JP4436035B2

JP4436035B2 - Sheet punching scrap removal device

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Publication number: JP4436035B2
Application number: JP2002335139A
Authority: JP
Inventors: 治波多野; 康之馬場
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 2002-11-19
Filing date: 2002-11-19
Publication date: 2010-03-24
Anticipated expiration: 2022-11-19
Also published as: JP2004167619A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボールシート等のシートへの打抜き加工により発生する打抜屑を除去するシートの打抜屑除去装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、段ボールシート等のシートに打抜き加工を施し、シートを積上げる場合には、ダイカット部においてシートに打抜き加工を施した後、打抜屑除去装置において、打抜屑を除去してから該シートを次工程の積上げ装置（スタッカ部）に移送する。
【０００３】
ここで、ダイカット部は、所定の抜き型に植え込まれた打抜き用の刃の刃先を全体にわたって対向配置されたアンビル等の受けに当接させ、あるいは食い込ませて段ボールシート等のシートを所定の形状に打抜く構成であるため、打抜き用の刃の刃先の高さ調整に不備があったり、刃先が磨耗してくると、シートを確実に打抜くことができず、シートに打抜き屑が垂れ下がり、シートに打抜き屑が残ったままの状態となってしまい、次工程での処理に支障をきたしてしまう。
【０００４】
そのため、ダイカット部の次後段には打抜屑除去装置が設けられ、ここで打抜屑が除去されるようになっている（例えば、特許文献１参照）。
図３に特許文献１に記載された従来の打抜屑除去装置の概略構成図を示す。
図３に示すように、この打抜屑除去装置は、ダイカット部１とスタッカ部１６との間に設けられている。段ボールシート１５はダイカット部１のシリンダ１ａに設けられた刃１ｂによって、所定の形状に打抜き加工された上で、ダイカット部１から打抜屑除去装置に送られるようになっており、打抜屑除去装置には、かかるダイカット部１から送り込まれてくる打抜き加工された段ボールシート１５を受け取って、一方向に搬送するシート搬送コンベア２が設けられている。
【０００５】
シート搬送コンベア２上には、そのシート搬送コンベア２と協働して段ボールシート１５を上下から挟持して移送するシート押えコンベア３が設けられている。シート搬送コンベア２及び３にはそれぞれの複数のベルト２ａ及び３ａが設けられて、これらの各ベルト２ａ，３ａが、上下で互いに対向するように配置されている。
【０００６】
シート搬送コンベア２のベルト２ａのキャリア側ベルトの下方には、ベルト２ａに振動を付与する加振装置４が設けられている。この加振装置４はベルト２ａの幅方向に長く延びる第１振動発生ロータ５と第２振動発生ロータ６とからなり、各振動発生ロータ５，６の回転によってベルト２ａを衝撃的に叩くようになっている。
【０００７】
この加振装置４による振動は、段ボールシート１５に付与され、段ボールシート１５に打抜屑が残っていると、その打抜屑に分離力が作用し、段ボールシート１５から分離、除去されない垂れ下がり状態の打抜屑などが分離して下方に落下するようになる。
そして、シート搬送コンベア２の下流側には、第１サクションコンベア７が設けられ、第１サクションコンベア７は、複列に配置された孔あきベルト８のキャリア側ベルト８ａの下方にサクションボックス９を設け、そのサクションボックス９からキャリア側ベルト８ａの小孔に吸引力を付与して段ボールシート１５の下面を吸着し、孔あきベルト８の移動によって段ボールシート１５を搬送するようになっている。
【０００８】
第１サクションコンベア７の供給端部とシート搬送コンベア２の排出端部との間隙を上側から跨ぐように、第２サクションコンベア１０が設けられ、第２サクションコンベア１０は、複列に配置された孔あきベルト１１のキャリア側ベルト１１ａの上方にサクションボックス１２を設け、そのサクションボックス１２からキャリア側ベルト１１ａの小孔に吸引力を付与して段ボールシート１５の上面を吸着し、孔あきベルト１１の移動によって段ボールシート１５を搬送するようになっている。
【０００９】
第２サクションコンベア１０の下方における、第１サクションコンベア７の供給端とシート搬送コンベア２の排出端との間隔には、装置の幅方向に長い第１の吸引ダクト１３が設けられている。詳細は図示しないが、吸引ダクト１３は上部が開口し、第２サクションコンベア１０によって搬送される段ボールシート１５を下方から吸引するようになっている。
【００１０】
この吸引力は、第２サクションコンベア１０が段ボールシート１５を吸引する吸引力より弱く、段ボールシート１５の搬送に支障を与えない程度の強さとされている。
そして、第２サクションコンベア１０によって吸着搬送される段ボールシート１５が吸引ダクト１３の上方を通過するとき、この第１の吸引ダクト１３に付与される吸引力が段ボールシート１５の下面に作用し、段ボールシート１５にいまだに残る打抜屑を吸引ダクト１３内に吸引排除するようになっている。
【００１１】
また、第１サクションコンベア７の上方には装置の幅方向に長い第２の吸引ダクト１４が設けられている。詳細は図示しないが、第２の吸引ダクト１４は下部が開口し、段ボールシート１５を上方から吸引するようになっている。
その吸引力は第１サクションコンベア７が段ボールシート１５を吸引する吸引力より弱く、段ボールシート１５の搬送に支障を与えない程度の強さとされている。
【００１２】
そして、第１サクションコンベア７によって吸着搬送される段ボールシート１５が、第２の吸引ダクト１４の下方を通過するとき、この第２の吸引ダクト１４に作用する吸引力によって段ボールシート１５の上面にまだ残っている打抜屑が吸引ダクト１４内に吸引除去されるようになっている。
【００１３】
【特許文献１】
特開平１１−１７０１９７号公報
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のシートの打抜屑除去装置は、シート搬送コンベア２及び加振装置４，第１サクションコンベア７及び第１の吸引ダクト１３，第２サクションコンベア１０及び第２の吸引ダクト１４と、装置が大掛かりになってしまう。しかも、段ボールシート１５の上側と下側に残った打抜屑を除去するために、第１サクションコンベア７及び第１の吸引ダクト１３と第２サクションコンベア１０及び第２の吸引ダクト１４を設置しており、装置が処理ライン方向に長くなってしまい、機械全体の大型化を余儀なくされていた。
【００１５】
さらに、吸引ダクトの吸引力を、それぞれに対向したサクションコンベアの吸引力より弱くして、段ボールシートの搬送に支障を与えない程度にし、且つ、打抜屑を吸い取れる吸引力を保たなければならず、この吸引力の制御が困難なものであった。また、製造する段ボールシートの寸法や形状が変化した場合にも、この吸引力の調整をその都度変更しなければならず、その制御調整が困難なものとなってしまうという課題もあった。
【００１６】
これに対し、本願発明の案出過程で、サクションコンベアと吸引ダクトの組み合わせを用いずに、打抜屑を除去する打抜屑除去装置を創案した。
図４に、このシートの打抜屑除去装置の概略構成図を示す。
図４に示すように、給紙部２１に積まれた段ボールシート１５はキッカ２３で一枚ずつ、図で左方に送り出される。送り出された段ボールシート１５は印刷部２４で印刷され、ダイカット部２５で打抜き加工される。
【００１７】
図５はこのダイカット部２５の部分詳細図である。このダイカット部２５については、図３に示す従来技術の同様のものである。つまり、図５に示すように、このダイカット部２５の上シリンダ３１には打抜ダイ３２が取付けられており、打抜ダイ３２のナイフ３３の刃先を下シリンダ３７の外周表面に押し付けることにより、段ボールシート１５の打抜き加工が行われるようになっている。
【００１８】
打抜かれた打抜屑１７は打抜ダイ３２のナイフ３３に近接して貼られたスポンジゴム３４により段ボールシート１５の下方に押し出され、押し出された打抜屑１７はダイカット部２５の直後の床面近くに設けられた屑出しコンベア２９の上に落下し、図示しない搬出装置で機外に排出される。
しかし、ここでもスポンジゴム３４による打抜屑１７の押し出しは確実なものではないため、ダイカット部２５の後に打抜屑除去装置２６が設けられている。
【００１９】
この打抜屑除去装置２６には、段ボールシート１５の走行面を挟んで上下に搬送ベルト４１，４２が設けられており、段ボールシート１５は搬送ベルト４１，４２に挟持されながら走行する。
打抜屑除去装置２６は、搬送ベルト４１，４２と加振装置４３およびブロア４４で構成されている。ここで加振装置４３は上記の従来技術（図３）と同様に構成され、複数（ここでは２つ）の第１振動発生ロータ４３ａと第２振動発生ロータ４３ｂとをそなえている。この加振装置４３は、搬送ベルト４１，４２及び段ボールシート１５に激しい振動を与え、切れ残った屑、あるいは段ボールシート１５の打抜加工された穴に挟まったままの打抜屑１７を段ボールシート１５から切り離すようになっている。
【００２０】
切り離された打抜屑１７はブロア４４の空気流で吹き飛ばされ、段ボールシート１５の走行面から落下して、下側の搬送ベルト４２の下側に設けられた屑搬送コンベア４５によって、前記屑出しコンベア２９に運ばれるようになっている。打抜屑１７を除去された段ボールシート１５は、スタッカ部２８により所定の枚数に積上げられ機外に運び出される。スタッカ部２８には段ボールシート１５の走行面の上側にサクションコンベア４７が設けられており、段ボールシート１５は上面から保持されて積上部４９に搬送される。
【００２１】
この積上部４９では、図示しない分離装置により段ボールシート１５がサクションコンベア４７から分離され、ほぼ垂直に落とされて積上げられる。ロータテーブル４８は段ボールシート１５の搬送を補助するためのものである。かくして、段ボールシート１５は互いにこすれ合うことなく積上げられる。
したがって、このようなシートの打抜屑除去装置では、打抜屑除去のために、サクションコンベアや吸引ダクトを用いず、段ボールシート１５に除去されずに残ってしまい、段ボールシート１５と共に移動しようとする打抜屑１７を、加振装置４で分離した上で、ブロア４４によって吹き飛ばすことが出来る。そのため、従来のサクションコンベアや吸引ダクトを有するシートの打抜屑除去装置で必要であった吸引力調整の困難な制御を省くことができ、これらサクションコンベアや吸引ダクトを省くことができるため、大掛かりな装置構造にならず、装置全体をコンパクトにすることができるようになる。
【００２２】
しかし、このようなシートの打抜屑除去装置には、以下のような課題が生じてしまう。
打抜屑１７はスポンジゴム３４に押されて、ダイカット部２５と屑処理コンベア４２との隙間１９に落ちることになる。従来、下搬送ベルト４２の入口ガイドロール４６は位置が固定されており、そのダイカット部２５のシリンダ１７との隙間（屑除去用隙間）１９は、その機械が加工する走行方向に一番短い段ボールシート寸法以下にしている。そうしないと短いシートをダイカット部２５から打抜屑除去装置２６に確実に受け渡せないからである。
【００２３】
しかし、この場合、屑除去用隙間１９が狭いため、打抜屑１７が落ちきらずに、打抜屑除去装置２６の搬送ベルト４１，４２と段ボールシート１５との間に挟まれて次工程に移動してしまうことがある。走行方向に長い段ボールシートを加工する場合には、屑除去用隙間１９を広くして、打抜屑１７が落ちるスペースを大きくとって、屑除去性能を向上できるにもかかわらず、走行方向に一番短い段ボールシートが受け渡しできる位置に入口ガイドロール４６が固定されているため、屑除去用隙間１９が狭くなってしまい、上記課題を解決できない。
【００２４】
また、走行方向に長い段ボールシートの場合、打抜屑１７も走行方向に比較的長くなることも考えられるため、この長い打抜屑１７にとっては、屑除去用隙間１９が狭すぎて、屑除去用隙間１９からより落下しにくくなることが考えられる。
このように、打抜屑１７が落ちきらずに、搬送ベルト４１，４２と段ボールシート１５の間に挟まれてしまうと、振動を与えたり、エアで吹き飛ばそうとしたりしても、打抜屑１７を除去することが困難になってしまう。
【００２５】
また、振動やエアで吹き飛ばした際に、段ボールシートから離れて舞い上がった打抜屑１７があちこちに飛散し、機械近辺を汚したり、再度、段ボールシート１５の上に乗ってしまい、そのまま次工程に運ばれてしまったりすることが頻繁に起きてしまう。
本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、装置全体をコンパクトに構成しながら、打抜屑を確実に段ボールシート等のシートから切り離すことができるようにした、シートの打抜屑除去装置を提供することを目的とする。
【００２６】
このため、請求項１記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、それぞれ互いに平行に離隔された複数のベルトからなり、ダイカット部で打抜き加工されたシート（例えば、ダ段ボールシート）を上下に挟んでスタッカ部に移送する上搬送ベルト及び下搬送ベルトと、上記の上搬送ベルトと下搬送ベルトとの間に挟まれて移送される該シートの上記上搬送ベルトを構成する複数のベルト間に露出する上面に向けて空気流を吹き付けて、該ダイカット部での打抜き加工により発生し該シート上を該シートと共に移動しようとする打抜屑の移動を阻止して該打抜屑を該シートから分離させ、上記下搬送ベルトを構成する複数のベルト間から下方へ落下させるエアカーテンノズルと、が備えられていることを特徴としている。
【００２７】
また、請求項２記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項１記載のものにおいて、該ダイカット部と該下搬送ベルトの上流端との間に、該ダイカット部での打抜き加工により発生した打抜屑を落下させる屑除去用隙間が設けられていることを特徴としている。
【００２８】
また、請求項３記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項２記載のものにおいて、該下搬送ベルトの上流端を支持する入口ガイドロールが該ダイカット部に対して離接する方向に移動可能に構成されていることを特徴としている。
【００２９】
また、請求項４記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項３記載のものにおいて、該入口ガイドロールの移動に伴って該下搬送ベルトの有効長が増大する場合には該下搬送ベルトの迂回経路を短縮し、該入口ガイドロールの移動に伴って該下搬送ベルトの有効長が減少する場合には該下搬送ベルトの迂回経路を延長するアキュムレータが備えられていることを特徴としている。
【００３０】
また、請求項５記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項２，３，４のいずれか１項に記載のものにおいて、該屑除去用隙間から落下した該打抜屑を回収する屑出しコンベアと、上記の上搬送ベルトと下搬送ベルトとの間に挟まれて移送される該シートを加振して該シートに付着した該打抜屑を該下搬送ベルトから落下させる加振装置と、該下搬送ベルトから落下した該打抜屑を該屑出しコンベアへ搬送する屑搬送コンベアとが備えられていることを特徴としている。
【００３１】
また、請求項６記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項１〜５のいずれか１項に記載のものにおいて、該下搬送ベルトの終端と打抜き加工された該シートを積上げるスタッカ部との間に、該シートの下面側に除去されずに残った該打抜屑を除去するためのサクションボックスが設けられていることを特徴としている。
【００３２】
また、請求項７記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項６記載のものにおいて、該サクションボックスによって吸引された該打抜屑が該屑搬送コンベアによって該屑出しコンベアに搬送されることを特徴としている。
また、請求項８記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項１〜７のいずれか１項に記載のものにおいて、該上搬送ベルトの上方に、該シートと共に移動しようとする該打抜屑を吹き飛ばして除去するためのブロアが設けられていることを特徴としている。
【００３３】
また、請求項９記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項１〜８のいずれか１項に記載のものにおいて、該エアカーテンノズルの上部に該打抜屑の飛散を防止するための金網状の遮断壁が設けられていることを特徴としている。
また、請求項１０記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項９記載のものにおいて、該遮断壁は、少なくとも該上搬送ベルトを覆うように配設されていることを特徴としている。
また、請求項１１記載の本発明のシートの打抜屑除去装置は、請求項１〜１０のいずれか１項に記載のものにおいて、該エアカーテンノズルは、該シートに対して進行方向と反対方向に傾けた角度で、空気流を吹き付けることを特徴としている。
【００３４】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明すると、図１〜図２は本発明の一実施形態としてのシートの打抜屑除去装置を示すもので、図１はその概要図、図２（ａ），（ｂ）はそのエアカーテンノズルとエア噴出方向を示す要部概要図である。なお、一部については、既に説明した図５を参照する。
【００３５】
図１に示すように、ダイカット部２５は前述の図４，図５と同様の構造をしており、図５に示すように、上シリンダ３１には打抜ダイ３２が取付けられ、打抜ダイ３２に取付けられた図示しないナイフを下シリンダ３７の外周表面に押し付けることにより、段ボールシート等のシート１５（以下、段ボールシート１５という）を所定の形状に打抜くように構成されている。
【００３６】
また、打抜かれた打抜屑１７は打抜ダイのナイフに近接して貼り付けられたスポンジゴム３４等によって段ボールシート１５の下方に押し出される。
ここで押し出された打抜屑１７は、図１に示すように、ダイカット部２５の直後の床面近くに設けられた屑出しコンベア２９に落下し、図示しない搬出装置で機外に排出される。
【００３７】
打抜き加工された段ボールシート１５は打抜屑除去装置５０の上搬送ベルト５２と下搬送ベルト５３とによって上下に挟持されながら、打抜屑除去装置５０内を走行する。
上搬送ベルト５２と下搬送ベルト５３とは、それぞれ互いに平行に離隔された複数のベルトからなり（詳細は図示せず）、上搬送ベルト５２の各ベルトと下搬送ベルト５３の各ベルトとは段ボールシート１５の走行ラインに互いに上下に対向して設置されている。下搬送ベルト５３の上流端を支持する入口ガイドロール５４には、エアシリンダ等で構成されるアクチュレータ５５が接続されている。入口ガイドロール５４は打抜屑除去装置５０の両側に立設するフレーム５１にそなえられた図示しないガイドに移動可能に支持されており、アクチュレータ５５によって、ダイカット部２５に対して離接するように処理ライン方向に駆動されるように構成されている。
【００３８】
また、下搬送ベルト５３にはアキュムレータ５９が設けられている。アキュムレータ５９は、移動ガイドロール５６と固定ガイドロール５７とを有し、移動ガイドロール５６にはエアシリンダ等で構成されるアクチュレータ５８が接続され、このアクチュレータ５８により、ガイドロール５６が移動するような構成となっている。このアキュムレータ５９では、上記入口ガイドロール５４の移動に伴い、下搬送ベルト５３の有効長が増大する場合には、移動ガイドロール５６と固定ガイドロール５７とで構成される迂回経路を短縮し、搬送ベルト５３の有効長が減少する場合には、移動ガイドロール５６と固定ガイドロール５７とで構成される迂回経路を延長するように移動ガイドロール５６の移動を行なうようになっている。
【００３９】
このアキュムレータ５９により、下搬送ベルト５３を緩めることなく、ダイカット部２５で打抜かれた打抜屑１７が落下するための、下シリンダ３７と入口ガイドロール５４とのそれぞれの中心点を結ぶ隙間（屑除去用隙間）１９を広げたり狭めたりすることができるようになっている。
また、下搬送ベルト５３の内側の段ボールシート１５走行面と対向する位置には、加振装置４３が設置されている。この加振装置４３は図４のものと同様の構造をしており、複数（ここでは２つ）の第１振動発振ロータ４３ａと第２振動発振ロータ４３ｂからなり、これらは適当な間隔をあけて設置され、第１振動発振ロータ４３ａ，第２振動発振ロータ４３ｂの回転によって下搬送ベルト５３に激しい振動を与えるように構成されている。
【００４０】
この加振装置４３による振動が、段ボールシート１５に付与されることにより、切れ残った屑や打抜き加工された段ボールシート１５の穴に挟まったままの打抜屑１７が段ボールシート１５から切り離されるようになっている。
一方、段ボールシート１５の走行面の上部、つまり、上搬送ベルト５２の内側には、エアカーテンノズル６０が適宜設けられている。エアカーテンノズル６０はブロア６１から送られてくる空気を、段ボールシート１５に対してほぼ直角乃至進行方向と反対方向に僅かに傾けた角度で、幅の狭い膜状の空気流６３を吹き付けるようになっている。
【００４１】
なお、本実施形態では、２組の加振装置４３を有し、各加振装置４３に対応するように２組のエアカーテンノズル６０がそれぞれ加振装置４３のすぐ下流側に設置されている。
このエアカーテンノズル６０により、加振装置４３によって段ボールシート１５から分離された打抜屑１７が吹き飛ばされ、打抜屑１７が次工程に行かないようにすることができる。
【００４２】
また、これらのエアカーテンノズル６０のそれぞれの上部には金網状の遮断壁６２ａが設けられ、打抜屑１７が処理ライン進行方向（次工程）へ飛散するのを防止している。さらに、上搬送ベルト５２の上部と側面とにも金網状の遮断壁６２ｂ，６２ｃが設けられ、打抜屑１７が機外へ飛散するのを防止している。
このように、遮断壁６２ａ，６２ｂ，６２ｃは互いに縁部を結合されて、上搬送ベルト５２の上流側及び下方のみが開口した箱状に形成され、上搬送ベルト５２の全体を覆うように構成されている。この箱状の遮断壁６２ａ，６２ｂ，６２ｃの内部の上搬送ベルト５２の上部にはブロア４４が設置されている。ブロア４４は図４に示すものと同様のものであり、段ボールシート１５上に残った打抜屑１７を吹き飛ばすように構成されている。
【００４３】
また、下搬送ベルト５３の下部には、屑搬送コンベア４５が設けられ、段ボールシート１５から落とされた打抜屑１７を屑出しコンベア２９に搬送するようになっている。
下搬送ベルト５３の下流端と次工程のスタッカ部２８との間にはサクションボックス７０の開口部７３が下方に向けて開口されており、ブロア７１により、段ボールシート１５に残った打抜屑１７を下方に吸引するように構成されている。
【００４４】
サクションボックス７０によって吸引された打抜屑１７を含むエアは吐出口７２により屑搬送コンベア４５上に噴出される。
そして、打抜屑除去装置５０を通過して打抜屑１７を除去された段ボールシート１５はスタッカ部２８により所定の枚数に積上げられ機外に搬出される。このスタッカ部２８は図４と同様の構造をしているが、スタッカ部２８には段ボールシート１５の走行面の上側にサクションコンベア４７が設けられており、段ボールシート１５は上面から保持され、ロータテーブル４８に補助されながら積上部４９に搬送される。積上部４９では、図示しない分離装置により、段ボールシート１５がほぼ垂直に落とされて積上げられるようになっている。
【００４５】
本発明の一実施形態としてのシートの打抜屑除去装置は、上述のように構成されているので、下搬送ベルト５３の入口ガイドロール５４をダイカット部２５と離接することができる。そのため、段ボールシート１５の長さに合わせて屑除去用隙間１９を調整することができるようになり、ダイカット部２５で打抜かれた打抜屑１７を屑除去用隙間１９から確実に屑出しコンベア２９に落とせるようになる。
【００４６】
特に、段ボールシート１５が長い場合には、屑除去用隙間１９を広げることにより、従来のように屑除去用隙間１９が狭いため発生していた、屑除去用隙間１９に打抜屑１７が詰まったり、打抜屑１７が下搬送コンベア５３に挟まれてしまうという不具合を解消することができる。
入口ガイドロール５４及び移動ガイドロール５６の軸位置の駆動は、それぞれアクチュレータ５５，５８により行なわれ、これらのアクチュレータ５５，５８は処理する段ボールシート１５の走行方向の長さに応じて、入口ガイドロール５４及び移動ガイドロール５６の軸が所定位置になるように作動させることになるが、例えば、移動ガイドロール５６の位置は、下搬送ベルト５３の張力状態等を検出し、この検出結果に基づいて下搬送ベルト５３が常に最適な張力状態となるようにアクチュレータ５８の作動を制御するようにしてもよい。
【００４７】
なお、入口ガイドロール５４が移動すると、下搬送ベルト５３がたるんだり引っ張られたりすることになるが、アキュムレータ５９における可調整のガイドロール５６によってこれを防ぐことができる。つまり、図１に示すように、入口ガイドロール５４が実線矢印の方向に動いたときは、ガイドロール５６も実線矢印の方向に、反対の場合は破線矢印の方向に動くことによって、入口ガイドロール５４が移動しても、常時、下搬送ベルト５３を所定の張り具合に保つことができる。
【００４８】
また、エアカーテンノズル６０によって、空気流６３が図２（ａ）に示すように、段ボールシート１５上に処理ライン方向と逆方向に発生するため、段ボールシート１５に残った打抜屑１７を分離することができ、且つ、エアカーテンノズル６０によって分離された打抜屑１７及び、エアカーテンノズル６０の上流側に設置された加振装置４３によって分離された打抜屑１７が処理ライン方向とは逆に押し戻されて、エアカーテンノズル６０よりも後方の次工程に行ってしまうことを防ぐことができる。
【００４９】
そして、図２（ｂ）に示すように、エアカーテンノズル６０を通過した段ボールシート１５と次の段ボールシート１５´との隙間では、エアカーテンノズル６０による空気流６３が段ボールシートの処理ライン方向に対して略垂直に発生するため、段ボールシート１５上に残っていた打抜屑１７を吹き飛ばして、確実に下方に落とすことができる。
【００５０】
また、本実施形態では、遮断壁６２ａ，６２ｂ，６２ｃによって、金網状の覆いが形成されているため、加振装置４３やブロア４４又はエアカーテンノズル６０によって舞い上がった打抜屑１７が機外へ飛び出すことなく、その位置に閉じ込められ、確実に処理されるようになる。そのため、後工程へ飛散したり、機器が打抜屑１７によって汚れてしまうような不具合も解消される。
【００５１】
そして、下搬送ベルト５３の下流端とスタッカ部２８との隙間にサクションボックス７０が設置されているので、下搬送ベルト５３の下流端まで除去されずに残ってしまった打抜屑１７、特に、段ボールシート１５の下側に除去されずに残ってしまった打抜屑１７は、このサクションボックス７０によって確実に下方に吸引され、除去される。
【００５２】
以上のように、本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、装置全体をコンパクトにしながら確実に打抜屑１７を除去することができる。
【００５３】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形、又は併用して実施することができる。
例えば、本実施の形態では加振装置４２とエアカーテンノズル６０とをそれぞれ２組設けたが、これに限るものではない。
【００５４】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項１記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、エアカーテンノズルによって、空気流をシート上に処理ライン方向と逆方向に発生するため、シートに残った打抜屑を分離することができ、且つ、分離された打抜屑が処理ライン方向とは逆に押し戻されて、エアカーテンノズルよりも後方の次工程に行ってしまうことを防ぐことができる。
【００５５】
そして、エアカーテンノズルを通過したシートと次のシートとの隙間では、エアカーテンノズルによる空気流がシートの処理ライン方向に対して略垂直に発生するため、シート上に残っていた打抜屑を吹き飛ばして、確実に下方に落とすことができる。
請求項２記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、ダイカット部で打抜かれた打抜屑を屑除去用隙間から落下させることができる。
【００５６】
請求項３記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、下搬送ベルトの上流端を支持する入口ガイドロールがダイカット部に対して離接することができため、シートの長さに合わせて屑除去用隙間を調整することができるようになり、ダイカット部で打抜かれた打抜屑を屑除去用隙間から確実に屑出しコンベアに落とすことができ、従来のように屑除去用隙間が狭いため発生していた、屑除去用隙間に打抜屑が詰まったり、打抜屑が下搬送コンベアに挟まれてしまうという不具合を解消することができる。
【００５７】
請求項４記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、アキュムレータが入口ガイドロールの移動に対応して可動するため、下搬送ベルトがたるんだり引っ張られたりすることが防止され、入口ガイドロールの移動に関係なく、常時、下搬送ベルトを所定の張り具合に保つことができる。
請求項５に記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、加振装置によってシートに強い振動が与えられ、シートと共に移動しようとする打抜屑をシートから切り離して落下させることができ、落下した打抜屑を屑搬送コンベアによって確実に屑出しコンベアへ搬送することができる。
【００５８】
請求項６に記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、サクションボックスによって、シートと下搬送ベルトの間に挟まれたままの打抜屑や、シートと完全に分離されなかった打抜屑等を下方へ吸引して分離させることができる。
請求項７に記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、屑搬送コンベアによって、サクションボックスによって吸引された打抜屑を確実に屑出しコンベアに搬送することができる。
【００５９】
請求項８に記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、ブロアによって、シートと共に移動しようとする打抜屑をシートから吹き飛ばして除去することができる。
請求項９又は１０に記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、遮断壁によって、エアカーテンノズル，加振装置，ブロア等によって除去された打抜屑が機外へ飛び出すことなく、その位置に閉じ込められ、確実に処理されるようになり、後工程へ飛散したり、機器が打抜屑によって汚れてしまうような不具合も解消することができる。
請求項１１に記載の本発明のシートの打抜屑除去装置によれば、エアカーテンノズルによる空気流によって、シートの処理ライン方向に対して略垂直に発生するため、シート上に残っていた打抜屑を吹き飛ばして、確実に下方に落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態としてのシートの打抜屑除去装置を示す要部構成図である。
【図２】本発明の一実施形態として打抜屑除去装置のエアカーテンノズルとエア噴出方向を示す概要図である。
【図３】従来のシートの打抜屑除去装置の概略構成図である。
【図４】本発明の案出過程で創案したシートの打抜屑除去装置の概略構成図である。
【図５】図４に示すシートの打抜屑除去装置のダイカット部の部分詳細図である。
【符号の説明】
１ダイカット部
１ａ上シリンダ
１ｂ打抜ダイ
２シート搬送コンベア
３シート押えコンベア
２ａ，３ａ複数のベルト
４加振装置
５第１振動発生ロータ
６第２振動発生ロータ
７第１サクションコンベア
８，１１孔あきベルト
８ａ，１１ａキャリア側ベルト
９，１２サクションボックス
１０第２サクションコンベア
１３第１の吸引ダクト
１４第２の吸引ダクト
１５段ボールシート（シート）
１５´ 段ボールシート
１６スタッカ部
１７打抜屑
１９屑除去用隙間（隙間）
２１給紙部
２３キッカ
２４印刷部
２５ダイカット部
２６打抜屑除去装置
２８スタッカ部
２９屑出しコンベア
３１上シリンダ
３２打抜ダイ
３３ナイフ
３４スポンジゴム
３７下シリンダ
４１上搬送ベルト
４２下搬送ベルト
４３加振装置
４３ａ第１振動発生ロータ
４３ｂ第２振動発生ロータ
４４ブロア
４５屑搬送コンベア
４６入口ガイドロール
４７サクションコンベア
４８ロータテーブル
４９積上部
５０打抜屑除去装置
５１フレーム
５２上搬送ベルト
５３下搬送ベルト
５４入口ガイドロール
５５アクチュレータ
５６ガイドロール
５７固定ロール
５８アクチュレータ
５９アキュムレータ
６０エアカーテンノズル
６１ブロア
６２ａ〜６２ｃ遮断壁
６３空気流
７０サクションボックス
７１ブロア
７２吐出口
７３開口部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sheet punching waste removing device that removes punching waste generated by punching a sheet such as a cardboard sheet.
[0002]
[Prior art]
In general, when punching a sheet such as a corrugated cardboard sheet and stacking the sheets, after punching the sheet in the die cut part, the punching scrap removing device removes the punching scrap and then the sheet. Is transferred to the stacking device (stacker unit) in the next process.
[0003]
Here, the die-cutting part makes the cutting edge of the punching blade implanted in a predetermined punching die abut against the receiving part of an anvil or the like disposed so as to face the whole, or bite the sheet such as a corrugated cardboard sheet to a predetermined level. Because it is configured to punch into the shape, if there is a deficiency in the height adjustment of the cutting edge of the blade for punching or if the cutting edge is worn out, the sheet cannot be punched reliably, and punching scraps hang down on the sheet The punched waste remains on the sheet, which hinders processing in the next process.
[0004]
For this reason, a punching scrap removal device is provided at the subsequent stage of the die cut portion, and punching scraps are removed here (see, for example, Patent Document 1).
The schematic block diagram of the conventional punching dust removal apparatus described in patent document 1 in FIG. 3 is shown.
As shown in FIG. 3, the punching dust removing device is provided between the die cut part 1 and the stacker part 16. The corrugated cardboard sheet 15 is punched into a predetermined shape by a blade 1b provided on the cylinder 1a of the die cut part 1, and is then sent from the die cut part 1 to a punching scrap removing device. The removing device is provided with a sheet conveying conveyor 2 that receives the punched cardboard sheet 15 fed from the die cut unit 1 and conveys it in one direction.
[0005]
On the sheet conveying conveyor 2, a sheet pressing conveyor 3 is provided which cooperates with the sheet conveying conveyor 2 to sandwich and transfer the corrugated cardboard sheet 15 from above and below. A plurality of belts 2a and 3a are provided on the sheet conveying conveyors 2 and 3, and these belts 2a and 3a are arranged so as to face each other vertically.
[0006]
Below the carrier-side belt of the belt 2a of the sheet conveying conveyor 2, a vibration device 4 that applies vibration to the belt 2a is provided. This vibration device 4 comprises a first vibration generating rotor 5 and a second vibration generating rotor 6 that extend long in the width direction of the belt 2a, so that the belt 2a is impacted by the rotation of the vibration generating rotors 5 and 6. It has become.
[0007]
The vibration generated by the vibration exciter 4 is applied to the corrugated cardboard sheet 15, and if punching scraps remain on the corrugated cardboard sheet 15, a separating force acts on the punching scraps, and a drooping state that is not separated and removed from the corrugated cardboard sheet 15. Punching scraps, etc., will separate and fall downward.
And the 1st suction conveyor 7 is provided in the downstream of the sheet | seat conveyance conveyor 2, and the 1st suction conveyor 7 has the suction box 9 under the carrier side belt 8a of the perforated belt 8 arrange | positioned in a double row. A suction force is applied from the suction box 9 to the small hole of the carrier side belt 8 a to attract the lower surface of the cardboard sheet 15, and the cardboard sheet 15 is conveyed by the movement of the perforated belt 8.
[0008]
A second suction conveyor 10 is provided so as to straddle the gap between the supply end portion of the first suction conveyor 7 and the discharge end portion of the sheet conveying conveyor 2 from above, and the second suction conveyors 10 are arranged in double rows. A suction box 12 is provided above the carrier-side belt 11a of the perforated belt 11, and a suction force is applied from the suction box 12 to a small hole of the carrier-side belt 11a to adsorb the upper surface of the corrugated cardboard sheet 15, thereby The cardboard sheet 15 is conveyed by this movement.
[0009]
A first suction duct 13 that is long in the width direction of the apparatus is provided in the space between the supply end of the first suction conveyor 7 and the discharge end of the sheet conveying conveyor 2 below the second suction conveyor 10. Although not shown in detail, the suction duct 13 is opened at the top, and sucks the cardboard sheet 15 conveyed by the second suction conveyor 10 from below.
[0010]
This suction force is weaker than the suction force by which the second suction conveyor 10 sucks the corrugated cardboard sheet 15 and is strong enough not to interfere with the conveyance of the corrugated cardboard sheet 15.
When the cardboard sheet 15 sucked and conveyed by the second suction conveyor 10 passes above the suction duct 13, the suction force applied to the first suction duct 13 acts on the lower surface of the cardboard sheet 15, The punching waste still remaining on the sheet 15 is sucked out into the suction duct 13.
[0011]
A second suction duct 14 that is long in the width direction of the apparatus is provided above the first suction conveyor 7. Although details are not shown, the lower part of the second suction duct 14 is opened, and the cardboard sheet 15 is sucked from above.
The suction force is weaker than the suction force by which the first suction conveyor 7 sucks the corrugated cardboard sheet 15 and is strong enough not to interfere with the transport of the corrugated cardboard sheet 15.
[0012]
When the cardboard sheet 15 sucked and conveyed by the first suction conveyor 7 passes below the second suction duct 14, it is still on the upper surface of the cardboard sheet 15 by the suction force acting on the second suction duct 14. The remaining punching waste is sucked and removed into the suction duct 14.
[0013]
[Patent Document 1]
JP-A-11-170197
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, such a conventional sheet punching scrap removing device includes a sheet conveying conveyor 2 and a vibrating device 4, a first suction conveyor 7, a first suction duct 13, a second suction conveyor 10, and a second suction duct. 14 and the apparatus becomes large. Moreover, in order to remove the punching waste remaining on the upper side and the lower side of the cardboard sheet 15, the first suction conveyor 7, the first suction duct 13, the second suction conveyor 10 and the second suction duct 14 are installed. As a result, the apparatus becomes longer in the direction of the processing line, necessitating an increase in the size of the entire machine.
[0015]
Furthermore, the suction force of the suction duct should be weaker than the suction force of the suction conveyors facing each other so as not to hinder the conveyance of the corrugated cardboard sheet, and the suction force for sucking punched scraps must be maintained. In other words, it was difficult to control the suction force. Further, even when the dimensions and shape of the corrugated cardboard sheet to be manufactured change, the adjustment of the suction force must be changed each time, and there is a problem that the control adjustment becomes difficult.
[0016]
On the other hand, in the process of devising the invention of the present application, a punching waste removing device that removes punching waste without using a combination of a suction conveyor and a suction duct was devised.
In FIG. 4, the schematic block diagram of this punching waste removal apparatus of a sheet | seat is shown.
As shown in FIG. 4, the cardboard sheets 15 stacked on the paper feeding unit 21 are sent out one by one by the kicker 23 to the left in the drawing. The fed cardboard sheet 15 is printed by the printing unit 24 and punched by the die cutting unit 25.
[0017]
FIG. 5 is a partial detail view of the die cut portion 25. The die cut part 25 is the same as that of the prior art shown in FIG. That is, as shown in FIG. 5, a punching die 32 is attached to the upper cylinder 31 of the die cut portion 25, and the blade tip of the knife 33 of the punching die 32 is pressed against the outer peripheral surface of the lower cylinder 37. The corrugated cardboard sheet 15 is punched.
[0018]
The punching waste 17 punched out is pushed out below the corrugated cardboard sheet 15 by a sponge rubber 34 attached in the vicinity of the knife 33 of the punching die 32, and the punching waste 17 thus pushed out is a floor immediately after the die cut portion 25. It falls on a scraping conveyor 29 provided near the surface, and is discharged out of the machine by an unillustrated unloading device.
However, since the punching scraps 17 are not reliably pushed out by the sponge rubber 34 here, a punching scrap removing device 26 is provided after the die cut portion 25.
[0019]
The punching dust removing device 26 is provided with conveying belts 41 and 42 on the upper and lower sides of the running surface of the cardboard sheet 15, and the cardboard sheet 15 travels while being sandwiched between the conveying belts 41 and 42.
The punching scrap removal device 26 includes conveyor belts 41 and 42, a vibration device 43 and a blower 44. Here, the vibration exciter 43 is configured in the same manner as the above-described conventional technique (FIG. 3), and includes a plurality of (here, two) first vibration generating rotors 43a and second vibration generating rotors 43b. This vibration device 43 applies intense vibrations to the conveyor belts 41 and 42 and the corrugated cardboard sheet 15, and removes the scraps left uncut or punched scraps 17 that are sandwiched in the punched holes of the corrugated cardboard sheet 15. 15 to separate.
[0020]
The separated punching waste 17 is blown off by the air flow of the blower 44, falls from the running surface of the corrugated cardboard sheet 15, and is discharged by the waste transporting conveyor 45 provided on the lower side of the lower transporting belt 42. It is conveyed to the conveyor 29. The corrugated cardboard sheet 15 from which the punching scraps 17 have been removed is stacked up to a predetermined number by the stacker unit 28 and carried out of the machine. The stacker unit 28 is provided with a suction conveyor 47 on the upper side of the running surface of the cardboard sheet 15, and the cardboard sheet 15 is held from the upper surface and conveyed to the upper stacking portion 49.
[0021]
In the upper stacking portion 49, the cardboard sheet 15 is separated from the suction conveyor 47 by a separation device (not shown), dropped almost vertically, and stacked. The rotor table 48 is for assisting the conveyance of the cardboard sheet 15. Thus, the cardboard sheets 15 are stacked without rubbing each other.
Accordingly, in such a sheet punching scrap removing device, the punching scrap removal does not use a suction conveyor or a suction duct, and remains on the corrugated cardboard sheet 15 without being removed. The punching waste 17 to be separated can be blown off by the blower 44 after being separated by the vibration device 4. Therefore, it is possible to omit the difficult control of the suction force adjustment, which is necessary in the conventional punching scrap removing device having a suction conveyor and suction duct, and it is possible to omit these suction conveyor and suction duct. Therefore, the entire apparatus can be made compact.
[0022]
However, the following problems occur in such a sheet punching scrap removing device.
The punching waste 17 is pushed by the sponge rubber 34 and falls into the gap 19 between the die cut portion 25 and the waste disposal conveyor 42. Conventionally, the position of the inlet guide roll 46 of the lower conveying belt 42 is fixed, and the gap (debris removal gap) 19 between the die cut portion 25 and the cylinder 17 is the shortest corrugated cardboard in the running direction processed by the machine. It is below the sheet size. Otherwise, a short sheet cannot be reliably delivered from the die cut portion 25 to the punching dust removing device 26.
[0023]
However, in this case, since the scrap removing gap 19 is narrow, the punched scrap 17 does not fall down, and is sandwiched between the conveying belts 41 and 42 of the punched scrap removing device 26 and the corrugated cardboard sheet 15 and moves to the next process. May end up. When processing a cardboard sheet that is long in the traveling direction, the dust removal gap 19 is widened to make a space for the punched waste 17 to fall and improve the dust removal performance. Since the inlet guide roll 46 is fixed at a position where the shortest corrugated cardboard sheet can be delivered, the debris removal gap 19 becomes narrow, and the above problem cannot be solved.
[0024]
Further, in the case of a corrugated cardboard sheet that is long in the traveling direction, it is considered that the punching waste 17 is also relatively long in the traveling direction. It can be considered that it is more difficult to drop from the use gap 19.
In this way, if the punching waste 17 does not fall down and is sandwiched between the conveyor belts 41 and 42 and the corrugated cardboard sheet 15, the punching waste 17 is removed even if vibration is applied or air is blown away. It becomes difficult to remove.
[0025]
Moreover, when blown off by vibration or air, the punching scraps 17 that flew away from the corrugated cardboard sheet are scattered around, contaminating the vicinity of the machine, or riding on the corrugated cardboard sheet 15 again, and proceeding to the next process as it is. It often happens that it is carried.
The present invention was devised in view of the above-described problems, and removes punching dust from a sheet, which can reliably cut punching waste from a sheet such as a corrugated cardboard sheet, etc. while making the entire apparatus compact. An object is to provide an apparatus.
[0026]
  For this reason, the punching dust removing device for a sheet of the present invention according to claim 1 is:Each consisting of a plurality of belts spaced parallel to each other,Up and down the sheet (for example, a corrugated cardboard sheet) punched in the die cut partInThe upper and lower conveyor belts that are sandwiched and transferred to the stacker unit, and the sheet that is sandwiched and transferred between the upper and lower conveyor belts.On the upper surface exposed between a plurality of belts constituting the upper conveying beltGenerated by punching at the die cut partOn the sheetThe punching scraps that move with the sheet are prevented from moving to separate the punching scraps from the sheet.And dropping downward from between a plurality of belts constituting the lower conveying beltAnd an air curtain nozzle.
[0027]
  Moreover, the punching dust removing apparatus for a sheet according to the present invention described in claim 2 is the one described in claim 1,Between the die cut portion and the upstream end of the lower conveying belt, a dust removing gap is provided for dropping punch waste generated by punching in the die cut portion.
[0028]
  Moreover, the punching dust removing apparatus for a sheet according to the present invention described in claim 3 is the claim.2In what is described,An inlet guide roll that supports the upstream end of the lower conveying belt is configured to be movable in a direction in which it is separated from and contacting the die cut portion.
[0029]
  Further, a punching dust removing device for a sheet according to the present invention described in claim 4 is:4. The thing of Claim 3 WHEREIN: When the effective length of this lower conveyance belt increases with the movement of this entrance guide roll, the detour path | route of this lower conveyance belt is shortened, and with the movement of this entrance guide roll When the effective length of the lower conveyor belt decreases, an accumulator is provided that extends a detour path of the lower conveyor belt.
[0030]
  Further, the punching dust removing device for a sheet according to the present invention as claimed in claim 5 is the claim.In any one of 2, 3, 4In what is described,The scraping conveyor that collects the punched scrap that has fallen from the scrap removing gap, and the sheet transported between the upper transport belt and the lower transport belt are vibrated and attached to the sheet. A vibration exciter for dropping the punched scraps from the lower transport belt, and a scrap transport conveyor for transporting the punched scraps dropped from the lower transport belt to the scraping conveyor. Yes.
[0031]
  Claims6The sheet punching dust removing device according to the present invention described in claims 1 toOf 5The punching waste remaining on the lower surface side of the sheet is not removed between the terminal end of the lower conveyance belt and the stacker unit for stacking the punched sheets. It is characterized in that a suction box for removal is provided.
[0032]
    Claims7The sheet punching dust removing device of the present invention described in claim6What is described is characterized in that the punched waste sucked by the suction box is transported by the waste transporting conveyor to the scraping conveyor.
  Claims8The sheet punching dust removing device according to the present invention described in claims 1 to7Any one of the above is characterized in that a blower is provided above the upper conveying belt for blowing and removing the punched waste to be moved together with the sheet.
[0033]
  A punching dust removing device for a sheet according to a ninth aspect of the present invention is the apparatus according to any one of the first to eighth aspects, wherein the punching dust is prevented from being scattered on the upper portion of the air curtain nozzle. It is characterized in that a wire mesh-like blocking wall is provided.
  A sheet punching dust removing device according to a tenth aspect of the present invention is characterized in that, in the ninth aspect, the blocking wall is disposed so as to cover at least the upper conveying belt. Yes.
  Moreover, the punching dust removal apparatus of the sheet | seat of this invention of Claim 11 WHEREIN: In the thing of any one of Claims 1-10,The air curtain nozzle blows an air flow at an angle inclined in the direction opposite to the traveling direction with respect to the sheet.It is characterized by that.
[0034]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIGS. 1 to 2 show a sheet punching dust removing apparatus as an embodiment of the present invention. FIG. (A), (b) is the principal part schematic diagram which shows the air curtain nozzle and the air ejection direction. In addition, for a part, refer to FIG. 5 already described.
[0035]
As shown in FIG. 1, the die cut portion 25 has the same structure as that shown in FIGS. 4 and 5, and a punching die 32 is attached to the upper cylinder 31 as shown in FIG. A sheet 15 such as a corrugated cardboard sheet (hereinafter referred to as a corrugated cardboard sheet 15) is punched into a predetermined shape by pressing a knife (not shown) attached to the outer peripheral surface of the lower cylinder 37.
[0036]
Further, the punched scraps 17 are pushed out below the corrugated cardboard sheet 15 by a sponge rubber 34 or the like attached in the vicinity of the punching die knife.
As shown in FIG. 1, the punched scrap 17 extruded here falls onto a scraping conveyor 29 provided near the floor immediately after the die-cut portion 25, and is discharged out of the machine by an unillustrated unloading device. .
[0037]
The punched corrugated cardboard sheet 15 travels in the punching dust removing device 50 while being vertically sandwiched between the upper transport belt 52 and the lower transport belt 53 of the punching scrap removing device 50.
The upper conveyor belt 52 and the lower conveyor belt 53 are each composed of a plurality of belts spaced apart in parallel (details are not shown). Each belt of the upper conveyor belt 52 and each belt of the lower conveyor belt 53 are corrugated cardboard. They are installed on the traveling line of the seat 15 so as to face each other vertically. An actuator 55 composed of an air cylinder or the like is connected to the inlet guide roll 54 that supports the upstream end of the lower conveyance belt 53. The inlet guide roll 54 is movably supported by guides (not shown) provided on the frames 51 erected on both sides of the punching dust removing device 50, and is brought into and out of contact with the die-cut portion 25 by an actuator 55. It is configured to be driven in the processing line direction.
[0038]
The lower conveyor belt 53 is provided with an accumulator 59. The accumulator 59 has a moving guide roll 56 and a fixed guide roll 57, and an actuator 58 composed of an air cylinder or the like is connected to the moving guide roll 56, and the guide roll 56 moves by the actuator 58. It has a configuration like this. In this accumulator 59, when the effective length of the lower conveying belt 53 increases with the movement of the inlet guide roll 54, the detour path constituted by the moving guide roll 56 and the fixed guide roll 57 is shortened. When the effective length of the belt 53 decreases, the movement guide roll 56 is moved so as to extend the detour path constituted by the movement guide roll 56 and the fixed guide roll 57.
[0039]
With this accumulator 59, the gap between the respective center points of the lower cylinder 37 and the inlet guide roll 54 (debris) for the punching scraps 17 punched by the die-cut portion 25 to fall without loosening the lower transport belt 53. The removal gap 19 can be widened or narrowed.
In addition, a vibration exciter 43 is installed at a position facing the traveling surface of the corrugated cardboard sheet 15 inside the lower conveyance belt 53. The vibration exciter 43 has the same structure as that shown in FIG. 4, and is composed of a plurality of (here, two) first vibration oscillation rotors 43a and second vibration oscillation rotors 43b, which are spaced at appropriate intervals. The lower conveyor belt 53 is vibrated vigorously by the rotation of the first vibration oscillation rotor 43a and the second vibration oscillation rotor 43b.
[0040]
The vibration by the vibration exciter 43 is applied to the corrugated cardboard sheet 15 so that the scraps left uncut and the punched scraps 17 sandwiched in the holes of the corrugated cardboard sheet 15 are separated from the corrugated cardboard sheet 15. It has become.
On the other hand, an air curtain nozzle 60 is appropriately provided above the running surface of the corrugated cardboard sheet 15, that is, inside the upper conveying belt 52. The air curtain nozzle 60 blows the air sent from the blower 61 with a narrow film-like air flow 63 at an angle slightly inclined to the corrugated cardboard sheet 15 at a substantially right angle or a direction opposite to the traveling direction. It has become.
[0041]
In the present embodiment, two sets of vibration devices 43 are provided, and two sets of air curtain nozzles 60 are installed immediately downstream of the vibration devices 43 so as to correspond to the respective vibration devices 43. .
By this air curtain nozzle 60, the punching waste 17 separated from the corrugated cardboard sheet 15 by the vibration device 43 is blown off, and the punching waste 17 can be prevented from going to the next process.
[0042]
Further, a wire net-like blocking wall 62a is provided on each of the air curtain nozzles 60 to prevent the punched scraps 17 from being scattered in the processing line traveling direction (next process). Further, wire mesh-like blocking walls 62b and 62c are also provided on the upper and side surfaces of the upper conveyor belt 52 to prevent the punched scraps 17 from scattering outside the machine.
In this way, the blocking walls 62a, 62b, and 62c are coupled to each other at the edges, and are formed in a box shape in which only the upstream side and the lower side of the upper conveyance belt 52 are opened, and are configured to cover the entire upper conveyance belt 52. Has been. A blower 44 is installed on the upper conveying belt 52 inside the box-shaped blocking walls 62a, 62b, and 62c. The blower 44 is the same as that shown in FIG. 4 and is configured to blow away the punching waste 17 remaining on the cardboard sheet 15.
[0043]
Further, a scrap transport conveyor 45 is provided below the lower transport belt 53, and the punched scrap 17 dropped from the corrugated cardboard sheet 15 is transported to the scrap discharge conveyor 29.
An opening 73 of the suction box 70 is opened downward between the downstream end of the lower conveying belt 53 and the stacker unit 28 in the next process. The blown waste 17 remaining on the cardboard sheet 15 is blown by the blower 71. Is sucked downward.
[0044]
The air containing the punched waste 17 sucked by the suction box 70 is ejected onto the waste transport conveyor 45 through the discharge port 72.
Then, the corrugated cardboard sheets 15 from which the punching scraps 17 have been removed by passing through the punching scrap removing device 50 are stacked up to a predetermined number by the stacker unit 28 and are carried out of the machine. The stacker unit 28 has the same structure as that shown in FIG. 4, but the stacker unit 28 is provided with a suction conveyor 47 on the upper side of the running surface of the cardboard sheet 15. While being assisted by the table 48, it is conveyed to the upper stacking portion 49. In the upper stacking portion 49, the cardboard sheets 15 are dropped almost vertically by a separating device (not shown) and stacked.
[0045]
Since the sheet punching dust removing apparatus according to the embodiment of the present invention is configured as described above, the inlet guide roll 54 of the lower conveyance belt 53 can be separated from and contacted with the die cut portion 25. Therefore, the scrap removal gap 19 can be adjusted according to the length of the corrugated cardboard sheet 15, and the punching scraps 17 punched by the die-cut portion 25 are reliably removed from the scrap removal gap 19. Can be dropped.
[0046]
In particular, when the corrugated cardboard sheet 15 is long, the waste removal gap 19 is widened, so that the waste removal gap 19 is clogged with the waste removal gap 19 which is generated because the waste removal gap 19 is narrow as in the prior art. Or the trouble that the punching waste 17 will be pinched by the lower conveyance conveyor 53 can be eliminated.
The driving of the axial positions of the entrance guide roll 54 and the moving guide roll 56 is performed by actuators 55 and 58, respectively. These actuators 55 and 58 enter the entrance according to the length of the corrugated cardboard sheet 15 to be processed in the traveling direction. The shafts of the guide roll 54 and the movement guide roll 56 are operated so as to be in predetermined positions. For example, the position of the movement guide roll 56 detects the tension state of the lower conveyance belt 53 and the like. Based on this, the operation of the actuator 58 may be controlled so that the lower conveyor belt 53 is always in an optimal tension state.
[0047]
When the inlet guide roll 54 moves, the lower conveyance belt 53 is slackened or pulled, but this can be prevented by the adjustable guide roll 56 in the accumulator 59. That is, as shown in FIG. 1, when the inlet guide roll 54 moves in the direction of the solid line arrow, the guide roll 56 also moves in the direction of the solid line arrow, and in the opposite case, moves in the direction of the broken line arrow. Even if 54 moves, the lower conveyor belt 53 can always be kept in a predetermined tension.
[0048]
Further, the air curtain nozzle 60 generates an air flow 63 on the cardboard sheet 15 in the direction opposite to the processing line direction as shown in FIG. The punching waste 17 separated by the air curtain nozzle 60 and the punching waste 17 separated by the vibration device 43 installed on the upstream side of the air curtain nozzle 60 are the processing line direction. On the contrary, it can be prevented from being pushed back and going to the next process behind the air curtain nozzle 60.
[0049]
Then, as shown in FIG. 2 (b), in the gap between the corrugated cardboard sheet 15 that has passed through the air curtain nozzle 60 and the next corrugated cardboard sheet 15 ', the air flow 63 by the air curtain nozzle 60 is directed in the direction of the processing line of the corrugated cardboard sheet. On the other hand, since it is generated substantially vertically, the punching waste 17 remaining on the corrugated cardboard sheet 15 can be blown off and reliably dropped downward.
[0050]
Moreover, in this embodiment, since the wire mesh-like cover is formed by the blocking walls 62a, 62b, and 62c, the punching waste 17 that has been swung up by the vibration device 43, the blower 44, or the air curtain nozzle 60 is moved out of the machine. Without jumping out, it is trapped in that position and processed reliably. For this reason, problems such as scattering to a subsequent process and contamination of the device by the punching waste 17 are also eliminated.
[0051]
And since the suction box 70 is installed in the gap between the downstream end of the lower transport belt 53 and the stacker portion 28, the punching scraps 17 that remain without being removed until the downstream end of the lower transport belt 53, The punching waste 17 left without being removed under the corrugated cardboard sheet 15 is surely sucked downward by the suction box 70 and removed.
[0052]
As described above, according to the sheet punching dust removing apparatus of the present invention, the punching scraps 17 can be reliably removed while making the entire apparatus compact.
[0053]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to such embodiments, and various modifications or combinations can be implemented without departing from the spirit of the present invention.
For example, in the present embodiment, two sets of the vibration device 42 and the air curtain nozzle 60 are provided, but the present invention is not limited to this.
[0054]
【The invention's effect】
  As described in detail above, according to the punching dust removing device of the present invention according to claim 1,The air curtain nozzle generates an air flow on the sheet in a direction opposite to the processing line direction, so that the punching waste remaining on the sheet can be separated, and the separated punching waste is the processing line direction. On the contrary, it can be prevented from being pushed back and going to the next process behind the air curtain nozzle.
[0055]
  In the gap between the sheet that has passed through the air curtain nozzle and the next sheet, the air flow generated by the air curtain nozzle is generated substantially perpendicular to the sheet processing line direction. It can be blown away and reliably dropped down.
  According to the sheet punching scrap removing device of the present invention, the punching scrap punched by the die-cut portion can be dropped from the scrap removing gap.
[0056]
  According to the sheet punching dust removing device of the third aspect of the present invention, the inlet guide roll that supports the upstream end of the lower conveying belt can be separated from and brought into contact with the die-cut portion. The scrap removal gap can be adjusted, and the punched punch punched out at the die-cut part can be reliably dropped from the scrap removal gap onto the scrap conveyor. It is possible to solve the problems that are generated due to the narrowness, such as punching scraps clogging in the scrap removal gap, or punching scraps being pinched by the lower conveyor.
[0057]
  Claim4According to the punching dust removing device of the sheet of the present invention described,Since the accumulator moves in response to the movement of the inlet guide roll, the lower conveyor belt is prevented from sagging or pulled, and the lower conveyor belt is always kept in the specified tension regardless of the movement of the inlet guide roll. Can keep.
  Claim5According to the sheet punching dust removing device of the present invention described in the above, strong vibration is applied to the sheet by the vibration device, and punching scraps that move with the sheet can be separated from the sheet and dropped. The punched scraps can be reliably transported to the scrap discharging conveyor by the scrap transporting conveyor.
[0058]
  Claim6According to the sheet punching scrap removing device of the present invention described in the above, punching scraps that are sandwiched between the sheet and the lower transport belt by the suction box, or punching scraps that are not completely separated from the sheet Etc. can be sucked downward and separated.
  Claim7According to the sheet punching scrap removing apparatus of the present invention described in the above, punching scraps sucked by the suction box can be reliably transported to the scraping conveyor by the scrap transporting conveyor.
[0059]
  Claim8According to the sheet punching scrap removing apparatus of the present invention described in (2), punching scraps that are about to move with the sheet can be blown off from the sheet and removed by the blower.
  Claim9Or10According to the sheet punching dust removing device of the present invention, the punching scraps removed by the air curtain nozzle, the vibration device, the blower, etc. are confined at the position by the blocking wall without jumping out of the machine. Therefore, it is possible to solve the problem that the processing is surely performed and the device is scattered to the subsequent process or the device is contaminated by the punching waste.
  According to the punching dust removing device of the present invention described in claim 11, the punching residue remaining on the sheet is generated substantially perpendicularly to the processing line direction of the sheet by the air flow by the air curtain nozzle. Blow out the scraps and make sure to drop them down.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a main part configuration diagram showing a sheet punching dust removing apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing an air curtain nozzle and an air ejection direction of a punching dust removing apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of a conventional sheet punching dust removing device.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram of a sheet punching dust removing device created in the process of devising the present invention.
FIG. 5 is a partial detail view of a die cut portion of the sheet punching dust removing apparatus shown in FIG. 4;
[Explanation of symbols]
1 Die cut part
1a Upper cylinder
1b Punching die
2 Sheet conveyor
3 Sheet press conveyor
2a, 3a Multiple belts
4 Exciter
5 First vibration generating rotor
6 Second vibration generating rotor
7 First suction conveyor
8,11 Perforated belt
8a, 11a Carrier side belt
9,12 Suction box
10 Second suction conveyor
13 First suction duct
14 Second suction duct
15 Cardboard sheet (sheet)
15 'cardboard sheet
16 Stacker
17 Punching waste
19 Debris removal gap (gap)
21 Paper feeder
23 Kicca
24 Printing Department
25 Die cut part
26 Punching scrap removal device
28 Stacker
29 Garbage conveyor
31 Upper cylinder
32 Punching die
33 Knives
34 Sponge rubber
37 Lower cylinder
41 Upper conveyor belt
42 Lower conveyor belt
43 Exciter
43a First vibration generating rotor
43b Second vibration generating rotor
44 Blower
45 Waste conveyor
46 Entrance guide roll
47 Suction conveyor
48 rotor table
49 Upper part
50 Punching scrap removal device
51 frames
52 Upper conveyor belt
53 Lower conveyor belt
54 Entrance guide roll
55 Actuator
56 Guide roll
57 Fixed roll
58 Actuator
59 Accumulator
60 Air curtain nozzle
61 Blower
62a-62c barrier wall
63 Air flow
70 Suction box
71 Blower
72 Discharge port
73 opening

Claims

それぞれ互いに平行に離隔された複数のベルトからなり、ダイカット部で打抜き加工されたシートを上下に挟んでスタッカ部に移送する上搬送ベルト及び下搬送ベルトと、
上記の上搬送ベルトと下搬送ベルトとの間に挟まれて移送される該シートの上記上搬送ベルトを構成する複数のベルト間に露出する上面に向けて空気流を吹き付けて、該ダイカット部での打抜き加工により発生し該シート上を該シートと共に移動しようとする打抜屑の移動を阻止して該打抜屑を該シートから分離させ、上記下搬送ベルトを構成する複数のベルト間から下方へ落下させるエアカーテンノズルと、
が備えられている
ことを特徴とする、シートの打抜屑除去装置。 Each of a plurality of belts in parallel spaced from each other, a conveyor belt and a lower conveyor belt on to transfer to the stacker section across the stamped sheet up and down in the die cutting unit,
An air flow is blown toward the upper surface exposed between the plurality of belts constituting the upper conveyor belt of the sheet that is sandwiched and transferred between the upper conveyor belt and the lower conveyor belt, downward of the generated above the sheet by stamping from among a plurality of belts the ball striking抜屑to prevent movement of the punching抜屑to be moved together with the sheet is separated from the sheet, constituting the lower conveyor belt An air curtain nozzle that drops into
A punching dust removing device for a sheet, comprising:

該ダイカット部と該下搬送ベルトの上流端との間に、該ダイカット部での打抜き加工により発生した打抜屑を落下させる屑除去用隙間が設けられている
ことを特徴とする、請求項１記載のシートの打抜屑除去装置。2. A dust removal gap for dropping punched waste generated by punching at the die cut portion is provided between the die cut portion and the upstream end of the lower conveying belt. The sheet punching dust removing apparatus according to claim

該下搬送ベルトの上流端を支持する入口ガイドロールが該ダイカット部に対して離接する方向に移動可能に構成されている
ことを特徴とする、請求項２記載のシートの打抜屑除去装置。3. The sheet punching dust removing device according to claim 2, wherein an inlet guide roll that supports an upstream end of the lower conveying belt is configured to be movable in a direction in which the inlet guide roll is separated from and contacting the die cut portion.

該入口ガイドロールの移動に伴って該下搬送ベルトの有効長が増大する場合には該下搬送ベルトの迂回経路を短縮し、該入口ガイドロールの移動に伴って該下搬送ベルトの有効長が減少する場合には該下搬送ベルトの迂回経路を延長するアキュムレータが備えられている
ことを特徴とする、請求項３記載のシートの打抜屑除去装置。When the effective length of the lower transport belt increases as the entrance guide roll moves, the detour path of the lower transport belt is shortened, and the effective length of the lower transport belt increases as the entrance guide roll moves. 4. The sheet punching dust removing device according to claim 3, further comprising an accumulator for extending a detour path of the lower conveying belt when the number of the lower conveying belts decreases.

該屑除去用隙間から落下した該打抜屑を回収する屑出しコンベアと、
上記の上搬送ベルトと下搬送ベルトとの間に挟まれて移送される該シートを加振して該シートに付着した該打抜屑を該下搬送ベルトから落下させる加振装置と、
該下搬送ベルトから落下した該打抜屑を該屑出しコンベアへ搬送する屑搬送コンベアとが備えられている
ことを特徴とする、請求項２，３，４のいずれか１項に記載のシートの打抜屑除去装置。A scraping conveyor for recovering the punched scraps dropped from the scrap removing gap;
A vibration device that vibrates the sheet transferred between the upper conveyance belt and the lower conveyance belt, and drops the punched waste adhering to the sheet from the lower conveyance belt;
The sheet according to any one of claims 2, 3, and 4, further comprising: a waste transporting conveyor that transports the punched waste falling from the lower transport belt to the scraping conveyor. Punching scrap removal device.

該下搬送ベルトの終端と打抜き加工された該シートを積上げるスタッカ部との間に、該シートの下面側に除去されずに残った該打抜屑を除去するためのサクションボックスが設けられている
ことを特徴とする、請求項１〜５のいずれか１項に記載のシートの打抜屑除去装置。A suction box is provided between the end of the lower conveying belt and the stacker portion for stacking the punched sheets to remove the punching scraps remaining without being removed on the lower surface side of the sheets. The punching dust removing device for a sheet according to any one of claims 1 to 5, wherein

該サクションボックスによって吸引された該打抜屑が該屑搬送コンベアによって該屑出しコンベアに搬送される
ことを特徴とする、請求項６記載のシートの打抜屑除去装置。The punching waste removing apparatus for a sheet according to claim 6, wherein the punching waste sucked by the suction box is transported to the waste discharging conveyor by the waste transporting conveyor.

該上搬送ベルトの上方に、該シートと共に移動しようとする該打抜屑を吹き飛ばして除去するためのブロアが設けられている
ことを特徴とする、請求項１〜７のいずれか１項に記載のシートの打抜屑除去装置。The blower for blowing away and removing the punching scraps to be moved together with the sheet is provided above the upper conveying belt, according to any one of claims 1 to 7. Sheet scrap removal device.

該エアカーテンノズルの上部に該打抜屑の飛散を防止するための金網状の遮断壁が設けられている
ことを特徴とする、請求項１〜８のいずれか１項に記載のシートの打抜屑除去装置。The sheet punching according to any one of claims 1 to 8, wherein a wire mesh-like blocking wall is provided on an upper portion of the air curtain nozzle to prevent the punched dust from scattering. Debris removal device.

該遮断壁は、少なくとも該上搬送ベルトを覆うように配設されている
ことを特徴とする、請求項９記載のシートの打抜屑除去装置。The sheet punching dust removing device according to claim 9, wherein the blocking wall is disposed so as to cover at least the upper conveying belt.

該エアカーテンノズルは、該シートに対して進行方向と反対方向に傾けた角度で、空気流を吹き付ける
ことを特徴とする、請求項１〜１０のいずれか１項に記載のシートの打抜屑除去装置。 The sheet according to any one of claims 1 to 10, wherein the air curtain nozzle blows an air flow at an angle inclined with respect to the sheet in a direction opposite to the traveling direction. Punching scrap removal device.