JP4430201B2 - ゴミ容器の仕切板及びゴミ容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ゴミを収容可能な容器本体の内部空間を仕切るゴミ容器の仕切板、及びその仕切板を備えたゴミ容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、上部に開口を有する容器本体をゴミ容器として使用し、その容器本体内にゴミを分別して収容するために、容器本体内にはその内部空間を仕切る仕切板が取り付けられている。この仕切板は容器本体の一側壁とほぼ同じ形状に形成されている。また、容器本体をその内部空間を仕切らずに使用する場合は、前記仕切板を容器本体内から取り外している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のゴミ容器の仕切板において、その形状は容器本体の一側壁とほぼ同じ形状に形成されている。そのため、容器本体内から仕切板を取り外し、例えば倉庫内に収納しておく際、その収納場所における仕切板による占有面積が大きくなってしまうという問題があった。
【0004】
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、仕切板を分割して、未使用時における仕切板を小型化して仕切板用の収納スペースを小さくすることができるゴミ容器の仕切板、及びその仕切板を備えたゴミ容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明のゴミ容器の仕切板は、上方に開口する有底箱状の容器本体の内部空間を仕切るゴミ容器の仕切板であって、複数の分割体に分割構成され、各分割体は、連結部によって上下方向に連結可能に構成されているとともに係止部及び被係止部によって該分割体の厚み方向に重ね合わせた状態で係止可能に構成されているものである。
【0007】
請求項2に記載の発明のゴミ容器は、上方に開口する有底箱状の容器本体と、前記容器本体の内部空間を仕切る仕切板と、前記容器本体の開口を開閉可能にする蓋体とを備えたゴミ容器であって、前記仕切り板は複数の分割体に分割構成され、各分割体は、連結部によって上下方向に連結可能に構成されているとともに係止部及び被係止部によって該分割体の厚み方向に重ね合わせた状態で係止可能に構成されており、前記蓋体の裏面には、重ね合わせて係止した状態の各分割体を収容できる裏面収容部を設け、前記蓋体には、前記裏面収容部に収容した各分割体を前記裏面収容部内に拘束する抜け出し規制部材を取り付けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をゴミ容器の仕切板に具体化した一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1に示すように、ゴミ容器11は、有底四角箱状をなす容器本体12と、その容器本体12の内部空間を仕切る仕切板13とを備えたものである。
まず、容器本体12について説明すると、図2に示すように、合成樹脂製の容器本体12の平面長方形状をなす底壁14の周縁には各辺に対応する側壁15〜18が上方に向けて底壁14に対し若干拡がって立設されている。前記底壁14の上面において、底壁14の両長辺の中央部を通過する直線を挟んだ位置には、一対の膨出部19が所定間隔をおいて突設されている。両膨出部19の対向する面はそれぞれ底壁14側へ向かうに従い下方へ傾斜して傾斜面19aが形成されている。また、傾斜面19a間には底壁14の短辺に対して平行に延びる係合凹条20が形成されている。その係合凹条20には前記仕切板13の下端部が係合可能になっている。
【0010】
前記各側壁15〜18のうち、前側壁15(図2では下側)と後側壁16(図2では上側)は前記底壁14の長辺に対応し、左側壁17(図2では左側)と右側壁18(図2では右側)とは底壁14の短辺に対応して各々互いに対向して設けられている。そして、各側壁15〜18の上端部によって容器本体12には上方に開口する開口部が形成されている。
【0011】
図1及び図4に示すように、容器本体12の開口端部の内周面には容器本体12の内方へ水平に延びる支持面21が突設されている。図2に示すように、前後両側壁15,16に位置する支持面21には係合凹部22が下方へ凹設され、各係合凹部22には前記仕切板13の上部両端部が係合可能になっている。図4に示すように、前記支持面21より下部側の容器本体12の中間部内周面には、係合段差23が内方へ突出して形成されている。
【0012】
次に、仕切板13について説明する。図4に示すように、仕切板13は、合成樹脂材料により容器本体12の左側壁17及び右側壁18と相似形状に形成されている。仕切板13は第1分割体13aと第2分割体13bとを連結して構成されている。
【0013】
図3に示すように、前記第1分割体13aは略逆台形状に形成され、その外周縁には周縁リブ24が第1分割体13aの前後方向へ突設されている。また、第1分割体13aの上端部の周縁リブ24の下部には、周縁リブ24を左右方向へ連結する横リブ25が形成され、横リブ25と周縁リブ24との間は縦リブ26により上下方向に連結されている。第1分割体13aの左右両側の周縁リブ24には、第1分割体13aの下方へ向かうに従い内方へ傾斜して係合段部27が形成され、その係合段部27は前記容器本体12の係合段差23に係合可能になっている。
【0014】
第1分割体13aの上部両側部には係合凸部28が突設され、その係合凸部28は前記係合凹部22に係合可能になっている。前記横リブ25の下面の両側部には、第1分割体13aと第2分割体13bとを重ね合わせた状態で仮固定する仮固定部の係止部としての第1突部29がそれぞれ下方へ突設されている。第1分割体13aの下端部の周縁リブ24の上面には前記仮固定部の係止部としての第2突部30が形成されている。また、第1分割体13aの下端部の周縁リブ24の下面両側部には、それぞれ第1分割体13aと第2分割体13bとを連結可能にする連結部としての連結突部31が形成されている。各連結突部31の前後両面には、それぞれ係合部としての連結突起32が外方へ突設されている。
【0015】
次いで、第2分割体13bについて説明すると、第2分割体13bは略逆台形状に形成され、その外周縁には周縁リブ24が第2分割体13bの前後方向へ突設されている。また、第2分割体13bの上端部の周縁リブ24の両側部にはそれぞれ連結凹部33が形成され、各連結凹部33には前記連結突部31が内嵌可能及び第1突部29が係止可能になっているとともに、各連結凹部33が前記連結部及び仮固定部の被係止部として形成されている。
【0016】
各連結凹部33の前後両面にはそれぞれ被係合部としての連結孔34が形成され、各連結孔34には前記連結突起32が係合可能になっている。第2分割体13bの下端部の周縁リブ24の下面中央部には、図3に破線で示すように、前記仮固定部の被係止部としての固定溝35が上方へ凹設され、その固定溝35には前記第2突部30が係止可能になっている。
【0017】
そして、第1分割体13aの両連結突部31を第2分割体13bの連結凹部33に内嵌し、各連結突起32をそれぞれ対応する連結孔34に係合することにより、図4に示すように、第1分割体13aと第2分割体13bとを連結部により連結して仕切板13を構成することができるようになっている。その仕切板13を容器本体12内に収容し、図4に破線で示すように、仕切板13の下端部を底壁14の係合凹条20に係合し、係合段部27を容器本体12の係合段差23に係合する。さらに、係合凸部28を容器本体12の係合凹部22に係合することにより、仕切板13の上部、中間部及び下部が容器本体12に係合して、仕切板13の容器本体12内での横方向への移動が規制されるようになっている。図1に示すように、仕切板13の容器本体12内での収容状態において、その仕切板13により容器本体12の内部空間を、長さ方向で2つに仕切ることができるようになっている。
【0018】
また、第1及び第2分割体13a、13bに分割された状態において、第1分割体13aの両第1突部29をそれぞれ第2分割体13bの連結凹部33に係止して両分割体13a、13bを連結するとともに、第2突部30を固定溝35に係止する。その結果、図5に示すように、各分割体13a、13bを重ね合わせた状態で仮固定することができ、両分割体13a、13bの分離を規制するようになっている。
【0019】
図1に示すように、容器本体12には、その開口を開閉可能に閉塞する蓋体36が取り付けられる。その蓋体36の天板36aには、2つに仕切られた容器本体12の内部空間にそれぞれ対応する収容開口部36bが形成されている。また、天板36aには各収容開口部36bの開口を開閉可能にする開閉蓋37がそれぞれ基端部を中心に回動可能に取り付けられている。蓋体36の両短辺側にはそれぞれロック部材38が、その基端部を中心に回動可能に支持されている。そして、蓋体36により、容器本体12の開口部を閉塞し、各ロック部材38により蓋体36を開放不能にロックすることができるようになっている。
【0020】
また、図5に示すように、蓋体36の裏面には前記仮固定状態にある第1及び第2分割体13a、13bを収容可能な裏面収容部39が形成されている。そして、その裏面収容部39内での両分割体13a、13bの収容状態で、図5に2点鎖線で示すように、抜け出し規制部材としてのボール紙40で蓋体36と両分割体13a、13bを被覆することにより両分割体13a、13bを裏面収容部39内に拘束することができるようになっている。
【0021】
次に、上記構成のゴミ容器11の使用方法について以下に記載する。
まず、容器本体12の内部空間を仕切って使用する際は、図3に示すように、第1分割体13aと第2分割体13bとにおいて、連結突部31を連結凹部33に内嵌し、各連結突起32をそれぞれ対応する連結孔34に係合して図4に示す仕切板13を構成するとともに、その仕切板13を容器本体12内に収容する。このとき、仕切板13の上部、中間部及び下部が容器本体12に係合して、仕切板13の容器本体12内での横方向への移動が規制される。そして、図1に示すように、仕切板13により容器本体12の内部空間が長さ方向で2つに仕切られる。
【0022】
次いで、2つに仕切られた空間に図示しないゴミ袋をそれぞれ収容して装着する。さらに、図6に示すように、蓋体36を容器本体12の上部に装着して、容器本体12の上部開口を蓋体36により閉塞する。そして、ゴミ容器11の各開閉蓋37を上方へ回動させて収容開口部36bの開口を開放し、ゴミを容器本体12内へ分別して投入する。
【0023】
また、ゴミ容器11の容器本体12の内部空間を仕切板13により仕切らずに使用する際は、仕切板13を容器本体12から取り外す。次いで、各連結突起32と対応する連結孔34との係合を解除し、さらに、連結突部31と連結凹部33との嵌合を解除して仕切板13を第1分割体13aと第2分割体13bとに分割する。
【0024】
続いて、仕切板13が第1分割体13aと第2分割体13bとに分割された状態において、第1突部29と連結凹部33との係止及び第2突部30と固定溝35との係止により、両分割体13a、13bを重ね合わせた状態で仮固定する。その仮固定状態において、仕切板13の長さ方向の長さの約半分になっている。
【0025】
また、蓋体36を使用しないときは、図5に示すように、仮固定状態にある第1及び第2分割体13a、13bを蓋体36の裏面収容部39に収容し、図5に2点鎖線で示すように、ボール紙40で蓋体36と両分割体13a、13bを被覆して仮収容する。その結果、蓋体36の収納スペースに仕切板13が収容される。
【0026】
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1) 仕切板13は、第1分割体13aと第2分割体13bとを連結して構成され、仕切板13の未使用時には、第1及び第2分割体13a、13bとに分割することができる。そのため、各分割体13a、13bへの分割状態において、仕切板13の長さ方向への長さを約半分にすることができる。従って、例えば非分割の仕切板を倉庫に収納する場合と異なり、仕切板13を小型化して倉庫内における仕切板13の長さ方向への収納スペースを小さくすることができる。
【0027】
(2) 第1分割体13aの連結突部31を第2分割体13bの連結凹部33に内嵌し、各連結突起32を対応する連結孔34に係合して連結部により連結して仕切板13を構成することができる。従って、仕切板13を容易に構成することができ、両分割体13a、13bの連結手段を別体で設ける場合と異なり、両分割体13a、13bの連結作業を容易に行うことができる。
【0028】
(3) 連結突部31の前後両面に形成された連結突起32が、連結凹部33の前後両面に形成された連結孔34にそれぞれ係合する。そのため、連結部において連結突起32及び連結孔34の係合状態を効果的に維持して、仕切板13が分割するのを規制することができる。
【0029】
(4) 第1分割体13aの両第1突部29と第2分割体13bの連結凹部33との係止及び第2突部30と固定溝35との係止により、第1分割体13aと第2分割体13bとを重ね合わせた状態で仮固定することができる。そのため、その仮固定により第1分割体13aと第2分割体13bが容易に分離するのを防止することができ、両分割体13a、13bの運搬作業等を容易に行うことができる。また、第1分割体13aと第2分割体13bとが容易に分離しないため、両分割体13a、13bのうちのいずれか一方が紛失してしまうというおそれをなくすことができる。加えて、仕切板13の未使用時には両分割体13a、13bは一対で組付けられているため、仕切板13の使用時に各分割体13a、13bをそれぞれ別々に容易にする必要がなく、即座に仕切板13を形成することができる。
【0030】
(5) 仮固定部は第1及び第2分割体13a、13bそれぞれに一体形成されているため、仮固定部を各分割体13a、13bと別体で設ける場合と異なり、両分割体13a、13bの仮固定作業を容易に行うことができる。また、第1突部29が係合可能な連結凹部33は連結部と兼用されるため、仮固定部を連結部と別に設ける場合と比較して、仕切板13の材料の節約を図ることができる。
【0031】
(6) 蓋体36の未使用時に、蓋体36の裏面収容部39に仮固定状態にある第1及び第2分割体13a、13bを収容することができる。従って、蓋体36と両分割体13a、13bとを別々に収納場所に収納する場合と異なり、その収納場所における蓋体36及び両分割体13a、13bの収納スペースを小さくすることができる。
【0032】
(7) 蓋体36の裏面収容部39に仮固定状態にある第1及び第2分割体13a、13bを収容し、ボール紙40で蓋体36と両分割体13a、13bを拘束することにより、蓋体36と両分割体13a、13bとが分離するのを防止することができる。従って、蓋体36及び両分割体13a、13bの収納状態が崩れて収納場所における収納スペースが大きくなるといった不具合を防止することができる。
【0033】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 実施形態ではボール紙40を使用して、蓋体36と両分割体13a、13bを拘束したが、抜け出し規制部材としてゴムバンド、ビニールテープ、ひも、粘着テープ等を使用してもよい。また、抜け出し規制部材を使用せずに、蓋体36の裏面収容部39に仮固定状態にある第1及び第2分割体13a、13bを収容してもよい。
【0034】
・ 第1分割体13aの第2突部30を省略し、その位置に固定溝35を凹設する。第2分割体13bの固定溝35を省略し、その位置に第2突部30を突設する。そして、第1分割体13aの両第1突部29と第2分割体13bの連結凹部33との係止及び第1分割体13aの固定溝35と第2分割体13bの第2突部30との係止により、両分割体13a、13bを重ね合わせた状態で仮固定してもよい。
【0035】
・ 第1分割体13aの両連結突部31を省略し、その位置に連結凹部33をそれぞれ凹設するとともに、各連結凹部33にそれぞれ連結孔34を形成する。第2分割体13bの両連結凹部33を省略し、その位置に連結突部31をそれぞれ突設するとともに、各連結突部31にそれぞれ連結突起32を形成する。そして、第1分割体13aの連結凹部33に第2分割体13bの連結突部31を内嵌するとともに、各連結突起32をそれぞれ連結孔34に係合して連結部によって両分割体13a、13bを連結してもよい。また、連結突起32及び連結孔34をそれぞれ省略し、連結突部31と連結凹部33との内嵌状態のみにより両分割体13a、13bを連結してもよい。
【0036】
・ 第1分割体13aの両連結突部31の前後の連結突起32のうちのいずれか一方を省略し、いずれか一方の連結突起32に対応するように第2分割体13bの両連結凹部33の前後の連結孔34のうちのいずれか一方を省略してもよい。
【0037】
・ 蓋体36を使用せずに、容器本体12の開口を開放したままにしてゴミ容器11を使用してもよい。また、図7に示すように、2つの収容開口部36b及び各収容開口部36bを閉塞する開閉蓋37を省略した蓋体36を使用して容器本体12の開口を開閉可能に閉塞してもよい。加えて、図8に示すように、2つの収容開口部36b及び各収容開口部36bを閉塞する開閉蓋37を省略し、天板36aに把持部41を備えた蓋体36を使用して容器本体12の開口を開閉可能に閉塞してもよい。
【0038】
・ 一対の第1突部29のうちのいずれか一方を省略してもよい。また、第2突部30を2箇所以上に形成し、第2分割体13bに各第2突部30に対応するように固定溝35を2箇所以上に形成してもよい。また、第1突部29、第2突部30及び固定溝35を省略して仮固定部を省略し、両分割体13a、13bを仮固定しない状態で蓋体36の裏面収容部39に収容してもよい。
【0039】
・ 第1分割体13aの両連結突部31及び第2分割体13bの両連結凹部33を省略する。そして、第1分割体13aの下端部の周縁リブ24及び第2分割体13bの上端部の周縁リブ24を貫通してボルトを挿通し、そのボルトにナットを螺合して連結部を構成し、その連結部により両分割体13a、13bを連結してもよい。また、ボルトの代わりに釘、ビス等により連結部を形成して両分割体13a、13bを連結してもよい。加えて、第1分割体13aの下端部の周縁リブ24の下面と第2分割体13bの上端部の周縁リブ24の上面との間を粘着テープにより接合して連結部を構成し、その連結部により両分割体13a、13bを連結してもよい。
【0040】
・ 実施形態では仕切板13により容器本体12の内部空間をその長さ方向を仕切ったが、容器本体12の内部空間をその幅方向に仕切ってもよい。容器本体12内に仕切板13を1つ設けたが、2つ以上設けてもよい。
【0041】
・ 実施形態では、第1及び第2分割体13a、13bにより仕切板13を形成したが、3つ以上の分割体を連結部により連結して仕切板13を形成してもよい。
【0042】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記連結部は各分割体に一体形成されるとともに、凹凸の関係で互いに係合可能な係合部と被係合部である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のゴミ容器の仕切板。このように構成した場合、隣接する分割体同士を連結部により容易に連結して仕切板を容易に構成することができ、連結部を分割体とは別体で設ける場合と異なり、各分割体の連結作業を容易に行うことができる。
【0043】
・ 前記仮固定部は各分割体に一体形成されるとともに、凹凸の関係で互いに係止可能な係止部と被係止部である請求項2又は請求項3に記載のゴミ容器の仕切板。このように構成した場合、係止部の被係止部に対する係止により、重ね合わせた状態の各分割体を容易に仮固定することができる。また、仮固定部を分割体とは別体で設ける場合と異なり、各分割体の仮固定作業を容易に行うことができる。
【0044】
・ 前記各分割体は、重ね合わせて仮固定されるとともに、蓋体の裏面収容部に収容された状態において、裏面収容部からの抜け出しを規制すべく抜け出し規制部材により拘束される請求項3に記載のゴミ容器の仕切板。このように構成した場合、蓋体と各分割体とが分離するのを防止することができる。従って、蓋体及び各分割体の収納状態が崩れて収納場所における収納スペースが大きくなるといった不具合を防止することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明のゴミ容器の仕切板によれば、仕切板を分割して、未使用時における仕切板を小型化して仕切板用の収納スペースを小さくすることができる。
【0046】
また、係止部及び被係止部により重ね合わせた状態の各分割体が容易に分離するのを防止することができ、各分割体の運搬作業等を容易に行うことができる。
【0047】
請求項2に記載の発明のゴミ容器によれば、請求項1に記載の仕切板の発明の効果に加え、蓋体の裏面収容部に各分割体を収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のゴミ容器及び蓋体を示す分解斜視図。
【図2】 実施形態の容器本体を示す平面図。
【図3】 仕切板を構成する第1及び第2分割体を示す分解斜視図。
【図4】 容器本体内に仕切板を収容した状態を示す側断面図。
【図5】 蓋体の裏面収容部に両分割体を収容した状態を示す底面図。
【図6】 実施形態のゴミ容器に蓋体を装着した状態を示す斜視図。
【図7】 別例の蓋体を示す部分斜視図。
【図8】 別例の蓋体を示す部分斜視図。
【符号の説明】
11…ゴミ容器、12…容器本体、13…仕切板、13a…第1分割体、13b…第2分割体、29…仮固定部を構成する第1突部、30…仮固定部を構成する第2突部、31…連結部を構成する連結突部、32…連結部を構成する連結突起、33…連結部を構成する連結凹部、34…連結部を構成する連結孔、35…仮固定部を構成する固定溝、36…蓋体、39…裏面収容部。
Claims (2)
- 上方に開口する有底箱状の容器本体の内部空間を仕切るゴミ容器の仕切板であって、
複数の分割体に分割構成され、各分割体は、連結部によって上下方向に連結可能に構成されているとともに係止部及び被係止部によって該分割体の厚み方向に重ね合わせた状態で係止可能に構成されているゴミ容器の仕切板。 - 上方に開口する有底箱状の容器本体と、前記容器本体の内部空間を仕切る仕切板と、前記容器本体の開口を開閉可能にする蓋体とを備えたゴミ容器であって、
前記仕切り板は複数の分割体に分割構成され、各分割体は、連結部によって上下方向に連結可能に構成されているとともに係止部及び被係止部によって該分割体の厚み方向に重ね合わせた状態で係止可能に構成されており、
前記蓋体の裏面には、重ね合わせて係止した状態の各分割体を収容できる裏面収容部を設け、前記蓋体には、前記裏面収容部に収容した各分割体を前記裏面収容部内に拘束する抜け出し規制部材を取り付けたゴミ容器。
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