JP4450809B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィーダベース上に部品取出位置まで収納テープ内の電子部品を供給する部品供給ユニットを複数並設して、この部品供給ユニットより供給された電子部品を吸着ノズルが取出してプリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。
この種の電子部品装着装置、特に高速型のガントリー型装着装置では、部品供給ユニットが固定されていて移動しないので、自動運転中に収納テープ同士を連結して補給する、所謂スプライシング補給を採用するユーザーが急増している。そして、この種の収納テープ同士の連結方法は、例えば特許文献1などに開示されているが、連結作業を簡単にするための技術が提案されている。
特開平5−338618号公報
しかしながら、電子部品切れのために収納テープ同士を連結テープにより連結した場合、連結作業時に連結部、すなわち、継ぎ目で複数個の電子部品が収納部から落ち、複数個連続した空の収納部が発生する。また、連結する作業者が古い収納テープの後端部及び新しい収納テープの前端部の複数の空の収納部をそのままにして連結したときには、継ぎ目及び継ぎ目の前後の複数個の収納部を含む継ぎ目部ゾーンに複数個連続した空の収納部が発生する虞がある。そして、この空の収納部が電子部品の取出し部まで送られたときには、複数個の空の収納部に対しても吸着ノズルが昇降し、電子部品を吸着して収納部から取出そうとする動作、所謂、吸着動作が繰り返され、連続して吸着ノズルにより電子部品が吸着されないとき、即ち、連続吸着異常が発生したときには、電子部品装着装置が異常停止し、この結果、装置の稼働率が低下するという問題が発生する。
そこで本発明は、継ぎ目或いは継ぎ目部ゾーンに複数個連続した空の収納部が発生した場合には連続吸着異常による異常停止を回避し、装置の稼働率を維持することを目的とする。
このため第1の発明は、収納テープの送り動作によりこの収納テープの収納部に収納された電子部品を部品の取出し部まで供給する部品供給ユニットを複数並設して、この部品供給ユニットより供給された電子部品を吸着ノズルが取出し部にて吸着してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルにより前記取出し部から吸着された部品の有無を検出する有無検出手段と、前記部品供給ユニット毎に設けられ前記収納テープ同士を連結した継ぎ目を検出する継ぎ目検出手段と、前記有無検出手段により電子部品の無い状態が連続して設定回数検出されたときは吸着動作及び装着動作を停止させ、且つ、前記継ぎ目検出装置により前記継ぎ目が検出され、前記継ぎ目或いは前記継ぎ目の前後の収納部を含む継ぎ目部ゾーンが前記取り出し部に到達しているときには、前記有無検出手段により電子部品の無い状態が連続して前記設定回数検出されても前記電子部品の吸着動作及び装着動作を停止させないように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
第2の発明は、収納テープの送り動作によりこの収納テープの収納部に収納された電子部品を部品の取り出し部まで供給する部品供給ユニットを複数並設して、この部品供給ユニットより供給された電子部品を吸着ノズルが取出し部にて吸着してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルにより前記取出し部から吸着された部品の有無を検出する有無検出手段と、この有無検出手段による検出結果により電子部品が連続して無い場合に部品無し回数を計数するカウンタと、前記部品供給ユニット毎に設けられ前記収納テープ同士を連結した継ぎ目を検出する継ぎ目検出手段と、前記カウンタの計数が設定回数に達したときには吸着動作及び装着動作を停止させるとともに、前記継ぎ目検出装置により継ぎ目が検出され、前記継ぎ目或いは継ぎ目の前後の収納部を含む継ぎ目ゾーンが前記取出し部に到達しているときには前記カウンタによる計数を行わないように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
第3の発明は、収納テープの送り動作によりこの収納テープの収納部に収納された電子部品を部品の取出し部まで供給する部品供給ユニットを複数並設して、この部品供給ユニットより供給された電子部品を吸着ノズルが取出し部にて吸着してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルにより前記取出し部から吸着された部品の有無を検出する有無検出手段と、前記部品供給ユニット毎に設けられ前記収納テープ同士を連結した継ぎ目を検出する継ぎ目検出手段と、前記有無検出手段により電子部品の無い状態が連続して第1の設定回数検出されたときは吸着動作及び装着動作を停止させ、且つ、前記継ぎ目検出装置により前記継ぎ目が検出され、前記継ぎ目或いは前記継ぎ目の前後の収納部を含む継ぎ目部ゾーンが前記取り出し部に到達しているときには、前記有無検出手段により電子部品の無い状態が連続して前記第1の設定回数よりも大きな第2の設定回数検出されるまでは前記電子部品の吸着動作及び装着動作を停止させないように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
第4の発明は、請求項1乃至3に記載の電子部品装着装置において、前記継ぎ目部ゾーンの長さを設定する設定手段を設けたことを特徴とする。
本発明は、収納テープ同士を連結テープなどにより連結した場合にも、連結部、すなわち、継ぎ目或いは継ぎ目部ゾーンでの連続した空の収納部による連続吸着異常による異常停止を回避し、装置の稼働率を維持することができる。
以下、添付図面を参照して、部品供給装置と電子部品装着装置本体とから構成される電子部品装着装置について説明する。この電子部品装着装置は、いわゆる多機能型チップマウンタであり、各種電子部品をプリント基板Pに実装できる。
図1は電子部品装着装置の平面図であり、電子部品装着装置本体1は、機台2と、この機台2の中央部に左右方向に延在するコンベア部3と、機台2の前部(図示の下側)および後部(図示の上側)にそれぞれ配設した2組の部品装着部4、4および2組の部品供給部5、5とを備えている。そして、部品供給部5には、電子部品供給装置である複数個の部品供給ユニット6が着脱自在に組み込まれて電子部品装着装置が構成される。
前記コンベア部3は、中央のセットテーブル8と、左側の供給コンベア9と、右側の排出コンベア10とを有している。プリント基板Pは、供給コンベア9からセットテーブル8に供給され、セットテーブル8で電子部品の装着を受けるために不動に且つ所定の高さにセットされる。そして、電子部品の装着が完了したプリント基板Pは、セットテーブル8から排出コンベア10を介して下流側装置に排出される。
各部品装着部4には、ヘッドユニット13を移動自在に搭載したXYステージ(ビーム)12が配設されると共に、第1の認識カメラである部品認識カメラ14(有無検出手段)及びノズルストッカ15が配設されている。ヘッドユニット13には、電子部品を吸着および装着するための2つの装着ヘッド16、16と、プリント基板Pの位置および後述する収納テープの電子部品収納部の状況を認識するための1台の第2の認識カメラである基板認識カメラ17とが搭載されている。なお、通常、両部品装着部4、4のXYステージ12、12は交互運転となる。また、有無検出手段として、部品認識カメラ14の代わりに、吸着ノズルにより電子部品が吸着された後に、電子部品の吸着状態を検出する例えばラインセンサを用いてもよい。
前記各XYステージ12はY軸駆動モータ12Yによりビーム12AがY方向に移動し、X軸駆動モータ12Xにより前記ヘッドユニット13がX方向に移動し、結果としてヘッドユニット13はXY方向に移動することとなる。
各部品供給部5には、後述するがフィーダベース19上に多数の部品供給ユニット6を、横並びに且つ着脱自在に備えている。各部品供給ユニット6には、多数の電子部品を各収納部Ccに一定の間隔で収容した後述する収納テープCが搭載されており、収納テープCを間欠送りすることで、部品供給ユニット6の先端から部品装着部4に電子部品が1個ずつ供給される。
この電子部品装着装置本体1の記憶部に格納された装着データに基づく運転は、先ずXYステージ12を駆動しヘッドユニット13を部品供給ユニット6に臨ませた後、装着ヘッド16に設けた吸着ノズル18を下降させるにより所望の電子部品をピックアップする(取出す)。続いて、装着ヘッド16を上昇させてから、XYステージ12を駆動して電子部品を部品認識カメラ14(有無検出手段)の直上部まで移動させ、その吸着姿勢及び吸着ノズル18に対する位置ずれを認識する。次に、装着ヘッド16をセットテーブル8上の基板Pの位置まで移動させ、基板認識カメラ17で基板Pの位置を認識した後、前記部品認識カメラ14及び基板認識カメラ17による認識結果に基づき前記XYステージ12のX軸駆動モータ12X、Y軸モータ12Y及び吸着ノズル18のθ軸駆動モータ18Aを補正移動させて電子部品をプリント基板P上に装着する。
次に図2及び図3に基づき、前記部品供給ユニット6について説明する。この部品供給ユニット6はユニットフレーム21と、このユニットフレーム21に回転自在に装着した図外の収納テープリールと、この収納テープリールに巻回した状態で順次繰り出された収納テープCを電子部品のピックアップ位置(吸着取出位置)まで間欠送りするテープ送り機構(テープ送り装置)22と、ピックアップ位置の手前で収納テープCのカバーテープCaを引き剥がすための後述するカバーテープ剥離機構20とから構成される。
前記収納テープリールから繰り出された収納テープCは、ピックアップ位置の手前のテープ経路に配設したサプレッサ23の下側を潜るようにして、ピックアップ位置に送り込まれる。このサプレッサ23にはピックアップ用の開口が開設されている。また、前記サプレッサ23にはスリットが形成されており、このスリットから収納テープCのカバーテープCaが引き剥がされ、収納部(収納凹部)26内に収納される。すなわち、収納テープCに搭載した電子部品はカバーテープCaを引き剥がされた状態で、ピックアップ用の開口まで送られ、前記吸着ノズル18によりピッアップされることとなる。
次に図2に基づき、前記テープ送り機構22について説明する。テープ送り機構22は、その出力軸に歯車27を設けた正逆転可能な駆動源であるサーボモータ28と、前記歯車27との間にタイミングベルト29が張架された歯車30を一端部に備えて支持体31にベアリング32を介して回転可能に支持された回転軸33と、この回転軸33の中間部に設けられたウォーム歯車34と噛み合うウォームホィール35を備えると共に収納テープCに形成した送り孔Cbに噛み合ってこれを送るスプロケット36とから構成される。そして、ユニットフレーム21の中間仕切体をウォームホィール35及びスプロケット36の支軸37が貫通している。
従って、部品供給ユニット6における収納テープC内の電子部品を供給するために前記サーボモータ28が駆動して正転すると、タイミングベルト29を介して歯車27及び歯車30が回転することにより回転軸33のみ回転し、ウォーム歯車34及びウォームホィール35を介してスプロケット36が送り方向に所定角度間欠回転することにより、送り孔Cbを介して収納テープCが間欠送りされる。
次に、前記カバーテープ剥離機構20について説明する。カバーテープ剥離機構20は、その出力軸にウォーム歯車41を設けた駆動モータ42と、周囲に歯車45及び前記歯車41と噛み合う歯車43を備えてユニットフレーム21に固定された支持体44に支軸46Aを介して回転可能に支持された第1の回転体46と、周囲に当接部51及び前記歯車45と噛み合う歯車47を備えてユニットフレーム21に取付体48を介して固定された支持体49に支軸50Aを介して回転可能に支持された第2の回転体50と、周囲に前記当接部51とバネ55により付勢されて当接する当接部52を備えてユニットフレーム21に支軸53を介して揺動可能である取付体54に支軸56Aを介して回転可能に支持された第3の回転体56と、カバーテープCaを案内するローラ57と、ユニットフレーム21に支軸58を介して揺動可能である取付体59の端部に前記ローラ57により案内されたカバーテープCaを案内するローラ60を備えると共にバネ61により付勢されてカバーテープCaにテンションを加えるためのテンション印加体62とから構成される。尚、63は前記取付体59の揺動を制限するストッパである。
従って、カバーテープCaを剥離する際には、前記駆動モータ42が駆動すると、歯車41及び歯車43を介して第1の回転体46が回転し、この第1の回転体46が回転すると歯車45及び歯車47を介して第2の回転体50が回転し、この第2の回転体50が回転するとバネ55により付勢された当接部52及び当接部51とがカバーテープCaを挟んだ状態で第3の回転体56が回転し、サプレッサ23のスリットから収納テープCのカバーテープCaが1ピッチ分引き剥がされながら、弛みを生ずることなく、当該部品供給ユニット6の端部に設けられた収納部26内に収納される。
また、前記サプレッサ23は、支持部となる垂直片とスプロケット36の歯に送り孔Cbが噛み合った収納テープCが外れないように押さえる水平片とから概ね断面がL字形状を呈し、前記ユニットフレーム21にその内側において垂直片が後端部の支軸を支点として回動可能に支持され、前記水平片の前端部には係止する方向にバネにより付勢された係止体(図示せず)に係止可能な係止孔を有する垂直な係止片を備えている。
なお、収納テープCのカバーテープCaの剥離支点となる前記サプレッサ23を上方へ回動させた状態で、部品供給ユニット6の側方から前記ユニットフレーム21に形成されたテープ通路64に連通する装填用開口65を介して前記収納テープCを部品供給ユニット6に装填できるように構成される。66は部品供給ユニット6に装填された前記収納テープCが前記装填用開口65からの離脱を防止する防止部材で、前記テープ通路64の水平な通路の後端部近傍や中間部、斜めの通路の上端部近傍や水平な通路と斜めの通路との境界部に設けられている(図2参照)。
尚、68は当該部品供給ユニット6の把手77の後面に付されたラベルであり、このラベル68には当該部品供給ユニット6のシリアル番号を表すバーコードが記載されている。従って、複数の部品供給ユニット6が電子部品装着装置本体1に夫々接近して並んで取付けられた状態でも、バーコードスキャナ(図示せず)で前記バーコードを読み取ることができる。
次に、前記フィーダベース19上に多数の部品供給ユニット6を着脱自在に並設するが、その構成について説明する。先ず、図1、図4及び図5に示すように、フィーダベース19の上面には各部品供給ユニット6を案内する平行な側面70Aを有する一対の案内部材70が複数の取付ピン101を介して設けられ、部品供給ユニット6の底面には前記一対の案内部材70が夫々嵌合して案内される凹部71Aが各外側面に形成された断面がコ字形状の被案内部材71が設けられている。そして、前記一対の案内部材70の手前側端部は上向きに傾斜し、且つ相互の間隔が手前に行くに従って遠くなるように対向する側面70Bが形成されている。
なお、前記部品供給ユニット6に対応して一対の案内部材70が設けられるが、部品供給ユニット6が複数並設されるので、この案内部材70は隣設される部品供給ユニット6の案内部材70としても使用される。
そして、一対の案内部材70に被案内部材71が案内されて、フィーダベース19上を被案内部材71を摺動(スライド)させながら、前記部品供給ユニット6を取付るために移動させた際に、フィーダベース19の奥行き側の端部には前記被案内部材71が当接することにより当該部品供給ユニット6の前後方向の位置を規制する前後規制部材72が設けられている。
また、前記案内部材70の手前部の各側面70A間のフィーダベース19上には、被案内部材71の規制溝71Bに嵌合して部品供給ユニット6の左右方向の位置を規制する円筒状の後部左右規制ピン73が設けられている。更に、前記案内部材70が設けられていない前記前後規制部材72の近傍位置には被案内部材71の規制溝71Bに嵌合して左右方向の位置を規制する円筒状の前部左右規制ピン74が形成されている。
但し、被案内部材71の規制溝71Bは後部左右規制ピン73よりも太径の前部左右規制ピン74と係合して当該部品供給ユニット6の左右方向の位置を規制するものであるから、部品供給ユニット6がフィーダベース19上に取付固定された場合に前記左右方向の位置を規制するために規制溝71Bの幅も、前部左右規制ピン74が嵌合する位置では当該前部左右規制ピン74の直径と略同じに形成され、後部左右規制ピン73が嵌合する位置では当該後部左右規制ピン73の直径と略同じに形成されている。
また、部品供給ユニット6の後部に把手77が形成されると共に支軸78を支点として回動可能なロック解除レバー79が設けられる。そして、当接部81Aを備え支軸80を支点として回動可能に支持されたロック解除部材81と前記ロック解除レバー79とは支軸82、83に回動可能に支持された連結板84を介して連結されている。前記ロック解除部材81は、バネ85により反時計方向に回動するように付勢されているが、規制ピン86により反時計方向の回動は規制されている。
フィーダベース19の取付部材87と支軸88を支点として回動可能な係止部材89との間にはコイルバネ90が張架され、部品供給ユニット6に設けられた第1ロック部材92と係止可能な第1係止部89Aを有する係止部材89を時計方向に回動するように付勢している。前記第1ロック部材92はローラ92Aと該ローラ92Aが設けられる支持部材92Bとから構成される。なお、前記ロック解除レバー79、ロック解除部材81、連結板84などから、係止部材89の第1係止部89Aと第1ロック部材92のローラ92Aとの係止を解除する解除装置が構成される。
そして、部品供給ユニット6のフィーダベース19への取付の際に、作業者が把手77を持って該部品供給ユニット6を前記案内部材70に被案内部材71が案内されながら奥行き方向に移動して、前記ローラ92Aが電子部品装着装置本体1に設けられる係止部材89のガイド部89Cに当接しながらこの係止部材89を反時計方向に回動させながらローラ92Aが前記第1係止部89Aに係止することとなる。
93は電子部品装着装置本体1に設けられる作動部材を構成するロック用シリンダで、そのロッド93Aには支軸94を支点として回動可能な第2ロック部材95の一端部がバネ96により付勢されて圧接されている。そして、前記ロック用シリンダ93が作動してそのロッド93Aが伸張すると、電子部品装着装置本体1に設けられる第2ロック部材95を反時計方向に回動させ、前記第2ロック部材95の他端部のロックレバー95Aが前記係止部材89の第2係止部89Bに当接して、この係止部材89の反時計方向への回動を制限する構成である。
なお、前記係止部材89は各部品供給ユニット6に対応して設けられるが、前記ロック用シリンダ93及び第2ロック部材95は複数個の部品供給ユニット6に対応して設けられる。従って、ロックレバー95Aは部品供給ユニット6の並設方向に延びている。
図6及び図7において、102は収納テープCの継ぎ目検出装置で、部品供給ユニット6の後端部に取り付けられる取付部材103に設けられる。この継ぎ目検出装置(継ぎ目検出手段)102は、発光素子102Aと受光素子102Bとが8ミリメートル離れた間隔を存して設けられた装置本体104、上端部にプリズム105が設けられて断面がコ字形状を呈して中間部は収納テープCが通過するようにテープ通路用開口部106が設けた通路形成体107とから構成される。
即ち、収納テープCの送り動作に伴って、継ぎ目が無い収納テープCにあっては、発光素子102Aからの光が送り孔(4ミリメートル間隔で開設)Cbを介してプリズム105で回帰反射させて受光素子102Bにより受光されるので、継ぎ目検出装置102により継ぎ目無しを検出でき、継ぎ目が有る収納テープCにあっては、送り動作に伴い発光素子102Aからの光が送り孔Cbを覆う連結テープ108Aにより遮光され受光素子102Bにより受光されず、継ぎ目有りが検出されることとなる(図8及び図9参照)。
なお、前記連結テープ108Aは、連結テープ108B及び108Cと共に電子部品数が少なくなった古い収納テープCと新しい収納テープCとを連結するためのものであり、連結テープ108Aが貼られた部分が継ぎ目である。
次に、図10に示す本電子部品装着装置の制御ブロック図について説明する。110は本電子部品装着装置の電子部品装着に係る動作を統括制御する制御手段としてのCPU、111は記憶装置としてのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)及び112はROM(リ−ド・オンリー・メモリ)である。
前記RAM111には、装着順序毎(ステップ番号毎)に、プリント基板P内でのX方向、Y方向及び角度情報や、各部品供給ユニット6の配置番号情報等のプリント基板Pの種類毎に装着データが記憶されており、また前記各部品供給ユニット6の配置番号(レーン番号)に対応した各電子部品の種類(部品ID)の情報、即ち部品配置情報が格納され、各電子部品の種類毎に後述する継ぎ目検出時に行われる収納部(収納凹部)Ccの認識間隔及び認識回数が格納されている。また、RAM111には、図8に示したように、予め作業者により設定された継ぎ目(連結テープ108Aが貼られている箇所)とこの継ぎ目前後の収納テープとを含むスプライシング継ぎ目部ゾーン(継ぎ目ゾーン)Zの寸法L1(スプライシング継ぎ目部ゾーンの前後に古い収納テープ及び新しい収納テープが連続している。)、このスプライシング継ぎ目部ゾーンZでの継ぎ目より前(上流側の部分であり、以下、上流側ゾーンという)の寸法L2、この上流側ゾーンに位置する収納部Ccの個数(寸法L2を収納部Ccのピッチにより割ることにより求められる。)及びスプライシング継ぎ目部ゾーンに位置する収納部Ccの個数(寸法L1を収納部Ccのピッチにより割ることにより求められる。)などが格納され、更に、この部品ID毎に電子部品の特徴を表す項目で構成された部品ライブラリデータも記憶されている。
そして、CPU110は前記RAM111に記憶されたデータに基づき、前記ROM112に格納されたプログラムに従い、電子部品装着装置の部品装着動作に係る動作を統括制御する。即ち、CPU110は、駆動回路113を介して前記X軸駆動モータ12Xの駆動を、駆動回路114を介して前記Y軸駆動モータ12Yの駆動を、また駆動回路115を介して吸着ノズル18をθ回転させるθ軸モータ18Aの駆動を、更に駆動回路116を介して装着ヘッド16を上下させる上下軸モータ16Aの駆動を制御している。
117はインターフェース118を介して前記CPU110に接続される認識処理装置で、前記部品認識カメラ14や基板認識カメラ17により撮像して取込まれた画像の認識処理が該認識処理装置117にて行われ、CPU110に処理結果が送出される。即ち、CPU110は、部品認識カメラ14や基板認識カメラ17に撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)するように指示を認識処理装置117に出力すると共に、認識処理結果を認識処理装置117から受取るものである。
即ち、前記認識処理装置117の認識処理により位置ずれ量が把握されると、その結果がCPU110に送られ、CPU110は前記XYステージ12のX軸駆動モータ12X、Y軸モータ12Y及び吸着ノズル18のθ軸モータ18Aを補正移動させて電子部品をプリント基板P上に装着するように制御する。
表示装置としてのモニター119Aにはデータ設定のための入力手段としての種々のタッチパネルスイッチ119Bが設けられ、作業者がタッチパネルスイッチ119Bを操作することにより種々の設定を行うことができ、設定データはRAM111に格納される。109Aは部品供給ユニット6毎に設けられたカウンタで、継ぎ目検出装置102が連結テープ108A(継ぎ目)を初めて検出してからの収納テープCの送り回数(CPU110による送り指令の回数)を計数する。なお、継ぎ目検出装置102で継ぎ目を検出した後、スプライシング継ぎ目部ゾーンZの先頭、すなわち、一番上流にある部品収納部が電子部品の吸着取出位置に到達するまでの送り回数はN回必要である。この回数であるN回は継ぎ目検出装置102による継ぎ目検出位置から電子部品の吸着取出位置までの収納テープCの搬送距離から上流側ゾーンの寸法L2(図8参照)を引いた寸法を上述したテープ送りのピッチ(1回のテープ送りによる搬送距離であり、例えば、各部品収納部Cc毎の間隔と等しい)にて割った回数である。109Bは部品供給ユニット6毎に設けられ吸着ミスの回数を計数するカウンタで、装着ヘッド16に設けられたラインセンサ109Cにより又は部品認識処理により吸着ノズル18に吸着保持された電子部品の有無を検出し、連続した部品の無し状態又は吸着不良状態の回数を計数する。カウンタ109A及び109Bは部品供給ユニット6毎に設けられるが、図10では便宜上1つのみ図示してある。
130はインターフェース118を介してCPU110に接続されるコネクタで、各電子部品装着装置側コネクタ130Aとこれに着脱可能な各部品供給ユニット側コネクタ130Bとから構成され、部品供給ユニット側コネクタ130Bは駆動回路131を介してサーボモータ28及び駆動モータ42に接続されている。コネクタ130、駆動回路131、サーボモータ28及び駆動モータ42は各部品供給ユニット6毎に設けられるが、図10では便宜上1つのみ図示してある。
次に、電子部品の吸着及び装着動作について説明する。先ず、装着データ(プリント基板上のどの位置に、どの向きで、どの電子部品を装着するかに関するデータ)の装着順序が最初のステップ番号の電子部品を供給する部品供給ユニット6にCPU110は送り指令を送り、CPU110は当該部品供給ユニット6のサーボモータ28及び駆動モータ42を駆動させて、部品送り動作及びカバーテープCaの剥離動作を行わせる。
その後、理由のいかんを問わず、当該部品供給ユニット6がフィーダベース19から抜き差ししたかが、CPU110により判定される。
即ち、初めに作業者が電子部品装着装置の操作部(図示せず)を操作すると、CPU110がロック用シリンダ93を作動させてロッド93Aを引き込み、第2ロック部材95を支軸94を支点として時計方向に回動させ、この第2ロック部材95の他端部のロックレバー95Aが係止部材89の第2係止部89Bから離反し、この係止部材89の反時計方向への回動ができる状態とする。従って、作業者が例えば親指を回動可能なロック解除レバー79に掛けると共に把手77内にその他の指を入れて親指を引くと、ロック解除レバー79は支軸78を支点として時計方向に回動し、ロック解除部材81は時計方向に回動し、その当接部81Aが係止部材89のガイド部89Cをコイルバネ90の付勢力に抗して押し上げ、係止部材89を反時計方向に回動させ、ローラ92Aが第1係止部89Aから外れる(係止が解除される)ので、作業者が把手77を持って手前方向に部品供給ユニット6を引くことにより、前記案内部材70に被案内部材71が案内されながら手前方向に移動することができ、フィーダベース19から当該部品供給ユニット6を外すことができる。そして、作業者が把手77を持って該部品供給ユニット6を前記案内部材70に被案内部材71が案内されながら奥行き方向に移動させて、部品供給ユニット6をフィーダベース19へ取付けることができる。
このとき、部品供給ユニット6をフィーダベース19から取り外す際には電子部品装着装置側コネクタ130Aと部品供給ユニット側コネクタ130Bとを外し、部品供給ユニット6をフィーダベース19に取付ける際には電子部品装着装置側コネクタ130Aと部品供給ユニット側コネクタ130Bとを結合する必要があるが、CPU110は常時部品供給ユニット6を監視しているので、部品供給ユニット6からインターフェース118を介して入力する信号の状態により、部品供給ユニット6がフィーダベース19から抜き差ししたかが、CPU110により判定できる。
従って、抜き差ししたとCPU110が判定したら、当該抜き差しした部品供給ユニット6の吸着取出位置にX軸駆動モータ12X及びY軸駆動モータ12Yを駆動させて基板認識カメラ14を移動させ、収納テープCの収納部Ccを撮像し、認識処理装置117が認識処理する。この認識処理をする場合、平面視長方形状の収納部CcのサイズデータはRAM111に格納されているので、認識処理した収納部Ccの縁と収納部Cc内に収納された電子部品が入っている場合は電子部品の縁とのサイズのうち、サイズデータに最も近いサイズを部品収納部Ccとして認識するため、収納部Ccとこの収納部Ccに格納された電子部品とを区別することはできる。
そして、認識処理した結果に基づいて、補正値をRAM111に格納し、この補正値を考慮してX軸駆動モータ12X及びY軸駆動モータ12Yを駆動させた後、上下軸駆動モータ16Aを駆動させて、吸着ノズル18は下降して電子部品の吸着取出をする。
また、該当する部品供給ユニット6がフィーダベース19から抜き差ししたかが判定され、抜き差ししていないと判定された場合には、継ぎ目検出装置102により収納テープCの継ぎ目検出がされた後、送り指令の回数であるカウンタ109Aの計数値がN回に達したかがCPU110により判定される。
以下、図11のフローチャートに基づいて、本願発明の第1の実施形態である電子部品を吸着するときの動作、特に吸着ノズルにより電子部品を吸着したときに、吸着状態、即ち部品の有無の判定を行ったときの動作について、説明する。
吸着ノズル18が収納テープCの収納部Ccへ下降して吸着動作を行い、上昇してから部品認識カメラ14により撮像させ、電子部品の有無、吸着姿勢及び吸着ノズル18に対する位置ずれを認識する。
ここで、部品認識カメラ14による撮像され画像を認識処理装置(有無検出手段)117が取り込み認識処理し、認識結果(有無検出結果)に基づいてCPU110が部品無しか否かを判定する。そして、部品が有った場合(図13参照)には、CPU110は、部品を供給した部品供給ユニット6が載置されているレーンの連続部品無し回数を計数するカウンタ109Bの計数をクリアすると共に、装着運転を継続し、吸着している電子部品の基板への装着動作を開始させる。
また、認識結果に基づいてCPU110が部品無しか否かを判定したときに、部品が無かった場合(図12参照)には、CPU110は、更に電子部品を吸着しようとしたレーンの部品供給ユニット6における部品取出し位置(吸着ポケット位置)の収納テープが連結テープ108Aの貼付されている部分とその前後の部分を含むスプライシング継ぎ目部ゾーンZか否か、即ち、部品供給ユニット6にて部品取出し位置に継ぎ目部ゾーンが到達しているか否かを判定する。
即ち、RAM111には、継ぎ目検出装置102で継ぎ目を検出してからスプライシング継ぎ目部ゾーンZが部品取出し位置に到達するまでの送り回数であるN回が格納されていると共に、上述したようにスプライシング継ぎ目部ゾーンZの長さL1をピッチにより割った数であり、例えば、スプライシング継ぎ目部ゾーンに位置する収納部Ccの個数と同数であるスプライシング継ぎ目部ゾーンが部品取出し位置を通過するのに必要な送り回数Mが格納されており、カウンタ109Aは、継ぎ目検出装置102が連結テープ108A(継ぎ目)を初めて検出してからの収納テープCの送り回数を計数し、計数がN回以上N+M回未満のときには、CPU110は部品取出し位置にはスプライシング継ぎ目部ゾーンが位置し、部品取出し位置の収納テープがスプライシング継ぎ目部ゾーンであると判断する。
このように、CPU110が、部品取出し位置の収納テープがスプライシング継ぎ目部ゾーンZであると判断すると、CPU110は連続吸着異常監視機能、即ち、認識処理装置117が画像を取り込み認識処理したときに、認識結果に基づいてCPU110が連続して部品無しと判定し、この連続部品無し判定により、装置が異常停止される機能をキャンセルするフラグ(以下、連続吸着異常監視機能キャンセルフラグという、)をオンし、キャンセルフラグONをRAM111に格納する。
そして、CPU110が連続吸着異常監視機能キャンセルフラグがONでるか否かを判断し、ONであると判断したときには、装着運転を継続し、電子部品の吸着、基板への装着動作が継続される。
また、CPU110は部品取出し位置には継ぎ目が位置していなく、部品取出し位置の収納テープがスプライシング継ぎ目部ゾーンZではないと判断すると、対象の部品供給ユニットが載置されている吸着レーンの連続部品無しをカウントするカウンタ109Bをインクリメントする。
そして、このようにカウンタ109Bがインクリメントされたとき、またはCPU110が連続吸着異常監視機能キャンセルフラグがオフであると判断したときには、連続吸着異常停止の判定が行われ、同一の部品供給ユニット、即ち、同一の部品供給ユニットが載置されているレーンからの電子部品吸着動作において、予め指定された回数、例えば2回連続して上述したように部品無しが発生したか否かが判定される。
このとき、COU110により、2回連続して部品無しが発生したと判定されたときには、連続吸着異常監視機能キャンセルフラグがOFFし、また、モニター119Aによる表示、ブザーによる発音或いは、図示しない表示灯の点灯などにより異常が報知され、電子部品装着装置は運転停止される。
また、部品無しが2回連続していないと判定されたときには、装着運転を継続し、電子部品の吸着、基板への装着動作が継続される。
このように、電子部品の吸着動作後に吸着ノズル18に部品が無く、部品無しと判定されたとき、部品を供給する部品供給ユニットの部品取出し部がスプライシング継ぎ目部ゾーンZであったときには、連続吸着異常監視機能をキャンセルし、カウンタ109Bをインクリメントしないため、スプライシング継ぎ目部ゾーンが部品取出し部に位置しているときの部品無し判定による異常報知及び電子部品装着装置の運転停止を回避でき、この結果、電子部品装着装置の稼働率を向上することができる。
また、連結テープ108Aが吸着取出位置を通過する前後の所定の範囲、例えば連結テープ108Aの前後30mmの範囲(図8に示した連結テープ108Aの左右側に位置した範囲をスプライシング継ぎ目部ゾーンZとし、予め作業者によるタッチパネルスイッチ119Bの操作により設定し、部品無しの判断がされたとき、このスプライシング継ぎ目部ゾーンが部品取出し位置に達しているとき、部品取出し位置の収納部Ccを撮像し、認識処理装置117による認識結果に基づいてCPU110が収納部Ccに電子部品が無いと判断された場合には、連続吸着異常監視機能をキャンセルし、カウンタ109Bをインクリメントしないようにすることにより、作業者による収納テープの連結作業時に、継ぎ目の前後の広い範囲で空の収納部Ccが存在している場合にも、その空の収納部Ccが部品取出し部に位置しているときの部品無し判定による異常報知及び電子部品装着装置の運転停止を、一層確実に回避でき、この結果、電子部品装着装置の稼働率を向上することができる。
以後、同様に収納部Ccに電子部品が無いと判断されたときには、部品を供給する部品供給ユニットの部品取出し部がスプライシング継ぎ目部ゾーンであるかどうか判断され、スプライシング継ぎ目部ゾーンであるときには、連続吸着異常監視機能がキャンセルされる。
また、スプライシング継ぎ目部ゾーンZでないときには、同一レーンに載置された部品供給ユニットからの吸着動作において、予め指定された回数、例えば2回連続して部品無しが判定されたときには、ブザーによる発音或いは、図示しない表示灯の点灯などにより異常が報知され、電子部品装着装置は運転停止される。
また、収納部Ccに電子部品が有ると判断されたときには、CPU110はカウンタ109Bの計数をクリアし、更に、連続吸着異常監視機能キャンセルフラグをOFFし、通常の吸着状態の監視動作に戻る。
なお、スプライシングが行なわれ、収納テープが前記所定の回数送られてからは上述した如く、基板認識カメラ17を部品取出し位置(吸着ポケット位置)の上方へ移動させ、基板認識カメラ17により、部品取出し位置の収納部Ccを撮像し、認識処理装置117による認識結果に基づいてCPU110が収納部Ccに電子部品が有るか否かを判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、連結テープ108Aが吸着取出位置を通過する前後の所定の範囲、例えば連結テープ108Aの前後の範囲(図8に示した連結テープ108Aの左右側に位置した範囲)を含みスプライシング継ぎ目部ゾーンとし、予め作業者によるタッチパネルスイッチ119Bの操作により設定し、部品無しの判断がされたとき、このスプライシング継ぎ目部ゾーンが部品取出し位置に達しているときには、連続吸着異常監視機能をキャンセルし、カウンタ109Bをインクリメントしないようにしたが、少なくとも、部品無しの判断がされたとき、継ぎ目(連結テープ108Aが貼付されている部分)が部品取出し位置に達しているときには、連続吸着異常監視機能をキャンセルする、例えばカウンタ109Bをインクリメントしないようにすることにより、作業者による収納テープの連結作業時に、少なくも継ぎ目で空の収納部Ccが存在している場合に、その空の収納部Ccが部品取出し部に位置しているときの部品無し判定による異常報知及び電子部品装着装置の運転停止を回避でき、この結果、電子部品装着装置の稼働率を向上することができる。
以下、本願発明の第2の実施形態について、図14のフローチャートに基づいて、吸着状態、即ち部品の有無の判定を行ったときの動作について、説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様の動作については、その詳細な説明は省略する。
CPU110が、部品無しと判定し、部品取出し位置の収納テープ(吸着したレーン)がスプライシング継ぎ目部ゾーンであると判断すると、CPU110は連続吸着異常監視機能、即ち、認識処理装置117が画像を取り込み認識処理したときに、認識結果に基づいてCPU110が連続して部品無しと判定し、連続吸着異常監視機能キャンセルフラグをオンし、キャンセルフラグONをRAM111に格納し、更に、CPU110が連続吸着異常監視機能キャンセルフラグがONであると判断したとき、即ち、部品無しであり且つ部品取出し位置の収納テープ(吸着したレーン)がスプライシング継ぎ目部ゾーンであることを連続して判定する毎に、その判定回数を想定外連続部品無し回数として図示しないカウンタをインクリメントして計数させる。
そして、想定外連続部品無し回数が予め設定されている吸着異常停止監視回数である、例えば30回を超えたときには、CPU110が動作し、連続吸着異常監視機能キャンセルフラグをオフすると共に、ブザーによる発音或いは、図示しない表示灯の点灯などにより異常が報知され、電子部品装着装置は運転停止される。
したがって、スプライシング継ぎ目部ゾーンからの電子部品の吸着動作において、予め想定していた連続の空の収納部Cc個数を大幅に超えて空の収納部Ccが継続したときは、電子部品装着装置は運転停止されるので、上述したように電子部品装着装置の運転停止を極力回避しつつ、電子部品装着装置の不都合が原因で空の収納部Ccが多数継続した場合には、確実に電子部品装着装置を停止させることができる。
また、収納部Ccに電子部品が有ると判断されたときには、CPU110はカウンタ109Bの計数及び想定外連続部品無し回数をクリアし、更に、連続吸着異常監視機能キャンセルフラグをOFFし、通常の吸着状態の監視動作に戻る。
なお、この電子部品装着装置として、いわゆる多機能チップマウンタを例にして説明したが、これに限らずロータリテーブル型などの高速型チップマウンタに適用してもよい。
また、部品供給ユニットは、本体に対して着脱自在に接続されるカート上に取付けられるものでもよく、フィーダベースはカートに設けられている場合でもよい。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
電子部品装着装置の平面図である。 フィーダベース上に固定された状態の部品供給ユニットの側面図である。 図2のカバーテープ剥離機構の縦断面図である。 部品供給ユニットとフィーダベースとの関係を表すもので、図2における矢印X方向からみた図である。 部品供給ユニットとフィーダベースとの関係を表すもので、図2における前部左右規制ピンの位置での断面図である。 継ぎ目検出装置の側面図である。 図6における継ぎ目検出装置を矢印方向から見た図である。 連結テープで連結したスプライシング継ぎ目部ゾーンを含む収納テープの平面図である。 連結テープで連結した収納テープの側面図である。 制御ブロック図である。 第1の実施形態のフローチャート図である。 収納部内の部品無し状態の取り込み画像の図である。 収納部内の部品有り状態の取り込み画像の図である。 第2の実施形態のフローチャート図である。
符号の説明
1 電子部品装着装置本体
6 部品供給ユニット
14 部品認識カメラ(有無検出手段)
17 基板認識カメラ
18 吸着ノズル
28 サーボモータ
110 CPU
102 継ぎ目検出装置
108A 連結テープ(継ぎ目)
109A、109B カウンタ
110 CPU(制御手段)
111 RAM
117 認識処理装置(有無検出手段)
C 収納テープ
Cc 収納部
Z スプライシング継ぎ目部ゾーン

Claims (4)

  1. 収納テープの送り動作によりこの収納テープの収納部に収納された電子部品を部品の取出し部まで供給する部品供給ユニットを複数並設して、この部品供給ユニットより供給された電子部品を吸着ノズルが取出し部にて吸着してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルにより前記取出し部から吸着された部品の有無を検出する有無検出手段と、前記部品供給ユニット毎に設けられ前記収納テープ同士を連結した継ぎ目を検出する継ぎ目検出手段と、前記有無検出手段により電子部品の無い状態が連続して設定回数検出されたときは吸着動作及び装着動作を停止させ、且つ、前記継ぎ目検出装置により前記継ぎ目が検出され、前記継ぎ目或いは前記継ぎ目の前後の収納部を含む継ぎ目部ゾーンが前記取り出し部に到達しているときには、前記有無検出手段により電子部品の無い状態が連続して前記設定回数検出されても前記電子部品の吸着動作及び装着動作を停止させないように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 収納テープの送り動作によりこの収納テープの収納部に収納された電子部品を部品の取り出し部まで供給する部品供給ユニットを複数並設して、この部品供給ユニットより供給された電子部品を吸着ノズルが取出し部にて吸着してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルにより前記取出し部から吸着された部品の有無を検出する有無検出手段と、この有無検出手段による検出結果により電子部品が連続して無い場合に部品無し回数を計数するカウンタと、前記部品供給ユニット毎に設けられ前記収納テープ同士を連結した継ぎ目を検出する継ぎ目検出手段と、前記カウンタの計数が設定回数に達したときには吸着動作及び装着動作を停止させるとともに、前記継ぎ目検出装置により継ぎ目が検出され、前記継ぎ目或いは継ぎ目の前後の収納部を含む継ぎ目ゾーンが前記取出し部に到達しているときには前記カウンタによる計数を行わないように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  3. 収納テープの送り動作によりこの収納テープの収納部に収納された電子部品を部品の取出し部まで供給する部品供給ユニットを複数並設して、この部品供給ユニットより供給された電子部品を吸着ノズルが取出し部にて吸着してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、前記吸着ノズルにより前記取出し部から吸着された部品の有無を検出する有無検出手段と、前記部品供給ユニット毎に設けられ前記収納テープ同士を連結した継ぎ目を検出する継ぎ目検出手段と、前記有無検出手段により電子部品の無い状態が連続して第1の設定回数検出されたときは吸着動作及び装着動作を停止させ、且つ、前記継ぎ目検出装置により前記継ぎ目が検出され、前記継ぎ目或いは前記継ぎ目の前後の収納部を含む継ぎ目部ゾーンが前記取り出し部に到達しているときには、前記有無検出手段により電子部品の無い状態が連続して前記第1の設定回数よりも大きな第2の設定回数検出されるまでは前記電子部品の吸着動作及び装着動作を停止させないように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  4. 前記継ぎ目部ゾーンの長さを設定する設定手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3に記載された電子部品装着装置
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