JP4447409B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、更に詳しくは、メダル投入口から投入されたメダルが、メダル通路の途中に設けた2個のフォトセンサーで検出される遊技機に関するものである。
従来から、メダルを遊技媒体として投入して遊技を行う遊技機が提供されている。
このような遊技機として、例えば、スロットマシンがある。
また、スロットマシンは、所定枚数のメダルの投入を条件に、スタートスイッチを操作すると、3個すべての回転リールの回転が開始し、ストップスイッチを操作すると、当該ストップスイッチに対応した回転リールの回転が停止し、3個すべての回転リールの回転が停止したときに、所定の図柄が有効な入賞ライン上に揃うと、入賞となり、入賞態様に応じた所定枚数のメダルが払い出される遊技機である。
また、スロットマシンでは、スタートスイッチが操作されると、メダルの投入枚数が確定されて、メダルの投入枚数に応じた本数の入賞ラインが有効になるとともに、メダルの投入枚数に応じた当選確率で役の抽選が行われ、この役の抽選の結果に基づいて、回転リールの停止制御が行われる。
具体的には、スロットマシンの内部には、メダル投入口に投入されたメダルを下方へ誘導するためのメダル通路が設けられている。また、メダル通路は、ホッパーユニットのメダルタンクへ連通している。また、メダル通路の途中からは、メダル返却通路が分岐している。また、メダル返却通路は、メダル返却口へ連通している。また、メダル通路からメダル返却通路が分岐する分岐部には、メダルセレクターが設けられている。また、メダルセレクターは、規格外のメダルを選別してメダル返却通路へ誘導するとともに、メダル投入不可に設定されているときにメダル投入口から投入されたメダルをメダル返却通路へ誘導するためのものである。また、メダル通路の途中であって、メダルセレクターよりも下流側には、メダルセンサーが設けられている。また、メダルセンサーは、メダルの通過を検出してメダル検出信号を出力するためのものである。また、スロットマシンの制御装置は、メダル投入口から投入されたメダルの枚数をメダル検出信号に基づいてカウントするためのメダルカウント手段を備えている。
そして、メダル投入口から投入されたメダルが、メダル通路を流下し、メダルセレクターを通過して、メダルセンサーを通過すると、メダル検出信号が出力される。そして、このメダル検出信号に基づいてメダルカウント手段がカウント動作を行うことにより、メダル投入口から投入されたメダルの枚数がカウントされる。なお、メダルセンサーを通過したメダルは、メダル通路をさらに流下して、ホッパーユニットのメダルタンクに貯留される。
一方、スロットマシンの前面には、操作によりスタート信号を出力するスタートスイッチが設けられている。また、スロットマシンの制御装置は、役の抽選を行うための役抽選手段と、遊技を制御するための遊技制御手段とを備えている。また、遊技制御手段は、スタート信号の入力を契機に、メダルの投入枚数を確定させて、メダルの投入枚数に応じた本数の入賞ラインを有効にする。また、役抽選手段は、スタート信号の入力を契機に、メダルの投入枚数に応じた役抽選テーブルを取得し、この取得した役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う。また、遊技制御手段は、スタート信号の入力を契機に、回転リールの回転を開始させるとともに、役の抽選の結果とストップスイッチが操作されたときの回転リールの回転位置とに基づいて、回転リールの停止制御を行う。そして、すべての回転リールの回転が停止したときに、所定の図柄が有効な入賞ライン上に揃うと、入賞と判定し、ホッパーユニットを駆動させて、入賞態様に応じた所定枚数のメダルを払い出す。
ここで、スロットマシンでは、メダルの投入の煩わしさから遊技者を解放するため、クレジット機能を設けている。また、クレジット機能は、次のようなものである。遊技の開始に先立ち、ある程度まとまった枚数のメダルをメダル投入口にあらかじめ投入しておくと、これらのメダルがメダルセンサーによって検出され、このとき出力されるメダル検出信号に基づいて、クレジットメダルカウント手段がカウント動作を行う。つまり、メダルがクレジットされる。また、クレジットメダルカウント手段のカウント値は、スロットマシンの前面に設けた7セグメントLEDに表示される。また、メダルがクレジットされているときに、スロットマシンの前面に設けたベットスイッチを操作すると、メダル投入口からのメダルの投入に代えて、クレジットされているメダルが投入されるとともに、クレジットされているメダルを投入した分だけ、クレジットメダルカウント手段のカウント値が減算される。また、7セグメントLEDには、減算後のカウント値が表示される。そして、クレジットされているメダルを投入した場合にも、メダル投入口からメダルを投入した場合と同様に、遊技を行うことができる。また、クレジットメダルカウント手段のカウント値が0になる前に遊技を終えたいときには、スロットマシンの前面に設けた精算スイッチを操作する。そうすると、クレジットされているメダルが払い出されるとともに、クレジットメダルカウント手段のカウント値が0になる。
またここで、メダルセンサーは、メダルの進路方向に沿って並列に設けた2個のフォトセンサーから構成されている。メダル通路の上流側に設けられるのが第1フォトセンサーであり、また、下流側に設けられるのが第2フォトセンサーである。第1フォトセンサーの光路が先に遮られ、その直後に第2フォトセンサーの光路が遮られれば、メダルの進行方向は正常であるが、第2フォトセンサーの光路が先に遮られ、その直後に第1フォトセンサーの光路が遮られると、メダルの進行方向は異常である。
このように、スロットマシンでは、メダルセンサーを2個のフォトセンサーで構成することにより、メダルの通過のみならず、メダルの進行方向をも検出可能にしている。そして、糸を括り付けたメダルをメダル投入口から投入し、糸を操ることでメダルがメダルセンサーの前後を往復するようにして、クレジットメダルカウント手段のカウント値を不正に加算する行為の防止を図っている(特許文献1参照)。
特開平7−108081号公報
しかし、近年、細長い板状部材の先端付近に、フォトセンサーの発光部から発せられる光と同質の光を発するLEDを複数個並べた不正器具を用いて、クレジットメダルカウント手段のカウント値を不正に加算する行為が発覚した。
具体的には、各フォトセンサーは、それぞれ、光を発する発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを有するが、この不正器具は、LEDが発した光を、発光部が発した光と誤認させて、各フォトセンサーに誤作動を起こさせるものである。この不正器具の使用方法は、次のようなものである。まず、各LEDを発光させた状態で、板状部材の先端付近を、メダル投入口からメダル通路に挿入し、各フォトセンサーの発光部と受光部との間に位置させる。このとき、各LEDを、各フォトセンサーの受光部方向に向け、各LEDが発した光が、各フォトセンサーの受光部に届くようにする。そうすると、各フォトセンサーの発光部と受光部との間に、光を遮る異物が挿入されているものの、各フォトセンサーは、発光部と受光部との間に光を遮るものはないと誤認する。そして、この状態で、上流側のものから順に、LEDを一時的に消灯させる。そうすると、まず、第1フォトセンサーの受光部に、発光部が発した光も、LEDが発した光も届かなくなり、その直後に、第2フォトセンサーの受光部に、発光部が発した光も、LEDが発した光も届かなくなる。その後、上流側のものから順に、LEDを再び発光させることにより、第1フォトセンサーの受光部にも、第2フォトセンサーの受光部にも、LEDが発した光が届く。これにより、あたかも上流側から下流側へ向けてメダルが通過したかのような状態が作り出されて、クレジットメダルカウント手段のカウント値が不正に加算されてしまう。
そして、この不正器具を用いた不正行為の防止が早急に求められている。
そこで、本発明は、第1フォトセンサー又は第2フォトセンサーのいずれか一方について、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めるとともに、発光部の発光を止めているときに、当該発光部に対応する受光部が光を検出すると、異常と判定することにより、不正器具を用いた不正行為を防止できるようにした遊技機を提供することを目的とする。
また、本発明は、第1フォトセンサー又は第2フォトセンサーのいずれか一方の発光部の発光を止めていたときに、発光している発光部に対応する受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、発光を止めていた発光部を発光させ、このとき、当該発光部に対応する受光部が光を検出しているか否かに基づいて、異常か否かを判定することにより、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できるようにした遊技機を提供することを目的とする。
また、本発明は、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサーの受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、第1フォトセンサーの発光部を発光させ、このとき、第1フォトセンサーの受光部が光を検出すると、異常と判定することにより、比較的簡単な構成で、上記2つの不正行為を同時に防止可能な遊技機を提供することを目的とする。
なお、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサーの発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御を、常時、実行することにより、不正行為の防止を図りつつも、制御装置の負担を軽減するようにした遊技機を提供することができる。
また、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサーの発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御、又は第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーの双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御のいずれか一方を、遊技が1回行われる毎に、乱数値に基づいて、選択して実行することにより、第1フォトセンサーの発光部の発光又は消灯のパターンと不正器具のLEDの発光又は消灯のパターンとを同期させることを困難にして、不正行為のより一層の防止を図った遊技機を提供することができる。
また、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサーの発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーの双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御とを、メダルが1枚検出される毎に、交互に切り換えて実行することにより、第1フォトセンサーの発光部の発光又は消灯のパターンと不正器具のLEDの発光又は消灯のパターンとを同期させることを困難にして、不正行為のより一層の防止を図った遊技機を提供することができる。
また、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサーの発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーの双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御とを、メダル1枚の検出に要する時間よりも短い間隔で、交互に切り換えて実行することにより、第1フォトセンサーの発光部の発光又は消灯のパターンと不正器具のLEDの発光又は消灯のパターンとを同期させることを困難にして、不正行為のより一層の防止を図った遊技機を提供することができる。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、メダル投入口41に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路61と、メダル通路61の途中の所定位置に設けた第1フォトセンサー66と、メダル通路61の途中における第1フォトセンサー66よりも下流側の所定位置に設けた第2フォトセンサー67とを備えた遊技機10であって、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67は、それぞれ、光を発する発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを備えるとともに、メダル通路61を通るメダルによって、発光部から受光部への光路を遮られるように形成され、第1フォトセンサー66の発光部から受光部への光路(以下「第1光路」という)及び第2フォトセンサー67の発光部から受光部への光路(以下「第2光路」という)が、メダル通路61を通る1枚のメダルによって同時に遮られ得るように、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67が配置され、少なくとも第1フォトセンサー66は、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能に形成され、遊技機10は、発光部の発光を制御するための発光制御手段150と、異常か否かの判定を行うための異常判定手段160とを備え、発光制御手段150は、メダル投入口41にメダルが投入されるのを待っている状態において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めておくとともに、第2フォトセンサー67の発光部を発光させておき、このとき、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、即時又はメダル通路61を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルが第2光路を遮りはじめてから第1光路を遮り終えるまでの時間内に、発光を止めていた第1フォトセンサー66の発光部を発光させる制御を行うことがあるように形成され、異常判定手段160は、発光制御手段150が第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めているときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定するとともに、発光制御手段150が発光を止めていた第1フォトセンサー66の発光部を発光させたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定するように形成されていることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、メダル投入口41に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路61と、メダル通路61の途中の所定位置に設けた第1フォトセンサー66と、メダル通路61の途中における第1フォトセンサー66よりも下流側の所定位置に設けた第2フォトセンサー67とを備えた遊技機10であって、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67は、それぞれ、光を発する発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを備えるとともに、メダル通路61を通るメダルによって、発光部から受光部への光路を遮られるように形成され、第1フォトセンサー66の発光部から受光部への光路(以下「第1光路」という)及び第2フォトセンサー67の発光部から受光部への光路(以下「第2光路」という)が、メダル通路61を通る1枚のメダルによって同時に遮られ得るように、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67が配置され、少なくとも第2フォトセンサー67は、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能に形成され、遊技機10は、発光部の発光を制御するための発光制御手段150と、異常か否かの判定を行うための異常判定手段160とを備え、発光制御手段150は、メダル投入口41にメダルが投入されるのを待っている状態において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させておくとともに、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めておき、このとき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、即時又はメダル通路61を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルが第1光路を遮りはじめてから第2光路を遮りはじめる直前までの時間内に、発光を止めていた第2フォトセンサー67の発光部を発光させる制御を行うことがあるように形成され、異常判定手段160は、発光制御手段150が第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めているときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常と判定するとともに、発光制御手段150が発光を止めていた第2フォトセンサー67の発光部を発光させたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常と判定するように形成されていることを特徴とする。
ここで、「メダル通路61」は、メダル投入口41に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのものである。メダル通路61のメダル投入口41側が、上流側であり、また、メダル通路61のメダル投入口41とは反対側が、下流側である。そして、メダル通路61は、メダル投入口41に投入されたメダルを、上流側から下流側へ向けて、一定方向へ誘導するように形成されている。また、メダル通路61は、メダル投入口41から斜め下方へ向けて一直線状に傾斜するように形成してもよく、また、途中で適宜屈曲させて比較的緩やかに傾斜する部分や水平方向に向かう平坦な部分などを有するように形成してもよい。
また、「第1フォトセンサー66」は、メダル通路61の途中の所定位置に設けられる。
また、「第2フォトセンサー67」は、メダル通路61の途中における第1フォトセンサー66よりも下流側の所定位置に設けられる。
これにより、上流側から下流側へ向けてメダル通路61を通るメダルは、先に第1フォトセンサー66を通過し、その後に第2フォトセンサー67を通過する。
また、第1フォトセンサー66は、光を発する発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを備える。
また、第2フォトセンサー67も同様に、発光部と受光部とを備える。
また、第1フォトセンサー66は、メダル通路61を通るメダルによって、発光部から受光部への光路を遮られる。例えば、発光部と受光部とで、メダル通路61を両側から挟むようにする。そして、メダル通路61を通るメダルが、発光部と受光部との間を通るようにする。そうすると、メダル通路61を通るメダルによって、発光部から受光部への光路が遮られる。
また、第2フォトセンサー67も同様に、メダル通路61を通るメダルによって、発光部から受光部への光路を遮られる。
また、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の少なくとも一方は、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能に形成される。
「少なくとも一方」であるので、第1フォトセンサー66についてのみ、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能に形成してもよく、また、第2フォトセンサー67についてのみ、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能に形成してもよく、また、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方について、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能に形成してもよい。
また、「発光部の発光を止めることが可能」とは、発光部の光を消すことが可能という意味であり、更に換言すれば、発光部を消灯させることが可能、あるいは発光部の機能をOFFにすることが可能という意味である。
また、「受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能」とは、受光部が光を検出し続けるようにしたまま、発光部の光を消すことが可能という意味であり、更に換言すれば、受光部の機能を生かしたまま、発光部を機能を停止させることが可能、あるいは受光部の機能をONにしたまま、発光部の機能をOFFにすることが可能という意味である。
また、「発光制御手段150」は、発光部の発光を制御するためのものである。
例えば、第1フォトセンサー66のみが発光部の発光を止められるように形成されている場合には、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部についてのみ、発光させたり、発光を止めたりする。
また、例えば、第2フォトセンサー67のみが発光部の発光を止められるように形成されている場合には、発光制御手段150は、第2フォトセンサー67の発光部についてのみ、発光させたり、発光を止めたりする。
また、例えば、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方が発光部の発光を止められるように形成されている場合には、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部について、発光させたり、発光を止めたりするとともに、第2フォトセンサー67の発光部についても、発光させたり、発光を止めたりする。ただこの場合、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めるときには、第2フォトセンサー67の発光部は発光させ、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めるときには、第1フォトセンサー66の発光部は発光させる。つまり、発光制御手段150は、一方の発光部の発光を止めるときには、他方の発光部は発光させる。したがって、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光と第2フォトセンサー67の発光部の発光とを同時に止めることはない。すなわち、発光制御手段150は、双方の発光部の光を同時に消すことはない。
また、発光制御手段150は、発光部を発光させるか、又は発光部の発光を止めるかを、例えば、乱数を用いた抽選等によってランダムに決定することができる。また、発光制御手段150は、例えば、メダルが1枚投入される毎に、発光部の発光と発光停止とを交互に切り換えてもよく、また、遊技が1回行われる毎に、発光部の発光と発光停止とを交互に切り換えてもよく、また、所定時間毎に、発光部の発光と発光停止とを交互に切り換えてもよい。なお、発光部の発光停止とは、発光部の発光を止めることを意味する。
また、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66又は第2フォトセンサー67のいずれの発光部の発光を止めるかについても、例えば、乱数を用いた抽選等によってランダムに決定することができる。また、発光制御手段150は、例えば、メダルが1枚投入される毎に、第1フォトセンサー66の発光部の発光停止と第2フォトセンサー67の発光部の発光停止とを交互に切り換えてもよく、また、遊技が1回行われる毎に、第1フォトセンサー66の発光部の発光停止と第2フォトセンサー67の発光部の発光停止とを交互に切り換えてもよく、また、所定時間毎に、第1フォトセンサー66の発光部の発光停止と第2フォトセンサー67の発光部の発光停止とを交互に切り換えてもよい。
また、「異常判定手段160」は、発光制御手段150が発光部の発光を止めているときに、当該発光部に対応する受光部が光を検出すると、異常と判定するためのものである。
またここで、本発明では、「異常」とは、故障やエラーに限られず、「不正器具がメダル投入口41からメダル通路61に挿入されている状態」なども含む趣旨である。つまり、本発明では、異常判定手段160は、「不正器具がメダル投入口41からメダル通路61に挿入されている状態」も、「異常」と判定する。
例えば、発光制御手段150が第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めているときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、異常と判定する。
また、例えば、発光制御手段150が第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めているときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、異常と判定する。
つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止められているときには、第1フォトセンサー66の受光部は通常であれば光を検出しないはずであり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止められているときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。
また、第2フォトセンサー67の発光部が発光を止められているときについても同様である。
また、第1フォトセンサー66の発光部が発光を止められ、かつ、第2フォトセンサー67の発光部が発光しているときには、第1フォトセンサー66によって、不正器具を用いた不正行為の検出が可能であるとともに、第2フォトセンサー67によって、メダルの通過の検出が可能である。
また、第1フォトセンサー66の発光部が発光し、かつ、第2フォトセンサー67の発光部が発光を止められているときには、第1フォトセンサー66によって、メダルの通過の検出が可能であるとともに、第2フォトセンサー67によって、不正器具を用いた不正行為の検出が可能である。
また、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部が発光させられているときには、従来と同様にして、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67によって、メダルの通過の検出と、メダルの進行方向の検出とが可能である。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が先に発光部からの光を遮られ、その直後に第2フォトセンサー67の受光部が発光部からの光を遮られれば、メダルの進行方向は正常である。そして、メダルカウント手段170又はクレジットメダルカウント手段180は、第1フォトセンサー66の受光部が先に発光部からの光を遮られ、その直後に第2フォトセンサー67の受光部が発光部からの光を遮られると、1枚のメダルが正常な進行方向で通過したとして、カウント値を1つ加算する。このとき、不正器具による不正行為は検出できない。
そして、例えば、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させる状態と、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、かつ、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止める状態と、第1フォトセンサー66の発光部と第2フォトセンサー67の発光部との双方を発光させる状態とを、ランダムに、あるいは所定のパターンで切り換えることにより、メダルの通過を検出しつつ、不正器具を用いた不正行為を防止でき、更には、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為をも防止できる。
また、異常判定手段160は、異常と判定したときに、例えば、異常検出信号を出力する。そして、異常検出信号に基づいて、例えば、異常報知手段165が、スピーカ36から警報音を鳴らしたり、ランプ35を点滅させて、異常を報知することができる。また、異常検出信号に基づいて、例えば、遊技制御手段110が、遊技を停止させることにより、不正行為が続行されるのを防止できる。また、異常検出信号に基づいて、例えば、払出制御手段が、ホッパーユニット70の駆動を停止させることにより、メダルが払い出されるのを防止できる。また、異常検出信号を、ホールコンピュータへ送信することにより、遊技機10の管理者に不正行為を知らせることもできる。
また、異常判定手段160は、異常と判定したときに、自ら、スピーカ36から警報音を鳴らしたり、ランプ35を点滅させて、異常を報知したり、遊技を停止させて、不正行為が続行されるのを防止したり、ホッパーユニット70の駆動を停止させて、メダルが払い出されるのを防止するようにしてもよい。
このように、第1フォトセンサー66又は第2フォトセンサー67のいずれか一方の発光部の発光を止め、このとき、当該発光部に対応する受光部が光を検出すると、異常と判定することにより、ハードウエア構成は、従来の遊技機10と同様に、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の2個であっても、主としてソフトウエア制御により、不正器具を用いた不正行為を防止できる。
ここで、例えば、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、ランダムに、あるいは所定のパターンで切り換えることにより、メダルの通過を検出しつつ、不正器具を用いた不正行為を防止でき、更には、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為をも防止できるものの、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを、同時に検出することはできない。
また、例えば、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止め、かつ、第1フォトセンサー66の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、ランダムに、あるいは所定のパターンで切り換えることにより、メダルの通過を検出しつつ、不正器具を用いた不正行為を防止でき、更には、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為をも防止できるものの、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを、同時に検出することはできない。
そこで、本発明では、第1フォトセンサー66又は第2フォトセンサー67のいずれか一方の発光部の発光を止めていたときに、発光している発光部に対応する受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、発光を止めていた発光部を発光させ、このとき、当該発光部に対応する受光部が光を検出しているか否かに基づいて、異常か否かを判定することにより、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できるようにしている。
ここで、第1フォトセンサー66の発光部から受光部への光路を「第1光路」とし、また、第2フォトセンサー67の発光部から受光部への光路を「第2光路」とする。
第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67は、第1光路及び第2光路の位置を、メダル通路61におけるメダルの中心が通る位置からずらして配置されている。これにより、例えば、メダル投入口41から3枚のメダルが連続して投入されて、これら3枚のメダルが切れ目なく連続してメダル通路61を流下したときにも、投入されたメダルが1枚であると誤認することなく、3枚であると正しく検出できるようにしている。つまり、メダルは円形であるから、第1光路及び第2光路の位置を、メダルの中心が通る位置と一致させると、複数枚のメダルが切れ目なく連続してメダル通路61を流下したときに、第1光路及び第2光路が遮られっぱなしの状態となり、投入されたメダルが1枚であると誤認してしまうが、第1光路及び第2光路の位置を、メダルの中心が通る位置からずらすと、複数枚のメダルが切れ目なく連続してメダル通路61を流下しても、第1光路及び第2光路は遮られっぱなしの状態にはならず、複数枚であると正しく検出できるのである。
また、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67は、互いに接近して配置されており、これにより、メダル通路61を通る1枚のメダルによって、第1光路及び第2光路が同時に遮られるようにしている。なお、第1光路と第2光路との間の距離は、メダルの直径よりも小さく設定されることはもちろんであるが、上述したように、第1光路及び第2光路の位置を、メダルの中心が通る位置からずらしていることから、そのずれの分も考慮して設定される。具体的には、例えば、メダルの半径を「r」とし、第1光路及び第2光路の位置を、メダルの中心が通る位置から「(1/2)×r」ずらすときには、第1光路と第2光路との間の距離は、「(√3)×r」よりも小さく設定される。
また、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66又は第2フォトセンサー67のいずれか一方の発光部の発光を止めていたときに、発光している発光部に対応する受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、発光を止めていた発光部を発光させる。
具体的には、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、発光を止めていた第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。
また、発光制御手段150は、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めていたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、発光を止めていた第2フォトセンサー67の発光部を発光させる。
また、「所定時間」は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止める場合には、メダル通路61を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルが、第2光路を遮りはじめてから、第1光路を遮り終えるまでの時間である。つまり、メダル通路61を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルは、まず、第1光路を遮りはじめ、その後、第1光路を遮り続けたまま、第2光路を遮りはじめ、その後しばらくの間、第1光路と、第2光路とを双方とも遮り続け、その後、第1光路を遮り終えるが、第2光路を遮り続け、その後、第2光路を遮り終える。そして、第2光路を遮りはじめてから、第1光路を遮り終えるまでが、所定時間である。換言すれば、メダル通路61を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルは、第1光路を遮り、かつ、第2光路は遮らない状態と、第1光路を遮り、かつ、第2光路も遮る状態と、第1光路は遮らず、かつ、第2光路を遮る状態と、をつくり出す。そして、第1光路を遮り、かつ、第2光路も遮る状態の継続時間が、所定時間である。
また、「所定時間」は、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止める場合には、メダル通路61を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルが、第1光路を遮りはじめてから、第2光路を遮りはじめる直前までの時間である。つまり、第1光路の遮断開始後、第2光路の遮断開始前までが、所定時間である。更に換言すれば、第1光路を遮り、かつ、第2光路は遮らない状態の継続時間が、所定時間である。
また、所定時間は、いずれの場合にも、メダル通路61の傾斜角度や、メダルの大きさや、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の取付位置などの諸条件によって変動する。
また、異常判定手段160は、発光制御手段150が発光部を発光へ切り換えたときに、当該発光部に対応する受光部が光を検出しているか否かに基づいて、異常か否かを判定する。
具体的には、異常判定手段160は、発光制御手段150が、発光を止めていた第1フォトセンサー66の発光部を発光させたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定する。
また、異常判定手段160は、発光制御手段150が、発光を止めていた第2フォトセンサー67の発光部を発光させたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常と判定する。
つまり、仮に、メダル通路61を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルが、第2光路を遮りはじめ、これにより、発光制御手段150が第1フォトセンサー66の発光部を発光停止から発光へ切り換えたときには、当該メダルは、第1光路を遮り終える前であることから、第1フォトセンサー66の受光部は光を検出しないはずであり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部が発光停止から発光へ切り換えられたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。
また、仮に、メダル通路61を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルが、第1光路を遮り、これにより、発光制御手段150が第2フォトセンサー67の発光部を発光停止から発光へ切り換えたときには、当該メダルは、第2光路を遮る前であることから、第2フォトセンサー67の受光部は光を検出するはずであり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常である。そして、異常判定手段160は、第2フォトセンサー67の発光部が発光停止から発光へ切り換えられたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。
このように、第1フォトセンサー66又は第2フォトセンサー67のいずれか一方の発光部の発光を止めていたときに、発光している発光部に対応する受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、発光を止めていた発光部を発光させ、このとき、当該発光部に対応する受光部が光を検出しているか否かに基づいて、異常か否かを判定することにより、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できる。
つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、このとき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定することにより、ハードウエア構成は、従来の遊技機10と同様に、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の2個であっても、主としてソフトウエア制御により、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できる。
また、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めていたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、第2フォトセンサー67の発光部を発光させ、このとき、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常と判定することにより、ハードウエア構成は、従来の遊技機10と同様に、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の2個であっても、主としてソフトウエア制御により、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できる。
また、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、このとき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定することにより、比較的簡単な構成で、上記2つの不正行為を同時に防止できる。
つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めるようにすると、第1フォトセンサー66が主として不正行為を検知する役割を担うとともに、第2フォトセンサー67が主としてメダルの枚数をカウントする役割を担うこととなる。そうすると、メダルがメダル通路61を上流側から下流側へ向けて流下したときに、まず主として第1フォトセンサー66の信号によって不正行為でないことを確認し、その後に主として第2フォトセンサー67の信号によってメダルの枚数のカウントができるので、複雑な制御や構成を要することなく、上記2つの不正行為を同時に防止しつつ、メダル投入口41から投入されたメダルの枚数をカウントできるのである。
なお、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御を、常時、実行することができる。
つまり、遊技機10としてのスロットマシンでは、1回の遊技が終了してからその次にスタートスイッチ43が操作されるまでは、メダル投入可に設定される。また、メダル投入可に設定されていて、かつ、メダル投入口41からメダルが投入されるのを待っている状態が、メダル投入待ち状態である。そして、本発明では、メダル投入待ち状態においては、第1フォトセンサー66の発光部は、常時、発光しておらず、かつ、第2フォトセンサー67の発光部は、常時、発光している。もちろん、メダル投入口41からメダルが投入され、当該メダルによって第2光路が遮られて、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、上述したように、第1フォトセンサー66の発光部が発光する。
このように、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御を、常時、実行することにより、不正行為の防止を図りつつも、制御装置の負担を軽減できる。
また、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御、又は第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御のいずれか一方を、遊技が1回行われる毎に、乱数値に基づいて、選択して実行することができる。
つまり、メダル投入待ち状態においては、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とが実行される。そして、これら2つの制御のうちのいずれか一方が、遊技が1回行われる毎に、乱数値に基づいて、選択されて実行される。
例えば、ある1回の遊技が終了して、メダル投入可に設定されると、上記2つの制御のうちのいずれか一方が、乱数値に基づいて選択される。このとき、例えば、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御が選択されたとする。そうすると、この制御は、その後にスタートスイッチ43が操作されてメダル投入不可に設定されるまで継続する。その後、このスタートスイッチ43の操作により開始された遊技が終了して、メダル投入可に設定されると、再び、上記2つの制御のうちのいずれか一方が、乱数値に基づいて選択される。このとき、例えば、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御が選択されたとする。そうすると、この制御は、その後にスタートスイッチ43が操作されてメダル投入不可に設定されるまで継続する。
このように、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御、又は第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御のいずれか一方を、遊技が1回行われる毎に、乱数値に基づいて、選択して実行することにより、第1フォトセンサー66の発光部の発光又は消灯のパターンと、不正器具のLEDの発光又は消灯のパターンとを同期させることが困難になる。これにより、不正行為のより一層の防止が図れる。
また、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、メダルが1枚検出される毎に、交互に切り換えて実行することができる。
つまり、メダル投入待ち状態においては、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とが実行される。そして、これら2つの制御が、メダルが1枚検出される毎に、交互に切り換えられて実行される。
例えば、ある1枚のメダルの検出が、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で行われたとする。そうすると、その次に投入されるメダルの検出は、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で行われる。
例えば、メダル投入可に設定されてメダル投入待ち状態になってから、スタートスイッチ43が操作されて遊技が開始されるまでの間に、10枚のメダルが投入されたとすると、上記2つの制御が交互に10回切り換えられる。
このように、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、メダルが1枚検出される毎に、交互に切り換えて実行することにより、第1フォトセンサー66の発光部の発光又は消灯のパターンと、不正器具のLEDの発光又は消灯のパターンとを同期させることが困難になる。これにより、不正行為のより一層の防止が図れる。
また、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、メダル1枚の検出に要する時間よりも短い間隔で、交互に切り換えて実行することができる。
つまり、メダル投入待ち状態においては、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とが実行される。そして、これら2つの制御が、メダル1枚の検出に要する時間よりも短い間隔で、交互に切り換えられて実行される。
例えば、メダル投入口41から投入されたメダルがメダル通路61を流下して、メダルセレクター63まで到達するまでの間にも、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とが、何度も交互に切り換えられる。
このように、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、メダル1枚の検出に要する時間よりも短い間隔で、交互に切り換えて実行することにより、第1フォトセンサー66の発光部の発光又は消灯のパターンと、不正器具のLEDの発光又は消灯のパターンとを同期させることが困難になる。これにより、不正行為のより一層の防止が図れる。
本発明によれば、第1フォトセンサー又は第2フォトセンサーのいずれか一方の発光部の発光を止め、このとき、発光を止めた発光部に対応する受光部が光を検出すると、異常と判定することにより、不正器具を用いた不正行為を防止できる遊技機を提供できる。
また、本発明によれば、第1フォトセンサー又は第2フォトセンサーのいずれか一方の発光部の発光を止めていたときに、発光している発光部に対応する受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、発光を止めていた発光部を発光させ、このとき、当該発光部に対応する受光部が光を検出しているか否かに基づいて、異常か否かを判定することにより、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止可能な遊技機を提供できる。
また、本発明によれば、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサーの受光部が光を検出しなくなると、即時又は所定時間内に、第1フォトセンサーの発光部を発光させ、このとき、第1フォトセンサーの受光部が光を検出すると、異常と判定することにより、比較的簡単な構成で、上記2つの不正行為を防止可能な遊技機を提供できる。
なお、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサーの発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御を、常時、実行すると、不正行為の防止を図りつつも、制御装置の負担の軽減が図れる遊技機を提供できる。
また、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサーの発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御、又は第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーの双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御のいずれか一方を、遊技が1回行われる毎に、乱数値に基づいて、選択して実行すると、第1フォトセンサーの発光部の発光又は消灯のパターンと不正器具のLEDの発光又は消灯のパターンとを同期させることが困難になるので、不正行為のより一層の防止が図れる遊技機を提供できる。
また、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサーの発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーの双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御とを、メダルが1枚検出される毎に、交互に切り換えて実行すると、第1フォトセンサーの発光部の発光又は消灯のパターンと不正器具のLEDの発光又は消灯のパターンとを同期させることが困難になるので、不正行為のより一層の防止が図れる遊技機を提供できる。
また、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めかつ第2フォトセンサーの発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーの双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口からのメダルの投入を待つ制御とを、メダル1枚の検出に要する時間よりも短い間隔で、交互に切り換えて実行すると、第1フォトセンサーの発光部の発光又は消灯のパターンと不正器具のLEDの発光又は消灯のパターンとを同期させることが困難になるので、不正行為のより一層の防止が図れる遊技機を提供できる。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図8は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1は、遊技機10のブロック図、図2は、遊技機10の正面図、図3は、メダル処理ユニット60の正面図、図5は、メダルが第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67を通過する様子を示す概念図、図6は、メダル検出信号のタイムチャート、図7及び図8は、メダル検出処理のフローチャートである。
(遊技機10)
図2に示すように、本実施の形態に係る遊技機10は、スロットマシンである。
また、図2に示すように、スロットマシンは、前面に開口部を有する箱型の筐体20を備えている。また、筐体20の前面には、開口部を塞ぐ前扉30を備えている。また、筐体20の内部には、3個の回転リール51を横並びに設けたリールユニット50を備えている。また、前扉30のほぼ中央には、各回転リール51の周囲に付されている図柄を透視可能な図柄透視窓31が設けられている。
また、図柄透視窓31は、各回転リール51の前方に位置しており、3個すべての回転リール51の回転が停止した際には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄が透視可能となるように形成されている。また、図柄透視窓31を通して透視可能となる縦3列横3行の図柄配列は、「出目」などと呼ばれる。
また、本実施の形態では、左側の回転リール51の回転が停止した際に図柄透視窓31を通して透視可能となる3個の図柄を上から順にそれぞれ「左リール上図柄」「左リール中図柄」「左リール下図柄」とし、また、中央の回転リール51の回転が停止した際に図柄透視窓31を通して透視可能となる3個の図柄を上から順にそれぞれ「中リール上図柄」「中リール中図柄」「中リール下図柄」とし、また、右側の回転リール51の回転が停止した際に図柄透視窓31を通して透視可能となる3個の図柄を上から順にそれぞれ「右リール上図柄」「右リール中図柄」「右リール下図柄」としている。
また、本実施の形態では、第1から第5までの5本の入賞ラインを設けている。具体的には、左リール中図柄と中リール中図柄と右リール中図柄とを通るのが「第1入賞ライン」であり、また、左リール上図柄と中リール上図柄と右リール上図柄とを通るのが「第2入賞ライン」であり、また、左リール下図柄と中リール下図柄と右リール下図柄とを通るのが「第3入賞ライン」であり、また、左リール下図柄と中リール中図柄と右リール上図柄とを通るのが「第4入賞ライン」であり、また、左リール上図柄と中リール中図柄と右リール下図柄とを通るのが「第5入賞ライン」である。
また、図2に示すように、図柄透視窓31の下方には、前扉30の前面から前方へ向けて突出する操作部40が設けられている。そして、操作部40の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口41が設けられ、また、操作部40の上面左側には、クレジットされているメダルを投入するためのベットスイッチ42が設けられ、また、操作部40の前面右側には、クレジットされているメダルを払い出すための精算スイッチ45が設けられ、また、操作部40の前面左側には、回転リール51の回転を開始させるためのスタートスイッチ43が設けられ、また、操作部40の前面中央には、回転リール51の回転を停止させるための3個のストップスイッチ44が横並びに設けられている。
また、前扉30の下部中央には、メダルを払い出すためのメダル払出口32、及びメダルを返却するためのメダル返却口33が設けられているとともに、これらの下方には、これらから排出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿34が設けられている。
また、前扉30の上部には、演出などに用いられるランプ35が設けられ、また、メダル払出口32及びメダル返却口33の両側には、効果音などを鳴らすためのスピーカ36が設けられている。
また、前扉30の裏側には、メダル投入口41に投入されたメダルを処理するためのメダル処理ユニット60が備えられ、また、筐体20の内部には、遊技機10を制御するための制御装置100、及びメダルを払い出すためのホッパーユニット70が備えられている。
(制御装置100)
制御装置100は、遊技機10を制御するためのものである。
また、制御装置100は、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。
また、図1に示すように、制御装置100の入力手段としては、スタートスイッチ43、ストップスイッチ44、ベットスイッチ42、精算スイッチ45、及びメダルセンサー65などが接続されている。
また、図1に示すように、制御装置100の出力手段としては、リールユニット50、ホッパーユニット70、及びメダル処理ユニット60などが接続されている。
また、制御装置100は、CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、発光制御手段150、異常判定手段160、異常報知手段165、メダルカウント手段170、クレジットメダルカウント手段180、遊技制御手段110、役抽選手段120、停止制御手段130、及び入賞判定手段140などとして機能する。
(スタートスイッチ43)
スタートスイッチ43は、回転リール51の回転を開始させるためのものであって、図2に示すように、操作部40の前面左側に設けられている。
また、スタートスイッチ43は、レバー式のスイッチを用いて構成されており、レバーの先端を押し下げると、スタート信号が出力されるようになっている。そして、スタート信号が出力されると、各回転リール51の回転が開始するようになっている。
(ストップスイッチ44)
ストップスイッチ44は、回転リール51の回転を停止させるためのものであって、図2に示すように、操作部40の前面中央に設けられている。また、ストップスイッチ44は、各回転リール51にそれぞれ対応して設けられている。つまり、ストップスイッチ44は、3個設けられており、また、3個のストップスイッチ44は、操作部40の前面中央に横並びに設けられている。
また、各ストップスイッチ44は、それぞれ、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、左側のストップスイッチ44が備えるボタンを押すと、左ストップ信号が出力され、また、中央のストップスイッチ44が備えるボタンを押すと、中ストップ信号が出力され、また、右側のストップスイッチ44が備えるボタンを押すと、右ストップ信号が出力されるようになっている。そして、左ストップ信号が出力されると、左側の回転リール51の回転が停止し、また、中ストップ信号が出力されると、中央の回転リール51の回転が停止し、また、右ストップ信号が出力されると、右側の回転リール51の回転が停止するようになっている。
(ベットスイッチ42)
ベットスイッチ42は、クレジットされているメダルを投入するためのものであって、図2に示すように、操作部40の上面左側に設けられている。
また、本実施の形態では、ベットスイッチ42として、シングルベットスイッチ42aと、マックスベットスイッチ42bとを設けている。また、図2に示すように、シングルベットスイッチ42a及びマックスベットスイッチ42bは、操作部40の上面左側に横並びに設けられている。
また、シングルベットスイッチ42aは、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを押すと、1枚ベット信号が出力されるようになっている。そして、ボタンを1回押すと、1枚ベット信号が1回出力されて、クレジットされているメダルが1枚投入され、また、ボタンを2回押すと、1枚ベット信号が2回出力されて、クレジットされているメダルが2枚投入され、また、ボタンを3回押すと、1枚ベット信号が3回出力されて、クレジットされているメダルが3枚投入されるようになっている。
また、マックスベットスイッチ42bも、シングルベットスイッチ42aと同様に、押しボタン式のスイッチを用いて構成されている。ただ、マックスベットスイッチ42bは、ボタンを押すと、マックスベット信号が出力されるようになっている。そして、マックスベット信号が出力されると、クレジットされているメダルが、1回の遊技につき投入可能な最大枚数(本実施の形態では3枚)投入されるようになっている。
(精算スイッチ45)
精算スイッチ45は、クレジットされているメダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、操作部40の前面右側に設けられている。
また、精算スイッチ45は、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを押すと、精算信号が出力されるようになっている。そして、精算信号が出力されると、クレジットされているメダルがすべてメダル払出口32から払い出されるようになっている。
(メダル投入口41)
図2に示すように、メダル投入口41は、操作部40の上面右側に設けられている。
(メダル払出口32)
図2に示すように、メダル払出口32は、前扉30の下部中央に設けられている。
(メダル返却口33)
図2に示すように、メダル返却口33は、前扉30の下部中央に設けられている。
また、本実施の形態では、メダル払出口32とメダル返却口33とを共用している。
(メダル受け皿34)
メダル受け皿34は、メダル払出口32及びメダル返却口33から排出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、図2に示すように、メダル払出口32及びメダル返却口33の下方に設けられている。
(リールユニット50)
リールユニット50は、フレームと、このフレームに横並びに固定した3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの出力軸に固定した3個の回転リール51とを備えている。
また、各回転リール51の周囲には、「7」「BAR」「ベル」「スイカ」「チェリー」「R」などの複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。
また、本実施の形態では、「7」の図柄は、ビッグボーナス入賞(BB入賞)に対応した図柄とされ、また、「BAR」の図柄は、レギュラーボーナス入賞(RB入賞)に対応した図柄とされ、また、「ベル」の図柄は、ベル入賞に対応した図柄とされ、また、「スイカ」の図柄は、スイカ入賞に対応した図柄とされ、また、「チェリー」の図柄は、チェリー入賞に対応した図柄とされ、また、「R」の図柄は、リプレイ入賞に対応した図柄とされている。
(ホッパーユニット70)
ホッパーユニット70は、メダル払出口32からメダルを払い出すためのものであって、筐体20の内部に備えられている。
また、ホッパーユニット70は、図示しないが、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを送り出すための送出機構とを備えている。そして、送出機構によって送り出されたメダルは、メダル払出口32から排出されるようになっている。
(メダル処理ユニット60)
メダル処理ユニット60は、メダル投入口41に投入されたメダルを処理するためのものであって、前扉30の裏側に設けられている。
また、図3に示すように、メダル処理ユニット60は、メダル投入口41に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路61と、メダル通路61の途中から分岐するメダル返却通路62と、メダル通路61からメダル返却通路62が分岐する分岐部に設けたメダルセレクター63と、メダル通路61の途中であってメダルセレクター63よりも下流側に設けたメダルセンサー65とを備えている。
(メダル通路61)
メダル通路61は、メダル投入口41に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのものである。
図3に示すように、メダル通路61の一端は、メダル投入口41に連通している。また、図示しないが、メダル通路61の他端は、メダルタンクの上方に位置している。また、メダル通路61のメダル投入口41側が、上流側であり、また、メダル通路61のメダルタンク側が、下流側である。また、メダル通路61は、メダル投入口41側からメダルタンク側へ向かうにしたがって、つまり、上流側から下流側へ向かうにしたがって、高さが次第に低くなるように形成されている。これにより、メダル通路61は、メダル投入口41に投入されたメダルを、上流側から下流側へ向けて、一定方向へ誘導するようにしている。また、メダル通路61は、途中で屈曲することにより、ほぼL字型に形成されており、メダル投入口41から鉛直下方へ向かう鉛直部61aと、鉛直部61aの下端から斜め下方へ向けて比較的緩やかに傾斜する緩傾斜部61bと、鉛直部61aと緩傾斜部61bとをなめらかにつなぐ屈曲部61cとを有している。また、メダル返却通路62は、メダル通路61の緩傾斜部61bの途中から分岐しており、また、メダルセレクター63及びメダルセンサー65は、メダル通路61の緩傾斜部61bの所定位置に設けられている。また、メダル通路61の緩傾斜部61bにおいては、メダルの流下速度は、比較的遅くなる。本実施の形態では、仮にメダルがメダル投入口41からメダル通路61内に勢いよく押し込まれるようにして投入されたとしても、なめらかにカーブした屈曲部61cと、それに続く緩傾斜部61bとによって、メダルの流下速度が、メダルセンサー63でのメダルの検出に適した所定の範囲内におさまるようにしている。このように、メダル通路61の一部に屈曲部61cと緩傾斜部61bとを設けて、緩傾斜部61bにおいてメダルが比較的遅い速度で流下するようにするとともに、緩傾斜部61bにメダルセレクター63及びメダルセンサー65を設けることにより、メダルセレクター63でのメダルの選別や、メダルセンサー65でのメダルの検出を確実に行えるようにし、更には、後述する不正行為を防止する制御を可能としている。
(メダル返却通路62)
メダル返却通路62は、メダル通路61の途中から分岐する通路である。
図3に示すように、メダル返却通路62の一端は、メダル通路61に連通している。また、図示しないが、メダル返却通路62の他端は、メダル返却口33の上方に位置している。また、メダル返却通路62は、メダル通路61の緩傾斜部61bの途中から鉛直下方へ向けて延びている。これにより、メダル通路61からメダル返却通路62へ誘導されたメダルは、自重で下方へ誘導されて、メダル返却口33から排出されるようになっている。
(メダルセレクター63)
メダルセレクター63は、規格外のメダルを選別してメダル返却通路62へ誘導するとともに、メダル投入不可に設定されているときにメダル投入口41から投入されたメダルをメダル返却通路62へ誘導するためのものである。
図3に示すように、メダルセレクター63は、メダル通路61からメダル返却通路62が分岐する分岐部に設けられている。
また、メダルセレクター63は、規格に適合するメダルを、メダル通路61の分岐部よりも下流側へ誘導するとともに、規格外のメダルを、メダル返却通路62へ誘導する。つまり、メダルセレクター63は、規格に適合するメダルの進路を、メダル通路61の分岐部よりも下流側方向にするとともに、規格外のメダルの進路を、メダル返却通路62方向にする。
メダル投入口41に投入されたメダルはすべて、メダルセレクター63に到達する。規格に適合するメダルは、メダルセレクター63によってメダル通路61の分岐部よりも下流側へ誘導され、メダル通路61をさらに流下するが、規格外のメダルは、メダルセレクター63によってメダル返却通路62へ誘導される。そして、メダル返却通路62へ誘導されたメダルは、自重でメダル返却通路62を流下して、メダル返却口33から排出される。
より具体的には、図4に示すように、メダル通路61は、上流側から下流側へ向けて斜め下方に傾斜するのみならず、上側の縁が遊技機10の前方へ傾くように傾斜している。これにより、メダルは、上側を遊技機10の前方へ傾斜させた状態で、メダル通路61を上流側から下流側へ向けて流下する。また、メダルセレクター63は、規格に適合したメダルの上側の縁と係合する上側係合鍔部63aと、メダルの下側の縁と係合する下側係合鍔部63bと、上側係合鍔部63a及び下側係合鍔部63bの間に形成されている、規格外のメダルを脱落させる脱落用開口63cとを備えている。
そして、メダル投入口41に投入され、メダル通路61を通り、メダルセレクター63に達したメダルのうち、規格に適合するメダルは、その上側の縁が上側係合鍔部63aに係合するとともに、その下側の縁が下側係合鍔部63bに係合することにより、脱落用開口63cから脱落することなく、メダルセレクター63を通過し、メダル通路61の分岐部よりも下流側へ誘導される。一方、直径が規格よりも小さいメダルは、その上側の縁が上側係合鍔部63aに係合せず、これにより、脱落用開口63cから脱落して、メダル返却通路62へ誘導される。
また、メダルセレクター63は、規格に適合するメダルの進路をメダルタンク方向又はメダル返却通路62方向のいずれか一方へ切り換えるための進路切換機構を備えている。
また、進路切換機構は、メダル投入可に設定されているときには、メダル投入口41から投入されたメダルの進路を、メダル通路61の分岐部よりも下流側方向にし、一方、メダル投入不可に設定されているときには、メダル投入口41から投入されたメダルの進路を、メダル返却通路62方向に切り換える。つまり、進路切換機構は、メダル投入可に設定されているときには、メダル投入口41から投入されたメダルを、メダル通路61の分岐部よりも下流側へ誘導するとともに、メダル投入不可に設定されているときには、メダル投入口41から投入されたメダルを、メダル返却通路62へ誘導する。
メダル投入口41に投入されたメダルはすべて、メダルセレクター63に到達する。メダル投入可に設定されているときにメダル投入口41に投入されたメダルは、メダルセレクター63が備える進路切換機構によって、メダル通路61の分岐部よりも下流側へ誘導され、メダル通路61をさらに流下するが、メダル投入不可に設定されているときにメダル投入口41に投入されたメダルは、規格に適合するものであっても、メダルセレクター63が備える進路切換機構によって、メダル返却通路62へ誘導される。そして、メダル返却通路62へ誘導されたメダルは、自重でメダル返却通路62を流下して、メダル返却口33から排出される。
より具体的には、図4に示すように、進路切換機構は、断面がほぼL字型の揺動アーム63dと、揺動アーム63dを所定方向へ付勢するスプリング63eと、スプリング63eの付勢力に抗して揺動アーム63dを動かすキャンセルコイル63fとから構成されている。
また、揺動アーム63dの上側の片は、その上端を回動可能に軸支され、また、揺動アーム63dの下側の片は、メダル通路61の下側の縁の一部を構成している。
キャンセルコイル63fに通電しているときには、図4(A)に示すように、キャンセルコイル63fの鉄心が、スプリング63eの付勢力に抗して、揺動アーム63dの上側の片を引き寄せる。そして、揺動アーム63dの上側の片がキャンセルコイル63fの鉄心に引き寄せられて接触した状態では、メダル通路61の上側の縁と下側の縁との間隔が、規格に適合するメダルの直径よりもわずかに大きい寸法となる。これにより、規格に適合するメダルは、その上側の縁が上側係合鍔部63aに係合するとともに、その下側の縁が下側係合鍔部63bに係合して、脱落用開口63cから脱落することなく、メダルセレクター63を通過する。
一方、キャンセルコイル63fに通電していないときには、図4(B)に示すように、揺動アーム63dの上側の片がキャンセルコイル63fの鉄心に引き寄せられることなく、スプリング63eによって付勢される。そして、揺動アーム63dの上側の片がキャンセルコイル63fの鉄心から離れ、スプリング63eによって付勢された状態では、メダル通路61の上側の縁と下側の縁との間隔が、規格に適合するメダルの直径よりも十分に大きい寸法となる。これにより、規格に適合するメダルであっても、その上側の縁が上側係合鍔部63aに係合せず、これにより、脱落用開口63cから脱落して、メダル返却通路62へ誘導される。
またここで、本実施の形態に係る遊技機10では、スタートスイッチ43の操作からこのスタートスイッチ43の操作により開始された遊技が終了するまでは、メダル投入不可に設定される一方で、1回の遊技が終了してからその次にスタートスイッチ43が操作されるまでは、メダル投入可に設定される。
そして、進路切換機構は、メダル投入可に設定されているときには、キャンセルコイル63fに通電させる。これにより、スプリング63eの付勢力に抗して揺動アーム63dを引き寄せて、図4(A)に示す状態にする。そうすると、規格に適合するメダルは、その上側の縁が上側係合鍔部63aに係合するとともに、その下側の縁が下側係合鍔部63bに係合して、脱落用開口63cから脱落することなく、メダルセレクター63を通過する。
一方、進路切換機構は、メダル投入不可に設定されているときには、キャンセルコイル63fに通電させない。これにより、揺動アーム63dがスプリング63eによって付勢されるようにして、図4(B)に示す状態にする。そうすると、規格に適合するメダルであっても、その上側の縁が上側係合鍔部63aに係合せず、これにより、脱落用開口63cから脱落して、メダル返却通路62へ誘導される。
(メダルセンサー65)
メダルセンサー65は、メダル通路61の途中に設けられるものであって、メダルの通過を検出してメダル検出信号を出力するためのものである。
図3に示すように、本実施の形態では、メダルセンサー65は、メダルの進行方向に沿って並列に設けた2個のフォトセンサーから構成されている。メダル通路61の上流側に設けられているのが第1フォトセンサー66であり、また、下流側に設けられているのが第2フォトセンサー67である。
また、第1フォトセンサー66は、メダル通路61の途中における、メダルセレクター63よりも下流側の所定位置に設けられている。
また、第2フォトセンサー67は、メダル通路61の途中における、第1フォトセンサー66よりも下流側の所定位置に設けられている。
また、第1フォトセンサー66は、光を発する発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを備えている。また、第1フォトセンサー66は、発光部と受光部とでメダル通路61を挟むようにして、メダル通路61の途中の所定位置に設けられている。そして、メダル通路61を通るメダルが、第1フォトセンサー66の発光部と受光部との間を通るようにしている。これにより、第1フォトセンサー66は、メダル通路61を通るメダルによって、発光部から受光部への光路を遮られるようになっている。
また、第1フォトセンサー66は、発光部から発せられた光が途中で遮られることなく受光部に届いているときには、出力端子からHiレベルの信号を出力し続け、一方、発光部から発せられた光が途中で遮られて受光部に届かないときには、出力端子からLoレベルの信号を出力し続ける。
つまり、第1フォトセンサー66は、発光部から発せられた光を受光部が検出しているときには、出力端子からHiレベルの信号を出力し続け、一方、発光部から発せられた光を受光部が検出していないときには、出力端子からLoレベルの信号を出力し続ける。
また、第1フォトセンサー66は、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能に形成されている。
また、「発光部の発光を止めることが可能」とは、発光部の光を消すことが可能という意味であり、更に換言すれば、発光部を消灯させることが可能、あるいは発光部の機能をOFFにすることが可能という意味である。
また、「受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能」とは、受光部が光を検出し続けるようにしたまま、発光部の光を消すことが可能という意味であり、更に換言すれば、受光部の機能を生かしたまま、発光部の機能を停止させることが可能、あるいは受光部の機能をONにしたまま、発光部の機能をOFFにすることが可能という意味である。
これにより、第1フォトセンサー66は、発光部の発光を止めているときであっても、発光部が発する光と同質の光を受光部が検出すると、出力端子からHiレベルの信号を出力し、発光部が発する光と同質の光を受光部が検出している間中ずっと、出力端子からHiレベルの信号を出力し続ける。
また、第2フォトセンサー67も、第1フォトセンサー66と同様に、発光部と受光部とを備え、メダル通路61を通るメダルによって、発光部から受光部への光路が遮られるようになっており、更には、発光部から発せられた光が途中で遮られることなく受光部に届いているときには、出力端子からHiレベルの信号を出力し続け、一方、発光部から発せられた光が途中で遮られて受光部に届かないときには、出力端子からLoレベルの信号を出力し続ける。
ただ、本実施の形態では、第2フォトセンサー67は、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることはできない。つまり、本実施の形態では、第2フォトセンサー67は、発光部の機能をONにすれば、受光部の機能もONになり、また、発光部の機能をOFFにすれば、受光部の機能もOFFになる。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部から受光部への光路、及び第2フォトセンサー67の発光部から受光部への光路は、メダル通路61を通る1枚のメダルによって、同時に遮られ得るようになっている。
ここで、第1フォトセンサー66の発光部から受光部への光路を「第1光路」とし、また、第2フォトセンサー67の発光部から受光部への光路を「第2光路」とする。
本実施の形態では、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67は、第1光路及び第2光路の位置を、メダル通路61におけるメダルの中心が通る位置からずらして配置されている。これにより、例えば、メダル投入口41から3枚のメダルが連続して投入されて、これら3枚のメダルが切れ目なく連続してメダル通路61を流下したときにも、投入されたメダルが1枚であると誤認することなく、3枚であると正しく検出できるようにしている。つまり、メダルは円形であるから、第1光路及び第2光路の位置を、メダルの中心が通る位置と一致させると、複数枚のメダルが切れ目なく連続してメダル通路61を流下したときに、第1光路及び第2光路が遮られっぱなしの状態となり、投入されたメダルが1枚であると誤認してしまうが、第1光路及び第2光路の位置を、メダルの中心が通る位置からずらすと、複数枚のメダルが切れ目なく連続してメダル通路61を流下しても、第1光路及び第2光路は遮られっぱなしの状態にはならず、複数枚であると正しく検出できるのである。
また、本実施の形態では、第1光路と第2光路との間の距離が、第1光路及び第2光路がある位置におけるメダルの幅よりも小さくなるように、第1フォトセンサー66と第2フォトセンサー67とを配置している。そして、メダル通路61を通る1枚のメダルによって、第1光路及び第2光路が、同時に遮られ得るようにしている。
また、本実施の形態では、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルは、まず、第1光路を遮りはじめ、その後、第1光路を遮り続けたまま、第2光路を遮りはじめ、その後しばらくの間、第1光路と第2光路とを双方とも遮り続け、その後、第1光路を遮り終えるが、第2光路を遮り続け、その後、第2光路を遮り終える。
また、図5中の黒丸は、オプティカルセンター68を示すものであり、すなわち、第1光路及び第2光路の位置を示すものである。
また、図5の(a)のメダルは、第1光路を遮りはじめた位置にあり、また、図5の(b)のメダルは、第1光路を遮り続けたまま、第2光路を遮りはじめた位置にあり、また、図5の(c)のメダルは、第2光路を遮り続けたまま、第1光路を遮り終えた位置にあり、また、図5の(d)のメダルは、第2光路を遮り終えた位置にある。
また、本実施の形態では、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルは、第1光路も第2光路も遮る前の状態と、第1光路は遮りかつ第2光路は遮る前の状態と、第1光路も第2光路も遮る状態と、第1光路は遮り終えかつ第2光路は遮る状態と、第1光路も第2光路も遮り終えた状態と、をつくり出す。
また、本実施の形態では、メダル投入口41に投入されたメダルは、300mm/秒程度の速度で、メダル通路61を流下する。また、本実施の形態では、第1光路と第2光路との間の距離を、6mmとしている。このため、本実施の形態では、メダル投入口41に投入されたメダルが、第1光路を遮りはじめる位置から、第2光路を遮りはじめる位置まで移動するのに要する時間は、20ミリ秒程度である。そして、本実施の形態では、制御装置100は、1ミリ秒間隔で、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67を監視するようにしている。つまり、制御装置100は、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の各出力端子から出力されている信号が、Hiレベルの信号か、あるいはLoレベルの信号かを、1ミリ秒毎にチェックしている。そして、このチェックの結果を、メダル検出処理や、異常判定処理等に反映させている。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の出力端子から出力されるLoレベルの信号を、メダル検出信号としている。
なお、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67を通過したメダルは、メダル通路61を更に流下して、ホッパーユニット70のメダルタンクに貯留される。
(発光制御手段150)
発光制御手段150は、発光部の発光を制御するためのものである。
本実施の形態では、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を制御する。つまり、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部について、発光させたり、発光を止めたりする。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、メダル投入待ち状態においては、第1フォトセンサー66の発光を止める。
また、「メダル投入待ち状態」とは、メダル投入口41にメダルが投入されるのを待っている状態をいう。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光を止めていたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、発光を止めていた第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。
また、本実施の形態では、「所定時間」は、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮りはじめてから、第1光路を遮り終えるまでの時間である。
つまり、本実施の形態では、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが第1光路も第2光路も遮る状態の継続時間が、所定時間である。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、ひとたび第1フォトセンサー66の発光部を発光させると、メダル1枚カウント処理が終わるまで、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ続ける。また、メダル1枚カウント処理が終わると、メダル投入待ち状態になる。そうすると、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止める。
(異常判定手段160)
異常判定手段160は、発光制御手段150が発光部の発光を止めているときに、当該発光部に対応する受光部が光を検出すると、異常と判定するためのものである。
本実施の形態では、異常判定手段160は、発光制御手段150が第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めているときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定する。
つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときには、第1フォトセンサー66の受光部は通常であれば光を検出しないはずであり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部が発光を止められているときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。
より具体的には、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときには、第1フォトセンサー66の出力端子からは、Loレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部が発光を止められているときに、第1フォトセンサー66の出力端子からHiレベルの信号が出力されると、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出したとし、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。
また、本実施の形態では、異常判定手段160は、発光制御手段150が発光を止めていた第1フォトセンサー66の発光部を発光させたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定する。
つまり、本実施の形態では、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮りはじめたときには、第1光路も遮っているはずである。更に、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮ることにより、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、発光制御手段150が、第1フォトセンサー66の発光部を発光させるが、このとき、当該メダルは、第1光路を遮り終える前であるはずだから、第1フォトセンサー66の受光部は光を検出しないはずであり、このとき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部が発光したときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。
より具体的には、本実施の形態では、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮ることにより、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルになると、発光制御手段150が、第1フォトセンサー66の発光部を発光させるが、このとき、当該メダルは、第1光路を遮り終える前であるはずだから、第1フォトセンサー66の出力端子からはLoレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部が発光したときに、第1フォトセンサー66の出力端子からHiレベルの信号が出力されると、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出したとし、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。
また、本実施の形態では、異常判定手段160は、異常と判定したときに、異常検出信号を出力する。そして、本実施の形態では、異常検出信号に基づいて、異常報知手段165が、スピーカ36から警報音を鳴らしたり、ランプ35を点滅させて、異常を報知したり、遊技制御手段110が、遊技の進行を停止させたり、払出制御手段が、ホッパーユニット70の駆動を停止させたりする。
(メダルカウント手段170)
メダルカウント手段170は、メダル検出信号に基づいて、メダルの枚数をカウントするためのものである。
メダル投入口41に投入されたメダルが、メダル通路61を流下し、メダルセレクター63及びメダルキャンセラー64を通過して、メダルセンサー65を通過すると、メダル検出信号が出力される。このとき、図6に示すようなパターンのメダル検出信号が出力される。そうすると、メダルカウント手段170は、カウント動作を行う。具体的には、メダルカウント手段170は、図6に示すようなパターンのメダル検出信号が1回出力される毎に、カウント値を1つ加算する。このようにして、メダル投入口41に投入されたメダルの枚数がカウントされる。
また、メダルカウント手段170のカウント値には、上限値が定められている。本実施の形態では、メダルカウント手段170のカウント値の上限値は、「3」と定められている。つまり、メダルカウント手段170のカウント値の上限値は、1回の遊技につき投入可能な最大枚数である。
なお、メダルカウント手段170のカウント値が「3」に達すると、それ以降にメダル投入口41から投入されるメダルは、クレジットメダルカウント手段180によってカウントされる。すなわち、メダル投入口41にメダルを4枚以上投入すると、4枚目以降のメダルは、クレジットメダルカウント手段180によって、クレジットとしてカウントされる。
(クレジットメダルカウント手段180)
クレジットメダルカウント手段180は、クレジットされているメダルの枚数をカウントするためのものである。
本実施の形態では、メダルの投入枚数は、1回の遊技につき最大で3枚である。このため、メダル投入口41にメダルが4枚以上投入されると、4枚目以降のメダルは、クレジットメダルカウント手段180によって、クレジットとしてカウントされる。
また、メダルの枚数のカウントは、メダルカウント手段170と同様である。つまり、メダル投入口41に投入されたメダルが、メダルセンサー65を通過すると、図6に示すようなパターンのメダル検出信号が出力される。クレジットメダルカウント手段180は、図6に示すようなパターンのメダル検出信号が1回出力される毎に、カウント値を1つ加算する。
また、本実施の形態では、メダルのクレジットは、最大で50枚である。このため、メダルカウント手段170のカウント値が「3」に達し、かつ、クレジットメダルカウント手段180のカウント値が「50」に達すると、メダル投入不可に設定され、メダルセレクター63の進路切換機構がメダルの進路をメダル返却通路62方向に切り換えることにより、それ以降にメダル投入口41に投入されるメダルは、メダル返却通路62へ誘導されて、メダル返却口33から排出される。
また、本実施の形態では、メダルの払い出しに代えてクレジットが行われることがあり、この場合、クレジットメダルカウント手段180は、クレジットに代えられた分だけ、カウント値を加算する。
また、本実施の形態では、ベットスイッチ42の操作により、クレジットされているメダルの枚数を減じてメダルの投入に代えることが可能であり、この場合、クレジットメダルカウント手段180は、メダルの投入に代えられた分だけ、カウント値を減算する。
(遊技制御手段110)
遊技制御手段110は、遊技を制御するためのものである。
以下、本実施の形態における遊技について説明する。
メダルを投入すると、メダルの投入枚数に応じた本数の入賞ラインが有効になる。具体的には、メダルの投入枚数は、1回の遊技につき最大で3枚とされ、メダルの投入枚数が1枚のときには、第1入賞ラインのみが有効になり、また、メダルの投入枚数が2枚のときには、第1から第3までの3本の入賞ラインが有効になり、また、メダルの投入枚数が3枚のときには、第1から第5までの5本すべての入賞ラインが有効になる。
また、メダルの投入には、メダル投入口41からのメダルの投入と、クレジットされているメダルの投入とがある。また、クレジットされているメダルの投入は、ベットスイッチ42の操作により行われる。
また、メダルの投入を条件に、スタートスイッチ43を操作すると、スタート信号が出力される。また、スタート信号の入力を契機に、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われるとともに、3個すべての回転リール51の回転が開始する。また、役抽選では、メダルの投入枚数に応じて、役の当選確率が変動するようにしている。
その後に、3個のストップスイッチ44のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ44に対応した回転リール51の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ44を操作すると、3個すべての回転リール51の回転が停止する。このとき、有効な入賞ライン上に所定の図柄が所定の配列で揃うと、所定の役の入賞となり、入賞態様に応じた枚数のメダルが払い出される。また、メダルの払い出しには、メダル払出口32からのメダルの払い出しと、クレジットによるメダルの払い出しとがある。また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
また、入賞には、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)への移行に係るビッグボーナス入賞(BB入賞)と、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)への移行に係るレギュラーボーナス入賞(RB入賞)と、所定枚数(例えば12枚)のメダルの払い出しに係るベル入賞と、ベル入賞よりも少ない枚数(例えば8枚)のメダルの払い出しに係るスイカ入賞と、スイカ入賞よりも少ない枚数(例えば2枚又は4枚)のメダルの払い出しに係るチェリー入賞と、再遊技の実行に係るリプレイ入賞とがある。
(役抽選手段120)
役抽選手段120は、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。
本実施の形態では、役抽選の結果には、BB入賞の引き当てに係るビッグボーナス当選(BB当選)と、RB入賞の引き当てに係るレギュラーボーナス当選(RB当選)と、ベル入賞の引き当てに係るベル当選と、スイカ入賞の引き当てに係るスイカ当選と、チェリー入賞の引き当てに係るチェリー当選と、リプレイ入賞の引き当てに係るリプレイ当選と、ハズレとがある。
また、役抽選手段120は、図示しないが、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、役抽選判定手段とを備えている。
また、乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜16383)で発生させるためのものである。
また、乱数発生手段は、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによって構成することができる(いわゆるハード乱数)。
また、乱数発生手段は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって構成することもできる。また、これらの手段は、例えば、CPUに所定のプログラムを実行させることによって構成することができる(いわゆるソフト乱数)。
また、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機(例えば、スタートスイッチ43の操作)で抽出するためのものである。
なお、乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ43が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
また、役抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、BB当選にするか、RB当選にするか、ベル当選にするか、スイカ当選にするか、チェリー当選にするか、リプレイ当選にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ定めている。
また、役抽選テーブルとして、メダルの投入枚数が1枚のときに用いられる1枚役抽選テーブルと、メダルの投入枚数が2枚のときに用いられる2枚役抽選テーブルと、メダルの投入枚数が3枚のときに用いられる3枚役抽選テーブルとが備えられている。つまり、役抽選テーブルは、メダルの投入枚数毎に備えられている。1枚役抽選テーブルは、役の当選確率を所定の確率で定め、また、2枚役抽選テーブルは、役の当選確率を、1枚役抽選テーブルよりも高い所定の確率で定め、また、3枚役抽選テーブルは、役の当選確率を、2枚役抽選テーブルよりも高い所定の確率で定めている。これにより、役の当選確率は、メダルの投入枚数に応じて変動する。
また、役抽選判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルとを照合して、抽選結果の判定を行うためのものである。
また、役抽選判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルとを照合して、BB当選か、RB当選か、ベル当選か、スイカ当選か、チェリー当選か、リプレイ当選か、あるいはハズレかの判定を行う。
(停止テーブル)
停止テーブルは、各回転リール51の停止位置を決定するためのものであって、各ストップスイッチ44が操作されたときの対応する回転リール51の回転位置に応じて、各回転リール51の滑りコマ数をあらかじめ定めたものである。
また、本実施の形態では、役抽選手段120の抽選結果等に対応して、複数種類の停止テーブルが備えられている。
また、本実施の形態では、各停止テーブルは、0以上4以下の範囲内で、各回転リール51の滑りコマ数を定めている。
また、いずれかの役に対応した停止テーブルは、その役に対応した図柄がいずれかの有効な入賞ライン上に3個揃い得るように、かつ、その役以外の図柄についてはいずれの有効な入賞ライン上にも3個揃わないように、各回転リール51の滑りコマ数を定めている。
具体的には、例えば、「BB入賞」に対応した停止テーブルは、「7」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン上に3個揃い得るように、かつ、「7」以外の図柄についてはいずれの有効な入賞ライン上にも3個揃わないように、各回転リール51の滑りコマ数を定めている。これにより、「BB入賞」に対応した停止テーブルは、BB入賞を引き当て得るようにするとともに、BB入賞以外の入賞を引き当て得ないようにしている。「RB入賞」「ベル入賞」「スイカ入賞」及び「リプレイ入賞」に対応した停止テーブルについても同様である。
また、例えば、「チェリー入賞」に対応した停止テーブルは、左側の回転リール51に付されている「チェリー」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン上に停止するように、かつ、「チェリー」以外の図柄についてはいずれの有効な入賞ライン上にも3個揃わないように、各回転リール51の滑りコマ数を定めている。これにより、「チェリー入賞」に対応した停止テーブルは、チェリー入賞を引き当て得るようにするとともに、チェリー入賞以外の入賞を引き当て得ないようにしている。
また、「入賞なし」に対応した停止テーブルは、いずれの有効な入賞ライン上にも同一種類の図柄が3個揃わないように、かつ、左側の回転リール51に付されている「チェリー」の図柄がいずれの有効な入賞ライン上にも停止しないように、各回転リール51の滑りコマ数を定めている。
(停止制御手段130)
停止制御手段130は、各回転リール51の停止制御を行うためのものである。
また、停止制御手段130は、停止テーブルと、各ストップスイッチ44が操作されたときの対応する回転リール51の回転位置とに基づいて、各回転リール51の停止制御を行う。
また、各回転リール51の停止制御は、以下に示すようにして行われる。
まず、役抽選の結果等に基づいて、複数の停止テーブルの中から一の停止テーブルが選択される。例えば、役抽選の結果が「ベル当選」の場合には、「ベル入賞」に対応した停止テーブルが選択され、また、役抽選の結果が「BB当選」の場合には、「BB入賞」に対応した停止テーブルが選択される。
次に、この選択された一の停止テーブルと、各ストップスイッチ44が操作されたときの対応する回転リール51の回転位置とから、各回転リール51の滑りコマ数が決定される。
ここで、滑りコマ数が「0」と決定されると、停止制御手段130は、ストップスイッチ44の操作時に図柄透視窓31の上段の直前に位置していた図柄を、図柄透視窓31の上段に停止させるようにして、回転リール51の回転を停止させる。
また、滑りコマ数が「1」と決定されると、停止制御手段130は、ストップスイッチ44の操作時に図柄透視窓31の上段の直前に位置していた図柄を、回転リール51の回転方向に1コマ滑るように移動させ、図柄透視窓31の中段に停止させるようにして、回転リール51の回転を停止させる。
また、滑りコマ数が「2」と決定されると、停止制御手段130は、ストップスイッチ44の操作時に図柄透視窓31の上段の直前に位置していた図柄を、回転リール51の回転方向に2コマ滑るように移動させ、図柄透視窓31の下段に停止させるようにして、回転リール51の回転を停止させる。
なお、上述したような回転リール51の停止制御は、停止テーブルを用いた制御であることから、「テーブル制御」などと呼ばれる。
(入賞判定手段140)
入賞判定手段140は、すべての回転リール51の回転が停止した際における各入賞ライン上の図柄配列に基づいて、複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
また、入賞判定手段140は、すべての回転リール51の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン上に所定の図柄が所定の配列で揃うと、所定の役に入賞したと判定する。
具体的には、入賞判定手段140は、すべての回転リール51の回転が停止した際に、「7」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン上に3個揃うと、「BB入賞」と判定する。
また、入賞判定手段140は、すべての回転リール51の回転が停止した際に、「BAR」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン上に3個揃うと、「RB入賞」と判定する。
また、入賞判定手段140は、すべての回転リール51の回転が停止した際に、「ベル」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン上に3個揃うと、「ベル入賞」と判定する。
また、入賞判定手段140は、すべての回転リール51の回転が停止した際に、「スイカ」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン上に3個揃うと、「スイカ入賞」と判定する。
また、入賞判定手段140は、すべての回転リール51の回転が停止した際に、左側の回転リール51に付されている「チェリー」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン上に停止すると、中央の回転リール51及び右側の回転リール51に付されている図柄の停止位置にかかわらず、チェリー入賞と判定する。
また、入賞判定手段140は、すべての回転リール51の回転が停止した際に、「R」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン上に3個揃うと、「リプレイ入賞」と判定する。
また、入賞判定手段140は、すべての回転リール51の回転が停止した際に、いずれの有効な入賞ライン上にも同一種類の図柄が3個揃わず、かつ、左側の回転リール51に付されている「チェリー」の図柄がいずれの有効な入賞ライン上にも停止しないと、「入賞なし」と判定する。
(メダル検出信号)
本実施の形態におけるメダル検出信号を、図6に示すタイムチャートに基づいて説明する。
メダル投入待ち状態では、通常、第1フォトセンサー66の出力端子から、Loレベルの信号が出力され続けるとともに、第2フォトセンサー67の出力端子から、Hiレベルの信号が出力され続ける(図6中のaよりも前)。
本実施の形態では、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルになるまでは、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められることから、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮りはじめても、通常、第1フォトセンサー66の出力端子から、Loレベルの信号が出力され続けるとともに、第2フォトセンサー67の出力端子から、Hiレベルの信号が出力され続ける(図6中のa)。この状態は、通常、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮る直前まで継続する(図6中のa−b間)。
メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮りはじめると、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号が、HiレベルからLoレベルになる。そうすると、発光制御手段150が、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。このとき、当該メダルは、通常、第1光路を遮り終える前であるから、第1フォトセンサー66の出力端子からは、Loレベルの信号が出力され続ける(図6中のb)。この状態は、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮り終える直前まで継続する(図6中のb−c間)。
メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮り終えると、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号が、LoレベルからHiレベルになる。このとき、当該メダルは、通常、第2光路を遮り終える前であるから、第2フォトセンサー67の出力端子からは、Loレベルの信号が出力され続ける(図6中のc)。この状態は、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮り終える直前まで継続する(図6中のc−d間)。
メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮り終えると、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号が、LoレベルからHiレベルになる。このとき、当該メダルは、通常、第1光路を遮り終えた後であるから、第1フォトセンサー66の出力端子からは、Hiレベルの信号が出力され続ける(図6中のd)。この状態は、メダル1枚カウント処理が終了するまで継続する(図6中のdよりも後)。
図6に示す以外のパターンのメダル検出信号が出力されると、異常であり、異常判定手段160により、異常と判定されることとなる。
(メダル検出処理)
本実施の形態におけるメダル検出処理を、図7及び図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
本実施の形態では、メダル投入待ち状態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めておき、メダルが投入されるなどして、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、第1フォトセンサー66の発光部を発光させるようにしたものである。
ステップ100において、メダル投入可に設定される。上述したように、本実施の形態に係る遊技機10では、1回の遊技が終了してからその次にスタートスイッチ43が操作されるまでは、メダル投入可に設定される。また、メダル投入可に設定されると、キャンセルコイル63fへの通電が開始される。そうすると、キャンセルコイル63fの鉄心が、スプリング63eの付勢力に抗して、揺動アーム63dの上側の片を引き寄せる。これにより、図4(A)に示す状態になる。つまり、メダル投入口41から投入されたメダルの進路が、メダル通路61の分岐部よりも下流側方向になる。そうすると、メダル投入口41から投入されたメダルが、メダルセレクター63及びメダルセンサー65を通過して、ホッパーユニット70のメダルタンクへ至るようになる。また、メダル投入可に設定されると、メダルセンサー65によるメダルの検出が可能となる。また、メダル投入可に設定されてから、メダルが投入されるまでが、メダル投入待ち状態である。そして、メダル投入可に設定されると、ステップ101に進む。
ステップ101において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止める。そして、ステップ102に進む。
ステップ102において、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされる。ここで、メダル通過制限時間検知タイマTMは、メダル通路61を流下するメダルが、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67を通過中であることを確認するとともに、所定時間内に第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67を通過するかを確認するためのものである。またここで、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされるということは、メダルがメダル通路61を通過中ではないということを意味するものである。そして、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされると、ステップ103に進む。
ステップ103において、一定時間待ちの後、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルかLoレベルかの確認が行われ、一定時間待ち以前の出力と比較される。具体的には、制御装置100のRAMには、一定時間待ち前の出力に係る情報を記憶するための前回出力情報記憶領域と、一定時間待ち後の出力に係る情報を記憶するための今回出力情報記憶領域とが設けられている。そして、制御装置100は、まず、今回出力情報記憶領域に記憶されている出力に係る情報を前回出力情報記憶領域へ移し、次に、一定時間待ちを行い、その次に、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号を確認し、そして、この出力されている信号に係る情報を今回出力情報記憶領域に記憶する。第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67のそれぞれについて、出力されている信号がHiレベルであれば、Hiレベルである旨を示す情報を記憶し、また、出力されている信号がLoレベルであれば、Loレベルである旨を示す情報を記憶する。そして、制御装置100は、前回出力情報記憶領域に記憶されている情報と、今回出力情報記憶領域に記憶されている情報とを比較する。これにより、一定時間待ちの前後で、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルのまま変化しないか、HiレベルからLoレベルに変化したか、Loレベルのまま変化しないか、あるいはLoレベルからHiレベルに変化したかがわかる。同様に、一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルのまま変化しないか、HiレベルからLoレベルに変化したか、Loレベルのまま変化しないか、あるいはLoレベルからHiレベルに変化したかがわかる。そして、ステップ104に進む。
ステップ104において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出している判断されると、ステップ105に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ106に進む。
ステップ105において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときには、同出力端子からは、Loレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同出力端子からHiレベルの信号が出力されると、つまり、同受光部が光を検出すると、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。また、異常判定手段160は、異常と判定したときに、異常検出信号を出力する。そして、異常検出信号に基づいて、異常報知手段165が、スピーカ36から警報音を鳴らしたり、ランプ35を点滅させて、異常を報知したり、遊技制御手段110が、遊技の進行を停止させたり、払出制御手段が、ホッパーユニット70の駆動を停止させたりする。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ106において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否か判断が行われる。具体的には、ステップ103における一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ103における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化した判断されると、ステップ107に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルには変化していないと判断されると、ステップ121に進む。
ステップ107において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させるとともに、一定時間待ちが行われる。また、第1フォトセンサー66の発光部を消灯状態から発光状態へ移行させるには一定の時間を要するところ、次のステップ108で第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断を行うにあたって、誤作動が起こらないようにするため、ここで一定時間待ちを行うこととしている。そして、ステップ108に進む。
ステップ108において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ109に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ110に進む。
ステップ109において、異常判定処理が行われる。具体的には、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮ることにより、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルになると、発光制御手段150が、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。このとき、当該メダルが第1光路を遮り終える前であるはずだから、第1フォトセンサー66の出力端子からはLoレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、このとき、当該メダルが第1光路を遮り終える前であるはずだから、第1フォトセンサー66の受光部は光を検出しないはずであり、同受光部が光を検出すると、異常である。そして、第1フォトセンサー66の発光部が発光したときに、第1フォトセンサー66の出力端子からHiレベルの信号が出力されると、つまり、同受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、上述した通りである。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ110において、メダル通過制限時間検知タイマTMに所定値がセットされる。ここで、メダル通過制限時間検知タイマTMに所定値がセットされるということは、メダルがメダル通路61を通過中であるということ、及びあらかじめ定めた所定時間内であるということを意味するものである。本実施の形態では、第2光路を遮りはじめたメダルが第2光路を遮り終えるまでに必要十分な時間を、所定値としている。つまり、ここでセットされる所定値の時間があれば、第2光路を遮りはじめたメダルは、第2光路を遮り終えるはずである。また、ここでセットされる所定値の時間内であれば、メダルが第2光路を遮っている最中のはずである。そして、メダル通過制限時間検知タイマTMに所定値がセットされると、ステップ111に進む。
ステップ111において、一定時間待ちの後、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルかLoレベルかの確認が行われ、一定時間待ち以前の出力と比較される。確認及び比較の動作は、ステップ103と同様である。また、このステップ111で待つ一定時間は、概ね、メダル通過制限時間検知タイマTMにおける1単位時間となる。そして、ステップ112に進む。
ステップ112において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ111における一定時間待ちの前後で、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、LoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ111における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化した判断されると、ステップ113に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルには変化しなかった判断されると、ステップ115に進む。
ステップ113において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断が行われる。つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ114に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ111に戻る。
ステップ114において、異常判定処理が行われる。具体的には、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第1光路を遮り終えて、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルになったときには、当該メダルは、第2光路を遮り終える前であるはずだから、第2フォトセンサー67の出力端子からはLoレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルは、第1光路を遮り終える瞬間には、第2光路を遮り続けているはずであり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルになったときに、第2フォトセンサー67の出力端子からHiレベルの信号が出力されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、上述した通りである。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ115において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ111における一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号が、LoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ111における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化した判断されると、ステップ116に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルには変化しなかった判断されると、ステップ118に進む。
ステップ116において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しているか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルではない(Loレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ120に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ117に進む。
ステップ117において、メダル1枚カウント処理が行われる。具体的には、ステップ117に進むときには、図6に示すようなパターンのメダル検出信号が出力される。そうすると、メダルカウント手段170が、カウント値を1つ加算する。また、メダルカウント手段170のカウント値が上限値の「3」に達しているときには、クレジットメダルカウント手段180が、カウント値を1つ加算する。そして、メダル1枚カウント処理は終了する。
ステップ118において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算される。そして、ステップ119に進む。
ステップ119において、ステップ118で減算された後のメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断が行われる。ここで、ステップ118でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算されてもなお、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいと判断されると、ステップ111に戻る。一方、ステップ118でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算された結果、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になったと判断されると、ステップ120に進む。
ステップ120において、異常判定処理が行われる。具体的には、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮り終えて、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルになったときには、当該メダルは、第1光路を既に遮り終えているはずだから、第1フォトセンサー66の出力端子からはHiレベルの信号が出力され続けるはずであり、Loレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮り終えて、第2フォトセンサー67の受光部が光を再び検出するようになったときには、第1フォトセンサー66の受光部も光を検出しているはずであり、光を検出しないと、異常である。そして、異常判定手段160は、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルになったときに、第1フォトセンサー66の出力端子からLoレベルの信号が出力されると、異常と判定する。つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を再び検出するようになったときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと、異常判定手段160は、異常と判定する。また、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になると、タイムオーバーである。そして、異常判定手段160は、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になると、タームオーバーであるとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、上述した通りである。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ121において、スタート信号が出力されたか否かの判断が行われる。ここで、スタート信号が出力されたと判断されると、ステップ122に進む。一方、スタート信号が出力されていないと判断されると、ステップ103に戻る。
ステップ122において、メダル投入不可に設定される。また、メダル投入不可に設定されると、キャンセルコイル63fへの通電が停止し、揺動アーム63dが、図4(B)に示す状態になる。つまり、メダル投入口41から投入されたメダルの進路が、メダル返却通路62方向になる。そうすると、メダル投入口41から投入されたメダルが、メダル返却通路62へ誘導されて、メダル返却口33から排出されるようになる。また、メダル投入不可に設定されると、メダルセンサー65によるメダルの検出が不可となる。そして、メダル検出処理は終了する。
このように、本実施の形態では、第1フォトセンサー66について、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めるとともに、同発光部の発光を止めているときに、同受光部が光を検出すると、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為を防止できる。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、このとき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できる。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めることから、第1フォトセンサー66が主として不正行為を検知する役割を担うとともに、第2フォトセンサー67が主としてメダルの枚数をカウントする役割を担うこととなる。そうすると、メダルがメダル通路61を上流側から下流側へ向けて流下したときに、まず主として第1フォトセンサー66の信号によって不正行為でないことが確認され、その後に主として第2フォトセンサー67の信号によってメダルの枚数がカウントされるので、複雑な制御や構成を要することなく、上記2つの不正行為を同時に防止しつつ、メダル投入口41から投入されたメダルの枚数をカウントできる。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御を、常時、実行する。つまり、本実施の形態では、メダル投入待ち状態においては、第1フォトセンサー66の発光部は、常時、発光しておらず、かつ、第2フォトセンサー67の発光部は、常時、発光している。もちろん、メダル投入口41からメダルが投入され、当該メダルによって第2光路が遮られて、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、上述したように、第1フォトセンサー66の発光部が発光する。このように、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御を、常時、実行することにより、不正行為の防止を図りつつも、制御装置の負担を軽減できる。
(第2の実施の形態)
(図面の説明)
図9は、第2の実施の形態における、メダル検出信号のタイムチャート、図10ないし図12は、第2の実施の形態における、メダル検出処理のフローチャートである。
(遊技機10)
第2の実施の形態に係る遊技機10は、ハードウエア構成は、第1の実施の形態に係る遊技機10と同様である。
第2の実施の形態に係る遊技機10は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御、又は第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御のいずれか一方を、遊技が1回行われる毎に、乱数値に基づいて、選択して実行するようにしたものである。
(メダル検出信号)
第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態におけるメダル検出信号を、図9に示すタイムチャートに基づいて説明する。
メダル投入待ち状態では、通常、第1フォトセンサー66の出力端子から、Hiレベルの信号が出力され続けるとともに、第2フォトセンサー67の出力端子からも、Hiレベルの信号が出力され続ける(図9中のaよりも前)。
メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮りはじめると、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号が、HiレベルからLoレベルになる。このとき、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号は、Hiレベルである(図9中のa)。また、第1フォトセンサー66の出力端子から、Loレベルの信号が出力され続け、かつ、第2フォトセンサー67の出力端子から、Hiレベルの信号が出力され続ける状態は、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮る直前まで継続する(図9中のa−b間)。
メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮りはじめると、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号が、HiレベルからLoレベルになる。このとき、当該メダルは、通常、第1光路を遮り終える前であるから、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号は、Loレベルである(図9中のb)。また、第1フォトセンサー66の出力端子から、Loレベルの信号が出力され続け、かつ、第2フォトセンサー67の出力端子からも、Loレベルの信号が出力され続ける状態は、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮り終える直前まで継続する(図9中のb−c間)。
メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮り終えると、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号が、LoレベルからHiレベルになる。このとき、当該メダルは、通常、第2光路を遮り終える前であるから、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号は、Loレベルである(図9中のc)。また、第1フォトセンサー66の出力端子から、Hiレベルの信号が出力され続け、かつ、第2フォトセンサー67の出力端子から、Loレベルの信号が出力され続ける状態は、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮り終える直前まで継続する(図9中のc−d間)。
メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮り終えると、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号が、LoレベルからHiレベルになる。このとき、当該メダルは、通常、第1光路を遮り終えた後であるから、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号は、Hiレベルである(図9中のd)。
なお、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態におけるメダル検出信号は、図6に示すパターンと同じである。
また、本実施の形態では、図6及び図9に示す以外のパターンのメダル検出信号が出力されると、異常であり、異常判定手段160により、異常と判定されることとなる。
(メダル検出処理)
本実施の形態におけるメダル検出処理を、図10ないし図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
上述したように、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御、又は第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御のいずれか一方を、発光制御手段150が、遊技が1回行われる毎に、乱数値に基づいて、選択して実行するようにしたものである。
また、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御を選択したときには、第1の実施の形態と同様に、メダル投入待ち状態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めておき、メダルが投入されるなどして、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、発光制御手段150が、第1フォトセンサー66の発光部を発光させるようにしている。
ステップ200において、発光パターン選択用カウンタNの下位1ビットをSに格納する。ここで、発光パターン選択用カウンタNは、上述した2つの状態の選択・切り換えに用いる乱数を生成するためのものであり、所定時に値が1ずつ加算されるものであって、制御装置100を構成するマイクロコンピュータ上に設けられる。また、Sは、発光パターン選択用カウンタNの下位1ビットを記憶するためのものであって、制御装置100を構成するマイクロコンピュータのRAM上の所定領域に設けられる。そして、発光パターン選択用カウンタNの下位1ビットがSに格納されると、ステップ201に進む。
ステップ201において、メダル投入可に設定される。また、メダル投入可に設定されると、キャンセルコイル63fへの通電が開始される。そうすると、キャンセルコイル63fの鉄心が、スプリング63eの付勢力に抗して、揺動アーム63dの上側の片を引き寄せる。これにより、図4(A)に示す状態になる。つまり、メダル投入口41から投入されたメダルの進路が、メダル通路61の分岐部よりも下流側方向になる。そうすると、メダル投入口41から投入されたメダルが、メダルセレクター63及びメダルセンサー65を通過して、ホッパーユニット70のメダルタンクへ至るようになる。また、メダル投入可に設定されると、メダルセンサー65によるメダルの検出が可能となる。また、メダル投入可に設定されてから、メダルが投入されるまでが、メダル投入待ち状態である。そして、メダル投入可に設定されると、ステップ202に進む。
ステップ202において、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされる。そして、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされると、ステップ203に進む。
ステップ203において、S=0か否かの判断が行われる。本実施の形態では、Sは、0又は1のいずれかであり、S=0のときには、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御を選択し、一方、S=1のときには、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御を選択するようにしている。ここで、S=0であると判断されると、ステップ204に進む。一方、S=0ではないと判断されると、すなわち、S=1であると判断されると、ステップ213に進む。
ステップ204において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止める。そして、ステップ205に進む。
ステップ205において、一定時間待ちの後、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルかLoレベルかの確認が行われ、一定時間待ち以前の出力と比較される。確認及び比較の動作は、ステップ103と同様である。また、ステップ204において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めるが、第1フォトセンサー66の発光部を発光状態から消灯状態へ移行させるには一定の時間を要するところ、ステップ207で第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断を行うにあたって、誤作動が起こらないようにするため、ここで一定時間待ちを行うこととしている。そして、ステップ206に進む。
ステップ206において、発光パターン選択用カウンタNの値に1が加算される。そして、ステップ207に進む。
ステップ207において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルの信号であるか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルの信号ではないと判断されると、すなわち、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルの信号であると判断されると、ステップ208に進む。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、ステップ208に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルの信号であると判断されると、ステップ209に進む。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと、ステップ209に進む。
ステップ208において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときには、同出力端子からは、Loレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同出力端子からHiレベルの信号が出力されると、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同受光部が光を検出すると、異常であり、異常判定手段160は、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ209において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ205における一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号が、HiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ205における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したと判断されると、ステップ210に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルには変化していないと判断されると、ステップ204に戻る。
ステップ210において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させるとともに、一定時間待ちが行われる。第1フォトセンサー66の発光部を消灯状態から発光状態へ移行させるには一定の時間を要するところ、ステップ211で第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断を行うにあたって、誤作動が起こらないようにするため、ここで一定時間待ちを行うこととしている。そして、ステップ211に進む。
ステップ211において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルの信号か否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルの信号ではないと判断されると、すなわち、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルの信号であると判断されると、ステップ212に進む。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ212に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルの信号であると判断されると、ステップ218に進む。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ218に進む。
ステップ212において、異常判定処理が行われる。具体的には、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮ることにより、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルになると、発光制御手段150が、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。このとき、当該メダルが第1光路を遮り終える前であるはずだから、第1フォトセンサー66の出力端子からはLoレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、このとき、当該メダルが第1光路を遮り終える前であるはずだから、第1フォトセンサー66の受光部は光を検出しないはずであり、同受光部が光を検出すると、異常である。そして、第1フォトセンサー66の発光部が発光したときに、第1フォトセンサー66の出力端子からHiレベルの信号が出力されると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。つまり、第1フォトセンサー66の発光部が発光したときに、同受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ213において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。そして、ステップ214に進む。
ステップ214において、一定時間待ちの後、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルかLoレベルかの確認が行われ、一定時間待ち以前の出力と比較される。確認及び比較の動作は、ステップ103と同様である。また、ステップ213において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させるが、第1フォトセンサー66の発光部を消灯状態から発光状態へ移行させるには一定の時間を要するところ、ステップ221で第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断を行うにあたって、誤作動が起こらないようにするため、ここで一定時間待ちを行うこととしている。また、このステップ214で待つ一定時間は、概ね、メダル通過制限時間検知タイマTMにおける1単位時間となる。そして、ステップ215に進む。
ステップ215において、発光パターン選択用カウンタNの値に1が加算される。そして、ステップ216に進む。
ステップ216において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ214における一定時間待ちの前後で、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、HiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ214における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したと判断されると、ステップ217に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルには変化していないと判断されると、ステップ220に進む。
ステップ217において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号が、Hiレベルであるか否かの判断が行われる。つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しているか否かの判断が行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルであると判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ218に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルではない(Loレベルである)と判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ219に進む。
ステップ218において、メダル通過制限時間検知タイマTMに所定値がセットされる。そして、ステップ214に戻る。
ステップ219において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮りはじめる位置にあることを意味し、第2光路を遮る位置にあるはずはないので、このとき、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常である。そして、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するときに、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ220において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ214における一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号が、HiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ214における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したと判断されると、ステップ221に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルには変化しなかったと判断されると、ステップ223に進む。
ステップ221において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、Loレベルであるか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ214に戻る。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ222に進む。
ステップ222において、異常判定処理が行われる。具体的には、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮りはじめる位置にあることを意味し、第1光路をも遮る位置にあるはずなので、このとき、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常である。そして、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するときに、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ223において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ214における一定時間待ちの前後で、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、LoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ214における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したと判断されると、ステップ224に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルには変化していないと判断されると、ステップ226に進む。
ステップ224において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号が、Loレベルであるか否かの判断が行われる。つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ214に戻る。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ225に進む。
ステップ225において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮り終える位置にあることを意味し、第2光路はまだ遮り続けている位置にあるはずなので、このとき、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常である。そして、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するときに、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ226において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ214における一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号が、LoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ214における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したと判断されると、ステップ227に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルには変化していないと判断されると、ステップ230に進む。
ステップ227において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルであるか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しているか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ228に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルではない(Loレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ235に進む。
ステップ228において、メダル1枚カウント処理が行われる。具体的には、ステップ228に進むときには、図6又は図9に示すようなパターンのメダル検出信号が出力される。そうすると、メダルカウント手段170が、カウント値を1つ加算する。また、メダルカウント手段170のカウント値が上限値の「3」に達しているときには、クレジットメダルカウント手段180が、カウント値を1つ加算する。そして、メダル1枚カウント処理は終了する。そして、ステップ229に進む。
ステップ229において、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされる。また、上述したように、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされるということは、メダルがメダル通路61を通過中ではないということを意味するものである。そして、ステップ233に進む。
ステップ230において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断が行われる。ステップ230でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断を行うのは、メダルが第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67を通過中か否かの判断を行うためである。ここで、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいと判断されると、ステップ231に進む。一方、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になったと判断されると、ステップ233に進む。
ステップ231において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算される。そして、ステップ232に進む。
ステップ232において、ステップ231で減算された後のメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断が行われる。ステップ232でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断を行うのは、タイムオーバーか否かの判断を行うためである。ここで、ステップ231でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算されてもなお、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいと判断されると、ステップ214に戻る。一方、ステップ231でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算された結果、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になったと判断されると、ステップ235に進む。
ステップ233において、スタート信号が出力されたか否かの判断が行われる。ここで、スタート信号が出力されたと判断されると、ステップ234に進む。一方、スタート信号が出力されていないと判断されると、ステップ203に戻る。
ステップ234において、メダル投入不可に設定される。また、メダル投入不可に設定されると、キャンセルコイル63fへの通電が停止し、揺動アーム63dが、図4(B)に示す状態になる。つまり、メダル投入口41から投入されたメダルの進路が、メダル返却通路62方向になる。そうすると、メダル投入口41から投入されたメダルが、メダル返却通路62へ誘導されて、メダル返却口33から排出されるようになる。また、メダル投入不可に設定されると、メダルセンサー65によるメダルの検出が不可となる。そして、メダル検出処理は終了する。
ステップ235において、異常判定処理が行われる。具体的には、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮り終える位置にあることを意味し、第1光路は既に遮り終えた位置にあるはずなので、このとき、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しないと、異常である。そして、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するときに、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しないと、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、ステップ232において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になると、タイムオーバーである。そして、異常判定手段160は、ステップ232において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になると、タームオーバーであるとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
このように、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御、又は第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御のいずれか一方を、発光制御手段150が、遊技が1回行われる毎に、乱数値に基づいて、選択して実行する。
そして、本実施の形態では、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御では、従来の遊技機10と同様のパターンのメダル検出信号が出力されることから、従来の遊技機10と同様に、メダル検出処理を行う。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、同受光部が光を検出すると、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為を防止できる。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、このとき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できる。
(第3の実施の形態)
(図面の説明)
図13ないし図15は、第3の実施の形態における、メダル検出処理のフローチャートである。
(遊技機10)
第3の実施の形態に係る遊技機10は、ハードウエア構成は、第1の実施の形態に係る遊技機10と同様である。
また、第3の実施の形態に係る遊技機10は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、メダルが1枚検出される毎に、交互に切り換えて実行するようにしたものである。
(メダル検出処理)
本実施の形態におけるメダル検出処理を、図13ないし図15に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ300において、発光パターン選択用カウンタNの下位1ビットが0か否かの判断が行われる。本実施の形態では、メダル検知処理が1回行われる毎に、発光パターン選択用カウンタNの値に1が加算されるようになっている。ここで、発光パターン選択用カウンタNの下位1ビットが0であると判断されると、ステップ301に進む。一方、発光パターン選択用カウンタNの下位1ビットが0ではない(1である)と判断されると、ステップ302に進む。
ステップ301において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。そして、ステップ303に進む。
ステップ302において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止める。そして、ステップ303に進む。
ステップ303において、メダル投入可に設定される。また、メダル投入可に設定されると、キャンセルコイル63fへの通電が開始される。そうすると、キャンセルコイル63fの鉄心が、スプリング63eの付勢力に抗して、揺動アーム63dの上側の片を引き寄せる。これにより、図4(A)に示す状態になる。つまり、メダル投入口41から投入されたメダルの進路が、メダル通路61の分岐部よりも下流側方向になる。そうすると、メダル投入口41から投入されたメダルが、メダルセレクター63及びメダルセンサー65を通過して、ホッパーユニット70のメダルタンクへ至るようになる。また、メダル投入可に設定されると、メダルセンサー65によるメダルの検出が可能となる。また、メダル投入可に設定されてから、メダルが投入されるまでが、メダル投入待ち状態である。そして、メダル投入可に設定されると、ステップ304に進む。
ステップ304において、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされる。そして、ステップ305に進む。
ステップ305において、第1フォトセンサー66の発光部は発光しているか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の発光部が発光していると判断されると、ステップ306に進む。一方、第1フォトセンサー66の発光部が発光していないと判断されると、ステップ315に進む。
ステップ306において、一定時間待ちの後、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルかLoレベルかの確認が行われ、一定時間待ち以前の出力と比較される。また、確認及び比較の動作は、ステップ103と同様である。また、ステップ301において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、また、ステップ302において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めるが、第1フォトセンサー66の発光部を消灯状態から発光状態へ移行させたり、逆に発光状態から消灯状態へ移行させるには一定の時間を要するところ、ステップ308で第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断を行うにあたって、誤作動が起こらないようにするため、ここで一定時間待ちを行うこととしている。そして、ステップ307に進む。
ステップ307において、発光パターン選択用カウンタNの値に1が加算される。そして、ステップ308に進む。
ステップ308において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ309に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ310に進む。
ステップ309において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときには、同出力端子からは、Loレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同出力端子からHiレベルの信号が出力されると、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同受光部が光を検出すると、異常であり、異常判定手段160は、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ310において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ306における一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ306における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したと判断されると、ステップ311に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルには変化していないと判断されると、ステップ314に進む。
ステップ311において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させるとともに、一定時間待ちが行われる。ステップ312で第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断を行うにあたって、誤作動が起こらないようにするため、ここで一定時間待ちを行うこととしている。そして、ステップ312に進む。
ステップ312において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、Loレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ313に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルの信号であると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ319に進む。
ステップ313において、異常判定処理が行われる。具体的には、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮ることにより、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルになると、発光制御手段150が、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。このとき、当該メダルが第1光路を遮り終える前であるはずだから、第1フォトセンサー66の出力端子からはLoレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、このとき、当該メダルが第1光路を遮り終える前であるはずだから、第1フォトセンサー66の受光部は光を検出しないはずであり、同受光部が光を検出すると、異常である。そして、第1フォトセンサー66の発光部が発光したときに、同出力端子からHiレベルの信号が出力されると、つまり、同受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ314において、スタート信号が出力されたか否かの判断が行われる。ここで、スタート信号が出力されたと判断されると、ステップ334に進む。一方、スタート信号が出力されていないと判断されると、ステップ306に戻る。
ステップ315において、一定時間待ちの後、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルかLoレベルかの確認が行われ、一定時間待ち以前の出力と比較される。また、確認及び比較の動作は、ステップ103と同様である。また、ステップ301において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、また、ステップ302において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めるが、第1フォトセンサー66の発光部を消灯状態から発光状態へ移行させたり、逆に発光状態から消灯状態へ移行させるには一定の時間を要するところ、ステップ322で第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断を行うにあたって、誤作動が起こらないようにするため、ここで一定時間待ちを行うこととしている。また、このステップ315で待つ一定時間は、概ね、メダル通過制限時間検知タイマTMにおける1単位時間となる。そして、ステップ316に進む。
ステップ316において、発光パターン選択用カウンタNの値に1が加算される。そして、ステップ317に進む。
ステップ317において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ315における一定時間待ちの前後で、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、HiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ315における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したと判断されると、ステップ318に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルには変化していないと判断されると、ステップ321に進む。
ステップ318において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルか否かの判断が行われる。つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しているか否かの判断が行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルであると判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ319に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルではない(Loレベルである)と判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ320に進む。
ステップ319において、メダル通過制限時間検知タイマTMに所定値がセットされる。そして、ステップ315に戻る。
ステップ320において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮りはじめる位置にあることを意味し、第2光路を遮る位置にあるはずはないので、このとき、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常である。そして、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するときに、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ321において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ315における一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ315における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したと判断されると、ステップ322に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルには変化していないと判断されると、ステップ324に進む。
ステップ322において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、Loレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ315に戻る。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ323に進む。
ステップ323において、異常判定処理が行われる。具体的には、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮りはじめる位置にあることを意味し、第1光路をも遮る位置にあるはずなので、このとき、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常である。そして、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するときに、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ324において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ315における一定時間待ちの前後で、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ315における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したと判断されると、ステップ325に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルには変化していないと判断されると、ステップ327に進む。
ステップ325において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号が、Loレベルか否かの判断が行われる。つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ315に戻る。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ326に進む。
ステップ326において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮り終える位置にあることを意味し、第2光路はまだ遮り続けている位置にあるはずなので、このとき、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常である。そして、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するときに、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ327において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ315における一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ315における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したと判断されると、ステップ328に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルには変化していないと判断されると、ステップ330に進む。
ステップ328において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、Hiレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しているか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ329に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルではない(Loレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ335に進む。
ステップ329において、メダル1枚カウント処理が行われる。具体的には、ステップ329に進むときには、図6又は図9に示すようなパターンのメダル検出信号が出力される。そうすると、メダルカウント手段170が、カウント値を1つ加算する。また、メダルカウント手段170のカウント値が上限値の「3」に達しているときには、クレジットメダルカウント手段180が、カウント値を1つ加算する。そして、メダル1枚カウント処理は終了する。そして、ステップ300に戻る。
ステップ330において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断が行われる。ステップ330でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断を行うのは、メダルが第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67を通過中か否かの判断を行うためである。ここで、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいと判断されると、ステップ331に進む。一方、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0であると判断されると、ステップ333に進む。
ステップ331において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算される。そして、ステップ332に進む。
ステップ332において、ステップ331で減算された後のメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断が行われる。ステップ332でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断を行うのは、タイムオーバーか否かの判断を行うためである。ここで、ステップ331でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算されてもなお、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいと判断されると、ステップ315に戻る。一方、ステップ331でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算された結果、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になったと判断されると、ステップ335に進む。
ステップ333において、スタート信号が出力されたか否かの判断が行われる。ここで、スタート信号が出力されたと判断されると、ステップ334に進む。一方、スタート信号が出力されていないと判断されると、ステップ315に戻る。
ステップ334において、メダル投入不可に設定される。また、メダル投入不可に設定されると、キャンセルコイル63fへの通電が停止し、揺動アーム63dが、図4(B)に示す状態になる。つまり、メダル投入口41から投入されたメダルの進路が、メダル返却通路62方向になる。そうすると、メダル投入口41から投入されたメダルが、メダル返却通路62へ誘導されて、メダル返却口33から排出されるようになる。また、メダル投入不可に設定されると、メダルセンサー65によるメダルの検出が不可となる。そして、メダル検出処理は終了する。
ステップ335において、異常判定処理が行われる。具体的には、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮り終える位置にあることを意味し、第1光路は既に遮り終えた位置にあるはずなので、このとき、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しないと、異常である。そして、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するときに、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しないと、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、ステップ332において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になると、タイムオーバーである。そして、異常判定手段160は、ステップ332において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になると、タームオーバーであるとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
このように、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、発光制御手段150が、メダルが1枚検出される毎に、交互に切り換えて実行する。
そして、本実施の形態では、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御では、従来の遊技機10と同様のパターンのメダル検出信号が出力されることから、従来の遊技機10と同様に、メダル検出処理を行う。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、同受光部が光を検出すると、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為を防止できる。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、このとき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できる。
(第4の実施の形態)
(図面の説明)
図16ないし図18は、第4の実施の形態における、メダル検出処理のフローチャートである。
(遊技機10)
第4の実施の形態に係る遊技機10は、ハードウエア構成は、第1の実施の形態に係る遊技機10と同様である。
また、第4の実施の形態に係る遊技機10は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、メダル1枚の検出に要する時間よりも短い間隔で、交互に切り換えて実行することを特徴とするようにしたものである。
(メダル検出処理)
本実施の形態におけるメダル検出処理を、図16ないし図18に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ400において、メダル投入可に設定される。また、メダル投入可に設定されると、キャンセルコイル63fへの通電が開始される。そうすると、キャンセルコイル63fの鉄心が、スプリング63eの付勢力に抗して、揺動アーム63dの上側の片を引き寄せる。これにより、図4(A)に示す状態になる。つまり、メダル投入口41から投入されたメダルの進路が、メダル通路61の分岐部よりも下流側方向になる。そうすると、メダル投入口41から投入されたメダルが、メダルセレクター63及びメダルセンサー65を通過して、ホッパーユニット70のメダルタンクへ至るようになる。また、メダル投入可に設定されると、メダルセンサー65によるメダルの検出が可能となる。また、メダル投入可に設定されてから、メダルが投入されるまでが、メダル投入待ち状態である。そして、メダル投入可に設定されると、ステップ401に進む。
ステップ401において、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされる。また、上述したように、メダル通過制限時間検知タイマTMに0がセットされるということは、メダルがメダル通路61を通過中ではないということを意味するものである。そして、ステップ402に進む。
ステップ402において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。そして、ステップ403に進む。
ステップ403において、一定時間待ちの後、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルかLoレベルかの確認が行われ、一定時間待ち以前の出力と比較される。また、確認及び比較の動作は、ステップ103と同様である。また、ステップ402及びステップ429において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、また、ステップ428において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めるが、第1フォトセンサー66の発光部を消灯状態から発光状態へ移行させたり、逆に発光状態から消灯状態へ移行させるには一定の時間を要するところ、ステップ408及びステップ412で第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断を行ったり、ステップ418で第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルか否かの判断を行うにあたって、誤作動が起こらないようにするため、ここで一定時間待ちを行うこととしている。また、このステップ403で待つ一定時間は、概ね、メダル通過制限時間検知タイマTMにおける1単位時間となる。そして、ステップ404に進む。
ステップ404において、第1フォトセンサー66の発光部は発光しているか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の発光部が発光していると判断されると、ステップ405に進む。一方、第1フォトセンサー66の発光部が発光していないと判断されると、ステップ408に進む。
ステップ405において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ403における一定時間待ちの前後で、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、HiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ403における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したと判断されると、ステップ406に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルには変化していないと判断されると、ステップ411に進む。
ステップ406において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号が、Hiレベルか否かの判断が行われる。つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しているか否かの判断が行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルであると判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ407に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルではない(Loレベルである)と判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ410に進む。
ステップ407において、メダル通過制限時間検知タイマTMに所定値がセットされる。そして、ステップ427に進む。
ステップ408において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、Loレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ409に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ421に進む。
ステップ409において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときには、同出力端子からは、Loレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められているときに、同出力端子からHiレベルの信号が出力されると、つまり、同受光部が光を検出すると、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ410において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮りはじめる位置にあることを意味し、第2光路を遮る位置にあるはずはないので、このとき、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常である。そして、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルに変化するときに、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ411において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ403における一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号が、HiレベルからLoレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ403における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルに変化したと判断されると、ステップ412に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がHiレベルからLoレベルには変化しなかったと判断されると、ステップ414に進む。
ステップ412において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、Loレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ413に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルの信号であると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ427に進む。
ステップ413において、異常判定処理が行われる。具体的には、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第2光路を遮ることにより、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルになると、発光制御手段150が、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる。このとき、当該メダルが第1光路を遮り終える前であるはずだから、第1フォトセンサー66の出力端子からはLoレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。つまり、第1フォトセンサー66の受光部は光を検出しないはずであり、同受光部が光を検出すると、異常である。そして、第1フォトセンサー66の発光部が発光したときに、同出力端子からHiレベルの信号が出力されると、つまり、同受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ414において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ403における一定時間待ちの前後で、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、LoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ403における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したと判断されると、ステップ415に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルには変化しなかったと判断されると、ステップ417に進む。
ステップ415において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルか否かの判断が行われる。つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないか否かの判断が行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルであると判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ427に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルではない(Hiレベルである)と判断されると、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ416に進む。
ステップ416において、異常判定処理が行われる。具体的には、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮り終える位置にあることを意味し、第2光路はまだ遮り続けている位置にあるはずなので、このとき、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常である。そして、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するときに、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルではないと(Hiレベルだと)、つまり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ417において、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。具体的には、ステップ403の一定時間待ちの前後で、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したか否かの判断が行われる。また、変化したか否かの判断は、ステップ403における確認及び比較の結果に基づいて行われる。ここで、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルに変化したと判断されると、ステップ418に進む。一方、第2フォトセンサー67の出力端子から出力されている信号がLoレベルからHiレベルには変化しなかったと判断されると、ステップ421に進む。
ステップ418において、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号が、Hiレベルか否かの判断が行われる。つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しているか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルであると判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していると判断されると、ステップ419に進む。一方、第1フォトセンサー66の出力端子から出力されている信号がHiレベルではない(Loレベルである)と判断されると、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出していないと判断されると、ステップ420に進む。
ステップ419において、メダル1枚カウント処理が行われる。具体的には、ステップ419に進むときには、図6又は図9に示すようなパターンのメダル検出信号が出力される。そうすると、メダルカウント手段170が、カウント値を1つ加算する。また、メダルカウント手段170のカウント値が上限値の「3」に達しているときには、クレジットメダルカウント手段180が、カウント値を1つ加算する。そして、メダル1枚カウント処理は終了する。そして、ステップ427に進む。
ステップ420において、異常判定処理が行われる。具体的には、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するということは、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮り終える位置にあることを意味し、第1光路は既に遮り終えた位置にあるはずなので、このとき、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しないと、異常である。そして、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号がLoレベルからHiレベルに変化するときに、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルではないと(Loレベルだと)、つまり、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しないと、異常判定手段160は、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているなどとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ421において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断が行われる。また、ステップ421でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断を行うのは、メダルが第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67を通過中か否かの判断を行うためである。ここで、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいと判断されると、ステップ422に進む。一方、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0であると判断されると、ステップ424に進む。
ステップ422において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算される。そして、ステップ423に進む。
ステップ423において、ステップ422で減算された後のメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断が行われる。また、ステップ423でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいか否かの判断を行うのは、タイムオーバーか否かの判断を行うためである。ここで、ステップ422でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算されてもなお、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0より大きいと判断されると、ステップ427に進む。一方、ステップ422でメダル通過制限時間検知タイマTMの値が1減算された結果、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になったと判断されると、ステップ426に進む。
ステップ424において、スタート信号が出力されたか否かの判断が行われる。ここで、スタート信号が出力されたと判断されると、ステップ425に進む。一方、スタート信号が出力されていないと判断されると、ステップ427に進む。
ステップ425において、メダル投入不可に設定される。また、メダル投入不可に設定されると、キャンセルコイル63fへの通電が停止し、揺動アーム63dが、図4(B)に示す状態になる。つまり、メダル投入口41から投入されたメダルの進路が、メダル返却通路62方向になる。そうすると、メダル投入口41から投入されたメダルが、メダル返却通路62へ誘導されて、メダル返却口33から排出されるようになる。また、メダル投入不可に設定されると、メダルセンサー65によるメダルの検出が不可となる。そして、メダル検出処理は終了する。
ステップ426において、異常判定処理が行われる。具体的には、ステップ423において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になると、タイムオーバーである。そして、異常判定手段160は、ステップ423において、メダル通過制限時間検知タイマTMの値が0になると、タームオーバーであるとして、異常と判定する。また、異常判定後の動作は、第1の実施の形態と同様である。そして、異常判定処理は終了する。
ステップ427において、第1フォトセンサー66の発光部が発光しているか否かの判断が行われる。ここで、第1フォトセンサー66の発光部が発光していると判断されると、ステップ428に進む。一方、第1フォトセンサー66の発光部が発光していないと判断されると、ステップ429に進む。
ステップ428において、第1フォトセンサー66の発光部の発光が止められる。そして、ステップ403に戻る。
ステップ429において、第1フォトセンサー66の発光部が発光させられる。そして、ステップ403に戻る。
このように、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、発光制御手段150が、メダル1枚の検出に要する時間よりも短い間隔で、交互に切り換えて実行する。
そして、本実施の形態では、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御では、従来の遊技機10と同様のパターンのメダル検出信号が出力されることから、従来の遊技機10と同様に、メダル検出処理を行う。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、同受光部が光を検出すると、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為を防止できる。
(第5の実施の形態)
(図面の説明)
図19は、第5の実施の形態における、メダル検出信号のタイムチャートである。
(遊技機10)
第1ないし第4の実施の形態に係る遊技機10は、第1フォトセンサー66についてのみ、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることができるようにし、第2フォトセンサー67については、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることはできないようにしたが、第5の実施の形態に係る遊技機10は、第1ないし第4の実施の形態に係る遊技機10とは逆に、第2フォトセンサー67についてのみ、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることができるようにし、第1フォトセンサー66については、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることはできないようにしたものである。
また、第5の実施の形態に係る遊技機10は、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の発光部以外のハードウエア構成については、第1ないし第4の実施の形態に係る遊技機10と同様である。
(メダルセンサー65)
上述したように、本実施の形態では、第2フォトセンサー67は、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることができるようにしているが、第1フォトセンサー66は、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることはできないようにしている。
(発光制御手段150)
本実施の形態では、発光制御手段150は、第2フォトセンサー67の発光部の発光を制御する。つまり、発光制御手段150は、第2フォトセンサー67の発光部について、発光させたり、発光を止めたりする。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、メダル投入待ち状態においては、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止める。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めていたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、発光を止めていた第2フォトセンサー67の発光部を発光させる。
また、本実施の形態では、「所定時間」は、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第1光路を遮りはじめてから、第2光路を遮りはじめる直前までの時間である。
つまり、本実施の形態では、第1光路の遮断開始後、第2光路の遮断開始直前までが、所定時間である。
更に換言すれば、本実施の形態では、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路は遮るが第2光路は遮らない状態の継続時間が、所定時間である。
また、所定時間は、メダル通路61の傾斜角度や、メダルの大きさや、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の取付位置などの諸条件によって変動する。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、ひとたび第2フォトセンサー67の発光部を発光させると、メダル1枚カウント処理が終わるまで、第2フォトセンサー67の発光部を発光させ続ける。また、メダル1枚カウント処理が終わると、メダル投入待ち状態になる。そうすると、発光制御手段150は、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止める。
(メダル検出信号)
メダル投入待ち状態においては、第1フォトセンサー66の発光部を発光させておくとともに、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めておき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、第2フォトセンサー67の発光部を発光させる制御を行ったときのメダル検出信号を、図19に示すタイムチャートに基づいて説明する。
メダル投入待ち状態では、第1フォトセンサー66の出力端子からは、Hiレベルの信号が出力され続けるが、第2フォトセンサー67の出力端子からは、Loレベルの信号が出力され続ける(図19中のaよりも前)。
メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮りはじめると、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号が、HiレベルからLoレベルになる。このとき、第2フォトセンサー67の発光部が発光するが、当該メダルは、通常、第2光路を遮りはじめる前であるから、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号は、LoレベルからHiレベルになる(図19中のa)。また、第1フォトセンサー66の出力端子から、Loレベルの信号が出力され続け、かつ、第2フォトセンサー67の出力端子から、Hiレベルの信号が出力され続ける状態は、通常、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮る直前まで継続する(図19中のa−b間)。
メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮りはじめると、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号が、HiレベルからLoレベルになる。このとき、当該メダルは、通常、第1光路を遮り終える前であるから、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号は、Loレベルである(図19中のb)。また、第1フォトセンサー66の出力端子から、Loレベルの信号が出力され続け、かつ、第2フォトセンサー67の出力端子からも、Loレベルの信号が出力され続ける状態は、メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮り終える直前まで継続する(図19中のb−c間)。
メダル通路61を流下するメダルが、第1光路を遮り終えると、通常、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号が、LoレベルからHiレベルになる。このとき、当該メダルは、通常、第2光路を遮り終える前であるから、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号は、Loレベルである(図19中のc)。また、第1フォトセンサー66の出力端子から、Hiレベルの信号が出力され続け、かつ、第2フォトセンサー67の出力端子から、Loレベルの信号が出力され続ける状態は、メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮り終える直前まで継続する(図19中のc−d間)。
メダル通路61を流下するメダルが、第2光路を遮り終えると、通常、第2フォトセンサー67の出力端子から出力される信号が、LoレベルからHiレベルになる。このとき、当該メダルは、通常、第1光路を遮り終えた後であるから、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号は、Hiレベルである(図19中のd)。また、第1フォトセンサー66の出力端子から、Hiレベルの信号が出力され続け、かつ、第2フォトセンサー67の出力端子からも、Hiレベルの信号が出力され続ける状態は、メダル1枚カウント処理が終了するまで継続する(図19中のdよりも後)。
(メダルカウント手段170)
本実施の形態では、メダル投入口41に投入されたメダルが、メダル通路61を流下し、メダルセレクター63を通過して、メダルセンサー65を通過すると、メダル検出信号が出力される。このとき、図19に示すようなパターンのメダル検出信号が出力される。そうすると、メダルカウント手段170は、カウント動作を行う。具体的には、メダルカウント手段170は、図19に示すようなパターンのメダル検出信号が1回出力される毎に、カウント値を1つ加算する。このようにして、メダル投入口41に投入されたメダルの枚数がカウントされる。
また、本実施の形態では、メダルカウント手段170のカウント値の上限値は、「3」と定められている。
(クレジットメダルカウント手段180)
クレジットメダルカウント手段180は、クレジットされているメダルの枚数をカウントするためのものである。
本実施の形態では、メダルの投入枚数は、1回の遊技につき最大で3枚である。このため、メダル投入口41にメダルが4枚以上投入されると、4枚目以降のメダルは、クレジットメダルカウント手段180によって、クレジットとしてカウントされる。
また、メダルの枚数のカウントは、メダルカウント手段170と同様である。つまり、本実施の形態では、メダル投入口41に投入されたメダルが、メダルセンサー65を通過すると、図19に示すようなパターンのメダル検出信号が出力される。クレジットメダルカウント手段180は、図19に示すようなパターンのメダル検出信号が1回出力される毎に、カウント値を1つ加算する。
また、本実施の形態では、メダルのクレジットは、最大で50枚である。このため、メダルカウント手段170のカウント値が「3」に達し、かつ、クレジットメダルカウント手段180のカウント値が「50」に達すると、それ以降にメダル投入口41に投入されるメダルは、メダルキャンセラー64によってメダル返却通路62へ誘導され、メダル返却口33から排出される。
(異常判定手段160)
異常判定手段160は、発光制御手段150が発光部の発光を止めているときに、当該発光部に対応する受光部が光を検出すると、異常と判定するためのものである。
本実施の形態では、異常判定手段160は、発光制御手段150が第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めているときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常と判定する。
つまり、第2フォトセンサー67の発光部の発光が止められているときには、第2フォトセンサー67の受光部は通常であれば光を検出しないはずであり、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常である。そして、異常判定手段160は、第2フォトセンサー67の発光部が発光を止められているときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。
より具体的には、本実施の形態では、第2フォトセンサー67の発光部の発光が止められているときには、第2フォトセンサー67の出力端子からは、Loレベルの信号が出力され続けるはずであり、Hiレベルの信号が出力されると、異常である。そして、異常判定手段160は、第2フォトセンサー67の発光部が発光を止められているときに、第2フォトセンサー67の出力端子からHiレベルの信号が出力されると、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出したとし、不正器具を用いた不正行為が行われているとして、異常と判定する。
また、本実施の形態では、異常判定手段160は、発光制御手段150が発光を止めていた第2フォトセンサー67の発光部を発光させたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常と判定する。
つまり、本実施の形態では、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第1光路を遮りはじめたときには、第2光路は遮らないはずである。更に、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第1光路を遮ることにより、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、発光制御手段150が、第2フォトセンサー67の発光部を発光させるが、このとき、当該メダルは、第2光路を遮りはじめる前であるはずだから、第2フォトセンサー67の受光部は光を検出するはずであり、このとき、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常である。そして、異常判定手段160は、第2フォトセンサー67の発光部が発光したときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているとして、異常と判定する。
より具体的には、本実施の形態では、メダル通路61を下方へ誘導されるメダルが、第1光路を遮ることにより、第1フォトセンサー66の出力端子から出力される信号がHiレベルからLoレベルになると、発光制御手段150が、第2フォトセンサー67の発光部を発光させるが、このとき、当該メダルは、第2光路を遮りはじめる前であるはずだから、第2フォトセンサー67の出力端子からはHiレベルの信号が出力され続けるはずであり、Loレベルの信号が出力されると、異常である。そして、異常判定手段160は、第2フォトセンサー67の発光部が発光したときに、第2フォトセンサー67の出力端子からLoレベルの信号が出力されると、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなかったとし、糸を括り付けられたメダルがメダル通路61を上方へ向けて誘導されているとして、異常と判定する。
また、異常判定後の動作については、第1ないし第4の実施の形態と同様である。
このように、本実施の形態では、第2フォトセンサー67について、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めるとともに、同発光部の発光を止めているときに、同受光部が光を検出すると、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為を防止できる。
また、本実施の形態では、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めていたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、第2フォトセンサー67の発光部を発光させ、このとき、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できる。
なお、第5の実施の形態では、第1の実施の形態のように、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、かつ、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止める状態と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態との切り換えを行わないようにしてもよく、また、第2の実施の形態のように、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、かつ、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止める状態と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態とを、メダル検出処理開始時に取得した乱数に基づいて択一的に選択して切り換えるようにしてもよく、また、第3の実施の形態のように、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、かつ、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止める状態と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態とを、メダル検出処理が1回行われる毎に交互に切り換えるようにしてもよく、また、第4の実施の形態のように、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、かつ、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止める状態と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態とを、1回のメダル検出処理中に高速で何度も交互に切り換えるようにしてもよい。
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態に係る遊技機10は、第1フォトセンサー66も第2フォトセンサー67も双方とも、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることができるようにしたものである。
また、第6の実施の形態に係る遊技機10は、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の発光部以外のハードウエア構成については、第1ないし第5の実施の形態に係る遊技機10と同様である。
(メダルセンサー65)
上述したように、本実施の形態では、第1フォトセンサー66も第2フォトセンサー67も双方とも、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることができるようにしている。
(発光制御手段150)
本実施の形態では、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部の発光を制御する。つまり、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部について、発光させたり、発光を止めたりする。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めるときには、第2フォトセンサー67の発光部は発光させ、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めるときには、第1フォトセンサー66の発光部は発光させる。つまり、発光制御手段150は、一方の発光部の発光を止めるときには、他方の発光部は発光させる。したがって、発光制御手段150は、第1フォトセンサー66の発光部の発光と第2フォトセンサー67の発光部の発光とを同時に止めることはない。すなわち、発光制御手段150は、双方の発光部の光を同時に消すことはない。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、発光を止めていた第2フォトセンサー67の発光部を発光させる。また、この場合の所定時間は、第1の実施の形態で示した所定時間である。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、メダル投入待ち状態において、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めていたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、発光を止めていた第2フォトセンサー67の発光部を発光させる。また、この場合の所定時間は、第5の実施の形態で示した所定時間である。
また、本実施の形態では、発光制御手段150は、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させるときもある。
また、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めておくとともに、第2フォトセンサー67の発光部を発光させておき、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる制御と、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させておくとともに、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めておき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、第2フォトセンサー67の発光部を発光させる制御と、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させておく制御とは、例えば、メダル検出処理が1回行われる毎に、ランダムに、あるいは所定のパターンで、切り換えることができる。
(メダル検出信号)
本実施の形態では、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めておくとともに、第2フォトセンサー67の発光部を発光させておき、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる制御が行われるときがあるが、このときには、図6のタイムチャートに示すようなメダル検出信号が出力される。
また、本実施の形態では、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させておくとともに、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めておき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、第2フォトセンサー67の発光部を発光させる制御が行われるときがあるが、このときには、図19のタイムチャートに示すようなメダル検出信号が出力される。
また、本実施の形態では、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させておく制御が行われるときがあるが、このときには、図9のタイムチャートに示すようなメダル検出信号が出力される。
(メダルカウント手段170、クレジットメダルカウント手段180)
本実施の形態では、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めておくとともに、第2フォトセンサー67の発光部を発光させておき、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、第1フォトセンサー66の発光部を発光させる制御が行われるときに、図6のタイムチャートに示すようなメダル検出信号が出力されると、メダルカウント手段170が、カウント値が上限値の「3」未満であることを条件に、カウント値を1つ加算し、メダルカウント手段170のカウント値が「3」に達しているときには、クレジットメダルカウント手段180が、カウント値が上限値の「50」未満であることを条件に、カウント値を1つ加算する。
また、本実施の形態では、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66の発光部を発光させておくとともに、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めておき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、第2フォトセンサー67の発光部を発光させる制御が行われるときに、図19のタイムチャートに示すようなメダル検出信号が出力されると、メダルカウント手段170が、カウント値が上限値の「3」未満であることを条件に、カウント値を1つ加算し、メダルカウント手段170のカウント値が「3」に達しているときには、クレジットメダルカウント手段180が、カウント値が上限値の「50」未満であることを条件に、カウント値を1つ加算する。
また、本実施の形態では、メダル投入待ち状態において、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させておく制御が行われるときに、図9のタイムチャートに示すようなメダル検出信号が出力されると、メダルカウント手段170が、カウント値が上限値の「3」未満であることを条件に、カウント値を1つ加算し、メダルカウント手段170のカウント値が「3」に達しているときには、クレジットメダルカウント手段180が、カウント値が上限値の「50」未満であることを条件に、カウント値を1つ加算する。
(異常判定手段160)
本実施の形態では、異常判定手段160は、発光制御手段150が第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めているときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定する。
また、本実施の形態では、異常判定手段160は、発光制御手段150が第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めているときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出すると、異常と判定する。
また、本実施の形態では、異常判定手段160は、発光制御手段150が発光を止めていた第1フォトセンサー66の発光部を発光させたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定する。
また、本実施の形態では、異常判定手段160は、発光制御手段150が発光を止めていた第2フォトセンサー67の発光部を発光させたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常と判定する。
このように、本実施の形態では、第1フォトセンサー66について、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めるとともに、同発光部の発光を止めているときに、同受光部が光を検出すると、異常と判定し、また、第2フォトセンサー67について、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めるとともに、同発光部の発光を止めているときに、同受光部が光を検出すると、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為を防止できる。
また、本実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止めていたときに、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、第1フォトセンサー66の発光部を発光させ、このとき、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出すると、異常と判定し、また、第2フォトセンサー67の発光部の発光を止めていたときに、第1フォトセンサー66の受光部が光を検出しなくなると、所定時間内に、第2フォトセンサー67の発光部を発光させ、このとき、第2フォトセンサー67の受光部が光を検出しないと、異常と判定する。これにより、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できる。
(他の実施の形態)
第2の実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御、又は第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御のいずれか一方を、発光制御手段150が、遊技が1回行われる毎に、乱数値に基づいて、選択して実行するようにし、また、第3の実施の形態では、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、メダルが1枚検出される毎に、交互に切り換えて実行するようにした。
ここで、第2の実施の形態と第3の実施の形態とを適宜組み合わせるあるいは組み替えることにより、例えば、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御、又は第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態でメダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御のいずれか一方を、メダルが1枚検出される毎に、乱数値に基づいて、選択して実行するようにすることができるし、また、第1フォトセンサー66の発光部の発光を止め、かつ、第2フォトセンサー67の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御と、第1フォトセンサー66及び第2フォトセンサー67の双方の発光部を発光させた状態で、メダル投入口41からのメダルの投入を待つ制御とを、遊技が1回行われる毎に、交互に切り換えて実行するようにすることもできる。
このようにしても、不正器具を用いた不正行為と、糸を括り付けたメダルでクレジット数を不正に増加させる不正行為とを同時に防止できる。
本発明の第1の実施の形態に係る遊技機のブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の正面図。 本発明の第1の実施の形態に係る遊技機のメダル処理ユニットの正面図。 本発明の第1の実施の形態に係る遊技機のメダルセレクターの断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る遊技機においてメダルがメダルセンサーを通過する様子を示す概念図。 本発明の第1の実施の形態に係る遊技機のメダル検出信号を示すタイムチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る遊技機のメダル検出信号を示すタイムチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第3の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第3の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第3の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第4の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第4の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第4の実施の形態に係る遊技機の動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第5の実施の形態に係る遊技機のメダル検出信号を示すタイムチャート。
符号の説明
10 遊技機 20 筐体
30 前扉 31 図柄透視窓
32 メダル払出口 33 メダル返却口
34 メダル受け皿 35 ランプ
36 スピーカ 40 操作部
41 メダル投入口 42 ベットスイッチ
42a シングルベットスイッチ 42b マックスベットスイッチ
43 スタートスイッチ 44 ストップスイッチ
45 精算スイッチ 50 リールユニット
51 回転リール 60 メダル処理ユニット
61 メダル通路 61a 鉛直部
61b 緩傾斜部 61c 屈曲部
62 メダル返却通路
63 メダルセレクター 63a 上側係合鍔部
63b 下側係合鍔部 63c 脱落用開口
63d 揺動アーム 63e スプリング
63f キャンセルコイル 65 メダルセンサー
66 第1フォトセンサー 67 第2フォトセンサー
68 オプティカルセンター 70 ホッパーユニット
100 制御装置 110 遊技制御手段
120 役抽選手段 130 停止制御手段
140 入賞判定手段 150 発光制御手段
160 異常判定手段 165 異常報知手段
170 メダルカウント手段 180 クレジットメダルカウント手段

Claims (2)

  1. メダル投入口に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路と、
    メダル通路の途中の所定位置に設けた第1フォトセンサーと、
    メダル通路の途中における第1フォトセンサーよりも下流側の所定位置に設けた第2フォトセンサーとを備えた遊技機であって、
    第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーは、それぞれ、光を発する発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを備えるとともに、メダル通路を通るメダルによって、発光部から受光部への光路を遮られるように形成され、
    第1フォトセンサーの発光部から受光部への光路(以下「第1光路」という)及び第2フォトセンサーの発光部から受光部への光路(以下「第2光路」という)が、メダル通路を通る1枚のメダルによって同時に遮られ得るように、第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーが配置され、
    少なくとも第1フォトセンサーは、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能に形成され、
    遊技機は、
    発光部の発光を制御するための発光制御手段と、
    異常か否かの判定を行うための異常判定手段とを備え、
    発光制御手段は、メダル投入口にメダルが投入されるのを待っている状態において、第1フォトセンサーの発光部の発光を止めておくとともに、第2フォトセンサーの発光部を発光させておき、このとき、第2フォトセンサーの受光部が光を検出しなくなると、即時又はメダル通路を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルが第2光路を遮りはじめてから第1光路を遮り終えるまでの時間内に、発光を止めていた第1フォトセンサーの発光部を発光させる制御を行うことがあるように形成され、
    異常判定手段は、発光制御手段が第1フォトセンサーの発光部の発光を止めているときに、第1フォトセンサーの受光部が光を検出すると、異常と判定するとともに、発光制御手段が発光を止めていた第1フォトセンサーの発光部を発光させたときに、第1フォトセンサーの受光部が光を検出すると、異常と判定するように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. メダル投入口に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路と、
    メダル通路の途中の所定位置に設けた第1フォトセンサーと、
    メダル通路の途中における第1フォトセンサーよりも下流側の所定位置に設けた第2フォトセンサーとを備えた遊技機であって、
    第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーは、それぞれ、光を発する発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを備えるとともに、メダル通路を通るメダルによって、発光部から受光部への光路を遮られるように形成され、
    第1フォトセンサーの発光部から受光部への光路(以下「第1光路」という)及び第2フォトセンサーの発光部から受光部への光路(以下「第2光路」という)が、メダル通路を通る1枚のメダルによって同時に遮られ得るように、第1フォトセンサー及び第2フォトセンサーが配置され、
    少なくとも第2フォトセンサーは、受光部による光の検出を可能としたまま、発光部の発光を止めることが可能に形成され、
    遊技機は、
    発光部の発光を制御するための発光制御手段と、
    異常か否かの判定を行うための異常判定手段とを備え、
    発光制御手段は、メダル投入口にメダルが投入されるのを待っている状態において、第1フォトセンサーの発光部を発光させておくとともに、第2フォトセンサーの発光部の発光を止めておき、このとき、第1フォトセンサーの受光部が光を検出しなくなると、即時又はメダル通路を上流側から下流側へ向けて誘導されるメダルが第1光路を遮りはじめてから第2光路を遮りはじめる直前までの時間内に、発光を止めていた第2フォトセンサーの発光部を発光させる制御を行うことがあるように形成され、
    異常判定手段は、発光制御手段が第2フォトセンサーの発光部の発光を止めているときに、第2フォトセンサーの受光部が光を検出すると、異常と判定するとともに、発光制御手段が発光を止めていた第2フォトセンサーの発光部を発光させたときに、第2フォトセンサーの受光部が光を検出しないと、異常と判定するように形成されていることを特徴とする遊技機。
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