JP4450756B2 - 燃料改質装置 - Google Patents

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Description

本発明は、改質用燃料を改質することにより、水素リッチな燃料ガスを生成する燃料改質装置に関する。
例えば、燃料電池では、燃料ガスとして主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)が供給されている。この水素含有ガスとしては、一般的に、メタノールやLNG等の化石燃料等の炭化水素燃料から改質原料ガスを得、この改質原料ガスに水蒸気改質や部分酸化改質、オートサーマル改質等を施して生成される改質ガスが用いられている。
例えば、特許文献1に開示されている改質装置では、図9に示すように、蒸発器1に供給された純水が燃焼排気ガスを介して蒸発された後、水蒸気が熱交換器2を通って改質器3に供給されるように構成されている。蒸発器1は、熱交換用ガスである燃焼排気ガスにより通過する水を蒸発させて水蒸気を生成する熱交換部を備えた蒸発熱交換器4を設けている。蒸発熱交換器4は、互いに平行に配設される複数の配管5と、前記配管5の上流端及び下流端が開口する入口マニホールド6及び出口マニホールド7とを備えている。この入口マニホールド6には、繊維状の突出防止部材8が配設されている。
特開2003−192304号公報(図1)
ところで、上記の改質装置では、蒸発器1、熱交換器2及び改質器3が水蒸気の流れ方向(矢印X方向)に配列されており、実際上、前記蒸発器1と前記熱交換器2と前記改質器3とは、図示していないが、配管により繋がっている。従って、複数の配管が使用されるため、改質装置全体が大型化するという問題がある。しかも、配管からの放熱が発生し易く、放熱ロスが惹起して熱効率が低下するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、配管を可及的に削減することができ、熱効率の向上を図るとともに、簡単且つコンパクトに構成することが可能な燃料改質装置を提供することを目的とする。
本発明は、改質用燃料を改質することにより、水素リッチな燃料ガスを生成する燃料改質装置である。この燃料改質装置は、改質用燃料を蒸発させる蒸発器と、蒸発した前記改質用燃料を、改質反応に必要な温度まで昇温させる過熱器と、昇温した前記改質用燃料を改質して改質ガスを生成する改質器とを備え、前記過熱器と前記改質器とは、互いに同軸且つ直列に連結されている。
また、改質器は、内側筒体及び外側筒体を備え、前記内側筒体の内方には、改質触媒が充填されるとともに、前記内側筒体と前記外側筒体との間には、改質用燃料を流通させる通路が形成されることが好ましい。
さらに、過熱器は、改質器側の端部に通路に連通する改質用燃料の出口を有するとともに、前記改質器は、前記過熱器とは反対側の端部に、前記通路に連通して内側筒体内に前記改質用燃料を供給する改質用燃料導入部が設けられることが好ましい。
さらにまた、改質器には、過熱器側の端部から前記過熱器内に挿入され、改質触媒を通過した改質ガスを改質用燃料の加熱源として通流させる管体が連結されることが好ましい。また、改質器を囲繞して断熱用カバー部材が設けられることが好ましい。
さらに、過熱器を囲繞して蒸発器が同心円上に配設されるとともに、前記過熱器と改質器とは、互いに同軸且つ直列に連結されることが好ましい。
さらにまた、蒸発器で改質用燃料を蒸発させるための加熱流体を予熱する予熱器を備え、前記予熱器は、過熱器に改質器とは反対側に同軸且つ直列に連結されることが好ましい。
本発明によれば、過熱器と改質器とは、互いに同軸且つ直列に連結されるため、前記過熱器と前記改質器とを配管により連結する構成に比べて、配管を良好に削減(又は短尺化)することができる。これにより、配管からの放熱が低減され、熱効率の向上を図るとともに、燃料改質装置全体を簡単且つコンパクトに構成することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料改質装置10の概略斜視説明図であり、図2は、前記燃料改質装置10内の流れ状態を示す断面図である。
燃料改質装置10は、例えば、メタン等の炭化水素やアルコール等を含む改質用燃料を改質することにより水素リッチな燃料ガスを生成して、前記燃料ガスを、例えば、燃料電池(図示せず)に供給する。
燃料改質装置10は、改質用燃料を蒸発させる蒸発器12と、蒸発した前記改質用燃料を、改質反応に必要な温度まで昇温させる過熱器14と、昇温した前記改質用燃料を改質して改質ガスを生成する改質器16と、前記蒸発器12で前記改質用燃料を蒸発させるための加熱流体を予熱する予熱器18とを備える。蒸発器12は、過熱器14を囲繞して同心円上に配設されるとともに、前記過熱器14と改質器16とは、互いに同軸且つ直列に連結される。予熱器18は、過熱器14に改質器16とは反対側に同軸且つ直列に連結される。
図3〜図5に示すように、蒸発器12は、湾曲管部材20と、前記湾曲管部材20の両側に且つ前記湾曲管部材20と同心円状に配設される内筒部材22及び外筒部材24とを有する。湾曲管部材20は、軸方向(矢印A方向)一端(下端)を第1セパレータ26に固定する固定端として構成されるとともに、軸方向他端(上端)を自由端として構成される開口断面円弧状の複数の円弧状管28a、28bを備える。
図3及び図6に示すように、複数、例えば、4つの円弧状管28aが同一円周上に等角度間隔ずつ離間して併設されるとともに、この1列目の4つの円弧状管28aの外周には、同心円状に複数、例えば、4つの円弧状管28bが同一円周上に等角度間隔ずつ離間して設けられる。1列目の円弧状管28aと2列目の円弧状管28bとは、互いに位相をずらして設けられる。各円弧状管28a、28b内には、加熱流体である燃焼ガスを流通させる第1通路30が形成されるとともに、内筒部材22、外筒部材24及び各円弧状管28a、28bの間には、改質用燃料である原燃料を流通させる第2通路32が形成される。
湾曲管部材20内には、湾曲燃焼触媒34が配設される。湾曲燃焼触媒34は、断面円弧状を有し、軸方向一端が第2セパレータ36に固定された固定端とするとともに、軸方向他端が自由端に構成される複数且つ2列の触媒外筒38a、38bを設ける。1列目の触媒外筒38aは、1列目の円弧状管28a内に1つずつ配設されるとともに、2列目の触媒外筒38bは、2列目の円弧状管28b内に2つずつ配設される。
各触媒外筒38a同士は、等角度間隔ずつ離間して配設されるとともに、各触媒外筒38b同士は、同様に所定角度間隔ずつ離間して配設される。触媒外筒38a、38bには、燃焼触媒を担持した偏平型メタルハニカム40a、40bが収容される。
図2及び図5に示すように、第1セパレータ26は、外筒部材24の下端部に固着されるとともに、第2セパレータ36は、前記外筒部材24の外方に配置される略円筒状のケーシング42の下端に固着される。第1及び第2セパレータ26、36は、所定距離離間しており、オフガス流体経路44が形成される。このオフガス流体経路44は、第1セパレータ26と触媒外筒38a、38bとの間に形成される通路46a、46bに連通するとともに、ケーシング42と外筒部材24との間を通って前記ケーシング42の上端縁部に形成される排気口48から外部に連通する。
図5に示すように、外筒部材24の上端部は、ケーシング42の上端部に固着されるとともに、円弧状管28a、28bの上端部に蓋部材50が装着される。円弧状管28a、28bの上端と触媒外筒38a、38bの上端との間には、室52が形成され、後述するように、メタルハニカム40a、40bを上方に向かって流動した加熱流体が前記室52で折り返して第1通路30に送られる。
図2及び図3に示すように、ケーシング42の上端部には、リング部材54が取り付けられる。このリング部材54には、メタン等の改質用燃料供給管56と空気供給管58とが取り付けられる。このリング部材54内に給水管60が配設されており、この給水管60の端部60aは、前記リング部材54を貫通して外部に露呈する。給水管60は、リング状に成形されており、下部側に複数の孔部(図示せず)を設けてシャワー状に給水することができる。リング部材54の上部には、ドーナツ状の蓋体62が固定される。なお、メタンと空気とを予め混合して燃料供給管56から供給する場合には、空気供給管58が不要になる。
図2及び図7に示すように、過熱器14は、外筒64を備え、この外筒64は、蒸発器12の内筒部材22に固定される。外筒64は、内筒部材22よりも矢印A方向に長尺に構成され、下端縁部には、前記内筒部材22の下部から下方に位置して第2通路32に連通する複数の原燃料入口66が、例えば、4箇所に形成される。この原燃料入口66は、周方向に延在するスリット状又は多孔状を有している。外筒64の下端部に第3セパレータ68が固定される。
図7に示すように、略円板状の第3セパレータ68には、複数の孔部70が形成され、前記孔部70には、管体72の一端が溶接やろう付け等により固定される。管体72には、複数の仕切り板74が圧入やろう付け等によりそれぞれ所定の高さ位置に固定される。仕切り板74には、各管体72を挿入するための複数の孔部76が形成されるとともに、それぞれ交互に異なる位置に切り欠き部78が形成される。
外筒64内には、複数の管体72の外周部と複数の仕切り板74の切り欠き部78とによって蛇行する過熱用通路82が形成される(図2参照)。各管体72内には、改質後に加熱された改質ガス(水素リッチガス)を上方から下方に向かって流すための通路84が形成される。管体72の上部側には、分配板86を介して第4セパレータ88が固着される。分配板86には、管体72を挿通するための孔部90が形成されるとともに、中央部に分配用の開口部(改質用燃料の出口)92が設けられる。第4セパレータ88には、管体72を挿通するための孔部94が形成される。
図2及び図8に示すように、改質器16は、外筒96と内筒98とを備え、前記外筒96と前記内筒98との間には、開口部92に連通する原燃料通路100が形成される。外筒96の上部には、閉塞された室102が形成され、原燃料通路100からこの室102に導入された原燃料は、改質用燃料導入部105から内筒98内に配設される複数の整流板104に供給される。
各整流板104には、複数の孔部106が形成され、原燃料の整流機能を有する。整流板104の下方には、Pd、Pt、Rh等の改質用触媒を担持したハニカム状の触媒部108が配設される。この触媒部108に第4セパレータ88が固定されるとともに、前記第4セパレータ88内には、各管体72の通路84に連通する室110が形成される。外筒96を囲って断熱用カバー部材111が配設され、このカバー部材111内に断熱層111aが形成される。
図2及び図5に示すように、予熱器18は、連結部材112を介して蒸発器12の下端部に連結される。連結部材112は、略リング状の室114を形成しており、この室114の上部側には、リング状の板部材116が配設され、前記板部材116に複数の孔部118が形成される。板部材116は、蒸発器12の第2セパレータ36に対向してこの第2セパレータ36との間に室120を形成し、室114は、孔部118及び前記室120を介して触媒外筒38a、38b内に連通する。
図2に示すように、連結部材112には、室114に連通する通路122が設けられ、この通路122は、予熱器18を構成する外筒部材124内に連通する。外筒部材124内には、過熱器14と同様に、複数の管体126と複数の仕切り板128とが配設される。管体126は、矢印A方向に延在するとともに、前記管体126の所定の高さ位置には、交互に切り欠き部130が設けられる仕切り板128が固着される。
管体126内には、過熱器14を通過した改質ガスを鉛直下方向に流すための通路132が設けられる一方、前記管体126の外周面及び各仕切り板128を介し加熱流体を蛇行するようにして鉛直上方向に導く予熱用通路134が設けられる。外筒部材124の外周下端縁部には、加熱流体を供給するための供給口136が設けられる。
蒸発器12を構成する内筒部材22と過熱器14を構成する外筒64との間には、この蒸発器12への伝熱を抑制するために伝熱抑制媒体として、例えば、フィン部材142が挿入される。
なお、燃料改質装置10では、蒸発器12を構成する円弧状管28a、28b間には、例えば、図6に示すように、伝熱促進フィン部材140が挿入される。このフィン部材140は、波状に形成しているが、直線状であってもよく、円弧状管28a、28bの矢印A方向の長さよりも短尺に構成されることが好ましい。
また、過熱器14と予熱器18とは直結されているが、この過熱器14とこの予熱器18との間には、水素リッチガス中の二酸化炭素を水素に転化するCO変成器(図示せず)を介装してもよい。さらに、予熱器18の下流側に水素リッチガス中に残存する一酸化炭素を除去する選択酸化除去装置(PROX)を設けてもよい。
このように構成される燃料改質装置10の動作について、以下に説明する。
例えば、図示しない燃料電池から排出されるオフガスが、加熱流体として予熱器18の供給口136からこの予熱器18に供給される。予熱器18では、図2に示すように、加熱流体は、各仕切り板128の切り欠き部130と複数の管体126の外周との間に形成される予熱用通路134を通って蛇行しながら鉛直上方向に移動する。一方、管体126の通路132には、後述するように改質によって生成された水素リッチな改質ガスが、過熱器14を通過して、例えば、300℃前後に冷却された後に供給されている。
このため、加熱流体は、改質ガスとの間で熱交換を行って昇温された後、連結部材112の通路122から室114に導入される。この室114の上部には、板部材116が配設されており、予熱された加熱流体は、前記板部材116に形成される複数の孔部118から一旦室120に導入された後、前記室120に連通する触媒外筒38a、38b内のメタルハニカム40a、40bに沿って鉛直上方向に移動する。従って、加熱流体は、メタルハニカム40a、40bに担持された燃焼触媒を介して燃焼し、燃焼ガスが得られる。
この燃焼ガスは、図5に示すように、触媒外筒38a、38bの上端部と円弧状管28a、28bの閉塞された上端部との間に形成された室52に導入された後、鉛直下方向に折り返して第1通路30を鉛直下方向に移動する。一方、燃料供給管56には、例えば、メタン等を含む改質用燃料が供給されるとともに、空気供給管58には、空気が供給される。さらに、給水管60に水が供給され、改質用燃料空気及び水がリング部材54内で混在して原燃料が得られる。
この原燃料は、内筒部材22、外筒部材24及び円弧状管28a、28bの間に形成された第2通路32に沿って鉛直下方向に流動し、第1通路30を流動する燃焼ガスとの間で熱交換が行われる。これにより、原燃料は、気化した後に過熱器14を構成する外筒64の下部に形成された原燃料入口66からこの外筒64の内部に導入される。
このため、図2に示すように、気化した原燃料は、複数の仕切り板74に設けられている切り欠き部78及び複数の管体72の間を形成される過熱用通路82を通って鉛直上方向に移動する。一方、後述する改質後の高温(650℃前後)の改質ガスは、管体72内の通路84に沿って鉛直下方向に向かって移動する。従って、過熱用通路82を移動する気化状態の原燃料は、通路84に沿って移動する改質ガスによって昇温され、例えば、550℃前後まで加熱された後、分配板86の開口部92から改質器16に供給される。
この改質器16では、気化及び加熱された原燃料は、原燃料通路100を通って一旦室102に導入された後、改質用燃料導入部105から鉛直下方向に向かって移動する。改質器16には、複数の整流板104が多段に配設されており、前記整流板104によって整流された原燃料は、触媒部108によって改質されて改質ガスが得られる。
具体的には、改質器16では、改質用燃料中のメタン、空気中の酸素及び水蒸気によって、酸化反応であるCH4+2O2→CO2+2H2O(発熱反応)と、燃料改質反応であるCH4+2H2O→CO2+4H2(吸熱反応)とが同時に行われる。このため、二酸化炭素と水素とを含む改質ガスが生成され、この改質ガスは、室110から複数の管体72の通路84に供給される。
さらに、通路84に供給された高温(650℃前後)の改質ガスは、鉛直下方向に移動しながら、過熱用通路82に沿って移動する原燃料を加熱した後、予熱器18を構成する管体126内の通路132に供給される。この改質ガスは、通路132を鉛直下方向に移動することにより予熱用通路134に沿って移動する加熱流体を予熱した後、図示しない燃料電池等に供給される。
この場合、本実施形態では、蒸発器12によって蒸発した原燃料(改質用燃料)を昇温させる過熱器14と、昇温した前記原燃料を改質する改質器16とが、互いに同軸且つ直列に連結されている(図2参照)。具体的には、過熱器14を構成する分配板86には、昇温した改質用燃料である原燃料を改質器16に供給するための改質用燃料ガスの出口として開口部92が設けられるとともに、この開口部92は、前記改質器16に設けられる原燃料通路100に直接連通している。
従って、過熱器14から導出される原燃料は、開口部92から原燃料通路100に直接供給された後、改質用燃料導入部105から整流板104に供給されている。このため、過熱器14と改質器16とを連結するための配管が不要になり、配管を良好に削減することができ、前記配管からの放熱が発生せず、熱効率の向上を図るとともに、簡単且つコンパクトに構成することが可能になるという効果が得られる。
さらに、改質器16の改質ガス出口側には、第4セパレータ88を介して室110が形成されており、この室110には、過熱器14を構成する複数の管体72が固着されている。従って、改質器16により生成された改質ガスは、管体72内の通路84を通ることによって、過熱用通路82を流動する原燃料との間で即座に熱交換が行われる。これにより、高温の改質ガスを原燃料を過熱するための過熱源として利用することができ、熱効率の向上が容易に図られる。
さらにまた、改質器16には、外筒96を覆ってカバー部材111が配設され、このカバー部材111内に断熱層111aが形成されている。このため、外筒96と内筒98との間に形成される原燃料通路100を流動する原燃料は、温度低下を有効に阻止することができ、改質器16による改質処理が効率的且つ確実に遂行されるという利点がある。
また、本実施形態では、蒸発器12は、過熱器14を囲繞して同心円上に配設されるとともに、予熱器18は、前記過熱器14に改質器16とは反対側に同軸且つ直列に連結されている。これにより、蒸発器12、過熱器14、改質器16及び予熱器18を繋ぐ配管を一挙に削減することができ、燃料改質装置10全体を小型化するとともに、配管からの放熱を抑制して熱効率の向上を図ることが可能になる。しかも、少ない始動エネルギで、燃料改質装置10の始動が良好に遂行され、省エネが確実に行われる。
本発明の実施形態に係る燃料改質装置の概略斜視説明図である。 前記燃料改質装置内の流れ状態を示す断面図である。 前記燃料改質装置を構成する蒸発器の分解斜視説明図である。 前記蒸発器の一部省略斜視説明図である。 前記蒸発器の一部断面説明図である。 前記蒸発器の横断面図である。 前記燃料改質装置を構成する過熱器の分解斜視図である。 前記燃料改質装置を構成する改質器の分解斜視図である。 従来技術の改質装置の概略説明図である。
符号の説明
10…燃料改質装置 12…蒸発器
14…過熱器 16…改質器
18…予熱器 20…湾曲管部材
22…内筒部材 24、124…外筒部材
26、36、68、88…セパレータ
28a、28b…円弧状管 30、32、84、122…通路
34…湾曲燃焼触媒 38a、38b…触媒外筒
40a、40b…メタルハニカム 42…ケーシング
52、102、110、114、120…室
56…燃料供給管 58…空気供給管
64、96…外筒 66…原燃料入口
72、126…管体 74、128…仕切り板
78、130…切り欠き部 82…過熱用通路
86…分配板 92…開口部
98…内筒 100…原燃料通路
104…整流板 105…改質用燃料導入部
111…カバー部材 112…連結部材
140、142…フィン部材

Claims (7)

  1. 改質用燃料を改質することにより、水素リッチな燃料ガスを生成する燃料改質装置であって、
    前記改質用燃料を蒸発させる蒸発器と、
    蒸発した前記改質用燃料を、改質反応に必要な温度まで昇温させる過熱器と、
    昇温した前記改質用燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、
    を備え、
    前記過熱器と前記改質器とは、互いに同軸且つ直列に連結されることを特徴とする燃料改質装置。
  2. 請求項1記載の燃料改質装置において、前記改質器は、内側筒体及び外側筒体を備え、
    前記内側筒体の内方には、改質触媒が充填されるとともに、
    前記内側筒体と前記外側筒体との間には、前記改質用燃料を流通させる通路が形成されることを特徴とする燃料改質装置。
  3. 請求項2記載の燃料改質装置において、前記過熱器は、前記改質器側の端部に前記通路に連通する改質用燃料の出口を有するとともに、
    前記改質器は、前記過熱器とは反対側の端部に、前記通路に連通して前記内側筒体内に前記改質用燃料を供給する改質用燃料導入部が設けられることを特徴とする燃料改質装置。
  4. 請求項3記載の燃料改質装置において、前記改質器には、前記過熱器側の端部から前記過熱器内に挿入され、前記改質触媒を通過した改質ガスを前記改質用燃料の加熱源として通流させる管体が連結されることを特徴とする燃料改質装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の燃料改質装置において、前記改質器を囲繞して断熱用カバー部材が設けられることを特徴とする燃料改質装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の燃料改質装置において、前記過熱器を囲繞して前記蒸発器が同心円上に配設されるとともに、
    前記過熱器と前記改質器とは、互いに同軸且つ直列に連結されることを特徴とする燃料改質装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の燃料改質装置において、前記蒸発器で前記改質用燃料を蒸発させるための加熱流体を予熱する予熱器を備え、
    前記予熱器は、前記過熱器に前記改質器とは反対側に同軸且つ直列に連結されることを特徴とする燃料改質装置。
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