JP4433080B2 - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置の室内ユニットに関し、特に、エアフィルタから除去した塵埃の処理に係るものである。
従来より、空気の吸込口にエアフィルタを備えた空気調和装置の室内ユニットにおいて、エアフィルタに捕捉された塵埃を除去するための除塵手段が設けられているものが知られている。
例えば特許文献1の空気調和装置は、除塵手段としての清掃部を備えている。この清掃部は、清掃ブラシと回収ブラシとダストボックスとを備えている。清掃ブラシは、エアフィルタの表面に接触しながら移動して塵埃を除去するものである。回収ブラシは、清掃ブラシに付着した塵埃を掻き取るものである。ダストボックスは、上記清掃ブラシおよび回収ブラシが収納され、回収ブラシによって掻き取られた塵埃が貯留される。そして、ダストボックスに貯留された塵埃は、ケーシング本体の前面パネルを開いて、ボックス本体に形成された開口から掃除機で吸引することによって回収される。
特開2007−107764号公報
ところで、上述した特許文献1のダストボックスは、エアフィルタ(30)の近傍(即ち、吸込空気の通路の近傍)に配置されるため、空気流れの邪魔にならないよう可能な限り容積を小さくする必要がある。さらに、上記ダストボックスは、清掃ブラシ等が収納される分、塵埃の貯留容積を大きく獲れない。したがって、塵埃の貯留量を稼げないという問題があった。さらに、ダストボックスの配置についても厳しく制限されてしまう。これらの結果、ダストボックス内の塵埃を頻繁に回収しなければならず、またその回収作業も配置の影響から煩雑になっていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、エアフィルタから塵埃を除去する機能を備えた空気調和装置の室内ユニットにおいて、ユーザーの手をそれ程煩わすことなく、除去された塵埃を効果的に処理することである。
第1の発明は、ケーシング(10)内に、室内熱交換器(22)と、室内から空気を吸い込む室内ファン(21)と、該室内ファン(21)の吸い込み側に設けられるエアフィルタ(30)と、該エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去する塵埃除去手段(50)とを備えた空気調和装置の室内ユニットを前提としている。そして、本発明の室内ユニットは、上記ケーシング(10)内に設けられ、上記塵埃除去手段(50)によって除去された塵埃を貯留する塵埃貯留容器(60)と、上記塵埃貯留容器(60)より容積が大きく形成され、該塵埃貯留容器(60)と搬送用ダクト(81)によって接続される塵埃捕集箱(90)と、上記ケーシング(10)内に設けられると共に上記塵埃捕集箱(90)に接続され、上記塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃を吸引作用により上記搬送用ダクト(81)を通じて上記塵埃捕集箱(90)に搬送する搬送用ファン(82)と、上記塵埃捕集箱(90)に吸引用ダクト(84)を介して連通し、上記塵埃捕集箱(90)に搬送された塵埃を外部から掃除機によって上記吸引用ダクト(84)を通じて吸引するための掃除機挿入口(85)とを備えているものである。さらに、上記搬送用ファン(82)は、上記塵埃捕集箱(90)における上記搬送用ダクト(81)の接続側とは反対側に接続され、上記塵埃捕集箱(90)には、上記搬送用ファン(82)の接続部分にフィルタ(91)が設けられている。
上記の発明では、室内ファン(21)によってケーシング(10)内に吸い込まれた空気がエアフィルタ(30)を通過する際に、その空気に含まれる塵埃がエアフィルタ(30)に捕捉される。エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃は、塵埃除去手段(50)によって除去され、塵埃貯留容器(60)に貯留される。塵埃貯留容器(60)の塵埃は、搬送用ファン(82)によって空気と共に所定位置(例えば、ケーシング(10)外や、ケーシング(10)内の比較的広い空間)に搬送される。つまり、本発明では、エアフィルタ(30)から除去された塵埃が一旦は塵埃貯留容器(60)に貯留されるが、その後はユーザーの手を煩わすことなく別の任意の場所に搬送される。
さらに、上記の発明では、塵埃捕集箱(90)の空気が搬送用ファン(82)に吸引される。それに伴って、塵埃貯留容器(60)の塵埃が搬送用ダクト(81)を通じて塵埃捕集箱(90)に搬送される。塵埃捕集箱(90)は、容積が大きいので、多量の塵埃が溜められる。
さらに、上記の発明では、ユーザーによって掃除機のホースが掃除機挿入口(85)に挿入されることで、塵埃捕集箱(90)に搬送された塵埃が吸引用ダクト(84)を介して掃除機に吸引回収される。さらに、掃除機の吸引力によっては、塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃も搬送用ダクト(81)、塵埃捕集箱(90)および吸引用ダクト(84)を順に介して掃除機に回収される。
第2の発明は、ケーシング(10)内に、室内熱交換器(22)と、室内から空気を吸い込む室内ファン(21)と、該室内ファン(21)の吸い込み側に設けられるエアフィルタ(30)と、該エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去する塵埃除去手段(50)とを備えた空気調和装置の室内ユニットを前提としている。そして、本発明の室内ユニットは、上記ケーシング(10)内に設けられ、上記塵埃除去手段(50)によって除去された塵埃を貯留する塵埃貯留容器(60)と、上記塵埃貯留容器(60)より容積が大きく形成され、該塵埃貯留容器(60)と搬送用ダクト(81)によって接続される塵埃捕集箱(90)と、上記ケーシング(10)内に設けられると共に上記塵埃貯留容器(60)に接続され、上記塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃を送風作用により上記搬送用ダクト(81)を通じて上記塵埃捕集箱(90)に搬送する搬送用ファン(82)と、上記塵埃捕集箱(90)に吸引用ダクト(84)を介して連通し、上記塵埃捕集箱(90)に搬送された塵埃を外部から掃除機によって上記吸引用ダクト(84)を通じて吸引するための掃除機挿入口(85)とを備えているものである。さらに、上記搬送用ファン(82)は、上記塵埃貯留容器(60)における上記搬送用ダクト(81)の接続側とは反対側に接続されている。
上記の発明では、室内ファン(21)によってケーシング(10)内に吸い込まれた空気がエアフィルタ(30)を通過する際に、その空気に含まれる塵埃がエアフィルタ(30)に捕捉される。エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃は、塵埃除去手段(50)によって除去され、塵埃貯留容器(60)に貯留される。塵埃貯留容器(60)の塵埃は、搬送用ファン(82)によって空気と共に所定位置(例えば、ケーシング(10)外や、ケーシング(10)内の比較的広い空間)に搬送される。つまり、本発明では、エアフィルタ(30)から除去された塵埃が一旦は塵埃貯留容器(60)に貯留されるが、その後はユーザーの手を煩わすことなく別の任意の場所に搬送される。
さらに、上記の発明では、搬送用ファン(82)による吹出空気が塵埃貯留容器(60)に送られる。この送風作用により、塵埃貯留容器(60)の塵埃が搬送用ダクト(81)を通じて塵埃捕集箱(90)に搬送されて溜められる。塵埃捕集箱(90)は、容積が大きいので、多量の塵埃が溜められる。
さらに、上記の発明では、ユーザーによって掃除機のホースが掃除機挿入口(85)に挿入されることで、塵埃捕集箱(90)に搬送された塵埃が吸引用ダクト(84)を介して掃除機に吸引回収される。さらに、掃除機の吸引力によっては、塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃も搬送用ダクト(81)、塵埃捕集箱(90)および吸引用ダクト(84)を順に介して掃除機に回収される。
の発明は、上記第1または第2の発明において、上記塵埃除去手段(50)は、上記塵埃貯留容器(60)に設けられ且つ上記エアフィルタ(30)に接触するブラシ部材(51)と、該ブラシ部材(51)に対して上記エアフィルタ(30)を移動させる移動手段(40)とを備えているものである。
上記の発明では、移動手段(40)によって、エアフィルタ(30)がブラシ部材(51)に接触しながら移動する。この移動に伴って、エアフィルタ(30)の塵埃がブラシ部材(51)で掻き取られる(除去される)。ブラシ部材(51)で除去された塵埃は、そのまま塵埃貯留容器(60)に貯留される。
の発明は、上記第の発明において、上記塵埃除去手段(50)のブラシ部材(51)は、パイル織物で構成され上記エアフィルタ(30)に接触するブラシ(51b)を備えているものである。
上記の発明では、エアフィルタ(30)がブラシ部材(51)のブラシ(51b)に接触しながら移動する。この移動に伴って、エアフィルタ(30)の塵埃がブラシ(51b)で掻き取られる(除去される)。一方、ブラシ(51b)がパイル織物で構成されているため、その毛足の長さが比較的短い。したがって、塵埃貯留容器(60)内において、搬送用ファン(82)による空気の流通がブラシ(51b)の毛足によってはそれ程阻害されない。つまり、塵埃貯留容器(60)内の空気の流通抵抗が低減される。
の発明は、上記第または第の発明において、上記塵埃貯留容器(60)、上記搬送用ダクト(81)または上記塵埃捕集箱(90)に設けられ、空気の流速を検出する流速検出手段(69)を備えているものである。
上記の発明では、塵埃貯留容器(60)、搬送用ダクト(81)または塵埃捕集箱(90)における空気の流速(即ち、風速)が流速検出手段(69)によって検出される。そして、本発明では、搬送用ファン(82)による吸引時または送風時において、流速検出手段(69)による風速が所定値以下になると、塵埃捕集箱(90)の塵埃が満タンになったと判定される。若しくは、搬送用ダクト(81)において塵埃等による詰まりが生じたと判定される。つまり、塵埃捕集箱(90)における塵埃貯留量が少ないとき、また搬送用ダクト(81)における詰まりがないときは、流速検出手段(69)による風速が高くなり、塵埃捕集箱(90)における塵埃貯留量が多くなるに従って、また搬送用ダクト(81)に詰まりが生じたときは、流速検出手段(69)による風速が低くなる。このように、本発明は、空気流速から空気の流通抵抗の変化(増大)を検知して、塵埃捕集箱(90)における塵埃の満タン状態や搬送用ダクト(81)における詰まり等を検出するようにした。
の発明は、上記第の発明において、上記流速検出手段(69)が上記塵埃貯留容器(60)の塵埃貯留部よりも上流側に設けられているものである。
上記の発明では、流速検出手段(69)によって塵埃貯留部よりも上流側の空気流速が検出される。つまり、流速検出手段(69)が塵埃貯留部よりも下流側に設けられた場合に比べて、塵埃が混入していない空気の流速が検出される。
以上のように、第1または第2の発明によれば、エアフィルタ(30)から除去されて塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃を搬送用ファン(82)によって所定位置まで搬送するようにした。したがって、ユーザーの手を煩わすことなく、比較的広い場所(例えば、天井裏)、さらには廃棄作業が容易な所定の場所まで塵埃を簡易に移動させることができる。ここで、塵埃貯留容器(60)は、エアフィルタ(30)の近傍、即ち吸込空気の通路の近傍に配置されるため、空気流れの邪魔にならないよう可能な限り容積を小さくする必要がある。そうすると、塵埃貯留容器(60)には多量の塵埃を溜めることができないが、本発明では塵埃貯留容器(60)とは別の場所に多量の塵埃を溜めることができる。よって、ユーザーによる塵埃処理の手間を軽減することができる。
また、第または第の発明によれば、搬送用ファン(82)の吸引作用または送風作用により、塵埃を塵埃貯留容器(60)からそれよりも容積が大きい塵埃捕集箱(90)に搬送して溜めるようにした。そして、塵埃捕集箱(90)を廃棄処理の容易な場所に配置することにより、多量の塵埃を確実に溜めることができると共に、塵埃の廃棄作業効率を向上させることができる。また、複数の室内ユニットに対して共通の塵埃捕集箱(90)を設けるようにすれば、各室内ユニットで捕捉された塵埃をまとめて回収することができる。したがって、室内ユニットを複数台備えた場合でも、塵埃の処理効率を向上させることができる。
また、第1または第2の発明によれば、掃除機のホースを掃除機挿入口(85)に挿入するだけで、塵埃捕集箱(90)および塵埃貯留容器(60)の塵埃を吸引することができる。したがって、塵埃を容易に処理することができ、塵埃処理の手間を一層軽減することができる。
また、第の発明によれば、ブラシ部材(51)によって除去された塵埃を確実に塵埃貯留容器(60)に一旦溜めることができる。そして、ブラシ部材(51)に対してエアフィルタ(30)を移動させるため、エアフィルタ(30)の全面に亘って塵埃を除去することができる。そして、この構成の場合、塵埃貯留容器(60)の容積および配置がより一層制限されてしまうが、本発明は塵埃貯留容器(60)からより広い場所に簡易に塵埃を移動させることができるため、多量の塵埃を効果的に溜めることができる。
また、第の発明によれば、ブラシ部材(51)にパイル織物で構成されたブラシ(51b)を備えるようにしたので、ブラシ(51b)の毛足が短くなる。したがって、塵埃貯留容器(60)内において空気の流通抵抗を低減することができる。その結果、塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃の搬送効率を向上させることができる。
また、第の発明によれば、塵埃貯留容器(60)、搬送用ダクト(81)または塵埃捕集箱(90)に空気の流速検出手段(69)を設けるようにした。これにより、塵埃貯留容器(60)や搬送用ダクト(81)、塵埃捕集箱(90)における空気の流通抵抗の増減を検知することができる。そして、この空気の流通抵抗の増減に基づいて、塵埃捕集箱(90)の塵埃の満タン状態(即ち、塵埃の充填度)や、搬送用ダクト(81)における詰まりを検出することができる。その結果、塵埃捕集箱(90)から室内ユニット外へ塵埃を回収する(排出させる)タイミングを適切に図ることができ、また搬送用ダクト(81)における塵埃等による詰まりを早期に検出することができる。よって、室内ユニットの信頼性を高めることができる。
さらに、第の発明によれば、流速検出手段(69)を塵埃貯留部よりも上流側に設けるようにした。したがって、塵埃が存在しない場所での空気流速を検出することができる。これにより、流速検出手段(69)のセンシングが塵埃によって影響を受けないため、風速の検出精度が高まる。その結果、塵埃捕集箱(90)から室内ユニット外へ塵埃を回収する(排出させる)タイミング等を一層適切に図ることができる。さらに、塵埃による流速検出手段(69)の劣化を抑制することができる。以上により、室内ユニットの信頼性を一層向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の室内ユニット(1)は、空気調和装置の一部を構成し、室内空間の天井に設置される。空気調和装置は、室外ユニットに設けられる圧縮機、室外熱交換器および膨張弁と、上記室内ユニット(1)に設けられる室内熱交換器(22)とが配管接続されて成る冷媒回路を備えている。冷媒回路は、冷媒が可逆に循環して、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う。空気調和装置では、冷媒回路において室内熱交換器(22)が蒸発器として機能する冷房運転と、冷媒回路において室内熱交換器(22)が凝縮器として機能する暖房運転とが行われる。
〈室内ユニットの構成〉
図1および図2に示すように、上記室内ユニット(1)は、ケーシング(10)と化粧パネル(11)とを備えている。ケーシング(10)内には、室内熱交換器(22)、ドレンパン(23)、室内ファン(21)、エアフィルタ(30)、フィルタ駆動手段(40)、塵埃除去手段(50)、塵埃貯留容器(60)、塵埃搬送手段(80)および塵埃捕集箱(90)が設けられている。
上記ケーシング(10)は、下側が開放された略直方体の箱状に形成されている。ケーシング(10)の内面には、断熱材(17)が積層されている。ケーシング(10)は、下部が天井板の開口に挿通する状態で設置される。
上記化粧パネル(11)は、矩形の板状に形成されている。化粧パネル(11)の平面視形状は、ケーシング(10)の平面視形状よりも一回り大きくなっている。化粧パネル(11)は、シール部材(16)を間に挟んだ状態でケーシング(10)の下側を覆うように取り付けられる。化粧パネル(11)がケーシング(10)に取り付けられた状態では、化粧パネル(11)が室内に露出する。
上記化粧パネル(11)には、1つの吸込口(13)と4つの吹出口(14)とが形成されている。吸込口(13)は、矩形状に形成され、化粧パネル(11)の中央部に形成されている。吸込口(13)には、スリット状に形成された吸込グリル(12)が嵌め込まれている。各吹出口(14)は、細長い矩形状に形成されている。各吹出口(14)は、化粧パネル(11)の各辺に沿うように形成されている。そして、各吹出口(14)には、風向調整板(15)が設けられている。この風向調整板(15)は、回動して風向(吹出方向)を調整するものである。
上記室内ファン(21)は、いわゆるターボファンである。室内ファン(21)は、ケーシング(10)の中央付近に配置され、吸込口(13)の上側に位置している。室内ファン(21)は、ファンモータ(21a)と羽根車(21b)とを備えている。ファンモータ(21a)は、ケーシング(10)の天板に固定されている。羽根車(21b)は、ファンモータ(21a)の回転軸に連結されている。室内ファン(21)の下側には、吸込口(13)に連通するベルマウス(24)が設けられている。このベルマウス(24)は、ケーシング(10)内において、室内熱交換器(22)の上流側の空間を室内ファン(21)側と吸込グリル(12)側とに区画している。室内ファン(21)は、ベルマウス(24)を介して下側から吸い込んだ空気を周方向へ吹き出すように構成されている。
上記室内熱交換器(22)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器で構成されている。室内熱交換器(22)は、平面視でロ字状に形成され、室内ファン(21)の周囲を囲むように配置されている。室内熱交換器(22)では、冷媒と室内ファン(21)によって送られる室内空気(吹出空気)との間で熱交換が行われる。
上記ドレンパン(23)は、室内熱交換器(22)の下側に設けられている。ドレンパン(23)は、室内熱交換器(22)において空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受けるためのものである。ドレンパン(23)には、ドレン水を排水するためのドレンポンプが設けられている(図示省略)。ドレンパン(23)は、ドレンポンプを設置した箇所にドレン水が集まるように勾配がつけられている。
上記ベルマウス(24)の下方には、仕切板(25)が設けられている。この仕切板(25)は、ベルマウス(24)と吸込グリル(12)との間の空間を上下に仕切っている。つまり、仕切板(25)は、室内熱交換器(22)の上流側空間をベルマウス(24)を含む室内熱交換器(22)側と吸込グリル(12)側とに区画している。
上記仕切板(25)の中央には、吸込口(13)から吸い込まれた空気がベルマウス(24)へ流入するための通気孔(26)が形成されている。図3に示すように、この通気孔(26)は、円形孔がその径方向に延びる4つの径方向部材(27)によって扇形に仕切られている。各径方向部材(27)は、互いに円中心で繋がっており、その部分に円筒状のフィルタ回転軸(28)が下方に突出している。フィルタ回転軸(28)は、上記エアフィルタ(30)が回転するための回転軸である。また、1つの径方向部材(27)には、フィルタ押さえ(29)が2つ設けられている。
図3に示すように、上記エアフィルタ(30)は、仕切板(25)の下方に配置され、ベルマウス(24)の入口を覆う大きさの円板状に形成されている。具体的に、エアフィルタ(30)は、環状のフィルタ本体(31)とメッシュ部材(37)とを備えている。フィルタ本体(31)の外周面には、ギア部(32)が設けられている。フィルタ本体(31)の環状中心部には、6つの径方向リブ(34)によって支持される円筒状の軸挿通部(33)が設けられている。つまり、各径方向リブ(34)は、軸挿通部(33)から放射状に延びている。また、フィルタ本体(31)の内円部には、該フィルタ本体(31)と同心の環状に形成された内側周方向リブ(35)および外側周方向リブ(36)が設けられている。外側周方向リブ(36)は、内側周方向リブ(35)よりも大径に形成されている。メッシュ部材(37)は、フィルタ本体(31)の内円部全体に張られている。吸込口(13)から吸い込まれた空気は、エアフィルタ(30)のメッシュ部材(37)を通過してベルマウス(24)へ流入する。その際、空気中の塵埃がメッシュ部材(37)に捕捉される。
また、上記エアフィルタ(30)は、上述したフィルタ押さえ(29)が各周方向リブ(35,36)に当接することによって下方へ付勢される。これにより、エアフィルタ(30)が後述する塵埃除去手段(50)の回転ブラシ(51)に押さえ付けられる。したがって、塵埃除去手段(50)による除去効率が向上する。
図4にも示すように、上記エアフィルタ(30)は、軸挿通部(33)が仕切板(25)のフィルタ回転軸(28)に嵌め込まれて取り付けられる。エアフィルタ(30)は、フィルタ回転軸(28)を中心として回転自在になっている。エアフィルタ(30)の下方には、上記塵埃貯留容器(60)が配置されている。そして、エアフィルタ(30)が軸挿通部(33)に嵌め込まれた状態で、上記塵埃貯留容器(60)のフィルタ取付部(68)が仕切板(25)の軸挿通部(33)に止めネジ(28a)によって固定される。これにより、仕切板(25)と塵埃貯留容器(60)との間にエアフィルタ(30)が保持される。
上記エアフィルタ(30)の近傍には、エアフィルタ(30)を回転駆動するためのフィルタ駆動手段(40)が設けられている(図2参照)。つまり、このフィルタ駆動手段(40)は、回転ブラシ(51)に対してエアフィルタ(30)を移動させる移動手段を構成している。
具体的に、フィルタ駆動手段(40)は、図5に示すように、フィルタ駆動モータ(41)とリミットスイッチ(44)を備えている。フィルタ駆動モータ(41)の駆動軸には、駆動ギア(42)が設けられ、該駆動ギア(42)がフィルタ本体(31)のギア部(32)と噛み合っている。駆動ギア(42)の一端面には、突片であるスイッチ作動部(43)が設けられている。このスイッチ作動部(43)は、駆動ギア(42)の回転によりリミットスイッチ(44)のレバー(44a)に作用するようになっている。スイッチ作動部(43)がレバー(44a)に作用すると、リミットスイッチ(44)が検知する。つまり、スイッチ作動部(43)およびリミットスイッチ(44)は、駆動ギア(42)の回転位置を検出するものである。
次に、上記塵埃除去手段(50)、塵埃貯留容器(60)および塵埃搬送手段(80)について、図6〜図8を参照しながら説明する。これら塵埃除去手段(50)等は、仕切板(25)やエアフィルタ(30)の下方に配置されている(図1や図2を参照)。
上記塵埃除去手段(50)は、エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去するためのものである。塵埃除去手段(50)は、回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)と、ブラシ駆動手段(53)とを備えている。回転ブラシ(51)は、本発明に係るブラシ部材を構成している。
図7に示すように、上記回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)は、後述する塵埃貯留容器(60)のブラシ用開口(63)に設けられている。
上記回転ブラシ(51)は、細長い円柱状のシャフト(51a)と、該シャフト(51a)の外周面に設けられたブラシ(51b)とを備えている。ブラシ(51b)は、複数の植毛で構成されている。そして、ブラシ(51b)は、シャフト(51a)の周方向における一部分に設けられると共に、シャフト(51a)の長さ方向に亘って設けられている。清掃用ブラシ(52)は、回転ブラシ(51)の後方側に配置されている。
上記清掃用ブラシ(52)は、本体部(52a)と、ブラシ(52b)と、バネ部(52c)とを備えている。本体部(52a)は、板状部材であり、回転ブラシ(51)のシャフト(51a)と同じ長さに形成されている。本体部(52a)は、その板面が回転ブラシ(51)の外周面に対面して設けられている。また、本体部(52a)の上部は、回転ブラシ(51)のシャフト(51a)の外周面に対応する円弧部となっている。この本体部(52a)の円弧部には、本体部(52a)の長さ方向に亘ってブラシ(52b)が設けられている。バネ部(52c)は、本体部(52a)の下端に設けられて、塵埃貯留容器(60)の内壁に取り付けられている。つまり、本体部(52a)は、バネ部(52c)によって支持されている。
上記回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)は、エアフィルタ(30)の半径と同等以上の長さに形成されている。また、回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)は、エアフィルタ(30)の円中心から径方向外方へ延びるように配置されている。
上記回転ブラシ(51)は、回転するエアフィルタ(30)のメッシュ部材(37)にブラシ(51b)が接触することでメッシュ部材(37)から塵埃を除去するように構成されている。また、回転ブラシ(51)は、上記ブラシ駆動手段(53)によって可逆に回転駆動される。図6に示すように、ブラシ駆動手段(53)は、ブラシ駆動モータ(54)と、互いに噛み合う駆動ギア(55)および従動ギア(56)とを備えている。駆動ギア(55)はブラシ駆動モータ(54)の駆動軸に設けられ、従動ギア(56)は回転ブラシ(51)のシャフト(51a)の端部に設けられている。この構成により、回転ブラシ(51)が回転駆動される。
上記清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)は、回転ブラシ(51)がブラシ駆動手段(53)によって回転すると、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)と接触するように構成されている。その接触により、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)から塵埃が除去される。つまり、清掃用ブラシ(52)は、回転ブラシ(51)から塵埃を除去して該回転ブラシ(51)を清掃するものである。これら回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)の塵埃除去作用については、後で詳述する。
また、上記回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)の各ブラシ(51b,52b)は、いわゆるパイル織物で構成されている。このパイル織物は、基布に毛(パイル糸)が織り込まれて成る有毛繊維であり、毛足が比較的短い。そして、このパイル織物は、毛並みが一定方向に傾斜する傾斜パイルである。
具体的に、上記回転ブラシ(51)におけるブラシ(51b)の毛並みは、図7においてシャフト(51a)から左側に向かって傾斜している。つまり、このブラシ(51b)の毛並みは、エアフィルタ(30)の回転方向に対して対向するように傾斜している。このように、エアフィルタ(30)がブラシ(51b)の毛並みに対して対向するように回転すると、メッシュ部材(37)の塵埃が効率よく掻き出される。一方、ブラシ(51b)の毛並みに対してその傾斜方向にエアフィルタ(30)が回転すると、メッシュ部材(37)の塵埃は掻き出されず、逆にブラシ(51b)に捕捉されている塵埃が除去される。また、清掃用ブラシ(52)におけるブラシ(52b)の毛並みは、図7において本体部(52a)から下側に向かって傾斜している。つまり、このブラシ(52b)の毛並みは、回転ブラシ(51)が図7において時計回りに回転する際に、その回転方向に対して対向するように傾斜している。
上記塵埃貯留容器(60)は、清掃用ブラシ(52)によって回転ブラシ(51)から除去された塵埃が貯留されるものである。図7に示すように、塵埃貯留容器(60)は、側面視形状(図6において右側から視た形状)がやや逆くの字に屈曲している柱状の容器である。塵埃貯留容器(60)は、上側部分がエアフィルタ(30)の塵埃が除去される除去部(61)であり、下側部分がエアフィルタ(30)から除去された塵埃が貯留される貯留部(62)となっている。
上記除去部(61)の上板には、その長手方向に延びるブラシ用開口(63)が形成され、上述したようにそのブラシ用開口(63)に回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)が設けられている。なお、除去部(61)の一側面に上述したフィルタ取付部(68)が設けられている。また、ブラシ用開口(63)の後方側(即ち、清掃用ブラシ(52)側と反対側)の縁部(61a)は、回転ブラシ(51)に向かって漸次細くなる先細形状であり、端面が回転ブラシ(51)のブラシ(51b)に沿うように円弧状に形成されている。これにより、縁部(6c)と回転ブラシ(51)との隙間が限りなく小さくなる。したがって、万一回転ブラシ(51)によって除去されずに該回転ブラシ(51)を通過してしまったエアフィルタ(30)の塵埃は、直ぐ縁部(61a)に沿ってエアフィルタ(30)の移動方向へガイドされる。つまり、回転ブラシ(51)を通過した塵埃は、除去部(61)の上板に遮られることなくエアフィルタ(30)に付着した状態でスムーズに移動する。このように縁部(61a)を工夫することにより、回転ブラシ(51)と除去部(61)の上板との隙間において塵埃が停滞するのを防止することができる。停滞するとその塵埃が次第に成長して大きな固まりとなり、最終的にその隙間から弾き出されて室内等へ落下してしまうが、本実施形態ではそれが防止される。さらに、縁部(61a)と回転ブラシ(51)との隙間が小さくなるため、塵埃貯留容器(60)の密閉性(シール性)が高くなる。
上記貯留部(62)は、下端側(底部側)が円弧状に膨出している。そして、その貯留部(62)の円弧部には、清掃用ブラシ(52)によって回転ブラシ(51)から除去された塵埃が落下して貯留される。貯留部(62)の一端(即ち、ブラシ駆動手段(53)が設けられている側)は、微小な複数の孔が形成されたメッシュ部(66)となっている。また、貯留部(62)の他端(即ち、フィルタ取付部(68)が設けられている側)は、後述する塵埃搬送手段(80)の搬送用ダクト(81)が接続される搬送口(67)となっている。
また、図8に示すように、上記塵埃貯留容器(60)には、貯留部(62)の塵埃量を検出するための貯留量検出手段(70)が設けられている。貯留量検出手段(70)は、センサボックス(71)を備えている。このセンサボックス(71)は、塵埃貯留容器(60)の貯留部(62)の第2端部(67)寄りに設けられている(図6を参照)。センサボックス(71)は、貯留部(62)の横断方向に延びてその底部を覆うように形成されている。センサボックス(71)内には、発光LED(72)とフォトトランジスタ(73)が収納されている。発光LED(72)とフォトトランジスタ(73)とは、貯留部(62)をその横断方向に挟んで対峙するように配置されている。一方、貯留部(62)の壁面において、発光LED(72)とフォトトランジスタ(73)に対応する部分には第1透明窓(64)および第2透明窓(65)が設けられている。
上記貯留量検出手段(70)では、発光LED(72)から第1透明窓(64)および第2透明窓(65)を順に透過した光の光度がフォトトランジスタ(73)によって検出される。そして、検出された光度に応じて貯留部(62)における塵埃の貯留量(即ち、充填度)が検出される。つまり、塵埃の貯留量が少ないと、貯留部(62)において第1透明窓(64)から第2透明窓(65)への光の透過率が高くなり、検出される光度が高くなる。逆に、塵埃の貯留量が多いと、貯留部(62)において第1透明窓(64)から第2透明窓(65)への光の透過率が低くなり、検出される光度が低くなる。したがって、この貯留量検出手段(70)によれば、貯留部(62)内の塵埃の有無を検出することができる。
上記塵埃搬送手段(80)は、図1や図2に示すように、上述した搬送用ダクト(81)と、搬送用ファン(82)と、排気口(83)と、吸引用ダクト(84)と、掃除機挿入口(85)とを備えている。
上記搬送用ダクト(81)は、流入側である一端が塵埃貯留容器(60)における貯留部(62)の搬送口(67)に接続され、流出側である他端が後述する塵埃捕集箱(90)に接続されている。この搬送用ダクト(81)はフレキシブルチューブで構成されている。
上記搬送用ファン(82)の吸引側は、塵埃捕集箱(90)に接続されている。この接続位置は、塵埃捕集箱(90)の搬送用ダクト(81)の接続位置とは反対側の端部である。搬送用ファン(82)の送風側(吹出側)は、ケーシング(10)を貫通する排気口(83)に接続されている。搬送用ファン(82)は、塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃を吸引作用によって空気と共に塵埃捕集箱(90)に搬送するためのものである。その搬送動作の際、塵埃貯留容器(60)ではメッシュ部(66)を通じて外部から空気(室内空気)が導入される。このように、本実施形態では、搬送用ファン(82)により発生する空気流によって塵埃貯留容器(60)の塵埃が所定位置まで搬送される。
上記吸引用ダクト(84)は、流入側である一端が塵埃捕集箱(90)における搬送用ダクト(81)の接続位置と同じ側の端部に接続されている。吸引用ダクト(84)の流出側である他端は、化粧パネル(11)に形成された掃除機挿入口(85)に接続されている。この掃除機挿入口(85)は、掃除機のホース等が挿入されて吸引するための開口である。なお、吸引用ダクト(84)はフレキシブルチューブで構成されている。この構成により、塵埃捕集箱(90)に搬送された塵埃が掃除機に回収される。その回収動作の際も、塵埃貯留容器(60)ではメッシュ部(66)を通じて外部から空気(室内空気)が導入される。
このように、塵埃貯留容器(60)のメッシュ部(66)による給気作用によって、塵埃貯留容器(60)および塵埃捕集箱(90)の圧力バランスが適切となるので、塵埃の搬送動作および排出動作(掃除機への回収動作)が適切に行われる。
上記塵埃捕集箱(90)は、図1および図2に示すように、上述したように塵埃貯留容器(60)内の塵埃が搬送されて貯留されるものである。塵埃捕集箱(90)は、やや細長い略直方体状に形成され、塵埃貯留容器(60)と同様に仕切板(25)の下方に配置されている。そして、塵埃捕集箱(90)は、平面的にエアフィルタ(30)に被らないように、仕切板(25)の一端辺に沿って配置されている。これにより、吸込グリル(12)から吸入された空気の流通を阻害することはない。
上記塵埃捕集箱(90)は、容積が塵埃貯留容器(60)よりも大きく形成されている。塵埃捕集箱(90)は、平面視的に、搬送用ファン(82)の接続側部分が他の部分よりも面積が小さくなっている。また、塵埃捕集箱(90)のエアフィルタ(30)側の側板は、エアフィルタ(30)の外周に対応して円弧状に形成されている。さらに、塵埃捕集箱(90)には、搬送用ファン(82)の接続部分にフィルタ(91)が設けられている。したがって、塵埃捕集箱(90)に搬送された塵埃が排気口(83)から流出することはない。
−運転動作−
次に、上記室内ユニット(1)における運転動作について図9〜図11を参照しながら説明する。室内ユニット(1)は、冷暖房を行う通常運転と、エアフィルタ(30)の清掃を行うフィルタ清掃運転とが切換可能に構成されている。
〈通常運転〉
通常運転では、図9(C)に示すように、回転ブラシ(51)を回転させてそのブラシ(51b)を清掃用ブラシ(52)側に位置させる。つまり、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)がエアフィルタ(30)に接触しない位置まで回転ブラシ(51)を回転させて、回転ブラシ(51)の非ブラシ面(即ち、ブラシ(51b)が設けられていないシャフト(51a)の外周面)をエアフィルタ(30)に対面させる。なお、エアフィルタ(30)および搬送用ファン(82)は停止状態である。
この状態において、室内ファン(21)が駆動される。そうすると、室内ユニット(1)では、吸込口(13)から吸い込まれた室内空気がエアフィルタ(30)を通過してベルマウス(24)へ流入する。空気がエアフィルタ(30)を通過する際、空気中の塵埃がエアフィルタ(30)のメッシュ部材(37)に捕捉される。ベルマウス(24)に流入した空気は室内ファン(21)から吹き出される。この吹出空気は、室内熱交換器(22)の冷媒と熱交換して冷却または加熱された後、各吹出口(14)から室内へ供給される。これにより、室内の冷房または暖房が行われる。
なお、この通常運転では、上述したように、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)とエアフィルタ(30)とが非接触状態となる。したがって、ブラシ(51b)のエアフィルタ(30)に接触し続けることによる劣化を防止することができる。これにより、回転ブラシ(51)の耐久性が向上する。
〈フィルタ清掃運転〉
フィルタ清掃運転では、冷媒回路において圧縮機が停止されて冷媒が循環しない状態となる。このフィルタ清掃運転では、「塵埃除去動作」と「ブラシ清掃動作」と「塵埃搬送動作」と「塵埃排出動作」とが切換可能に構成されている。
「塵埃除去動作」は、エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去する動作である。「ブラシ清掃動作」は、回転ブラシ(51)に付着した塵埃を除去する動作である。「塵埃搬送動作」は、塵埃貯留容器(60)から塵埃捕集箱(90)に塵埃を搬送する動作である。「塵埃排出動作」は、塵埃捕集箱(90)からケーシング(10)外へ塵埃を排出する動作、即ち塵埃捕集箱(90)の塵埃を掃除機に回収する動作である。
本実施形態では、「塵埃除去動作」と「ブラシ清掃動作」とが交互に行われる。先ず「塵埃除去動作」では、室内ファン(21)が停止される。そして、図9(A)に示すように、回転ブラシ(51)を回転させてそのブラシ(51b)をエアフィルタ(30)に接触させる。この状態において、エアフィルタ(30)が図9(A)において矢印で示す方向(反時計回り)に回転される。つまり、図10に示す矢印(白抜き)ように、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)の毛並みに対向するようにエアフィルタ(30)が移動する。なお、このとき回転ブラシ(51)は停止させたままである。
そうすると、エアフィルタ(30)の塵埃が回転ブラシ(51)のブラシ(51b)に捕捉される(図11(A)を参照)。そして、フィルタ駆動手段(40)のリミットスイッチ(44)のレバー(44a)が作動すると、フィルタ駆動モータ(41)が停止されてエアフィルタ(30)が停止する。つまり、エアフィルタ(30)は所定角度だけ回転して停止する。したがって、エアフィルタ(30)において回転ブラシ(51)のブラシ(51b)を通過した領域の塵埃が除去される。ここで、ブラシ(51b)の毛並みがエアフィルタ(30)の回転方向(移動方向)に対向して傾斜しているため、エアフィルタ(30)の塵埃がブラシ(51b)によって容易に掻き取られる。よって、回転ブラシ(51)による塵埃の除去効率が向上する。エアフィルタ(30)が停止すると、「塵埃除去動作」から「ブラシ清掃動作」へ切り換わる。
「ブラシ清掃動作」では、引き続き室内ファン(21)および回転ブラシ(51)が停止した状態で、先ず、エアフィルタ(30)が図9(B)において矢印で示す方向(時計回り)に回転する。つまり、エアフィルタ(30)は、「塵埃除去動作」時とは逆方向、即ち回転ブラシ(51)のブラシ(51b)の毛並みと同じ方向に回転する。なお、本実施形態では、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)の幅の分だけエアフィルタ(30)が移動するように回転する。そうすると、エアフィルタ(30)とブラシ(51b)との間に溜まった塵埃、即ちエアフィルタ(30)から除去されかかった塵埃がブラシ(51b)に均一に付着する。これにより、エアフィルタ(30)の塵埃がブラシ(51b)に確実に捕捉される。したがって、回転ブラシ(51)による塵埃除去効率を向上させることができる。
続いて、「ブラシ清掃動作」では、室内ファン(21)が停止した状態で、回転ブラシ(51)が図11における左回り(反時計回り)に回転する。その際、回転ブラシ(51)は、ブラシ(51b)に塵埃を捕捉したまま回転する。また、回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)のブラシ(51b,52b)同士が接触しながら、回転ブラシ(51)が回転する(図11(B)を参照)。そして、回転ブラシ(51)は、所定の回転角度だけ回転すると停止する。
続いて、回転ブラシ(51)は、上記とは逆回り(即ち、図11における右回り(時計回り))に回転する。そうすると、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)に捕捉されていた塵埃が清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)によって除去される(図11(C)を参照)。これは、清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)の毛並みが下向き、即ち毛並みが回転ブラシ(51)の回転方向に対向する向きに傾斜しているため、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)から塵埃が掻き取られる。また、双方のブラシ(51b,52b)同士が接触することによって清掃用ブラシ(52)の本体部(52a)が後方へ押されるが、バネ部(52c)によって本体部(52a)が回転ブラシ(51)側へ付勢される。これにより、ブラシ(51b,52b)同士が離隔することはなく、清掃用ブラシ(52)が適切に回転ブラシ(51)に押し付けられる。したがって、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)から塵埃がより確実に除去される。以上により、清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)に塵埃が捕捉される。回転ブラシ(51)は、元の状態(図11(A)の状態)まで回転して停止する。
続いて、回転ブラシ(51)は、再び左回り(反時計回り)に所定の回転角度だけ回転する。そうすると、清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)に捕捉されていた塵埃が回転ブラシ(51)のブラシ(51b)によって掻き取られ、塵埃貯留容器(60)の貯留部(62)に落下する(図11(D)を参照)。これは、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)の毛並みが回転方向に向かって傾斜しているため、清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)から塵埃が確実に掻き取られる。その際も、上記と同様に、バネ部(52c)によって清掃用ブラシ(52)が回転ブラシ(51)に適切に押し付けられるため、清掃用ブラシ(52)から塵埃がより確実に除去される。以上により、回転ブラシ(51)に捕捉された塵埃が除去され、塵埃貯留容器(60)の貯留部(62)に貯留される。その後、回転ブラシ(51)は再び右回り(時計回り)に回転して元の状態(図11(A)の状態)に戻り、「ブラシ清掃動作」が一旦終了する。
「ブラシ清掃動作」が終了すると、再び上述した「塵埃除去動作」が行われる。つまり、再びエアフィルタ(30)が回転され、リミットスイッチ(44)のレバー(44a)が再び作動するとエアフィルタ(30)が停止する。これにより、エアフィルタ(30)において回転ブラシ(51)のブラシ(51b)を通過した領域の塵埃が回転ブラシ(51)のブラシ(51b)に捕捉される(図11(A)の状態)。このように、「塵埃除去動作」と「ブラシ清掃動作」とが交互に繰り返される。その結果、エアフィルタ(30)において所定の領域毎に塵埃が除去されていく。そして、エアフィルタ(30)の全領域において塵埃が除去されると、「塵埃除去動作」および「ブラシ清掃動作」が完全に終了する。例えば、リミットスイッチ(44)のレバー(44a)が所定回数作動すると、エアフィルタ(30)が1回転したと判断して上記動作が終了する。
ところで、上述した「ブラシ清掃動作」が1回または数回行われる毎に、「塵埃搬送動作」が行われる。
「塵埃搬送動作」では、回転ブラシ(51)が図11(A)の状態で停止されると共に、エアフィルタ(30)が停止状態となる。この状態において、搬送用ファン(82)が駆動される。そうすると、塵埃捕集箱(90)の空気が排気口(83)から排出される。それに伴い、塵埃貯留容器(60)の塵埃が空気と共に搬送用ダクト(81)を介して塵埃捕集箱(90)へ搬送(吸引)される。その後、再び「塵埃除去動作」および「ブラシ清掃動作」が行われ、「塵埃搬送動作」が行われる。これらの動作が繰り返されることによって、塵埃捕集箱(90)には塵埃が徐々に貯留されていく。そして、塵埃捕集箱(90)の塵埃が満タンになると、「塵埃搬送動作」がいくら行われても塵埃貯留容器(60)から塵埃捕集箱(90)へ塵埃が搬送されなくなり、塵埃貯留容器(60)において塵埃が徐々に溜まっていく。一方、塵埃貯留容器(60)では貯留量検出手段(70)によって塵埃貯留量が検出される。そして、「塵埃搬送動作」が行われたにも拘わらず塵埃貯留容器(60)の貯留部(62)において塵埃が所定量溜まると、貯留量検出手段(70)のフォトトランジスタ(73)の検出光度が設定値以下となる。これにより、塵埃捕集箱(90)の塵埃が満タン状態であることが検知される。
本実施形態のフィルタ清掃運転では、上記のように塵埃捕集箱(90)の満タン状態が検知されると、「塵埃排出動作」が行われる。「塵埃排出動作」では、上述した「塵埃搬送動作」と同様に、回転ブラシ(51)が図11(A)の状態で停止されると共に、エアフィルタ(30)が停止状態になる。また、搬送用ファン(82)も停止状態となる。この状態において、ユーザーが掃除機のホースを掃除機挿入口(85)に挿入する。この吸引動作により、塵埃捕集箱(90)の塵埃が吸引用ダクト(84)を介して掃除機へ吸い込まれる。その際、塵埃貯留容器(60)内の塵埃も搬送用ダクト(81)、塵埃捕集箱(90)および吸引用ダクト(84)を順に介して掃除機へ吸い込まれる。その結果、塵埃捕集箱(90)および塵埃貯留容器(60)の塵埃が掃除機に回収される。即ち、塵埃捕集箱(90)等の塵埃がケーシング(10)外へ排出される。
−実施形態の効果−
本実施形態において、塵埃貯留容器(60)がエアフィルタ(30)の下方に位置していることから、空気流通の抵抗(邪魔)となる。そのため、塵埃貯留容器(60)をできるだけ小さくする必要がある。そこで、本実施形態では、塵埃貯留容器(60)よりも容積が大きい塵埃捕集箱(90)を空気流通の阻害とならない場所に設け、搬送用ファン(82)によって塵埃貯留容器(60)の塵埃を塵埃捕集箱(90)に搬送するようにした。これにより、ユーザーの手を煩わすことなく、エアフィルタ(30)から除去した塵埃を最終的に塵埃捕集箱(90)に多量に溜めることができる。その結果、ユーザーによる塵埃処理の手間を軽減することができる。
また、エアフィルタ(30)の塵埃を最終的に塵埃捕集箱(90)に溜めるため、塵埃貯留容器(60)を小型にすることができる。その結果、室内ユニット(1)における吸込空気の流通抵抗を低減することができ、運転効率が向上する。
さらに、本実施形態では、吸引用ダクト(84)および掃除機挿入口(85)を設けるようにしたので、簡易に塵埃捕集箱(90)の塵埃をケーシング(10)外へ排出させることができる。よって、塵埃処理の手間を一層軽減することができる。
また、本実施形態では、回転ブラシ(51)を塵埃貯留容器(60)に設けているため、回転ブラシ(51)によって除去された塵埃を確実に塵埃貯留容器(60)に一旦溜めることができる。また、回転ブラシ(51)に対してエアフィルタ(30)を移動させるため、エアフィルタ(30)の全面に亘って塵埃を除去することができる。そして、この構成の場合、塵埃貯留容器(60)の容積および配置がより一層制限されることとなるが、本実施液体では塵埃貯留容器(60)から塵埃捕集箱(90)に簡易に塵埃を移動させることができるため、多量の塵埃を効果的に溜めることができる。
また、本実施形態では、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)をパイル織物で構成するようにした。したがって、ブラシ(51b)の毛足が短いため、回転ブラシ(51)の設置スペースを削減することができる。また、ブラシ(51b)の毛足が短いことから、さらには、そのブラシ(51b)が回転ブラシ(51)の周方向の一部分にしか設けられていないことから、塵埃貯留容器(60)内において空気の流通抵抗を低減することができる。その結果、塵埃搬送動作の搬送効率および塵埃排出動作の排出効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、エアフィルタ(30)を清掃しない通常運転時において回転ブラシ(51)のブラシ(51b)とエアフィルタ(30)とが非接触状態となるようにした。したがって、ブラシ(51b)のエアフィルタ(30)に長時間接触し続けることによる劣化を防止することができる。これにより、回転ブラシ(51)の耐久性を向上させることができ、塵埃除去機能を長く維持することができる。
特に、本実施形態では、回転ブラシ(51)において周方向の一部にブラシ(51b)を設けるようにしたので、回転ブラシ(51)を回転させるだけで、容易に回転ブラシ(51)とエアフィルタ(30)とを非接触状態にすることができる。また、回転ブラシ(51)の周方向の一部にだけブラシ(51b)を設けるため、ブラシ(51b)の材料費を低減することができ、塵埃除去手段(50)のコストダウンを図ることができる。
また、本実施形態では、塵埃除去手段(50)において清掃用ブラシ(52)を備えるようにした。したがって、回転ブラシ(51)に捕捉された塵埃を確実に除去して塵埃貯留容器(60)に貯留させることができる。そのため、回転ブラシ(51)において、塵埃捕捉量が増大していくことによる塵埃除去機能の低下を抑制することができる。よって、エアフィルタ(30)に対する塵埃除去効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、エアフィルタ(30)を所定角度ずつ回転させて、塵埃除去動作およびブラシ清掃動作を交互に行うようにしたので、エアフィルタ(30)全体において塵埃の除去効率を高く維持することができる。よって、エアフィルタ(30)全体の塵埃を確実に除去することができる。
−実施形態の変形例−
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
〈変形例1〉
本変形例1は、図12および図13に示すように、上記実施形態における塵埃搬送手段(80)の構成を変更するようにしたものである。
具体的に、本変形例では、搬送用ファン(82)が塵埃貯留容器(60)の端部に接続されている。つまり、塵埃貯留容器(60)における搬送用ダクト(81)の接続位置と反対側の端部には、搬送用ファン(82)の送風側(吹出側)が接続されている。また、塵埃捕集箱(90)は、搬送用ダクト(81)および吸引用ダクト(84)の接続位置と反対側の端部が排気口(83)に接続されている。その塵埃捕集箱(90)の接続部分には、フィルタ(91)が設けられている。
この変形例では、「塵埃搬送動作」において、搬送用ファン(82)から塵埃貯留容器(60)へ空気が吹き出される。これにより、塵埃貯留容器(60)の塵埃が空気と共に搬送用ダクト(81)を介して塵埃捕集箱(90)に搬送される。その際、塵埃捕集箱(90)の空気がフィルタ(91)を介して排気口(83)へ排出される。これにより、塵埃貯留容器(60)および塵埃捕集箱(90)の圧力バランスが適切となる。また、塵埃捕集箱(90)にフィルタ(91)が設けられているため、搬送された塵埃が排気口(83)へ流出することはない。このように、本変形例では、塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃を搬送用ファン(82)の送風作用によって塵埃捕集箱(90)に搬送するようにしている。その他の構成、作用および効果は上記実施形態と同様である。
〈変形例2〉
本変形例2は、上記実施形態およびその変形例1の塵埃貯留容器(60)において、貯留量検出手段(70)の代わりに風速センサ(69)を設けるようにしたものである。
具体的に、上記実施形態の塵埃貯留容器(60)においては、図14に示すように、メッシュ部(66)の内側近傍に風速センサ(69)が設けられている。また、上記変形例1の塵埃貯留容器(60)においては、図15に示すように、搬送用ファン(82)の吹出口近傍に風速センサ(69)が設けられている。つまり、何れの塵埃貯留容器(60)においても、塵埃が貯留される貯留部(62)よりも空気流れの上流側に風速センサ(69)が配置されている。この風速センサ(69)は、搬送用ファン(82)の吸引作用または送風作用による空気の流速(即ち、風速)を検出する流速検出手段である。
そして、本変形例では、風速センサ(69)の検出値に基づいて塵埃捕集箱(90)の塵埃の満タン状態や、搬送用ダクト(81)における詰まり等が検知される。具体的に、「塵埃搬送動作」中は、塵埃貯留容器(60)における風速が風速センサ(69)によって検出される。ここで、塵埃捕集箱(90)において塵埃がそれほど溜まっていないときは、風速センサ(69)の検出値が低い。つまり、塵埃貯留容器(60)から塵埃捕集箱(90)までの空気通路において塵埃が殆ど存在しないため、空気の流通抵抗が小さくなり、風速が大きくなる。その後、塵埃貯留容器(60)の塵埃が空気と共に塵埃捕集箱(90)に搬送されていくに従って、塵埃捕集箱(90)の塵埃貯留量が多くなるため、空気の流通抵抗が増大して風速が低下していく。そして、塵埃捕集箱(90)の塵埃が満タン状態(所定量)になると、風速センサ(69)の検出値(風速)が所定値以下になる。これにより、塵埃捕集箱(90)の塵埃が満タンになったことが検知される。この塵埃捕集箱(90)の満タン状態が検知されると、搬送用ファン(82)が停止され、上記実施形態と同様の「塵埃排出動作」が行われる。このように、「塵埃排出動作」の開始タイミングが適切に計られる。
また、搬送用ダクト(81)や塵埃貯留容器(60)において詰まりが生じた場合も、空気の流通抵抗が増大して風速が低下する。したがって、風速センサ(69)の検出値(風速)が所定値以下になったことをもって、搬送用ダクト(81)等に詰まりが生じたことを推測することができる。そして、点検によって詰まりが除去された後、「塵埃搬送動作」が再開される。
以上のように、塵埃貯留容器(60)に風速センサ(69)を設けるようにしたため、「塵埃搬送動作」中において塵埃貯留容器(60)や搬送用ダクト(81)における空気の流通抵抗の変化を検知することができる。この流通抵抗の変化に基づいて、塵埃捕集箱(90)の塵埃の満タン状態を検出することができる。その結果、「塵埃排出動作」の開始タイミングを適切に計ることができる。
また、風速センサ(69)の検出値に基づいて搬送用ダクト(81)等における塵埃の詰まりも推測することができるため、空気流通の不具合を早期に検出することができる。よって、信頼性の高い室内ユニット(1)を提供することができる。
また、塵埃貯留容器(60)における貯留部(62)よりも上流側に風速センサ(69)を設けているため、塵埃が存在しない場所での空気流速を検出することができる。これにより、風速センサ(69)のセンシングが塵埃の影響を受けないため、風速の検出精度が高まる。その結果、「塵埃排出動作」の開始タイミング等を一層適切に計ることができる。さらには、塵埃による風速センサ(69)の劣化を抑制することができる。これらにより、室内ユニット(1)の信頼性が一層向上する。
なお、本変形例において、風速センサ(69)は、塵埃貯留容器(60)において上流側以外の箇所に配置してもよいし、また搬送用ダクト(81)や塵埃捕集箱(90)に配置するようにしてもよい。この場合でも、同様に、塵埃捕集箱(90)の満タン状態を検出でき、また塵埃による詰まりを早期に検出できる。
《その他の実施形態》
上記実施形態は、以下のように構成してもよい。
上記実施形態では、フィルタ清掃運転の塵埃除去動作時に、回転ブラシ(51)に対してエアフィルタ(30)を回転させるようにしたが、本発明は、エアフィルタ(30)に対して塵埃貯留容器(60)(回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)を含む)を移動させるようにしてもよい。この場合、塵埃貯留容器(60)がエアフィルタ(30)の軸挿通部(33)を中心にして公転する。つまり、本発明は、塵埃除去動作時において、エアフィルタ(30)と回転ブラシ(51)とが相対的に移動するように構成されていればよい。
また、上記実施形態では、エアフィルタ(30)が円形に形成されているものとしたが、これに限らず、エアフィルタ(30)が矩形状に形成されているものであってもよい。この場合、例えば、エアフィルタ(30)は回転ブラシ(51)に対して直線的に移動する。
また、上記実施形態では、室内天井に設置される室内ユニット(1)について説明したが、本発明はこれに限らず、室内の壁に設置されるいわゆる壁掛け式の室内ユニットであっても適用することができる。
また、上記実施形態では、室内熱交換器(22)を室内ファン(21)の吹出側に配置した室内ユニット(1)について説明したが、本発明は、室内熱交換器(22)がエアフィルタ(30)と室内ファン(21)との間に配置される室内ユニット(1)であっても適用することができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、エアフィルタの塵埃除去機能を備えた空気調和装置の室内ユニットとして有用である。
実施形態に係る室内ユニットの構成を示す縦断面図である。 実施形態に係る室内ユニットの構成を上方から視た横断面図である。 実施形態に係る仕切板、エアフィルタおよび塵埃貯留容器の構成を示す斜視図である。 実施形態に係るエアフィルタの取付部を示す断面図である。 実施形態に係るフィルタ駆動手段の構成を示す斜視図である。 実施形態に係る塵埃除去手段および塵埃貯留容器の構成を上方から視て示す斜視図である。 実施形態に係る塵埃貯留容器の構成を示す横断面図である。 実施形態に係る貯留量検出手段の構成を塵埃貯留容器との関係で示す横断面図である。 実施形態に係るエアフィルタと塵埃除去手段の関係を概略的に示す図であり、(A)および(B)はフィルタ清掃運転時の状態を、(C)は通常運転時の状態をそれぞれ示す。 実施形態に係る塵埃除去動作時のエアフィルタと塵埃除去手段の関係を示す横断面図である。 実施形態に係るブラシ清掃動作時の塵埃除去手段の動作を示す横断面図である。 実施形態の変形例1に係る室内ユニットの構成を示す縦断面図である。 実施形態の変形例1に係る室内ユニットの構成を上方から視た横断面図である。 実施形態の変形例2に係る室内ユニットの構成を示す縦断面図である。 実施形態の変形例2に係る室内ユニットの構成を示す縦断面図である。
1 室内ユニット
10 ケーシング
21 室内ファン
22 室内熱交換器
30 エアフィルタ
40 フィルタ駆動手段(移動手段)
50 塵埃除去手段
51 回転ブラシ(ブラシ部材)
51b ブラシ
60 塵埃貯留容器
69 風速センサ(流速検出手段)
81 搬送用ダクト
82 搬送用ファン
84 吸引用ダクト
85 掃除機挿入口(85)

Claims (6)

  1. ケーシング(10)内に、室内熱交換器(22)と、室内から空気を吸い込む室内ファン(21)と、該室内ファン(21)の吸い込み側に設けられるエアフィルタ(30)と、該エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去する塵埃除去手段(50)とを備えた空気調和装置の室内ユニットであって、
    上記ケーシング(10)内に設けられ、上記塵埃除去手段(50)によって除去された塵埃を貯留する塵埃貯留容器(60)と、
    上記塵埃貯留容器(60)より容積が大きく形成され、該塵埃貯留容器(60)と搬送用ダクト(81)によって接続される塵埃捕集箱(90)と、
    上記ケーシング(10)内に設けられると共に上記塵埃捕集箱(90)に接続され、上記塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃を吸引作用により上記搬送用ダクト(81)を通じて上記塵埃捕集箱(90)に搬送する搬送用ファン(82)と
    上記塵埃捕集箱(90)に吸引用ダクト(84)を介して連通し、上記塵埃捕集箱(90)に搬送された塵埃を外部から掃除機によって上記吸引用ダクト(84)を通じて吸引するための掃除機挿入口(85)とを備え、
    上記搬送用ファン(82)は、上記塵埃捕集箱(90)における上記搬送用ダクト(81)の接続側とは反対側に接続され、
    上記塵埃捕集箱(90)には、上記搬送用ファン(82)の接続部分にフィルタ(91)が設けられている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  2. ケーシング(10)内に、室内熱交換器(22)と、室内から空気を吸い込む室内ファン(21)と、該室内ファン(21)の吸い込み側に設けられるエアフィルタ(30)と、該エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去する塵埃除去手段(50)とを備えた空気調和装置の室内ユニットであって、
    上記ケーシング(10)内に設けられ、上記塵埃除去手段(50)によって除去された塵埃を貯留する塵埃貯留容器(60)と、
    上記塵埃貯留容器(60)より容積が大きく形成され、該塵埃貯留容器(60)と搬送用ダクト(81)によって接続される塵埃捕集箱(90)と、
    上記ケーシング(10)内に設けられると共に上記塵埃貯留容器(60)に接続され、上記塵埃貯留容器(60)に貯留された塵埃を送風作用により上記搬送用ダクト(81)を通じて上記塵埃捕集箱(90)に搬送する搬送用ファン(82)と
    上記塵埃捕集箱(90)に吸引用ダクト(84)を介して連通し、上記塵埃捕集箱(90)に搬送された塵埃を外部から掃除機によって上記吸引用ダクト(84)を通じて吸引するための掃除機挿入口(85)とを備え、
    上記搬送用ファン(82)は、上記塵埃貯留容器(60)における上記搬送用ダクト(81)の接続側とは反対側に接続されている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  3. 請求項1または2において、
    上記塵埃除去手段(50)は、上記塵埃貯留容器(60)に設けられ且つ上記エアフィルタ(30)に接触するブラシ部材(51)と、該ブラシ部材(51)に対して上記エアフィルタ(30)を移動させる移動手段(40)とを備えている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  4. 請求項において、
    上記塵埃除去手段(50)のブラシ部材(51)は、パイル織物で構成され上記エアフィルタ(30)に接触するブラシ(51b)を備えている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  5. 請求項またはにおいて、
    上記塵埃貯留容器(60)、上記搬送用ダクト(81)または上記塵埃捕集箱(90)に設けられ、空気の流速を検出する流速検出手段(69)を備えている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  6. 請求項において、
    上記流速検出手段(69)は、上記塵埃貯留容器(60)の塵埃貯留部よりも上流側に設けられている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
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