JP4459080B2 - 斜材定着部の施工方法および斜材定着部用の型枠構造 - Google Patents

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Description

本発明は、斜張橋の主塔における斜材定着部の施工方法および斜材定着部用の型枠構造に関する。
斜張橋の鉄筋コンクリート造の主塔(以下、単に「RC主塔」という場合がある)の施工において、型枠の組み立ておよび解体作業は、斜張橋の工事全体の工程に大きく影響するため、作業性に優れた型枠構造が求められている。
このため、型枠の組み立ておよび解体作業の省力化を図るRC主塔の築造方法が多数開示されている。例えば、特許文献1には、作業性に優れたRC主塔の型枠として、プレキャストコンクリートパネルで型枠を形成し、この型枠内に鉄筋を配置した後、コンクリートを打設することで、型枠の解体作業を不要として作業の省力化を可能としたRC主塔の築造方法が記載されている。なお、これらの従来の型枠は、コンクリート打設の際に作用するコンクリート側圧に抵抗するために、セパレータが配置されている。
ところが、斜張橋の多くは、その力学的な特性とともに景観性が重視されるため、RC主塔の形状は、独特な形状に形成される場合が多く、一般形状からなるプレキャスト部材の使用が困難である場合もあった。
また、コンクリート側圧に抵抗するために多数のセパレータを配置するため、鉄筋等との位置関係等により、その作業に手間を要するという問題点も有していた。
また、斜張橋の主塔における斜材定着部の施工においては、斜材を主塔に固定するために予め主塔に配置される斜材定着体を精度よく設置し、保持することと、斜材の定着のための切欠の存在に起因する複雑な形状に対応した型枠を、精度よく組み立て、解体することが求められており、この部分の施工に手間を要していた。ここで、斜材定着部とは、橋桁を支持するために主塔から斜め方向に延設された複数本のケーブル(本明細書において「斜材」という)の主塔における定着部である(図1参照)。斜材定着部Eには、斜材の端部を挿通して定着するための、管材等からなる斜材定着体30が、各斜材の角度に応じて配置されており、また、斜材定着部Eにおける斜材定着体30の上側先端に対応する位置には、斜材の先端を固定するための切欠き部Kが形成されている。
そのため、斜材定着部の施工においては、一般的に、躯体の形状にあわせて形成されたせき板と、このせき板を支持するために支柱と横枠とを組み合わせて形成した支持枠とにより形成された型枠を利用して構築していた。なお、支持枠は、組み立てと解体とを随時繰り返すことにより転用していた(例えば特許文献2参照)。
また、斜材定着部においては、架台を所定の位置に配置して、斜材定着体をこの架台に固定した後、斜材定着体にターゲットを取り付けて、このターゲットを利用して測量することにより斜材定着体の位置決めを行っていた(例えば特許文献3参照)。
特開平6−057710号公報(段落[0015]−[0037]、図3−図22) 特開平8−128200号公報(段落[0013]−[0025]、図1−図7) 特開平7−207618号公報(段落[0006]−[0013]、図1−図4)
ところが、従来の支持枠を利用した型枠は、鋼材を随時組み合わせて形成した支持枠を、コンクリート硬化後に解体する必要があるため、その作業に手間を要していた。また、特に切欠き部の型枠など複雑な形状に対応した型枠の組み立ては、熟練した型枠工の技術が必要であった。
また、型枠に設置される斜材定着部の位置決めは、その調整に手間を要し、作業工程に大きな影響を及ぼしていた。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、簡易に型枠を組み立て、解体することを可能とするとともに、斜材定着体の位置決めを正確、かつ、容易に行うことが可能な、斜材定着部の施工方法および斜材定着部用の型枠構造を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の斜材定着部の施工方法は、外部構造体の躯体側表面にせき板を固定して斜材定着部用の型枠を形成する型枠形成工程と、一対の前記斜材定着部用の型枠を、躯体の既設部分の所定の位置に配置する型枠配置工程と、斜材定着体の一方の端部を前記一対の斜材定着部用の型枠の一方に固定し、前記斜材定着体の他方の端部に取り付けられた切欠型枠の一面を前記一対の斜材定着部用の型枠の他方に固定する斜材位置決め工程と、を含むことを特徴としている。
かかる斜材定着部の施工方法は、せき板の背面に、例えば形鋼材を組み合わせて形成された外部構造体を配置する構成のため、コンクリート打設時の側圧に対して十分な耐力を有した斜材定着部用の型枠が形成され、セパレータ等の部材を省略することが可能となり、施工の手間を大幅に削減することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の斜材定着部の施工方法であって、前記型枠配置工程において、前記外部構造体を、前記躯体の既設部分に予め固定された他の外部構造体の上端に固定することを特徴としている。
かかる斜材定着部の施工方法は、既設部分に固定された他の所定形状の外部構造体の上端に、所定形状の外部構造体を連結することで、外部構造体の配置が完了するため、その作業が容易で、熟練した型枠工等の特殊な技術を要することなく、型枠を形成することが可能である。つまり、従来型枠工と鳶工と重複して人員を配置していたところを、鳶工のみ(若しくは型枠工のみ)で、型枠の組み立て・解体作業を行うことが可能となる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の斜材定着部の施工方法であって、前記型枠配置工程の前に、前記斜材定着体が固定された架台を躯体の既設部分の所定の位置に配置する斜材定着体配置工程と、前記架台に配置された前記斜材定着体の他方の端部に切欠型枠を取り付ける切欠型枠取付工程とを含むことを特徴としている。
かかる斜材定着部の施工方法により、斜材定着体を、架台を基準として所定の位置に配設されるようにセットした後、躯体に架台ごと据え付けて、さらに外部構造体を基準としてチェックするため、2重のチェックを行うことで、正確な位置に斜材定着体および切欠型枠を配置することが可能となり、エラーの早期検出が可能となる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の斜材定着部の施工方法であって、前記斜材位置決め工程の後に、鉄筋の配筋を行う配筋工程を含むことを特徴としている。
かかる斜材定着部の施工方法は、斜材定着体と鉄筋の出来形にあわせて切欠型枠を形成するのではなく、切欠型枠を形成した後に配筋を行うため、躯体に形成される斜材定着部の切欠き部を正確な位置に正確な形状で形成することが可能となり、主塔のデザインや維持管理などの事由により切欠き部を残す場合でも、その景観性に悪影響を及ぼすことがない。また、鉄筋の配筋時にも、切欠型枠からの離れにより鉄筋の位置決めが容易となり、好適である。
また、本発明に好適に用いられる型枠の設置方法は、箱型に形成された外部構造体の躯体側表面にせき板を固定して型枠を形成する型枠形成工程と、一対の前記型枠を、躯体の既設部分に固定されている他の外部構造体の上端に固定する型枠配置工程とを含むことが望ましい
かかる型枠の設置方法は、先の施工ロットにおいて使用した外部構造体の上端に、型枠を固定するのみで完了するため、従来、施工ロット毎に新たに型枠を一から組み立てなおす作業を、容易にすることが可能となり、工期の大幅な短縮が可能となる。つまり、前記外部構造体は、例えば鋼材等を組み合せて箱型に形成されているため、十分な耐力を有している。そのため、躯体の既設部分に固定された外部構造体の上端に固定するのみで、コンクリート打設時の側圧に対して十分な耐力を有した型枠保持材としての機能を発揮する。
また、前記型枠の設置方法において、前記外部構造体および前記他の外部構造体が、上側の外部構造体ユニットと下側の外部構造体ユニットとにより上下方向に分割可能に形成されており、躯体の既設部分に固定された前記他の外部構造体は、上側の外部構造体ユニットのみが固定されたものであれば、下側の外部構造体ユニットを後の施工ロットにおける外部構造体に使用することが可能となり、材料費の低減が可能となり好適である。
また、本発明の斜材定着部用の型枠構造は、躯体の既設部分に固定される一対の外部構造体と、前記外部構造体の躯体側表面に固定されるせき板と、前記外部構造体に固定される切欠型枠と、一方の端部が前記一対の外部構造体の一方に固定され、他方の端部が前記一対の外部構造体の他方に固定された前記切欠型枠に固定される斜材定着体とから構成されることを特徴としている。
かかる斜材定着部用の型枠構造により、型枠支持部材として所定の形状に形成された外部構造体を使用するため、型枠の組み立て・解体作業が容易となり、施工時間の大幅な短縮が可能となる。また、作業に特殊な技術を必要としないため、従来型枠工と鳶工とを重複して必要としていた型枠の組み立て・解体に関わる作業を、鳶工のみ(若しくは型枠工のみ)で行うことが可能となるため、人件費の削減も可能である。
また、本発明の斜材定着部用の型枠構造は、前記外部構造体が、箱型の構造体である外部構造体ユニットが上下方向に複数個連結されてなることを特徴としている。
さらに、この外部構造体は、箱型の構造体である外部構造体ユニットが横方向に複数個連結されてなることを特徴としている。
かかる斜材定着部用の型枠構造により、型枠支持部材である外部構造体が、例えば鋼材等により箱型に形成された外部構造体ユニットにより形成されているため、優れた耐力を有しており、確実に型枠を支持する。
また、外部構造体が、上下方向に連結された外部構造体ユニットにより形成されているため、躯体のコンクリートの養生後、下側の外部構造体ユニットのみを取り外し、上側の外部構造体ユニットの上部に接続することが可能となり、これにより、外部構造体を連続的に使用することが可能となる。
また、定型部材からなる外部構造体ユニットを利用して外部構造体を形成するため、斜材定着体および切欠型枠の位置決めの基準として外部構造体を利用することが可能となり、斜材定着体および斜材定着切欠型枠の位置決めのための詳細な測量を必要としないため、作業性に優れている。
また、本発明の斜材定着部用の型枠構造において、外部構造体ユニットの横方向の連結部のうち、少なくとも1箇所において間隙部材が介在されていれば、型枠の解体時に、間隙部材により外部構造体ユニット同士の連結部の幅を調整して、側圧による力を解放することで、容易に脱型が出来るため、好適である。ここで、本明細書における間隙部材とは、型枠の解体時の脱枠性の向上を図る機能を有する部材であって、外部構造体ユニット同士の隙間の幅を調整するための部材である。つまり、躯体コンクリートの打設時は外部構造体ユニット同士の連結部の間隔を広げておき、型枠の解体時にはこの間隔を狭めることでコンクリート側圧により力を解放する機能を有するものである。
また、本発明の斜材定着部用の型枠構造において、前記外部構造体が、躯体に配設されたアンカーや躯体の既設部分の表面から突設されたブラケットを介して固定されて、コンクリート打設により作用する側圧に対して、外部構造体の片持ち梁としての曲げ抵抗で抵抗する構成とすれば、コンクリートの側圧に抵抗するために設けられるセパレータを配置することなく、作業の手間が軽減されて、型枠組立工の要する作業時間を大幅に削減することができ、好適である。
本発明の斜材定着部の施工方法および斜材定着部用の型枠構造により、簡易に型枠を組み立て、解体することが可能となるとともに、斜材定着体の位置決めを正確、かつ、容易に行うことが可能となるため、施工期間の大幅な短縮と、工事費のうち、主として労務費の大幅な削減が可能となる。
本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。
本実施形態では、斜張橋の主塔における斜材定着部について、その施工方法と型枠の設置方法、および型枠構造について説明する。
なお、図1は、斜材定着部を有した斜張橋の主塔の一部を示す斜視図であって、図2は、本発明の斜材定着部用の型枠構造を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。また、図3の(a)は外部構造体を示す斜視図、(b)は外部構造体ユニットを示す斜視図であり、図4の(a)は、図2のA−A矢視図、(b)はB−B矢視図である。
本実施形態に係る斜材定着部用の型枠構造(以下、単に「型枠構造」という場合がある)1は、図1に示すように、斜張橋の主塔(以下、単に「躯体」という場合がある)Tの構築に伴い、躯体Tの溝部Sに形成される斜材定着部Eの構築に用いるものである。なお、斜材定着部Eには、図示しない斜材を定着するための斜材定着体30が斜材の角度および間隔にあわせて埋設されており、斜材の先端に対応する位置には、切欠き部Kが形成されている。
図2(a)に示すように、本実施形態では、躯体Tの所定の位置に凹溝状の斜材定着部E(溝部S)が形成されるように、一対の外部構造体10,10が、互いに向き合う方向で配置される。
この型枠構造1は、図2(a)および(b)に示すように、躯体Tを挟んで対向する一対の外部構造体10,10と、各外部構造体10の躯体T側の表面に固定されるせき板20と、外部構造体10に固定される切欠型枠21と、斜材定着体30とから構成されている。なお、斜材定着体30は、一方の端部が切欠型枠21に固定され、他方の端部が切欠型枠21が固定された外部構造体10とは反対側の外部構造体10に固定されている。ここで、施工ロットのコンクリート打設高さ(外部構造体10)よりも上方に斜材定着体30および切欠型枠21が突出する場合は、切欠型枠21の固定用の外部構造体ユニット11’を外部構造体10の上端に設置する。
本実施形態に係る外部構造体10は、図2(b)に示すように、躯体Tの既設部分の上部側面にアンカー40を介して固定されている既存(前の施工ロット)の外部構造体10の上端に固定されている。また、外部構造体10は、図3(a)に示すように、高さの異なる2種類の外部構造体ユニット11(以下、上側の外部構造体ユニット11と、下側の外部構造体ユニット11とを区別する場合は、それぞれ符号「11a」「11b」を付す)を、それぞれ横方向に4個連結したものを、上下に連結して構成されている。なお、本実施形態では、下側の外部構造体ユニット11bの高さを、上側の外部構造体ユニット11aの2倍の高さとして、外部構造体ユニット11を2段連結する構成としたが、高さの高い下側の外部構造体ユニット11bを用いることなく、上側の外部構造体ユニット11aと同一形状のものを3段重ねて連結することにより外部構造体10を構成してもよく、各外部構造体ユニット11の形状や連結数は、限定されるものではない。
ここで、本実施形態では、外部構造体ユニット11を横方向に4個連結して外部構造体10を構成するものとしたが、横方向に連結する外部構造体ユニット11の数は、躯体Tの斜材定着部の形状に応じて適宜設定すればよく、4個に限定されるものではない。また、本実施形態では、外部構造体ユニット11を上下方向に2段連結して外部構造体10を構成するものとしたが、外部構造体ユニット11の段数は限定されるものではなく、躯体Tの施工ロットの高さ、外部構造体ユニット11の形状、斜材定着体30との位置関係等に応じて、適宜設定すればよい。
各外部構造体ユニット11は、ボルトとナットにより定着することで固定されている。また、外部構造体10を構成するための横方向の連結部J1,J2,J3のうち、中央の連結部J2を除く2箇所の連結部J1,J3については、横方向に隣り合う外部構造体ユニット11同士の間の所定箇所(本実施形態では、外部構造体ユニット11の横部材13に対応する位置)には、板状の鋼板等からなるライナー(間隙部材)12が介在されており、中央の連結部J2では、外部構造体ユニット11同士を直接連結している。なお、ライナー12の材質、形状および数量は前記のものに限定されるものではなく、躯体Tのコンクリート打設後、型枠構造1の解体時に、取り外し易い材質、形状および数量であればよい。また、ライナー12に限らず、その他の型枠解体の作業性に配慮した機能を付与することも可能である。
外部構造体ユニット11は、図3(b)に示すように、断面略L字形のいわゆるL形鋼を、縦方向、横方向、斜め方向に組み合わせて、箱形(直方体状)に形成されている。ここで、本実施形態では、外部構造体ユニット11を、L形鋼を組み合わせて形成するものとしたが、外部構造体ユニット11を構成する材料は限定されるものではなく、コンクリート打設時のコンクリート側圧等に対して十分な耐力を有する外部構造体10を構築可能な強度を有する材料であればよい。
外部構造体ユニット11の上端または下端の横部材13には、上部または下部に他の外部構造体ユニット11を連結するためのボルト孔h1が形成されている。また、外部構造体ユニット11の縦部材14には、隣接する外部構造体ユニット11と連結するためのボルト孔h2が所定の間隔で形成されている。さらに、各横部材13には、同じく隣接する外部構造体ユニット11と連結するためのボルト孔h3が所定の間隔で形成されている。なお、これらのボルト孔h1,h2,h3の数、間隔等は限定されるものではなく、外部構造体10の組み立て・解体時の施工性や、必要な耐力等に応じて適宜設定するものとする。
外部構造体10の躯体T側の表面(両端面および外部構造体10同士が対向する側の面)には、せき板20が取り付けられており、躯体Tに形成される、斜材定着部Eの溝部Sを形成する(図1および図2(a)参照)。
図4(a)および(b)に示すように、外部構造体10同士の対向する側の面のせき板20には、切欠型枠21と斜材定着体30の配置が可能となるように、矩形状の開口がそれぞれ4箇所ずつ形成されており、切欠型枠21と定着体型枠22が配設される。ここで、切欠型枠21と定着体型枠22の配置は、斜材定着体30の配置に応じて行うものとし、本実施形態では、一方の外部構造体10については、切欠型枠21を外側、定着体型枠22を内側に配置(図4(a)参照)し、他方の外部構造体10については、切欠型枠21を内側に、定着体型枠22を外側に配置(図4(b)参照)するものとする。
切欠型枠21は、斜材定着体30に対して直角の平面が出来るように、側面視で三角形状を呈する三角柱状(図2(a)および(b)参照)に形成されている。本実施形態では、この切欠型枠21を、略三角柱状に形成されたL形鋼の骨組みの周囲に板材を取り付けることにより形成している。そして、切欠型枠21の外部構造体10への固定は、ボルト接合により行う。また、定着体型枠22は、板材からなり、その略中央に、斜材定着体30を嵌合可能な楕円状の孔が形成されている。なお、切欠型枠21および定着体型枠22の構成方法や、材料は限定されるものではなく、例えば板材として木製部材、いわゆるコンパネを使用してもよい。また、定着体型枠22は、箱状に形成されていてもよく、その形状は限定されるものではない。また、外部構造体10と切欠型枠22との接合方法はボルト接合に限定されるものではなく、適宜公知の手段から選定して行えばよいことはいうまでもない。
次に、図5乃至図6を参照して、本実施形態の斜材定着部の施工方法について説明する。
ここで、図5は、本実施形態の斜材定着部の施工方法の作業状況を示す側面図であって、(a)は斜材定着体配置状況、(b)は切欠型枠取付状況を示している。また、図6は、本実施形態の斜材定着部の施工方法の作業状況を示す側面図であって、(a)は配筋および型枠配置状況、(b)は躯体コンクリート打設状況を示している。
本実施形態に係る斜材定着部の施工方法は、次に示す作業工程により行う。
(1)斜材定着体が固定された架台を躯体の既設部分に配置する斜材定着体配置工程(図5(a)参照)。
(2)前記斜材定着体の他方の端部に切欠型枠を取り付ける切欠型枠取付工程(図5(b)参照)。
(3)箱型に形成された外部構造体ユニットを、複数個横方向に連結し、複数段上下方向に連結してなる外部構造体の、躯体側表面にせき板を固定して斜材定着部用の型枠を形成する型枠形成工程(図3および図4参照)。
(4)鉄筋の配筋を行う配筋工程(図6(a)参照)。
(5)一対の前記斜材定着部用の型枠を、躯体の既設部分に固定する型枠配置工程(図6(a)参照)。
(6)斜材定着部用型枠に、斜材定着体の一方の端部と、前記斜材定着体の他方の端部に取り付けられた切欠型枠の一面を固定する斜材位置決め工程(図6(a)参照)。
(7)躯体コンクリート打設工程(図6(b)参照)。
(8)脱枠工程
(1)斜材定着体配置工程
斜材定着体配置工程では、図5(a)に示すように、まず、地上において、架台31に斜材定着体30を固定する。なお、架台31は、主塔(躯体T)に固定される斜材(図示せず)の角度および間隔にあわせて斜材定着体30を配置するためのものである。つまり、L形鋼などからなる鋼材を組み合わせて所定の形状に構成される架台31の各端点等を基準として、斜材定着体30を該架台31に固定することにより、所定の角度および間隔による斜材定着体30を配置する。ここで、架台31を構成する材料はL形鋼に限定されるものではなく、斜材定着体30の固定および斜材定着体30を固定した状態で搬送が可能な耐力を有するものであればよい。
架台31への斜材定着体30の固定が完了したら、図示しないクレーン等により、架台31を吊り上げ、例えば、前の施工ロットの施工に伴い躯体Tの既設部分に残置(埋設)された既設の架台31の上端にボルト接合するなどして、躯体Tの既設部分に固定する(図5(b)参照)。ここで、架台31は、斜材定着体30とともに躯体T内に埋設されるものであって、躯体Tの施工ロットにより打設されるコンクリートの上端から、所定の高さが突出する高さに形成されている。そして、次の施工ロットにおける架台31の設置は、躯体Tの既設部分から突出した架台31の上端に固定することにより行われる。
(2)切欠型枠取付工程
次に、図5(b)に示すように、斜材定着体30の上側の先端に、切欠型枠21を取り付ける。なお、切欠型枠21の取り付けは、架台31の躯体Tの既設部分への固定の前に、架台31への斜材定着体30の固定が完了した時点で地上にて行ってもよい。
(3)型枠形成工程
図3(a)に示すように、地上において、それぞれ外部構造体ユニット11を横方向に4個、上下方向に2個連結することにより一対の外部構造体10を構成し、各外部構造体10の躯体T側の表面にせき板20(図4参照)を固定することにより型枠を形成する。せき板20には、斜材定着体30と切欠型枠21に対応する位置に、矩形状の開口部を予め形成しておく。なお、型枠の形成は、必ずしも地上で行う必要はなく、例えば直接斜材定着部Eにおいて形成してもよい。
(4)配筋工程
続いて、図6(a)に示すように、切欠型枠21および斜材定着体30との離間距離等を利用して鉄筋Rを配置して、躯体Tの配筋を行う。
(5)型枠配置工程
次に、せき板20が固定された一対の外部構造体10を、クレーン等を利用して、図6(a)に示すように、躯体Tの既設部分の側面に固定された既設の外部構造体10’の上端にそれぞれ固定する。このとき、既設の外部構造体(すなわち、前の施工ロットで躯体Tに固定された外部構造体)10’は、躯体Tの既設部分に埋設されたアンカー40により固定されている。
(6)斜材位置決め工程
外部構造体10の固定が完了したら、外部構造体10を基準として、切欠型枠21と斜材定着体30の位置決めを行い、外部構造体10に、切欠型枠21および斜材定着体30を固定して、型枠構造1が完成する(図6(a)参照)。この時、斜材定着体30と外部構造体10との接合部には、定着体型枠22が配置されて、矩形状の開口部が塞がれる(図4(a)および(b)参照)。また、最上段の斜材定着体30の先端に取り付けられた切欠型枠21は、外部構造体10の上端に設置された切欠型枠21の固定用の外部構造体ユニット11’に固定されている。
(7)躯体コンクリート打設工程
躯体Tの配筋作業および型枠配置作業が完了したら、コンクリートを打設する。このとき、躯体Tの所定の位置には、アンカー40を埋設しておき、コンクリート硬化後にアンカー40を利用して外部構造体10を躯体Tへ固定する。
(8)脱枠工程
そして、コンクリートの養生が終わったら、外部構造体10は残置したまま、既設の外部構造体10’を取り外し、上方の躯体T構築時の型枠構造1に利用する(図6(b)参照)。ここで、コンクリートの養生後、既設の外部構造体10’を取り外すとともに、外部構造体10の下側の外部構造体ユニット11bを取り外すことにより、より広い作業スペースを確保する構成としてもよい。
以上、本発明の斜材定着部用の型枠構造1は、鋼材等をその都度組み合わせて形成する型枠固め材を組み払いするかわりに、所定形状に形成された外部構造体10を設置するため、型枠組立作業を圧倒的に短時間で行うことが可能なる。特に、外部構造体10は、片持ち梁として、躯体Tのコンクリート打設時のコンクリート側圧に対して、十分な耐力を有しているため、コンクリート側圧に抵抗するためのセパレータを配置する必要がなく、施工性に優れている。
また、外部構造体10は、所定の形状に形成された外部構造体ユニット11の集合体であるため、外部構造体10との位置関係により、各種部材または設備の位置決めを行うことが可能となる。
また、斜材定着体、切欠型枠、配筋等の複雑な配置関係により、熟練した技術を要する斜材定着部用の型枠構造1が、定型部材からなる外部構造体10を利用することで、設計通りの配置関係を形成することが可能となり、技術力に関わらず、容易に型枠構造1を構成することが可能となる。
また、斜材定着体30の位置決めについて、地上で架台31を基準とした斜材定着体30を架台31に固定する時の位置決めと、外部構造体10を基準とした躯体Tへの設置後の位置決めとの2段階で行うため、確実に設計通りに斜材定着体30を配置することが可能となる。
また、外部構造体10を基準とした斜材定着体30の位置決めは、斜材定着体30の上側の端部に取り付けられた切欠型枠21と外部構造体10との接合部、および斜材定着体30の下側端部と外部構造体10との接合部の2箇所にて行うため、測量機器を使用した詳細な測量と同等な優れた精度により位置決めを、簡易に行うことが可能となる。
また、外部構造体ユニット11の横方向の接合部に、ライナー12を介在させているため、型枠構造1の解体時に、ライナー12を取り外せば、両側面からのコンクリート側圧から開放されて、解体作業を容易に行うことが可能となる。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の各実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、外部構造体10をアンカー40により躯体Tに固定する構成としたが、図7(a)に示すように、アンカー40を介して固定されたブラケット41に外部構造体10を固定する構成としてもよく、外部構造体10の躯体Tへの固定方法は、限定されるものではない。
また、前記実施形態では、外部構造体を残置した状態で、次の施工ロットの型枠構造1を構築する構成としたが、外部構造体を施工ロット毎に取り外してもよいことはいうまでもない。
また、前記実施形態で採用した型枠の設置方法により構築される構造物は、斜張橋の主塔に限定されるものではなく、例えば橋脚など、施工ロットが上下方向で複数に分割される構造物であればよい。
また、前記実施形態では、既設躯体に斜材定着体および切欠型枠を配置してから、せき板が固定された外部構造体を配置する構成としたが、外部構造体が配置された後に、斜材定着体や切欠型枠を配置する構成としてもよく、その順序は限定されるものではない。
また、前記実施形態では、斜材定着体を地上にて架台に固定した後、躯体の既設部分に配置するものとしたが、躯体の既設部分に固定された架台に斜材定着体を配置する構成としてもよい。また、斜材定着体と切欠型枠とを正確に外部構造体に固定することが可能であれば、架台を省略してもよい。
さらに、斜材定着体を躯体の既設部分の所定の位置に配置してから切欠型枠を配置する構成としたが、切欠型枠を斜材定着体に取り付けてから、躯体に架台を配置してもよく、施工順序は前記実施形態に限定されるものではない。
前記実施形態では、外部構造体を配置する前に配筋を行うことで、配筋作業のためのスペースを確保した状態で正確に配筋を行うものとしたが、切欠型枠21を斜材定着体30に設置した後(図5(b)参照)、図7(b)に示すように、外部構造体10を設置して、切欠型枠21と斜材定着体30の位置決めを行ってから、配筋を行ってもよい。この方法により、切欠型枠21と斜材定着体30とを設計通りの位置および形状に形成するとともに、配筋作業も、外部構造体10と切欠型枠21と斜材定着体30との離間距離を利用して行うことで、正確に行うが可能となる。
また、前記実施形態では、切欠型枠の設置後に配筋を行うこととしたが、斜材定着体の設置後、配筋をおこなってから、この斜材定着体と配筋の出来形にあわせて切欠型枠を配置することで、複雑な配筋作業の作業スペースをなるべく広く確保する方法としてもよい。
また、外部構造体同士の離間距離を維持するために、セパレータの配置してもよいことはいうまでもない。同様に、外部構造体の上端付近に鋼材を配置することにより、離間距離を維持してもよい。
また、前記実施形態では、外部構造体ユニットの2箇所の接合部においてライナーを介在させる構成としたが、ライナーを介在させる箇所数は限定されるものではなく、躯体のコンクリート側圧が作用した状態で、取り外し易く、解体作業の施工性を向上することが可能であればよい。また、コンクリート側圧などが作用しない場合には、ライナーを介在する必要がないことはいうまでもない。また、間隙部材は、外部構造体ユニット同士の連結部における隙間の幅を調整することが可能な機能を有している部材であれば、例えばジャッキや幅調節ネジを有する部材等、ライナーに限定されるものではないことはいうまでもない。
斜材定着部を有した斜張橋の主塔の一部を示す斜視図である。 本発明の斜材定着部用の型枠構造を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 (a)は外部構造体を示す斜視図、(b)は外部構造体ユニットを示す斜視図である。 (a)は、図2のA−A矢視図、(b)はB−B矢視図である。 本発明の斜材定着部の施工方法の作業状況を示す側面図であって、(a)は斜材定着体配置状況、(b)は切欠型枠取付状況を示している。 本発明の斜材定着部の施工方法の作業状況を示す側面図であって、(a)は配筋および型枠配置状況、(b)は躯体コンクリート打設状況を示している。 本発明の斜材定着部用の型枠構造の変形例を示す側面図であって、(a)は外部構造体の固定方法の変形例であって、(b)は施工方法の変形例を示している。
符号の説明
1 型枠構造(斜材定着部用の型枠構造)
10 外部構造体
11 外部構造体ユニット
12 ライナー(間隙部材)
20 せき板
21 切欠型枠
30 斜材定着体
31 架台
E 斜材定着部
R 鉄筋
T 躯体

Claims (10)

  1. 外部構造体の躯体側表面にせき板を固定して斜材定着部用の型枠を形成する型枠形成工程と、
    一対の前記斜材定着部用の型枠を、躯体の既設部分の所定の位置に配置する型枠配置工程と、
    斜材定着体の一方の端部を前記一対の斜材定着部用の型枠の一方に固定し、前記斜材定着体の他方の端部に取り付けられた切欠型枠の一面を前記一対の斜材定着部用の型枠の他方に固定する斜材位置決め工程と、を含むことを特徴とする、斜材定着部の施工方法。
  2. 前記型枠配置工程において、前記外部構造体を、前記躯体の既設部分に予め固定された他の外部構造体の上端に固定することを特徴とする、請求項1に記載の斜材定着部の施工方法。
  3. 前記型枠配置工程の前に、前記斜材定着体が固定された架台を躯体の既設部分の所定の位置に配置する斜材定着体配置工程と、
    前記架台に配置された前記斜材定着体の他方の端部に切欠型枠を取り付ける切欠型枠取付工程と、を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の斜材定着部の施工方法。
  4. 前記斜材位置決め工程の後に、鉄筋の配筋を行う配筋工程を含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の斜材定着部の施工方法。
  5. 躯体の既設部分に固定される一対の外部構造体と、
    前記外部構造体の躯体側表面に固定されるせき板と、
    前記外部構造体に固定される切欠型枠と、
    一方の端部が前記一対の外部構造体の一方に固定され、他方の端部が前記一対の外部構造体の他方に固定された前記切欠型枠に固定される斜材定着体と、から構成されることを特徴とする、斜材定着部の型枠構造。
  6. 前記外部構造体は、箱型の構造体である外部構造体ユニットを上下方向に複数個連結してなることを特徴とする、請求項に記載の斜材定着部の型枠構造。
  7. 前記外部構造体は、箱型の構造体である外部構造体ユニットを横方向に複数個連結してなることを特徴とする、請求項または請求項に記載の斜材定着部の型枠構造。
  8. 前記外部構造体ユニットの横方向の連結部のうち、少なくとも1箇所において間隙部材が介在されていることを特徴とする、請求項に記載の斜材定着部の型枠構造。
  9. 前記外部構造体が、躯体に配設されたアンカーを介して固定されることを特徴とする、請求項乃至請求項のいずれか一項に記載の斜材定着部の型枠構造。
  10. 前記外部構造体が、躯体の既設部分の表面から突設されたブラケットを介して固定されることを特徴とする、請求項乃至請求項のいずれか一項に記載の斜材定着部の型枠構造。
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