JP4428950B2 - 映像モニター電動開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複雑な構造や多くの組み立て部品を使用することなく場所をとらず、必要に応じて映像等を見ることができる大型の映像モニター電動開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像などを見る場合、その場所に固定された映像モニターを使用し、使用しない場合も映像モニターが置かれている状態は変わらず、モニターの占有空間が常時必要となる。
【0003】
また、映像モニターを必要としないときに収納できる装置の一例が特開平10−147185号公報に開示されている。この装置によれば、映像モニターを必要としないときには映像モニターを収納しておくことができるので、その占有空間をあけることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−147185号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、映像モニターが収納される上記従来例の装置も、最大画面寸法が8インチまでと小型に限られる共に構造が複雑なうえ、映像モニターの支点が最下部、又は最上部横軸の左右2点であり歯車を多量に用いているため衝撃や振動に対しての対策が充分でない。
【0006】
また、映像モニターのサイズが大きくなると、映像モニターを支えるための歯車に作用する力は非常に大きくなり、振動に対する揺れや、外部からの加圧などにより歯車や、その他の構造部品を破損する恐れが極めて大きい。
【0007】
さらに、大型の映像モニターの開閉装置を、歯車などの機構部品を使用して作動させるためには構造上外形が大きくなると共に、大型の映像モニターの収納装置を従来の構造で製作すると、大きさや重さに対する対策のため製作コストが高くなる。すなわち、上記の従来例のような小型映像モニターに使用されている電動開閉装置は、映像モニターが小型軽量のため映像モニターの左右1個所ずつを軸にして開閉されている。この方式は大型の映像モニターには軸にかかる力が大きく、又外部より少しの力が映像モニターに加わると軸やその他装置が破損する。さらに、大型の映像モニターを電動で開閉するためには、多くの歯車や、機械的強度を増すため構造が非常に複雑になる。
【0008】
本発明の目的は上記の問題点に鑑み、設置場所が限定されず、従来の開閉方式とは全く異なる方式を使用し、大型映像モニターを電動により開閉する映像モニター電動開閉装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、矩形板状の映像モニター部と、前記モニタ部を収容する筐体と、前記筐体の両側部のそれぞれに設けられ、前記筐体の前後方向に延びる所定の長さを有する第1摺動路と、前記筐体の両側部のそれぞれに設けられ、前記筐体の前後方向に延びる所定の長さを有する第2摺動路と、前記映像モニター部の外周部に設けられ、前記映像モニター部を支持するフレームと、前記フレームの両側部のそれぞれの中央部に固定された第1及び第2支点部材と、前記フレームの両側部のそれぞれの上端部に設けられ、前記筐体の内側から前記第2摺動路に係止されて前記第2摺動路に沿って摺動する第1及び第2フレーム係止部と、所定の長さを有し、前記第1支点部材に対して回動自在に係止された支点係止部を一端部に有すると共に、一方の前記第1摺動路に係止されて前記第1摺動路に沿って摺動するアーム係止部を他端部に有する第1支持アームと、所定の長さを有し、前記第2支点部材に対して回動自在に係止された支点係止部を一端部に有すると共に、他方の前記第1摺動路に係止されて前記第1摺動路に沿って摺動するアーム係止部を他端部に有する第2支持アームと、前記筐体の内側に固定されているモータと、前記モータの回動に伴って前記モニター部の上端を前記筐体の側面に対して平行に移動する移動手段と、前記モーターの駆動を制御する駆動制御手段とを備えているとともに、前記筐体は、上面と、前記上面の側辺に連結されて互いに対向する第1及び第2側面と、前記上面に連結されると共に前記第1及び第2側面に隣接する背面とを有し、前記第1摺動路及び第2摺動路は前記第1及び第2側面のそれぞれに設けられていると共に、前記第1摺動路は、前記上面に対して平行に延びる所定の長さを有し、前端部が前記上面から離れる方向に屈曲していると共に屈曲点において前記上面の側に湾曲した第1切り欠き部を有し、前端部において前記上面から離れる側に湾曲した第2切り欠き部を有し、前記第2摺動路は、前記第1及び第2側面のそれぞれにおいて前記第1摺動路と前記上面との間に設けられ、前記上面に対して平行に延びると共に後端部と前端部との間の距離が前記第1摺動路の長さよりも長く設定され、中央部が前記上面から離れる方向に湾曲しており、前記第1及び第2支持アームは、他端部に配置された第1アーム係止部と、該第1アーム係止部から一端部方向に所定距離離れた位置に設けられた第2アーム係止部とを有する映像モニター電動開閉装置を提案する。
【0010】
上記構成よりなる本発明の映像モニター電動開閉装置では、前記モーターの回動によって前記映像モニター部を支持する前記フレームの上部が移動する。
【0011】
前記フレームの上部が移動するに伴って、前記第1及び第2フレーム係止部が前記第2摺動路に沿って移動すると共に、前記第1及び第2支持アームのアーム係止部が前記第1摺動路に沿って移動する。
【0012】
前記フレームの上部が前記筐体の後端に最も接近したときに、前記第1及び第2フレーム係止部が前記第2摺動路の後端部に位置すると共に、前記第1及び第2支持アームのアーム係止部が前記第1摺動路の後端部に位置し、この状態で前記映像モニター部は前記筐体上面とほぼ平行な位置になり、前記映像モニター部は前記筐体内に収容される。
【0013】
前記モーターを駆動し、前記フレーム上部を前方に移動するに従い、前記第1及び第2フレーム係止部が前記第2摺動路に沿って前端に向かって移動すると共に、前記第1及び第2支持アームのアーム係止部が前記第1摺動路に沿って前端に向かって移動し、前記映像モニター部は前方に向かってスライド移動する。さらに、これに伴い、前記支持アームが前記支点係止部を中心として回動し、前記映像モニター部の下端は前記第1及び第2フレーム係止部を中心として円弧を描きながら徐々に下方に移動して映像モニター部が筐体内から露出する。
【0014】
さらに、前記アーム係止部が前記第1摺動路の前端部に達したときに、前記映像モニター部は前記筐体上面に対してほぼ垂直な位置に達する。
【0016】
さらにまた、本発明の映像モニター電動開閉装置では、映像モニター部の位置を筐体内に収容された水平方向から筐体外に露出した垂直方向に変えるとき、映像モニター部の角度を支える支持アームと支点係止部が回転し、第1摺動路と第2摺動路に沿って第1及び第2アーム係止部とフレーム係止部が移動し、やがて第2アーム係止部が第1摺動路の前端に達すると、映像モニター部は角度を支える支持アームと支点係止部によって固定されており、さらに映像モニター部の角度を支える支持アームは長さを制限されているため、映像モニター部が垂直に下がり始める。前端には第1摺動路に設けられたモニター支持用の第1及び第2切り欠き部が形成されており、その第2切り欠き部に支持アームの第2アーム係止部が入り込み固定される。そのため映像モニター部に対する外部からの人為的な力及び慣性力に対する支えとなり映像モニター部を固定する。
【0017】
また、映像モニター部の角度を支える支持アームは、第1及び第2アーム係止部及び支点係止部を備え、支点係止部は映像モニター部を支持するフレームに固定された支持部材に対して回動自在に固定され、映像モニター部が垂直な状態に変わるとき、筐体の側面の第1摺動路の前端に設けられた第1切り欠き部に第1アーム係止部が固定され、固定を解除するための第2切り欠き部に第2アーム係止部が固定され、映像モニター部が垂直な状態に開き、開いている場合、外圧に対しての支持をする。
【0018】
映像モニター部が筐体内に収容されるとき、第2アーム係止部は映像モニター部が水平な状態に変わるときに第1アーム係止部が支点となり上側に移動する。やがて第2切り欠き部の最上部に第2アーム係止部があたると、第2アーム係止部が支点となるため、第1アーム係止部が下に下がり第1切り欠き部から外れ、支持アームは第1摺動路に沿って映像モニター部と共に筐体内に収容される方向に移動する。
【0019】
また、本発明は上記構成の映像モニター開閉装置において、前記移動手段は、前記モーターによって回動される第1プーリーと、前記筐体上面の内側の前後方向中央部に固定された第2プーリーと、前記筐体上面の内側の前後方向前部に固定された第3プーリーと、前記第1乃至第3プーリーにかけられて前記第1プーリーの回動に伴って摺動する環状ワイヤーと、前記フレームの上部を前記環状ワイヤーの所定位置に固定する固定部材とからなる映像モニター電動開閉装置を提案する。
【0020】
上記構成よりなる本発明の映像モニター電動開閉装置では、モーターによって第1プーリーが回動されることにより環状ワイヤーが周方向に移動し、これに伴い映像モニター部の上部が移動される。
【0021】
また、本発明は上記構成の映像モニター開閉装置において、前記第3プーリーは、前記映像モニター部が前記筐体上面に対して垂直となる位置にあるときに、前記映像モニター部よりも所定距離前方に離れた位置に設けられていると共に、前記第2摺動路の前端が、前記映像モニター部が前記筐体上面に対して垂直となる位置にあるときに、前記映像モニター部よりも所定距離前方に離れた位置となるように前記第2摺動路の長さが設定されている映像モニター電動開閉装置を提案する。
【0022】
上記構成よりなる本発明の映像モニター電動開閉装置では、前記映像モニター部が前記筐体上面に対してほぼ垂直な位置にあるときに、さらに前記フレーム上部を前方に向かって移動すると、前記映像モニター部は前記支点係止部を中心として回動し、映像モニター部の全面が斜め下方を向く位置まで回動する。
【0023】
また、本発明は上記構成の映像モニター開閉装置において、前記移動手段は、前記モーターによって回動されるボールネジと、前記ボールネジの回動に伴って前記ボールネジに沿って移動する摺動体と、前記摺動体と前記フレームの上部とを連結する連結部材とからなる映像モニター電動開閉装置を提案する。
【0024】
上記構成よりなる本発明の映像モニター電動開閉装置では、モーターによってボールネジが回動されることによりボールネジに沿って摺動体が移動し、これに伴い映像モニター部の上部が移動される。
【0025】
また、本発明は上記構成の映像モニター開閉装置において、前記映像モニター部が前記筐体上面に対して平行な位置及び垂直な位置にあることを検出する手段と、前記映像モニター部が前記筐体上面に対して平行な位置にあることを検出したときに前記モーターの駆動を停止する手段と、前記映像モニター部が前記筐体上面に対して垂直な位置にあることを検出したときに前記モーターの駆動を停止する手段とを備えている映像モニター電動開閉装置を提案する。
【0026】
上記構成よりなる本発明の映像モニター電動開閉装置では、前記映像モニター部が前記筐体上面に対して平行な位置にあることが検出されたときに前記モーターの駆動が停止され、前記映像モニター部が前記筐体上面に対して垂直な位置にあることが検出されたときに前記モーターの駆動が停止される。
【0027】
また、本発明は上記構成の映像モニター開閉装置において、前記フレームの上部が前記筐体の前端に最も近づいたことを検出する手段と、該検出手段によって前記フレームの上部が前記筐体の前端に最も近づいたことを検出したときに前記モーターの駆動を停止する手段とを備えている映像モニター電動開閉装置を提案する。
【0028】
上記構成よりなる本発明の映像モニター電動開閉装置は、前記フレームの上部が前記筐体の前端に最も近づいたことが検出されたときに前記モーターの駆動が停止される。
【0029】
また、本発明は上記構成の映像モニター開閉装置において、前記映像モニター部の画面は10インチ以上の大きさを有する映像モニター電動開閉装置を提案する。
【0030】
上記構成よりなる本発明の映像モニター電動開閉装置は、画面が10インチ以上の映像モニター部が筐体内に収容され、該映像モニター部の開閉が行われる。
【0031】
また、本発明は上記構成の映像モニター開閉装置において、前記駆動制御手段は、手動操作スイッチパネルからの入力情報に基づいて前記モーターを駆動する手段と、ワイヤーレスリモートコントロール部から送信された制御信号を受信して該制御信号に基づいて前記モーターを駆動する手段とを備えている映像モニター電動開閉装置を提案する。
【0032】
上記構成よりなる本発明の映像モニター電動開閉装置では、手動操作スイッチパネルからの入力情報もしくはワイヤーレスリモートコントロール部から送信された制御信号に基づいて、前記駆動制御手段によって前記モーターが駆動される。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
【0034】
図1は本発明の第1実施形態における映像モニター電動開閉装置を斜め上後方から見た斜視図、図2は本発明の第1実施形態における映像モニター電動開閉装置を斜め下後方から見た斜視図、図3は本発明の第1実施形態において映像モニター部が垂直な位置にあるときの前面図である。尚、図1,2,3においては、映像モニター部が筐体の上面に対して垂直になるように開いて露出した状態を示している。
【0035】
本実施形態では15インチの画面を有する矩形平板状の映像モニター部を電動開閉する装置を一例として説明する。
【0036】
図において、1は映像モニター電動開閉装置で、前面及び底面が開放された略直方体形状の筐体11とフレーム3に支持された映像モニター部2とを備え、フレーム3に支持された映像モニター部2はフレーム3の両側部の上端部に設けられたフレーム係止部33A,33Bと、支持アーム13A,13Bによって筐体11に支持されている。尚、本実施形態では、強度を持たせるために、筐体11、フレーム3及び支持アーム13A,13Bをスチールを用いて形成している。尚、本実施形態ではフレーム係止部33A,33Bをローラーとワッシャによって形成している。
【0037】
筐体11は、所定の幅を有する矩形状の上面11aと、上面11aの側辺に連結され上面11aに対して直角に交わると共に互いに平行に対向する第1及び第2側面11b,11cと、上面11aに連結され上面11aに対して直角に交わると共に第1及び第2側面11b,11cに隣接する背面11dとを有している。
【0038】
また、第1及び第2側面11b,11cのそれぞれには第1摺動路となる第1レール溝210が設けられている。図4に示すように、第1レール溝210は、上面11aに対して平行に延びて後端211と前端212との間の長さがL11に設定され、その前端部が上面11aから離れる方向に屈曲していると共に屈曲点において上面11aの側に湾曲した第1切り欠き部213を有し、前端部において上面11aから離れる側に湾曲した第2切り欠き部214を有している。ここで、第1切り欠き部213及び第2切り欠き部214は、後述する2つのアーム係止部131,132を固定するためのものである。
【0039】
また、第1及び第2側面11b,11cのそれぞれには第2摺動路となる第2レール溝220が設けられている。図4に示すように、第2レール溝220は、第1レール溝210と上面11aとの間に設けられ、上面11aに対して平行に延びると共に後端221が第1レール溝210の中央部に対向し、後端221と前端222との間の距離が第1レール溝210の長さL11よりも長いL21に設定され、中央部には上面11aから離れる方向に湾曲した湾曲部223が形成されている。
【0040】
さらに、第1及び第2側面11b,11cのそれぞれbの前部には切り欠き溝11fが形成されている。
【0041】
尚、本実施形態では、図4に示すように、第1レール溝210の長さL11を116mm、第1レール溝210の後端211から屈曲点までの長さL21を93mm、屈曲点から前端212までの長さL13を23mmに設定している。また、第2レール溝220の長さL21を240mm、後端221から湾曲部213の後部までの距離L22を95mm、湾曲部223の後部から前部までの距離L23を80mm、湾曲部223の前部から前端222までの距離L24を65mmに設定している。さらに、第1レール溝210の後端211と第2レール溝220の後端221との間の距離L3を44mmに設定すると共に、第1レール溝210と第2レール溝220との間の距離L4を7mmに設定している。
【0042】
一方、筐体11の上面11aには4つの取付穴11eが形成されていると共に、上面11aの筐体内側には減速モーター112、第1プーリー113、第2プーリー115、第3プーリー116、及び第1乃至第3検出スイッチ117a〜117cが設けられている。また、第1乃至第3プーリー113,115,116は前後方向に延びる直線上に配置され、各プーリー113,115,116にかかるように環状のスチールワイヤー114が設けられ、減速モーター112によって第1プーリー113が回動するに伴ってスチールワイヤー114が摺動するようになっている。
【0043】
尚、第2プーリー115はスチールワイヤー114のたるみを吸収できるように設けられている。また、第3プーリー116は、映像モニター部2が筐体11の上面に対して垂直となる位置にあるときに、映像モニター部2よりも所定距離前方に離れた位置に設けられている。
【0044】
また、第1乃至第3検出スイッチ117a〜117cのそれぞれは、例えばマイクロスイッチからなり、第1検出スイッチ117aは、映像モニター部2が完全に筐体11内に収容された状態におけるフレーム3の上部に対応する位置に配置され、映像モニター部2が完全に筐体11内に収容されたことを第1検出スイッチ117aによって検出できるようになっている。第2検出スイッチ117bは、映像モニター部2が筐体11の上面11aに対して垂直となった状態におけるフレーム3の上部に対応する位置に配置され、映像モニター部2が筐体11の上面11aに対して垂直になったことを第2検出スイッチ117bによって検出できるようになっている。さらに、第2検出スイッチ117bは、フレーム3の上部が第3プーリー116に最も近づいた状態におけるフレーム3の上部に対応する位置に配置され、フレーム3の上部が第3プーリー116に最も近づき、映像モニター部2が最大角度まで傾斜したことを第3検出スイッチ117bによって検出できるようになっている。
【0045】
フレーム3の両側部3a,3bのそれぞれの中央部背面側には第1及び第2支点部材31A,31Bが固定され、第1及び第2支点部材31A,31Bのそれぞれには支点係止部32によって第1及び第2支持アーム13A,13Bの一端部が回動自在に係止されている。
【0046】
さらに、第1及び第2支持アーム13A,13Bの他端部には、筐体11の内側から第1側面に設けられている第1レール溝210に係止されて第1レール溝210に沿って摺動する2つのアーム係止部131,132が長さ方向に所定の間隔をあけて設けられている。これらのアーム係止部131,132はローラーとワッシャによって形成されている。尚、本実施形態では支持アーム13A,13Bの長さを150mmとしている。
【0047】
フレーム3の上面3cには固定部材35が設けられ、この固定部材35はスチールワイヤー114の所定位置に固定接続されている。
【0048】
また、フレーム3の両側部3a,3bの下端には突起34が設けられ、映像モニター部2が筐体11内に完全に収容されたときに、突起34が切り欠き部11f内に誘導されて、切り欠き部11fによって突起34が支持されるようになっている。
【0049】
筐体11の背面11dには制御部4とコネクタ5が設けられ、制御部4の操作パネル403aが背面11dに露出されている。
【0050】
図5は制御部4を含む電気系回路を示すブロック図である。図において、4は制御部でモーター駆動回路401と、コントロールCPU402、手動操作部403、リモートコントロール受信部404、電源部405から構成されている。
【0051】
モーター駆動回路401は、電源部405から駆動電力の供給を受け、コントロールCPU402の制御信号に基づいて減速モーター112を駆動する。
【0052】
コントロールCPU402は、電源部405から駆動電力の供給を受け、予め設定されているプログラムに基づいて動作し、手動操作部403から入力した指示信号、リモートコントロール受信部404から入力した指示信号、および第1乃至第3検出スイッチ117a〜117cの検出信号に基づいてモーター駆動回路401に駆動制御信号を出力する。
【0053】
手動操作部403は、上記操作パネル403aを有し、操作パネル403aのスイッチ操作に基づく指示信号をコントロールCPU402に対して出力する。
【0054】
リモートコントロール受信部404は、リモートコントロール部6からワイヤーレスで入力した指示信号を受信し、受信した指示信号をコントロールCPU402に対して出力する。
【0055】
電源部405は外部から直流の主電源と副電源(電源−、コントロール電源+、バックアップ電源+)を入力し、回路駆動に必要な電力をモーター駆動回路401と、コントロールCPU402、リモートコントロール受信部404、映像モニター部2に対して供給する。
【0056】
また、映像モニター部2に対して外部からコネクタ5を介して映像信号が入力される。
【0057】
リモートコントロール部6は、操作パネル403aが有するスイッチと同等のスイッチ及びバッテリを有し、これらのスイッチによって入力された信号を指示信号としてワイヤーレスで送信する。
【0058】
次に、上記構成よりなる本実施形態の映像モニター電動開閉装置1の動作に関して図6乃至図9を参照して説明する。
【0059】
リモートコントロール部6や、直接手動による操作パネル403aから入力された指令はコントロールCPU402により処理され、モーター駆動回路401から減速モーター112に送られる。例えば開くの指令がリモートコントロール部6や直接手動による操作パネル403aから入力された場合、コントロールCPU402からモーター駆動回路401に信号を送り、減速モーター112が回転して第1プーリー113を回動させてスチールワイヤー114に動力が伝えられる。
【0060】
スチールワイヤー114に固定された固定部材35が映像モニター部2を指示するフレーム3に固定されているため、映像モニター部2はフレーム係止部33A,33Bのローラーが第2レール溝220にそって回転しながら移動する。やがて第2検出スイッチ117bの位置まで移動すると第2検出スイッチ117bからコントロールCPU402に対して信号が送られ、コントロールCPU402からモーター駆動回路401に停止信号が送られ、減速モーター112はその場で停止する。このとき、映像モニター部2もその位置に固定される。
【0061】
すなわち、収容時に水平に置かれていた映像モニター部2は角度を支える支持アーム13A,13Bにより映像モニター部2が開く方向に移動すると、固定されている支点係止部32の位置がフレーム係止部33A,33Bよりも下に位置するため、映像モニター部2の支点として動作し、第2検出スイッチ117bは映像モニター部2が垂直になる位置に取り付けられており、垂直の位置まで移動すると第2検出スイッチ117bが動作してコントロールCPU402に停止信号が送られ、減速モーター112が停止する。そのため第2検出スイッチ117bが動作した位置以上には移動せず映像モニター部2は垂直の位置に固定される。
【0062】
さらに、リモートコントロール部6や直接手動による操作パネル403aから角度を変える指示信号がコントロールCPU402に送られた場合、コントロールCPU402からモーター駆動回路401に駆動制御信号が送られ、減速モーター112が回転し、映像モニター部2がフレーム係止部33A,33Bを介して第2レール溝220に沿って移動を開始する。
【0063】
映像モニター部2が移動を開始すると、角度を支える支持アーム13A,13Bは映像モニター部2に支点係止部31A,31Bによって固定されているため角度を支える支持アーム13A,13Bの固定されている長さ以上には移動せず、スチールワイヤー114に固定部材35が固定されている映像モニター部2の上部のみ移動する。そのため角度を変えることができる。角度移動を継続すると第3検出スイッチ117cが動作してコントロールCPU402に信号を送り、コントロールCPU402からモーター駆動回路401に停止信号が送られ、減速モーター112が停止し、映像モニター部2の角度の移動が停止する。
【0064】
また、任意の角度を指定する支持をリモートコントロール部6や直接手動による操作パネル403aから入力して角度調整信号をコントロールCPU402に送ると、コントロールCPU402からモーター駆動回路401に角度調整信号が送られ、角度調整信号が停止すると減速モーター112は停止する。映像モニター部2もその角度を維持したまま停止する。
【0065】
リモートコントロール部6や直接手動による操作パネル403aから収容指令を入力し、この収容指令をコントロールCPU110が受け取ると、コントロールCPU402からモーター駆動回路401にモーター逆回転の信号が送られて、減速モーター112は逆回転を始める。この場合、途中の第3及び第2検出スイッチ117c,117bからの信号を無視して逆回転を続け収容方向に移動する。この移動途中に、角度を支える支持アーム13A,13Bのアーム係止部131,132のローラーが切りかき部213、214に固定されているため映像モニター部2の上部のみが収容方向に移動させられて、映像モニター部2は垂直から水平に変わり移動を継続する。収容完了時、位置検出のための第1検出スイッチ117aが動作してコントロールCPU402に信号が送られ、コントロールCPU402からモーター駆動回路401に停止信号が送られ、減速モーター112が停止し、映像モニター2の移動も停止して収容が完了する。
【0066】
また、映像モニター部2が垂直な状態から水平な状態に変わり、筐体11内に収容される時、映像モニター部2の角度を支える支持アーム13A,13Bのアーム係止部131,132のローラーの支点が外れるまで映像モニター部2は収容方向に少しずつ水平になりながら移動をする。やがて映像モニター部2の角度を支える支持アーム13A,13Bのアーム係止部131,132のローラーの支点が、切り欠き部213、214から外れると角度を支える支持アーム13A,13Bと映像モニター部2は、共に移動し収容を完了する。
【0067】
また、どの状態の時でもスチールワイヤー114のたるみを吸収するための第2プーリー115が動作して常にスチールワイヤー114を張り詰めている。スチールワイヤー114はスチールワイヤー114を移動させる為の第1プーリー113に巻きつけられている。さらに、減速モーター112は構造上内部で歯車により減速しているため、第1プーリー113の軸となる最終軸は外部からの回転力では回転しずらい。そのため、上記最終軸に取り付けられたスチールワイヤー114をかける為の第1プーリー113も回転しずらい。また、スチールワイヤー114は細い線が多数より込んで作られている。このようなスチールワイヤー114を使用しているため、スチールワイヤー114の滑りも極力抑えられるので、スチールワイヤー114が滑って移動して映像モニター2の位置が変わることがない。
【0068】
映像モニター部2の位置を水平方向から垂直方向に変えるために、角度を支える支持アーム13A,13Bと支点係止部32のローラーが回転し、第1レール溝210と第2レール溝220に沿ってアーム係止部131,132のローラーとフレーム係止部33A,33Bのローラーが移動し、やがてアーム係止部131,132のローラーが第1レール溝210の最終点(前端212)に達すると、映像モニター部2は角度を支える支持アーム13A,13Bと支点係止部32によって固定されており、さらに角度を支える支持アーム13A,13Bは長さを制限されているため、映像モニター部2は垂直に下がり始める。最終点(前端212)には第1レール溝210に設けられたモニター支持用の切り欠き部213,214が形成されており、その切り欠き部213,214に支持アーム13A,13Bのアーム係止部131,132のローラーが入り込み固定される。そのため映像モニター部2に対する外部からの人為的な力及び慣性力に対する支えとなり映像モニター部2を固定する。
【0069】
映像モニター部2の角度を支える支持アーム13A,13Bのアーム係止部131,132が移動するための第1レール溝210の形状は、図4に示したように筐体11の側面の第1レール溝210の最終点(前端212)に設けられた切り欠き部213,214とその切り欠き部213,214にアーム係止部131,132のローラーを固定し且つ固定を解除できるような切り欠き部213,214を持った形状である。
【0070】
また、映像モニター部2の角度を支える支持アーム13A,13Bは、アーム係止部131,132及び支点係止部32に設けられた3個のローラーを備え、支点係止部32のローラーは映像モニター部2を支持するフレーム3に固定された支持部材31A,31Bに対して回動自在に固定され、映像モニター部2が垂直な状態に変わるとき、筐体11の側面11b,11cの第1レール溝210の最終点(前端212)に設けられた切り欠き部213にアーム係止部131のローラーが固定され、固定を解除するための切り欠き部214にアーム係止部132のローラーが固定され、映像モニター部2が垂直な状態に開き、開いている場合、外圧に対しての支持をする。
【0071】
映像モニター部2が収容されるとき、アーム係止部132のローラーは映像モニター部2が水平な状態に変わるときにアーム係止部131のローラーが支点となり上側に移動する。やがて切り欠き部214の最上部にアーム係止部132のローラーがあたると、アーム係止部132のローラーが支点となるため、アーム係止部131のローラーが下に下がり切り欠き部213から外れ、支持アーム13A,13Bは第1レール溝210に沿って映像モニター部2と共に筐体11内に収容される方向に移動する。
【0072】
また、スチールワイヤー114を往復させるための第3プーリー116を使用することにより歯車や回転ネジを使用するときよりも移動した距離を半分にすることができるため筐体11の移動方向の長さを短くすることができる。
【0073】
さらに、手動による操作パネル403aからの移動指令入力のほかに、リモートコントロール部6を用いて映像モニター部2の移動操作を行わせることができるので、装置1から離れた場所からも容易に操作することができる。
【0074】
従って、映像モニター部2を必要とする場所に装置1を設置し、映像を見ないときは映像モニター部2が筐体11内に収容されていれば、その空間は障害とならず必要な時にだけ映像モニター部2を使用することができる。例えば装置1を天井に取り付けた場合、歩く人の障害にならず、また机の上に組み込めば使用しないときは平らな机として使用できる。
【0075】
また、装置1は、映像モニター部2を開く、閉じる、その角度を変えるなどの機能を有しており、例えば映像モニター部2の視野角などが見る側に合わないときは、映像モニター部2の角度を容易に調整することができる。
【0076】
また、例えば映像モニターが開いているときに、人為的に映像モニター部2に対し水平方向の圧力を加えたり、車両等に取り付けた場合の車両の発進や停止時に発生する慣性力に対して高い耐久性を得ることができる。
【0077】
また、外部より操作することにより映像モニター部2を、開閉及び任意の角度調整を繰り返すことができる。
【0078】
また、入力された情報に基づいて自動的に、開く位置や収容完了位置を検出し、それぞれの位置で映像モニター部2を停止させることができる。
【0079】
尚、上記実施形態の構成は、本願発明の一具体例であって、本願発明が上記構成のみに限定されることはない。
【0080】
例えば、図10に示す第2実施形態のように、第1乃至第3プーリー113,115,116及びスチールワイヤー114に代えて、減速モーター112によって回動されるボールネジ118とボールネジ118に沿って摺動する摺動部材119を用い、摺動部材119を固定部材35に回動可能に連結するようにして、映像モニター部2の上部を移動するようにしても良い。
【0081】
また、上記実施形態では第2レール溝220(第2摺動路)を側面11b,11cに設けたが上面11aに設けても良い。
【0082】
また、上記減速モータ112に代えてステッピングモータを用いても良い。
【0083】
また、例えば、上記実施形態では筐体11の上面11aを上側として映像モニタ部2を装着したが、映像モニタ部2の装着状態を変えて筐体11の上面11aを垂直な壁などに取りつけられるようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の映像モニター電動開閉装置によれば、例えば観光バスや送迎バス飛行機、電車などの乗り物の天井や壁、病院、旅館、住宅の居間や寝室など建物の天井や壁に取り付けて使用でき、いろいろな情報を映し出すことができる。
【0085】
また、必要な時に映像モニター部を開き、必要でない時は、天井や壁などに収納されるため人間の移動の障害にならず、美観をそこねることがない。
【0086】
また、大型の映像モニター部を用いても、映像モニター部が開いているときに映像モニター部に対して加わる前後の慣性力や人為的な力に対する高い耐久性を得ることができる。
【0087】
さらに、映像を見る側にとって映像モニター部の角度を容易に調整できるので、条件の良い角度で見ることができるという非常に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における映像モニター電動開閉装置を斜め上後方から見た斜視図
【図2】本発明の第1実施形態における映像モニター電動開閉装置を斜め下後方から見た斜視図
【図3】本発明の第1実施形態において映像モニター部が垂直な位置にあるときの前面図
【図4】本発明の第1実施形態におけるレール溝の形状を示す図
【図5】本発明の第1実施形態における電気系回路を示すブロック図
【図6】本発明の第1実施形態における映像モニター電動開閉装置の動作を説明する図
【図7】本発明の第1実施形態における映像モニター電動開閉装置の動作を説明する図
【図8】本発明の第1実施形態における映像モニター電動開閉装置の動作を説明する図
【図9】本発明の第1実施形態における映像モニター電動開閉装置の動作を説明する図
【図10】本発明の第2実施形態における映像モニター電動開閉装置を斜め下後方から見た斜視図
【符号の説明】
1…映像モニター電動開閉装置、2…映像モニター部、3…フレーム、4…制御部、5…コネクタ、6…リモートコントロール部、11…筐体、11a…筐体上面、11b,11c…筐体側面、11d…筐体背面、11e…取りつけ穴、11f…切り欠き部、13A,13B…支持アーム、31A,31B…支点部材、32…支持部材、33A,33B…フレーム係止部、34…突起、35…固定部材、112…減速モーター、113…第1プーリー、114…スチールワイヤー、115…第2プーリー、116…第3プーリー、117a…第1検出スイッチ、117b…第2検出スイッチ、117c…第3検出スイッチ、118…ボールネジ、119…摺動部材、131,132…アーム係止部、210…第1レール溝、211…後端、212…前端、213,214…切り欠き部、220…第2レール溝、221…後端、222…前端、223…湾曲部、401…モーター駆動回路、402…コントロールCPU、403…手動操作部、403a…操作パネル、404…リモートコントロール受信部、405…電源部。

Claims (8)

  1. 矩形板状の映像モニター部と、
    前記モニタ部を収容する筐体と、
    前記筐体の両側部のそれぞれに設けられ、前記筐体の前後方向に延びる所定の長さを有する第1摺動路と、
    前記筐体の両側部のそれぞれに設けられ、前記筐体の前後方向に延びる所定の長さを有する第2摺動路と、
    前記映像モニター部の外周部に設けられ、前記映像モニター部を支持するフレームと、
    前記フレームの両側部のそれぞれの中央部に固定された第1及び第2支点部材と、
    前記フレームの両側部のそれぞれの上端部に設けられ、前記筐体の内側から前記第2摺動路に係止されて前記第2摺動路に沿って摺動する第1及び第2フレーム係止部と、
    所定の長さを有し、前記第1支点部材に対して回動自在に係止された支点係止部を一端部に有すると共に、一方の前記第1摺動路に係止されて前記第1摺動路に沿って摺動するアーム係止部を他端部に有する第1支持アームと、
    所定の長さを有し、前記第2支点部材に対して回動自在に係止された支点係止部を一端部に有すると共に、他方の前記第1摺動路に係止されて前記第1摺動路に沿って摺動するアーム係止部を他端部に有する第2支持アームと、
    前記筐体の内側に固定されているモータと、
    前記モータの回動に伴って前記モニター部の上端を前記筐体の側面に対して平行に移動する移動手段と、
    前記モーターの駆動を制御する駆動制御手段とを備えているとともに、
    前記筐体は、上面と、前記上面の側辺に連結されて互いに対向する第1及び第2側面と、前記上面に連結されると共に前記第1及び第2側面に隣接する背面とを有し、
    前記第1摺動路及び第2摺動路は前記第1及び第2側面のそれぞれに設けられていると共に、
    前記第1摺動路は、前記上面に対して平行に延びる所定の長さを有し、前端部が前記上面から離れる方向に屈曲していると共に屈曲点において前記上面の側に湾曲した第1切り欠き部を有し、前端部において前記上面から離れる側に湾曲した第2切り欠き部を有し、
    前記第2摺動路は、前記第1及び第2側面のそれぞれにおいて前記第1摺動路と前記上面との間に設けられ、前記上面に対して平行に延びると共に後端部と前端部との間の距離が前記第1摺動路の長さよりも長く設定され、中央部が前記上面から離れる方向に湾曲しており、
    前記第1及び第2支持アームは、他端部に配置された第1アーム係止部と、該第1アーム係止部から一端部方向に所定距離離れた位置に設けられた第2アーム係止部とを有する
    ことを特徴とする映像モニター電動開閉装置。
  2. 前記移動手段は、
    前記モーターによって回動される第1プーリーと、
    前記筐体上面の内側の前後方向中央部に固定された第2プーリーと、
    前記筐体上面の内側の前後方向前部に固定された第3プーリーと、
    前記第1乃至第3プーリーにかけられて前記第1プーリーの回動に伴って摺動する環状ワイヤーと、
    前記フレームの上部を前記環状ワイヤーの所定位置に固定する固定部材とからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像モニター電動開閉装置。
  3. 前記第3プーリーは、前記映像モニター部が前記筐体上面に対して垂直となる位置にあるときに、前記映像モニター部よりも所定距離前方に離れた位置に設けられていると共に、
    前記第2摺動路の前端が、前記映像モニター部が前記筐体上面に対して垂直となる位置にあるときに、前記映像モニター部よりも所定距離前方に離れた位置となるように前記第2摺動路の長さが設定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の映像モニター電動開閉装置。
  4. 前記移動手段は、
    前記モーターによって回動されるボールネジと、
    前記ボールネジの回動に伴って前記ボールネジに沿って移動する摺動体と、
    前記摺動体と前記フレームの上部とを連結する連結部材とからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像モニター電動開閉装置。
  5. 前記映像モニター部が前記筐体上面に対して平行な位置及び垂直な位置にあることを検出する手段と、
    前記映像モニター部が前記筐体上面に対して平行な位置にあることを検出したときに前記モーターの駆動を停止する手段と、
    前記映像モニター部が前記筐体上面に対して垂直な位置にあることを検出したときに前記モーターの駆動を停止する手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の映像モニター電動開閉装置。
  6. 前記フレームの上部が前記筐体の前端に最も近づいたことを検出する手段と、該検出手段によって前記フレームの上部が前記筐体の前端に最も近づいたことを検出したときに前記モーターの駆動を停止する手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像モニター電動開閉装置。
  7. 前記映像モニター部の画面は10インチ以上の大きさを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の映像モニター電動開閉装置。
  8. 前記駆動制御手段は、手動操作スイッチパネルからの入力情報に基づいて前記モーターを駆動する手段と、ワイヤーレスリモートコントロール部から送信された制御信号を受信して該制御信号に基づいて前記モーターを駆動する手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の映像モニター電動開閉装置。
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