JP4444092B2 - エアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、車輌の衝突時、乗員を保護するためのエアバッグに係り、特に、気密性に優れた側部保護用に好適なエアバッグに関するものである。
車輌の乗員保護用安全装置としてエアバッグシステムが普及し、運転席用から助手席用、側部保護用、後部座席用と装着部位も増えてきており、乗員に対する保護機能が高まっている。特に、側面衝突時の衝撃から乗員を保護するエアバッグ、即ち側部保護用エアバッグ(以下、側部用エアバッグと記す)は、乗員に対する安全性を高める手段として実用化されている。この背景には、車高が高く、機動性に優れたレジャ−性の強い、多目的用途の車が好まれ、事故例も増え、横転するケースも多くなっていることがある。車の横転すなわちロールオーバーの際には、数秒間もの長い時間に亘り乗員を保護することが必要になり、エアバッグの高い気密性が求められる。即ち、ロールオーバー対応のエアバッグでは、本体パネルには気密性を付与する為の被覆層が施され、本体パネルの接合部には接合部からのガス漏れを防ぐ手段が必須となる。
縫合により作成されたエアバッグの縫い目からガス漏れを防ぐ方法は、これまでにも多くの提案がなされている。
例えば、特許文献1(特開平2−237837号公報)には、縫合部に布の両面に熱硬化性接着剤を有する両面テープを挟み、本体基布と合わせて縫合する方法が提案されている。この方法では、接着剤と縫合部の密着性を高める為に、熱処理する必要があり、工程が煩雑となる。
また、特許文献2(特開平10−86776号公報)には、ホットメルト接着剤により接着固定した接合部をさらに縫合した後、当該縫合部を加熱してホットメルト接着剤を再溶融固化する方法が開示されている。この方法は、ホットメルト接着剤により縫い目の空隙を密封するものであるが、ホットメルト樹脂は加熱により流動化、溶融するものであり、ガス温度の高いインフレーターを用いた場合にはシール剤としての機能が低下したり、基布表面の材質によっては密着性が不足する場合もある。
さらに、特許文献3(特開2002−220017号公報)には、2枚のパネル同士を、糸による縫合と、シリコーン系接着剤やウレタン系接着剤などの弾性接着剤による接着とから結合する技術も提案されている。本方法では、接着剤をパネル表面に塗布する工程が必須であるだけでなく、熱、圧力、水分などによる接着剤の硬化工程も必要となり、前述した先行技術と同様、製造工程が複雑となる。
前記したこれらの方法は、いずれも接着性に優れる化合物を縫合部に使用して縫い目を塞ぐものであるが、縫合に先立ち、接着性化合物の塗布工程、硬化工程を必要とし、工程が煩雑になるだけでなく、総合的なコストも高くなる。
特開平2−237837号公報 特開平10−86776号公報 特開2002−220017号公報
本発明は、これらの先行技術では不可能であった、簡易な工程で縫合部の気密性を高めることができる画期的な方法により、縫合部の特性を損なうことなく、シール材を施した
後、直ちに本体パネルが縫合できる気密性の高い側部保護用に好適なエアバッグを提供することを目的とする。
また本発明は、側部保護用のエアバッグにおいて、衝突時、車輌がロールオーバーした場合においても長時間に亘り気密性を保持することの出来るエアバッグを提供することを目的とする。
本発明は、縫合部からのガス漏れを防ぐ為、粘着剤を塗布したフレキシブルシート材を縫合部に施すことにより得られるエアバッグに関するものである。
すなわち、本発明は、
(1)本体パネルを重ね合せて外周部において粘着性目止め材を貼付し、粘着性目止め材とともに本体パネルを縫合して袋状としたエアバッグであって、かつ前記本体パネル間に前記粘着性目止め材を挟持し、縫合糸で縫合して圧縮してなるエアバッグであって、前記粘着性目止め材は、フレキシブルシート材と、このフレキシブルシート材に塗布した粘着剤とからなり、JIS−L−1096(8.12.1法)による前記フレキシブルシート材の厚み方向の破断伸びが500%以上であり、前記粘着性目止め材は硬化させないことを特徴とするエアバッグ。
(2)本体パネルを対向させ袋状とし、対向する本体パネルを連結する一又は複数の連結パネルを介して相互に連結したエアバッグであって、本体パネルと連結パネルの本体パネル側基部との間に粘着性目止め材を挟持して重ね合わせて縫合糸で縫合して圧縮してなるエアバッグであって、前記目止め材はフレキシブルシート材と、このフレキシブルシート材に塗布した粘着剤とからなり、JIS−L−1096(8.12.1法)による前記フレキシブルシート材の厚み方向の破断伸びが500%以上であり、前記粘着性目止め材は硬化させないことを特徴とするエアバッグ。
(3)前記フレキシブルシート材が中間層を有し、当該中間層が紙類、不織布類、フィルム類から形成される補強層であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のエアバッグ。
(4)前記フレキシブルシート材の厚み方向の破断伸びが800%以上であることを特徴とする前記(1)乃至(3)に記載のエアバッグ。
(5)前記フレキシブルシート材が、発泡樹脂または発泡ゴムからなることを特徴とする前記(1)乃至(4)に記載のエアバッグ。
(6)前記発泡樹脂または発泡ゴムが、アクリル系、ウレタン系、シリコーン系、オレフィン系、フッ素系、含塩素系、から選定された1種または2種以上からなることを特徴とする前記(5)に記載のエアバッグ。
(7)前記粘着剤は、アクリル系、ウレタン系、シリコーン系、含ハロゲン系、から選択された1種または2種以上からなることを特徴とする前記(1)乃至(6)に記載のエアバッグ。
に関するものである。
本発明により、煩雑な工程によることなくエアバッグに気密性を付与することが出来、特に長時間に亘る気密性を保持する必要のあるロールオーバー対応を満足する側部保護用に特に好適なエアバッグを短い工程で提供することができる。
本発明のエアバッグは、複数のパネルが縫合されているエアバッグであり、該縫合部に
は縫合部からのガス漏れを防ぐために、JIS−L−1096(8.12.1法)による厚み方向の破断伸びが500%以上、好ましくは800%以上、更に好ましくは1000%以上である目止め材の少なくとも片面、好ましくは両面に粘着剤を塗布した粘着性目止め材が施されていることが肝要である。フレキシブルシート材の破断伸びが500%未満の場合、エアバッグの膨張により縫合部に加わる伸張作用に対する伸び特性が不足し、目止め材としての機能を十分に満足できない場合がある。
本発明の対象の一つである窓部周辺に装着するロールオーバー対応の側部保護用エアバッグは、通常、2枚のパネルの外周部が縫合されるが、エアバッグ膨張部の形状や膨張時のエアバッグ厚さを制御する為、膨張領域の中央部も縫合されている為、運転席用や助手席用などの前席用エアバッグの様に反転できない。従って、膨張時において外周部および中央部のそれぞれの縫合部には、2枚のパネルを剥離する力が直接作用し、エアバッグの耐圧性の観点からは縫合部の強さが、また、縫い目からのガス漏れ防止の観点からは縫い目を塞ぐ目止め材などに剥離作用に対抗する物理特性と本体パネルへの密着性が要求される。
即ち、ロールオーバー対応のエアバッグ要求特性を満たす目止め材には、剥離作用に対抗する高強力または高伸度と、本体パネルへの密着性が、長期に亘って維持されることが求められるが、高強力の材料は高モジュラスであることが多く、目止め部が著しく硬くなり、エアバッグの折り畳み容積がコンパクトになり難い。また、エアバッグの本体パネルには耐熱性に優れるシリコーン樹脂またはゴムが被覆されていること多く、縫い目の目止め材には、シリコーンに密着性を有する材料、例えば、高伸張性のシリコーン系樹脂またはゴムなども使用されている。しかし、前記した目止め材に要求される特性、即ち、高伸張性と高密着性の両方を満足する材料は、樹脂またはゴム材料の成分、接着付与剤、充填剤などの材料配合に工夫を必要とし、その結果、材料価格も高くなる傾向にあった。
本発明の粘着性目止め材は、粘着性目止め材の基材となるフレキシブルシート材と、該シート材の表面に塗布した粘着剤から構成される為、従来のように一つの材料からなる目止め材で要求特性を満足させようとする場合に比べ、異なる二つの特性に対し、それぞれの特性に優れた材料を使用することができ、目止め材としての材料選定の自由度が大きくなり、材料価格も低減することができる。
本発明では、両面に粘着剤を塗布した粘着性目止め材を本体パネルの間に挟むように施し、該パネル同士を縫い糸が粘着性目止め材を貫通するように縫合することは、縫い目からのガス抜け防止効果を高める上で好ましい。
本発明では、粘着性目止め材の基材を構成するフレキシブルシート材を、発泡材料で構成することが好ましく、高伸張性、耐熱性、柔軟性などに優れるものであればよい。例えば、アクリル系樹脂またはゴム(共重合体も含む)、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂またはゴム、ポリウレタン系樹脂またはゴム(シリコ−ン変性、フッ素変性も含む)、ポリスチレン系樹脂またはゴム、シリコーン系樹脂またはゴム、ポリオレフィン系樹脂またはゴム、フッ素系樹脂またはゴム、含塩素系樹脂またはゴム、などから選定された1種または2種以上の混合あるいは共重合、場合によっては2種以上を併用した発泡材料を用いることが好ましい。但し、本発明はこれらに限定されるものではなく、ニトリル系ゴム、スチレン・ブタジエン系ゴム、ブチル系ゴム、天然ゴムなどの汎用性材料を用いても良い。
材料の発泡法としては、通常、行われる方法が採用される。例えば、1)機械的な攪拌、2)反応生成ガスの利用、3)加圧ガスの利用、4)可溶性物の置換、5)有機系または無機系などの各種発泡剤の利用、などがある。また、発泡倍率も、シート材としての要求性能に合わせて選定すればよく、通常、1.1〜5倍、または見掛け比重0.2〜0.
9、の範囲から選べばよく、発泡の状態は、独立したもの、連続したもの、またはこれらの混合したもの、いずれでも良い。但し、独立発泡されたものは厚さ方向の遮蔽性が高く、目止め材としてより有効である。
また、シ−ト材とシート材表面に塗布される粘着剤との密着性を高める為に、シート材表面を予め、1)プライマーなどの化学処理、2)プラズマ、紫外線、電子線などの照射、3)微細な研磨、4)これらの併用、などの処理をおこなうことも好ましい。
フレキシブルシート材の少なくとも片面に塗布する粘着剤は、シート材が本体パネルと強く密着するものであれば良く、耐熱性、耐久性、柔軟性にすぐれるもの、例えば、アクリル系粘着剤(共重合体も含む)、エチレン・酢酸ビニル共重合系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリウレタン系粘着剤、含ハロゲン系粘着剤、各種ゴム系粘着剤(天然ゴム、ブロック共重合体、ポリイソブチレン・ブチルゴム、ポリイソプレンゴム)などから選定された1種または2種以上の粘着剤を用いることは好ましい。中でもシリコーン系粘着剤は、特に好ましい。これらの粘着剤には感圧性の粘着剤、感熱性のホットメルト粘着剤なども含まれる。
粘着剤の塗布量は、要求される特性に応じて選定すればよいが、片面への塗布量を
2〜75g/m2または厚さ2〜150μmの範囲とすれば良い。また、塗布方法も被塗
布面の性状、塗布量,粘着剤の粘度などに応じて選定すればよく、例えば、1)コーティング法(ナイフ、キス、リバース、コンマ)、2)印刷法(スクリーン、ロール、ロータリー)、3)ラミネート法、4)噴霧法、5)転写法、などから選べばよい。
本発明では、本体パネルとして、少なくとも片面に耐熱性被覆材が施されている不通気性基布を用いることは、エアバッグ本体からのガス抜けを低減する上で好ましい。耐熱性樹脂としては、通常、エアバッグに使用される耐久性、耐熱性、気密性、耐摩耗性、基布との接着性、難燃性、などを満足する材料であればよく、例えば、シリコーン樹脂またはゴム、ポリウレタン樹脂またはゴム(シリコーン変性、フッ素変性も含む)、フッ素系樹脂またはゴム、塩素系樹脂またはゴム、ポリエステル樹脂またはゴム、ポリアミド系樹脂またはゴム、エポキシ樹脂、ビニル系樹脂、尿素系樹脂、フェノール系樹脂などの1種または2種以上を用いればよい。
これらの被覆材を本体基布に付与する方法は、1)コーティング法(ナイフ、キス、リバース、コンマなど)、2)浸漬法、3)印捺法(スクリーン、ロール、ロータリーなど)、4)ラミネート法、5)噴霧法、などの加工法によればよい。被覆材の性状は、溶剤系、無溶剤系、エマルジョン系、水溶液系あるいはこれらの混合溶液、微粉末状、フィルム状またはシート状など、いずれでも良い。
また、被覆材には、加工性、接着性、耐久性、耐候性などを改良するために通常使用される各種の添加剤、例えば、架橋剤、反応促進剤、反応遅延剤、耐熱安定剤、酸化防止剤、耐光安定剤、老化防止剤、潤滑剤、平滑剤、粘着防止剤、顔料、撥水剤、撥油剤、酸化チタンなどの隠蔽剤、光沢付与剤、難燃剤、可塑剤、などの一種または二種以上を選択、混合使用してもよい。また、被覆材には前記の各種添加剤の他、基布との密着性を向上するための各種前処理剤、接着向上剤などを添加してもよいし、予め基布表面にプライマー処理などの前処理を施してもよい。更に、該被覆剤に耐熱性、老化防止性、耐酸化性などを付与するため、被覆剤を織物に付与した後、乾燥、架橋、加硫などを熱風処理、接触熱処理、高エネルギー処理(高周波、電子線、紫外線)などを行っても良い。
さらに、本発明は、本体パネルの縫合予定部に、厚さ方向の破断伸びが500%以上であるフレキシブルシート材の少なくとも片面に粘着剤を塗布した粘着性目止め材を施した後、粘着剤の硬化工程なしに、直ちに縫合して製造することを特徴とするエアバッグの製
造方法である。本発明によれば、粘着性目止め材を縫合予定部の本体パネル間に挟むようにして施し、押圧することにより本体パネルと粘着性目止め材を密着、接合することができ、粘着剤の硬化工程を経ることなく、直ちに該接合部を縫合一体化してエアバッグを製造することができる。または重ねた本体パネル間に粘着性目止め材を挟み込んだ後にこれらを縫合しても良い。このように本発明に係るエアバッグは、種々の製造方法を用いることができ、本体パネルの形状、フレキシブルシートの供給形態等に応じて適宜エアバッグの製造方法を選定すれば良い。
本発明においては、このように粘着剤の粘着力によりパネル(基布)同士を十分に気密に接合できるので、硬化性接着剤を使用する場合に必要な室温硬化あるいは加熱硬化工程を要しない。
従来法の場合、目止め材を本体パネルに塗布した後、目止め材の物性を発現させ且つ
本体パネルとの密着性を向上する為に、粘着剤の硬化工程、即ち、加熱、加圧、長時間の室温放置、などの製造工程を経た後に、縫合する必要があった。上記の様に、本発明では、粘着性目止め材を縫合予定部に貼り付け、本体パネルを重ね合わせ、押圧するだけで、本体パネルと目止め材とを一体縫合することができ、極めて簡略な製造工程によりエアバッグを得ることができる。
粘着性目止め材を本体パネル面に貼り付ける際には、この粘着性目止め材を一定の寸法に裁断するか、連続したテープなどの形状にして用いればよい。その場合、粘着剤同士の密着を防ぐために、この粘着性目止め材の片面又は両面に用いられているライナーを剥がしながら本体パネルに貼り付けるが、ライナー剥離時に必要以上に粘着性目止め材が伸ばされて貼り付け作業を阻害しないように、この粘着性目止め材の厚み方向の伸びに影響しないように、フレキシブルシート材に中間層として紙類、不織布類、フィルム類などの補強層を設けてもよい。
本発明の縫合部における縫い仕様は、本縫い、二重環縫いなど通常のエアバッグに適用されている縫い目により行えば良い。また、縫い糸の太さは700デシテックス(20番手相当)〜2800デシテックス(0番手相当)とすれば良い。複数列の縫い目線が必要な場合は、縫い目間の距離は2〜8mm程度として、多針型ミシンを用いれば良いが、1本針ミシンで複数回縫合しても良い。
縫合に使用する縫い糸は、一般に化合繊縫い糸と呼ばれるものや、工業用縫い糸として使用されているものの中から適宜選定すればよく、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン6T、ナイロン9Tなどのポリアミド系、ポリエステル系(全芳香族系も含む)、ビニロン、芳香族ポリアミド系(エーテル共重合系も含む)、ポリオキサゾール系、カーボン、ガラスなどの繊維材料があり、紡績糸、フィラメント合撚糸、フィラメント樹脂加工糸のいずれかでもよい。
また、本発明の本体パネルに用いる基布は、展開時の瞬間的な衝撃力、袋体としての気密性および耐圧性、折畳み容積、などを満足するものであればよいが、例えば、200〜700デシテックス(dtex)の糸条から構成された緻密な構造をもつ基布を用いると良い。基布の緻密さは、発生する縫い目ずれの多少に影響し、例えば、カバーファクターが720以上、より好ましくは800〜1120である織物であることが好ましい。ここで、カバーファクター(CF)は、経糸および緯糸の太さデシテックスと経糸および緯糸の織物密度(本/cm)との積で求められる織物構造の粗密をあらわすパラメーターで、下式にて表される。
CF=Nw×√Dw+Nf×√Df
ここで、DwおよびDfは、経糸および緯糸の太さ(デシテックス)、NwおよびNfは、経糸および緯糸の織物密度(本/cm)を表す。
糸条の単糸太さは、例えば3デシテックス以下の細い糸条を用いることにより、高密度
でも柔軟性に富む基布が得られるので好ましい。
本発明に使用されるエアバッグ本体パネルに用いる基布は、通常の工業用織物を製造するのに用いられている各種織機により製織すればよく、例えば、シャトル織機、ウォータージェット織機(WJL)、エアージェット織機(AJL)、レピア織機、プロジェクタイル織機などから選べばよい。本発明では経糸および緯糸から構成される通常の織物以外に、織物の力学的な等方性を高めた三軸織物、四軸織物などを用いても良い。また、部分的にジャカード織機により織組織により接結した袋織構造を用いてもよい。織物組織は、平織、綾織、朱子織、斜子織、格子織(リップストップ織)、畝織、あるいはこれらの組合せなど、いずれでも良い。
また、本発明の本体パネル用の基布を構成する繊維糸条は、特に限定するものではなく、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン610、ナイロン612などの単独またはこれらの共重合、混合により得られる脂肪族ポリアミド繊維、ナイロン6T、ナイロン9Tに代表される脂肪族アミンと芳香族カルボン酸の共重合ポリアミド繊維、パラフェニレンテレフタルアミド、これと芳香族エーテルとの共重合物に代表される芳香族ポリアミド系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどの単独またはこれらの共重合、混合により得られるポリエステル繊維、全芳香族系ポリエステル繊維、超高分子量ポリオレフィン系繊維、ビニリデンまたはポリ塩化ビニルなどの塩素系繊維、ポリテトラフルオロエチレンを含フッ素系繊維、ポリアセタール繊維、ポリサルフォン繊維、ポリフェニレンサルファイド系繊維(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン系(PEEK)繊維、ポリイミド繊維、ポリエーテルイミド繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール(PBO)などのポリオキサゾール系繊維、高強力レーヨンを含むセルロース系繊維、ビニロン繊維、アクリル系繊維、炭化珪素繊維、アルミナ繊維、ガラス繊維、炭素繊維、場合によっては、スチールに代表される金属繊維などから適宜選定すれば良い。
これらの繊維糸条には紡糸性や加工性、材質の耐久性を改善するために通常使用されている各種の添加剤、例えば、耐熱安定剤、酸化防止剤、耐光安定剤、老化防止剤、潤滑剤、平滑剤、顔料、撥水剤、撥油剤、酸化チタンなどの隠蔽剤、光沢付与剤、難燃剤、可塑剤などの一種または二種以上を使用してもよい。また、場合によっては、加撚、嵩高加工、捲縮加工、捲回加工などの加工を施してもよい。さらに糸条の形態は、長繊維のフィラメント、短繊維の紡績糸、これらの複合糸など、特に限定するものでない。
本発明になるエアバッグの仕様、形状、容量は、配設される部位、用途、収納スペース、当接物との衝撃の吸収性能、インフレーターの出力などに応じて選定すればよい。
また、ロールオーバー対応のエアバッグでは、極めて高い気密性が必要となる為、通常はガス排気用の排気穴は設けないが、乗員が当接した際に高いエネルギー吸収が必要な場合には、一個または複数の排気穴や、膨張部の内圧が一定以上に達した場合に隣接する膨張部にガスを流入させて内圧を調整する機能、などを設けてもよい。排気穴は、例えばφ10mm〜φ40mm程度の円形またはそれに相当する面積の穴を設けても良く、排気穴の周囲には、補強布を接合してもよい。内圧調整機能は、縫製、接着などによるテアシーム、隣接した副膨張部の併設、などによればよい。また、エアバッグの展開性能を促進する為の補助部材、エアバッグ内部のガス流を制御する為の整流布、などのパーツを設けてもよい。
また、本発明では使用するインフレーターの特性によっては、インフレーターからの熱ガスからエアバッグ本体基布を保護する為の耐熱保護布や力学的な補強布を設けても良い。これらの保護布や補強布は、布自体が耐熱性の材料、例えば、全芳香族ポリアミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ポリイミド繊維、含フッ素系繊維、ポリオキサゾール系繊
維などの耐熱性繊維材料を用いても良いし、エアバッグ本体と同じか別途作成した本体基布より太い糸を用いた織物などの基布に耐熱性材料を被覆加工したものを用いても良いし、被覆材を施さずに用いても良い。
エアバッグを収納する際の折畳み法も、蛇腹折り、屏風状のつづら折り、ロール状の巻上げ、あるいはこれらの併用、などにより折畳めば良く、前後の先端部には通常のエアバッグに採用されている折曲げ、ロ−ル巻上げ、などを採用しても良い。
本発明のエアバッグは、側部保護用エアバッグの高気密性を得る為に好適であるが、例えば、運転席および助手席の前席保護用、追突保護用のヘッドレストバッグ、脚・足部保護用のニーバッグやフットバッグ、歩行者保護用エアバッグ、乳幼児保護用(チャイルドシート)のミニバッグ、エアーベルト用袋体、乗用車、トラック・バス、二輪車などの各用途の他、機能的に満足するものであれば、船舶、列車、飛行機、あるいは他の輸送手段、遊園地設備、など他用途に適用しても良い。
以下、実施例に基づき本願発明をさらに具体的に説明する。なお、実施例の中でエアバッグ本体の性能評価は以下の方法によった。
(1)厚さ方向の破断伸度
図1に示すように、2枚の本体パネル裁断片1,2の一端部に粘着性目止め材8を挟んだ試料を作成した。図2は、粘着性目止め材8の一例を示す概念図である。図2に示すように粘着性目止め材8は高伸張性のフレキシブルシート材6の両面に粘着剤7a、7bを塗布することにより形成される。次いで、2枚の本体パネル裁断片1,2を上下に引張し、引張された粘着性目止め材が破断し始めた時の伸びを測定して、縫合部の厚さ方向破断伸度(%)を求めた。引張条件は、JIS L−1096(8.12.1法)に準じ、引張速度を200mm/分にて測定した。
(2)エアバッグの気密性
図3に示すエアバッグを作成し、インフレーター挿入部10に、固定金具と共にインフレーター(タンク圧200kpa、ダイセル社製ヘリウムガス型インフレーター)を固定し、エアバッグを室温にて展開した。エアバッグの最大内圧と展開開始後5秒後の内圧保持率(%)を求めた。
(3)製造工程の比較
エアバッグの製造工程に要する時間を測定し、本発明で製造した場合の時間を100として、相対比較した。
実施例1
ナイロン66繊維350dtex/144f(糸強度8.6cN/dtex)の糸を用い、織密度が経、緯いずれも23本/cmの平織物を作成した。この織物を、精練、熱セットし、次いで、無溶剤系の付加型シリコーン樹脂を織物の片面に30g/m2(固型分
換算)塗布した。織密度は、経、緯いずれも24.5本/cmであり、カバーファクターは917であった。
次に、エアバッグの本体パネルとして図3に示す形状に本体パネル用の基布を2枚裁断した。エアバッグ全体の寸法は、長さが165cm、高さが55cmであり、裁断布2は、裁断布1の中央部分を接合線に沿って削除した形状とした。裁断片1のコート面側の外周縫合部3、内側縫合部4a〜4dの縫合予定部に両面に粘着性を塗布した粘着性目止め材を幅12mmで貼り付けた。粘着性目止め材は、フレキシブルシート材がアクリル樹脂発泡体、両面に塗布した粘着剤はシリコーン系である(住友スリーエム社製粘着テープG
T7112の両面粘着型耐熱品、粘着性目止め材の厚さは1.0mm、粘着剤の塗布厚は各面75μm)である。中央部の円形縫合部には、円形に裁断した同一材料を用いた。次いで、裁断片2を重ね合せ、粘着性目止め材を挟んだ縫合部を、重量6kgのローラーにて圧着し、縫合した。縫合は、中央部の円形部が本縫い1列(運針数4針/cm)、その他の縫合部は二重環縫い2列(運針数3.5針/cm、縫い目間距離は2.4mm)とし、縫い糸はいずれもナイロン66繊維製を用い、本縫いが上糸、下糸とも8番手糸(940dtex相当、糸強度7.8cN/dtex)、二重環縫いは上糸を5番手糸(1470dtex相当、糸強度7.8cN/dtex)、下糸を本縫いで用いたものと同じ8番手糸を使用した。
図4は、図3における展開後のA−A矢視断面図である。裁断片1及び2の外周部3に粘着性目止め材8を施すことにより袋状に縫合し、エアバッグの内側縫合部4a及び4bは粘着性目止め材8を介して縫合されている。5a〜5eはガスが充填される部位である。
得られたエアバッグの縫合部の破断伸度測定、および展開試験を行った。エアバッグの気密性は優れており、製造工程は、従来のシール材を用いた製法(後述する比較例2)に比べ、簡略化できる。
実施例2
実施例1において、470dtex/144f(糸強度8.6cN/dtex)の糸を使用し、片面に40g/m2のシリコーン樹脂を塗布した織密度が経、緯いずれも51本
/cmの平織物(カバーファクターは867)を用い、フレキシブルシート材としてシリコーン系発泡体を用いた以外は、実施例1に準じてエアバッグを作成した。
得られたエアバッグの縫合部の破断伸度、および展開試験を行った。実施例1と同様、気密性に優れ、製造工程も短いものであった。
比較例1
実施例1において、目止め材の基材として、厚さ方向の破断伸びが本発明の要件を満たしていないポリウレタン樹脂発泡体を用いた以外は、実施例1に準じてエアバッグを作成した。製造工程は、実施例1並みであるが、縫合部の厚さ方向の破断伸びが低い場合には、展開試験での気密性が低かった。
比較例2
実施例2において、目止め材として付加型の熱硬化性シリコーン樹脂(東レダウ社製品、SE1700)を塗布し、160℃×2分間の熱処理で目止め材を硬化させた以外は、実施例2に準じてエアバッグを作成した。縫合部の破断伸びが低い為、展開試験での気密性も低く、製造工程にも長時間が必要であった。
比較例3
実施例2において、粘着性目止め材を用いないでエアバッグを作成した。製造工程は短いが、縫合部に高伸度材料が使用されていない為、破断伸びが低く、気密性は極めて悪かった。
Figure 0004444092
図5(a)は本発明に係るエアバッグにおける別の実施形態の一例を示す断面図である。図5に示すように、このエアバッグは本体パネル11、12を対向させ外周部を縫合することにより袋状に形成されている。縫合部において本体パネル11と12の間には粘着性目止め材18が挟持されており、縫合糸13によって縫合されている。本体パネル11、12の二箇所には連結パネル(バッフルパネル)21、22が縫合されエアバッグは三箇所に区画されている。連結パネル21、22には通孔19が形成されている。なお、本実施形態における通孔19は連結パネル21、22の略中間部に穿たれているが、連結パネル21、22の片端を本体パネル11もしくは12に縫合せずに離間させても良い。即ち、ガスが通過できるような構造であればいずれの構造をも採用することができる。
連結パネル21、22の本体パネル側端部は、本体パネル11、12と縫合されている。縫合部は本体パネルの内方側と連結パネル21、22の折り返し端部の外方側に粘着性目止め材18を挟持し、縫合糸13によって縫合されている。また、(b)部に示すように、本体パネルの内方側と連結パネル22の外方側に粘着性目止め材18を挟持し、さらに連結パネル22の折り返し端部の内方側に粘着性目止め材28を固着した後、縫合糸13によって縫合してもよい[図5(b)参照]。または(c)部に示すように本体パネルの内方側と連結パネル22の折り返し端部の外方側に粘着性目止め材18を挟持し、縫合糸13によって縫合した後、連結パネル22の折り返し端部の内方側の縫合跡に粘着性目止め材28を固着してもよい。
図6は粘着性目止め材38a、38b同士の当接面には粘着剤を付与していない例(片面粘着型)である。粘着性目止め材38a、38bは、フレキシブルシート材36a,36bと、粘着層37a,37bとから構成されている。本体パネル31、32間に粘着性目止め材38a,38bを挟持することにより、縫合糸33によって縫合されて圧縮され、気密性を得ているものである。このような片面粘着型目止め材も、中〜低気密で足りるエアバッグには有用である。
図7は縫合耳部(端末縁部)を包み込むように粘着性目止め材48,58を適用した例で、図7(a)は粘着性目止め材48を固着した後に縫合糸43により本体パネル41、42等を縫合したものである。粘着性目止め材48は、フレキシブルシート材47と粘着層46とから構成されている。図7(b)は縫合後に粘着性目止め材58を適用したものである。粘着性目止め材58は、フレキシブルシート材57と粘着層56とから構成されている。
図8は、本体パネル61,62の縫合部に粘着性目止め材68aを挟持し、縫合部の裏面より橋掛け状に粘着性目止め材68bを固着し、本体パネル61,62の対向部にサンドイッチ状に適用された粘着性目止め材68aとともに極めて高い気密性(内圧保持性)を得るものを示している。各粘着性目止め材68a,68bは、フレキシブルシート材66a,66bと粘着層67a,67bとから構成されている。
縫合部の横方向の破断伸び測定用試料の断面図である。 本発明になる両面に粘着剤を塗布した粘着性目止め材の断面図である。 本発明になるエアバッグを側方窓部から見た展開前の説明図である。 図3における展開後のA−A矢視断面図である。 本発明に係る別の実施例の一例を示す断面図である。(a)は本発明に係るエアバッグにおける別の実施形態の一例を示す断面図であり、(b)は図(a)における(b)部の概念図であり、(c)は図(a)における(c)部の概念図である。 本発明になる外周部の縫合部実施例の一例を示す断面図である。 本発明になる外周部の縫合部実施例の一例を示す断面図である。(a)は縫合耳部を包み込んだ後に縫合した例を示す断面図、(b)は縫合後に粘着性目止め材を適用した例を示す断面図である。 本発明になる外周部の縫合部実施例の一例を示す断面図である。
符号の説明
1,2,11,12,31,32,41,42,51,52‥エアバッグ本体パネル
3‥‥‥エアバッグ本体パネルの外周縫合部
13,33,43,53,63‥縫合糸
4a〜4d‥‥‥本体パネル同士の内部縫合部
5a〜5e‥‥‥エアバッグの膨張部
6,36a,36b,46,56,66a,66b‥フレキシブルシート材
7,7a,7b,37a,37b,47,57,67a,67b‥‥‥粘着剤
8,18,38a,38b,48,58,68a,68b‥‥‥粘着性目止め材
10‥‥‥‥‥インフレーター取付け口
21,22‥‥連結パネル

Claims (7)

  1. 本体パネルを重ね合せて外周部において粘着性目止め材を貼付し、粘着性目止め材とともに本体パネルを縫合して袋状としたエアバッグであって、かつ前記本体パネル間に前記粘着性目止め材を挟持し、縫合糸で縫合して圧縮してなるエアバッグであって、前記粘着性目止め材は、フレキシブルシート材と、このフレキシブルシート材に塗布した粘着剤とからなり、JIS−L−1096(8.12.1法)による前記フレキシブルシート材の厚み方向の破断伸びが500%以上であり、前記粘着性目止め材は硬化させないことを特徴とするエアバッグ。
  2. 本体パネルを対向させ袋状とし、対向する本体パネルを連結する一又は複数の連結パネルを介して相互に連結したエアバッグであって、本体パネルと連結パネルの本体パネル側基部との間に粘着性目止め材を挟持して重ね合わせて縫合糸で縫合して圧縮してなるエアバッグであって、前記目止め材はフレキシブルシート材と、このフレキシブルシート材に塗布した粘着剤とからなり、JIS−L−1096(8.12.1法)による前記フレキシブルシート材の厚み方向の破断伸びが500%以上であり、前記粘着性目止め材は硬化させないことを特徴とするエアバッグ。
  3. 前記フレキシブルシート材が中間層を有し、当該中間層が紙類、不織布類、フィルム類から形成される補強層であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ。
  4. 前記フレキシブルシート材の厚み方向の破断伸びが800%以上であることを特徴とする請求項1乃至3に記載のエアバッグ。
  5. 前記フレキシブルシート材が、発泡樹脂または発泡ゴムからなることを特徴とする請求項1乃至4に記載のエアバッグ。
  6. 前記発泡樹脂または発泡ゴムが、アクリル系、ウレタン系、シリコーン系、オレフィン系、フッ素系、含塩素系、から選定された1種または2種以上からなることを特徴とする請求項5に記載のエアバッグ。
  7. 前記粘着剤は、アクリル系、ウレタン系、シリコーン系、含ハロゲン系、から選択された1種または2種以上からなることを特徴とする請求項1乃至6に記載のエアバッグ。
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