JP4440123B2 - 耐火性ライニングの剥離作業方法 - Google Patents

耐火性ライニングの剥離作業方法 Download PDF

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Description

本発明は、火炉や煙突等の耐火壁の鉄皮に被覆された所定厚さの耐火性ライニングにおいて、劣化した耐火性ライニングの補修時に剥離した剥離片を排出する処理方法に関する。
従来、劣化した耐火性ライニングの補修は、ゴンドラ上を煙突内周に沿って旋回する装置台に回転カッターを設け、装置台を旋回させながら回転カッターで耐火性ライニングを矩形状に区画するように格子状の切溝を形成し、区画した小ライニングをバール等の器具で解体している。
ところで、上記の方法で剥離した剥離片はゴンドラ上でモッコと呼ばれる網かごに包んで下方へ降ろし、クラッシャーで破砕してコンベヤで所定場所に運搬後、廃ライニング材と鉄類とに分別処理している。従って、剥離作業自体は容易で短時間に行えるが、その剥離片の網かごへの収容や取出し及び網かごの往復動作に時間を要して効率が悪いものであった。
特開平6−235512号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、剥離した耐火性ライニングの剥離片の後処理を効率良く行える耐火性ライニングの剥離作業方法を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 耐火壁に沿って昇降する作業台上で耐火壁の耐火性ライニングの剥離作業を行い、剥離した耐火性ライニングの剥離片を耐火壁外へ排出する耐火性ライニングの剥離作業方法であって、前記作業台に下方へ貫通する開口を形成し、同開口の上方に剥離片を粉砕する粉砕装置をその排出口と作業台の開口とが連通するように取り付け、剥離片をゴンドラ上で粉砕装置により粉砕し、その粉砕片を作業台の開口を通じて下方へ落下させて排出するようにしたことを特徴とする耐火性ライニングの剥離作業方法
2) 耐火壁に沿って昇降する作業台上で耐火壁の耐火性ライニングの剥離作業を行い、剥離した耐火性ライニングの剥離片を耐火壁外へ排出する耐火性ライニングの剥離作業方法であって、前記作業台に下方へ貫通する開口を形成し、同開口の下方に剥離片を粉砕する粉砕装置をその投入口と作業台の開口とが連通するように吊設し、剥離片を作業台の開口を通じて粉砕装置に投入して粉砕し、その粉砕片を下方へ落下させて排出するようにしたことを特徴とする耐火性ライニングの剥離作業方法
3) 作業台の下部に下方へ伸びる可撓性を備えた筒体を設け、同筒体内で耐火性ライニングの粉砕片を落下させるようにした前記1)又は2)記載の耐火性ライニングの剥離作業方法
4) 耐火壁が煙突の内面に形成した耐火壁であって、作業台が煙突の上方から吊下して昇降するゴンドラである前記1)〜3)いずれか記載の耐火性ライニングの剥離作業方法
5) 煙突内の底部に落下した粉砕片を受けて煙突外へ排出させるシュートを設け、同シュートで排出した粉砕片を所定場所へ搬送して貯留させる搬送コンベヤを設けた前記4)記載の耐火性ライニングの剥離作業方法
6) シュートが鉄板で構成されたもので、同鉄板の上面に木板又はゴムシートを配置して粉砕片の落下音を低減できるようにした前記5)記載の耐火性ライニングの剥離作業方法
7) シュートの上面に複数のタイヤを敷き詰め、同タイヤの上面に土嚢を載置し、粉砕片の落下時の衝撃と振動を低減できるようにした前記6)記載の耐火性ライニングの剥離作業方法。
にある。
本発明によれば、作業台に粉砕装置を取り付けているから、剥離した耐火性ライニングの剥離片を作業台上で直に粉砕し、その粉砕片を下方へ落下させて排出でき、従来の網かごで運搬して粉砕する方法と比較して連続的に効率良く排出処理できる。
本発明では、粉砕装置を作業台の上面に取り付けたり、下面に吊下する手段があり、粉砕装置や作業台の構造に応じて選ばれる。作業台の下部には可撓性を有する筒体を下方へ伸びるように設け、耐火性ライニングの粉砕片を筒体内で落下させて粉塵の飛散を防止するのが望ましい。以下、本発明の各実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1に示す実施例1は、火力発電所における煙突の耐火性ライニングの補修に本発明を適用した例である。図1は実施例1の耐火性ライニングの排出を示す説明図である。
実施例1のゴンドラ3は、図1に示すようにゴンドラ3の中央部に下方へ貫通する開口3aを形成し、同開口3aの上方に粉砕装置であるクラッシャー7をその排出口が開口3aと連通するように取り付けている。このゴンドラ3をワイヤーロープ4で地上の図示しないゴンドラウインチに接続して煙突1内を昇降可能に吊り下げている。ワイヤーロープ4は煙突1上端のゴンドラアーム5と転向シーブ6により方向転換して支持され、図示しないゴンドラウインチ及びアンカーウェイトにより地上に固定されている。
煙突1の内底には、落下する粉砕片10bを受けてマンホール13から煙突1外へ排出するシュート11を傾斜させて配設している。シュート11は鉄板で構成され、その上面にベニヤ合板からなる木板12を配置している。シュート11の終端には粉砕片10bを搬送して所定場所に貯留する搬送コンベヤ14,15を配置している。10は耐火性ライニング、10aは剥離片である。
実施例1では、2人の作業者Hがゴンドラ3に搭乗して耐火性ライニング10の補修すべき位置へ移動し、耐火性ライニング10に格子状の切溝を形成する。この切溝は特開平6−235512号公報に示される技術を用いてもよいし、作業者H自身が小型のカッター等を用いて直接形成してもよい。
切溝で区画された小ライニングを一方の作業者Hがバール等の器具を用いて剥離する。剥離された剥離片10aはおよそ20〜30cmの寸法で、もう一人の作業者Hがその剥離片10aを直にクラッシャー7に投入して粉砕する。粉砕された粉砕片10bはゴンドラ3の開口3aを通じて下方のシュート11に落下し、傾斜により自重でマンホール13から排出されて搬送コンベヤ14,15で所定場所まで搬送され、廃ライニング材と鉄類とに分別処理される。剥離跡には新たな耐火材を吹き付けて補修を完了する。
実施例1によれば、ゴンドラ3にクラッシャー7を取り付けているから、剥離した耐火性ライニング10の剥離片10aはゴンドラ3上で直に粉砕し、その粉砕片10bを下方へ落下させて排出でき、従来の網かごで運搬して粉砕する方法と比較して連続的に効率良く排出処理できる。また、シュート11の上面に木板12を配置しているから、粉砕片10bの落下音が低減され、低騒音で排出できる。
図2に示す実施例2はクラッシャーをゴンドラの下方に吊下した例である。図2は実施例2の耐火性ライニングの排出を示す説明図である。実施例2では、図2に示すようにクラッシャー7をその投入口とゴンドラ3の開口3aが連通するように吊設している。シュート11は水平に配設し、その上面に複数のタイヤ16を敷き詰め、さらにその上面に土嚢17を載置している。従って、タイヤ16の弾力性と土嚢17の制振性で粉砕片10bの衝撃と振動が低減される。土嚢17上に落下して貯留した粉砕片10bは作業者Hが煙突1外に掻き出して図示しない搬送コンベヤで搬送したり、ショベル等の重機を用いて排出してもよい。その他、符号、構成は実施例1と同じである。
図3に示すのは、実施例1の他の例である。図3は実施例1の他の例の耐火性ライニングの排出を示す説明図である。図中、16aはアングル、18は筒体である。図3に示す実施例1の他の例では、布等の可撓性を有する筒体18をゴンドラ3の開口3aから下方へ伸びるように吊設している。筒体18は所定長さで分断できるようにしている。粉砕された粉砕片10bは筒体18を通じて落下し、粉塵の飛散を防止して作業環境を改善できる。また、木板12の上面に複数のタイヤ16をズレ防止のアングル16aで掛止し、その上面に土嚢17を載置しており、これらの弾力性と制振性で粉砕片10bの衝撃と振動が低減できる。その他、符号、構成は実施例1と同じである。
本発明の耐火性ライニングの剥離作業方法は、煙突のライニングや火力発電所・製鉄所・焼却炉等の火炉の耐火性のライニングの他、建物の外壁の剥離等にも応用可能である。
実施例1の耐火性ライニングの排出を示す説明図である。 実施例2の耐火性ライニングの排出を示す説明図である。 実施例1の他の例の耐火性ライニングの排出を示す説明図である。
符号の説明
1 煙突
2 鉄皮
3 ゴンドラ
3a 開口
4 ワイヤーロープ
5 ゴンドラアーム
6 転向シーブ
7 クラッシャー
10 耐火性ライニング
10a 剥離片
10b 粉砕片
11 シュート
12 木板
13 マンホール
14,15 搬送コンベヤ
16 タイヤ
16a アングル
17 土嚢
18 筒体
H 作業者

Claims (7)

  1. 耐火壁に沿って昇降する作業台上で耐火壁の耐火性ライニングの剥離作業を行い、剥離した耐火性ライニングの剥離片を耐火壁外へ排出する耐火性ライニングの剥離作業方法であって、前記作業台に下方へ貫通する開口を形成し、同開口の上方に剥離片を粉砕する粉砕装置をその排出口と作業台の開口とが連通するように取り付け、剥離片をゴンドラ上で粉砕装置により粉砕し、その粉砕片を作業台の開口を通じて下方へ落下させて排出するようにしたことを特徴とする耐火性ライニングの剥離作業方法。
  2. 耐火壁に沿って昇降する作業台上で耐火壁の耐火性ライニングの剥離作業を行い、剥離した耐火性ライニングの剥離片を耐火壁外へ排出する耐火性ライニングの剥離作業方法であって、前記作業台に下方へ貫通する開口を形成し、同開口の下方に剥離片を粉砕する粉砕装置をその投入口と作業台の開口とが連通するように吊設し、剥離片を作業台の開口を通じて粉砕装置に投入して粉砕し、その粉砕片を下方へ落下させて排出するようにしたことを特徴とする耐火性ライニングの剥離作業方法。
  3. 作業台の下部に下方へ伸びる可撓性を備えた筒体を設け、同筒体内で耐火性ライニングの粉砕片を落下させるようにした請求項1又は2記載の耐火性ライニングの剥離作業方法。
  4. 耐火壁が煙突の内面に形成した耐火壁であって、作業台が煙突の上方から吊下して昇降するゴンドラである請求項1〜3いずれか記載の耐火性ライニングの剥離作業方法。
  5. 煙突内の底部に落下した粉砕片を受けて煙突外へ排出させるシュートを設け、同シュートで排出した粉砕片を所定場所へ搬送して貯留させる搬送コンベヤを設けた請求項4記載の耐火性ライニングの剥離作業方法。
  6. シュートが鉄板で構成されたもので、同鉄板の上面に木板又はゴムシートを配置して粉砕片の落下音を低減できるようにした請求項5記載の耐火性ライニングの剥離作業方法。
  7. シュートの上面に複数のタイヤを敷き詰め、同タイヤの上面に土嚢を載置し、粉砕片の落下時の衝撃と振動を低減できるようにした請求項6記載の耐火性ライニングの剥離作業方法。
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