JP4475498B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘアードライヤーに代表される送風装置に関する。
例えばヘアードライヤーにおいて、外観や仕様が同じでありながら、色や模様など、見た目の印象が異なる複数種のシリーズ商品を用意することがある。この種のシリーズ商品の製造コストを節約するために、透明なプラスチック材で形成した本体ケースの内部に装飾シートを配置して、色や模様が異なる装飾シートを変更するだけで、見かけの色や模様を自由に変更できるようにしたヘアードライヤーが公知である(特許文献1参照)。そこでは、本体ケースを乳白色に着色して半透明化することにより、着色成形した本体ケースと同様の、深みのある呈色状態を発揮できるようにしている。
特開2001−61536号公報(段落番号0022、図1)
先の装飾シートは、所定の展開形状に打ち抜かれた軟質のポリカーボネイトシートからなり、その片面が蛍光インクで着色され、あるいはシート面に模様が印刷してある。この種の装飾シートは、本体ケース内の構造体、例えばヒーターカバーの周面に巻き付けて接着固定してあり、その外面に本体ケースが外嵌装着してある。そのため、本体ケースの構造や、装飾シートが巻装される構造体の周面構造によっては、装飾シートと本体ケースとの間に隙間を生じ、隙間部分における見かけの色が、他の部分と異なって見えることがある。とくに、本体ケースが乳白色に着色してあると、装飾シートが本体ケースに密着する場合と、隙間の分だけ本体ケースから離れている場合とで、見かけの色合い(彩度)が異なる。
ヘアードライヤーにおいては、本体ケースを吸込口から吹出口へ向かって先すぼまり状テーパー状に形成することが多いが、こうした場合には、装飾シートの展開形状を扇形にすることにより、装飾シートを本体ケースの内面形状に適合させることができる。しかし、外形デザインの必要から、本体ケースの壁面全体が緩やかな凹面や凸面などの3次元平面で形成してある場合には、ケース内面もケース外面と同様に凹面や凸面となるため、装飾シートを本体ケースに密着させることができない。
つまり、ケース壁面が2次元平面である場合には、装飾シートをケース壁に密着できるが、ケース壁面が3次元平面になると、装飾シートをケース壁に密着できず、その結果、装飾シートの呈色状態にむらが生じるのを避けられない。従って、凹面や凸面を含まない単純な2次元平面で本体ケースを構成するか、3次元平面を含むケースデザインにして、装飾シートを利用した商品のシリーズ化を断念するか、のいずれかを選択せざるを得ない点に問題がある。
本発明の目的は、3次元平面を含むケースデザインを可能としながら、装飾シートを利用した商品のシリーズ化を実現でき、従って外形デザインおよびケース構造の設計の自由度を向上しながら、シリーズ商品を低コストで製造できる送風装置を提供することにある。本発明の目的は、本体ケースの内部に設けられる構造体の構造の違いや、本体ケースの周面構造に左右されることなく、装飾シートの呈色状態をむらのない状態で均一化できる、装飾シートを備えた送風装置を提供することにある。
本発明の送風装置は、透明ないし半透明のプラスチック成形品で構成した本体ケース1の内部に、ファン7、およびファン駆動用のモーター8が設けてある。本体ケース1は、その殆どを占める透明な円筒状の導風ケース1Aと、導風ケース1Aの後端開口に装着されるファンケース1Bとで構成されている。導風ケース1Aの内面に装飾シート70が配置してある。導風ケース1Aの外壁面72aが、吸込口から吹出口12へ向かって、漸次外径寸法が小さくなる先窄まり状に形成されている。導風ケース1Aの内壁面72bは断面視で直線形状に形成されており、該内壁面72bは、吸込口から吹出口12へ向かって漸次内径寸法が小さくなる前窄まりテーパー状に形成されている。導風ケース1Aの外壁面72aは、断面視で湾曲凹面状に形成されており、導風ケース1Aの肉厚が、前後端で厚く、前端寄りに薄肉部74が形成されている。モーター8を支持するモーターホルダー14は、モーター8に外嵌するボス15と、ファンブレードの周囲を囲む筒壁16と、両者をつなぐ翼片17とを一体に備える。筒壁16の周面に突設したフランジ壁80が導風ケース1Aの後端壁81に接当する状態で、フランジ壁80の後面をファンケース1Bの内面に設けた押えリブ82の前端面で押圧固定することで、導風ケース1Aに装着したモーターホルダー14が、ファンケース1Bで遊動不能に固定支持されている。
装飾シート70は、プラスチックシート70aと、該プラスチックシート70aの片面に印刷形成された印刷層70bとを含む。印刷層70bが形成された面とは反対側の面である、本体ケース1の内面に対向するプラスチックシート70aの対向面に微小凹凸面70dが形成されている。そして、該微小凹凸面により、プラスチックシート70aの前記対向面が導風ケース1Aの内面に密着するのを防ぐようにする。
本発明に係る送風装置では、外壁面72aが、吸込口から吹出口12へ向かって、漸次外径寸法が小さくなる先窄まり状に形成されている導風ケース1Aにおいて、その内壁面72bを断面視で直線形状に形成し、該内壁面72bを、吸込口から吹出口12へ向かって漸次内径寸法が小さくなる前窄まりテーパー状に形成するので、例ば外形デザインの必要から、本体ケース1の壁面全体が緩やかな凹面で形成してあったとしても、装飾シート70を本体ケース1の内面に問題なく配置することができる。従って、本発明の送風装置によれば、本体ケース1が凹面を含んでデザインしてあったとしても、複数種の装飾シート70を選択使用する形態の商品のシリーズ化を実現できる。つまり、外形デザインおよびケース構造の設計の自由度を向上しながら、シリーズ商品を低コストで製造できる送風装置を提供できる。
装飾シート70を本体ケース1の内面に配置するので、装飾シート70と本体ケース1との間に隙間を生じる余地がなく、従って、本体ケース1の内部に設けられる構造体の構造が異なる場合や、本体ケース1の周面構造が変化する場合であっても、本体ケース1を介して表示される装飾シート70の呈色状態を、常に均一化でむらのない状態にして、シリーズ商品を構成できる。本体ケース1を介して装飾シート70を見通すので、深みのある色合を表現でき、本体ケース1の多様化を実現しながら、外観上のデザイン性を向上できる。
本体ケース1の内壁面72bを、吸込口から吹出口12へ向かって先すぼまりテーパー状の2次元平面で形成すると、本体ケース1が、吸込口から吹出口12へ向かって先すぼまり状に形成してあったとしても、装飾シート70を問題なく本体ケース1の内面に沿って配置できるので、本体ケース12の外形デザインおよびケース構造の設計の自由度をさらに向上できる。
本体ケース1の殆どを占める透明な円筒状の導風ケース1Aと、導風ケース1Aの後端開口に装着されるファンケース1Bとで本体ケース1を構成し、導風ケース1Aの内面に装飾シート70を密着配置した送風装置によれば、ファンケース1Bの色や形と、色や模様が異なる装飾シート70との組み合わせによって、本体ケース1の見かけの印象をさらに多様化することができ、商品購入時におけるユーザーの選択の幅を拡大できる点で有利である。
導風ケース1Aの外壁面72aを断面視で湾曲凹面状に形成し、導風ケース1Aの肉厚を前後端で厚く形成し、前端寄りに薄肉部74を形成するようにし、筒壁16の周面に突設したフランジ壁80が導風ケース1Aの後端壁81に接当する状態で、フランジ壁80の後面をファンケース1Bの内面に設けた押えリブ82の前端面で押圧固定することで、導風ケース1Aに装着したモーターホルダー14を、ファンケース1Bで遊動不能に固定支持した本体ケース1によれば、ケース後端側においては、分厚い導風ケース1Aとファンケース1Bとが協同して、モーターホルダー14を強固に固定保持できるので、モーター8の駆動反力でモーターホルダー14が振動するのを確実に防止できる。また、前端部分のケース厚みを大きくするので、ノズル2を導風ケース1Aに対してぐらつきなく強固に連結できるうえ、本体ケース1の前端寄りに薄肉部74を形成するので、本体ケース1の全体をぶ厚く形成する場合に比べて、ケース強度を確保しながら本体ケース1の軽量化を実現できる利点もある。
図1ないし図10は本発明に係る送風装置をヘアードライヤーに適用した実施例を示す。図2においてヘアードライヤーは、横長筒状の本体ケース1と、その前端に着脱可能に装着されるノズル2と、本体ケース1の下面後ろ側に設けたグリップ3とを有する。
グリップ3の前面には、上下スライド可能なスイッチノブ4と、押しボタン型の切換ノブ5が設けてある。スイッチノブ4を切り換え操作することにより、風量およびヒーター温度の制御と、イオン発生装置への通電状態をオン・オフできる。切換ノブ5を押し込み操作すると、ヒーターへの通電を停止して、温風送給状態から冷風送給状態に切り換えることができる。グリップ3の内部には、先のスイッチノブ4、および切換ノブ5で切り換え操作されるスイッチ4a・5aなどが収容してある。図2に想像線で示すように、グリップ3は軸6を中心にして本体ケース1に対して折り畳み可能に連結してある。
本体ケース1は、その殆どを占める円筒状の導風ケース1Aと、導風ケース1Aの後端開口に圧嵌装着されるファンケース1Bとで構成する。図2および図3において本体ケース1の内部には、軸流形のファン7と、ファン駆動用のモーター8と、ファン7で生起した空気流を加熱するヒーター9と、イオン発生装置などが収容してある。ファン7で生起される空気流は、本体ケース1の後端に設けた吸込グリル11から導入され、本体ケース1の前端に開口した断面円形の吹出口12から吹き出る。吹出口12から吹き出た1次吹出風はノズル2で扁平に収束され、ノズル内に吸引された周辺空気とともに吹き出て2次吹出風を形成する。符号13は吹出口12を覆う吹出グリルである。
図3において、モーター8は、導風ケース1Aに内嵌装着したモーターホルダー14で支持してある。モーターホルダー14は、モーター8に外嵌する中央のボス15と、ファンブレードの周囲を囲む前後に長い筒壁16と、両者をつなぐ6個の翼片17とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。翼片17は、ファンブレードで捻られた空気流を整流する。
導風ケース1Aに装着したモーターホルダー14は、図9に示すように、ファンケース1Bで遊動不能に固定保持してある。詳しくは、筒壁16の周面に突設したフランジ壁80が導風ケース1Aの後端壁81に接当する状態で、フランジ壁80の後面をファンケース1Bの内面に設けた押えリブ82で押圧固定する。なお、ファンケース1Bは、その前端内面に設けた係合溝83に、導風ケース1Aの後端周面の突設した係合リブ84が係合することで導風ケース1Aと一体化されており、従って、モーターホルダー14を強固に固定保持できる。
ヒーター9は、ヒーターホルダー18の周囲に巻き付け装着されて、その外面が円筒状の絶縁カバー19と、金属板製のヒーターカバー20とで覆ってある。図4に示すようにヒーターホルダー18は、モーターホルダー14の前端に隣接してモーター8に外嵌装着される断面円形の保持筒21と、保持筒21の周面に沿って放射状に係合装着される3個の絶縁板22とで構成する。
保持筒21は断熱性と電気絶縁性に優れたプラスチック材で形成し、その筒壁の周囲6箇所に絶縁板22を差し込むための装填溝21aが等間隔おきに形成してある。本発明で言うヒーターユニットHとは、ヒーター9、およびヒーターホルダー18と、ヒーター9の温度制御を行うためにヒーターホルダー18に実装される、サーモスタットやヒューズなどの電気部品を含む概念である。
絶縁板22は粉状の雲母を板状に固めたうえでH字状に打ち抜き形成し、中央の板面に絶縁板22を米字状に組むための連結溝22aが形成してある。3個の絶縁板22を、順に保持筒21に差し込み係合することにより、保持筒21の周面空間を6個に均等に区分できる。絶縁板22の後ろ側のくりぬき部分22bを利用して、後述する放電電流調整ユニット24と放電ユニット25とが配置される。
保持筒21と絶縁板22とでヒーターホルダー18を構成することにより、保持筒21と絶縁カバー19との間に扇形の6個の送風通路が区画され(図8参照)、ファン7から送給される空気流を各送風通路で流動案内して、送風通路内を通過する空気流を安定させ、ヒーター9による空気加熱をむらなく行うことができる。
ファン7で生起した空気流と共に、マイナスイオンを毛髪に吹き付けるためにイオン発生装置を備えている。このイオン発生装置は、ヒーターホルダー18の後部中央のくりぬき部分22aに隣接配置される、放電電流調整ユニット24と放電ユニット25とで構成する。図5において、放電電流調整ユニット24は、整流回路26やパルス発生回路27などで構成されるイオン発生回路と、トランス28、およびダイオード29などを樹脂モールド内に封入して1個のユニット部品として、円柱ブロック状に形成してある。
放電ユニット25は、後面が開口する容器状の電極ホルダー32と、電極ホルダー32に組み付けられる針状の放電電極33と、放電電極33の周囲を囲むリング状の対向電極(グランド電極)34と、両電極33・34の間を絶縁遮断する誘電筒35などで構成する。両電極33・34とトランス28とは接続リード36・37で接続する。
図6において、電極ホルダー32は、前すぼまりテーパー状のカバー40と、カバー40の中央に設けられる電極支持体41とを一体に形成したプラスチック成形品からなる。電極支持体41は、カバー40の内外に突出するボスを有し、カバー40の前面に突出するボス42の内外に誘電筒35と、対向電極34とを配置し、ボス42の中央に放電電極33を配置する。放電電極33と接続リード37との接続部分は、絶縁性を有するシール材43で封止してある。カバー40の後開口の周面には段部44が形成してある。
図3に示すように、放電電流調整ユニット24の後部を、保持筒21に内嵌装着したうえで、カバー40の開口面が放電電流調整ユニット24の前端に隣接する状態で、電極ホルダー32をくりぬき部分22bに前方から嵌め込むことにより、段部44が絶縁板22の係合突起45で受け止められて(図6参照)、放電電流調整ユニット24および放電ユニット25の両者が、絶縁板22に対して分離不能に固定される。つまり、段部44と係合突起45とからなる係合構造によって、前記両ユニット24・25がヒーターホルダー18に固定してある。
上記の組み付け状態において、電極ホルダー32は図8に示すように放電電流調整ユニット24の外郭線内にあって、両電極33・34と誘電筒35は吹出グリル13と対向している(図6参照)。また、接続リード36・37の外面はカバー40で覆われている。従って、接続リード36・37が空気の流れと接触して、風切り音を生じることはない。また、ヒーター9の放射熱をカバー40で遮断して、接続リード36・37が加熱されるのを阻止できる。空気流で運ばれた塵埃がカバー40内に侵入し堆積することもない。放電電流調整ユニット24と放電ユニット25との両者は、予め耐熱性の粘着テープによって接合固定した状態で組み込め、その場合には、接合部分の周囲が粘着テープで密封されるので、接続リード36・37が加熱されるのをさらに確実に阻止できる。また、これにより放電電流調整ユニット24と放電ユニット25の間に侵入する塵埃をより一層防止できることになる。
保持筒21と放電電流調整ユニット24との周面に沿って流れてきた空気流は、カバー40の周面に沿って流動しながら放電部分の周辺に浮遊するマイナスイオンを前方へ吹き飛ばすので、マイナスイオンの滞留を防止できる。通常、電極ホルダー32の周辺空気にマイナスイオンが滞留するとその周辺空気と放電電極33との間の電位差が減少することでマイナスイオンの発生が抑制されるが、実施例の構造によれば、前すぼまりテーパー状(截頭円錐筒状)のカバー40によって放電電極33側へ積極的に空気流を流動案内して、マイナスイオンの滞留を解消できるので、マイナスイオンを効果的に生成できる。放電電極33から対向電極34に向けて電子を放出することで、空気中の酸素をマイナスに帯電させてマイナスイオン化でき、マイナスに帯電した酸素に微小な水分が結合したマイナスイオンは、毛髪の内部深くまで浸透できる。つまり、水分を髪に浸透させて水分率を高めることができるので、髪を乾燥しながら髪に潤いを与えることになる。なお、マイナスイオンの大きさは約0.003μmである。
吸込グリル11の内部には、ファン7による騒音を抑止するための吸気リング46を組み込んである。吸気リング46は、ファンケース1Bに係合装着されるリング状の筒基部47と、筒基部47の後端から前すぼまり状に突設されたベルマウス構造の導風筒48とを一体に形成したプラスチック成形品からなり、導風筒48の筒基部47側の周面に沿って一群の吸気口49を開口してある。筒基部47の内面数箇所に設けた係合爪50を、ファンケース1Bの周回段部30に後ろ側から係合することにより、吸気リング46をファンケース1Bと一体化できる。この後、吸込グリル11の筒周壁11aをファンケース1Bに溶着することにより、吸気リング46の全体を吸込グリル11で覆うことができる。この組み付け状態において、導風筒48の前開口は、モーターホルダー14の筒壁16の後開口内に位置しており、導風筒48と筒壁16との間にドーナッツ状に吸気隙間Eを確保してある。
ファン7によって吸い込まれる空気の殆どは、ベルマウス構造の導風筒48の内壁に案内されて加速され、ファンブレードで捻られながらケース前方へと送出される。通常、ファンブレードの先端付近において、空気の流れとは逆向きに反転する渦流が生じる。渦流が発生するのは、導風筒48の内壁に案内された加速空気流により吸気隙間Eの前方周辺部分が負圧となり、ファンブレードの先端から空気が後方側に流れることが要因であるが、実施例においては、先の空気の流れ(主流路)とは別に、吸気口49から吸気隙間Eまでの間に副流路を形成し、吸気口49から吸い込まれた空気が副流路を介して、吸気隙間Eの前方周辺部分に流れ込むことができるようにするので、ファンブレード先端部分と吸気隙間Eとの間における渦流の発生を効果的に抑制できる。その結果、渦流に起因するファン騒音を抑止できる。
吸気リング46の全体を吸込グリル11で覆って、吸気口49を吸込グリル11の内面空間で開口させるので、髪が吸気隙間Eへ吸い込まれるのをよく防止できる。もちろん、導風筒48の内壁に形成される主流路においても髪の侵入は防止されている。吸気隙間Eに近い導風筒48に吸気口49を開口するので、吸気口49から吸気された空気をそのまま導風筒48の外壁に沿って抵抗なく流動させることができ、その分だけ吸気効率がよい。導風筒48の外壁及び吸気隙間Eを流れる副流路の空気流は、主流路を流れる加速された空気流のベンチュリー作用によって発生するので、副流路の空気流の流速は主流路の空気流の流速よりも幾分遅い。
吹出グリル13の表面にマイナスイオンが接触してマイナスに帯電すると、帯電したマイナス電荷とマイナスイオンとが反発しあってマイナスイオンの放出量が減少する。こうしたマイナス電荷の帯電に伴うイオン飽和を解消するために、吹出グリル13に帯電したマイナス電荷を使用者の身体を介してグランドアースし、マイナスイオンの送給量を増加できるようにしている。
詳しくは、図2に示すように、グリップ3の外面に導電性を有するアース片51を設け、吹出グリル13とアース片51とを導電路52を介して導通し、吹出グリル13に帯電したマイナス電荷を、アース片51を介して人体にアースしている。なお、人体に帯電したマイナス電荷は、床や壁などを介して逃がすことができる。吹出グリル13は、金属板材を打ち抜き形成したプレス成形品からなり、その中央部分にリング状のイオン放出口53が設けてある。イオン放出口53はプラスチック成形品からなり、放電電極33の防護枠を兼ねている。
アース片51は、上下に長い木の葉形のプラスチック成形品からなり、導電性を付与するためにその表面全体にメッキ層が被覆してある。アース片51と吹出グリル13とは、図6に示すように吹出グリル13に接触するヒーターカバー20と、ヒーターカバー20とアース片51を接続するリード線54(図3参照)を介して電気的に接続する。つまり、先の導電路52は、ヒーターカバー20とリード線54とで構成する。このように、ヒーターカバー20を利用して、吹出グリル13をアース片51に接続すると、導風ケース1A内でリード線54を配線する必要がなく、そのひき回し長さを短くできるので、送風装置の組立の手間を省くことができる。
図2においてノズル2は、吹出口12に嵌め込み装着される連結筒57と、連結筒57に外嵌固定されるノズル本体58とで構成する。ノズル本体58は、ノズル2の入口側から出口側に向かって先すぼまり状に形成してあり、その前部断面は縦長楕円状になっている。上下の湾曲壁の出口寄り周面に、周辺空気を取り入れるための空気導入口60が開口してある。この空気導入口60の開口により、ノズル本体58内を通過するヒータ9により熱せられて乾燥した空気流の中に水分の多い新鮮な外気がベンチュリー作用によって流れ込むので、髪の乾燥時に過度に乾燥することを防止できる。連結筒57には、前後に長い断面楕円形の内筒59が設けてあり、その後端開口は吹出グリル13のイオン放出口53と対向している。また、内筒59はノズル本体58に対し略同心位置にある。ファン7によって生起された空気流は、導風ケース1A内を通過した後、ノズル本体58内及び内筒59内に流れ込みノズル2の先端の開口(吹出部)から吹き出る。
少なくともマイナスイオンが通過するイオン通路(内筒59の内壁、イオン放出口53の表面全体)には、マイナスイオンが付着するのを抑止するために、撥水コートを施している。撥水コートは、例えば、テフロン(登録商標)に代表されるフッ素系樹脂をコーティングして、あるいはシリコン塗料で被膜して形成する。イオン通路を撥水コートすることにより、ファン7で生起した空気流によりイオン通路に付着している微小水分を容易に吹き飛ばすことができるので、微小水分にマイナスイオンが付着することがなくなる。つまり、吹出部から空気流とともに吹き出るマイナスイオンがイオン通路通過中に通路内壁に付着しにくくなり、その分だけマイナスイオンの減少を防止できる。微小水分が吹き飛んだ後も、微小水分を含むマイナスイオンが撥水コートによる影響でイオン通路の壁面に付着し難いので、その効果は持続的である。
上記の撥水構造に関しては、本実施例のようにイオン発生装置を内蔵したヘアードライヤに適用することに限らず、筒状の本体ケース内にイオン発生装置と送風ファンを内蔵した扇風機や筒状の本体ケース内にイオン発生装置と送風ファンを内蔵したイオン発生器などにも適用できる。イオン発生器においては、イオン風を発生するタイプであれば送風ファンは省略されてもよい。要はイオン通路に撥水処理していれば効果がある。この場合、イオン通路は、本体ケース1そのものとなり、マイナスイオンが通過する本体ケース1の内壁全面に撥水コートを施すことにより、本体ケース1から吹き出るマイナスイオン量の減少を抑止できる。上記のように内筒59を設けると、マイナスイオンを多く含む気流を内筒59で流動案内し、さらにその外側をドーナッツ状の空気流で包みこむことができるので、ノズル2から吹出される2次吹出風にマイナスイオンが拡散するのを防止して、髪に到達するマイナスイオン量を増加できる。なお、マイナスイオンは心身のリフレッシュ効果も期待できるものである。
色や模様など、見た目の印象が異なるシリーズ商品の製造コストを節約するために、本体ケース1を透明なプラスチック材で形成し、その内面に装飾シート70を密着配置している。具体的には、図1に示すようにヒーターカバー20および筒壁16の大半の部分を覆う導風ケース1Aを、透明なプラスチック材で形成して、その内面に配置される装飾シート70を変更することにより、本体ケース1の見かけの色や模様を自由に変更できるようにしている。
装飾シート70は耐熱性に優れた透明のプラスチックシート70a、例えば軟質のポリカーボネイト製のシートを素材にして、その片面に着色インクを用いて印刷を施し、印刷層70bの外面に保護層70cをコーティングして形成してあり、図10(a)に示すように、概ね扇形に打ち抜いて形成する。装飾シート70の周方向両端には、ファンケース1Bとの接当干渉を避けるための切欠75がそれぞれ形成してある。着色された色が異なる装飾シート70を数種類用意しておき、これらの装飾シート70を図10(b) に示すように筒状に丸めて、導風ケース1Aの内面に装填し接着固定することにより、呈色状態が異なる導風ケース1Aを得ることができる。
装飾シート70を本体ケース1の内面に装着した状態において、装飾シート70の鏡面状の表面が本体ケース1の内面に密着すると、水に濡れたような模様を局部的に生じ、装飾シート70の呈色状態にむらを生じるおそれがある。このような水模様の発生を阻止するために、図10(b)に示すように、印刷層70bの反対側のプラスチックシート70aの表面を、梨地状の微小凹凸面70dで形成して、プラスチックシート70aの表面が本体ケース1の内面に密着するのを解消している。なお、印刷層70bは単色、あるいは複数色をシート全面にベタ塗りして形成でき、絵柄や図柄を単独で、あるいは地色の上に印刷して形成することができる。
導風ケース1Aは、吸込口の側から吹出口12へ向かって先すぼまり状に形成される導風筒72と、導風筒72の下面後部に突設される連結腕73を一体に備えている。図1に示すように、導風筒72の外壁面72aが湾曲凹面状の3次元平面で形成してあるのに対し、導風筒72の内壁面72bは、先すぼまりテーパー状の2次元平面で形成する。
このように、導風筒72の内外壁面72a・72bを2種の平面で構成することにより、導風筒72の肉厚を、前後端で厚くしながら、前後中途部に薄肉部74を形成することができる。この実施例では、薄肉部74を導風ケース1Aの前後中央より前端寄りに位置させて、ケース後端側における肉厚が最も厚く、ケース前端の肉厚が薄肉部74より厚くなるようにした。
ケース後端側の肉厚を大きくすると、モーターホルダー14を導風ケース1Aとファンケース1Bとが協同して強固に固定保持できるので、モーター8の駆動反力でモーターホルダー14が振動するのを確実に防止できる。また、前端部分のケース厚みを大きくするので、ノズル2を導風ケース1Aに対してぐらつきなく連結できる。なお、導風筒72の任意の断面部における断面形状は円形であるが、外壁面72aに限って楕円状に形成することができる。
本体ケース1と、その内部に収容される構造体との組み付けは以下のようにして行う。まず、導風ケース1Aの内部に、装飾シート70を丸めた状態でケース後方から差し込み装着する。このとき、装飾シート70は自己の弾性で展開形状に戻ろうとするので、形を整えるまでもなく本体ケース1の内面に沿って密接できるが、微小凹凸面70dがケース内面に接当するので水模様の発生を阻止できる。次に、イオン発生装置、ヒーターユニットH、モーター8およびファン7が組み込まれたモーターホルダー14のそれぞれを電気的に接続した動作ユニットを、導風ケース1Aにケース後方から差し込んで、図9に示すようにモーターホルダー14のフランジ壁80を、導風ケース1Aの後端壁81に接当させる。この状態でファンケース1Bを導風ケース1Aに圧嵌装着することにより、その係合溝83に係合リブ84を落ち込み係合させて両者1A・1Bを一体化し、同時に、フランジ壁80を押えリブ82で押圧固定する。フランジ壁80は、装飾シート70の後端を受け止めて、装飾シート70が前後遊動するのを規制することにも役立っている。
以上のように構成したヘアードライヤーによれば、導風ケース1Aの外壁面72aが湾曲凹面状の3次元平面で形成してあっても、装飾シート70を導風筒72の内面に支障なく密着配置できるので、3次元平面を含む本体ケース1のケースデザインを実現しながら、導風ケース1A内に組み込む装飾シート70を変更して、色や模様が異なるシリーズ商品を低コストで製造できる。装飾シート70を導風ケース1Aの2次元平面からなる内壁面72bに密着した状態で組み込むので、装飾シート70と導風ケース1Aとの間に隙間を生じる余地がなく、常にむらのない呈色状態を発揮できる。ヒーターカバー20と、モーターホルダー14の筒壁16の周面とが面一状に連続していない状態であっても、これらの構造体とは無関係に均一な呈色状態が得られる。
上記の実施例以外に、本体ケース1は導風ケース1Aとファンケース1Bとの2ピース構造である必要はなく、導風ケース1Aがファンケース1Bを兼ねる1ピース構造や、導風ケース1Aをさらに分割した多ピース構造であってもよい。導風ケース1Aの外壁面72aは湾曲凸面状の3次元平面や、湾曲凸面状を含む3次元平面で形成することができる。導風ケース1Aは、ケース全体を乳白色に着色して、あるいはケース外面を粗面化して半透明に形成してあってもよい。装飾シート70は、プラスチックシート以外に、布生地、皮革、あるいは金属シートなどで形成することができる。送風装置としては、ヘアードライヤに限らず、手指乾燥機、扇風機、イオン発生器などを含むものとする。
導風ケースと装飾シート、およびヒーターユニットの関係構造を示す分解断面図である。 ヘアードライヤーの縦断側面図である。 本体ケースの縦断側面図である。 ヒーターホルダーの分解斜視図である。 イオン発生装置の概略構成を示す説明図である。 イオン発生装置の放電ユニットを示す縦断側面図である。 放電ユニットの分解斜視図である。 図3におけるA−A線断面図である。 吸気リングの詳細構造を示す断面図である。 図10(a)は装飾シートの展開図、図10(b)は装飾シートを装着状態に丸めた状態の斜視図である。
符号の説明
1 本体ケース
1A 導風ケース
1B ファンケース
7 ファン
8 モーター
12 吹出口
70 装飾シート
72a 本体ケースの外壁面
72b 本体ケースの内壁面
74 薄肉部

Claims (2)

  1. 透明ないし半透明のプラスチック成形品で構成した本体ケース(1)の内部に、ファン(7)、およびファン駆動用のモーター(8)が設けてある送風装置であって、
    本体ケース(1)が、その殆どを占める透明な円筒状の導風ケース(1A)と、導風ケース(1A)の後端開口に装着されるファンケース(1B)とで構成されており、
    導風ケース(1A)の内面に装飾シート(70)が配置してあり、
    導風ケース(1A)の外壁面(72a)が、吸込口から吹出口(12)へ向かって、漸次外径寸法が小さくなる先窄まり状に形成されており、
    導風ケース(1A)の内壁面(72b)は断面視で直線形状に形成されており、該内壁面(72b)は、吸込口から吹出口(12)へ向かって漸次内径寸法が小さくなる前窄まりテーパー状に形成されており、
    導風ケース(1A)の外壁面(72a)は、断面視で湾曲凹面状に形成されており、導風ケース(1A)の肉厚が、前後端で厚く、前端寄りに薄肉部(74)が形成されており、
    モーター(8)を支持するモーターホルダー(14)は、モーター(8)に外嵌するボス(15)と、ファンブレードの周囲を囲む筒壁(16)と、両者をつなぐ翼片(17)とを一体に備え、
    筒壁(16)の周面に突設したフランジ壁(80)が導風ケース(1A)の後端壁(81)に接当する状態で、フランジ壁(80)の後面をファンケース(1B)の内面に設けた押えリブ(82)の前端面で押圧固定することで、導風ケース(1A)に装着したモーターホルダー(14)が、ファンケース(1B)で遊動不能に固定支持されていることを特徴とする送風装置。
  2. 装飾シート(70)は、プラスチックシート(70a)と、該プラスチックシート(70a)の片面に印刷形成された印刷層(70b)とを含み、
    印刷層(70b)が形成された面とは反対側の面である、本体ケース(1)の内面に対向するプラスチックシート(70a)の対向面に微小凹凸面(70d)が形成されており、該微小凹凸面により、プラスチックシート(70a)の前記対向面が導風ケース(1A)の内面に密着するのを防いでいる請求項1記載の送風装置。
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