JP4433047B2 - スイッチド・リラクタンス・モータ - Google Patents

スイッチド・リラクタンス・モータ Download PDF

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Description

本発明は、回転式のアクチュエータとして使用可能なスイッチド・リラクタンス・モータ(以下、SRモータと称す)に関する。
近年、例えば自動車に搭載される各種システムのアクチュエータとして、小型で出力トルクの大きなSRモータが多く使われるようになってきている。
以下では、SRモータの具体的な使用例として、シフトレンジ切替装置(シフト・バイ・ワイヤ:SBW)に用いられるものを示す。
車両用の自動変速機は、シフトレンジ切替機構(パーキング切替機構を含む)を搭載しており、従来では運転者が手動にて切り替えを実施していたが、近年、シフトレンジ切替機構を、SRモータを搭載したSBWアクチュエータによって切り替えるシフトレンジ切替装置が市場に広がりつつある。
(問題点1)
SRモータの出力トルクは、T=0.5I2 ×dL/dθで表される。
ここで、Tは出力トルク、Iは電流、Lはコイルのインダクタンス、θはロータの回転角度である。
このように、SRモータの出力トルク(T)は、コイルに印加される電流(I)、及びインダクタンス変化率(dL/dθ)により変化する。
コイルに与えられる電流が大きい場合、図2の破線A’に示すように(θ=0°はステータティースとロータティースの重なり開始角度)、ステータティースとロータティースの重なり代が大きくなるに従い磁束の飽和によりインダクタンス変化率(dL/dθ)が低下し、駆動電流が大きいため出力トルクの変動が大きくなる。即ち、図4の破線B’に示すように、SRモータの出力トルクは、ステータティースと、ロータティースの重なり代が大きくなるに従い急激に低下する。
即ち、コイルに与えられる電流が大きい場合は、大きなトルク変動(トルクリップル)が発生する不具合があった。
(問題点2)
逆に、コイルに与えられる電流が小さい場合、図3の破線C’に示すように、ステータティースとロータティースの重なり代が大きくなるに従いインダクタンス変化率(dL/dθ)が低下するが、電流が小さいため出力トルクの変動が小さくなる。即ち、図4の破線D’に示すように、SRモータの出力トルクは、ロータの回転角度全域でほぼ一定となる。
しかし、電流が小さくても、図4の破線D’に示すように、ステータティースとロータティースの重なり代が大きくなるに従いインダクタンス変化率(dL/dθ)が低下することで、ステータティースと、ロータティースの重なり代が大きくなるに従い出力トルクが低下する。
即ち、コイルに与えられる電流が小さい場合は、出力トルクの変動は抑えられるものの、重なり代が大きくなるに従い出力トルクが低下していた。
(問題点3)
SRモータのコイルに印加される電流は、「バッテリの状態」や「温度」に応じて変化する。
高温時には、電気抵抗が大きくなることで電流が下がって出力トルクが小さくなる。一方、低バッテリ電圧時は、電流が下がって出力トルクが小さくなる。このため、高温時で且つ低バッテリ電圧時は、SRモータの電流が最小になる(高温時×低電圧時=最小電流)。
シフトレンジ切替装置に搭載されるSRモータには、「高温時×低電圧時=最小電流」
の最悪条件下であっても必要トルクを発生することが要求される。
そこで、「高温時×低電圧時=最小電流」の最悪条件下に必要トルクを確保すると、逆
条件時である「低温時×高電圧時=最大電流」に過大な出力トルクが発生することになり
、出力負荷側(SRモータによって駆動される駆動対象物:SRモータから駆動対象物に
至る回転伝達系や、駆動対象物の構成部品)に機械的なダメージを与える可能性がある。
具体的には、図4の破線B’に示すように、最大電流時におけるステータティースと、ロータティースの重なり開始付近において、過大な出力トルクが発生し、出力負荷側に機械的なダメージを与える可能性がある。
なお、トルクリップルの低減、および最大トルクの低減を図るために、図11に示すように、ロータティース24(またはステータティース23)の先端部に複数の凹凸を設けるとともに、ペアを成す(1つの磁気ループを形成する)ロータティース24の凹凸を逆位相に設けて、トルク変動(トルクリップル)の低減を図り、さらに、最大電流時における最大トルクの低減を図る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1を採用しても、大電流時(特に、最大電流時)に大きなトルク変動が発生するとともに、過大な出力トルクが発生する不具合があった。
特開2002−10595号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、第1の目的は大電流時におけるトルク変動を抑えることのできるSRモータの提供にあり、第2の目的は小電流時における最小発生トルクの向上を図ることのできるSRモータの提供にあり、第3の目的は大電流時における過大な出力トルクの発生を抑えることのできるSRモータの提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用するSRモータは、ステータティースまたはロータティースの先
端部に、回転方向に沿って複数の凹部および凸部を交互に設けるとともに、各凹部の径方向長である深さを、ロータが回転した際にステータティースとロータティースが最も早く近づく側を深く、ステータティースとロータティースの回転方向の重なり代が大きくなる方向に向けて浅く設けたものである。
<効果1>
(大電流時)
ステータティースとロータティースが最も早く近づく側の凹部を深く設けたことで、ス
テータティースとロータティースの重なり初期における平均エアギャップが大きくなり(
ステータティースとロータティースの磁気抵抗が大きくなり)、インダクタンスの変化率
を小さくできる。これにより、最大発生トルクを抑えることができる。
また、ステータティースとロータティースの重なり代が大きくなるに従って凹部を浅く
設けたことで、平均エアギャップが小さくなり(ステータティースとロータティースの磁
気抵抗が小さくなり)、インダクタンスの変化率を大きくできる。これにより、出力トル
クの低下が抑えられる。
このように、大電流時には、重なり初期における最大発生トルクが抑えられ、重なり代
が大きくなるに従い、出力トルクの低下が抑えられるため、大電流時におけるトルク変動
を抑えることができる。
<効果2>
(小電流時)
従来の技術では、ステータティースとロータティースの重なり代が大きくなるに従って出力トルクが低下していた。
これに対し、請求項1の発明では、上述したように、ステータティースとロータティースの重なり代が大きくなるに従って凹部を浅く設けたことで、平均エアギャップが小さくなり(ステータティースとロータティースの磁気抵抗が小さくなり)、インダクタンスの変化率を大きくできる。これにより、ステータティースとロータティースの重なり代が大きくなった時の出力トルクの低下が抑えられる。
このように、小電流時において、最小発生トルクの向上を図ることができる。
<効果3>
(大電流時)
請求項1の発明では、上述したように、ステータティースとロータティースが最も早く近づく側の凹部を深く設けたことで、ステータティースとロータティースの重なり初期における平均エアギャップが大きくなり(ステータティースとロータティースの磁気抵抗が大きくなり)、インダクタンスの変化率を小さくできる。これにより、最大発生トルクを抑えることができる。
このように、大電流時における重なり初期の最大発生トルクが抑えられるため、大電流時(特に、最大電流時)における過大な出力トルクの発生を抑えることができる。これによって、SRモータによって駆動される出力負荷側に機械的なダメージを与える不具合を回避することができる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用するSRモータは、ペアを成すステータティースまたはロータティースに設けられる凹凸の順序が回転方向に対して逆の関係(逆位相)に設けられている。
これにより、ステータティースとロータティースが回転により重なり代が変化する際、ペアのうち一方が凸部でエアギャップが小さい時に、ペアのうちの他方が凹部でエアギャップが大きくなる。これにより、エアギャップの変化度合が小さく、凹凸を設けたことによるトルク変動の発生を防ぐことができる。
[請求項3の手段]
請求項3の手段を採用するSRモータは、ロータが正逆両方向へ回転可能なタイプであり、凹部の深さは、回転方向の両端側が深く、ロータティースにおける回転方向の中央部に向けて浅く設けられている。
これにより、SRモータを正逆どちらに回転させても、上述した効果を得ることができる。
SRモータは、複数のステータティースを有するステータと、複数のロータティースを有するロータとを備える。そして、複数のステータティースのうちのペアのステータティースに、複数のロータティースのうちのペアのロータティースが磁気吸引されることでロータに回転力が与えられ、ロータティースを磁気吸引するペアのステータティースを切り替えることでロータが回転する。
最良の形態のSRモータは、ステータティースまたはロータティースの先端部に、回転方向に複数の凹凸が設けられる。凹部の深さは、ロータが回転した際にステータティースとロータティースが最も早く近づく側が深く、ステータティースとロータティースの回転方向の重なり代が大きくなる方向に向けて浅く設けられている。
なお、凹凸の順序は、回転方向に対して逆の関係(逆位相)に設けられることが望ましい。
また、ロータが正逆両方向へ回転するタイプ(回転方向の指定が無いタイプを含む)の場合、凹部の深さは、回転方向の両端側が深く、ロータティースにおける回転方向の中央部に向けて浅く設けられることが望ましい。
本発明をシフトレンジ切替装置に用いられるSBWアクチュエータのSRモータに適用した実施例1を、図1〜図10を参照して説明する。
(シフトレンジ切替装置の説明)
シフトレンジ切替装置は、車両用自動変速機2(図5参照)に搭載されたシフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4(図6参照)を、SBWアクチュエータ1(図7)によって切り替えるものである。
SBWアクチュエータ1は、シフトレンジ切替機構3を駆動するサーボ機構であり、図7に示すように、同期型のSRモータ5と、このSRモータ5の回転出力を減速して出力する減速機6とを備える。SRモータ5は、図5に示すSBW・ECU7によって回転が制御される。
即ち、シフトレンジ切替装置は、SBW・ECU7によってSRモータ5の回転方向、回転数(回転する数)および回転角を制御することで、減速機6を介して駆動されるシフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4を切替制御するものである。
次に、シフトレンジ切替装置の具体的な構成例を説明する。なお、以下では、図7の右側をフロント(あるいは前)、左側をリヤ(あるいは後)としてSBWアクチュエータ1を説明するが、実際の搭載方向に関わるものではない。
(SRモータ5の説明)
SRモータ5を図7を参照して説明する。
この実施例1のSRモータ5は、永久磁石を用いないブラシレスモータであり、回転自在に支持されるロータ11と、このロータ11の回転中心と同軸上に配置されたステータ12とで構成される。
ロータ11は、ロータ軸13とロータコア14で構成されるものであり、ロータ軸13は前端と後端に配置された転がり軸受(フロント転がり軸受15、リヤ転がり軸受16)によって回転自在に支持される。
フロント転がり軸受15は、減速機6の出力軸17の内周に嵌合固定されたものであり、減速機6の出力軸17はフロントハウジング18の内周に配置されたメタルベアリング19によって回転自在に支持されている。つまり、ロータ軸13の前端は、フロントハウジング18に設けられたメタルベアリング19→出力軸17→フロント転がり軸受15を介して回転自在に支持される。
メタルベアリング19の軸方向の支持区間は、フロント転がり軸受15の軸方向の支持区間にオーバーラップするように設けられている。このように設けることによって、減速機6の反力(具体的には、後述するサンギヤ26とリングギヤ27の噛合にかかる負荷の反力)に起因するロータ軸13の傾斜を回避することができる。
リヤ転がり軸受16は、ロータ軸13の後端外周に圧入固定され、リヤハウジング20によって支持される。
ステータ12は、ハウジング(フロントハウジング18+リヤハウジング20)内に固定されたステータコア21および通電により磁力を発生する複数相の励磁コイル22から構成される。
ステータコア21は、鉄製薄板をプレス加工によって所定形状に打ち抜いた薄板を多数積層したものであり、リヤハウジング20に固定されている。具体的に、ステータコア21には、内側のロータコア14に向けて所定角度毎(例えば、30度毎)に突設されたステータティース23(内向突極)が設けられており、各ステータティース23のそれぞれには各ステータティース23毎に磁力を発生させるための励磁コイル22が設けられている。
ロータコア14は、鉄製薄板をプレス加工によって所定形状に打ち抜いた薄板を多数積層したものであり、ロータ軸13に圧入固定されている。このロータコア14には、外周のステータコア21に向けて所定角度毎(例えば、45度毎)に突設されたロータティース24(外向突極)が設けられている。
次に、励磁コイル22の具体的な一例を、図8、図9を参照して説明する。
各ステータティース23のそれぞれには、各ステータティース23毎に磁力を発生させる第1系統22AのコイルU1、V1、W1と、第2系統22BのコイルU2、V2、W2とが巻回されている。なお、コイルU1、U2がU相であり、コイルV1、V2がV相であり、コイルW1、W2がW相である。
励磁コイル22は、図9に示されるように、第1系統22AのコイルU1、V1、W1と、第2系統22BのコイルU2、V2、W2とが、電気的に独立して巻回されて、それぞれがスター結線されたものであり、以下の構成によって、第1系統22AのコイルU1、V1、W1の通電制御のみ、あるいは第2系統22BのコイルU2、V2、W2の通電制御のみで、ロータ11を回転駆動できるように設けられている。
第1系統22Aの各コイルU1、V1、W1および第2系統22Bの各コイルU2、V2、W2は、それぞれ複数(この実施例では2つ)に分割して巻かれたものである。
具体的に、第1系統22AのコイルU1、V1、W1は、回転方向に順次連続するステータティース23にそれぞれ装着される「第1組のコイルU1−1、V1−1、W1−1」と、この第1組に回転方向に順次連続するステータティース23にそれぞれ装着される「第2組のコイルU1−2、V1−2、W1−2」とからなる。
また、第2系統22BのコイルU2、V2、W2は、回転方向に順次連続するステータティース23にそれぞれ装着される「第1組のコイルU2−1、V2−1、W2−1」と、この第1組に回転方向に順次連続するステータティース23にそれぞれ装着される「第2組のコイルU2−2、V2−2、W2−2」とからなる。
そして、各励磁コイル22は通電されると、回転方向に各組毎に逆磁極を生じさせる。即ち、例えば、「第1組のコイルU1−1、V1−1、W1−1」の内端がN極を生じる場合は、それに隣接する「第2組のコイルU1−2、V1−2、W1−2」の内端がS極、それに隣接する「第1組のコイルU2−1、V2−1、W2−1」の内端がN極、それに隣接する「第2組のコイルU2−2、V2−2、W2−2」の内端がS極を生じるものである。
これによって、例えば、2つのコイルU1−1、U1−2が通電されると、コイルU1−1が装着された一方のステータティース23(回転方向に90°ずれた位置にある2つのステータティース23の一方)の内径部がN極となり、コイルU1−2が装着された他方のステータティース23の内径部がS極となるものである。なお、他の各相のコイルV1、W1、U2、V2、W2も同様に、回転方向に90°ずれた位置にある2つのステータティース23に逆磁極を生じさせるものであり、説明は省略する。
後述するコイル駆動回路71により選択的に通電される励磁コイル22によって励磁されるペアのステータティース23に、近くに存在するペアのロータティース24が磁気吸引されることでロータ11に回転力が与えられる。そして、ロータティース24を磁気吸引するペアのステータティース23を励磁する励磁コイル22がコイル駆動回路71により切り替えられることでロータ11が回転する。即ち、SRモータ5は、U相、V相、W相の各励磁コイル22の通電位置および通電方向を順次切り替えることで、ロータティース24を磁気吸引するステータティース23を順次切り替えて、ロータ11を一方または他方へ回転するように設けられている。
(減速機6の説明)
減速機6の一例を図10を参照して説明する。
この実施例1に示す減速機6は、遊星歯車減速機の1種である内接噛合遊星歯車減速機(サイクロイド減速機)であり、ロータ軸13に設けられた偏心部25を介してロータ軸13に対して偏心回転可能な状態で取り付けられたサンギヤ26(インナーギヤ:外歯歯車)と、このサンギヤ26が内接噛合するリングギヤ27(アウターギヤ:内歯歯車)と、サンギヤ26の自転成分のみを出力軸17に伝達する伝達手段28とを備える。
偏心部25は、ロータ軸13の回転中心に対して偏心回転してサンギヤ26を揺動回転させる軸であり、偏心部25の外周に配置されたサンギヤ軸受31を介してサンギヤ26を回転自在に支持するものである。
サンギヤ26は、上述したように、サンギヤ軸受31を介してロータ軸13の偏心部25に対して回転自在に支持されるものであり、偏心部25の回転によってリングギヤ27に押しつけられた状態で回転するように構成されている。
リングギヤ27は、フロントハウジング18に固定されるものである。
伝達手段28は、出力軸17と一体に回転するフランジ33の同一円周上に形成された複数の内ピン穴34と、サンギヤ26に形成され、内ピン穴34にそれぞれ遊嵌する複数の内ピン35とによって構成される。
複数の内ピン35は、サンギヤ26のフロント面に突出する形で設けられている。
複数の内ピン穴34は、出力軸17の後端に設けられたフランジ33に設けられており、内ピン35と内ピン穴34の嵌まり合いによって、サンギヤ26の自転運動が出力軸17に伝えられるように構成されている。
このように設けられることにより、ロータ軸13が回転してサンギヤ26が偏心回転することによって、サンギヤ26がロータ軸13に対して減速回転し、その減速回転が出力軸17に伝えられる。なお、出力軸17は、シフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4を駆動操作するコントロールロッド45(後述する)に連結される。
なお、この実施例1とは異なり、複数の内ピン穴34をサンギヤ26に形成し、複数の内ピン35をフランジ33に設けて構成しても良い。
(シフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4の説明)
シフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4は、SBWアクチュエータ1の出力軸(具体的には、上述した減速機6の出力軸17)によって切替駆動されるものである。
シフトレンジ切替機構3は、油圧バルブボディ41に設けられたマニュアルスプール弁42をシフトレンジに応じた適切な位置にスライド変位させ、自動変速機2の図示しない油圧クラッチへの油圧供給路を切り替えて、油圧クラッチの係合状態をコントロールするものである。
パーキング切替機構4は、車両の駆動軸(ドライブシャフト等)と連動して回転するパーキングギヤ43に、固定部材(自動変速機2のハウジング等)に回動可能に支持されるパークポール44の噛合および噛合解除を実行させて、パーキングギヤ43のロック(パーキング状態)とアンロック(パーキング解除状態)の切り替えを実行するものである。具体的に、パーキングギヤ43の凹部43aとパークポール44の凸部44aの係脱によってパーキング切替機構4のロックとアンロックの切り替えが行われるものであり、パーキングギヤ43の回転を規制することで、ドライブシャフトやディファレンシャルギヤ等を介して車両の駆動輪がロックされて、車両のパーキング状態が達成される。
SBWアクチュエータ1によって駆動されるコントロールロッド45には、略扇形状を呈したディテントプレート46が取り付けられ、コントロールロッド45とディテントプレート46が一体に回転するように設けられている。
ディテントプレート46は、半径方向の先端(略扇形状の円弧部)に複数の凹部46aが設けられており、油圧バルブボディ41(または自動変速機2の内部)に固定されたディテントスプリング47の先端の係合部47aが凹部46aに嵌まり合うことで、切り替えられたシフトレンジが保持されるようになっている。なお、この実施例では板バネを用いたディテント機構を示すが、コイルスプリングなどを用いた他のディテント機構であっても良い。
ディテントプレート46には、マニュアルスプール弁42を駆動するためのピン48が取り付けられている。
ピン48は、マニュアルスプール弁42の端部に設けられた溝49に噛合しており、ディテントプレート46がコントロールロッド45によって回動操作されると、ピン48が円弧駆動されて、ピン48に噛合するマニュアルスプール弁42が油圧バルブボディ41の内部で直線運動を行う。
コントロールロッド45を図6中矢印A方向から見て時計回り方向に回転させると、ディテントプレート46を介してピン48がマニュアルスプール弁42を油圧バルブボディ41の内部に押し込み、油圧バルブボディ41内の油路がD→N→R→Pの順に切り替えられる。つまり、自動変速機2のシフトレンジがD→N→R→Pの順に切り替えられる。 逆方向にコントロールロッド45を回転させると、ピン48がマニュアルスプール弁42を油圧バルブボディ41から引き出し、油圧バルブボディ41内の油路がP→R→N→Dの順に切り替えられる。つまり、自動変速機2のシフトレンジがP→R→N→Dの順に切り替えられる。
ディテントプレート46には、パークポール44を駆動するためのパークロッド51が取り付けられている。このパークロッド51の先端には円錐部52が設けられている。
この円錐部52は、自動変速機2のハウジングの突出部53とパークポール44の間に介在されるものであり、コントロールロッド45を図6中矢印A方向から見て時計回り方向に回転させると(具体的には、R→Pレンジ)、ディテントプレート46を介してパークロッド51が図6中矢印B方向へ変位して円錐部52がパークポール44を押し上げる。すると、パークポール44が軸44bを中心に図6中矢印C方向に回転し、パークポール44の凸部44aがパーキングギヤ43の凹部43aに噛合し、パーキング切替機構4によるロック状態(パーキング状態)が達成される。
逆方向へコントロールロッド45を回転させると(具体的には、P→Rレンジ)、パークロッド51が図6中矢印B方向とは反対方向に引き戻され、パークポール44を押し上げる力が無くなる。パークポール44は、図示しないねじりコイルバネにより、図6中矢印C方向とは反対方向に常に付勢されているため、パークポール44の凸部44aがパーキングギヤ43の凹部43aから外れ、パーキングギヤ43がフリーになり、パーキング切替機構4のアンロック状態(パーキング解除状態)が達成される。
(エンコーダ60の説明)
上述したSBWアクチュエータ1には、図7に示すように、ハウジング(フロントハウジング18+リヤハウジング20)の内部に、ロータ11の回転角度を検出するエンコーダ60が搭載されている。このエンコーダ60によってロータ11の回転角度を検出することにより、SRモータ5を脱調させることなく高速運転することができる。
エンコーダ60は、インクリメンタル型であり、ロータ11と一体に回転する磁石61と、リヤハウジング20内において磁石61と対向配置されて磁石61における磁束発生部の通過を検出する磁気検出用のホールIC62(例えば、磁石61の多極着磁の磁束を検出する回転角度検出用ホールIC、および励磁コイル22の各相の通電が一巡する毎に発生する磁束を検出するインデックス信号用ホールIC等)とで構成され、ホールIC62はリヤハウジング20内に固定される基板63によって支持される。
(SBW・ECU7の説明)
SBW・ECU7を図5を参照して説明する。
SRモータ5の通電制御を行うSBW・ECU7は、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよびデータを保存する記憶手段(ROM、RAM、SRAM、EEPROM等)、入力回路、出力回路、電源回路等で構成された周知構造のマイクロコンピュータを搭載し、演算結果に基づいてコイル駆動回路71におけるスイッチング素子71a、71b(符号、図9参照)に制御信号を与え、各励磁コイル22の通電制御を行うものである。
ここで、図5中における符号72はイグニッションスイッチ(運転スイッチ)、符号73は車載バッテリ、符号74はシフトレンジ切替装置の状態(シフトレンジの切替状態)などを乗員に表示する表示装置類、符号75は車速センサ、符号76は乗員が設定したシフトレンジ位置の検出センサ、ブレーキスイッチ等、車両状態を検出する他のセンサ類を示す。
SBW・ECU7には、エンコーダ60の出力からロータ11の回転速度、回転数、回転角度を把握する『ロータ読取手段』、乗員によって操作されるシフトレンジ操作手段(図示しない)とSBW・ECU7が認識するシフトレンジ位置とが一致するようにSRモータ5を制御する『通常制御手段』、所定の運転条件の成立時(イングニッションスイッチ72のON等)にSRモータ5をパーキング設定側に回転させて、シフトレンジ切替機構3の可動部材をパーキング側の移動限界に突き当てて、ロータ11の基準位置の検出を行う「P壁当て学習」を実行させる『突当学習手段』など、種々の制御プログラムが搭載されている。
〔実施例1の特徴〕
実施例1の特徴を、図1〜図4を参照して説明する。
実施例1では、(1)大電流時におけるSRモータ5のトルク変動を抑え、(2)小電
流時におけるSRモータ5の最小発生トルクの向上を図り、(3)大電流時におけるSR
モータ5の過大な出力トルクの発生を抑えるために、次に示す手段を採用している。
SRモータ5における全てのロータティース24の先端部には、回転方向に凹部αと凸
部βが繰り返して(交互に)形成されてなる複数の凹凸が設けられている。
複数の凸部βの高さ(回転中心から凸部βの先端までの径方向距離:ステータティース23との間にエアギャップを形成する距離)は、全て略一定に設けられている。
一方、複数の凹部αの深さ(凹部αの底と凸部βの先端との径方向の長さ)は、ロータ11が回転した際にステータティース23とロータティース24が最も早く近づく側が深く、ステータティース23とロータティース24の回転方向の重なり代が大きくなる方向に向けて徐々に浅く設けられている。
具体的には、ロータ11が右回転する場合は、ロータティース24における右端の凹部αが最も深く、右端から左へ向けて凹部αの深さが徐々に浅くなるように設けられている。
逆に、ロータ11が左回転する場合は、ロータティース24における左端の凹部αが最も深く、左端から右へ向けて凹部αの深さが徐々に浅くなるように設けられている。
あるいは、ロータ11が正逆両方向へ回転するタイプ、もしくはロータ11の回転方向に指定が無いタイプの場合は、ロータティース24における左右両端の凹部αが最も深く、左右両端から中央部へ向けて凹部αの深さが徐々に浅くなるように設けられている。
なお、この実施例1におけるSRモータ5は、ロータ11が正逆両方向へ回転するタイプであるため、図1に示すように、ロータティース24における左右両端の凹部αが最も深く、中央部の凹部αの深さが最も浅くなるように設けられている。
ここで、特許文献1(特開2002−10595号公報)に示される複数の凹凸における凹部αの深さは全て同じであり、特許文献1における凹部αの深さは、ステータティース23とロータティース24の重なり開始初期の最大トルクと、ステータティース23とロータティース24の重なり代が大きくなった際の最小トルクとの兼ね合いで設定されていた。
これに対し、この実施例1における凹部αの最大深さ(ロータ11が回転した際にステータティース23とロータティース24が最も早く近づく側の凹部αの深さ)は、特許文献1における凹部αの深さよりも深く設定されるものであり、その深さが深いほど最小トルクは小さくなるため、必要な最小トルクにより設定される。凹部αの最小深さ(この実施例1ではロータティース24の先端部における回転方向の中心部)は、特許文献1における凹部αの深さよりも浅く設定されるものである。
上述したように、ステータティース23は、U相の励磁コイル22が装着されたペアのステータティース23、V相の励磁コイル22が装着されたペアのステータティース23、W相の励磁コイル22が装着されたペアのステータティース23に分かれており、U相、V相、W相の励磁コイル22が選択的に励磁されることで、各ペアのステータティース23がペアのロータティース24を磁気吸引する。
ペアを成すロータティース24における凹凸の順序は、図1に示すように回転方向に対して逆の関係(逆位相)に設けられている。
これにより、ロータ11が回転する際、ペアを成す一方のロータティース24におけるステータティース23との重なり順序が凸部β→凹部α→凸部β→凹部α→・・・の順となり、ペアを成す他方のロータティース24におけるステータティース23との重なり順序が凹部α→凸部β→凹部α→凸部β→・・・の順となる。
即ち、ステータティース23とロータティース24の回転により重なり代が変化する際、ペアのうち一方が凸部βでエアギャップが小さい時に、ペアのうちの他方が凹部αでエアギャップが大きくなる。これにより、エアギャップの変化度合が小さく、凹凸を設けたことによるトルク変動の発生を防ぐことができる。
〔実施例1の効果1〕
(最大電流時)
ステータティース23とロータティース24が最も早く近づく側の凹部αを深く設けたことで、ステータティース23とロータティース24の重なり初期における平均エアギャップが大きくなる。これにより、ステータティース23とロータティース24の磁気抵抗が大きくなり、図2の実線Aに示すように、従来技術の破線A’に比較して、インダクタンスの変化率を小さくできる。これによって、図4の実線Bに示すように、従来技術の破線B’に比較して、最大発生トルクを抑えることができる。
一方、ステータティース23とロータティース24の重なり代が大きくなるに従って凹部αを浅く設けたことで、平均エアギャップが小さくなる。これにより、ステータティース23とロータティース24の磁気抵抗が小さくなり、図2の実線Aに示すように、従来技術の破線A’に比較して、インダクタンスの変化率を大きくできる。これによって、図4の実線Bに示すように、従来技術の破線B’に比較して出力トルクの低下が抑えられる。
このように、大電流時には、重なり初期における出力トルクが抑えられ、重なり代が大きくなるに従い、出力トルクの低下が抑えられる。即ち、最大電流時におけるトルク変動を抑えることができる。
〔実施例1の効果2〕
(最小電流時)
ステータティース23とロータティース24の重なり代が大きくなるに従って凹部αを浅く設けたことで、平均エアギャップが小さくなる。これにより、ステータティース23とロータティース24の磁気抵抗が小さくなり、図3の実線Cに示すように、従来技術の破線C’に比較してインダクタンスの変化率を大きくできる。これによって、図4の実線Dに示すように、従来技術の破線D’に比較して、ステータティース23とロータティース24の重なり代が大きくなった時の出力トルクの低下が抑えられ、結果的に最小電流時における最小発生トルクを従来に比較して図4に示すトルクT1分だけ上昇させることができる。
〔実施例1の効果3〕
(最大電流時)
ステータティース23とロータティース24が最も早く近づく側の凹部αを深く設けたことで、ステータティース23とロータティース24の重なり初期における平均エアギャップが大きくなる。これにより、ステータティース23とロータティース24の磁気抵抗が大きくなり、図2の実線Aに示すように、従来技術の破線A’に比較して、インダクタンスの変化率を小さくできる。これによって、図4の実線Bに示すように、従来技術の破線B’に比較して、最大発生トルクを抑えることができる。即ち、最大電流時における最大発生トルクを従来に比較して図4に示すトルクT2分だけ下げることができる。
このように、最大電流時におけるステータティース23とロータティース24の重なり初期の過大な出力トルクの発生を抑えることができるため、SRモータ5によって駆動される出力負荷側に機械的なダメージを与える不具合を回避することができる。
即ち、低温で、且つバッテリ電圧が高電圧で、SRモータ5に最大電流が印加される状態において、シフトレンジ切替機構3の可動部材をパーキング側の移動限界に突き当てて、ロータ11の基準位置の検出を行う「P壁当て学習」を実行させ、SRモータ5がロックした状態における出力負荷側の機械的なダメージを抑えることができる。
〔変形例〕
上記の実施例では、凹凸形状を方形波形状(矩形波形の形状)に設ける例を示したが、曲線による凹凸形状であっても良い。
上記の実施例では、凹部αの底の回転方向の長さ(凹部ピッチ)を一定に設けたが、ロータ11が回転した際にステータティース23とロータティース24が最も早く近づく側を長く、ステータティース23とロータティース24の回転方向の重なり代が大きくなる方向に向けて短く設けても良い。
上記の実施例では、凸部βの先端の回転方向の長さ(凸部ピッチ)を一定に設けたが、ロータ11が回転した際にステータティース23とロータティース24が最も早く近づく側を短く、ステータティース23とロータティース24の回転方向の重なり代が大きくなる方向に向けて長く設けても良い。
上記の実施例では、ロータティース24の先端部に凹凸を設けたが、逆にステータティース23の先端部に凹凸を設けても良い。あるいは、ロータティース24とステータティース23の各先端部に凹凸を設けても良い。
上記の実施例では、SBWアクチュエータ1に用いられるSRモータ5に本発明を適用したが、他の用途に用いられるSRモータ5に本発明を適用しても良い。
(a)ペアを成す一方のロータティースと、これを磁気吸引するステータティースの拡大図、(b)ペアを成す他方のロータティースと、これを磁気吸引するステータティースの拡大図である。 (a)最大電流時におけるインダクタンスとロータ回転角度の関係を示すグラフ、(b)最大電流時におけるインダクタンス変化率とロータ回転角度の関係を示すグラフである。 (a)最小電流時におけるインダクタンスとロータ回転角度の関係を示すグラフ、(b)最小電流時におけるインダクタンス変化率とロータ回転角度の関係を示すグラフである。 SRモータの出力トルクとロータ回転角度の関係を示すグラフである。 シフトレンジ切替装置のシステム構成図である。 パーキング切替機構およびシフトレンジ切替機構の斜視図である。 SBWアクチュエータの断面図である。 SRモータの概略構成図である。 SRモータの給電回路図である。 減速機をフロント側から見た斜視図である。 (a)ペアを成す一方のロータティースと、これを磁気吸引するステータティースの拡大図、(b)ペアを成す他方のロータティースと、これを磁気吸引するステータティースの拡大図である。
符号の説明
5 SRモータ(スイッチド・リラクタンス・モータ)
11 ロータ
12 ステータ
23 ステータティース
24 ロータティース
α 凹部
β 凸部

Claims (3)

  1. 複数のステータティースを有するステータと、複数のロータティースを有するロータと
    を備え、
    前記複数のステータティースのうちのペアのステータティースに、前記複数のロータテ
    ィースのうちのペアのロータティースが磁気吸引されることで前記ロータに回転力が与え
    られ、前記ロータティースを磁気吸引するペアのステータティースを切り替えることで前
    記ロータが回転するスイッチド・リラクタンス・モータにおいて、
    前記ステータティースまたは前記ロータティースの先端部には、回転方向に複数の凹部および凸部が交互に設けられ、
    前記複数の凹部は、径方向長をなす深さが、
    前記ロータが回転した際に前記ステータティースと前記ロータティースが最も早く近づく側が深く、
    前記ステータティースと前記ロータティースの回転方向の重なり代が大きくなる方向に
    向けて浅く設けられていることを特徴とするスイッチド・リラクタンス・モータ。
  2. 請求項1に記載のスイッチド・リラクタンス・モータにおいて、
    ペアを成す前記ステータティースまたは前記ロータティースに設けられる前記複数の凹凸の順序は、回転方向に対して逆の関係に設けられていることを特徴とするスイッチド・リラクタンス・モータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスイッチド・リラクタンス・モータにおいて、
    このスイッチド・リラクタンス・モータは、前記ロータが正逆両方向へ回転可能なタイプであり、
    前記凹部の深さは、回転方向の両端側が深く、前記ロータティースにおける回転方向の中央部に向けて浅く設けられていることを特徴とするスイッチド・リラクタンス・モータ。
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