JP4429832B2 - 食器洗い乾燥機および食器洗い乾燥方法並びに食器洗い乾燥システム - Google Patents

食器洗い乾燥機および食器洗い乾燥方法並びに食器洗い乾燥システム Download PDF

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Description

本発明は、特に、レストランや社員食堂などの食器洗いの効率化を図った食器洗い乾燥機および食器洗い乾燥方法並びに食器洗い乾燥システムに関する。
従来、食器の量に応じて洗浄水の量や乾燥時間を設定する食器洗い機または乾燥機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
これによれば、食器のよごれ具合や使用者の要求に応じて2種類以上の行程が選択できるようになっているものの、制御パネルからの入力によって行程の選択を行う必要があったため、煩わしいという問題があった。
上記のような制御パネルよりの選択という煩わしさを避けるため、機内の食器の量を撮影により自動判断させるような食器洗い乾燥機がある(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2によれば、自動的に食器の量を判断できることにより従来の制御パネルからの入力という煩わしさは解消されるものの、食器洗い機に画像検知手段を取付け、画像検知手段の画像を分析処理するとともに分析処理の結果情報に基づき洗浄手段および乾燥手段を制御しており、例えば、画像検知手段としてのカメラを必要とし、さらに、画像検知手段の画像分析を行う画像処理手段を必要とするため、装置が高価になるという問題があった。
特開2002−320585号公報 特開2003−235781号公報
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであり、無線情報タグとしてのRFID、あるいは、非接触ICを取付けた食器を用い、食器の種類やよごれ具合などを無線情報タグより読込むことにより、効率の良い食器洗いおよび乾燥を実行する、食器洗い乾燥機および食器洗い乾燥方法並びに食器洗い乾燥システムを提供することを課題とする。
第1の発明に係る食器洗い乾燥機は、食器の数量やよごれ具合により食器の洗浄時間や水量などの運転内容を自動設定する食器洗い乾燥機であって、前記食器に取付けられるとともに、食器の種類を表す食器区分、および前記よごれ具合を複数段で表すよごれ区分の各区分が記憶された無線情報タグと、前記食器区分に基づく食器種類、標準水量、よごれ区分水量を備えた食器別情報テーブルと、段階的な食器の数量に対応する洗剤量、乾燥時間が設定される数量別洗剤テーブルと、前記無線情報タグの前記各区分に対する読取りおよび書込みを行う読取り・書込み部と、前記読取り・書込み部にて読取った前記各食器に取付けられた無線情報タグの食器区分およびよごれ区分より、前記食器別情報テーブルの該当食器種類のよごれ区分水量を算出して加算し、かつ、食器の数量を加算するとともに、前記数量別洗剤テーブルより前記加算された食器の数量に見合う段階の洗剤量および乾燥時間を算出して洗浄時間および水量よりなる運転内容を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された前記運転内容に自動制御する制御手段と、前記運転内容に基づく水量を前記所定の洗浄時間だけ前記食器に向けて噴きつけるノズル部と、を備えることを特徴とする。
第2の発明に係る食器洗い乾燥方法は、食器の数量やよごれ具合により食器の洗浄時間や水量などの運転内容を自動設定する食器洗い乾燥方法であって、前記食器に取付けられた無線情報タグに設定された食器の種類を示す食器区分、およびよごれ区分の各区分に対する読取り、書込みを行う読取り・書込み手段と、前記読取り・書込み手段にて読取った前記各区分に基づいて、前記食器区分に対応してよごれ区分水量が設定される食品別情報テーブルより、読み取った食器区分のよごれ区分に対応するよごれ区分水量を食器の数量分、加算するとともに、段階的な食器の数量に対応する洗剤量、乾燥時間が設定される数量別洗剤テーブルより食器の数量に対応する段階の洗剤量および乾燥時間を加算して洗浄時間、水量、洗剤量、乾燥時間よりなる運転内容を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された前記運転内容に自動設定する制御手段と、前記運転内容に基づく水量を前記所定の洗浄時間だけ前記食器に向けて噴きつける噴出手段と、前記運転内容に基づいた乾燥時間だけ食器を乾燥させる乾燥手段と、を備え、前記運転内容に基づく洗浄が終った時点で、前記読取り・書込み手段にて前記無線情報タグの前記よごれ区分を初期値にリセットすることを特徴とする。
第3の発明に係る食器洗い乾燥システムは、複数箇所に設けた下げ口に下げられた食器を搬送し、食器の数量やよごれ具合により食器の洗浄時間や水量などの運転内容を自動設定する食器洗い乾燥機を備えた食器洗い乾燥システムであって、前記食器に取付けられるとともに、食器の種類を表す食器区分、および食器のよごれ具合を複数段で表すよごれ区分の各区分が記憶された無線情報タグと、前記食器の段階的なよごれ具合に応じて複数設けられた下げ口と、前記下げ口より前記食器洗い乾燥機に前記食器を搬送する搬送手段と、前記区数設けられた下げ口に下げられた食器の前記無線情報タグのよごれ区分に対する書込みを前記下げ口ごとに行う書込み手段と、前記洗い乾燥機に設けられ、前記無線情報タグの前記よごれ区分に対する読取り・書込みを行う読取り・書込み手段と、前記読取り・書込み手段にて読取った前記各区に基づき、前記食器区分に対応して高温除外食器区分およびよごれ区分水量が設定される食品別情報テーブルより読み取った、食器区分のよごれ区分に対応するよごれ区分水量を食器の数量分、加算するとともに、段階的な食器数量に対応する洗剤量、乾燥時間が設定される数量別洗剤テーブルより食器数量に対応する段階の洗剤量および乾燥時間を加算して洗浄時間水量、洗剤量、乾燥時間よりなる運転内容を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された前記運転内容に自動設定する制御手段と、前記運転内容に基づく水量を前記所定の洗浄時間だけ前記食器に向けて噴きつける噴出手段と、前記読取り・書込み手段にて読取った食器区分に高温除外食器区分が設定されていたとき、使用者に知らせる警告報知手段と、を備えることを特徴とする。

本発明は、個々の食器に取付けられた無線情報タグによごれ具合を複数段で表すよごれ区分を設定し、このよごれ区分に応じた洗浄時間、水量などの運転内容を算出するとともに、前記洗浄時間、水量などの運転内容にて自動制御するようにしたため、効率の良い洗浄、乾燥ができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図7に基づき説明する。
図1は、食器洗い乾燥機の概略説明図であって、装置本体1には、ラック(載置部)2、読取り・書込み部3、洗浄槽4、ポンプ5、ノズル部6、給水部7、排水部8、ヒータ9と、洗剤供給部10と、上記各部に接続され、各部を制御する制御手段としての制御部11などが設けられている。
ラック2は、清浄対象である食器12を載置する載置部である。
なお、以下の説明においては、説明の都合上、食器12として皿を例にとって説明することとし、皿以外の食器については、必要に応じて都度、言及する。また、13は、「無線情報タグ」としてのRFID(Radio Frequency Identification)片を示しており、このRFID片13は、食器(皿)12に埋め込み、あるいは、貼付けなどの手段により取付けられている。RFID片13の詳細は、後述する。
読取り・書込み部3は、RFID片13に対する読取り・書込みを行う「読取り・書込み手段」としての送受信部である。
洗浄槽4は、洗浄水Wを蓄えるためのタンクである。
ポンプ5は、前記洗浄槽4に蓄えられた洗浄水Wを「噴出手段」としてのノズル部6に送り出す装置であって、ポンプ5からノズル部6に送られた洗浄水Wは、ノズル部6を介してラック2に載置された食器12に噴きつけられる。なお、B1は、第1のバルブであり、この第1のバルブB1はポンプ5とノズル部6との間を繋ぐパイプ14に設けられ、食器12に向けて噴きつける洗浄水Wの量を調節するためのものである。
給水部7は、図示省略の水道管などに接続されて前記洗浄槽4に洗浄水Wを給水するための装置であって、第2のバルブB2を備え、このバルブB2により洗浄槽4への水量を調節するようになっている。
排水部8は第3のバルブB3を備えており、このバルブB3の開放によって洗浄槽4に蓄えられた洗浄水Wを排出できるようになっている。
ヒータ9は、洗浄槽4の洗浄水Wを温めるために、設けられている。
洗剤供給部10は、洗浄水Wに図示省略の洗剤を供給するための装置であって、バルブB4の開放度合によって所定量の洗剤(図示省略)が供給されるようになっている。
なお、前記第1ないし第4のバルブB1〜B4は、例えば電磁バルブの採用が可能である。
次に、主に、図2を参照して、装置本体1につき説明する。
図2は、図1で示した各部と、制御部11との構成を示したブロック構成図である。
同図に示すように、制御部11には、記憶手段15と、算出手段16と、動作制御手段17と、警告報知手段18とが備えられている。
記憶手段15は、後述する「食器別情報テーブル」などの各種テーブルを記憶するものであり、RAM(図示省略)などの採用が可能である。
算出手段16は、読取り・書込み部3と接続され、この読取り・書込み部3を介して読取られる前記RFID片13の内容に基づき、前記記憶手段15を参照しながら各種算出を行うものであり、CPUやROM(図示省略)などの組合せにより構成される。
動作制御手段17は、前記第1のバルブB1を介してノズル部6に通じるパイプ14に、バルブB2を介して給水部7に、バルブB3を介して搬出部8に、そして、バルブB4を介して洗剤供給部10に、各々接続され、バルブB1〜B4の開閉度に応じてノズル部6や給水部7などの各部の水量などを調節するようになっている。さらに、動作制御手段17には、前記ポンプ5およびヒータ9が接続され、前記算出手段16による算出結果に基づき、ポンプ5やヒータ9の駆動時間などを調節できるようになっている。
警報報知手段18は、図示省略のブザーやランプなどの報知手段19に接続され、アラームなどを使用者に知らせるようになっている。
また、制御部11には、図示省略の表示パネルや入力ボタンなどから構成される制御パネル20が接続されており、各種の入力や表示ができるようになっている。
次に、図3ないし図4に基づき、制御部11の記憶手段15に設定したテーブルの一例を示す。
図3は、食器別情報テーブルM1の例示であって、食器区分21、食器種類22、標準水量23、よごれ区分水量24および高温除外食器区分25の各項目より構成されている。
食器区分21は、次項目の食器種類22を表すものであり、1行目を例にとると、食器区分21の「1」は、食器種類22が「大皿」であることを示している。
食器種類22は、先に説明したように食器区分21により、「中皿」、「カップ」のように、洗浄対象となる食器の種類を表す。
標準水量23は、対象となる食器区分21ごとの食器単体に対する標準水量が設定されるものであり、1行目の「大皿」の例では、「50ml(ミリリットル)」が設定されている。
よごれ区分水量24は、後述する「よごれ区分」に対する割増水量が設定されるものであり、よごれの度合いにより「×1.2」(1.2倍)、「×1.5」(1.5倍)の水量が設定されている。
高温除外食器区分25は、例えば、クリスタルのグラスや銀製の皿やスプーンなどの食器、漆塗りの食器など、高温により白濁したり変色・変形などが懸念される食器に対し、「高温要注意食器」としての警告フラグを設定するものである。
図4は、数量別洗剤テーブルM2を表すものであり、食器数量26と、洗剤量27と、乾燥時間28の各項目より成る。食器12に対する洗剤の量および乾燥時間は、食器の数量に負うところが大きいという観点から、段階的な食器数量26に対する洗剤量27および乾燥時間28を設定するものであり、例示では食器数量26が「1〜10」のとき、洗剤量27は「30ml(ミリリットル)」で、かつ、乾燥時間28は「20分」と設定されている。食器数量26が多くなると洗剤量27も多くなり、順次、食器数量26が「11〜20」のとき、洗剤量27は「40ml」、乾燥時間28は「30分」、食器数量26が「21〜30」のとき、洗剤量27は「60ml」、乾燥時間28は「40分」、さらに、食器数量26が「31」以上のとき、洗剤量27は「80ml」、乾燥時間28は「60分」と設定されている。
図5は、食器洗い乾燥機内に収容された食器12に取付けられたRFID片13を読取り・書込み部3により読取った状態を示す装置本体1内の収容食器一覧M3であって、前記RFID片13には、RFID番号29、食器区分30、よごれ区分31が設けられている。
RFID番号29は、RFID片13ごとに付けられたユニークな番号であり、前記RFID片13を食器12ごとに取付けることにより、必然的に個々の食器12がユニークな番号で管理されるようになっている。食器区分30は、先の食器別情報テーブルM1の食器区分21と同様の設定である。よごれ区分31は、食器のよごれ度合いにより複数段設定する区分であり、よごれ度合いが大きい場合は数字が大きく、また、余り汚れていない場合は小さい数字が設定されるようになっており、後述する「書込み手段」により書込み・設定される。食器12に取付けられたRFID片13は、例えば、1行目の食器を例にとると、RFID番号29として「27」、食器区分30として「3」のカップが設定され、また、よごれ区分31として、余りよごれていない「1」が書込まれている。
図6は、食器12に取付けられたRFID片13のよごれ区分31に対する書き込みを行う例示であって、下げ口32が三箇所設けられている。第1の下げ口32aは油やマヨネーズなどの落ち難い汚れが付着した食器12を下げる場所であり、順に、第2の下げ口32bは中程度のよごれが付着した食器12の下げ場所、第3の下げ口32cは軽度のよごれの食器の下げ場所となっている。各々の下げ口32a、32b、32cには、RFID片13に対する「書込み手段」としての書込み装置33a、33b、33cが各々設けられている。よごれの度合いが最も激しい食器12が下げられた第1の下げ口33aに設けられている書込み装置33aは、食器12に取付けられたRFID片13のよごれ区分31として「3」を書込むようにされている。順に、書込み装置33bはよごれ区分31に「2」を、そして、書き込み装置33cはよごれ区分31に「1」を書込むようになっている。
また、34は、下げ口32と食器洗い乾燥機の装置本位1とを結ぶ「搬送手段」としてのコンベアであり、下げ口32に下げられた食器12は、コンベア34に乗って装置本体1へと搬送されるようになっている。
次に、主に、図7を用いて食器洗い乾燥機の使用状態を説明する。
ステップS01にて、よごれ区分31の書込みを行う。すなわち、よごれ具合により3つある下げ口32a、32b、32cのいずれかに下げられた食器12のRFID片13に対し、下げ口32a、32b、32c別に設けられた書込み装置33a、33b、33cのいずれかによりよごれ区分31を書込むものであり、例えば、下げ口32bに下げられた食器12に対しては、書込み装置33bにて、中程度のよごれを示す「2」が書込み・設定される。RFID片13によごれ区分31が書込まれた食器12は、ベルト34にて食器洗い乾燥機の装置本体1へと搬送される(図6参照)。
ステップS02にて、装置本体1内に収容された食器12の読込みを行う。すなわち、読取り・書込み部3にて収納された食器12のRFID片13を読取るものであり、読取ると図5のような収容食器一覧M3が得られるものでありこの内容は、一時図示省略のRAMに退避・記憶される。
次に、ステップS03にて、先に読込み・退避した収容食器一覧M3に基づき洗浄時間、水量などを算出する。すなわち、図5の1行目のRFID番号29が「27」の食器12を例にとって説明すると、食器区分30が「3」であるため、先ず図3の食器別情報テーブルM1の食器区分2の「3」を参照し食器12がカップであることを認識し、かつ、よごれ区分31が「1」であるため、よごれ区分水量24のうち「1(×1)」の「40ミリリットル」と高温除外食器区分25が「0」であることを得る。この情報は図示省略のRAMなどに退避され、よごれ区分水量24と食器の個数は別途加算されて記憶される。そして、2行目のRFID番号29が「3」の食器12が読取られると、食器区分30の「1」に基づき、図3の食器別情報テーブルM1の食器区分21の「1」を参照して食器12が大皿であること、および、よごれ区分31「3」に対応するよごれ区分水量24が「75ミリリットル」、並びに、高温除外食器区分が「0」であることを認識してRAM(不図示)によごれ区分水量24と食器数「1」を加算する。順次、収容食器一覧M3の食器12(RFID番号29)を全て読取るまで同様の処理を行って、装置本体1内に収容された食器12の数量、および、よごれ具合に応じた水量の加算値を得るものである。さらに、前記図示省略の数量に応じた「洗剤量」およに「乾燥時間」を算出する。すなわち、図4の数量別洗剤テーブルM2を参照し、加算された「食器の数量」(図示省略)に見合う食器数量26を検出して、洗剤量27および乾燥時間28を得るものである。
なお、RFID片13を読取った際、高温除外食器区分25が「1」、すなわち、高温による変化が懸念される食器12が検出された場合は、警告報知手段18を介して図示省略のブザーなどの報知手段19、あるいは、制御パネル20への警告メッセージの出力などにより使用者に知らせるようになっている。
ステップS04〜S05にて、前記算出結果に基づき「運転内容」を設定し食器12の洗浄および乾燥を行う。すなわち、収容された食器12の数量に応じて算出された「水量」、「洗浄時間」、「乾燥時間」などを「運転内容」として図示省略のRAMに格納するものであり、動作制御手段17(図2参照)では、この「運転内容」に基づいて、各バルブB1〜B4やヒータ9、ポンプ5などを制御して給水、洗剤の供給、排水などの調節を行い食器12の洗浄および乾燥を実行するものである。
ステップS06にて、よごれ区分31のリセットを行う。すなわち、洗浄が終った食器12のよごれ区分31に対し、読込み・書込み部3により「0」を書込んで終了する。
上述したように、個々の食器12に取付けられた「無線情報タグ」としてのRFID片13に対し、よごれ具合に応じたよごれ区分31を設定し、食器12が装置本体1内に収容されたとき前記よごれ区分31に応じた洗浄時間、水量などの「運転内容」を算出するとともに、前記「運転内容」にて自動制御するようにしたため、効率の良い洗浄、乾燥ができる。
次に、図8に基づき、他の実施の形態を説明する。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分には、同一符号を付すに止め、詳説は省略する。
図8は、食器別情報テーブルM4であって、先の食器別情報テーブルM1(図3参照)との違いは、容積比率40が設けられている点である。先の実施の形態では、算出する洗剤量27および乾燥時間28(図4参照)は食器12の数量に負うところが大きいと説明したが、例えば、ティースプーンも数量「1」でカウント(計数)すると、ティースプーンおよびカップのような「小物」を中心に洗浄する場合、前記洗剤量27および乾燥時間28に大幅な誤差が生ずる懸念がある。そこで、本実施の形態においては、容積比率40を設け、誤差を少なくしようと図ったものである。すなわち、装置本体1に収容された食器12のRFID片13を読取り・書込み部3にて読取り、洗浄時間、水量などの「運転内容」を算出するに際し、「大皿」を容積比率「1」とした場合の比率を加味して算出・換算するものであり、例えば、「ティースプーン」の容積比率は「0.2」であるため、5本で「大皿」1枚分の換算となる。図示省略のRAMに加算された「数量」は、前述したように「大皿」の枚数に換算された数量であり、この「換算数量」に基づき、図4の食器数量26を参照し、食器数量26の枚数に見合う洗剤量27および乾燥時間28を検出するものである。
容積比率40を加味して換算された「容積に見合う数量」で自動制御されるので、大皿とティースプーンなどの小物が混在したとしても、効率の良い洗浄、乾燥ができる。
他の構成、作用、効果は、先の実施の形態とほぼ同様につき、詳説を省略する。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
例えば、無線情報タグとして、RFID片13を例にとって説明したがこれに限定されないことは勿論であり、非接触による読取り・書込みという観点からは非接触ICタグの採用も可能である。
また、RFID片13のよごれ区分31に対する書込み装置33は、下げ口32に設けた例で説明したがこれに限定されないことは勿論であり、搬送手段としてのコンベア34の途中に設けても構わない。
さらに、上記実施の形態では、食器別情報テーブルM1を食器12に取付けたRFID片13とは別に設けたがこれに限定されないことは勿論であり、RFID片13の中に情報として組込む(書込む)ことも可能である。食器別情報テーブルM1の設定内容である標準水量23やよごれ区分水量24などをRFID片13に直接組込むことにより、算出の際の時間の短縮が図れる。
本発明に係る食器洗い乾燥機の概略説明図である。 同、ブロック構成図である。 同、食器別情報テーブルの概略説明図である。 同、数量別洗剤テーブルの概略説明図である。 同、装置本体内の収容食器一覧の概略説明図である。 同、下げ口を含む食器洗い乾燥システムの概略処理説明図である。 同、食器洗い乾燥機の使用状態を説明するフローチャートである。 同、他の実施の形態を示す図3相当の食器別情報テーブルの概略説明図である。
符号の説明
W 洗浄水
B1 第1のバルブ(ノズル部6用)
B2 第2のバルブ(給水部7用)
B3 第3のバルブ(排水部8用)
B4 第4のバルブ(洗剤供給部10用)
M1 食器別情報テーブル
M2 数量別洗剤テーブル
M3 収容食器一覧
M4 食器別情報テーブル(他の実施の形態)
1 装置本体
2 ラック(載置部)
3 読取り・書込み部(読取り・書込み手段)
4 洗浄槽
5 ポンプ
6 ノズル部(噴出手段)
7 給水部
8 排水部
9 ヒータ
10 洗剤供給部
11 制御部(制御手段)
12 食器
13 RFID片(無線情報タグ)
14 パイプ
15 記憶手段
16 算出手段
17 動作制御手段
18 警告報知手段
19 報知手段
20 制御パネル
21 食器区分
22 食器種類
23 標準水量
24 よごれ区分水量
25 高温除外食器区分
26 食器数量
27 洗剤量
28 乾燥時間
29 RFID番号
30 食器区分
31 よごれ区分
32、32a、32b、32c 下げ口
33、33a、33b、33c 書込み装置(書込み手段)
34 コンベア
40 容積比率

Claims (3)

  1. 食器の数量やよごれ具合により食器の洗浄時間や水量などの運転内容を自動設定する食器洗い乾燥機であって、
    前記食器に取付けられるとともに、食器の種類を表す食器区分、および前記よごれ具合を複数段で表すよごれ区分の各区分が記憶された無線情報タグと、
    前記食器区分に基づく食器種類、標準水量、よごれ区分水量を備えた食器別情報テーブルと、
    段階的な食器の数量に対応する洗剤量、乾燥時間が設定される数量別洗剤テーブルと、
    前記無線情報タグの前記各区分に対する読取りおよび書込みを行う読取り・書込み部と、
    前記読取り・書込み部にて読取った前記各食器に取付けられた無線情報タグの食器区分およびよごれ区分より、前記食器別情報テーブルの該当食器種類のよごれ区分水量を算出して加算し、かつ、食器の数量を加算するとともに、前記数量別洗剤テーブルより前記加算された食器の数量に見合う段階の洗剤量および乾燥時間を算出して洗浄時間および水量よりなる運転内容を算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された前記運転内容に自動制御する制御手段と、
    前記運転内容に基づく水量を前記所定の洗浄時間だけ前記食器に向けて噴きつけるノズル部と、を備えることを特徴とする食器洗い乾燥機。
  2. 食器の数量やよごれ具合により食器の洗浄時間や水量などの運転内容を自動設定する食器洗い乾燥方法であって、
    前記食器に取付けられた無線情報タグに設定された食器の種類を示す食器区分、およびよごれ区分の各区分に対する読取り、書込みを行う読取り・書込み手段と、
    前記読取り・書込み手段にて読取った前記各区分に基づいて、前記食器区分に対応してよごれ区分水量が設定される食品別情報テーブルより、読み取った食器区分のよごれ区分に対応するよごれ区分水量を食器の数量分、加算するとともに、段階的な食器の数量に対応する洗剤量、乾燥時間が設定される数量別洗剤テーブルより食器の数量に対応する段階の洗剤量および乾燥時間を加算して洗浄時間、水量、洗剤量、乾燥時間よりなる運転内容を算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された前記運転内容に自動設定する制御手段と、
    前記運転内容に基づく水量を前記所定の洗浄時間だけ前記食器に向けて噴きつける噴出手段と、
    前記運転内容に基づいた乾燥時間だけ食器を乾燥させる乾燥手段と、を備え、
    前記運転内容に基づく洗浄が終った時点で、前記読取り・書込み手段にて前記無線情報タグの前記よごれ区分を初期値にリセットすることを特徴とする食器洗い乾燥方法。
  3. 複数箇所に設けた下げ口に下げられた食器を搬送し、食器の数量やよごれ具合により食器の洗浄時間や水量などの運転内容を自動設定する食器洗い乾燥機を備えた食器洗い乾燥システムであって、
    前記食器に取付けられるとともに、食器の種類を表す食器区分、および食器のよごれ具合を複数段で表すよごれ区分の各区分が記憶された無線情報タグと、
    前記食器の段階的なよごれ具合に応じて複数設けられた下げ口と、
    前記下げ口より前記食器洗い乾燥機に前記食器を搬送する搬送手段と、
    前記区数設けられた下げ口に下げられた食器の前記無線情報タグのよごれ区分に対する書込みを前記下げ口ごとに行う書込み手段と、
    前記洗い乾燥機に設けられ、前記無線情報タグの前記よごれ区分に対する読取り・書込みを行う読取り・書込み手段と、
    前記読取り・書込み手段にて読取った前記各区に基づき、前記食器区分に対応して高温除外食器区分およびよごれ区分水量が設定される食品別情報テーブルより読み取った、食器区分のよごれ区分に対応するよごれ区分水量を食器の数量分、加算するとともに、段階的な食器数量に対応する洗剤量、乾燥時間が設定される数量別洗剤テーブルより食器数量に対応する段階の洗剤量および乾燥時間を加算して洗浄時間水量、洗剤量、乾燥時間よりなる運転内容を算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された前記運転内容に自動設定する制御手段と、
    前記運転内容に基づく水量を前記所定の洗浄時間だけ前記食器に向けて噴きつける噴出手段と、
    前記読取り・書込み手段にて読取った食器区分に高温除外食器区分が設定されていたとき、使用者に知らせる警告報知手段と、
    を備えることを特徴とする食器洗い乾燥システム。
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