JP4451818B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、特に設定変更に関するセキュリティを向上させたものに関する。
スロットマシン等の遊技機において、遊技者が所定の枚数のメダルや遊技球等の遊技媒体を遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要な遊技媒体は、遊技ホール内に設けられた遊技媒体貸機等で借りることができ、所望の遊技機の遊技媒体投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
スロットマシンは、基本的に図柄が揃ったときに賞品としてメダルを払い出すものであるが、図柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理の内容は所定の範囲内で設定の変更(以下、設定変更)が可能であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。設定変更は、遊技機の扉を開け、電源部に設けられた設定キースイッチをオンにした後に電源スイッチをオフからオンにし、設定変更可能なモードに移行した後、設定変更スイッチを押す等の所定の操作手順により行われた。
特開2004-201796「遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム」
遊技者のごく一部に不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいた。例えば、設定変更を不正に行うことにより、遊技機の設定を自己に有利なものに不正に変更する者がいた。このような不正行為を防止するために、遊技機の扉には鍵が設けられて容易に開閉できないようになっているとともに、設定変更モードにする際に鍵を必要とするようになっていた。しかし、盗んだ鍵を使うなどして設定変更を行うことがあったようである。鍵さえあれば不正な設定の変更が可能であった。不正の発覚を避けるために、不正な設定変更はごく短時間で行われているようである。
従来の遊技機では、鍵を持ち、所定の設定変更の手順を知っている者であれば誰でも簡単に設定変更を行うことができた。これでは、不正行為に対するセキュリティが低く、不正行為の被害に遭いやすいという問題点があった。
そこで、本発明は、不正な設定変更を防止できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機は、内部動作に関する設定の変更を行う状態に遊技機を移行させるための設定キースイッチと、内部動作に関する設定の変更を行うための前記状態において設定を変更するための設定変更スイッチと、前記設定キースイッチ及び前記設定変更スイッチからの信号に基づき予め定められた手順に従い設定の変更を行う制御部と、タイマーとを備え、
前記制御部は、前記設定キースイッチが操作されて内部動作に関する設定の変更を行う前記状態に移行しようとするときに前記タイマーを起動し、当該タイマーで予め定められた時間を計時した後に前記状態に遊技機を移行させる設定変更準備処理を実行するとともに、前記設定変更準備処理において前記設定変更スイッチの信号を無効とすることを特徴とするものである。
遊技に関する演出を行う副制御部と、前記副制御部により制御される演出表示部とを備え、
前記制御部は、前記設定変更準備処理を実行するときに、前記設定変更準備処理を実行していることを報知するためのコマンドを前記副制御部へ送り当該報知を行わせるとともに、前記設定変更準備処理が終了したときに前記報知を終了させるコマンドを前記副制御部へ送り当該報知を終了させるようにしてもよい。
本発明に係る遊技機は、内部動作に関する設定の変更を行う状態に遊技機を移行させるための設定キースイッチと、内部動作に関する設定の変更を行うための前記状態において設定を変更するための設定変更スイッチと、前記設定キースイッチ及び前記設定変更スイッチからの信号に基づき予め定められた手順に従い設定の変更を行う制御部と、タイマーとを備え、
前記制御部は、前記設定の変更が終了したときに前記タイマーを起動し、当該タイマーで予め定められた時間を計時した後に遊技可能な状態に遊技機を移行させる設定変更完了準備処理を実行することを特徴とするものである。
遊技に関する演出を行う副制御部と、前記副制御部により制御される演出表示部と、リセットスイッチとを備え、
前記制御部は、前記設定変更完了準備処理を実行するときに、前記設定変更完了準備処理を実行していることを報知するためのコマンドを前記副制御部へ送り当該報知を行わせるとともに、前記設定変更完了準備処理が終了し、かつ、前記リセットスイッチが操作されたときに前記報知を終了させるコマンドを前記副制御部へ送り当該報知を終了させるようにしてもよい。
本発明によれば、遊技機を設定変更モードに移行させる際に設定変更準備モードを経るようにし、又は、遊技機を設定変更モードから通常遊技モードに復帰する際に設定変更完了準備モードを経るようにし、設定変更準備モードと設定変更完了準備モードそれぞれにおいてタイマーにより予め定められた時間が経過しない限り次のモードに移行しないように制御するので、設定変更に一定時間以上要することとなり、短時間で行われる不正な設定変更を防ぐことができる。これにより、ホール側が不正行為を察知できる可能性が大幅に高まる。
この発明の実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)について図面を参照して説明する。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。スロットマシン本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個の回転リールからなるリールユニット203が設置されている。ゲーム表示部131には開口部が設けられていて、それを通して遊技者が前記リールユニット203の各回転リールの図柄を見ることができるようになっている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニット203の駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップスイッチ140によりその駆動が停止される。リールユニットは、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
図3は電源部205のパネルの詳細を示す。
図3において、電源スイッチ2051は電源のオン/オフスイッチであり、電源部パイロットランプ2052は電源がオンのとき点灯するランプ(LED)であり、打ち止め有無スイッチ2053はメダルの払い出し枚数を制限する打ち止めを「有り」または「無し」に設定するスイッチである。打ち止め有無スイッチ2053は通常「無し」に設定されていて、頻繁に使用されることはない。設定キースイッチ2054は設定変更を行うためのスイッチであり、設定変更/リセットスイッチ2055は設定値を変更したり、装置をリセットするためのスイッチであり、AC100Vパイロットランプ2056は筐体の電源であるAC100Vが供給されていることを示すランプであり、AC電源出力及び電源ケーブル2057は電源を供給するためのものである。
図4は発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図を示す。
図4において、200、201はそれぞれCPU、ROM及びRAMを内蔵するメイン基板(制御部)、サブ基板(副制御部)である。メイン基板200はメダルの投入、払い出し、リールの制御、当選処理などを行う。サブ基板201は演出表示などの処理を行う。202はスタートスイッチ134やストップスイッチ140、符号を付していないベットスイッチなどのスイッチからなる操作部である。203は三個の回転リールからなるリールユニットである。204はゲーム表示部131のリールの内部照明、電飾、液晶表示装置、スピーカなどを含む演出表示部である。演出表示部204により当選役や押し順の報知がなされる。205は各部に電源を供給する電源部である。121は、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置である。
200aはタイマーである。タイマー200aは専用ICなどのハードウエア又はCPUで実行されるプログラムで実現される。タイマー200aは予め定められた時間を計測するためのものである。すなわち、タイマー200aには予め定められた時間(例えば1分)が設定されていて、タイマー200aの起動から前記予め定められた時間を経過するとその旨の信号を出力する。当該出力をメイン基板200の図示しないCPUが受取り、後述の処理を行う。
上記設定キースイッチ2054、リセットスイッチ2055を少なくとも備える電源部205は、メイン基板200に接続されている。前述の各部は、タイマー200aを含むメイン基板200へ信号を出力する。なお、電源部205は図示しない各種電源を含み、これら電源の出力はメイン基板200やサブ基板201などに供給されていることは言うまでもない。
メイン基板200は、遊技者の操作を受けて内部抽選(内部動作)を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板200は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。メイン基板200のROM内には例えば設定値1〜6にそれぞれ対応する複数の抽選テーブル(図示しない)が格納されており、設定変更によって設定された設定値に対応した抽選テーブルを用いて抽選処理が行われる。設定値とは、メイン基板200に記憶されるものであって、予め用意された複数のテーブルのいずれかを選択するために使用されるものである。
サブ基板201は、メイン基板200からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板201は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
遊技機は、基本的に図柄が揃ったときにメダルを払い出すものであるが、図柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理については、所定の範囲内で設定可能(当選の確率を高くしたり低くしたりできる)であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。通常のスロットマシンは、BB,RB、小役等の抽選確率の異なる複数(例えば6つ)の抽選テーブルを予め備える。スロットマシンの抽選では、それら複数の抽選テーブルの中から1つが設定され、この設定された抽選テーブルに基づいて抽選による当たり/ハズレの判定がなされる。複数の抽選テーブルのうちどれを使用するかに関する設定を変更することを、設定変更と称している。例えば設定値1〜6に対して、それぞれ第1抽選テーブル〜第6抽選テーブルが選択され使用される。
なお、メイン基板200のROMには、このスロットマシンで実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されている他、前記抽選テーブルが格納されている。抽選テーブルは、図示しない乱数発生部で抽出された乱数を各入賞態様に区分けするように区分されており、前記乱数発生部で発生する一定範囲の数値の中から抽出される乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶している。すなわち、抽選テーブルは、乱数発生器がとる乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。抽出された乱数データは、乱数発生器から生成される乱数と対応するようにした全領域中の各入賞態様ごとに区分されたデータそれぞれと照合し、当該乱数データが属する入賞態様に対応する当選が決定される。例えば、抽出された乱数の数値が、抽選テーブルのどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞判定テーブル5の外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。各種の入賞はこのような抽選テーブルのデータ設定に応じた確率の下で発生し図柄の停止制御が行われるため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
図5は発明の実施の形態に係る遊技機の動作を示すフローチャートである。
図6は発明の実施の形態に係る設定変更準備処理と設定変更完了準備処理のフローチャートである。
図7は発明の実施の形態に係る設定変更処理のフローチャートである。
図5〜図7を参照して、本発明の実施の形態に係る遊技機の動作を説明する。
図5は設定変更手順の全体を示す。まず、遊技機の電源をオフにし(図5のS10)、設定キースイッチ2054をオンにする(同S11)。設定キースイッチ2054をオンにするためには鍵が必要である。そして遊技機の電源をオンにする(同S12)。従来であれば直ちに設定変更モードになったが、発明の実施の形態では設定変更準備モードを経由してから設定変更モードになる。すなわち、設定変更準備処理が実行される(S13)。設定変更準備モードでは、設定変更のためのボタン2054,2055等が無効である。
図6(a)の設定変更準備処理では、タイマー待ち処理を実行する(S30)。すなわち、電源オン(S12)の後にタイマー200aを起動し、所定時間の計時を行うまで処理を停止する。タイマー200aが計時中は設定変更処理(S14)を行うことができない。タイマー200aが計時中にスイッチが操作されても無視される。タイマー200aが所定時間を計時したら、その旨の信号に基づき図6(a)の処理を抜け、次の処理(設定変更処理(S14))を実行する。以上まとめると、図6(a)の設定変更準備処理において、設定変更/リセットスイッチ2055からの信号は無効とされる。つまり、タイマーが計時中に設定変更/リセットスイッチ2055が操作されても、当該操作による信号は無視される。
また、図5に示すように、設定変更準備処理(S13)が実行されるとメイン基板200からサブ基板201へ報知コマンドが送られる。これを受けてサブ基板201は、リールの内部照明、電飾、液晶表示装置、スピーカなどの演出表示部204により報知を行う。例えば照明や電飾を点灯又は点滅させたり、液晶表示装置に「設定変更準備中です」等を表示したり、スピーカからブザー音を流したり、「設定変更準備中です」等の音声を流す。図6(a)のタイマー待ち処理(S30)の実行が終了したら、図5に示すようにメイン基板200からサブ基板201へリセットコマンドが送られ、これを受けてサブ基板201は報知を終了する(S21)。
そして、図7の設定変更処理が行われる。これは従来と同様の手順である。設定変更/リセットスイッチ2055が操作されると(S50でYES)、現在の設定値(メイン基板の図示しないメモリに記憶されている)に1を加える(S51)。設定値の上限に達したとき、例えば設定値が6を超えた場合は(S52でYES)、設定値を初期化、例えば1に戻す(S53)。その後、及び、設定変更/リセットスイッチ2055が操作されていないとき(S50でNO)、スタートスイッチ134が押下されたかどうか判定し、押下されたときは(S54でYES)、設定値を確定する(S55)。例えば、設定値をメイン基板のメモリに格納する。そして、設定キースイッチ2054をオフにする(S56)。これで設定変更処理が終了する。
設定変更処理(図5のS14)が完了すると、設定変更完了準備処理(同S15)が実行される。従来であれば直ちに遊技モードになったが、発明の実施の形態では設定変更完了準備モードを経由してから遊技モードになる。設定変更完了準備モードでは、設定変更のためのボタン2054,2055等が無効である。
図6(b)の設定変更完了準備処理では、タイマー待ち処理を実行する(S40)。すなわち、スタートスイッチ134が押し下げられたことを受けてタイマー200aを起動し、所定時間の計時を行うまで処理を停止する。タイマー200aが所定時間を計時したら、次に、設定変更/リセットスイッチ2055が操作されたかどうか監視する(S41)。遊技モードにするために、さらにリセットスイッチ2055の操作を要求することで、さらに不正行為を困難にするためである。なお、S41はなくてもよい。
設定変更完了準備処理(S15)が実行されるとメイン基板200からサブ基板201へ報知コマンドが送られる。これを受けてサブ基板201は、リールの内部照明、電飾、液晶表示装置、スピーカなどの演出表示部204により報知を行う(S22)。図6(b)のタイマー待ち処理の実行が終了したらメイン基板200からサブ基板201へリセットコマンドが送られ、これを受けてサブ基板201は報知を終了する(S23)。
メイン基板200からサブ基板201へリセットコマンドを送ることに代えて、サブ基板201で設定変更/リセットスイッチ2055の出力を監視するようにしてもよい。すなわち、図5の点線で示すように、電飾・液晶による報知(S22)の後で、リセットスイッチの操作を監視し(S24)、リセットスイッチが操作されたときに報知を終了する(S23)。
なお、設定変更準備モードと設定変更完了準備モードを区別できるように、図5のS20とS22で報知の態様を異なるようにするとよい。
図8は、本発明の実施の形態に係る遊技機のモードとその移行についての説明図である。発明の実施の形態に係る遊技機のモードは、概ね次のようである。
・電源オフの状態では遊技機はいかなるモードでもない。
・電源オンの状態では次の4つのいずれかのモードをとる。
(1)遊技モード:遊技可能な通常の状態
(2)設定変更モード:設定変更可能な状態
(3)設定変更準備モード:設定変更モードに至る途中の状態
(4)設定変更完了準備モード:設定変更モードから遊技モードに移行する際の途中の状態
図8からわかるように、設定変更モードの前に設定変更準備モードが設けられ、遊技モードと設定変更モードの間に設定変更完了準備モードが設けられている。これに対し、従来の遊技機では、図9に示すように設定変更準備モードと設定変更完了準備モードは存在せず、所定の操作の後に直ちに設定変更モードになり、設定変更モードから遊技モードへ直ちに移行した。そのため、不正な設定変更を迅速に行うことが可能で、そのため当該不正行為を見逃すことがあった。これに対し、発明の実施の形態によれば、設定変更準備モードと設定変更完了準備モードを設けたことにより、設定変更を迅速に行うことができなくなった。これにより不正行為を発見できる可能性がおおいに高まり、もって不正行為を抑止することができるようになった。
発明の実施の形態によれば、モードの移行時に設定変更準備モードと設定変更完了準備モードを行うだけで済むので、メイン基板のプログラムの変更が少なくて済み、その実現は容易である。仮に、図9の設定変更モードにおいて各手順(図7の各処理)がそれぞれ一定時間以上になるように監視するとなると、プログラムに多くの変更を加える必要がある。したがって、発明の実施の形態のやり方(図8に示されるモード)は、実現可能性の点で有利である。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンの電源部の正面図である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンの機能ブロック図である。 発明の実施の形態に係る遊技機の動作を示すフローチャートである。 発明の実施の形態に係る設定変更準備処理と設定変更完了準備処理のフローチャートである。 設定変更処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る遊技機のモードとその移行についての説明図である。 従来の遊技機のモードとその移行についての説明図である。
符号の説明
1 メダルセレクタ
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
121 ホッパ装置
122 ホッパタンク
130 前扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートスイッチ
135 払出し口
136 導出路
140 ストップボタン
200 メイン基板(制御部)
200a タイマー
201 サブ基板(副制御部)
202 操作部
203 リールユニット
204 演出表示部(リールの内部照明、電飾、液晶表示装置、スピーカなど)
205 電源部
2054 設定キースイッチ

Claims (2)

  1. 内部動作に関する設定の変更を行う状態に遊技機を移行させるための設定キースイッチと、内部動作に関する設定の変更を行うための前記状態において設定を変更するための設定変更スイッチと、前記設定キースイッチ及び前記設定変更スイッチからの信号に基づき予め定められた手順に従い設定の変更を行う制御部と、タイマーと、遊技に関する演出を行う副制御部と、前記副制御部により制御される演出表示部とを備え、
    前記制御部は、前記設定キースイッチが操作されて内部動作に関する設定の変更を行う前記状態に移行しようとするときに前記タイマーを起動し、当該タイマーで予め定められた時間を計時した後に前記状態に遊技機を移行させる設定変更準備処理を実行するとともに、前記設定変更準備処理において前記設定変更スイッチの信号を無効とし、
    前記制御部は、前記設定変更準備処理を実行するときに、前記設定変更準備処理を実行していることを報知するためのコマンドを前記副制御部へ送り当該報知を行わせるとともに、前記設定変更準備処理が終了したときに前記報知を終了させるコマンドを前記副制御部へ送り当該報知を終了させることを特徴とする遊技機。
  2. 内部動作に関する設定の変更を行う状態に遊技機を移行させるための設定キースイッチと、内部動作に関する設定の変更を行うための前記状態において設定を変更するための設定変更スイッチと、前記設定キースイッチ及び前記設定変更スイッチからの信号に基づき予め定められた手順に従い設定の変更を行う制御部と、タイマーと、遊技に関する演出を行う副制御部と、前記副制御部により制御される演出表示部と、リセットスイッチとを備え、
    前記制御部は、前記設定の変更が終了したときに前記タイマーを起動し、当該タイマーで予め定められた時間を計時した後に遊技可能な状態に遊技機を移行させる設定変更完了準備処理を実行し、
    前記制御部は、前記設定変更完了準備処理を実行するときに、前記設定変更完了準備処理を実行していることを報知するためのコマンドを前記副制御部へ送り当該報知を行わせるとともに、前記設定変更完了準備処理が終了し、かつ、前記リセットスイッチが操作されたときに前記報知を終了させるコマンドを前記副制御部へ送り当該報知を終了させることを特徴とする遊技機。
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