JP4470828B2 - プリンタ、プリンタドライバ - Google Patents

プリンタ、プリンタドライバ Download PDF

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Description

本発明は、プリンタ、プリンタドライバに関し、特に、印刷データに含まれる特定な文字列を二次元コードに変換し、変換した二次元コードを印刷データとともに印刷するプリンタ、プリンタドライバに関する
近年、一次元バーコードと比べて情報量の表示が飛躍的に向上する二次元コードが注目され、使用され始めている。
一次元バーコードは、基本的には商品や製品の識別IDコードとして用いられるのに対して二次元コードは、コードそのものに商品や製品に関する情報を持たせることができるため商品等に二次元コードを付与し、商品に付与された二次元コードを読取装置で読み取ることで二次元コードに対応付けられた商品番号や商品に関する情報を瞬時に読み取ることができる。
一次元バーコードは、バーコードが縦または横に1列に表示されているものであるのに対して二次元コードは、一次元バーコードを複数段に積み重ねたスタック型二次元コードとマトリックスの交点が黒か白かによりコード化されたマトリックス型二次元コードとがある。
スタック型二次元コードの例として、コード49、コード16K、PDF417等があり、マトリックス型二次元コードの例として、QRコード、データマトリックス、マキシコード、アズテックコード等がある。
二次元コードは、従来の一次元バーコードと比べて数十倍から数百倍の大容量の情報を表示することができることから最近では、二次元コードを生成する種々の生成ツールが提供されている。
しかし、既存のQRコード生成ツールでは、QRコードが印刷されるプリンタの解像度を考慮してQRコードを生成するとともに、生成したQRコードをワープロソフトや表計算ソフト等のアプリケーションソフトで作成された印刷データに貼り付ける際には、QRコードがイメージデータとしてアプリケーションソフトで作成された印刷データに貼り付けられるように操作する等の煩雑な作業が必要とされた。
また、イメージデータが貼り付けられないアプリケーションソフトで作成された印刷データには、QRコードが貼り付けられないという問題がある。
そこで、特許文献1には、最終的に印刷される一次元バーコードまたは二次元コードのシンボルで表示したいデータ(=表示データ)を受信することで所定のシンボルに変換し印刷するシンボルプリンタおよびシンボルプリンタ用ドライバが提案されている。
特開2002−264424号公報
しかしながら、上記特許文献1には、表示データを受信し、受信した表示データを所定のシンボルに変換して印刷するシンボルプリンタは提案されているが、ユーザが指定した文字列を印刷データ中から検索して一次元バーコードまたは二次元コードに変換し、変換したコードを印刷データに付与して印刷する方法は提案されていない。
そこで、本発明は、印刷データに含まれる特定な文字列を二次元コードに変換し、変換した二次元コードを印刷データとともに印刷するプリンタ、プリンタドライバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、プリンタに対する各種パラメータの設定を保持し、アプリケーションからの印刷データの変換を行うプリンタドライバにおいて、ユーザが指定した特定文字列をアプリケーションで作成された印刷データ中から検索して抽出する特定文字列検手段と、前記特定文字列検手段により抽出された前記特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、前記コード変換手段により変換されたコードを前記印刷データのユーザが指定した指定位置に付与するコード付与手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記コード変換手段により変換されたコードに対応する前記印刷データ中の前記特定文字列の色をユーザが指定した色もしくは自動で設定される色に変換する検文字列色変換手段を更に具備することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記検文字列色変換手段は、前記コード変換手段により変換されたコードの色を前記検文字列色変換手段により変換された前記特定文字列の色と同じ色に変換することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記検文字列色変換手段は、前記特定文字列検手段により複数の特定文字列が検出され、前記コード変換手段により該複数の特定文字列に対応する複数のコードに変換された場合、各特定文字列の色をそれぞれ異なる色に変換し、該特定文字列に対応するコードの色を該特定文字列の色と同じ色に変換することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項の発明において、前記コード付与手段は、前記ユーザが指定した指定位置が原稿の文字やイメージデータと重なる場合、周辺の余白部を検索して特定し、該特定した位置に前記コードを付与することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記コード付与手段は、前記印刷データに付与されるヘッダー・フッダー領域に前記コードを付与することを特徴とする。。
また、請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記コードのサイズを設定する設定手段を更に具備し、前記コード変換手段は、前記設定手段によって設定された前記コードのサイズに基づき前記コードの誤り訂正レベルを最適に設定してコード変換を行うことを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1の発明において、前記プリンタの解像度情報を取得する解像度情報取得手段を更に具備し、前記コード変換手段は、前記解像度情報取得手段により取得した前記プリンタの解像度に基づき前記コードの誤り訂正レベルを最適に設定してコード変換を行うことを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項1の発明において、前記プリンタの解像度情報を取得する解像度情報取得手段を更に具備し、前記コード変換手段は、前記解像度情報取得手段により取得した前記プリンタの解像度に基づき前記コードのドットのサイズを最適に設定してコード変換を行うことを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項1の発明において、プリンタに搭載されていないフォントであっても、アプリケーションに対してはあたかも対応しているように見せかけ、前記アプリケーションの文字情報は文字コードで受信することを特徴とする。
また、請求項12の発明は、プリンタドライバで変換されたアプリケーションからの印刷データを受信して印刷出力を行うプリンタにおいて、前記印刷データを解析して指定された特定文字列を該印刷データ中から検索して抽出する特定文字列検手段と、前記特定文字列検手段により抽出された前記特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、前記コード変換手段により変換されたコードを前記印刷データの指定された位置に付与するコード付与手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項13の発明は、プリンタドライバで変換されたアプリケーションからの印刷データを受信して印刷出力を行うプリンタにおいて、前記印刷データを解析してユーザが指定した特定文字列を該印刷データ中から検出する特定文字列検出手段と、前記特定文字列検出手段により検出された前記特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、前記コード変換手段により変換されたコードを前記印刷データの指定位置に付与するコード付与手段と、前記コード変換手段により変換されたコードに対応する前記特定文字列の色をユーザが指定した色もしくは自動で設定される色に変換する検出文字列色変換手段とを具備することを特徴とする。
本発明のプリンタ、プリンタドライバによれば、文字列を二次元コード変換する特別なアプリケーションを購入することなく印刷データ中の所望の文字列が変換された二次元コードを印刷データに付与して印刷することができる。
また、文字列を二次元コードに変換する特別なアプリケーションがアドインできない、もしくはイメージデータを貼り付けることができないアプリケーションであっても印刷データ中のユーザが指定した文字列が変換された二次元コードを印刷データに付与して印刷することができる。
また、二次元コードに変換された印刷データ中の文字列をユーザが指定した色もしくは自動設定される色で印刷することで印刷データ中の二次元コードに変換された文字列の識別が容易となる。
また、二次元コード及び二次元コードに変換された印刷データ中の文字列が複数存在する場合であっても文字列と当該文字列が変換された二次元コードとの色が同色で印刷され、複数の二次元コード及び当該二次元コードに変換された文字列が異なった色で印刷されるので二次元コード及び当該二次元コードに変換された文字列の識別がより容易となる。
また、変換された文字列の二次元コードをユーザが所望する領域に印刷することができる。
また、変換された文字列の二次元コードを付与する位置に印刷データの文字やイメージデータが存在する場合であっても周辺の余白部を検索して余白部に二次元コードを印刷するので変換された文字列の二次元コードを確実に印刷することができる。
また、変換された文字列の二次元コードを付与する位置に印刷データの文字やイメージデータが存在する場合であっても印刷データを縮小することにより余白部を生成し、当該余白部に二次元コードを印刷するのでユーザが所望する領域の近傍に変換された文字列の二次元コードを確実に印刷することができる。
また、変換された文字列の二次元コードを付与する位置をプリンタドライバが情報を付与することができるヘッダー及びフッダー領域に指定できるので二次元コードと印刷データとが重なるという不具合を防止することができる。
また、変換された文字列の二次元コードのサイズが指定できるので、印刷データと二次元コードとの重なりの予測が容易となる。
また、アプリケーションで使用されているフォントがプリンタに搭載されていないフォントであっても、擬似的にアプリケーションに対して搭載しているように対応し、アプリケーションの文字情報を文字コードで受信するので、プリンタドライバにおいて、確実に特定文字の検出が可能となる。
また、プリンタドライバは、文字列を二次元コードに変換する二次元コード変換や二次元コードに変換された文字列の色を指定した色に変換する色変換などに関わるパラメーターのみを保持し、二次元コード変換や色変換などの処理をプリンタで行わせることでクライアントPCの処理の負荷が軽減がされるという効果を奏する。
以下、本発明に係わるプリンタ、プリンタドライバの一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わるプリンタ、プリンタドライバが適用された印刷システムの一例を概略的に示した構成図である。
図1に示すように、印刷システム100は、クライアントPC10とプリンタ20とがLAN(=Local Area Network)30等のネットワークを介して接続されている。
クライアントPC10は、CPU(=Central Control Unit:中央演算処理装置)、入出力装置、記憶装置等を備えた、所謂コンピュータであり、CPU11と、外部インタフェース12と、入力制御部13と、表示制御部14と、記憶部15と、ROM(=Read Only Memory)16と、RAM(=Random Access Memory)17を備えている。
CPU11は、クライアントPC10の中央演算処理装置であり、ROM17に記憶されるプログラムに従ってコンピュータを制御する。
外部インタフェース12は、クライアントPC10とは他の外部の装置(例えばLAN30を介して接続されたプリンタ20)との間でのデータ信号や制御信号等の授受を行う。
入力制御部13は、クライアントPC10に接続された図示せぬキーボードやマウス等の入力装置による操作信号の入力制御を行う。
表示制御部14は、クライアントPC10に接続された図示せぬ表示装置(例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等)によるデータ信号や制御信号等の授受の制御を行う。
記憶部15は、記憶装置であり、本発明に係わるプリンタドライバ153(詳細は後述する)やアプリケーションソフト152(例えばワープロソフトや表計算ソフト等の各種アプリケーションプログラム)及びクライアントPC10のシステム制御を行うOS(=Operating System)151等が記憶保持される。
本発明に係わるプリンタドライバ153は、クライアントPC10上でアプリケーションソフト152により作成された印刷データ(説明の便宜上、「原稿印刷データ」という。)に含まれる特定な文字列を一次元バーコードもしくは二次元コードに変換し、変換したコードを印刷データとともにクライアントPC10と接続されたプリンタ20を介して印刷できるように構成されている。
なお、本実施例では、プリンタドライバ153が文字列を変換して生成するコードを二次元コードの一つであるQR(=Quick Response)コードを例に説明する。
また、アプリケーションソフト152は、ユーザによって予めクライアントPC10にインストールされたプログラムであり、例えばワープロソフトや表計算ソフト等の各種アプリケーションプログラムがインストールされているものとする。
クライアントPC10からプリンタ20に送信される原稿印刷データは、記憶部15に記憶されたアプリケーションソフト152を読み出し、当該アプリケーションソフト152をCPU11が実行することによって作成される。
具体的には、原稿印刷データをアプリケーションソフト152の一つであるワープロソフトにより作成する場合は、ユーザの操作指示によりCPU11がワープロソフトを記憶部15から読み出して実行し、ユーザにより所望の印刷データが入力されることで作成される。
また、原稿印刷データに含まれる特定な文字列をQRコードに変換し、変換したコードを印刷データとともに印刷する場合は、ユーザがプリンタドライバ153の所定の設定画面で所定の設定を行うことでプリンタドライバ153がワープロソフト等により作成された印刷データに含まれる特定な文字列をQRコードに変換し、QRコードを含む印刷データを外部インタフェース12を介してプリンタ20に転送することで実現される。
一方、プリンタ20は、カラー印刷が可能なプリンタであり、CPU(中央演算処理装置)21と、印刷画像処理部22と、画像形成部23と、ユーザインタフェース24と、外部インタフェース部25を備えている。
プリンタ20のCPU21は、プリンタ20の各部及び各インタフェース24、25を制御するとともにプリンタ20全体を統括制御する。
印刷画像処理部22は、印刷指示された印刷データが画像形成部23で印刷用紙上に形成されるように印刷データに対して所定の画像処理を施し、画像処理された印刷データを画像形成部23に出力する。
なお、印刷指示された印刷データには、原稿印刷データのみの場合とQRコードを含む原稿印刷データの場合とがある。
画像形成部23は、印刷画像処理部22で画像処理されて出力された印刷データに基づき印刷用紙上に原稿印刷データに対応した文字情報やイメージ情報及びQRコードを形成して出力する。
ユーザインタフェース24は、ユーザの操作によりプリンタ20の各種設定操作や各種処理の選択操作を行うボタン等の操作部と、表示画面の表示部等で構成され、ユーザが操作部を操作することで所望の情報表示や印刷の選択操作を行うことができる。
外部インタフェース25は、LAN30を介して接続されたクライアントPC10やプリンタ20とは他の外部の装置(以下、総称して「外部装置」という)とデータや制御信号の授受を行う。
図2は、上記クライアントPC10上の各種処理を行うソフトウェアの構成を説明するための概略的な構成図である。
図2に示すようにクライアントPC10にはOS151、プリンタドライバ153、アプリケーションソフト152がインストールされており、OS151がプリンタドライバ153及びアプリケーションソフト152の動作を管理している。
アプリケーションソフト152により作成された原稿印刷データは、印刷指示されることでクライアントPC10上のプリンタドライバ153、外部インタフェース12を介して送信され、ネットワークのLAN30を介してプリンタ20へ転送される。
ところで、本発明に係わるプリンタドライバ153は、プリンタドライバ153がインストールされたクライアントPC10と接続されたプリンタ20に対応して次のような印刷制御が行えるように構成されている。
本発明に係わるプリンタドライバ153は、アプリケーションソフト152により作成された原稿印刷データ中のユーザが指定した文字列をQRコードに変換し、変換したQRコードを原稿印刷データに付与してプリンタ20へ送信できるように構成されている。
また、本発明に係わるプリンタドライバ153は、原稿印刷データ中のQRコードに変換された文字列をユーザが指定した色もしくは自動で設定される色に変換し、変換された色の文字列を含む原稿印刷データにQRコードを付与してプリンタ20へ送信できるように構成されている。
また、本発明に係わるプリンタドライバ153は、原稿印刷データ中のユーザが指定した文字列が変換されたQRコードをユーザが指定した変換元の文字列に対する指定位置に印刷できるようにQRコードを原稿印刷データに付与してプリンタ20へ送信できるように構成されている。
また、本発明に係わるプリンタドライバ153は、原稿印刷データ中のユーザが指定した文字列が変換されたQRコードの大きさを任意指定で印刷でき、任意指定された大きさに応じてQRコードの誤り訂正レベル等のパラメータ値が自動設定できるように構成されている。
また、本発明に係わるプリンタドライバ153は、原稿印刷データのフォントがプリンタ20に搭載されていないフォントであってもアプリケーションソフトが文字情報をビットマップデータではなく、文字コードで文字データを送信するように構成されている。
このように構成されたプリンタドライバ153がプリンタドライバ153の設定画面で設定された設定情報に基づき行う印刷制御について図3乃至図5を参照し説明する。
図3は、本発明に係わるプリンタドライバ153の設定画面の一例を示す図である。
なお、図3は、原稿印刷データに含まれる特定な文字列をQRコードに変換して印刷する場合にプリンタドライバ153の複数の設定画面のうちのQRコード変換タブを選択することで表示される設定画面の一例を示したものである。
図3に示すように、QRコード変換のための設定画面300(以下、「QRコード変換設定画面300」という。)は、タイトルバー310と、プリンタドライバ153の各種設定を行うための複数の設定画面にそれぞれ対応した複数のタブ320と、QRコード変換のための各設定を行う設定項目設定部330と、設定項目設定部330で設定された各値及び選択設定値の設定、キャンセル、適用、ヘルプ等の指示操作を行う指示操作ボタン340(破線で囲まれた部分)とで構成されており、タイトルバー310にはクライアントPC10に接続されたレーザープリンタのプリンタ20に対応して「レーザープリンタのプロパティー」のタイトルが表示されている。
QRコード変換設定画面300では、アプリケーションソフト152等で作成された原稿印刷データに対してユーザが指定した文字列をQRコード変換する設定を行うことができ、設定項目設定部330には、原稿印刷データをQRコード変換するか否かを選択設定するQRコード変換設定項目331と、原稿印刷データをQRコード変換する場合は、QRコードに変換する文字列を指定する文字列指定項目332(破線で囲まれ部分)と、QRコードに変換された原稿印刷データ中の文字列をユーザが指定した色に変換して印刷させるか否か及びその色指定を行う色変換設定項目333と、原稿印刷データ中の指定された文字列に対してQRコードを印刷する位置を指定するQRコード印刷位置設定項目334(破線で囲まれた部分)と、文字列が変換されるQRコードの誤り訂正レベルを選択指定する誤り訂正レベル選択指定項目335と、QRコードのセルサイズを設定するセルサイズ選択指定項目336とで構成されている。
文字列指定項目332は、「URLを自動的にQRコードに変換する」、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」の何れかもしくは全ての選択が可能であり、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」を選択する場合は、ユーザがQRコードに変換したい任意の文字列を入力して設定する。
「URLを自動的にQRコードに変換する」が選択設定された場合は、原稿印刷データ中のURLの文字列がQRコードに変換され、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」が選択設定された場合は、原稿印刷データ中のメールアドレスの文字列がQRコードに変換され、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」が選択設定された場合は、原稿印刷データ中のユーザが指定した文字列を含む行の全ての文字列がQRコードに変換される。
また、変換されたQRコードは、変換元の文字列の位置に対してQRコード印刷位置設定項目334で選択設定された真上、真下、左、右、右斜め下の何れのかの位置に付与されて印刷される。
誤り訂正レベル選択指定項目335及びセルサイズ選択指定項目336は、ユーザが指定した文字列をQRコード変換する際のQRコードの誤り訂正レベルやセルサイズを選択設定する項目であり、QRコードの誤り訂正レベルは、L、M、Q、Hの4段階のレベルが設定可能であり、レベルL、M、Q、Hの順に誤り訂正能力は向上し、レベルLが最も誤り訂正能力は低く、レベルHが最も誤り訂正能力は高い。
文字列をQRコードに変換するに際しては、誤り訂正レベル選択指定項目335で自動に選択設定されている場合は、プリンタ20の解像度に応じたQRコードの最適な誤り訂正レベル(L、M、Q、Hの何れか)が自動的に決定され、決定された誤り訂正レベルのQRコードに変換され、L、M、Q、Hの何れかの誤り訂正レベルが選択設定されている場合は、設定された誤り訂正レベル(L、M、Q、Hの何れか)のQRコードに変換される。
また、セルサイズ選択指定項目336で自動に選択設定されている場合は、プリンタ20の解像度に応じたQRコードの最適なサイズが自動的に決定され、決定されたサイズのQRコードに変換され、セルサイズの値が選択設定されている場合は、設定されたサイズのQRコードに変換される。
なお、各選択設定項目で選択された項目に対しては、チェックマークやドット及び文字列や数値等のデータが表示される。
このように構成されたQRコード変換設定画面300で設定された設定情報に基づくプリンタドライバ153の印刷制御の動作について図4を参照し説明する。
図4に示すように、プリンタドライバ153は、印刷指示とともに原稿印刷データを受信すると(ステップS401)、当該原稿印刷データに対して特定な文字列をQRコードに変換するか否かをQRコード変換設定画面300で設定された設定情報に基づき判別する(ステップS402)。
QRコード変換設定画面300のQRコード変換設定項目331で「特殊文字列をQRコードに変換する」という設定がされている場合は(402でYES)、特定文字列検出処理により「URLを自動的にQRコードに変換する」、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」の何れかもしくは全てが選択されているかを判別し、選択された項目に該当する文字列を原稿印刷データ中から抽出して記憶部15に記憶保持する(ステップS403)。
具体的には、「URLを自動的にQRコードに変換する」と設定されている場合は、原稿印刷データを走査し、URLに対応する文字列、例えば「http://」から始まる文字列で空白データまたはスペースデータを検知するまでの文字列をURLの文字データ列として抽出する。
また、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」と設定されている場合は、前述のURLの場合と同様に、メールアドレス対応する文字列データを検索して抽出する。
また、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」と設定されている場合は、ユーザにより入力された文字列、例えば「ABCDEF」と入力されて設定されている場合は、原稿印刷データの「ABCDEF」を含む行が存在するか否かを判別し、存在する場合は、当該行の文字列データを全て抽出する。
特定文字列検出処理により抽出された文字列データ(以下、「特定文字列データ」という。)は、RAM16に一時的に記憶保持されコード変換処理によりQRコードに変換される(ステップS404)。
コード変換処理では、特定文字列データの文字数、QRコード変換設定画面300の誤り訂正レベル選択指定項目335で設定された誤り訂正レベル(自動、L、M、Q、Hの何れか)と、セルサイズ選択指定項目336で設定された設定情報(自動またはユーザが設定したセルサイズの何れか)の各設定情報に基づき特定文字列データをQRコードのイメージデータに変換し、変換したQRコードをQRコード印刷位置設定項目334で設定された挿入位置情報(特定文字列に対して真上、真下、左、右、右斜め下の何れか)に対応した位置に印刷されるように原稿印刷データに付与する。
例えばQRコード印刷位置設定項目334で左が選択設定されている場合は、原稿印刷データ中のQRコードの変換元の文字列(以下、「特定文字列」という。)の位置の左側にQRコードが印刷されるように原稿印刷データにQRコードを付与する。
コード変換処理により特定文字列データがQRコードに変換され、変換されたQRコードが印刷データに付与されると、原稿印刷データ中のQRコードの変換元の特定文字列をユーザが指定したもしくは自動で設定される色に変換するか否かを設定情報に基づき判別し(ステップS405)、原稿印刷データ中の特定文字列を指定した色もしくは自動で設定される色に変換するという設定がなされている場合は(ステップS405でYES)、原稿印刷データ中の特定文字列を色変換処理により設定された色に変換する(ステップS406)。
色変換処理では、特定文字列検出処理において原稿印刷データの中から特定文字列データを抽出する際に特定される特定文字列の位置情報に基づき原稿印刷データ中の特定文字列の領域の原稿印刷データに対してユーザが指定した色もしくは自動で設定される色に変換する処理を施す。
ステップS406で色変換処理によりユーザが指定した色もしくは自動で設定される色に変換された特定文字列を含む原稿印刷データとQRコード、もしくはステップ405でNOの場合において特定文字列が色変換されていない原稿印刷データとQRコード、もしくはステップS402でNOの場合においてQRコードが付与されていない原稿印刷データの各原稿印刷データやQRコードは、印刷データ解析変換処理によりプリンタ20が受信した印刷データを解釈して印刷出力できるように所定の画像処理が施された後(ステップS407)、当該画像処理された原稿印刷データまたはQRコードを含む原稿印刷データがプリンタ20へ送信され(ステップS408)、プリンタ20により印刷用紙上に印刷される。
ところで、ステップS407において、原稿印刷データがプリンタ20に搭載されていないフォントで作成されている場合は、通常であればアプリケーションソフト152からの文字データはビットマップデータでプリンタドライバに送信されてくるが、そうした場合、プリンタドライバは特定文字の検出をできないという問題がある。
そこで本発明に係わるプリンタドライバ153は、アプリケーションソフト152に対してあたかもプリンタ20に搭載しているフォントであると見せかけ、文字データを文字コードで受信できるようにして、確実に特定文字の検出ができるようにしている。
この場合は、プリンタ20に搭載されているフォント情報を予め取得して保持するか、出力先のプリンタ20からフォント情報を取得してアプリケーションソフト152から受信した原稿印刷データのフォントがプリンタ20に搭載されてるか否かを判別し、原稿印刷データのフォントがプリンタ20に搭載されていない場合は、プリンタ20に搭載されているフォントの文字コードに原稿印刷データの文字情報を変換する。
プリンタ20により印刷用紙上に印刷された印刷物は、図5の印刷物500に示すように、印刷データ中のURLの文字列510(破線で囲まれた文字列)がQRコード変換設定画面300の色変換設定項目333で設定された「赤」色で出力され、QRコード511が誤り訂正レベル選択指定項目335及びセルサイズ選択指定項目336でそれぞれ選択設定された設定情報に対応して誤り訂正レベルが「L」の10×10mmのセルサイズのQRコードのイメージデータに変換され、変換されたQRコード511がQRコード印刷位置設定項目334で選択設定された設定情報に対応してURLの文字列510の真下に印刷される。
このように本発明に係わるプリンタドライバ153は、プリンタドライバ153の所定の設定画面(QRコード変換設定画面300)で設定された設定情報に基づき原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換し、QRコードを含む原稿印刷データをプリンタ20へ送信するのでプリンタ20に文字列をQRコードに変換する処理の負荷を与えることなくQRコードを含む原稿印刷データを印刷させることができる。
これまでの説明は、プリンタドライバ153が所定の設定画面で設定された設定情報に基づき原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換し、QRコードを含む原稿印刷データをプリンタ20へ送信する例を示したが、プリンタ20のコントローラであるCPU21が所定の設定画面で設定された設定情報に基づき原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換し、QRコードを含む原稿印刷データを印刷する構成としてもよい。
図6は、プリンタ20のコントローラ(CPU21)が所定の設定画面で設定された設定情報に基づき原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換し、QRコードを含む原稿印刷データを印刷する構成とした場合のプリンタドライバとプリンタのコントローラとの印刷制御の動作を示す流れ図である。
なお、本構成のプリンタドライバとプリンタ及びプリンタコントローラは、図1及び図2で示した印刷システム100及びソフトウェア構成におけるプリンタドライバ153と、プリンタ20と、CPU21(コントローラ)とをプリンタドライバ163とプリンタ200及びプリンタコントローラ210とに置き換えて構成されたものである。
図6に示すように、プリンタドライバ163は、印刷指示がなされてアプリケーションソフト152で作成された原稿印刷データを受信すると(ステップS601)、受信した原稿印刷データを印刷データ解析変換処理によりプリンタ200で印刷が可能なように所定の画像処理を施す(ステップS601)。
印刷データ解析変換処理による原稿印刷データの画像処理後、QRコード変換設定画面300で設定された設定情報に原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換する設定がなされているか否かを判別し(ステップS603)、QRコードに変換する設定がなされている場合は(603でYES)、QRコード変換設定画面300で設定された設定情報のデータ(以下、「設定情報データ」という。)を作成し、印刷データ解析変換処理により画像処理された原稿印刷データに付与して(ステップS604)プリンタ200へ送信する(ステップS605)。
一方、プリンタ200のプリンタコントローラ210は、プリンタドライバ163から送信された設定情報データが付与された原稿印刷データを受信すると、設定情報データを参照して原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換する設定がなされているか否かを判別する(ステップS607)。
ステップS607でQRコードに変換する設定がなされている場合は(607でYES)、「URLを自動的にQRコードに変換する」、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」の何れかもしくは全てが選択されているかを判別し、選択された項目に該当する文字列を特定文字列検出処理により原稿印刷データから検索し抽出する(ステップS608)。
特定文字列検出処理により原稿印刷データから抽出された特定文字列データは、コード変換処理により誤り訂正レベルと、セルサイズの設定情報に基づくQRコードに変換され、当該変換されたQRコードが指定された挿入位置の設定情報に基づく位置に印刷されるように原稿印刷データに付与される(ステップS609)。
コード変換処理で特定文字列データがQRコードに変換され、変換されたQRコードが原稿印刷データに付与されると、原稿印刷データ中の特定文字列をユーザが指定したもしくは自動で設定される色に変換するか否かを設定情報に基づき判別し(ステップS610)、設定情報に原稿印刷データ中の特定文字列を指定された色に変換するという設定がなされている場合は(ステップS610でYES)、原稿印刷データ中の特定文字列を色変換処理により指定された色に変換する(ステップS611)。
ステップS611で色変換処理によりユーザが指定した色もしくは自動で設定される色に変換された特定文字列を含む原稿印刷データとQRコード、もしくはステップ610でNOの場合において、特定文字列が色変換されていない原稿印刷データとQRコード、もしくはステップS607でNOの場合において、QRコードが付与されていない原稿印刷データの各原稿印刷データやQRコードは、印刷データ解析変換処理によりプリンタ200で原稿印刷データやQRコードが印刷されるように所定の画像処理が施された後(ステップS612)、当該画像処理された原稿印刷データまたはQRコードを含む原稿印刷データが印刷用紙上に印刷される。
図7は、前述のプリンタドライバ153、163とは他のプリンタドライバ173の設定画面の一例を示す図である。
本発明に係わるプリンタドライバ173は、プリンタドライバ153、163が行う印刷制御の他に次のような印刷制御が行えるように構成されており、この構成に対応してプリンタドライバ173の設定画面も図7に示すような画面構成となっている。
本発明に係わるプリンタドライバ173は、原稿印刷データ中のQRコードに変換された特定文字列及びQRコードをユーザが指定した色もしくは自動で設定される色に変換し、色変換されたQRコードを色変換された特定文字列を含む原稿印刷データに付与してプリンタ20へ送信できるように構成されている。
また、本発明に係わるプリンタドライバ173は、QRコードに変換される特定文字列が原稿印刷データ中に複数存在する場合は、QRコードと当該QRコードに変換された特定文字列との色を同色とするとともに他のQRコード及び当該QRコードに変換された特定文字列との色を異なる色に変換し、複数の色に変換されたQRコードを複数の色に変換された特定文字列を含む原稿印刷データに付与してプリンタ20へ送信できるように構成されている。
また、本発明に係わるプリンタドライバ173は、ユーザが指定した文字列が変換されたQRコードをユーザが指定した位置に付与する際にQRコードが原稿印刷データ(例えば文字やイメージ)と重なる場合には、自動的に原稿印刷データの余白部を検索して特定し、特定した余白部の位置にQRコードを付与してプリンタ20へ送信できるように構成されている。
また、本発明に係わるプリンタドライバ173は、ユーザが指定した文字列が変換されたQRコードをユーザが指定した位置に付与する際にQRコードが原稿印刷データ(例えば文字やイメージ)と重なる場合には、自動的に原稿印刷データの領域を縮小して余白部を形成し、形成した余白部の位置にQRコードを付与してプリンタ20へ送信できるように構成されている。
また、本発明に係わるプリンタドライバ173は、ユーザが指定した文字列が変換されたQRコードをヘッダー領域やフッター領域の位置に印刷されるように原稿印刷データにQRコードを付与してプリンタ20へ送信できるように構成されている。
このように構成されたプリンタドライバ173の印刷制御について図7及び図8を参照し説明する。
図7は、前にも述べたように、本発明に係わるプリンタドライバ173の設定画面の一例を示す図であり、この設定画面は、プリンタドライバ173が原稿印刷データに含まれる特定な文字列をQRコードに変換し、変換したQRコードと原稿印刷データとを印刷する印刷制御を行なうためのQRコード変換設定画面700の一例を示したものである。
図7に示すように、QRコード変換設定画面700は、文字列指定項目732(破線で囲まれた部分)の「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」の選択項目が複数の任意の文字列を指定できるように構成され、色変換設定項目733(破線で囲まれた部分)が複数の変換元文字列の色指定ができるように構成され、QRコードの色を変換元文字列と同色にするか否かを指定できるように構成され、QRコード印刷位置設定項目734がQRコードの印刷位置を「用紙に対して」または「特定文字列に対して」の何れかで選択設定できるように構成され、QRコードをQRコード印刷位置設定項目734(破線で囲まれた部分)で選択設定された位置に印刷する場合に原稿印刷データとQRコードとが重なる場合には、周辺の余白を自動検索し、当該余白部にQRコードを印刷するかもしくは原稿印刷データを縮小出力して余白部を形成し、当該余白部にQRコードを印刷するかを選択する重複印刷処置設定項目737(破線で囲まれた部分)が新たに設けられて構成されている他は、図3で示したQRコード変換設定画面300と同様に構成されている。
このように構成されたQRコード変換設定画面700で設定された設定情報に基づくプリンタドライバ173の印刷制御の動作について図8を参照し説明する。
図8に示すように、プリンタドライバ173は、印刷指示とともに原稿印刷データを受信すると(ステップS801)、当該原稿印刷データに対して特定な文字列をQRコードに変換するか否かをQRコード変換設定画面700で設定された設定情報に基づき判別し(ステップS802)、QRコード変換設定画面700のQRコード変換設定項目731で「特殊文字列をQRコードに変換する」という設定がされている場合は(802でYES)、特定文字列検出処理により「URLを自動的にQRコードに変換する」、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」の何れかもしくは全てが選択されているかを判別し、選択された項目に該当する文字列を印刷データ中から抽出して記憶部15に記憶保持する(ステップS803)。
特定文字列検出処理により抽出された文字列データは、コード変換処理によりQRコードに変換される(ステップS804)。
コード変換処理では、特定文字列データの文字数、QRコード変換設定画面700の誤り訂正レベル選択指定項目735(破線で囲まれた部分)で設定された誤り訂正レベル(自動、L、M、Q、Hの何れか)と、セルサイズ選択指定項目736(破線で囲まれた部分)で設定された設定情報(自動またはユーザが設定したセルサイズの何れか)の各設定情報に基づき特定文字列をQRコードのイメージデータに変換し、変換したQRコードをQRコード印刷位置設定項目734で設定された挿入位置情報(用紙に対して、または特定文字列に対して真上、真下、左、左下、右、右下等の何れか)に対応した位置に印刷されるように付与する。
例えばQRコード印刷位置設定項目734で「用紙に対して右下」が選択設定されている場合は、QRコードが印刷用紙の右下に印刷されるように原稿印刷データにQRコードを付与する。
なお、QRコード印刷位置設定項目734で設定された位置にQRコードを付与した場合に原稿印刷データ(例えば文字やイメージ)と重なる場合には、設定された位置近傍もしくは原稿印刷データ全体での余白部を検索し、検索した余白部の位置にQRコードを付与するか、もしくは原稿印刷データの領域を縮小して余白部を形成し、形成した余白部の位置にQRコードを付与する。
また、余白部の特定は、原稿印刷データの大きさや印刷用紙のサイズ、ページ設定情報等の各設定情報を参照することで特定することができる。
コード変換処理により特定文字列データがQRコードに変換され、変換されたQRコードが原稿印刷データに付与されると、原稿印刷データ中のQRコードの変換元の特定文字列を色変換設定項目733で設定された設定情報(変換元文字列の色を指定された色に変換するか否か、QRコードの色を変換元文字列と同色にするか否かを判別し(ステップS805)、特定文字列やQRコードを指定した色に変換するという設定がなされている場合は(ステップS805でYES)、原稿印刷データ中の特定文字列やQRコードを色変換処理により設定情報に対応した色に変換する(ステップS806)。
色変換処理では、特定文字列検出処理において原稿印刷データの中から特定文字列データを抽出する際に特定される特定文字列の位置情報に基づき原稿印刷データ中の特定文字列の領域の原稿印刷データ及びQRコードに対してユーザが指定した色もしくは自動で設定される色に変換する処理を施す。
また、QRコードに変換される特定文字列が原稿印刷データ中に複数存在する場合は、QRコードと当該QRコードに変換された特定文字列との色を同色とするとともに他のQRコード及び当該QRコードに変換された特定文字列との色を異なる色に変換する処理を施す。
ステップS806で色変換処理により設定情報に対応した色に変換された特定文字列やQRコードを含む原稿印刷データ、もしくはステップ805でNOの場合において、特定文字列が色変換されていない原稿印刷データとQRコード、もしくはステップS802でNOの場合において、QRコードに変換する処理を実施しない原稿印刷データの各原稿印刷データやQRコードは、印刷データ解析変換処理によりプリンタ20が受信した印刷データを解釈して印刷出力できるように所定の画像処理が施された後(ステップS807)、当該画像処理された原稿印刷データまたはQRコードを含む原稿印刷データがプリンタ20へ送信され(ステップS808)、プリンタ20により印刷用紙上に印刷される。
プリンタ20により印刷用紙上に印刷された印刷物は、図9の印刷物900に示すように、原稿印刷データ中の複数のURLの文字列910、920、930(破線で囲まれた文字列)がQRコード変換設定画面700の色変換設定項目733で設定された「青」、「緑」、「赤」の設定情報に基づきURLの文字列910が「青」、URLの文字列920が「緑」、URLの文字列930が「赤」の色でそれぞれ出力され、各URLの文字列910、920、930に対応したQRコード911、921、931も「QRコードの色を変換元文字列と同色にする」という設定情報に基づきQRコード911が「青」、QRコード921が「緑」、QRコード931が「赤」の色でそれぞれ出力される。
また、各QRコード911、921、931は、誤り訂正レベル選択指定項目735で選択設定された「自動」及びセルサイズ選択指定項目736で選択設定された「自動」に対応して誤り訂正レベル及びセルサイズがプリンタ20の解像度に基づく最適な値のQRコードに変換され、変換された各QRコード911、921、931がQRコード印刷位置設定項目734で設定された「用紙に対して右下」に対応した位置に出力される。
図10は、プリンタドライバ173のQRコード変換設定画面700において、文字列指定項目732で「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」が選択され、任意の文字列として「発注コード」と「住所」が入力されて設定され、QRコード印刷位置設定項目734で「用紙に対して左下」が選択設定された一例を示す図である。
このように設定された場合は、プリンタドライバ173の印刷制御により図11に示すような印刷物901が出力される。
図11に示すように、印刷物901は、原稿印刷データ中の発注コードを含む行の全ての文字列データ950と、住所を含む行の全ての文字列データ960がそれぞれQRコード951、961に変換され、色変換設定項目733で設定された「青」、「緑」と「QRコードの色を変換元文字列と同色にする」という設定情報に基づき発注コードを含む行の全ての文字列データ950とQRコード951が「青」、住所を含む行の全ての文字列データ960とQRコード961が「緑」の色でそれぞれ出力され、各QRコード951、961が誤り訂正レベル選択指定項目735で選択設定された「自動」及びセルサイズ選択指定項目736で選択設定された「自動」に基づくイメージデータのQRコード951、961に変換され、変換されたQRコード951、961がQRコード印刷位置設定項目734で選択設定された「用紙に対して」「左下」に出力される。
以上説明したように本発明に係わるプリンタ、プリンタドライバを適用することで、文字列を二次元コード変換する特別なアプリケーションを購入することなく印刷データ中の所望の文字列が変換された二次元コードを印刷データに付与して印刷することができる。
また、文字列を二次元コードに変換する特別なアプリケーションがアドインできない、もしくはイメージデータを貼り付けることができないアプリケーションであっても印刷データ中のユーザが指定した文字列が変換された二次元コードを印刷データに付与して印刷することができる。
また、印刷データ中の二次元コードに変換された特定文字列を容易に識別することができる。
本発明に係わるプリンタドライバが適用された印刷システムの一例を示す構成図
符号の説明
10 クライアントPC
11 CPU(=Central Processing Unit:中央演算処理装置、(クライアントPC側))
12 外部インタフェース(クライアントPC側)
13 入力制御部
14 表示制御部
15 記憶部
16 ROM(=Read Only Memory)
17 RAM(=Random Access Memory)
20 プリンタ
21 CPU(=Central Processing Unit:中央演算処理装置、(プリンタ側))
22 印刷画像処理部
23 画像形成部
24 ユーザインタフェース
25 外部インタフェース部(クライアントPC側)
30 LAN(=Local Area Network)
100 印刷システム
151 OS(=Operating System)
152 アプリケーションソフト
153、163、173 プリンタドライバ
300、700、701 QRコード変換設定画面
310、710 タイトルバー
320、720 タブ
330、730 設定項目設定部
331、731 QRコード変換設定項目
332、732 文字列指定項目
333、733 色変換設定項目
334、734 QRコード印刷位置設定項目
335、735 誤り訂正レベル選択指定項目
336、736 セルサイズ選択指定項目
737 重複印刷処置設定項目
340、740 指示操作ボタン
500、900、901 印刷物
510、910、920、930 URL文字列
511、911、921、931、951、961 QRコード
950 発注コードを含む行の全ての文字列
960 住所を含む行の全ての文字列

Claims (12)

  1. プリンタに対する各種パラメータの設定を保持し、アプリケーションからの印刷データの変換を行うプリンタドライバにおいて、
    ユーザが指定した特定文字列をアプリケーションで作成された印刷データ中から検索して抽出する特定文字列検手段と、
    前記特定文字列検手段により抽出された前記特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、
    前記コード変換手段により変換されたコードを前記印刷データのユーザが指定した指定位置に付与するコード付与手段と
    を具備することを特徴とするプリンタドライバ。
  2. 前記コード変換手段により変換されたコードに対応する前記印刷データ中の前記特定文字列の色をユーザが指定した色もしくは自動で設定される色に変換する検文字列色変換手段
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  3. 前記検文字列色変換手段は、
    前記コード変換手段により変換されたコードの色を前記検文字列色変換手段により変換された前記特定文字列の色と同じ色に変換する
    ことを特徴とする請求項2記載のプリンタドライバ。
  4. 前記検文字列色変換手段は、
    前記特定文字列検手段により複数の特定文字列が検出され、前記コード変換手段により該複数の特定文字列に対応する複数のコードに変換された場合、各特定文字列の色をそれぞれ異なる色に変換し、該特定文字列に対応するコードの色を該特定文字列の色と同じ色に変換する
    ことを特徴とする請求項2記載のプリンタドライバ。
  5. 前記コード付与手段は、
    前記ユーザが指定した指定位置が原稿の文字やイメージデータと重なる場合、周辺の余白部を検索して特定し、該特定した位置に前記コードを付与する
    ことを特徴とする請求項記載のプリンタドライバ。
  6. 前記コード付与手段は、
    前記ユーザが指定した指定位置が原稿の文字やイメージデータと重なる場合、前記印刷データの画像を縮小することによって余白を形成し、該形成した余白に前記コードを付与する
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  7. 前記コード付与手段は、
    前記印刷データに付与されるヘッダー・フッダー領域に前記コードを付与する
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  8. 前記コードのサイズを設定する設定手段
    を更に具備し、
    前記コード変換手段は、
    前記設定手段によって設定された前記コードのサイズに基づき前記コードの誤り訂正レベルを最適に設定してコード変換を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  9. 前記プリンタの解像度情報を取得する解像度情報取得手段
    を更に具備し、
    前記コード変換手段は、
    前記解像度情報取得手段により取得した前記プリンタの解像度に基づき前記コードの誤り訂正レベルを最適に設定してコード変換を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  10. 前記プリンタの解像度情報を取得する解像度情報取得手段
    を更に具備し、
    前記コード変換手段は、
    前記解像度情報取得手段により取得した前記プリンタの解像度に基づき前記コードのドットのサイズを最適に設定してコード変換を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  11. プリンタに搭載されていないフォントであっても、アプリケーションに対してはあたかも対応しているように見せかけ、前記アプリケーションの文字情報は文字コードで受信する
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  12. プリンタドライバで変換されたアプリケーションからの印刷データを受信して印刷出力を行うプリンタにおいて、
    前記印刷データを解析して指定された特定文字列を該印刷データ中から検索して抽出する特定文字列検手段と、
    前記特定文字列検手段により抽出された前記特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、
    前記コード変換手段により変換されたコードを前記印刷データの指定された位置に付与するコード付与手段と
    を具備することを特徴とするプリンタ。
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