JP4434124B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、感光体ドラムなど像担持体の回転速度を一様に制御する制御手段を有する画像形成装置に関する。
電子写真方式による画像形成装置では、回転する感光体ドラムや感光体ベルト等からなる像担持体上にトナー像を形成し、形成されたトナー像を直接或いは間接に記録紙上に転写し、定着することが行われている。画像形成に当たっては、帯電手段によって一様帯電された像担持体上に像露光手段により像露光が行われ、潜像が形成されるが、潜像形成に当たって一様の回転速度で回転する像担持体の周速度が変動すると、形成される画像に歪みが生じることとなる。またタンデム方式のカラー画像形成装置では、複数の単色画像形成ユニットで形成された単色画像を重ね合わせてカラー画像を記録紙上に形成しているが、各単色画像形成ユニットでの像担持体は同速でかつ速度むらがないことが良質なカラー画像を得るための必須の条件とされている。
感光体ドラムの速度制御には色々な速度検知手段を用いた制御方法が提案されているが、リアルタイムに感光体ドラムの角速度を等速に制御しようとすると、エンコーダによる角速度検出手段を用い回転速度制御を行う回転速度制御方法が用いられている。
例えば、タンデム方式のカラー画像形成装置において、感光体ドラムなど像担持体の回転体1回転の再現性のある変動を抑える技術として、フィードフォワード(繰り返し)制御技術があり、制御すべき回転位置に対して、その1サイクル(回転)前の同位置およびその近傍における回転速度データを用いて回転の変動を制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−162941号公報
しかしながら、前記フィードフォワード(繰り返し)制御にはコントロール不可能な突発的な変動が発生した場合、その変動がその位置の制御量として記憶され、次回の回転サイクル時以降で突発的な変動がない場合にも、この変動状態を抑制しようと制御部が働き、その後の回転に影響を残す不具合が生じる。
本発明は、このような不具合を解消し、像担持体を安定した回転速度に制御する制御手段を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の構成によって達成される。
1.像担持体の回転速度を制御する制御部と、前記回転速度を検出する検出部と、前記像担持体のn回転前までの回転速度を記憶する記憶部と、回転サイクルの同位置およびその近傍における、最新の回転速度と過去n回転前の回転速度との回転速度差が所定の基準値以上かどうかを判断する判断部と、を有する画像形成装置であって、前記制御部は、前記像担持体の過去の1回転前、またはn回転前の回転サイクルの同一回転位置を中心とした所定区間の回転速度データと、目標の回転速度データとを比較し、前記像担持体の回転誤差をキャンセルするような補正値を算出して前記像担持体の回転速度を制御する繰り返し制御方式と、リアルタイムに前記像担持体の回転速度をフィードバックし前記像担持体の回転速度を制御するリアルタイム制御方式と、を有し、前記回転速度差が所定の基準値未満の場合には、前記繰り返し制御方式で制御し、前記回転速度差が所定の基準値以上の場合には、前記繰り返し制御方式で制御せずに前記リアルタイム制御方式で制御することを特徴とする画像形成装置。
2.前記フィードバック制御の後に、再度前記繰り返し制御を行うことを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記検出部は、1回転をm等分に分割された前記像担持体の分割部に対応した回転速度を検出し、当該回転速度が前記記憶部に記憶されることを特徴とする前記1または2に記載の画像形成装置。
4.前記像担持体の駆動源が、DCブラシレスモータ、若しくはステッピングモータであることを特徴とする前記1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
像担持体の回転速度の繰り返し制御を行う場合、突発的な回転変動が生じても、その後の回転に与える影響を少なく抑え、像担持体の安定した回転が確保でき、高精細な画像を得ることができる。
(1)本発明の回転速度制御法が採用される画像形成装置について図1に示す断面構成図を用いて説明する。
但し本発明は図1に示す画像形成装置に限定されるものではなく、電子写真方式により像担持体上にトナー画像を形成する画像形成装置に広く適用される。
図1は、本発明の画像形成装置の断面構成図を示す。
画像形成を行う回転する感光体ドラム10の周囲には、帯電器11、像露光器12、現像器13、転写器15、分離器16、クリーニング装置17が配設されている。画像形成に当たっては感光体ドラム10周面はスコロトロン帯電器等を用いた帯電器11によって一様帯電が行われる。ついで、像露光器12は画像情報信号に基づいてレーザ光を変調し、一様帯電された感光体ドラム面上に投光することによって静電潜像を形成する。静電潜像は現像バイアスが印加された現像器13によって現像が行われトナー像が感光体ドラム10上に形成される。
一方、給紙トレイから分離搬送された記録紙(転写紙)はレジストローラ21において一旦停止し、感光体ドラム10上に形成されたトナー像と同期して搬送され、転写域Tへと到達する。
転写器15は転写域Tにおいて転写紙の背後からトナーと逆極性のバイアスの印加がなされて、感光体ドラム10上のトナー像を転写紙上へ転写する。転写されてトナー像を担持した転写紙は、分離器16により交流バイアス及び直流バイアスが重畳して印加されて感光体ドラム10より分離される。転写紙が分離したのちの感光体ドラム10上の残留しているトナーはクリーニング装置17によって感光体面より除去される。
転写域Tにおいてトナー像が転写された転写紙は搬送ベルト22上を搬送されて、加熱ローラ30aと加圧ローラ31bとから成る定着器30によって挟持搬送され、その間に加熱と加圧とによりトナー像は転写紙上に固着・定着される。定着を終えた転写紙は排紙ローラ31によって機外に排出される。
(2)次に、従来例と本発明に共通する部分の感光体ドラム駆動の制御方法について述べる。
図2は、感光体ドラムの駆動部と制御部を示すブロック図である。
図3は、回転速度検出に当たっての回転円盤(ドラム位置)と記憶手段との対応について説明するための図である。
感光体ドラム10のドラム軸10aには回転速度(角速度)を検出する検出手段としてエンコーダ40を設置している。エンコーダ40は、ドラム軸10aに取り付けられた回転円板41を配置している。当該回転円盤41の外周部に所定の間隔でm個のスリットh(図3参照)がリング状に配置されている。すなわち、感光体ドラム10にエンコーダ40の読み取り分解能による区分分割を行っている。さらに当該スリットhを介して光を検知する速度検知部41a(図2、3参照)が配置されている。したがって、感光体ドラム10の1回転でm個のパルスが検知される。Fは感光体ドラム1回転周期を示す。
図2、図3において、定常状態となって回転する感光体ドラム10に対してエンコーダ40の速度検知部41aによって検出された検出値は制御手段である制御装置(CPU)80に入力され、感光体ドラム10の1回転(サイクル)中で検出された回転速度のデータとして記憶手段である記憶部(RAM)81にリアルタイムに更新しつつ記憶される。したがって、従来の技術では、回転サイクルの同位置および「その近傍」における、現在のドラム位置での回転速度は、過去のn回転(例えば1回転)前のドラム位置の回転速度を更新して記憶手段にストア(蓄積)がなされる。そして、(目標)の回転速度(制御目標として定められる感光体の回転速度)と検出された回転速度の差に基づいて、感光体10の回転速度を制御する。また、「その近傍」とは応答の遅れを考慮した領域を意味する。
すなわち、制御装置80は、記憶部(RAM)81にメモリされた、1回転前のドラム位置での回転速度もしくは近傍の回転速度と目標の回転速度とを呼び出して、演算処理部82で両者の比較等の演算処理を行い、その演算処理結果に基づいて感光体ドラム10を駆動する駆動モータ60(本実施の形態ではDCブラシレスモータを使用)の駆動回路60aに等角速度回転がなされる指令値を出力する。
なお、駆動モータ60の回転軸にもエンコーダ60bが配置されているが、これは負荷変動を起こし易いDCブラシレスモータに対しても同様に回転速度制御をする必要があるためのものである。
次に、上記回転駆動プロセスを制御する制御部について図2、図4を基に説明する。
図4は、制御部関連の回路構成を示すブロック図である。
図2、図4において、エンコーダ40からの出力パルスが制御装置80のエンコーダ周期カウンタ801に出力される。前述したが回転円盤41はm個のスリットhを有し、感光体ドラム10の1回転でエンコーダ40からm個のパルスが出力される。前記エンコーダ周期カウンタ801はこのエンコーダ出力パルスに基づいて一定周波数のクロックCLKをカウントし、各エンコーダパルス周期をクロックのカウント値として各パルス毎に出力し、回転データとして各パルス毎にメモリ81に記憶する。演算処理部82のパルスレート補正値演算部822は、メモリ81に記憶されている、感光ドラム10の回転のn回転前の同一回転位置を中心とした所定区間のエンコーダパルスの周期データの回転速度データと、目標の回転速度(制御値として定められた感光体の回転速度)とを比較し、感光体ドラム10の回転誤差をキャンセルするような補正値を算出する。この補正値に対して、減速ギア601のピッチ等に起因する、周期性のない高周波成分を前記所定区間に亘りフィルタ処理して補正データを求め、レジスタ802に出力する。レジスタ802に記憶された補正データは誤差カウンタ803で駆動モータ60からのエンコーダ60bからのパルスの周期と比較され、これらの間の誤差を示すデータをフィルタ804に出力する。フィルタ804は誤差カウンタ803からの出力データに対してゲイン調整や位相補償処理を施し、駆動モータ60のドライバ805に出力する。ドライバ805はフィルタ804から出力された誤差データをPWM(Pulse Duration Modulation)信号に変換し、駆動モータ60に出力する。
なお、上記例では、DCブラシレスモータを使用しているが、DCブラシレスモータに替えてステッピングモータを使用することもできる。
しかしながら、従来提案されている技術では、前述したように、コントロール不可能な突発的な変動が発生した場合、前記速度検出手段はこの突発的な変動を検出し、これが前記記憶部で記憶され、次の回転制御に影響を及ぼすことになる。
すなわち、図5で示すように、突発的な変動を正常に補正しようとする制御が次の回転サイクルに働くことになる。
図5は、従来の制御方法を採用した場合、最新(1回目)の回転に生じた突発的な変動がそれ以降の各サイクルに影響を与える例を示す図である。
図5において、点線は回転変動のない制御目標とする回転速度である。通常、n回転前の回転速度とこの目標速度を比較して制御を行う。
図2および図5(a)において、前記最新の回転変動の回転速度v1が回転体ドラムの基準位置から回転位置fにおいて検知されたとすると、この回転速度のデータが前記記憶部(RAM)81に記憶される。2回目は1回目のデータが参照されるため、2回目で、回転位置fにおいて実際は突発的な変動がなくとも、回転速度v1を抑制するように働き、異常値として図5(b)に示すv2なる回転速度が残ることになる。
よって、これが図5(c)、(d)に示すように3回目、4回目にも影響するという問題が発生する。ただし、回転位置f以外の所では正常の制御によって回転速度差は減衰する。
本発明は、上記の問題を回避するために提案されたものである。
像担持体の回転速度を制御する制御部と、回転速度を検出する検出部と、像担持体のn回転前まで回転速度を記憶する記憶部と、回転サイクルの同位置およびその近傍における、最新の回転速度と過去n回転前の回転速度とを比較し、両者の回転速度が所定の基準値以上かどうかを判断する判断部とを有し、この制御手段は、過去の1回転前、またはn回転前の回転サイクルの同一の回転位置を含む所定区間における回転速度のデータを利用して像担持体の回転速度を制御するものであって、さらに、この判断部の判断結果に応じて次の回転サイクルの回転速度を制御するようにした。
すなわち、回転速度データが突発的な変動を含むかどうかを、過去nサイクル前の回転速度との比較で判断し、以降の回転制御を行うものである。これにより、突発的な変動が以降の制御に影響を与えることなく、精度の良い回転制御が可能となる。
なお、制御装置80は、回転サイクルの同位置およびその近傍における、最新の回転速度と過去nサイクル前の回転速度とを比較し、基準回転速度に対する回転速度差が所定の基準値以上かどうかを判断する判断部を含む。
また、所定の基準値(閾値)は、突発的な変動を識別するためのもので、制御機構にて抑制可能な(追従できる)負荷変動成分に基づき設定する。この基準値を超える場合は、突発的な変動として判断する。基準値以内であれば、制御機構により通常制御が可能となる。
図6は最新と過去の回転サイクルの回転変動を示す図である。
本発明の説明の前に、同様の課題を解決する考え方として参考例を説明する。第1の参考例の形態は、像担持体の回転速度を制御する制御手段と、前記回転速度を検出する検出手段と、前記像担持体のn回転前まで回転速度を記憶する記憶手段とを有し、過去の1回転前、またはn回転前の回転サイクルの同一の回転位置を含む所定区間における回転速度のデータを利用して前記像担持体の回転速度を制御する画像形成装置において、回転サイクルの同位置およびその近傍における、最新の回転速度と過去nサイクル前の回転速度とを比較し、回転速度差が所定の基準値以上にある場合には、前記像担持体の過去のn回転以降の各回転サイクルでの同一回転位置を含む所定区間における回転速度の平均値を算出し、当該平均値を利用して次の回転サイクルの回転速度を制御することを特徴とする画像形成装置である。
第1の参考例の形態によると、まず、前記メモリ81に、n回転(nサイクル)前迄のドラム位置の回転速度もしくは近傍の回転速度を記憶されているここで、記憶されている回転速度と現在の回転サイクルでの回転速度差Dを取得する。その回転速度差Dが基準値(設定閾値)以上であった場合は、過去のn回転以降の回転サイクルのドラム位置(回転位置f)での回転速度もしくは近傍の回転速度Vnを利用して、各サイクルの回転位置fにおけるn個の基準値内の回転速度の平均値(V1+V2・・・・Vn)/nを1回目(最新サイクル)のデータとして記憶部にストアし、当該参照データを利用して、次(2回目以降)の回転速度を制御する。よって、回転速度は平均化され、より安定した回転となり高精度な画像を確保することができる。
すなわち、突発的な変動のある回転速度のデータは次回転の回転制御のデータとして用いないことで、高精度な回転を得るようにしている。
すなわち、図2におけるメモリ81に記憶されている過去の回転サイクルの回転位置fでのn個の回転速度差をデータとして、パルスレート補正値演算部822でn個の回転速度差を平均した値を算出し、レジスタ802に出力することになる。
以上の制御によって、突発的な回転変動が発生しても、その後の回転に与える影響を少なく抑え、像担持体の安定した回転が確保でき、高精度な画像を得ることができる。
ただし、最新(1回目)の回転時、n回転(nサイクル)前の回転速度との回転速度差が基準値以下であった場合は、このデータは、同一の回転位置fを含む所定区間における回転速度のデータとして、次回(2回目)のデータに利用され、次のサイクルの回転速度制御がなされることになる。
図7は本発明に係わるフロー図を示す。
上記第1の参考例の形態の制御プロセスを 図7(a)に示すフロー図で説明する。
ステップR1で、n回前の回転サイクルにおける同じ位置(回転位置f)での回転速度と現在(最新)の回転速度との比較をして回転速度差を取得する。ステップR2で、もし、当該回転速度差が基準値(設定閾値)より大きければ、ステップR3で過去nサイクル前から現在の回転サイクルの同位置およびその近傍における回転速度の平均値を算出してデータとして蓄積する。その後は、繰り返し制御(フィードフォワード制御)を経て次の動作へ進む。また、ステップR2で回転速度差が基準値(設定閾値)より小さければ、通常のフィードフォワード制御を経て次の動作へ進む。
また、第2の参考例の形態は、像担持体の回転速度を制御する制御手段と、前記回転速度を検出する検出手段と、前記像担持体のn回転前まで回転速度を記憶する記憶手段とを有し、過去の1回転前、またはn回転前の回転サイクルの同一の回転位置を含む所定区間における回転速度のデータを利用して前記像担持体の回転速度を制御する画像形成装置において、回転サイクルの同位置およびその近傍における、最新の回転速度と過去n回転前の回転速度とを比較し、回転速度差が所定の基準値以上にある場合には、回転サイクルの同位置およびその近傍における、最新の回転速度と過去nサイクル前の回転速度とを比較し、基準回転速度に対する回転速度差が所定の基準値以上にある場合には、検知された最新の回転速度を無視し、過去nサイクル前の回転速度のデータを利用して、次のサイクルの回転速度を制御することを特徴とする画像形成装置である。
第2の参考例の形態によると、まず、現在(最新)の回転で検知された回転位置fにおける回転速度と、n回転前の回転サイクルで検知された回転速度との差を取得する。次に、その差が基準値以上であった場合は、検知された最新の回転速度差のデータを前記記憶部に記憶しない(最新のデータを無視する。)。そして、過去n回転前の同じ位置での回転速度をデータとして記憶し、次のサイクルの回転速度を制御する。
すなわち、図6(a)において、最新の回転位置fでの回転速度Vを過去n回前の回転位置fの回転速度Vnに置き換えて記憶し、次のサイクルの回転速度を制御する方法である。
次に、第2の参考例の形態の制御プロセスを 図7(b)に示すフロー図で説明する。
図7(b)において、ステップS1で、n回前の回転サイクルにおける同じ位置(回転位置f)での回転速度と現在(最新)の回転速度との比較をして回転速度差を取得する。
ステップS2で、もし、当該回転速度差が基準値(設定閾値)より大きければ、ステップS3で、最新の検知したデータを、突発変動とみなし、記憶しない(除外する)。ステップS4で過去nサイクル前の参照データを記憶部に蓄積し、フィードフォワード制御を経て次の動作へ進む、また、ステップS2で回転速度差が基準値(設定閾値)より小さければ、通常のフィードフォワード制御を経て次の動作へ進む。
第3の参考例の形態は、像担持体の回転速度を制御する制御手段と、前記回転速度を検出する検出手段と、前記像担持体のn回転前まで回転速度を記憶する記憶手段とを有し、過去の1回転前、またはn回転前の回転サイクルの同一の回転位置を含む所定区間における回転速度のデータを利用して前記像担持体の回転速度を制御する画像形成装置において、回転サイクルの同位置およびその近傍における、最新の回転速度と過去n回転前の回転速度とを比較し、回転速度差が所定の基準値以上にある場合には、前記回転速度差より前記像担持体の回転速度を算出するための制御演算係数を、前記回転速度差に対応して変化させることを特徴とする画像形成装置である。
第3の参考例の形態によると、回転位置fにおいて、前記回転速度差が基準値以下になるように制御係数を変化させる。
すなわち、図6(b)の回転位置fにおける突発変動による回転速度Vとn回転(nサイクル)前の回転速度との差に応じて制御係数を変更することにより回転速度vに抑制する。そして、この最新の回転位置fでの抑制された回転速度vをデータとして記憶し(グラフ上の点線e部参照)、次のサイクルの回転速度を制御する方法である。
第3の参考例の形態の制御プロセスを 図7(c)に示すフロー図で説明する。
図7(c)において、ステップT1で、n回前の回転サイクルにおける同じ位置(回転位置f)での回転速度と現在(最新)の回転速度との比較をして回転速度差を取得する。ステップT2で、当該回転速度差を基準値(設定閾値)と比較し、設定閾値より大きければ、ステップT3で、最新の検知したデータを、突発変動とみなす。そして、回転速度差の大きさから制御係数をテーブル(検出回転速度を基準内回転速度に抑制する係数のテーブル)より選択し、基準値の範囲内に抑制(変更)する。変更された参照データを最新のものとして記憶し、通常のフィードフォワード制御を経て次の動作へ進む。また、ステップT2で回転速度差が基準値(設定閾値)より小さければ、通常のフィードフォワード制御を経て次の動作へ進む。なお、制御係数による処理として、例えば、回転位置fにおけるゲイン調整またはフィルタ処理等を適用してもよい。
上記参考例でも従来技術の問題点は解決可能であるが、本発明の実施の形態によればさらに良好な効果を得ることができ、この本発明の実施の形態は、像担持体の回転速度を制御する制御と、前記回転速度を検出する検出と、前記像担持体のn回転前までの回転速度を記憶する記憶と、回転サイクルの同位置およびその近傍における、最新の回転速度と過去n回転前の回転速度との回転速度差が所定の基準値以上かどうかを判断する判断と、を有する画像形成装置であって、前記制御は、前記像担持体の過去の1回転前、またはn回転前の回転サイクルの同一回転位置を中心とした所定区間の回転速度データと、目標の回転速度データとを比較し、前記像担持体の回転誤差をキャンセルするような補正値を算出して前記像担持体の回転速度を制御する繰り返し制御方式と、リアルタイムに前記像担持体の回転速度をフィードバックし前記像担持体の回転速度を制御するリアルタイム制御方式と、を有し、前記回転速度差が所定の基準値未満の場合には、前記繰り返し制御方式で制御し、前記回転速度差が所定の基準値以上の場合には、前記繰り返し制御方式で制御せずに前記リアルタイム制御方式で制御することを特徴とする画像形成装置である。
本実施の形態によると、現在(最新)の回転で検知された回転位置fにおける回転速度が、n回転前の回転サイクルで検知された回転速度と比較して、基準値(設定閾値)以上であった場合は、リアルタイムに前記像担持体の回転速度を検知し、検知された回転速度差をフィードフォワード制御をせずに、フィードバック制御のみを経て次の動作へ進む。
例えば、図8に示すような一般的な回転速度を制御する比例微分積分制御を基本とする制御形態を用いたフィードバック制御手段で回転速度を制御する方法である。
図8は、基本的な比例微分積分(PDI)制御形態を示すブロック図を示す。
すなわち、図8において、検出偏差値(速度差)はフィードバックされ、比例制御(P)で、係数をかけ出力される。すなわち、系に対する特性から係数を導き出し、限りなく目標値に近づける。微分制御(D)で、検出偏差の微分値に係数をかけ出力する。すなわち、定常偏差を排除する入力追随性と外乱抑制の両方の効果を持つ。積分制御(I)で、検出偏差の積分値に係数をかけ、出力する。すなわち、変動の小さな変化に対して、系特性から算出した係数から大きな変化を与え、直ちに外乱を抑制する。
本発明の実施形態の制御プロセスを 図7(d)に示すフロー図で説明する。
図7(d)において、ステップU1で、n回前の回転サイクルにおける同じ位置(回転位置f)での回転速度と現在(最新)の回転速度との比較をして回転速度差を取得する。ステップU2で、求めた回転速度差と設定閾値とを比較し、当該回転速度差が基準値(設定閾値)より大きければ、最新の検知したデータを、突発変動とみなす。そして、繰り返し制御は行わず、前記フィードバック制御のみで動作させ、次の動作へ進む。また、ステップU2で回転速度差が基準値(設定閾値)より小さければ、通常のフィードフォワード制御を経て次の動作へ進む。
以上の本発明の実施の形態の方法で感光体ドラムの回転速度を制御することによって安定した回転が確保でき、高精度な画像を得ることができる。
上記に説明した感光体ドラムの回転速度制御方法は、図1に示した画像形成装置に適用することによって、高精度で良好な等角速度制御が行われ、良質で位置ずれのない画像が得られるが、図9に示すタンデム方式のカラー画像形成装置に適用することによって、更に本発明の回転速度制御方法の有する効果は顕著となる。
図9は、タンデム方式のカラー画像形成装置の断面構成を示す図である。
図9において、図1におけるユニットと同じ機能を有するものには同一参照符号を付している。
10は感光体、11は帯電手段であるスコロトロン帯電器、12は画像書き込み手段である書き込み装置、13は現像手段である現像装置、17は感光体10の表面を清掃するためのクリーニング装置、170はクリーニングブレード、130は現像スリーブ、20は中間転写ベルトを示す。画像形成手段1は感光体10、スコロトロン帯電器11、現像装置13、およびクリーニング装置14等からなっており、各色毎の画像形成手段1の機械的な構成は同じであるので、図1ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の構成要素については参照符号を省略した。
各色毎の画像形成手段1の配置は中間転写ベルト20の走行方向に対して、Y、M、C、Kの順になっており、各感光体10は中間転写ベルト20の張設面に接触し、接触点で中間転写ベルト20の走行方向と同方向、かつ、同線速度で回転する。
中間転写ベルト20は駆動ローラ210、アースローラ220、テンションローラ230、除電ローラ270、従動ローラ240に張架され、これらのローラと中間転写ベルト20、転写器25、クリーニング装置28等でベルトユニット3を構成する。
中間転写ベルト20の走行は不図示の駆動モータによる駆動ローラ210の回転によって行われる。
感光体10は、例えばアルミ材によって形成される円筒状の金属基体の外周に導電層、a−Si層あるいは有機感光体(OPC)等の感光層を形成したものであり、導電層を接地した状態で図1の矢印で示す反時計方向に回転する。
読み取り装置80からの画像データに対応する電気信号は画像形成レーザで光信号に変換され、書き込み装置12によって感光体10上に投光される。
現像装置13は、感光体10の周面に対し所定の間隔を保ち、感光体10の回転方向と最接近位置において逆方向に回転する円筒状の非磁性ステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ130を有している。
25は転写器で、トナーと反対極性の直流が印加され、感光体10上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト20上に転写させる機能を有する。
260はアースローラ220から当接および当接解除可能な転写ローラで、中間転写ベルト20上に形成されたトナー画像を転写材Pに再転写する。
28はクリーニング装置で、中間転写ベルト20を挟んで従動ローラ240に対向して設けられている。トナー画像を転写材Pに転写後、中間転写ベルト20は、トナーと同極性または逆極性の直流電圧を重畳した交流電圧が印加された除電ローラ270で残留トナーの電荷が弱められ、クリーニングブレード290によって周面上に残ったトナーが清掃される。
90は紙送り出しローラ、91はタイミングローラ、92は紙カセット、93は搬送ローラである。
4は定着装置で、中間転写ベルト20上のトナー像が転写された転写材を、少なくとも一方の回転体が熱源を有する2つの回転体である加熱ローラ410と加圧ローラ420とで形成されるニップ部Tに挟持、加圧して定着する。81は排紙ローラで、定着された転写材を排紙皿82へ排紙する。85は操作パネルである。各駆動部、画像形成プロセス、定着温度等の制御手段である制御部によってコントロールされる
以上の構成のタンデム方式の画像形成装置に対して、感光体ドラム10の回転駆動制御ばかりでなく、像担持体である中間転写ベルト20を駆動する駆動ローラ210、および前記中間転写ベルト20の従動ローラ軸220の回転軸にもエンコーダ40を搭載し、上述した制御手段を用いることで、中間転写ベルト20の回転(走行)速度を高精度に制御し、突発的な速度変動に対してもその影響を受けずに、安定した回転が確保でき、高精度な画像を得ることができる。
本発明の画像形成装置の断面構成図を示す。 感光体ドラムの駆動部と制御部を示すブロック図である。 回転速度検出に当たっての回転円盤(ドラム位置)と記憶手段との対応について説明するための図である。 制御部関連の回路構成を示すブロック図である。 従来の制御方法を採用した場合、最新(1回目)の回転に生じた突発的な変動がそれ以降の各サイクルに影響を与える例を示す図である。 最新と過去の回転サイクルの回転変動を示す図である。 本発明に係わるフロー図を示す。 基本的な比例微分積分(PDI)制御形態を示すブロック図を示す。 タンデム方式のカラー画像形成装置の断面構成図を示す。
符号の説明
10 感光体ドラム
11 帯電器
12 像露光器
13 現像器
40 エンコーダ
41 回転円盤
41a 速度検知部
60 駆動モータ
60a 駆動回路
80 制御部
81 記憶部
82 演算処理部

Claims (4)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体の回転速度を制御する制御部と、
    前記回転速度を検出する検出部と、
    前記像担持体のn回転前までの回転速度を記憶する記憶部と、
    回転サイクルの同位置およびその近傍における、最新の回転速度と過去n回転前の回転速度との回転速度差が所定の基準値以上かどうかを判断する判断部と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記像担持体の過去の1回転前、またはn回転前の回転サイクルの同一回転位置を中心とした所定区間の回転速度データと、目標の回転速度データとを比較し、前記像担持体の回転誤差をキャンセルするような補正値を算出して前記像担持体の回転速度を制御する繰り返し制御方式と、リアルタイムに前記像担持体の回転速度をフィードバックし前記像担持体の回転速度を制御するリアルタイム制御方式と、を有し、前記回転速度差が所定の基準値未満の場合には、前記繰り返し制御方式で制御し、前記回転速度差が所定の基準値以上の場合には、前記繰り返し制御方式で制御せずに前記リアルタイム制御方式で制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記フィードバック制御の後に、再度前記繰り返し制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出部は、1回転をm等分に分割された前記像担持体の分割部に対応した回転速度を検出し、当該回転速度が前記記憶部に記憶されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体の駆動源が、DCブラシレスモータ、若しくはステッピングモータであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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