JP4427097B2 - 画像処理装置、撮像装置、方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像データを補正する画像処理装置などに関し、特に画像データを高精細化する技術に関する。
近年普及したデジタルカメラの撮像素子において、高画質化を目的とした多画素化と、携帯性の向上を目的とした撮像素子の小型化が進んでいる。このような、撮像素子の多画素化および小型化を実現するために、デジタル撮像素子の画素の微細化が進んできている。
しかしながら、撮像素子を設置するカメラの結像面では入射光の回折による回折ボケが生じるため、回折ボケの大きさを下回るサイズに撮像素子の画素を微細化しても、解像度を向上させることができない(回折限界)という課題が生じる。特に回折ボケは、撮像光学系の絞りを絞った場合に影響が出やすくなる。
このような回折ボケの影響を抑える従来の撮像装置が、特許文献1および特許文献2に記載されている。
特許文献1の撮像装置は、撮像時に被写体からの光量が多い場合、撮像光学系の絞りを絞る代わりに、撮像素子の利得を下げて撮像する。これにより、光量が多い場合にでも撮像素子からの信号出力が過剰になることを抑え、絞りによる回折ボケの発生を回避する。
また、特許文献2の撮像装置は、撮像時の光量が多い場合、撮像光学系の絞りを絞る代わりに、NDフィルタ(Neutral Density Filter)すなわち減光フィルタを用いて入射光量を減少させるように制御して撮影を行う。このように減光フィルタを用いることで、絞りによる回折ボケの発生を回避する。
特許第3363477号公報 特開2008−35268号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2の撮像装置では、絞りを絞った場合に生じる回折ボケは回避できるものの、絞りを開放にした状態ですでに発生している回折ボケを回避することはできない。すなわち、撮像素子の微細化に伴って解像度の限界となる回折ボケを回避することはできない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、正の屈折率を持つ既存の素材を用いた光学系および撮像素子を用いて、回折限界を超えた解像度の画像を生成する画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部とを備え、前記画像入力部は、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得する。
前記画像入力部は、紫外光による前記被写体の画像を表す画像データを、前記第2の画像データとして取得してもよく、また、前記画像処理部は、前記画像データのうち、最も短い波長を持つ光による画像データに含まれる空間的な高周波成分を、他の波長の光による画像データに重畳することにより、前記他の波長の光による画像データを補正してもよい。
なお、本発明は、このような画像処理装置として実現できるだけでなく、撮像装置、画像処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、そのプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体等としても実現することができる。
本発明の画像処理装置によれば、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳する。そして、前記第2の画像データとして、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを用いるので、前記第1の画像データに、前記第1の波長を持つ光の回折限界を超えて空間的な高周波情報を付与する(以下、高解像度化するという)ことができる。
本発明の画像処理装置は、例えば既存のカラー撮像システムに良好な適応性を有している。すなわち、既存のカラー撮像システムでは、赤、緑、青のように異なる色(波長)の光で同じ被写体を撮像することで生成された色ごとの画像データを処理するため、例えば赤色または緑色に対応する画像データを第1の画像データとし、青色に対応する画像データを第2の画像データとして、容易に本発明が適用される。
そして、本発明の適用によって、新たな光学素材や光学デバイスなどを必要とせずに、簡便に、長い波長の色に対応する画像データを高解像度化できる。
図1は、本発明の実施の形態における画像生成システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施の形態における画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、回折ボケの大きさと画素配置との関係の一例を示す図である。 図4は、第1の画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 図5(a)〜(c)は、撮像装置の画素の配置例を示す図である。 図6(a)〜(c)は、撮像装置の構成の具体例を示す図である。 図7は、撮像装置の画素の配置例を示す図である。 図8は、回折ボケの形状の一例を示す図である。 図9(a)〜(c)は、赤画像、緑画像、青画像の一例を示す図である。 図10(a)〜(c)は、生成カラー画像の一例を示す図である。 図11は、第2の実施の形態における画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図12は、撮像装置の画素の配置例を示す図である。 図13(a)、(b)は、撮像装置の具体例を示す図である。 図14は、第2の画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 図15は、第3の実施の形態における画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図16(a)、(b)は、集光状態の例を示す図である。 図17は、第3の画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 図18は、第4の実施の形態における画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図19は、第4の画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 図20は、RGB色空間と球面座標系との対応の一例を示す図である。 図21は、画像生成システムの変形例としてのカメラの構成を示すブロック図である。 図22は、画像生成システムの変形例としてのディスプレイ機器の構成を示すブロック図である。
本発明の一つの態様における画像処理装置は、それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を前記第1の画像データに重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部とを備え、前記画像入力部は、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された、紫外光による前記被写体の画像を表す画像データを、前記第2の画像データとして取得する。
また、前記画像入力部は、前記第2の画像データを生成した前記受光素子の配置密度よりも低い密度で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第1の画像データとして取得してもよい。
この構成によれば、波長の長い光の画像は少ない画素数で構成されるため、撮像時に画素の読み出し速度を抑えることができるという利点がある。また、波長の長い光の画像の画素数を少なくすることで、各画素の面積を大きくすることが可能となり、暗い場所など光量が不足する場合でもS/N比の低下を抑えることが可能となる。
また、前記第2の画像データとして紫外光による前記被写体の画像を表す画像データを用いることにより、可視光画像を、可視光の回折限界を超えて高解像度化することが可能となる。この時、入射光から紫外光を分離して高解像度化処理にのみ使用することで、可視光画像の色再現性も高められるという効果もある。
また、前記画像処理部は、補正後の前記第1の画像データおよび補正後の前記第2の画像データにより表されるカラー画像における色の空間的な連続性が維持されるように、前記第1の画像データおよび前記第2の画像データの両方を補正してもよい。
この構成によれば、第1の画像データのみを補正して第2の画像データと組み合わせてカラー画像を構成した場合に発生し得る偽色を抑える効果が得られる。
また、前記画像入力部は、前記第2の波長を持つ光の合焦位置に設置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得してもよい。
この構成によれば、前記第2の波長の光による画像の焦点ボケが最小となることで、前記第2の画像データには空間的な高周波成分が豊富に含まれることになり、当該高周波成分を重畳することで前記第1の画像データを効果的に高解像度化できる。
また、本発明の一つの態様における画像処理装置は、それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部とを備え、前記画像入力部は、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得し、さらに、前記第1の画像データを生成したときの撮影条件である絞り値を表す撮影条件データを取得する撮影条件取得部を備え、前記画像処理部は、前記取得された撮影条件データから前記第1の画像データの補正の要否を判定し、補正が必要と判定した場合のみ前記第1の画像データを補正する
この構成によれば、前記絞り値から前記第1の画像データで表される画像が回折限界を超えていないと判断される場合、前記補正処理を不要と判定することが可能となる。回折限界を超えていない場合に、前記補正処理を行わないことで、処理にかかる時間とエネルギーを抑えることができる。
また、本発明の一つの態様における画像処理装置は、それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部とを備え、前記画像入力部は、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得し、さらに、前記第1の画像データを生成したときの撮影条件である焦点距離を表す撮影条件データを取得する撮影条件取得部を備え、前記画像処理部は、前記取得された撮影条件データから前記第1の画像データの補正の要否を判定し、補正が必要と判定した場合のみ前記第1の画像データを補正する
この構成によれば、前記焦点距離から前記第1の画像データで表される画像が回折限界を超えていないと判断される場合、前記補正処理を不要と判定することが可能となる。回折限界を超えていない場合に、前記補正処理を行わないことで、処理にかかる時間とエネルギーを抑えることができる。
また、本発明の一つの態様における画像処理装置は、それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部とを備え、前記画像入力部は、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得し、さらに、前記第1の画像データを生成したときの撮影条件である受光素子の設置面の位置を表す撮影条件データを取得する撮影条件取得部を備え、前記画像処理部は、前記取得された撮影条件データによって表される前記受光素子の設置面の前記第1の波長の波長を持つ光の合焦位置からのずれ量に応じて、前記第1の画像データに対して焦点ボケの除去処理を行
この構成によれば、前記受光素子の設置面の位置に応じて、前記設置面の前記第1の波長の波長を持つ光の合焦位置からのずれ量に応じた焦点ボケの除去処理が前記第1の画像データに対して行われる結果、回折ボケの補正のみを行う場合に比べて、前記第1の画像データをさらに高品質に補正することが可能となる。
また、本発明の一つの態様における画像処理装置は、赤色光による被写体の画像を表す赤画像データ、緑色光による前記被写体の画像を表す緑画像データ、および青色光による前記被写体の画像を表す青画像データを取得する画像入力部と、前記青画像データに含まれる空間的な高周波成分を前記赤画像データおよび前記緑画像データのうち少なくともいずれか一方に重畳することにより、前記赤画像データおよび緑画像データのうち少なくとも前記一方を補正する画像処理部とを備え、前記画像入力部は、前記赤色光または緑色光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記青画像データとして取得する
この構成によれば、青色光の画像データの高周波成分を用いて赤色光または緑色光の画像データを高品質に補正することが可能となる。
また、本発明の一つの態様における画像処理装置は、それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、前記画像データのうち、最も短い波長を持つ光による画像データに含まれる空間的な高周波成分を、他の波長の光による画像データに重畳することにより、前記他の波長の光による画像データを補正する画像処理部とを備え、前記画像入力部は、前記他の波長の光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記最も短い波長の光の画像データとして取得する
この構成によれば、最も短い波長の画像データの高周波成分を用いて他の光の画像データを高品質に補正することが可能となる。
また、本発明の一つの態様における画像処理装置は、それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、前記複数の画像データのうち、それ以上収束しない領域の最小の大きさが最も小さい波長の光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を、他の波長の光による第1の画像データに重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部とを備え、前記画像入力部は、前記他の波長の光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得する。
この構成によれば、それ以上収束しない領域の最小の大きさが最も小さい波長の画像データの高周波成分を用いて他の光の画像データを高品質に補正することが可能となる。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施の形態に係る画像生成システムについて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像生成システム100のハードウェア構成を示すブロック図である。
画像生成システム100は、撮像装置10と、画像記憶装置20と、画像処理装置30と、表示装置40とから構成される。
撮像装置10は、同一の視点、または被写体に対して視差が無視できる程度に近接した視点から被写体を撮影することにより、第1の波長を持つ光による前記被写体の画像である長波長光画像を表す第1の画像データと、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による前記被写体の画像である短波長光画像を表す第2の画像データとを生成するカメラである。
撮像装置10には、前記第1の画像データを生成するための、前記第1の波長を持つ光に対する複数の受光素子、および前記第2の画像データを生成するための、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさ(最小錯乱円の大きさとして知られている)よりも狭い間隔で配置された、前記第2の波長を持つ光に対する複数の受光素子が設けられる。
以下の例では、撮像装置10を、被写体を同一視点から撮影することで、赤色光、緑色光、および青色光による前記被写体の画像をそれぞれ表す、赤画像データ、緑画像データ、および青画像データを生成するカラーカメラであるとして説明する。
この場合、赤色光による画像および緑色光による画像が前記長波長光画像に対応し、赤画像データおよび緑画像データが前記第1の画像データに対応する。また、波長が最も短い青色光による画像が前記短波長光画像に対応し、青画像データが前記第2の画像データに対応する。
被写体またはカメラが移動する場合には、各色の画像データを同時に生成することが望ましく、静止被写体を静止カメラで撮影する場合には、時間を変えて各色の画像データを順次生成してもよい。
画像記憶装置20は、撮像装置10で生成された各色に対応する画像データ(赤画像データ、緑画像データ、青画像データ)を一時的に記憶するメモリである。
画像処理装置30は、画像記憶装置20に記憶された各色に対応する画像データ(赤画像データ、緑画像データ、青画像データ)を読み出し、読み出した複数の画像データから、赤画像データおよび緑画像データに対して空間解像度を高める補正を行う装置である。
表示装置40は、青画像データ、ならびに、画像処理装置30で補正された赤画像データおよび緑画像データによって表されるカラー画像を表示する表示装置である。
なお、この構成において、画像処理装置30が本発明の画像処理装置の一例である。画像処理装置30は、専用回路等のハードウェアによって実現してもよいし、汎用の計算機における画像処理プログラム等のソフトウェアによって実現してもよい。
図2は、図1に示される画像生成システム100における画像処理装置30の内部構成を示す機能ブロック図である。画像処理装置30は、画像入力部101と、撮影条件取得部102と、画像処理部103と、画像出力部104とを備える。
画像入力部101は、波長が異なる複数の光にそれぞれ対応する画像データを受け付けるインターフェースである。画像入力部101は、赤画像データ、緑画像データ、および青画像データのそれぞれの画像データを取得する、赤画像入力部101a、緑画像入力部101b、および青画像入力部101cを有する。
赤画像入力部101a、緑画像入力部101b、青画像入力部101cにそれぞれ入力される画像データは、撮像装置10によって、同一の被写体を同一の視点または視差が無視できる程度に近接した視点から撮影することにより得られる。青画像データは、撮像装置10において、赤色光および緑色光のいずれの最小錯乱円の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成される。
図3は、撮像装置10において青(B)、緑(G)、赤(R)の各色で被写体を撮影するそれぞれの撮像素子について、各色同一の縮尺で、画素配置の一例および赤色光の最小錯乱円の大きさを模式的に示した図である。図3において、破線の円160〜円162は赤色光の最小錯乱円の大きさを表す。また、縦横に区切られた各区画が1つの画素領域を表し、各画素領域には、青色光、緑色光、または赤色光に対する1つの受光素子が含まれる。
図3に示されるように、赤に対する画素間隔(赤色光に対する受光素子の配置間隔)は赤色光の最小錯乱円の大きさに対応しているが、緑および青に対応する画素間隔(緑色光または青色光に対する受光素子の配置間隔)は赤色光の最小錯乱円の大きさよりも小さい。
撮像装置10の詳細な構成、および撮像素子における画素配置の他の例について、後で詳しく説明する。
再び図2において、撮影条件取得部102は、画像入力部101で取得された画像データを生成したときの撮像装置10における光学系の撮影条件として、絞り、焦点距離、画素間隔を表す撮影条件データを取得する。
画像処理部103は、画像入力部101で取得された各色の画像データから、青画像データに含まれる空間的な高周波成分を用いて赤画像データおよび緑画像データを高解像度化のために補正する処理部であり、制御部103aと、補正部103bと、抽出部103cとを有する。
制御部103aは、撮影条件取得部102で取得された撮影条件データによって表される光学系の絞り、焦点距離、画素間隔に基づいて、赤画像データおよび緑画像データのそれぞれに対する補正の要否を判定し、どの波長の色による画像データを補正するかを決定する。
抽出部103cは、青画像データから、制御部103aが決定した画像データに重畳されるべき高周波成分を抽出する。
補正部103bは、制御部103aによる判定に応じて、赤画像データおよび緑画像データのいずれか一方または両方に対して、抽出部103cにて青画像データから抽出された高周波成分を重畳する。
画像出力部104は、画像処理部103で処理された各色の画像データを合成したカラー画像データを出力する。
次に、上述したように構成された画像処理装置30が実行する処理について説明する。
図4は、画像処理装置30が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS401では、画像入力部101における赤画像入力部101a、緑画像入力部101b、および青画像入力部101cがそれぞれ、赤画像データ、緑画像データ、および青画像データを取得する。
ここで、画像入力部101で取得される画像データを生成する撮像装置10の構成、および受光素子の配置について、詳しく説明する。
図5(a)〜図5(c)はそれぞれ、撮像装置10における各色の撮像素子における画素配置の例を、図3と同様の表記法により示した図である。
図5(a)は、各色の画素間隔が等しい例を示す。この場合、青画像に対して、緑画像と赤画像の画素密度は過剰になるが、全ての色に対する画素配置を共通化できるという利点がある。また、余分に画素が含まれることで、画素欠陥に対する補間処理が容易になるという利点もある。
図5(b)は、各色の画素間隔を、対応する色の波長が長いほど広く取った例を示す。この場合、大きな回折ボケが生じる色ほど画素間隔が広く取られるため、必要十分な解像度を得るために、効率の良い画素配置となる。このとき、図5(a)の配置と比較して、画素値の読み取り速度を抑えることが可能になると同時に、緑画像、赤画像では画素サイズが大きくなるために、集光性能が向上し、S/N比が向上する利点もある。
また、図5(c)は、緑と赤の画素間隔を、図5(b)と比べてさらに大きくした例を示す。この場合、図5(b)の場合と比べて画素値の読み取り速度をさらに抑え、撮像時のS/N比を向上させることが可能になる。
図6(a)〜図6(c)は、撮像装置10の構成の一例を示す図である。
図6(a)は、ダイクロイックプリズムを用いた多素子方式による撮像装置の構成の一例、図6(b)は、単一素子多層方式による撮像装置の構成の一例を示しており、それぞれの構成において、青画像用の撮像素子B、緑画像用の撮像素子G、赤画像用の撮像素子Rが示されている。
図6(c)は、単一素子単層方式による撮像装置の構成の一例を示している。
図7は、単一素子単層方式による撮像装置に用いられる撮像素子の画素配置の例を示す図である。1つの撮像素子の各画素には、画素ごとに青(B)、緑(G)、赤(R)のうちの所定の1色のカラーフィルタが設置される。
図7の撮像素子おいて、最も波長が短い青色に関する画素は、他の色に関する画素と比べて、高い密度で配置される。これにより、回折の影響の少ない青画像を高解像度で得ることが可能となる。
また、図7の撮像素子を用いる場合には、一般的に高周波成分の折り返し防止で用いられる前置光学ローパスフィルタを、青色光に対してのみ有効にしておくことが望ましい。
あるいは、回折ボケ自体をローパスフィルタの代わりに利用することで、ローパスフィルタを除いた構成でもよい。この場合、撮像素子の構造を簡素化できる利点がある。これにより、青よりも長い波長の光に対応するローパスフィルタを設置することで、青画像に含まれる空間的な高周波成分が低下することを避ける。
上記のように構成された撮像装置10で被写体を撮影することで、同一視点で撮影された被写体に関し、回折ボケ特性の異なる各色の画像データを得る。
ステップS402では、撮影条件取得部102で取得された撮影条件データによって表される光学系の絞り、焦点距離に基づいて、各波長光のボケ特性を決定する。
円形の開口部を持った光学系の場合、例えば、点光源に対する像において回折により生じる最小の暗環の直径を回折ボケの大きさDとして用いることができる。その場合の回折ボケの大きさDは、絞り(開口部の直径)d、焦点距離f、および光の波長λとして、D=2.44λ・f/dとなる。
また、開口部の形状が円形以外の場合においても、円形の場合と同様のスケールで、開口部の形状のパワースペクトル分布形状を伴ったボケが生じる。
図8は、回折ボケによる光強度分布の一例を示すグラフである。図8に示されるグラフ1001は、開口が円形の場合に、点光源に対する像の光強度分布を示している。縦軸は像の光強度(明るさ)で最大値を1.0になるように表現している。横軸は像の中心位置からの距離を表す。グラフ1001に示されるように、像は中心位置で最も明るく、明暗の同心円環が生じる。
回折ボケの大きさDには、前述したように、点光源に対する像の光強度が理論上0になる最小の暗環の直径(図8のD0)が用いられる。また、回折ボケの大きさDとして、像の光強度が最大値の一定割合(1/2=0.5や1/3など)になる直径(図8のD1)など、実質的に回折ボケの影響が及ぶ範囲を定めて用いても良い。このように、絞り、焦点距離から、各色の画像における回折ボケの特性(回折ボケの形状と大きさ)を決定する。
次に、ステップS403では、ステップS402で決定した各色の回折ボケ特性と、各色の撮像素子の間隔に基づき、どの色の画像データを高解像度化の処理対象とするかを決定する。
ここで、長波長光(色A)に対する回折ボケの大きさ(例えば直径)が、短波長光(色B)の撮像素子における画素間隔よりも大きい場合、色Aの画像データを高解像度化の処理対象とする。
例えば、赤色光および緑色光のいずれの回折ボケの大きさよりも青色光の撮像素子における画素間隔が狭い場合、青画像データの高周波成分を赤画像データと緑画像データとに重畳する。緑色光の回折ボケの大きさよりも青色光の撮像素子における画素間隔が広い場合には、青画像データの高周波成分を赤画像データのみに重畳する。
ステップS404では、ステップS403での決定に従って、短波長光の画像データの高周波成分を長波長光の画像データに重畳する。例えば、赤画像と緑画像の回折ボケの大きさが、青色光の撮像素子における受光素子の配置間隔を超えている場合、青画像の高周波成分を赤画像に重畳して新たな赤画像および緑画像を生成する。
高周波成分の重畳方法としては、赤画像データfrと緑画像データfgと青画像データfbとをフーリエ変換して周波数空間に展開し、それぞれFr、Fg、Fbとし、赤色光の回折ボケから決定される周波数の上限ωthを超える青画像データFb(ω)の周波数成分Fb(ω)[ω>ωth]を赤画像データFr(ω)に加算して補正された赤画像データFr’(ω)を生成する。補正された赤画像データFr’(ω)を逆フーリエ変換することで、青画像データfgの高周波成分を重畳した補正された赤画像データfrを得る。
緑画像データfgについても同様の処理を行い、補正された緑画像データfg’を得る。
上記例では、周波数空間への展開をフーリエ変換で説明したが、離散コサイン変換やウェーブレット変換など、画像を周波数空間へ変換する他の変換および対となる逆変換とを用いてもよい。
図9(a)〜図9(c)を用いてステップS404の高解像度化のための補正処理を説明する。図9(a)は正解の画像の例、図9(b)は補正前の画像の例、図9(c)は補正後の画像の例を、青(B)画像、緑(G)画像、および赤(R)画像のそれぞれについて示している。図9(a)〜図9(c)の各画像を構成する小矩形は、画素の大きさと位置の関係を表わしており、矩形の模様の違いは画素値の違いを表現している。
図9(a)は、どの色も回折限界を超えない条件で被写体を撮影できた場合の画像を示している。図9(a)では青画像、緑画像、赤画像のそれぞれが縦横4画素の16画素を持ち、1列間隔の縦縞が表現されている。
図9(b)は、図9(a)の被写体を回折ボケの大きさに合わせた画素サイズと画素間隔で撮影した例を示している。このような画像は、例えば図5(b)に示すように受光素子を配置した撮像素子で被写体を撮影することにより得られる。ここで、青画像は回折ボケが小さいため画素間隔は図9(a)と同じであるが、緑画像と赤画像は回折ボケが青画像よりも大きいため、画素のサイズと画素間隔が大きくなっている。回折ボケのため、図9(b)の緑画像と赤画像は図9(a)の緑画像と赤画像をそれぞれ空間的にぼかした画像しか撮影することができない。
ステップS404では、図9(b)の赤画像や緑画像のようにボケた画像には含まれない高周波成分(1列間隔の縦縞の周波数成分)を青画像から抽出する。抽出した高周波成分を、実際に撮影で得た図9(b)の赤画像や緑画像に重畳する。高周波成分の重畳において、高解像度化前の画素数が高解像度化後に必要な画素数に満たない場合(図9(b)の緑画像、赤画像)、高周波成分の重畳に合わせて、補間により必要な画素数の画像に変換する。
重畳した結果の画像の例を図9(c)に示す。図9(c)の緑画像と赤画像は、それぞれ図9(b)の緑画像と赤画像を補間処理で縦横4画素の16画像に変換し、高周波成分を重畳した結果である。青画像の高周波成分が重畳された結果、1列間隔の縦縞の周波数成分が再現されている。
次に、ステップS405では、青画像、ならびに補正された赤画像および緑画像で表されるRGBカラー画像を出力する。
比較の為に、図9(a)の赤画像、緑画像、青画像で表されるカラー画像を図10(a)に示す。カラー画像においても1列間隔の縦縞が現れている。
図10(b)には、図9(b)の赤画像、緑画像、青画像から合成されたカラー画像を示す。ここで、図10(b)のようなカラー画像の合成において、元になる赤画像、緑画像、青画像の画素数が合成されるべきカラー画像の画素数よりも小さい場合、補間処理により画素数を合わせた画像を生成した上でカラー合成を行う。図10(b)では空間解像度が低い緑画像と赤画像が合成されるため、単独の青画像に比べてボケた画像になっている。
さらに、図9(a)のように本来RGB共通で白色(画素値が0)である画素位置(列8a01〜列8a06)についても、緑画像と赤画像が組み合わさることで、本来存在しない色(偽色)が生じてしまう(列9b01、列9b02)。
図10(c)には、図9(c)の赤画像、緑画像、青画像を用いてカラー画像を合成した結果を示す。図10(a)の白色(画素値が0)の画素(列9a01、列9a02)は、図10(c)では再現されている(列9c01、列9c02)。
なお、上記例では、青画像の高周波成分を緑画像と赤画像に重畳したが、緑画像か赤画像のどちらか一方にのみ重畳するだけでも本願発明の効果は得られる。また、緑画像の高周波成分を赤画像に重畳することでも本願発明の効果は得られる。
このように、上記構成では、赤色光や緑色光の回折ボケの大きさよりも狭い間隔で配置された受光素子で生成した青画像データを用いて、赤画像データと緑画像データとを高解像度化のために補正することで、本来は回折限界によって得られない高解像度のカラー画像を得ることが可能になる。
以上の例では、赤画像、緑画像、青画像で被写体のカラー画像を表す場合を説明した。赤色光、緑色光、青色光を用いた場合、既存の原色系カラー撮像素子を用いて本願発明を構成することが可能となる利点がある。
また、原色系の色表現の場合と同様に、補色系の色表現を用いることもできる。
シアン(赤の補色)、マゼンタ(緑の補色)、イエロー(青の補色)の補色系を用いる場合、それぞれの補色の光の波長の回折ボケの大きさに基づいて、上記と同様の処理を行う。
すなわち、赤色光や緑色光の回折ボケの大きさよりも狭い間隔でイエロー(青の補色)の画素を配置して得た画像から高周波成分を抽出する。そして、抽出した高周波成分をシアン画像またはマゼンタ画像に重畳し、補正されたシアン画像またはマゼンタ画像を得る。この場合、画素の配置は、図5(a)〜図5(c)、図7においてB、G、Rをそれぞれイエロー、マゼンタ、シアンに置き換えたものになる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像生成システムについて詳細に説明する。
第2の実施の形態における画像処理装置では、可視光により被写体を撮影するとともに、可視光の回折ボケの大きさよりも狭い画素密度で波長が最も短い紫外光により前記被写体を撮影し、紫外画像の高周波成分を可視画像に重畳する。
図11は、第2の実施の形態における、画像処理装置31の内部構成を示す機能ブロック図である。画像処理装置31では、第1の実施の形態の画像処理装置30(図2を参照)と比べて、紫外画像入力部101dが追加された画像入力部111が用いられる。紫外画像入力部101dは、紫外光による被写体の画像を表す紫外画像データを取得する。
図12に、撮影に用いる画素の配置の例を示す。図12においてR、G、B、UVは、それぞれ赤色光、緑色光、青色光、紫外光による撮影に用いられる撮像素子における画素配置を示している。観賞用の画像には必要としない紫外光の画像の撮影は、例えば図13のように予めダイクロイックミラーやダイクロイックプリズムで分離して撮影し、第1の実施の形態において青画像データから高周波成分を抽出したのと同様に紫外画像データから高周波成分を抽出し、抽出した高周波成分を赤画像データ、緑画像データ、青画像データにそれぞれ重畳してもよい。
図14は、第2の実施の形態において、画像処理装置31が実行する処理の一例を示すフローチャートである。ステップS1801〜ステップS1805の処理は、第1の実施の形態のステップS401〜ステップS405と大まかには同様であるが、ステップS1801で、画像入力部111が紫外画像データと可視画像データとを入力し、ステップS1804において紫外画像の高周波成分を可視画像に重畳する点が異なる。
また、可視画像はカラー画像ではなくモノクロ画像であっても、高解像度化することができ、本願発明の効果を得ることができる。
本構成では、可視画像の光量を必ずしも減らすことなく撮影した紫外画像から高周波成分を得ることで、可視画像(モノクロ、カラー)を可視光の回折限界を超えて高解像度化した画像を得ることが可能となる。
また、可視光以外の波長光を用いる例としては、赤外光による撮影と可視光による撮影とを同時に行い、赤外画像に対して可視画像の高周波成分を重畳して補正された赤外画像を生成してもよい。可視画像の高周波成分を赤外画像に重畳することで、回折ボケの大きさが可視光よりも大きく、高精細の画像を撮影しにくい赤外光による高解像度画像を得ることが可能となる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る画像生成システムについて詳細に説明する。
第1の実施の形態および第2の実施の形態の画像処理装置では、異なる複数の波長光による画像が全て同時に合焦している場合に、より高い解像度の画像が得られる。第3の実施の形態では、光学系に色収差が含まれる場合に好適な処理を行う画像処理装置について説明する。
図15は、第3の実施の形態における画像処理装置32の内部構成を示す機能ブロック図である。画像処理装置32では、第1の実施の形態の画像処理装置30(図2を参照)の撮影条件取得部102に代えて、撮影条件取得部112が用いられる。撮影条件取得部112は、画像入力部101で取得された画像データを生成したときの撮影条件として、光学系の絞り、焦点距離、画素間隔に加えて、色収差特性、撮像面の位置を取得する。
色収差とは、光の屈折率が波長に応じて異なるために、波長が異なる光の集光位置がずれる光学系の特性を意味している。図16(a)、図16(b)に色収差の例を示す。
図16(a)において左方からの光はレンズ301で屈折し、絞り302を通した後、集光される。ここで、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)は屈折率が異なるため、それぞれ位置305、304、303に集光する。図16(a)において、赤色光、緑色光、青色光の経路を、それぞれ破線、点線、実線で示している。
図16(a)では、位置303、304、305での各色光の集光状態を、模式的に同心円の大きさで示している。特定の波長の光が最も集光している位置では、他の波長の光は必ずしも集光度が最大とはならない。
図16(b)は複数のレンズを組み合わせた光学系306の例を示す。絞り307を通じた光の集光位置は、図16(a)とは異なるものの、波長によって集光位置は異なっている。図16(b)では、位置308、309、310での各色光の集光状態を模式的に同心円で示している。図16ではレンズ左方水平方向からの光線の例のみを示しているが、水平とは異なる向きからの光線の集光特性も同様に波長や向きによって異なってくる。色収差特性はこれらの集光特性を示し、レンズ系に依存して決まる。
このように、色収差が発生する光学系で画像を得る場合、高周波成分を取得する波長光画像に最も合焦するように被写体を撮影して得た画像を用いることが望ましい。すなわち、図16(a)では位置303、図16(b)では位置310において得た青画像を用いる。撮像面の位置をこのように設定することで、高周波成分を豊富に含んだ短波長光画像を取得することができ、焦点ボケの発生している他の波長光画像の高解像度化を効果的に行うことが可能となる。
また、焦点ボケが生じている画像については、図16(a)、図16(b)のように焦点ボケの大きさが既知の場合、予め、焦点ボケを除く処理を行った画像を生成し、その画像に対して上記の高解像度化のための補正処理を行えば、より解像度の高い画像が得られる。
図16(a)の場合、位置303で撮影すると赤画像と緑画像については色収差による焦点ボケが生じる。焦点ボケは、合焦位置から撮像面のずれに比例した大きさで、開口部の形状を伴ったボケとなる。最終的なボケ特性は、回折ボケが焦点ボケや収差によるボケに畳み込まれた特性となる。
図17は、第3の実施の形態において、画像処理装置32が実行する処理の一例を示すフローチャートである。ステップS2001〜ステップS2005の処理は、第1の実施の形態のステップS401〜ステップS405の処理と大まかには同様であるが、ステップS2002において撮像系に対応付けられた上記色収差特性と撮像面の位置を、撮影条件取得部102が取得することで、各色の画像における焦点ボケの特性(ボケの形状と大きさ)を決定し、焦点ボケを除去するための画像復元処理を行う点が異なる。
“A new sense for depth of field”, IEEE Transaction on Pattern Analysis and Machine Intelligence, vol.9, no.4, pp.523−531, 1987(非特許文献1)に記載されているように、焦点ボケの半径をr(焦点ボケ特性)、fを焦点距離、zを光学系から被写体までの距離、dを開口部の直径(絞り)、vを光学系と撮像面との距離(撮像面の位置)、αを撮像素子に依存する定数とおくと(式1)の関係が満たされる。ここで、色収差特性とは、焦点距離fが波長毎に異なる特性に相当する。
Figure 0004427097
(式1)に基づき、青画像で合焦している場合に、r=0となる被写体までの距離zが定まり、焦点距離fの異なる他の波長についての焦点ボケの半径rを上記関係式から求めることができる。このようにして、レンズの色収差特性から、赤画像と緑画像の焦点ボケの大きさを決定する。
焦点ボケの形状が既知であるとして、ステップS2002において、ボケ関数の形状に基づいたウィナーフィルタや射影フィルタなどの画像復元手法により、焦点ボケを除いた赤画像と緑画像を生成する。
これらの焦点ボケを除いた赤画像と緑画像に対して、ステップS2003で高解像度化の処理対象画像を決定し、ステップS2004で高周波成分を重畳する。
以上のような構成では、色収差を含む光学系においても、波長の最も短い、もしくはそれ以上収束しない領域の最小の大きさが最も小さい青画像(短波長光画像)の高周波成分を用いて他の波長成分の画像を効果的に高解像度化することができる。
なお、短波長光による高解像度の画像に対して合焦するように焦点を調整して、撮像することが望ましいが、全ての波長光画像に対して焦点ボケが生じている場合、焦点ボケと回折ボケとを合わせたボケ特性について、回折ボケ単独の場合と同様の処理を用いても、本発明の効果は得られる。
また、光学系の色収差によって、それ以上収束しない領域の最小の大きさが最も小さい波長の大小関係が、実際の波長の大小関係と異なる場合がある。このような場合には、それ以上収束しない領域の最小の大きさが最も小さい波長の高周波成分を用いて他の波長成分の画像を高解像度化することで本発明の効果が得られる。
更に、焦点ボケについては、焦点位置(光学系と撮像面との距離)を撮影条件取得部112が取得しておくことで、(式1)の関係式を用いることで、予め対象としている距離の被写体に対する、焦点ボケの大きさが推定できる。これを色収差のボケ復元と同様にウィナーフィルタや射影フィルタなどの画像復元手法により、焦点ボケを除く。次に、残った波長ごとに大きさの異なる回折ボケについては、上述のステップS2002〜ステップS2005の処理によって高解像度化することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る画像生成システムについて詳細に説明する。
第1の実施の形態〜第3の実施の形態の画像処理装置では、周波数空間への変換を用いて、短波長光画像に含まれる高周波成分を抽出し、回折ボケを含む波長光の画像へ重畳していたが、第4の実施の形態の画像処理装置では、高周波成分の抽出と重畳を同時に行う。
図18は、第4の実施の形態における、画像処理装置33の内部構成を示す機能ブロック図である。
画像処理装置33は、第3の実施の形態における画像処理装置32(図15)の画像処理部103を、画像処理部113に置き換えて構成される。
画像処理部113において、制御部113aは、撮影条件取得部112から得た光学系の絞り、焦点距離、撮像面の位置、色収差特性、画素間隔に基づいて、補正処理の対象となる波長光画像を決定する。
評価関数設定部113bは、各色の画像の組み合わせで得られる目的画像の色の空間的な連続性(画素値の連続性や画素値の変化の連続性を含む)がより良く維持されている程度を数値で表す評価関数を設定する。
画像統合処理部113cは、設定された評価関数に従って、色の空間的な連続性がより良く維持された目的画像が得られるように、各色の画像を補正する。
目的画像における色の空間的な連続性を維持するように各色の画像を補正することで、各色の空間的な変化が相似となる結果、短波長光画像の高周波成分が長波長光画像に重畳される。同時に、色の連続性を維持するように短波長光画像も処理することで、偽色の発生(色境界などで本来存在しない色が局所的に生成される事象)を抑える。
図19は、第4の実施の形態において、画像処理装置33が実行する処理の一例を示すフローチャートである。ステップS2201〜ステップS2203、ステップS2205の処理は、第3の実施の形態のステップS2001〜ステップS2003、ステップS2005の処理と同等であるが、ステップS2204では、各色の画像の組み合わせで得られる目的画像の色の空間的な連続性(画素値の連続性や画素値の変化の連続性を含む)を維持するように、長波長光画像と短波長光画像とを処理する。
目的画像の色の空間的な連続性を維持する処理の例を説明する。
評価関数設定部113bで、目的画像gにおける各色の画像の空間的変化パタンが近い(青画像の空間的変化と赤画像および緑画像の空間的変化とが相似している)ほど値が小さくなる評価関数Jを設定し、画像統合処理部113cで、Jを最小化する目的画像gを求める。Jの一例を(式2)に示す。
Figure 0004427097
Jは、生成したい高解像度カラー画像gを構成する赤、緑、および青の各色の画像(画像ベクトルとしてRH、GH、BHと表記)の関数として定義される。HR、HGは、それぞれ目的画像gの各色画像RH、GHから、各色の入力画像RL、GL(ベクトル表記)への低解像度化変換を表す。HR、HGは、例えば、それぞれ(式3)、(式4)のような低解像度化の変換である。
Figure 0004427097
Figure 0004427097
入力画像の画素値は、目的画像の対応する位置を中心とした、局所領域の画素値の重み付け和となっている。
(式3)、(式4)において、RH(x,y)、GH(x,y)は、それぞれ目的画像gの画素位置(x,y)における赤(R)の画素値、緑(G)の画素値を示す。
L(xRL,yRL)、GL(xGL,yGL)は、それぞれ赤入力画像の画素位置(xRL,yRL)の画素値、緑入力画像の画素位置(xGL,yGL)の画素値を示している。
x(xRL)、y(yRL)、x(xGL)、y(yGL)はそれぞれ、入力画像の赤画像の画素位置(xRL,yRL)に対応する目的画像の画素位置のx、y座標と、入力画像の緑画像の画素位置(xRL,yRL)に対応する目的画像の画素位置のx、y座標とを表している。
また、wRとwGは、赤画像と緑画像の入力画像の画素値に対する目的画像の画素値の重み関数をそれぞれ示している。(x’,y’)∈CはwRとwGとが定義される局所領域の範囲を示している。
低解像度化画像(青画像の場合は同じ解像度の画像)および入力画像の対応画素位置における画素値の差の2乗和を評価関数の評価条件として設定する((式2)の第1項、第2項、および第3項)。つまり、これらの評価条件は、低解像度化画像に含まれる各画素値を要素とするベクトルと、入力画像に含まれる各画素値を要素とするベクトルとの差分ベクトルの大きさを表す値により設定される。
(式2)の第4項のQsは、画素値の空間的な滑らかさを評価する評価条件である。
sの例であるQs1およびQs2を(式5)および(式6)に示す。
Figure 0004427097
(式5)においてθH(x,y)、ψH(x,y)、rH(x,y)は、目的画像の画素位置(x,y)における赤、緑、青のそれぞれの画素値で表される3次元直交色空間(いわゆるRGB色空間)内の位置を、RGB色空間に対応する球面座標系(θ、ψ、r)で表現した場合の座標値であり、θH(x,y)とψH(x,y)は2種類の偏角、rH(x,y)は動径を表す。
図20に、RGB色空間と球面座標系(θ、ψ、r)との対応例を示す。図20では、一例として、θ=0の方向をRGB色空間のR軸の正方向とし、ψ=0の方向をRGB色空間のG軸の正方向としているが、偏角の基準方向は図20に示す方向に限定されることなく、他の方向であってもよい。このような対応に従って、画素ごとに、RGB色空間の座標値である赤、緑、青のそれぞれの画素値を、球面座標系(θ、ψ、r)の座標値に変換する。
目的画像の各画素の画素値をRGB色空間内の3次元ベクトルとして考えた場合に、3次元ベクトルをRGB色空間に対応付けられる球面座標系(θ、ψ、r)で表現することにより、画素の明るさ(信号強度、輝度も同義である)としてのベクトルの大きさを表すr軸の座標値、ならびに画素の色彩(色相、色差、彩度などを含む)としてのベクトルの向きを表すθ軸およびψ軸の座標値を、個別に取り扱うことができる。
(式5)は、目的画像の球面座標系で表現された画素値の、xy空間方向の2階差分値の2乗和を定義している。(式5)は、目的画像内で空間的に隣り合う画素における球面座標系で表現された画素値の変化が一様である(つまり画素の色が連続している)ほど、値が小さくなる条件Qs1を定義している。
条件Qs1の値が小さくあるべきということは、目的画像内の空間的に隣り合う画素の色が連続すべきということを表している。
画像中において画素の明るさの変化と画素の色彩の変化とは物理的に異なる事象から生じ得るため、(式5)に示すように、画素の明るさの連続性(r軸の座標値の変化の一様性)に関する条件((式5)の大括弧内の第3項)と、画素の色彩の連続性(θ軸およびψ軸の座標値の変化の一様性)に関する条件((式5)の大括弧内の第1項および第2項)とを個別に設定することで、望ましい画質が得やすくなる。
λθ(x,y)、λψ(x,y)、λr(x,y)はそれぞれ、θ軸、ψ軸、r軸の座標値を用いて設定される条件に対して、目的画像の画素位置(x,y)において適用される重みであり、予め定めておく。簡単には、λθ(x,y)=λψ、(x,y)=1.0、λr(x,y)=0.01のように画素位置やフレームに依らずに設定してもよい。
また、好ましくは、画像中の画素値の不連続性などが予測できる位置において、この重みを小さく設定してもよい。画素値が不連続であることは、入力画像のフレーム画像内の隣り合う画素における画素値の差分値や2階差分値の絶対値が一定値以上であることにより判断してもよい。
また、画素の色彩の連続性に関する条件に適用する重みを、画素の明るさの連続性に関する条件に適用する重みよりも大きくしておくことが望ましい。これは、被写体表面の凹凸や動きによる被写体表面の向き(法線の向き)の変化によって、画像中の画素の明るさが色彩に比べて変化しやすい(変化の一様性に乏しい)ことによる。
なお、(式5)では、目的画像の球面座標系で表現された画素値の、xy空間方向の2階差分値の2乗和を条件Qs1として設定したが、2階差分値の絶対値和、または1階差分値の2乗和もしくは絶対値和を条件として設定してもよい。
上記説明ではRGB色空間に対応付けられる球面座標系(θ、ψ、r)を用いて色空間条件を設定したが、用いる座標系は球面座標系に限るものではなく、画素の明るさと色彩とを分離しやすい座標軸を有する新たな直交座標系において条件を設定することで、前述と同様の効果が得られる。
新たな直交座標系の座標軸は、例えば、入力動画像または基準となる他の動画像に含まれる画素値のRGB色空間内での頻度分布を主成分分析することで固有ベクトルの方向を求め、求めた固有ベクトルの方向に設ける(固有ベクトル軸とする)ことができる。
Figure 0004427097
(式6)において、C1(x,y)、C2(x,y)、C3(x,y)は、目的画像の画素位置(x,y)における赤、緑、青のそれぞれの画素値であるRGB色空間の座標値を、新たな直交座標系の座標軸C1、C2、C3の座標値に変換する回転変換である。
(式6)は、目的画像の新たな直交座標系で表現された画素値の、xy空間方向の2階差分値の2乗和を定義している。(式6)は、目的画像の各フレーム画像内で空間的に隣り合う画素における新たな直交座標系で表現された画素値の変化が一様である(つまり画素値が連続している)ほど、値が小さくなる条件Qs2を定義している。
条件Qs2の値が小さくあるべきことは、目的画像内の空間的に隣り合う画素の色が連続すべきことを表している。
λC1(x,y)、λC2(x,y)、λC3(x,y)はそれぞれ、C1軸、C2軸、C3軸の座標値を用いて設定される条件に対して、目的画像の画素位置(x,y)において適用される重みであり、予め定めておく。
1軸、C2軸、C3軸が固有ベクトル軸である場合、各固有ベクトル軸に沿ってλC1(x,y)、λC2(x,y)、λC3(x,y)の値を個別に設定することで、固有ベクトル軸によって異なる分散の値に応じて好適なλの値を設定できるという利点がある。すなわち、非主成分の方向には分散が小さく、2階差分の2乗和が小さくなることが期待できるため、λの値を大きくする。逆に、主成分の方向にはλの値を相対的に小さくする。
以上、2種類の条件Qs1、Qs2の例を説明した。条件Qsとしては、Qs1、Qs2いずれを用いることもできる。
例えば、(式5)に示される条件Qs1を用いた場合、球面座標系(θ、ψ、r)を導入することにより色情報を表すθ軸およびψ軸の座標値、ならびに信号強度を表すr軸の座標値のそれぞれの座標値を個別に用いて条件を設定し、かつ条件の設定に際して色情報と信号強度とにそれぞれ好適な重みパラメータλを付与できるので、高画質の画像の生成が容易になるという利点がある。
(式6)に示される条件Qs2を用いた場合、RGB色空間の座標値から線型(回転)変換によって得られる新たな直交座標系の座標値で条件を設定するため、演算が簡素化できる利点がある。
また、固有ベクトル軸を新たな直交座標系の座標軸C1、C2、C3とすることで、より多くの画素が影響を受ける色の変化を反映した固有ベクトル軸の座標値を用いて条件を設定できるので、単純に赤、緑、青の各色コンポーネントの画素値を用いて条件を設定する場合と比べて、得られる目的画像の画質の向上が期待できる。
なお、評価関数Jは、上記に限定するものではなく、(式2)の項を類似式からなる項と置換し、また異なる条件を表す新たな項を追加してもよい。
次に、画像統合処理部113cで、(式2)のJの値をできるだけ小さく(望ましくは最小に)する目的画像の各画素値を求めることによって、目的画像の各色画像RH、GH、BHを生成する。評価関数Jを最小にする目的画像gは、例えば、Jを目的画像の各色画像RH、GH、BHの各画素値成分で微分した式を全て0とおいた(式7)の方程式を解いて求めてもよく、また最急勾配法などの反復演算型の最適化手法を用いて求めてもよい。
Figure 0004427097
以上のように、高周波成分の抽出と、回折ボケを含む波長光画像への重畳を同時に行う際に、全ての色画像を空間的な色変化の滑らかさを満たすように生成することで、長波長光画像(赤画像、緑画像)のみを修正して短波長光画像(青画像)と組み合わせる場合よりも、カラー画像を構成した場合に発生し得る偽色を抑える効果が得られる。
なお、上述の例では画像生成システム100の動作を説明したが、図21に示すように、図1に示された画像生成システム100から表示装置40を除いて構成されるカメラ300も、本発明に含まれる。さらに、図20に示されたカメラ300に表示装置40を付加して構成される、動画像録画再生機能付きのカメラも、本発明に含まれる。
また、図22に示すように、図1に示された画像生成システム100から撮像装置10を除いて構成されるテレビなどのディスプレイ機器400も、本発明に含まれる。そのようなディスプレイ機器400では、あらかじめ録画してある複数色コンポーネントの動画像を入力動画像として、フレームレートを向上させた目的動画像を生成して表示することが可能になる。
以上、本発明に係る画像処理装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。実施の形態に対して当業者が思いつく変形を施して得られる形態も本発明に含まれる。
本発明の画像処理装置が行う画像生成処理の一部または全部を、専用のハードウェア機器で実行してもよいし、コンピュータ端末装置、無線基地局等に配置される通信機器、およびスタンドアロンの汎用コンピュータなどに内蔵されるCPUが所定のプログラムを実行することによって、本発明の画像生成処理を行うようにしてもよい。
本発明は、回折ボケの生じた波長光を含む多色画像から新たな画像を生成する画像処理装置として、特に、回折ボケを含む色画像と前記回折ボケの大きさよりも狭い間隔で得た短波長色の画像から、回折限界を超える高解像度画像を生成する画像処理装置、そのような装置が組み込まれた映像機器やシステム、映像合成装置、映像編集装置、画像復元装置、画像復元プログラム等として利用できる。
10 撮像装置
20 画像記憶装置
30〜33 画像処理装置
40 表示装置
100 画像生成システム
101、111 画像入力部
101a 赤画像入力部
101b 緑画像入力部
101c 青画像入力部
101d 紫外画像入力部
102、112 撮影条件取得部
103、113 画像処理部
103a 制御部
103b 補正部
103c 抽出部
104 画像出力部
113a 制御部
113b 評価関数設定部
113c 画像統合処理部
300 カメラ
301 レンズ
302、307 絞り
306 光学系
400 ディスプレイ機器

Claims (16)

  1. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、
    前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部と
    を備え、
    前記画像入力部は、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された、紫外光による前記被写体の画像を表す画像データを、前記第2の画像データとして取得する
    画像処理装置。
  2. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、
    前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部と
    を備え、
    前記画像入力部は、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得し、
    さらに、前記第1の画像データを生成したときの撮影条件である絞り値を表す撮影条件データを取得する撮影条件取得部を備え、
    前記画像処理部は、
    前記取得された撮影条件データから前記第1の画像データの補正の要否を判定し、補正が必要と判定した場合のみ前記第1の画像データを補正する
    像処理装置。
  3. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、
    前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部と
    を備え、
    前記画像入力部は、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得し、
    さらに、前記第1の画像データを生成したときの撮影条件である焦点距離を表す撮影条件データを取得する撮影条件取得部を備え、
    前記画像処理部は、
    前記取得された撮影条件データから前記第1の画像データの補正の要否を判定し、補正が必要と判定した場合のみ前記第1の画像データを補正する
    像処理装置。
  4. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、
    前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部と
    を備え、
    前記画像入力部は、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得し、
    さらに、前記第1の画像データを生成したときの撮影条件である受光素子の設置面の位置を表す撮影条件データを取得する撮影条件取得部を備え、
    前記画像処理部は、
    前記取得された撮影条件データによって表される前記受光素子の設置面の前記第1の波長の波長を持つ光の合焦位置からのずれ量に応じて、前記第1の画像データに対して焦点ボケの除去処理を行う
    像処理装置。
  5. 色光による被写体の画像を表す赤画像データ、緑色光による前記被写体の画像を表す緑画像データ、および青色光による前記被写体の画像を表す青画像データを取得する画像入力部と
    記青画像データに含まれる空間的な高周波成分を前記赤画像データおよび前記緑画像データのうち少なくともいずれか一方に重畳することにより、前記赤画像データおよび緑画像データのうち少なくとも前記一方を補正する画像処理部と
    を備え、
    前記画像入力部は、前記赤色光または緑色光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記青画像データとして取得する
    像処理装置。
  6. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、
    記画像データのうち、最も短い波長を持つ光による画像データに含まれる空間的な高周波成分を、他の波長の光による画像データに重畳することにより、前記他の波長の光による画像データを補正する画像処理部と
    を備え、
    前記画像入力部は、前記他の波長の光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記最も短い波長の光の画像データとして取得する
    像処理装置。
  7. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力部と、
    前記複数の画像データのうち、それ以上収束しない領域の最小の大きさが最も小さい波長の光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を、他の波長の光による第1の画像データに重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部と
    を備え、
    前記画像入力部は、前記他の波長の光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得する
    画像処理装置。
  8. 第1の波長を持つ光による被写体の画像を表す第1の画像データを生成する複数の受光素子と、
    前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置され、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光である紫外光による前記被写体の画像を表す第2の画像データを生成する複数の受光素子と、
    前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを取得する画像入力部と、
    前記第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を前記第1の画像データに重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理部と
    を備える撮像装置。
  9. 波長が異なる複数の光のそれぞれにより1つの被写体の画像を表す、前記光と同数の画像データを取得する画像入力ステップと、
    前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理ステップと
    を含み、
    前記画像入力ステップで、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された、紫外光による前記被写体の画像を表す画像データを、前記第2の画像データとして取得する
    画像処理方法。
  10. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力ステップと、
    前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理ステップと
    を含み、
    前記画像入力ステップで、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得し、
    さらに、前記第1の画像データを生成したときの撮影条件である絞り値を表す撮影条件データを取得する撮影条件取得ステップを含み、
    前記画像処理ステップで、
    前記取得された撮影条件データから前記第1の画像データの補正の要否を判定し、補正が必要と判定した場合のみ前記第1の画像データを補正する
    画像処理方法。
  11. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力ステップと、
    前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理ステップと
    を含み、
    前記画像入力ステップで、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得し、
    さらに、前記第1の画像データを生成したときの撮影条件である焦点距離を表す撮影条件データを取得する撮影条件取得ステップを含み、
    前記画像処理ステップで、
    前記取得された撮影条件データから前記第1の画像データの補正の要否を判定し、補正が必要と判定した場合のみ前記第1の画像データを補正する
    画像処理方法。
  12. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力ステップと、
    前記複数の画像データのうち、第1の波長を持つ光による第1の画像データに、前記第1の波長よりも短い第2の波長を持つ光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理ステップと
    を含み、
    前記画像入力ステップで、前記第1の波長を持つ光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得し、
    さらに、前記第1の画像データを生成したときの撮影条件である受光素子の設置面の位置を表す撮影条件データを取得する撮影条件取得ステップを含み、
    前記画像処理ステップで、
    前記取得された撮影条件データによって表される前記受光素子の設置面の前記第1の波長の波長を持つ光の合焦位置からのずれ量に応じて、前記第1の画像データに対して焦点ボケの除去処理を行う
    画像処理方法。
  13. 赤色光による被写体の画像を表す赤画像データ、緑色光による前記被写体の画像を表す緑画像データ、および青色光による前記被写体の画像を表す青画像データを取得する画像入力ステップと、
    前記青画像データに含まれる空間的な高周波成分を前記赤画像データおよび前記緑画像データのうち少なくともいずれか一方に重畳することにより、前記赤画像データおよび緑画像データのうち少なくとも前記一方を補正する画像処理ステップと
    を含み、
    前記画像入力ステップで、前記赤色光または緑色光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記青画像データとして取得する
    画像処理方法。
  14. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力ステップと、
    前記画像データのうち、最も短い波長を持つ光による画像データに含まれる空間的な高周波成分を、他の波長の光による画像データに重畳することにより、前記他の波長の光による画像データを補正する画像処理ステップと
    を含み、
    前記画像入力ステップで、前記他の波長の光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記最も短い波長の光の画像データとして取得する
    画像処理方法。
  15. それぞれ波長が異なる光により1つの被写体の画像を表す複数の画像データを取得する画像入力ステップと、
    前記複数の画像データのうち、それ以上収束しない領域の最小の大きさが最も小さい波長の光による第2の画像データに含まれる空間的な高周波成分を、他の波長の光による第1の画像データに重畳することにより、前記第1の画像データを補正する画像処理ステップと
    を含み、
    前記画像入力ステップで、前記他の波長の光がそれ以上収束しない領域の最小の大きさよりも狭い間隔で配置された複数の受光素子によって生成された画像データを、前記第2の画像データとして取得する
    画像処理方法。
  16. 画像を処理するためのプログラムであって、請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の画像処理方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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