JP4434107B2 - 宅内電話通信システム及び加入者宅内装置 - Google Patents

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Description

本発明は宅内電話通信システム及び加入者宅内装置に関し、例えば、VoIP技術を搭載したCPE(加入者宅内装置;customer premises equipment)を利用したシステムに適用し得るものである。
最近、VoIP技術を搭載したCPEを利用するシステムが種々提案されており、しかも、回線として、ADSLなどのブロードバンド回線を適用するシステムも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ブロードバンド回線の適用に伴い、広帯域の音声信号を電話通信することも考えられ、このような場合には、CPEに対してアナログ加入者線を介してアナログ電話機を接続することも考えられている。
特開2005−151238号公報
ところで、今日のような親子電話機が普及している状態においては、広帯域の音声信号の授受を考慮して設置されるアナログ電話機も、コードレス子機を備えることが多くなるであろう。アナログ電話機本体の送話フィルタや受話フィルタの帯域を緩和したり、又は、送話フィルタや受話フィルタの帯域に余裕があるアナログ電話機本体を適用したりして、アナログ電話機を広帯域の音声信号に対応し得るようにしても、アナログ電話機本体とコードレス子機との間は広帯域になっていないため、コードレス子機を使用するときには、広帯域の音声信号のサービスを享受することができない。
一方、広帯域の音声信号のサービスを享受するためには、固定設置のアナログ電話機本体のハンドセットを利用しなければならないのは不便である。
そのため、宅内での通話場所を制限されずに所望の電話通信サービスを享受することができる宅内電話通信システム等が望まれている。
第1の本発明は、IPネットワークに対するアクセス回線を終端する加入者宅内装置において、(1)対向する無線電話端末が有する第2の近距離無線通信手段との近距離無線通信の無線リンクを確立させて上記無線電話端末を収容する第1の近距離無線通信手段と、(2)アナログ電話機と接続されているアナログ有線回線を終端する、アナログ音声信号及びデジタル音声信号間の相互変換構成を付随した加入者回路と、(3)上記アクセス回線を終端する網インタフェース部と、(4)音声パケットの組立、分解や、呼制御パケットの組立、分解等のVoIP処理部と、(5)当該加入者宅内装置の全体の制御を実行する制御部とを備え、(6)上記制御部は、上記第1の近距離無線通信手段との間と、上記加入者回路との間とで制御データを授受し、上記VoIP処理部との間で制御データ及び呼制御パケットを授受し、上記網インタフェース部との間で呼制御パケットを授受し、(7)上記VoIP処理部は、上記第1の近距離無線通信手段との間と、上記加入者回路との間で音声データを授受し、上記網インタフェース部との間で音声パケットを授受し、(8)協働して呼制御を実行する制御部及びVoIP処理部が、上記アナログ電話機又は上記無線電話端末からの発信時には、発信のあったいずれか一方の接続要求により接続させると共に、網側からの着信時には、上記アナログ電話機及び上記無線電話端末の双方共に呼び出し、オフフックのあったいずれか一方に接続させることを特徴とする。
第2の本発明の宅内電話通信システムは、第1の本発明の加入者宅内装置と、近距離無線通信を行う第2の近距離無線通信手段を備え、この第2の近距離無線通信手段が、対向する加入者宅内装置が有する第1の近距離無線通信手段と確立させる無線リンクを介して上記加入者宅内装置に収容される無線電話端末とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、IPネットワークに対するアクセス回線を終端する加入者宅内装置に対し、電話端末を、近距離無線通信回線を介して収容させるようにしたので、宅内での通話場所を制限されずに利用者は所望する高品質の電話通信サービスを享受することができるようになる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による宅内電話通信システム及び加入者宅内装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態の宅内電話通信システムの構成を示すブロック図である。
図1において、第1の実施形態の宅内電話通信システム1は、加入者宅内装置(いわゆるCPE)10及び無線電話端末20を有し、これら加入者宅内装置10及び無線電話端末20はブルーツゥース(登録商標)技術により、無線で接続可能なものである。
加入者宅内装置10は、網インタフェース部11、CPU部12、メモリ部13、VoIP処理部14及びブルーツゥースマスタ部15を有する。なお、ブルーツゥースマスタ部15を除いた、網インタフェース部11、CPU部12、メモリ部13及びVoIP処理部14は、既存の加入者宅内装置(CPE)に設けられているものと同様である。
網インタフェース部11は、例えば、IPネットワークに繋がっているADSL回線などのブロードバンド回線を終端する部分であり、アクセス回線がADSL回線であればADSLモデム機能を発揮し、アクセス回線として光回線を用いる場合には、メディアコンバータ(光終端装置)の機能を発揮するものであり、必要に応じて、ルータ機能も担うものである。
CPU部12は、メモリ部13に格納されている処理プログラムやデータなどに基づき、かつ、VoIP処理部14と協働して当該加入者宅内装置10の全体の制御を実行するものである。
CPU部12は、ブルーツゥースマスタ部15から与えられた、無線電話端末20からの制御データ(例えば、オフフックデータ、オンフックデータ、操作テンキーデータなど)に応じた処理を実行するものであり、必要に応じて、VoIP処理部14に呼制御パケットを形成させて網インタフェース部11を介してIPネットワーク側へ送出するものである。また、CPU部12は、VoIP処理部14から与えられた音声パケットを網インタフェース部11を介してIPネットワーク側へ送出するものである。
また、CPU部12は、IPネットワーク側からの音声パケットが網インタフェース部11を介して与えられたときには、VoIP処理部14に転送するものである。CPU部12は、IPネットワーク側からの呼制御パケットが網インタフェース部11を介して与えられたときには、VoIP処理部14に与えて分解させ、VoIP処理部14と共に必要な呼処理を実行するものであり、また、必要ならば、無線電話端末20への制御データ(例えば、リンガ鳴動の指示データ)をブルーツゥースマスタ部15に与えるものである。
VoIP処理部14は、例えば、DSP等で構成されている、VoIP処理を実行するものである。VoIP処理部14は、音声パケットの組立、分解や、呼制御パケットの組立、分解を行うものである。VoIP処理部14は、CPU部12との間では、送受信する音声パケットや呼制御パケットを授受し、また、制御データを授受する。また、VoIP処理部14は、ブルーツゥースマスタ部15との間では、IPパケット化されていない音声データを授受するものである。
ブルーツゥースマスタ部15は、無線通信部として設けられているものであり、ブルーツゥースのマスタとして、無線電話端末20との間で、ブルーツゥース技術により、データ授受を行うものである。この第1の実施形態の場合、ブルーツゥースマスタ部15は、音声プロファイルではなくオーディオプロファイルによって、音声データを授受するようになされており、これにより、加入者宅内装置10及び無線電話端末20間の広帯域な音声通信を可能にしている。ブルーツゥースマスタ部15は、制御データについては、音声データ用のオーディオプロファイルとは異なるプロファイルによって、無線電話端末20との間で授受するようになされている。すなわち、ブルーツゥースマスタ部15及び後述するブルーツゥーススレーブ部21は、プロファイルの相違により、通信データが音声データであるか制御データであるかを弁別することができる。
加入者宅内装置10内部においては、ブルーツゥースマスタ部15は、制御データをCPU部12と授受し、音声データをVoIP処理部14と授受する。
無線電話端末20は、ブルーツゥーススレーブ部21、A/D・D/A相互変換部22、スピーカ23、マイクロフォン24、CPU部25、キーパッド部26及びリンガ部27を有する。
ブルーツゥーススレーブ部21は、無線通信部として設けられているものであり、加入者宅内装置10における上述したブルーツゥースマスタ部15との協働動作によって、音声データや制御データを無線通信するものである。ブルーツゥーススレーブ部21は、A/D・D/A相互変換部22から与えられた音声データやCPU部25から与えられた制御データを送信し、受信した音声データをA/D・D/A相互変換部22に与え、受信した制御データをCPU部25に与えるものである。
スピーカ23は相手端末からの受話音声を発音出力するものであり、マイクロフォン24は利用者の送話音声を捕捉するものである。ここで、スピーカ23及びマイクロフォン24は、広帯域音声信号に対応できる高品質のものである。スピーカ23及びマイクロフォン24は、当該無線電話端末20の筐体に組み込まれたものであっても良く、また、ハンドセット又はヘッドセットを構成し、ケーブルによって、当該無線電話端末20の本体に接続しているものであっても良い。なお、無線電話端末20の全体が、ハンドセット又はヘッドセット的な形状を有するものであっても良い。
A/D・D/A相互変換部22は、マイクロフォン24からのアナログ音声信号をデジタル音声信号(音声データ)に変換してブルーツゥーススレーブ部21に与えると共に、ブルーツゥーススレーブ部21からのデジタル音声信号(音声データ)をアナログ音声信号に変換してスピーカ23に与えるものである。デジタル音声信号(音声データ)のサンプリング周波数は、広帯域音声信号に対応できる周波数となっており、A/D・D/A相互変換部22は、この広帯域音声信号に対応できるサンプリング周波数に従って、A/D変換又はD/A変換を行う。
キーパッド部26は、テンキーなどのキーや、数桁程度の表示ディスプレイや、LEDなどを有するものであり、利用者の操作を取り込むと共に、現状や操作内容などを表示するものである。リンガ部27は、リンギングトーンなどを鳴動させるものである。なお、スピーカ23及びマイクロフォン24が当該無線電話端末20の筐体に組み込まれているようなものの場合には、キーとして、オンフックキーやオフフックキーなども設けられている。
CPU部25は、呼制御のような複雑な制御動作は実行せず、簡単な制御を実行するものである。CPU部25は、プログラムに従って動作するものであるが、その実行動作が単純であるため、メモリ部の表示を省略している。CPU部25は、例えば、キーパッド部26から操作キーのデータが与えられると、操作キーを表す制御データをブルーツゥーススレーブ部21に与え、操作キーがテンキーであれば表示ディスプレイに表示させ、操作キーがLEDを有する機能に関係するものであればLEDを点灯、点滅、消灯制御させるものである。また例えば、CPU部25は、ブルーツゥーススレーブ部21からリンガ鳴動の制御データが与えられた場合には、リンガ部27を鳴動制御する。
(A−2)第1の実施形態の動作
以下、第1の実施形態の宅内電話通信システム1の動作を、無線リンク確立動作、発信動作、着信動作、切断動作について説明する。
まず、無線リンク確立動作について説明する。電源オン状態の無線電話端末20が、加入者宅内装置10のブルーツゥースマスタ部15の交信可能距離内に入ってくると、又は、加入者宅内装置10のブルーツゥースマスタ部15の交信可能距離内に位置している電源オフ状態の無線電話端末20の電源がオンにされると、ブルーツゥースマスタ部15及びブルーツゥーススレーブ部21によるリンク確立のための一般的なブルーツゥース方式に従う通信により、加入者宅内装置10及び無線電話端末20間の無線リンクが確立する。
次に、発信動作について説明する。発信動作は、上述した加入者宅内装置10及び無線電話端末20間の無線リンクの確立状態を前提とする。
利用者は、キーパッド部26に対し相手電話番号を入力した後に送信キーを操作する。CPU部25は、キーが入力される毎にそのキーを表す制御データをブルーツゥーススレーブ部21から無線送信させる。ブルーツゥースマスタ部15は受信した操作キーを表す制御データをCPU部12に逐次与える。なお、ブルーツゥーススレーブ部21からの制御データは、アナログ電話機を収容している従来の加入者宅内装置における加入者回路(SLIC;図示せず)からの制御データと同様なものである。
CPU部12は、相手電話番号及び送信キーを表す制御データを受信すると、VoIP処理部14と協働し、接続要求用の制御パケットを形成して網インタフェース部11からIPネットワーク側へ送信させると共に、ブルーツゥースマスタ部15から、接続要求受付を表す制御データを無線送信させる。ブルーツゥーススレーブ部21は、受信した制御データをCPU部25に与え、CPU部25は、受信した制御データが接続要求受付を表す制御データであるので、リンガ部27によってそのことを表すトーンを鳴動させる。
接続要求用の制御パケットの送信に応じ、やがて、網インタフェース部11には呼出し中又は話中を表す応答制御パケットが到達する。
網インタフェース部11は受信した応答制御パケットをCPU部12に与え、CPU部12はVoIP処理部14と協働し、応答制御パケットの受信アクノリッジの制御パケットを網インタフェース部11からIPネットワーク側へ送信させ、また、応答制御パケットを解析する。
応答制御パケットが相手話中の場合には、CPU部12は、ブルーツゥースマスタ部15及びブルーツゥーススレーブ部21間の通信によって、その旨の制御データを無線電話端末20のCPU部25に与えてビジートーンをリンガ部27によって鳴動させ、CPU部25が利用者のオフフックキーの操作を認識することによってそのトーン鳴動も終了させる。なお、ビジートーン加入者宅内装置10(のVoIP処理部14)が生成して無線電話端末20に与えるようなものであっても良い(リンギングバックトーンなども同様)。
一方、応答制御パケットが呼出し中の場合には、CPU部12は、ブルーツゥースマスタ部15及びブルーツゥーススレーブ部21間の通信によって、その旨の制御データを無線電話端末20のCPU部25に与え、CPU部25は、リンギングバックトーンをリンガ部27によって鳴動させる。
相手端末の利用者がオフフックした場合にはIPネットワーク側からその旨の制御パケットが到来し、網インタフェース部11が受信してCPU部12に与える。CPU部12はVoIP処理部14と協働し、その制御パケットの受信アクノリッジの制御パケットを網インタフェース部11からIPネットワーク側へ送信させ、また、その制御パケットにより相手が着信応答したことを認識する。
CPU部12はVoIP処理部14と協働し、相手が着信応答したことを表す制御データをブルーツゥースマスタ部15から無線送信させると共に、VoIP処理部14内部を、音声データを処理し得る状態に内部設定する。ブルーツゥーススレーブ部21から着信応答の制御データが与えられたCPU部25は、リンガ部27によるリンギングバックトーンの鳴動を停止させ、A/D・D/A相互変換部22を動作可能な状態にさせるなどの音声リンク確立時の制御を行う。
以上のように、発信動作時における、CPU部12及びVoIP処理部14による、IPネットワーク側との呼制御のための通信は一般的なものである。
以上のようにして音声リンクが確立した状態において、マイクロフォン24が捕捉したアナログ音声信号は、A/D・D/A相互変換部22によって音声データに変換された後、ブルーツゥーススレーブ部21からブルーツゥースマスタ部15に無線送信され、ブルーツゥースマスタ部15は、受信した音声データをVoIP処理部14に与える。なお、A/D・D/A相互変換部22から出力された段階の音声データと、ブルーツゥースマスタ部15から出力された音声データとは同一である(逆方向についても同様である)。VoIP処理部14は、受信した音声データから音声パケットを組立て、CPU部12及び網インタフェース部11を順次介してIPネットワーク側へ送出する。なお、音声パケットのシーケンス番号の付与やIPアドレスの挿入などのVoIP制御処理の全てをVoIP処理部14が行っても良く、制御処理の一部をCPU部12が行うようにしても良い。
網インタフェース部11がIPネットワーク側から受信した音声パケットは、CPU部12を介してVoIP処理部14に与えられ、パケット分解がなされて音声データが復元され、その音声データが、ブルーツゥースマスタ部15から無線送信される。音声データを受信したブルーツゥーススレーブ部21は、受信した音声データをA/D・D/A相互変換部22に与えてアナログ音声信号に変換させ、スピーカ23から発音出力させる。
次に、着信動作について説明する。着信動作も、上述した加入者宅内装置10及び無線電話端末20間の無線リンクの確立状態を前提とする。
IPネットワーク側から接続要求の制御パケットが到来すると、網インタフェース部11が受信してCPU部12に与える。このとき、CPU部12はVoIP処理部14と協働し、接続要求制御パケットの受信アクノリッジの制御パケットを網インタフェース部11からIPネットワーク側へ送信させ、また、接続要求受信の制御データをブルーツゥースマスタ部15から無線送信させる。ブルーツゥーススレーブ部21から接続要求受信の制御データが与えられたCPU部25は、リンガ部27によってリンギングトーンを鳴動させる(なお、着信時に振動動作させる構成を設けており、そのような動作モードであれば振動させる)。
利用者がキーパッド部27のオフフックキーを操作すると、CPU部25は、リンギングトーンの鳴動を停止させ、A/D・D/A相互変換部22を動作可能な状態にさせるなどの音声リンク確立時の制御を行うと共に、ブルーツゥーススレーブ部21及びブルーツゥースマスタ部15間の通信によって、着信応答の制御データを加入者宅内装置10のCPU部12に与える。CPU部12はVoIP処理部14と協働し、VoIP処理部14内部を、音声データを処理し得る状態に内部設定すると共に、着信応答の制御パケットを網インタフェース部11からIPネットワーク側に送信させ、通話路を形成させる。
通話状態において、利用者は、通話処理を終了させる場合には、キーパッド部26のオンフックキーを操作する。このとき、CPU部25は、A/D・D/A相互変換部22などを待機状態にさせるなどの制御を行うと共に、ブルーツゥーススレーブ部21及びブルーツゥースマスタ部15間の通信によって、切断を表す制御データを加入者宅内装置10のCPU部12に与える。CPU部12はVoIP処理部14と協働し、VoIP処理部14内部を待機状態に復帰させると共に、切断を表す制御パケットを網インタフェース部11からIPネットワーク側に送信させ、通話路を切断させる。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、無線電話端末20が、直接、加入者宅内装置10とブルーツゥース技術によって通信し得るようにしたので、宅内での利用者の通話場所を制限することなく、アクセス回線の種類などによって許容されている所望の電話通信サービス(広帯域の音声通信サービス)を享受することができるようになる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による宅内電話通信システム及び加入者宅内装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
第2の実施形態は、加入者宅内装置10の構成は第1の実施形態と同様であるが、無線電話端末の構成が第1の実施形態と異なっている。
図2は、第2の実施形態の無線電話端末20Aの構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には同一符号を付して示している。
第2の実施形態の無線電話端末20Aは、加入者宅内装置10を介したIPネットワーク側との通信機能に加え、移動体公衆通信網との通信機能を有するものである。移動体公衆通信網の種類は任意で良く、以下では、基地局との間でデジタル無線通信を行う移動体公衆通信網であるとして説明する。
無線電話端末20Aは、第1の実施形態と同様な構成に加え、対基地局通信部30、移動網用A/D・D/A相互変換部31及び切替スイッチ32を有する。
対基地局通信部30は、移動体通信網との無線通信部であり、制御データをCPU部25と授受し、音声データを移動網用A/D・D/A相互変換部31を授受するものである。対基地局通信部30とブルーツゥーススレーブ部21とは、アンテナや電力増幅器などの一部構成要素を共用するものであっても良く、特に、基地局及び端末間の通信方式としてブルーツゥース技術を適用している移動体公衆通信網であれば、対基地局通信部30とブルーツゥーススレーブ部21とで多くの構成要素を共用することができる。
移動網用A/D・D/A相互変換部31は、切替スイッチ32を介したマイクロフォン24からのアナログ音声信号をデジタル音声信号(音声データ)に変換して対基地局通信部30に与えると共に、対基地局通信部30からのデジタル音声信号(音声データ)をアナログ音声信号に変換して切替スイッチ32を介してスピーカ23に与えるものである。移動網用A/D・D/A相互変換部31が適用しているサンプリング周波数は、移動体公衆通信網によって定まっているものである。
切替スイッチ32は、CPU部25の制御下で、マイクロフォン24及びスピーカ23を、A/D・D/A相互変換部22又は移動網用A/D・D/A相互変換部31に接続させるものである。
第2の実施形態のCPU部25は、当該無線電話端末20Aが、移動体公衆通信網用の端末として動作する際には、そのための呼制御も実行するものである。
CPU部25は、加入者宅内装置10に対向する端末として動作するか、移動体公衆通信網用の端末として動作するかを判別し、その判別結果に応じて、切替スイッチ32などの外部要素を制御したり、自己の処理を切り替えたりする。
例えば、キーパッド部26に、いずれの端末として動作するかを指示するためのキーやディップスイッチなどの操作子を設けておき、CPU部25は、その操作子による指示内容に応じて、いずれの端末として動作するかを設定する(手動設定)。また例えば、CPU部25は、ブルーツゥーススレーブ部21及びブルーツゥースマスタ部15間の通信が可能な位置に当該無線電話端末20Aが存在する場合には、加入者宅内装置10に対向する端末として動作させ、それ以外の場合に、移動体公衆通信網用の端末として動作させるように設定するようにしても良い(自動設定)。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏すると共に、無線電話端末を、移動体公衆通信網用の端末として用いることもできるという効果をも奏することができる。すなわち、宅内用、宅外用の端末を共用させることができる。
(C)第3の実施形態
次に、本発明による宅内電話通信システム及び加入者宅内装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
第3の実施形態は、無線電話端末20の構成は第1の実施形態(又は第2の実施形態)と同様であるが、加入者宅内装置の構成が第1の実施形態と異なっている。
図3は、第3の実施形態の加入者宅内装置10Bの構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には同一符号を付して示している。
第3の実施形態の加入者宅内装置10Bは、無線電話端末20だけでなく、アナログ有線回線51を介して、一般的な構成のアナログ電話機50をも収容しているものである。
第3の実施形態の加入者宅内装置10Bは、第1の実施形態と同様な構成に加え、加入者回路(SLIC)40及びA/D・D/A相互変換部41を有する。
加入者回路40は、アナログ有線回線51を介して接続されているアナログ電話機50を終端処理するものである。加入者回路40は、例えば、PB信号を認識して得た制御データをCPU部12に与えたり、CPU部12から与えられた制御データに応じて、アナログ有線回線51を構成する2線間の電圧を設定したりする。加入者回路40には、A/D・D/A相互変換部41が関連して設けられている。
A/D・D/A相互変換部41は、アナログ有線回線51からのアナログ音声信号をデジタル音声信号(音声データ)に変換してVoIP処理部14に与えると共に、VoIP処理部14からのデジタル音声信号(音声データ)をアナログ音声信号に変換してアナログ有線回線51に与えるものである。ここでのデジタル音声信号(音声データ)のサンプリング周波数も、広帯域音声信号に対応できる周波数となっている。
この第3の実施形態の場合、CPU部12は、ブルーツゥースマスタ部15との間で制御データを授受できると共に、加入者回路40との間でも制御データを授受できるものとなっており、また、VoIP処理部14は、ブルーツゥースマスタ部15との間で音声データを授受できると共に、A/D・D/A相互変換部41との間でも音声データを授受できるものとなっている。
協働して呼制御を実行するCPU部12及びVoIP処理部14は、待機状態においては、アナログ電話機50及び無線電話端末20のいずれからの接続要求があっても良い状態となっており、アナログ電話機50又は無線電話端末20の一方から接続要求が生じた場合には、通話を終了するまで、そのための加入者宅内装置として動作する。
また、CPU部12及びVoIP処理部14は、着信時には、アナログ電話機50及び無線電話端末20の双方共に呼び出し動作させ、それに応じて、先にオフフックの制御データを与えたアナログ電話機50又は無線電話端末20用の加入者宅内装置として通話を終了するまで動作する
以上のように、第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏すると共に、利用者は、必要に応じて、アナログ電話機を用いて、通話を行うことができるという効果をも奏する。ここで、無線電話端末20は、アナログ電話機50ではなく、加入者宅内装置10に収容されているので、第1の実施形態で言及した効果を奏することができる。
(D)他の実施形態
上記各実施形態においては、近距離無線通信技術としてブルーツゥース技術を適用したものを示したが、他の技術を適用しても良く、例えば、Zigbee方式を適用することもできる。
また、上記各実施形態においては、加入者宅内装置が1個の無線電話端末を収容したものを示したが、ブルーツゥースマスタ部15を複数備えて、複数の無線電話端末を収容し、内外線通信についてのPBXと同様に動作するものであっても良い。
さらに、上記各実施形態においては、VoIPの呼処理を加入者宅内装置が行うものを示したが、無線電話端末側でVoIPの呼処理を行うものであっても良い。
さらにまた、上記各実施形態では、網インタフェース部に接続されているアクセス回線がブロードバンド回線であるものを示したが、一般的な回線(非ブロードバンド回線)であっても良い。
第1の実施形態の宅内電話通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の宅内電話通信システムにおける無線電話端末の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の宅内電話通信システムにおける加入者宅内装置(CPE)の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…宅内電話通信システム、10、10B…加入者宅内装置(CPE)、11…網インタフェース部、12…CPU部、13…メモリ部、14…VoIP処理部、15…ブルーツゥースマスタ部、20、20A…無線電話端末、21…ブルーツゥーススレーブ部、22…A/D・D/A相互変換部、23…スピーカ、24…マイクロフォン、25…CPU部、26…キーパッド部、27…リンガ部、30…対基地局通信部、31…移動網用A/D・D/A相互変換部、32…切替スイッチ、40…加入者回路(SLIC)、41…A/D・D/A相互変換部、50…アナログ電話機。

Claims (2)

  1. IPネットワークに対するアクセス回線を終端する加入者宅内装置において、
    対向する無線電話端末が有する第2の近距離無線通信手段との近距離無線通信の無線リンクを確立させて上記無線電話端末を収容する第1の近距離無線通信手段と、
    アナログ電話機と接続されているアナログ有線回線を終端する、アナログ音声信号及びデジタル音声信号間の相互変換構成を付随した加入者回路と、
    上記アクセス回線を終端する網インタフェース部と、
    音声パケットの組立、分解や、呼制御パケットの組立、分解等のVoIP処理部と、
    当該加入者宅内装置の全体の制御を実行する制御部とを備え、
    上記制御部は、上記第1の近距離無線通信手段との間と、上記加入者回路との間とで制御データを授受し、上記VoIP処理部との間で制御データ及び呼制御パケットを授受し、上記網インタフェース部との間で呼制御パケットを授受し、
    上記VoIP処理部は、上記第1の近距離無線通信手段との間と、上記加入者回路との間で音声データを授受し、上記網インタフェース部との間で音声パケットを授受し、
    協働して呼制御を実行する制御部及びVoIP処理部が、上記アナログ電話機又は上記無線電話端末からの発信時には、発信のあったいずれか一方の接続要求により接続させると共に、網側からの着信時には、上記アナログ電話機及び上記無線電話端末の双方共に呼び出し、オフフックのあったいずれか一方に接続させる
    ことを特徴とする加入者宅内装置。
  2. 請求項1に記載の加入者宅内装置と、
    近距離無線通信を行う第2の近距離無線通信手段を備え、この第2の近距離無線通信手段が、対向する加入者宅内装置が有する第1の近距離無線通信手段と確立させる無線リンクを介して上記加入者宅内装置に収容される無線電話端末
    を備えたことを特徴とする宅内電話通信システム。
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