JP4463078B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置とサーバ装置とが通信を行う情報処理システム等に関する。
情報処理装置、通信処理装置、及びサーバ装置を含む情報処理システムにおいて、例えば、家庭用のPC(Personal Computer)や家電機器などの情報処理装置に、携帯電話等の外部の装置からサーバ装置を介してアクセスする場合がある。ここで、通信処理装置は、例えば、NAT(Network Address Translation)機能を有するルータなどである。この通信処理装置は、通信処理装置のLAN(Local Area Network)側から送信されたパケットに対してアドレス変換を行い、WAN(Wide Area Network)側に中継することができる。一方、通信処理装置のWAN側から送信されたすべてのパケットに対してアドレス変換を行い、LAN側に中継するとは限らない。したがって、サーバ装置から送信されるパケットを、通信処理装置が情報処理装置に中継できるようにしておく必要がある。
通信処理装置がサーバ装置から送信されるパケットを中継できるようにするための1つの方法として、UPnP等を用いることにより、通信処理装置にポートマッピングの設定を行う方法がある。ここで、ポートマッピングの設定とは、WAN側(サーバ装置側)から通信処理装置の所定のポートに送信されたパケットを、情報処理装置の所定のポートに中継させるための設定である。このポートマッピングの設定がなされることにより、サーバ装置から通信処理装置の所定のポートに送信されたパケットは、情報処理装置の所定のポートに中継されることになる。
通信処理装置がサーバ装置から送信されるパケットを中継できるようにするための他の方法として、情報処理装置から通信処理装置を介して、パケットをサーバ装置に反復して送信する方法がある(例えば、特許文献1参照)。ルータ等のNAT機能を有する通信処理装置では、LAN側からWAN側へパケットを送信するときにLAN側のプライベートIPアドレスとポート番号を、WAN側のグローバルIPアドレスとポート番号に変換する。また、WAN側からのパケットを受信した場合には、所定の受信フィルタルールによるフィルタ処理を行うと共に、アドレス変換の逆変換を行うことによって、情報処理装置にパケットを渡す。ここで、NATのLAN側からパケットが送信されたポートに対してWAN側からのパケットの受信可能性を判断する受信フィルタルールには、そのポートからパケットを送信したアドレスからのみしかパケットを受信しないAddress Sensitiveフィルタと、そのポートからパケットを送信したポートからのみしかパケットを受信しないPort Sensitiveフィルタと、フィルタが存在しないNoフィルタがある。通信処理装置では、そのようなアドレス変換を行う時間が設定されている。具体的には、WAN側とLAN側との間において、あるアドレス変換が最後になされてから所定の期間経過した後には、WAN側から受け取ったパケットに対するそのアドレス変換は行われなくなる(LAN側から受け取ったパケットに対しては、新たなアドレス変換がなされることになる)。すなわち、そのWAN側からのパケットは情報処理装置で受信されないことになり、携帯電話等の外部の装置から情報処理装置に、サーバ装置を経由してアクセスできないことになる。その所定の期間のことをポート維持時間と呼ぶことにする。したがって、通信処理装置のポートを維持する(すなわち、WAN側からのパケットが通信処理装置を経由して情報処理装置に送信されるようにしておく)ために反復してパケットを送信することにより、携帯電話等の外部の装置から情報処理装置にサーバ装置を経由してアクセスすることができるようになる。
国際公開第2004/030292号パンフレット(第1頁、第1図等)
したがって、UPnP等を用いることによって、通信処理装置にポートマッピングの設定が行われた場合には、サーバ装置に対して反復してパケットを送信する必要がない。しかしながら、すべての通信処理装置について、UPnP等によるポートマッピングの設定を行うことができるとは限らない。通信処理装置によっては、UPnP等の規格に対応しておらず、ポートマッピングの設定を行うことができないものもあるからである。
一方、すべての通信処理装置についてポートマッピングの設定を行わず、反復してパケットを送信することによって、サーバ装置から送信されたパケットを情報処理装置が受信できるようにすることは、インターネットなどの通信回線のトラフィックを増大させる結果となり、好ましくない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、サーバ装置から送信されたパケットを情報処理装置が受信できるようにすることができ、かつ、インターネットなどの通信回線のトラフィックの増大を防止することができる情報処理装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による情報処理装置は、1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理装置であって、前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信する反復パケット送信部と、直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有しているかどうか判断する機能判断部と、前記機能判断部によって前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していると判断された場合に、前記直近の通信処理装置に対してポートマッピングの設定を行うポートマッピング設定部と、前記機能判断部によって前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していないと判断された場合に、前記反復パケットを送信するように前記反復パケット送信部を制御する送信制御部と、を備えたものである。
このような構成により、通信処理装置がポートマッピングの設定機能を有する場合には、反復パケットを送信することなくポートマッピングの設定を行い、通信処理装置がポートマッピングの設定機能を有しない場合には、反復パケットを送信するようにしたことで、通信処理装置におけるポートマッピングの設定機能の有無にかかわらず反復パケットを送信する場合に比べて、インターネット等の通信回線におけるトラフィックを減少させることができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記ポートマッピング設定部によるポートマッピングの設定によって、送信されたパケットを前記1以上の通信処理装置を介して受信することができるかどうか判断する判断部をさらに備え、前記送信制御部が、送信されたパケットを受信できると前記判断部が判断した場合には、前記反復パケットを送信しないように前記反復パケット送信部を制御し、送信されたパケットを受信できないと前記判断部が判断した場合には、前記反復パケットを送信するように前記反復パケット送信部を制御してもよい。
このような構成により、通信処理装置に対してなされたポートマッピングの設定がうまく機能しない場合(例えば、ポートマッピングの設定にエラーが発生している場合や、情報処理装置が2以上の通信処理装置を介して通信を行っている場合など)に、反復パケットを送信することによって、サーバ装置等から送信されたパケットを情報処理装置が1以
上の通信処理装置を介して受信することができるようになる。
また、本発明による情報処理装置では、前記判断部が、前記ポートマッピングによって割り当てられた前記直近の通信処理装置のWAN側のポートである割り当てポートへのパケットの送信を要求する情報である要求情報を送信する要求情報送信部と、前記要求情報の送信に対応して送信されたパケットを受信する受信部と、前記受信部がパケットを受信した場合に、送信されたパケットを前記1以上の通信処理装置を介して受信することができると判断する受信判断部と、を備えてもよい。
このような構成により、サーバ装置等から割り当てポートに送信されたパケットを受信できるかどうかによって、ポートマッピングの設定がうまく機能しているかどうかを判断するため、サーバ装置等から送信されたパケットを、ポートマッピングの設定によって受信できるかどうかをより確実に判断することができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記判断部が、前記情報処理装置が2以上の通信処理装置を介して通信を行うかどうか判断し、2以上の通信処理装置を介して通信を行うと判断した場合に、送信されたパケットを前記1以上の通信処理装置を介して受信することができないと判断してもよい。
このような構成により、情報処理装置が2以上の通信処理装置を介して通信しているかどうかによって、ポートマッピングの設定がうまく機能しているかどうかを判断することができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記判断部が、前記1以上の通信処理装置を介して、グローバルネットワークまでの中継ノードの数を計数する中継ノード計数部と、前記中継ノード計数部によって計数されたグローバルネットワークまでの中継ノードの数が2以上である場合に、2以上の通信処理装置を介して通信を行うと判断する通信判断部と、を備えてもよい。
このような構成により、要求情報による要求に応じてパケットを送信するサーバ装置等を用いることなく、ポートマッピングの設定がうまく機能しているかどうかを判断することができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記中継ノード計数部が、トレースルートによって中継ノードの数の計数を行ってもよい。
このような構成により、トレースルートを用いて、情報処理装置が2以上の通信処理装置を介して通信しているかどうかを判断することができる。
本発明による情報処理装置は、1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理装置であって、前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信する反復パケット送信部と、所定のポートへのパケットの送信を要求する情報である要求情報を送信する要求情報送信部と、前記要求情報の送信に対応して送信されたパケットを受信する受信部と、前記受信部がパケットを受信したかどうか判断する受信判断部と、前記受信判断部により前記受信部がパケットを受信したと判断された場合に、前記反復パケットを送信しないように前記反復パケット送信部を制御し、前記受信判断部により前記受信部がパケットを受信しなかったと判断された場合に、前記反復パケットを送信するように前記反復パケット送信部を制御する送信制御部と、を備えたものである。
このような構成により、通信処理装置におけるポートマッピングの設定によって、所定のポートに送信されたパケットを情報処理装置が受信できる場合には、反復パケットを送信しないようにすることができ、インターネット等の通信回線におけるトラフィックを減少させることができる。一方、通信処理装置の所定のポートに送信されたパケットを情報
処理装置が受信できない場合には、反復パケットを送信することにより、1以上の通信処理装置のWAN側から送信されたパケットを情報処理装置で受信できるようになる。
本発明による情報処理システム等によれば、サーバ装置から送信されたパケットを、情報処理装置が通信処理装置を介して受信できるようにすることができる。また、通信処理装置がポートマッピングの設定機能を有する場合等には、パケットを反復して送信しないようにするため、インターネットなどの通信回線のトラフィックの増大を防止することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置1と、通信処理装置2と、サーバ装置3とを備える。通信処理装置2と、サーバ装置3とは、有線または無線の通信回線100によって接続されている。ここで、通信回線100は、例えば、イントラネットや、インターネット、公衆電話回線等である。なお、図1において、説明の便宜上、通信処理装置2に1個の情報処理装置1のみが接続されている場合について説明するが、通信処理装置2に2以上の情報処理装置が接続されていてもよい。また、図1では、情報処理装置1が1個の通信処理装置2を介して通信する場合について示しているが、情報処理装置1は、2以上の通信処理装置を介して通信してもよい。
情報処理装置1は、反復パケット送信部11と、機能判断部12と、ポートマッピング設定部13と、判断部14と、送信制御部15とを備える。情報処理装置1は、例えば、コンピュータ、電子レンジ、電話機、プリンタ、ファクシミリ装置、冷蔵庫、洗濯機、空調装置、テレビ、映像録画装置、セットトップボックス等である。
反復パケット送信部11は、通信処理装置2を介して反復パケットを送信する。反復パケットの送信先は、例えば、サーバ装置3であってもよく、あるいは、他のサーバ装置であってもよい。ここで、反復パケットとは、反復パケット送信部11が反復して送信するパケットである。「反復して送信する」とは、繰り返して何度も送信することであり、その送信の周期は一定(例えば、5分ごとなど)であってもよく、不定(例えば、4分から5分の間で変化するなど)であってもよい。なお、反復パケットを送信する周期は、通常、通信処理装置2のポート維持時間よりも短く設定されている。この反復パケットのペイロードには、何らかの情報が含まれていてもよく、何も情報が含まれていなくてもよい。反復パケットは、例えば、UDP(User Datagram Protocol)やTCP(Transmission Control Protocol)のパケットである。なお、反復パケット送信部11は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、反復パケット送信部11と通信処理装置2との間に図示しない送信デバイスが存在することとなる)。また、反復パケット送信部11は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
機能判断部12は、直近の通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有しているかどうか判断する。ここで、「直近の」とは、情報処理装置1に最も近いことをいう。すなわち、通信処理装置のうち、情報処理装置1から送信されたパケットを最初に受け取る通信処理装置が直近の通信処理装置である。通信処理装置2がポートマッピング設定機能を
有している場合には、情報処理装置1が、通信処理装置2におけるポートマッピングの設定を行うことができる。ポートマッピングの設定とは、通信処理装置2のWAN側のポートAに送信されたパケットを、情報処理装置1のポートBに中継する処理を通信処理装置2に実行させるための設定である。ポートマッピングの設定によって割り当てられた通信処理装置2のWAN側のポートAを「割り当てポート」と呼ぶことにする。このポートマッピング設定機能は、例えば、UPnPを利用して行われる。したがって、通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有しているかどうかの判断は、例えば、通信処理装置2がUPnPに対応しているかどうかの判断であってもよい。ここで、通信処理装置2がUPnPに対応しているかどうかの判断処理は従来から公知であり、その説明を省略する。なお、機能判断部12は、通信処理装置2にアクセスするための通信デバイス(例えば、ネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、機能判断部12は、図示しない通信デバイスを介して通信処理装置2にアクセスすることになる)。
ポートマッピング設定部13は、機能判断部12によって直近の通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有していると判断された場合に、その直近の通信処理装置2に対してポートマッピングの設定を行う。このポートマッピングの設定は、例えば、UPnPを利用してなされてもよく、あるいは、通信処理装置2において保持されているポートマッピングの設定に関する情報にアクセスし、その情報に新たなポートマッピングの設定を追加することによって行われてもよく、その方法は問わない。なお、ポートマッピング設定部13は、通信処理装置2にアクセスするための通信デバイス(例えば、ネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、ポートマッピング設定部13は、図示しない通信デバイスを介して通信処理装置2にアクセスすることになる)。
判断部14は、ポートマッピング設定部13によるポートマッピングの設定によって、通信処理装置2のWAN側から送信されたパケットを、通信処理装置2を介して受信することができるかどうか判断する。すなわち、ポートマッピング設定部13によってポートマッピングが設定された場合に、そのポートマッピングの設定がなされたことにより、通信処理装置2のWAN側から通信処理装置2に送信されたパケットを情報処理装置1で受信することができるかどうかについて、判断部14によって判断される。この判断部14は、要求情報送信部21と、受信部22と、受信判断部23とを備える。
要求情報送信部21は、要求情報をサーバ装置3に送信する。ここで、要求情報とは、ポートマッピングによって割り当てられた直近の通信処理装置2のWAN側のポートである割り当てポートへのパケットの送信を要求する情報である。要求情報には、割り当てポートのポート番号を示す情報が含まれる。なお、要求情報には、パケットの送信先である通信処理装置2のWAN側のアドレスを示す情報が含まれてもよく、あるいは含まれなくてもよい。後者の場合には、サーバ装置3は、要求情報の送信元に対してパケットを送信すればよい。ここで、図1では、通信処理装置2が1個である場合について示しているが、2以上の通信処理装置を介して情報処理装置1が通信を行う場合には、要求情報に含まれるアドレスを示す情報は、情報処理装置1から最も遠い(すなわち、通信回線100やサーバ装置3に最も近い)通信処理装置のWAN側のアドレスを示す情報である。ここで、情報処理装置1から最も遠い通信処理装置とは、通信処理装置のうち、情報処理装置1から送信されたパケットを最後に受け取る通信処理装置のことである。また、要求情報には要求(指示や命令)が含まれておらず、例えば、割り当てポートのポート番号を示す情報が要求情報に含まれることによって、サーバ装置3において要求情報であると判断されてもよい。なお、要求情報送信部21は、通信を行うための通信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、要求情報送信部21と通信処理装置2との間に図示しない通信デバイスが存在するこ
ととなる)。また、要求情報送信部21は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは通信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
受信部22は、要求情報の送信に対応してサーバ装置3から送信されたパケットを受信する。なお、受信部22は、受信を行うための受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、受信部22と通信処理装置2との間に図示しない受信デバイスが存在することとなる)。また、受信部22は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
受信判断部23は、サーバ装置3から割り当てポートに送信されたパケットを受信部22が受信したかどうか判断し、受信部22がそのパケットを受信した場合に、WAN側から(サーバ装置3から)送信されたパケットを、通信処理装置2を介して受信することができると判断する。
送信制御部15は、機能判断部12によって直近の通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有していないと判断された場合に、反復パケットを送信するように反復パケット送信部11を制御する。すなわち、送信制御部15は、通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有していないと判断された場合に、反復パケット送信部11が反復パケットを送信していないときには、反復パケットの送信を開始するように制御し、反復パケット送信部11が反復パケットを送信しているときには、そのまま反復パケットの送信を継続させる。また、送信制御部15は、通信処理装置2のWAN側(サーバ装置3)から送信されたパケットを受信できると判断部14(受信判断部23)が判断した場合には、反復パケットを送信しないように反復パケット送信部11を制御する。すなわち、送信制御部15は、送信されたパケットを受信できると判断部14が判断した場合に、反復パケット送信部11が反復パケットを送信していないときには、そのまま反復パケットを送信しないように制御し、反復パケット送信部11が反復パケットを送信しているときには、その反復パケットの送信を停止させる。また、送信制御部15は、通信処理装置2のWAN側から送信されたパケットを受信できないと判断部14(受信判断部23)が判断した場合には、反復パケットを送信するように反復パケット送信部11を制御する。すなわち、送信制御部15は、送信されたパケットを受信できないと判断部14が判断した場合に、反復パケット送信部11が反復パケットを送信していないときには、反復パケットの送信を開始するように制御し、反復パケット送信部11が反復パケットを送信しているときには、そのまま反復パケットの送信を継続させる。
なお、反復パケット送信部11、機能判断部12、ポートマッピング設定部13、要求情報送信部21、受信部22の任意の2以上の要素が通信に関するデバイスを有する場合に、それらは同一の手段であってもよく、あるいは別々の手段であってもよい。
通信処理装置2は、情報処理装置1と、サーバ装置3との間の通信に関する処理を行う。通信処理装置2は、プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間で相互にアドレス変換を行うNAT機能を有する装置であってもよく、パケットフィルタリングのファイアウォール(Firewall)の機能を有する装置であってもよく、あるいは、その両者を有する装置であってもよい。ここで、パケットフィルタリングとは、例えば、受信フィルタルールに基づいた受信パケットの選択を行うものである。受信フィルタルールには、例えば、そのポートからパケットを送信したアドレスからのみしかパケットを受信しないAddress Sensitiveフィルタ、そのポートからパケットを送信したポートからのみしかパケットを受信しないPort Sensitiveフィルタ、フィルタが存在しないNoフィルタがある。ポートマッピング設定機能を有する通信処理装置とは、UPnP機能を有する通信処理装置のことであってもよく、UPnP機能以外の、ポ
ートマッピングを設定することができる機能を有する通信処理装置であってもよい。
サーバ装置3は、要求情報受信部31と、パケット送信部32とを備える。
要求情報受信部31は、情報処理装置1から送信された要求情報を受信する。なお、要求情報受信部31は、受信を行うための受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、要求情報受信部31と通信回線100との間に図示しない受信デバイスが存在することとなる)。また、要求情報受信部31は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
パケット送信部32は、要求情報受信部31が要求情報を受信した場合に、パケットを情報処理装置1に送信する。ここで、「パケットを情報処理装置1に送信する」ことには、パケットの送信先を通信処理装置2のWAN側のアドレスにする場合を含むものとする。通信処理装置2がNAT機能を有する場合には、パケットの送信先として情報処理装置1のアドレスを指定することはできないが、通信処理装置2のアドレスを指定することによって、通信処理装置2においてアドレス変換が行われ、情報処理装置1に送信されることになるからである。なお、このパケットの送信先アドレスは、前述のように、要求情報の送信元のアドレスであってもよく、要求情報によって示されるアドレスであってもよい。このパケットの送信先ポートは、要求情報によって示される割り当てポートである。図1で示すように通信処理装置2が1個である場合には、通信処理装置2にパケットが送信されることになるが、2以上の通信処理装置を介して情報処理装置1とサーバ装置3との通信が行われる場合には、このパケットは、サーバ装置3に最も近い通信処理装置に送信されることになる。なお、パケット送信部32は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、パケット送信部32と通信回線100との間に図示しない送信デバイスが存在することとなる)。また、パケット送信部32は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、要求情報受信部31と、パケット送信部32とが通信に関するデバイスを有する場合に、それらは同一の手段であってもよく、あるいは別々の手段であってもよい。
次に、本実施の形態による情報処理システムの動作について、図2〜図4のフローチャートを用いて説明する。図2のフローチャートは、情報処理装置1の動作を示すフローチャートである。
(ステップS101)機能判断部12は、通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有するかどうか判断する。そして、通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有する場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、ステップS104に進む。
(ステップS102)ポートマッピング設定部13は、通信処理装置2に対してポートマッピングの設定を行う。
(ステップS103)判断部14は、通信処理装置2のWAN側から送信されたパケットを、ステップS102でなされたポートマッピングの設定によって受信できるかどうか判断する。そして、受信できる場合には終了となり、受信できない場合には、ステップS104に進む。なお、この処理の詳細については後述する。
(ステップS104)送信制御部15は、反復パケット送信部11を制御して、反復パケットの送信を開始させる。その後、反復パケットの送信が継続して行われる。そして、終了となる。なお、その反復パケットの送信は、情報処理装置1の電源が切られることや、あるいは、反復パケットの送信を停止する旨の制御等をトリガーとして終了される。
図3は、図2のフローチャートのステップS103の処理の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS201)要求情報送信部21は、ポートマッピング設定部13によるポートマッピングの設定によって割り当てられた割り当てポートにパケットを送信する旨の要求情報をサーバ装置3に送信する。
(ステップS202)受信判断部23は、受信部22が要求情報送信部21による要求情報の送信に応じて送信されたパケットを受信したかどうか判断する。そして、受信した場合には、ステップS204に進み、そうでない場合には、ステップS203に進む。なお、受信判断部23は、受信部22がポートマッピングの設定を用いて情報処理装置1に送信されたパケットを受信した場合に、パケットを受信したと判断するものとする。すなわち、通信処理装置2のポートAに送信されたパケットを、情報処理装置1のポートBに中継する旨のポートマッピングの設定がなされていた場合に、受信部22がポートB以外のポートでサーバ装置3から送信されたパケットを受信したとしても、受信判断部23は、受信部22がパケットを受信しなかったと判断するものとする。
(ステップS203)受信判断部23は、タイムアウトかどうか、すなわち要求情報が送信されてから所定の時間(例えば、15秒など)が経過したかどうか判断する。そして、タイムアウトとなった場合には、ステップS205に進み、そうでない場合には、ステップS202に戻る。ここで、その所定の時間は、要求情報を送信してから、要求情報による要求に応じたパケットを受信するまでの平均的な時間を考慮して、それよりも長い時間で設定される。
(ステップS204)受信判断部23は、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置1で受信できると判断し、図2のフローチャートのステップS103の「YES」に進む。
(ステップS205)受信判断部23は、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置1で受信できないと判断し、図2のフローチャートのステップS103の「NO」に進む。
図4は、サーバ装置3の動作を示すフローチャートである。
(ステップS301)要求情報受信部31は、要求情報を受信したかどうか判断する。そして、要求情報を受信した場合には、ステップS302に進み、そうでない場合には、要求情報を受信するまでステップS301の処理を繰り返す。
(ステップS302)パケット送信部32は、要求情報受信部31が受信した要求情報に基づいて、割り当てポートにパケットを送信する。そして、ステップS301に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態による情報処理システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、通信処理装置2は、UPnP対応のものであるとする。
まず、情報処理装置1が起動されると、機能判断部12は、通信処理装置2のLAN側のネットワークに対してマルチキャスト通信方式により、UPnPの機能を有する機器についての問い合わせを行う。具体的には、機能判断部12は、通信処理装置2のLAN側のネットワークにおいて、IPアドレス「239.255.255.250」、ポート番号「1900」をあて先とする問い合わせパケットを送信する。その結果、通信処理装置2からUPnPに対応している旨の回答を受け取ると、その旨をポートマッピング設定部
13に伝える(ステップS101)。ポートマッピング設定部13は、UPnPの機能を用いて通信処理装置2にアクセスし、通信処理装置2におけるポートマッピングの設定を行う。具体的には、通信処理装置2のWAN側のポート番号「25000」のポート(以下、「ポート25000」と呼ぶこともある)と、情報処理装置1のポート番号「23456」(以下、「ポート23456」と呼ぶこともある)との間でポートマッピングを行う旨の設定を行う(ステップS102)。その結果、通信処理装置2において、図5で示されるポートマッピング設定情報が保持されることになる。通信処理装置2では、このポートマッピング設定情報にしたがって、通信処理装置2のWAN側のポート25000に送信されたパケットを、情報処理装置1のポート23456に送信する処理が行われる。ポート25000が割り当てポートである。
図6は、要求情報の送信と、サーバ装置3から情報処理装置1へのパケットの送信との処理を説明するための図である。図6において、ポートP1がポート23456であり、ポートP2が割り当てポート25000である。要求情報送信部21は、ポートマッピング設定部13によって設定された割り当てポート25000のポート番号「25000」を含む要求情報を情報処理装置1のポートP3からサーバ装置3に送信する(ステップS201)。ポートP3は、ポートP1と異なるポートである。したがって、その要求情報は、ポートP4を介してサーバ装置3に送信される。ポートP4と割り当てポートP2とは、一般に異なるポートである。
要求情報受信部31は、その要求情報を受信すると、要求情報に含まれる割り当てポートのポート番号「25000」と、その要求情報の送信元のIPアドレス「202.132.10.6」をパケット送信部32に渡す(ステップS301)。すると、パケット送信部32は、IPアドレス「202.132.10.6」のポート番号「25000」に、パケットを送信する(ステップS302)。
そのパケットは、通信処理装置2において受け付けられ、図5のポートマッピング設定情報を用いて情報処理装置1のポート「23456」(図6のポートP1)に送信される。したがって、受信部22においてパケットが受信され、受信判断部23によってパケットが受信されたと判断され(ステップS202)、サーバ装置3から割り当てポートに送信されたパケットを受信可能であると判断される(ステップS204、S103)。その結果、反復パケットの送信が行われない。その後、情報処理装置1は、サーバ装置3や、他のサーバ装置などの情報処理装置1に情報を送信するサーバ装置に対して、割り当てポートP2のポート番号「25000」を知らせることによって、そのサーバ装置から割り当てポートP2に送信された情報を受信することができるようになる。
なお、サーバ装置3から送信されたパケットがポートP1以外において受信された場合には、受信判断部23は、サーバ装置3から送信されたパケットが受信部22において受信されていないと判断する。そのパケットは、ポートマッピングの設定を用いて情報処理装置に送信されたパケットではないからである。
ここで、図6において、要求情報をポートP1から送信しない理由について説明する。通信処理装置2におけるポートマッピングの設定が何らかのエラーによって適切に行われていない場合であっても、要求情報をポートP1から送信することによって、その要求情報がポートP2から送信される場合がありうる。その場合には、通信処理装置2においてポートP1と、ポートP2との間のポートマッピングの設定(この設定は、ポートマッピング設定部13が行う設定とは異なり、通信処理装置2において自動的に生成される)が保持されることになり、ポート維持時間が経過する前にサーバ装置3からポートP2に送信されたパケットは、ポートP1に送信されることになる。したがって、情報処理装置1において割り当てポートに送信されたパケットを受信可能であると判断され、反復パケッ
トの送信が行われなくなるが、サーバ装置3からのパケットが送信された時点からポート維持時間が経過した後には、ポートP2と、ポートP1との間のポートマッピングが行われないことになり(ポートマッピング設定部13によるポートマッピングの設定が行われているのではないため、最後の通信からポート維持時間経過後には、ポートマッピングは行われないことになる)、サーバ装置3からポートP2に送信されたパケットを情報処理装置1が受信できないことになる。このような事態を避けるために、要求情報をポートマッピングの設定で用いていないポートP3から送信するのである。なお、要求情報をポートP1から送信しても、要求情報がポートP2以外のポートを経由してサーバ装置3に送信される場合や、要求情報をポートP1から送信しても、要求情報がポートP2を経由する確率が低い場合には、要求情報をポートP1から送信してもよい。
また、ポートマッピングの設定が適切に行われていないために、ポートP2とポートP4が同一のポートとなる場合もありうるが、その場合には、サーバ装置3からポートP2に送信されたパケットは、ポートP3で受信されることになるため、受信判断部23によって、送信されたパケットが受信されたと判断されることはない。
次に、ポートマッピングの設定が適切に行われていなかった場合(例えば、図5のテーブルの設定がなされていない場合)について説明する。ポートマッピングの設定が適切に行われていなかった場合には、受信部22は、サーバ装置3から送信されたパケットを受信することができず、要求情報が送信されてから例えば15秒が経過した時点でタイムアウトとなる(ステップS202、S203)。そして、受信判断部23は、割り当てポートに送信されたパケットを受信できないと判断し(ステップS205、S103)、送信制御部15は、反復パケット送信部11に反復パケットの送信を開始させる(ステップS104)。その結果、図7で示されるように、情報処理装置1から反復して反復パケットが送信されることになる。反復パケットは、サーバ装置3や、他のサーバ装置などの情報処理装置1に情報を送信するサーバ装置に反復パケットを送信する。この反復パケットが通信処理装置2のポート維持時間よりも短い周期によって送信されることにより、情報処理装置1は、そのサーバ装置から反復パケットの通過したポートP7に送信された情報を受信することができるようになる。ここで、ポートP6は、図6のポートP1やポートP3と同一のポートであってもよい。
次に、図8で示すように、通信処理装置が2以上であった場合について説明する。通信処理装置が2以上である場合には、情報処理装置1に直近の通信処理装置2bにポートマッピングの設定を行ったとしても、通信処理装置2aには、ポートマッピングの設定がなされていないため、通信処理装置2aの割り当てポートと同一のポート番号を有するポートに送信されたパケットは、ポートマッピングの設定において指定した情報処理装置1のポートには到達しないことになる。したがって、ポートマッピングの設定が適切に行われていなかった場合と同様に、反復パケットの送信が行われることになる(ステップS104)。
次に、通信処理装置2がポートマッピングの設定機能を有していなかった場合について説明する。例えば、通信処理装置2がUPnP機能を有しない場合には、機能判断部12がブロードキャスト通信方式によって送信した問い合わせに対して、なんら返事を受け取ることができないことになる。したがって、機能判断部12は、通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有しないと判断し(ステップS101)、送信制御部15は、反復パケット送信部11に反復パケットの送信を開始させる(ステップS104)。
なお、この具体例では、通信処理装置2がUPnP機能を有するかどうかを、マルチキャスト通信方式による問い合わせを行うことによって判断する場合について説明したが、通信処理装置2がユニキャスト通信方式で送信されたUPnPコマンドを解釈できる場合
には、通信処理装置2のアドレスに対してユニキャスト通信方式による問い合わせを行うことによって(一般に、通信処理装置2のアドレスは、情報処理装置1のゲートウェイのアドレスであるため、情報処理装置1は、そのゲートウェイのアドレスにユニキャスト通信方式による問い合わせを行うことになる)、通信処理装置2がUPnPの機能を有するかどうかを判断してもよく、あるいは、その他の方法によって判断してもよい。
以上のように、本実施の形態による情報処理システムでは、通信処理装置2がポートマッピングの設定機能を有するかどうか判断し、有しない場合には反復パケットを送信し、有する場合には、ポートマッピングの設定を行う。また、ポートマッピングの設定を行った場合に、そのポートマッピングの設定によって、通信処理装置2のWAN側から送信されたパケットを情報処理装置1が受信できるかどうか判断し、受信できるときには、反復パケットを送信しないことにより、通信回線100に送信するパケットを少なくすることができ、通信回線100におけるトラフィックを減少させることができる。
一方、ポートマッピングの設定を行った場合であっても、そのポートマッピングの設定がうまく機能しない場合がある。例えば、ポートマッピングの設定にエラーが発生している場合や、情報処理装置1とサーバ装置3との間に2以上の通信処理装置があり、情報処理装置1の直近の通信処理装置に対しては、適切にポートマッピングの設定を行うことができたが、他の通信処理装置については、ポートマッピングの設定を行うことができていない場合などである。そのような場合には、反復パケットを送信することによって、通信処理装置2のWAN側から送信されたパケットを情報処理装置1で受信できるようになる。
なお、本実施の形態では、情報処理装置1が図2のフローチャートの示す動作を行う場合について説明したが、情報処理装置1は、図9のフローチャートで示すように動作してもよい。なお、図9において、ステップS401、S402以外の処理は、図2と同様であり、その説明を省略する。
(ステップS401)送信制御部15は、反復パケット送信部11に、反復パケットの送信を開始させる。
(ステップS402)送信制御部15は、反復パケット送信部11による反復パケットの送信を停止させる。
この図9のフローチャートで示されるように、情報処理装置1は、反復パケットの送信をまず行い、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置1が受信できると判断された場合に、その反復パケットの送信を停止してもよい。
なお、この場合には、反復パケット送信部11が送信している反復パケットが通過する通信処理装置2のWAN側のポート以外のポートを、ポートマッピングの設定において、通信処理装置2のWAN側のポートとして用いることになる。したがって、反復パケットの送信を停止した後に、ポートマッピングの設定によって設定された通信処理装置2のWAN側のポート番号を、情報処理装置1に情報を送信するサーバ装置に送信する。このようにして、サーバ装置から送信される情報の送信先が変更されることになる。なお、このポートマッピングの設定によって設定された通信処理装置2のWAN側のポート番号のサーバ装置への送信は、ステップS402よりも前に行ってもよく、あるいは、ステップS402よりも後に行ってもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報処理システムでは、情報処理装置が2以上の通信処理装置を介して通信を行っているかどうか判断し、2以上の通信処理装置を介して通信を行っている
場合には、反復パケットを送信するようにするものである。
図10は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。図10において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置4と、通信処理装置2と、サーバ装置5とを備える。なお、情報処理装置1が情報処理装置4となり、サーバ装置3がサーバ装置5となった以外、実施の形態1における情報処理システムと同様であり、その説明を省略する。
情報処理装置4は、反復パケット送信部11と、機能判断部12と、ポートマッピング設定部13と、判断部41と、送信制御部15とを備える。なお、判断部41以外の構成及び動作は、送信制御部15が判断部41の判断結果に基づいて反復パケットの送信を制御する以外、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
判断部41は、情報処理装置4が2以上の通信処理装置を介して通信を行うかどうか判断し、2以上の通信処理装置を介して通信を行うと判断した場合に、送信されたパケットを、通信処理装置2を介して受信することができないと判断する。判断部41は、中継ノード計数部24と、通信判断部25とを備える。
中継ノード計数部24は、通信処理装置2を介して、情報処理装置4からグローバルネットワークまでの中継ノードの数を計数する。ここで、中継ノードとは、パケットをルーティングするルーティング機能を有しているものであり、いわゆる「ルータ」と呼ばれるものである。この中継ノードは、NAT機能を有してもよく、有しなくてもよい。すなわち、中継ノードは、アドレス変換を行わず、グローバルアドレスからグローバルアドレスに、あるいは、プライベートアドレスからプライベートアドレスにパケットを中継してもよく、アドレス変換を行い、プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間でパケットを中継してもよい。「グローバルアドレス(プライベートアドレス)からグローバルアドレス(プライベートアドレス)にパケットを中継する」とは、中継ノードによって受信されたパケット、及び中継ノードから送信されたパケットの両者のヘッダに含まれるアドレス情報(送信元アドレス、及び送信先アドレスを含む情報)が、グローバルアドレス(プライベートアドレス)のアドレス情報であることを意味する。一方、「プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間でパケットを中継する」とは、中継のために受信したパケット、及び送信したパケットのうち、いずれかのパケットのヘッダに含まれるアドレス情報にプライベートアドレスが含まれ、他方のパケットのヘッダに含まれるアドレス情報がグローバルアドレスのアドレス情報であることを意味する。グローバルネットワークとは、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードによって構成されるネットワークのことである。なお、パケットを中継する場合には、パケットのペイロードに含まれる情報について変更を行ってもよく、行わなくてもよい。また、通信処理装置2も中継ノードに含まれる。このように、中継ノード計数部24は、情報処理装置4から、LAN側のアドレスがプライベートアドレスであり、WAN側のアドレスがグローバルアドレスとなる中継ノードまでの中継ノード(通信処理装置)の数を計数することになる。したがって、「グローバルネットワークまでの中継ノード」には、グローバルネットワークを構成する中継ノードは含まれない。中継ノードの数の計数は、例えば、トレースルートによって行ってもよく、あるいは、TTL(Time To Live)を設定したUDPパケットを、そのTTLを1から順番にインクリメントしながら送信することによって行ってもよい。本実施の形態では、トレースルートによって中継ノードの計数を行うものとする。したがって、「情報処理装置4からグローバルネットワークまでの中継ノードの数を計数する」ことには、情報処理装置4から所定のサーバ装置までの中継ノードの数を計数し、その結果から、情報処理装置4からグローバルネットワークまでの中継ノードの数を求めることも含まれるものとする。なお、トレースルートのあて先は、サーバ装置5であってもよく、あるいは、他のサーバ装置であってもよい。この計数
の処理の詳細については、後述する。なお、中継ノード計数部24は、中継ノードの数の計数時にパケットを送信するための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、中継ノード計数部24は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
通信判断部25は、中継ノード計数部24によって計数されたグローバルネットワークまでの中継ノードの数が2以上である場合に、2以上の通信処理装置を介して通信を行うと判断する。したがって、その場合には、通信判断部25は、送信されたパケットを、通信処理装置2を介して受信することができないと判断することになる。
なお、反復パケット送信部11、機能判断部12、ポートマッピング設定部13、中継ノード計数部24の任意の2以上の要素が通信に関するデバイスを有する場合に、それらは同一の手段であってもよく、あるいは別々の手段であってもよい。
サーバ装置5は、例えば、携帯電話等の外部の端末装置が情報処理装置4にアクセスする場合に、端末装置からのパケットを受け付け、そのパケットを情報処理装置4に送信するものである。
次に、本実施の形態による情報処理装置4の動作について説明する。本実施の形態による情報処理装置4の動作は、実施の形態1における図2のフローチャートと同様である。なお、図2のフローチャートのステップS103の処理は、判断部41によってなされるものであり、その処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)中継ノード計数部24は、情報処理装置4からグローバルネットワークまでの中継ノードの数を計数する。
(ステップS502)通信判断部25は、ステップS501による計数の結果、2以上の通信処理装置を介して通信が行われているかどうか判断する。そして、2以上の通信処理装置を介して通信が行われている場合には、ステップS504に進み、そうでない場合には、ステップS503に進む。
(ステップS503)通信判断部25は、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置4で受信できると判断し、図2のフローチャートのステップS103の「YES」に進む。
(ステップS504)通信判断部25は、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置4で受信できないと判断し、図2のフローチャートのステップS103の「NO」に進む。
次に、中継ノード計数部24がトレースルートによって中継ノードの数を計数する方法について説明する。トレースルートでは、トレースルートを実行する装置(ここでは、情報処理装置4)から、トレースルートのあて先(ここでは、サーバ装置5)までの経路をトレースすることにより、トレースルートのあて先までの各中継ノードのIPアドレスを知ることができ得る。
図12、図13は、トレースルートについて説明するための図である。図12、図13において、中継ノードは丸の図形で示されている。図12で示されるように、まず、情報処理装置4の中継ノード計数部24は、サーバ装置5に向けてTTL=1のチェックパケットを送信する。ここで、チェックパケットとは、トレースルートにおいて、送信先に向けて送信されるパケットのことである。このチェックパケットには、TTLが設定されている。チェックパケットのTTLは、中継ノードを通過するごとに1だけ減少されるため
、TTL=1のチェックパケットは、通信処理装置2に到達したときにTTL=0となり、通信処理装置2からICMP Time Exceededによって情報処理装置4に返される。次に、図13で示されるように、中継ノード計数部24は、サーバ装置5に向けてTTL=2のチェックパケットを送信する。すると、そのチェックパケットは中継ノード101においてTTL=0となり、ICMP Time Exceededによって中継ノード101から情報処理装置4に返される。これによって、中継ノード計数部24は、中継ノード101のIPアドレスを知ることができる。このように、チェックパケットがサーバ装置5に到達するまで、TTLを1ずつインクリメントしながらチェックパケットの送信と、ICMP Time Exceededの受信とを繰り返すことにより、サーバ装置5に到達するまでに経由した各中継ノードのIPアドレスを知ることができる。なお、ICMP Time Exceededを返さない中継ノードの場合には、送信されたチェックパケットに対する返信が何もないことになる。この場合には、中継ノード計数部24は、タイムアウトとなった後に、次のチェックパケットを送信する。チェックパケットがサーバ装置5に到達すると、ICMP Port Unreachableが返され、トレースルートは終了となる。なお、場合によっては、ICMP Port Unreachableの代わりに、ICMP Echo Replyが返されることもある。中継ノード計数部24は、このトレースルートを行うことにより、サーバ装置5に到達するまでに経由する中継ノードの数と、各中継ノードのIPアドレスとを知ることができる。
なお、ここではトレースルートをサーバ装置5に対して行う場合について説明したが、中継ノード計数部24は、トレースルート以外の方法によって中継ノードの数を計数してもよく、また、チェックパケットの送信先は、サーバ装置5以外のサーバ装置等であってもよい。
次に、本実施の形態による情報処理システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、通信処理装置2は、UPnP対応のものであるとする。
ポートマッピングの設定がなされるまでの処理は、実施の形態1の具体例と同様であり、その説明を省略する。
中継ノード計数部24は、あらかじめ設定されているサーバ装置5のIPアドレス「155.32.19.1」に対してトレースルートを実行する。このトレースルートの実行によって、図14で示される結果が得られたとする。図14において、各行がひとつの中継ノードに対応している(厳密には、最後の行は中継ノードではなくサーバ装置5に対応している)。各行の一番右側の情報が、中継ノードのIPアドレス(情報処理装置4の側(LAN側)のIPアドレス)である。また、このトレースルートでは、ひとつのTTLの値に対して3個のパケットを送信している。その3個のパケットの返信までの時間が、各行に含まれる。各行の一番左側の情報は、情報処理装置4からの中継ノードの個数である。したがって、図14で示されるトレースルートの結果から、1個目の中継ノードのLAN側のアドレス「192.168.1.1」がプライベートアドレスであるため、1個目の中継ノードは、グローバルネットワークの中継ノードではないことがわかる。一方、2個目の中継ノードのLAN側のアドレス「155.32.10.1」はグローバルアドレスであるため、2個目の中継ノードは、グローバルネットワークの中継ノードであることがわかる。このようにして、グローバルネットワークまでの中継ノードの個数が1個であることがわかる(ステップS501)。
通信判断部25は、グローバルネットワークまでの中継ノードの数が1個であるため、情報処理装置4は、1個の通信処理装置2を介して通信を行うと判断する(ステップS502)。したがって、通信判断部25は、通信処理装置2の割り当てポートにWAN側から送信されたパケットを情報処理装置4で受信できると判断する(ステップS503)。
その結果、反復パケットの送信が行われない。その後、情報処理装置4は、サーバ装置5に対して、割り当てポートのポート番号を知らせることによって、サーバ装置5から割り当てポートに送信された情報を受信することができるようになる。
次に、図8と同様に、情報処理装置4が2個の通信処理装置2a、2bを介して通信を行う場合について説明する。この場合には、中継ノード計数部24によるトレースルートの結果が図15で示されるようになる。したがって、この場合には、グローバルネットワークまでの中継ノードの個数が2個であることがわかる(ステップS501)。したがって、情報処理装置4は、2以上の通信処理装置2a、2bを介して通信を行うと判断され、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置4で受信できないと判断される(ステップS502、S504)。その結果、反復パケットが送信されることになる(ステップS104)。
なお、通信処理装置2がポートマッピングの設定機能を有しない場合の処理については、実施の形態1の具体例と同様であり、その説明を省略する。
以上のように、本実施の形態による情報処理システムでは、通信処理装置2がポートマッピングの設定機能を有するかどうか判断し、有しない場合には反復パケットを送信し、有する場合には、ポートマッピングの設定を行う。また、ポートマッピングの設定を行った場合に、そのポートマッピングの設定によって、通信処理装置2のWAN側から送信されたパケットを情報処理装置4が受信できるかどうか判断し、受信できるときには、反復パケットを送信しないことにより、通信回線100に送信するパケットを少なくすることができ、通信回線100におけるトラフィックを減少させることができる。
一方、ポートマッピングの設定を行った場合であっても、そのポートマッピングの設定がうまく機能しない場合には、反復パケットを送信することによって、通信処理装置2のWAN側から送信されパケットを情報処理装置4で受信できるようになる。
さらに、本実施の形態では、送信されたパケットを情報処理装置4が受信できるかどうかを、中継ノードの数を計数することによって行うため、実施の形態1のように情報処理装置からの要求に応じてパケットを送信するサーバ装置が必要ないというメリットがある。
なお、本実施の形態においても、実施の形態1の図9と同様の処理を行ってもよい。すなわち、反復パケットの送信をまず行い、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置4が受信できると判断された場合に、その反復パケットの送信を停止してもよい。
また、本実施の形態では、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置4が受信できるかどうかの判断を、情報処理装置4が2以上の通信処理装置を介して通信を行うかどうかによって判断する。したがって、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置4が受信できるかどうかの判断を、ポートマッピングの設定(ステップS102)よりも後に行う必要はなく、ステップS103において割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置4が受信できると判断した後に、ポートマッピングの設定を行ってもよい。
また、本実施の形態では、情報処理装置4が2以上の通信処理装置を介して通信を行うかどうかを、中継ノードの数を計数することによって判断する場合について説明したが、それ以外の方法によって、情報処理装置4が2以上の通信処理装置を介して通信を行うかどうかの判断を行ってもよい。中継ノードの数の計数以外によって情報処理装置4が2以上の通信処理装置を介して通信を行うかどうかを判断する方法としては、例えば、以下のものがある。判断部41が、中継ノード計数部24と、通信判断部25とに代えて、直近
の通信処理装置のWAN側のアドレスである直近アドレスを取得する直近アドレス取得部と、最外の通信処理装置のWAN側のアドレスである最外アドレスを取得する最外アドレス取得部と、直近アドレスと、最外アドレスとが異なる場合に、2以上の通信処理装置を介して通信を行うと判断する通信判断部と、を備えている。ここで、最外の通信処理装置とは、グローバルネットワークに最も近い、通信処理装置(この通信処理装置はグローバルネットワークには属さない)のことである。直近アドレスを取得する方法としては、例えば、直近の通信処理装置がUPnP機能を有するものであり、直近アドレス取得部が、UPnP機能を用いて直近アドレスを取得する場合がある。また、最外アドレスを取得する方法としては、例えば、パケットの送信元アドレスを含むパケットの返信を要求する返信要求パケットを、通信処理装置を介して送信し、そのパケットの返信要求に応じて送信された、返信要求パケットの送信元アドレスを含むパケットである返信パケットを受信し、その返信パケットから、送信元アドレスを取得する場合がある。この取得された送信元アドレスが最外アドレスとなる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報処理システムは、UPnPや、ユーザの手動によって設定された通信処理装置におけるポートマッピングの設定が適切に行われているかどうかを判断し、適切に行われていない場合には、反復パケットを送信するものである。
図16は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。図16において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置6と、通信処理装置2と、サーバ装置3とを備える。なお、情報処理装置1が情報処理装置6となった以外、実施の形態1における情報処理システムと同様であり、その説明を省略する。
情報処理装置6は、反復パケット送信部11と、送信制御部15と、要求情報送信部21と、受信部22と、受信判断部23とを備える。これらの構成及び動作は、機能判断部12、ポートマッピング設定部13を備えない以外、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。ただし、送信制御部15は、受信判断部23により受信部22がパケットを受信したと判断された場合に、反復パケットを送信しないように反復パケット送信部11を制御し、受信判断部23により受信部22がパケットを受信しなかったと判断された場合に、反復パケットを送信するように反復パケット送信部11を制御する。
次に、本実施の形態による情報処理装置6の動作について、図17のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)要求情報送信部21は、サーバ装置3に、情報処理装置6によって、あるいはユーザの手動設定等によってなされた通信処理装置2のポートマッピングの設定によって割り当てられた所定のポート(本実施の形態でも、「割り当てポート」と呼ぶことにする)にパケットを送信する旨の要求情報を送信する。
(ステップS602)受信判断部23は、受信部22が要求情報送信部21による要求情報の送信に応じて送信されたパケットを受信したかどうか判断する。そして、受信したと判断した場合には、受信判断部23は、割り当てポートに送信されたパケットを受信できると判断して終了となり、そうでない場合には、ステップS603に進む。なお、受信判断部23は、受信部22がポートマッピングの設定を用いて情報処理装置1に送信されたパケットを受信した場合に、パケットを受信したと判断するものとする。したがって、受信部22がポートマッピングの設定によって指定された情報処理装置6のポート以外のポートでサーバ装置3から送信されたパケットを受信したとしても、受信判断部23は、受信部22がパケットを受信しなかったと判断するものとする。
(ステップS603)受信判断部23は、タイムアウトかどうか、すなわち要求情報が送信されてから所定の時間(例えば、15秒など)が経過したかどうか判断する。そして、タイムアウトとなった場合には、ステップS604に進み、そうでない場合には、ステップS602に戻る。
(ステップS604)送信制御部15は、反復パケット送信部11を制御して、反復パケットの送信を開始させる。その後、反復パケットの送信が継続して行われる。そして、終了となる。なお、その反復パケットの送信は、情報処理装置6の電源が切られることや、あるいは、反復パケットの送信を停止する旨の制御等をトリガーとして終了される。
次に、本実施の形態による情報処理システムの動作について、具体例を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様の処理については、詳細な説明を省略することがある。
まず、通信処理装置2におけるポートマッピングの設定について説明する。このポートマッピングの設定は、実施の形態1の具体例のように、情報処理装置6や、あるいは通信処理装置2のLAN側に接続されている他の装置によって行われてもよく、あるいは、通信処理装置2のLAN側に接続されたPC等を用いることにより、ユーザが通信処理装置2にログインして、通信処理装置2における設定を手動で行うことによってなされてもよい。なお、ポートマッピングの設定においては、実施の形態1の具体例と同様に、図5で示される設定がなされるようにあらかじめ決められているものとする。
要求情報送信部21は、割り当てポート25000のポート番号「25000」を含む要求情報を情報処理装置1からサーバ装置3に送信する(ステップS601)。その要求情報による要求に応じてサーバ装置3から送信されたパケットは、通信処理装置2において受け付けられ、図5のポートマッピング設定情報を用いて情報処理装置6のポート「23456」に送信される。したがって、受信判断部23は、受信部22においてパケットが受信されたと判断する(ステップS602)。その結果、反復パケットの送信が行われない。その後、情報処理装置6は、サーバ装置3や、他のサーバ装置などの情報処理装置6に情報を送信するサーバ装置に対して、割り当てポートのポート番号「25000」を知らせることによって、そのサーバ装置から割り当てポートに送信された情報を受信することができるようになる。
次に、ポートマッピングの設定が適切に行われていなかった場合、あるいは、図8と同様に、2以上の通信処理装置を介して情報処理装置6が通信を行う場合について説明する。それらの場合には、受信部22は、サーバ装置3から送信されたパケットを受信することができず、要求情報が送信されてから15秒が経過した時点でタイムアウトとなる(ステップS603)。そして、受信判断部23は、割り当てポートに送信されたパケットを受信できないと判断し、送信制御部15は、反復パケット送信部11に反復パケットの送信を開始させる(ステップS604)。その結果、情報処理装置6から反復して反復パケットが送信されることになる。
なお、本実施の形態では、2以上の通信処理装置に対して、ユーザによって適切なポートマッピングの設定がなされた場合には、サーバ装置3から送信されたパケットを受信部22が受信できることになり、反復パケットは送信されないことになる。「適切にポートマッピングの設定がなされた」とは、例えば、図8と同様に、2個の通信処理装置2a、2bを介して通信が行われる場合に、サーバ装置3から送信されたパケットを、そのポートマッピングの設定によって、情報処理装置6が受信できることである。具体的には、サーバ装置3を介した端末装置から情報処理装置6へのアクセスが、ポート番号「25000」に対して行われると設定されていた場合に、ユーザがPC等を操作して各通信処理装置2a、2bにログインすることによって、通信処理装置2aに対して、通信処理装置2aのWAN側のポート「25000」に送信されたパケットを通信処理装置2bのWAN
側のポート「20000」に送信するポートマッピングの設定を行い、通信処理装置2bに対して、通信処理装置2bのWAN側のポート「20000」に送信されたパケットを情報処理装置6のポート「23456」に送信するポートマッピングの設定を行った場合である。この場合には、サーバ装置3から通信処理装置2aのポート「25000」に送信されたパケットを、情報処理装置6が受信することができる。
以上のように、本実施の形態による情報処理システムによれば、通信処理装置2におけるポートマッピングの設定によって、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置6が受信できる場合には、反復パケットを送信しないようにすることができ、通信回線100におけるトラフィックを減少させることができる。一方、通信処理装置2におけるポートマッピングの設定によって、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置6が受信できない場合、あるいは、通信処理装置2におけるポートマッピングの設定がなされていない場合などには、反復パケットを送信することにより、通信処理装置2のWAN側から送信されたパケットを情報処理装置6で受信できるようになる。
なお、本実施の形態においても、図18で示されるように、反復パケットの送信を開始した後に、割り当てポートに送信されたパケットを情報処理装置6が受信できるかどうかの判断を行い、受信できる場合には、反復パケットの送信を停止し、受信できない場合には、そのまま反復パケットの送信を継続させるようにしてもよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報処理システムは、通信処理装置がポートマッピングの設定機能を有する場合には、ポートマッピングの設定を行って、反復パケットを送信せず、通信処理装置がポートマッピングの設定機能を有しない場合には、反復パケットを送信するものである。
図19は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。図19において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置7と、通信処理装置2と、サーバ装置5とを備える。なお、情報処理装置1が情報処理装置7となり、サーバ装置3がサーバ装置5となった以外、実施の形態1における情報処理システムと同様であり、その説明を省略する。
情報処理装置7は、反復パケット送信部11と、機能判断部12と、ポートマッピング設定部13と、送信制御部15とを備える。なお、これらの構成及び動作は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。ただし、送信制御部15は、判断部14による判断結果を用いず、機能判断部12によって直近の通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有していないと判断された場合に、反復パケットを送信するように反復パケット送信部11を制御する。
サーバ装置5は、実施の形態2のサーバ装置5と同様のものであり、その説明を省略する。
次に、本実施の形態による情報処理装置7の動作について、図20のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)機能判断部12は、通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有するかどうか判断する。そして、通信処理装置2がポートマッピング設定機能を有する場合には、ステップS702に進み、そうでない場合には、ステップS703に進む。
(ステップS702)ポートマッピング設定部13は、通信処理装置2に対してポートマッピングの設定を行う。そして、終了となる。
(ステップS703)送信制御部15は、反復パケット送信部11を制御して、反復パケットの送信を開始させる。その後、反復パケットの送信が継続して行われる。そして、終了となる。なお、その反復パケットの送信は、情報処理装置7の電源が切られることや、あるいは、反復パケットの送信を停止する旨の制御等をトリガーとして終了される。
本実施の形態による情報処理システムの動作の具体例は、ステップS103に関する処理を行わない以外、実施の形態1の具体例と同様であり、その説明を省略する。
以上のように、本実施の形態による情報処理システムによれば、通信処理装置2がポートマッピングの設定機能を有する場合には、反復パケットを送信することなく、ポートマッピングの設定を行い、通信処理装置2がポートマッピングの設定機能を有しない場合には、反復パケットを送信するようにしたことで、通信処理装置2におけるポートマッピングの設定機能の有無にかかわらず反復パケットを送信する場合に比べて、通信回線100におけるトラフィックを減少させることができる。
なお、本実施の形態においても、図21で示されるように、反復パケットの送信を開始した後に、通信処理装置2がポートマッピングの設定機能を有するかどうかの判断を行い、ポートマッピングの設定機能を有する場合には、反復パケットの送信を停止し、ポートマッピングの設定機能を有しない場合には、そのまま反復パケットの送信を継続させるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、サーバ装置をIPアドレスによって特定する場合について説明したが、サーバ装置をドメイン名(例えば、server.pana.netなど)によって特定してもよい。この場合には、そのドメイン名がDNSサーバを用いて、IPアドレスに変換されることにより、サーバ装置を特定することができる。
また、上記各実施の形態における通信プロトコルは、例えば、IPv4(Internet Protocol version 4)であってもよく、あるいは、IPv6(Internet Protocol version 6)であってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記各実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理装置における処理を実行させるためのプログラムであって、直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有しているかどうか判断する機能判断ステップと、前記機能判断ステップにおいて前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していると判断された場合に、前記直近の通信処理装置に対してポートマッピングの設定を行うポートマッピング設定ステップと、前記機能判断ステップにおいて前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していないと判断された場合に、前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信する反復パケット送信ステップと、を実行させるためのものである。
また、このプログラムでは、コンピュータに、前記ポートマッピング設定ステップにおけるポートマッピングの設定によって、送信されたパケットを前記1以上の通信処理装置を介して受信することができるかどうか判断する判断ステップをさらに実行させ、前記反復パケット送信ステップにおいて、送信されたパケットを受信できると前記判断ステップで判断した場合には、前記反復パケットを送信せず、送信されたパケットを受信できないと前記判断ステップで判断した場合には、前記反復パケットを送信してもよい。
また、他のプログラムは、コンピュータに、1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理装置における処理を実行させるためのプログラムであって、所定のポートへのパケットの送信を要求する情報である要求情報を送信する要求情報送信ステップと、前記要求情報の送信に対応して送信されたパケットを受信したかどうか判断する受信判断ステップと、前記受信判断ステップにおいてパケットを受信したと判断された場合に、前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信せず、前記受信判断ステップにおいてパケットを受信しなかったと判断された場合に、前記反復パケットを送信する反復パケット送信ステップと、を実行させるためのものである。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、設定ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明による情報処理装置等は、通信処理装置がポートマッピングの設定機能を有する場合等には、パケットを反復して送信しないようにするため、インターネットなどの通信回線のトラフィックの増大を防止することができ、サーバ装置から送信される情報を、通信処理装置を介して受信する情報処理装置等として有用である。
本発明の実施の形態1による情報処理システムの構成を示す図 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態によるサーバ装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態におけるポートマッピング設定情報の一例を示す図 同実施の形態における要求情報の送信等を説明するための図 同実施の形態における反復パケットの送信等を説明するための図 同実施の形態による情報処理システムの構成を示す図 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2による情報処理システムの構成を示す図 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態におけるトレースルートについて説明するための図 同実施の形態におけるトレースルートについて説明するための図 同実施の形態におけるトレースルートの結果の一例を示す図 同実施の形態におけるトレースルートの結果の一例を示す図 本発明の実施の形態3による情報処理システムの構成を示す図 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態4による情報処理システムの構成を示す図 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート
符号の説明
1、4、6、7 情報処理装置
2、2a、2b 通信処理装置
3、5 サーバ装置
11 反復パケット送信部
12 機能判断部
13 ポートマッピング設定部
14、41 判断部
15 送信制御部
21 要求情報送信部
22 受信部
23 受信判断部
24 中継ノード計数部
25 通信判断部
31 要求情報受信部
32 パケット送信部

Claims (17)

  1. 1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理装置であって、
    前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信する反復パケット送信部と、
    直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有しているかどうか判断する機能判断部と、
    前記機能判断部によって前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していると判断された場合に、前記直近の通信処理装置に対してポートマッピングの設定を行うポートマッピング設定部と、
    前記機能判断部によって前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していないと判断された場合に、前記反復パケットを送信するように前記反復パケット送信部を制御する送信制御部と、を備えた情報処理装置。
  2. 前記ポートマッピング設定部によるポートマッピングの設定によって、送信されたパケットを前記1以上の通信処理装置を介して受信することができるかどうか判断する判断部をさらに備え、
    前記送信制御部は、送信されたパケットを受信できると前記判断部が判断した場合には、前記反復パケットを送信しないように前記反復パケット送信部を制御し、送信されたパケットを受信できないと前記判断部が判断した場合には、前記反復パケットを送信するように前記反復パケット送信部を制御する、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記判断部は、
    前記ポートマッピングによって割り当てられた前記直近の通信処理装置のWAN側のポートである割り当てポートへのパケットの送信を要求する情報である要求情報を送信する要求情報送信部と、
    前記要求情報の送信に対応して送信されたパケットを受信する受信部と、
    前記受信部がパケットを受信した場合に、送信されたパケットを前記1以上の通信処理装置を介して受信することができると判断する受信判断部と、を備えた、請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記判断部は、前記情報処理装置が2以上の通信処理装置を介して通信を行うかどうか判断し、2以上の通信処理装置を介して通信を行うと判断した場合に、送信されたパケットを前記1以上の通信処理装置を介して受信することができないと判断する、請求項2記載の情報処理装置。
  5. 前記判断部は、
    前記1以上の通信処理装置を介して、グローバルネットワークまでの中継ノードの数を計数する中継ノード計数部と、
    前記中継ノード計数部によって計数されたグローバルネットワークまでの中継ノードの数が2以上である場合に、2以上の通信処理装置を介して通信を行うと判断する通信判断部と、を備えた、請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記中継ノード計数部は、トレースルートによって中継ノードの数の計数を行う、請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記ポートマッピング設定機能を有する通信処理装置は、UPnP機能を有する通信処理装置である、請求項1から6のいずれか記載の情報処理装置。
  8. 1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理装置であって、
    前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信する反復パケット送信部と、
    所定のポートへのパケットの送信を要求する情報である要求情報を送信する要求情報送信部と、
    前記要求情報の送信に対応して送信されたパケットを受信する受信部と、
    前記受信部がパケットを受信したかどうか判断する受信判断部と、
    前記受信判断部により前記受信部がパケットを受信したと判断された場合に、前記反復パケットを送信しないように前記反復パケット送信部を制御し、前記受信判断部により前記受信部がパケットを受信しなかったと判断された場合に、前記反復パケットを送信するように前記反復パケット送信部を制御する送信制御部と、を備えた情報処理装置。
  9. 前記反復パケット送信部は、UDPの反復パケットを送信する、請求項1から8のいずれか記載の情報処理装置。
  10. 請求項3記載の情報処理装置と、サーバ装置とを備えた情報処理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記要求情報を受信する要求情報受信部と、
    前記要求情報受信部が要求情報を受信した場合に、前記割り当てポートにパケットを送信するパケット送信部と、を備えた、情報処理システム。
  11. 請求項8記載の情報処理装置と、サーバ装置とを備えた情報処理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記要求情報を受信する要求情報受信部と、
    前記要求情報受信部が要求情報を受信した場合に、前記所定のポートにパケットを送信するパケット送信部と、を備えた、情報処理システム。
  12. 1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理方法であって、
    直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有しているかどうか判断する機能判断ステップと、
    前記機能判断ステップにおいて前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していると判断された場合に、前記直近の通信処理装置に対してポートマッピングの設定を行うポートマッピング設定ステップと、
    前記機能判断ステップにおいて前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していないと判断された場合に、前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信する反復パケット送信ステップと、を備えた情報処理方法。
  13. 前記ポートマッピング設定ステップにおけるポートマッピングの設定によって、送信されたパケットを前記1以上の通信処理装置を介して受信することができるかどうか判断する判断ステップをさらに備え、
    前記反復パケット送信ステップにおいて、送信されたパケットを受信できると前記判断ステップで判断した場合には、前記反復パケットを送信せず、送信されたパケットを受信できないと前記判断ステップで判断した場合には、前記反復パケットを送信する、請求項12記載の情報処理方法。
  14. 1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理方法であって、
    所定のポートへのパケットの送信を要求する情報である要求情報を送信する要求情報送信ステップと、
    前記要求情報の送信に対応して送信されたパケットを受信したかどうか判断する受信判断ステップと、
    前記受信判断ステップにおいてパケットを受信したと判断された場合に、前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信せず、前記受信判断ステップにおいてパケットを受信しなかったと判断された場合に、前記反復パケットを送信する反復パケット送信ステップと、を備えた情報処理方法。
  15. コンピュータに、
    1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理装置における処理を実行させるためのプログラムであって、
    直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有しているかどうか判断する機能判断ステップと、
    前記機能判断ステップにおいて前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していると判断された場合に、前記直近の通信処理装置に対してポートマッピングの設定を行うポートマッピング設定ステップと、
    前記機能判断ステップにおいて前記直近の通信処理装置がポートマッピング設定機能を有していないと判断された場合に、前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信する反復パケット送信ステップと、を実行させるためのプログラム。
  16. コンピュータに、
    前記ポートマッピング設定ステップにおけるポートマッピングの設定によって、送信されたパケットを前記1以上の通信処理装置を介して受信することができるかどうか判断する判断ステップをさらに実行させ、
    前記反復パケット送信ステップにおいて、送信されたパケットを受信できると前記判断ステップで判断した場合には、前記反復パケットを送信せず、送信されたパケットを受信できないと前記判断ステップで判断した場合には、前記反復パケットを送信する、請求項15記載のプログラム。
  17. コンピュータに、
    1以上の通信処理装置を介して通信を行う情報処理装置における処理を実行させるためのプログラムであって、
    所定のポートへのパケットの送信を要求する情報である要求情報を送信する要求情報送信ステップと、
    前記要求情報の送信に対応して送信されたパケットを受信したかどうか判断する受信判断ステップと、
    前記受信判断ステップにおいてパケットを受信したと判断された場合に、前記1以上の通信処理装置を介して反復して送信するパケットである反復パケットを送信せず、前記受信判断ステップにおいてパケットを受信しなかったと判断された場合に、前記反復パケットを送信する反復パケット送信ステップと、を実行させるためのプログラム。
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