JP4441519B2 - 厚肉成形品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

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本発明は、単一の射出装置から複数基の成形型に対して交互に溶融材料を射出して、厚肉成形品を製造する方法及びその製造装置に関するものである。
「RV車」と称される車高の高い車両では、通常のドアミラーのみでは、運転中の運転者(即ち、運転席に着席した状態の運転者)から周囲の視認がしにくくなる場合がある。特に、助手席側のタイヤ付近を視認することが困難であり、そのまま走行すると、歩行者(特に幼児)の巻き込み事故を起こすおそれがある。これを防止するため、ドアミラーの下方や助手席側のフェンダーの部分にサイドミラーが取り付けられている。
しかし、上記したサイドミラーは、車両の美観を損なうと共に、走行中の風切り音を発生し易くしてしまう。このため、ドアミラーに一体に取り付けた補助ミラーが公知である。上記した補助ミラーとして、ある種のレンズ状成形体を使用することが想定される。即ち、車両の助手席側に取り付けられるドアミラーの下部に、透明部材より成り、光を屈折可能なレンズ部品を組み込んだ補助ミラーを取り付ける。運転者は、運転席に着席したまま、ドアミラーにおける補助ミラーの部分を視認することにより、助手席側の下方領域120の状況を確認することができる(図3参照)。
しかし、上記したレンズ状成形体のように、厚肉部と薄肉部とを有する部品を射出成形によって成形する場合、射出された溶融材料は薄肉部から固化され、厚肉部は遅れて固化される。このため、固化された厚肉部に、「ひけ」と称される窪みが形成されてしまう。ひけの原因として、溶融材料の比容積の大小や溶融材料のバックフロー(射出された溶融樹脂が逆流する現象)も想定される。
この不具合を解消するため、例えば特許文献1に開示される射出成形方法が存している。しかし、この技術では、圧縮ばねの弾性復元力により、減少した体積分の溶湯(溶融樹脂)を補充する形態であるため、微小な圧力変化に対応できないという不具合がある。特に、厚肉で、かつその厚みが一様でない成形品の場合、いずれの部分が最初に固化されるのかを特定することが困難であるため、圧縮ばねが作動しないおそれがある。
しかも、レンズ状成形体のような厚肉樹脂成形品や発泡成形品のように冷却に長時間を有するもの、或いはゴム成形品のように加硫に長時間を要するものを射出成形により成形する場合、成形型を型閉じさせたまま長時間に亘って保持しなくてはならないため、製造効率が悪い。このため、例えば、特許文献2では、射出成形装置の機台に一対の型締め機構を配設し、それらを交互に使用することによって射出成形装置の稼動効率を上げる技術が開示されている。
しかし、上記した技術では、射出成形装置の構造が複雑になってしまうと共に、竪型の射出成形装置に限定されてしまう。
特開2003−88945号公報 特開平6−278158号公報
本発明は、上記した不具合に鑑み、厚肉成形品にひけが生じないようにすることを課題とすると共に、その製造装置の稼動効率を良好にすることを課題としている。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記した課題を解決するための本発明は、
単一の射出成形装置から複数基の成形型に対して交互に溶融材料を射出して、厚肉成形品を製造する方法であって、
型締めされた成形型のキャビティに、射出ヘッドから成形型のスプール、ランナ及びゲートを経て溶融樹脂を射出する溶融樹脂射出工程と、
前記成形型のキャビティに充填された溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を、圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うように、キャビティ側へ押し込むことにより、前記キャビティ内の非固化樹脂に対して2次圧力を加える2次圧付与工程と、
その2次圧を付与した後に前記キャビティ内の樹脂を固化させる固化工程と、
を含み、
前記射出成形装置の射出装置と対峙する成形位置において前記溶融材料射出工程が完了した成形型を、それ以外の位置である退避位置に移動させて2次圧付与と固化の各工程を行う操作と、前記退避位置において2次圧付与と固化の各工程が完了した成形型を成形位置に移動させ、型開きして厚肉成形品を排出させた成形型に前記溶融材料射出工程を行う操作とを、複数基の成形型に対して交互に行うことを特徴としている。
請求項1の発明では、単一の射出成形装置の射出装置と対峙する成形位置に配置された第1の成形型に溶融材料射出工程が行われた後、前記第1の成形型は、前記成形位置から退避位置に移動され、前記退避位置において2次圧付与と固化の各工程が行われる。そして、前記成形位置には第2の成形型が配置され、溶融材料射出工程が行われる。2次圧付与と固化の各工程が終了した第1の成形型は、前記成形位置に配置されている第2の成形型と入れ替って成形位置に移動され、型開きされて厚肉成形品が排出された後、溶融材料射出工程が行われる。退避位置に移動された第2の成形型は、第1の成形型と同様に、2次圧付与と固化の各工程が行われる。このように、単一の射出成形装置の射出装置と対峙する成形位置と、それ以外の位置である退避位置に交互に配置された複数の成形型に対して、溶融材料射出、2次圧付与及び固化の各工程が行われる。
これにより、各成形型に射出された溶融材料は、非固化状態で2次圧力が付与されるため、キャビティ内で固化途中に減少される溶融材料の容積の減少分が補充され、厚肉成形品にひけが生じることが防止される。そして、上記した結果、複数の成形型に対して、溶融材料射出工程と、2次圧付与及び固化の各工程とが交互に行われるため、厚肉成形品にひけが生じさせずにその成形効率が良好になり、その製造装置の稼動効率が良好になる。
請求項2の発明は、
単一の射出成形装置から複数基の成形型に対して交互に溶融材料を射出して、厚肉成形品を製造する方法であって、
型締めされた成形型のキャビティに、射出ヘッドから成形型のスプール、ランナ及びゲートを経て溶融樹脂を射出する溶融樹脂射出工程と、
前記成形型のキャビティに充填された溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を、圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うように、キャビティ側へ押し込むことにより、前記キャビティ内の非固化樹脂に対して2次圧力を加える2次圧付与工程と、
その2次圧を付与した後に前記キャビティ内の樹脂を固化させる固化工程と、
を含み、
前記射出成形装置の射出装置と対峙する成形位置において前記溶融材料射出と2次圧付与の各工程が完了した成形型を、それ以外の位置である退避位置に移動させて固化工程を行う操作と、前記退避位置において固化工程が完了した成形型を成形位置に移動させ、型開きして厚肉成形品を排出させた成形型に前記溶融材料射出と2次圧付与の各工程を行う操作とを、複数基の成形型に対して交互に行うことを特徴としている。
請求項2の発明では、単一の射出成形装置の射出装置と対峙する成形位置に配置された第1の成形型に溶融材料射出と2次圧付与の各工程が行われた後、前記第1の成形型は、前記成形位置から退避位置に移動され、前記退避位置において固化工程が行われる。このため、請求項1と同様な作用効果が奏される。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明を前提として、前記各成形型には圧力センサが取り付けられていて、前記成形位置における溶融材料射出工程が完了したとき、及び前記退避位置における固化工程が完了したときに、前記圧力センサから各工程の完了信号が発信されることを特徴としている。
請求項3の発明では、前記成形位置における溶融材料射出工程と、前記退避位置における固化工程が終了したことは、各成形型に取り付けられた圧力センサから発信された完了信号によって通知される。これにより、各成形型を成形位置と退避位置との間を迅速に移動させることができ、製造装置の稼動効率が更に良好になる。
請求項4の発明は、請求項3の発明を前提として、前記各成形型の前記成形位置と前記退避位置との移動は、前記各工程の完了信号が発信された後に行われることを特徴としている。
請求項4の発明では、各工程の完了信号が発信された後で、各成形型が成形位置と退避位置との間を移動されるため、装置を損傷するおそれが少なくなる。
請求項5の発明は、
単一の射出成形装置から複数基の成形型に対して交互に溶融材料を射出して、厚肉成形品を製造するための装置であって、
固定型と可動型が型締めされることにより厚肉樹脂成形品を成形するためのキャビティが形成されるとともに、そのキャビティにスプールから溶融樹脂を導くランナ及びゲートが形成される成形型と、
その成形型のスプールから前記ランナ及びゲートを経て前記キャビティに溶融樹脂を射出する射出装置と、
前記キャビティ内に射出された溶融樹脂が所定の圧力に保持される自己保持過程において前記キャビティ内の非固化樹脂に対し前記自己保持過程の圧力を増圧するように2次圧力を加える2次圧付与装置と、
各成形型のキャビティにスプール、ランナ及びゲートを介して溶融材料を射出して、各成形型を型締めするための型締め装置と、
溶融材料が射出された各成形型を、前記射出成形装置の射出装置と対峙する成形位置から離脱させ、前記成形位置とそれ以外の位置である退避位置とに交互に配置させるための成形型移動装置と、を備え、
その2次圧付与装置は、前記成形型の前記パーティングラインに沿うように設けられたピストン又はプランジャを備えた圧縮アクチュエータを含み、
その2次圧付与装置は、前記成形型のキャビティに充填された溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を、前記圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うようにキャビティ側へ押し込むことにより前記キャビティ内の樹脂に2次圧を付与することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1又は2の発明を装置の観点から見たものであり、請求項1又は2の発明と同様な作用効果が奏される。
請求項6の発明は、請求項5の発明を前提として、前記2次圧付与装置は、複数基の成形型のそれぞれに取り付けられていることを特徴としている。
請求項6の発明では、各成形型に2次圧付与装置が取り付けられているため、各成形型において個別に2次圧付与工程が行われる。この結果、各成形型を自在に移動させることができる。
本発明の実施例を説明する。本明細書では、厚肉樹脂成形品の一例として、ドアミラー100に組み込まれる補助ミラー110の製造方法及び製造装置について説明する。図1は、補助ミラー110が組み込まれたドアミラー100の正面図、図2は同じく底面図である。
最初に、ドアミラー100について説明する。図1及び図2に示されるように、ドアミラー100は、ハウジング1に組み込まれたミラー本体2と、その下方部分に配置される補助ミラー110とを備えている。この補助ミラー110は、透明なアクリル樹脂材より成り、光を屈折可能なレンズ部品(図示せず)を鋳ぐるんだレンズ状成形体であり、レンズ面である結像面3と入射面4とを備えている。図3に示されるように、車両5の助手席側の四角部分(下方領域120)は、入射面4からレンズ部品を介して屈折し、結像面3に映し出される。運転席に着席した運転者は、結像面3を視認することにより、車両の助手席側の下方領域120の状況を確認することができるため、歩行者(特に、幼児)の巻き込み防止が図られる。なお、図1において、6は、補助ミラー110をハウジング1に固定するための補助ミラー取付部であり、7は、ドアミラー100を車体(図示せず)に支持するための支持部材である。
次に、射出成形装置130について説明する。本発明の第1実施例の射出成形装置130は、図4に示されるように、可動型8と固定型9とを備える2基の成形型140a,140bと、各成形型140a,140bのキャビティ11に溶融樹脂を射出するための射出装置150と、各成形型140a,140bにおける可動型8と固定型9との型閉じ状態を保持させる型締め装置160と、各成形型140a,140bのキャビティ11に射出された溶融樹脂が固化する前に、その非固化状態の溶融樹脂をキャビティ11に向かって押し込むための2次圧付与装置170と、各成形型140a,140bを成形位置と退避位置との間で交互に移動させるための成形型移動装置180とを備えている。第1実施例の射出成形装置130の場合、各成形型140a,140bに2次圧付与装置170が配設されている。
成形型移動装置180について説明する。図4の(a),(b)に示されるように、各成形型140a,140bは、ベース12に設置されている。このベース12は、可動盤13に所定間隔をおいて敷設された2本のガイドレール14に各ガイド体15を介してスライド可能に装着されている。また、可動盤13における一対のガイドレール14の間には、それらの長手方向に沿って油圧シリンダ16が配設されていて、そのロッド16aがベース12と連結されている。油圧シリンダ16を作動させて、そのロッド16aを進退させることにより、ベース12をガイドレール14の長手方向に沿ってスライドさせることができる。
次に、成形型140a,140bについて説明する。各成形型140a,140bは同一のものであるため、以下、成形型140aについてのみ説明する。図5に示されるように、本実施例の補助ミラー110の成形型140aは、可動型8と固定型9とを備えていて、固定型9に補助ミラー110の形状に対応するキャビティ11が形成されている。成形型140aにおける可動型8と固定型9は、型締め装置160によって型閉じ及び型開きが行われる。固定型9において、可動盤137と対向する部分には、連結ブッシュ18が取り付けられていて、その内側部分には、射出された溶融樹脂の経路となるスプール19が、円錐形状にして設けられている。そして、スプール19の軸線L1の延長線上で、油圧シリンダ21(後述)のロッド21aの軸線L2とが交差する部分には断面形状が台形のランナ22が設けられている。ランナ22の延長線上には、ランナ22の軸線L3(ランナ22の重心位置に配置される軸線)と同軸の軸線L4を有し、かつ断面形状がランナ22よりも少し小さな相似台形形状のゲート23が連続して設けられている。本実施例の成形型140の場合、ランナ22の軸線L3は、スプール19の軸線L1と直交していて、かつ油圧シリンダ21のロッド21aの軸線L2と同軸である。射出装置150の射出ヘッド20から射出された溶融樹脂は、可動盤137から固定型9のスプール19を経てランナ22に入り、その流路を直角に曲げられて流れ、ゲート23を介してキャビティ11に流入される。なお、図4において、24は、コールドスラグウエルである。そして、スプール19及びコールドスラグウエル24と、ランナ22及びゲート23との接合部には、それらを補強するための各リブ25が形成される。
次に、2次圧付与装置170について説明する。本実施例の2次圧付与装置170は、油圧シリンダ21である。図5に示されるように、油圧シリンダ21のロッド21aの先端部には、圧縮中子27が固着されている。圧縮中子27の断面形状は、ゲート23の断面形状と同一の台形形状である。また、圧縮中子27の軸線L5は、ランナ22及びゲート23の軸線L3,L4と同軸にして、その重心位置に配置されている(図6参照)。
ゲート23におけるキャビティ11の入口部の近傍には、圧力センサ28が取り付けられている。圧力センサ28は、キャビティ11に充填された溶融樹脂の圧力を計測するためのものであり、油圧シリンダ21のコントローラ29に接続されている。後述するように、キャビティ11に射出された溶融樹脂が固化する前に、油圧シリンダ21が作動され、そのロッド21aが前進される。これにより、ランナ22及びゲート23に滞留している非固化状態(半流動状態)の溶融樹脂がキャビティ11に向かって押し込まれる。圧力センサ28により、キャビティ11内の溶融樹脂の樹脂圧が計測され、コントローラ29を介して油圧シリンダ21のロッド21aの前進量が決定される。
本実施例の射出成形装置130における成形型140aの作用について説明する。図4に示されるように、可動型8と固定型9とが型閉じされ、固定型9のスプールブッシュ14に射出装置150の射出ヘッド20が接続される。射出ヘッド20から溶融樹脂(本実施例の場合、透明なアクリル樹脂)が射出される(溶融樹脂射出工程)。溶融樹脂は、スプールブッシュ14の軸線L1に沿ってスプール19を流れ、ランナ22に進入する。そして、ランナ22においてその流れの方向を直角に変化され、その軸線L3に沿って流れ、ゲート23を通ってキャビティ11に流入される。スプール19を流れた溶融樹脂が、ランナ22でその流れ方向を直角に変化させられるとき、ランナ22には大きな力が作用する。ここで、スプール19とランナ22及びゲート23との接合部には各リブ25が設けられているため、スプール19とランナ22との直交性が維持される。本実施例の場合、溶融樹脂の射出時間は、例えば60〜120秒である。
射出された溶融樹脂がキャビティ11に充填されると、成形型140aはそのままの状態で保持されて、キャビティ11内の溶融樹脂が保圧される。本実施例の場合、溶融樹脂の保圧時間は、例えば20〜80秒である。
キャビティ11に充填された溶融樹脂がそのまま冷却されることにより、厚肉の樹脂成形品(本実施例の場合、補助ミラー110)が成形される。しかし、補助ミラー110は厚肉部と薄肉部とを有していてそれらの冷却速度の差、或いは溶融樹脂の比容積の大小等に起因する溶融樹脂の容積の減少により、固化後の補助ミラー110の表面にひけが生じるおそれがある。このため、本実施例の射出成形装置130では、非固化状態の溶融樹脂に2次圧が付与される(2次圧付与工程)。この2次圧は、溶融樹脂射出工程において付与される保圧力よりも大きい。即ち、油圧シリンダ21が作動され、そのロッド21aが前進される。ロッド21aの先端部には、ランナ22の断面台形形状よりも少し小さな相似断面形状を有する圧縮中子27が固着されている。油圧シリンダ21のロッド21aの前進に伴い、圧縮中子24が前進させられる。これにより、ランナ22及びゲート23に非固化状態で滞留している溶融樹脂が、それらの軸線L3,L4に沿ってキャビティ11の側に押し込まれる。この結果、キャビティ11に溶融樹脂が補充され、成形後の補助ミラー110にひけが発生することが抑止される。キャビティ11内の樹脂圧(2次圧)は、ゲート23の部分に取り付けられた圧力センサ24で計測される。計測された圧力値は、油圧シリンダ21のコントローラ25にフィードバックされる。これにより、油圧シリンダ21のロッド21aの前進量が制御され、キャビティ11内の2次圧が最終的に所定圧となるように、その前進端位置が定められる。
図5に示されるように、圧縮中子27の前端部は、油圧シリンダ21のロッド21aが後退した状態においてランナ22の端部(ゲート23と反対側の端部)に入り込んでいる。また、ランナ22及びゲート23と圧縮中子27とは互いに相次形状であり、それらの軸線L3〜L5はそれぞれの重心位置に同軸にして配置されている。そして、圧縮中子27の断面形状は、ゲート23の断面形状と同一である。このため、圧縮中子27の2次圧は、ゲート23の全面に及び、それ以外の部分(例えば、ゲート23の周囲の成形型140の部分)に及ぶことはない。この結果、ゲート23に非固化状態で滞留する溶融樹脂が確実にキャビティ11に押し込まれ、補助ミラー110にひけが発生しにくくなる。
この状態で、キャビティ11内の溶融樹脂が冷却されて固化される(固化工程)。本実施例の場合、溶融樹脂の冷却時間は、例えば30〜90秒である。その後、油圧シリンダ21のロッド21aが後退されて、可動型8と固定型9とが相対的に型開きされ、成形された補助ミラー110が離型されて排出される。ランナ22、ゲート23、及び圧縮中子27が台形形状となっているため、可動型8と固定型9の型開き及び補助ミラー110の離型に支障は生じない。そして、次工程において、補助ミラー110と一体に成形されたスプール19とランナ22及びゲート23が切除される。
次に、本発明の射出成形装置130において、2基の成形型140a,140bに対して交互に射出成形を行うときの作用について説明する。図4の(a)に示されるように、可動盤13の成形位置190には成形型140aが配置され、同じく退避位置(第1退避位置200a)には成形型140bが配置されている。ここで、「成形位置」とは、可動盤13において、各成形型140a,140bの中心線と射出装置150の射出ヘッド20の中心線とが一致する位置をいい、「退避位置」とは、可動盤13における成形位置190以外の位置をいう。図8の(a)に示されるように、型締め装置160[図4の(a)参照]が作動して、可動盤13が固定盤17に接近し、一方の成形型140aの型閉じが行われる。射出装置150が作動して、その射出ヘッド20から溶融樹脂が射出される。溶融樹脂の射出が終了し、キャビティ11内の圧力が所定の値になったことが圧力センサ28により、コントローラ29に伝達される。図4の(a)に示されるように、型締め装置160の作用により可動盤13が離隔して成形型140aの型開きが行われると共に、油圧シリンダ16のロッド16aが前進する。これにより、図8の(b)に示されるように、一方の成形型140aが、成形位置190から離れて第2退避位置200bに配置されると共に、他方の成形型140bが成形位置190に配置される。第2退避位置200bに配置された一方の成形型140aは、油圧シリンダ21のロッド21aが前進されることにより、キャビティ11内で非固化状態(半流動状態)で存する溶融樹脂に2次圧が付加される。そして、そのまま冷却される。可動型8と固定型9は、型締め装置160により開閉不能にロックされているため、溶融樹脂の内圧や何らかの外力等により成形型140aが開閉されるおそれはない。
図9の(c)に示されるように、成形位置190に配置された他方の成形型140bに対して可動盤13が接近し、型閉じされた成形型140bに溶融樹脂が射出される。前述した一方の成形型140aの場合と同様に、キャビティ11内に非固化状態で存する溶融樹脂に2次圧が付加され、そのまま冷却される。その後、図9の(d)に示されるように、可動盤13が離隔されると共に、油圧シリンダ16のロッド16aが後退して、一方の成形型140aがその冷却状態を保持したまま成形位置190に配置されると共に、他方の成形型140bが第1退避位置200aに配置される。
図10の(e)に示されるように、成形位置190に配置された一方の成形型140aの可動盤13が移動(前進)し、固定盤17と一方の成形型140aの固定型9とが連結される。続いて、可動盤13が移動(後退)して、成形型140aの型開きが行われ、成形品(補助ミラー110)が離型して排出される。なお、図10の(e)においては、補助ミラー110を模式的に図示してある。第1退避位置200aに配置された他方の成形型140bは、冷却状態のまま保持される。
そして、図10の(f)に示されるように、上記と同様な工程を経て、固化が終了した他方の成形型140bが成形位置190に配置され、他方の成形型140bの型開きが行われ、成形品(補助ミラー110)が離型して排出される。その後、最初の工程に戻る。以下、上記した工程が繰り返される。
上記したように、本実施例の射出成形装置130では、2基の成形型140a,140bに対する溶融樹脂の射出工程、及び2次圧付与と固化の各工程が交互に行われる。換言すれば、一方の成形型140a(成形位置190に配置された成形型)に溶融樹脂の射出と保圧が行われている間に、他方の成形型140b(第1退避位置200a又は第2退避位置200bに配置された成形型)に射出された溶融樹脂の2次圧付与と固化が行われる。従来の射出成形装置の場合、溶融樹脂が射出された成形型の固化が終了し、その成形品が排出されなければ、成形型に対して溶融樹脂の射出を行うことはできなかった。これに対して、本実施例の射出成形装置130では、溶融樹脂射出工程が終了した成形型140aをいずれかの退避位置200a,200bに移動させることにより、成形位置190において、別の成形型140bに溶融樹脂射出工程を行うことができる。
そして、本実施例の射出成形装置130における2基の成形型140a,140bの各成形曲線31〜34を図11のグラフに示す。各成形曲線31〜34は、時間に対するキャビティ11の内圧の変化を表したものである。即ち、一方の成形型140aに溶融樹脂が射出されて型締めされることにより、キャビティ11の内圧は、その型締め力となる(溶融樹脂射出工程)。そして、一方の成形型140aの型締め装置160が作動され、一方の成形型140aは、成形位置190から第1退避位置200aに退避される。このとき、キャビティ11の内圧が低下する。この状態で、油圧シリンダ16が作動され、キャビティ11に非固化状態で滞留する溶融樹脂に2次圧が付与されるため、キャビティ11の内圧も上昇する(2次圧付与工程)。その後、一方の成形型140aはそのまま冷却される(固化工程)。
ここで、従来の射出成形装置の場合、一方の成形型140aの固化工程が終了しなければ、他方の成形型140bに対して射出成形を行うことはできない。このため、従来の射出成形装置の場合、図11における成形曲線は、符号31と符号34とで表される。しかし、本実施例の射出成形装置130の場合、射出工程が終了した一方の成形型140aを退避位置200aに退避させることにより、他方の成形型140bに対して射出成形を行うことができる。その状態を、成形曲線32,34で表す。即ち、本実施例の射出成形装置130の場合、成形曲線31,33の間に、もう1本の成形曲線32を引くことができる。換言すれば、2基の成形型140a,140bに対してあたかも同時に射出成形を行っていることになり、射出成形装置130の稼動効率は2倍となる。
そして、各工程の終了は、圧力センサ28がキャビティ11内の圧力を計測することによって行われる。また、各工程が終了したことが、圧力センサ28からの信号によって検知され、この信号がコントローラ29に伝達されることによって、次の工程が行われる。このため、各成形型140a,140bが干渉したり、各工程が終了しないうちに次の工程に移ったりするという不具合が発生するおそれがなく、装置を損傷するおそれが少なくなる。
上記した実施例の射出成形装置130では、各成形型140a,140bのそれぞれに2次圧付与装置が取り付けられているため、各成形型140a,140bのスライドを自在に行うことができる。
上記した実施例では、退避位置に退避された第1の成形型140aに2次圧が付与されている。しかし、成形位置において2次圧を付与した後、第1の成形型140aを退避させる場合であってもよい。
次に、第2実施例の射出成形装置131について説明する。第2実施例の射出成形装置131は、第1実施例の射出成形装置130が2基の成形型140a,140bに対して交互に射出成形を行う場合であるのに対し、4基の成形型140a,140b,140c,140dの射出成形を交互に行う場合である。即ち、図11の(a),(b)に示されるように、固定盤31に敷設された一対のガイドレール32に、各ガイド体33を介して中間ベース34が左右方向(X方向)にスライド可能にして取り付けられている。そして、中間ベース34に、X方向と直交するY方向に沿って敷設された二対のガイドレール35に、各ガイド体36を介して2台のベース37が取り付けられている。各ベース37には、それぞれ2基の成形型140a,140bと成形型140c,140dが設置されている。中間ベース34は、図示しないスライド手段(例えば、油圧シリンダ)により、X方向に沿ってスライド可能であり、各ベース37は図示しないスライド手段(例えば、油圧シリンダ)により、Y方向に沿って個々にスライド可能である。
図11の(b)に示されるように、成形位置190に配置された成形型140aのキャビティ11に、溶融樹脂射出工程が行われている間、各退避位置200a,200b,200cに配置されている成形型140b,140c,140dに2次圧付与及び固化の各工程が行われる。成形型140aの溶融樹脂射出工程が終了すると、ベース37がスライドされることにより、成形位置190に成形型140bが配置されて、成形型140bに溶融樹脂射出工程が行われる。各退避位置200a,200b,200cには、成形型140a,140c,140dが配置され、2次圧付与及び固化の各工程が行われる。
第2実施例の射出成形装置131の場合、4基の成形型140a,140b,140c,140dに対して、溶融樹脂射出工程と、2次圧付与及び固化の各工程とが交互に行われる。これにより、射出成形効率が更に良好となる。
上記した第1実施例の射出成形装置130では、2基の成形型140a,140bは、油圧シリンダ16のロッド16aが進退することにより、成形位置190と退避位置200a,200bをスライド移動される形態のものである。しかし、図12の(a)に示されるように、2基の成形型140a,140bが設置されたベース38が半回転されることによって、各成形型140a,140bが成形位置190と退避位置200a,200bを移動される形態のものであってもよい。この場合、図12の(b)に示されるように、3基(又はそれ以上)の成形型140a,140b,140cが120°ずつ回動されることにより、溶融樹脂射出工程が交互に行われるものであってもよい。
上記した第1及び第2の各実施例における射出成形装置130,131のスライド手段は、油圧シリンダ16である。しかし、それ以外のスライド手段、例えば、モータによってスライドさせる形態であってもよい。
本発明に係る射出成形方法は、横型又は竪型のいずれの射出形態の装置においても実施することができる。
本発明に係る射出成形方法は、レンズ状成形体のような厚肉樹脂成形品や、発泡成形品のように冷却に長時間を要するものだけでなく、ゴム成形品のように加硫に長時間を要するものに対しても実施することができ、射出成形効率を良好なものとすることができる。
補助ミラー110が組み込まれたドアミラー100の正面図である。 同じく底面図である。 車両5の助手席側に取り付けられたドアミラー100の作用説明図である。 (a)は、第1実施例の正面模式図であり、(b)は(a)の平面図である。 型閉じされた成形型140aに溶融樹脂を射出する状態の作用説明図である。 図5のX−X線拡大断面図である。 油圧シリンダ21のロッド21aを前進させた状態の作用説明図である。 (a)は、型閉じされた一方の成形型140aに溶融樹脂射出工程を行う状態の作用説明図であり,(b)は一方の成形型140aを第2退避位置200bに退避させる状態の作用説明図である。 (c)は、型閉じされた他方の成形型140bに溶融樹脂射出工程を行う状態の作用説明図であり,(d)は他方の成形型140bを第1退避位置200aに退避させる状態の作用説明図である。 (e)は、一方の成形型140aから成形品(補助ミラー110)を排出させる状態の作用説明図であり,(f)は他方の成形型140bから成形品を排出させる状態の作用説明図である。 第1実施例の射出成形装置130の効果を表すグラフである。 (a)は、第2実施例の射出成形装置131の正面模式図であり、(b)は(a)の平面図である。 (a)は、2基の成形型140a,140bを回動させることによって各成形型140a,140bに対して交互に射出成形を行う場合の平面図であり、(b)は3基の成形型140a,140b,140cに対して交互に射出成形を行う場合の平面図である。
符号の説明
110:補助ミラー(厚肉成形品)
130,131:射出成形装置(製造装置)
140a〜140d:成形型
150:射出装置
160:型締め装置
170:2次圧付与装置
180:成形型移動装置
190:成形位置
200a〜200d:退避位置
11:キャビティ
16:油圧シリンダ(成形型移動手段)
19:スプール
20:射出ヘッド
21:油圧シリンダ(圧縮アクチュエータ)
21a:ロッド(ピストン又はプランジャ)
22:ランナ
23:ゲート
28:圧力センサ

Claims (6)

  1. 単一の射出成形装置から複数基の成形型に対して交互に溶融材料を射出して、厚肉成形品を製造する方法であって、
    型締めされた成形型のキャビティに、射出ヘッドから成形型のスプール、ランナ及びゲートを経て溶融樹脂を射出する溶融樹脂射出工程と、
    前記成形型のキャビティに充填された溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を、圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うように、キャビティ側へ押し込むことにより、前記キャビティ内の非固化樹脂に対して2次圧力を加える2次圧付与工程と、
    その2次圧を付与した後に前記キャビティ内の樹脂を固化させる固化工程と、
    を含み、
    前記射出成形装置の射出装置と対峙する成形位置において前記溶融材料射出工程が完了した成形型を、それ以外の位置である退避位置に移動させて2次圧付与と固化の各工程を行う操作と、前記退避位置において2次圧付与と固化の各工程が完了した成形型を成形位置に移動させ、型開きして厚肉成形品を排出させた成形型に前記溶融材料射出工程を行う操作とを、複数基の成形型に対して交互に行うことを特徴とする厚肉成形品の製造方法。
  2. 単一の射出成形装置から複数基の成形型に対して交互に溶融材料を射出して、厚肉成形品を製造する方法であって、
    型締めされた成形型のキャビティに、射出ヘッドから成形型のスプール、ランナ及びゲートを経て溶融樹脂を射出する溶融樹脂射出工程と、
    前記成形型のキャビティに充填された溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を、圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うように、キャビティ側へ押し込むことにより、前記キャビティ内の非固化樹脂に対して2次圧力を加える2次圧付与工程と、
    その2次圧を付与した後に前記キャビティ内の樹脂を固化させる固化工程と、
    を含み、
    前記射出成形装置の射出装置と対峙する成形位置において前記溶融材料射出と2次圧付与の各工程が完了した成形型を、それ以外の位置である退避位置に移動させて固化工程を行う操作と、前記退避位置において固化工程が完了した成形型を成形位置に移動させ、型開きして厚肉成形品を排出させた成形型に前記溶融材料射出と2次圧付与の各工程を行う操作とを、複数基の成形型に対して交互に行うことを特徴とする厚肉成形品の製造方法。
  3. 前記各成形型には圧力センサが取り付けられていて、前記成形位置における溶融材料射出工程が完了したとき、及び前記退避位置における固化工程が完了したときに、前記圧力センサから各工程の完了信号が発信されることを特徴とする請求項1又は2に記載の厚肉成形品の製造方法。
  4. 前記各成形型の前記成形位置と前記退避位置との移動は、前記各工程の完了信号が発信された後に行われることを特徴とする請求項3に記載の厚肉成形品の製造方法。
  5. 単一の射出成形装置から複数基の成形型に対して交互に溶融材料を射出して、厚肉成形品を製造するための装置であって、
    固定型と可動型が型締めされることにより厚肉樹脂成形品を成形するためのキャビティが形成されるとともに、そのキャビティにスプールから溶融樹脂を導くランナ及びゲートが形成される成形型と、
    その成形型のスプールから前記ランナ及びゲートを経て前記キャビティに溶融樹脂を射出する射出装置と、
    前記キャビティ内に射出された溶融樹脂が所定の圧力に保持される自己保持過程において前記キャビティ内の非固化樹脂に対し前記自己保持過程の圧力を増圧するように2次圧力を加える2次圧付与装置と、
    各成形型のキャビティにスプール、ランナ及びゲートを介して溶融材料を射出して、各成形型を型締めするための型締め装置と、
    溶融材料が射出された各成形型を、前記射出成形装置の射出装置と対峙する成形位置から離脱させ、前記成形位置とそれ以外の位置である退避位置とに交互に配置させるための成形型移動装置と、を備え、
    その2次圧付与装置は、前記成形型の前記パーティングラインに沿うように設けられたピストン又はプランジャを備えた圧縮アクチュエータを含み、
    その2次圧付与装置は、前記成形型のキャビティに充填された溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を、前記圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うようにキャビティ側へ押し込むことにより前記キャビティ内の樹脂に2次圧を付与することを特徴とする厚肉成形品の製造装置。
  6. 前記2次圧付与装置は、複数基の成形型のそれぞれに取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の厚肉成形品の製造装置。
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