JP4465758B2 - 電解装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気分解(以後電解と称す)に関するもので、特に電解水を被処理水に供給して殺菌する電解装置において、被処理水の濁度に応じた電解の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、濁度センサーの測定結果に応じて電解電流を制御するものはあった(例えば、特開平10−99614号公報)。
【0003】
この電解装置は図5に示すように、浴槽内の浴水1を吸い込んで浴槽内に返送する循環路2に濾過槽3を設けると共に濾過槽3より上流側においてアルミニウム電極を納めた電解槽4を循環路2に設け、電解槽4で発生させた凝集剤によって浴水1中の濁り成分を凝集させて濾過槽3で濾過するようにしたものであり、濾過槽3から出る浴水1の濁り度を測定する濁度センサ5と、濁度センサ5による測定結果に応じて電解槽4の電解電流値を制御するコントロ−ラ6より構成していた。また、濾過槽3をバイパスして並列に設けた殺菌用電解槽7が具備されていた。なお、8は浴水1を循環する循環ポンプ、9は浴水を保温するヒータユニットである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電解装置では、濁度センサ5による測定結果に応じて電解槽4の電解電流値を制御するように構成しているが、この電解槽4はアルミニウム電極を用いて電気分解することにより、陽極からアルミニウムイオンを溶出させ、このアルミニウムイオンが水と反応して水酸化アルミニウムのコロイドを形成し、懸濁物質を凝集させるものである。すなわちアルミニウム電極を溶かして濁り成分を凝集し、濾過しやすくするものである。したがって、人の垢や汚れにより、濁度が上昇した場合に、電解電流を上げて凝集量を増せば濁り成分もよく濾過できるが、人が入浴することにより多くの細菌が持ち込まれ、この細菌が増殖を始めると、それに伴なって濁度が上昇する。濾過槽の濾過速度より細菌の増殖速度が勝れば、濾過中でであっても細菌は増え続け、結果として浴水の濁度は上昇してしまうことになる。特に細菌の栄養源となる有機物が浴水に溶け込んでいる場合は濾過槽で除去することは難しく、速い場合一般細菌は約20分で倍の数に増殖する。
【0005】
また、従来の電解装置にも殺菌用電解槽7が設けられ、浴水の細菌の繁殖を防止するようにしているが、濁度センサーとは関わりなくタイマーでのみ作動し、一定濃度の有効塩素を生成するようにしているだけである。有効塩素は浴水中の有機物等に結合して消費されるため、有機物の含有量が多いと直ぐに濃度が低下して殺菌効果がなくなってしまう。たとえば大勢の人が入浴するような場合、多くの有機物が供給され、有効塩素の殺菌作用が低下して、さらに多くの細菌と豊富な栄養源も供給されるために、細菌が増殖してしまう。これを防止するために生成する有効塩素濃度を上げると、入浴人数が少ない等の供給される有機物が少ない場合は、逆に有効塩素の消費が少なくなり、塩素臭がしたり、肌にダメージを与えたりしてしまうなどの問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するもので、内部に少なくとも一対の不溶性電極を備えた電解手段と、前記電解手段の電解水を被処理水へ供給制御する給水制御手段と、前記被処理水の濁度を検知する濁度検知手段と、前記濁度に基づいて前記電解手段の電解水生成量を制御する制御手段とで構成され、前記制御手段は、被処理水の濁度の絶対値と濁度の上昇速度とに基づいて、前記電解手段の電解水生成量を制御するものである
【0007】
上記発明によれば、不溶性電極に通電を行うことで、塩素イオンを含む水を電気分解することにより次亜塩素酸などの化合物である電解水を生成できる。そして、給水制御手段により、この電解水を被処理水へ供給することで、被処理水の殺菌を行う。被処理水は有効塩素濃度が低かったり、細菌の栄養源である有機物が増大すると被処理水内の細菌が増殖してくる。この細菌数に応じて濁度が増加するが、この濁度を濁度検知手段により検出し、濁度の増加度合いにより電極への通電量を制御して電解水の生成量を加減し、給水制御手段により適正量の電解水を被処理水に供給することにより細菌の増殖を抑えることができる。また、無駄な電解水の生成も抑えられる。
【0008】
そして、被処理水の濁度が高い状態で、細菌数の増加に伴なって濁度が上昇し始める濁度上昇速度を検知した場合は、電解水の次亜塩素酸などの化合物の濃度を高めに生成して供給し、被処理水の濁度が低い状態で、細菌数の増加に伴なう濁度上昇速度を検知した場合は、電解水の濃度を低めに生成して供給することで、適正量の電解水を被処理水に供給することができ、無駄な電解水の生成が抑えられる。
【0009】
また、内部に少なくとも一対の不溶性電極を備えた電解手段と、前記電解手段の電解水を被処理水へ供給制御する給水制御手段と、前記被処理水の濁度を検知する濁度検知手段と、前記濁度に基づいて前記電解手段の電解水生成量を制御する制御手段とで構成され、前記制御手段は、被処理水の容量を設定する設定部を有し、前記被処理水の濁度の上昇速度と前記設定部の値との積に基づいて、前記電解手段の電解水生成量を制御するものである。
【0010】
上記発明によれば、被処理水の容量が大きい条件で、細菌数の増加に伴なって濁度が上昇し始める濁度上昇速度を検知した場合は、電解水の次亜塩素酸などの化合物の生成量を多めにして供給し、被処理水の容量が小さい条件で、細菌数の増加に伴なう濁度上昇速度を検知した場合は、電解水を少なめに生成して供給することで、適正量の電解水を被処理水に供給することができ、安全でかつ無駄な電解水の生成が抑えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる電解装置は、内部に少なくとも一対の不溶性電極を備えた電解手段と、前記電解手段の電解水を被処理水へ供給制御する給水制御手段と、前記被処理水の濁度を検知する濁度検知手段と、前記濁度に基づいて前記電解手段の電解水生成量を制御する制御手段とで構成され、前記制御手段は、被処理水の濁度の絶対値と濁度の上昇速度とに基づいて、前記電解手段の電解水生成量を制御するものである。
【0012】
そして、不溶性電極に通電を行うことで、塩素イオンを含む水を電気分解することにより次亜塩素酸などの化合物である電解水を生成し、給水制御手段により、この電解水を被処理水へ供給することで、被処理水の殺菌を行う。被処理水は有効塩素濃度が低かったり、細菌の栄養源である有機物が増大すると被処理水内の細菌が増殖してくる。この細菌数に応じて濁度が増加するが、この濁度に応じて電解水の生成量を加減し、給水制御手段により適正量の電解水を被処理水に供給することにより細菌の増殖を抑えることができる。
【0013】
そして、被処理水の濁度が高い状態で、細菌数の増加に伴なって濁度が上昇し始める濁度上昇速度を検知した場合は、電解水の次亜塩素酸などの化合物の濃度を高めに生成して供給し、被処理水の濁度が低い状態で、細菌数の増加に伴なう濁度上昇速度を検知した場合は、電解水の濃度を低めに生成して供給することで、適正量の電解水を被処理水に供給することができ、無駄な電解水の生成が抑えられる。
【0014】
また、請求項2にかかる電解装置は、内部に少なくとも一対の不溶性電極を備えた電解手段と、前記電解手段の電解水を被処理水へ供給制御する給水制御手段と、前記被処理水の濁度を検知する濁度検知手段と、前記濁度に基づいて前記電解手段の電解水生成量を制御する制御手段とで構成され、前記制御手段は、被処理水の容量を設定する設定部を有し、前記被処理水の濁度の上昇速度と前記設定部の値との積に基づいて、前記電解手段の電解水生成量を制御するものである。
【0015】
そして、被処理水の容量が大きい条件で、細菌数の増加に伴なって濁度が上昇し始める濁度上昇速度を検知した場合は、電解水の次亜塩素酸などの化合物の生成量を多めにして供給し、被処理水の容量が小さい条件で、細菌数の増加に伴なう濁度上昇速度を検知した場合は、電解水を少なめに生成して供給することで、適正量の電解水を被処理水に供給することができ、安全でかつ無駄な電解水の生成が抑えられる。
【0016】
また、請求項3にかかる電解装置は、制御手段が、被処理水の濁度レベルまたは濁度の上昇速度に応じて電解水の生成濃度を可変制御するものである。
【0017】
そして、被処理水の濁度レベルが高い場合は、電解水の次亜塩素酸などの化合物の生成濃度を高くして供給し、濁度レベルが低い場合は、電解水の生成濃度を低くして供給する。また、被処理水の濁度上昇速度が速い場合は、電解水の生成濃度を高くして供給し、濁度上昇速度が遅い場合は、電解水の生成濃度を低くして供給することで、適正量の電解水を被処理水に供給することができる。
【0018】
また、請求項4にかかる電解装置は、電解手段に貯留部を有し、制御手段は電解運転の際にまず電極に通電し、その後給水制御手段を駆動するものである。
【0019】
そして、給水制御手段を停止した状態で電極に通電し、貯留部に生成した電解水を貯え、電解を終了した後に被処理水へ電解水を供給するよう制御する。これは、電解中に通水がないため、電解手段内の水は電極表面に発生する水素ガスや酸素などが浮上する際の誘引作用により、流れが発生し水に含まれる塩素イオンがゆっくりと電極間を通過するため効率の良い電解ができる。
【0020】
また、請求項5にかかる電解装置は、電解質溶液を貯えるタンクと、前記電解質溶液を電解手段に供給する電解質供給手段とを付加し、制御手段が、濁度検知手段の検知濁度に基づいて、給水制御手段と前記電解質供給手段と電極とへの通電を制御するようにしたものである。
【0021】
そして、塩化ナトリウム溶液等の電解質溶液を電解手段に供給することで、電解質溶液内の高濃度の塩素イオンが電解手段に供給されるので、高濃度の次亜塩素酸などの化合物である電解水を生成できる。また、この電解質溶液の供給量を制御することで電解水の生成濃度を可変できる。
【0022】
また、請求項6にかかる電解装置は、被処理水への電解水供給部に濁度検知手段を配置し、電解水により前記濁度検知手段を洗浄するよう構成したものである。
【0023】
そして、被処理水に電解水を供給する際に、生成された高濃度の電解水が濁度検知手段の周囲を通過するよう構成するので、濁度検知手段に付着する汚れが分解したり、洗い流されたりするので、濁度検知が常に安定して行える。
【0024】
また、請求項7にかかる電解装置は、使用者への報知手段を有し、制御手段は、被処理水の濁度レベルまたは濁度の上昇速度が所定値を超えた場合に前記報知手段により被処理水の交換を促す報知をするものである。
【0025】
そして、この被処理水の濁度レベルまたは濁度の上昇速度の所定値は、被処理水の濁度成分が多すぎるために、電解水を供給しても十分な殺菌効果が得られないような場合に、被処理水を交換するように使用者に報知するもので、表示や音で知らせる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0027】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における電解装置の構成図である。
【0028】
図1において、電解装置本体15は浴槽16内の被処理水である浴水17を電解し殺菌するとともに循環して浄化するものである。この電解装置本体15内には浴水17を循環路18に流す循環ポンプである給水制御手段19と、循環路18に流す浴水の不純物等の汚れを濾過する濾過手段20と、濾過手段20の下流側に連通し内部に一対の不溶性の電極21を備えた電解手段22と、この電解手段22へ電解質溶液23を供給する電解質供給手段24と、循環路18に流れる浴水の濁度を検知する濁度検知手段25と、制御手段26とを備えている。
【0029】
循環路18を流れる浴水17は、浴槽16から吸引され入口管27を経て給水制御手段19に入り、この給水制御手段19より送出される浴水17は、送水管A28、切換弁A29、送水管B30を経て濾過手段20に送られる。濾過手段20により濾過された浴水17は、出口管A31、切換弁B32、出口管B33を経て浴槽16に戻る。
【0030】
濾過手段20は、内部に円筒状のフィルター34を設け、送水管B30に接続した濾過入口35と、出口管A31と接続した濾過出口36とを備え、濾過入口35とフィルター34の外面を連通させ、濾過出口36とフィルター34内面を連通させて構成している。すなわち循環される水はフィルター34の外面から内面方向に通過し、水に含まれる汚成分である不純物をフィルター34外面に捕捉する。フィルター34は糸巻き状の物、不織布、織物、スポンジ状樹脂や多孔質材料などあるが何れでもよい。
【0031】
電解手段22は、電解槽37の内部に板状の一対の電極21a、21bを対向させて構成している。電解槽37は、下端に電解入口38、上端に電解出口39を設け、電解入口38は濾過手段20のフィルター34内面側の下端と連通している。また、電解出口39は濾過出口36と連通している。なお、ここで用いた電極21は、基材がチタンまたはチタン合金であり、表面には白金またはイリジウムなどの貴金属を被膜したものを用いて不溶性電極を構成している。
【0032】
この濾過手段20と電解手段22との構成は、電解手段22が滞留電解して生成した電解水が濾過手段20に貯留されよう配置された状態となる。すなわち、濾過手段20の下流側に電解手段22の電解入口38と電解出口39を連通させて電解水が自然循環することで、濾過手段20が電解手段22の貯留部を構成している。
【0033】
滞留電解とは、電解手段22への通水を行わない状態での電気分解のことで、給水制御手段19の運転を停止させて循環運転しない状態の電解をいう。
【0034】
濁度検知手段25は、フォトセンサにより浴水の光透過度を電気信号に変換するもので、濾過出口36の上流側で電解出口39近傍に配置し、電解槽37で生成される電解水が直接濁度検知手段25に接触するようにしている。
【0035】
電解質溶液23は、タンク40に貯えられた食塩41の水溶液で、給水路42に設けた電解質供給手段24により出口管A31内の水をタンク40のタンク入口43に供給する。そしてこの水は、タンク40内を貫通する通水パイプ44を通ってタンク底部に導かれ、食塩41の中を通過することでタンク40上部では飽和食塩水となる。この電解質溶液23はタンク上端に設けたタンク出口45より出水路46を経て電解槽37上部に導かれ供給される。なお本実施例では電解質供給手段24に電磁ポンプを用いて微少流量を供給できるようにしている。
【0036】
給水路42には電解質溶液23が出口管A31へ逆流するのを防止する逆止弁47が設けてある。
【0037】
送水管A28は、途中の分岐点47で分岐管48を介して切換弁B32と連通している。切換弁B32は、出口管A31と出口管B33とを連通させる循環運転の状態と、分岐管48と出口管B33とを連通させる逆流洗浄の状態を切換える。
【0038】
49は切換弁A29に連通する排水管で、切換弁A29からの水を電解装置本体15の外に排出する配管である。
【0039】
切換弁A29は、送水管A28と送水管B30とを連通させる循環運転の状態と、送水管A28と排水管49とを連通させる逆流洗浄の状態と、送水管A28と送水管B30と排水管49を全て閉じる閉止の状態とを切換える。すなわちこの切換弁A29は、開閉手段にもなっている。また、切換弁A29と切換弁B32を同時に逆流洗浄の状態に切換え、給水制御手段19を運転すれば濾過手段20に対する循環を逆流する逆流運転となる。すなわち、切換弁A29と切換弁B32は逆流運転への切換手段となっている。
【0040】
制御手段26は、給水制御手段19と、電極21への通電と、電解質供給手段24と、切換弁A29と、切換弁B32を制御するよう構成されており、滞留電解運転、循環濾過運転、濾過手段の逆流洗浄運転等を行う。
【0041】
次に、制御手段26の具体構成を図2を用いて説明する。図において50は、入出力インターフェースやメモリー等を内蔵した公知のマイクロコンピュータ(以降、マイコンと呼ぶ)であり、運転開始スイッチを有した操作パネル51からの信号を入力するように接続され、使用者の指示が入力できる。52は濁度検知手段25からの信号を変換する濁度検知回路である。54は電極21へ一定の電流を供給する定電流回路で、電解中にマイコン50からの指示に応じて駆動する。また、マイコン50の信号に応じて、電極21の極性を切換える極切換回路55を備えている。56はマイコン50の指示により電解質供給手段24である電磁ポンプを駆動する電磁ポンプ駆動回路。57はマイコン50の指示により給水制御手段19を駆動する循環ポンプ駆動回路である。58はマイコン50の指示により切換弁A29を駆動する切換弁A駆動回路で、59は切換弁B32を駆動する切換弁B駆動回路。60は濁度検知手段25で検知した濁度レベルまたは濁度の上昇速度が所定値を超えた場合にマイコン50より浴水の交換を促す報知をする報知手段で、ブザーやLED等で構成される。
【0042】
次に、マイコン50での処理内容と動作を図1、図3および図4を用いて説明する。図3は制御手段のフローチャートで、図4はその動作を示すタイムチャートである。図3において61で運転開始スイッチを押してスイッチオンすると、62で浄化運転が始まる。浄化運転は、図4のT0からT1までの運転で、ここでは給水制御手段である循環ポンプ20がオンし運転する。この時切換弁A29および切換弁B32は共に循環の状態に設定されている。この循環運転で、浴槽21の浴水17は、入口管27、循環ポンプ20、送水管A28、切換弁A29、送水管B30を経て濾過手段20に送られ、フィルター34により不純物が濾過される。そして浄化された浴水は出口管A31、切換弁B32、出口管B33を経て浴槽16に戻る。
【0043】
図3の63では濁度検知手段25より浴水の濁度を読み取る。このとき浴水が濁度検知手段25の周囲を流れるように、短時間だけ循環運転を行う(図4のa)。そして、64で濁度レベルおよび濁度の上昇速度が限界値を超えていないかを判定し、濁度レベルまたは上昇速度が限界値を超えていれば65で浴水の交換を促す報知を行い、電解シーケンスを終了する。64で限界値を超えていなければ、66でこの濁度から電解運転をするかを判定する。判定条件は濁度の上昇速度が所定値を超えるかを見ている。ここでは1時間当たりの濁度上昇が0.1度を超えたら電解をするように判定している。
【0044】
図4の浴水の細菌数は、T0からT1までに入浴により人体から浴槽に細菌が持ち込まれ増加する。この時細菌の栄養源である有機物も一緒に浴水に溶け込むが、この細菌は環境の変化に適応するまで増殖しない。一般に増殖が始まるのは2時間以上経過してからになる。そして、T2で増殖が始まり、細菌への環境が良ければ約20分で倍の数に増殖を続けることになる。この時浴水の濁度は、T0からT1までは入浴により汚れが持ち込まれ濁度は上昇するが、浄化の作用により低下する。そしてT1の時点で浄化が終了し、一定の濁度になる。しかし、T2から細菌数の増加に伴い、浴水は白濁しはじめる。この白濁成分は大半が1μ前後の細菌そのものであり、一般の濾過手段20ではそのほとんどが通過してしまう。したがって、フィルター34の下流側にある濁度検知手段25でもこの濁度の変化は検出できる。また浴水における細菌の増殖度合いは、汚れ等の有機物の量や、水質、温度、細菌の種類などに左右されるため予測することが難しい。
【0045】
図3の66で濁度の上昇速度が所定値を超え、電解すると判定すると、67の塩水供給量算定を行う。一般に塩素イオン濃度が高いほど次亜塩素酸などの塩素化合物の生成量は多くなるため、塩水の供給量を増せば電解水の生成濃度を増すことができる。この塩水供給量Cは式1を用いて濁度の上昇速度(dD/dt)に比例的に求める。なおAは定数、Bは比例係数である。
【0046】
C=A+B×(dD/dt)・・・(式1)
68ではまず切換弁Aを閉止状態し、算定値Cの供給量になるように電解質供給手段24である電磁ポンプを駆動させる。(図4のT3からT4)電磁ポンプ25の駆動に伴いタンク40内の電解質溶液である飽和食塩水24が電解槽37に供給される。電解槽37内に供給された食塩水は比重が大きいため、電解槽37で拡散しながらも沈降して電解槽37底部に溜まる。
【0047】
次に69で電極21への通電を開始し、電気分解を行う。電気分解は電極21aを陽極、21bを陰極として開始する。電気分解の開始直後は、電極21の大部分が浴水と接触しているため、水の電気分解が優先的に起こり、電極21ab間に水素と酸素ガスを発生する。これらのガスは水道水よりも軽いので、電解槽37の上部分に浮上する。このガスの移動により、電極21ab間に上方向への水の流れが発生する。そして、電解槽37底部に滞留している食塩水は、ガスの浮上により発生した水の流れにより電極21ab間に吸い上げられ、浴水に拡散しながら電極21ab間を通り電解出口39方向へと流れる。食塩水が拡散した浴水は次のように反応が起こりやすくなる。
【0048】
2Cl+2e→Cl
Cl+OH→HClO+Cl
Cl2+2OH→ClO+Cl+H
電解により生成した次亜塩素酸などの生成水は、ガスの浮上による水流により電解出口39からフィルター34内側の上部へ流れ込み、フィルター34内側の下部より電解入口38に戻る循環作用をする。したがって、生成水はフィルター34内側に貯留されてゆく。このとき発生するガスは、切換弁A29は閉止状態であり濾過手段20の入口側が閉止されているため、発生するガスは濾過出口36近傍に溜り、出口管A31方向に押し出されてゆく。
【0049】
電解中に電極21の極性を、予め設定した時間間隔(例えば10分間隔)で切り換える。この極切換は、陽極と陰極を切り換えることで、陰極に付着するスケール成分を除去する(図4のT4からT5)。
【0050】
70では、給水制御手段19である循環ポンプをオンし電解水供給運転を行う。切換弁A29および切換弁B32は共に循環の状態に設定する。電解によりフィルター34内側および電解槽37内に貯留されていた生成水は、循環運転による浴槽21に送出され、浴槽21全体に拡散する。したがって、生成水が浴槽21および循環路18、濾過手段20にゆきわたり全体に殺菌作用を及ぼす(図4のT5からT6)。
【0051】
71で電解運転停止が指示されていなければ63の濁度検知まで戻り、再び濁度が上昇するまで待機することになる。また71で停止となれば、運転を停止し、電解のシーケンスは終了する。
【0052】
以上のように実施例1では、濾過手段20の下流側と電解手段22を連通して、給水制御手段19の運転を停止した状態で、食塩水を電解槽37に供給した後、不溶性電極21に通電を行うので、電解を始めると電極21間に発生するガスの上昇によって電解手段22と濾過手段20の下流側との間で循環流れが形成される。この流れにより、電解槽37内の食塩水は電極21の間に吸引され通過するので、高濃度の次亜塩素酸などの塩素化合物の生成水が効率よくできる。また、電解中は濾過手段20内のフィルター34が高濃度の生成水で満たされるので短時間に殺菌浄化でき、菌の増殖によるフィルター34の目詰まりを防止できる。この高濃度の生成水は殺菌作用だけでなく、蛋白質を分解したり漂白作用などの浄化作用がある事も知られている。また、生成水は濾過手段20に貯留できるため、電解手段21の貯留部が不要となるため電解手段22を小型化できる。また、電解運転後に循環運転を再開して、生成水を浴槽21に循環させれば、生成水は浴槽21および循環路18、濾過手段20にゆきわたり全体を殺菌でき、菌の増殖やぬめりの発生を抑えることができる。
【0053】
しかし浴水は有効塩素濃度が低かったり、細菌の栄養源である有機物が増大すると被処理水内の細菌が増殖してくる。細菌が増殖しはじめると、浴水が白濁してしまう。実施例1では細菌の増殖に応じて濁度が増加する現象をとらえ、この濁度を濁度検知手段25により検出し、濁度の増加速度により電解槽への食塩水の供給量を制御して電解水の生成濃度を加減し、適正量の電解水を浴水に供給することにより細菌の増殖を抑えることができる。また、無駄な電解水の生成も抑えられる。
【0054】
さらに、濁度検知手段25は、電解出口39近傍に配置し、電解槽37で生成される電解水が直接濁度検知手段25に接触するようにしているので、濁度検出手段25の表面に検出中に付着する有機物等の汚れが電解水により溶解されるため、再び循環流れがはじまる際に洗い流される。したがって、濁度検知手段25の表面が常にリフレッシュされ、検出精度が維持される。
【0055】
(実施例2)
実施例1の電解装置と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。
【0056】
実施例1との違いは、図3の67における塩水供給量の算定において、塩水供給量Cは式2を用いて濁度の上昇速度(dD/dt)と、濁度の絶対値Dに比例的に求めるところにある。なおAは定数、BおよびEは比例係数である。
【0057】
C=A+B×(dD/dt)+E×D・・・(式2)
濁度の絶対値Dが高いのは、浴水に含まれる汚れ成分が多いためで、これら汚れ成分の量が多いと、次亜塩素酸等の電解水が消費されやすくなるため、本実施例2では濁度の絶対値Dに比例的に塩水供給量を増し、電解水の生成濃度を上げることで、濁度の絶対値のレベルに関わらず安定した細菌の抑制効果が得られる。
【0058】
(実施例3)
実施例1の電解装置と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。
【0059】
実施例1との違いは、図2の51の操作パネルに浴槽16の浴水17容量を入力する設定部を設け、図3の67における塩水供給量の算定において、塩水供給量Cは式3を用いて濁度の上昇速度(dD/dt)と、設定部で設定された容量Vの積に比例的に求めるところにある。なおAは定数、Bは比例係数である。
【0060】
C=A+B×{(dD/dt)×V}・・・(式3)
細菌の増殖量は浴水の容量に比例するため、この増殖を抑制するためには浴水容量に比例した電解水が必要になる。したがって、濁度の上昇速度と浴水容量の積に比例的に塩水供給量を制御し、電解水の生成濃度を調整することで、浴水量に関わらず安定した細菌の抑制効果が得られる。
【0061】
なお、上記実施例1から3では電解質に食塩を用いたが、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化カルシウムなどの塩素イオンを含む塩素化合物を用いても上記と同様の効果が得られる。
【0062】
また、電解手段には電極間に隔膜を持たない無隔膜電解方式で説明したが、隔膜を有する電解方式であってもよい。
【0063】
さらに、実施例では風呂水の浄化に本発明の電解装置を用いたが、プールや浄化槽などでも用いることができる。
【0064】
また、海水等を浄化する場合は塩素イオンが十分に含有しているので電解質溶液の必要がないため、電解質溶液と、これを供給する電解質供給手段を省いた構成となる。
【0065】
濁度検知手段はフォトセンサにより水の光透過度を電気信号に変換するものを用いたが、細菌数を直接計測できる菌センサーであってもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば以下の効果を得ることができる。
【0067】
(1)内部に少なくとも一対の不溶性電極を備えた電解手段と、この電解手段の電解水を被処理水へ供給制御する給水制御手段と、被処理水の濁度を検知する濁度検知手段と、この濁度に基づいて前記電解手段の電解水生成量を制御する制御手段とで構成するものであるから、被処理水内の細菌数に応じて増加する濁度に応じて電解水の生成量を加減し、給水制御手段により適正量の電解水を被処理水に供給することができるので、過剰な電解水を供給することなく被処理水の細菌の増殖を抑えることができる。
【0068】
(2)制御手段として、被処理水の濁度の上昇速度に基づいて電解手段の電解水生成量を制御するものは、被処理水の細菌数の増加に伴なって濁度が上昇し始める時期が検知でき、適切なタイミングで電解水を供給するため、被処理水の初期濁度に関わらず細菌の増殖を抑制できる。
【0069】
(3)制御手段として、被処理水の濁度の絶対値と濁度の上昇速度に基づいて前記電解手段の電解水生成量を制御するものは、被処理水の濁度が高い状態で、細菌数の増加に伴なって濁度が上昇し始める濁度上昇速度を検知した場合は、電解水の濃度を高めに生成して供給し、被処理水の濁度が低い状態で、細菌数の増加に伴なう濁度上昇速度を検知した場合は、電解水の濃度を低めに生成して供給することができるので、汚れ成分の量により消費される次亜塩素酸などの電解水の量を加味でき、より適正な量の電解水を被処理水に供給することがで、無駄な電解水の生成が抑えられる。
【0070】
(4)制御手段として、被処理水の容量を設定する設定部を有し、前記被処理水の濁度の上昇速度と前記設定部の値との積に基づいて電解水生成量を制御するものは、被処理水の容量が大きい条件で、細菌数の増加に伴なって濁度が上昇し始める濁度上昇速度を検知した場合は、電解水の生成量を多めにして供給し、被処理水の容量が小さい条件で、細菌数の増加に伴なう濁度上昇速度を検知した場合は、電解水を少なめに生成して供給することができるので、適正量の電解水を被処理水に供給することができ、安全でかつ無駄な電解水の生成が抑えられる。
【0071】
(5)制御手段として、被処理水の濁度レベルまたは濁度の上昇速度に応じて電解水の生成濃度を可変制御するものは、被処理水の濁度レベルが高い場合は、電解水の次亜塩素酸などの化合物の生成濃度を高くして供給し、濁度レベルが低い場合は、電解水の生成濃度を低くして供給できる。また、被処理水の濁度上昇速度が速い場合は、電解水の生成濃度を高くして供給し、濁度上昇速度が遅い場合は、電解水の生成濃度を低くして供給することで、適正量の電解水を被処理水に供給することができる。したがって、被処理水の細菌の増殖を抑えるだけでなく、電解装置内も汚れや細菌の増殖状況により電解水の濃度が可変され、洗浄される。
【0072】
(6)電解手段に貯留部を有し、制御手段は電解運転の際にまず電極に通電し、その後給水制御手段を駆動するようにしたものは、給水制御手段を停止した状態で電極に通電し、貯留部に生成した電解水を貯え、電解を終了した後に被処理水へ電解水を供給するよう制御することにより、電解中に通水がないため、電解手段内の水は電極表面に発生する水素ガスや酸素などのが浮上する際の誘引作用により流れが発生し、水に含まれる塩素イオンがゆっくりと電極間を通過するため効率の良い電解ができる。
【0073】
(7)電解質溶液を貯えるタンクと、この電解質溶液を電解手段に供給する電解質供給手段とを付加し、制御手段を濁度検知手段の検知濁度に基づいて給水制御手段と前記電解質供給手段と電極への通電を制御するようにしたものは、塩化ナトリウム溶液等の電解質溶液を電極間に供給することでき、電解質溶液内の高濃度の塩素イオンが電極間に供給されるので、高濃度の次亜塩素酸などの化合物である電解水を生成できる。また、この電解質溶液の供給量を制御することで電解水の生成濃度を可変できる。
【0074】
(8)被処理水への電解水供給部に濁度検知手段を配置し、電解水により前記濁度検知手段を洗浄するよう構成したものは、被処理水に電解水を供給する際に、生成された高濃度の電解水が濁度検知手段の周囲を通過し、濁度検知手段に付着する汚れが分解したり、洗い流されるため、濁度検知手段の表面が常に清浄に保たれ、濁度検知が安定に行える。
【0075】
(9)使用者への報知手段を有し、制御手段は、被処理水の濁度レベルまたは濁度の上昇速度が所定値を超えた場合に、この報知手段により被処理水の交換を促す報知をするようにしたものは、被処理水の濁度成分が多すぎるために、電解水を供給しても十分な殺菌効果が得られないような場合に、被処理水を交換するように使用者に報知することができ、無駄な電解や、使用者への時間の無駄を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における電解装置の構成図
【図2】 同実施例1における制御手段の構成図
【図3】 同実施例1における制御のフローチャート
【図4】 同実施例1における制御のタイムチャート
【図5】 従来の電解装置の構成図
【符号の説明】
17 被処理水
19 給水制御手段
21 電極
22 電解手段
23 電解質溶液
24 電解質供給手段
25 濁度検知手段
26 制御手段

Claims (7)

  1. 内部に少なくとも一対の不溶性電極を備えた電解手段と、前記電解手段の電解水を被処理水へ供給制御する給水制御手段と、前記被処理水の濁度を検知する濁度検知手段と、前記濁度に基づいて前記電解手段の電解水生成量を制御する制御手段とで構成され、前記制御手段は、被処理水の濁度の絶対値と濁度の上昇速度とに基づいて、前記電解手段の電解水生成量を制御する電解装置。
  2. 内部に少なくとも一対の不溶性電極を備えた電解手段と、前記電解手段の電解水を被処理水へ供給制御する給水制御手段と、前記被処理水の濁度を検知する濁度検知手段と、前記濁度に基づいて前記電解手段の電解水生成量を制御する制御手段とで構成され、前記制御手段は、被処理水の容量を設定する設定部を有し、前記被処理水の濁度の上昇速度と前記設定部の値との積に基づいて、前記電解手段の電解水生成量を制御する電解装置。
  3. 制御手段は、被処理水の濁度レベルまたは濁度の上昇速度に応じて、電解水の生成濃度を可変制御する請求項1または2に記載の電解装置。
  4. 電解手段は貯留部を有し、制御手段は、電解運転の際に、まず電極に通電し、その後給水制御手段を駆動する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解装置。
  5. 電解質溶液を貯えるタンクと、前記電解質溶液を電解手段に供給する電解質供給手段とを備え、制御手段が、濁度検知手段の検知濁度に基づいて、給水制御手段と前記電解質供給手段と電極とへの通電を制御するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の電解装置。
  6. 被処理水への電解水供給部に濁度検知手段を配置し、電解水により前記濁度検知手段を洗浄するよう構成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の電解装置。
  7. 使用者への報知手段を有し、制御手段は、被処理水の濁度レベルまたは濁度の上昇速度が所定値を超えた場合に、前記報知手段により被処理水の交換を促す報知をする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電解装置。
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