JP4468400B2 - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、半導体デバイスの製造工程における半導体ウェーハ表面の異物や欠陥等を検査する表面検査装置及び検査方法に関する。
被検査物の検査方法および検査装置の例として、例えば、特許文献1に記載のようなウェーハ表面検査方法および検査装置が挙げられる。
ウェーハ検査装置においては、レーザ光源から出力するレーザビームは、レンズ系により、レーザスポットとなり、ウェーハの表面に垂直又は斜めに投射され、ウェーハの移動に応じてウェーハの表面をスパイラル状に走査し、その結果、ウェーハの全面が走査される。
ウェーハの表面に異物があると広範囲な角度(方向)に散乱光を発生する。その一部は、集光レンズにより集光されて光電変換器である光電子増倍管に受光される。光電子増倍管に入射した光はここで電気信号に変換され、変換された電気信号(受光信号)は、データ処理される。データ処理の結果、異物の個数と大きさ、その位置を示す異物データが生成され、プリンタあるいはディスプレイ等に異物の状態がマップ表示される。
特開平9−304289号公報
光電子増倍管は一定の電流出力が無かった場合、その後、出力がしばらくの間変動するという特性がある。このため、装置を長時間停止していた後の測定において、測定開始後、数測定にわたり、感度が変動する。この傾向は光電子増倍管の劣化が進むほど顕著になる。
そこで、待機中に、光電子増倍管に一定の光電流を検出させておき活性状態に保つことで、運転再開後の感度変動を防止することが考えられるが、活性状態に保つための基準光源を設置しなければならず、実装スペースが大きくなることや、製造コストが増大するという課題があった。
これは、複数の光電子増倍管を用いる場合に特に顕著となる。
本発明の目的は、光電子増倍管等の散乱光検出手段を有する表面検査装置及び表面検査方法において散乱光検出手段の感度安定化を実現することである。
本発明は、被検査物の表面検査装置において、被検査物に照明光を照射する光照射手段
を備え、この光照射手段からの照明光を反射する反射板を備え、被検査物の表面検査時以外のアイドリング時に、上記光照射手段からの照明光を上記反射板に照射させて、上記反射板で散乱された照明光を上記散乱光検査手段に照射させる。
また、被検査物の表面に照明光を照射し、散乱された照明光を散乱光検出手段により検出し、検出した散乱光に基づいて、上記被検体表面の異物等を判定する被検査物の表面検査方法において、被検査物の表面検査時以外のアイドリング時に、上記照明光を反射板に照射させて、上記反射板で散乱された照明光を上記散乱光検査手段に照射させる。
本発明によれば、光電子増倍管等の散乱光検出手段を有する表面検査装置及び表面検査方法において散乱光検出手段の感度安定化を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態が適用される表面検査装置の概略構成平面図である。図1において、表面検査装置は、被検査物(ウェーハ)の載置機能を兼ねた1個以上のロードポート100と、搬送部200と、プリアライメント部300と、検査部400と、データ処理部500とを備えている。
ロードポート100には、複数の被検査用のウェーハ1を収納した被検査物の収納機能を兼ねた1個以上のウェーハポッド110が載置される。ロードポート100のウェーハ1は、搬送部200によってプリアライメント部300を経由して検査部400に搬送される。全てのロードポート100を被検査物用のポッドにすることも可能であり、一部を、検査で不良と判定されたウェーハ1の回収専用ポッド110とすることも可能である。
上記データ処理部500は、コントローラ510と、キーボードやタッチパネルまたはマウス等からなる入力装置520と、CRTやフラットパネルディスプレイ等からなる視覚可能に表示する表示装置530と、プリンタ等の出力装置540と、外部メディアを制御する外部記憶装置550とを備える。
また、コントローラ510は、演算処理装置511と、HDD等の記憶装置512と、制御装置513とを備える。このコントローラ510は、入力装置520からの指令に基づいて、異物検査装置全体の制御を行い、設定条件や検査結果及び検査装置の動作状態等の情報を表示装置530に表示し、更には出力装置540へ当該情報を出力する。
図2は、上記検査部400の内部構成を示した縦断面図である。図2において、検査部400は、ウェーハ1を保持する機能を有する保持機構(保持手段)410と、保持機構410を回転させるスピンドルモータ等の回転装置(図省略)とエンコーダ等からなる角度の位置検出装置(図省略)を含んで構成される回転駆動機構420と、保持機構410を上下させる昇降駆動機構430と、保持機構410と回転駆動機構420及び昇降駆動機構430と共にウェーハ1表面と略平行に移動させ、位置検出装置(図省略)を含んで構成される進退駆動機構(直線駆動機構)440とを備える。
検査部400は、電磁波からなる照明光、例えば可視レーザ光や紫外レーザ光などのレーザビーム(照明光の一例)458をウェーハ1の表面に照射する光照射部(光照射手段)450と、ウェーハ1表面からの散乱光を受光する検出器460a、460bとを備える。図2には示していないが、検査部400は、アイドリング時にレーザビーム(照明光)458を散乱及び反射させる反射板470(図5に示す)を備えている(散乱光放射手段)。
検出器460a、460bは、光電子増倍管(Photo Multiplier Tube)であり、単数、または2以上の複数いずれでもよく、本発明の第1の実施形態では、一例として2個(460a、460b)配置してある。
図3は、光照射部450の概略構成を示す図であり、左側に概略平面を示し、この概略平面のA−A線に沿った断面を右側に示す。また、図4は、検査中のウェーハ1移動軌跡2とレーザビーム458の照射方向との関係を示す図である。
図3において、光照射部450は、レーザビーム458を発生させるレーザ光源451と、レーザビーム458の強度調整するアッテネータ453と、レーザビーム458の光軸ずれを補正する光軸補正機構454と、レーザビーム458を遮断するシャッタ452と、レーザビーム458の照射方向を斜方或いは垂直に切り換えるための照射方向切り換え機構455と、レーザビーム458の断面形状を目的の形状に成形するビーム成形機構456a、456bと、レーザビーム458の進路方向を変えるミラー457a〜457gとを備える。
レーザビーム458は、レーザ光源451から発せられ、ミラー457aを経てアッテネータ453で検査に適したエネルギー密度に調整される。次に、光軸ずれを補正する光軸補正機構454、ミラー457b、照射方向切り換え機構455、457cを経てビーム成形機構456aで検査の目的に適した断面形状に整形される。そして、ミラー457dからミラー457fを順次介してレーザビーム458の進路方向を変更し、ウェーハ1に照射される。
また、図4に示すように、レーザビーム458は、ミラー457fと照射角制御機構(図省略)を含んで構成される出射部700により、ミラー457fの角度を予め人為的に調整するか若しくは自動制御し、保持機構410の基準面、若しくはウェーハ1平坦面の法線に対する所望の照射角Aiに制御される。
ミラー457bに反射されたレーザビーム458は、照射方向切り換え機構455から、ビーム成形機構456bで、検査の目的に適した断面形状に整形され、ミラー457gにより反射され、ウェーハ1に照射される。
次に、本発明の第1の実施形態における、表面検査装置の処理フローについて説明する。ウェーハ1の検査は、検査プログラムの実行により開始される。図1に示す搬送部200内の搬送装置210に配設されたハンドリングアーム220でウェーハポッド110からウェーハ1を搬出し、ロードポート100からプリアライメント部300へ搬送する。
そして、プリアライメント部300の載置部310に配置されたウェーハ1は、ウェーハ1の略中心位置とノッチの位置の粗位置補正(プリアライメント)が行なわれる。プリアライメントされたウェーハ1は、再びハンドリングアーム220で取り出され、検査部400に配設されるウェーハ保持機構410へ搬送され、このウェーハ保持機構410上に保持される。
コントローラ510からの検査開始命令により、予め算出したウェーハ1の略中心にレーザビーム458が照射されるように昇降駆動機構430、および進退駆動機構440を制御し、表面検査の始点位置補正を行なう。この位置補正に際し、回転駆動機構420は、ウェーハ保持機構410の回転を事前に開始し、始点位置補正の動作と並行して回転数を上昇させ、表面検査に要する所要時間を短縮する。コントローラ510は、位置補正の略完了時に一定回転数に到達するよう回転駆動機構420を制御し、所定の回転数に保持する。
保持機構410に保持されたウェーハ1は、回転駆動機構420によって高速に回転され、図4に示すように、ウェーハ1表面にレーザビーム458が照射されながら、一軸方向に進退駆動機構440がウェーハ1表面と略平行(レーザ走査方向)に移動することで、レーザビーム458が螺旋状、渦巻き状若しくは円状に相対的に移動し、検査面内が高速に走査される。
レーザビーム458の照射により、ウェーハ1上の異物や欠陥から発生した散乱光は、検出器460a、460bにより受光され(散乱光検出手段)、進退駆動機構440および回転駆動機構420の位置検出装置の相対的移動位置情報と共に、コントローラ510にてデータ解析され、異物や欠陥の大きさ及びウェーハ1内の位置座標が求められる(表面検出手段)。
検査が終了したウェーハ1は、再びハンドリングアーム220で取り出され、ウェーハ保持機構410からロードポート100へ搬送され、ウェーハポッド110へ収納される。その後、検査装置は光電子増倍管アイドリングの処理を行う。
図5は、光電子増倍管アイドリング中のウェーハ保持機構410、回転駆動機構420、昇降駆動機構430、および進退駆動機構440、検出器460a、460b、レーザビーム458、反射板470の関係を示したものである。図5において、レーザビーム458の垂直照射位置が反射板470上となるよう、昇降駆動機構430、および進退駆動機構440を制御する(動作制御手段)。このときの反射板470から放射される散乱光は検出器460a、460bにて検出され、光検出信号処理器461によりAD変換等のデータ処理部500で処理可能な信号に変換(信号処理手段)された後、データ処理部500によって処理される。
図6は、光電子増倍管アイドリング時の動作フローチャートを示したものである。図6において、光電子増倍管アイドリング開始判定処理ステップ610は、使用目的(自動検査かメンテナンスか)と検査動作終了からの経過時間を判定して、所定時間が経過したとき、光電子増倍管アイドリング開始制御処理ステップ620へ分岐する。例えば、自動検査で前ウェーハの検査終了から所定時間以上経過したという条件で光電子増倍管アイドリング処理を開始することができる。所定時間とは光電子増倍管の特性変動に影響が出始める時間であって、例えば、60秒程度である。
そして、光電子増倍管アイドリング開始制御処理ステップ620は、レーザ光源451のレーザ光量と検出器460a、460bの印加電圧を予め登録しておいた値に設定し、照射方向切り換え機構455を垂直方向に切り替え、レーザビーム458の垂直照射位置が反射板470上となるよう昇降駆動機構430、および進退駆動機構440を制御する。
その後、シャッタ452を開き、レーザビーム458の照射を開始する。反射板470はレーザビーム458を検出器460a、460b方向へ可能な限り均一に散乱光を放射する表面形態を有するものが望ましい。例えばガラス、セラミック、半導体等から構成される平板状(ウェーハ)や球状体の基板表面を研磨、エッチング、コーティング等の処理を使用して粗面にしたものである。また、反射板470は検査用ウェーハの代わりにウェーハ保持機構410上に反射用ウェーハを置くこともできるし、ウェーハ保持機構410の横に配置することもできる。
次に、処理ステップ620から光電子増倍管アイドリング終了判定処理630に進み、次のウェーハの検査開始や、使用目的の切り替えが起きたとき、光電子増倍管アイドリング処理を終了する。使用目的の切り替えとは、保守機能への移行及び装置停止である。
光電子増倍管アイドリング終了判定処理630で次ウェーハの検査開始が起きたとき光電子増倍管診断を行う。
図7は、光電子増倍管診断時の動作フローチャートを示したものである。図7において、光電子増倍管診断開始判定処理ステップ640は、光電子増倍管アイドリング終了判定処理ステップ630の終了要因を判定して、光電子増倍管診断開始制御処理ステップ650または光電子増倍管診断終了処理ステップ680へ分岐する。処理ステップ640において、例えば、次のウェーハの検査開始前である場合は光電子増倍管診断開始制御処理650へ、それ以外は光電子増倍管診断終了処理680へ分岐する。
光電子増倍管診断開始制御処理ステップ650は、レーザ光源451のレーザ光量と検出器460a、460bの印加電圧を予め登録しておいた光電子増倍管診断値に設定する。
次に、光電子増倍管診断判定処理ステップ660に進み、検出器460a、460bの検出信号をデータ処理部500によって処理し、閾値以下の場合は光電子増倍管が劣化していると判定し、光電子増倍管劣化警告表示処理ステップ670へ分岐する。処理ステップ660において、閾値より大きい場合は、光電子倍増管は劣化していないと判定し、光電子増倍管診断終了処理ステップ680へ分岐する。
光電子増倍管劣化警告表示処理ステップ670においては、表示装置530へ光電子増倍管診断結果を出力して、光電子増倍管が劣化していることを警告する(劣化警告手段)。
また、光電子増倍管診断終了処理ステップ680においては、シャッタ452を閉じ、レーザビーム458の照射を停止する。その後、ウェーハ1の検査開始により、再度レーザビーム458の照射を行うまでに、ウェーハ1の搬送動作や進退駆動機構440等による移動を行うが、短時間であるので、光電子増倍管は感度変動は受けないと考えてよい。
図8は、本発明の第1の実施形態における検査装置のアイドリング時に表示装置530に表示される設定画面を示した図であり、図6に示した処理ステップ620における設定画面である。
図8において、光電子増倍管アイドリング時に使用するレーザ光源451の出力値入力部800と、光電子増倍管アイドリング時に使用する光電子増倍管460a、460bの制御電圧入力部801及び802とを備え、表示装置530上の設定画面として、設定値を変更可能に構成されている。
図9は、本発明の第1の実施形態における光電子増倍管診断判定処理時の設定画面を示す図であり、図7に示した処理ステップ650、660における設定画面である。
図9において、光電子増倍管診断判定処理時に使用するレーザ光源451の出力値入力部810と、光電子増倍管診断判定処理時に使用する光電子増倍管460a、460bの制御電圧入力部手段811及び812と、光電子増倍管460a、460bの診断基準値入力部813及び814とを備え、表示装置530上の設定画面として、設定値を変更可能に構成されている。
図10は、本発明の第1の実施形態における光電子増倍管劣化警告表示の画面を示す図である。図10において、警告内容の表示部820と、警告対象の光電子増倍管に対応する表示部821とを備え、表示装置530上の表示画面として構成されている。
なお、本発明の第1の実施形態では、これらの入力や表示部がスペースとボタンで構成されているが、信号の入力と伝達、表示ができるものであれば他の手段でも本発明に適用することができる。また、アイコンやキーボードまたはその他の信号入力伝達手段や表示手段を用いても良い。
以上述べたように、本発明の第1の実施形態によれば、自動的に光電子増倍管の劣化検知を行うことができるので、劣化検知により、キャリブレーション時期を報告することが可能であり、劣化しているか否かが不明な状態で定期的にキャリブレーションを行なう必要性が回避される。
つまり、従来技術におけるウェーハ表面検査装置は、劣化検知を自動的に行なうことができなかったため、定期的なキャリブレーションを実施して感度補正を行っていたため、劣化していないにも拘らず、キャリブレーションが行なわれたり、劣化しているにも拘らず、キャリブレーションが実行されないという事態が発生する可能性があった。
なお、本発明の第1の実施形態において、キャリブレーションを自動化することも可能である。また、この劣化検知時に測定光源を使用するため、基準光源との特性差を演算等で補正する必要が無く劣化検知を精度よく行うことが出来る。このことにより、異物検出性能の安定性、信頼性を向上することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図11を参照して説明する。
この第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、進退駆動機構440をウェーハ1の移動に用いず、光照射部450及び検出器460a、460bの移動に用いたこと、及び、反射板470を昇降機構430と分離した構成にしたことである。他の構成は第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図11において、第2の実施形態である検査装置は、ウェーハ1を保持する機能を有する保持機構410と、保持機構410を回転させるスピンドルモータ等の回転装置(図省略)及びエンコーダ等からなる角度の位置検出装置(図省略)を有する回転駆動機構420と、保持機構410を上下させる昇降駆動機構430とを備える。さらに、検査装置は、電磁波からなる照明光、例えば可視レーザ光や紫外レーザ光などのレーザビーム(照明光)458をウェーハ1の表面及び反射板470に照射する光照射部450と、アイドリング時のレーザビーム458を反射する反射板470と、ウェーハ1表面からの散乱光および反射板470からの散乱光を受光する検出器460a及び460bと、光照射部450及び検出器460a、460bをウェーハ1表面と略平行に移動させ、位置検出装置(図省略)を有する進退駆動機構(直線駆動機構)440とを備える。
本発明の第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる他、ウェーハ1の位置と反射板470の位置とが分離しているため、ウェーハ1の搬送動作中も、光電子増倍管のアイドリング動作を継続することが可能となるという効果がある。つまり、レーザビーム458を光電子倍増管に入射させない時間を短縮でき、光電子倍増管の安定性を向上することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について、図12、図13を参照して説明する。
この第3の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、検出信号処理部462を追加したこと、及び図13に示す異常検知処理ステップ900、910、920、930、940、950を図7に示したステップ640と650の間に追加したことで検出信号処理部461の異常を検知することが可能となる点である。検出信号処理部462は検出信号処理部461の異常を検知するために配設したリファレンスであり、検出信号処理部461と同等の処理を行うことができる。他の構成は第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
本発明の第3の実施形態では、レーザビーム458の照射光量を変化させて、このときの検出器460a、460bの検出信号を検出信号処理部461で処理した(第1の信号処理手段)信号461sと検出信号処理部462で処理した(第2の信号処理手段)信号462sとをデータ処理部500で判定し、検出信号処理部461の異常を検知することができる。
図13は、第3の実施形態における光電子増倍管診断時の動作フローチャートである。
図13において、光電子増倍管診断開始判定処理ステップ640で、診断開始と判定されると、追加した異常検知開始処理ステップ900に進み、異常検知開始の照射光量に設定する。次に、検出信号差分値算出処理ステップ910に進み、信号461sと信号462sとの差分値を算出する。なお、差分値算出には、データ処理部500に予め基準となる値を信号として記録しておき、信号461sとの差分を求めてもよい。
次に、差分値判定処理ステップ920に進み、ステップ910で算出した差分値が閾値より小さい場合、最終照射光量判定処理ステップ930に分岐する。ステップ920において、差分値が閾値以上の場合、信号処理部異常表示処理ステップ950へ分岐する。
最終照射光量判定処理ステップ930では、照射光量が最終か否かを判定し、最終照射光量ではない場合、照射光量変更処理ステップ940へ分岐する。ステップ930において、照射光量が最終の場合、光電子増倍管診断開始制御処理ステップ650へ分岐する。
照射光量変更処理ステップ940では、照射光量を次の照射光に変更し、ステップ910に戻る。
信号処理部異常表示処理ステップ950においては、表示装置530へ信号処理部異常検知結果を出力して、信号処理部異常を警告する。そして、ステップ680に進む。
以上のように、本発明の第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる他、信号検出処理部461が異常の場合、それを検知して、警報することができる。なお、本実施例では、2つの検出器460a、460bにて検出信号処理461の異常を検出しているが、これに限定されるものではなく、単数または2個を超える複数の検出信号処理手段を用いてもよく、異常の検知制度を向上することができる。
ここで、本発明に用いられる反射鏡470は、上述したように、均一に散乱光を放射する表面形態を有するものが望ましいが、図14の(a)、(b)、(c)に示すように、平面状、凸面状、凹面状のいずれであってもよい。
また、上述した第1〜第3の実施形態では、散乱光の検出器に光電子増倍管を用いているが、これに限定されるものではなく、被検査物より放出される回折光、反射光を電気信号に変換する検出器であれば、その検出器の特性変動の影響を抑制することができる。例えば、APD(Avalanche Photodiode)を検出器に用いた検査装置においても、同様の効果を得ることができる。
また、半導体装置の製造に係わる半導体基板の異物検査装置を一例に、被検査物をウェーハとして説明したが、本発明は半導体基板に限らず、フラットパネル表示装置に用いられるガラス基板、ALTIC基板、センサーやLED等に用いられるサファイヤ基板、ディスク基板などの如何を問わず、平板状の基板の検査装置及び検査方法であれば適用することが可能である。
また、半導体装置に限定されるものではなく、ハードディスク、フラットパネル表示装置、マスクのセンサーなどの様々な製造工程に適用することができる。
本発明の第1の実施形態が適用される表面検査装置の概略構成平面図である。 図1に示した表面検査装置の検査部の内部構成を示す概略正面図である。 図1に示した表面検査装置の光照射部の構成を示す図である。 検査中のウェーハの移動軌跡とレーザビームの照射方向との関係を示す図である。 光電子増倍管アイドリング中の検査部の内部構成を示す図である。 光電子増倍管アイドリング時の動作フローチャートである。 光電子増倍管診断時の動作フローチャートである。 アイドリングパラメータの設定画面を示す図である。 診断パラメータの設定画面を示す図である。 警告表示の画面を示す図である。 本発明の第2の実施形態における検査部内部構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態における検査部内部構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態における動作フローチャートである。 本発明に使用する反射鏡の説明図である。
符号の説明
1・・・ウェーハ、2・・・ウェーハ1の移動の軌跡、100・・・ロードポート、110・・・ウェーハポッド、200・・・搬送部、210・・・搬送装置、220・・・ハンドリングアーム、300・・・プリアライメント部、310・・・載置部、400・・・検査部、410・・・ウェーハ保持機構、420・・・回転駆動機構、430・・・昇降駆動機構、440・・・進退駆動機構、450・・・光照射部、451・・・レーザ光源、452・・・シャッタ、453・・・アッテネータ、454・・・光軸補正機構、455・・・照射方向切り換え機構、456a、456b・・・ビーム成形機構、457a〜457g・・・ミラー、458・・・レーザビーム、459a、459b・・・散乱光、460a、460b・・・光検出器、461、462・・・光検出信号処理器、461s、462s・・・光検出処理信号、470・・・反射板、500・・・データ処理部、510・・・コントローラ、511・・・演算処理装置、512・・・記憶装置、513・・・制御装置、520・・・入力装置、530・・・表示装置、540・・・出力装置、550・・・外部記憶装置、700・・・射出部、800〜802・・・アイドリング時設定入力部、810〜814・・・光電子増倍管診断設定入力部、820、821・・・光電子増倍管劣化警告表示

Claims (10)

  1. 被検査物の表面検査装置において、
    被検査物を保持する保持手段と、
    上記保持手段に保持された被検査物の表面に照明光を照射する光照射手段と、
    上記光照射手段から上記被検査物に照射された照射光によって上記被検査物から発生した散乱光を検出する散乱光検出手段と、
    上記散乱光検出手段により検出された散乱光に基づいて、上記被検体表面の異物等を判定する表面検査手段と、
    上記光照射手段からの照明光を反射する反射板と、
    被検査物の表面検査終了時からの経過時間を判定し、所定時間以上経過したと判定すると、上記光照射手段からの照明光を上記反射板に照射させて、上記反射板からの散乱光を上記散乱光検出手段に照射させるアイドリング処理を行う動作制御手段と、
    を備えることを特徴とする表面検査装置。
  2. 請求項1記載の表面検査装置において、上記反射板は、上記保持手段に固定され、上記動作制御手段は、上記保持手段を移動して、被検査物の表面検査時には、上記光照射手段からの照明光を被検査物に照射させ、上記アイドリング処理時には、上記光照射手段からの照明光を上記反射板に照射させることを特徴とする表面検査装置。
  3. 請求項1記載の表面検査装置において、上記動作制御手段は、上記光照射手段を移動して、被検査物の表面検査時には、上記光照射手段からの照明光を被検査物に照射させ、上記アイドリング処理時には、上記光照射手段からの照明光を上記反射板に照射させることを特徴とする表面検査装置。
  4. 請求項1記載の表面検査装置において、劣化警告手段を有し、上記動作制御手段は、上記アイドリング処理時に、上記反射板から散乱され、上記散乱光検出手段で検出され出力された検出信号を記憶し、上記アイドリング処理から、被検査物の検査開始、保守機能への移行、又は表面検査装置の装置停止への切り替えが起きたか否かを判断し、上記切り替えが起きたと判断すると、上記アイドリング処理を終了し、被検査物の表面検査開始前に、上記記憶した上記散乱光検出手段の検出信号に基づいて、上記散乱光検出手段の劣化の有無を判断し、劣化している場合は、上記劣化警告手段により警告させることを特徴とする表面検査装置。
  5. 請求項1記載の表面検査装置において、上記動作制御部は、上記散乱光検出手段の検出信号に基づいて、上記散乱光検出手段の劣化の有無を判断するデータ処理部と、上記散乱光検出手段からの出力信号を、上記データ処理部が処理可能な信号に信号処理する複数の信号処理手段とを有し、上記データ処理部は、上記複数の信号処理手段からの出力信号の互いの差異を算出し、算出した差異に基づいて、上記複数の信号処理手段のいずれかに異常が発生したか否かを判断することを特徴とする表面検査装置。
  6. 請求項1記載の表面検査装置において、上記被検査物は半導体ウェーハであり、上記散乱光検出手段は、光電子増倍管であることを特徴とする表面検査装置。
  7. 請求項1記載の表面検査装置において、上記反射板は、拡散板であることを特徴とする表面検査装置。
  8. 請求項7記載の表面検査装置において、上記反射板は、ガラス、セラミック、半導体のいずれかで形成されることを特徴とする表面検査装置。
  9. 保持手段に保持された被検査物の表面に照明光を照射し、上記被検査物に照射され、散乱された照明光を散乱光検出手段により検出し、上記散乱光検出手段により検出された散乱光に基づいて、上記被検体表面の異物等を判定する被検査物の表面検査方法において、
    被検査物の表面検査終了時からの経過時間を判定し、所定時間以上経過したと判定すると、上記照明光を反射板に照射させて、上記反射板で散乱された照明光を上記散乱光検出手段に照射させるアイドリング処理を行うことを特徴とする表面検査方法。
  10. 請求項9記載の表面検査方法において、上記アイドリング処理時に、上記反射板から散乱され、上記散乱光検出手段で検出され出力された検出信号を記憶し、上記アイドリング処理から、被検査物の検査開始、保守機能への移行、又は表面検査装置の装置停止への切り替えが起きたか否かを判断し、上記切り替えが起きたと判断すると、上記アイドリング処理を終了し、被検査物の表面検査開始前に、上記記憶した上記散乱光検出手段の検出信号に基づいて、上記散乱光検出手段の劣化の有無を判断し、劣化している場合は、警告することを特徴とする表面検査方法。
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