JP4429137B2 - スイッチユニット - Google Patents

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本発明は、ロック式ボタンスイッチを備えたスイッチユニットに関する。
自動車の車内には、種々のボタンスイッチが設けられている。その中には、1方向に押し込み操作可能な直線的可動操作部品を備え、最初の操作で初期状態とは異なる操作状態に固定され、次の操作で当該固定を解除して初期状態に復帰するロック式ボタンスイッチがある。
図7は、自動車の車内に設けられる従来のスイッチユニットの一例を示す分解斜視図である。図7において、スイッチユニット51は、パワーウインドウ用のスイッチユニットであり、図示しない運転席のドアの内側に取り付けられる。52は上ケース、53は上ケース52に嵌め合わされる下ケース、54は上ケース52と下ケース53の内部に設けられる基板である。55は自動車の側面に設けられた4枚のウインドウ(図示省略)をそれぞれ開閉動作させるために操作するウインドウ開閉スイッチである。いずれかのウインドウ開閉スイッチ55が押し下げ操作されまたは引き上げ操作されると、対応するウインドウの開閉用モータが当該操作状態に応じて駆動し、対応するウインドウが開いたり閉じたりする。
56は各ウインドウの開閉を禁止するウインドウロックスイッチである。一般に、ウインドウロックスイッチにはロック式ボタンスイッチが用いられる。本例のウインドウロックスイッチ56は、上ケース52上に表出する操作ボタン57と、基板54に実装された直切りスイッチ58等から構成されている。直切りスイッチ58は、操作ボタン57の押し込み操作によって押されて上下動作するノブ59を上面から突出させている。また、直切りスイッチ58は、ノブ59を押し下げ状態で固定しまたは当該固定を解除するロック機構(図示省略)と、各ウインドウの開閉用モータに流す大電流を直接遮断する接点(図示省略)とを内部に備えている。操作ボタン57が下方へ押し込み操作されると、ノブ59が押し下げられて、ロック機構によって押し下げ状態に固定される。このとき、操作ボタン57が押し込み状態に維持され、接点が非導通状態になり、各ウインドウの開閉用モータの電源が切れる。これにより、ウインドウ開閉スイッチ55が操作されても、各ウインドウは開閉動作しなくなる。その後、操作ボタン57が再度押し込み操作されると、ロック機構によるノブ59の固定が解除されて、ノブ59が最も上方へ突出した状態に復帰する。このとき、操作ボタン57が初期状態に復帰し、接点が導通状態になり、各ウインドウの開閉用モータの電源が入る。これにより、ウインドウ開閉スイッチ55の操作により、各ウインドウは開閉動作する。
ウインドウロックスイッチにおいては、車内が暗い場合に当該スイッチの所在を表示するためや車内の装飾性を高めるために、操作体(上記操作ボタン57のような直線的可動操作部品のこと)を発光させることが求められている。しかし、上記従来のウインドウロックスイッチ56では、操作ボタン57の真下に直切りスイッチ58が設けられているので、操作ボタン57を発光させるための照明を設けるスペースが殆どない。よって、ウインドウロックスイッチ56のような構造では、操作ボタン57を発光させることはできない。
一方、下記の特許文献1には、操作体の内部に照明およびスイッチング手段を備えた照明付きロック式ボタンスイッチの構造が開示されている。また、下記の特許文献2には、照明付きシーソー式ボタンスイッチの構造が開示されている。さらに、例えば下記の特許文献3〜5等には、操作力が加わっているときは初期状態とは異なる操作状態に維持され、操作力が除去されると即座に初期状態に復帰する照明付きノンロック式ボタンスイッチの構造が開示されている。
特許文献2〜5の構造では、ロック式ボタンスイッチの操作体を発光させることはできないが、特許文献1の構造では、ロック式ボタンスイッチの操作体を発光させることができる。また、特許文献1の構造では、照明を円筒状のプランジャ本体と上拡がり形状の反射ケースと拡散プレートとで囲んでいるため、照明の光が逃げることなく全て操作体の上面に設けられた透光部に導かれる。このため、操作体の初期状態または操作状態、即ち内部に設けられたスイッチング手段の電気的状態に拘らず、発光している操作体の明るさが常に一定になる。しかしながら、周囲が暗い場合には、操作体の上記状態が視認できないので、操作体の上記状態に応じて操作体の明るさが変化した方が、ロック式ボタンスイッチの動作状態や、当該ロック式ボタンスイッチによる動作規制対象物(例えば上述したウインドウのこと)の規制状態を認識することができる等の利点がある。
特開平11−111096号公報 実開平7−11728号公報 実開平6−62438号公報 特開平6−342614号公報 特開平7−122157号公報
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、その課題とするところは、操作体が初期状態にあるときと操作状態にあるときとで、操作体の明るさを変化させることが可能な照明付きロック式ボタンスイッチを提供することにある。
本発明では、基板と、この基板に実装されたロック式ボタンスイッチとを備えたスイッチユニットにおいて、ロック式ボタンスイッチは、1方向に押し込み操作可能でありかつ透光部を有する操作体と、操作体が押し込み操作され、その後押し込み操作が解除されたときに、操作体を操作状態にロックし、操作体が再度押し込み操作されたときに、ロックを解除して操作体を初期状態に復帰させるロック機構と、操作体が初期状態にあるときと操作状態にあるときとで、異なる電気的状態に切り替わるスイッチング手段とを備える。また、基板には、操作体と対向して、透光部に光を当てる照明が実装されており、この照明は、操作体が初期状態にあるときと操作状態にあるときのいずれにおいても点灯するようになっている。そして、操作体に、照明からの光を透光部に導く導光路を設け、照明と導光路との間に、照明からの光を放散させる放散部を設け、操作体が初期状態にあるときと操作状態にあるときとで、照明から導光路までの距離および放散部の大きさそれぞれ異ならせ、照明から導光路へ入射する光量を変化させることにより、透光部の明るさが変化するようにした。
上記のようにすることで、照明から導光路までの距離が長くなり、かつ放散部の大きさが大きくなると、放散部から逃げる照明の光量が多くなって、導光路に入射する照明の光量が少なくなる。また、照明から導光路までの距離が短くなり、かつ放散部の大きさが小さくなると、放散部から逃げる照明の光量が少なくなって、導光路に入射する照明の光量が多くなる。このため、操作体が初期状態にあるときと操作状態にあるときとで、導光路によって操作体の透光部へ導かれる光量が変動し、透光部の明るさを変化させることが可能となる。
また、本発明の一実施形態では、放散部は、照明に面している導光路の入射口よりも当該入射口の径方向に大きくなっている。
上記のようにすることで、照明から導光路までの距離が長くなり、かつ放散部の大きさが大きくなったときに、放散部から逃げる照明の光量をより多くすることができるので、操作体が初期状態にあるときと操作状態にあるときとで、導光路によって操作体の透光部へ導かれる光量の変動が大きくなり、透光部の明るさを一層明確に変化させることが可能となる。
さらに、本発明の一実施形態では、スイッチング手段は、操作体が初期状態にあるときに、第1の電気的状態になって自動車の窓の開閉を許可する信号を出力し、操作体が操作状態にあるときに、第2の電気的状態になって自動車の窓の開閉を禁止する信号を出力し、スイッチング手段が第1の電気的状態にあるときよりも第2の電気的状態にあるときの方が、照明から導光路までの距離が短くなりかつ放散部の大きさが小さくなる。
上記のような信号出力タイプのスイッチング手段としては、例えばマイクロスイッチやフォトセンサのような小型の検出センサを用いることができる。このため、従来のような大型で大電流切りの直切りスイッチを用いる必要がなくなり、操作体の透光部の真下に導光路および照明を配置することができ、操作体の径方向の大きさおよび周辺に対する操作体の占有スペースを小さくすることが可能となる。また、上記のように、操作体が初期状態にありかつスイッチング手段が第1の電気的状態にあるときよりも、操作体が操作状態にありかつスイッチング手段が第2の電気的状態にあるときの方が、照明から導光路までの距離が短くなりかつ放散部の大きさが小さくなることで、当該ロック式ボタンスイッチにより自動車の窓の開閉が許可されているときよりも禁止されているときの方が、操作体の透光部を明るくさせることができる。
本発明によれば、操作体が初期状態にあるときと操作状態にあるときとで、照明から導光路までの距離および放散部の大きさがそれぞれ異なるので、導光路に入射して操作体の透光部へ導かれる光量が変動し、透光部の明るさを変化させることが可能となる。
図1〜図6は、本発明の実施形態示す図である。詳しくは、図1は、ロック式ボタンスイッチを備えたスイッチユニットの斜視図である。図2は、同スイッチユニットにおいて上ケースの図示を省略した斜視図である。図3は、同スイッチユニットの基板とロック式ボタンスイッチの斜視図である。図4は、同スイッチユニットのベースの斜視図である。図5は、図3におけるロック式ボタンスイッチ近傍の側面図である。図6は、図1におけるロック式ボタンスイッチ近傍の側方断面図である。
まず、各図を参照しながら各部の構造を説明する。図1において、スイッチユニット1は、パワーウインドウ用のスイッチユニットであり、図示しない自動車内の運転席のドアの内側に取り付けられる。2は上ケース、3は上ケース2に嵌め合わされる下ケースである。上ケース2と下ケース3の内部には、図2に示すように基板4が設けられている。この基板4には、電子部品が実装され、回路が形成されている。5は下ケース3から突出するように基板4の下面に実装されたコネクタである。このコネクタ5には、図示しない制御装置と通信を行うためのケーブルが接続される。
6は自動車の側面に設けられた4枚のウインドウ(図示省略)をそれぞれ開閉動作させるために操作するウインドウ開閉スイッチである。各ウインドウ開閉スイッチ6は、上ケース2上に表出する操作ボタン7と、各操作ボタン7に連結されたレバー8と、基板4の下面に実装された図示しない検出スイッチ等から構成されている。9は各操作ボタン7等を一括して上ケース2に対して着脱するためのダイである。いずれかのウインドウ開閉スイッチ6の操作ボタン7が押し下げ操作されまたは引き上げ操作されると、対応する検出スイッチがレバー8を介してその操作ボタン7の操作状態を検出し、当該操作状態に応じたウインドウの開閉信号を出力する。すると、制御装置が検出スイッチからの出力信号に基づいて、操作されたウインドウ開閉スイッチ6に対応するウインドウの開閉用モータ(図示省略)の駆動を制御して、当該ウインドウを開動作または閉動作させる。なお、運転席のドア以外のウインドウを収納するドアの内側にも、上記のようなウインドウ開閉スイッチが1つずつ設けられている。
10は各ウインドウの開閉を禁止するウインドウロックスイッチである。ウインドウロックスイッチ10は、本発明におけるロック式ボタンスイッチの一実施形態を構成する。11は手で下方へ押し込み操作されるウインドウロックスイッチ10の操作ボタンである。操作ボタン11は、本体部11aと、当該本体部11a上に取り付けられた透光部11bとから構成されている。本体部11aは、例えば結晶性樹脂材料のような光を透さない材料で形成されている。透光部11bは、例えば非結晶性樹脂材料のような光を透す材料で形成されている。透光部11bの上面には、ウインドウの開閉禁止を示すマーク11mが付されている。本体部11aは、図6に示すように上ケース2に形成された貫通孔2aに挿入されている。本体部11aの上部には、貫通孔2aの周縁2bが嵌まり込む溝11cが形成されている。本体部11aの下部は、ホルダ12に形成された貫通孔12aに挿入された状態で、ホルダ12に保持されている。ホルダ12は、上下ケース2、3に挟み込まれているベース13によって、図2に示すようにF方向側とR方向側の全面と、L方向側の略半面とを囲まれている。また、ホルダ12は、図3および図4に示すようにホルダ12のF方向側の側面とベース13の底面とに引っ掛けられるコイルばね14によって、上方(U方向)へ付勢されている。このため、操作ボタン11は、ホルダ12を介してコイルばね14によって上方へ付勢されていて、ホルダ12によって上ケース2から上方へ外れるのを阻止されている。操作ボタン11は、本発明における操作体の一実施形態を構成する。
図3に示すようにホルダ12のF方向側の側面には、ハート形のカム溝(以下、ハートカム部という。)12bが形成されている。このハートカム部12bには、ロックピン15の下端15aが係合されている。ロックピン15は、図4に示すようにベース13にB方向へと装着されていて、上端15bが支持端となり、下端15aが自由端となっている。16はロックピン15がベース13から外れるのを阻止するスプリングピンである。ハートカム部12bとロックピン15とは、いわゆる公知のハートカム機構を構成している。また、ハートカム部12bを設けたホルダ12とロックピン15とベース13とコイルばね14とは、本発明におけるロック機構の一実施形態を構成する。
図3に示すようにホルダ12のR方向側の側面からは、ボス12cが突出している。このボス12cは、図5に示すようにスライダ17の傾斜部17aに常時接している。スライダ17は、図2および図5に示すように基板4を貫通して、F、B方向へ移動可能に設けられている。図5に示す17bは基板4の下方(D方向)へ突出するスライダ17の突出部である。
図5に示す18は、基板4の下面に実装されているマイクロスイッチである。マイクロスイッチ18のアクチュエータ18aは、マイクロスイッチ18の本体内に設けられたばね(図示省略)によって本体内から突出するようにF方向へ付勢されている。マイクロスイッチ18は、図5(a)に示すようにアクチュエータ18aが本体内に押し込まれていないときはOFF状態になっていて、前述の基板4に形成された回路、コネクタ5、およびケーブルを介して、前述の制御装置にOFF信号を出力している。また、マイクロスイッチ18は、図5(b)に示すようにアクチュエータ18aがスライダ17の突出部17bによって本体内に押し込まれているときはON状態になっていて、基板4の回路、コネクタ5、およびケーブルを介して、制御装置にON信号を出力している。マイクロスイッチ18は、本発明におけるスイッチング手段の一実施形態を構成する。なお、マイクロスイッチ18に代えて、例えばフォトセンサのような小型の検出センサをスイッチング手段として用いてもよい。この場合、フォトセンサが、スライダ17の突出部17bの位置に応じてOFFまたはONの状態になって、OFFまたはONの信号を出力するようにすればよい。
図6に示す19は、操作ボタン11の真下の基板4上に実装されているLEDである。LED19は、例えば自動車のヘッドライトが点灯されたときに点灯して、操作ボタン11の透光部11bに光を当てる。一点鎖線間のO1、O2は、LED19の光量を示している。LED19は、本発明における照明の一実施形態を構成する。操作ボタン11には、LED19からの光を透光部11bに導く中空部からなる導光路11dが設けられている。この導光路11dは、操作ボタン11の昇降動作に追従して上下方向U、Dへ往復動作する。なお、このような導光路11dに代えて、例えば上記中空部を非結晶性樹脂材料やガラス等の光を透す材料で満たして導光路としてもよい。
LED19と導光路11dとの間には、LED19からの光を放散させる放散部20が設けられている。放散部20は、図2および図6に示すように、上下方向U、Dをホルダ12と基板4とによって区切られ、F、B方向をホルダ12と上ケース1によって区切られ、R、L方向をベース13とスライダ17と上ケース1によって区切られた空間からなる。つまり、放散部20は、LED19に面している導光路11dの入射口11e(図6に図示)よりも当該入射口11eの径方向(操作ボタン11の押し込み方向Dと垂直な方向)に大きく拡がっている。
次に、各図を参照しながらウインドウロックスイッチ10の各部の動作を説明する。図1〜図3、図5(a)、および図6(a)は、操作ボタン11が押し込み操作される前の初期状態を示している。この初期状態では、図6(a)に示すようにLED19から操作ボタン11の導光路11dまでの距離が長く、放散部20の大きさが上下方向U、Dに大きくなっている。このため、LED19から発せられている光のうち、放散部20から導光路11d以外へ逃げる光量O1が多くなり、導光路11dに入射する光量O2が少なくなる。
上記の初期状態から、操作ボタン11が手で下方へ押し込み操作されると、操作ボタン11とともにホルダ12が下降する。すると、ロックピン15の下端15a(図3)が、ハートカム部12bの下部から左側(L方向側)の往路に沿ってハートカム部12bの左上部へ相対移動する。また同時に、スライダ17(図5)が、傾斜部17aをホルダ12のボス12cに押されることによってB方向へ移動し、突出部17bでアクチュエータ18aを押し込む。これにより、マイクロスイッチ18がON状態になって、ウインドウの開閉を禁止するON信号を制御装置に出力する。制御装置は、当該ON信号がマイクロスイッチ18から入力されると、前述のウインドウ開閉スイッチ6等が操作されても各ウインドウを開いたり閉じたりしないように、各ウインドウの開閉動作を禁止制御する。
そして、操作ボタン11から手が離されて押し込み操作が解除されると、ロックピン15の下端15aがハートカム部12bの上部中央の窪みに引っ掛かって停止する。すると、コイルばね14の弾性力によるホルダ12および操作ボタン11の上昇が阻止され、図5(b)および図6(b)に示すようにホルダ12および操作ボタン11が押し込み操作状態で固定(ロック)される。また同時に、アクチュエータ18aの突出力(マイクロスイッチ18内のばねの弾性力)によるスライダ17のF方向への移動が阻止され、図5(b)に示すようにスライダ17が突出部17bでアクチュエータ18aを押し込んだ状態が維持される。これにより、マイクロスイッチ18がON状態を維持して、制御装置へのON信号の出力を継続し、制御装置が各ウインドウの開閉動作の禁止制御を継続する。
上記の押し込み操作状態では、図6(b)に示すようにLED19から導光路11dまでの距離が短く、放散部20の大きさが上下方向U、Dに小さくなっている。このため、LED19から発せられている光のうち、放散部20から逃げる光量O1が少なくなり、導光路11dに入射する光量O2が多くなる。よって、前述の初期状態(図6(a))よりも、導光路11dによって透光部11bへ導かれる光量が多くなり、外側から透光部11bが明るく見える。また、LED19からの光の大部分が導光路11dによって透光部11bに導かれるため、透光部11bが均一に発光する。
その後、上記の押し込み操作状態から、操作ボタン11が再度手で押し込み操作されると、操作ボタン11とともにホルダ12が若干下降する。すると、ハートカム部12b(図3)の上部中央の窪みへのロックピン15の下端15aの引っ掛かりが外れて、下端15aがハートカム部12bの右上部(R方向側の上部)へ相対移動する。これにより、ホルダ12および操作ボタン11の押し込み操作状態への固定が解除される。そして、操作ボタン11から手が離されて押し込み操作が解除されると、ホルダ12および操作ボタン11がコイルばね14の弾性力によって上昇して、図5(a)および図6(a)に示すように初期状態に復帰する。すると、ロックピン15の下端15a(図3)が、ハートカム部12bの往路とは異なる右側の復路に沿ってハートカム部12bの下部へ相対移動し、初期状態に復帰する。また同時に、スライダ17(図5)が、アクチュエータ18aの突出力によってF方向へ移動して、図5(a)に示すように突出部17bでアクチュエータ18aを押し込んでいない初期状態に復帰する。これにより、マイクロスイッチ18がOFF状態になって、ウインドウの開閉を許可するOFF信号を制御装置に出力する。制御装置は、当該OFF信号がマイクロスイッチ18から入力されると、前述したようにウインドウ開閉スイッチ6等の操作に応じて、各ウインドウを開いたり閉じたりする各ウインドウの開閉動作制御を行う。
上記のように初期状態に復帰したことで、図6(a)に示すようにLED19から操作ボタン11の導光路11dまでの距離が長くなり、放散部20の大きさが上下方向U、Dに大きくなる。このため、放散部20から逃げるLED19の光量O1が多くなり、導光路11dに入射するLED19の光量O2が少なくなる。よって、前述の押し込み操作状態(図6(b))よりも、導光路11dによって透光部11bへ導かれる光量が少なくなり、外側から透光部11bが暗く見える。
以上によれば、操作ボタン11が初期状態にあるときは、LED19から導光路11dまでの距離が長くなり、かつ放散部20の大きさが大きくなるので、放散部20から逃げるLED19の光量O1が多くなって、導光路11dに入射するLED19の光量O2が少なくなる。また、操作ボタン11が押し込み操作状態にあるときは、LED19から導光路11dまでの距離が短くなり、かつ放散部20の大きさが小さくなるので、放散部20から逃げるLED19の光量O1が少なくなって、導光路11dに入射するLED19の光量O2が多くなる。よって、操作ボタン11が初期状態にあるときと操作状態にあるときとで、導光路11dによって操作ボタン11の透光部11bへ導かれる光量が変動し、透光部11bの明るさを変化させることが可能となる。この結果、周囲が暗い場合でも、透光部11bの明るさの変化から、操作ボタン11やマイクロスイッチ18といったウインドウロックスイッチ10の各部の動作状態と、ウインドウロックスイッチ10による各ウインドウの開閉動作の規制状態(開閉動作を許可中か禁止中かということ)を認識することが可能となる。
また、放散部20を導光路11dの入射口11eよりも、当該入射口11eの径方向に大きく拡げたことで、LED19から導光路11dまでの距離が長くなり、かつ放散部20の大きさが大きくなったときに、放散部20から逃げるLED19の光量O1をより多くすることができる。このため、操作ボタン11が初期状態にあるときと操作状態にあるときとで、導光路11dによって透光部11bへ導かれる光量の変動が大きくなり、透光部11bの明るさを一層明確に変化させることが可能となる。
また、小型の検出センサであるマイクロスイッチ18を用いたことで、従来のような大型で大電流切りの直切りスイッチを用いる必要がなくなり、操作ボタン11の透光部11bの真下に導光路11dおよびLED19を配置することができる。このため、操作ボタン11の径方向の大きさおよびスイッチユニット1の上面における操作ボタン11の占有スペースを小さくすることが可能となる。このようにスイッチユニット1の上面において操作ボタン11の径方向の大きさや占有スペースを小さくできることは、操作ボタン11に操作力を均一に加えることや別の新たなボタンスイッチを設けることが可能になる等の利点があり、スイッチユニット1の設計の自由度が増す。
さらに、操作ボタン11が初期状態にありかつマイクロスイッチ18がOFF状態にあるときよりも、操作ボタン11が押し込み操作状態にありかつマイクロスイッチ18がON状態にあるときの方が、LED19から導光路11dまでの距離が短くなり、かつ放散部20の大きさが小さくなることで、ウインドウロックスイッチ10により各ウインドウの開閉動作が許可されているときよりも禁止されているときの方が、透光部11bを明るくさせることができる。これにより、ウインドウロックスイッチ10の機能価値をより高めることが可能となる。
本発明の実施形態に係るスイッチユニットの斜視図である。 同ユニットの上ケースの図示を省略した斜視図である。 同ユニットの基板とロック式ボタンスイッチの斜視図である。 同ユニットのベースの斜視図である。 ロック式ボタンスイッチ近傍の側面図である。 ロック式ボタンスイッチ近傍の側方断面図である。 従来のスイッチユニットの斜視図である。
符号の説明
スイッチユニット
基板
10 ウインドウロックスイッチ
11 操作ボタン
11b 透光部
11d 導光路
11e 入射口
12 ホルダ
12b ハートカム部
13 ベース
14 コイルばね
15 ロックピン
18 マイクロスイッチ
19 LED
20 放散部

Claims (3)

  1. 基板と、この基板に実装されたロック式ボタンスイッチとを備えたスイッチユニットにおいて、
    前記ロック式ボタンスイッチは、
    1方向に押し込み操作可能でありかつ透光部を有する操作体と、
    前記操作体が押し込み操作され、その後押し込み操作が解除されたときに、前記操作体を操作状態にロックし、前記操作体が再度押し込み操作されたときに、前記ロックを解除して前記操作体を初期状態に復帰させるロック機構と、
    前記操作体が前記初期状態にあるときと前記操作状態にあるときとで、異なる電気的状態に切り替わるスイッチング手段と、を備え
    前記基板には、前記操作体と対向して、前記透光部に光を当てる照明が実装されており、
    前記照明は、前記操作体が前記初期状態にあるときと前記操作状態にあるときのいずれにおいても点灯するようになっており、
    前記操作体に、前記照明からの光を前記透光部に導く導光路を設け、
    前記照明と前記導光路との間に、照明からの光を放散させる放散部を設け、
    前記操作体が前記初期状態にあるときと前記操作状態にあるときとで、前記照明から前記導光路までの距離および前記放散部の大きさそれぞれ異ならせ、前記照明から前記導光路へ入射する光量を変化させることにより、前記透光部の明るさが変化するようにしたことを特徴とするスイッチユニット
  2. 請求項1に記載のスイッチユニットにおいて、
    前記放散部は、前記照明に面している前記導光路の入射口よりも当該入射口の径方向に大きいことを特徴とするスイッチユニット
  3. 請求項1または請求項2に記載のスイッチユニットにおいて、
    前記スイッチング手段は、前記操作体が前記初期状態にあるときに、第1の電気的状態になって自動車の窓の開閉を許可する信号を出力し、前記操作体が前記操作状態にあるときに、第2の電気的状態になって自動車の窓の開閉を禁止する信号を出力し、
    前記スイッチング手段が前記第1の電気的状態にあるときよりも前記第2の電気的状態にあるときの方が、前記照明から前記導光路までの距離が短くなりかつ前記放散部の大きさが小さくなることを特徴とするスイッチユニット
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