JP4455489B2 - キャスティングロッド - Google Patents

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Description

本発明は、リール装着部に特徴のあるフライロッドとルアーロッド、即ち、キャスティングロッドに関する。
例えばフライロッドを使ったフライフィッシングは、片手でロッドを幾度も前後に振り(キャスティング操作)つつラインを徐々に長くし、フライをポイントにキャストする釣りである。ロッドを幾度も前後に振るため、リール固定はしっかりとしている必要がある他、片手での軽快な操作が可能であることが求められる。このフライロッドのリール装着具について下記特許文献1に開示がある。リング状の移動フードを2個使用してリールを保持固定する構造と、グリップ後端部に設けた固定フードと1個のリング状移動フードとで保持固定する構造とが開示されている。
特開平10-286046号公報
然しながら、2個のリングによる固定構造は固定が簡便であり、リール載置部の範囲内で前後方向任意の位置に固定できるが、固定力が弱く、ロッドを幾度も前後に振るキャスティング操作を繰り返すとリングが緩み、リールが落下する虞が高い。グリップ後端部の固定フードと1個のリングの場合、リールの重心がグリップに近く、ロッドを前後に振る場合にリールの持ち重り感が小さくて軽快であるが、固定フードはリール足を左右から挟んでいるだけであるため、1個のリングが緩めばリールが落下する。ルアーロッドについても同様なことがいえる。
依って解決しようとする課題は、キャスティングロッドの重量、サイズ等に応じて、釣人に合った前後方向位置を選択してリールを保持固定させることができ、また、ロッドの使用状況に応じてリールの固定力を強固にさせることができるというように、状況に応じて種々の使い方のできるリール装着部を有するキャスティングロッドを提供する。
第1の発明では、キャスティングロッドのリール装着部構造であって、リール足載置部を有して竿杆の外側を囲むように配設されたリール装着本体部と、該本体部上を移動可能な複数個のリング状移動フードと、1箇所の固定フードとを有することを特徴とするキャスティングロッドを提供する。
第2の発明では、前記複数個のリング状移動フードを基準にして前記固定フードとは長手方向反対側の位置に、1個以上のリング状移動フードを保持可能なリング保持部が設けられている第1の発明記載のキャスティングロッドを提供する。
第3の発明では、前記固定フードはリール足載置部の前方部に位置し、この後方側に前記複数個のリング状移動フードが配設されており、リール装着本体部の後方部は、前記複数個のリング状移動フードの内の少なくとも最大内径のものが抜け出る外径寸法に形成されている第1又は第2発明記載のキャスティングロッドを提供する。
内径の異なるリングを有して2種以上の内径のリングが抜け出る場合であって、第2発明に依存する態様の場合、リング保持部は大きな方の内径を有するリングの保持はできず、小さな方のリングを保持できるだけである。
第4の発明では、前記リール装着本体部の後方部には、前記複数個のリング状移動フードの抜け止め作用となるリング脱落防止部材を着脱可能に構成している第3発明記載のキャスティングロッドを提供する。
第5の発明では、前記複数個のリング状移動フードが3個以上のリング状移動フードであり、内径の異なる2種類以上の移動フードを有している第1発明〜第4発明の何れか1記載のキャスティングロッドを提供する。
第6の発明では、前記リール足載置部の前側にグリップ部が配設されており、固定フードはグリップ部の後端部に位置している第1発明〜第5発明の何れか1記載のキャスティングロッドを提供する。
第7の発明では、前記リール装着本体部は弾力性のある部材で形成されている第1発明〜第6発明の何れか1記載のキャスティングロッドを提供する。
第1の発明では、複数個のリング状移動フードを有するため、所望の前後方向位置にリールを保持固定できる。また、1箇所の固定フードと、リング状移動フードを使用すれば、リール保持の安定度を向上させることができる。
第2の発明では、リング状移動フードは複数個設けられているため、その内の一部のみを使用し、他は使用しないという場合も有り得る。この場合、非使用のリング状移動フードがリール装着本体部上でガタつき、邪魔になるが、これを保持できるリング保持部を設けているため、ここに保持させればガタつきが防止できる。
第3の発明では、使用しないリング状移動フードを後方から外せ、釣り時におけるガタつきが防止でき、また、必要に応じて装着できる。
第4の発明では、リング脱落防止部材を着脱可能に装着できるため、装着すればリング状移動フードの脱落を防止でき、必要に応じて外してリング状移動フードを抜き取ることもできる。
第5の発明では、2種類以上の内径のリング状移動フードを有しているため、リール足の異なる位置に夫々のリング状移動フードを装着でき、リールの保持固定力が向上する。また、リール足の小さなリールと大きなリールに対応させることも可能となる。
第6の発明では、固定フードがグリップ部の後端部に位置しているため、ここにリールを保持すれば、把持した手の位置に対してリール重心が最も近くなり、ロッドを前後に振る場合に、リールの持ち重り感が小さくなって楽に操作できる。
第7の発明では、リール装着本体部は弾力性のある部材で形成されているため、リール足を締結した際に、本体部が縮径変形し、これによってより強く固定できる。
以下、本発明につき図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るキャスティングロッドの例としてのフライロッドの側面図、図2はリール装着部とグリップ部との拡大図、図3は図2のリール装着部付近を更に拡大した縦断面図と、矢視線C−Cによる横断面図である。エポキシ樹脂等の合成樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等の強化繊維で強化した繊維強化樹脂製の竿管10の後部にはグリップ部12を設け、その直後の竿管の上にはにはリール20を保持固定させるリール装着部14を設けている。グリップ部12は竿管10の外側(上)を天然や人工のコルクやEVA等の柔軟性(弾力性)のある部材で覆っている。
一方、リール装着部14は、竿管10の外側を筒状に覆ったリール装着本体部14Hと、この本体部の大部分の領域を遊嵌状に挿通する内径のリング状移動フード(以下では、リング)R1,R1’を配設している。この本体部14Hは上記のグリップ部で述べたものと同類の部材で形成しており、その弾力性によってリール足を保持する際に強く保持できる。更には、リール脚の足を載置するリール足載置部(この例では平面状)14Sを形成している。また、その前方位置であって、グリップ部12の後端部には固定フード14Kを設けている。本願に限らないが、固定フードはリール足を上下方向に押圧するのが第1の目的ではなく、足の左右から挟持して横振れを防止するものである。また、本体部14Hの後端部には、リングの内径と概ね同じ(僅かに大きい)外径を有するリング保持部RKが設けられており、ここにリングR1,R1’を圧入して保持することができる。このリング保持部とリング内面とは面接触するため、外れ難い。
上記リング保持部RKの直後には、適宜サイズの環状凹部KKを設けており、この凹部にオーリングORを装着させ、このオーリングによってリングの後方への抜け止めを行っている。この他、リール装着本体部と一体の凸部や凸条部でも抜け止めができる。但し、釣竿の製造時に、各リングをリール装着本体部の外側に、前側から予め挿通させておく必要がある。釣竿は前記環状凹部の直ぐ後ろで終端しており、尻栓部材Sが装着されている。前記固定フード14Kの開口縁部には、グリップ部12の部材よりも硬質な合成樹脂材(ABS樹脂、ポリアミド樹脂等)や金属材(ステンレス、アルミ合金等)によってフードリング部材KRが装着されている。
図4は図1のリール保持固定態様を拡大図示した図であり、リール20の前側足20Bを固定フード14Kに挿入し、後側足20Aを2つのリングの内の前側のリングR1とリール足載置部14Sとの間に挿入し、これによってリールを保持固定している。この固定態様は、グリップ後端部を把持してキャスティングする際、把持した手とリールが近いためリールの持ち重り感が小さく、軽くキャスティング操作を繰り返すことができる。また、固定フード内に足20Bが挿入されると横方向にぶれないため、その意味で保持固定状態が安定する。
図5は、図4の固定態様では保持固定状態が不十分な場合、前側のリングR1を固定フード14Kの近くに位置させておいてから、リールの前側足20BをリングR1を通して固定フード14Kに挿入させ、それから後側足20Aに後側のリングR1’を圧入させ、最後にリングR1を後方に移動させて圧入する。こうしてリールを保持固定させる態様である。図4の態様の有する利点を有する他、固定フード14Kのみに保持させていた前側足20Bの保持固定を、リングR1によっても行うため、リールの保持固定が強固になる。
図6は、固定フード14Kを使用せず、2個のリングR1,R1’のみによって保持固定する態様である。リール足載置部14Sの長さ方向範囲内において、任意の位置にリールを保持固定できる利点がある。従って、図4や図5の場合と異なり、グリップ部の後端部を握った手とリールとをある程度離隔させたい場合に使用できる。即ち、振り操作をした場合に、把持した位置よりも釣竿の先側のモーメントが大きくて、相対的に把持位置より後側部のモーメントが小さく、全体モーメントの不吊り合いが大きい場合、リールを後方に位置させて不吊り合いを小さくして操作性を向上させることができる。また、把持した手とリールから引き出されるラインとの間隔を採りたい場合にも適する。更には、グリップ部の後端部を把持してキャスティングしたいが、リールが邪魔にならない様に所定量遠ざけたい場合にも適する。
図7は図5の状態に、更に1個のリングR2’を追加したものである。即ち、図5の状態からいえば、オーリングORを外し、釣竿後端から他のリングR2’を挿入してリールの後側足20Aの足先に押し込んでリールを固定すると共に、再びオーリングORを装着させる。リングR1,R1’は同じ内径であり、他のリングR2’は相対的に小さな内径を有している。図5の態様と比較して、リール固定が強固になる。
図8は、図7の態様と比較して、他のリングR2’を予備としてリング保持部RKに保持させていることが異なる。
図9は、図7や図8の他のリングR2’と同じサイズ(内径)のもう1個の他のリングR2を使用している。従って、図6の場合と比較すれば、リールの保持固定力が向上し、固定が強固になる。
図10は、図9の場合と同じリング種類数(2種類)とリング数(4個)を装備している。図8の場合と比較すれば、前側足20Bを保持するために他のリングR2を1個多く使用し、それだけリール固定を強固にしている。
以上の図4〜図10に示す固定態様のように、本願では種々の固定態様を選択できる。
以上の説明では、固定フードはリング状移動フードよりも前側に位置しているが、後側に位置していてもよい。また、リール足載置部14Sは平面とは限らない。リング脱落防止部材としてのオーリングは例示であり、環状凹部とオーリングの組合せ以外の構造によって脱落を防止してもよい。リング保持部RKには1個のリングのみが保持されるとは限らず、2個以上を一緒に保持できる幅等の構造を有していてもよい。また、本願の発明1では、リング保持部RKが無かったり、オーリングORが無い形態も含まれる。
本発明はキャスティングロッドに利用できる。
図1は本発明に係るキャスティングロッドの1つのフライロッドの側面図である。 図2はリール装着部とグリップ部の拡大図である。 図3は図2のリール装着部付近を更に拡大した縦断面図と、矢視線C−Cによる横断面図である。 図4は図1のリール保持固定態様を拡大図示した図である。 図5は他の固定態様の図である。 図6は他の固定態様の図である。 図7は他の固定態様の図である。 図8は他の固定態様の図である。 図9は他の固定態様の図である。 図10は他の固定態様の図である。
符号の説明
12 グリップ部
14 リール装着部
14H リール装置本体部
14K 固定フード
14S リール足載置部
KK 環状凹部
OR オーリング(リング脱落防止部材)
R1,R1’ リング状移動フード
R2,R2’ 他の種類のリング状移動フード
RK リング保持部

Claims (7)

  1. キャスティングロッドのリール装着部構造であって、リール足載置部を有して竿杆の外側を囲むように配設されたリール装着本体部と、該本体部上を移動可能な複数個のリング状移動フードと、1箇所の固定フードとを有することを特徴とするキャスティングロッド。
  2. 前記複数個のリング状移動フードを基準にして前記固定フードとは長手方向反対側の位置に、1個以上のリング状移動フードを保持可能なリング保持部が設けられている請求項1記載のキャスティングロッド。
  3. 前記固定フードはリール足載置部の前方部に位置し、この後方側に前記複数個のリング状移動フードが配設されており、リール装着本体部の後方部は、前記複数個のリング状移動フードの内の少なくとも最大内径のものが抜け出る外径寸法に形成されている請求項1又は2記載のキャスティングロッド。
  4. 前記リール装着本体部の後方部には、前記複数個のリング状移動フードの抜け止め作用となるリング脱落防止部材を着脱可能に構成している請求項3記載のキャスティングロッド。
  5. 前記複数個のリング状移動フードが3個以上のリング状移動フードであり、内径の異なる2種類以上の移動フードを有している請求項1〜4の何れか1記載のキャスティングロッド。
  6. 前記リール足載置部の前側にグリップ部が配設されており、固定フードはグリップ部の後端部に位置している請求項1〜5の何れか1記載のキャスティングロッド。
  7. 前記リール装着本体部は弾力性のある部材で形成されている請求項1〜6の何れか1記載のキャスティングロッド。
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