JP4443333B2 - ハウスの防虫ネット又は防寒布付きシャッター - Google Patents

ハウスの防虫ネット又は防寒布付きシャッター Download PDF

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Description

本発明は、ハウスの防虫ネット又は防寒布付きシャッターに関する。
近時、無農薬による野菜、葉菜、果物、花等の作物が重宝されている。また人々の健康、疾病の回復、或は我国の農業等を考慮した大局的な見地及び/又は地球環境等を念頭においた場合に、この種の無農薬栽培(減農薬を含む)は不可欠と考えられる。従って、このような見地から、ハウス栽培においても、防虫ネットを利用した栽培方法が主流に成りつつある。しかしながら、外気の吸込量の確保及び/又は閉塞時の気密性の確保、又は温(湿)度管理、或はハウスの耕作面積の減少等に関する配慮(工夫)がなく、この防虫ネット付きハウスの普及の障害となっている。
そして、ネットの目合いが、前記外気の吸込量の確保等に影響を与えること、又は温(湿)度管理、作物の生育、またネットの張装面積の確保等とは緊密な関係を有することが実験で解明されるとともに、実際のモデルハウス等の情報として業界で知られてきた。その内容を検討すると、おおよそ次のような結果である。即ち、ネットの目合いが1.0mm程度では、通常のネット構造及び/又は取付け構成を採用しても、前記外気の吸込量の確保、又は温(湿)度管理の適正化が図れるが、この目合いでは小さい虫が侵入し、食害が発生して望ましくない。またネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度では、通常のネット構造及び/又は取付け構成を採用したと仮定した場合は、この目合いから侵入する小さい虫の侵入は防止できる(現状では、略100%の食害が防止できると考えられる)。しかし、前記外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化が図れない(一般的には、7月〜8月において、外気に比し、略2℃〜5℃程度の温度及び/又は略2%〜3%の相対湿度の上昇が考えられる)という現実の問題がある。さらに作物の生育不良の問題が発生し、その改良が望まれる処である。尚、前記略2〜5℃程度の温度上昇による弊害は、通常25℃〜30℃等の高温時に発生し易い。
尚、このネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度で、前記外気の吸込量の確保等、又は温(湿)度管理の適正化を図ると仮定した場合は、開放時(ハウス内への外気の吸込み時)に防虫ネット(防寒布)が確実に開放され、シャッターの略全開状態が確保されている状態であり、前記吸込み量に略相当したハウス内の空気(冷暖気、汚染空気等の内気、又は騒音等)を、確実かつスムーズにハウス外に排出する必要がある。しかし、防虫ネットが、前記開放状態に達しない場合には、記述したハウス栽培に必要とする条件が満たされないことから、大いに問題となる。また防虫ネットが必要以上に開放されると、隣接ハウスとの関係、隣接する建物、通路との関係にも影響することから、このような状況及び/又は他人との関係に十分に配慮することが不可欠である。しかし、これらの点に関して十分な配慮がなされてないのが現況である。
そして、防虫ネット(防寒布)と換気扇との組合せに関する発明、考案は若干散見されるので、本発明と幾分関連性があり、従来の構成に比し改良点が列挙されている文献を説明する。文献(1)は、実開昭62−122239号の「同時吸・排気形換気扇」であり、吸込側のギャラリの下側に形成される吸込口を防虫網(防虫ネット)で閉塞する構成であって、このギャラリからの虫の侵入防止を図ることにある。しかし、この考案は、目合いの問題と、前記吸込み量に略相当したハウス内の空気の排出(ハウスの排気)を図ること、又は温(湿)度管理の適正化等を図ること等に関して改良されておらず問題を残す。また文献(2)は、特開平7−208042号の「虫よけ網付き窓用シャッター」であり、巻き上げ式のシャッターの扉面に虫より用の網を取付けた構成であり、防虫と防犯等を意図する。しかしながら、前述の文献(1)と同様な問題を残す。
実開昭62−122239号
特開平7−208042号
前記文献(1)・(2)は、目合いの問題と、排気を図ること、又は温(湿)度管理の適正化等を図ることに関して改良が図れておらず問題を残す。
上記に鑑み本発明は、ネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度にし、この寸法の目合いで小さい虫の侵入防止を図り(現状では、略100%の食害が防止できると考えられる)、またハウス内の排気と、又は温(湿)度管理の適正化等を図り、現実に即したハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。またこの目合いで、かつハウス内の排気を図ること、又は温(湿)度管理の適正化等を図ることで、作物の生育を図りつつ、品質の向上と、収穫量の拡充とが図れるハウスの防虫ネット又は防寒布付きシャッターを提供する。
請求項1の発明は、ネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度にし、この寸法の目合いで小さい虫の侵入を防止し、現状では、略100%の食害防止を図ること、またハウス内の排気を図ること、又は温(湿)度管理の適正化等を図ることで、作物の生育を図りつつ、品質の向上と、収穫量の拡充とが図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。
請求項1は、ハウスの壁面に設けたシャッターは、枠体と、この枠体に設けたこのシャッターの開口部を開閉するシャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板と、前記枠体に設けた羽根車及び駆動部とを備えてあり、このシャッタープレートは羽根車の風圧で開閉される構成であり、この枠体に、目合いが略0.1mm〜0.6mm程度の防虫ネットの取付側を係止し、またこの防虫ネットの自由端側は開放状態に支持し、この少なくとも開放側に当該防虫ネットの復帰を司る復帰手段を付設ける構成とし、前記防虫ネットで前記シャッターの開放部を閉塞可能としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。
請求項2の発明は、防寒布で小さい虫の侵入防止と、またハウス内の防寒等を図ること、又は温(湿)度管理の適正化等を図ることで、作物の生育を図りつつ、品質の向上と、収穫量の拡充とが図れるハウスの防寒布付きシャッターを提供する。またハウス内を遮蔽することで、作物の盗難防止を図ることを意図する。
請求項2は、ハウスの壁面に設けたシャッターは、枠体と、この枠体に設けたこのシャッターの開口部を開閉するシャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板と、前記枠体に設けた羽根車及び駆動部とを備えてあり、このシャッタープレートは羽根車の風圧で開閉される構成であり、この枠体に、防寒布の取付側を係止し、またこの防寒布の自由端側は開放状態に支持し、この少なくとも開放側に当該防寒布の復帰を司る復帰手段を付設ける構成とし、前記防虫ネットで前記シャッターの開放部を閉塞可能としたハウスの防寒布付きシャッターである。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、又はこの目的を達成するために最適な防虫ネットを提供すること等を意図する。
請求項3は、請求項1の防虫ネットを半截して二枚構成とし、この二枚の防虫ネット片を必要により重畳して前記シャッターの開放部を隠蔽する構成としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。
請求項4の発明は、請求項2の目的を達成すること、又はこの目的を達成するために最適な防寒布を提供すること等を意図する。
請求項4は、請求項2の防寒布を半截して二枚構成とし、この二枚の防寒布片を必要により重畳して前記シャッターの開放部を隠蔽する構成としたハウスの防寒布付きシャッターである。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、又はこの目的を達成するために最適な取付手段を提供すること等を意図する。
請求項5は、請求項1の防虫ネットの一方側を、前記枠体に設けたビニール取付け用の取付手段に係止する構成としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。
請求項6・7の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成すること、又はこの目的を達成するために最適な取付手段及び/又は巻取手段を提供すること等を意図する。
請求項6は、請求項1の防虫ネットの一方側を、前記枠体に設けたビニール取付け用の取付手段に係止し、その他方側にワイヤを係止し、このワイヤを巻戻す巻取手段を設ける構成としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。
請求項7は、請求項2の防寒布の一方側を、前記枠体に設けたビニール取付け用の取付手段に係止し、その他方側にワイヤを係止し、このワイヤを巻戻す巻取手段を設ける構成としたハウスの防寒布付きシャッターである。
請求項1の発明は、ハウスの壁面に設けたシャッターは、枠体と、枠体に設けたシャッターの開口部を開閉するシャッタープレートと、シャッタープレートを動かす連動板と、枠体に設けた羽根車及び駆動部とを備えてあり、シャッタープレートは羽根車の風圧で開閉される構成であり、枠体に、目合いが略0.1mm〜0.6mm程度の防虫ネットの取付側を係止し、また防虫ネットの自由端側は開放状態に支持し、少なくとも開放側に防虫ネットの復帰を司る復帰手段を付設ける構成とし、防虫ネットでシャッターの開放部を閉塞可能としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。
従って、請求項1は、ネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度にし、この寸法の目合いで小さい虫の侵入を防止し、現状では、略100%の食害防止が図れること、またハウス内の排気が図れること、又は温(湿)度管理の適正化等が図れることで、作物の生育を図りつつ、品質の向上と、収穫量の拡充とが図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供できる。
請求項2の発明は、ハウスの壁面に設けたシャッターは、枠体と、枠体に設けたシャッターの開口部を開閉するシャッタープレートと、シャッタープレートを動かす連動板と、枠体に設けた羽根車及び駆動部とを備えてあり、シャッタープレートは羽根車の風圧で開閉される構成であり、枠体に、防寒布の取付側を係止し、また防寒布の自由端側は開放状態に支持し、少なくとも開放側に防寒布の復帰を司る復帰手段を付設ける構成とし、防虫ネットでシャッターの開放部を閉塞可能としたハウスの防寒布付きシャッターである。
従って、請求項2は、防寒布で小さい虫の侵入防止と、またハウス内の防寒等が図れること、又は温(湿)度管理の適正化等が図れることで、作物の生育を図りつつ、品質の向上と、収穫量の拡充とが図れるハウスの防寒布付きシャッターを提供できる。またハウス内を遮蔽することで、作物の盗難防止を図る特徴がある。
請求項3の発明は、請求項1の防虫ネットを半截して二枚構成とし、二枚の防虫ネット片を必要により重畳してシャッターの開放部を隠蔽する構成としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、又はこの目的を達成するために最適な防虫ネットを提供できること等の特徴がある。
請求項4の発明は、請求項2の防寒布を半截して二枚構成とし、二枚の防寒布片を必要により重畳してシャッターの開放部を隠蔽する構成としたハウスの防寒布付きシャッターである。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、又はこの目的を達成するために最適な防寒布を提供できること等の特徴がある。
請求項5の発明は、請求項1の防虫ネットの一方側を、枠体に設けたビニール取付け用の取付手段に係止する構成としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。
従って、請求項5は、請求項1の目的を達成できること、又はこの目的を達成するために最適な取付手段を提供できること等の特徴がある。
請求項6の発明は、請求項1の防虫ネットの一方側を、枠体に設けたビニール取付け用の取付手段に係止し、他方側にワイヤを係止し、ワイヤを巻戻す巻取手段を設ける構成としたハウスの防虫ネット付きシャッターである。
また請求項7の発明は、請求項2の防寒布の一方側を、枠体に設けたビニール取付け用の取付手段に係止し、他方側にワイヤを係止し、ワイヤを巻戻す巻取手段を設ける構成としたハウスの防寒布付きシャッターである。
従って、請求項6・7の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成できること、又はこの目的を達成するために最適な取付手段及び/又は巻取手段を提供できること等の特徴がある。
本発明の防虫ネット付きシャッターは、主としてハウスの一方側(吐出側)の壁面に設けた防虫ネット付きシャッターで、羽根車及び/又はモータ等の駆動手段を付設する。尚、吸込側に同じ構成の防虫ネット付きシャッター、又は防虫ネット等を付設できる。そして、図1は本発明のハウスの一方側及び/又は他方側に防虫ネット付きシャッターを付設したハウスの全体を示す縮尺模式図で、図2は図1の一方側のシャッターの一例を示した正面図、図3−1は図2のシャッターの側面図、図3−2は図2のシャッターのビニール等の取付手段の一例を示した拡大断面図、図3−3は図2のシャッターに設けたビニール等の取付手段の一例を示した拡大正面図である。また図4−1はシャッターに取付けた防虫ネットの第一の例(二枚構成の一例)であって、防虫ネットが開放された状態を示した斜視図、図4−2は図4−1に示した防虫ネットの閉塞状態を示した斜視図、図5はシャッターに取付けた防虫ネットの第二の例(二枚構成の他の一例)であって、防虫ネットが開放された状態を示した斜視図、図6−1はシャッターに取付けた防虫ネットの第三の例(一枚構成の一例)であって、防虫ネットが開放された状態を示した斜視図、図6−2は図6−1に示した防虫ネットの閉塞状態を示した斜視図、図6−3は図6−1に示した防虫ネットの閉塞状態を示した側面図、また図6−4は図6−1に示した防虫ネットの閉塞状態を示した側面図、さらに図7−1はシャッターに取付けた防寒布の第一の例(一枚構成の一例)であって、防寒布が開放された状態を示した斜視図、図7−2は図7−1に示した防寒布の閉塞状態を示した斜視図、また図8−1は本発明のハウスの他方側に付設する吸込み口(防虫ネット付きシャッター)の全体を示す模式図、図8−2は図8−1の防虫シャッターの平面図、図8−3は図8−1の防虫シャッターの側面図である。
1はビニールハウス、ガラスハウス等のハウス(温室)で、このハウス1の長手方向1aの一方側100(一例であり限定されず天井面、側面等の一方側を含む。以下同じ)にはシャッター2が付設されている(設けられている)。このシャッター2は、図2〜図3−3で示すようにシャッター枠体200と、このシャッター枠体200に可動自在に設けた複数枚のシャッタープレート201(各シャッタープレート201とする)と、この各シャッタープレート201を連動する連動板202と、シャッター枠体200の周辺に設けたビニール等の取付手段203と、前記シャッター枠体200に設けたベルマウス204(フアン枠体)と、このベルマウス204に設けた前記各シャッタープレート201を開放する羽根車205と、この羽根車205を駆動する駆動手段206とで構成される。従って、羽根車205が駆動手段206の駆動で回転し、この羽根車205の回転により各シャッタープレート201が風圧で可動し、この各シャッタープレート201が開放されるとともに、この開放の際に各シャッタープレート201は連動板202により略同時に可動(上下動)する。そして、このシャッタープレート201の開放時に後述する防虫ネット3の開放が確保されるが、図示の如く、略45°〜50°程度持上げられた状態となる。勿論、この持上げられた状態は一例であり、例えば、排気量、後述する錘4等により異なる。またこの駆動手段206の駆動停止で、羽根車205が停止し、この羽根車205の停止により各シャッタープレート201は、その自重及び/又は連動板202の自重(場合によりスプリング等の復帰手段)で同時に復帰し、当該各シャッタープレート201と連動板202とは略同時に復帰(可動)する。そして、この復帰により各シャッタープレート201が閉塞され、シャッター2が同時に閉塞される。またこの各シャッタープレート201の閉塞時に後述する防虫ネット3の閉塞が確保される。
尚、ハウス1の長手方向1aの他方側101(一例であり限定されず天井面、側面等の一方側を含む。以下同じ)に設けた吸込み口1cには、後述する防虫ネット3−1及び/又はシャッター2−1が設けられており、このシャッター2−1は気密状に設けられている。この防虫ネット3−1は、略0.1mm〜0.6mm程度とし、虫の侵入を防止しつつ、ハウス1内への空気の吸込量の減少を回避するために、防虫ネット3−1に張装面積、又は折畳み等によって表面積の確保を図る構成とする。また図示しないシャッターに防虫ネット3−1を装備する構成もあり得る。尚、このシャッター2−1は、図8−1〜図8−3に示すように、シャッター枠体200−1と、このシャッター枠体200−1に可動自在に設けた複数枚のシャッタープレート201−1(各シャッタープレート201−1とする)と、この各シャッタープレート201−1を連動する連動板202−1と、シャッター枠体200−1の周辺に設けたビニール等の取付手段203−1と、必要により設けられる駆動手段206−1とで構成される。
シャッター2に取付けられ、このシャッター2の閉塞と開放時に、それぞれ閉塞と開放となる防虫ネット3は、その取付側3aをシャッター枠体200の方形状周辺に設けた取付手段203に、ハウス1の壁面1bを構成するビニールとともに取付ける構成が簡便であり、また気密性の確保と、取付け・取外しの容易化等に寄与できる。この取付け方法の好ましい、一例は、シャッター枠体200の表面側に設けた取付手段203の取付枠体203aに、この防虫ネット3の取付側3a及び/又はビニールを挿入し、その上からスプリング方式の押え線材203bを圧入してワンタッチで気密状に取付ける。この取付け方法は、部品の有効利用と、構造の簡略化と、取付け・取外し等の簡便化、またこの取付手段203の有効利用、又は取付けロスの減少化、気密性の確保と防虫効果等が図れる。そして、その取外しは、押え線材203bと、防虫ネット3の取付側3a及び/又はビニールを順次取外すことで、ワンタッチにより取外しできる。この防虫ネット3の自由端側3bには錘4、又は磁石400等を取付け、この防虫ネット3の容易な復帰と、防虫ネット3でシャッター2を閉塞時に、この防虫ネット3及び/又はシャッター2のバタツキ防止、気密性、又は防犯性等の確保と、隠蔽保護が図れる。また防虫ネット3は図4−1、図4−2と、図5に示した二枚構成(二枚の防虫ネット片による構成)と、図6−1、図6−2に示した一枚構成とが考えられるが、二枚構成の重畳方式、寸法が異なる二枚構成、短冊方式の二枚構成等の各種の態様が可能である。この二枚構造においても自由端に錘4、又は磁石400等を取付ける。また前記二枚の防虫ネット片の形状、寸法等は、開放の程度、作物の種類、気候・虫等の条件等によって変更されることから限定されない。尚、図5の例では、防虫ネット3をワンウェイ式のモータ301及び/又はワイヤ302(紐)を利用し、巻取り部に強制的に巻戻す構成とすることも可能である。尚、この例では、閉塞(停止)時において、各シャッタープレート201の重なり等の間で形成される僅かな隙間及び/又はシャッター枠体200の枠内周と各シャッタープレート201の両端間で形成される僅かな隙間等より侵入する虫は防虫ネット3で捕捉できる。そして、前記隙間は風のある際に発生し、また風がある際に、虫の移動が活発となり易いこと等を考量すると、この防虫ネット3による捕捉は極めて有益であると考えられる。またハウス1内で仕事する図示しない虫の逃避を防止できる(他の例も同じ)。
図8−1〜図8−3に示したこの防虫ネット3と略同じ構造の防虫ネット3−1の場合には、この防虫ネット3−1の開放側3a−1をシャッター2−1に取付ける場合は、そのシャッター枠体200−1に設けたビニール用の取付手段203−1で取付け、望ましくはハウス1の壁面1bとともに、押え線材203b−1の取付枠体203a−1への圧入で取付け、この押え線材203b−1の離脱で取外す。従って、取付け(取外し)の容易化、簡便化、又は気密性の確保と、機構の簡素化等に役立つ利点がある。そして、この防虫ネット3−1は、この防虫ネット3−1の略0.1mm〜0.6mm程度の目合いによる空気の吸込量の減少を回避するために、張装面積Aを確保し、袋形状にする。この袋形状を確保する方法は、図8−2、図8−3に示した一例がある。防虫ネット3−1の排出側3b−1をハウス1に立設したポール300又は枠材等を利用して架設し、前述の如く、開放側3a−1をシャッター枠体200−1に設ける構成により確保する。また図示しないが、防虫ネット3−1を、ハウス1の天井及び/又は梁材と吊下げ手段を介して付設することも可能である。この防虫ネット3−1には、開閉自在でなる虫の取出し口を設ける。また防虫ネット3とポール300は、バンド方式による取付け、金具方式、又は差込み式等で、防虫ネット3の形状を確保できる構成が望ましいが、必要により、釦方式、面ファスナー方式等で、形状の変更ができる構成も可能である。この例は、吸込み空気の略均等化が図れることから、例えば、従来のシャッター(図示しない)と略同じ機能を備えている。そして、この例においても、閉塞時において、各シャッタープレート201−1の重なり等の間で形成される僅かな隙間及び/又はシャッター枠体200−1の枠内周と各シャッタープレート201−1の両端間で形成される僅かな隙間等より侵入する虫は防虫ネット3−1で捕捉できる。そして、前記隙間は風のある際に発生し、また風がある際に、虫の移動が活発となり易いこと等を考量すると、この防虫ネット3による捕捉は極めて有益であると考えられる。
尚、図7−1、図7−2に示すようにシャッター2側の防虫ネット3を、防寒布3−2に変更可能とし、冬季等における寒さ対策と、防温、防音、防犯効果等を達成することも可能である。また図示しないが、シャッター2−1側の防虫ネット3−1を、防寒布3−2に変更可能とし、冬季等における寒さ対策と、防温、防音、防犯効果等を達成することも可能である。この防寒布3−2は、図示しないが二枚の防寒布片による構成も可能であり、またこの二枚の防寒布片の形状、寸法等は、開放の程度、作物の種類、気候・虫等の条件等によって変更されることから限定されない。
このシャッター2、シャッター2−1及び/又は防虫ネット3、3−1は、作物の種類及び/又は栽培・気候等の条件等により、ハウス1の壁面1bの所定高さに取付けられる。この取付け位置と、防虫ネット3等との形状及び/又は寸法等は相関関係を有する。
本発明のハウスの一方側及び/又は他方側に防虫ネット付きシャッターを付設したハウスの全体を示す縮尺模式図 シャッターの一例を示した正面図 図2のシャッターの側面図 図2のシャッターのビニール等の取付手段の一例を示した拡大断面図 図2のシャッターに設けたビニール等の取付手段の一例を示した拡大正面図 シャッターに取付けた防虫ネットの第一の例(二枚構成の一例)であって、防虫ネットが開放された状態を示した一部省略の斜視図 図4−1に示した防虫ネットの閉塞状態を示した斜視図 シャッターに取付けた防虫ネットの第二の例(二枚構成の他の一例)であって、防虫ネットが開放された状態を示した一部省略の斜視図 シャッターに取付けた防虫ネットの第三の例(一枚構成の一例)であって、防虫ネットが開放された状態を示した斜視図 図6−1に示した防虫ネットの閉塞状態を示した斜視図 図6−1に示した防虫ネットの閉塞状態を示した側面図 図6−1に示した防虫ネットの閉塞状態を示した側面図 シャッターに取付けた防寒布の第一の例(一枚構成の一例)であって、防寒布が開放された状態を示した斜視図 図7−1に示した防寒布の閉塞状態を示した斜視図 本発明のハウスの他方側に付設する吸込み口(防虫ネット付きシャッター)の全体を示す模式図 図8−1の防虫シャッターの平面図 図8−1の防虫シャッターの側面図
符号の説明
1 ハウス
1a 長手方向
1b 壁面
1c 吸込み口
100 一方側
101 他方側
2 シャッター
200 シャッター枠体
201 シャッタープレート
202 連動板
203 取付手段
203−1 取付手段
203a 取付枠体
203a−1 取付枠体
203b 押え線材
203b−1 押え線材
204 ベルマウス
205 羽根車
206 駆動手段
2−1 シャッター
200−1 シャッター枠体
202−1 連動板
201−1 シャッタープレート
206−1 駆動手段
3 防虫ネット
3a 取付側
3b 自由端側
3−1 防虫ネット
3a−1 開放側
3b−1 排出側
3−2 防寒布
300 ポール
301 モータ
302 ワイヤ
4 錘
400 磁石
A 張装面積

Claims (7)

  1. ハウスの壁面に設けたシャッターは、枠体と、この枠体に設けたこのシャッターの開口部を開閉するシャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板と、前記枠体に設けた羽根車及び駆動部とを備えてあり、このシャッタープレートは羽根車の風圧で開閉される構成であり、この枠体に、目合いが略0.1mm〜0.6mm程度の防虫ネットの取付側を係止し、またこの防虫ネットの自由端側は開放状態に支持し、この少なくとも開放側に当該防虫ネットの復帰を司る復帰手段を付設ける構成とし、前記防虫ネットで前記シャッターの開放部を閉塞可能としたハウスの防虫ネット付きシャッター。
  2. ハウスの壁面に設けたシャッターは、枠体と、この枠体に設けたこのシャッターの開口部を開閉するシャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板と、前記枠体に設けた羽根車及び駆動部とを備えてあり、このシャッタープレートは羽根車の風圧で開閉される構成であり、この枠体に、防寒布の取付側を係止し、またこの防寒布の自由端側は開放状態に支持し、この少なくとも開放側に当該防寒布の復帰を司る復帰手段を付設ける構成とし、前記防寒布で前記シャッターの開放部を閉塞可能としたハウスの防寒布付きシャッター。
  3. 請求項1の防虫ネットは半截して二枚構成とし、この二枚の防虫ネット片を必要により重畳して前記シャッターの開放部を隠蔽する構成としたハウスの防虫ネット付きシャッター。
  4. 請求項2の防寒布は半截して二枚構成とし、この二枚の防寒布片を必要により重畳して前記シャッターの開放部を隠蔽する構成としたハウスの防寒布付きシャッター。
  5. 請求項1の防虫ネットの一方側を、前記枠体に設けたビニール取付け用の取付手段に係止する構成としたハウスの防虫ネット付きシャッター。
  6. 請求項1の防虫ネットの一方側を、前記枠体に設けたビニール取付け用の取付手段に係止し、その他方側にワイヤを係止し、このワイヤを巻戻す巻取手段を設ける構成としたハウスの防虫ネット付きシャッター。
  7. 請求項2の防寒布の一方側を、前記枠体に設けたビニール取付け用の取付手段に係止し、その他方側にワイヤを係止し、このワイヤを巻戻す巻取手段を設ける構成としたハウスの防寒布付きシャッター。
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