JP4429211B2 - 眼鏡レンズ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡レンズの周縁を眼鏡枠形状に合うように加工する眼鏡レンズ加工装置に関する。
眼鏡レンズをレンズ回転軸により保持し、レンズを回転しながら砥石等の加工具によりレンズ周縁を加工する眼鏡レンズ加工装置が知られている(例えば、特許文献1)。レンズ周縁を加工する場合、レンズ保持のための治具であるカップをレンズ前面に固定し、これを一方のレンズ回転軸に保持させ、もう一方のレンズ回転軸の先端に固定されたレンズ押さえとにより、レンズは挟持される。カップは、吸着や両面粘着テープ(リープテープ)を使用して固定される。
特開2004−255561号公報
ところで、レンズの周縁を高速回転する加工具により加工している際に、レンズを保持する力以上の過大な負荷がレンズに加わると、カップとレンズとの間で回転ずれを起こし、いわゆる軸ずれが生じることがある。特に、近時では水や油などが付着しにくい撥水物質がレンズ表面にコーティングされた撥水レンズがあり、この撥水レンズではカップの固定が両面粘着テープを使用したとしても滑りやすくなっているため、軸ずれの可能性が高くなる。上記特許文献1の装置では加工圧を弱めに制御することにより粗加工時の軸ずれの可能性をある程度低減させることが可能であるが、さらに撥水レンズを使用する場合にも軸ずれを抑えた加工が望まれる。
また、撥水レンズの加工では、さらにフィルム状の粘着シートをレンズ屈折面に貼り付け、滑りにくくして加工するようにしている。粘着シートは、レンズ押え側(レンズ後面側)にも貼り付けられることで効果が高くなる。しかし、粘着シートを貼る作業は手間であるばかりでなく、コストも掛かる。また、保護シールの貼り付け時にしわが入ってしまうと、その部分での仕上り不良が起こる問題もある。
本発明は、上記従来技術に鑑み、加工時に軸ずれをより低減し、また、撥水レンズの場合にも粘着シートを用いることなく、軸ずれを低減した加工を行える眼鏡レンズ加工装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を備えることを特徴としている。
(1) 眼鏡レンズを保持して回転手段により回転するレンズ回転軸とレンズの周縁を加工する加工具回転軸との軸間距離を変動させる軸間距離変動手段を有し、玉型データ等により得られる加工データに基づいて前記軸間距離変動手段の動作を制御してレンズ周縁を加工する眼鏡レンズ加工装置において、加工前のレンズ外形データを取得する外形データ取得手段と、レンズ回転中心を基準とした同一経線方向で異なる動径長位置のレンズ前面及び後面のコバ位置データを取得するコバ位置データ取得手段と、前記レンズ回転軸を一定速度で回転させ、レンズが1回転する間の切り込み量が略一定となるように前記軸間距離変動手段の動作を制御して粗加工を行う制御手段であって、前記レンズ外形データと前記コバ位置データとに基づいて粗加工前のレンズ周縁のコバ厚を求めレンズの1回転目の切り込み量をコバ厚毎に定められている値若しくは所定の計算式からレンズ周縁の前記コバ厚に応じて決定し、2回転目以降は切り込み量をコバ厚毎に定められている値若しくは所定の計算式からレンズの1回転毎に変化する粗加工後のコバ厚に応じて決定して粗加工を行うか、又は2回転目以降はレンズの1回転毎に変化するレンズ回転中心からレンズ周縁までの距離が短くなるにつれて切り込み量を順次大きくして粗加工を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれは、加工時に軸ずれをより低減することが可能となる。また、粘着シートを用いることなく、撥水レンズの加工時の軸ずれの発生を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は眼鏡レンズ加工装置の加工部の概略構成図である。メインベース1上にはレンズチャック上部100、レンズ研削部300R、300Lを備えるサブベース2が固定されている。また、サブベース2中央の奥側にはレンズ形状測定ユニット500が収納されている。
サブベース2の中央にはレンズチャック上部100を構成する固定ブロック101が固定されており、その上部にはレンズ回転軸ホルダ120を上下動するモータ103が取付けられている。モータ103は上下に延びる送りネジを回転させ、この回転により固定ブロック101との間に設けられたガイドレールにガイドされてレンズ回転軸ホルダ120が上下動する。レンズ回転軸ホルダ120の上部にはレンズ回転軸121を回転するパルスモータ130が固定されている。レンズ回転軸121の下端には、レンズ押え124が取付けられている(図2参照)。レンズチャック下部150を構成するレンズ回転軸152は、メインベース1に固定されたホルダ151に回転可能に保持され、パルスモータ156により回転が伝達される。レンズ回転軸152の上端には、被加工レンズに固定されたカップを装着するためのカップ受け159が取り付けられている(図2参照)。
レンズ研削部300R、300Lは左右対称に配置されている。レンズ研削部300Rのシャフト支基301Rの前部には、加工具回転軸304Rを内部で回転可能に保持するハウジング305Rが取り付けられている。加工具回転軸304Rは、シャフト支基301Rの内部に配置されたギヤ等の回転伝達機構を介してシャフト支基301Rの上部に固定されたモータ310Rにより回転される。レンズ研削部300Lも同様であり、レンズ研削部300Lのシャフト支基301Lの前部には、加工具回転軸304Lを内部で回転可能に保持するハウジング305Lが取り付けられている。加工具回転軸304Lは、シャフト支基301Lの上部に固定されたモータ310Lにより回転される。
レンズ研削部300Lの回転軸304Lには、図2に示すように、粗砥石30、ヤゲン溝を持つ仕上砥石31が取り付けられている。さらに仕上砥石31の上端面には円錐面を持つレンズ前面加工用の面取砥石32が、粗砥石30の下端面にはレンズ後面加工用の面取砥石33が同軸に取り付けられている。レンズ研削部300Rの回転軸304Rには、粗加工用の粗加工カッター36、ヤゲン溝を持つ鏡面仕上げ砥石37、円錐面を持つレンズ前面鏡面加工用の面取砥石34及びレンズ後面鏡面加工用の面取砥石35が同軸に取り付けられている。粗加工カッター36は、平加工及びヤゲンを形成できる溝を持つ6枚刃のダイアモンドカッタが一方向を向いて配置された構成であり、高速回転によりレンズ周縁を粗加工できる。
レンズ研削部300R、300Lはそれぞれサブベース2に対して上下方向及び左右方向に移動可能であり、その移動機構は次のようになっている。レンズ研削部300Rは左右スライドベース210Rに固定されており、左右スライドベース210Rは上下スライドベース201Rに固着された2つのガイドレール211Rに沿って左右に移動可能にである。一方、上下スライドベース201Rはサブベース2の前面に固着された2つのガイドレール202Rに沿って上下に移動可能である。上下スライドベース201Rにはナットブロック206Rが固定されている。サブベース2の右上部にパルスモータ204Rが固定されている。パルスモータ204Rの回転軸にカップリングされたボールネジ205Rが回転されることにより、ナットブロック206Rとともに上下スライドベース201Rが上下動される。左右スライドベース210Rの左右移動機構は上下移動機構と基本的に同様である。左右スライドベース210Rの下にはナットブロック215Rが固定されている。上下スライドベース201Rの右下部にはパルスモータ214Rが固定されている。パルスモータ214Rの回転軸にカップリングされたボールネジが回転されることにより、ナットブロック215Rとともに左右スライドベース210Rが左右移動される。また、モータ214Rにはその回転軸の回転状態を検出できるエンコーダ217Rが取り付けられている。エンコーダ217Rにより左右スライドベース210Rの移動位置、すなわち、レンズ研削部300Rの回転軸304Rの移動位置が検出される。
レンズ研削部300Lの移動機構は、レンズ研削部300R側の上下移動機構及び左右移動機構と左右対象であり、各構成要素の説明は省略する。以下では、レンズ研削部300Lの上下移動機構及び左右移動機構の各要素には、レンズ研削部300L側の移動機構の各構成要素に付した符号末尾の「R」を「L」に代えて説明する。例えば、レンズ研削部300L側の上下スライドベース201Lはモータ204Lにより上下移動され、左右スライドベース210Lは上下スライドベース201Lの左下部に固定されたモータ214Lにより移動される。また、モータ214Lに備えられたエンコーダ217Lにより、レンズ研削部300Lの回転軸304Lの移動位置が検出される。
図3は、レンズLEのコバ位置を検知するレンズ形状測定ユニット500の概略構成図である。測定ユニット500は、第1アーム501の先端に取り付けられた第1測定子503と、第2測定アーム505の先端に取り付けられた第2測定子507を備える。第1測定子503はレンズLEの前側屈折面に接触し、第2測定子507はレンズLEの後側屈折面に接触する。第1アーム501が固定された第1アーム支基502及び第2測定アーム505が固定された第2アーム支基506は、スライドベース512の上下方向に支持されたレール510に沿って上下方向に移動可能とされている。
第1アーム501と第2測定アーム505との間には引っ張りバネ509が張り渡され、第1測定子503と第2測定子507との間隔が縮まる方向に常時付勢されている。スライドベース512の下方には、測定アーム移動用のモータ515が固定されており、その回転軸には上下に延びる第1の送りネジ517が連結されている。送りネジ517はレール510に沿って移動可能な第1移動ブロック518に形成された雌ネジ部と噛み合う。送りネジ517の回転により第1移動ブロック518が上下移動される。また、送りネジ517にはギヤ519が固定されており、ギヤ517は上下に延びる第2の送りネジ521に固定されたギヤ523と噛み合っている。モータ515により送りネジ517が回転されると、第2の送りネジ521はギヤ517及びギヤ523を介して送りネジ517とは逆回りに回転される。送りネジ521はレール510に沿って移動可能な第2移動ブロック522に形成された雌ネジ部が噛み合い、送りネジ521の回転により第2移動ブロック522が上下移動される。例えば、モータ515を正回転させると、第1移動ブロック518が下方に移動して第1アーム支基502を押し下げると共に、第2移動ブロック522が上方に移動して第2アーム支基506を上に押し上げる。これにより、第1アーム501及び第2測定アーム505の間隔が広がる。一方、モータ515を逆回転させると、第1移動ブロック518及び第2移動ブロック522が互いに共に間隔の狭まる方向に移動し、これにより引っ張りバネ509に引っ張られる第1アーム501及び第2測定アーム505も間隔が狭まる方向に同時に移動される。
第1アーム支基502の後方にラック525が固定されており、このラック525の移動はスライドベース512に固定されたエンコーダ等の第1検知器527により検知される。また、第2アーム支基506の後方にもラック531が固定されており、このラック531の移動位置は第2検知器533により検知される。すなわち、第1検知器527によりレンズLEの前面コバ位置が検知され、第2検知器533によりレンズLEの後面コバ位置が検知される。535は第1測定アーム501の過重をキャンセルするゼンマイである。第2測定アーム505も図示を略するゼンマイにより過重がキャンセルされる。
スライドベース512は、固定ベース540の下に固定されたレール541にブロック543を介して、前後方向(図3上の左右方向)へ移動可能に吊り下げ保持されている。固定ベース540にはパルスモータ545が固定されており、その回転軸には送りネジ547が連結されている。ブロック543には送りネジ547に噛み合う雌ネジが形成されており、送りネジ547の回転により、ブロック543を介してスライドベース512が前後方向(図3上の左右方向)に移動される。
レンズLEの屈折面形状の測定時には、退避位置からスライドベース512が前方に繰り出され、玉型形状データに基づいて測定子503及び507が測定位置に移動される。その後、モータ515の駆動により測定子503及び507がそれぞれ屈折面に当接される。この状態でレンズLEが回転されると共に玉型の動径情報に基づいてスライドベース512が前後移動され、このときの測定子503の上下方向の移動位置が第1検知器527で検知され、レンズ前側屈折面のコバ位置が得られる。同時に、測定子507の上下向の移動位置が第2検知器533で検知され、レンズ後側屈折面のコバ位置が得られる。
図4は装置の制御系ブロック図である。600は装置全体の制御及び加工の演算を行う制御部である。制御部600には、カラーの液晶ディスプレイからなる表示部10、各種の操作スイッチを持つ入力部11、レンズ形状測定ユニット500、眼鏡枠測定装置650、移動位置検知用のエンコーダ217L,217Rが接続されている。レンズ研削部300Lを移動させるモータ204L,214Rは、それぞれドライバ204aL,214aLを介して制御部600に接続され、レンズ研削部300Rを移動させるモータ204R,214Rは、それぞれドライバ204aR,214aRを介して制御部600に接続されている。603は入力されるデータや測定データ等を記憶するデータメモリである。
次に、本装置の加工動作を説明する(図11のフローチャート参照)。加工に先立ち、レンズLEに固定治具であるカップを周知の軸打器を使用して固定する。図5は加工前のレンズLEへのカップ50のブロッキングを説明する図である。図5(a)において、SFはレンズLE上に配置する玉型形状であり、OCはレンズLEの光学中心であり、FCは玉型形状SFの幾何中心である。レンズLEに対して玉型形状SFをどのようにレイアウトするかは、装用者のPD(瞳孔間距離)、FPD(左右のレンズ枠の中心間距離)、幾何中心FCに対する光学中心OCの高さデータにより異なる。これらの値を事前に決めることにより幾何中心FCと光学中心OCとの相対関係を決め、レンズLEに対して玉型形状SFをレイアウトする。また、カップ50をレンズLEの前面にブロッキングする場合、光学中心OCを基準に固定する光心モードと、玉型の幾何中心FCを基準に固定する枠心モードがある。枠心モードでは、初めにレンズLEに対して玉型形状SFのレイアウトを決めた上で、両面接着テープ(リープテープ)51を介してカップ50を固定する。以下では、枠心モードの場合を説明する。
操作者は、スイッチ部11のスイッチを使用して眼鏡枠形状測定装置650で測定された眼鏡枠の玉型データSF(Rn,θn)(n=1,2,3,…,N)を入力する。また、PD、FPD、光学中心高さ等のレーアウトデータを入力する。光心モードの場合、玉型データSF(Rn,θn)はレイアウトデータの入力によりレンズ回転中心を基準にした動径データに変換されるが、枠心モードの場合にはレンズ回転中心を基準にした動径データは玉型データSFのまま使用される。また、ヤゲン加工、面取り加工、レンズの材質等の加工条件を入力する。さらに、軸ずれを低減するソフト加工モード(レンズ周縁からの切り込み量を略一定とする加工モード)とするか、通常の加工モード(加工圧を検出して加工圧を変える加工モード)とするかを、スイッチ部11に配置されたスイッチにより選択する。この選択は、レンズ表面が滑りやすいレンズか否か、あるいは、撥水コーティングが施されているか否かで選択するようにしても良い。
必要なデータや加工条件の入力ができたら、レンズ回転軸152が持つカップ受け159にカップ50の基部を装着した後、スイッチ部11のチャックスイッチを押してレンズ回転軸121でレンズLEをチャッキングする。その後、加工スタートスイッチを押して装置を動作させる。
ソフト加工モードを選択した場合を説明する。加工スタートスイッチにより、初めにレンズ回転軸(121,152)の中心に対するレンズLEの周縁までの外形が測定される。図6はレンズLEの周縁外形の測定を説明する図である。本実施形形態では、レンズ周縁外形の測定に粗砥石30を使用し、その回転軸304Lとレンズ回転軸121,152との軸間距離を変えるレンズ研削部300Lの左右移動機構を利用する。制御部600は、粗砥石30の回転を停止した状態で、図6に示すように、モータ214Lの駆動を制御して左右スライドベース210Lをレンズ回転軸側に移動することで、加工前のレンズLEの周縁に粗砥石30を押し当てる。レンズLEの周縁外形測定においては、制御部600は粗加工時よりも弱い圧力でレンズLEに粗砥石30を押し当てる。砥石30の押し当て力(加工圧)は、モータ214Lを駆動する電流がドライバ214aLにより検知されるので、その電流制御により調整できる。制御部600は、レンズLEの周縁に粗砥石30を弱い圧力で当接させた状態で、モータ130,156を駆動してレンズ回転軸121,152を回転させることによりレンズLEを回転させる。このとき、粗砥石30の回転は停止しているため、レンズ周縁が研削されない。制御部600は、モータ130,156の駆動によるレンズLEの回転角Θn(n=1,2,3,…,N)毎にレンズ回転軸と回転軸304Lとの軸間距離Lnをエンコーダ217Lの値から読み取る。粗砥石30の半径TRは既知であるので、軸間距離Lnから半径TRを引くことで、レンズ回転軸を中心としたレンズ回転中心からのレンズLE周縁までの距離ERnを、回転角Θn(n=1,2,3,…,N)毎に得ることができる。レンズ回転中心からのレンズLE周縁までの距離データ(ERn,Θn)(n=1,2,3,…,N)は、メモリ603に記憶される。
なお、レンズ回転中心からのレンズLEの周縁までの外形を測定する測定機構は、上記に限られるものではない。例えば、レンズ形状測定部500の測定子503又は507の側面をレンズの周縁に押し当てる方法であってもよい。この場合には、前後移動手段であるモータ545の駆動により弱い圧力で測定子503の側面をレンズ周縁に押し当て、エンコーダ等により測定子503の移動位置を検知すればよい。
また、レンズ外形データは装置本体側のレンズ形状測定部500等を利用して得るのではなく、別装置で測定されたものが通信等により入力される構成としても良い。またさらに、粗加工前の生地レンズの径が予め分かっている場合には、この値とレイアウトデータとを入力部11で入力することにより、レンズ回転中心に対するレンズ外形データを演算して求めることも可能である(これもレンズ外形データの入力に含まれる)。
レンズLEの外形測定後、レンズ形状測定ユニット500によるレンズコバ位置測定の工程に移行する。制御部500の制御により、まず、スライドベース512が退避位置から前方に繰り出され、玉型形状データに基づいて測定子503及び507が測定位置に移動される。その後、モータ515の駆動により測定子503及び507がそれぞれ屈折面に当接される。この状態でレンズLEが1回転されると共に玉型データSFの動径Rnに基づいてスライドベース512が前後移動され、このときの測定子503の上下方向の移動位置が第1検知器527で検知され、レンズ前面のコバ位置が得られる。同時に、測定子507の上下向の移動位置が第2検知器533で検知され、レンズ後面のコバ位置が得られる。このレンズ前面及び後面のコバ位置により、玉型でのレンズコバ厚が得られる。コバ厚情報はヤゲン加工時のヤゲン軌跡の計算(例えば、コバ厚を3:7等の比率で分割するヤゲン頂点軌跡とする計算)に利用される。
また、面取り加工時においてヤゲン肩の部分のコバ位置を正確に知るために、玉型データSFの動径長Rnより0.5mm内側(又は外側)の測定軌跡にてコバ位置が測定される。同一経線方向で異なる動径長位置のコバ位置を測定することにより、レンズ前面及び後面の屈折面の傾斜を得ることができる。ヤゲン加工ではヤゲン肩の部分がテーパーを持つような場合には、玉型形状付近のレンズ前面及び後面の傾斜を得ることで、ヤゲン加工後のコバ位置を正確に良く知ることができる。仕上げ加工後のコバ位置が分かることにより、小さな量の面取り加工を精度良く行うことができる。
レンズ形状測定ができると、粗加工に移行する。なお、レンズ材質として通常のプラスチックが入力されたときは、粗加工の加工具として粗砥石30が使用される。レンズ材質として熱可塑性のポリカーボネイトが入力されたときは、粗加工の加工具として粗加工カッター36が使用される。以下では、粗加工カッター36で粗加工する場合を例にとって説明する。
ここで、ソフト加工モードの場合には、粗加工時の加工圧をモニタして加工圧を変えるのでは無く、レンズを一定速度で回転させると共に、レンズが1回転する間の切り込み量Δdが略一定となるように粗加工カッター36を移動させる。切り込み量Δdは、レンズLEを粗加工カッター36により粗加工する際に、レンズLEの軸ずれが生じない量とされている。この切り込み量Δdは、予め実験により定めておくことができる。本発明者の実験によれば、コバ厚10mm以下のレンズの場合、Δd=2mmで軸ずれなく加工できた。
略一定の切り込み量Δdによる加工動作を図7により説明する。制御部600は、初めのレンズ回転角Θn(n=1)でレンズ回転中心からレンズLE周縁までの距離データERnから切り込み量が略一定の量Δdとなるまで、モータ214Rの駆動を制御し、高速で回転する粗加工カッター36をレンズ側へ移動させる。このときのレンズ回転軸(121,152)と粗加工カッター36の回転軸304Rとの軸間距離Lnは、
Ln=ERn+TR(粗加工カッター36の半径)−Δd
として計算できる。なお、枠心モードの場合、レンズ外形の幾何中心とレンズ回転中心とは一致していないが、通常、両者のずれは大きくないので、上記の軸間距離Lnの計算でもレンズ周縁からの切り込み量Δdがほぼ一定となる。制御部600は、レンズ回転角Θn(n=1)で量Δdだけ加工した後、モータ130,156の駆動を制御してレンズLEを一定速度で回転させ、粗加工カッター36によるレンズ周縁からの切り込み量が全周に亘って略均一な量Δdとなるように軸間距離Lnを変動させる。次のレンズの2回転目では、
Ln=ERn+TR−2×Δd
により軸間距離Lnを制御する。なお、1回転目の終わり頃のレンズ回転角においては、既に大部分が切除されているので、2回転目で徐々に上記の切り込み量となるように制御する。1回転目で加工されたレンズ周縁に対して2回転目でも同じ切り込み量Δdでレンズ周縁が切除される。以後、玉型形状SF(Rn,θn)に対して仕上げ取り代を残した形状となるまでの加工データに従って、レンズの1回転毎に全周に亘って略一定の切り込み量Δdで軸間距離Lnを制御する。これにより、レンズLEの周縁が軸ずれすることなく粗加工される。
なお、上記の切り込み量Δdを粗加工前のコバ厚に応じて変えると、より適切に加工が行える。コバ厚が大きくなるほどレンズに掛かる負荷が大きくなるので、コバ厚が大きくなれば切り込み量Δdを少なくし、逆にコバ厚が小さくなれば切り込み量Δdを多くする。粗加工前のレンズLEのコバ厚は、次のようにして得ることができる。
例えば、玉型データSFの動径長Rnでの第1測定軌跡と、それより0.5mm内側(又は外側)の第2測定軌跡にて測定されたコバ位置情報を利用する。前述のように、同一経線方向で異なる動径長位置のコバ位置を測定することにより、レンズ前面及び後面の屈折面の傾斜を得ることができ、レンズ前面及び後面の屈折面の傾斜が得られることにより、加工前のレンズ周縁(未加工の生地レンズ周縁)でのコバ厚を概略的に得ることができる。
図8は、2回のコバ位置測定からコバ厚を得る方法を説明する図である。図8において、Pf1,Pr1は、玉型データSF(Rn,θn)(n=1,2,3,…,N)の動径Rnでのレンズ前面及びレンズ後面のコバ測定位置である。Pf2,Pr2は、動径Rnより所定距離(例えば、0.5mm)内側でのレンズ前面及びレンズ後面のコバ測定位置である。レンズ前面のコバ位置Pf1,Pf2を通る直線Kfとし、レンズ後面のコバ位置Pr1,Pr2を通る直線Krとする。粗加工時のレンズ回転角Θn(=θn)におけるレンズLEの周縁でのコバ厚Teは、2つの直線Kf,Krとの間を距離ERn(レンズ回転中心からレンズ周縁までの距離)で切ったときの距離TKeとして近似的に計算できる。
また、粗加工前のレンズLEのコバ厚は、初めのレンズLEの周縁外形測定により得られた距離データ(ERn,Θn)を使用し、これより僅かに内側の測定軌跡でレンズ前面及び後面のレンズ形状を測定することによって得ても良い。
レンズ周縁のコバ厚Teに応じた切り込み量Δdは、コバ厚毎に実験により定めておき、図9のように、その値又は計算式(Δd=A×Te+B)をメモリ603に記憶しておく。図9の計算式において、Aはコバ厚Teに応じて係数であり、Bは定数である。粗加工時には、実際のレンズLEのコバ厚Teを上記のようにして得ることで、コバ厚に応じた切り込み量Δdを決定する。なお、乱視レンズの場合には、コバ厚Teがレンズ回転角Θn(=θn)で異なる。この場合、最大のコバ厚部分を基準に切り込み量Δdを一定としても良いが、レンズ回転角毎(動径角毎)のコバ厚に応じて、加工時に切り込み量Δdを変えるように制御しても良い。
さらに、レンズの前面カーブと後面カーブが異なるレンズでは、レンズ1回転毎に粗加工後のレンズ周縁のコバ厚が変わるので、レンズ1回転毎の加工後のコバ厚に応じて切り込み量Δdを変えても良い。例えば、図10に示すように、各レンズ回転角の粗加工部分で変化するコバ厚をコバ位置測定の結果から得る。先の図8のように、各レンズ回転角で少なくとも2箇所のコバ位置をレンズ前面及び後面にてそれぞれ測定することにより、各レンズ回転角におけるレンズ前面の傾斜及びレンズ後面の傾斜を求めることができ、これにより各レンズ回転角の粗加工部分で変化するコバ厚を近似的に得ることができる。図10において、レンズ1回転目では粗加工前のレンズ周縁のコバ厚T1に応じた切り込み量Δd1で粗加工し、2回転目ではコバ厚T2に応じた切り込み量Δd2で粗加工し、3回転目ではコバ厚T3に応じた切り込み量Δd3で粗加工し、4回転目ではコバ厚T4に応じた切り込み量Δd4で粗加工するというように、レンズ1回転毎に変化する粗加工後のコバ厚に応じて切り込み量Δdを順次変えていく。なお、最後の5回転目ではコバ厚T5に応じた切り込み量に対して残りの量Δdrが少ないので、仕上げ代を残した粗加工の玉型Rrとなるまで残りの切り込み量Δdrで粗加工する。この加工方法によれば、レンズの回転数を少なくすることができるので、加工時間を短縮することができる。
またさらに、切り込み量Δdは、レンズ1回転毎の加工後のレンズ回転中心からレンズ周縁までの距離ERの変化に応じて変えると良い。距離ERが長い場合は加工時にレンズLEに掛かるトルクが大きくなり、距離ERnが短くなればレンズLEに掛かるトルクも小さくなる。従って、レンズLEが1回転して距離ERが短くなるごとに、切り込み量Δdを徐々に大きくして行く。レンズ1回転毎のレンズ周縁までの距離ERは、初めの加工前のレンズ外形データと1回転毎の切り込み量Δdとから計算できる。この方法によれば、粗加工完了までが少なくなり、その分加工時間も短くなる。
粗加工終了後は、従来と同じように、仕上砥石31により仕上げ加工が行われる。また、面取り加工の指定があるときは、面取砥石32,33により仕上げ加工後のコバ角部の面取り加工が行われる。
上記のソフト加工モードでは、レンズ材質として熱可塑性のポリカーボネイトが入力された場合について説明したが、通常のプラスチックが指定された場合は粗砥石30が使用される。レンズ材質が異なる場合、その硬さ等により粗加工具による加工能力も異なるので、レンズ材質に応じて粗加工時の切り込み量Δdを変えることにより、軸ずれを抑えることができる。例えば、プラスチックの高屈折レンズは、ポリカーボネイトや通常のプラスチックレンズよりカッターでの加工がし難い材質である。このため、プラスチックの高屈折レンズの加工時は、切り込み量Δdをポリカーボネイトに対して小さくして加工する。この場合の切り込み量Δdも実験などにより予め軸ずれが生じない値として定めておけばよい。さらに、上記で説明したコバ厚に応じて切り込み量Δdを変える制御を行うことで、軸ずれをより抑えた加工ができる。
次に、レンズLEが撥水レンズでなく、通常のレンズの加工モードを選択した場合を簡単に説明する。この加工モードでは、レンズ外形測定を行わず、レンズコバ位置測定の後に粗加工に移る。粗加工時には、制御部600はレンズ周縁の外形に拘わり無く、粗加工カッター36の回転軸304Rをレンズ側に移動し、高速回転する粗加工カッター36によりレンズ周縁を加工する。このとき、制御部600はモータ214Rの駆動電流をドライバ214aRにより監視し、その電流量により粗加工時の加工圧を検出する。回転軸304Rをレンズ側に移動し、レンズの加工量が増えていくと、加工圧も上昇する。加工圧(モータ214Rの駆動電流)が所定の上限値に達したら、レンズの回転速度を下げる(回転を止める場合も含む)。または、回転軸304R(粗加工カッター36)のレンズ側への移動を止め(あるいは少し戻し)、加工圧の低下を待つ。この加工圧の調整制御は、レンズ回転速度及び回転軸304Rの移動の両方で行っても良い。加工圧が所定の下限値に達したら、レンズの回転及び回転軸304Rのレンズ側への移動を再開させ、再びレンズLEの周縁を粗加工カッター36により加工する。
リープテープ51の使用で保持力が確保できるレンズの場合には、加工圧が高めでも軸ずれが生じ難いので、この加工圧の調整制御によりレンズLEの周縁は少ない回転数で加工され、加工時間が短くなる。レンズ回転軸(121,152)と粗加工カッター36の回転軸304Rとの軸間距離は、仕上げ加工代を残した粗加工データに従って制御される。
撥水レンズのように滑り易いレンズではソフト加工モードを使用することにより、軸ずれを低減して加工できる。一方、リープテープ51の使用で保持力が確保できるレンズの場合には、通常の加工モードを使用することにより、短時間で加工できる。
眼鏡レンズ加工装置の加工部の概略構成図である。 レンズ研削部が持つ加工具の構成を説明する図である。 レンズ形状測定ユニットの概略構成図である。 装置の制御系ブロック図である。 加工前のレンズLEへのカップのブロッキングを説明する図である。 レンズLEの周縁外形の測定を説明する図である。 略一定の切り込み量Δdによる加工動作を説明する図である。 2回のコバ位置測定からコバ厚を得る方法を説明する図である。 レンズ周縁のコバ厚に応じた切り込み量Δdの関係を示した図である。 レンズ1回転毎の加工後のコバ厚に応じて切り込み量Δdを変える例を説明する図である。 本装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 表示部
11 入力部
30 粗砥石
31 仕上砥石
36 粗加工カッター
121,152 レンズ回転軸
130,156 パルスモータ
210L,210R 左右スライドベース
214L,214R パルスモータ
217L,217R エンコーダ
300L,300R レンズ研削部
304L,304R 加工具回転軸
500 レンズ形状測定ユニット
600 制御部
650 眼鏡枠測定装置

Claims (1)

  1. 眼鏡レンズを保持して回転手段により回転するレンズ回転軸とレンズの周縁を加工する加工具回転軸との軸間距離を変動させる軸間距離変動手段を有し、玉型データ等により得られる加工データに基づいて前記軸間距離変動手段の動作を制御してレンズ周縁を加工する眼鏡レンズ加工装置において、加工前のレンズ外形データを取得する外形データ取得手段と、レンズ回転中心を基準とした同一経線方向で異なる動径長位置のレンズ前面及び後面のコバ位置データを取得するコバ位置データ取得手段と、前記レンズ回転軸を一定速度で回転させ、レンズが1回転する間の切り込み量が略一定となるように前記軸間距離変動手段の動作を制御して粗加工を行う制御手段であって、前記レンズ外形データと前記コバ位置データとに基づいて粗加工前のレンズ周縁のコバ厚を求めレンズの1回転目の切り込み量をコバ厚毎に定められている値若しくは所定の計算式からレンズ周縁の前記コバ厚に応じて決定し、2回転目以降は切り込み量をコバ厚毎に定められている値若しくは所定の計算式からレンズの1回転毎に変化する粗加工後のコバ厚に応じて決定して粗加工を行うか、又は2回転目以降はレンズの1回転毎に変化するレンズ回転中心からレンズ周縁までの距離が短くなるにつれて切り込み量を順次大きくして粗加工を行う制御手段と、を備えることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
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