JP4436330B2 - 制御システム、及び制御システムの動作方法 - Google Patents

制御システム、及び制御システムの動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、制御システム、及び制御シミュレーションシステムに関している。本発明は、特に、制御言語によって記述された制御ロジックから制御データを生成し、その制御データに応答して制御対象に対する制御を行う制御システム、及びかかる制御システムのための制御シミュレーションを行う制御シミュレーションシステムに関する。
制御ロジックを制御装置に提供する好適なやり方の一つは、ヒューマンインターフェースに優れた制御言語、例えば、図形言語で制御ロジックを記述し、その制御ロジックの記述を制御装置に認識できる制御データに変換して制御装置に供給することである。制御装置は、その制御データを機械語プログラムに変換し、その機械語プログラムに従って制御対象の制御が行われる。
制御ロジックを記述するために使用される制御言語は、更新されることがある。開発当時に優秀であった制御言語であっても、技術の進展によって陳腐化することは避けられない。向上された制御や設計を行うためには、制御言語の更新は避けられない。
しかし、従来使用していた古い制御言語で記述された制御ロジックを、制御言語の更新に合わせて、新しい制御言語で記述された制御ロジックに置換することは必ずしも容易ではない。例えば、プラントの制御では安全性や信頼性が重要視されるため、従来の制御ロジックで不具合なく運転されていたとしても、新たな制御言語による制御ロジックを採用するとなれば、改めて、しかも厳重に安全性、信頼性の確認を行う必要があるからである。
このようなことを背景として、制御システムは、更新された新しい制御言語のみならず、古い制御言語にも対応するように設計されることがある。
複数の制御言語に対応する制御システムで問題になり得るのは、制御言語によって制御データのフォーマット(以下、単に、「制御データフォーマット」ということがある。)が相違し得ることである。制御データフォーマットは、多くの場合、制御言語に応じて最適になるように決定されるであろう。しかし、その結果として、新しい制御言語の制御データフォーマットは、古い制御言語の制御データフォーマットと相違せざるを得ない場合がある。
制御言語によって制御データフォーマットが相違することは、特に、制御装置に搭載されるプログラムの設計の上で問題になり得る。制御言語の組み合わせは多種多様であり得るから、ある特定の制御言語の組み合わせにのみ対応するプログラムを設計することは、技術的、経済的に好ましくない。一つの制御言語の制御データフォーマットにのみ対応したプログラムに多少の改変を加えることによって複数の制御言語の制御データフォーマットに対応するプログラムを作成することができれば、技術的、経済的に有利である。この際、改変される部分が少なければ、制御装置に搭載されるプログラムを設計するために必要な工数は低減されるし、また、信頼性を向上させる上でも有利であろう。
例えば、監視用コンピュータと制御装置との間の通信を行うための通信プログラムについて考えよう。一つの制御言語の制御データフォーマットにのみ対応した通信プログラムは、多くの場合、その制御言語のベンダによって提供されるであろう。しかし、複数の制御言語の制御データフォーマットに対応した通信プログラムは、ベンダによっては提供されないかもしれない。このような場合、一つの制御言語のフォーマットにのみ対応した通信プログラムを改変して複数の制御言語のフォーマットに対応した通信プログラムを作成することが必要になる。
特開2004−282180号公報は、新旧機器におけるフォーマットの差異を克服してデータの移し変え作業を容易にするための通信装置を開示している。しかしながら、この通信装置は、一の機器を異なるフォーマットのデータに対応して動作させるためのものではない。
特開2004−282180号公報
したがって、本発明の目的は、複数の制御言語を用いて生成された異なるフォーマットを有する制御データに基づいて制御を行う制御装置に組み込まれるプログラムを、より少ない工数で設計することができる制御システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下に述べられる手段を採用する。その手段を構成する技術的事項の記述には、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号が付加されている。但し、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲を限定的に解釈するために用いてはならない。
一の観点において、本発明の制御システム(10)は、第1制御言語で記載された制御ロジック(11)から第1制御データ(13)を生成し、第2制御言語で記載された制御ロジック(12)から第1制御データ(13)と異なるフォーマットを有する第2制御データ(14)と、第1制御データ(13)と同じフォーマットを有するダミーデータ(15)とを生成するように構成された設計用演算装置(1)と、第1制御データ(13)が供給されたときには第1制御データ(13)に応答して制御対象(7)を制御し、第2制御データ(14)とダミーデータ(15)が供給されたときには第2制御データ(14)に応答して制御対象(7)を制御する制御装置(2)を具備する。第1制御データ(13)及び第2制御データ(14)は、いずれも、複数のデータ値を含んで構成される。ダミーデータ(15)は、第2制御データ(14)において前記複数のデータ値のそれぞれが格納されている位置を示す位置情報を含んで構成される。制御装置(2)は、第2制御データ(14)とダミーデータ(15)とが供給されているときに前記複数のデータ値のうちの特定データ値を取得する要求があった場合、ダミーデータ(15)の前記特定データ値に対応する前記位置情報に基づいて第2制御データ(14)を検索して、第2制御データ(14)から前記特定データ値を取得するように構成されている。
このような制御システムでは、第1制御データ(13)と同じ第1フォーマットを有するダミーデータ(15)を、第2制御データ(14)から特定データ値を検索するために使用する。従って、第1制御データ(13)の検索のプログラムを基に、第1制御データ(13)及び第2制御データ(14)のいずれからも特定データ値の検索を行うことができるプログラムを設計できる。これは、プログラムの設計に必要な工数を有効に減少させる。
一実施形態では、制御システム(1)は監視装置(3)を具備することがある。この場合、制御装置(2)は、監視装置(3)から送られてくる通信要求に応答して、前記特定データ値を含む送信データを監視装置(3)に送信することが好ましい。
一実施形態では、第1制御データ(13)とダミーデータ(15)は、制御装置(2)の記憶装置(8)の所定領域(8a)に格納される。この場合、制御装置(2)は、前記所定領域(8a)に第1制御データ(13)とダミーデータ(15)のいずれが格納されているかを判断し、ダミーデータ(15)が格納されている場合には、ダミーデータ(15)の前記特定データ値に対応する前記位置情報に基づいて前第2制御データ(14)を検索して第2制御データ(14)から前記特定データ値を取得し、第1制御データ(13)が格納されている場合には第1制御データ(13)を検索して前記特定データ値を取得することが好ましい。
他の観点において、本発明による制御装置(2)は、第1制御言語で記載された制御ロジック(11)から生成された第1制御データ(13)、又は、第2制御言語で記載された制御ロジック(12)から生成された前記第1制御データと異なるフォーマットを有する第2制御データ(14)のいずれかを格納する記憶装置(8)と、記憶装置(8)に第1制御データ(13)が格納されているときには第1制御データ(13)に応答して制御対象(7)を制御し、記憶装置(8)に第2制御データ(14)が格納されているときには第2制御データ(14)に応答して制御対象(7)を制御する演算装置(図示されない)とを具備する。第1制御データ(13)及び第2制御データ(14)は、いずれも、複数のデータ値を含んで構成される。記憶装置(8)に第2制御データ(14)が格納されている場合には、第2制御データ(14)に加え、第2制御データ(14)において前記複数のデータ値のそれぞれが格納されている位置を示す位置情報を含むダミーデータ(15)が格納される。演算装置は、第2制御データ(14)が記憶装置(8)に格納されているときに前記複数のデータ値のうちの特定データ値を取得する要求があった場合、ダミーデータ(15)の前記特定データ値に対応する前記位置情報に基づいて第2制御データ(14)を検索して、第2制御データ(14)から前記特定データ値を取得するように構成されている。
更に他の観点において、本発明による制御システムの動作方法は、
(A)制御装置(2)の制御ロジック(11)が第1制御言語で記載されている場合に第1フォーマットを有する第1制御データ(13)を生成し、第1制御データ(13)を制御装置(2)に供給するステップと、
(B)前記制御ロジックが第2制御言語で記載されている場合に前記第1フォーマットと異なる第2フォーマットを有する第2制御データ(14)と、前記第1フォーマットを有するダミーデータ(15)を生成し、前記第2制御データ(14)とダミーデータ(15)とを前記制御装置(2)に供給するステップと
(C)前記制御装置(2)に前記第1制御データ(13)が供給されたときには前記第1制御データ(13)に応答して制御対象を制御し、第2制御データ(14)とダミーデータ(15)とが供給されたときには第2制御データ(14)に応答して制御対象(7)を制御するステップと、
(D)第1制御データ(13)及び第2制御データ(14)を構成する複数のデータ値のうち特定データ値を検索して取得するステップ
とを具備する。ダミーデータ(15)は、第2制御データ(14)において前記複数のデータ値のそれぞれが格納されている位置を示す位置情報を含んで構成される。(D)ステップは、第2制御データ(14)とダミーデータ(15)とが制御装置(2)に供給されている場合に、ダミーデータ(15)の前記特定データ値に対応する前記位置情報に基づいて第2制御データ(14)を検索し、第2制御データ(14)から前記特定データ値を取得するステップを含む。
本発明によれば、複数の制御言語を用いて生成された異なるフォーマットを有する制御データに基づいて制御を行う制御装置に組み込まれるプログラムを、より少ない工数で設計することができる制御システムが提供される。
図1は、本発明の第1の実施形態の制御システム10の構成を示すブロック図である。制御システム10は、設計用コンピュータ1と、制御装置2と、操作・監視用コンピュータ3とを備えている。設計用コンピュータ1と、制御装置2と、操作・監視用コンピュータ3とは、LAN4によって接続されており、互いに通信可能である。
設計用コンピュータ1は、図形言語によって制御装置2の制御ロジックを設計するために使用される。図形言語とは、ロジックを図形で表現するものである。設計用コンピュータ1にはロジック作画ツールがインストールされており、このロジック作画ツールを用いて図形言語による制御ロジックの設計が行われる。図形言語では、図2に示されているように、制御要素(例えば、セレクタやPI制御を行う要素)を図形的に表現する要素5と、要素5の間の関係を示す接続線6を用いて制御ロジックが表現される。このような図形言語で記述された制御ロジックは設計者にとって理解が容易であり、図形言語を用いた制御ロジックの設計は、制御ロジックの設計を容易にするために好適である。
図1に戻り、設計用コンピュータ1は、設計された制御ロジックに対してビルド処理を行い、制御ロジックに対応する制御データを生成する機能を更に有している。制御データは、制御装置2にダウンロードされる。
制御装置2は、設計用コンピュータ1からダウンロードされた制御データに応答してプラント7を制御する。制御装置2は記憶装置8を備えており、ダウンロードされた制御データは、この記憶装置8に格納される。制御装置2の演算装置は、記憶装置8に格納された制御データに応答してプラント7を制御し、更に、記憶装置8に格納された制御データに対する様々な処理、例えば、制御データから所望のデータ値を検索する処理を行う。
操作・監視用コンピュータ3は、制御装置2及びプラント7の状態を監視し、更に、制御装置2に必要な操作指示を与えるために使用される。図3は、操作・監視用コンピュータ3の画面の一例である。操作・監視用コンピュータ3の画面には、図形言語によって記述された制御ロジックが表示され、更に、各要素5のプロセス値(即ち、各要素5が出力する出力値)が表示される。オペレータは、表示されている各要素5のプロセス値を監視し、必要な場合には、操作・監視用コンピュータ3を操作して制御装置2に必要な指示を与えることができる。
図1を再度に参照して、本実施形態の制御システム10は、2種類の図形言語:新図形言語及び旧図形言語に対応している。これに伴い、設計用コンピュータ1には、新図形言語及び旧図形言語のいずれによっても制御ロジックを記述することができるようなロジック作画ツールがインストールされている。以下では、新図形言語で記述された制御ロジックは、以下、新図形言語ロジック11と記載され、旧図形言語で記述された制御ロジックは、旧図形言語ロジック12と記載される。
使用される図形言語の種類に応じて、制御データのフォーマットは相違している。以下では、新図形言語ロジック11からビルド処理によって生成された制御データは新形式制御データ13と記載され、旧図形言語ロジック12からビルド処理を行って生成された制御データは旧形式制御データ14と記載される。制御ロジックを記述するために使用された図形言語の種類に応じて新形式制御データ13又は旧形式制御データ14が制御装置2にダウンロードされ、制御装置2の演算装置は、ダウンロードされた新形式制御データ13又は旧形式制御データ14に応答してプラント7の制御を行う。
図4、図5は、それぞれ、新形式制御データ13及び旧形式制御データ14のフォーマットを示す図である。新形式制御データ13及び旧形式制御データ14のフォーマットは、互いに相違している。
より具体的には、図4に示されているように、新形式制御データ13は、ヘッダ21と、各要素に関するデータを格納する要素領域22、22・・・とを備えている。各要素領域22には、一の要素5に関するデータが格納される。各要素領域22は、IDフィールド23、種類番号フィールド24、パラメータフィールド25、及びプロセス値フィールド26とから構成されている。IDフィールド23には、各要素5のID(識別子)が格納される。種類番号フィールド24には、種類番号が格納される。例えば、種類番号は、各要素5の種類を示しており、ある要素5が例えばPI制御を行う要素であることは、種類番号から識別することができる。パラメータフィールド25には、各要素5に設定されるパラメータが格納される。更に、プロセス値フィールド26には、各要素5のプロセス値が格納される。
一方、図5に示されているように、旧形式制御データ14は、要素IDリスト領域31と、種類番号領域32と、パラメータ領域33と、プロセス値領域34とを備えている。要素IDリスト領域31には、要素5のIDが格納される。種類番号領域32には、各要素5の種類を示す種類番号が格納される。パラメータ領域33には、各要素5に設定されるパラメータが格納される。プロセス値領域34には、各要素5のプロセス値が格納される。要素IDリスト領域31、種類番号領域32、パラメータ領域33、及びプロセス値領域34のそれぞれには、旧図形言語ロジック12に記述されている要素5の数と同数のフィールドが用意されており、そのフィールドにデータが格納される。例えば、プロセス値領域34は、要素5の数と同数のプロセス値フィールド35、35、・・・が用意され、そのそれぞれに、対応する要素5のプロセス値が格納される。
制御データフォーマットの相違は、制御装置2が制御データから所望のデータを検索して取得する際の障害になる。例えば、新形式制御データ13から所望のデータを検索するアルゴリズムは、旧形式制御データ14から所望のデータを検索するアルゴリズムと相違する。これは、新形式制御データ13及び旧形式制御データ14から所望のデータを検索するために異なるプログラムを作成する必要性を生じさせ、プログラムの作成に必要な工数を増大させる。
このような制御データフォーマットの相違に対処するために、本実施形態の制御システム10は、新形式制御データ13と同一のフォーマットを有するダミーデータ15を使用する。ダミーデータ15には、実際のデータではなく、旧形式制御データ14に格納されたデータの位置を示す位置情報が格納される。旧形式制御データ14へのアクセスには、このダミーデータ15に格納されている位置情報が使用される。
図6は、ダミーデータ15のデータフォーマットを示す図である。ダミーデータ15は、新形式制御データ13と同様に、ヘッダ21と、各要素に対応する要素領域22、22・・・とを備え、且つ、各要素領域22は、IDフィールド23、種類番号フィールド24、パラメータフィールド25、及びプロセス値フィールド26とから構成されている。ただし、ダミーデータ15のパラメータフィールド25、及びプロセス値フィールド26には、実際のデータではなく、対応するデータが旧形式制御データ14に格納されている位置を示す位置情報が格納される。
例えば、プロセス値フィールド26について説明すれば、「要素n」に対応する要素領域22のプロセス値フィールド26には、旧形式制御データ14において「要素n」のプロセス値が格納されている位置を示す位置情報が格納されている。本実施形態では、位置情報としては、旧形式制御データ14の先頭アドレスからのオフセット値(即ち、相対アドレス)が格納される。
同様に、パラメータフィールド25には、旧形式制御データ14の先頭アドレスからのオフセット値が格納される。
ダミーデータ15は、旧図形言語ロジック12からビルド処理によって旧形式制御データ14を生成する際に設計用コンピュータ1によって生成され、生成されたダミーデータ15は、制御装置2にダウンロードされる。新形式制御データ13とダミーデータ15とは、制御装置2の記憶装置8の同一の領域に記憶される。詳細には、新形式制御データ13が制御装置2にダウンロードされた場合には、新形式制御データ13が記憶装置8の所定の領域に格納される。この所定の領域を、以下では、「新形式制御データ領域8a」という。一方、旧形式制御データ14とダミーデータ15とが制御装置2にダウンロードされた場合には、旧形式制御データ14ではなく、ダミーデータ15が当該新形式制御データ領域に格納される。旧形式制御データ14は、予め定められた別の領域である旧形式制御データ領域8bに格納される。
以下では、ダミーデータ15を用いた制御データの検索について詳細に説明する。
本実施形態で行われるデータ検索方法は、新形式制御データ13に対応したプログラムに少しの改変を行うことにより、新形式制御データ13と旧形式制御データ14との両方からデータ検索を行うことを目的とする。このために、新形式制御データ13と同一のフォーマットを有するダミーデータ15を、旧形式制御データ14にアクセスするための参照テーブルとして使用する。所望のデータが旧形式制御データ14において格納されている位置を示す位置情報(本実施形態ではオフセット値)がダミーデータ15から読み出され、その位置情報に示されている位置から所望のデータが旧形式制御データ14から読み出される。新形式制御データ13とダミーデータ15とは、同一のフォーマットを有しているから、ダミーデータ15を参照し、ダミーデータ15から得られた位置情報を用いて旧形式制御データ14にアクセスするためのプログラムは、新形式制御データ13を参照するためのプログラムに少しの改変を加えることにより、容易に作成可能である。
例えば、新形式制御データ13及び旧形式制御データ14から所望の要素5のプロセス値を検索し、操作・監視用コンピュータ3に送信する通信プログラムは、図7に示されているアルゴリズムを実行するようにプログラムされる。
まず、操作・監視用コンピュータ3から通信要求があると、制御装置2は、通信プログラムの実行を開始する。通信プログラムは、まず、制御装置2に、新形式制御データ13と、旧形式制御データ14及びダミーデータ15の組み合わせのいずれがダウンロードされているかを判断する(ステップS01)。具体的には、通信プログラムは、新形式制御データ領域8aにアクセスし、新形式制御データ領域8aに新形式制御データ13とダミーデータ15のいずれが格納されているかを判断する。一実施形態では、新形式制御データ13とダミーデータ15の識別は、新形式制御データ13とダミーデータ15に付せられた識別子(ID)に基づいて行われる。制御装置2に、旧形式制御データ14及びダミーデータ15の組み合わせがダウンロードされている場合には、通信プログラムは、旧フォーマット判定フラグをセットする(ステップS02)。
続いて、通信プログラムは、プロセス値を取得する要素5を決定し、新形式制御データ領域8aの検索を開始する(ステップS03)。具体的には、通信プログラムは、プロセス値を取得する対象の要素5のうちの一の要素「i」を選択し(ステップS04)、ポインタを、この要素「i」の要素領域22のプロセス値フィールド26に対応するアドレスにセットする(ステップS05)。
続いて、通信プログラムは、旧フォーマット判定フラグを参照する(ステップS06)。旧フォーマット判定フラグがセットされていない場合、即ち、新形式制御データ領域8aに新形式制御データ13が格納されている場合には、ポインタに示されているアドレスには、新形式制御データ13の所望の要素5のプロセス値が格納されている。この場合、通信プログラムは、ポインタが示すアドレスから、所望の要素5のプロセス値を抽出し、返信データに格納する(ステップS07)。
一方、旧フォーマット判定フラグがセットされている場合、ポインタに示されているアドレスには、新形式制御データ13の所望の要素5のプロセス値の位置を示すオフセット値が格納されている。このオフセット値から旧形式制御データ14の所望の要素5のプロセス値が格納されているアドレスを特定して所望のプロセス値を抽出し、返信データに格納する(ステップS08)。
ステップS04〜ステップS08の処理は、所望の全ての要素5についてプロセス値の抽出が完了するまで繰り返される。プロセス値の抽出が完了すると、通信プログラムは、そのプロセス値が格納された返信データを操作・監視用コンピュータ3に送信する。以上で、通信プログラムの動作が完了する。
このような制御データのデータ検索手法が、通信プログラム以外の用途にも使用可能であることは当業者には自明であろう。上述された制御データの検索手法は、例えば、制御シミュレータとデータを交換するインターフェースにも適用可能である。
また、上述の制御データのデータ検索手法が、プロセス値以外の他のデータ、例えば、各要素5のパラメータの抽出にも適用可能であることも当業者には自明であろう。
以上に説明されているように、本実施形態の制御システム10は、新形式制御データ13と同一のフォーマットを有するダミーデータ15を用いて旧形式制御データ14にアクセスする。このため、新形式制御データ13に対応したプログラムからの改変が少ないプログラムによって新形式制御データ13と旧形式制御データ14の両方のデータの検索を行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態の制御システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態で使用される図形言語で記述された制御ロジックを説明する図である。 図3は、操作・監視用コンピュータに表示される画面の例を示す図である。 図4は、新形式制御データのフォーマットを示す図である。 図5は、旧形式制御データのフォーマットを示す図である。 図6は、ダミーデータのフォーマットを示す図である。 図7は、本実施形態の制御システムにおいて、制御データから所望の要素のプロセス値を抽出するために使用される通信プログラムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1:設計用コンピュータ
2:制御装置
3:操作・監視用コンピュータ
4:LAN
5:要素
6:接続線
7:プラント
8:記憶装置
8a:新形式制御データ領域
8b:旧形式制御データ領域
10:制御システム
11:新図形言語ロジック
12:旧図形言語ロジック
13:新形式制御データ
14:旧形式制御データ
15:ダミーデータ
21:ヘッダ
22:要素領域
23:IDフィールド
24:種類番号フィールド
25:パラメータフィールド
26:プロセス値フィールド
31:要素IDリスト領域
32:種類番号領域
33:パラメータ領域
34:プロセス値領域
35:プロセス値フィールド

Claims (5)

  1. 第1制御言語で記載された制御ロジックから第1制御データを生成し、第2制御言語で記載された制御ロジックから前記第1制御データと異なるフォーマットを有する第2制御データと、前記第1制御データと同じフォーマットを有するダミーデータとを生成するように構成された設計用演算装置と、
    前記第1制御データが供給されたときには前記第1制御データに応答して制御対象を制御し、前記第2制御データと前記ダミーデータとが供給されたときには前記第2制御データに応答して制御対象を制御する制御装置
    とを具備し、
    前記第1制御データ及び前記第2制御データは、いずれも、複数のデータ値を含んで構成され、
    前記ダミーデータは、前記第2制御データにおいて前記複数のデータ値のそれぞれが格納されている位置を示す位置情報を含んで構成され、
    前記制御装置は、前記第2制御データと前記ダミーデータとが供給されているときに前記複数のデータ値のうちの特定データ値を取得する要求があった場合、前記ダミーデータの前記特定データ値に対応する前記位置情報に基づいて前記第2制御データを検索して、前記第2制御データから前記特定データ値を取得するように構成された
    制御システム。
  2. 請求項1に記載の制御システムであって、
    更に、監視装置を具備し、
    前記要求は、前記監視装置から送られてくる通信要求であり、
    前記制御装置は、前記通信要求に応答して、前記特定データ値を含む送信データを前記監視装置に送信する
    制御システム。
  3. 請求項1に記載の制御システムであって、
    前記制御装置は、記憶装置を備え、
    前記第1制御データと前記ダミーデータは、前記記憶装置の所定領域に格納され、
    前記制御装置は、前記所定領域に前記第1制御データと前記ダミーデータのいずれが格納されているかを判断し、前記ダミーデータが格納されている場合には、前記ダミーデータの前記特定データ値に対応する前記位置情報に基づいて前記第2制御データを検索して前記第2制御データから前記特定データ値を取得し、前記第1制御データが格納されている場合には前記第1制御データを検索して前記特定データ値を取得する
    制御システム。
  4. 第1制御言語で記載された制御ロジックから生成された第1制御データ、又は、第2制御言語で記載された制御ロジックから生成された、前記第1制御データと異なるフォーマットを有する第2制御データのいずれかを格納する記憶装置と、
    前記記憶装置に前記第1制御データが格納されているときには前記第1制御データに応答して制御対象を制御し、前記記憶装置に前記第2制御データが格納されているときには前記第2制御データに応答して制御対象を制御する演算装置
    とを具備し、
    前記第1制御データ及び前記第2制御データは、いずれも、複数のデータ値を含んで構成され、
    前記記憶装置に前記第2制御データが格納されている場合には、前記第2制御データに加え、前記第2制御データにおいて前記複数のデータ値のそれぞれが格納されている位置を示す位置情報を含む、前記第1制御データと同一のフォーマットを有するダミーデータが追加的に格納され、
    前記演算装置は、前記第2制御データが前記記憶装置に格納されているときに前記複数のデータ値のうちの特定データ値を取得する要求があった場合、前記ダミーデータの前記特定データ値に対応する前記位置情報に基づいて前記第2制御データを検索して、前記第2制御データから前記特定データ値を取得するように構成された
    制御装置。
  5. (A)制御装置の制御ロジックが第1制御言語で記載されている場合に第1制御データを生成し、前記第1制御データを前記制御装置に供給するステップと、
    (B)前記制御ロジックが第2制御言語で記載されている場合に前記第1制御データと異なるフォーマットを有する第2制御データと、前記第1制御データと同じフォーマットを有するダミーデータを生成し、前記第2制御データとダミーデータとを前記制御装置に供給するステップと
    (C)前記制御装置に前記第1制御データが供給されたときには前記第1制御データに応答して制御対象を制御し、前記第2制御データと前記ダミーデータとが供給されたときには前記第2制御データに応答して制御対象を制御するステップと、
    (D)前記第1制御データ及び前記第2制御データを構成する複数のデータ値のうち特定データ値を検索して取得するステップ
    とを具備し、
    前記ダミーデータは、前記第2制御データにおいて前記複数のデータ値のそれぞれが格納されている位置を示す位置情報を含んで構成され、
    前記(D)ステップは、前記第2制御データと前記ダミーデータとが前記制御装置に供給されている場合に、前記ダミーデータの前記特定データ値に対応する前記位置情報に基づいて前記第2制御データを検索し、前記第2制御データから前記特定データ値を取得するステップを含む
    制御システムの動作方法。
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