bとは、分割位置に面する連結端面を突き合わせたときに、図示しない凹凸部等が互いに嵌合し合って固定されるとともに、互いの連結端面に設けられた接続端子7(図5参照)を介して電気的に接続されるようになっている。この接続端子7は、電力や電気信号を伝達するものであるが、その伝達は光通信や無線通信によるものでも可能である。
【0020】
左右のキーボードユニット2a,2bを連結するリンク部材3は、その両端近傍に形成された軸孔に挿入される2本の連結ピン8(8a,8b)を介して、左右のキーボードユニット2a,2bの前後の側端面にそれぞれ取り付けられている。リンク部材3と各連結ピン8とは互いに回動自在になっており、これら各連結ピン8がリンク部材3の支軸を構成している。2本の連結ピン8a,8bの軸間距離は、キーボード部の厚みよりもやや大きくなるように設定されている。
【0021】
2本の連結ピン8のうち一方(この例では図示右側の連結ピン8b)は、同じ側のキーボードユニット2(この例では図示右側のキーボードユニット2b)の前後の側端面における連結端面近傍の定位置に固定されている。
【0022】
2本の連結ピン8のうち他方(この例では図示左側の連結ピン8a)は、同じ側のキーボードユニット2(この例では図示左側のキーボードユニット2a)の前後の側端面に沿って形成された案内溝9に係合しており、その係合位置が連結端面近傍から左側端面近傍まで移動できるようになっている。
【0023】
図2に示すように、左右のキーボードユニット2a,2bを同一平面上に展開した状態では、両キーボードユニット2a,2bの連結端面同士が突き合わされる。この状態では、キーボード部の操作面全体が使用可能となる。このとき、左側の連結ピン8aは、左側のキーボードユニット2aの前後の側端面に形成された案内溝9における連結端面近傍の位置に係合している。
【0024】
図2の状態から両キーボードユニット2a,2bを左右に分離して、左側のキーボードユニット2aを持ち上げた状態を図3に示す。両キーボードユニット2a,2bを左右に分離すると、案内溝9に対する左側の連結ピン8aの係合位置は、一旦、図2に示した位置よりも連結端面側に移動する。これにより、両キーボードユニット2a,2b間の距離が開くとともに電気的接続も遮断され、リンク部材3が両連結ピン8a,8bに対して回動自在となる。そして、リンク部材3を回動させつつ左側のキーボードユニット2aを持ち上げ、案内溝9に対する左側の連結ピン8aの係合位置を連結端面から遠ざかる向きに移動させることによって、左側のキーボードユニット2aは操作面を上向きにしたままの姿勢で右側のキーボードユニット2bの上に重ねられる。
【0025】
左側のキーボードユニット2aが右側のキーボードユニット2bの上に完全に重なり合った状態を図4に示す。これにより、キーボード装置1Aの載置面積は、両キーボードユニット2a,2bを同一平面上に展開したときの約半分になる。キーボード装置1Aの携帯や収納はこの状態で行われる。そしてこの状態でも、左側のキーボードユニット2aに配置された操作キー4と接続コード6との接続状態は維持されているので、左側のキーボードユニット2aの操作キー4から入力操作を行うことができる。
【0026】
図4中に符号10で示す部材は、左右のキーボードユニット2a,2bを重ね合わせた状態で固定するためのロック部材である。この例では、左側のキーボードユニット2aの連結端面と右側のキーボードユニット2bの右側端面とが上下に揃うので、ここに爪状のロック部材10が係合するようになっている。このロック部材10は、通常は右側のキーボードユニット2bの右側端面に形成された凹部11内に収納され、必要に応じ上方に摺動して、左側のキーボードユニット2aの連結端面に引っ掛けられるように形成されている。ただし、ロック部材10を設ける位置はこの位置に限定されるものではなく、例えばキーボードユニット2の前後の側端面に係合する位置であってもよい。
【0027】
<第2の実施の形態>
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るキーボード装置1Bを示している。このキーボード装置1Bは、キーボード部が左右に3分割されて3個のキーボードユニット2(2a,2b,2c)を上下に重ね合わせることができるように形成されている。したがって、キーボードユニット2を重ね合わせると、その幅が全面展開時の約3分の1になる。操作キー4からの入力信号を外部機器に対して送出する入力信号送出端子5は左側(上段)のキーボードユニット2aに設けられており、重ね合わせた状態でも、左側(上段)のキーボードユニット2aから入力操作を行うことができる。
【0028】
3個のキーボードユニット2a,2b,2cは、前後二対のリンク部材3(3a,3b)を介して連結されている。うち一対のリンク部材3aは左側(上段)と中央(中段)のキーボードユニット2a,2cを連結し、他の一対のリンク部材3bは中央(中段)と右側(下段)のキーボードユニット2c,2bを連結している。リンク部材3及びその周辺の構造や動作は、前記第1の実施の形態に係るキーボード装置1Aと同様である。キーボードユニット2を重ね合わせて固定するためのロック部材10は、上下2段に設けられている。
【0029】
<第3の実施の形態>
図7は、本発明の第3の実施の形態に係るキーボード装置1Cを示している。このキーボード装置1Cは、キーボード部が前後に分割されて2個のキーボードユニット2(2d,2e)が形成され、後側のキーボードユニット2dを手前側のキーボードユニット2eの上に重ね合わせることができるように形成されている。基本的な構造は前記第1の実施の形態に係るキーボード装置1Aと同様であり、前後方向と左右方向の構造を置き換えた構成になっている。ただし、この実施の形態では、リンク部材3の支軸を構成する2本の連結ピン8(8d,8e)のうち手前側(下段)の連結ピン8eが、手前側のキーボードユニット2eの側端面に形成された案内溝9に沿って摺動するようになっている。この実施の形態でも、重ね合わせた状態で上段(後側)のキーボードユニット2dから入力操作を行うことができる。
【0030】
この実施の形態ではキーボード部を前後に分割することにより、奥行きを約半分にすることができる。一般的なキーボードでは、後側(ユーザから見て遠い側)に数値キーが配列されているが、このように後側のキーボードユニット2dを手前側のキーボードユニット2eの上に重ね合わせることによって、数値キー4aがユーザに近づき、数値入力時の操作性が向上する。
【0031】
<検知手段とキー変換>
図8は、キーボードユニット2(2a,2b)が上下に重なり合った状態を検知する検知手段の構成例を示す。前記各実施の形態に示したように、キーボードユニット2を上下に重ね合わせた状態では、最上段以外のキーボードユニット2bに配置された操作キー4が操作できなくなるので、使用できる操作キー4の個数は全面展開時の約半分もしくは3分の1以下となる。そこで、キーボードユニット2を重ね合わせたときに最上段のキーボードユニット2aにおける操作キー4の機能を使用態様に応じて変換できるようにするのが望ましい。キー配列の変換は、切替スイッチを設けて手動で切り換えられるようにしてもよいが、キーボードユニット2が重なり合った状態を検知する検知手段を設けて自動的に変換することもできる。
【0032】
例示した検知手段は、上段のキーボードユニット2aの底面に設けたプッシュスイッチ12と、下段のキーボードユニット2bの表面に形成した突起13とから構成されている。プッシュスイッチ12と突起13とは、キーボードユニット2a,2bを重ね合わせたときに上下に相対するように配置されている。そして、重なり合った状態で突起13がプッシュスイッチ12を押し込むことにより、上段のキーボードユニット2aに接続されたパーソナルコンピュータ等が、キーボードユニット2a,2bが重なり合った状態にあることを検知して、上段のキーボードユニット2aにおけるキー配列を変換する。
【0033】
図9は、キー変換処理の流れを示すフローチャートである。キーボードユニット2が重なり合った状態にあることが検知されると、例えば「Q」のキーが押されたとき、これを「4」が入力されたものとしてキー変換が行われる。このようなキー変換により、上段のキーボードユニット2aを例えばテンキーのように使用することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明のキーボード装置によれば、キーボード部が複数個のキーボードユニットに分割され、それらを上下に重ね合わせることができるように連結されているので、重ね合わせた状態では外形寸法が小さくなり、携帯性や収納性が向上する。
【0035】
そして、重ね合わせたときに最上段に位置するキーボードユニットからの入力を有効とすることにより、載置面積を小さくしたままでキーボード装置を使用することができる。これにより、机上の作業スペースが狭い場合や、移動中に膝上に置いて使用する場合等においても、良好な操作性を得ることができる。
【0036】
こうして、必要に応じて外形寸法を小型化することができるとともに、小型化した状態でも一定の入力操作が可能なキーボード装置が得られる。このキーボード装置は、キーボード部全面を展開した場合および重ね合わせて小型化した場合のいずれにおいても、共通の操作キーを有効に活用することができるので、構造的にも無駄がなく、廉価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るキーボード装置の平面図である。
【図2】図1に示したキーボード装置の手前側の側面図であり、キーボードユニットを同一平面上に展開して接続した状態を示す。
【図3】図1に示したキーボード装置の手前側の側面図であり、キーボードユニットを重ね合わせる途中の状態を示す。
【図4】図1に示したキーボード装置の斜視図であり、キーボードユニットを重ね合わせた状態を示す。
【図5】図1に示したキーボード装置の連結部分の構造を示す部分分解斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るキーボード装置の斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るキーボード装置の斜視図である。
【図8】キーボードユニットが重なり合った状態を検知する検知手段の実施の形態を示す部分斜視図である。
【図9】キーボードユニットが重なり合ったときに、最上段のキーボードユニットにおける操作キーの入力信号を変換する処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B,1C キーボード装置
2(2a,2b,2c,2d,2e) キーボードユニット
4 操作キー
4a 数値キー
3 リンク部材
8(8a,8b) 連結ピン(支軸)
9 案内溝
10 ロック部材(ロック手段)
12 プッシュスイッチ
13 突起
Claims (1)
- 操作面に操作キーが配列されてなるキーボード部が、少なくとも2個以上のキーボードユニットに分割され、その分割位置に面する各キーボードユニットの連結端面を突き合わせることにより各キーボードユニットが電気的に接続可能に形成されるとともに、前記各キーボードユニットが、キーボードユニットの前記連結端面を挟む側端面間に取り付けられた一対のリンク部材を介して互いに連結されるキーボード装置において、
前記リンク部材は、その両端近傍に支軸を有し、一方の支軸は一方のキーボードユニットの側端面に回動自在に取り付けられ、他方の支軸は他方のキーボードユニットの側端面に沿って前記連結端面近傍から反対側の端面近傍まで形成された案内溝に回動自在かつ摺動自在に係合され、
前記リンク部材を回動させつつ、前記一方のキーボードユニット又は他方のキーボードユニットのいずれかを持ち上げ、前記案内溝に対する前記他方の支軸の係合位置を前記連結端面から遠ざかる向きに移動させることによって、前記一方のキーボードユニットと前記他方のキーボードユニットとを上下に重ね合わせることができるように構成されるとともに、
キーボードユニットを上下に重ね合わせたときに最上段に位置するキーボードユニットの側端面には、操作キーからの入力信号をパーソナルコンピュータ、携帯型情報機器等の外部機器に対して送出する入力信号送出端子が設けられて、該入力信号送出端子に接続コードが着脱自在に接続され、
キーボードユニットが上下に重なり合っているか否かを判断して、キーボードユニットが上下に重なり合っているときには、最上段に位置するキーボードユニットの操作キーからの入力操作が外部機器に対して有効になることを特徴とするキーボード装置。
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