JP4456302B2 - パンツ型の使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用後に丸めて廃棄するためのテープファスナーが取り付けられたパンツ型の使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平6−77722号公報は、肌当接側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成され、互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、胴周り開口とその下方に一対の脚周り開口とを有し、後胴周り域における裏面シートの外面に汚れたおむつを丸めておくことが可能な縦方向へ延びるテープファスナーが取り付けられたパンツ型の使い捨ておむつを開示している。テープファスナーは、縦方向へ長い矩形を呈し、縦方向の長さ寸法を小さくするため、断面Z字型に折り畳まれている。テープファスナーでは、互いに重なり合う部分に粘着剤が塗布され、粘着剤を介してその折り畳まれた状態が保持されている。
【0003】
このおむつは、その廃棄時に、前胴周り域を内側にして股下域から胴周り開口の端部へ向かって縦方向へ丸められる。このおむつでは、それが丸められた後に、折り畳まれたテープファスナーを折り返して縦方向へ直状に引き延ばし、粘着剤を介してテープファスナーを裏面シートの外面に止着する。おむつでは、テープファスナーによってその丸められた状態が保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報に開示のおむつは、それを丸めて廃棄するときに、断面Z字型に折り畳まれたテープファスナーを折り返して縦方向へ直状に引き延ばさなければならず、その分手間を要する。また、このおむつでは、テープファスナーの互いに重なり合う部分における剥離強度が高いと、テープファスナーを円滑に折り返すことができない場合がある。
【0005】
本発明の課題は、テープファスナーを折り返すことなく縦方向へ延ばすことができるパンツ型の使い捨ておむつを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の前提は、互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、胴周り開口とその下方に一対の脚周り開口とを有するおむつの外面に、該おむつを丸めておくことが可能な可撓性のテープファスナーが取り付けられたパンツ型の使い捨ておむつである。
【0007】
前記前提における本発明の特徴は、前記テープファスナーが、前記おむつの外面を縦方向へ延びるガイドテープと、前記ガイドテープの外面を前記縦方向へ延びていて該縦方向へ進退可能なスライドテープとから形成され、前記ガイドテープが、前記おむつの外面に固着された上端部および下端部と、前記上下端部の間に位置して前記おむつに非固着の中間部とを有し、前記スライドテープが、前記ガイドテープに対向する内面に止着手段を備えた自由端部と、前記自由端部の下方に位置して前記ガイドテープの中間部に前記縦方向へ摺動可能に取り付けられた繋止端部とを有することにある。
【0008】
本発明の実施の態様の一例としては、前記スライドテープが前記繋止端部の両側縁から前記おむつの胴周り方向へ延びる側部を有し、それら側部どうしが前記ガイドテープの内面の側に折曲された状態で互いに固着されている。
【0009】
本発明の実施の態様の他の一例としては、前記スライドテープの自由端部が前記止着手段を介して前記ガイドテープの外面に剥離可能に仮着されている。
【0010】
本発明の実施の態様の他の一例としては、前記ガイドテープの中間部の前記縦方向の長さ寸法が30〜100mmの範囲、前記スライドテープの前記縦方向の長さ寸法が30〜100mmの範囲にあり、前記スライドテープでは、前記繋止端部が前記ガイドテープの上端部の側へ移動したときに、前記自由端部が前記胴周り開口の端部の外側に位置することが可能である。
【0011】
本発明の実施の態様の他の一例としては、前記おむつが、肌当接側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成され、前記テープファスナーが、前記裏面シートの外面に取り付けられている。
【0012】
本発明の実施の態様の他の一例としては、前記止着手段が前記スライドテープに塗布された粘着剤と前記スライドテープに取り付けられたフック部材とのいずれか一方である。
【0013】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明に係るパンツ型の使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0014】
図1,2は、後胴周り域の側から示すおむつ1の部分破断斜視図と、テープファスナー16の斜視図とであり、図3,4は、ガイドテープ17とスライドテープ18とを分離して示すそれらテープ17,18の斜視図と、図1のI−I線端面図とである。図1では、胴周り方向を矢印X、縦方向を矢印Yで示し、脚周り方向を矢印Zで示す。図2では、スライドテープ18を縦方向上方へ引き延ばした状態を仮想線で示す。なお、表裏面シート2,3やガイドテープ17、スライドテープ18の内面とは、コア4に対向する面をいい、それらの外面とは、コア4に非対向の面をいう。
【0015】
おむつ1は、肌当接側に位置する透液性表面シート2と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート3と、それらシート2,3の間に介在する吸液性コア4とから構成されている。おむつ1は、互いに対向する前胴周り域5および後胴周り域6と、それら胴周り域5,7の間に位置する股下域6とを有する。
【0016】
おむつ1は、コア4の両端縁4aの外側に位置して前後胴周り域5,7を胴周り方向へ延びる胴周り端部8と、コア4の両側縁4bの外側に位置して前後胴周り域5,7を縦方向へ延びる胴周り側部9と、コア4の両側縁4bの外側に位置して股下域6を脚周り方向へ延びる脚周り側部10とを有する。
【0017】
おむつ1では、胴周り側部9が合掌状に重なり合い、胴周り側部9が縦方向へ並ぶ多数の熱融着部11を介して固着されている。おむつ1には、胴周り開口12とその下方に一対の脚周り開口13とが形成されている。おむつ1の胴周り端部8と胴周り側部9と脚周り側部10とでは、表面シート2と裏面シート3とが重なり合い、それらシート2,3の内面どうしが固着されている。
【0018】
胴周り端部8には、胴周り方向へ延びる複数条の胴周り用弾性部材14が伸長状態で取り付けられている。胴周り端部8には、胴周り方向内方へ収縮した胴周り用弾性部材14によって多数のギャザーが形成されている。脚周り側部10には、脚周り方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材15が伸長状態で取り付けられている。脚周り側部10には、脚周り方向内方へ収縮した脚周り用弾性部材15によって多数のギャザーが形成されている。胴周り用弾性部材14と脚周り用弾性部材15とは、表面シート2と裏面シート3との間に介在し、それらシート2,3の少なくとも一方の内面に固着されている。
【0019】
コア4は、股下域6から前後胴周り域5,7へ向かって延びている。コア4は、表面シート2と裏面シート3との少なくとも一方の内面に接合されている。裏面シート3の外面には、おむつ1を丸めておくことが可能な可撓性のテープファスナー16が取り付けられている。
【0020】
テープファスナー16は、おむつ1の胴周り方向中央部に位置し、股下域6と後胴周り域7との間を縦方向へ延びている。テープファスナー16は、裏面シート3の外面を縦方向へ延びるガイドテープ17と、ガイドテープ17の外面を縦方向へ延びていて縦方向へ進退可能なスライドテープ18とから形成されている。
【0021】
ガイドテープ17とスライドテープ18とは、可撓性かつ非伸縮性のもので、縦方向へ長い矩形を呈する。ガイドテープ17とスライドテープ18とは、ポリオレフィン系やポリエステル系、ポリアミド系の熱可塑性合成樹脂から形成されたプラスチックフィルムを使用している。ガイドテープ17とスライドテープ18とには、プラスチックフィルムの他に、繊維不織布を使用することもできる。
【0022】
ガイドテープ17は、後胴周り域7に位置する上端部17aと、股下域6に位置する下端部17cと、上下端部17a,17cの間に位置する中間部17bとを有する。上下端部17a,17cは、ホットメルト型接着剤19を介して裏面シート3の外面に固着されている。中間部17bは、裏面シート3の外面に固着されていない。
【0023】
スライドテープ18は、ガイドテープ17の上端部17aと中間部17bとの間に延びる自由端部18aと、自由端部18aの下方に位置してガイドテープ17の中間部17bに摺動可能に取り付けられた繋止端部18bと、繋止端部18bの両側縁18cから胴周り方向へ延びる側部18dとを有する。
【0024】
スライドテープ18の自由端部18aには、粘着剤20が塗布された粘着部位18eと、粘着剤20が塗布されていない摘持部位18fとが形成されている。スライドテープ18の自由端部18aは、粘着部位18eを介してガイドテープ17の中間部17bの外面に剥離可能に仮着されている。
【0025】
ガイドテープ17の中間部17bでは、スライドテープ18の側部18dがガイドテープ17の内面の側へ向かって折曲され、側部18dどうしがホットメルト型接着剤21を介して固着されている。テープファスナー16では、スライドテープ18の繋止端部18bと側部18dとがガイドテープ17の中間部17bの内面と外面とを囲繞する環を形成している。
【0026】
図5は、廃棄するために丸められたおむつ1の斜視図である。おむつ1を廃棄するときの手順を説明すると、以下のとおりである。おむつ1は、前胴周り域5を内側にした状態で股下域6から胴周り端部8へ向かって縦方向へ丸められる。胴周り端部8は、丸められたおむつ1の外周に位置する。
【0027】
おむつ1を丸めた後は、スライドテープ18の摘持部位18fを指で摘み、スライドテープ18をガイドテープ17から剥がした後、スライドテープ18を胴周り端部8へ向かって引っ張る。おむつ1では、スライドテープ18がガイドテープ17の中間部17bを図2に矢印Sで示す縦方向上方へ向かって移動する。スライドテープ18の繋止端部18bは、図2に仮想線で示すように、ガイドテープ17の中間部17bにおいてガイドテープ17の下端部17cの側から上端部17aの側へ移動する。スライドテープ18の自由端部18aは、胴周り端部8を縦方向へ越えて胴周り端部8の外側に位置する。おむつ1では、スライドテープ18の自由端部18aを裏面シート3の外面に押し付け、粘着部位18eに塗布された粘着剤20を介してスライドテープ18の自由端部18aを裏面シート3の外面に止着する。
【0028】
おむつ1では、スライドテープ18がガイドテープ17の中間部17bを縦方向へ進退可能であり、スライドテープ18をガイドテープ17の中間部17bにおいて縦方向上方へ移動させるだけで、スライドテープ18を縦方向へ簡単に延ばすことができる。おむつ1では、従来技術のそれと比較し、スライドテープが折り畳まれていないので、おむつ1の廃棄時にスライドテープ18を折り返して縦方向へ直状に引き延ばす手間が要らず、スライドテープ18の自由端部18aを裏面シート3の外面に止着することが容易である。
【0029】
おむつ1では、スライドテープ18によっておむつ1の丸められた状態が保持される。おむつ1では、スライドテープ18が胴周り開口12を跨いだ状態で裏面シート3に止着されているので、スライドテープ18によって胴周り開口12の口を閉じることができる。廃棄するために丸められたおむつ1では、胴周り開口12が口を開けることはなく、***物や臭気が胴周り開口12から漏れてしまうことがない。また、おむつ1では、脚周り側部10がおむつ1とともに丸められているので、脚周り開口13が口を開けることはなく、***物や臭気が脚周り開口13から漏れてしまうこともない。
【0030】
テープファスナー16では、スライドテープ18の自由端部18aが粘着剤20を介してガイドテープ17の外面に仮着されているので、おむつ1の着用時に、スライドテープ18の自由端部18aが不用意に遊動することはない。
【0031】
テープファスナー16では、ガイドテープ17の中間部17bの縦方向の長さ寸法L1が30〜100mmの範囲にあることが好ましく、スライドテープ18の縦方向の長さ寸法L2が30〜100mmの範囲にあることが好ましい(図3参照)。長さ寸法L1と長さ寸法L2とが30mm未満では、テープファスナー16を取り付ける位置にもよるが、スライドテープ18をガイドテープ17の中間部17bにおいて下端部17cの側から上端部17aの側へ移動させたとしても、スライドテープ18の自由端部18aが胴周り端部8の外側に位置しない場合があり、スライドテープ18によって胴周り開口12の口を閉じることができない。ガイドテープ17とスライドテープ18の自由端部18aおよび繋止端部18bとにおける胴周り方向の寸法L3は、5〜10mmの範囲にあることが好ましい。
【0032】
図6,7は、他の実施の形態を示すテープファスナー16の斜視図と、廃棄するために丸められたおむつ1の斜視図とである。図6では、スライドテープ18を縦方向上方へ延ばした状態を仮想線で示す。図6のテープファスナー16が図1のそれと異なる点は、以下のとおりである。テープファスナー16では、それを形成するスライドテープ18が縦方向と胴周り方向とのうちの少なくとも縦方向へ弾性伸縮性を有する。
【0033】
おむつ1を廃棄する手順は、図1のそれと同様であるので、その説明は省略する。おむつ1では、その廃棄時に、スライドテープ18の繋止端部18bをガイドテープ17の中間部17bにおいて下端部17cの側から上端部17aの側へ移動させた後、スライドテープ18の自由端部18aを縦方向へ伸長させながら裏面シート3の外面に止着する。おむつ1では、スライドテープ18の伸長応力を利用して丸められたおむつ1の外周を締め付けることができ、胴周り開口12の口を確実に閉じることができる。
【0034】
スライドテープ18には、弾性伸縮性を有する繊維不織布、弾性伸縮性を有するプラスチックフィルムのいずれかを使用することができる。
【0035】
伸縮性の繊維不織布としては、メルトブローンやスパンボンドの各製法により製造されたものを使用することができる。伸縮性の不織布の構成繊維には、熱可塑性エラストマー樹脂を溶融、紡糸した伸縮性繊維を使用することができる。また、熱可塑性エラストマー樹脂繊維からなる疎水性繊維不織布の少なくとも片面に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、のいずれかの熱可塑性合成樹脂を溶融、紡糸した捲縮繊維からなる疎水性繊維不織布を貼り合わせた複合不織布を使用することもできる。
【0036】
表面シート2には、親水性の繊維不織布、または、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルムを使用することができる。裏面シート3には、疎水性繊維不織布、通気不透液性のプラスチックフィルム、疎水性繊維不織布を重ね合わせた複合不織布、疎水性繊維不織布と通気不透液性のプラスチックフィルムとを重ね合わせた複合シートのいずれかを使用することができる。
【0037】
裏面シート3には、高い耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布を、高い強度を有しかつ柔軟性に富んだスパンボンド法による繊維不織布で挟んだ複合不織布を使用することもできる。
【0038】
表裏面シート2,3を形成する不織布としては、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンド、エアースルー、の各製法により製造されたものを使用することができる。不織布の構成繊維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレンまたはポリエステルからなる芯鞘型複合繊維または並列型複合繊維を使用することができる。
【0039】
コア4は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物、または、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所要の厚みに圧縮されている。コア4は、それの型崩れやポリマー粒子の脱落を防止するため、全体がティッシュペーパーに被覆、接合されていることが好ましい。ポリマー粒子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のものを使用することができる。
【0040】
裏面シート3が不織布で形成されている場合は、スライドテープ18の自由端部18aの内面に粘着剤20を塗布することの他に、自由端部18aの内面にメカニカルファスナのうちのフック部材を取り付けることもできる。フック部材が不織布を形成する繊維に引っ掛かることで、スライドテープ18の自由端部18aを丸められたおむつ1の裏面シート3の外面に止着することができる。
【0041】
おむつ1では、テープファスナー16が股下域6と後胴周り域7との間を縦方向へ延びているが、テープファスナー16がおむつ1の胴周り方向中央部に位置した状態で、股下域6と前胴周り域5との間を縦方向へ延びていてもよく、前胴周り域5と後胴周り域7とのいずれか一方を縦方向へ延びていてもよい。
【0042】
表裏面シート2,3の固着、表裏面シート2,3に対するコア4の接合や弾性部材14,15の固着には、ホットメルト型接着剤、または、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段を利用することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係るパンツ型の使い捨ておむつでは、テープファスナーがガイドテープとスライドテープとから形成され、スライドテープがガイドテープの中間部を縦方向へ進退可能であり、スライドテープをガイドテープの中間部において移動させるだけで、スライドテープを縦方向へ簡単に延ばすことができる。また、このおむつでは、従来技術のそれと比較し、スライドテープが折り畳まれていないので、おむつの廃棄時にスライドテープを折り返して縦方向へ直状に引き延ばす手間が要らず、スライドテープを丸められたおむつの外面に止着することが容易である。
【0044】
スライドテープの上端部がガイドテープの外面に仮着されたおむつでは、スライドテープの上端部がおむつの外面において不用意に遊動することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】後胴周り域の側から示すおむつの部分破断斜視図。
【図2】テープファスナーの斜視図。
【図3】ガイドテープとスライドテープとを分離して示すそれらテープの斜視図。
【図4】図1のI−I線端面図。
【図5】廃棄するために丸められた図1のおむつの斜視図。
【図6】他の実施の形態を示すテープファスナーの斜視図。
【図7】廃棄するために丸められた図6のおむつの斜視図。
【符号の説明】
1 パンツ型の使い捨ておむつ
2 透液性表面シート
3 不透液性裏面シート
4 吸液性コア
5 前胴周り域
6 股下域
7 後胴周り域
8 胴周り端部(端部)
12 胴周り開口
13 脚周り開口
16 テープファスナー
17 ガイドテープ
17a 上端部
17b 中間部
17c 下端部
18 スライドテープ
18a 自由端部
18b 繋止端部
18c 両側縁
18d 側部
20 粘着剤(止着手段)
L1 長さ寸法
L2 長さ寸法

Claims (6)

  1. 互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、胴周り開口とその下方に一対の脚周り開口とを有するおむつの外面に、該おむつを丸めておくことが可能な可撓性のテープファスナーが取り付けられたパンツ型の使い捨ておむつにおいて、
    前記テープファスナーが、前記おむつの外面を縦方向へ延びるガイドテープと、前記ガイドテープの外面を前記縦方向へ延びていて該縦方向へ進退可能なスライドテープとから形成され、
    前記ガイドテープが、前記おむつの外面に固着された上端部および下端部と、前記上下端部の間に位置して前記おむつに非固着の中間部とを有し、前記スライドテープが、前記ガイドテープに対向する内面に止着手段を備えた自由端部と、前記自由端部の下方に位置して前記ガイドテープの中間部に前記縦方向へ摺動可能に取り付けられた繋止端部とを有することを特徴とする前記おむつ。
  2. 前記スライドテープが、前記繋止端部の両側縁から前記おむつの胴周り方向へ延びる側部を有し、それら側部どうしが、前記ガイドテープの内面の側に折曲された状態で互いに固着されている請求項1記載のおむつ。
  3. 前記スライドテープの自由端部が、前記止着手段を介して前記ガイドテープの外面に剥離可能に仮着されている請求項1または請求項2に記載のおむつ。
  4. 前記ガイドテープの中間部の前記縦方向の長さ寸法が、30〜100mmの範囲、前記スライドテープの前記縦方向の長さ寸法が、30〜100mmの範囲にあり、前記スライドテープでは、前記繋止端部が前記ガイドテープの上端部の側へ移動したときに、前記自由端部が前記胴周り開口の端部の外側に位置することが可能である請求項1ないし請求項2いずれかに記載のおむつ。
  5. 前記おむつが、肌当接側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成され、前記テープファスナーが、前記裏面シートの外面に取り付けられている請求項1ないし請求項4いずれかに記載のおむつ。
  6. 前記止着手段が、前記スライドテープに塗布された粘着剤と前記スライドテープに取り付けられたフック部材とのいずれか一方である請求項1ないし請求項5いずれかに記載おむつ。
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