JP4453943B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光ドラム上に形成された静電潜像を非磁性一成分現像剤によって現像して可視化する現像装置に関し、特には、現像ローラを所定のニップ幅となるように規制することが可能な現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
非磁性一成分現像剤を用いた現像装置の一例として、感光ドラムに現像剤を供給するための現像剤担持体として導電性のまたは適度な電気抵抗を有する弾性現像ローラを用い、該ローラの表面に現像剤の薄層を形成した後、該ローラを感光ドラム面に適宜な圧力で接触させて現像を行う接触型現像装置が提案されている。かかる非磁性一成分現像装置は、白黒2値で画像が構成されるようなデジタルプリンタなど、エッジ強調効果を必要とせず且つ線画像および面画像の現像特性が同一であることが要求されるような現像に好ましく使用できることが知られている。
【0003】
非磁性一成分現像装置の一例として、感光ドラムに対する現像ローラの圧接力が比較的大きく且つ感光ドラムの周速度に対して現像ローラの周速度に差があるとその摺擦力により現像ローラ表面のトナーが粉砕され、トナー劣化が早まり、また、現像ローラ上に形成する現像剤層の厚さを規制する現像剤層規制部材の表面に、例えば数千mの現像で、トナーの固着(または融着)が生じ、この固着が現像剤薄層の均一な形成を妨げて画像に白筋を発生させる。また、周速を異にする現像ローラによる感光ドラムへの圧接力の作用により、感光ドラムが回転ムラを生じ易いという欠点を有し、更には、大サイズの現像を行うための大型の電子写真装置においては、前記摺擦を生じさせるために現像ローラの駆動トルクがかなり大きくなり不経済となる。
【0004】
このため本出願人は、上記問題点を解決するために、非磁性一成分トナーからなるトナー薄層を弾性現像ローラ上に形成し、該ローラをドラム状感光ドラム表面に当接させることにより感光ドラム表面に形成された静電潜像に弾性現像ローラ上の現像剤を供給して現像を行う現像装置において、感光ドラムの周速度と弾性現像ローラの周速度とがほぼ同速度となるように感光ドラムおよび弾性現像ローラを順方向に回転させ且つ弾性現像ローラの感光ドラム表面への食い込み量が現像ローラの半径の1/40以上となるように設定し、感光ドラムへの弾性現像ローラの接触開始地点から接触離脱地点までの現像ニップ区間において弾性現像ローラの感光ドラム表面に接触する局部分の移動速度がローラ自体の弾性により接触開始地点から徐々に遅くなり、その後徐々に元の速度に回復しながら感光ドラムとの接触から離脱するようにした非磁性一成分現像装置を提案した。
【0005】
このような構成により、現像ローラの径のばらつきや偏心、環境変化により径の変化、感光ドラムの偏心等があっても充分な食い込みに設定される。感光ドラム周速と現像ローラの周速がほぼ同じ値で現像が行われるために感光ドラムの回転ムラが発生しない。感光ドラムに当接する現像ローラの食い込み量が大きく配置されるためにその変化が無視され、さらに現像ローラは半径の約1/40以上、好ましく1/20以上の食い込み量で設定する事により現像ローラ上のトナー層は感光ドラム表面周速に対し接触開始からそのほぼ接触中心点まで徐々に遅くなり、その後接触中心点から接触離点まで感光ドラム周速に戻る作用を行わせるために、現像作用とクリーニング作用とが同時に行われ非常にジッターのない鮮明な画像を形成することができる。特に、大サイズ現像においても白筋の発生や、カブリや濃度不足のない鮮明な画像を得ることができる。現像ローラの駆動トルクが少なくなり、現像ローラを感光ドラムに押圧する寸法精度が向上するという効果を有するものである。
【0006】
一方、現像ローラを感光ドラムに所定のニップ幅で押圧させるには、例えば特開昭59−223469号が知られる。この発明は、現像ローラの同軸上に現像ローラの直径よりわずかに小さい直径を有するトラッキングローラ(当接コロ)を設け、このトラッキングローラの外周面を感光ドラムに接触して押圧部材の押圧力を規制するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した現像装置は感光ドラムと現像ローラとをほぼ同速度で回転させるようにしている。このため、感光ドラムと現像ローラとの駆動を別々に行った場合、双方の駆動の負荷変動により感光ドラムと現像ローラとの間で周速度のずれが生じジッターが発生するという問題を有する。また、同期信号により同時に駆動を行ってもそれぞれの駆動源の立ち上がり速度の差によりトルクが発生して異音や振動が発生するという問題を有する。
【0008】
また、現像装置をユニット化して装置本体に対して例えば上方向から着脱自在に設けた場合、装置本体からの駆動を受ける現像装置側に設けたギアが外部に露出してしまい、周辺機器などの衝突によりギアが破損してしまう可能性を有する。
【0009】
更に、上述したトラッキングローラを感光ドラムに接触させた場合、わずかながら漏洩するトナーが感光ドラム表面を伝わってトラッキングローラ表面に付着し、トラッキングローラの径や摩擦力が変わってしまい、所定のニップ幅となるように規制することができなくなるという問題を有する。
【0010】
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、上記した非磁性一成分現像装置の構成に加え、簡単な構成で常時安定した現像ローラのニップ幅を維持することができる現像装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、非非磁性一成分トナーからなるトナー薄層を弾性現像ローラ上に形成し、該現像ローラを感光ドラム表面に所定のニップ幅となるように押圧部材によって当接させることにより感光ドラム表面に形成された静電潜像に現像ローラ上の現像剤を供給して現像を行う現像装置において、感光ドラムの一方の側に装置本体側からの駆動を受ける第1のギアと、現像ローラの軸に設けられ感光ドラムの駆動を現像ローラに伝達する第2のギアと、感光ドラムの周方向に設けた溝部と、現像ローラの軸の両端に設けられ第2のギアの外径より大きい径の当接コロとを有し、溝部は当接コロが当接する第1の溝と、この第1の溝を挟んで少なくとも軸方向内側に設けた第2の溝とを有し、 現像ローラを押圧部材によって感光ドラムに押圧したときに当接コロが第1の溝部に当接してニップ幅を規制するとともに、第2の溝により漏洩したトナーを捕集することを特徴とする。
また、第2の溝は第1の溝より深く設けられていることを特徴とする。
【0013】
更に、前記感光ドラムの両端側に感光ドラムを支持するフランジを設け、該フランジに前記溝部および前記第1のギアが設けられていることを特徴とする。
【0014】
また更に、非磁性一成分トナーからなるトナー薄層を弾性現像ローラ上に形成し、該現像ローラを感光ドラム表面に所定のニップ幅となるように押圧部材によって当接させることにより感光ドラム表面に形成された静電潜像に現像ローラ上の現像剤を供給して現像を行う現像装置であって、且つ感光ドラムの周速度と現像ローラの周速度とがほぼ同速度となるように感光ドラムおよび現像ローラを順方向に回転させるように設定した現像装置において、前記感光ドラムの一方の側に装置本体側からの駆動を受ける第1のギアと、前記現像ローラの軸に設けられ前記感光ドラムの駆動を現像ローラに伝達する第2のギアと、前記感光ドラムの周方向に設けた溝部と、前記現像ローラの軸の両端に設けられ前記第2のギアの外径より大きい径の当接コロとを有し、前記溝部は前記当接コロが当接する第1の溝と、この第1の溝の軸方向内側に隣接して設けた前記第1の溝より深い第2の溝とを有し、前記現像ローラを押圧部材によって前記感光ドラムに押圧したときに前記当接コロが前記溝部に当接して前記ニップ幅を規制することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照として説明する。
図1は、本発明が適用された現像装置の概略側面図であり、図2に概略平面図を示す。
図中、符号1は矢印Aで示す方向、即ち時計方向に回転する感光ドラムであり、例えば、アルミニウム等のドラム状基体の表面に電子写真感光体を備えた構成よりなる。感光体としては、OPC感光体やアモルファスシリコン感光体等の周知の感光体が使用し得る。
【0016】
図示していないが、感光ドラム1の周囲には、回転方向Aに沿って感光ドラムの残留電荷を消去するためのイレーサランプ、感光ドラムを特定極性に一様に帯電する帯電器、帯電された感光ドラム表面にデジタル光情報を入射して感光ドラム上に静電潜像を形成させるLEDヘッド等の露光装置、感光ドラムにトナーを供給して前記静電潜像を反転現像をして、即ち露光部分にトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置2(図1)、感光ドラム上のトナー像を紙等の転写材上に転写させる転写装置が配置されている。これら感光ドラム周りの構成は現像装置2を除き周知のものを採択できる。
【0017】
かかる配置において現像装置2は、例えば絶縁性非磁性一成分トナーからなる現像剤が収容された現像容器3と、弾性体からなる現像ローラ4と、現像ローラ4と適宜な圧力で接触して配置され現像ローラ4上に形成するトナー層厚を規制する層厚規制部材5と、現像ローラ4と接触して設けられ現像ローラ4にトナーを供給する供給ローラ6と、供給ローラ6の後方に配置された撹拌部材7などを備え、現像ローラ4、供給ローラ6、層厚規制部材5は、後述するように、適当なバイアス電源に接続されてそれぞれに所定のバイアス電圧が印加されている。なお、トナーは例えば反転現像のために、感光ドラムの帯電極性と同じ極性のトナーが使用される。
現像装置は、ユニット化されており、実施例いおいては装置上方向から現像装置を装着し、後述するカム20の押圧により感光ドラム1に設けたギア15aと現像ローラを駆動するためのギア15bとが噛み合って駆動を現像装置に伝達している。
【0018】
これら構成について詳述する。現像容器3内には所定量の非磁性一成分現像剤(以下、トナーという)が収容されており、感光ドラム1と対向する位置には、感光ドラム1の長さとほぼ等しい長さを有し、感光ドラム1の軸線と平行する方向に延びている現像ローラ4が、現像容器3に形成された開口8からその周面の一部を感光ドラム側に露出するようにして配置されている。現像容器3内のトナーの収容量は、図示していないが、供給ローラ6の頭が露出する程度の量とされ、常時に現像容器の後壁に設けたセンサーにより監視され、所定量以下となった時にはトナーカートリッジ9からトナーを補給すべく指示信号が発せられる。
【0019】
現像ローラ4はステンレス等の導電性の剛体からなる中心軸11の周りに弾性中間層12を形成し、更に中間層12の外周に弾性表面層13を形成した構成よりなり、表面層13、中間層12が弾性変形をして4mm以上、好ましくは5〜10mmのニップ幅で感光ドラム1の表面に圧接するように配置され、感光ドラム1の回転と順方向に、即ち反時計方向Bに回転するようになっている。
【0020】
先に述べたように、現像ローラ4の中心軸11はスイッチ21を介してバイアス電源14aに接続されている。バイアス電源14aは、静電潜像を現像し画像背景部(バックグランド)へのトナーのかぶりを防止するためのバイアス電圧を印加する。かかるバイアス電圧は、感光ドラム1の表面帯電位よりも絶対値で100〜500V、好ましくは300〜400V低い値に設定されている。かかる電位差が300V以下の場合には現像濃度が濃くなり、400V以上になると現像濃度が低下するという傾向がある。なお、図示例ではバイアス電源14aとは正負逆極性の第2のバイアス電源14bを備えており、前記したスイッチ31の切り換えにより、いずれかのバイアス電源への接続が行われる。この切り換えは、現像ローラ4が主として現像に寄与する画像形成時と、例えば画像形成前、または画像形成と画像形成との間のアイドリング中など主としてクリーニングに寄与する時とに依り所定のタイミングで切り換えられ、即ち、現像時には感光ドラム1の表面の帯電電位と同極性に、非帯電時には感光ドラム1の表面の帯電電位と逆極性になるように行われる。
【0021】
再び現像ローラ4の構成に戻ると、中心軸11の外側に形成されている中間層12とその外周に形成されている表面層13とは、例えば中間層12が比較的高抵抗であり、表面層13が相対的に低抵抗であるような体積抵抗値を持つ異なる性質を持つシリコンゴムからなる2層の弾性体により形成される。例えば、中間層12を構成するシリコンゴムは10〜10Ω・cmの体積抵抗、表面層13を構成するシリコンゴムは10〜10Ω・cmの体積抵抗値を有するものが好ましい。現像ローラ4としては、かかる二層構造に限定されることなく、単層の構造であっても良く、逆に三層以上の構造であっても良い。また材料としては、シリコンゴムの他、中間層12としてNBRゴム(アクリロニトリルブタジエン共重合ゴム)やウレタンゴム等の弾性を有する多孔質発泡体からなるものを使用し、表面層13もウレタンゴム等の弾性体で形成したものを使用しても良い。
また、NBRゴム、ウレタンゴム、シリコンゴムなどの単層タイプであっても良い。
【0022】
これら単層の現像ローラの弾性層または多層の現像ローラの中間層および表面層からなる弾性層の比抵抗は10〜10Ω・cmの範囲内が好ましく、またゴム硬度は20〜30度程度の範囲のものが好ましく、特には表面層13はトナー搬送力を得るめに微小な凹凸を表面に有し且つトナーとの離型性が良く、トナーに対して摩擦帯電系列が離れた材料によって形成されることが望ましい。
【0023】
現像ローラ4の表面はトナーの粒径により異なるが、トナー平均粒径が8〜10μm程度の場合は、約10μmの凹凸を有することが好ましく、中間層に約10〜20度程度の低い硬度のものを用い、表面層に20〜30度程度の硬度の弾性体を用い、かかる現像ローラを、感光ドラム1に対して食い込み量が現像ローラ4の半径の1/40倍(2.5%)、好ましくは1/20倍(5%)以上となるように配置し、感光ドラム1の周速度とほぼ同じ周速度で回転して現像を行う。ここで重要なことは表面層13の凹凸の粗さと現像ローラ4の表面みかけ硬度であり、現像ローラの表面みかけ硬度が低硬度である方が回転トルクが小さく好ましい。
【0024】
現像ローラ4の後方に位置する供給ローラ6は、現像ローラ4の軸線と平行に延びて配置され、現像ローラ4とほぼ全長にわたって接触している。供給ローラ6は、例えばカーボン微粉末が混入されたウレタンゴムの発泡体からなり、現像ローラ4に対して所定の圧力で接触しながら現像ローラ4の回転方向とは対向する方向、即ち反時計方向に回転し、現像容器3内のトナーを現像ローラ4に供給すると共に、摩擦帯電により現像ローラ4上のトナーを荷電する。現像ローラ4や供給ローラ6との摩擦によるトナーの帯電は現像品質に大きく影響し、帯電が不足した場合には、カブリや濃度ムラが発生する。
【0025】
供給ローラ6の中心軸16はツェナーダイオード(図示なし)を介してバイアス電源14cに接続されており所定のバイアス電圧が印加されている。かかる供給ローラ6へ印加されるバイアス電位は、現像ローラ4のバイアス電位よりも絶対値で100〜500V高い電位に設定されており、この電位差によりトナーを供給ローラ6から現像ローラ4へと移転させる。
【0026】
供給ローラ6の後方に設けられた撹拌部材7は、現像ローラ4の軸線と同方向に延びる中心軸18と、該軸に軸線方向の複数箇所において設けられた複数の撹拌翼19を有し、その回転により現像容器3内のトナーを撹拌すると共にトナーを供給ローラ6へと搬送し供給する。この例では撹拌翼19は時計方向に回転している。
【0027】
供給ローラ6により現像ローラ4上に層状に供給されたトナーは層厚規制部材5によりその層厚が規制される。層厚規制部材5は、現像ローラ4の回転方向で見て、現像ローラ4と感光ドラム1との接触部、即ち現像ニップ区間の上流位置に配置された導電性または半導電性のローラ体からなり、現像ローラ4とほぼ同じ長さを有し、現像ローラ4の全長にわたって、その周面の一部が現像ローラ4の表面層に対し所定の圧力で接触しながら回転するように設けられている。図示例では層厚規制部材5は現像ローラ4の直上位置に配置されている。層厚規制部材5には前出の供給ローラ6と同極性のバイアスが印加されている。
【0028】
層厚規制部材5は現像ローラ4の回転方向Bと対向する方向、即ち反時計方向に回転し、現像ローラ4上に付着したトナーの一部を現像ローラ4に薄層(トナーの1〜3層)分だけを残すように、その他のトナーをその周面に転写吸着して除去するように働く。こうして層厚規制部材5により剥ぎ取られ転写された余剰のトナーは、層厚規制部材5の周面と先端が当接するようにして配置された弾性除去ブレード21により層厚規制部材5から除去される。
【0029】
更に、図2に示す現像装置の平面図のように上述した現像装置の構成に加え、感光ドラム1を回転中心に支持するフランジ10a、10bと、フランジ10aに設けられた第1のギア15aと、現像ローラ4の回転軸の一端側に支持された第2のギア15bと、現像ローラ4の中心軸11に支持された当接コロ17a、17bとを有する。
【0030】
合成樹脂あるいはアルミ製などにより形成されたフランジ10a、10bは筒状の感光ドラム1を軸中心に回転駆動するように設けられ、装置本体に設けた不図示の駆動源からフランジ10aに設けた第1のギア15aに連結されている。実施例において第1のギア15aは、フランジ10aに一体形成されている。フランジ10aは更に第1のギア15aに隣接して設けた溝部22aを有する。また、フランジ10bには溝部22bが設けられている。溝部22a、22bは、当接コロ17a、17bの幅よりわずかに広い幅で且つ当接コロ17a、17bの外周面が接触する第1の溝23と、トナーなどの異物が当接コロの外周面に付着しないように防止する第2の溝24とを有する。
【0031】
わずかではあるが現像装置の側壁25に設けたシールから漏洩したトナーは感光ドラム1表面を伝わって軸方向外側に向かって移動する。第2の溝24を設けなくて第1の溝23のみであっても溝の段差でトナーの侵入をある程度抑えることができる。しかしながら第1の溝23にトナーが入り込んでしまった場合に、当接コロ17a、17bに付着させないように第1の溝23の軸方向内側に第2の溝24を設けることによりトナーを第2の溝に捕集させそれ以上の移動を防止する。こうして長期間に亘って現像ローラと感光ドラムとの間に形成されるニップ幅を一定のものとし、安定した画像形成を行うことができる。第2の溝24は第1の溝23を挟むように設けた場合であっても良い。
【0032】
当接コロ17a、17bは、現像ローラ4に設けた第2のギア15bおよび現像ローラの駆動を供給ローラ6に伝達するために設けたギアの外径より大きい径を有し、樹脂製あるいは金属製の円盤形状をしている。実施例においては第2のギア15bより大きい径の当接コロ17a、17bを有する。
【0033】
特に実施例では、感光ドラム1と現像ローラ4とをほぼ同速度で回転させるため、現像ローラ4に設けた第2のギア15bの径は現像ローラ4の直径とほぼ同一である。このような構成の現像装置を装置本体から取り出した場合、第2のギア15bが外部に露出してしまい、衝突などにより破損してしまうおそれが生じる。しかしながら、当接コロ17a、17bがギアより大きい径としたため、衝突による破損を防止することができる。
【0034】
図3に別の実施例を示す。
図2においては、第1の溝23の近傍に第2の溝24を設けた構成であったが、図3は第1の溝23に隣接して第2の溝24を設けたものである。溝の深さは、第1の溝23より第2の溝24のほうが深くなるように設けられている。
これにより第2の溝にトナーが漏洩した場合であっても捕集することができ第1の溝23にトナーが付着することがなくなる。
【0035】
符号20は、現像装置を感光ドラムに対して接離するカムを示しており、電源投入によりカムが回転して現像装置を当接コロが第1の溝に当接するまで移動させて所定のニップ幅を形成する。
尚、実施例においてはフランジに溝部を設けた構成であったが、感光ドラムに溝部を設けた構成であっても良い。また、第1の溝の軸線方向内側に第2の溝を設けたが、第1の溝を挟んで両側に溝を設けた構成であっても良い。
【0036】
次に、動作について説明する。
現像装置を装置本体に装着し、電源を投入したときにカムが回転して現像装置を感光ドラムに向かって移動する。このとき、現像ローラに設けた当接コロが第1の溝に突き当たり、現像ローラが感光ドラムに押圧され所定のニップ幅に規制され、周知の画像形成が行われる。
【0037】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、当接コロを現像ローラに設けたギアの径より大きい径にしたことによりギアを衝突による破損などを保護することができ、第1の溝に当接して所定のニップ幅となるように規制することができる。また、第2の溝を第1の溝に隣接して設けたことによりトナーを第2の溝に捕集して当接コロにトナーが付着することがなく長時間にわたって安定した画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による現像装置の好適な一例を示す概略側面図。
【図2】 本発明による現像装置の概略平面図。
【図3】 別の実施例を示す現像装置の概略平面図。
【符号の説明】
1 感光ドラム
2 現像装置
3 現像容器
4 現像ローラ
5 層厚規制部材
6 供給ローラ
7 撹拌部材
8 開口
9 トナーカートリッジ
10 フランジ
11 中心軸
12 中間層
13 表面層
14a、b バイアス電源
15a 第1のギア
15b 第2のギア
16 中心軸
17 当接コロ
18 中心軸
19 撹拌翼
20 カム
21 スイッチ
22 溝部
23 第1の溝
24 第2の溝
25 側壁

Claims (4)

  1. 非磁性一成分トナーからなるトナー薄層を弾性現像ローラ上に形成し、該現像ローラを感光ドラム表面に所定のニップ幅となるように押圧部材によって当接させることにより感光ドラム表面に形成された静電潜像に現像ローラ上の現像剤を供給して現像を行う現像装置において、
    前記感光ドラムの一方の側に装置本体側からの駆動を受ける第1のギアと、前記現像ローラの軸に設けられ前記感光ドラムの駆動を現像ローラに伝達する第2のギアと、前記感光ドラムの周方向に設けた溝部と、前記現像ローラの軸の両端に設けられ前記第2のギアの外径より大きい径の当接コロとを有し、
    前記溝部は前記当接コロが当接する第1の溝と、この第1の溝を挟んで少なくとも軸方向内側に設けた第2の溝とを有し、
    前記現像ローラを押圧部材によって前記感光ドラムに押圧したときに前記当接コロが前記第1の溝部に当接して前記ニップ幅を規制するとともに、前記第2の溝により漏洩したトナーを捕集することを特徴とする現像装置。
  2. 前記第2の溝は前記第1の溝より深く設けられていることを特徴とする請求項1または2いずれか記載の現像装置。
  3. 前記感光ドラムの両端側に感光ドラムを支持するフランジを設け、該フランジに前記溝部および前記第1のギアが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3記載の現像装置。
  4. 非磁性一成分トナーからなるトナー薄層を弾性現像ローラ上に形成し、該現像ローラを感光ドラム表面に所定のニップ幅となるように押圧部材によって当接させることにより感光ドラム表面に形成された静電潜像に現像ローラ上の現像剤を供給して現像を行う現像装置であって、且つ感光ドラムの周速度と現像ローラの周速度とがほぼ同速度となるように感光ドラムおよび現像ローラを順方向に回転させるように設定した現像装置において、前記感光ドラムの一方の側に装置本体側からの駆動を受ける第1のギアと、前記現像ローラの軸に設けられ前記感光ドラムの駆動を現像ローラに伝達する第2のギアと、前記感光ドラムの周方向に設けた溝部と、前記現像ローラの軸の両端に設けられ前記第2のギアの外径より大きい径の当接コロとを有し、前記溝部は前記当接コロが当接する第1の溝と、この第1の溝の軸方向内側に隣接して設けた前記第1の溝より深い第2の溝とを有し、前記現像ローラを押圧部材によって前記感光ドラムに押圧したときに前記当接コロが前記溝部に当接して前記ニップ幅を規制するとともに、前記第2の溝により漏洩したトナーを捕集することを特徴とする現像装置。
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