JP4425112B2 - エンコーダ - Google Patents

エンコーダ Download PDF

Info

Publication number
JP4425112B2
JP4425112B2 JP2004316209A JP2004316209A JP4425112B2 JP 4425112 B2 JP4425112 B2 JP 4425112B2 JP 2004316209 A JP2004316209 A JP 2004316209A JP 2004316209 A JP2004316209 A JP 2004316209A JP 4425112 B2 JP4425112 B2 JP 4425112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
operation direction
optical
scale plate
encoder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004316209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006126060A (ja
Inventor
克宜 松井
晴義 豊田
直久 向坂
行信 杉山
誠一郎 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2004316209A priority Critical patent/JP4425112B2/ja
Priority to US11/664,497 priority patent/US7781726B2/en
Priority to PCT/JP2005/018301 priority patent/WO2006038591A1/ja
Priority to EP05788325.8A priority patent/EP1816441B1/en
Publication of JP2006126060A publication Critical patent/JP2006126060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4425112B2 publication Critical patent/JP4425112B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Transform (AREA)

Description

本発明は、光学式のエンコーダに関するものである。
従来における光学式のエンコーダとして、次のようなものが特許文献1に記載されている。すなわち、異なる種類の回折格子からなる格子窓が所定の距離置きに複数形成された光学スケールに対して光を照射し、格子窓によって回折された回折光のパターンを2次元イメージセンサで撮像する。そして、撮像された回折光のパターンに基づいて格子窓を特定すると共に、画像中における回折光のパターンの位置に基づいて光学スケールの動作方向における格子窓の位置を特定し、光学スケールの動作距離を検出する。
特公平8−10145号公報
しかしながら、上述したようなエンコーダにあっては、光学スケールの動作距離検出の分解能は高いものの、2次元イメージセンサを用いているためフレームメモリが必要となるなど、装置が複雑化してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、スケール板の動作角度や動作距離等の絶対値を簡単な構成で精度良く検出することができるエンコーダを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るエンコーダは、所定の動作方向に可動するスケール板と、スケール板において動作方向に沿ったライン上に複数形成され、動作方向に垂直な方向に光伝播部及び光非伝播部が1次元配列されて構成された光中継部と、光中継部に向けて光を投光する光源装置と、光源装置により投光された光を光中継部を介して受光するように配置され、動作方向、及び動作方向に垂直な方向に複数の画素が2次元配列されて構成された受光領域を有して、動作方向、及び動作方向に垂直な方向のそれぞれについて入射光強度の1次元分布を示す光強度プロファイルデータを出力する光検出装置とを備え、光中継部のそれぞれは、光伝播部及び光非伝播部の1次元配列のパターンが互いに異なっており、隣り合う光中継部間では、光伝播部及び光非伝播部の1次元配列のパターンが1箇所異なっていることを特徴とする。
このエンコーダにおいては、スケール板において動作方向に沿ったライン上に複数形成された光中継部のそれぞれは、光伝播部及び光非伝播部の1次元配列のパターンが互いに異なっている。これにより、その1次元配列のパターンをコードとして、例えば、スケール板の動作角度や動作距離等の絶対値(動作絶対値)の情報を各光中継部に付与すれば、動作方向に垂直な方向についての光強度プロファイルデータに基づいて、光源装置により投光された光を光検出装置に対して中継した光中継部を識別し、識別された光中継部から基本となる動作絶対値を求めることができる。更に、動作方向についての光強度プロファイルデータに基づいて、受光領域中の基準位置に対する識別された光中継部の位置を算出し、算出された位置から基本となる動作絶対値を補正して、より詳細な動作絶対値を求めることができる。このように、動作方向、及び動作方向に垂直な方向のそれぞれについて入射光強度の1次元分布を示す光強度プロファイルデータを出力する光検出装置を用いることによって、スケール板の動作角度や動作距離等の絶対値を簡単な構成で精度良く検出することが可能になる。なお、光源装置により投光された光を光検出装置に対して中継した光中継部が同時に複数存在する場合でも、隣り合う光中継部間では、光伝播部及び光非伝播部の1次元配列のパターンが1箇所異なっていることから、動作方向に垂直な方向についての光強度プロファイルデータに基づくその複数の光中継部の識別が妨げられることはない。
また、動作方向に垂直な方向についての光強度プロファイルデータに基づいて、光源装置により投光された光を光検出装置に対して中継した光中継部を識別した後、動作方向についての光強度プロファイルデータに基づいて、受光領域中の基準位置に対する光中継部の位置を算出し、光中継部の位置からスケール板の動作絶対値を求める処理部を備えることが好ましい。このような処理部を備えることにより、上述したようにして、スケール板の動作角度や動作距離等の絶対値を容易に検出することが可能になる。
また、光検出装置は、光源装置により投光された光を1個又は2個の光中継部を介して受光するように配置されていることが好ましい。これにより、スケール板の動作角度や動作距離等の絶対値を検出するに際し、その処理を単純化することができる。
本発明に係るエンコーダによれば、スケール板の動作角度や動作距離等の絶対値を簡単な構成で精度良く検出することができる。
以下、本発明に係るエンコーダの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、エンコーダ1は、いわゆるアブソリュート型のロータリエンコーダであり、測定対象物(図示せず)に連結される回転軸2を備えている。この回転軸2には、円板状のスケール板3が固定されており、このスケール板3は、回転軸2の回転に伴って回転する。この回転方向をスケール板3の動作方向αとする。図2に示されるように、スケール板3において動作方向αに沿ったラインL1上には、回転軸2を中心として等角度置きに光中継部4が複数形成されている。
光中継部4は、図3に示されるように、光透過孔として形成された光透過部(光伝播部)5及び光遮断部(光非伝播部)6が動作方向αに垂直な方向に1次元配列されて構成されている。光透過部5は、光を透過させることによって光を伝播し、光遮断部6は、光を反射又は吸収することによって光を伝播しない。そして、光中継部4のそれぞれは、光透過部5及び光遮断部6の1次元配列のパターンが互いに異なっており、隣り合う光中継部4,4間では、光透過部5及び光遮断部6の1次元配列のパターンが1箇所異なっている。
ここでは、回転軸2を中心として等角度置きに8個の光中継部4がラインL1上に配置されているものとする。このとき、光中継部4のそれぞれについて光透過部5及び光遮断部6の1次元配列のパターンを互いに異ならせるためには、3ビットのコードを利用すればよく、隣り合う光中継部4,4間について光透過部5及び光遮断部6の1次元配列のパターンを1箇所異ならせるためには、いわゆるグレイコードを利用すればよい。つまり、光透過部5を「1」、光遮断部6を「0」として光中継部4をコードで表すと、図3において右から順に「000」,「001」,「011」,「010」,「110」,「111」,「101」,「100」となる。
更に、スケール板3において、動作方向αに垂直な方向に沿って光中継部4を通るラインL2上で、且つ動作方向αに沿ったラインL3上には、光中継部4との間に1個の光遮断部6を挟んで基準光透過部(基準光伝播部)7が光透過孔として形成されている。
また、図1に示されるように、エンコーダ1は、ラインL1上に配置された光中継部4に向けて平行光を投光するLED等からなる光源装置8と、スケール板3を挟んで光源装置8と対向するように配置されたプロファイルセンサ(光検出装置)9とを備えている。プロファイルセンサ9は、光源装置8により投光された光のうち光中継部4の光透過部5を透過した光を受光して(換言すれば、光源装置8により投光された光を光中継部4を介して受光して)、光強度プロファイルデータを処理部11に出力する。
ここで、プロファイルセンサ9の構成について説明する。図4に示されるように、プロファイルセンサ9は、受光領域100、第1信号処理部110及び第2信号処理部120を有している。受光領域100は、動作方向α(ラインL1の接線方向)、及び動作方向αに垂直な方向に2次元配列されたM×N個の画素により構成されており、第m行第n列の位置にある画素には2つのフォトダイオードPDX,m,n及びPDY,m,nが形成されている。なお、M,Nのそれぞれは2以上の整数であり、mは1以上M以下の任意の整数、nは1以上N以下の任意の整数である。各フォトダイオードPDX,m,n,PDY,m,nのアノード端子は接地されている。第n列にあるM個のフォトダイオードPDX,1,n〜PDX,M,nのカソード端子は、共通の配線LX,nにより第1信号処理部110と接続されている。第m行にあるN個のフォトダイオードPDY,m,1〜PDY,m,Nのカソード端子は、共通の配線LY,mにより第2信号処理部120と接続されている。
第1信号処理部110は、図5に示されるように、シフトレジスタ111、積分回路112及びN個のスイッチSW〜SWを有している。各スイッチSWの一端は配線LX,nに接続されており、各スイッチSWの他端は共通の配線を介して積分回路112の入力端に接続されている。また、各スイッチSWは、シフトレジスタ111から出力される制御信号に基づいて順次に閉じる。積分回路112は、アンプA、容量素子C及びスイッチSWを有している。容量素子C及びスイッチSWは、互いに並列的に接続されて、アンプAの入力端子と出力端子との間に設けられている。スイッチSWが閉じると、容量素子Cが放電されて、積分回路112から出力される電圧値が初期化される。スイッチSWが開いて、スイッチSWが閉じると、配線LX,nに接続されている第n列のM個のフォトダイオードPDX,1,n〜PDX,M,nそれぞれの光入射に応じて発生した電荷の総和が積分回路112に入力し、その電荷が容量素子Cに蓄積されて、この蓄積電荷量に応じた電圧値V(n)が積分回路112から出力される。第2信号処理部120も、第1信号処理部110と同様の構成を有し、同様の動作をする。
以上のように構成されたプロファイルセンサ9は、受光領域100における動作方向α(ラインL1の接線方向)について入射光強度の1次元分布を示す第1光強度プロファイルデータV(n)を第1信号処理部110から出力すると共に、動作方向αに垂直な方向について入射光強度の1次元分布を示す第2光強度プロファイルデータV(m)を第2信号処理部120から出力することができる。処理部11には、これら第1光強度プロファイルデータV(n)及び第2光強度プロファイルデータV(m)が入力される。
なお、プロファイルセンサ9は、光源装置8により投光された光を1個又は2個の光中継部4を介して受光するように配置されている。つまり、図6に示されるように、受光領域100の動作方向αに沿った幅をWとし、隣り合う光中継部4,4の動作方向αに沿った距離をDとすると、W/2<D<Wの関係式を満たす。これにより、受光領域100上には、1個又は2個の光中継部4が常に位置することになる。
次に、処理部11における処理手順について、図6を参照して説明する。
まず、動作方向αについての第1光強度プロファイルデータV(n)に基づいて所定の閾値th1を超えた領域の数が算出され、受光領域100上に位置する光中継部4の数が判断される。
続いて、動作方向αに垂直な方向についての第2光強度プロファイルデータV(m)に基づいて基準光透過部7の重心位置が算出され、その重心位置が基準位置yとされる。なお、基準光透過部7の重心位置の算出に際しては、光中継部4との間に1個の光遮断部6を挟んで基準光透過部7が形成されているため、第2光強度プロファイルデータV(m)に基づいて基準光透過部7の重心位置を正確に算出することができる。
そして、基準位置yを基準として、光中継部4において重心間距離p置きに現れる光透過部5又は光遮断部6のコードが以下の演算によりjビット(j=1,2,3)読み取られる。
(1)受光領域100上に位置する光中継部4の数が1個の場合
code(j)=f(V(y))=f(V(y+(j+1)×p))
if (V(y)>th2) then f(V(y))=1;
else f(V(y))=0;
(2)受光領域100上に位置する光中継部4の数が2個の場合
code(j)=f(V(y))=f(V(y+(j+1)×p))
if (V(y)>th3) then f(V(y))=2;
if (V(y)>th2) and (V(y)<th3) then f(V(y))=1;
if (V(y)<th2) then f(V(y))=0;
ここで、f(V(y))は閾値関数である。また、th2,th3は、光源装置8、プロファイルセンサ9の受光感度等から予め決定される閾値であり、閾値th2は、動作方向αに沿って光透過部5が1個存在する場合の明るさの判断基準として定められ、閾値th3は、動作方向αに沿って光透過部5が2個存在する場合の明るさの判断基準として定められる。
以上の演算により、例えば、図6に示される場合に得られる出力値は「120」となる。このように、隣り合う光中継部4,4の出力値が「120」となるのは、エンコーダ1において1組しかない。つまり、受光領域100上に位置する光中継部4のコードは「010」及び「110」である。そして、光中継部4のコードの配列(図3において右から順に「000」,「001」,「011」,…,「100」)を処理部11が記憶しているため、図6において右側の光中継部4のコードが「010」、左側の光中継部4のコードが「110」と一意に識別される。
続いて、スケール板3の動作角度の算出が以下のように行われる。初めに、動作方向αについての第1光強度プロファイルデータV(n)に基づいて、閾値th1を超えた領域の重心位置posが次の演算により算出される。なお、動作方向αにおける受光領域100の中心位置を重心位置posの原点(基準位置)とする。
pos=1次モーメント/0次モーメント
1次モーメント=Σ(V(n)×n) (V(n)>th1の連続する領域に対して)
0次モーメント=Σ(V(n)) (V(n)>th1の連続する領域に対して)
そして、この演算により算出された重心位置posから、スケール板3の動作角度θが次の演算により算出される。なお、動作方向αにおける受光領域100の中心位置にコード「000」の光中継部4の重心位置が一致した状態を0度とする。
θ=(コード順+pos/p)×(360/コード数)
ここで、pは、隣り合う光中継部4,4の重心間距離である。また、コード順は、図3において右から順に「000」が「0」、「001」が「1」、「011」が「2」、…、「100」が「7」である。
具体例として、図6に示される場合において、コード「010」の光中継部4の重心位置がpos=+150(画素)、コード「110」の光中継部4の重心位置がpos=−250(画素)、隣り合う光中継部4,4の重心間距離がp=400(画素)であるとき、コード「010」の光中継部4の重心位置posに基づけば、スケール板3の動作角度θは次のようになる。
θ=(3+150/400)×(360/8)=152度
一方、コード「110」の光中継部4の重心位置posに基づけば、スケール板3の動作角度θは次のようになる。
θ=(4+(−250)/400)×(360/8)=152度
このように、受光領域100上に2個の光中継部4が位置する場合には、どちらの光中継部4の重心位置posに基づいてもスケール板3の動作角度θを算出することができる。
以上説明したように、エンコーダ1においては、スケール板3において動作方向αに沿ったラインL1上に複数形成された光中継部4のそれぞれは、光透過部5及び光遮断部6の1次元配列のパターンが互いに異なっている。これにより、その1次元配列のパターンをコードとして、動作方向αに垂直な方向についての第2光強度プロファイルデータV(m)に基づき、受光領域100上に位置する光中継部4を処理部11で識別することができる。更に、動作方向αについての第1光強度プロファイルデータV(n)に基づき、受光領域100中の基準位置に対する識別された光中継部4の重心位置を算出し、その重心位置からスケール板3の詳細な動作角度を算出することができる。このように、プロファイルセンサ9を用いることで、2次元イメージセンサを用いる際に必要となるフレームメモリ等が不要となり、スケール板3の動作角度を簡単な構成で精度良く検出することが可能になる。しかも、プロファイルセンサ9を用いることで、同じ画素数であれば、2次元イメージセンサを用いた場合に比べ処理時間を大幅に短縮化することが可能になる。
なお、図6に示されるように、受光領域100上に2個の光中継部4が同時に位置する場合でも、隣り合う光中継部4,4間では、光透過部5及び光遮断部6の1次元配列のパターンが1箇所異なっていることから、動作方向αに垂直な方向についての第2光強度プロファイルデータV(m)に基づくその2個の光中継部4の識別が妨げられることはない。
また、エンコーダ1においては、光源装置8により投光された光を1個又は2個の光中継部4を介して受光するようにプロファイルセンサ9が配置されている。これにより、スケール板3の動作角度を算出するに際し、その処理を単純化することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態に係るエンコーダ1は、スケール板3が回転動作を行い、その回転方向をスケール板3の動作方向αとして光中継部4がスケール板3に複数形成されて構成されたロータリエンコーダであったが、本発明に係るエンコーダは、スケール板が直線動作を行い、その直線方向をスケール板の動作方向として光中継部がスケール板に複数形成されて構成されたリニアエンコーダであってもよい。
また、上記実施形態に係るエンコーダ1は、光源装置8により投光された光のうち光中継部4の光透過部5を透過した光を受光するようにプロファイルセンサ9が配置されて構成された透過型のエンコーダであったが、本発明に係るエンコーダは、光源装置により投光された光のうち光中継部の光伝播部により回折又は散乱等された光を受光するようにプロファイルセンサが配置されて構成された反射型のエンコーダであってもよい。すなわち、本発明に係るエンコーダは、光源装置により投光された光を光中継部を介して受光するようにプロファイルセンサが配置されて構成されたものであればよい。
また、受光領域100上に位置する光中継部4の数が2個の場合には、その2個の光中継部4の識別を次のように行うこともできる。まず、上記実施形態と同様に、動作方向αに垂直な方向についての第2光強度プロファイルデータV(m)に基づいて2個の光中継部4のコードの出力値を得る。続いて、動作方向αについての第1光強度プロファイルデータV(n)に対して複数の閾値(th1×1,th1×2,th1×3,th1×4)を設定し、その複数の閾値で閾値処理を行うことで、各光中継部4が有する光透過部5及び基準光透過部7の数を判断する。このように、受光領域100上に同時に位置する2個の光中継部4について、その2個の光中継部4のコードの出力値、並びに各光中継部4が有する光透過部5及び基準光透過部7の数が分かれば、その2個の光中継部4を識別することができる。
具体例として、図6に示される場合、第2光強度プロファイルデータV(m)に基づく2個の光中継部4のコードの出力値は「120」となる。そして、図6において右側の光中継部4が有する光透過部5及び基準光透過部7の数は2個、左側の光中継部4が有する光透過部5及び基準光透過部7の数は3個となる。このように、隣り合う光中継部4,4の出力値が「120」となり、且つ右側の光中継部4が有する光透過部5及び基準光透過部7の数が2個、左側の光中継部4が有する光透過部5及び基準光透過部7の数が3個となるのは、エンコーダ1において1組しかない。従って、図6において右側の光中継部4のコードが「010」、左側の光中継部4のコードが「110」と一意に識別することができる。
更に、受光領域100上に位置する光中継部4の数が2個の場合には、その2個の光中継部4の識別を次のように行うこともできる。まず、上記実施形態と同様に、動作方向αに垂直な方向についての第2光強度プロファイルデータV(m)に基づいて2個の光中継部4のコードの出力値を得る。続いて、第2光強度プロファイルデータV(m)と閾値th2との比較を行い、V(m)>th2であれば開口があることが分かる。ここで、隣りのコードとの差は必ず1箇所であるため、V(m)>th2の条件を満たすブロックのうちで、V(m)の最小のものが異なるコード(1)の位置ということで決定することができる。
本発明に係るエンコーダの一実施形態の構成図である。 図1に示されたエンコーダのスケール板の正面図である。 図1に示されたエンコーダの光中継部及び基準光透過部を示す図である。 図1に示されたエンコーダのプロファイルセンサの構成図である。 図1に示されたエンコーダのプロファイルセンサに含まれる第1信号処理部の回路図である。 図1に示されたエンコーダにおける受光領域と光中継部との関係を示す図である。
符号の説明
1…エンコーダ、3…スケール板、4…光中継部、5…光透過部(光伝播部)、6…光遮断部(光非伝播部)、8…光源装置、9…プロファイルセンサ(光検出装置)、11…処理部、L1…ライン、α…動作方向。

Claims (3)

  1. 所定の動作方向に可動するスケール板と、
    前記スケール板において前記動作方向に沿ったライン上に複数形成され、前記動作方向に垂直な方向に光伝播部及び光非伝播部が1次元配列されて構成された光中継部と、
    前記光中継部に向けて光を投光する光源装置と、
    前記光源装置により投光された光を前記光中継部を介して受光するように配置され、前記動作方向、及び前記動作方向に垂直な方向に複数の画素が2次元配列されて構成された受光領域を有して、前記動作方向、及び前記動作方向に垂直な方向のそれぞれについて入射光強度の1次元分布を示す光強度プロファイルデータを出力する光検出装置とを備え、
    前記光中継部のそれぞれは、前記光伝播部及び前記光非伝播部の1次元配列のパターンが互いに異なっており、
    隣り合う前記光中継部間では、前記光伝播部及び前記光非伝播部の1次元配列のパターンが1箇所異なっていることを特徴とするエンコーダ。
  2. 前記動作方向に垂直な方向についての前記光強度プロファイルデータに基づいて、前記光源装置により投光された光を前記光検出装置に対して中継した前記光中継部を識別した後、前記動作方向についての前記光強度プロファイルデータに基づいて、前記受光領域中の基準位置に対する前記光中継部の位置を算出し、前記光中継部の位置から前記スケール板の動作絶対値を求める処理部を備えることを特徴とする請求項1記載のエンコーダ。
  3. 前記光検出装置は、前記光源装置により投光された光を1個又は2個の前記光中継部を介して受光するように配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のエンコーダ。
JP2004316209A 2004-10-04 2004-10-29 エンコーダ Active JP4425112B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004316209A JP4425112B2 (ja) 2004-10-29 2004-10-29 エンコーダ
US11/664,497 US7781726B2 (en) 2004-10-04 2005-10-03 Encoder including a light detecting device having two signal processing sections for pixels in a first and second direction
PCT/JP2005/018301 WO2006038591A1 (ja) 2004-10-04 2005-10-03 エンコーダ
EP05788325.8A EP1816441B1 (en) 2004-10-04 2005-10-03 Encoder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004316209A JP4425112B2 (ja) 2004-10-29 2004-10-29 エンコーダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006126060A JP2006126060A (ja) 2006-05-18
JP4425112B2 true JP4425112B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=36720938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004316209A Active JP4425112B2 (ja) 2004-10-04 2004-10-29 エンコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4425112B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3683375B2 (ja) * 1997-04-10 2005-08-17 株式会社リコー ロータリエンコーダ
GB9928483D0 (en) * 1999-12-03 2000-02-02 Renishaw Plc Opto-electronic scale reading apparatus
JP4603121B2 (ja) * 2000-02-14 2010-12-22 大河内 禎一 光学式スケール装置及び光学式ロータリースケール装置
JP4444469B2 (ja) * 2000-08-07 2010-03-31 株式会社ミツトヨ 光学式変位測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006126060A (ja) 2006-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7781726B2 (en) Encoder including a light detecting device having two signal processing sections for pixels in a first and second direction
US7446306B2 (en) Photoelectric encoder having multiple light-receiving elements
US8039786B2 (en) Absolute position encoder obtains signals corresponding to individual imaging ranges of imaging optical systems
EP1767904B1 (en) Encoder
JPH0571984A (ja) 絶対位置測定装置
US10625525B2 (en) Automatic width detection
US10041815B2 (en) Photoelectric encoder having a two-level code pattern using three or more bit-combination patterns
JP4425112B2 (ja) エンコーダ
JP4425108B2 (ja) エンコーダ
JP4425117B2 (ja) エンコーダ
JP3442869B2 (ja) 光学式アブソリュートエンコーダ
WO2005015132A1 (ja) アブソリュートエンコーダ
NL8701847A (nl) Detectiestelsel voor een stralingsprofiellijn.
EP1653625B1 (en) Position-to-number electro-optical converter
EP0610198B1 (en) An optoelectronic measuring scale
JP2697159B2 (ja) 絶対位置検出装置
US6818884B2 (en) Optoelectronic sensor having transparent cover shaped as light deflecting element
JPH0854214A (ja) 隙間計測方法
JPH06213682A (ja) アブソリュートエンコーダ
GB2236847A (en) Incremental position transducer
GB2504249A (en) Apparatus for detecting varying intensity coherent optical radiation
JPH08285540A (ja) 物体の寸法測定装置
JPS6333603A (ja) 光学的位置検出装置
JPH0754251B2 (ja) 位置検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4425112

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250