JP4442032B2 - ステッピングモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として情報関係機器に使用されるステッピングモータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報関係機器においてはますます高い信頼性を有するステッピングモータ(以下モータという)が求められている。
【0003】
モータは、高い生産性と同時に高信頼性が要求される。図5に従来のモータの構造を示す。6はコイル7と櫛歯状ヨーク8より構成されるステータであり、9は含油メタル軸受、10は摺動ワッシャ、111は略円筒状で円周方向に多極着磁されているマグネット1を有するロータである。従来、モータのロータとしては、特願平11−132268号公報に記載されたものが知られている。
【0004】
図4に従来のモータに用いられるロータ111の製造方法を示す。図4において1は略円筒状で円周方向に多極着磁されているマグネット、2は前記マグネットと同軸に配設されているシャフト、31は前記シャフト2と前記マグネット1とを結合する熱硬化性樹脂よりなる成形部材である。モータのロータは、成形金型4にシャフト2とマグネット1を挿入し熱硬化性樹脂からなる成形部材31を注入・硬化させ完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のロータは熱硬化性樹脂からなる成形部材31を注入・硬化させている。熱硬化性樹脂は、成形時の流動性が良好でかつ、収縮率が小さいので高精度のモータ用ロータを得ることができる。しかしその反面、微小な隙間にも侵入しバリが発生しやすいという課題があった。特にシャフトと成形金型との隙間にバリが付着すると成形金型からロータが取り出しにくいと同時にロータを取り出した後に成形金型あるいはシャフトにバリが付着残留する。シャフトにバリが付着残留した場合は、軸受との摺動部に侵入してモータ寿命の低下を招き、成形金型にバリが付着残留した場合は、成形金型へシャフトが挿入しにくいという課題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、シャフトと成形金型の隙間へのバリの発生を押さえ高信頼性で且つ生産性が良好なロータを有するモータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、一体成形前に事前に耐熱性の薄板材を成形部材端面の位置に圧入したシャフトをマグネットと共に熱硬化性樹脂にて一体成形したものである。
【0008】
これにより、成形金型とシャフトの隙間を耐熱性薄板材でふさぐことができ、シャフトと金型の隙間に熱硬化性樹脂が侵入しバリが発生する不具合を解消することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、略円筒状で円周方向に多極着磁されているマグネットと、前記マグネットと同軸に配設されているシャフトと、前記シャフトと前記マグネットとを結合する熱硬化性樹脂よりなる成形部材と、前記シャフトに圧入し前記成形部材端面の位置に配置し前記マグネットと共に一体成形される耐熱性の薄板材とを備えたロータを有するステッピングモータの製造方法であって、前記薄板材を圧入した前記シャフトを成形金型に挿入した際、前記薄板材が前記成形金型に密着し、前記成形金型と前記シャフトの隙間を前記薄板材でふさぐことを特徴とするステッピングモータの製造方法であり、シャフトと成形金型の隙間に熱硬化性樹脂が侵入しバリが発生する不具合を解消するという作用を有する。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1の薄板材を耐熱性の摺動材としたものであり、軸受との摺動面に挿入するワッシャを省略できるという作用を有する。
【0011】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【0012】
(実施例1)
図1において、略円筒状で円周方向に多極着磁されているマグネット1と、前記マグネット1と同軸に配設されているシャフト2と、前記シャフト2と前記マグネット1とを結合する熱硬化性樹脂よりなる成形部材3と、前記シャフト1に圧入し前記成形部材3端面の位置に配置し前記マグネット1と共に一体成形される耐熱性薄板材5とから構成されている。
【0013】
上記構成により耐熱性薄板材5を圧入したシャフト2を成形金型4に挿入した際、耐熱性薄板材5が成形金型4に密着し成形金型4とシャフト2の隙間を耐熱性薄板材5でふさぐことができ、シャフト2と成形金型4の隙間に熱硬化性樹脂よりなる成形部材が侵入しバリが発生することを解消することができる。図2は本実施例のロータ11を用いたモータの構造図であり、ロータを除く構成は従来と同様である。
【0014】
(実施例2)
図1において耐熱性薄板材5は、摺動材から構成されている。図3は本実施例のロータ11を用いたモータの構造図であり、実施例1に比較し軸受との摺動面に挿入するワッシャを省略することができる。
【0015】
【発明の効果】
上記実施例の記載から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、シャフトと成形金型の隙間に熱硬化性樹脂よりなる成形部材が侵入しバリが発生する不具合を解消することができるので高信頼性で且つ生産性が良好なロータを有するモータを提供できるという有利な効果が得られる。
【0016】
また、請求項2記載の発明によれば、軸受との摺動面に挿入するワッシャを省略することができ安価なモータを得られる。
【0017】
また、本発明によるステッピングモータを使用することにより、高信頼性あるいは、安価なプリンター等の情報関係機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるステッピングモータのロータおよび成形金型を示す断面図
【図2】本発明の実施例1によるステッピングモータの断面図
【図3】本発明の実施例2によるステッピングモータの断面図
【図4】従来のステッピングモータのロータおよび成形金型を示す断面図
【図5】従来のステッピングモータの断面図
【符号の説明】
1 マグネット
2 シャフト
3 熱硬化性樹脂よりなる成形樹脂
4 成形金型
5 耐熱性薄板材
6 ステータ
7 コイル
8 ヨーク
9 含油メタル軸受
10 ワッシャ
11 ロータ

Claims (2)

  1. 略円筒状で円周方向に多極着磁されているマグネットと、前記マグネットと同軸に配設されているシャフトと、前記シャフトと前記マグネットとを結合する熱硬化性樹脂よりなる成形部材と、前記シャフトに圧入し前記成形部材端面の位置に配置し前記マグネットと共に一体成形される耐熱性の薄板材とを備えたロータを有するステッピングモータの製造方法であって、前記薄板材を圧入した前記シャフトを成形金型に挿入した際、前記薄板材が前記成形金型に密着し、前記成形金型と前記シャフトの隙間を前記薄板材でふさぐことを特徴とするステッピングモータの製造方法
  2. 前記薄板材は耐熱性の摺動材であることを特徴とする請求項1記載のステッピングモータの製造方法
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