JP4454435B2 - 身体装着体 - Google Patents

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Description

本発明は、魚釣用フローティングベストや、救命胴衣等の身体装着体に関する。
従来、水上における救命具として、例えば救命胴衣と呼ばれる身体装着体がある。このような身体装着体では、緊急の救命時に定められた浮力を有することが必要であり、このような浮力を得るために、ガスを充填することで膨張する気嚢と、固形式の浮力材を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この身体装着体はジャケットタイプであって、ジャケット本体(外装体)の左右前身頃それぞれに設けた収納部に気密材料で形成した気嚢部を収容し、これら気嚢部は背側襟首部に設けた連通路でもって連通している。また、浮力材は後ろ身頃に設けた収納部に縫い込まれている。
気嚢を用いた身体装着体では、通常、気嚢には空気が入っておらず偏平な状態にあり、救命時には身体装着体に付設されたガス充填器の操作部を操作して気嚢にガスを送り込むか、あるいは場合によっては、身体装着体に付設された充填器を使用者自ら吹くことで気嚢にガスを送り込むようにする。このようにして気嚢にガスを送り込むことで気嚢が体積膨張し、浮力材と併せて必要な浮力が得られる構成となっている。
ところで、上記従来の身体装着体では、気嚢は単にジャケット本体の収納部に収容されているだけである。したがって、例えば周囲の環境に岩などが存在していてそれによって気嚢が傷付けられると、気嚢内のガスが抜け、必要な浮力が得られなくなる。このように岩などで気嚢が損傷させられることを保護するために、身体に対して前方および後方で気嚢の外側に面するように配置される保護部材を設けた身体装着体がある(例えば、特許文献2参照)。なお、この場合、保護部材として浮力材を兼用して必要な浮力を得るようにしている。
実開平02−143296号公報 実開昭62−87999号公報
ところで、身体に対して前方および後方で気嚢の外側に面するように保護部材を配置した身体装着体では、気嚢を膨張させた際に身体に対する側方から気嚢を保護する部分がない。しかし、気嚢は偏平な時よりもガスを充填することで体積膨張させた救命時に特に損傷し易くなるものであり、単に気嚢の外側に面するように保護部材を配置した身体装着体では、気嚢を側方から保護することができず、その分だけ救命時における信頼性が低いという課題があった。
そこで本発明は、気嚢を確実に保護することで信頼性の高い身体装着体の提供を課題とする。
本発明の身体装着体は、身体胸部または身体背部の少なくとも一方に位置するとともに、ガスを充填することで体積膨張して浮力が付与される気密性の気嚢と、該気嚢を保護して固形式かつ弾力性を有する保護部材とを備え、該保護部材は、身体から前後方向に離れる方向の外方から気嚢を覆う第一被覆部と、当該第一被覆部から側方に延長されて、気嚢の体積膨張時に当該気嚢を側方から覆う第二被覆部とを有することを特徴としている。
上記構成において、気嚢は保護部材の第一被覆部によって前後方向外方から損傷に対して保護され、気嚢の体積膨張時には、第二被覆部によって左右方向外方から損傷に対して保護されることになる。
本発明の身体装着体は、ガスを充填することで体積膨張して浮力が付与される気密性の気嚢と、該気嚢を保護して、固形式かつ弾力性を有する保護部材とが設けられ、前記気嚢は、身体の左右の胸部にそれぞれ位置する左右の胸気嚢部、身体の左右の肩部にそれぞれに位置して前記左右の胸気嚢部にそれぞれ連通する左右の肩気嚢部、および身体の背部に位置して前記左右の肩気嚢部間に連通する背気嚢部を一体に備え、前記保護部材は、身体から前後方向に離れる方向の外方から前記各気嚢部を覆う第一被覆部と、当該第一被覆部から側方に延長されて、気嚢の体積膨張時に当該気嚢を身体の左右方向外方から覆う第二被覆部としている。
上記構成において、左右の胸気嚢部、左右の肩気嚢部、背気嚢部は保護部材の第一被覆部によって前後方向外方から損傷に対して保護され、各気嚢部の体積膨張時には、第二被覆部によって左右方向外方から損傷に対して保護されることになる。
本発明の身体装着体は、第一被覆部が、気嚢の外方に対向させた際に気嚢の面積に比べて広い面積に形成されていることを特徴としている。このように、第一被覆部を気嚢の面積に比べて広い面積に形成することで、気嚢の体積膨張時に気嚢が単独的に浮上するのを防止することができる。
本発明の身体装着体は、背気嚢部は左右の肩気嚢部に比べて背側に広い幅を有し、第二被覆部は、左右の肩気嚢部、および背気嚢部に対応する位置に設けられていることを特徴としている。身体の肩部分では上方にも側方にも保護するものがない。したがって、磯場などで釣人が水面にあったときなど、岩等で損傷を受け易いのは左右の肩気嚢部や背気嚢部であるといえる。そして肩気嚢部や背気嚢部が岩等で損傷させられると、気嚢の内部のガスが漏れ、浮力が得られなくなる。そこで、第二被覆部を、左右の肩気嚢部、および背気嚢部に対応する位置に配置することでこれを確実に保護することができる。
本発明の身体装着体は、気嚢および保護部材を外装する外装体が設けられ、該外装体に形成した収納部に、前記気嚢および保護部材が重ねて収納されていることを特徴としている。
本発明の収納部は、右前身頃から左前身頃に後ろ身頃の上部に設けた連続部を介して連続して形成され、外装体に、収納部の形状に沿って右前身頃から左前身頃に後ろ身頃の上部を介して開口が形成され、該開口を開閉する開閉手段が設けられていることを特徴としている。
本発明の身体装着体は、気嚢と保護部材とが、互いに着脱手段を介して着脱自在に設けられていることを特徴としている。この構成によれば、気嚢と保護部材とを分離して気嚢、保護部材のメンテナンスを容易に行い得る。
本発明の身体装着体は、開閉手段がスライド・ファスナであって、開口の縁部には、スライド・ファスナの裏側で気嚢を覆う帯状の下当てが設けられていることを特徴としている。スライド・ファスナ開閉時、この下当てによって気嚢を保護して損傷を防止することができる。
本発明の身体装着体は、外装体に、収納部に沿う帯状の伸縮生地が設けられている構成としている。この構成によれば、気嚢の体積膨張時に外装体が、気嚢の体積膨張に沿って変形するのを許容することができる。
本発明の身体装着体は、気嚢に連通路を介して該気嚢にガスを充填するためのガス充填装置が連通され、連通路を挿通するための切欠が保護部材の第一被覆部に形成され、切欠に連通路を挿通することで、気嚢に保護部材の第一被覆部を介してガス充填装置が、気嚢の外側に位置できるよう構成されていることを特徴としている。
この構成によれば、ガス充填装置は気嚢に保護部材を介して配置させることができるようになるので、身体装着体を身体に装着した際、保護部材が気嚢との間にある分だけ、使用者に違和感を生じさせなくなる。また、身体装着体の装着時に、ガス充填装置は身体に対して前方に突出する恰好になる。しかし、さらにガス充填装置に対向する部分に伸縮性に富んだ伸縮性生地を配置することにより、これがガス充填装置の形状に応じて伸縮して身体を押圧する力を吸収するから、ガス充填装置といった硬質の異物が身体の前にあったとしても、その存在による違和感を効果的に抑えることができる。
本発明によれば、気嚢が体積膨張したときでも、これを外方からの損傷に対して保護するようになるから、損傷により気嚢からガスが抜けるのを防止することができ、気嚢を確実に保護することで信頼性の高い身体装着体を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係る身体装着体を、磯釣り等に好適に用いられるフローティングベストを例に、図面に基づいて説明する。図1はフローティングベストの全体正面図、図2はフローティングベストの右前身頃を開いた図、図3は外装体を省略して気嚢および保護部材を表した装着状態の斜視図である。なお、この図2では、図1に記載しているポケット等を省略している。
フローティングベスト1は、外装体2と、この外装体2に収納された気嚢3と、気嚢3を保護するための保護部材5と、気嚢3内にガス(炭酸ガスが用いられる)を自動的に噴出させるためのガス充填装置6、気嚢3内にガスを人口的に吹き入れるための充填パイプ7を有する。このようなフローティングベスト1は、救命時に、定められた浮力を有する必要があり、そのままの形状で予め浮力が付与されている保護部材5と、体積膨張することで浮力が付与される気嚢3と併せて、前記定められた浮力を確保するものである。
フローティングベスト1は、身体Hに装着する際に、腕H1を通す腕通し開口8を有しており、この腕通し開口8は、脇H2および脇下部分(肋骨部分)に相当する領域を開放する形状を有する。外装体2は左前身頃10、右前身頃11、後ろ身頃12を有する。外装体2は左右の前身頃10,11と後ろ身頃12とを連続する肩部14を有する。左右の前身頃10,11は、腹部10Aと胸部10Bとを有し、左右の前身頃10,11と後ろ身頃12とは肩部14を介して連続している。さらに外装体2は、右前身頃11と後ろ身頃12とを一体になすウエスト脇部15を有する。左右の前身頃10,11において、腹部10A、胸部10B、肩部14は、この順に漸次狭幅になるよう形成されている。
なお、左右前身頃10,11の高さ方向中間部および下部の前面には、釣具等を収めるためのポケット16,17が、スライド・ファスナ20によって開閉自在に設けられている。また左前身頃10、および右前身頃11の前合わせ部23,24同士は、前合わせ部23,24に逢着された別のスライド・ファスナ21によって合わせ分離自在とされている。ウエスト脇部15には、メッシュ状の生地が逢着されてなる。前合わせ部23,24からその上部に至る裏地として、伸縮性のある生地29がスライド・ファスナ22に沿って逢着されている。これは、気嚢3が体積膨張した際に、その体積膨張を許容するためである。
外装体2に、気嚢3および気嚢3を保護する保護部材5を収納する収納部25が形成されている。この収納部25は、左右前身頃10,11から肩部14、および後ろ身頃12の上部である連続部(身体の肩甲骨に相当する領域)にわたってU字形に形成されている。このような収納部25は、外装体2を表地26および裏地27を左右前身頃10,11の周縁部、肩部14の周縁部、後ろ身頃12の周縁部、および後ろ身頃12の高さ方向途中部分で逢着することでもって形成される。このようにすることで、左右の前身頃10,11、肩部14、後ろ身頃12にわたって連続する収納部25が形成される。収納部25の裏地27として、ナイロン織物などの保護生地を用いて、気嚢3を保護している。後ろ身頃12のうち収納部25より下方の領域(肩甲骨相当領域よりも下方に相当)部分は、メッシュ生地30が用いられている。
外装体2の裏地27に、収納部25の開口33が形成されている。この開口33は、前合わせ部23,24の縁側の途中から、腹部10A、胸部10B、肩部14および後ろ身頃12の上縁部にわたって形成されている。この開口33はスライド・ファスナ22によって開閉可能とされている。開口33の縁部に下当て34が開口33に沿って逢着されている。
図4は、気嚢、ガス充填装置、充填パイプおよび保護部材の一部を表した正面図、図5はこれを身体に装着した正面図、図6は図4のA−A断面矢視図、図7は身体の肩に掛かった状態の気嚢および保護部材の側面図、図8は同じく断面図、図9は気嚢が膨張した際の側面断面図、図10は平面断面図、図11は保護部材の第二被覆部および気嚢の装着状態を示す正面断面図、図12はガス充填装置の取付け状態を示す正面図、図13は側面断面図である。なお図4では、気嚢3を実線で表し保護部材5および気嚢3持上げた状態を仮想腺で表している。図5では逆に、気嚢3を仮想線で表し、保護部材5を実線で表している。
これらの図を参照して、気嚢3は、前記ガスが充填されることで体積膨張して浮力を付与されるよう気密性を確保し得る材料、例えばポリ塩化ビニル、ナイロン織物にポリウレタンコーティングを施したもの等で形成されており、二枚の気嚢体40,40を前後に合わせて周縁を溶着することで形成されている。気嚢3は、身体Hの腹部から左右の胸部にそれぞれ位置する左右の胸気嚢部41,42、身体の左右の肩部H3にそれぞれに位置して左右の胸気嚢部41,42にそれぞれ連通する左右の肩気嚢部43,44、および身体Hの背部H4に位置して左右の肩気嚢部43,44間に連通する背気嚢部45を一体に備えている。左右の胸気嚢部41,42どうしは、それぞれ肩気嚢部43,44を介して背気嚢部45に一体に形成され、それぞれの気嚢部41,42,43,44,45で形成される浮力発生用空間は連通している。
保護部材5は、エチレンー酢酸塩化ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等を用いた発泡体から形成されてそれ自体浮力を有する固形式の浮力体5Aと、その外周をナイロン織物やポリエステル織物等からなる薄手の袋体46で被覆されな二重構造である。浮力体5Aは、容易に撓む弾力性(可撓性)を付与されている。
左右の胸気嚢部41,42のうち下部41a,42aの領域は、身体Hに装着した際に、腹部をほぼ前面で左右から覆い、且つ横腹部を途中まで覆うことが可能なほどの左右幅を、それぞれ有する。左右の胸気嚢部41,42のうち上部41b、42bは、身体Hの左右外側が湾曲するように切欠かれて狭幅形状になりつつ肩気嚢部43,44に至る。肩気嚢部43,44は、身体Hの僧帽筋を覆う程度の左右幅を有している。
前記ガス充填装置6は、右の胸気嚢部42のうち上部42bに配置されている。充填パイプ7は左の胸気嚢部41のうち上部41bに配置されている。ガス充填装置6は、直方体状の充填装置本体47と、この充填装置本体47の上面に螺着されたガスボンベ48と、充填装置本体47内の、不図示の駆動部の駆動を操作するための操作レバー50と、この操作レバー50を支軸51回りに回動させる索体52と、操作レバー50を非回動に保持する保持ピン53とを有する。ガス充填装置6を気嚢3に装着した状態で、支軸51は充填装置本体47の下部で、且つ身体Hの中心に対して外方側に位置される。操作レバー50の索体52との連結部50bは、支軸51より上方側に位置している。充填装置本体47は、右の胸気嚢部42と連通路54を介して連通され、この連通路54の基端部は充填装置本体47に連結(連通)され、連通路54の先端は右の胸気嚢部42に挿入されて取付け部材54aを介して胸気嚢部42に固定されている。ガスはこの連通路54を通過して右の胸気嚢部42から気嚢3全体に充填され、気嚢3が体積膨張して浮力が付与される。
充填パイプ7は、パイプ本体7aの基部が左の胸気嚢部41の上部41bに挿入されることでパイプ本体7aが胸気嚢部41に連通され、胸気嚢部41の内方で取付け部7bを介して胸気嚢部41のうち上部41bに取付けられている。パイプ本体7aの先端には、着脱自在なキャップ7cが設けられている。使用者は緊急時にこのキャップ7cを取外して空気を左の胸気嚢部41から吹き込むことで、気嚢3全体に空気が入り込み、気嚢3に浮力が付与される。なお、フローティングベスト1の通常の使用時では、気嚢3にはガス(空気)が封入されておらず、気嚢3と保護部材5とが重ねられた状態で収納部25に着脱自在に収納されている。
ここで、特に、充填装置本体47を取付ける上部とは、フローティングベスト1(気嚢3)を身体Hに装着した際、鎖骨Sよりも下方で、かつ身体Hの脇H2より上方の位置であることが好ましい。この位置は、磯釣り等を行うときに釣人が体を動かしても邪魔になりにくい(異物の違和感が少ない)部分であるからである。
保護部材5は、身体Hから前後方向(胸背方向)に離れる方向の外方から気嚢3を覆う第一被覆部55と、第一被覆部55から身体左右方向に延長されて、気嚢3の体積膨張時に気嚢3を身体Hの左右方向外方(左右両肩方向外方)から覆う第二被覆部56とを有する。
第一被覆部55は、気嚢3の左右の胸気嚢部41,42を覆う胸気嚢被覆部57,58と、気嚢3の左右の肩気嚢部43,44を覆う肩気嚢被覆部60,61と、背気嚢部45を覆う背気嚢被覆部62とから一体に構成されている。つまり、第一被覆部55は、これを気嚢3の前記外方に重ねて対向させた際に、気嚢3の概略形状に沿う形状を有している。さらに、気嚢3の外方に重ねて対向させた際に気嚢3の面積に比べて広い面積となるよう形成されている。特に胸気嚢部41,42を覆う胸気嚢被覆部57,58の左右幅は、他の被覆部60,61,62に比べると気嚢部41,42,43,44,45との差は大きくなるよう設定されている。このように、第一被覆部55を気嚢3の面積に比べて広い面積に形成することにより、気嚢3の保護が確実になる。特に、胸気嚢部41,42は面積が他の気嚢部分に比べて大きいため、これに対応する胸気嚢被覆部57,58を大きくすることで、胸気嚢部41,42の体積膨張に伴う保護が可能となる。
第二被覆部56は、肩気嚢部43,44および背気嚢部45に対して側方に突出可能に設けられている。第一被覆部55と第二被覆部56の境界部は、前記袋体46が逢着された逢着部63を介して分離され、第一被覆部55と第二被覆部56にはそれぞれ別個の浮力体55A,55Bが内装されている。図10および図11に示すように、第二被覆部56は、肩気嚢部43,44および背気嚢部45を、常態(気嚢3にガスが充填されていない通常の使用状態)において被覆している。この場合、逢着部63で折れることで第二被覆部56が人体H側に位置するように被覆している。なお、気嚢3および保護部材5は左右対称形状なので、図10および図11では、左右のうち一方を表し、符号を付している。
第二被覆部56は、逢着部63を中心に折り曲げず伸長させた状態(図3、図4、図5)では、身体Hの肩部のうち、特に鎖骨S辺りから三角筋に相当する部分、肩甲骨の外側領域辺りまで、ほぼ同一の幅をもって延長されるよう形成されている。さらに、第二被覆部56において、身体Hの肩頂部に相当する部分に前記逢着部63と直交する方向の別の逢着部64が形成され、第二被覆部56の前側と後ろ側とで分離することにより、第二被覆部56の前側と後ろ側とに別個の浮力体が設けられている。ところで、索体52を引き操作することでガス充填装置6から気嚢3にガスが充填される。このように、非常時にガスが気嚢3に充填されると、気嚢3は人体Hに保持されているから外方に向かって膨出(膨らむ)するよう体積膨張する。気嚢3が体積膨張すると、第二被覆部56は収納部25にあって外装体2で移動を制限されるから、第二被覆部56は撓みながら人体Hから側方へ向かって離れ、気嚢3の体積膨張に伴って、逢着部63を中心に外方へ広がる状態となって、肩気嚢部43,44および背気嚢部45を外方から覆い、保護するようになる。
ところで、気嚢3が体積膨張し、上記のように第二被覆部56が肩気嚢部43,44および背気嚢部45を外方から覆った状態でも、第一被覆部55と第二被覆部56の袋体46の境界部に逢着部63を設け、袋体46は薄手であることから、第二被覆部56が第一被覆部55に対してフリーの動作を行い得る。さらに、身体Hの肩頂部に相当する部分に前記逢着部63と直交する方向の別の逢着部64を設けて、第二被覆部56の前側と後ろ側とで分離することにより、第二被覆部56の前側と後ろ側とが互いにフリーの動作を行い得る。このように、第二被覆部56が第一被覆部55に対してフリーの動作を行い得、且つ第二被覆部56の前側と後ろ側とを互いにフリーな状態とさせることで、非常時にフローティングベスト1を装着しいても腕の動作に負担をかけ、あるいは第二被覆部56があるがゆえの動き難さを効果的に抑制することができ、且つ気嚢3を障害物との衝突から保護することが可能となり、気嚢3の必要な浮力を確保することができる。
したがって、このような第二被覆部56は、気嚢3の体積膨張時であっても少なくとも左右の肩気嚢部43,44を側方から覆うだけの面積や幅を有することが好ましい。しかしそうであっても、第二被覆部56が第一被覆部55に対してフリーの動作を行い得、且つ第二被覆部56の前側と後ろ側とを互いにフリーな状態とさせることで、腕の動作に負担をかけたり、第二被覆部56があるがゆえの違和感を生じさせたりすることを効果的に抑制することができる。
この実施形態のフローティングベスト1では、外装体2に収納部25を設け、気嚢3および保護部材5を収納部25に収納して、磯釣り等に装着して用いる通常の状態では気嚢3にはガスが充填されておらず、気嚢3は偏平な形状である。そして、気嚢3内にガスを充填することで気嚢3は体積膨張するが、このとき気嚢3は収納部25内で体積膨張し、外部へ露出することがない。そして、気嚢3の体積膨張(変形)とともに、収納部25も変形することになり、気嚢3は、まず外装体2によって保護される状態となる。
ところで非常時では、上記のようにして気嚢3にガスあるいは空気を入れて気嚢3が体積膨張するとき、身体Hは水面にある。このとき、身体Hの胴の側方には通常、腕H1が位置し気嚢3の体積膨張時には、左右の胸気嚢部41,42は保護され易い。これに対し、特に身体Hの肩H3部分では上方にも側方にも保護するものがない。したがって、磯場などで釣人が水面にあったときでは、フローティングベスト1は浮力を有しているから水面上方へ浮上する力が働き、人体Hから離れ易い。そして一般に、岩等で損傷を受け易いのは左右の肩気嚢部43,44や背気嚢部45であるといえる。そして肩気嚢部43,44や背気嚢部45が岩等で損傷させられると、気嚢3の内部のガスが漏れ、浮力が得られなくなる。また、気嚢3は体積膨張時の方が、ガスが未注入の場合に比べて、損傷を受ける面積が大きくなる。
しかし、この実施形態では、保護部材5の面積を気嚢3の面積よりも大きくしており、特に第二被覆部56を、肩気嚢被覆部60,61および背気嚢被覆部62に対して側方に大きく突出延長可能に設けていることにより、気嚢3の体積膨張時においても左右の肩気嚢部43,44や背気嚢部45を充分に覆うだけの面積を付与していることで、外部側方からの損傷から、肩気嚢部43,44や背気嚢部45を保護することができる。したがって、フローティングベスト1の使用時、特に緊急時の信頼性を向上させることができる。
さらに、気嚢3が体積膨張して浮力が付与された際、気嚢3のみが収納部25に収納されていたとすると、その浮力によって気嚢3が単独的に浮上し易い状態となる。しかし、気嚢3に重ねて保護部材5を、着脱手段によって離脱させない構成としており、また保護部材5の面積を気嚢3の面積よりも大きくし、特に第二被覆部56を、肩気嚢被覆部60,61および背気嚢被覆部62に対して側方に大きく突出延長するよう設けていることにより、気嚢3が単独的に浮上してしまうといった状態を回避することができる。
左右の胸気嚢部41,42のうち下部41a,42aの領域は、身体Hに装着した際に、腹部をほぼ前面で左右から覆い、且つ横腹部を途中まで覆うもので、腹部の後方で連続させていない構成としている。このように腹部の後方での浮力を付与する部分を設けず、背気嚢部45によって背側で身体Hに対して浮力を付与することで、水面での身体Hを安全な好ましい浮力姿勢、すなわち、水面で身体Hの頭部側を浮上させる姿勢とすることが可能となる。なお、左右の胸気嚢部41,42を腹部の後方で連続させていない構成としていることで、その分だけコストの低減が可能となるとともに、気嚢3の体積膨張時であってもフローティングベスト1の脇部分を人体Hにフィットさせることが可能となる。また、左右の胸気嚢部41,42と背気嚢部45とを左右の肩気嚢部43,44で連通して気嚢3を一体とすることで、ガス充填装置6を複数設ける必要がない。
第一被覆部55の右側の胸気嚢被覆部58に、ガス充填装置6の連通路54に挿通する切欠65が形成されている。この切欠65は、第二被覆部56よりも下方に位置して、胸気嚢被覆部57,58の側部の縁部に対してほぼ直交する方向に形成されている。この切欠65も袋体46の一部で被覆されている。気嚢3に保護部材5を重ねるとき、ガス充填装置6の充填装置本体47と気嚢3との間に、保護部材5が挿入されるように、切欠65に連通路54を挿通するようにする。このようにすることで、身体Hに気嚢3および保護部材5を介してガス充填装置6が配置されるようになる。
気嚢3と保護部材5とを着脱自在に重ね合わせるための着脱手段66が設けられている。この着脱手段66として、例えば気嚢3と保護部材5(袋体46)との合わせ面どうしに取付けた複数のホック70等が用いられる。このホック70の配置として、例えば気嚢3と保護部材5の周縁隅部や周縁途中に複数箇所設けることが好ましい。さらに、保護部材5を外装体2の収納部25に着脱するための着脱手段67が設けられている。この着脱手段67として、例えば収納部25を形成する生地と保護部材5(袋体46)との合わせ面に取付けた複数のホック71等が用いられる。なお、これらホック70,71は、例えば互いに着色を変えることで、使用者は迷う(間違う)ことなく、気嚢3と保護部材5どうし、あるいは保護部材5を外装体2とを取付けることができる。
気嚢3と保護部材5は、着脱手段66によって重ねるようにして取付けた状態で、ガス充填装置6、および充填パイプ7とともに収納部25に収納される。このとき、スライド・ファスナ22を操作して開口33を解放しておき、気嚢3と保護部材5を収納部25に置くようにするとともに、保護部材5を着脱手段67のホック71によって収納部25に留め、スライド・ファスナ22を閉じるようにすることで、気嚢3と保護部材5とは、収納部25に確実に保持される。スライド・ファスナ22の開閉を行う際、開口33の縁部に下当て34が開口8に沿って逢着されているから、開口33側にある気嚢3をスライド・ファスナ22で挟んでしまって損傷させてしまうといった状態を回避できる。さらに、気嚢3は扁平でその形状が定まらないが、保護部材5は固形式の浮力体を有して形状は留まり易いから、気嚢3と保護部材5を一体とすることで、気嚢3を収納部25に収納し易く、作業性が向上する。
磯釣り等に用いるエサなどによりフローティングベスト1が汚れて洗濯を行う場合、気嚢3および保護部材5を収納部25に収納したまま行うことは好ましくないから、気嚢3と保護部材5を収納部25から取外すことが必要である。この場合、スライド・ファスナ22を操作して開口33を開放し、保護部材5を着脱手段67のホック71を外すことによって、気嚢3および保護部材5を容易に収納部25から取外すことができる。気嚢3と保護部材5とを分離する場合では、着脱手段66のホック70を取外すことで、容易に行い得る。気嚢3や保護部材5を交換する場合にも、同様にホック70,71を取外すことで容易に行い得る。
外装体2の左前身頃10の上部から後ろ身頃12にかけて、また、右前身頃11の上部から後ろ身頃12にかけての部分に、多方向の伸縮性に富んだ伸縮性生地72、例えばクロロプレンやポリウレタンゴムを織り込んだ織物等が用いられている。このように、左前身頃10の上部に伸縮性生地72を設けることで伸縮性生地72を充填パイプ7に対向させ、伸縮性生地72を右前身頃11の上部に設けることで、伸縮性生地72をガス充填装置6に対向させている構成を有する。
フローティングベスト1の装着時に、充填パイプ7やガス充填装置6は身体Hに対して前方に突出する恰好になる。そして、充填パイプ7やガス充填装置6に対向する部分に伸縮性の乏しい生地を設けていると、身体Hの動作によってはその生地によって充填パイプ7やガス充填装置6が身体Hを押圧することで、違和感を生じることになる。しかし、充填パイプ7やガス充填装置6に対向する部分に伸縮性に富んだ伸縮性生地72を配置することにより、これが充填パイプ7やガス充填装置6の形状に応じて伸縮して身体Hを押圧する力を吸収するから、充填パイプ7やガス充填装置6といった硬質の異物が身体Hの前にあったとしても、その存在による違和感を効果的に抑えることができる。
なお、伸縮性生地72,73の表側にリフレクターと称される反射材74が、伸縮性生地72,73の伸縮性を妨げないよう、左右の前身頃10,11の縁部に逢着されている。このような反射材74の光反射によって、使用者(身体H)の存在が強調されることになるとともに、外観的に優れたフローティングベスト1となっている。
外装体2(収納部25を形成する表地)の一部、すなわちフローティングベスト1の腕通し開口8の縁部で、脇H2のやや下方に位置する辺りに、切込み75が形成されている。そして、ガス充填装置6の操作レバー50を支軸51回りに回動させる索体52が前記切込み75から導出されて、その先端に索体52を引き降ろす際に使用者が握る握り部76が連結されている。このような切込み75の位置から索体52を導出することで、次のような作用効果が得られる。
ガス充填装置6は、上記のように鎖骨Sよりも下方で、かつ身体Hの脇H2より上方に位置させていることから、索体52、操作レバー50および支軸51の関係において、索体52を引き操作する際の力の作用点が、ガス充填装置6を例えば身体Hの背等に配置した場合に比べて、近い位置になっている。このように力点から作用点までの距離を短くしたことにより、途中に索体52の移動を邪魔するものが少なくなるから、その分だけ索体52を引き操作するための操作力を減らすことができ、索体52の引き操作がし易くなる。
さらに、操作レバー50の支軸51は、充填装置本体47の下部で、且つ身体Hの中心の外方側部位に位置しており、図12において反時計方向に回動させるように操作するものであるから、例えば索体52を引き操作する際、握り部76を握って腕H1を無理なく自然な方向に伸ばすことで、索体52の引き操作方向Pが横方向に近い状態となり、操作レバー50の本体50aに対して直交する方向に近い方向に向けて引き操作することが可能となる。このため、操作レバー50を回動させる際に、引き操作力を、操作レバー50を非回動に保持する保持ピン53に負荷させることで、この保持ピン53を小さな引き操作力でもって破壊させることができるようになり、救命時に容易、且ついっそう確実にガス充填装置6を駆動させることができるようになって、フローティングベスト1の信頼性を向上させることができる。
さらに、切込み75の位置は、握り部76を、使用者が目視で確認しなくても、腕H2を曲げればすぐに探り当てることのできる位置であり、この位置に握り部76を設置しておくことで、非常時に握り部76を容易に探り当て、索体52を引き操作することができる。
外装体2に収納部25を設け、気嚢3および保護部材5を収納部25に収納しており、磯釣り等に装着して用いる通常の状態では気嚢3にはガスが充填されておらず、したがって気嚢3は偏平な形状であり、且つ気嚢3は、左右の胸気嚢部41,42、左右の肩気嚢部43,44、および背気嚢部45のみからなり、保護部材5は、第一被覆部55、および第二被覆部56のみからなり、できるだけ小さい面積の気嚢3および保護部材5としている。このため横腹からその後方部分は外装体2の生地のみで構成することができる。つまり、気温の高いときの釣行でも使用者が暑苦しさを感じることを抑制することができる。特に、後ろ身頃12の下部をメッシュ生地で構成するようにしているので、いっそう効果的に暑苦しさを感じる状態を回避することができる。
上記実施形態では、気嚢3と保護部材5とを着脱自在な構成としたが、これに限定されることなく、気嚢3と保護部材5とを一体に設けて組品とし、この組品を着脱手段によって収納部25に着脱可能に構成することもできる。さらに、交換、洗濯などのメンテナンス性はないが、気嚢3と保護部材5とを一体に設けた組品を、収納部25に一体に装着する構成とすることも勿論可能である。
さらに、上記実施形態では気嚢3と保護部材5は外装体2に外装したフローティングベスト1としたがこれに限定されず、気嚢3と保護部材5を一体とした形式のフローティングベストであっても適用可能である。また、上記実施形態では、第二被覆部56は、肩気嚢被覆部60,61および背気嚢被覆部62に設けたがこれに限定されず、可能であれば、左右の胸気嚢部41,42にも設けることも考えられる。
本発明の実施形態を示すフローティングベストの全体正面図。 同じくフローティングベストの右前身頃を開いた図。 同じく外装体を省略して気嚢および保護部材を表した装着状態の斜視図。 同じく気嚢、ガス充填装置、充填パイプおよび保護部材の一部を表した正面図。 同じくこれを身体に装着した正面図。 同じく図4のA−A断面矢視図。 同じく身体の肩に掛かった状態の気嚢および保護部材の側面図。 同じく断面図。 同じく気嚢が膨張した際の側面断面図。 同じく平面断面図。 同じく保護部材の第二被覆部および気嚢の装着状態を示す正面断面図。 同じくガス充填装置の取付け状態を示す正面図。 同じく側面断面図。
符号の説明
1…フローティングベスト
2…外装体
3…気嚢
5…保護部材
6…ガス充填装置
55…第一被覆部
56…第二被覆部

Claims (10)

  1. 身体胸部または身体背部の少なくとも一方に位置するとともに、ガスを充填することで体積膨張して浮力が付与される気密性の気嚢と、該気嚢を保護して固形式かつ弾力性を有する保護部材とを備え、該保護部材は、身体から前後方向に離れる方向の外方から気嚢を覆う第一被覆部と、当該第一被覆部から側方に延長されて、気嚢の体積膨張時に当該気嚢を側方から覆う第二被覆部とを有することを特徴とする身体装着体。
  2. ガスを充填することで体積膨張して浮力が付与される気密性の気嚢と、該気嚢を保護して、固形式かつ弾力性を有する保護部材とが設けられ、前記気嚢は、身体の左右の胸部にそれぞれ位置する左右の胸気嚢部、身体の左右の肩部にそれぞれに位置して前記左右の胸気嚢部にそれぞれ連通する左右の肩気嚢部、および身体の背部に位置して前記左右の肩気嚢部間に連通する背気嚢部を一体に備え、
    前記保護部材は、身体から前後方向に離れる方向の外方から前記各気嚢部を覆う第一被覆部と、当該第一被覆部から側方に延長されて、気嚢の体積膨張時に当該気嚢を身体の左右方向外方から覆う第二被覆部とを有することを特徴とする身体装着体。
  3. 第二被覆部は、左右の肩気嚢部、および背気嚢部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載の身体装着体。
  4. 第一被覆部は、気嚢の外方に対向させた際に気嚢の面積に比べて広い面積に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の身体装着体。
  5. 気嚢および保護部材を外装する外装体が設けられ、該外装体に形成した収納部に、前記気嚢および保護部材が重ねて収納されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の身体装着体。
  6. 収納部は、右前身頃から左前身頃に後ろ身頃の上部に設けた連続部を介して連続して形成され、外装体に、収納部の形状に沿って右前身頃から左前身頃に後ろ身頃の上部を介して開口が形成され、該開口を開閉する開閉手段が設けられていることを特徴とする請求項5記載の身体装着体。
  7. 気嚢と保護部材とが、互いに着脱手段を介して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の身体装着体。
  8. 開閉手段がスライド・ファスナであって、開口の縁部には、スライド・ファスナの裏側で気嚢を覆う帯状の下当てが設けられていることを特徴とする請求項6記載の身体装着体。
  9. 外装体に、収納部に沿う帯状の伸縮生地が設けられていることを特徴とする請求項5〜請求項8の何れかに記載の身体装着体。
  10. 気嚢に連通路を介して該気嚢にガスを充填するためのガス充填装置が連通され、連通路を挿通するための切欠が保護部材の第一被覆部に形成され、切欠に連通路を挿通することで、気嚢に保護部材の第一被覆部を介してガス充填装置が、気嚢の外側に位置できるよう構成されていることを請求項1〜請求項9の何れかに記載の身体装着体。
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